JP2013063494A - 電動工具 - Google Patents

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直樹 佐藤
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義広 小室
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Abstract

【課題】部品点数を増加させることなく、電動工具の耐久性を向上する。
【解決手段】電動工具はハウジング10とバッテリケース20とを有し、電動モータ15に接続される本体ターミナル47に接触する電源ターミナルがバッテリケース20に設けられる。ハウジング本体11とバッテリ接続部14の一方に凹部56を設け、他方に凹部56に嵌合する凸部57を設け、これらの凹部56と凸部57の少なくとも一方には、ハウジング10から電源ターミナルに伝達される振動を抑制する防振用弾性体層58が一体に設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、バッテリから電力供給される電動モータによりドライバビット等の作業具を駆動するようにした電動工具に関する。
電動モータを駆動源として作業具を駆動するようにした電動工具には、ドライバドリル、インパクトドライバ、インパクトレンチ、ディスクグラインダ等がある。ドライバドリルは、先端工具とも言われる作業具をドライバビットとし、これを回転駆動して被駆動部材のねじ締め作業や穴あけ作業を行うために使用する電動工具である。インパクトドライバやインパクトレンチは、先端工具に打撃力つまりインパクトを与えるようにした電動工具であり、インパクトレンチにはねじ等の被駆動部材の種類に応じたソケットが装着される。ディスクグラインダは研削砥石を先端工具としてこれを回転駆動して研削作業を行うための電動工具である。
ドライバビット、ソケット、研削砥石等の作業具を駆動するための電動モータに対してバッテリから電力を供給するようにすると、それぞれの電動工具はコードレスないし携帯型となる。携帯型のインパクトドライバは、特許文献1に記載されるように、作業者により把持されるハンドル部と、その一端部に設けられる作動部と、他端部に設けられるバッテリとを有している。ハンドル部と作動部は電動工具本体のハウジング内に収容されており、バッテリが組み込まれるバッテリケースは、ハウジング側のバッテリ接続部に装着される。
特開2009−226513公報
バッテリケースは、充電時にバッテリをハウジングから取り外すことができるように、ハウジングに対して取り外し自在つまり着脱自在となっている。ハウジング内には電動モータに電気的に接続される本体ターミナルが設けられ、バッテリケース内にはバッテリに電気的に接続される電源ターミナルが設けられており、バッテリケースをハウジングに装着すると、両方のターミナルの金属製の接続端子は相互に接触することになる。
ボルト等の被駆動部材を締結するためのソケットを作動具としてこれを駆動するインパクトレンチを始め種々の電動工具は、電動モータにより作動具を駆動すると、ハウジングや電池ケースの振動発生が避けられない。例えば、インパクトレンチにおいては、被駆動部材としてのボルトに対して回転振動と打撃振動とを加えており、これらの振動がハウジングとバッテリケースにも伝達されることになる。インパクトレンチの出力性能を上げるため打撃力を高めると、ボルト打撃時にハウジングに伝達される打撃振動が大きくなる。振動が大きくなると、本体ターミナルに加わる衝撃振動も大きくなる。このため、本体ターミナルと電源ターミナルの接続部である接続端子は振動摩擦により摩耗が発生し、接触不良が発生するおそれがある。さらには接点間の溶着発生という不具合が発生するおそれが高くなり、インパクトレンチの耐久性を低下させることになる。
振動を軽減して電動工具の耐久性を高めるために防振材を追加することが考えられるが、部品点数が増加して電動工具が高価となってしまうだけでなく、部品点数の増加によって組立作業性が悪化することになる。
本発明の目的は、部品点数を増加させることなく、電動工具の耐久性を向上することにある。
