JP2022121274A - インパクト回転工具 - Google Patents

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Takahiro Ueda
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Kimitaka Ozawa
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Takashi Kusakawa
亜紀子 本田
Akiko Honda
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    • B25F5/00Details or components of portable power-driven tools not particularly related to the operations performed and not otherwise provided for

Abstract

Figure 2022121274000001
【課題】アンビルの摩耗を抑制することができるインパクト回転工具を提供する。
【解決手段】インパクト回転工具1は、駆動軸41と、ハンマ42と、アンビル45と、緩衝部材9と、を備える。駆動軸41は、駆動部によって回転する。ハンマ42は、駆動軸41の回転軸を中心に回転可能である。アンビル45は、ハンマ42に打撃されることによって回転軸を中心に回転可能である。緩衝部材9は、アンビル45に取り付けられる。ハンマ42は、複数のハンマ爪425を有する。アンビル45は、複数のアンビル爪455を有する。複数のアンビル爪455のそれぞれは、側面4550を有する。複数のアンビル爪455は、少なくとも1つの第1アンビル爪4554と、少なくとも1つの第2アンビル爪4556とを含む。第1アンビル爪4554の側面4550には緩衝部材9が取り付けられている。
【選択図】図3

Description

本開示は一般にインパクト回転工具に関し、より詳細には、ハンマとアンビルとを備えるインパクト回転工具に関する。
特許文献1に記載のインパクト回転工具は、モータを有した駆動軸と、駆動軸の回転駆動を出力する出力部と、駆動軸の回転駆動を打撃動作を伴って出力部に伝達する打撃部とを有する。このインパクト回転工具は、打撃部が、駆動軸により回転するハンマと、ハンマに打撃される被打撃面を有し、出力部に回転駆動を伝達するアンビルと、アンビルに取り付けられる緩衝部材と、からなる。緩衝部材は、ハンマによるアンビルの被打撃面への打撃の際に発生する騒音を低減することができる。
特開2012-045670号公報
特許文献1に記載されたようなインパクト回転工具では、アンビルとハンマの接触面積が小さく、アンビルの摩耗の進行が早くなる可能性があった。
本開示は上記事由に鑑みてなされ、アンビルの摩耗を抑制することができるインパクト回転工具を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係るインパクト回転工具は、駆動軸と、ハンマと、アンビルと、緩衝部材と、を備える。前記駆動軸は、駆動部によって回転する。前記ハンマは、前記駆動軸の回転軸を中心に回転可能である。前記アンビルは、前記ハンマに打撃されることによって前記回転軸を中心に回転可能である。前記緩衝部材は、前記アンビルに取り付けられる。前記ハンマは、複数のハンマ爪を有する。前記アンビルは、複数のアンビル爪を有する。前記複数のアンビル爪のそれぞれは、側面を有する。前記複数のアンビル爪は、少なくとも1つの第1アンビル爪と、少なくとも1つの第2アンビル爪とを含む。前記第1アンビル爪の前記側面には前記緩衝部材が取り付けられている。前記第1アンビル爪の前記緩衝部材が、前記複数のハンマ爪のうち前記第1アンビル爪を打撃する第1ハンマ爪に圧縮されて所定量縮んだときに、前記複数のハンマ爪のうち前記第1ハンマ爪以外の第2ハンマ爪によって前記第2アンビル爪が打撃される。
本開示によれば、アンビルの摩耗を抑制することができるインパクト回転工具を提供することができる。
図1は、本開示の一実施形態に係るインパクト回転工具の外観斜視図である。 図2は、同上のインパクト回転工具の断面図である。 図3は、同上のインパクト回転工具の要部の斜視図である。 図4は、同上のインパクト回転工具の要部の正面図である。 図5は、同上のインパクト回転工具の要部の正面図である。 図6は、同上のインパクト回転工具の要部の側面図である。
本開示の実施形態に係るインパクト回転工具1について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態及び変形例は、本開示の一例に過ぎず、本開示は、実施形態及び変形例に限定されない。この実施形態及び変形例以外であっても、本開示の技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、下記の実施形態において説明する各図は、模式的な図であり、図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
