JP2018051712A - 電動工具 - Google Patents

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健悟 田村
Kengo Tamura
健悟 田村
小室 義広
Yoshihiro Komuro
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Abstract

【課題】アンビルのピン穴に発生する応力を軽減させた電動工具を提供する。また、アンビルとソケットとのガタツキを抑制させた電動工具を提供する。【解決手段】アンビル40の取付部は軸方向と直交する断面が四角形となるように4つの嵌合面51が形成され、対向する嵌合面51を貫通するピン穴58を有する。隣接する嵌合面51の角部は面取りされており、面取り量が基準位置より後方側と前方側において異なるように形成される。基準位置よりも後方側の第一面取り部52より、前方側の第二面取り部53の面取り量が大きく形成される。この構造により、取付部50のピン穴58付近への応力集中を低減させることができ、先端工具(ソケット)のガタツキも抑えることができる。【選択図】図3

Description

本発明はモータ等の駆動源の回転を先端工具に伝達する電動工具に関し、特にモータ等の駆動源の回転を回転打撃力に変換して先端工具に伝達するインパクト工具のアンビルの構造に関する。
インパクト工具は、モータ等の駆動源によって回転するスピンドルと、スピンドルの回転を回転打撃力としてアンビルに伝達するハンマと、ハンマケースに軸支され、ビットやソケット等の先端工具の装着穴が形成されたアンビルを備え、スピンドルの回転に伴う打撃機構の動作によって、アンビルを介して先端工具に回転打撃力を付与可能としている(例えば、特許文献1参照)。インパクト工具のアンビルは、ハンマケースに保持された軸受手段、例えばメタルやボールベアリングによって回転可能なように軸支される。特許文献1のインパクト工具においては、アンビルの出力軸には、ソケットの嵌合穴に嵌合されるピン穴を備えており、出力軸にはピン穴と嵌合穴との嵌合状態を保持するためのピンが挿通される。嵌合穴よりも前方であって先端面付近は、円形の細径部が形成されている
特許第5483109号明細書
特許文献1の技術のアンビル(取付部)は、先端側に細径部を設けることで先端工具取付用の穴部への応力集中を低減する。しかしながら、細径部の領域はソケットとは面接触しないため、取付部と先端工具との面接触する長さが短くなってしまう。そのためアンビルとソケットとのガタツキが大きくなってしまい作業性が悪くなるという問題があった。
本発明は上記背景に鑑みてなされたものであって、その目的は、ピン穴に発生する応力を軽減させて製品寿命を向上させた電動工具を提供することにある。
本発明の他の目的は、アンビルとソケットとのガタツキの増加を抑制することで、作業性の悪化防止を図った電動工具を提供することにある。
本発明の一つの特徴によれば、モータにより回転されるハンマと、ハンマの前方に位置しハンマの打撃爪により打撃されるアンビルとを備え、アンビルは前方側に先端工具を取り付ける取付部を有し後方側にハンマにより打撃される被打撃部を有する、電動工具において、取付部は軸方向と直交する断面が多角形、例えば四角形となるように先端工具と嵌合する嵌合面が複数形成され、嵌合面の角部が取付部の前方から後方に渡って面取りされる。ここでは、軸方向にみて取付部の基準位置(所定の位置)よりも後方側と前方側の角部の面取り量が異なるように形成した。嵌合面は、装着される先端工具の嵌合穴の内壁面と当接し、角部の面取りされた部分を除いてそれぞれの嵌合面の前方側から後方側が同一面になるように形成される。
本発明の他の特徴によれば、取付部の基準位置よりも後方側の面取り量が、前方側の面取り量よりも大きくなるように形成される。取付部には先端工具を保持するためであってピンを通すための貫通穴が形成され、貫通穴は嵌合面のうち対向する2面のほぼ中央に形成される。面取り量を変更する境界位置たる基準位置は、軸方向に見て貫通穴の後端位置と同一又はそれよりも前方側に設けられる。面取り部は、嵌合面の角部を中心軸から所定の半径Rの曲率となるように切削することにより形成され、後方側に設けられた第一面取り部の平均半径Rは、前方側に設けられた第二面取り部の平均半径Rよりも大きくなるようにした。
本発明のさらに他の特徴によれば、基準位置を軸方向の異なる位置に2箇所設けて、後方側の第一基準位置と前方側の第二基準位置として、第一基準位置よりも後方側の第一面取り部と、第一基準位置と第二基準位置の間の第二面取り部と、第二基準位置よりも前方側の第三面取り部を設ける。先端工具を取り付けるためであって対向する2面には貫通穴が形成されるが、その形成位置を第一基準位置と第二基準位置の間にした。この際、面取り部はそれぞれ、四角形状の角部を中心軸から所定の半径Rの曲率となるように切削することにより形成され、第一面取り部の平均半径R >第二面取り部の平均半径R>第一面取り部の平均半径R の関係となるように面取り部を形成した。
本発明によれば、アンビルの取付部のピン穴付近等の特定箇所への応力集中を低減しつつ、先端工具(ソケット)のガタツキを抑えることができる。
