JP6607502B2 - インパクト回転工具 - Google Patents

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Description

本発明は、インパクト回転工具に関する。
特許文献1は、先端工具を保持するアンビルを、往復動作するハンマで打撃する打撃工具を開示する。この打撃工具は、ハンマを往復動作可能に収容する工具本体と、工具本体の内部に設けられてハンマが後退する範囲を規制するストッパと、ハンマがストッパに接触する前にハンマの後退を緩和する緩和機構とを備える。
特許文献2は、駆動部によって回転されるスピンドルと、スピンドルの回転軸線方向の前方に配置されたアンビルと、スピンドルの回転を回転打撃に変換してアンビルに伝達する回転打撃機構とを備えたインパクトレンチを開示する。回転打撃機構は、スピンドルの回転軸線を中心に回転可能かつ軸線方向に移動可能な主ハンマと、主ハンマが収容されるとともにスピンドルが挿通されて主ハンマと一体となって回転する円筒部を有する副ハンマとを備える。
特開2014−188612号公報 特開2014−240108号公報
特許文献2に開示されるインパクトレンチでは、スピンドル側の案内溝と主ハンマ側の係合溝との間に鋼球を配置したカム構造が設けられ、主ハンマがカム構造により後退と前進を高速で繰り返すことでアンビルに回転打撃力を伝達する。このとき発生する軸線方向の振動はボルトやナットの締め付けに寄与しないため、可能な限り低減することが好ましい。また案内溝と係合溝の間を移動する鋼球が溝端部に衝突すると、工具本体に衝撃が伝達されて、ユーザの作業性を損なうことがある。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、主ハンマと副ハンマとを有するインパクト回転工具において、工具本体に伝達される振動ないしは衝撃を低減させる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のインパクト回転工具は、駆動部と、駆動部により回転されるスピンドルと、スピンドルの回転軸線を中心に回転可能且つ回転軸線方向に移動可能な主ハンマと、スピンドル側の第1案内溝と主ハンマ側の第1係合溝との間に第1鋼球を配置した第1カム構造と、主ハンマにより回転打撃力が加えられるアンビルと、主ハンマを収容して主ハンマと一体に回転可能な副ハンマと、スピンドルの後端側に形成されて動力伝達用の歯車を収容するキャリアと、キャリア側の第2案内溝と副ハンマ側の第2係合溝との間に第2鋼球を配置した第2カム構造とを備える。この態様のインパクト回転工具は、主ハンマが回転軸線方向に移動すると、副ハンマが主ハンマの移動方向とは逆方向に移動するように構成される。インパクト回転工具は、第1鋼球および第2鋼球がそれぞれのカム構造における溝端部に当接しないように、主ハンマまたは副ハンマの少なくとも一方の回転軸線方向の移動範囲を規制するストッパ部材をさらに備える。
本発明によれば、主ハンマと副ハンマとを有するインパクト回転工具において、工具本体に伝達される振動ないしは衝撃を低減させる技術を提供できる。
実施形態に係るインパクト回転工具の主要部の断面概略図である。 実施形態に係る回転打撃機構の構成部品の分解斜視図である。 実施形態に係る回転打撃機構の組立斜視図である。 (a)は主ハンマの前面側斜視図であり、(b)はスピンドルおよびキャリアの斜視図であり、(c)は副ハンマの後面側斜視図である。 (a)および(b)は第1カム構造の動作状態を説明するための図である。 (a)〜(c)は主ハンマとアンビルの係合面を周方向に模式的に展開した位置関係を示す図である。 (a)および(b)は第2カム構造の動作状態を説明するための図である。 (a)〜(c)は、実施形態に係る回転打撃機構を示す図である。 回転打撃機構の概略断面図である。 (a)は第2カム構造において鋼球が溝端部に当接した状態を示す図であり、(b)は第1カム構造において鋼球が溝端部に当接した状態を示す図である。 副ハンマの移動範囲を規制するストッパ部材を示す図である。 (a)および(b)は主ハンマおよび副ハンマの移動範囲を規制するストッパ部材を示す図である。