本発明の電動工具は、作業具駆動用の電動モータが収容されるハウジングと、前記電動モータに電力を供給するバッテリが収容され前記ハウジングに着脱自在に装着されるバッテリケースとを有し、前記電動モータに接続される本体ターミナルに接触する電源ターミナルが前記バッテリケースに設けられる電動工具であって、前記本体ターミナルと前記ハウジングとの間における相互に組み合わされる一方の部材に凸部を形成し、他方の部材に凹部を形成し、凹凸嵌合して組み合わされた2部材間における前記凸部と前記凹部の少なくとも一方に、前記ハウジング側から前記電源ターミナルに伝達される振動を抑制する防振用弾性体層を一体に設けることを特徴とする。
本発明の電動工具は、前記ハウジングをハウジング本体と、前記本体ターミナルが装着され前記ハウジング本体に取り付けられるとともに前記本体ターミナルが装着されるバッテリ接続部とにより形成し、前記ハウジング本体と前記バッテリ接続部の一方に前記凸部を設け、他方に前記凹部を設け、前記ハウジング本体の表面に前記防振用弾性体層に一体に連ならせて化粧用弾性体層を設けることを特徴とする。本発明の電動工具は、前記凸部を前記バッテリ接続部に設け、前記凹部を前記ハウジング本体に設け、前記凸部と前記凹部とを前記ハウジングの全周にわたって設けることを特徴とする。本発明の電動工具は、前記バッテリ接続部は前記電動モータの回転中心に対して径方向の左右に2分割される2つの接続部片により形成されており、2つの前記接続部片をねじ部材により相互に固定して前記ハウジング本体に取り付けることを特徴とする。本発明の電動工具は、前記本体ターミナルは金属製の接続端子と当該接続端子が設けられたターミナル基部とを有し、当該ターミナル基部と当該ターミナル基部が装着される前記ハウジングとの一方に凸部を設け、他方に前記凸部が嵌合される凹部を設け、前記防振用弾性体層を前記凸部と前記凹部の少なくとも一方に一体に設けることを特徴とする。
本発明の電動工具は、作業者により把持されるハンドル部、当該ハンドル部の一端に前後方向に延びて設けられ後端部内に電動モータが収容され前端部内にインパクト機構部が収容される胴体部、および前記ハンドル部の他端に接続されるバッテリ接続部を有するハウジングと、前記胴体部の前端から突出して前記インパクト機構部に接続される先端工具と、前記電動モータに電力を供給するバッテリが収容されるとともに前記電動モータに電気的に接続される本体ターミナルに接触する電源ターミナルが設けられ前記バッテリ接続部に着脱自在に装着されるバッテリケースと有する電動工具であって、前記ハンドル部と前記バッテリ接続部の一方の全周に凸部を設けるとともに他方に前記凸部が嵌合される凹部を全周に設け、前記ハンドルの表面に化粧用弾性体層を設け、前記ハンドル部に設けられた前記凹部または前記凸部に前記化粧用弾性体層に連ならせて防振用弾性体層を設け、前記ハウジングから前記バッテリ接続部に伝達される振動を前記防振用弾性体層により抑制することを特徴とする。本発明の電動工具は、前記防振用弾性層を前記凹部と前記凸部との相互間における周方向の対向面、上下両方向の対向面の間に配置することを特徴とする。
本発明においては、ハウジングと本体ターミナルとの間において相互に組み合わせられる2つの部材の一方に凸部を形成し、他方の部材に凹部を形成し、これらの間に防振用弾性体層が設けられているので、ハウジング内の回転部材から発生する振動は、防振用弾性体層により抑制されて電源ターミナルには振動が伝搬されることが防止される。これにより、電源ターミナルの接続端子と本体ターミナルの接続端子とが相互に振動摩擦を発生することがなく、電動工具の耐久性を向上させることができる。
防振用弾性体層は、これが設けられる部材に一体に設けられるので、電動工具の部品点数を増加させることなく、接続端子への振動伝達の発生を防止することができる。
