JP2007030105A - インパクト工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明の目的は、電気や空気などのモータによりビットやソケットなどの先端工具に回転打撃力を与えて、ねじあるいはボルトを締付けるためのインパクト工具において、ねじあるいはボルト締付け時のアンビルととスピンドルの衝突音を低減させることにより、低騒音で快適な工具を得ることを目的とするものである。
【解決手段】アンビル1の穴部1bとスピンドル2の軸部2bに互いに反発し合う磁気を帯びた一対の磁性体3a,3bを設けることで達成することができる。
【選択図】図1
【解決手段】アンビル1の穴部1bとスピンドル2の軸部2bに互いに反発し合う磁気を帯びた一対の磁性体3a,3bを設けることで達成することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、電気や空気などのモータにより回転駆動されて衝撃力を発生するインパクト発生機構部を備えた、ねじ或いはボルトを締め付けるためのインパクト工具に関するものである。
従来の電動工具を図3、4を用いて説明する。図3はビット等の先端工具4に回転力及び打撃力を与える蓄電池5を動力源とするインパクト工具の全体構造断面図、図4はインパクト機構部の要部拡大図である。一般的にインパクト工具本体を形成するハウジング6或いはハンマケース7内には、駆動源であるモータ8と、モータ8の出力軸であるピニオン9の回転動力を伝達する減速機構部と、減速機構部からの回転動力を伝達するスピンドル2と、スピンドル2に形成したカム溝2aと、カム溝2aに挿入されたスチールボール11を介して回動可能且つ軸方向に移動可能なハンマ12と、ハンマ12に設けた複数の爪部12aと、爪部12aにより打撃され回転する羽根部1aを有するアンビル1と、アンビル1に着脱自在な先端工具4と、ハンマ12をアンビル1側に常に不勢するスプリング13とが収容されている。
また、上記減速機構部は、ハウジング6内に回転止めを有し支持されている固定歯車支持具14、固定歯車15、遊星歯車10、スピンドル2、スピンドル2に支持される遊星歯車10の回転軸となるニードルピン16を有しており、更に遊星歯車10及びニードルピン16はスピンドル2の一部を成している。
また、上記スピンドル2の一端は軸受けにより軸支され且、他端は軸部2bを有し、メタル軸受け17により回動可能に軸支されているアンビル1の穴部1b内に回動可能に軸支されている。
インパクト工具は、トリッガスイッチ19の操作によりモータ8に蓄電池5からの電力を供給し、モータ8を回転駆動させる。このモータ8の回転動力をモータ8の先端に連結されているピニオン9を介して遊星歯車10に伝達する。そして、遊星歯車10と固定歯車15の噛み合いによりピニオン9の回転動力をニードルピン16を介してスピンドル2に伝達する。そして、スピンドル2のカム溝2aと、ハンマ12のカム溝12b間に配置されたスチールボール11を介して、スピンドル2の回転力をハンマ12に伝達する。なお、ハンマ12はスピンドル2と遊星歯車10との間に配されているスプリング13によって前方(ビット側)に不勢されている。先端工具4によって締め付けられるねじやボルト等に与えるパルス的な衝撃(インパクト)は、上記ハンマ12の爪部12aが回転によりアンビル1の羽根1aを打撃することにより発生する。
打撃後、ハンマ12の打撃エネルギーが減少しアンビル1のトルクが減少すると、ハンマ12はアンビル1から反発するため、ハンマ12はカム溝12bに沿って遊星歯車10方向に移動する。ハンマ12がストッパ18に突き当たる前に、ハンマ12はスプリング13の圧縮力で再びアンビル1方向にカム溝12bに沿って押し戻され、更にスピンドル2のカム溝2aとハンマ12のカム溝12b間に配置されたスチールボール11を介して、スピンドル2の回転によりハンマ12が加速される。ハンマ12がストッパ18までの間をカム溝12bに沿って往復する間にスピンドル2は回転し続けるため、ハンマ12の爪部12aはアンビル1の羽根部1aを乗り越え、再度ハンマ12の爪部12aがアンビル1の羽根部1aを打撃する場合、ハンマ12が180°回転した状態でアンビル1を打撃する。この様にハンマ12の軸方向移動と回転によりアンビル1への打撃を繰り返すことで、連続的に衝撃トルクを与えながらねじやボルトを締め付けている。
スピンドル2はアンビル1に回動可能に軸支されており、アンビル1との軸方向の隙間20を有する構造になっているため、従来のインパクト工具は、連続的な打撃の繰り返しに伴い軸方向に往復動するハンマ12の振動でスピンドル2もアンビル1との隙間20の距離だけ軸方向に往復動する。その際にアンビル1とスピンドル2が衝突する音がアンビル1、先端工具4、ねじやボルト、木材や鉄板等の被締結材を伝わり、周囲に不快感を与える騒音が発生する問題があった。
このような問題を解決するための一策として、特許文献1には次のようなインパクト工具が開示されている。アンビル出力軸を支持している軸受とハウジングとの間に振動絶縁材を設ける。これにより、アンビルの軸受が接触しているハウジングとの間を振動絶縁材により分離するので、アンビルに発生した振動が軸受に伝わっても、振動絶縁材によりハウジングはほとんど振動することがなく、ハウジングの振動による騒音発生を抑制することができる。
特許文献1に記載のインパクト工具では、振動絶縁体として、ダンピング効果を持つ各種防振ゴム、軟質プラスチック及びフェルト等を使用している。そのため、アンビルに装着した先端工具の軸芯がずれるという問題が生じることで、先端工具に装着したねじやボルトがスムーズに回転できなくなることがあった。本発明の目的は、従来の問題を解決し低騒音で快適な工具を提供することである。
本発明の目的は、モータと、該モータによって回転駆動されるスピンドルと、該スピンドルに形成したカム溝に挿入されたスチールボールと、該スチールボールを介して前記スピンドル上で回動可能かつ軸方向に移動可能なハンマと、該ハンマに設けた複数の爪部と、該爪部により打撃され回転する羽根部を有するアンビルと、前記スピンドル又は前記アンビルの一方から突出する軸部と、前記スピンドル又は前記アンビルの他方に、前記軸部と篏合するよう設けられた穴部と、を備えたインパクト工具において、前記穴部と前記軸部に互いに反発し合う磁気を帯びた一対の磁性体を設けることで達成される。