実施形態のインパクト回転工具は、駆動部により回転されるスピンドルと、スピンドルの回転軸線方向の前方に配置されたアンビルと、スピンドルの回転を回転打撃に変換してアンビルに伝達する回転打撃機構とを備える。回転打撃機構は、スピンドルの回転軸線を中心に回転可能かつ軸線方向に移動可能な主ハンマと、主ハンマが収容されるとともにスピンドルが挿通されて主ハンマと一体となって回転する円筒部を有する副ハンマを備える。回転打撃機構は、主ハンマをアンビルに衝撃的に係合させて、アンビルを軸線回りに回転させる機能をもつ。
図1は、実施形態に係るインパクト回転工具の主要部の断面概略図を示す。図1において一点鎖線は、インパクト回転工具1における回転軸線を示している。図2は、実施形態に係る回転打撃機構の構成部品の分解斜視図を示し、図3は、実施形態に係る回転打撃機構の組立斜視図を示す。なお図3では見やすさのために、後述する止め部材27の図示を省略している。図4(a)は主ハンマの前面側斜視図を示し、図4(b)はスピンドルおよびキャリアの斜視図を示し、図4(c)は副ハンマの後面側斜視図を示す。以下、図1〜図4を用いて、インパクト回転工具1の構造について説明する。
インパクト回転工具1は、工具本体を構成するハウジング2を備える。ハウジング2の上部は、各種構成部品を収容するための収容空間を形成し、ハウジング2の下部は、ユーザにより把持される把持部3を構成する。把持部3の前側には、ユーザの手指により操作される操作スイッチ4が設けられ、把持部3の下端部には、駆動部10に電力を供給するバッテリ(図示せず)が設けられる。
駆動部10は電動モータであって、駆動部10の駆動軸10aは、動力伝達機構12を介してキャリア16およびスピンドル11に連結される。キャリア16はスピンドル11の後端側に形成されて、動力伝達用の歯車を収容する。図4(b)を参照して、キャリア16は、スピンドル11よりも大径の前側部材16bと、前側部材16bよりも後方に位置する後側部材16cとを有し、前側部材16bと後側部材16cとの間に歯車を収容するための空間16dを形成する。
動力伝達機構12は、駆動軸10aの先端に圧入固定される太陽歯車13と、太陽歯車13に噛合する2個の遊星歯車14と、遊星歯車14に噛合する内歯車15とを有する。遊星歯車14はキャリア16の空間16dにおいて、前側部材16bおよび後側部材16cに固定される支軸14aにより回転可能に支持される。内歯車15は、ハウジング2の内周面に固定されている。
以上のように構成した動力伝達機構12により、駆動軸10aの回転が、太陽歯車13の歯数と内歯車15の歯数との比に基づいて減速されるとともに、その回転トルクが増大される。これによりキャリア16およびスピンドル11を低速高トルクで駆動できるようになる。
インパクト回転工具1の回転打撃機構は、スピンドル11、キャリア16、主ハンマ20、副ハンマ21およびばね部材23によって構成される。スピンドル11は円柱状に形成され、その先端には、小径の突起部11aがスピンドル11の軸線と同軸に形成される。突起部11aは、アンビル22の後部に形成した円柱状の内部空間を有する孔に回転可能な状態で挿入される。
スピンドル11の外周には、略円盤状であって中心部に貫通孔を形成した鋼製の主ハンマ20が装着される。主ハンマ20の前面には、アンビル22に向けて突出する一対のハンマ爪20aが形成される。主ハンマ20は、スピンドル11の回転軸線を中心に回転可能であり、且つスピンドル11の回転軸線方向すなわち前後方向に移動可能となるように、スピンドル11に取り付けられる。これにより主ハンマ20は、アンビル22に対して回転打撃力を加えられるようになる。副ハンマ21は鋼製の円筒部材として形成され、環状仕切部21eにより前部21aと後部21bに仕切られる。副ハンマ21は、前部21aの内部空間に主ハンマ20を収容する。