本発明に係るインパクト工具1の全体構造を示す縦断面図である。 図1のソケット60の形状を示す図であり、(1)は縦断面図であり、(2)は前方から見た図((1)のB方向からの矢視図)である。 図1のアンビル40の形状を示す図であり、(1)はアンビル40を後方から見た図((2)のC方向と反対側からの矢視図)であり、(2)は側面図であり、(3)はアンビル40を前方から見た際の取付部50の図((2)のC方向からの矢視図)である。 アンビル40の取付部50とソケット60との装着状態を示す断面図であり、(1)はモータ4の停止時の状態を示し、(2)は締め付け時の状態を示す。(3)は面取り量の大きさを説明するための概略図である。 打撃時におけるアンビル40とソケット60の嵌合状態を説明するための図である。 実施例1の変形例に係るアンビル100、120の形状を示す図である。 本発明の第二の実施例に係るアンビル140、160の形状を示す図である。 本発明の第三の実施例に係るアンビル180、200、220の形状を示す図である。 (1)は従来例のプランジャ式の取付部650を有するアンビル640を示す図であり、(2)が本発明の第四の実施例に係るアンビル240の形状を示す図である。 (1)は従来例の止め輪669を併用して固定するアンビル660を示す図であり、(2)が本発明の第五の実施例に係るアンビル260の形状を示す図である。 従来のインパクト工具におけるアンビル540の形状を示す図であり、(1)は側面図と正面図であり、(2)は取付部550のソケット60との嵌合状態を示す縦断面図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下の図において、同一の構造の部分には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。また、本明細書においては、前後、上下の方向は図中に示す方向であるとして説明する。
インパクト工具1は、ソケット60や図示しないビット等の先端工具により、ボルトやナット、ねじを締結する電動工具である。インパクト工具1は、外形を形成する外枠たるハウジング2を備える。ハウジング2は、前後方向に延びる略円筒形の胴体部2aと、胴体部2aに側面視で略T字状を成すように連接されたハンドル部2bと、ハンドル部2bの下方に形成されるバッテリ装着部2cと、胴体部2aの前方側に設けられる金属製のハンマケース3により構成される。ハウジングの胴体部2aの内部には、駆動源であるモータ4が収容される。ここでモータ4は、コイルの巻かれたステータ4bの内側で、永久磁石を有するロータ4aが回転するブラシレスDCモータが用いられるが、モータの種類は任意であり、他の形式のモータを用いても良い。ハンマケース3の内部には、モータ4の回転を減速させる遊星歯車を用いた減速機構20と、減速機構20によって減速されたモータ4の回転力を回転打撃力に変換して先端工具たるソケット60に伝達するための回転打撃機構30が収容される。モータ4と、減速機構20と、回転打撃機構30は、軸線A1上に並んで配置される。
ハンドル部2bには、上部にトリガ10を有するスイッチ11と、モータ4の回転方向を切り替える正逆切替えスイッチ12が設けられる。ハンドル部2bの下部には、バッテリ装着部2cが接続され、充電可能な電源であるバッテリ18が着脱可能に装着される。バッテリ18にはラッチボタン19が設けられ、バッテリ18を取り外すときにはラッチボタン19を押しながらバッテリ18を前方側にスライドさせることで取り外しが可能である。
モータ4の回転駆動力は、回転軸4cから遊星歯車を用いた減速機構20を介して回転打撃機構30側に伝達される。減速機構20はモータ4の出力をスピンドル31に伝達するものであり、モータ4の回転軸4cの先端に固定されるサンギヤ21と、サンギヤ21の外周側に距離を隔てて取り囲むように設けたリングギヤ23と、サンギヤ21及びリングギヤ23の間に配置され、これら双方のギヤに噛み合わされる複数(ここでは2つ)のプラネタリーギヤ22を含んで構成される。2つのプラネタリーギヤ22は回転軸の回りを自転しつつサンギヤ21の回りを公転する。リングギヤ23はハンマケース3側に固定され、回転しない。プラネタリーギヤ22の回転軸は、スピンドル31の後端部分に形成された遊星キャリア部に固定され、プラネタリーギヤ22の公転運動が遊星キャリア部の回転運動に変換され、スピンドル31が回転する。
スピンドル31は、減速機構20と前方側であって同軸上に配置される。本実施例では、円柱状であってスピンドルカム溝33が形成される軸部の後方側に、減速機構20の遊星キャリア部を接続したもので、これらは金属の一体成形品にて製造される。スピンドル31のアンビル40側の端部には、軸線A1に沿って前方に延びる円柱状の嵌合軸31aが形成される。
ハンマ35はスピンドル31の前方側(図中左側)から装着され、スピンドル31の軸部の外周面とハンマ35の内周面の後方側の一部が接するように配置される。スピンドル31の円柱部分の外周面には、側面視で略V字状の窪み部分が形成されたスピンドルカム溝33が形成される。スピンドルカム溝33と対向するハンマ35の内周面には、ハンマカム溝37が形成される。スピンドル31とハンマ35は、スピンドルカム溝33とハンマカム溝37によって所定の空間が形成されるように組み合わされ、この空間の中に金属製のカムボール38が設けられることによって、カム機構が構成される。カム機構によって、アンビル40に加わる負荷が小さいうちはハンマ35はスピンドル31とほぼ連動するように回転する。アンビル40に加わる負荷が大きくなると、スピンドルカム溝33とハンマカム溝37による空間内でカムボール38が移動することによって、ハンマ35とスピンドル31の回転方向の相対位置が僅かに変動する。つまり、ハンマ35はスピンドル31に対して回転方向に僅かに移動可能であり、後方側には大きく移動可能とされる。ハンマ35は、スプリング39によってスピンドル31に対して常に前方側に付勢されるので、ハンマ35の後方側への移動はスプリング39を圧縮しながらの移動となる。
