JP2013530067A - 車両の車輪用タイヤの構築における成形ドラムの管理の制御方法、および車両の車輪用タイヤの生産用プラント - Google Patents

車両の車輪用タイヤの構築における成形ドラムの管理の制御方法、および車両の車輪用タイヤの生産用プラント Download PDF

Info

Publication number
JP2013530067A
JP2013530067A JP2013511760A JP2013511760A JP2013530067A JP 2013530067 A JP2013530067 A JP 2013530067A JP 2013511760 A JP2013511760 A JP 2013511760A JP 2013511760 A JP2013511760 A JP 2013511760A JP 2013530067 A JP2013530067 A JP 2013530067A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
forming drum
work station
robot arm
work stations
work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013511760A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5907953B2 (ja
Inventor
マルチーニ,マウリツィオ
マンチーニ,ジャンニ
バラビオ,ミケーレ
Original Assignee
ピレリ・タイヤ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ピレリ・タイヤ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ filed Critical ピレリ・タイヤ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ
Publication of JP2013530067A publication Critical patent/JP2013530067A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5907953B2 publication Critical patent/JP5907953B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/08Building tyres
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/005General arrangement or lay-out of plants for the processing of tyres or parts thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/0016Handling tyres or parts thereof, e.g. supplying, storing, conveying
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/08Building tyres
    • B29D30/20Building tyres by the flat-tyre method, i.e. building on cylindrical drums
    • B29D30/24Drums
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/005General arrangement or lay-out of plants for the processing of tyres or parts thereof
    • B29D2030/0055Optimization of the cycle times of the tyre manufacturing process, e.g. adaptation of the tyre building process to the vulcanization process
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/08Building tyres
    • B29D30/10Building tyres on round cores, i.e. the shape of the core is approximately identical with the shape of the completed tyre
    • B29D2030/105Building tyres on round cores, i.e. the shape of the core is approximately identical with the shape of the completed tyre the cores being movable
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/08Building tyres
    • B29D30/20Building tyres by the flat-tyre method, i.e. building on cylindrical drums
    • B29D2030/202Building tyres by the flat-tyre method, i.e. building on cylindrical drums the building drums being movable, i.e. not permanently connected to a fixed frame
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/08Building tyres
    • B29D30/20Building tyres by the flat-tyre method, i.e. building on cylindrical drums
    • B29D2030/206A plurality of building drums being mounted on a fixture or supporting device, e.g. turret or turntable

Abstract

本発明は、車両の車輪用タイヤの構築における成形ドラムの管理の制御方法、および車両の車輪用タイヤの生産用プラントに関する。プラントは、「m」個の作業ステーション(17a、17b;35a、35b;44a、44b)の少なくとも1つのアセンブリ(17、35、44)を含む少なくとも1つの構築ライン(12;14)であって、前記「m」個の作業ステーションのそれぞれが、前記タイヤ(2)の構成部品の少なくとも一部分を成形するようにそれぞれ適合されている、構築ライン;サイクルタイム(Tc)に等しい各時間間隔で、「n」個の成形ドラム(13、15)を1つずつ、構築ライン(12;14)へ送出しかつ構築ラインから持ち上げる装置;それぞれ、「m」個の別個の成形ドラム(13;15)を、前記アセンブリ(17、35、44)の「m」個の別個の作業ステーション(17a、17b;35a、35b;44a、44b)へ運び、かつ「m」個の別個の作業ステーションから離れるように移動させる移送装置(31;37、38、39、41、42;46、47、48)を含み;前記「m」個の作業ステーション(17a、17b;35a、35b;44a、44b)の各々は、「m」と前記サイクルタイム(Tc)との積に等しい各時間間隔で、成形ドラム(13、15)をそれぞれ受け取り、かつ解放し;「m」は2以上であり、および「n」は「m」以上である。