副ハンマ21と主ハンマ20は、一体となって回転する一体回転機構を備える。図2を参照して、主ハンマ20は、その外周面に、断面が半円形でスピンドル11の回転軸線と平行な4つの第1ピン溝20dを備える。また副ハンマ21は、前部21aの内周面に、断面が半円形でスピンドル11の回転軸線と平行な4つの第2ピン溝21cを備える。ここで副ハンマ21の4つの第2ピン溝21cは、主ハンマ20の4つの第1ピン溝20dに対応する位置に形成される。第1ピン溝20dは、主ハンマ20の外周面において90度の間隔で形成されてよく、このとき第2ピン溝21cは、副ハンマ21の内周面において90度の間隔で形成される。
第2ピン溝21cには、円柱部材である係合ピン26が配設される。係合ピン26は、針状コロであってよい。係合ピン26は、副ハンマ21の前端側から第2ピン溝21cに挿入され、溝底部まで差し込まれる。係合ピン26を溝底部まで差し込んだ状態で、副ハンマ21の内周面に形成された環状溝21dに、係合ピン26の抜け止め機能をもつ止め部材27が嵌め込まれる。止め部材27が環状溝21dに配設されることで、第2ピン溝21cにおける係合ピン26の移動が制限される。
組付時、副ハンマ21の4つの第2ピン溝21cに4つの係合ピン26を取り付けた状態で、主ハンマ20の4つの第1ピン溝20dと4つの係合ピン26の位置を合わせて、主ハンマ20を副ハンマ21に挿入する。これにより主ハンマ20と副ハンマ21とは、スピンドル11の回転軸線を中心として一体となって回転可能となる。
主ハンマ20は後部側に、環状の凹部20cを有する。ばね部材23は、主ハンマ20の凹部20cと、副ハンマ21の環状仕切部21eとの間に介装される。主ハンマ20は係合ピン26をガイドとして前後方向に移動可能であり、ばね部材23の付勢力によりアンビル22に回転打撃力を加えることができる。
スピンドル11は、その外周面に2つの第1案内溝11bを備え、主ハンマ20は、貫通孔の内周面に2つの第1係合溝20bを備える。スピンドル11の外周に主ハンマ20を装着した状態で、第1案内溝11bおよび第1係合溝20bの間には鋼球19が配置される。スピンドル11側の第1案内溝11bと、主ハンマ20側の第1係合溝20bと、両者の間に配置された鋼球19は「第1カム構造」を構成する。第1カム構造は、スピンドル11に対して主ハンマ20を回転軸線方向に移動させる役割をもつ。
キャリア16は、前側部材16bの前面外周に3つの第2案内溝16aを備え、副ハンマ21は、環状仕切部21eの後面に3つの第2係合溝21fを備える。副ハンマ21にスピンドル11を挿入した状態で、第2案内溝16aおよび第2係合溝21fの間には鋼球17が配置される。キャリア16側の第2案内溝16aと、副ハンマ21側の第2係合溝21fと、両者の間に配置された鋼球17は「第2カム構造」を構成する。第2カム構造は、キャリア16に対して副ハンマ21を回転軸線方向に移動させる役割をもつ。
第1カム構造において、第1案内溝11bは、工具先端側からみてV字ないしはU字形状に形成されている。つまり第1案内溝11bは、最前部から対称に後斜め方向に傾斜する2つの傾斜溝をもつ。第1係合溝20bは、工具先端側からみて逆向きのV字ないしはU字形状に形成されている。鋼球19が第1案内溝11bの最前部から傾斜溝に沿って移動すると、主ハンマ20はスピンドル11に対して相対的に後退することになる。
第2カム構造において、第2案内溝16aは、工具後端側からみてV字ないしはU字形状に形成されている。つまり第2案内溝16aは、最後部から対称に前斜め方向に傾斜する2つの傾斜溝をもつ。第2係合溝21fは、工具後端側からみて逆向きのV字ないしはU字形状に形成されている。鋼球17が第2案内溝16aの最後部から傾斜溝に沿って移動すると、副ハンマ21はキャリア16に対して相対的に前進することになる。