スピンドル31の静止時には、カムボール38、スピンドルカム溝33と、ハンマカム溝37との係合位置と、スプリング39との付勢力とのバランス関係によって、アンビル40の羽根部44a、44b(図3で後述)とハンマ35の打撃爪36a、36bは、軸線A1方向にみて重なるような位置関係となる。スピンドル31が所定の速度で回転駆動されると、スピンドル31の回転は、カム機構を介してハンマ35に伝達され、ハンマ35が半回転しないうちに、ハンマ35の打撃爪36a、36bがアンビル40の羽根部44a、44bに係合して、アンビル40が回転されるが、そのときの係合反力によってハンマ35とスプリング39との間に相対回転が生じると、ハンマ35は、カム機構のスピンドルカム溝33及びハンマカム溝37に沿ってスプリング39を圧縮しながらモータ4側へと後退動を始める。
ハンマ35の後退動によって、ハンマ35の打撃爪36a、36bがアンビル40の羽根部44a、44bを乗り越えて両者の係合が解除される。すると、ハンマ35は、スピンドル31の回転力に加えて、スプリング39に蓄積された弾性エネルギーとカム機構の作用とによって回転方向及び前方に急速に加速されつつ、スプリング39の付勢力によって前方、すなわちアンビル40側へと移動され、ハンマ35の打撃爪36a、36bがアンビル40の羽根部44a、44bに再び係合して一体的に回転し始める。このとき、強力な回転打撃力がアンビル40に加えられるため、アンビル40に装着されたソケット60を介して図示しないボルトやナット等に回転打撃力が伝達される。以後、同様の動作が繰り返されてソケット60に回転打撃力が間欠的に繰返し伝達され、ボルトやナットが締め付けられる。
スピンドル31は後方端部の円筒部31bの外周側にてボール式の軸受32により軸支される。軸受32は軸受ホルダ5を介してハンマケース3に保持される。軸受ホルダ5は金属製のハンマケース3の後側の開口部を塞ぐ部材であり、スピンドル31の後方を固定する軸受32と、モータ4の回転軸4cを軸支する前側の軸受6aを固定する。軸受ホルダ5は合成樹脂又は金属の一体品にて製造できる。スピンドル31の前方側に形成された円柱状の嵌合軸31aは、アンビル40の後端側の軸心に形成された嵌合孔47aに係合され、アンビル40がスピンドル31によって同軸回転可能に支承される。また、嵌合孔47aの形成されるスピンドル31の前面がアンビル40の後面と当接することで、アンビル40の軸方向を位置決めすることができる。嵌合孔47aの前方側は、軸方向にさらに延びる孔部(中空孔47b)となっており、中空孔47bの内部空間から径方向外側に延びる油孔48が形成される。アンビル40は主軸部分の外周側において金属製のメタル17によって軸支される。
ハンマケース3は先端が徐々に絞り込まれた釣り鐘状の形状であって、先端に貫通穴3aを有する円筒部3bが形成され、円筒部3bの内周側に筒状のメタル17が装着される。製造組み立て工程においては、ハンマケース3の後方側開口から内部にメタル17と、アンビル40を含む回転打撃機構30と、減速機構20等を組み込んで、内部に潤滑用のグリスを十分に充填した状態にて後方側の開口部を軸受ホルダ5にて閉鎖する。この組み立ての際に、アンビル40の孔部47の内部空間にもグリス等の油を十分充填しておくことにより、油を供給するための油孔48を介してメタル17とアンビル40との摺動面に油が供給される。
図2は図1のソケット60の形状を示す図であり、(1)は縦断面図であり、(2)は前方から見た図((1)のB方向からの矢視図)である。ソケット60は前方側にボルトやナット等の嵌合する六角穴61が形成され、後方側にはアンビル40の取付部50(図3で後述)と嵌合する嵌合穴たる四角穴63が形成される。四角穴63は、内側に4つの平面を有し、そのうちの対向する2の平面のほぼ中央を貫通するようにピン穴65が形成される。ピン穴65は、アンビル40のピン穴58(図1参照)と穴が合うように合わせた後に図示しないピンを通すことによりソケット60がアンビル40から抜け落ちないように保持するものである。ソケット60にはピン穴65の外周側開口とオーバーラップする位置に、周方向に連続したリング溝66が形成される。リング溝66の断面形状は半円状であって、図示しないピンを装着した後に、図示しないゴム製のOリングをリング溝66に装着することによりピン穴58からピンが抜け落ちないように保持される。
軸方向に見て四角穴63と六角穴61の間は、断面形状が円形の中空空間62となっている。中空空間62は製造上の理由や、軽量化のために形成されるもので、その空間を中実に形成しても良い。六角穴61は図示しないナットやボルトと嵌合する部分であって、6つの角部63aを有し、六角穴61の外周側は金属製のボディ部64となる。尚、四角穴63は、アンビル40とソケット60の動力伝達をするための接続部分であるので、断面形状は正四角形だけに限られずに、その他の多角形状としても良い。