Description

本発明は、車両の車輪用タイヤの構築において成形ドラムの管理を制御する方法、および車両の車輪用タイヤの生産用プラントに関する。
一般的にタイヤはカーカス構造体を含み、カーカス構造体は、環状固着構造体にそれぞれ係合する端部フラップを有する少なくとも1つのカーカスプライを含み、環状固着構造体は各々、通常、少なくとも1つの実質的に円周方向の環状インサートにより形成され、環状インサートには少なくとも1つの充填インサートが適用される。1つ以上ベルト層を互いにおよびカーカスプライと半径方向に重畳されて置かれたベルト構造が、その半径方向外側の位置においてカーカス構造体に関連付けられ、前記ベルト層は、タイヤの周方向に延在する方向を横切る向きにおよび/またはそれに実質的に平行に配置されたテキスタイルまたは金属性の補強コードを有する。エラストマー材料製のトレッドバンドも、タイヤを構成する他の半製品と同様に、ベルト構造に半径方向外側の位置において適用される。トレッドバンドにしっかりと確実に結合するのに好適な特性を有する、エラストマー材料のいわゆる「下層」が、前記トレッドバンドとベルト構造との間に挿入され得る。さらに、エラストマー材料の各サイドウォールは、カーカス構造体の側面に適用され、それぞれ、トレッドバンドの側縁部の一方から、ビードに至るそれぞれの環状固着構造体付近まで延在している。
本明細書の目的において、用語「エラストマー材料」は、少なくとも1種のエラストマー重合体と少なくとも1つの補強充填剤とを含む組成物を示すと理解されることを指摘する。好ましくは、この組成物は、例えば架橋剤および/または可塑剤などの添加剤をさらに含む。架橋剤が存在することによって、この材料は、最終的な製造品を形成するように、加熱によって架橋できる。
公知の通り、現在、タイヤ部品の製造は、1つ以上の支持体に1つ以上の基本半製品(elementary semifinished product)を直接敷設させることによって行われる。
本明細書では、「タイヤ部品」とは、タイヤのいずれかの機能部品(例えばアンダーライナー、ライナー、1つまたは複数のカーカスプライ、ビード領域内の充填材、1つまたは複数のベルト層、サイドウォール、ランフラットタイヤのサイドウォールインサート、耐摩耗性インサート、下層、トレッドバンド、テキスタイルまたは金属性補強要素、エラストマー材料の補強要素)を意図することを理解されたい。
本明細書では、タイヤの「基本半製品」は、細長要素(リールまたは押出機のいずれかから周方向および横断方向の双方に供給された、または使用するために何らかの方法で形成された)を意図し、この細長要素は、エラストマー材料単独で作製されているか、または少なくとも1つのテキスタイルまたは金属性の補強コード、または好ましくは互いに平行する少なくとも2つのコード(各コードは、好ましくは上述の細長要素の縦方向に延在する)などの別の構造要素を含むことを留意されたい。
本明細書において、実質的に横断方向(成形ドラムの周方向に対して重要な角度を形成する)に敷設させるようなサイズに切断されたこの細長要素は、簡潔に「ストリップ様要素」と呼ばれる。
好ましくは、前記基本半製品の横断寸法は、約1mm〜約80mmの範囲である。
一層好ましくは、前記基本半製品の横断寸法は、約2mm〜約50mmに含まれる。
本明細書および以下の特許請求の範囲では、連続するまたは一連の作業ステーションを有する少なくとも1つの構築ラインを備えるプラントにおける「サイクルタイム」は、前記構築ラインへ(から)一連の成形ドラムが入る(出る)周期の逆数を意図する。
同出願人の名において、文献、国際公開第2009/157028号では、車両の車輪用タイヤを構築するためのプラントが開示されている。プラントは構築ラインを含み、この構築ラインは同様に、順次に連続して配置された複数の作業ステーションを含む。各作業ステーションは、少なくとも1つの基本半製品のアセンブリによって、タイヤの少なくとも1つの構造用部品を構築するように適合されている。構築ラインは、各作業ステーションに関連した各成形支持体で加工中のタイヤを取り扱う少なくとも1つの装置と、第1の作業ステーションから、第1の作業ステーションに隣接していない第2の作業ステーションへ、その成形支持体上で加工中のタイヤを移送させるように適合された少なくとも1つの移送装置とを含む。
同出願人の名において、文献、国際公開第2009/068939号では、カーカスプライが、幾何学的な回転軸の周りでの成形ドラムの回転によって得られる複数のストリップ様要素の貼り付けによって、および成形ドラムの対向する部分の近くに配置された第1の敷設ユニット(deposition unit)および第2の敷設ユニットによる対のストリップ様要素の付与によって、成形ドラム上で構築される。
本出願人は、上記の文献において説明されているように、上記のタイプのプラントでは、ドラムまたは支持体が作業ステーションから後続の作業ステーションに移送されること、および各作業ステーションにおいて、前記基本半製品の1つ以上を敷設することによって、ドラムまたは支持体上で直接タイヤ部品またはタイヤ部品の部分が形成されることに気付いた。
しかしながら、本出願人は、個々のドラムまたは支持体が1つのステーションとその後続のステーションとの間で移動する時間の周期が、最長敷設時間によって決定されていることを確認した。それゆえ、各タイヤの製造時間全体は、タイヤの構築に設計された時間系列において最も遅い作業ステーションに1つまたは複数の基本半製品を置くのに費やす時間による影響を大きく受ける。
本出願人は、1つの作業ステーションにおける敷設時間を削減するために、敷設作業がいくつかの順次の作業ステーションで分担される場合、前記作業は、1つの作業ステーションからドラムまたは支持体を降ろして、次に続くステーションにそれを積み込むために中断する必要があるため、敷設には無用の休止時間が増えることを確認した。
本出願人は、そのような作業ステーションでの敷設時間を削減するために、作業ステーションにおける個々のドラムまたは支持体での敷設速度を増大する場合、速度の増大は、敷設の精度および生産されたタイヤの品質を損うことをさらに確認した。
本出願人は、サイクルタイムの抑制に重要である作業ステーション、すなわち敷設時間が最も長い作業ステーションの入口における成形ドラムの管理を修正することによりタイヤ構築時間全体を削減することによって前記プラントの生産性を向上させる一方で、同時に、構築プロセスおよび生産されたタイヤの品質の信頼性を高める可能性を認識した。
特に、本出願人は、機能的なアセンブリ、またはタイヤ部品を形成するように各アセンブリが適合されている領域によって生産プラントを組織でき、前記アセンブリが、少なくとも2つの作業ステーションと、予め定められた製造サイクルに従ってこれらのステーションに関連付けられかつそれらと連携する2つ以上の成形ドラムとを含むことを認識した。具体的には、本出願人は、作業が複雑であるゆえに、対応する作業ステーションがプラント内の構築ラインにおいて最も遅く見える生産ステップを選択し、およびこれらステップの各々に対して、異なる作業ステーションにそれぞれ配置された異なる成形ドラムで並行して構築して特定の構成部品を得ることができる機能的なアセンブリを割り当てた。
次いで、本出願人は、タイヤ生産プラントの少なくとも1つの構築ライン内において少なくとも2つの作業ステーションの少なくとも1つのアセンブリを作ることによって、プラントの上述の構築ライン内で前記サイクルタイムを維持することが可能であることを見出した。この場合、アセンブリの各ステーションは、アセンブリの他の1つまたは複数の作業ステーションと、それらが属する構築ラインのサイクルタイムに対応する位相変位を有しながら並行して、(成形ドラムに基本半製品を敷設することによって)同じタイヤ部品を構築する。
より詳しくは、本出願人は、前記少なくとも2つの作業ステーションで形成されたアセンブリまたは領域の上流のラインからくるドラムを、一方の作業ステーションへおよび他方の作業ステーションへと交互に、およびサイクルタイムに対応する周期(すなわち、その逆数に等しい)で順次送出することが可能であることを見出した。前記領域からくる成形ドラムを下流ラインへ、サイクルタイムに対応する同じ周期で送出し、そのようなアセンブリの前記作業ステーションの各々において真の有用な敷設時間(true useful deposition time)を増大させることも可能である。
具体的には、第1の態様では、本発明は、車両の車輪用タイヤの構築における成形ドラムの管理の制御方法において、
−1つのサイクルタイムに等しい各時間間隔に、「n」個の成形ドラムを次々に、一連の作業ステーションを有する構築ラインに送出するステップであって、前記構築ラインが:タイヤの構成部品の少なくとも一部分を成形するようにそれぞれ適合された「m」個の作業ステーションの少なくとも1つのアセンブリを含む、ステップ
を含み、