このように第1案内溝11bと第2案内溝16aは、回転軸線方向において互いに異なる向きに延びる傾斜溝を備えて形成される。第1カム構造および第2カム構造により、主ハンマ20が回転軸線方向に移動すると、主ハンマ20と一体回転する副ハンマ21が主ハンマ20の移動方向とは逆方向に移動する構成が実現される。つまり回転軸線方向において主ハンマ20が後退するときには副ハンマ21が前進し、主ハンマ20が前進するときには副ハンマ21が後退する。
主ハンマ20に係合するアンビル22は鋼製であり、鋼製もしくは黄銅製の滑り軸受を介してハウジング2に回転自在に支持されている。アンビル22の先端には、6角ボルトの頭部や6角ナットに装着するソケット体を取り付けるための、断面が四角形状の工具装着部22aが設けられる。
アンビル22の後部には、主ハンマ20の一対のハンマ爪20aに係合する一対のアンビル爪が設けられる。一対のアンビル爪は、それぞれ断面扇形の柱状部材として形成される。なおアンビル22のアンビル爪および主ハンマ20のハンマ爪20aは、必ずしも2個である必要はなく、それぞれの爪の数が等しければ、アンビル22および主ハンマ20の周方向に等間隔に3個以上設けてもよい。
実施形態のインパクト回転工具1は、第1カム構造における鋼球19および第2カム構造における鋼球17がそれぞれのカム構造における溝端部に当接しないように、主ハンマ20または副ハンマ21の少なくとも一方の回転軸線方向の移動範囲を規制するストッパ部材を備える。図1においてストッパ部材30は、主ハンマ20とキャリア16の間に設けられて、主ハンマ20の回転軸線方向の移動範囲を規制する。ストッパ部材30については、後に詳述する。
次に、実施形態のインパクト回転工具1における第1カム構造の動作を説明する。
ユーザによる操作スイッチ4の引き操作により駆動部10が回転駆動すると、動力伝達機構12を介してキャリア16およびスピンドル11が回転する。スピンドル11の回転力は、スピンドル11の第1案内溝11bと主ハンマ20の第1係合溝20bの間に嵌め込まれた鋼球19を介して主ハンマ20に伝達され、主ハンマ20および副ハンマ21が一体となって回転する。
図5(a)は、ボルトやナットの締め付け開始直後の第1カム構造の状態を説明するための図である。図5(b)は、締め付け開始から時間経過後の第1カム構造の状態を説明するための図である。図6(a)〜図6(c)は、主ハンマ20とアンビル22の係合面を周方向に模式的に展開した位置関係を示す。なお図6(a)は、ボルトやナットの締め付け開始直後の主ハンマ20のハンマ爪20aとアンビル22のアンビル爪22bとの係合状態を示す。
図6(a)〜図6(c)に示すように、主ハンマ20には、駆動部10の回転による回転力Aが矢印で示す方向に加わる。また主ハンマ20には、ばね部材23による前進方向の付勢力Bが矢印で示す方向に加わる。
主ハンマ20が回転すると、ハンマ爪20aとアンビル爪22bとの係合により、主ハンマ20の回転力がアンビル22に伝達される。そしてアンビル22の回転によって、工具装着部22aに取付けられたソケット体(図示せず)が回転し、ボルトやナットに回転力を与えて初期の締め付けが行われる。ばね部材23が主ハンマ20に対して付勢力Bを加えているため、鋼球19は、図5(a)に示すように、第1案内溝11b内における最前部に位置する。このときハンマ爪20aとアンビル爪22bとは、最大係合長で係合している状態にある。
ボルトやナットの締め付けが進むに伴ってアンビル22に加わる負荷トルクが大きくなると、主ハンマ20にY方向の回転力が生じる。そして負荷トルクが所定値を超えると、ばね部材23の付勢力Bに抗して、鋼球19が第1案内溝11bおよび第1係合溝20bの斜面に沿って矢印Fで示す方向に移動し、主ハンマ20が後退する方向(X方向)に移動する。
そして図5(b)に示すように、鋼球19が傾斜溝内を移動して、主ハンマ20がX方向に、ハンマ爪20aとアンビル爪22bとの最大係合長分の距離を移動すると、図6(b)に示すように、ハンマ爪20aとアンビル爪22bとの係合が解除される。