本発明の一実施の形態である電動工具を示す内部構造図である。 図1のハウジングとバッテリケースの部分を拡大して示す内部構造図である。 図2を右方向から見た内部構造図である。 本発明の他の実施の形態である電動工具における図2と同様の部分を示す内部構造図である。 本発明の他の実施の形態である電動工具における図2と同様の部分を示す内部構造図である。 本発明の他の実施の形態である電動工具における図2と同様の部分を示す内部構造図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1に示す電動工具は、先端工具としてのソケットにより被駆動部材であるねじ部材をねじ締め作業するために使用され、インパクトレンチとも言われる。インパクトレンチにはソケットに打撃力を加えるインパクト機構が内蔵されており、ソケットからねじ部材には打撃力が加えられる。このインパクトレンチは、ハウジング10とこれに着脱自在つまり取り外し自在に装着されるバッテリケース20とを有している。したがって、このインパクトレンチはコードレスないし携帯型となっており、図3に示されるように電動モータはバッテリケース20内に収容されるバッテリ20aを電源として駆動される。
ハウジング10は、作業者つまり操作者により把持されるハンドル部12、および作業具駆動機構が組み込まれてハンドル部12の一端部に一体に設けられる胴体部13を有するハウジング本体11と、ハンドル部12の他端部に接続されるバッテリ接続部14とにより構成される。ハウジング本体11の胴体部13の一端部内には電動モータ15が収容され、他端部内にはインパクト機構部16が収容されている。インパクトレンチは、胴体部13の一端部側が後端部となるように胴体部13が前後方向を向いた状態で使用される。
電動モータ15の出力軸17は前後の支持部材18,19に装着される軸受21に回転自在に支持されている。出力軸17の前方には出力軸17と同軸となってスピンドル22が配置されており、スピンドル22の前方には、先端工具23が着脱自在に装着されるアンビル24がメタル軸受25により回転自在に支持され、スピンドル22の先端の小径部はアンビル24に形成された中心穴24a内に回転自在に軸支されている。先端工具23としてのソケットとしては種々のタイプがあり、締め付け作業が行われるねじ部材の種類に応じて特定のソケットが選択され、アンビル24に装着される。
出力軸17の回転は遊星歯車式の減速機構26により減速されてスピンドル22に伝達される。減速機構26は、出力軸17の先端部に設けられたピニオン歯車27と、ハウジング本体11の胴体部13に固定される環状歯車28とを有している。スピンドル22の後端部に設けられたフランジ部22aに固定された複数の支持軸31にはそれぞれ遊星歯車32が回転自在に装着されており、遊星歯車32は環状歯車28とピニオン歯車27とに噛み合っている。このように、遊星歯車式の減速機構26により電動モータ15の出力軸17の回転は、減速されてスピンドル22に伝達される。
スピンドル22の外側には円筒形状のハンマ33が軸方向に移動自在に装着されている。ハンマ33の先端部に設けられた複数のハンマ爪34は、アンビル24に設けられたアンビル爪35に噛み合うようになっており、アンビル24はハンマ爪34とアンビル爪35との噛み合いよりハンマ33により回転される。ハンマ33に形成された円筒形状の溝内には、この溝の底面とフランジ部22aとに両端が当接する圧縮コイルばね36が装着されており、この圧縮コイルばね36によりハンマ33にはアンビル24に向かうばね力が加えられている。
スピンドル22の外周面に形成されたカム溝37と、ハンマ33の内周面に形成されたカム溝38との間には鋼球39が配置されており、鋼球39によりスピンドル22の回転がハンマ33に伝達される。ハンマ33はスピンドル22に対して軸方向に往復動自在となっており、圧縮コイルばね36のばね力によるハンマ33の軸方向移動とスピンドル22によるハンマ33の回転とによって、ハンマ爪34がアンビル爪35を打撃するようになっている。
打撃後にハンマ33の打撃エネルギーが減少しアンビル24のトルクが減少すると、ハンマ33はアンビル24から反発するため、ハンマ33はカム溝37,38に沿って減速機構26に向けて後退移動する。ハンマ33はストッパ40に突き当たる前に、圧縮コイルばね36のばね力によりアンビル24に向けて前進駆動される。このときには、両方のカム溝37,38の間に配置された鋼球39を介してスピンドル22の回転によりハンマ33は加速される。ハンマ33がストッパ40に向けて移動する間にスピンドル22が回転し続けるので、ハンマ33のハンマ爪34はアンビル24のアンビル爪35を乗り越えて、再度ハンマ爪34がアンビル爪35を打撃する場合、ハンマ33が180度回転した状態でアンビル24を打撃する。このように、ハンマ33の軸方向移動と回転とによりアンビル24への打撃を繰り返すことにより、連続的に打撃トルクを与えながらボルト等の被駆動部材に対する締め付け作業を行うことができる。
