JP2013523092A - 非喫煙用タバコ製品の消費中の感覚刺激の抑制 - Google Patents

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Abstract

経口的に楽しめるタバコ製品(10、100)が、活性成分を含む無煙タバコのポーションを含む。この活性成分は、メルカプタン、樟脳、ボルネオール、イソボルネオール、酢酸ボルニル、酢酸イソボルニル、コハク酸モノボルニル、コハク酸モノイソボルニル、ギ酸モノボルニル及びギ酸モノイソボルニルからなる群から選択される。活性成分は、無煙タバコから生じる感覚刺激を軽減又は排除するのに効果的な量で存在する。このような製品の作製方法も開示する。
【選択図】 図5A

Description

米国特許出願公開第2008/0202533号明細書 米国特許出願公開第2009/0038631号明細書 米国特許出願公開第2009/0301505号明細書 米国特許出願公開第2007/0012328号明細書 米国特許出願公開第2008/0202536号明細書 米国特許出願公開第2007/0261707号明細書 米国特許出願公開第2009/0025740号明細書
J.Neurophysiol.第91巻、1482〜1491頁、2004年 Kichko他著、Acta Physiologica 2007、第189巻、文献653、要約番号P20−L1−03
経口的に楽しめるタバコ製品が、メルカプタン、樟脳、ボルネオール、イソボルネオール、酢酸ボルニル、酢酸イソボルニル、コハク酸モノボルニル、コハク酸モノイソボルニル、ギ酸モノボルニル及びギ酸モノイソボルニルからなる群から選択された活性成分を含む無煙タバコのポーションを含み、この活性成分は、無煙タバコから生じる感覚刺激を軽減又は排除するのに効果的な量で存在する。
この経口的に楽しめるタバコ製品は、水溶性の非架橋成分及び実質的に不水溶性の架橋成分を含むコーティングによって少なくとも部分的に封入されたタバコ粒子の集合体を含むことができる。
或いは、経口的に楽しめるタバコ製品は、透水性ラッパーに包まれた無煙タバコを含むポーチを含むことができる。
ある実施形態は、経口的に楽しめるタバコ製品の作製方法を含む。この方法は、メルカプタン、樟脳、ボルネオール、イソボルネオール、酢酸ボルニル、酢酸イソボルニル、コハク酸モノボルニル、コハク酸モノイソボルニル、ギ酸モノボルニル、及びギ酸モノイソボルニルからなる群から選択された活性成分とタバコを組み合わせて無煙タバコの1又はそれ以上のポーションを作製するステップを含む。活性成分は、製品を経口的に楽しんでいる時に生じる感覚刺激を軽減又は排除するのに効果的な量で存在する。
ある実施形態では、経口的に楽しめるタバコ製品が、活性成分を含むコーティングによって少なくとも部分的に封入されたタバコ粒子の集合体を含む。
別の実施形態では、経口的に楽しめるタバコ製品が、多孔質ポーチラッパーと、このポーチラッパー内に封入されたタバコを含む内部充填材とを含む経口ポーチ製品である。
0ppmの樟脳を使用した、直ぐに感じられるニコチンによる感覚刺激に対する樟脳による事前処置の効果についての結果を示す図である。 25ppmの樟脳を使用した、直ぐに感じられるニコチンによる感覚刺激に対する樟脳による事前処置の効果についての結果を示す図である。 50ppmの樟脳を使用した、直ぐに感じられるニコチンによる感覚刺激に対する樟脳による事前処置の効果についての結果を示す図である。 100ppmの樟脳を使用した、直ぐに感じられるニコチンによる感覚刺激に対する樟脳による事前処置の効果についての結果を示す図である。 0ppmの樟脳を使用した、30秒後におけるニコチンによる感覚刺激に対する樟脳による事前処置の効果についての結果を示す図である。 25ppmの樟脳を使用した、30秒後におけるニコチンによる感覚刺激に対する樟脳による事前処置の効果についての結果を示す図である。 50ppmの樟脳を使用した、30秒後におけるニコチンによる感覚刺激に対する樟脳による事前処置の効果についての結果を示す図である。 100ppmの樟脳を使用した、30秒後におけるニコチンによる感覚刺激に対する樟脳による事前処置の効果についての結果を示す図である。 0ppmの樟脳を使用した、ニコチンによる感覚刺激に対する樟脳による事後処置の効果についての結果を示す図である。 25ppmの樟脳を使用した、ニコチンによる感覚刺激に対する樟脳による事後処置の効果についての結果を示す図である。 50ppmの樟脳を使用した、ニコチンによる感覚刺激に対する樟脳による事後処置の効果についての結果を示す図である。 100ppmの樟脳を使用した、ニコチンによる感覚刺激に対する樟脳による事後処置の効果についての結果を示す図である。 経口タバコの初心者ユーザである成人喫煙者がスヌースを使用することにより、口内で知覚される刺激に樟脳が影響を与えたかどうかを判定する調査の、全ての時間からの組み合わせ結果を示す図である。 経口タバコの初心者ユーザである成人喫煙者がスヌースを使用することにより、口内で知覚される刺激に樟脳が影響を与えたかどうかを判定する調査の、2分の時点における結果を示す図である。 経口タバコの初心者ユーザである成人喫煙者がスヌースを使用することにより、口内で知覚される刺激に樟脳が影響を与えたかどうかを判定する調査の、5分の時点における結果を示す図である。 経口タバコの初心者ユーザである成人喫煙者がスヌースを使用することにより、口内で知覚される刺激に樟脳が影響を与えたかどうかを判定する調査の、10分の時点における結果を示す図である。 本明細書で説明する例示的な無煙タバコ製品の、柔らかい端部を有する経口ポーチ製品を示す図である。 本明細書で説明する例示的な無煙タバコ製品の、従来の経口ポーチ製品を示す図である。