ハンマ爪20aがアンビル爪22bから外れると、押し縮められたばね部材23の付勢力Bが開放されることによって、主ハンマ20は高速で、回転力Aが加えられている方向に回転しながら、付勢力Bにより前進する。
そして図6(c)に示すように、ハンマ爪20aが、矢印Gで示す軌跡で移動してアンビル爪22bに衝突し、アンビル22に回転方向の打撃力を付与する。その後、反動によりハンマ爪20aは、軌跡Gとは逆方向に移動するが、最終的には、回転力Aおよび付勢力Bにより図6(a)に示す状態に戻る。以上の動作が繰り返され、主ハンマ20による回転打撃力がアンビル22に対して繰り返し付与される。
以上はボルトやナットを締め付ける際の動作についての説明であるが、締め付けられたボルトやナットを緩める際にも、回転打撃機構により締め付け時とほぼ同様の動作が行われる。この場合、駆動部10を締め付け時とは逆方向に回転させることにより、鋼球19が図5(a)に示す第1案内溝11bに沿って右上方に移動し、ハンマ爪20aがアンビル爪22bを、締め付け時とは逆方向に打撃する。
次に、第2カム構造の動作について説明する。
副ハンマ21は主ハンマ20と一体となって回転するため、副ハンマ21と主ハンマ20の回転方向における相対位置は変化しない。そのため第1カム構造において鋼球19が第1案内溝11bの溝端部に向けて移動すると、第2カム構造においても鋼球17が第2案内溝16aの溝端部に向けて移動する。
図7(a)は、ボルトやナットの締め付け開始直後の第2カム構造の状態を説明するための図である。図7(b)は、締め付け開始から時間経過後の第2カム構造の状態を説明するための図である。第1カム構造において鋼球19が第1案内溝11bの最前部に位置する場合(図5(a)参照)、第2カム構造において鋼球17は、第2案内溝16aの最後部に位置する(図7(a)参照)。
それから第1カム構造において鋼球19が第1案内溝11bの最前部から傾斜面に沿って移動すると、第2カム構造においても、鋼球17が第2案内溝16aの最後部から傾斜面に沿って移動する。図7(b)は、鋼球17が第2案内溝16aを移動している状態を示す。このとき副ハンマ21は、主ハンマ20の移動方向(X方向)とは逆方向に移動する。つまり主ハンマ20が後退すると、副ハンマ21は前進する。
このように実施形態のインパクト回転工具1は、第1カム構造および第2カム構造により、主ハンマ20が回転軸線方向に移動すると、副ハンマ21が主ハンマ20の移動方向とは逆方向に移動するように構成されている。副ハンマ21が主ハンマ20の移動方向とは逆方向に動くことで、主ハンマ20の軸線方向の動きにより生じる振動を吸収することができ、ユーザの手に伝わる振動を低減できる。
主ハンマ20の軸線方向の移動量と副ハンマ21の軸線方向の移動量は、それぞれ第1カム構造および第2カム構造の形状によって規定される。軸線方向の振動を好適に打ち消し合うための両者の移動量の比は、主ハンマ20および副ハンマ21の質量に依存するため、第1カム構造および第2カム構造の形状は、主ハンマ20および副ハンマ21の質量に応じて適宜設計されることが好ましい。
図8(a)は回転打撃機構の前面図を示す。図8(a)には、鋼球19が第1案内溝11bの最前部に位置している様子が示される。第1案内溝11bと逆向きの形状をもつ第1係合溝20bは、鋼球19が配置されている最後部から、前方に傾斜する2つの傾斜溝を有している。
図8(b)は、回転打撃機構のC−C断面図を示す。図8(b)では、ばね部材23や遊星歯車14などの図示を省略している。この状態で鋼球17は、第2案内溝16aの最後部に位置している。
図8(c)は、回転打撃機構のD−D断面図を示す。第2案内溝16aは、鋼球17が配置されている最後部から、前方に傾斜する2つの傾斜溝を有している。