図2はハウジングの一部とバッテリケースの部分を拡大して示す電動工具の内部構造図であり、図3は図2の右方向から見た内部構造図である。
ハウジング10を構成するハウジング本体11は左右に2分割される2つのハウジング本体片11a,11bにより形成されており、図3には2つのハウジング本体片11a,11bを突き合わせて図示しないねじ部材により締結することにより組み立てられたハンドル部12が示されている。ハウジング10を構成するバッテリ接続部14もハウジング本体11と同様に左右に2分割される2つの接続部片14a,14bにより形成されており、図3には2つの接続部片14a,14bを突き合わせて図示しないねじ部材により締結することにより組み立てられバッテリ接続部14が示されている。図1および図2には、図3に示された2つのハウジング本体片11a,11bと2つの接続部片14a,14bのうち一方のハウジング本体片11aと接続部片14aとが示されている。
ハウジング10のハンドル部12には、図1に示されるように、タンブラースイッチ41が設けられている。このタンブラースイッチ41のオンオフ操作により、バッテリ20aの電力を電動モータ15に供給する状態と供給を停止する状態とに切り換えられる。ハウジング本体11の胴体部13には照明用のLED42が設けられており、このLED42にもバッテリ20aからの電力が供給される。電動モータ15とLED42に電力を供給するバッテリ20aが収容されたバッテリケース20は、ハウジング10を構成するバッテリ接続部14に対して、その正面側から着脱自在となっている。
図3に示されるように、バッテリケース20の左右両側には前後方向に延びるガイド溝45が形成されており、ハウジング10のバッテリ接続部14にはガイド溝45が係合するガイド突起46が設けられている。これにより、ガイド突起46をガイド溝45に係合させた状態でバッテリ接続部14に対して挿入すると、バッテリケース20はガイド溝45に案内される。バッテリケース20が装着限位置まで挿入されると、バッテリケース20の装着が完了し、バッテリケース20のガイド溝45はバッテリ接続部14により覆われた状態となる。
バッテリ接続部14には本体ターミナル47が設けられている。本体ターミナル47は絶縁性材料からなるターミナル基部47aと、これに設けられた金属製の接続端子48a,48b,49aとを有している。接続端子48aは図1に示されるように電動モータ15の一方の接続端子に直接接続されるケーブル51aに接続され、接続端子48bは電動モータ15の他方の接続端子にタンブラースイッチ41を介して接続されるケーブル51bに接続されている。ケーブル51a,51bはLED42にも接続されており、タンブラースイッチ41をオンオフ操作すると、電動モータ15とLED42に対して同期して電力が供給される状態と供給を停止する状態とに切り換えられる。一方、他の接続端子49aは、バッテリ20aが過放電となったときにバッテリ20aからの過放電信号を受信するための端子であり、バッテリ20aから過放電の信号が図示しない制御部に送られると、バッテリ20aを保護するために電動モータ15への給電が停止される。
本体ターミナル47はバッテリ接続部14に着脱差自在に装着されるようになっており、ターミナル基部47aはハウジング10のバッテリ接続部14に設けられたターミナルホルダー部50に図3において左右方向に挿入することにより装着されるようになっている。
バッテリケース20には電源ターミナル53が設けられており、図3に示されるように、電源ターミナル53は絶縁性材料からなるターミナル基部53aと、これに設けられた金属製の接続端子54a,54b,55aとを有している。バッテリケース20をバッテリ接続部14に装着すると、電源ターミナル53のそれぞれの接続端子54a,54bは、本体ターミナル47の対応する接続端子48a,48bに接触し、バッテリ20aを電源として電動モータ15とLEDに電力を供給することができる。一方、接続端子55aは接続端子49aに接触し、バッテリ20aからの過放電信号が図示しない制御部に送られる。