本出願は、ある活性成分を使用して、1又はそれ以上の化学性刺激物を含む経口的に楽しめるタバコ製品を消費することにより生じる感覚刺激の軽減又は排除を達成することについて説明するものである。
本明細書で使用する「粒子(particle又はparticles)」という用語は、(タバコなどの)植物性素材のあらゆる細分化した形態を意味し、フレーク、顆粒、粉末、細断した茎、葉、花又はその他の断片、並びにこれらの抽出物及び派生物を含むことができる。
本明細書で使用する「無煙タバコのポーション」(事前分割タバコとも呼ばれる)という用語は、ポーチ状タバコ(スヌースポーチ)、及び使用前に個別の1回分に成形又は分割され、ユーザが使用量を決定する必要なく事前分割タバコをユーザの口に入れることができるようにされた経口的に楽しめるタバコを意味する。この「無煙タバコのポーション」は、ユーザが口腔内で認識し、操作し、及び/又は口腔内に楽に挿入して消費するのに便利な1又はそれ以上の形状に押圧又は成形又は別様に形成された、一般に湿性無煙製品のユーザが使用する量と同量のタバコを含む粒子の集合体を含むことが意図されている。本明細書で使用する「事前分割タバコ材料」という用語は、コーティングを除いたタバコ意味する。本明細書で使用する「事前分割製品」という用語は、コーティングした製品全体、すなわち事前分割タバコ材料及びそのコーティングを意味する。
本明細書で使用する「実質的に不水溶性の」という用語は、本明細書で説明する非架橋水溶性ポリマーよりも水への溶解度が大幅に低い材料を意味する。
本明細書で使用する「無煙タバコ」という用語は、経口的に使用するポーチ(スヌースポーチ)内の湿性無煙タバコ(「MST」)を含む、経口的に楽しめるタバコ製品を意味する。
本明細書で使用する「感覚刺激」という用語は、掻痒感、灼熱感などを含む。
本明細書で使用する「約」という用語は、規定した数値又は範囲とともに使用する場合、この規定した値又は範囲よりも若干高い又は低い、規定の±10%の範囲内までを意味する。
本明細書で使用する、消費可能製品内の活性成分量への言及は、一般に消費者が楽しむ製品の個々のポーションの量を意味する。
タバコは、感覚刺激をもたらす化合物、すなわち刺激物を含む傾向にある。このような刺激物は、1又はそれ以上のニコチン性アセチルコリン受容体及び/又は(TRPV1及び/又はTRPA1受容体などの)バニロイド受容体作動薬を含むことがある。本明細書で使用する「(単複の)作動薬」という用語は、部分的作動薬及び作動薬と拮抗薬の混合物を含む。ニコチン作動薬の非限定的な例には、ニコチン、エピバチジン、ロベリン及びバレニクリンがある。さらに、ニコチンは、TRPV1受容体を敏感にして(J.Neurophysiol.第91巻、1482〜1491頁、2004年)これらの反応性を高め、TRPA1受容体についても同様であることが分かっている。
非喫煙用(無煙)消費可能製品は、以下で説明するポーチ状タバコ及びその他の形の事前分割タバコなどのタバコ製品を含む。本明細書で説明するような活性成分が存在しない状態で化学性刺激物(例えば、ニコチン性アセチルコリン受容体作動薬、又はTRPV1及び/又はTRPA1受容体などのバニロイド受容体作動薬)を含む製品を楽しんだ場合、これらの製品は、吐き気などの望ましくない感覚刺激及びその他の望ましくない効果を引き起こすことがある。
末梢神経系の様々な神経末端上には、ニコチン性アセチルコリン受容体が存在し、(灼熱感などの)刺激感を脳に伝える役割を果たす。これらの受容体が活性化された結果、(無煙タバコなどの)一部の製品の消費者は、非喫煙用タバコ製品を使用した際に、口、喉、食道、胃、咽頭、気管などの刺激を経験することがある。ニコチン及びその他の作動薬は唾液中に溶解して、ニコチン性アセチルコリン受容体を活性化し及び/又はバニロイド受容体を敏感にし、これによりこれらが胃腸管及び気道の一部の粘膜に接触した場合に望ましくない感覚を生じる。これらの製品の望ましくない効果は、感覚刺激(例えば、灼熱感)に留まらず、吐き気、しゃっくりを含み、まれに飲み込んだ唾液によって嘔吐が引き起こされることがある。
活性成分は、消費可能製品のタバコ及びタバコ抽出物内の化学性刺激物から生じる感覚刺激を軽減又は排除する働きをすることが好ましい。
本発明者のうちの1人は、活性成分である樟脳が、隔離したマウスの気管モデルにおいて、ニコチン作動薬のニコチンによって引き起こされる神経繊維の活性化を効果的に抑制できることを発見した。Kichko他による、Acta Physiologica 2007、第189巻、文献653、要約番号P20−L1−03を参照されたい。他のいくつかの活性成分も、(例えば、代謝酵素によって)ヒトが消費した時に樟脳に変換されることにより、このような抑制を行うことができる。このような可能性のある活性成分として、樟脳、ボルネオール、イソボルネオール、酢酸ボルニル、酢酸イソボルニル、コハク酸モノボルニル、コハク酸モノイソボルニル、ギ酸モノボルニル、ギ酸モノイソボルニル、これらの誘導体、及び/又はこれらの組み合わせが挙げられる。
無煙タバコのポーチに樟脳を添加することにより、ポーチが存在する場所の、及びポーチと接していた唾液の経路に沿った灼熱感を軽減することができる。さらに、樟脳は、食道における望ましくない不快な感覚、並びに無煙タバコポーチの使用によって生じる吐き気及びしゃっくりを軽減することができる。
樟脳によるニコチン性感覚刺激の低下
