JPH11286524A - ジエン系ゴム、その製造方法、およびゴム組成物 - Google Patents
ジエン系ゴム、その製造方法、およびゴム組成物Info
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- JPH11286524A JPH11286524A JP10104113A JP10411398A JPH11286524A JP H11286524 A JPH11286524 A JP H11286524A JP 10104113 A JP10104113 A JP 10104113A JP 10411398 A JP10411398 A JP 10411398A JP H11286524 A JPH11286524 A JP H11286524A
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Abstract
性を有し、シリカの分散性に優れたシリカ配合ジエン系
ゴム組成物を提供する。 【解決手段】 分子量調整剤として(a)少なくとも3
個の第3級炭素原子およびその中の少なくとも1個の第
3級炭素原子に直接結合した硫黄原子を有する炭素数1
2〜16のアルキルチオール化合物(例えば、2,
2’,4,6,6’−ペンタメチルヘプタン−4−チオ
ールなど)を用い、ラジカル開始剤の存在下に(1)共
役ジエン単量体、(2)芳香族ビニル単量体および
(3)極性基含有ビニル単量体を共重合させてジエン系
ゴムを得、これにシリカを配合する。
Description
優れたジエン系ゴムに関し、さらに詳しくは、転動抵抗
の小さいタイヤ材料として優れた特性を有するシリカ配
合ゴムに適したジエン系ゴムに関する。
るにつれて、自動車の低燃費化に対する要求は、ますま
す厳しくなり、自動車タイヤについても、転動抵抗を小
さくすることにより、低燃費化に寄与することが求めら
れている。タイヤの転動抵抗を小さくするには、タイヤ
用ゴム材料として、一般に、発熱性の低い加熱ゴムを与
えることができるゴム材料を使用する。
ン系ゴムに、補強剤として、カーボンブラックに替えて
シリカを配合したゴム組成物を用いることにより、発熱
性を低めることが提案されている。ところが、シリカ配
合ゴム組成物は、カーボンブラック配合ゴム組成物に比
べて、十分な耐摩耗性と引張強度が得られないという問
題点があった。この原因の一つは、ジエン系ゴムに対す
るシリカの親和性がカーボンブラックよりも小さいため
に、十分な補強効果を発現することができないことにあ
ると考えられている。
高めるために、シラン系カップリング剤を使用する方法
が提案されている(特開平3−252431号公報、特
開平3−252433号公報など)。しかし、この方法
では、十分な効果を達成するためには、高価なシラン系
カップリング剤を多量に使用する必要がある。
ある置換基を導入したジエン系ゴムを用いることが検討
されている。例えば、乳化重合法によるジエン系ゴムで
は第3級アミノ基を導入したジエン系ゴム(特開平1−
101344号公報など)が、また、アニオン重合法に
よるジエン系ゴムではアルキルシリル基(特開平1−1
88501号公報など)、ハロゲン化シリル基(特開平
5−230286号公報など)または置換アミノ基(特
開昭64−22940号公報など)などを導入したジエ
ン系ゴムが提案されている。
共役ジエン系ゴムの多くは、シリカと混合する際に、シ
リカと強く凝集して分散不良が起こるため、加工性に劣
り、発熱性、引張強度および耐摩耗性などの特性も充分
に改善されないという欠点を有している。
引張強度、耐摩耗性などの特性も改善するため、極性基
を含有する単量体を共重合させた共役ジエン系ゴムを用
いることが提案されている。しかし、主構造中に極性基
を含有することに起因して、経時安定性が不十分であっ
たり、ゲル化しやすかったり、高温時にムーニー粘度が
上昇してしまったりするので、シリカなどの充填剤の混
練配合時に充填剤をよく練り込めなかったり、粘度が高
いために加工性が低下するなど、取り扱いが困難になる
という問題があった。
においては、重合転化率が増大するほど分岐反応あるい
はゲル化反応が増加する。その結果、得られたゴムを架
橋剤によって架橋した場合には高い架橋効率を得ること
ができず、引張り応力や反発弾性等の架橋物性が低下す
る。そのため、通常は、重合時に分子量調整剤を加え
て、ゲル化を抑制している。従来、ジエン系ゴムのラジ
カル重合において汎用の分子量調整剤として使用されて
いるt−ドデシルメルカプタンは、炭素数9〜16を有
するアルキルチオール化合物の異性体の混合物であり、
このような異性体の混合物を分子量調整剤として使用し
て得られたジエン系ゴムは、高温短時間の架橋に際し
て、充分な高速架橋性が得られないという問題があっ
た。
−芳香族ビニル化合物共重合ゴムの重合時に分子量調節
剤として少くとも3個の第3級炭素原子およびその中の
少くとも1個の第3級炭素原子に直接結合した硫黄原子
を有する炭素数12〜16のアルキルチオール化合物、
例えば2,2’,4,6,6’−ペンタメチルヘプタン
−4−チオールを用いる方法が提案されている(特開平
8−104717号公報など)。しかし、極性基含有ジ
エン系ゴムの重合に用いた例は知られておらず、このよ
うな分子量調節剤を用いて重合した極性基含有ジエン系
ゴムにシリカを配合して架橋した場合に、どのようなも
のが得られるかは予測できなかった。
カをよく分散させ、経時安定性にすぐれ、高温時のムー
ニー粘度が安定しており、加工性にすぐれ、発熱性の優
れた共役ジエン系ゴム組成物を提供することにある。
来技術の問題点を克服するために鋭意研究を重ねた結
果、特定の分子量調節剤の存在下に、共役ジエン単量
体、芳香族ビニル単量体およびヘテロ原子を有する極性
基含有単量体を共重合することにより、ゴムの安定性が
改善され、従来技術の問題点が解決することを見い出
し、本発明を完成するにいたった。
の第3級炭素原子およびその中の少なくとも1個の第3
級炭素原子に直接結合した硫黄原子を有する炭素数12
〜16のアルキルチオ基を分子内に有する、(1)共役
ジエン単量体単位30〜85重量%、(2)芳香族ビニ