次に図3を用いてアンビル40の形状を説明する。図3(1)はアンビル40の背面図であり、(2)は側面図である。アンビル40は金属の一体品にて製造され、円柱状の軸部41の前方側に先端工具の取付部50が接続され、後方側に2つの羽根部44a、44bを配した被打撃部43が接続される。(1)において、中心の円環状部分から径方向外側に向かって回転方向に見て180度ずつ隔てるように均等に延在するように2つの羽根部44a、44bが設けられる。羽根部44a、44bはハンマ35によって打撃される部位となる被打撃爪であり、回転方向の一方側の側面がハンマ35の打撃爪によって締め付け方向の回転時に打撃される被打撃面であり、他方側の面がハンマ35の緩め方向の回転時に打撃される被打撃面である。これらの被打撃面はハンマ35に形成された打撃爪36a、36b(図1参照)の打撃面と良好に面接触するような形状に構成される。羽根部44a、44bが取り付けられる中心部分は、スピンドル31の嵌合軸31a(図1参照)が嵌合されるための孔部47が形成される。
図3(2)において、軸部41は一定の外径を有する電動工具の出力軸となる部分であるが、その外周面の一部がメタル17と接触しながら回転する領域たる摺動面45となる。摺動面45は表面が研磨加工されてメタル17との摺動抵抗が少なくなるように形成された部分である。図1に示すようにメタル17の内周側には内周油溝17aが形成され、摺動面45で内周油溝17aに面する部分には、油の供給路となる油孔48(図3では見えない)が開口する。アンビル40の軸部41の先端側には、ソケット60を装着するための取付部50が形成される。取付部50はいわゆる“四角ドライブ部”と呼ばれるもので、側面に4つの嵌合面51が形成され、前面54が軸線A1と直交する平面に形成される。取付部50の軸線A1と直交する断面形状は略正方形状であり、4つの嵌合面51のうち対向する2つの嵌合面51の中心に、貫通穴たるピン穴58が形成される。
図3(3)は(2)のC方向からみた矢視図であり、ここでは取付部50だけを図示している。この図から理解できるように取付部50の正面視形状は略正方形状であって、4つの角部が斜めになるように面取り加工がされている。ここでは、(2)に示す軸方向の基準位置よりも後方側が小さめの面取りとした第一面取り部52となり、基準位置よりも前方側が大きめの面取りとした第二面取り部53となる。ここで第一面取り部52と第二面取り部53の基準位置(境界面)は、ここではピン穴58の後端位置と接する位置とされる。このように形成すればピン穴58よりも軸方向後方側には小さな面取りで角落としされ、ピン穴58と重複する部分及びそれよりも前方側は、大きめの面取りで角落としされる。基準位置よりも前方側において、面取後の前方側の嵌合面51の幅W1は、取付部50の幅Wの半分以上確保するようにすれば好ましい。
図4はアンビル40の取付部50とソケット60の四角穴63との装着状態を示す断面図であり、(1)はモータ4の停止時の状態を示し、(2)は締め付け時の状態を示す。(3)は面取り量の大きさを説明するための概略図である。アンビル40の取付部50は、ソケット60の四角穴63の内側に嵌合するように装着される。四角穴63は、取付部50の外形とほぼ同じ大きさの穴部であって、回転時のがたつきを極力減らすために必要十分な小さい隙間Gを有するように形成される。本実施例では、取付部50の角部の面取り加工は、旋盤を用いてアンビル40を回転させて、中心位置から所定の半径となるように切削加工することで行うことができる。ここでは第一面取り部52は軸線A1の位置(中心点)から半径Rとなるまで切削され、第二面取り部53は半径Rになるまで切削される。本明細書で「面取り量」とは、この切削した量を指すものとし、(3)で示すように、中心点から切削前の角部までの距離をLとすると、第一面取り量はL−Rであり、第二面取り量はL−Rである。従って、第一面取り量の方が第二面取り量よりも小さい(切削量が小さい)ことになる。
モータ4を回転させてアンビル40を回転させると、面取り部52、53と嵌合面51との境界位置付近(52a、52b、53a、53b等)が四角穴63の内壁に最初に当接する。インパクト工具1は、ハンマ35によるアンビル40を打撃しながら回転させることから、打撃時に取付部50にも強い回転力が急激に加わる。このため取付部50の特定の部位(52a、52b、53a、53b等)に加わる力のアンバランスが生ずると、特定部位に応力が集中することになる。ここで本実施例の構成を説明する前に、従来のアンビルにおける応力集中状態を図11を用いて説明する。
図11は従来のインパクト工具におけるアンビル540を示す図である。(1)では側面図と前方側から取付部550を見た図を並べて図示している。アンビル540の軸部41、被打撃部43、羽根部44a、44b、摺動面45の形状は図2で示したアンビル40と同じである。しかしながら、従来例のアンビル540では取付部550の4つの嵌合面551の角部における面取り加工が軸方向の前端から後方位置まで均一とされた面取り部552とされている。発明者らの検証によると、このように面取り部552を軸方向のどの位置でも均一に形成すると、打撃時においてソケット60を回転させる際に特定の領域に応力が集中してしまうことを見いだした。図11(2)は取付部550における四角穴63と取付部550の接触状態を示す図である。ここでは、アンビル540が締め付け方向(矢印560)に回転すると面取り部552と嵌合面551との境界付近のうち、例えば矢印553aと矢印553bの位置で当接する。