図1及び図2に、ニコチンによる感覚刺激を樟脳で事前処置した効果についての調査結果を示す。ニコチン溶液を与える前に、ヒトボランティアの舌に樟脳を与えた。舌の無作為な面を選択し、0ppm、25ppm、50ppm又は100ppmの樟脳20マイクロリットルをストリップに垂らして(従って、それぞれ約0ピコグラム、約500ピコグラム、約1000ピコグラム又は約2000ピコグラム)30秒間与えた。その後、被験者は、0.1%、0.2%又は0.3%のニコチン溶液を一口すすり、口をゆすいで5秒後に吐き出した。その後、参加者に、舌のどちらの側の灼熱感が強いかを尋ねた。直後(5秒以内)(図1)及び30秒後(図2)の両方の時点で回答を集めた。対照には樟脳を与えず、基準を樟脳ゼロに設定した。
図3に、ニコチンによる感覚刺激を樟脳で事後処置した効果についての調査結果を示す。この調査は、一般に樟脳による事前処置について上述したように行ったが、この例ではニコチンを与えてから30秒後に樟脳を与え、或いは対照には樟脳を与えなかった。舌の無作為な面を選択し、0ppm、25ppm、50ppm又は100ppmの樟脳20マイクロリットルをストリップに垂らして(従って、それぞれ約0ピコグラム、約500ピコグラム、約1000ピコグラム又は約2000ピコグラム)30秒間与えた。
これらのデータから、樟脳で事前処置を行うと、知覚されるニコチンによる灼熱感が、直後及び最初の暴露から30秒後のいずれにおいても大幅に減少することが分かる。
活性成分は、それ自体が(例えば、過度の清涼感、検出可能な匂い及び/又は味などの)感覚効果を示さないような量で存在することが好ましい。或いは、活性成分の固有の官能的特性を利用するように製品を立案してもよい。
樟脳による刺激の閾値
樟脳自体が感覚刺激を引き起こす閾値を判定するためのさらなる調査を行った。
各検査では、2ミリリットル(2ml)の樟脳溶液を使用した。樟脳をエタノールに溶解させ、さらに水中で希釈させた。参加者には、逐次的に上昇する濃度の樟脳を与えた。9人の参加者に、食品用の樟脳ラセミ体を含む試料を200ppm、300ppm、400ppm、500ppm、1000ppm、2000ppm、4000ppm、6000ppmの濃度(それぞれ試料当たり約400ナノグラム、約600ナノグラム、約800ナノグラム、約1000ナノグラム、約2000ナノグラム、約4000ナノグラム及び約8000ナノグラムに対応する)で与えた。
評価中、参加者はノーズクリップを装着した。各参加者は、試料を一口すすり、口内で10秒間すすいだ後に吐き出した。その後、各参加者は、刺激を感じたかどうかを示した。各試料の評価の合間、参加者は、水で口をゆすいで1分間待った。
この調査の結果を以下の表1に示す。最も左の列には、各個々の参加者の参加者番号を示している。「Y」の文字は、参加者が指示濃度で刺激を感じたことを示し、「N」の文字は、刺激を感じなかったことを示す。
Figure 2013523092
表1:樟脳の刺激閾値の判定
この調査では、溶液中の樟脳ラセミ体(D+L)の刺激閾値が200ppm(わずかな刺痛感)〜1000ppmにわたることが判明した。ほとんどの参加者が、非常に低い濃度(200〜300ppm)で刺痛感を感じたのに対し、より高濃度(1000〜2000ppm)でしか感じなかった参加者はわずかであった。n=9の場合、刺激を生みだす平均閾値は655ppmであった。
樟脳を含むスヌースポーチ
噛みタバコを使用して、被験者の口内で知覚される灼熱感に樟脳が影響を与えるかどうかを判定するためのさらなる調査を行った。参加者に、2つのスヌースポーチ試料を与え、口の両側で同時に使用させた。一方の試料は樟脳を加えていない対照ポーチとし、他方には様々な濃度の樟脳を含めた(2.3ナノグラム、6ナノグラム、12ナノグラム、23ナノグラム、46ナノグラム及び69ナノグラム、それぞれタバコの重量ベースで25ppm、50ppm、100ppm、200ppm又は300ppmに対応する)。
この手作りのテスト試料は、調査の目的で香味系が干渉するあらゆる可能性を阻止するために無香料タバコ(オーブンでの揮発性12%)を使用して作成したものである。このポーチを調製するにあたり、樟脳を95%エタノールに溶解させ、対照ポーチにはエタノールのみを与えた。各試料ポーチには、これらの溶液の1つを10マイクロリットル(一方の側に5マイクロリットルずつ)加えた。1マイクロリットルピペットを使用して、タバコキャビティの各角部に1マイクロリットルを加え、5番目の1マイクロリットルを中心に加えた。反対側のポーチにも同じ手順を使用した。検査の1日前に試料を調製し、一晩ガラスジャー内に密封した。各検査の朝にジャーの封を解き、揮発成分が逃げ出せるようにした。各検査日の最後には未使用の試料を廃棄し、翌日のために新鮮な試料を調製した。
二重盲式無作為被験者内二者強制選択(2AFC)設計として調査を行った。
各セッションにおいて、参加者に2つのテスト試料(一方は対照)を与えた。参加者には、2つのポーチのうちの一方を口の左側の歯茎と上唇の間に置き、他方のポーチを口の右側の歯茎と上唇の間に置くように指示した。ポーチの配置は、頬骨直下の前の領域を標的にしたものである。対照ポーチの側は無作為に割り当てた。参加者には、口を閉じ、ポーチを配置した場所に置いたままにするように指示した。参加者には、さらなる香味を放出するために、ポーチを頬で絞って唾液で湿らせることを許可した。
この試料を使用して2分後、5分後及び10分後に、参加者に口のどちら側の方が灼熱感が強いかを示すように求めた。実験者が回答を紙に記録した。評価終了後、参加者に、テスト試料を口から吐き出して提供した容器に入れるように指示した。参加者には、水及び/又はオレンジジュースを与えて口蓋を洗浄させた。各評価後、参加者に、どこに灼熱感を感じるかについての詳細を示すとともに、自身の体験に関するあらゆる自由なコメントを提供するように求め、これを実験者が紙に記録した。参加者は、この感覚評価手順をさらに6回繰り返し、毎日最大2組のペアを評価した。