ル単量体単位15〜50重量%および(3)極性基含有
ビニル単量体単位0.05〜20重量%を含有するジエ
ン系ゴムが提供される。
個の第3級炭素原子およびその中の少くとも1個の第3
級炭素原子に直接結合した硫黄原子を有する炭素数12
〜16のアルキルチオール化合物および(b)ラジカル
開始剤の存在下に、(1)共役ジエン単量体、(2)芳
香族ビニル単量体および(3)極性基含有ビニル単量体
を共重合するジエン系ゴムの製造方法が提供される。
を含有するゴム成分と、シリカを含有する補強剤とから
なるゴム組成物が提供される。
系ゴムは、少なくとも3個の第3級炭素原子およびその
中の少なくとも1個の第3級炭素原子に直接結合した硫
黄原子を有する炭素数12〜16のアルキルチオ基を分
子内に有する、(1)共役ジエン単量体単位30〜8
4.95重量%、(2)芳香族ビニル単量体単位15〜
50重量%および(3)極性基含有ビニル単量体単位
0.05〜20重量%を含有するジエン系ゴムである。
1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエ
ン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2−クロ
ロ−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエンなどが
挙げられる。これらの中でも、1,3−ブタジエン、2
−メチル−1,3−ブタジエンなどが好ましく、1,3
−ブタジエンがより好ましい。これらの(1)共役ジエ
ン単量体は、それぞれ単独で、あるいは2種以上を組み
合わせて用いることができる。
ば、スチレン、α−メチルスチレン、2−メチルスチレ
ン、3−メチルスチレン、4−メチルスチレン、2,4
−ジイソプロピルスチレン、2,4−ジメチルスチレ
ン、4−t−ブチルスチレン、5−t−ブチル−2−メ
チルスチレン、モノクロロスチレン、ジクロロスチレ
ン、モノフルオロスチレンなどを挙げることができる。
これらの中でも、スチレンが好ましい。(2)芳香族ビ
ニル単量体は、それぞれ単独で、あるいは2種以上を組
み合わせて用いることができる。
1分子中に第1級、第2級および第3級アミノ基から選
ばれる少なくとも1つのアミノ基含有ビニル単量体、水
酸基含有ビニル単量体などが挙げられる。アミノ基含有
ビニル単量体が好ましく、中でも第3級アミノ基含有ビ
ニル単量体が特に好ましい。
は、例えば、アクリルアミド、メタアクリルアミド、p
−アミノスチレン、アミノメチル(メタ)アクリレー
ト、アミノエチル(メタ)アクリレート、アミノプロピ
ル(メタ)アクリレート、アミノブチル(メタ)アクリ
レートなどが挙げられる。
は、例えば、特開昭61−130355号公報などで開
示されたアニリノスチレン類; 特開昭61−1303
56号公報などで開示されたアニリノフェニルブタジエ
ン類; N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチ
ル(メタ)アクリルアミド、N−メチロールアクリルア
ミド、N−(4−アニリノフェニル)メタアクリルアミ
ドなどN−モノ置換(メタ)アクリルアミド類; など
が挙げられる。
は、例えば、N,N−ジ置換アミノアルキルアクリレー
ト、N,N−ジ置換アミノアルキルアクリルアミド、
N,N−ジ置換アミノ芳香族ビニル化合物、ピリジル基
を有するビニル化合物などが挙げられる。これらの中で
もN,N−ジ置換アミノアルキルアクリレート、N,N
−ジ置換アミノアルキルアクリルアミドが好ましい。
は、例えば、N,N−ジメチルアミノメチル(メタ)ア
クリレート、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)ア
クリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)
アクリレート、N,N−ジメチルアミノブチル(メタ)
アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)
アクリレート、N,N−ジエチルアミノプロピル(メ
タ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノブチル(メ
タ)アクリレート、N−メチル−N−エチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレート、N,N−ジプロピルアミノエ
チル(メタ)アクリレート、N,N−ジブチルアミノエ
チル(メタ)アクリレート、N,N−ジブチルアミノプ
ロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジブチルアミノ
ブチル(メタ)アクリレート、N,N−ジヘキシルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジオクチルア
ミノエチル(メタ)アクリレート、アクリロイルモルフ
ォリンなどのアクリル酸またはメタアクリル酸のエステ
ルなどが挙げられる。これらの中でも、N,N−ジメチ
ルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチ
ルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジプロ
ピルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジオ
クチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N−メチル
−N−エチルアミノエチル(メタ)アクリレートなどが
好ましい。
ミドとしては、例えば、N,N−ジメチルアミノメチル
(メタ)アクリルアミド、N、N−ジメチルアミノエチ
ル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプ
ロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミ
ノブチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチルア
ミノエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル
アミノプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエ
チルアミノブチル(メタ)アクリルアミド、N−メチル
−N−エチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、
N,N−ジプロピルアミノエチル(メタ)アクリルアミ
ド、N,N−ジブチルアミノエチル(メタ)アクリルア
ミド、N,N−ジブチルアミノプロピル(メタ)アクリ
ルアミド、N,N−ジブチルアミノブチル(メタ)アク
リルアミド、N,N−ジヘキシルアミノエチル(メタ)
アクリルアミド、N,N−ジヘキシルアミノプロピル
(メタ)アクリルアミド、N,N−ジオクチルアミノプ
ロピル(メタ)アクリルアミドなどのアクリルアミド化
合物; またはメタアクリルアミド化合物などが挙げら
れる。これらの中でも、N、N−ジメチルアミノプロピ
ル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチルアミノプ
ロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジオクチルア
ミノプロピル(メタ)アクリルアミドなどが好ましい。
としては、例えば、N,N−ジメチルアミノエチルスチ
レン、N,N−ジエチルアミノエチルスチレン、N,N
−ジプロピルアミノエチルスチレン、N,N−ジオクチ
ルアミノエチルスチレンなどのスチレン誘導体が挙げら
れる。
しては、例えば、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリ
ジン、5−メチル−2−ビニルピリジン、5−エチル−
2−ビニルピリジンなどが挙げられる。これらの中で
も、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジンなどが好
ましい。
は、例えば、ヒドロキシメチル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−フェノキシ
−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートなどが
例示される。これらの中でも、ヒドロキシメチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレートなどが好ましい。
の各単量体単位の含有量は、目的に応じて適宜選択でき
る。(1)共役ジエン単量体単位30〜85重量%、好
ましくは40〜82重量%、より好ましくは50〜80
重量%、(2)芳香族ビニル単量体単位15〜50重量
%、好ましくは18〜45重量%、より好ましくは20
〜40重量%および(3)極性基含有ビニル単量体単位
0.05〜20重量%、好ましくは0.1〜15重量
%、より好ましくは0.15〜10重量%を含有するジ
エン系ゴムである。また、これら以外の共重合可能な単
量体単位を含有していてもよい。共役ジエン単量体単位
が多すぎるとタイヤ材料として用いた場合にスキッド抵
抗が低下しすぎ、少なすぎると硬度が高くなりすぎる。
芳香族ビニル単量体単位が多すぎると発熱性が高くなり
すぎ、少なすぎると耐熱性などが劣る。極性基含有ビニ
ル単量体単位が多すぎると加工性が悪化するために発熱
性の改良が不十分になり、少なすぎると発熱の改良が不
十分になる。なお、(2)芳香族ビニル単量体であり、
かつ(3)極性基含有ビニル単量体でもあるものを用い
る場合があるので、(1)、(2)および(3)の各単
量体単位の合計量は100重量%を超える場合もある。
とも3個の第3級炭素原子およびその中の少くとも1個
の第3級炭素原子に直接結合した硫黄原子を有する炭素
数12〜16のアルキルチオ基としては、1,1−ジ
(2,2−ジメチルプロピル)−1−エチルチオ基およ
び1,1−ジ(2,2−ジメチルプロピル)−1−
(2,2,4,4−テトラメチルペンチル)−1−エチ
ルチオ基が挙げられる。これらは共役ジエン系ゴム中
に、単独で含まれていてもるものでも、両者共に1分子
中に含まれているものでもよい。中でも、1,1−ジ
(2,2−ジメチルプロピル)−1−エチルチオ基が特
に好ましい。
分子を構成する単量体単位100モル当り、アルキルチ
オ基が好ましくは0.03モル以上、より好ましくは
0.05モル以上、特に好ましくは0.07モル以上、
好ましくは0.3モル以下存在する。アルキルチオ基の
量が過度に低い場合は、高温短時間の架橋において高い
架橋効率が得られず、そのために成型体の引張応力や反
発弾性が改良されず目的とする高速架橋が達成されな
い。また、アルキルチオ基の量が高くなるにつれてスコ
ーチ時間(T5)の短縮が顕著となり、架橋効率が大巾
に改善され、オシレーティング・デイスクレオメータを
用いて測定した架橋曲線における最大トルクが飛躍的に
増大する。
L1+4、100℃)は、20〜200、好ましくは30
〜150、より好ましくは50〜120の範囲である。
ジエン系ゴムのムーニー粘度が小さいと、製造が容易な
反面、充分な発熱特性や耐摩耗性などを得るのが困難で
あり、逆に大きいと、耐摩耗性などに優れるが、配合物
ムーニー粘度が高く成りすぎて、加工性が低下する。
ン系ゴムの製造方法は、特に限定されないが、通常、
(a)アルキルチオール化合物および(b)ラジカル重
合開始剤の存在下に、(1)共役ジエン単量体、(2)
芳香族ビニル単量体、(3)極性基含有ビニル単量体、
および必要に応じてこれらと共重合可能な単量体をラジ
カル重合することにより製造される。
製造する際に分子量調整剤として使用する(a)少くと
も3個の第3級炭素原子およびその中の少くとも1個の
第3級炭素原子に直接結合したチオール基を有する炭素
数12〜16のアルキルチオール化合物の具体例として
は、2,2’,4,6,6’−ペンタメチルヘプタン−
4−チオールおよび2,2’,4,6,6’,8,8’
−ヘプタメチルノナン−4−チオールが挙げられる。中
でも、2,2’,4,6,6’−ペンタメチルヘプタン
−4−チオールが特に好ましい。