図9は、第1カム構造および第2カム構造において鋼球が移動したときの回転打撃機構の概略断面図を示す。この例では、主ハンマ20がスピンドル11に対して移動量Mだけ後退し、副ハンマ21がキャリア16に対して移動量Nだけ前進している。図6(b)に関して説明したように、主ハンマ20の移動量Mが、ハンマ爪20aとアンビル爪22bとの最大係合長分の距離に達すると、ハンマ爪20aとアンビル爪22bとの係合が解除される。
第1案内溝11bの傾斜溝長は、主ハンマ20の移動量Mがハンマ爪20aとアンビル爪22bの最大係合長に達したときに鋼球19が第1案内溝11bの傾斜溝端部に当接しない長さに設計されている。なお第2カム構造も同様であり、主ハンマ20の移動量Mがハンマ爪20aとアンビル爪22bの最大係合長に達するときに、鋼球17が第2案内溝16aの傾斜溝端部に当接しないように、第2案内溝16aの傾斜溝長は設計されている。
しかしながら主ハンマ20および副ハンマ21は一体回転しながら、回転軸線方向に高速で往復運動するため、慣性力により主ハンマ20が最大係合長分の距離を超えて後退する可能性がある。
図10(a)は、第2カム構造において鋼球17が第2案内溝16aの溝端部16eに当接した状態を示す。鋼球17が溝端部16eに衝突すると、その衝撃がユーザに伝わり好ましくない。
図10(b)は、第1カム構造において鋼球19が第1案内溝11bの溝端部11cに当接した状態を示す。図10(a)に示した状態と同様に、鋼球19が溝端部11cに衝突することは好ましくない。
なお実施形態の第1カム構造と第2カム構造の周方向の可動域を比較すると、第1カム構造の傾斜溝の可動域が略90度であり、第2カム構造の傾斜溝の可動域が略60度であるため、第2カム構造の可動域の方が狭い。このことは、第2カム構造の方が第1カム構造よりも先に可動限界に達することを意味する。
そのため実施形態では、第2カム構造において鋼球17が溝端部16eに衝突した後に、第1カム構造において鋼球19が溝端部11cに衝突することはない。いずれのカム構造が先に可動限界に達するかは、各案内溝の周方向可動域に依存する。そのため第1カム構造の可動域の方が狭ければ、図10(b)に示すように鋼球19が第1案内溝11bの溝端部11cに衝突する可能性がある。
そこでインパクト回転工具1は、鋼球19および鋼球17がそれぞれのカム構造における溝端部に当接しないように、主ハンマ20または副ハンマ21の少なくとも一方の回転軸線方向の移動範囲を規制するストッパ部材を備える。図1においてストッパ部材30は、スピンドル11の根元部分を環囲するように前側部材16bに固定される環状部材であって、主ハンマ20の後退方向の移動範囲を規制する。インパクト回転工具1の動作前である初期状態におけるストッパ部材30の前端部は、主ハンマ20の後退時に鋼球19または鋼球17がカム構造における溝端部に当接する前に、主ハンマ20の後端部に接触する位置に配置される。
なお上記したように、第1カム構造と第2カム構造の周方向可動域の広狭により、先に可動限界に達するカム構造が特定される。鋼球19が鋼球17よりも先に溝端部に当接するように第1カム構造および第2カム構造が形成されている場合には、ストッパ部材は、鋼球19が第1カム構造の溝端部11cに当接しないように、主ハンマ20の回転軸線方向の移動を規制することが好ましい。先に可動限界がくる第1カム構造に連結する主ハンマ20の移動を規制することで、効果的に鋼球19と溝端部11cとの衝突を回避できる。この場合、図1に示すようにストッパ部材30を主ハンマ20の後端部に対向して配置することで、第1カム構造の動作を可動限界手前で制限できる。
一方で、鋼球17が鋼球19よりも先に溝端部に当接するように第1カム構造および第2カム構造が形成されている場合には、ストッパ部材は、鋼球17が第2カム構造の溝端部16eに当接しないように、副ハンマ21の回転軸線方向の移動範囲を規制することが好ましい。