(1)概要
まず、本実施形態のインパクト回転工具1の概要について、図1~図5を参照して説明する。
本実施形態のインパクト回転工具1は、図1~図3に示すように、駆動軸41と、ハンマ42と、アンビル45と、アンビル45に取り付けられる緩衝部材9と、を備える。本実施形態では、作業者が締付対象(機械製品、電化製品、家具等)に締付部品(ねじ、ボルト、ナット等)を締め付ける締付作業にインパクト回転工具1を用いる場合を想定する。また、インパクト回転工具1は、作業者が締付対象から締付部品を緩める取り外し作業に用いられてもよい。
駆動軸41は駆動部3によって回転し、駆動軸41に接続されたハンマ42は駆動軸41の回転軸411を中心に回転可能である。アンビル45は、ハンマ42に打撃されることによって回転軸411を中心に回転可能である。ハンマ42は、図3に示すように複数(本実施形態では2つ)のハンマ爪425を有する。またアンビル45は複数(本実施形態では2つ)のアンビル爪455を有し、複数のアンビル爪455のそれぞれは、側面4550を有する。ここで、インパクト回転工具1は、ハンマ42が回転軸411を中心に回転することによって、2つのアンビル爪455のそれぞれが、2つのハンマ爪425によって打撃される。これによって、アンビル45が回転軸411を中心に回転し、例えば、ねじ等を回すための回転打撃力が生じる。
2つのアンビル爪455は、少なくとも1つの第1アンビル爪4554と、少なくとも1つの第2アンビル爪4556とを含む。つまり、本実施形態では、2つのアンビル爪455のうち、1つのアンビル爪455が第1アンビル爪4554であり、もう一方のアンビル爪455が第2アンビル爪4556である。ここで、第1アンビル爪4554とは、側面4550に緩衝部材9が取り付けられるアンビル爪455である。すなわち、本実施形態では、第2アンビル爪4556の側面4550には緩衝部材9は取り付けられない。
上記の構成により、図4に示すようにハンマ42が所定方向DR1に回転することで、2つのハンマ爪425のうちの1つのハンマ爪425(第1ハンマ爪4253)によって、第1アンビル爪4554の側面4550が緩衝部材9を介して打撃される。これにより、第1アンビル爪4554の側面4550への打撃の際に発生する騒音を低減することができる。
ここで、第1ハンマ爪4253が緩衝部材9に接触した瞬間は、もう一方のハンマ爪425(第2ハンマ爪4254)と第2アンビル爪4556の側面4550との間には空間S1が存在し、非接触状態となっている。そして、図4及び図5に示すように、第1ハンマ爪4253によって緩衝部材9が圧縮されて所定量A1縮んだときに、第2ハンマ爪4254によって第2アンビル爪4556の側面4550が打撃される。このとき、第2アンビル爪4556の側面4550には緩衝部材9が取り付けられていないため、第2アンビル爪4556の側面4550は第2ハンマ爪4254によって直接打撃される。また、緩衝部材9が所定量A1だけ縮むと、第1アンビル爪4554の側面4550において、緩衝部材9が挿入される溝以外の部位も第1ハンマ爪4553によって打撃される。これにより、第1アンビル爪4554及び第2アンビル爪4556の側面4550に緩衝部材9が取り付けられる場合と比較して、ハンマ42の打撃時にアンビル45とハンマ42の接触面積が大きくなり、アンビル45に加わる単位面積当たりの力が低減され、アンビル45の摩耗を抑制することができる。なお、本実施形態では、ハンマ42の回転方向が一定である場合は、第1アンビル爪4554を打撃する第1ハンマ爪4253と、第2アンビル爪4556を打撃する第2ハンマ爪4254とは交互に入れ替わる。つまり、第1ハンマ爪4253は第1アンビル爪4554を打撃した後、第1アンビル爪4554を乗り越えて第2アンビル爪4556を打撃するため、第2ハンマ爪4254となる。また、第2ハンマ爪4254は第2アンビル爪4556を打撃した後、第2アンビル爪4556を乗り越えて第1ハンマ爪4253を打撃するため、第1ハンマ爪4253となる。
(2)詳細
(2.1)全体構成
以下、本実施形態のインパクト回転工具1について詳細に説明する。
以下の説明では、駆動部3とハンマ42とが並んでいる方向(図2のX方向)を前後方向と規定し、駆動部3から見てハンマ42側を前と規定し、ハンマ42から見て駆動部3側を後と規定する。また、以下の説明では、後述する第2部位22と後述するグリップ部23とが並んでいる方向を上下方向と規定し、グリップ部23から見て第2部位22側を上と規定し、第2部位22から見てグリップ部23側を下と規定する。また、前後方向及び上下方向と直交する方向を、左右方向と規定する。ただし、これらの規定は、インパクト回転工具1の使用方向を規定する趣旨ではない。