を製造する際に、分子量調整剤として使用する(a)ア
ルキルチオール化合物は、それぞれ単独であるいは組合
せて使用することができる。また、必要に応じて、従
来、ラジカル重合において分子量調整剤として知られて
いる他の化合物と併用することも可能である。この場
合、アルキルチオール化合物は使用する分子量調整剤全
重量の少くとも50重量%以上、好ましくは80重量%
以上、さらに好ましくは95重量%以上含有されるべき
である。
知られている他の化合物としては、ジメチルキサントゲ
ンジスルフィド、ジエチルキサントゲンジスルフィド、
ジイソプロピルキサントゲンジスルフィドなどのキサン
トゲンジスルフィド類; テトラメチルチウラムジスル
フィド、テトラエチルチウラムジスルフィド、テトラブ
チルチウラムジスルフィドなどのチウラムジスルフィド
類; 四塩化炭素、臭化エチレンなどのハロゲン化炭化
水素類; ペンタフェニルエタンなどの炭化水素類;
およびアクロレイン、メタクロレイン、アリルアルコー
ル、2−エチルヘキシルチオグリコレート、ターピノー
レン、α−テルピネン、γ−テルピネン、シペンテン、
α−メチルスチレンダイマー(2−4−ジフェニル−4
−メチル−1−ペンテンが50重量%以上のものが好ま
しい)、2,5−ジヒドロフラン、3,6−ジヒドロ−
2H−ピン、フタラン、1,2−ブタジエン、1,4−
ヘキサジエンなどを挙げることができる。
は共重合に供される単量体全量100重量部に対し、
0.05〜3重量部、好ましくは0.1〜1重量部であ
り、この範囲の使用量が、得られる重合体または共重合
体の分子量を調節するうえで有利である。本発明のジエ
ン系ゴムの製造に際して、特定のアルキルチオール化合
物を分子量調整剤として使用することにより、重合転化
率を75%以上、好ましくは80%以上の高転化率とす
ることができ、その結果、高い生産性でジエン系ゴムを
製造することができる。
されるものではないが、通常は有機過酸化物、レドック
ス重合開始剤系、アゾ系化合物、過硫酸塩などが用いら
れる。これらのラジカル重合開始剤は、単独で、あるい
は複数種を組み合わせて用いることもできる。
硫酸アンモニウムや過硫酸カリウムのような過硫酸塩;
過硫酸アンモニウムと硫酸第二鉄との組合わせ、有機過
酸化物と硫酸第二鉄との組み合わせ、および過酸化水素
と硫酸第二鉄との組み合わせなどのレドックス系開始
剤;などが用いられる。
80%以上という高い値に設定しても、例えば、オシレ
ーティング・ディスク・レオメータを用いて測定した架
橋曲線における最大トルクが高い値を示すなど、高速架
橋性に優れたジエン系ゴムを得ることができる。
す、バルク重合、溶液重合、懸濁重合あるいは乳化重合
などを必要に応じて適宜選択することができる。なかで
も、乳化重合が好適である。本発明のジエン系ゴムを乳
化重合によって製造する際には、乳化剤としてカルボン
酸系乳化剤を使用した場合、得られたジエン系ゴムは、
高温短時間架橋において金型汚染性の問題がさらに改善
される。
100重量部当り0.005〜3重量部である。
肪酸石けんあるいはロジン酸石けんなどが例示される。
具体的には、脂肪酸石けんは炭素数12〜18個の長鎖
状脂肪族カルボン酸、たとえばラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸などおよ
びこれらの混合脂肪族カルボン酸のナトリウム塩または
カリウム塩から選択される。また、ロジン酸石けんはガ
ムロジン、ウッドロジンまたはトール油ロジンなどの天
然ロジンを不均化または水添したもののナトリウム塩ま
たはカリウム塩から選択される。これらの天然ロジンは
アビエチン酸、レボピマル酸、パラストリン酸、デヒド
ロアビエチン酸、テトラヒドロアビエチン酸およびネオ
アビエチン酸などを主成分としている。乳化剤の使用量
は特に制限されないが、単量体100重量部当り、好ま
しくは0.05〜10重量部、より好ましくは0.5〜
5重量部である。
合開始剤の種類によって適宜選択することができるが、
通常、0〜100℃で、好ましくは0〜60℃である。
重合様式は、連続重合、回分重合などのいずれでの様式
でも構わない。
する傾向がみられる。そのため、重合転化率を90%以
下に抑えるのが好ましく、特に、転化率50〜80%の
範囲で重合を停止するのが好ましい。重合反応の停止
は、通常、所定の転化率に達した時点で、重合系に重合
停止剤を添加することによって行われる。重合停止剤と
しては、例えば、ジエチルヒドロキシルアミンやヒドロ
キシルアミンなどのアミン系化合物、ヒドロキノンやベ
ンゾキノンなどのキノン系化合物、亜硝酸ナトリウム、
ソジウムジチオカーバメートなどの化合物が用いられ
る。
ックスから必要に応じて未反応モノマーを除去し、次い
で、必要に応じて硝酸、硫酸などの酸を添加混合してラ
テックスのpHを所定の値に調整し、必要に応じて伸展
油などを加えた後、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、
塩化カリウムなどの塩を凝固剤として添加混合し、重合
体をクラムとして凝固させる。クラムは洗浄、脱水後、
バンドドライヤーなどで乾燥し、極性基含有共役ジエン
系ゴムを得ることができる。特開平8−104717号
公報と同様に、1H−NMR測定(400MHz)と13
C−NMR測定(100MHz)の解析結果により、こ
のゴムが、少なくとも3個の第3級炭素原子およびその
中の少なくとも1個の第3級炭素原子に直接結合した硫
黄原子を有する炭素数12〜16のアルキルチオ基を分
子内に有していることがわかる。
されず、アロマ系プロセスオイル、ナフテン系プロセス
オイル、パラフィン系プロセスオイルなどのプロセスオ
イル; ジオクチルアジペート、ジオクチルセバケー
ト、ジオクチルフタレートなどの可塑剤; などが例示
される。なお、伸展油はゴムを凝固した後、混練で加え
てもよいが、伸展油を配合したゴムは混練が容易になる
ので、混練開始時に、すでにゴムが油展されていること
が好ましい。
ン系ゴムを含有するゴム成分と、シリカを含有する補強
剤からなる。
と、必要に応じて、本発明の効果、目的を阻害しない範
囲において、本発明のジエン系ゴム以外のゴムとからな
る。