図4B、図4C及び図4Dにそれぞれ示すように、参加者に、2分、5分及び10分の時点で口のどちら側の方に灼熱感があるかを尋ねた。図4Aには、全ての時点にわたる結果を示している。口の灼熱感を減少させるには、12ナノグラム(50ppmに対応する)の量の樟脳が最も効果的であり、この効果は10分の時点において最も強かった。
上記の全ての結果から、200ppmの溶液2mlに含まれるよりも少ない(すなわち、約400ナノグラム未満の)量の樟脳を提供することが好ましい。この量は、以下で説明するような封入した形などの持続放出する形で樟脳を提供した場合には増加することがある。従って、樟脳自体によって引き起こされる刺激を軽減又は排除する一方で、ニコチンによって生じる灼熱感及びその他の感覚刺激を軽減又は排除するには、経口的に楽しめるタバコ製品が、各個々の適用において(例えば、ポーチ状製品の場合には各ポーチ内に)約500ピコグラム〜約4ミリグラムの樟脳を提供することが好ましい。この量は、約500ピコグラム〜約400ナノグラムであることがより好ましい。製品は、約2ナノグラム〜約20ナノグラム、又は約10ナノグラム〜約15ナノグラムの樟脳を含むことがさらに好ましい。
樟脳は固有の抗菌性を有し、組み込まれた製品に、特に樟脳が封入されていない場合に保存効果を提供できることがさらに分かっている。樟脳に関連する上述の化合物の一部又は全部が、これらの特性を共有する可能性がある。
活性成分は、唾液に接した時点で放出されるように封入できることが好ましい。樟脳及びベータシクロデキストリンは包接錯体を容易に形成し、樟脳は、ホストであるシクロデキストリンの空洞内で安定する。樟脳及びその他の活性成分を封入するために、シクロデキストリン以外の物質を使用することもできる。封入により、やや揮発性である樟脳の損失が防がれ、これにより封入した活性成分を組み込んだ製品の保存安定性及び一貫性が増すことが期待される。
ベータシクロデキストリンは、樟脳と1:1の錯体を形成して白色固体を生じることができる。樟脳を封入するために、ベータシクロデキストリンを最低量の温水に溶解させ、次にこのシクロデキストリンに、最低限のアルコール中に溶解させた樟脳を加えることができる。次に、この混合物を、全ての固体が溶解するまで約75℃を超えないほどに加熱する。約4℃に冷却すると、沈殿した固体封入樟脳を回収することができる。その後、この封入物質をタバコ製品の表面に、好ましくは食品糊を使用して加えることができる。
樟脳族からの活性成分の代わりに又はこれに加えて、活性成分を、好ましくはメルカプタンとすることもできる。すなわち、活性成分を、化学性刺激物から生じる感覚刺激を軽減又は排除するのに効果的な量で存在する、例えば、製品の消費者の不快な知覚に関与する2つのバニロイド受容体であるTRPV1及び/又はTRPA1受容体を活性化するのに十分な量で製品中に存在するメルカプタンとすることができる。
還元剤の形の化学性刺激物は、TRPV1及びTRPA1受容体を、これらの受容体内の特定のスルフヒドリル基の共有結合修飾を通じて活性化することが実証されている。1種又は数種のメルカプタンを添加することで、反応基として置換することにより、刺激物の灼熱効果を改善し、これにより経口タバコ製品でしばしば表現される「咽頭灼熱感」又は「咽頭把持感」を軽減することができる。
好ましいメルカプタンは、米国食品医薬品局によって維持される、米国内で食品に添加される「全てのもの」(「EAFUS」)のリストにも掲載されている化合物であるフルフリルメルカプタン(「FFM」)である。メルカプタンは、コーヒーに調味料として使用されている。FFMは遊離スルフヒドリル基を有し、この遊離スルフヒドリル基は、刺激物と反応して刺激物を隔離することによりバニロイド受容体の活性化を防ぐことができる。FFMは、1ppm未満で、煎ったコーヒーとわずかなナッツの風味に香ばしい肉のニュアンスを加えた味がすると説明されている。この化合物を経口的に楽しめるタバコ製品に添加することで、消費者が感じるチクチクした灼熱感を軽減するだけでなく、望ましい香味を与えることもできる。EAFUSリストには、FFM以外にも、本明細書で説明するような活性成分としても使用できる他のメルカプタンが掲載されている。例えば、ベンジル、メチル及びプロピルメルカプタンが利用可能であり、これらを使用してもよい。
無煙タバコのポーション
本明細書で説明したように、無煙タバコのポーションには、ポーチ状タバコ(スヌースポーチと呼ばれることもある)、及び好ましくは布及び/又は紙のラッパーがなく、使用前に個別の1回分に成形又は分割され、ユーザが使用量を決定する必要なく、事前分割されたタバコをユーザの口に入れることができるようにされた経口的に楽しめるタバコを含むポーションがある。事前分割タバコの形態は、例えば、同一出願人による米国特許出願第2008/0202533号、第2009/0038631号、及び第2009/0301505号に記載されており、これらの特許出願の各々は引用によりその全体が本明細書に組み入れられる。
ポーションの形状は、一般に矩形又は楕円形であることが好ましい。ポーションのその他の好ましい形状としては、多角形、正方形、矩形、円形、長円形、ハート形、半月形、三日月形、葉形、及びこれらの組み合わせから成る群から選択されたあらゆる形状が挙げられる。
好ましい実施形態では、ポーションが、口の内部のユーザの頬と歯茎の間に収まるようにサイズ決めされ構成される。ポーションは、一般に矩形であり、約20mm〜約35mmの長さであり、約10mm〜約20mmの幅であり、約3mm〜約6mmの厚みであることが好ましい。ポーションの角部は丸くできることが好ましい。
ポーチ
経口的に楽しめるタバコ製品の好ましい実施形態は、図5A及び図5Bに示す経口ポーチ製品10又は100である。図5Aには、柔らかい端部を有するポーチ製品を示し、図5Bには、従来のポーチ製品を示している。経口ポーチ製品は、ユーザの口に入れられた時に、これを吸い、噛み、及び/又は経口的に操作して、中に含まれる香味料を放出できることが好ましい。