本実施形態のインパクト回転工具1は、可搬型の電動工具である。上述したように、インパクト回転工具1は、駆動軸41と、ハンマ42と、アンビル45と、アンビル45に取り付けられる緩衝部材9と、を備える。また、図2に示すように、インパクト回転工具1は、ハウジング2と、駆動部3と、伝達機構4と、駆動回路ブロック81と、制御部82と、操作部83と、を更に備える。
(2.2)ハウジング
ハウジング2は、駆動部3、伝達機構4、駆動回路ブロック81及び制御部82を収容している。図1及び図2に示すように、ハウジング2は、第1部位21と、第2部位22と、グリップ部23と、電池装着部24と、を有する。
(2.2.1)第1部位
第1部位21は、第1底部211と、第1側部212と、を有する。第1底部211の形状は、円盤状である。第1底部211の厚さ方向は、前後方向に沿っている。第1底部211は、前後方向に形成されたハウジング貫通孔2110を有する。ハウジング貫通孔2110は、第1底部211の中心に設けられている。ハウジング貫通孔2110には、後述するアンビル45のアンビル軸453が通される。
第1側部212の形状は、筒状である。より詳細には、第1側部212の形状は、円筒状である。第1側部212は、第1底部211から突出している。より詳細には、第1側部212は、第1底部211の周縁部から突出している。第1側部212は、第1底部211から後方に突出している。
(2.2.2)第2部位
第2部位22は、第2底部221と、第2側部222と、を有する。第2底部221の形状は、円盤状である。第2底部221の厚さ方向は、前後方向に沿っている。
第2側部222の形状は、略筒状である。より詳細には、第2側部222の形状は、略円筒状である。第2側部222は、第2底部221から突出している。より詳細には、第2側部222は、第2底部221の周縁部から突出している。第2側部222は、第2底部221から前方に突出している。
第2部位22は、第1部位21を収容する。より詳細には、第1側部212の外面が第2側部222の内面の前部に密着し、第2側部222の前端部が第1底部211の周縁部に接するように、第2部位22は、第1部位21を収容する。また、第2側部222の前後方向の寸法は、第1側部212の前後方向の寸法よりも長いため、第1側部212の後端部は第2底部221の周縁部に接しない。そのため、第2側部222の後部は第1側部212の外面に密着しない。
第2部位22は、第2側部222に複数の通気孔223が設けられている。より詳細には、第2部位22は、第1側部212の外面に密着していない第2側部222に複数の通気孔223が設けられている。
(2.2.3)グリップ部
グリップ部23は、第2部位22から突出している。より詳細には、グリップ部23は、第2部位22から下方に突出している。作業者は、グリップ部23を掴んでねじ締め等の作業を行うことができる。
(2.2.4)装着部
電池装着部24の形状は、直方体状である。電池装着部24は、グリップ部23の下端につながっている。電池装着部24には、充電式の電池パックB1が着脱可能に取り付けられる。インパクト回転工具1は、電池パックB1を電源として動作する。すなわち、電池パックB1は、駆動部3を駆動する電流を供給する電源である。電池パックB1は、インパクト回転工具1の構成要素ではない。ただし、インパクト回転工具1は、電池パックB1を備えていてもよい。電池パックB1は、複数の二次電池(例えば、リチウムイオン電池)を直列接続して構成された組電池と、組電池を収容したケースと、を備えている。
(2.3)駆動部
図2に示すように、駆動部3は、ハウジング2の第1部位21に収容されておらず、第2部位22の後部に収容されている。駆動部3は、例えばブラシレスモータである。駆動部3は、回転軸311及び永久磁石を有する回転子31と、コイルを有する固定子32と、を含んでいる。永久磁石とコイルとの電磁的相互作用により、回転子31は、固定子32に対して回転する。
また、駆動部3は、サーボモータである。駆動部3のトルク及び回転速度は、制御部82(サーボドライバ)による制御に応じて変化する。より詳細には、制御部82は、駆動部3のトルク及び回転速度を目標値に近づけるように制御するフィードバック制御により駆動部3の動作を制御している。
(2.4)伝達機構
図2に示すように、伝達機構4は、ハウジング2の第1部位21に収容されている。伝達機構4は、インパクト機構40を有している。本実施形態のインパクト回転工具1は、インパクト機構40によるインパクト動作を行いながら締付作業を行う、電動式のインパクトドライバである。インパクト機構40は、インパクト動作において、駆動部3の動力に基づいて打撃力を発生させ、その打撃力は先端工具62に作用する。
伝達機構4は、インパクト機構40に加えて、遊星歯車機構48を有している。インパクト機構40は、弾性部材43及び球体(第1球体49)を含んでいる。また、インパクト機構40は、駆動軸41と、ハンマ42と、アンビル45と、を含んでいる。ここで、アンビル45は、前後方向においてハンマ42と対向している。