は、格別な限定はなく、通常、一般のジエン系ゴムが用
いられる。用いられる一般のジエン系ゴムとしては、例
えば、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、乳化重合スチレ
ン−ブタジエン共重合体ゴム、溶液重合ランダムスチレ
ン−ブタジエン共重合体ゴム(例えば、スチレン単位5
〜50重量%、ブタジエン単位中の1,2−結合単位量
10〜80%)、高トランス・スチレン−ブタジエン共
重合体ゴム(例えば、ブタジエン単位中の1,4−トラ
ンス結合単位量70〜95%)、低シスポリブタジエン
ゴム、高シスブタジエンゴム、高トランスブタジエンゴ
ム(例えば、ブタジエン単位中の1,4−トランス結合
単位量70〜95%)、スチレン−イソプレン共重合ゴ
ム、ブタジエン−イソブレン共重合体ゴム、溶液重合ラ
ンダムスチレン−ブタジエン−イソプレン共重合体ゴ
ム、乳化重合スチレン−ブタジエン−イソプレン共重合
体ゴム、乳化重合スチレン−アクリロニトリル−ブタジ
エン共重合体ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重
合体ゴム、高ビニル・スチレン−ブタジエン共重合体−
低ビニル・スチレン−ブタジエン共重合体ブロック共重
合ゴム、ポリスチレン−ポリブタジエン−ポリスチレン
ブロック共重合体ゴムなどが挙げられ、要求特性に応じ
て適宜選択できる。これらの中でも、天然ゴム、ブタジ
エンゴム、イソプレンゴム、スチレン−ブタジエン共重
合体ゴム、スチレン−イソプレン−ブタジエン共重合体
ゴムなどが特に好ましい。
例えば、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、エチレン
−プロピレン−ジエン三元共重合ゴム、エピクロルヒド
リンゴムなどを用いることができる。
は2種以上を組み合わせて使用することができる。ゴム
成分として本発明のジエン系ゴムとそれ以外のゴムとを
併用する場合、それぞれのゴムの割合は、用途や目的に
合わせて適宜選択されるが、ゴム成分中、本発明のジエ
ン系ゴムが通常50重量%以上、好ましくは70重量%
以上、より好ましくは90重量%以上である。
シリカを含有するものである。シリカ以外に含有される
補強剤としては、特に制限はないが、例えば、カーボン
ブラックなどを挙げることができる。
ば、乾式法ホワイトカーボン、湿式法ホワイトカーボ
ン、コロイダルシリカ、および特開昭62−62838
号公報に開示される沈降シリカなどが挙げられる。これ
らの中でも、含水ケイ酸を主成分とする湿式法ホワイト
カーボンが特に好ましい。これらのシリカは、それぞれ
単独で、あるいは2種以上を組み合わせて用いることが
できる。
が、窒素吸着比表面積(BET法)で、通常50〜40
0m2/g、好ましくは100〜250m2/g、さらに
好ましくは120〜190m2/gの範囲である時に、
補強性、耐摩耗性および発熱性などの改善が十分に達成
され、好適である。ここで窒素吸着比表面積は、AST
M D3037−81に準じBET法で測定される値で
ある。
いが、例えば、ファーネスブラック、アセチレンブラッ
ク、サーマルブラック、チャンネルブラック、グラファ
イトなどを用いることができる。これらの中でも、特に
ファーネスブラックが好ましく、その具体例としては、
SAF、ISAF、ISAF−HS、ISAF−LS、
IISAF−HS、HAF、HAF−HS、HAF−L
S、FEFなどの種々のグレードのものが挙げられる。
これらのカーボンブラックは、それぞれ単独で、あるい
は2種以上を組み合わせて用いることができる。
2SA)は、特に制限はないが、通常5〜200m2/
g、好ましくは50〜150m2/g、より好ましくは
80〜130m2/gの範囲である時に、引張強度や耐
摩耗性が高いレベルで改善され好適である。また、カー
ボンブラックのDBP吸着量は、特に制限はないが、通
常5〜300ml/100g、好ましくは50〜200
ml/100g、より好ましくは80〜160ml/1
00gの範囲である時に、引張強度や耐摩耗性が高いレ
ベルで改善され好適である。
0290号公報に開示されるセチルトリメチルアンモニ
ウムブロマイドの吸着(CTAB)比表面積が110〜
170m2/gで24,000psiの圧力で4回繰り
返し圧縮を加えた後のDBP(24MDBP)吸着量が
110〜130ml/100gであるハイストラクチャ
ーカーボンブラックを用いることにより、耐摩耗性をさ
らに改善できる。
単独で、あるいはシリカとカーボンブラックとを併用し
て用いることが好ましい。シリカとカーボンブラックと
を併用する場合の混合割合は、用途や目的に応じて適宜
選択されるが、シリカとカーボンブラックが重量比で、
通常10:90〜99:1、好ましくは30:70〜9
5:5、より好ましくは50:50〜90:10であ
る。
0重量部に対して、10〜200重量部、好ましくは2
0〜150重量部、より好ましくは30〜120重量部
である。
に従って、シランカップリング材、架橋剤、架橋促進
剤、架橋活性化剤、老化防止剤、活性剤、伸展油、滑
剤、充填剤などのその他の配合剤をそれぞれ必要量、本
発明のジエン系ゴム組成物に配合することができる。
はないが、例えば、ビニルトリクロルシラン、ビニルト
リエトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシ−エト
キシ)シラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)−エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)−γ−
アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエ
チル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、
N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、γ−メル
カプトプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピ
ルトリエトキシシラン、ビス(3−(トリエトキシシリ
ル)プロピル)テトラスルフィド、および特開平6−2
48116号公報などに記載されるγ−トリメトキシシ
リルプロピルジメチルチオカルバミルテトラスルフィ
ド、γ−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアジルテ
トラスルフィドなどのテトラスルフィド類などを挙げる
ことができる。
れ単独で、あるいは2種以上を組み合わせて使用するこ
とができる。シランカップリング剤の配合割合は、シリ
カ100重量部に対して、好ましくは0.1〜30重量
部、より好ましくは1〜20重量部、特に好ましくは2
〜10重量部の範囲である。
ず、フェノール系安定剤、イオウ系安定剤、リン系安定
剤などが例示される。
243号公報などで公知のものである。フェノール系安
定剤としては、例えば、2,6−ジ−tert−ブチル
−4−メチルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチ
ル−4−エチルフェノール、2,6−ジ−tert−ブ
チル−4−n−ブチルフェノール、2,6−ジ−ter
t−ブチル−4−iso−ブチルフェノールなどの一般
のフェノール系安定剤のほか、2,4−ビス(オクチル
チオメチル)−6−メチルフェノール、2,4−ビス
(2’,3’−ジ−ヒドロキシプロピルチオメチル)−
3,6−ジ−メチルフェノール、2,4−ビス(2’−
アセチルオキシエチルチオメチル)−3,6−ジ−メチ
ルフェノールなどのイオウ含有フェノール系安定剤が例
示される。
ば、トリス(ノニルフェニル)フォスファイト、サイク
リックネオペンタンテトライルビス(オクタデシルフォ
スファイト)、トリス(2,4−ジ−tert−ブチル
フェニル)フォスファイトなどが例示される。
うなイオウ系安定剤としては、例えば、ペンタエリスリ
トール−テトラキス−(β−ラウリル−チオ−プロピオ
ネート)、ジラウリル−3,3’−チオジプロピオネー
ト、ジミリスチル−3,3’−チオジプロピオネート、
ジステアリル−3,3’−チオジプロピオネートなどが
例示される。
ば、粉末硫黄、沈降硫黄、コロイド硫黄、不溶性硫黄、
高分散性硫黄などの硫黄; 一塩化硫黄、二塩化硫黄な
どのハロゲン化硫黄; ジクミルパーオキシド、ジター
シャリブチルパーオキシドなどの有機過酸化物; p−
キノンジオキシム、p,p′−ジベンゾイルキノンジオ
キシムなどのキノンジオキシム; トリエチレンテトラ
ミン、ヘキサメチレンジアミンカルバメート、4,4′
−メチレンビス−o−クロロアニリンなどの有機多価ア
ミン化合物; メチロール基を持ったアルキルフェノー
ル樹脂; などが挙げられる。これらの中でも、硫黄が
好ましく、粉末硫黄が特に好ましい。これらの架橋剤
は、それぞれ単独で、あるいは2種以上を組み合わせて
用いられる。
0重量部に対して、通常、0.1〜15重量部、好まし
くは0.3〜10重量部、さらに好ましくは0.5〜5
重量部の範囲である。架橋剤の配合割合がこの範囲にあ
る時に、引張強度や耐摩耗性に優れるとともに、耐熱性
や残留ひずみなどの特性にも優れるので特に好ましい。
ヘキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N
−t−ブチル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミ
ド、N−オキシエチレン−2−ベンゾチアゾールスルフ
ェンアミド、N−オキシエチレン−2−ベンゾチアゾー
ルスルフェンアミド、N,N′−ジイソプロピル−2−
ベンゾチアゾールスルフェンアミドなどのスルフェンア
ミド系架橋促進剤; ジフェニルグアニジン、ジオルト
トリルグアニジン、オルトトリルビグアニジンなどのグ
アニジン系架橋促進剤; チオカルボアニリド、ジオル
トトリルチオウレア、エチレンチオウレア、ジエチルチ
オウレア、トリメチルチオウレアなどのチオウレア系架
橋促進剤; 2−メルカプトベンゾチアゾール、ジベン
ゾチアジルジスルフィド、2−メルカプトベンゾチアゾ
ール亜鉛塩、2−メルカプトベンゾチアゾールナトリウ
ム塩、2−メルカプトベンゾチアゾールシクロヘキシル
アミン塩、2−(2,4−ジニトロフェニルチオ)ベン
ゾチアゾールなどのチアゾール系架橋促進剤; テトラ
メチルチウラムモノスルフィド、テトラメチルチウラム
ジスルフィド、テトラエチルチウラムジスルフィド、テ
トラブチルチウラムジスルフィド、ジペンタメチレンチ
ウラムテトラスルフィドなどのチウラム系架橋促進剤;
ジメチルジチオカルバミン酸ナトリウム、ジエチルジ
チオカルバミン酸ナトリウム、ジ−n−ブチルジチオカ
ルバミン酸ナトリウム、ジメチルジチオカルバミン酸
鉛、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチルジチオ
カルバミン酸亜鉛、ジ−n−ブチルジチオカルバミン酸
亜鉛、ぺンタメチレンジチオカルバミン酸亜鉛、エチル
フェニルジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチルジチオカル
バミン酸テルル、ジメチルジチオカルバミン酸セレン、
ジエチルジチオカルバミン酸セレン、ジメチルジチオカ
ルバミン酸銅、ジメチルジチオカルバミン酸鉄、ジエチ
ルジチオカルバミン酸ジエチルアミン、ペンタメチレン
ジチオカルバミン酸ピペリジン、メチルペンタメチレン
ジチオカルバミン酸ピペコリンなどのジチオカルバミン
酸系架橋促進剤; イソプロピルキサントゲン酸ナトリ
ウム、イソプロピルキサントゲン酸亜鉛、ブチルキサン
トゲン酸亜鉛などのキサントゲン酸系架橋促進剤; な
どの架橋促進剤が挙げられる。
あるいは2種以上を組み合わせて用いられるが、少なく
ともスルフェンアミド系架橋促進剤を含むものが特に好
ましい。スルフェンアミド系架橋促進剤を含むものの中
では、スルフェンアミド系架橋促進剤の割合が全架橋促
進剤中の30重量%以上のものが好ましく、50重量%
以上のものがより好ましく、70重量%以上のものが特
に好ましい。架橋促進剤の配合割合は、(1)ゴム成分
100重量部に対して、通常0.1〜15重量部、好ま