この2つの位置での当接は、面取部552が前端から後方位置まで均一に設けられているため、(1)で示す前方側の領域553aと後方側の領域553bの領域とで略同時にアンビル540とソケット60が当接する。なお、ここでは説明の都合上、(1)では一つの角部(矢印553aと553bの角部)だけを示し、(2)では対角線上の角部で符号を付したが、角部は4つあるためそれぞれの角部においても同様の当接状態が発生する。モータの回転はアンビル540の後方側から先端側に向かって回転力が伝達されるため、先端側(領域553a)が停止した状態で後方側(領域553b)が回転される。そのため、先端側と後方側との間に回転角度の差がわずかに発生することになる。これにより、取付部550においては捩じれによる応力が発生し、先端側と後方側との間にはピン穴558が設けられているため、その捩じられる力がピン穴558に生じてしまう。ピン穴558が捩じられるとピン穴558の入口部分に応力が集中し、その結果、応力が集中した部分を起点として亀裂等が発生しアンビルの寿命が低下してしまう。
再び図3及び図4に戻る。図11にて示した従来の欠点を補うために、本実施例では軸方向にみて基準位置よりも後方側の第一面取り部52における面取り量と、前方側の第二面取り部53における面取り量が異なるようにして、アンビル40が打撃されたときの回転時に取付部50の前方側と後方側の接触部位がソケット60の四角穴63の壁面に当接するタイミングをずらすようにした。このように調整するために、第二面取り部53における面取り量を大きくして、第一面取り部52における面取り量を小さくした。本実施例では面取り部の大きさを軸方向において変えることにより、ピン穴58より先端側の当接部の加重を大きく逃がすことで、ピン穴58の後方側にて従来よりも大きな荷重を負担することができ、その結果、ピン穴58に発生する捻り応力を低下させることができた。すなわち、初めに基準位置よりも後方側でソケット60とアンビル40とが当接する。アンビル40は継続して回転するが、基準位置よりも前方側ではソケット60とアンビル40とがまだ当接していないため、アンビル40(取付部50)の基準位置の前後で回転角度の差が発生し難い。そのため、基準位置の前後における取付部50の捩じれによる応力が小さくなるため、ピン穴558の穴入口付近での亀裂等の発生を抑えることができる。尚、ソケット60とアンビル40とのガタつきは、先端まで同一平面部が続いていれば後側接触部と前側接触部の位置が変わらないため、逃がし形状の影響を受けない。
図5は打撃時におけるアンビル40とソケット60の嵌合状態を説明するための図である。ソケット60側は、四角穴63を形成する部分だけを図示している。アンビル40がハンマ35により打撃されて回転した際に、ピン穴の先端部分が捻られるため、応力集中が発生する。また、ソケット60の四角穴63とアンビル40の取付部50は、装着可能とするためにほんのわずかな隙間があるので、アンビル40の回転によって取付部50の角部分が先にソケット60の四角穴63に当接する。この際、インパクト工具1の保持する姿勢がずれてソケット60の軸線とアンビル40の軸線が傾いた場合には、従来では、前方側の矢印67bが先に当たって、それによってソケット60が歪んで、次に後方側の矢印67aの箇所が接触し始める。この際のソケット60の歪みを点線63’で示すが、ここでは歪みの方向を示すために誇張して示したもので、実際には測定できないほどのわずかな歪みである。しかしながら、本実施例では第一面取り部52の面取り量を小さくして、第二面取り部53の面取り量を大きくしたことにより、先方側の67bの箇所と後方側の67aの箇所がほぼ同時に当たるようになったために、前方側の接触部分67b付近に過大な力が集中せずに、後方側にも力がうまく逃げてアンビル40の取付部50の全体に均一の力が掛かるようなった。
次に図6を用いて、第一の実施例の変形例に係るアンビル100、120の形状を説明する。(1)及び(2)において、アンビルの取付部において、基準位置よりも前方側の角部の面取り量と後方側の角部の面取り量が異なるようにした点では共通する。しかしながらその境界となる基準位置(軸線A1と直交する基準面)の位置がそれぞれ異なる。(1)は基準位置115をピン穴58の中心位置と一致するようにした。そして基準位置115よりも前方側の角部の面取り量を大きした第二面取り部113として、後方側の角部の面取り量を小さくした第一面取り部112とした。このように構成しても、図5の先方側の67aの箇所と後方側の67bの箇所に相当する部分が、打撃時にほぼ同時に当たるようにできるので、取付部110において力を均等に受けることができる。
図6(2)は基準位置135をピン穴58の位置よりも前方側に形成したものである。基準位置135よりも前方側の第二面取り部133の面取り量は、後方側の第一面取り部132の面取り量よりも大きい。使用するソケットの種類やアンビル120の形状や材質等によっては、この構成であっても第一の実施例と同じ効果を得ることができる。