図5Aに示すような柔らかい端部を有する1つの実施形態では、経口ポーチ製品10が、内部充填材12を封入する口内に楽に収まるようなサイズの多孔質ポーチラッパー14を含む。少なくとも1つの閉じ目16がポーチの開口部を閉じ、多孔質ポーチラッパー14内に内部充填材12を収容する。閉じ目16は、敏感な口の組織の心地良さを高める柔らかい未接着領域18を残すために、多孔質ポーチラッパー14の自由縁まで延びないことが好ましい。
経口ポーチ製品とともに使用する場合、活性成分は、単独で又は組み合わせていくつかの方法で与えることができる。米国特許出願公開第2007/0012328号に開示されるように、成分をポーチの膜又は層の一部として与えることができる。また、米国特許出願公開第2008/0202536号に開示されるように、繊維性ラッパーに組み込まれた香味料とともに又はこの代わりに成分を含めることもできる。また、米国特許出願公開第2007/0261707号に記載されるように、裏打ちしたポーチ製品に成分を組み込むこともできる。本出願と同一の出願人による上記の米国特許出願公開の各々は、その全体が引用により組み入れられる。
活性成分は、ポーチの内容物よりも先に口内に放出されるように、ニコチン作動薬を含む充填物(タバコの充填物など)に対してポーチ製品の外側方向に与えられることが好ましい。この目的のために、活性成分は、多孔質ポーチラッパー上又はその内部の、例えばラッパーの外側又は内側又はこれらの両側に施された、或いはラッパーが組み込まれた溶解性コーティング内に存在することが好ましい。活性成分は、封入されることが好ましい。
好ましい実施形態では、(例えば、場合によって1又はそれ以上の香味料、甘味料、保湿剤などの任意の成分と合わせたタバコなどの)内部充填材12が、ポーチラッパー14の内部を完全に満たす。別の実施形態では、内部充填材12が、ポーチラッパー14の内部を部分的に満たす。
経口ポーチ製品は、ユーザの口内に楽に収まるようにサイズ決め及び構成されることが好ましい。経口ポーチ製品は、複数の香味及び/又は機能性成分を約1分〜約1時間にわたってユーザに送達することが好ましい。ポーチは、1回の使用後に廃棄されることが好ましい。
ある実施形態では、経口ポーチ製品の最大寸法が、約0.25cm〜約5cm(約0.1インチ〜約2.0インチ)である。ある実施形態では、経口ポーチ製品の重量が、約0.2g〜約5.0gである。この重量は、主に封入された内部充填材12の重量に起因するものである。
好ましい実施形態では、経口ポーチ製品のラッパーが、やはり任意に香味料を含むことができる多孔質材料で作成される。また、コーティングは、機能性成分又は唾液分泌誘発成分を含むこともできる。多孔質材料は、内部充填材12に含まれる香味成分及び唾液可溶性成分がポーチラッパー14からユーザの口内に拡散できるようにするものであることが好ましい。好ましい多孔質材料としては、以下に限定されるわけではないが、膜、ゼラチン、食品の皮、カラゲニン、バイオポリマー、布、及び/又は紙(濾紙、ティーバッグやコーヒーフィルタを構成するために使用される紙など)が挙げられる。ポーチラッパー12は、食品の包装及び/又は取り扱いに使用される材料などの、食品との接触に適した種類のものであることが好ましい。
同一出願人による米国特許出願公開第2009/0025740号に開示されるような、柔らかい端部を有する経口ポーチ製品の作製方法も提供し、この特許出願はその全体が引用により本明細書に組み入れられる。この方法は、垂直又は水平充填機を使用してラッパーを開放ポーチの形に形成するステップと、この開放ポーチに内部充填材を充填するステップとを含む。その後、このポーチを密封して内部充填材を収容し、経口ポーチ製品を形成する。一連のポーチには、隣接するポーチのシール間に空間を形成し、その後切り離して個々のポーチ製品を形成することが好ましい。例えば、型打ち機を使用して、ポーチ製品を隣接するシール間の位置で切断して、各ポーチ製品に柔らかい端部を形成することができる。代替の実施形態では、使用するラッパー材料を適当なサイズに予め切断する時に、ラッパー材料の端部からある距離を置いてシールを形成することができる。
或いは、ポーチラッパー材料の第1のストリップを供給経路に沿って進め、このストリップ上にマトリックス形式の充填材を置き、この第1のストリップ上に第2のストリップを置き、密封型を使用してこれらのストリップをともに押圧して、充填物の周囲にヒートシール又は接着シールなどの閉じ目を形成し、打抜型を使用して第1及び第2のストリップを閉じ目の外向きに切断して柔らかい端部を形成することができる。
半溶解性コーティングを有するポーション
ある実施形態では、タバコ製品が、タバコ粒子の集合体を少なくとも部分的に封入する超水和性単分子層膜などの半溶解性コーティングを有する。このようなポーションは、ラッパーを有していないことが好ましい。このコーティングは、タバコ材料のポーションを好ましくは単層でコーティングする二成分コーティングである。この二成分コーティングは、水溶性の非架橋成分及び架橋ポリマー成分を含む。架橋ポリマーは、実質的に不水溶性である。任意に、実質的に水溶性の成分をポリマーとし、及び/又は架橋不能とする。タバコ材料は、成形した湿性嗅ぎタバコのポーションであることが好ましい。ある実施形態では、コーティングが活性成分を含む。
水溶性の非架橋成分と架橋ポリマーの相対量を制御することにより、ポーションがユーザの口内でバラバラになるようにすることも、又はユーザの口内で原形を保つようにすることもできる。後者の場合、可溶性成分がユーザの口内で溶解した後、コーティングが、実質的に不溶性のポリマーで堆肥化された多孔質網目構造を形成する。