遊星歯車機構48は、駆動部3の回転軸311の回転速度とトルクとを、ねじ回し動作に必要な回転速度とトルクとに変換する。遊星歯車機構48は、減速装置である。駆動部3の回転軸311のトルクは、遊星歯車機構48を介して、駆動軸41に伝達される。駆動軸41のトルクは、ハンマ42に伝達される。これにより、ハンマ42が回転する。ハンマ42のトルクは、アンビル45に伝達される。これにより、アンビル45が回転する。駆動軸41は、駆動部3とアンビル45との間に配置されている。
ハンマ42は、アンビル45に対して移動し、駆動部3から動力を得てアンビル45に打撃力を加える。図3に示すように、ハンマ42は、ハンマ本体420と、2つのハンマ爪425と、を含んでいる。ハンマ本体420の形状は、円柱状である。2つのハンマ爪425は、ハンマ本体420のうちアンビル45側の面から突出している。ハンマ本体420は、駆動軸41が通されるハンマ貫通孔421を有している。
ハンマ本体420は、ハンマ貫通孔421の内周面に、2つの溝部423(以下第1溝部と呼ぶ)を有している。駆動軸41は、その外周面に、2つの溝部413(以下第2溝部と呼ぶ)を有している。2つの第2溝部413は、つながっている。2つの第1溝部423と2つの第2溝部413との間には、2つの球体(第1球体49)が収容されている。2つの第1溝部423と2つの第2溝部413と2つの第1球体49とは、カム機構を構成している。第1溝部423内及び第2溝部413内を2つの第1球体49が摺動することにより、ハンマ42は、駆動軸41に対して、駆動軸41の回転軸411方向(前後方向)に移動可能であり、かつ、駆動軸41の回転軸411に対して回転可能である。ハンマ42が駆動軸41の回転軸411方向に沿ってアンビル45に近づく向き又はアンビル45から遠ざかる向きに移動するのに伴って、ハンマ42が駆動軸41に対して回転する。
図3に示すように、アンビル45は、アンビル本体450と、アンビル軸453と、装着部451と、2つのアンビル爪455と、を含んでいる。
アンビル本体450の形状は、円環状である。
アンビル軸453は、アンビル本体450からアンビル本体450の軸方向に突出している。すなわち、アンビル軸453は、アンビル本体450から前方に突出している。
装着部451はアンビル軸453の先端に取り付けられる。装着部451には、先端工具62(図1参照)が連結される。より詳細には、装着部451には、先端工具62が着脱可能である。本実施形態では、装着部451には、チャック61(図1参照)を介して先端工具62が連結される。アンビル45は、駆動部3からトルクを受けてチャック61及び先端工具62と共に回転する。
チャック61及び先端工具62は、インパクト回転工具1の構成要素ではない。ただし、インパクト回転工具1は、チャック61及び先端工具62のうち少なくとも一方を備えていてもよい。また、装着部451に直接先端工具62が連結されてもよい。
先端工具62は、例えば、ドライバビットである。先端工具62は、作業対象のねじ(ボルト又はビス等)と嵌合する。先端工具62がねじと嵌合した状態で先端工具62が回転することにより、ねじを締め付ける又は緩めるといった作業が可能となる。なお、先端工具62はドライバビットに限定されず、ボルト等の締め付けに使用するソケットビット等でもよい。
2つのアンビル爪455は、アンビル本体450からアンビル本体450の径方向に突出している。アンビル本体450及び2つのアンビル爪455は、ハウジング2の第1部位21に収容されている。アンビル軸453は、ハウジング2に設けられたハウジング貫通孔2110に通されており、装着部451は、ハウジング2の外部へ露出している。
本実施形態では、2つのアンビル爪455のそれぞれは、ハンマ42の2つのハンマ爪425によって打撃される側面4550を有している。また2つのアンビル爪455のうちの一方は、側面4550に、後述する緩衝部材9が取り付けられる第1アンビル爪4554である。もう一方のアンビル爪455は側面4550に緩衝部材9が取り付けられない第2アンビル爪4556である。また、図4及び図5に示すように、本実施形態では、第1アンビル爪4554の側面4550は、第1側面4553と第2側面4555とを含む。また、第2アンビル爪4556の側面4550は、第1側面4553と第2側面4555とを含む。第1側面4553は、アンビル45を、例えばねじ等を締め付ける方向である所定方向DR1に回転させるために、ハンマ爪425によって打撃される。第2側面4555は、アンビル45を所定方向DR1と逆方向に回転させるために、ハンマ爪425によって打撃される。ここで、緩衝部材9は、少なくとも第1アンビル爪4554の第1側面4553に取り付けられる。なお、本実施形態では、緩衝部材9は、第1アンビル爪4554の第1側面4553のみに取り付けられるが、緩衝部材9は、第1側面4553及び第2側面4555の両方に取り付けられてもよい。