「m」個の別個の成形ドラムはそれぞれ、前記アセンブリの異なる「m」個の別個の作業ステーションに運ばれ、およびそれらから離れるように移動され;前記「m」個の作業ステーションの各々は、「m」と前記サイクルタイムとの積に等しい各時間間隔で、成形ドラムを受け取り、かつ解放し;
「m」は2以上であり、および「n」は「m」以上である、方法に関する。
本出願人は、上述の管理方法を使用することにより、より長さを必要とするタイヤ部品の構築に供する作業ステーションを増やし、前記作業ステーション内部での前記ドラムの積み降ろしでの時間の無駄を最小限にする成形ドラムの流れを生じさせることで、定性的および定量的な観点において、信頼性のおける生産が得られることを確認した。なぜなら、タイヤ部品の敷設の精度およびサイクルタイムが設計値に従うからである。
具体的には、異なる態様では、本発明は、車両の車輪用タイヤの生産用プラントにおいて、
−タイヤ部品の少なくとも一部分をそれぞれ成形するように適合されている「m」個の作業ステーションの少なくとも1つのアセンブリを含む一連の作業ステーションを有する少なくとも1つの構築ライン;
−サイクルタイムに等しい各時間間隔で、「n」個の成形ドラムを1つずつ、前記構築ラインへ送り、かつ前記構築ラインから持ち上げる装置;
−それぞれ「m」個の別個の成形ドラムを、前記アセンブリの「m」個の別個の作業ステーションへ運び、かつ「m」個の別個の作業ステーションから離れるように移動させる移送装置;
を含み、
前記「m」個の作業ステーションの各々が、「m」と前記サイクルタイムとの積に等しい各時間間隔で、成形ドラムをそれぞれ受け取り、かつ解放し;
「m」2以上であり、および「n」は「m」以上である、プラントに関する。
本発明は、上述の態様の少なくとも1つにおいて、以下説明する好ましい特徴の1つ以上をさらに有することができる。
好ましくは、同じアセンブリの前記「m」個の作業ステーションの各々は、同じタイヤ部品を成形する。
「m」個の作業ステーションで形成されたアセンブリからくる、部分的に組み立てられたタイヤは、一斉に同じ構築段階に到達する。
好ましくは、この方法は:前記サイクルタイムに等しい各時間間隔で、前記「n」個の成形ドラムを次々に構築ラインから持ち上げるステップを含む。
好ましくは、第1の作業ステーションにおける基本半製品の敷設、および前記アセンブリのm番目の作業ステーションにおける同じ基本半製品の敷設は、前記サイクルタイム(Tc)と「m−1」との積だけ位相がずれている。
好ましくは、基本半製品の全敷設のための最小の有用時間「Tum」、前記「m」個の成形ドラムの1つを前記「m」個の作業ステーションのうちの1つの近くに移動させる時間「Tav」、前記成形ドラムを上述の作業ステーションから離れるように移動させる時間「Tal」、およびサイクルタイム「Tc」を前提とすると、作業ステーションの個数「m」は、比「(Tum+Tav+Tal)/Tc」を大きな整数に丸めたものに等しい。
好ましくは、「m」個の作業ステーションに降ろされる(laid down)基本半製品は同じである。
実施形態によれば、「m」個の作業ステーションに降ろされる基本半製品の各々は、成形ドラムの円周に並んで配置される複数のストリップ様要素を含む。
1つまたは複数のカーカスプライを製造するカーカス構築ラインにおいて、および/または1つ以上ベルト層を製造する外側スリーブ構築ラインにおいて、ストリップ様要素を成形ドラムの周方向延在部に従って相互に近づけて敷設することにより、前記ストリップ様要素の敷設が実施される。
好ましくは、各作業ステーションにおいて、ストリップ様要素は下から上へ成形ドラムに付与される。
各ストリップ様要素を下から上へ敷設させることによって、ストリップ様要素を支持する敷設ヘッド(deposition head)の置かれている群から突出する前記ストリップ様要素の対向フラップが、それら自体の重みで曲がって、成形ドラムにまたは実際の敷設前に既にそこに置かれている要素にくっついてしまい(ストリップ様要素を上から下にドラムへ運ぶときに発生し得る)、それにより、群自体が相互に遠ざかるように移動するときに、置かれている群と曲がったフラップとの間に干渉が発生してしまうことを、防止する。
代替的な実施形態によれば、「m」個の作業ステーションに降ろされる基本半製品の各々は、成形ドラムの周りでコイル状に巻き付けられる細長要素を含む。
例えば、細長要素を、成形ドラムに並んでおよび/または少なくとも部分的に半径方向に重畳させて配置してコイル状に巻き付けることによって、外側スリーブ構築ラインにおけるトレッドバンドの構築に前記細長要素を使用する。
好ましくは、敷設中、成形ドラムは、作業ステーションに属している支持体に係合している。
作業ステーションは、それら自体の支持体を有し、支持体は、基本半製品の敷設中にドラムを支持することができ、かつラインに沿ってドラムを移動させる装置とは独立している。
好ましくは、成形ドラムは、少なくとも1つのロボットアームによって、「m」個の作業ステーションに運ばれる、または「m」個の作業ステーションから離れるように移動される。
実施形態によれば、基本半製品の敷設中、成形ドラムは、前記少なくとも1つのロボットアームによって支持されている。
それゆえ、ロボットアームは、作業ステーションでの移送中および敷設中の双方においてドラムを支持する。
好ましくは1つまたは複数のカーカスプライの構築のためにデザインされた実施形態によれば、この方法は:同一の一つのロボットアームによって、成形ドラムを第1の作業ステーションへまたは第2の作業ステーションへ交互に運ぶステップを含む。
好ましくは、前記ロボットアームが成形ドラムの1つを第1の作業ステーションの支持体または第2の作業ステーションの支持体まで持っていく間に、前記ロボットアームによって運ばれた成形ドラムを受け取る作業ステーションに搭載されているアンローディング装置が、前記作業ステーションに既に存在する成形ドラムを離れるように移動させる。
好ましくは、この方法は:前記同一の一つのロボットアームによって、成形ドラムを第1の作業ステーションのアンローディング装置からまたは第2の作業ステーションのアンローディング装置から交互に持ち上げるステップを含む。
アンローディング装置が存在するゆえに、単一のロボットアームを使用でき、かつプラントのコストを削減できる。
好ましくは、例えばベルト層の敷設に関して、この方法は:第1のロボットアームによって、成形ドラムを第1の作業ステーションへまたは第1の中継場所(transit location)へ交互に運ぶステップを含む。
好ましくは、この方法は:第2のロボットアームによって成形ドラムを第1の中継場所から第2の作業ステーションへまたは第1の作業ステーションから第2の中継場所へ交互に運ぶステップを含む。
好ましくは、この方法は:第3のロボットアームによって成形ドラムを第2の中継場所からまたは第2の作業ステーションから交互に、離れるように移動させるステップを含む。
好ましくは、例えばトレッドバンドの敷設に関して、この方法は:第1のロボットアームによって、成形ドラムを第1の作業ステーションへ運ぶ、または成形ドラムを前記第1の作業ステーションから離れるように移動させるステップを含む。
好ましくは、この方法は:第1のロボットアームによって第1の作業ステーションから離れるように移動させた成形ドラムをトロリーに置いて、前記トロリーを前記第1のロボットアームから離れるように移動させるステップを含む。
好ましくは、この方法は:第2のロボットアームによって、成形ドラムを第2の作業ステーションに運ぶ、または前記成形ドラムを第2の作業ステーションから離れるように移動させるステップを含む。
さらに、この方法は:第2のロボットアームの近くにトロリーを移動させ、前記第2のロボットアームによって、トロリーから、第2の作業ステーションに運ぶべき成形ドラムを持ち上げるステップを含む。
好ましくは、1つまたは複数のカーカスプライの構築のためにデザインされたプラントの第1の実施形態では、各作業ステーションは、成形ドラムをその幾何学軸の周りで回転可能に担持する支持体と、前記幾何学軸の周りで成形ドラムを固定して回転させる装置と、ストリップ様要素を置くための少なくとも1つの敷設ヘッドとを含み、そのヘッドは、成形ドラム上で有効に作用する。
好ましくは、各作業ステーションは単一の敷設ヘッドを含む。
好ましくは、敷設ヘッドは、支持体の下側に位置決めされ、ストリップ様要素を下から上へ成形ドラムに付与する。
好ましくは、各作業ステーションは、支持体によって支持される成形ドラムを係合して持ち上げる前記支持体近くの位置と、成形ドラムを前記支持体から離れるように移動させる前記支持体から離間した位置との間で可動であるアンローディング装置を含む。
好ましくは、移送装置は、作業ステーションの全てに有効に作用する単一のロボットアームを含む。
好ましくは、トレッドバンドの構築を目的としたプラントの第2の実施形態において、各作業ステーションは、エラストマー材料の連続的な細長要素を送出する少なくとも1つのユニットを含む。