次に図7を用いて、第二の実施例に係るアンビル140、160の形状を説明する。上述した第一及び第二の実施例においては、アンビルの取付部の基準位置よりも前後で角部の面取り量が変わるようにした。しかしながら、面取り量が変わる基準位置は1箇所でなくて複数箇所であっても良い。図7に示す例は基準位置を2箇所形成して、軸方向の3つの領域においてそれぞれの面取り量が異なるように形成した。図7(1)では第一基準面155aと第二基準面155bを設け、第一基準面155aの後方側を第一面取り部152とし、第一基準面155aと第二基準面155bの間を第二面取り部153とし、第二基準面155bよりも前方側を第三面取り部154とした。各部分の面取り量は、第一面取り部152が一番小さく、第二面取り部153がそれよりも大きく、第三面取り部154が一番大きい。第一基準面155aの位置はピン穴58の後縁位置と同じとし、第二基準面155bの位置はピン穴58の前縁位置よりもやや前側とする。このように取付部150の面取り量を軸方向の3つの領域で変えるように構成しても、ピン穴58付近に発生する応力集中を抑制することができる。
図7(2)は、第二の実施例の変形例に係るものである。第一基準面175aと第二基準面175bを設け、第一基準面175aの後方側を第一面取り部172とし、第一基準面175aと第二基準面175bの間を第二面取り部173とし、第二基準面175bよりも前方側を第三面取り部174とした。この際、第一面取り部172より第二面取り部173の面取りを大きくした。また、第二面取り部173の面取りより第三面取り部174の大きさを小さくした。
次に図8を用いて、第三の実施例に係るアンビル180、200、220の形状を説明する。図3から図6にて示したアンビルでは、各面取り部の面取り量を一定としていた。しかしながら第三の実施例は、これらの面取り部分のいずれかを可変にするか、又は、ゼロにしたものである。図8(1)のアンビル180は、基準位置195をピン穴58の後縁位置に配置する点では図3で示した第一実施例と同様である。そして基準位置195よりも前方側の第二面取り部193の面取り量が、後方側の第一面取り部192の面取り量よりも大きい点では第一実施例と共通する。しかしながら、第二面取り部193の面取り量は、基準位置195より前方側の範囲196内において、後方側から前方側に行くにつれて連続的に徐々に大きくなるように形成した。このように形成することにより、第一面取り部192と第二面取り部193で面取り量の差が大きい場合に基準位置195付近に発生する応力集中を抑制することができる。
図8(2)のアンビル200は、基準位置225をピン穴58の後縁位置に配置する点では図3で示した第一実施例と同様である。しかしながら、基準位置225よりも後方側の範囲227には面取りを設けない構成とした。このように構成しても基準位置225付近に発生する応力集中を抑制することができる。
図8(3)のアンビル220は、面取り量が変わる基準位置を複数箇所、ここでは2箇所とした構成において、いずれかの面取り部の面取り量を軸方向に向かうにつれて連続的に変化させたものである。第一基準面235aと第二基準面235bを設け、第一基準面235aの後方側を第一面取り部232とし、第一基準面235aと第二基準面235bの間を第二面取り部233とし、第二基準面235bよりも前方側を第三面取り部234とした。各部分の面取り量は、第一面取り部232が一番小さく、第三面取り部234が一番大きい。そして、第二面取り部233において後端の面取り量が第一の面取り部232と同じとし、前端の面取り量が第二の面取り部234と同じとなるように連続的に変化するようにした。第二の面取り部234の面取り量の変化は、旋盤加工によって容易に形成できる。
以上、第三の実施例においては、一部の領域のアンビルの面取り量をなくすか、又は、軸方向に向かうにつれて連続的に大きく又は小さくした可変する面取り加工を行ったので、アンビルの特定箇所に発生する応力集中を効果的に抑制することができる。
次に図9を用いて、第四の実施例に係るアンビル240の形状を説明する。図9は、四角ドライブ部においてソケット60をピンで固定するのでは無くて、プランジャ648にて固定するタイプに本発明を適用したものである。(1)が従来例のプランジャ式の取付部650を有するアンビル640の側面図(一部断面図)であり、(2)が本発明の第四の実施例である。(1)に示すプランジャ式のアンビル640は、取付部650において、軸方向に直交する方向に貫通穴たる第一ピン穴658が形成され、ここに矢印E方向からプランジャ648が挿入される。プランジャ648は第一ピン穴658から一部だけが外に飛び出すようにするため、第一ピン穴658のプランジャ648が突出する側の出口開口を、入口開口の径よりもわずかに小さくする。さらに、アンビル240の軸部分の先端側から、軸方向後方に向けて軸線A1に沿って第二ピン穴659を形成する。第二ピン穴659の開口付近は、ピン649の頭部が嵌合するように径を大きく形成すると共に、入口開口付近の径を小さくして第二ピン穴659に図示しない止めピンを挿入したら外せないようにする。図示しない止めピンはプランジャ648を固定するものである。
プランジャ648は、第一ピン穴658の外部に突出する可動部と、内側に固定される保持部と、保持部と可動部の間に設けられ可動部を径方向外側に向けて付勢する弾性体を有して構成される公知の付勢手段である。第一ピン穴658の上側出口は開口が狭くなっているため、プランジャ648が所定量だけ外側に突出するが脱落はしない。このようにして取付部650にプランジャ648を配置したことにより、ソケット60を装着するために軸方向に移動させる際にはプランジャ648の外側へ露出している部分(可動部)は軸線A1に近づく方向に待避し、ソケット60のピン穴65が対向する位置に到達したら径方向外側に飛び出してピン穴65と嵌合する。取付部650には嵌合面651が4面形成され、角部分を面取りした面取り部652とする点は図11で示した従来のアンビル540の取り付け部と同様である。以上が、公知のプランジャ式の取付部650の構造であるが、このようなプランジャ式のアンビルにおいても本発明を適用できる。