弾性部材43は、ハンマ42と遊星歯車機構48との間に挟まれている。本実施形態の弾性部材43は、円錐コイルばねである。インパクト機構40は、ハンマ42と弾性部材43との間に挟まれた複数(図2では2つ)の球体(第2球体50)と、リング51と、を更に含んでいる。これにより、ハンマ42は、弾性部材43に対して回転可能となっている。ハンマ42は、前向きの力を弾性部材43から受けている。つまり弾性部材43は、ハンマ42をアンビル45側に押す力を与えている。
インパクト機構40がインパクト動作を行っていない場合には、駆動軸41の回転方向において、ハンマ42の2つのハンマ爪425のそれぞれと、アンビル45の第1アンビル爪4554及び第2アンビル爪4556のそれぞれとが、接しながら回転する。すなわち、ハンマ42とアンビル45とが一体に回転する。そのため、このとき、駆動軸41と、ハンマ42と、アンビル45と、先端工具62と、が一体に回転する。
インパクト機構40は、アンビル45に加えられるトルク(以下、負荷トルクと呼ぶ)の大きさに関するトルク条件が満たされると、インパクト動作を行う。インパクト動作は、ハンマ42からアンビル45に打撃力を加える動作である。本実施形態では、トルク条件は、負荷トルクが所定値以上となることである。すなわち、負荷トルクが大きくなってくると、ハンマ42とアンビル45との間で発生する力のうち、ハンマ42を後退させる向きの分力も大きくなってくる。負荷トルクが所定値以上となると、ハンマ42は、弾性部材43を圧縮させながら後退する。そして、ハンマ42が後退することにより、ハンマ42の2つのハンマ爪425がアンビル45の第1アンビル爪4554及び第2アンビル爪4556を乗り越えつつ、ハンマ42が回転する。その後、ハンマ42が弾性部材43からの復帰力を受けて前進する。そして、駆動軸41が略半回転すると、ハンマ42の2つのハンマ爪425がアンビル45の第1アンビル爪4554及び第2アンビル爪4556の側面4550に衝突する。インパクト機構40では、駆動軸41が略半回転するごとにハンマ42の2つのハンマ爪425がアンビル45の第1アンビル爪4554及び第2アンビル爪4556に衝突する。つまり、駆動軸41が略半回転するごとにハンマ42がアンビル45に打撃(回転打撃力)を加える。
このように、インパクト機構40では、ハンマ42とアンビル45との衝突が繰り返し発生する。この衝突によるトルクにより、衝突が無い場合と比較して、ねじ等の締付部品を強力に締め付けることができる。
(2.5)緩衝部材
本実施形態では、第1アンビル爪4554の第1側面4553に取り付けられる緩衝部材9は、例えば直方体の部材であり、アンビル45よりも剛性の低い、例えばゴム等の粘弾性体からなる。なお、緩衝部材9の形状は直方体に限定されず、半球等でもよい。また緩衝部材9の材料はゴムに限定されず、ウレタン等でもよい。
図6に示すように、第1アンビル爪4554の第1側面4553には、取付溝4557が設けられており、緩衝部材9は取付溝4557に取り付けられる。より詳細には、取付溝4557は例えば長円形の底面部4558を有する溝であり、緩衝部材9は、取付溝4557の底面部4558に例えば接着剤等によって接着される。このとき、緩衝部材9の直方体の一面が、底面部4558との接着面90となる。また本実施形態では、取付溝4557は底面部4558から突出した側面部4559と、開口部4560とを更に有している。
図4に示すように、前後方向から見たときに、緩衝部材9の一部である被打撃部91は、開口部4560から、取付溝4557の外部に露出している。このとき、被打撃部91は、緩衝部材9の直方体の一面であり接着面90と対向する一面である被打撃面92を有している。これにより、ハンマ爪425による第1側面4553の打撃の際に、まず緩衝部材9の被打撃面92とハンマ爪425とが接触する。このとき、打撃の際の衝撃が、緩衝部材9が弾性変形することによって吸収されることで、騒音の発生を抑制することができる。また、緩衝部材9が取付溝4557に取り付けられていることにより、打撃の際の衝撃による緩衝部材9の位置の移動を抑制することができる。また、取付溝4557の分だけ、緩衝部材9の大きさを大きくすることができ、打撃の際の緩衝部材9の変形を抑制することができる。これにより、緩衝部材9の摩耗を抑制することができる。
さらに、打撃の際に緩衝部材9が弾性変形することによって、ハンマ42とアンビル45の接触時間が長くなり、ハンマ42によって打撃されたときのアンビル45のトルクを測定する際の精度が向上する。
ここで、底面部4558の大きさは、緩衝部材9の接着面90の大きさよりも大きい。これにより、緩衝部材9がハンマ爪425による打撃によって、取付溝4557の側面部4559方向に膨張した際に、緩衝部材9が側面部4559に接触するのを防止することができる。
(2.6)保持台
図2に示すように、インパクト回転工具1は、保持台11を更に備える。保持台11は、ハウジング2に収容されている。保持台11は、ハウジング2の第1部位21に保持されている。