好ましくは、移送装置は、作業ステーション数と同数のロボットアームを含み、前記ロボットアームの各々は、各作業ステーション上で有効に作用する。
好ましくは、移送装置は、ロボットアーム間で可動である少なくとも1つのトロリーを含む。
好ましくは、1つまたは複数のベルト層の構築を目的としたプラントの第1の実施形態の変形では、前記支持体が、敷設ヘッドに近い作業位置と、前記敷設ヘッドから離間したアンローディング位置との間で可動である。
好ましくは、移送装置は、(作業ステーション数+1)と同数のロボットアームと、ロボットアームとそれに続くロボットアームとの間にある中継場所とを含む。
好ましくは、プラントは、前記サイクルタイムに等しい各時間間隔で、「n」個の成形ドラムを1つずつ前記構築ラインから持ち上げる装置を含む。
好ましくは、前記プラントは、カーカス構築ラインと、外側スリーブ構築ラインとの、2つの構築ラインを含む。
一層好ましくは、前記2つの構築ラインの各々は、「m」個の作業ステーションの前記アセンブリの少なくとも1つを含む。
別の好ましい実施形態によれば、前記カーカス構築ラインは、少なくとも1つのカーカスプライの構築に供する「m」個の作業ステーションの前記アセンブリの1つを含む。
異なる好ましい実施形態によれば、前記外側スリーブ構築ラインは、ベルト構造の構築に供するアセンブリを含む。
別の異なる好ましい実施形態によれば、前記外側スリーブ構築ラインは、トレッドバンドの構築に供するアセンブリを含む。
出願人の意見であるが、本発明によるタイヤ生産用のプラントは、少なくとも2つの構築ラインを含み、それらは簡潔にカーカス構築ラインおよび外側スリーブ構築ラインとそれぞれ特定され、各構築ラインが前記機能的なアセンブリの少なくとも1つを含むものであり、このプラントは、上述の機能的なアセンブリで製造されたいかなるタイヤ部品のいかなる構築作業に対しても、各構築ライン内で前記時間サイクルを維持することができる。
さらなる特徴および利点は、本発明による、車両の車輪用タイヤの構築における成形ドラムの管理の制御方法の、および車両の車輪用タイヤの生産用プラントの、好ましいが排他的ではない実施形態の詳細な説明から明らかとなる。
本明細書は、以下、非限定的な例として与える添付の図面を参照して説明する。
車両の車輪用タイヤの構築用プラントの概略的な上面図である。 図1に示すプラントに属している作業ステーションのアセンブリの概略的な上面図である。 図2に見られるアセンブリの作業ステーションの拡大側面図を示す。 図1に見られるプラントに属している作業ステーションの異なるアセンブリの概略的な上面図である。 図1のプラントに属している作業ステーションのさらに異なるアセンブリの概略的な上面図である。 本発明の方法に従って作製した車両の車輪用タイヤの半部の断面図を示す。
図面を参照すると、本発明による車両の車輪用タイヤの構築用プラントに、全体的に参照符号1が付されている。
プラント1は、少なくとも1つのカーカスプライ4を有するカーカス構造体3を実質的に含む(図6)タイヤ2を生産するためのものである。気密性エラストマー材料の層またはいわゆる「ライナー」5を、1つまたは複数のカーカスプライ4の内側に付与することができる。半径方向外側の位置にエラストマー系充填材6bを有するいわゆる「ビードコア」6aをそれぞれ含む2つの環状固着構造体6は、1つまたは複数のカーカスプライ4のそれぞれの端部フラップ4aと係合している。環状固着構造体6は、通常「ビード」7と特定される領域の近傍に組み込まれ、通常そこで、タイヤ2と各取付けリムとの間の係合が発生する。1つ以上のベルト層8a、8bを含むベルト構造8が、1つまたは複数のカーカスプライ4の周りに周方向に付与され、ベルト構造8の周方向にトレッドバンド9が重なる。ベルト構造8には、いわゆる「アンダーベルトインサート」10を関連付けることができ、アンダーベルトインサートは各々、1つまたは複数のカーカスプライ4とベルト構造8の軸方向に対向する端縁部の1つとの間に配置される。アンダーベルトインサート10に加えてまたはその代わりとして、エラストマー材料のおよび/またはタイヤの周方向に延在する方向に対して実質的に平行にあるテキスタイルもしくは金属性コード(0度のベルト層)を含む、環状インサート(図示せず)、または他の補強要素を、ベルト層8a、8bの少なくとも軸方向に対向する端縁部に半径方向に重畳することができるおよび/または少なくとも前記端縁部において前記ベルト層8aと8bとの間に挟むことができる。対応するビード7からトレッドバンド9の対応する側縁部までそれぞれ延在する2つのサイドウォール11は、横方向に対向する位置において1つまたは複数のカーカスプライ4に付与される。
タイヤ2の前記構成部品は、1つ以上の成形ドラム上で、異なる作業ステーション間で前記成形ドラムを動かすことによって作製され、それら各作業ステーションにおいて、好適な装置、例えば敷設ヘッドなどが、好ましくは1つまたは複数の成形ドラム上へと基本半製品を付与する。
図1に例として図示する好ましい実施形態では、プラント1はカーカス構築ライン12を含み、カーカス構築ラインにおいて、1つ以上の成形ドラム13が、各成形ドラム13上でカーカススリーブ(carcass sleeve)を成形するように設計された異なる作業ステーション間を順次動く。ここで、そのカーカススリーブは、1つまたは複数のカーカスプライ4、ライナー5、環状固着構造体6、およびおそらくサイドウォール11の少なくとも一部を含む。同時に、外側スリーブ構築ライン14では、1つ以上の補助成形ドラム15が、各補助ドラム15上で外側スリーブを成形するように設計された異なる作業ステーション間を順次動く。ここで、その外側スリーブは、少なくともベルト構造8、トレッドバンド9、およびおそらくサイドウォール11の少なくとも一部を含む。
プラント1はアセンブリステーション16をさらに含み、そこでは、外側スリーブは補助ドラム15から取り外されてカーカススリーブに結合される。
プラント1によって構築されたタイヤ1は、少なくとも1つの加硫ユニット(図示せず)に順次移送される。
図2は、カーカス構築ライン12に属する「m」個の作業ステーション(m=2)または領域のアセンブリ17を概略的に示す。図示のアセンブリ17は、成形ドラム13にカーカスプライ4を敷設するための第1の作業ステーション17aおよび第2の作業ステーション17bによって形成される。各カーカスプライ4は構築装置によって作製され、構築装置は、成形ドラム13に複数のストリップ様要素18を周方向に相互接触するように付与し、前記成形ドラム13の幾何学軸「X−X」の周りに連続的な周方向延在部を有する少なくとも1つのプライ層を成形するように設計されている。
各作業ステーション17a、17bは、成形ドラム13を担持するように設計された支持体19(図2および3に図示)を含み、前記ドラムをその幾何学軸「X−X」の周りで回転できるようにする。例えばモータによって動かされるチャックの形態の、作業ステーション17a、17bの一部である装置(図示せず)を使用して、成形ドラム13を固定して前記幾何学軸「X−X」の周りで回転させる。
各作業ステーション17a、17bには、支持体19に担持された成形ドラム13の下側に単一の敷設ヘッド20が装着され、敷設ヘッドは、前記成形ドラムが回転している間、前記成形ドラム13に下から上へストリップ様要素18を付与するように適合されている(図3)。
ストリップ様要素18は、引張および/またはカレンダー装置からくる、または供給リールからくる細長またはリボン要素21に順次切断作業を行うことによって得られる。切断部材22は、細長要素21を直角に、または細長要素の縦方向延在部に対して予め定められた傾斜に従って切断して、個々のストリップ様要素18を得るように設計されている。切断部材には少なくとも1つの把持部材23が組み合わされ、把持部材は、切断部材22の近傍において細長要素21の最終端部と係合するように適合される第1の作業位置と、切断部材22から遠ざかるように動かされている第2の作業位置との間で可動である。第1の作業位置から第2の作業位置への並進移動に続いて、把持部材23は細長要素21を引っ張って、細長要素を、切断部材22を越えて、かつ切断部材22自体の後続の作動に続いて得られるべきストリップ様要素13の長さと同じ長さいっぱいに、好ましくは成形ドラム13に対して半径方向に近づいた位置に延在させるようにする。敷設ヘッド20は、上述の方法で準備されたストリップ様要素13の各々に順次係合するようにし、成形ドラム13が示す半径方向外側の敷設面にストリップ様要素を付与するようにする。図示の実施形態では、敷設ヘッド20は2つのプレッサー要素24を含み、各プレッサー要素は、横断運動装置(当業者にとって都合がよい任意の方法で作製できるため、図示せず)の働きによってガイド構体26に沿って可動な支持要素25によって担持される。さらに、好ましくは各支持要素25と、少なくとも1つの補助保持要素27が係合しており、補助保持要素は、切断ユニット22の働きによる前記ストリップ様要素の切断と、成形ドラム13へのストリップ様要素の付与との間に発生する瞬間の最中にストリップ様要素18を保持するために、各プレッサー要素24と連携する。