従って、ある実施形態では、可溶性成分がユーザの口内で素早く溶解して、実質的に不溶性の架橋ポリマー成分が、タバコ製品の使用を通じて原形を保つようになり、従ってこのコーティングは、タバコの使用期間を通じて原形を保ってコーティング内にタバコを保持する一方で、舌及び口の組織に柔らかく馴染みやすい感触を与えながら、タバコジュース及び香味がコーティングから溶出されるようにする。この実施形態では、タバコがユーザの口内に存在する間、コーティングがタバコを収容する機能を果たすので、ユーザがポーションを口から取り出したいと望んだ時に、これを容易に実現することができる。
別の実施形態では、タバコ材料が完全に分解可能であり、従ってコーティングの可溶性成分が溶解してタバコ材料が分解されると、ユーザは、残りの不溶性成分を噛んで吐き出すこと又は摂取することができるようになる。コーティングは、水溶性の非架橋成分が溶解した後に、事前分割がユーザの口内でその構造的完全性を保持するには不十分なほど少量の実質的に不水溶性の架橋ポリマーを含むことが望ましい。従って、水溶性成分が溶解して事前分割の形が崩れると、コーティング内に含まれるタバコの粒子がユーザの口内で放出及び/又は分散される。
このようなポーションは、タバコ粒子のポーションを事前分割タバコ材料のユニットの形で形成し、この事前分割タバコ材料のユニットを、水溶性の非架橋成分及び架橋結合時に実質的に不水溶性のポリマーを形成する架橋可能ポリマーを含む多成分水性コーティング溶液に接触させて、事前分割タバコ材料のユニット上にコーティングを形成し、架橋可能ポリマーを架橋結合して、表面上に半溶解性コーティングを有する事前分割タバコ材料のユニットを含む無煙タバコのポーションを形成することにより調製することができる。
好ましい実施形態では、コーティングが、多成分ポリマー溶液(コーティング溶液)から調製される。少なくとも2つの成分を含むポリマー溶液をポーションの外面の少なくとも一部に加えることにより、事前分割した量の湿性タバコをコーティングによって封入することができる。コーティング溶液の少なくとも1つの成分は、口内で溶解する水溶性の架橋不能成分である。コーティング溶液中の少なくとも1つの他の成分は、架橋結合後に実質的に不水溶性になる水溶性の架橋可能ポリマーである。このコーティングを、浸漬、噴霧などを含むことができる様々な技術により、湿性の事前分割タバコに施すことができる。次に、このコーティングした事前分割タバコを、コーティング内で使用される架橋可能な1種又は数種のポリマーに適した架橋剤に接触させる。この接触は、例えば、コーティングしたポーションに架橋剤の溶液を噴霧、浸漬又は別様に加える(「アウトサイドイン」方向の架橋結合を生じる)ことなどによってコーティングしたポーションに架橋剤を加えることにより行うことができる。或いは、タバコが事前分割に形成される前に架橋剤がタバコ内に存在する結果として、又はコーティングを施す前に事前分割に架橋剤を加えた結果としてすでにタバコ内に存在している架橋剤に架橋可能ポリマーを接触させることにより、架橋結合を行うことができる。
コーティングは、ゲルの形態、より詳細にはヒドロゲルの形態であることが好ましい。この結果、コーティングの重量は、水溶性の非架橋成分及び実質的に不水溶性の架橋ポリマー、架橋剤、並びに保存料、香味料などのあらゆる添加剤に加え、大部分が水となる。コーティングの水溶性の非架橋成分のみが溶解してユーザの口内に水分を放出するので、放出される水分量が制御され、過剰になることはない。これにより、製品の使用時に、ユーザにとって滑りやすさが減少し、食感が向上する。
水溶性の非架橋成分は、ユーザの口内で素早く溶解することが好ましい。好ましい実施形態では、可溶性成分が、口腔内への導入後、約0.1秒〜約10秒(例えば、約1秒〜約9秒、約2秒〜約8秒、約3秒〜約7秒又は約4秒〜約6秒)内に溶解する。また、事前分割した形状は、口腔内への導入後、約5秒〜約15秒(例えば、約6秒〜約14秒、約7秒〜約13秒、約6秒〜約12秒、約7秒〜約11秒又は約8秒〜約10秒)内にその構造的完全性を失うことが好ましい。
水溶性成分及び実質的に不水溶性の成分は、天然であっても又は合成であってもよい。これらの成分は、親水コロイドであることが好ましい。これらの成分は、多糖類であることがより好ましい。
任意に、水溶性成分は、非架橋及び/又は架橋不能ポリマーを含む。ある実施形態では、架橋剤と反応しなかった架橋可能ポリマーによって水溶性成分を形成することができる。好適な水溶性の非架橋成分としては、以下に限定されるわけではないが、澱粉及び修飾澱粉などの澱粉誘導体、デキストリン、アラビアゴム、ガーゴム、キサンタンゴム、ローカストビームゴム、カードランゴム、ジェランゴム、コロハ誘導ゴムのようなゴム、プルラン、キトサン、キチン、セルロース及びセルロース誘導体、ポリビニルアルコール、ポリラクチド、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、又はポリ酢酸ビニルなどの合成ポリマー、及び可溶性又は不溶性植物繊維が挙げられる。
好適な化学的架橋可能ポリマーとしては、以下に限定されるわけではないが、アルギン酸塩、ペクチン、カラゲニン、及び架橋可能官能基を有する修飾多糖類が挙げられる。好ましい架橋可能ポリマーは、ペクチン及びアルギン酸塩である。例えば、ゼラチン、ゼイン、大豆蛋白質、米蛋白質及び乳漿蛋白質などの蛋白質を任意に使用して、一価及び二価金属イオン塩で架橋結合された架橋可能ポリマーを補完し、又はこれに置き換えることができる。蛋白質は、タバコ内で自然に生じるフェノール及び/又はアルデヒドと徐々に架橋結合する。
