JP2013527250A5 - - Google Patents

Description

［式中、Ｒ^１は、ｎ個（１≦ｎ≦５）のヒドロキシル基またはＯＲ基（各Ｒは独立して上記の保護基である。）を含むアリール基、特にフェニル基または２つ以上の縮合芳香環である（各Ｒは必ずしも同一である必要はないが、説明の便宜上、典型的には所与の化合物において単一の種類のＲ部分を使用する）。］
ヒドロキシル基またはＯＲ基は、Ｒ^１の同じ環における置換基であっても違う環における置換基であってもよい。Ｒ^１が３つ以上のヒドロキシル基またはＯＲ基を含む場合は、そのうちの２つを一方の環の置換基とし、残りの２つを１つまたは複数の他の環の置換基としてもよい。一実施形態では、２つのヒドロキシル基またはＯＲ基がアリール基内、好ましくはフェニル基内の同じ環の３位及び４位にあってもよい。Ｒ^１がフェニル基以外であり、Ｒ^１が２つ以上のヒドロキシル基またはＯＲ基を含む場合、且つ該ヒドロキシル基またはＯＲ基が２つ以上の環上に存在する場合は、少なくとも２つのヒドロキシル基またはＯＲ基が、他の環上の４つ以下の原子、好ましくは３つ、より好ましくは２つの原子により分離された環炭素原子と少なくともある程度近接すること、即ち直接結合することが好ましい。

Claims (9)

1. 複数のヒドロキシアリール官能基を含むポリマーの製造方法であって、
   少なくとも１つのポリエン、少なくとも１つのビニル芳香族化合物、及び一般式（Ｉ）：
   ＣＨ_２=ＣＨＲ^１（Ｉ）
   ［式中、Ｒ^１は１〜５個の−ＯＲ置換基を有するアリール基であり、Ｒは保護基である。］
   に規定される少なくとも１つの化合物を含む複数のモノマーのラジカル開始重合工程を備え、
   前記ポリマーは、
   ａ．９９重量％〜２８重量％のＡモノマー単位、２重量％未満のＢモノマー単位及び１重量％〜７０重量％のＣモノマー単位を含むランダム共重合体であって、
   前記Ａモノマー単位は前記少なくとも１つのポリエンを含めることによって得られ、前記Ｂモノマー単位は一般式（Ｉ）に規定される前記少なくとも１つの化合物を含めることによって得られ、前記Ｃモノマー単位は前記少なくとも１つのビニル芳香族化合物を含めることによって得られる、ランダム共重合体、又は、
   ｂ．９９重量％〜８重量％のＡモノマー単位、２重量％未満のＢモノマー単位及び１重量％〜９０重量％のＣモノマー単位を含むブロック共重合体であって、
   前記Ａモノマー単位は前記少なくとも１つのポリエンを含めることによって得られ、前記Ｂモノマー単位は一般式（Ｉ）に規定される前記少なくとも１つの化合物を含めることによって得られ、前記Ｃモノマー単位は前記少なくとも１つのビニル芳香族化合物を含めることによって得られる、ブロック共重合体、
   を含み、
   前記一般式（Ｉ）の化合物は２〜５個の−ＯＲ置換基を含む、
   ポリマーの製造方法。
2. 前記少なくとも１つのビニル芳香族化合物は、少なくとも１つのＣ_８〜Ｃ_２０ビニル芳香族化合物である、請求項１に記載の方法。
3. 前記ポリマーは、Ｃモノマー単位を２０％〜５０％含み、前記Ｃモノマー単位は前記少なくとも１つのＣ_８〜Ｃ_２０ビニル芳香族化合物を含めることによって得られる、請求項２に記載の方法。
4. 前記ポリマーに末端官能性を付与するために、前記ポリマーをヘテロ原子含有化合物と反応させる工程を更に備える、請求項１〜３のいずれか一項に記載の方法。
5. 前記ポリマーは、連続ブロックを構成する、少なくとも３つのＢモノマー単位を含む、請求項１〜４のいずれか一項に記載の方法。
6. 前記保護基を加水分解する工程を更に備える、請求項１〜５のいずれか一項に記載の方法。
7. 前記一般式（Ｉ）の化合物は、前記アリール基の環の３位及び４位にある−ＯＲ置換基を含む、請求項１に記載の方法。
8. 前記アリール基は、フェニル基である、請求項７に記載の方法。
9. 前記ポリマーは、モノマー単位の総数に対して２８％以上のＡモノマー単位を含む、請求項１に記載の方法。