図9(2)は本発明の第四の実施例に係るアンビル240の側面図である。アンビル240の取付部250には4面にそれぞれ嵌合面251が形成される。この図は側面図であるので、第一ピン穴658の記載を省略している。また、プランジャ648を装着する前の状態を示している。各嵌合面251の接続される角部には面取り加工が行われるが、第一ピン穴658の後縁付近の基準位置255よりも後方側の第一面取り部252の面取り量よりも、基準位置255よりも前方側の第二面取り部253が大きくなるように構成した。このようにしてプランジャ式のアンビル240においても面取り量を軸方向の前後において変えることができる。尚、図6から図8にて示す面取り量の形成をプランジャ式のアンビルにも同様に適用することも可能である。
次に図10を用いて、第五の実施例に係るアンビル660、260の形状を説明する。図10は、四角ドライブ部においてソケット60をピンだけ固定するのでは無くて、止め輪669を併用して固定するものである。図示しないピンを貫通させるためのピン穴58の位置は第一実施例の位置と同じである。このピン穴58よりも前方側において円環状溝((2)の円環状溝278と同形状)が形成され、そこにゴム等の弾性部材による止め輪669が装着される。環状溝の前方側の部分は、外形が円形のフランジ部675が形成される。4つの嵌合面671の角部は、それぞれ面取り部672が形成される。このような公知のアンビル660においてソケット60を装着する際には、止め輪669の4箇所、即ち、矢印675a〜675dの4箇所付近において、止め輪669がソケット60の四角穴63の内壁に当たりながらソケット60がアンビル660に装着されるので、止め輪669の弾性力によって図示しないピンをピン穴58に固定をする前にも仮固定状態を十分保つことができる。また、止め輪669によってソケット60の四角穴63と嵌合面671との隙間が一定に保たれて、作業時のがたつきや振動が抑制される。以上が、公知の止め輪669を併用する四角ドライブ式の取付部670の構造であるが、このようなプランジャ式のアンビルにおいても本発明を適用できる。
図10(2)は止め輪669を併用して固定するタイプの取付部に本発明を適用したものである。アンビル260の取付部270には4面にそれぞれ嵌合面271が形成される。各嵌合面271の接続される角部には面取り加工が行われるが、取付部270の基準面より後方側に第一面取り部272を形成して、基準位置275よりも前方側であって円環状溝278よりも後方側の範囲に第二面取り部273を形成した。第二面取り部273における面取り量は、第一面取り部272における面取り量よりも大きくする。円環状溝278より前方側のフランジ部276は外形が円形に形成されており、アンビル260の回転時にソケット60側と接触的に接触させる部位ではないので、フランジ部276に荷重がかかる虞はない。このように止め輪を併用したタイプのアンビル260においても第一面取り部272と第二面取り部273を形成することにより面取り量を軸方向の前後において変えることができる。尚、6から図8にて示す面取り量の形成を、止め輪を併用したタイプのアンビルに適用することも可能である。
以上の実施例によれば、ハンマによる打撃時に、アンビルは嵌合面の公差部からソケットと接触し、ソケットもしくはアンビルが歪むことにより次第に接触範囲が広がっていく。その際、ピン穴より先端側の角部を大きく逃がすことで、ピン穴よりも後側が大きな荷重を負担することになり、ピン穴に発生する応力を低下させることができる。一方、ソケットとのガタは逃がし形状の影響を受けない。これによりピン穴に発生する応力を軽減する目的を達成しつつ、ソケットのガタツキ増加を抑制することができ、耐久性向上と作業性の悪化防止を両立できる。
本発明は上述の実施例だけに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、打撃機構はスプリング39によって後方側から付勢されるハンマ35が後退及び前進しながら打撃を行う機構であるが、ハンマとアンビルが軸方向に相対移動せずに、モータの正逆回転を繰り返すことによりハンマをアンビルに対して周方向に相対移動させながら間欠的に打撃をするような、いわゆる“電子パルス式”のインパクト工具にも同様に適用できる。また、インパクト工具だけでなく、先端工具を回転させる出力軸部に四角ドライブ部が形成された回転工具においても同様に適用できる。
1 インパクト工具 2 ハウジング 2a 胴体部
2b ハンドル部 2c バッテリ装着部 3 ハンマケース
3a 貫通穴 3b 円筒部 3c 開口部
4 モータ 4a ロータ 4b ステータ
4c 回転軸 5 軸受ホルダ 6a、6b 軸受
10 トリガ 11 スイッチ 12 正逆切替えスイッチ
17 メタル 17a 内周油溝 18 バッテリ
19 ラッチボタン 20 減速機構 21 サンギヤ
22 プラネタリーギヤ 23 リングギヤ 30 回転打撃機構
31 スピンドル 31a 嵌合軸 31b 円筒部
32 軸受 33 スピンドルカム溝 35 ハンマ