図2に示されるように、ハウジング本体11のハンドル部12には外方に開口した凹部56が設けられており、ハンドル部12に装着されるバッテリ接続部14には内方に突出して凹部56内に入り込む凸部57が設けられている。凸部57を囲むように形成された凹部56はハンドル部12の外面全周にわたって設けられており、凸部57も凹部56に対応してバッテリ接続部14の内面全周にわたって設けられている。
ハウジング本体11のハンドル部12に設けられた凹部56には、エラストマつまりゴム等の弾性体からなる防振用弾性体層58が設けられている。この防振用弾性体層58は本体ターミナル47とハウジング10との間において相互に組み合わされる2つの部材、つまりハウジング本体11とバッテリ接続部14との2つの部材の一方に設けられている。これにより、先端工具23を駆動してねじ部材の締結作業を行う際にハウジング10からバッテリケース20に振動が伝達されるのを抑制することができる。このように、バッテリケース20に伝達される振動が抑制されると、本体ターミナル47の接続端子48a,48b,49aと電源ターミナル53の接続端子54a,54b,55aとが振動により摩擦接触することが防止される。したがって、振動摩擦に起因してそれぞれの接続端子が摩耗することを防止でき、接続端子の摩耗により接触不良が発生したり、接続端子が摩擦により溶着したりすることが防止される。これにより、電動工具としてのインパクトレンチの耐久性を向上させることができる。
図2に示されるように、防振用弾性体層58は凹部56と凸部57との間における周方向の対向面と、上下両方向の対向面との間に配置されており、電動モータ15を駆動させてねじ部材の締結作業を行う際に、図1および図2における左右方向と上下方向のいずれの方向の振動であっても、振動がハウジング本体11からバッテリ接続部14に伝達されるのを抑制することができる。
ハウジング本体11のハンドル部12の表面には、化粧用弾性体層59が設けられている。ハンドル部12に化粧用弾性体層59を設けることにより、作業者がハンドル部12を把持して作業を行う際の操作性と手触り感が向上する。防振用弾性体層58は化粧用弾性体層59に連なってこれと同一のエラストマ材料により形成されているので、ハンドル部12の表面に設けられる化粧用弾性体層59と、凹部56に設けられる防振用弾性体層58とを、ハウジング本体11を構成する2つのハウジング本体片11a,11bを製造する際に、同時に層状に成形することができる。これにより、部品点数を増加させることなく、接続端子の摩耗発生を防止することができる。しかも、ハウジング10を組み立てる際に、ハウジング本体11にバッテリ接続部14を装着することにより、ハウジング10はハウジング本体11とバッテリ接続部14の2つの部材間に防振用弾性体層58が挟み込まれた防振構造となるので、インパクトレンチの組立作業性が低下することがない。
図1〜図3に示されるインパクトレンチにおいては、ハウジング本体11に設けられた凹部56にバッテリ接続部14に設けられた凸部57を組み合わせるようにしているが、凹凸関係を逆転させても良い。
図4はこのように図1〜3に示された場合と凹凸関係を逆転させたインパクトレンチの一部を示す内部構造図である。図4に示されるように、バッテリ接続部14には凹部56が設けられており、ハウジング本体11のハンドル部12には凹部56内に組み込まれる凸部57が設けられている。凸部57にはハンドル部12の表面の化粧用弾性体層59に連なって防振用弾性体層58が設けられている。このように、本体ターミナル47と電源ターミナル53との間において相互に組み合わされるハウジング本体11とバッテリ接続部14の一方に防振用弾性体層58が設けられており、上述したインパクトレンチと同様に、先端工具23を駆動してねじ部材の締結作業を行う際にハウジング10からバッテリケース20に振動が伝達されるのを抑制することができる。
図4に示されるように、凸部57に設けられる防振用弾性体層58は、凹部56の内周面に対向する対向面と、凹部56の上下面にそれぞれ対向する上下の対向面とにそれぞれ設けられている。これにより、図4における左右方向と上下方向のいずれの方向の振動であっても、振動がハウジング本体11からバッテリ接続部14に伝達されるのを抑制することができる。