保持台11の形状は、中空の円柱状である。保持台11は、その内側に遊星歯車機構48を保持している。すなわち、保持台11は、遊星歯車機構48のギアを回転可能に保持している。駆動部3の回転軸311は、保持台11の後面に形成された貫通孔に挿入されており、遊星歯車機構48に連結されている。保持台11の前面からは、駆動軸41が突出している。
(2.7)スペーサ
図2に示すように、インパクト回転工具1は、スペーサ46を更に備える。スペーサ46の形状は、円環状である。スペーサ46は、ハウジング2の第1部位21の後端に取り付けられている。スペーサ46は、第1部位21と、アンビル45の第1アンビル爪4554及び第2アンビル爪4556との間に配置されている。
(2.8)軸受
図2に示すように、インパクト回転工具1は、第1軸受71と、第2軸受72と、第3軸受73と、第4軸受74と、第5軸受75と、を更に備える。
第1軸受71は、ハウジング2の第1部位21に保持されている。第1軸受71は、第1部位21の内側に配置されている。第1軸受71は、アンビル軸453を回転可能に支持している。
第2軸受72は、保持台11に保持されている。第2軸受72は、保持台11の前面に取り付けられている。第2軸受72は、駆動軸41を回転可能に支持している。
第3軸受73は、保持台11に保持されている。第3軸受73は、保持台11の内側に配置されている。第3軸受73は、駆動軸41を回転可能に支持している。
第4軸受74は、保持台11に保持されている。第4軸受74は、保持台11の後面に取り付けられている。第4軸受74は、駆動部3の回転軸311を回転可能に支持している。
第5軸受75は、ハウジング2の第2部位22に保持されている。第5軸受75は、駆動部3の回転軸311を回転可能に支持している。
(2.9)操作部
図2に示すように、操作部83は、グリップ部23から突出している。操作部83は、駆動部3の回転軸311の回転を制御するための操作を受け付ける。操作部83を引く操作により、駆動部3のオンオフを切替可能である。また、操作部83を引く操作の引込み量で、回転軸311の回転速度を調整可能である。上記引込み量が大きいほど、回転軸311の回転速度が速くなる。
(2.10)制御部
制御部82は、操作部83を引く操作の引込み量に応じて、回転軸311を回転又は停止させ、また、回転軸311の回転速度を制御する。
制御部82は、例えば、マイクロコントローラを含む。制御部82は、回転軸311の回転速度を変化させることにより、アンビル45及び先端工具62の回転速度を変化させることができる。制御部82は、例えば、駆動部3に供給する電力を変化させることで、回転軸311の回転速度を変化させる。
(2.11)駆動回路ブロック
図2に示すように、駆動回路ブロック81は、駆動部3の後方に配置されている。駆動回路ブロック81は、基板810と、基板810に実装された複数の電子部品と、を含む。複数の電子部品は、インバータ回路を構成する複数のパワー素子を含む。各パワー素子は、例えば、FET(Field Effect Transistor)素子である。
制御部82は、駆動回路ブロック81を介して、駆動部3を制御する。すなわち、制御部82は、複数のFET素子(インバータ回路)を経由して駆動部3に供給される電力を、駆動回路ブロック81の複数のFET素子のオンオフを切り替えることで制御する。
(2.12)ファン
図2に示すように、インパクト回転工具1は、ファン14を更に備えている。ファン14は、ハウジング2の第2部位22に収容されている。ファン14は、駆動部3と保持台11との間に配置されている。
ファン14は、駆動部3の回転軸311に連結されている。ファン14は、回転軸311と共に回転する。ファン14は、前方へ流れる風を発生させる。これにより、ファン14は、ハウジング2の内部空間を空冷する。
(3)打撃動作
上述したように、インパクト回転工具1は、ハンマ42が回転軸411を中心に回転することによって、アンビル45が有する第1アンビル爪4554及び第2アンビル爪4556のそれぞれが、2つのハンマ爪425によって打撃される。
本実施形態では、図4に示すように、第1アンビル爪4554の第1側面4553に設けられた取付溝4557に緩衝部材9が取り付けられており、ハンマ爪425による打撃の際、まず緩衝部材9の被打撃面92と第1ハンマ爪4253が接触し、第1アンビル爪4554が打撃される。このとき、第1アンビル爪4554の第1側面4553の緩衝部材9以外の部分は、第1ハンマ爪4253とは空間S2を隔てた状態で近接した状態となる。なお、本実施形態では、第1アンビル爪4554と第2アンビル爪4556とは、前後方向から見て、互いに対向して設けられる。また、第1ハンマ爪4253と第2ハンマ爪4254とは、前後方向から見て、互いに対向して設けられる。よってこのとき、第2アンビル爪4556の第1側面4553と、第2ハンマ爪4254とは空間S1を隔てた状態で近接した状態となる。