36a、36b 打撃爪 37 ハンマカム溝 38 カムボール
39 スプリング 40 アンビル 41 軸部
43 被打撃部 44a、44b 羽根部 45 摺動面
47 孔部 47a 嵌合孔 47b 中空孔
48 油孔 50 取付部 51 嵌合面
52 第一面取り部 53 第二面取り部 54 前面
58 ピン穴 60 ソケット 61 六角穴
62 中空空間 63 四角穴 64 ボディ部
65 ピン穴 66 リング溝 67a、67b 当接部位
100 アンビル 110 取付部 112 第一面取り部
113 第二面取り部 115 基準位置 120 アンビル
132 第一面取り部 133 第二面取り部 135 基準位置
140 アンビル 150 取付部 152 第一面取り部
153 第二面取り部 154 第三面取り部 155a 第一基準面
155b 第二基準面 172 第一面取り部 173 第二面取り部
174 第三面取り部 175a 第一基準面 175b 第二基準面
180 アンビル 192 第一面取り部 193 第二面取り部
195 基準位置 200 アンビル 220 アンビル
222 第一面取り部 223 第二面取り部 225 基準位置
232 第一面取り部 233 第二面取り部 234 第三面取り部
235a 第一基準面 235b 第二基準面 240 アンビル
250 取付部 251 嵌合面 252 第一面取り部
253 第二面取り部 255 基準位置 260 アンビル
270 取付部 271 嵌合面 272 第一面取り部
273 第二面取り部 275 基準位置 276 フランジ部
278 円環状溝 540 アンビル 550 取付部
551 嵌合面 552 面取り部 553a 領域、領域
558 ピン穴 640 アンビル 648 プランジャ
649 ピン 650 取付部 651 嵌合面
652 面取り部 658 第一ピン穴 659 第二ピン穴
660 アンビル 669 止め輪 670 取付部
671 嵌合面 672 面取り部 675 フランジ部


Claims (8)

  1. モータと、
    前記モータにより回転されるハンマと、
    前記ハンマの前方に位置し前記ハンマの打撃爪により打撃されるアンビルと、を備え、
    前記アンビルは、前方側に先端工具を取り付ける取付部を有し、後方側に前記ハンマにより打撃される被打撃部を有する電動工具において、
    前記取付部は、軸方向と直交する断面が多角形となるように複数の嵌合面が形成され、
    前記嵌合面の角部が前記取付部の前方から後方に渡って面取りされており、
    軸方向にみて前記取付部の基準位置より後方側と前方側の面取り量が異なるように形成されることを特徴とする電動工具。
  2. 前記嵌合面は、装着される先端工具の嵌合穴の内壁面と当接するものであって、前記面取りされた部分を除いてそれぞれの嵌合面の前方側から後方側に渡って同一面になるように形成されることを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記多角形は四角形であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動工具。
  4. 前記取付部の前記基準位置よりも後方側の面取り量が、前方側の面取り量よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電動工具。
  5. 前記取付部は、前記先端工具を保持するための貫通穴を有し、
    前記貫通穴は前記嵌合面のうち対向する2面のほぼ中央に形成され、
    前記基準位置は、軸方向に見て前記貫通穴の後端位置と同一又はそれよりも前方側に設けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電動工具。
  6. 前記面取り部は、前記嵌合面の角部を中心軸から所定の半径Rの曲率となるように切削することにより形成され、
    前記後方側に設けられた第一面取り部の平均半径Rは、前記前方側に設けられた第二面取り部の平均半径Rよりも大きいことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電動工具。
  7. 前記第一面取り部又は前記第二面取り部のいずれか一方が一定の面取り量で形成され、他方が可変する面取り量で形成されることを特徴とする請求項6に記載の電動工具。
  8. 前記基準位置を軸方向の異なる位置に2箇所設けて、後方側の第一基準位置と前方側の第二基準位置として、
    前記第一基準位置よりも後方側の第一面取り部と、前記第一基準位置と前記第二基準位置の間の第二面取り部と、前記第二基準位置よりも前方側の第三面取り部を設け、
    前記先端工具を取り付けるためであって対向する2面に形成される貫通穴を、前記第一基準位置と前記第二基準位置の間に形成し、
    前記面取り部はそれぞれ、前記多角形の角部を中心軸から所定の半径Rの曲率となるように切削することにより形成され、
    第一面取り部の平均半径R >第二面取り部の平均半径R>第一面取り部の平均半径R の関係となるように前記面取り部を形成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電動工具。


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