図5および図6はそれぞれ本発明の他の実施の形態である電動工具を示す内部構造図であり、図5および図6には電動工具のうち図2と同様の部分が示されている。図5および図6に示される電動工具は上述した場合と同様にインパクトレンチであるが、上述したインパクトレンチと相違して、このハウジング10は上述したバッテリ接続部14を有していない。したがって、ハンドル部12と胴体部13とからなるハウジング10にバッテリケース20が装着される。
図5に示されるように、本体ターミナル47はハウジング10のターミナルホルダー部50に着脱自在に装着されるようになっている。本体ターミナル47は上述した場合と同様にターミナル基部47aとこれに設けられた図示省略した接続端子を有している。ターミナル基部47aには凹部61が設けられており、ハウジング10のターミナルホルダー部50には凹部61内に組み込まれる凸部62が設けられている。ハウジング10には凸部62の表面を覆うようにして防振用弾性体層63が設けられており、防振用弾性体層63はターミナルホルダー部50の上下面部にまで延びている。図5に示されたインパクトレンチにおいては、本体ターミナル47のターミナル基部47aに凹部61を設け、ターミナルホルダー部50に設けられた凸部62を凹部61に嵌合させるようにしているが、これらの凹凸関係を逆転させると、図6に示される形態となる。
図6に示されるように、ターミナルホルダー部50には凹部61が設けられており、この凹部61に嵌合される凸部62がターミナル基部47aに設けられている。ターミナルホルダー部50の凹部61にはこの内面を覆うようにして防振用弾性体層63が設けられている。この防振用弾性体層63はターミナルホルダー部50の上下面部にまで延びている。
図5および図6に示されるように、防振用弾性体層63が本体ターミナル47とハウジング10との間において組み合わせられる2つの部材である本体ターミナル47とターミナルホルダー部50の一方に凹部61を形成し、他方に凸部62を形成するようにしたので、先端工具23を駆動してねじ部材の締結作業を行う際にハウジング10からバッテリケース20に振動が伝達されるのを抑制することができる。しかも、ハウジング10に防振用弾性体層63を設けるようにしたので、ハウジング10を構成する2つのハウジング本体片11a,11bを製造する際に防振用弾性体層63をハウジング本体片11a,11bに設けることができるので、インパクトレンチを組み立てる際に独立した防振部材を組み合わせるという工程が不要となり、インパクトレンチの組立性を向上させることができる。
図5および図6に示すインパクトレンチはバッテリ接続部14を有していないタイプであるが、図1〜図4に示したインパクトレンチのようにバッテリ接続部14を有するタイプにおいては、バッテリ接続部14とハウジング本体11との凹凸部の間で防振用弾性体層58を挟み込むとともに、本体ターミナル47とターミナルホルダー部50との凹凸部の間で防振用弾性体層63を挟み込むようにしても良い。その場合には、振動発生源からの振動が本体ターミナル47の接続端子と電源ターミナル53の接続端子との接触部に伝達されることを抑制できる。
上述したそれぞれのインパクトレンチにおいては、凹部と凸部の一方に防振用弾性体層を設けるようにしているが、両方に防振用弾性体層を設けるようにしても良い。つまり凹部と凸部の少なくともいずれか一方に防振用弾性体層を設けるようにすれば、振動伝達を抑制できる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、図示した電動工具はインパクトレンチであるが、ねじ部材に対して締結作業を行うドライバドリルや、作業具を研削砥石として研削作業を行うディスクグラインダ等のように、作業具を電動モータにより駆動して作業を行う電動工具であって、ハウジングに装着されるバッテリケースを有するコードレス型つまり携帯型であれば、どのような電動工具に対してもこの発明を適用することができる。