しくは0.3〜10重量部、さらに好ましくは0.5〜
5重量部の範囲である。
が、例えばステアリン酸などの高級脂肪酸や酸化亜鉛な
どを用いることができる。酸化亜鉛としては、例えば、
表面活性の高い粒度5μm以下のものを用いるのが好ま
しく、かかる具体例としては、粒度が、例えば、0.0
5〜0.2μmの活性亜鉛華や0.3〜1μmの亜鉛華
などを挙げることができる。また、酸化亜鉛は、アミン
系の分散剤や湿潤剤で表面処理したものなどを用いるこ
とができる。
で、あるいは2種以上を併用して用いることができる。
架橋活性化剤の配合割合は、架橋活性化剤の種類により
適宜選択される。高級脂肪酸を用いる場合、固形ゴム分
100重量部に対して、通常0.05〜15重量部、好
ましくは0.1〜10重量部、より好ましくは0.5〜
5重量部配合する。酸化亜鉛を用いる場合は、固形ゴム
分100重量部に対して、通常0.05〜10重量部、
好ましくは0.1〜5重量部、より好ましくは0.5〜
2重量部配合する。酸化亜鉛の配合割合がこの範囲にあ
る時に、加工性、引張強度および耐摩耗性などの特性が
高度にバランスされ好適である。
ランカップリング剤以外のカップリング剤; ジエチレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、シリコーンオ
イルなどの活性剤; 炭酸カルシウム、タルク、クレー
などの充填剤; プロセス油、ワックスなどが挙げられ
る。
分を配合することにより得ることができる。例えば、有
機溶媒に溶解、または分散させた(a)ゴム成分を溶
解、または分散させた有機溶媒液に各成分を加えて分散
させ、スチームストリッピング法や熱ロールを用いた方
法により有機溶媒を除去したり、ロール、バンバリー、
押出機を用いて混練すればよい。
配合した場合、シリカ配合材料の特徴である転動抵抗を
損なわずに欠点とされていた引張強度と耐摩耗性を大幅
に改善することができ、かつ加工性にも優れた特性を有
しているので、その特性を生かす各種用途、例えばトレ
ッド、カーカス、サイドウオール、ビード部などのタイ
ヤ各部位への利用、あるいはホース、窓枠、ベルト、靴
底、防振ゴム、自動車部品などのゴム製品への利用、さ
らには耐衝撃性ポリスチレン、ABS樹脂などの樹脂強
化ゴムとして利用が可能になる。特に、本発明のゴム組
成物は上記特性を活かして、特に低燃費タイヤのタイヤ
トレッドに優れるが、その他にもオールシーズンタイ
ヤ、高性能タイヤ、スタッドレスタイヤなどのタイヤト
レッド、サイドウオール、アンダートレッド、カーカ
ス、ビート部などに使用することができる。
て、本発明についてより具体的に説明する。各種の物性
の測定は、下記の方法に従って行った。 (1)共重合体中の結合スチレン量は、JIS K63
83(屈折率法)に準じて測定した。 (2)共重合体中のアミノ基含有単量体量は、共重合体
をテトラヒドロンフランに溶解し、メタノール/アセト
ン(50/50容量%)で再沈澱凝固を2回行い、真空
乾燥後、500MHz1H−NMRで測定した。 (3)ジエン系ゴム中の水酸基含有単量体単位量は、特
開平3−174408号公報に記載される方法に従い、
重合体をフェニルイソシアナート処理した後、13C−N
MRスペクトルでフェニルイソシアナートのフェニル基
を定量することにより算出した。 (4)ムーニー粘度(ML1+4,100℃)、組成物粘
度は、JIS K6300に準じて測定した。 (5)伸び指数はJIS K6251に準じて測定した
切断時伸びを、比較例1の伸びを100とした指数で示
した。この値は大きいほど好ましい。 (6)発熱指数は、レオメトリックス社製RDA−II
を用い、1%ねじれ、20Hz、60℃のtanδを測
定し、比較例1を100とした指数で示した。この値は
小さいほど好ましい。 (7)1,1−ジ(2,2−ジメチルプロピル)−1−
エチルチオ基のゴム分子中の存在の確認は、以下のよう
にして行った。ゴムをベンゼンに溶解しメタノール中で
凝固する処理を3回繰り返して高度に精製して試料とし
た。これを用いて1H−NMR測定(400MHz)に
よるエチルチオ基中の末端メチル基のプロトンに起因す
る1.05ppm付近のピークと13C−NMR測定(1
00MHz)によるエチルチオ基中のメチレン基の炭素
に起因する54.6ppm付近のピークの存在を確認す
る。なお、実施例4の場合については、伸展油を添加す
る前に重合反応液からサンプリングして少量のゴムを得
て、これを試料として調製した。表1中の1,1−ジ
(2,2−ジメチルプロピル)−1−エチルチオ基の存
在の欄の○は確認できたことを示し、×は確認できなか
ったことを示す。
量部、各単量体を表1に示す量、および表1に示す分子
量調整剤を表1の初期仕込み量仕込んだ。反応器温度を
8℃とし、ラジカル重合開始剤としてクメンハイドロパ
ーオキサイド0.1部、ソジウム・ホルムアルデヒド・
スルホキシレート0.2部、硫酸第二鉄0.01部を添
加して重合を開始した。転化率が40重量%に達した時
点で表1に示す分子量調整剤を表1に示す40重量%転
化時追加量追加し、転化率60重量%で、ジエチルヒド
ロキシルアミン0.1重量部を添加し反応を停止させ
た。次いで、未反応単量体を回収し、伸展油としてダイ
アナプロセスオイル NS−24(出光興産社製; ナ
フテン系オイル; アロマ分5重量%)を表1に示す凝
固時伸展油量添加し、これを硫酸と食塩により凝固させ
てクラムとした後、クラムドライヤーで乾燥させジエン
系ゴム1〜8を得た。ジエン系ゴム1〜8の性状を表1
に示した。ジエン系ゴム1〜4は本発明のジエン系ゴム
である。
のブラベンダータイプミキサー中で、表2に示す量に基
づき、原料ゴム(ジエン系ゴム1〜3と5〜6)の全
量、シリカ(Z1165MP、ローヌプーラン社製、窒
素吸着比表面積175m2/g)の半量およびシランカ
ップリング剤(Si69、デグッサ社製)の半量を17
0℃で2分間混合後、硫黄と架橋促進剤を除く残りの配
合剤を添加し、同じ温度で2分間混練した(酸化亜鉛と
しては、亜鉛華#1、本荘ケミカル社製、粒度0.4μ
mを用い、老化防止剤としてはノクラック6C、大内新
興社製を用いた)。得られた混合物と、表2に示す量の
硫黄および架橋促進剤(ノクセラーCZ、大内新興社