第1ハンマ爪4253は、緩衝部材9の被打撃面92と接触した後、緩衝部材9を圧縮しながら所定方向DR1に回転する。そして、図5に示すように、緩衝部材9が所定量A1縮み、被打撃部91が取付溝4557の内部(開口部4560と底面部4558との間の空間)に収容されたとき、第2アンビル爪4556の第1側面4553と、第2ハンマ爪4254とが接触し、第2アンビル爪4556は第2ハンマ爪4254によって打撃される。このとき、第1アンビル爪4554の第1側面4553の緩衝部材9(実際には取付溝4557)以外の部位は、第1ハンマ爪4253と接触し、第1ハンマ爪4253によって打撃される。つまり本実施形態では、緩衝部材9が所定量A1縮んだとき、第1アンビル爪4554の第1側面4553の緩衝部材9以外の部分と、第2アンビル爪4556の第1側面4553とは、第1ハンマ爪4253及び第2ハンマ爪4254によってそれぞれ同時に打撃される。
(4)変形例
以下、上記実施形態の変形例に係るインパクト回転工具1を列挙する。ただし上記実施形態のインパクト回転工具1と共通する構成要素については同じ参照符号を付して、適宜その説明を省略する。また、以下に説明する変形例の各構成は、上記実施形態で説明した各構成と適宜組み合わせて適用可能である。
アンビル爪455の数は2つに限定されず、3つ以上であってもよい。アンビル爪455の数が3つ以上である場合は、3つ以上のアンビル爪455のうち、少なくとも1つのアンビル爪455が、緩衝部材9が取り付けられる第1アンビル爪4554となる。
ハンマ爪425の数は2つに限定されず、3つ以上であってもよい。
緩衝部材9は、ゴム等の 粘弾性体に限定されず、板ばね等のばねであってもよい。
緩衝部材9は、ハンマ42に取り付けられてもよい。
(5)まとめ
以上説明したように、第1の態様のインパクト回転工具(1)は、駆動軸(41)と、ハンマ(42)と、アンビル(45)と、緩衝部材(9)と、を備える。駆動軸(41)は、駆動部(3)によって回転する。ハンマ(42)は、駆動軸(41)の回転軸(411)を中心に回転可能である。アンビル(45)は、ハンマ(42)に打撃されることによって回転軸(411)を中心に回転可能である。緩衝部材(9)は、アンビル(45)に取り付けられる。ハンマ(42)は、複数のハンマ爪(425)を有する。アンビル(45)は、複数のアンビル爪(455)を有する。複数のアンビル爪(455)のそれぞれは、側面(4550)を有する。複数のアンビル爪(455)は、少なくとも1つの第1アンビル爪(4554)と、少なくとも1つの第2アンビル爪(4556)とを含む。第1アンビル爪(4554)の側面(4550)には緩衝部材(9)が取り付けられている。第1アンビル爪(4554)の緩衝部材(9)が、複数のハンマ爪(425)のうち第1アンビル爪(4554)を打撃する第1ハンマ爪(4253)に圧縮されて所定量(A1)縮んだときに、複数のハンマ爪(425)のうち第1ハンマ爪(4253)以外の第2ハンマ爪(4254)によって第2アンビル爪(4556)が打撃される。
この態様によれば、ハンマ(42)のアンビル(45)への打撃の際に発生する騒音を低減することができる。またアンビル(45)の摩耗を抑制することができる。
第2の態様のインパクト回転工具(1)は、第1の態様において、弾性部材(43)と、第1溝部(423)と、第2溝部(413)と、球体(49)と、を更に備える。弾性部材(43)は、ハンマ(42)をアンビル(45)側に押す力を与える。第1溝部(423)は、ハンマ(42)の内面に設けられる。第2溝部(413)は、駆動軸(41)の外面に設けられる。球体(49)は、第1溝部(423)及び第2溝部(413)に収容される。ハンマ(42)は、球体(49)が第1溝部(423)及び第2溝部(413)を摺動することにより、回転軸(411)方向に移動可能であり、かつ、回転軸(411)を中心に回転可能である。
この態様によれば、インパクト機構を実現できる。
第3の態様のインパクト回転工具(1)では、第1及び第2の態様において、側面(4550)は、第1側面(4553)と、第2側面(4555)とを含む。第1側面(4553)は、アンビル(45)を所定方向(DR1)に回転させるためにハンマ爪(425)によって打撃される。第2側面(4555)は、アンビル(45)を所定方向(DR1)と逆方向に回転させるためにハンマ爪(425)によって打撃される。緩衝部材(9)は、少なくとも第1アンビル爪(4554)の第1側面(4553)に取り付けられる。
この態様によれば、アンビル(45)を所定方向(DR1)に回転させるための、ハンマ(42)のアンビル(45)への打撃の際に発生する騒音を低減することができる。
第4の態様のインパクト回転工具(1)では、第1~第3の態様のいずれか1つにおいて、緩衝部材(9)は、アンビル(45)よりも剛性の低い粘弾性体からなる。
この態様によれば、緩衝部材(9)が弾性変形することによって、打撃の際の衝撃を吸収することができる。