敷設ヘッド20には半径方向運動装置(図示せず)が関連付けられており、半径方向運動装置は、成形ドラム13の半径方向外側の表面に対して半径方向に近づいた位置までプレッサー要素24を並進移動させるように設計されている。横断運動装置(これも図示せず)がさらに設けられ、横断運動装置は、例えば、プレッサー要素24を、相互に近づく第1の動作状態と、成形ドラム13の横断対称面(transverse symmetry plane)に対して離間している第2の動作状態との間で並進移動させるために、ガイド構体26と支持要素25との間で動作する。
各作業ステーション17a、17bは、第1の位置と第2の位置との間で可動であるアンローディング装置28(図2)をさらに含む。第1の位置(図示せず)では、アンローディング装置28は支持体19に近接しており、かつ支持体19自体により担持される成形ドラム13に係合して前記支持体19から成形ドラムを持ち上げることができる。本明細書に図示する非限定的な例では、アンローディング装置28は2つのアーム29を備え、アームは、成形ドラム13の幾何学軸「X−X」に沿って延在しかつドラム13自体の対向するベース部と一体となっている2つのスピンドル30を係合できる最終端部を有する。図2に示す第2の位置では、アンローディング装置28は、支持体19に積まれている別のドラム13に干渉しない程度に支持体19から離間している。
ロボットアーム31によって規定された移送装置は、2つの作業ステーション17a、17bの近傍に位置決めされている。ロボットアーム31は、両前記作業ステーション17a、17bの支持体19およびアンローディング装置28に到達できる把持端部32を有し、下記で詳細に説明するように、アンローディング装置28から成形ドラム13を持ち上げるかまたは支持体19に成形ドラム13を置く。
ローディング場所33が第1の作業ステーション17aに位置決めされ、およびアンローディング場所34が第2の作業ステーション17bに位置決めされ、それら両場所にロボットアーム31は到達できる。
使用時に、本発明の方法によれば、第1および第2の作業ステーション17a、17bで構成されたアセンブリの上流に配置されたカーカス構築ライン12の部分からくる第1の成形ドラム13は、装置(図示せず)によってローディング場所33に位置決めされる。
第1の成形ドラム13はロボットアーム31によって持ち上げられ、第1の作業ステーション17aの支持体19に位置決めされ(矢印A1)、そこで、各作業ステーション17aの敷設ヘッド20が、第1のタイヤ2の1つまたは複数のカーカスプライ4のストリップ様要素18を置き始める。
第1の成形ドラム13が取り除かれたローディング場所33に第2の成形ドラム13が位置決めされる。
同時に前記第1の作業ステーション17aに第1のドラム13を置いたロボットアーム31は、ローディング場所33から第2の成形ドラム13を持ち上げ、それを第2の作業ステーション17bの支持体19上に積み(矢印B1)、そこで、各作業ステーション17bの敷設ヘッド20は、第2のタイヤ2の1つまたは複数のカーカスプライ4のストリップ様要素18を置き始める。
第1の作業ステーション17aにおけるストリップ様要素18の敷設が完了したら、前記第1の作業ステーション17aのアンローディング装置28は、支持体19から第1の成形ドラム13を持ち上げ、それを支持体から離れるように動かす(矢印A2)。その間、ローディング場所33に到着した第3の成形ドラム13を持ち上げたロボットアーム31は、前記第3の成形ドラム13を第1の作業ステーション17aの支持体19上に置き、そこで、各作業ステーション17aの敷設ヘッド20は、第3のタイヤ2の1つまたは複数のカーカスプライ4のストリップ様要素18に置き始める。
続いて、ロボットアーム31は、各アンローディング装置28から第1の成形ドラム13を持ち上げ、それをアンローディングステーション34に降ろし(矢印A3)、そこで、装置(図示せず)が、第1の成形ドラムを持ち上げて、第1および第2の作業ステーション17a、17bで構成されたアセンブリの下流に配置されたカーカス構築ライン12の部分に運ぶ。
その間に、第2の作業ステーション17bにおけるストリップ様要素18の敷設が完了し、前記第2の作業ステーション17bのアンローディング装置28は、支持体19から第2の成形ドラム12を持ち上げ、そこから離れるように動かす(矢印B2)。ローディング場所33に到着した第4の成形ドラム13を持ち上げたロボットアーム31は、前記第4の成形ドラム13を第2の作業ステーション17bの支持体19に置き、そこで、各作業ステーション17bの敷設ヘッド20は、第4のタイヤ2の1つまたは複数のカーカスプライ4のストリップ様要素18を置き始める。
続いて、ロボットアーム31は、各アンローディング装置28から第2の成形ドラム13を持ち上げ、それをアンローディングステーション34に降ろし(矢印B3)、そこで、装置(図示せず)が、第2の成形ドラムを持ち上げて、第1および第2の作業ステーション17a、17bで構成されたアセンブリの下流に配置されたカーカス構築ライン12の部分に運ぶ。
このサイクルは、全成形ドラム13が連続してローディング場所33に運ばれるまで繰り返される。
図4は、外側スリーブ構築ライン14に属する「m」個の作業ステーション(m=2)または領域のアセンブリ35を概略的に示す。
図示のアセンブリは、補助成形ドラム15の半径方向外側の面に1つ以上のベルト層8a、8bを敷設することを目的とする、第1の作業ステーション35aおよび第2の作業ステーション35bからなる。各ベルト層8a、8bは、好ましくは、作業ステーション35a、35bに装着された敷設ヘッド(それ自体公知であるため図示せず)によって、各ストリップ様要素が周方向に相互に近づいて置かれて、形成される。
各作業ステーション35a、35bは、補助成形ドラム15を担持しかつそれを固定してその幾何学軸「X−X」の周りで回転するように設計された支持体36を含む。図示の実施形態では、各支持体36は、補助成形ドラム15を突き出して担持し、かつローディング位置(実線で示す)、作業位置(図示せず)、およびアンローディング位置(鎖線で示す)の間を回転するように可動である。
図示のアセンブリは、第1のロボットアーム37、第2のロボットアーム38、および第3のロボットアーム39、ローディング場所40、第1の中継場所41、第2の中継場所42、およびアンローディング場所43をさらに含む。
第1のロボットアーム37はローディング場所40と第1の中継場所41との間に置かれ、かつ、ローディング場所40から補助成形ドラム15を持ち上げ、それを第1の作業ステーション35aの支持体36へまたは第1の中継場所41へ運ぶことができる。第2のロボットアーム38は第1の中継場所41と第2の中継場所42との間に置かれ、かつ第1の作業ステーション35aの支持体36から補助成形ドラム15を持ち上げ、それを、第2の中継場所42へ運ぶことができるか、または第1の中継場所41から補助成形ドラム15を持ち上げ、それを第2の作業ステーション35bの支持体36に運ぶことができる。第3のロボットアーム39は第2の中継場所42とアンローディング場所43との間に置かれ、かつ第2の中継場所42から、または第2の作業ステーション35bの支持体36から補助成形ドラム15を持ち上げ、それをアンローディングステーション43に運ぶことができる。
使用時に、本発明の方法によれば、第1および第2の作業ステーション35a、35bからなるアセンブリの上流に配置された外側スリーブ構築ライン14の部分からくる第1の補助成形ドラム15が、装置(図示せず)によってローディング場所40に位置決めされる。
第1の補助成形ドラム15は、第1の作業ステーション35aの支持体36がそのローディング位置にあるとき、第1のロボットアーム37によって持ち上げられて、前記支持体に位置決めされる(矢印A1)。支持体36は作業位置に運ばれ、そこで、敷設ヘッド(図示せず)は、周方向に相互に近づけてストリップ様要素を置き始める。
第1の補助成形ドラム15が取り除かれたローディング場所40に第2の補助成形ドラム15が位置決めされる。
同時に前記第1の作業ステーション35aに第1の補助ドラム15を置いた第1のロボットアーム37は、ローディング場所40から第2の補助成形ドラム15を持ち上げ、それを第1の中継場所41に位置決めする(矢印B1)。第2のロボットアーム38は、第2の作業ステーション35bの支持体36がそのローディング位置にあるとき、第1の中継場所41から第2の補助成形ドラム15を持ち上げ、それを前記支持体に置く(矢印B2)。支持体36は作業位置に運ばれ、そこで、敷設ヘッド(図示せず)が、周方向に相互に近づけてストリップ様要素を置き始める。