製)を50℃のオープンロールに加えて混練して、ジエ
ン系ゴム組成物を得た。ジエン系ゴム組成物を160℃
で30分間プレス架橋して試験片を作製し、各物性を測
定した結果を表2に示す。
タジエンゴム(BR1220、日本ゼオン製)、天然ゴ
ム(RSS#3)を用い、表3に示す配合量になるよう
に、容量250mlのブラベンダータイプミキサー中
で、原料ゴム、シランカップリング剤、ステアリン酸の
全量とシリカの特定量を160℃で2分間混合後、硫黄
と加硫促進剤を除く残りの配合剤を添加し、同温度で3
分間混練した。得られた混合物と、硫黄および加硫促進
剤を50℃のオープンロールに加えて混練した(使用し
たシリカ、シランカップリング剤、酸化亜鉛、架橋促進
剤などは実施例5〜7、比較例4〜5で使用したものと
同じである)。
分間プレス加硫して試験片を作成し、各物性を測定し
た。結果を表3に示した。
2,2’,4,6,6’−ペンタメチルヘプタン−4−
チオールを分子量調整剤として使用して重合したもの
は、他の分子量調整剤を使用して重合したものと比較し
て、粘度が低く、伸びが大きく、低発熱性であることが
わかる。
6,6’−ペンタメチルヘプタン−4−チオールを分子
量調整剤として使用して重合し、凝固時に伸展油を添加
したものも、その効果は阻害されないことがわかる。伸
展油の効果の一つとして、混練を容易にすることがあ
り、混練前に配合されていることが好ましく、その点か
らも本発明の製造方法が優れていることがわかる。
少なくとも1個の第3級炭素原子に直接結合した硫黄原
子を有する炭素数12〜16のアルキルチオ基を分子内
に有する、(1)共役ジエン単量体単位30〜84.9
5重量%、(2)芳香族ビニル単量体単位15〜50重
量%および(3)極性基含有ビニル単量体単位0.05
〜20重量%を含有するジエン系ゴム、 2. (1)共役ジエン単量体単位が40〜81.8重
量%、好ましくは50〜79重量%、(2)芳香族ビニ
ル単量体単位18〜45重量%、好ましくは20〜40
重量%および(3)極性基含有ビニル単量体単位0.2
〜15重量%、好ましくは1〜10重量%を含有するジ
エン系ゴムである1記載のジエン系ゴム、 3. アルキルチオ基が1,1−ジ(2,2−ジメチル
プロピル)−1−エチルチオ基または1,1−ジ(2,
2−ジメチルプロピル)−1−(2,2,4,4−テト
ラメチルペンチル)−1−エチルチオ基、好ましくは
1,1−ジ(2,2−ジメチルプロピル)−1−エチル
チオ基である1または2記載のジエン系ゴム、 4. 分子を構成する単量体単位100モル当り、アル
キルチオ基が0.03モル以上、好ましくは0.05モ
ル以上、より好ましくは0.07モル以上、好ましくは
0.3モル以下存在する1〜3のいずれかに記載のジエ
ン系ゴム、 5. ムーニー粘度(ML1+4、100℃)が、20〜
200、好ましくは30〜150、より好ましくは50
〜120である1〜4のいずれかに記載のジエン系ゴ
ム、
子およびその中の少くとも1個の第3級炭素原子に直接
結合した硫黄原子を有する炭素数12〜16のアルキル
チオール化合物および(b)ラジカル開始剤の存在下
に、(1)共役ジエン単量体、(2)極性基不含芳香族
ビニル単量体および(3)極性基含有ビニル単量体を共
重合するジエン系ゴムの製造方法、 7. (a)アルキルチオール化合物が2,2’,4,
6,6’−ペンタメチルヘプタン−4−チオールまたは
2,2’,4,6,6’,8,8’−ヘプタメチルノナ
ン−4−チオール、好ましくは2,2’,4,6,6’
−ペンタメチルヘプタン−4−チオールである6記載の
ジエン系ゴムの製造方法、 8. (a)アルキルチオール化合物の使用量が、単量
体全量100重量部に対し、0.05〜3重量部、好ま
しくは0.1〜1重量部である6または7記載のジエン
系ゴムの製造方法、 9. (b)ラジカル重合開始剤の使用量が単量体10
0重量部当り0.005〜3重量部である6〜8のいず
れかに記載のジエン系ゴムの製造方法、 10. 6〜9のいずれかに記載の製造方法により製造
されるジエン系ゴム、
載のジエン系ゴムを含有するゴム成分と、シリカを含有
する補強剤とからなるゴム組成物、 12. シリカの比表面積が窒素吸着比表面積(BET
法)で50〜400m2/g、好ましくは100〜25
0m2/g、さらに好ましくは120〜190m2/gで
ある10記載のゴム組成物、などが例示される。
た本発明のゴム組成物は、粘度が低く、伸び特性に優
れ、発熱性が小さい。
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも3個の第3級炭素原子および
その中の少なくとも1個の第3級炭素原子に直接結合し
た硫黄原子を有する炭素数12〜16のアルキルチオ基
を分子内に有する、(1)共役ジエン単量体単位30〜
85重量%、(2)芳香族ビニル単量体単位15〜50
重量%および(3)極性基含有ビニル単量体単位0.0
5〜20重量%を含有するジエン系ゴム。 - 【請求項2】 (a)少くとも3個の第3級炭素原子お
よびその中の少くとも1個の第3級炭素原子に直接結合
した硫黄原子を有する炭素数12〜16のアルキルチオ
ール化合物および(b)ラジカル開始剤の存在下に、
(1)共役ジエン単量体、(2)芳香族ビニル単量体お
よび(3)極性基含有ビニル単量体を共重合するジエン
系ゴムの製造方法。 - 【請求項3】 請求項1記載のジエン系ゴムを含有する
ゴム成分と、シリカを含有する補強剤とからなるゴム組
成物。
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---|---|---|---|
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EP99910772A EP1081162B1 (en) | 1998-03-31 | 1999-03-30 | Conjugated diene rubber, process for producing the same, and rubber composition |
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