第5の態様のインパクト回転工具(1)では、第1~第4の態様のいずれか1つにおいて、第1アンビル爪(4554)の側面(4550)に取付溝(4557)が設けられ、緩衝部材(9)は、取付溝(4557)に取り付けられる。
この態様によれば、打撃の際の衝撃による緩衝部材(9)の位置の移動を抑制することができる。
第6の態様のインパクト回転工具(1)では、第5の態様において、取付溝(4557)は、緩衝部材(9)が取り付けられる底面部(4558)を有する。底面部(4558)の大きさは、緩衝部材(9)の底面部(4558)との接着面(90)の大きさよりも大きい。
この態様によれば、緩衝部材(9)がハンマ(42)による打撃によって、取付溝(4557)の側面部(4559)方向に膨張した際に、緩衝部材(9)が側面部(4559)に接触するのを防止することができる。
第7の態様のインパクト回転工具(1)では、第1~第6の態様のいずれか1つにおいて、第2アンビル爪(4556)の側面(4550)が第2ハンマ爪(4254)によって打撃されるときに、第1アンビル爪(4554)の側面(4550)における緩衝部材(9)以外の部位が、第1ハンマ爪(4253)によって打撃される。
この態様によれば、第1ハンマ爪(4253)によって、第1アンビル爪(4554)の側面(4550)における緩衝部材(9)以外の部分を打撃することで、アンビル(45)にトルクを与えることができる。
なお、第2~第7の態様はインパクト回転工具(1)に必須の構成ではなく、適宜省略が可能である。
1 インパクト回転工具
9 緩衝部材
41 駆動軸
42 ハンマ
43 弾性部材
45 アンビル
49 球体
411 回転軸
413 溝部(第2溝部)
423 溝部(第1溝部)
425 ハンマ爪
455 アンビル爪
4253 第1ハンマ爪
4254 第2ハンマ爪
4550 側面
4553 第1側面
4554 第1アンビル爪
4555 第2側面
4556 第2アンビル爪
4557 取付溝
4558 底面部
4559 側面部
A1 所定量
DR1 所定方向

Claims (7)

  1. 駆動部によって回転する駆動軸と、
    前記駆動軸の回転軸を中心に回転可能なハンマと、
    前記ハンマに打撃されることによって前記回転軸を中心に回転可能なアンビルと、
    前記アンビルに取り付けられる緩衝部材と、を備え、
    前記ハンマは複数のハンマ爪を有し、
    前記アンビルは複数のアンビル爪を有し、
    前記複数のアンビル爪のそれぞれは、側面を有し、
    前記複数のアンビル爪は、少なくとも1つの第1アンビル爪と、少なくとも1つの第2アンビル爪とを含み、
    前記第1アンビル爪の前記側面には前記緩衝部材が取り付けられており、
    前記第1アンビル爪の前記緩衝部材が、前記複数のハンマ爪のうち前記第1アンビル爪を打撃する第1ハンマ爪に圧縮されて所定量縮んだときに、前記複数のハンマ爪のうち前記第1ハンマ爪以外の第2ハンマ爪によって前記第2アンビル爪が打撃される
    インパクト回転工具。
  2. 前記ハンマを前記アンビル側に押す力を与える弾性部材と、
    前記ハンマの内面に設けられる第1溝部と、
    前記駆動軸の外面に設けられる第2溝部と、
    前記第1溝部及び前記第2溝部に収容される球体と、を更に備え、
    前記ハンマは、前記球体が前記第1溝部及び前記第2溝部を摺動することにより、前記回転軸方向に移動可能であり、かつ、前記回転軸を中心に回転可能である
    請求項1に記載のインパクト回転工具。
  3. 前記側面は、前記アンビルを所定方向に回転させるために前記ハンマ爪によって打撃される第1側面と、前記アンビルを前記所定方向と逆方向に回転させるために前記ハンマ爪によって打撃される第2側面とを含み、
    前記緩衝部材は、少なくとも前記第1アンビル爪の前記第1側面に取り付けられる
    請求項1又は2に記載のインパクト回転工具。
  4. 前記緩衝部材は、前記アンビルよりも剛性の低い粘弾性体からなる
    請求項1~3のいずれか1項に記載のインパクト回転工具。
  5. 前記第1アンビル爪の前記側面に取付溝が設けられ、
    前記緩衝部材は、前記取付溝に取り付けられる
    請求項1~4のいずれか1項に記載のインパクト回転工具。
  6. 前記取付溝は、前記緩衝部材が取り付けられる底面部を有し、
    前記底面部の大きさは、前記緩衝部材の前記底面部との接着面の大きさよりも大きい
    請求項5に記載のインパクト回転工具。
  7. 前記第2アンビル爪の前記側面が前記第2ハンマ爪によって打撃されるときに、前記第1アンビル爪の前記側面における前記緩衝部材以外の部位が、前記第1ハンマ爪によって打撃される
    請求項1~6のいずれか1項に記載のインパクト回転工具。
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