好ましい実施形態では、架橋剤が多価金属塩であり、より詳細には一価金属イオン塩又は二価金属イオン塩である。一価金属イオン塩及び二価金属イオン塩の両方を使用することができるが、二価金属イオン塩は、ペクチンなどの一部の多糖類を架橋結合するのに特に適している。好適な架橋剤としては、以下に限定されるわけではないが、乳酸カルシウム、塩化カルシウム、ラクトビオン酸カルシウム、リン酸三カルシウム、グリセロリン酸カルシウム、ヘキサメタリン酸カルシウム、酢酸カルシウム、炭酸カルシウム、重炭酸カルシウム、クエン酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、塩化ナトリウム、乳酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、グルコン酸ナトリウム、塩化カリウム、乳酸カリウム、酢酸カリウム、炭酸カリウム、重炭酸カリウム、クエン酸カリウム、グルコン酸カリウム及びこれらの組み合わせが挙げられる。
事前分割製品の重量は、約1.0グラム〜3.0グラムであることが好ましく、約2.0グラム〜約2.5グラムであることがより好ましい。コーティングの重量はタバコの重量に比べて小さいので、この重量は、主に使用するタバコの量に基づくものである。ある実施形態では、事前分割製品を、最大約3.8cm(約1.5インチ)の長さ、最大約2.5cm(約1インチ)の高さ、及び最大約1.9cm(約3/4インチ)の幅とすることができる。事前分割製品は、柔軟性、圧縮性があり、口腔の形状に適合できることが好ましい。
コーティングは、活性成分を含むことが好ましい。ある実施形態では、ポーションを作製するために使用する溶液の1又はそれ以上に活性成分が含まれる。
コーティングは、香味料(香味用添加物とも呼ばれる)を含むこともできる。コーティング又はタバコ材料に含めるのに適した香味用添加物としては、以下に限定されるわけではないが、タバコ、煙、メントール、ペパーミント、スペアミント、バーボン、スコッチ、ウイスキー、コニャック、アジサイ、ラベンダ、チョコレート、甘草、かんきつ類、並びにリンゴ、桃、西洋ナシ、サクランボ、プラム、オレンジ及びグレープフルーツなどのその他の果実香味、ガンマオクタラクトン、バニリン、エチルバニリン、清涼剤香味、シナモン、クローブ、ナツメグ、セージ、アニス、及びウイキョウなどのスパイス香味、サリチル酸メチル、リナロール、ジャスミン、コーヒー、ベルガモット油、ゼラニウム油、レモン油、及びジンジャー油などのあらゆる天然及び合成香味又はアロマが挙げられる。他の好適な香味及びアロマとしては、酸、アルコール、エステル、及びアルデヒド、ケトン、ピラジン、これらの組み合わせ又はブレンドなどからなる群から選択された香味化合物を挙げることができる。好適な香味化合物は、例えば、フェニル酢酸、ソラノン、メガスティグマトリエノン、2−ヘプタノン、ベンジルアルコール、酢酸シス−3−ヘキセニル、吉草酸、吉草酸アルデヒド、エステル、テルペン、セスキテルペン、ノートカトン、マルトール、ダマセノン、ピラジン、ラクトン、アネトール、イソ吉草酸、これらの組み合わせなどからなる群から選択することができる。
コーティングは、天然又は人工甘味料などの添加剤を含むこともできる。好ましい甘味料としては、以下に限定されるわけではないが、キシロース、リボース、スクロース、マルトース、フルクトース、グルコース及びマンノースなどの、単糖類、二糖類及び多糖類などの水溶性甘味料が挙げられる。
化学的感受性剤などの添加剤をコーティングに含めることもできる。コーティングに含めるのに適した化学的感受性剤としては、以下に限定されるわけではないが、カプサイシン、タンニン、からし油、冬緑油、シナモン油、アリシン、キニーネ、クエン酸及び塩が挙げられる。
1つの実施形態では、コーティングがイオン架橋によって形成される。1又はそれ以上のポリマーを使用して、タバコ材料のポーション上に単層の薄いコーティングを形成する。
1.イージーイン、ルースアウトポーション
以下は、主に口内でバラバラになる(この特徴は「イージーイン、ルースアウト」と呼ばれることがある)ポーションに関するが、この態様は他の種類のポーションにも当てはまる。
口内でバラバラになる(このような特徴は「イージーイン、ルースアウト」と呼ばれることがある)ポーションを調製する場合には、水溶性の非架橋成分が、コーティング溶液の重量ベースで約15重量%から約30重量%の量で含まれ、架橋結合時に実質的に不水溶性ポリマーを形成する架橋可能ポリマーが、コーティング溶液の重量ベースで約0.3重量%から約1.5重量%の量で含まれることが好ましい。可溶性の非架橋成分は、口に入れた時点で溶解する。実質的に不溶性の架橋成分は、タバコの粒子をともに保持して、ユーザの口内でタバコがゆったりと放出及び/又は分散されるようにするには不十分である。この結果、事前分割した湿性タバコ製品は、ユーザが取り扱って口に挿入するのに十分な構造的完全性を有するが、ユーザの口に挿入した後にバラバラになり、緩んだ湿性無煙タバコを使用する体験を再現する。
コーティング溶液中に約15%未満の水溶性成分を使用した場合、事前分割製品は、水溶性の非架橋ポリマーが溶解した時点で大きな塊に分かれるという望ましくない傾向となる。コーティング溶液の約30%よりも多くが水溶性の非架橋ポリマーである場合、事前分割製品の構造的完全性は、ユーザがこれを口内に入れて操作できるようにするには不十分となる。
実質的に不水溶性の成分は、化学的に架橋可能なポリマーを架橋剤と反応させることにより形成されることが好ましい。コーティング溶液は、コーティング溶液の重量ベースで約0.3重量%〜約1.5重量%の量の実質的に不水溶性の成分を含むことが好ましい。コーティング溶液中に約0.3%未満の実質的に不水溶性な成分を使用した場合、事前分割製品は、口に入れる時にユーザが取り扱うには弱すぎ、バラバラになってしまう。コーティングが約1.5%を上回る実質的に不水溶性の成分を含む場合、このコーティングは、製品により強固な構造的完全性を与えて、タバコ材料がユーザの口内でバラバラになって分散しない傾向となり、この実施形態では望ましくない。