第1の作業ステーション35aにおけるストリップ様要素の敷設が完了したら、支持体36はアンローディング位置まで回転し(矢印A2)、そこで第1の補助成形ドラム15は第2のロボットアーム38によって持ち上げられ、第2の中継場所42に運ばれる(矢印A3)。このとき、第3のロボットアーム39は第2の中継場所42から第1の補助成形ドラム15を持ち上げ、それをアンローディング場所43に運び(矢印A4)、そこで装置(図示せず)が、第1の補助成形ドラムを持ち上げ、第1および第2の作業ステーション35a、35bで構成されたアセンブリ35の下流に配置された外側スリーブ構築ライン14の部分まで運ぶ。
第2の作業ステーション35bの敷設ヘッドが、依然としてストリップ様要素を置いている間に、第1のロボットアーム37は、ローディングステーション40に到達した第3の補助成形ドラム15を持ち上げ、それを第1の作業ステーション35aの支持体36に置く。
続いて、第2の作業ステーション35bにおけるストリップ様要素の敷設が完了したら、支持体36はアンローディング位置まで回転し(矢印B3)、そこで、第2の補助成形ドラム15が第3のロボットアーム39によって持ち上げられ、アンローディング場所43まで運ばれ(矢印B4)、そこで、装置(図示せず)が第2の補助成形ドラムを持ち上げ、第1および第2の作業ステーション35a、35bで構成されたアセンブリ35の下流に配置された外側スリーブ構築ライン14の部分まで運ぶ。
このとき、ローディングステーション40に到着した第4の補助成形ドラム15は、第1のロボットアーム37によって第1の中継ステーション41へ、およびその後、第2のロボットアーム38によって第2の作業ステーション35bへ運ばれる。
このサイクルは、全補助成形ドラム15が連続してローディング場所40にもたらされるまで、繰り返される。
図5は、外側スリーブ構築ライン14に属する「m」個の作業ステーション(m=2)または領域の別のアセンブリ44を概略的に示す。図示のアセンブリ44は、補助成形ドラム15の半径方向外側の面にトレッドバンド9を置くように設計された第1の作業ステーション44aおよび第2の作業ステーション44bからなる。トレッドバンド9は、エラストマー材料の細長要素を、補助成形ドラム15の周りに並んで配置しておよび/または少なくとも部分的に半径方向に重畳するようにコイル状に巻き付けるように付与することによって、作製される。
各作業ステーション44a、44bは、エラストマー材料の前記細長要素を供給する送出ユニット45を含む。
図示のアセンブリ44は、第1のロボットアーム46および第2のロボットアーム47と、ローディング場所48a、中継場所48bおよびアンローディング場所48cの間で、ロボットアーム46、47のそばに配置された経路「Y−Y」に沿って可動であるトロリー48とをさらに含む。ロボットアーム46、47の各々は、各作業ステーション44a、44bに面している。第1のロボットアーム46は、ローディング場所48aと中継場所48bとの間に位置決めされる。第2のロボットアーム47は中継場所48bとアンローディング場所48cとの間に位置決めされる。
使用時に、本発明の方法によれば、第1および第2の作業ステーション44a、44bで構成されたアセンブリ44の上流に配置された外側スリーブ構築ライン14の部分からくる第1の補助成形ドラム15は、装置(図示せず)によって、ローディング場所48aに位置決めされたトロリー48上に置かれる。
第1の補助成形ドラム15は、第1のロボットアーム46によって持ち上げられ、第1の作業ステーション44aの送出ユニット45の前に運ばれる(矢印A1)。送出ユニット45が細長要素を供給している間中、第1の補助成形ドラム15は、第1のロボットアーム46によって支持されて回転され、細長要素をコイル状に巻き付けることを決定する。
ローディング場所48aに位置決めされたトロリー48に第2の補助成形ドラム15が置かれ、トロリー48は中継場所48bに移動し(矢印B1)、そこで、第2のロボットアーム47が第2の補助成形ドラムを持ち上げ、第2の作業ステーション44bの送出ユニット45の前に運ぶ(矢印B2)。送出ユニット45が細長要素を供給している間中、第2の補助成形ドラム15は第2のロボットアーム47によって支持されて回転され、細長要素をコイル状に巻き付けることを決定する。
第1の補助成形ドラム15への敷設が完了したら、第2の補助成形ドラム15が依然として作業を行っている間に、第1のロボットアーム46は前記第1の補助成形ドラム15を、依然として中継場所48bに配置されているトロリー48に置く(矢印A2)。トロリー48はアンローディング場所48cに移動し(矢印A3)、そこで、好適な装置(図示せず)が第1の補助成形ドラム15を持ち上げ、それを、第1および第2の作業ステーション44a、44bで構成されたアセンブリ44の下流に配置された外側スリーブ構築ライン14の部分に運ぶ。
トロリー48はローディング場所48aに戻り、そこで第3の補助成形ドラム15を受け取り、第3の補助成形ドラム15は第1のロボットアーム46によって持ち上げられて、第1の作業ステーション44aまで運ばれる。その後トロリー48は再びアンローディング場所48cに移動する。
第2の補助成形ドラム15への敷設が完了したら、第3の補助成形ドラム15が作業を行っている間に、第2のロボットアーム47は前記第2の補助成形ドラム15を、アンローディング場所48cに配置されているトロリー48に降ろす(矢印B3)。装置(図示せず)が第2の補助成形ドラム15を持ち上げ、それを、第1および第2の作業ステーション44a、44bからなるアセンブリ44の下流に配置された外側スリーブ構築ライン14の部分に運ぶ。
トロリー48はローディング場所48aに戻り、第2の作業ステーション44bにもたらされるべき第4の補助成形ドラム15を受け取る。
サイクルは、全補助成形ドラム15が連続してローディング場所48aに運ばれるまで、繰り返される。
上述の例示的な実施形態では、「m」個の作業ステーションからなる各領域またはアセンブリ17、35および44は、2つの作業ステーション17a、17b;35a、35b;44a、44b(m=2)のみを含む。サイクルタイム「Tc」に対応する時間間隔毎にローディング場所33、40および48aは成形ドラム13、15を受け取り、およびアンローディング場所34、43および48cは成形ドラム13、15を解放する;それゆえ、前記サイクルタイム「Tc」の2倍に対応する時間間隔毎に、2つの作業ステーション17a、17b;35a、35b;44a、44bの各々は成形ドラム13、15を受け取り、かつ解放する。つまり、各作業ステーションは、「m」×サイクルタイム「Tc」に等しい時間間隔毎に成形ドラムを受け取り、かつ解放する。
加えて、第1の作業ステーション17a、35a、44aにおけるストリップ様要素または細長要素の敷設、および第2の作業ステーション17b、35b、44bにおけるストリップ様要素18または細長要素の敷設は、ある程度、前記サイクルタイム「Tc」に等しい位相変位(phase displacement)でもって同時に行われる。具体的には、第1の作業ステーションにおける基本半製品の敷設、および前記アセンブリまたは領域のm番目の作業ステーションにおける同じ基本半製品の敷設は、前記サイクルタイムTcと「m−1」との積だけ、位相がずれている。
本出願人は、最後に、各成形ドラムに置かれる材料の量「Q」、例えば材料の物理的性質および必要な敷設の精度に縛られる最大敷設速度(時間単位に置かれる材料の量)「Vdm」、およびサイクルタイム「Tc」を前提とすると、最小の必要有用時間「Tum」は、そのような量「Q」を「Tum=Q/Vdm」として計算されることを指摘する。作業ステーションにおける各ドラムの最小の全持続時間(total permanence time)「Ttms」は、「Tum+Tav+Tal」の合計であり、「Tav」は、量「Q」の敷設前に作業ステーションに到達するためのドラムの時間であり、「Tal」は、量「Q」の敷設後に離れるように移動するためのドラムの時間であり、および「Tum」は、そのような量「Q」を置くための上述の最小の必要有用時間である。サイクルタイム「Tc」は、「m」個の作業ステーションからなるアセンブリに入るときおよびそこからくるときに、繰り返されるため、「m」は、「Ttms/Tc」を大きな整数に丸めたものと計算される。それゆえ、既に述べた通り、各作業ステーションにおける各ドラムの真の全持続時間「Ttes」は、「Tc×m」の積によって与えられ、および「m」個の作業ステーションの各々は、「Tc」だけ位相をずらして作業を行う。
各作業ステーションにおける真の有用作業時間「Tue」は、「Ttes−Tav−Tal」によって与えられ、および最小の必要有用時間「Tum」よりも長い。真の敷設速度「Vde」は「Q/Tue」によって与えられ、最大敷設速度「Vdm」よりも遅い。