図11は、副ハンマ21の移動範囲を規制するストッパ部材31を示す。ストッパ部材31は、副ハンマ21と、副ハンマ21の前進方向に位置する部材との間に設けられて、副ハンマ21の回転軸線方向の移動範囲を規制する。図11において、副ハンマ21の前進方向に位置する部材はハウジング2であるが、別の部材であってもよい。
ストッパ部材31は、副ハンマ21の前端部に対向する環状部材であって、ハウジング2に固定される。初期状態においてストッパ部材31の後端部は、鋼球17が第2カム構造における溝端部16eに当接する前に、副ハンマ21の前端部に接触する位置に配置される。先に可動限界がくる第2カム構造に連結する副ハンマ21の移動を規制することで、効果的に鋼球17と溝端部16eとの衝突を回避できる。
なおインパクト回転工具1は、先に可動限界がくるカム構造に対応してストッパ部材30またはストッパ部材31のいずれか一方を備えてよいが、双方を備えてもよい。この場合、ストッパ部材30が主ハンマ20の回転軸線方向の移動範囲を規制し、またストッパ部材31が副ハンマ21の回転軸線方向の移動範囲を規制することで、鋼球19および鋼球17が、それぞれのカム構造における溝端部に当接する状況を確実に回避できるようになる。特に第1カム構造と第2カム構造の周方向の可動域が実質的に同じである場合、インパクト回転工具1は、ストッパ部材30とストッパ部材31の双方を備えることが好ましい。
図12(a)は、主ハンマ20および副ハンマ21の移動範囲を規制するストッパ部材32を示す。ストッパ部材32は副ハンマ21の内部に設けられて、主ハンマ20および副ハンマ21の回転軸線方向の移動範囲を規制する。
図12(b)は、ストッパ部材32の組付工程の例を示す。ストッパ部材32は、その外周面に、断面が半円形でスピンドル11の回転軸線と平行な4つのピン溝32aを備える。ストッパ部材32の4つのピン溝32aには、副ハンマ21に取り付けられた係合ピン26が挿入される。ストッパ部材32は、環状仕切部21eに固定されてよいが、固定されなくてもよい。
ストッパ部材32の前端部は、主ハンマ20の外周後端部に対向する。初期状態におけるストッパ部材32の前端部と主ハンマ20の外周後端部の間隔は、主ハンマ20の後退時に鋼球19または鋼球17がそれぞれのカム構造における溝端部に当接する前に、ストッパ部材32の前端部と主ハンマ20の外周後端部とが接触する距離に設定される。ストッパ部材32は、主ハンマ20および副ハンマ21の回転軸線方向の移動範囲を単独で規制できる利点を有する。
本発明の一態様の概要は、次の通りである。
本発明のある態様のインパクト回転工具(1)は、駆動部(10)と、駆動部により回転されるスピンドル(11)と、スピンドルの回転軸線を中心に回転可能且つ回転軸線方向に移動可能な主ハンマ(20)と、スピンドル側の第1案内溝(11b)と主ハンマ側の第1係合溝(20b)との間に第1鋼球(19)を配置した第1カム構造と、主ハンマにより回転打撃力が加えられるアンビル(22)と、主ハンマを収容して主ハンマと一体に回転可能な副ハンマ(21)と、スピンドルの後端側に形成されて動力伝達用の歯車を収容するキャリア(16)と、キャリア側の第2案内溝(16a)と副ハンマ側の第2係合溝(21f)との間に第2鋼球(17)を配置した第2カム構造と、を備え、主ハンマが回転軸線方向に移動すると、副ハンマが主ハンマの移動方向とは逆方向に移動するように構成される。インパクト回転工具(1)は、第1鋼球および第2鋼球が、それぞれのカム構造における溝端部に当接しないように、主ハンマまたは副ハンマの少なくとも一方の回転軸線方向の移動範囲を規制するストッパ部材(30,31,32)をさらに備える。
第1鋼球(19)が第2鋼球(17)よりも先に溝端部に当接するように第1カム構造および第2カム構造が形成されている場合には、ストッパ部材(30)は、第1鋼球が第1カム構造の溝端部に当接しないように主ハンマの回転軸線方向の移動範囲を規制してよい。一方、第2鋼球(17)が第1鋼球(19)よりも先に溝端部に当接するように第1カム構造および第2カム構造が形成されている場合には、ストッパ部材(31)は、第2鋼球が第2カム構造の溝端部に当接しないように副ハンマの回転軸線方向の移動範囲を規制してよい。