本発明によれば、穴部1bと軸部2bに互いに反発し合う磁気を帯びた一対の磁性体3a、3bを設けたことにより、アンビル1とスピンドル2の衝突を防ぐか或いは衝突する速度が減速されるため、衝突音を低減することができ、低騒音で快適な工具を提供することができる。
以下に本発明の実施の形態を図1、2を用いて説明する。蓄電池5を動力源とするインパクト工具の基本的な構造は背景技術で説明した図3、図4に示したインパクト工具と同じ構造であり、以下に述べた点において異なる。アンビル1の穴部1bには磁性体3aが固着され、磁性体3aと極性が反対、つまり互いに反発する磁性体3bを、穴部1bに回動可能に軸支されるスピンドル2の軸部2bに固着している。なお、穴部1bをスピンドル2に設け、軸部2bをアンビル1に設けてもよい。図2はアンビル1とスピンドル2が組み合わされた状態を示す図である。本発明のように一対の相反発する磁性体3a、3bを設けることによりアンビル1とスピンドル2が衝突し難くなるため、発生する衝突音を低減することが可能となる。よって本構成によれば、ねじやボルトを締め付ける際の音を低減でき、低騒音で快適な工具を提供することができる。
そして、上述の構成とすることでアンビルに装着した先端工具の軸芯がずれるという従来の問題を解決できる。
なお、磁性体3a、3bのかわりにスプリング、ゴム等の弾性体を使用してもよい。ただし、弾性体を使用した場合はアンビル1とスピンドル2の衝突面で摩擦力が生じる。従って、アンビル1とスピンドル2の衝突を防ぎ摩擦力の生じない磁性体3a、3bを使用した方が好ましい。
1はアンビル、1aは羽根部、1bは穴部、2はスピンドル、2aはカム溝、
2bは軸部、3a,3bは磁性体、4は先端工具、5は蓄電池、6はハウジング、7はハンマケース、8はモータ、9はピニオン、10は遊星歯車、
11はスチールボール、12はハンマ、12aは爪部、12bカム溝、
13はスプリング、14は固定歯車支持具、15は固定歯車、16はニードルピン、17はメタル軸受け、18はストッパ、19はトリッガスイッチ、
20はアンビルとスピンドルの隙間である。
2bは軸部、3a,3bは磁性体、4は先端工具、5は蓄電池、6はハウジング、7はハンマケース、8はモータ、9はピニオン、10は遊星歯車、
11はスチールボール、12はハンマ、12aは爪部、12bカム溝、
13はスプリング、14は固定歯車支持具、15は固定歯車、16はニードルピン、17はメタル軸受け、18はストッパ、19はトリッガスイッチ、
20はアンビルとスピンドルの隙間である。
Claims (1)
- モータと、該モータによって回転駆動されるスピンドルと、該スピンドルに形成したカム溝に挿入されたスチールボールと、該スチールボールを介して前記スピンドル上で回動可能かつ軸方向に移動可能なハンマと、該ハンマに設けた複数の爪部と、該爪部により打撃され回転する羽根部を有するアンビルと、前記スピンドル又は前記アンビルの一方から突出する軸部と、前記スピンドル又は前記アンビルの他方に、前記軸部と篏合するよう設けられた穴部と、を備えたインパクト工具において、前記穴部と前記軸部に互いに反発し合う磁気を帯びた一対の磁性体を設けたことを特徴とするインパクト工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005217590A JP2007030105A (ja) | 2005-07-27 | 2005-07-27 | インパクト工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005217590A JP2007030105A (ja) | 2005-07-27 | 2005-07-27 | インパクト工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007030105A true JP2007030105A (ja) | 2007-02-08 |
Family
ID=37789973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005217590A Withdrawn JP2007030105A (ja) | 2005-07-27 | 2005-07-27 | インパクト工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007030105A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010122864A1 (ja) * | 2009-04-21 | 2010-10-28 | 株式会社 マキタ | 打撃工具 |
JP2014151421A (ja) * | 2013-02-13 | 2014-08-25 | Hitachi Koki Co Ltd | インパクト工具 |
WO2018155074A1 (ja) * | 2017-02-27 | 2018-08-30 | 工機ホールディングス株式会社 | ねじ締め工具 |
-
2005
- 2005-07-27 JP JP2005217590A patent/JP2007030105A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010122864A1 (ja) * | 2009-04-21 | 2010-10-28 | 株式会社 マキタ | 打撃工具 |
JP2010253577A (ja) * | 2009-04-21 | 2010-11-11 | Makita Corp | 打撃工具 |
JP2014151421A (ja) * | 2013-02-13 | 2014-08-25 | Hitachi Koki Co Ltd | インパクト工具 |
WO2018155074A1 (ja) * | 2017-02-27 | 2018-08-30 | 工機ホールディングス株式会社 | ねじ締め工具 |
JPWO2018155074A1 (ja) * | 2017-02-27 | 2019-07-11 | 工機ホールディングス株式会社 | ねじ締め工具 |
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
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