Claims (39)

  1. 車両の車輪用タイヤの構築における成形ドラムの管理の制御方法において、
    −1つのサイクルタイム(Tc)に等しい各時間間隔に、「n」個の成形ドラム(13;15)を次々に、一連の作業ステーションを有する構築ライン(12;14)に送出するステップであって、前記構築ライン(12;14)が:
    −前記タイヤ(2)の構成部品の少なくとも一部分を成形するようにそれぞれ適合された「m」個の作業ステーション(17a、17b;35a、35b;44a、44b)の少なくとも1つのアセンブリ(17;35;44)
    を含む、ステップ
    を含み、
    「m」個の別個の成形ドラム(13;15)はそれぞれ、前記アセンブリ(17;35;44)の異なる「m」個の別個の作業ステーション(17a、17b;35a、35b;44a、44b)に運ばれ、およびそれらから離れるように移動され;
    前記「m」個の作業ステーション(17a、17b;35a、35b;44a、44b)の各々は、「m」と前記サイクルタイム(Tc)との積に等しい各時間間隔で成形ドラム(13;15)を受け取り、かつ解放し;
    「m」は2以上であり、および「n」は「m」以上である、方法。
  2. 同じアセンブリ(17;35;44)の前記「m」個の作業ステーション(17a、17b;35a、35b;44a、44b)の各々が、同じタイヤ部品を成形する、請求項1に記載の方法。
  3. −前記サイクルタイム(Tc)に等しい各時間間隔で前記構築ライン(12;14)から前記「n」個の成形ドラム(13;15)を次々に持ち上げるステップ
    を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 第1の作業ステーション(17a;35a;44a)における基本半製品の敷設、および前記アセンブリ(17;35;44)のm番目の作業ステーション(17b;35b;44b)における同じ基本半製品の敷設が、前記サイクルタイム(Tc)と「m−1」との積だけ位相がずれている、請求項1に記載の方法。
  5. 基本半製品の全敷設のための最小の有用時間「Tum」、前記「m」個の成形ドラム(13;15)の1つを前記「m」個の作業ステーション(17a、17b;35a、35b;44a、44b)の1つの近くに移動させる時間「Tav」、前記成形ドラム(13;15)を上述の作業ステーションから離れるように移動させる時間「Tal」、および前記サイクルタイム「Tc」を前提とすると、作業ステーション(17a、17b;35a、35b;44a、44b)の個数「m」は、比「(Tum+Tav+Tal)/Tc」を大きな整数に丸めたものに等しい、請求項1に記載の方法。
  6. 前記「m」個の作業ステーション(17a、17b;35a、35b;44a、44b)に降ろされる前記基本半製品が、同じである、請求項4または5に記載の方法。
  7. 前記「m」個の作業ステーション(17a、17b;35a、35b;44a、44b)に降ろされる前記基本半製品の各々が、前記成形ドラム(13;15)の円周に並んで敷設される複数のストリップ様要素(18)を含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記各作業ステーション(17a、17b;35a、35b;44a、44b)において、前記ストリップ様要素(18)が、前記成形ドラム(13;15)に下から上へ付与される、請求項7に記載の方法。
  9. 前記「m」個の作業ステーション(17a、17b;35a、35b;44a、44b)に降ろされる前記基本半製品の各々が、前記成形ドラム(15)の周りにコイル状に巻き付けられる細長要素を含む、請求項6に記載の方法。
  10. 敷設中、前記成形ドラム(13;15)が、前記作業ステーション(17a、17b;35a、35b;44a、44b)に属している支持体(19、36)に係合している、請求項1に記載の方法。
  11. 前記成形ドラム(13;15)が、少なくとも1つのロボットアーム(31;38;47)によって前記「m」個の作業ステーション(17a、17b;35a、35b;44a、44b)に運ばれる、または前記「m」個の作業ステーション(17a、17b;35a、35b;44a、44b)から離れるように移動される、請求項1に記載の方法。
  12. 基本半製品の敷設中、前記成形ドラム(15)が、前記少なくとも1つのロボットアーム(46)によって支持されている、請求項11に記載の方法。
  13. −前記成形ドラム(13)を同一の一つのロボットアーム(31)によって第1の作業ステーション(17a)または第2の作業ステーション(17b)に交互に運ぶステップ
    を含む、請求項1に記載の方法。
  14. 前記ロボットアーム(31)が前記成形ドラム(13)の1つを前記第1の作業ステーション(17a)の支持体(19)にまたは前記第2の作業ステーション(17b)の支持体(19)に運ぶ間に、前記ロボットアーム(31)によって運ばれた前記成形ドラム(13)を受け取る前記作業ステーション(17a、17b)に搭載されたアンローディング装置(28)が、既に前記作業ステーション(17a、17b)に存在する成形ドラム(13)を離れるように動かす、請求項13に記載の方法。
  15. −前記成形ドラム(13)を前記同一の一つのロボットアーム(31)によって前記第1の作業ステーション(17a)の前記アンローディング装置(28)からまたは前記第2の作業ステーション(17b)の前記アンローディング装置(28)から交互に持ち上げるステップ
    を含む、請求項14に記載の方法。
  16. −前記成形ドラム(15)を第1のロボットアーム(37)によって第1の作業ステーション(35a)にまたは第1の中継場所(41)に交互に運ぶステップ
    を含む、請求項1に記載の方法。
  17. −前記成形ドラム(15)を第2のロボットアーム(38)によって前記第1の中継場所(41)から第2の作業ステーション(35b)へまたは前記第1の作業ステーション(35a)から第2の中継場所(42)へ交互に運ぶステップ
    を含む、請求項16に記載の方法。
  18. −前記成形ドラム(15)を第3のロボットアーム(39)によって前記第2の中継場所(42)からまたは前記第2の作業ステーション(35b)から交互に離れるように移動させるステップ
    を含む、請求項17に記載の方法。
  19. −第1のロボットアーム(46)によって、前記成形ドラム(15)を第1の作業ステーション(44a)へ運ぶ、または前記成形ドラム(15)を前記第1の作業ステーション(44a)から離れるように移動させるステップ
    を含む、請求項1に記載の方法。
  20. −前記第1のロボットアーム(46)によって前記第1の作業ステーション(44a)から離れるように移動させた前記成形ドラム(15)をトロリー(48)に置き、前記トロリー(48)を前記第1のロボットアーム(46)から離れるように移動させるステップ
    を含む、請求項19に記載の方法。
  21. −第2のロボットアーム(47)によって、前記成形ドラム(15)を第2の作業ステーション(44b)に運ぶ、または前記成形ドラム(15)を前記第2の作業ステーション(44b)から離れるように移動させるステップ
    を含む、請求項20に記載の方法。
  22. −前記第2のロボットアーム(47)の近くにトロリー(48)を移動させ、前記第2のロボットアーム(47)によって前記トロリー(48)から、前記第2の作業ステーション(44b)に運ぶべき前記成形ドラム(15)を持ち上げるステップ
    を含む、請求項21に記載の方法。
  23. 車両の車輪用タイヤの生産用プラントにおいて:
    −「m」個の作業ステーション(17a、17b;35a、35b;44a、44b)の少なくとも1つのアセンブリ(17、35、44)を含む一連の作業ステーションを有する少なくとも1つの構築ライン(12;14)であって、「m」個の作業ステーションはそれぞれ、前記タイヤ(2)の構成部品の少なくとも一部分を形成するように適合されている、構築ライン(12;14);
    −サイクルタイム(Tc)に等しい各時間間隔で、「n」個の成形ドラムを1つずつ、前記構築ライン(12;14)へ送出しかつ前記構築ラインから持ち上げる装置;
    −それぞれ「m」個の別個の成形ドラム(13;15)を、前記アセンブリ(17、35、44)の「m」個の別個の作業ステーション(17a、17b;35a、35b;44a、44b)へ運びかつ前記「m」個の別個の作業ステーションから離れるように移動させる移送装置(31;37、38、39、41、42;46、47、48)
    を含み、
    前記「m」個の作業ステーション(17a、17b;35a、35b;44a、44b)の各々は、「m」と前記サイクルタイム(Tc)との積に等しい各時間間隔で成形ドラム(13、15)をそれぞれ受け取り、かつ解放し;
    「m」は2以上、および「n」は「m」以上である、プラント。
  24. 各作業ステーション(17a、17b)が、成形ドラム(13)をその幾何学軸(X−X)の周りで回転可能に支持するための支持体(19、36)、前記幾何学軸(X−X)の周りで前記成形ドラム(13)を固定して回転させる装置、ストリップ様要素(18)を置くための少なくとも1つの敷設ヘッド(20)を含み、そのヘッドが、前記成形ドラム(13)上で有効に作用する、請求項23に記載のプラント。
  25. 各作業ステーション(17a、17b)が単一の敷設ヘッド(20)を含む、請求項24に記載のプラント。
  26. 前記敷設ヘッド(20)が前記支持体(19)の下側に位置決めされ、前記ストリップ様要素(18)を下から上へ前記成形ドラム(13)に付与する、請求項25に記載のプラント。
  27. 各作業ステーション(17a、17b)が、前記支持体(19)に支持される成形ドラム(13)に係合して持ち上げる前記支持体(19)に近い位置と、前記成形ドラム(13)を前記支持体(19)から離れるように移動させる、前記支持体(19)から離間している位置との間で可動であるアンローディング装置(28)を含む、請求項24に記載のプラント。
  28. 前記移送装置(31;37、38、39、41、42;46、47、48)が、前記作業ステーション(17a、17b)の全てに有効に作用する単一のロボットアーム(31)を含む、請求項23に記載のプラント。
  29. 各作業ステーション(44a、44b)が、エラストマー材料の連続的な細長要素を送出する少なくとも1つのユニット(45)を含む、請求項23に記載のプラント。
  30. 前記移送装置(31;37、38、39、41、42;46、47、48)が、前記作業ステーション(44a、44b)数と同数のロボットアーム(46、47)を含み、前記ロボットアーム(46、47)の各々が、各作業ステーション(44a、44b)上で有効に作用する、請求項29に記載のプラント。
  31. 前記移送装置(31;37、38、39、41、42;46、47、48)が、前記ロボットアーム(46、47)間で可動である少なくとも1つのトロリー(48)を含む、請求項30に記載のプラント。
  32. 前記支持体(36)が、前記敷設ヘッドに近い作業位置と、前記敷設ヘッドから離間しているアンローディング位置との間で可動である、請求項24に記載のプラント。
  33. 前記移送装置(31;37、38、39、41、42;46、47、48)が、前記作業ステーション(35a、35b)数+1と同数のロボットアーム(37、38、39)と、ロボットアーム(35a、35b)と次のロボットアームとの間にそれぞれ置かれている中継場所(41、42)とを含む、請求項32に記載のプラント。
  34. 前記サイクルタイム(Tc)に等しい各時間間隔で、前記「n」個の成形ドラムを1つずつ、前記構築ライン(12;14)から持ち上げる装置を含む、請求項23に記載のプラント。
  35. カーカス構築ライン(12)と、外側スリーブ構築ライン(14)との、2つの構築ライン(12、14)を含む、請求項23に記載のプラント。
  36. 前記2つの構築ライン(12、14)の各々が、「m」個の作業ステーション(17a、17b;35a、35b;44a、44b)の前記アセンブリの少なくとも1つを含む、請求項35に記載のプラント。
  37. 前記カーカス構築ライン(12)が、少なくとも1つのカーカスプライ(4)の構築に供する「m」個の作業ステーション(17a、17b)の前記アセンブリ(17)の1つを含む、請求項35に記載のプラント。
  38. 前記外側スリーブ構築ライン(14)が、ベルト構造(8)の構築に供するアセンブリ(35)を含む、請求項35に記載のプラント。
  39. 前記外側スリーブ構築ライン(14)が、トレッドバンド(9)の構築に供するアセンブリ(44)を含む、請求項35に記載のプラント。
JP2013511760A 2010-05-28 2011-05-04 車両の車輪用タイヤの構築における成形ドラムの管理の制御方法、および車両の車輪用タイヤの生産用プラント Active JP5907953B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
ITMI20100967 2010-05-28
ITMI2010A000967 2010-05-28
US35154310P 2010-06-04 2010-06-04
US61/351,543 2010-06-04
PCT/IB2011/051969 WO2011148283A1 (en) 2010-05-28 2011-05-04 Method of controlling the management of forming drums in building tyres for vehicle wheels and plant for production of tyres for vehicle wheels