ストッパ部材(30)は、主ハンマとキャリアの間に設けられて、主ハンマの回転軸線方向の移動範囲を規制してよい。またストッパ部材(31)は、副ハンマと副ハンマの前進方向に位置する部材(2)との間に設けられて、副ハンマの回転軸線方向の移動範囲を規制してよい。またストッパ部材(32)は、副ハンマの内部に設けられて、主ハンマおよび副ハンマの回転軸線方向の移動範囲を規制してよい。
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
1・・・インパクト回転工具、2・・・ハウジング、11・・・スピンドル、11b・・・第1案内溝、11c・・・溝端部、12・・・動力伝達機構、16・・・キャリア、16a・・・第2案内溝、16e・・・溝端部、17,19・・・鋼球、20・・・主ハンマ、20b・・・第1係合溝、21・・・副ハンマ、21f・・・第2係合溝、22・・・アンビル、23・・・ばね部材、30,31,32・・・ストッパ部材。

Claims (5)

  1. 駆動部と、前記駆動部により回転されるスピンドルと、前記スピンドルの回転軸線を中心に回転可能且つ回転軸線方向に移動可能な主ハンマと、前記スピンドル側の第1案内溝と前記主ハンマ側の第1係合溝との間に第1鋼球を配置した第1カム構造と、前記主ハンマにより回転打撃力が加えられるアンビルと、前記主ハンマを収容して前記主ハンマと一体に回転可能な副ハンマと、前記スピンドルの後端側に形成されて動力伝達用の歯車を収容するキャリアと、前記キャリア側の第2案内溝と前記副ハンマ側の第2係合溝との間に第2鋼球を配置した第2カム構造と、を備え、前記主ハンマが回転軸線方向に移動すると、前記副ハンマが前記主ハンマの移動方向とは逆方向に移動するように構成されたインパクト回転工具であって、
    前記第1鋼球および前記第2鋼球が、それぞれのカム構造における溝端部に当接しないように、前記主ハンマまたは前記副ハンマの少なくとも一方の回転軸線方向の移動範囲を規制するストッパ部材を、さらに備える、
    ことを特徴とするインパクト回転工具。
  2. 前記第1鋼球が前記第2鋼球よりも先に溝端部に当接するように前記第1カム構造および前記第2カム構造が形成されている場合には、前記ストッパ部材は、前記第1鋼球が前記第1カム構造の溝端部に当接しないように前記主ハンマの回転軸線方向の移動範囲を規制し、
    前記第2鋼球が前記第1鋼球よりも先に溝端部に当接するように前記第1カム構造および前記第2カム構造が形成されている場合には、前記ストッパ部材は、前記第2鋼球が前記第2カム構造の溝端部に当接しないように前記副ハンマの回転軸線方向の移動範囲を規制する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のインパクト回転工具。
  3. 前記ストッパ部材は、前記主ハンマと前記キャリアの間に設けられて、前記主ハンマの回転軸線方向の移動範囲を規制する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のインパクト回転工具。
  4. 前記ストッパ部材は、前記副ハンマと前記副ハンマの前進方向に位置する部材との間に設けられて、前記副ハンマの回転軸線方向の移動範囲を規制する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のインパクト回転工具。
  5. 前記ストッパ部材は、前記副ハンマの内部に設けられて、前記主ハンマおよび前記副ハンマの回転軸線方向の移動範囲を規制する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のインパクト回転工具。
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