10…ハウジング、11…ハウジング本体、11a,11b…ハウジング本体片、12…ハンドル部、13…胴体部、14…バッテリ接続部、14a,14b…接続部片、15…電動モータ、16…インパクト機構部、17…出力軸、18…支持部材、20…バッテリケース、20a…バッテリ、21…軸受、22…スピンドル、22a…フランジ部、23…先端工具、24…アンビル、24a…中心穴、25…メタル軸受、26…減速機構、27…ピニオン歯車、28…環状歯車、31…支持軸、32…遊星歯車、33…ハンマ、34…ハンマ爪、35…アンビル爪、36…圧縮コイルばね、37,38…カム溝、39…鋼球、40…ストッパ、41…タンブラースイッチ、42…LED、45…ガイド溝、46…ガイド突起、47…本体ターミナル、47a…ターミナル基部、48a,48b,49a…接続端子、50…ターミナルホルダー部、51a,51b…ケーブル、53…電源ターミナル、53a…ターミナル基部、54a,54b,55a…接続端子、56…凹部、57…凸部、58…防振用弾性体層、59…化粧用弾性体層、61…凹部、62…凸部、63…防振用弾性体層。

Claims (7)

  1. 作業具駆動用の電動モータが収容されるハウジングと、前記電動モータに電力を供給するバッテリが収容され前記ハウジングに着脱自在に装着されるバッテリケースとを有し、前記電動モータに接続される本体ターミナルに接触する電源ターミナルが前記バッテリケースに設けられる電動工具であって、
    前記本体ターミナルと前記ハウジングとの間における相互に組み合わされる一方の部材に凸部を形成し、他方の部材に凹部を形成し、
    凹凸嵌合して組み合わされた2部材間における前記凸部と前記凹部の少なくとも一方に、前記ハウジング側から前記電源ターミナルに伝達される振動を抑制する防振用弾性体層を一体に設けることを特徴とする電動工具。
  2. 前記ハウジングをハウジング本体と、前記本体ターミナルが装着され前記ハウジング本体に取り付けられるとともに前記本体ターミナルが装着されるバッテリ接続部とにより形成し、前記ハウジング本体と前記バッテリ接続部の一方に前記凸部を設け、他方に前記凹部を設け、前記ハウジング本体の表面に前記防振用弾性体層に一体に連ならせて化粧用弾性体層を設けることを特徴とする請求項1記載の電動工具。
  3. 前記凸部を前記バッテリ接続部に設け、前記凹部を前記ハウジング本体に設け、前記凸部と前記凹部とを前記ハウジングの全周にわたって設けることを特徴とする請求項2記載の電動工具。
  4. 前記バッテリ接続部は前記電動モータの回転中心に対して径方向の左右に2分割される2つの接続部片により形成されており、2つの前記接続部片をねじ部材により相互に固定して前記ハウジング本体に取り付けることを特徴とする請求項3記載の電動工具。
  5. 前記本体ターミナルは金属製の接続端子と当該接続端子が設けられたターミナル基部とを有し、当該ターミナル基部と当該ターミナル基部が装着される前記ハウジングとの一方に凸部を設け、他方に前記凸部が嵌合される凹部を設け、前記防振用弾性体層を前記凸部と前記凹部の少なくとも一方に一体に設けることを特徴とする請求項1記載の電動工具。
  6. 作業者により把持されるハンドル部、当該ハンドル部の一端に前後方向に延びて設けられ後端部内に電動モータが収容され前端部内にインパクト機構部が収容される胴体部、および前記ハンドル部の他端に接続されるバッテリ接続部を有するハウジングと、
    前記胴体部の前端から突出して前記インパクト機構部に接続される先端工具と、
    前記電動モータに電力を供給するバッテリが収容されるとともに前記電動モータに電気的に接続される本体ターミナルに接触する電源ターミナルが設けられ前記バッテリ接続部に着脱自在に装着されるバッテリケースと有する電動工具であって、
    前記ハンドル部と前記バッテリ接続部の一方の全周に凸部を設けるとともに他方に前記凸部が嵌合される凹部を全周に設け、
    前記ハンドルの表面に化粧用弾性体層を設け、前記ハンドル部に設けられた前記凹部または前記凸部に前記化粧用弾性体層に連ならせて防振用弾性体層を設け、
    前記ハウジングから前記バッテリ接続部に伝達される振動を前記防振用弾性体層により抑制することを特徴とする電動工具。
  7. 前記防振用弾性層を前記凹部と前記凸部との相互間における周方向の対向面、上下両方向の対向面の間に配置することを特徴とする請求項6記載の電動工具。
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