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013530067A true JP2013530067A (ja) 2013-07-25
JP5907953B2 JP5907953B2 (ja) 2016-04-26

Family

ID=43432018

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013511760A Active JP5907953B2 (ja) 2010-05-28 2011-05-04 車両の車輪用タイヤの構築における成形ドラムの管理の制御方法、および車両の車輪用タイヤの生産用プラント

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20130078058A1 (ja)
EP (1) EP2576195B1 (ja)
JP (1) JP5907953B2 (ja)
KR (1) KR101812137B1 (ja)
CN (1) CN102892574B (ja)
BR (1) BR112012028669B1 (ja)
WO (1) WO2011148283A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016505423A (ja) * 2012-12-21 2016-02-25 ピレリ・タイヤ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ 車両の車輪用タイヤの製造方法およびプラント

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6324403B2 (ja) * 2012-11-30 2018-05-16 ピレリ・タイヤ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ タイヤを組み立てるための方法及びプラント
ITMI20122194A1 (it) * 2012-12-20 2014-06-21 Pirelli Metodo ed impianto per confezionare pneumatici
RU2690337C2 (ru) * 2014-12-15 2019-05-31 Пирелли Тайр С.П.А. Способ управления линией сборки каркасных конструктивных элементов, способ и установка для сборки каркасных конструктивных элементов шин
WO2017056030A1 (en) 2015-09-30 2017-04-06 Pirelli Tyre S.P.A. Method and apparatus for controlling the feed of semifinished products in a tyre building process
EP3990270B1 (en) * 2019-06-26 2023-08-02 Pirelli Tyre S.p.A. Method for building tyres
EP4263194A1 (en) * 2020-12-17 2023-10-25 Pirelli Tyre S.p.A. Method for managing a process for building tyres for vehicle wheels and building line

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04226742A (ja) * 1990-12-28 1992-08-17 Bridgestone Corp プライ部材の成型方法
JP2005170044A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Goodyear Tire & Rubber Co:The タイヤの製造モジュールおよびタイヤの製造方法
JP2008183613A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Showa Aluminum Kan Kk 複数品種の缶体の製造方法および缶体の分別装置
WO2009040594A1 (en) * 2007-09-27 2009-04-02 Pirelli Tyre S.P.A. Process and plant for producing tyres for vehicle wheels
JP2009239311A (ja) * 1999-06-29 2009-10-15 Samsung Electronics Co Ltd ウェーハ用熱処理方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4088524A (en) * 1976-04-14 1978-05-09 Taylor Don A Method and apparatus for continuously applying tread material to tire casings and curing the same
US4092090A (en) * 1977-05-18 1978-05-30 Nrm Corporation Tire curing system
JP3187954B2 (ja) * 1992-07-21 2001-07-16 三菱重工業株式会社 タイヤ成形システム
JP2969034B2 (ja) * 1993-06-18 1999-11-02 東京エレクトロン株式会社 搬送方法および搬送装置
JPH11288995A (ja) * 1998-04-04 1999-10-19 Tokyo Electron Ltd 搬送システム及び処理装置
ATE304442T1 (de) * 1999-12-01 2005-09-15 Pirelli Anlage zur gleichzeitigen herstellung von verschiedenartigen reifen
US6738686B2 (en) * 2000-05-26 2004-05-18 Pirelli Pneumatici S.P.A. Apparatus and method for producing tires of different types simultaneously
JPWO2004048061A1 (ja) * 2002-11-25 2006-03-23 株式会社ブリヂストン タイヤ加硫のサイズ割付方法およびタイヤの製造方法、ならびに加硫プロセスの設定方法
US7089076B2 (en) * 2003-05-16 2006-08-08 Fsi International, Inc. Scheduling multi-robot processing systems
US20040238102A1 (en) * 2003-05-30 2004-12-02 Jean-Claude Girard Method for manufacturing tires on a flexible manufacturing system
JP2006297778A (ja) * 2005-04-21 2006-11-02 Bridgestone Corp タイヤの製造方法、および、それに用いるタイヤ製造システム
US7644829B2 (en) * 2006-08-07 2010-01-12 Plastipak Packaging, Inc. Plastic container including a grip feature
US20100032864A1 (en) * 2006-10-12 2010-02-11 Pirelli Tyre S.P.A. Process for Manufacturing a Pneumatic Tyre, Related Manufacturing Line and Assembling Apparatus
WO2009068939A1 (en) * 2007-11-30 2009-06-04 Pirelli Tyre S.P.A. Process and apparatus for manufacturing tyres for vehicle wheels
JP5789509B2 (ja) 2008-06-27 2015-10-07 ピレリ・タイヤ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ 車両の車輪用タイヤを構築する方法およびプラント

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04226742A (ja) * 1990-12-28 1992-08-17 Bridgestone Corp プライ部材の成型方法
JP2009239311A (ja) * 1999-06-29 2009-10-15 Samsung Electronics Co Ltd ウェーハ用熱処理方法
JP2005170044A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Goodyear Tire & Rubber Co:The タイヤの製造モジュールおよびタイヤの製造方法
JP2008183613A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Showa Aluminum Kan Kk 複数品種の缶体の製造方法および缶体の分別装置
WO2009040594A1 (en) * 2007-09-27 2009-04-02 Pirelli Tyre S.P.A. Process and plant for producing tyres for vehicle wheels

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016505423A (ja) * 2012-12-21 2016-02-25 ピレリ・タイヤ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ 車両の車輪用タイヤの製造方法およびプラント

Also Published As

Publication number Publication date
EP2576195A1 (en) 2013-04-10
CN102892574B (zh) 2015-12-16
KR20130092973A (ko) 2013-08-21
EP2576195B1 (en) 2015-07-15
KR101812137B1 (ko) 2017-12-26
JP5907953B2 (ja) 2016-04-26
CN102892574A (zh) 2013-01-23
BR112012028669A2 (pt) 2016-08-16
US20130078058A1 (en) 2013-03-28
WO2011148283A1 (en) 2011-12-01
BR112012028669B1 (pt) 2020-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5907953B2 (ja) 車両の車輪用タイヤの構築における成形ドラムの管理の制御方法、および車両の車輪用タイヤの生産用プラント
JP6152141B2 (ja) 車両用車輪のタイヤを製造するための方法、プロセスおよび装置
US11198266B2 (en) Process and plant for building green tyres for vehicle wheels
JP5228052B2 (ja) 車両車輪用タイヤを製造するための方法及びプラント
JP2010540275A5 (ja)
US20210221082A1 (en) Plant for building green tyres for vehicle wheels
JP2011505271A (ja) 車両の車輪用タイヤを製造する方法および装置
JP4932733B2 (ja) 車両の車輪用タイヤを製造するための方法及びプラント
EP3166777B1 (en) Apparatus and process for building tyres for vehicle wheels
KR101939718B1 (ko) 차륜용 타이어 제조 공정 및 설비
JP5361789B2 (ja) 車両車輪用タイヤを製造するための方法及びプラント
KR101034605B1 (ko) 차륜용 타이어를 제작하기 위한 방법 및 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140430

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150527

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150729

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150925

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160322

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5907953

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250