使用する架橋剤の量は、コーティング混合物に含まれる架橋可能ポリマーの量に大きく左右される。本明細書で説明した架橋可能ポリマーの好ましい量の場合、架橋剤は、架橋溶液の総重量ベースで約0.5重量パーセント〜約2.0重量パーセントの架橋溶液中に含まれることが好ましく、約0.5重量パーセントから約1.5重量パーセントの架橋溶液中に含まれることがより好ましい。約0.5重量パーセント未満の架橋剤を使用すると、一般にコーティング混合物に含まれる量の架橋可能ポリマーと反応するのに十分な架橋剤が提供されず、この結果コーティングが弱くなり、製品を取り出して口腔内に位置決めする際に、ユーザが取り扱うのに十分な構造的完全性が事前分割製品に与えられない傾向となる。約2.0重量パーセントを上回る使用は、架橋可能ポリマーが少量しか存在せず、これにより製品に不必要なコストが加わり、製品の香味に悪影響が及ぶことがあるという理由で不必要である。
コーティングの水溶性成分が溶解すると、ユーザの口内に香味及び水が放出され、事前分割製品はその構造的完全性を失って、コーティングにより封入されたタバコが放出されるようになる。従って、事前分割製品は、ユーザの口腔内に挿入した直後に、素早い香味の放出、及び緩んだ湿性無煙タバコを使用する体験の再現をいずれも提供する。
また、比較的少量の水溶性成分しか存在しないため、事前分割製品の分解時に過剰な水及びジュースが放出されることはない。本明細書に開示する範囲では、コーティング内のポリマーの組み合わせは、湿性タバコの使用に関連する感覚体験が迅速でありかつ妨げられないように、舌及び口の組織に柔らかく馴染みやすい感触を提供して素早く溶解する。また、事前分割製品がユーザの口内で分解した後には、少量のタバコ上に少量の実質的に不水溶性の架橋ポリマーしか(すなわち、実際にコーティングに接していた量のタバコしか)残らないので、分散するタバコは基本的にコーティングされていない。この結果得られる感覚体験では、ユーザが湿性無煙タバコから期待しているものが、個々の粒子がコーティングされた製品よりも密接に再現される。
好ましい実施形態では、触った時にコーティングが乱れず又は粘つかない。少なくとも2種類のポリマーを使用してコーティングを形成しているので、ユーザがコーティングに触れた際に、ポリマーが互いに分離することはない。従って、製品をパッケージから取り外して口に入れる時に、コーティングが粘つくことはない。
2.イージーイン、イージーアウトポーション
以下は、主にユーザの口内で原形を保つようにされた(「イージーイン、イージーアウト」と呼ばれることもある特性)ポーションに関するが、この態様は他の種類のポーションにも当てはまる。
好ましい実施形態では、溶解率、並びにコーティングの細孔のサイズ及び量などのコーティングの特性を制御できるように、少なくとも2種類のポリマーを含む多成分ポリマーコーティングを使用する。このような2種類のポリマーを含むコーティングを、「超水和膜コーティング」と呼ぶこともある。
コーティングは、口内への挿入及び設置中にコーティングの内部に含まれる湿性タバコ材料のポーションの完全性を維持するのに十分に強力でありながら、見た目が美しく、粘着性がなく、手触りが良いことが好ましい。コーティングは透明であることが好ましいが、充填材を加えてコーティングに所望の色又は外観を与えることもできる。
以下で説明するコーティングは、他のコーティングに勝る利点を有する。これらの利点については、同一出願人による米国特許出願第2008/0202533号に記載されている。
超水和膜コーティングは、ユーザの口内で可溶性成分が溶解した後に、不溶性ポリマーの多孔質網目構造を形成することが好ましい。第1の成分は、好ましくは不溶性成分である第2の成分がタバコ製品の使用を通じて原形を保つように、ユーザの口内で素早く溶解する可溶性成分であることが好ましい。
この可溶性成分は、架橋不能ポリマーにより形成されることが好ましい。本明細書で使用する「架橋不能」という用語は、材料が、不溶性成分を架橋結合する条件に曝された時に有意な程度まで架橋結合されないことを意味する。また、不溶性成分は、架橋剤と反応する化学的架橋可能ポリマーにより形成されることが好ましい。可溶性成分及び不溶性成分のポリマーは、天然であっても又は合成であってもよい。ポリマーは、親水コロイドであることが好ましい。ポリマーは、多糖類であることがより好ましい。
好ましい実施形態では、架橋剤が、一価金属イオン塩又は二価金属イオン塩である。
好適な非化学的架橋可能ポリマーとしては、以下に限定されるわけではないが、澱粉、デキストリン、アラビアゴム、ガーゴム、キトサン、セルロース、ポリビニルアルコール、ポリラクチド、ゼラチン、大豆蛋白質及び乳漿蛋白質が挙げられる。
好適な化学的架橋可能ポリマーとしては、以下に限定されるわけではないが、アルギン酸塩、ペクチン、カラゲニン、及び架橋可能官能基を有する修飾多糖類が挙げられる。好ましい架橋可能ポリマーは、アルギン酸塩である。
一価金属イオン塩及び二価金属イオン塩の両方を使用することができるが、二価金属イオン塩を使用することが好ましい。好適な二価金属イオン塩は、以下に限定されるわけではないが、乳酸カルシウム及び塩化カルシウムを含む。食品内での使用を認められているという理由で、乳酸カルシウムが好ましい。
コーティングの可溶性成分が溶解すると、ポリマー網目構造の細孔が形成され、これらを通じてタバコジュース及び香味が流れる。コーティングの可溶性成分が溶解すると、ユーザの口内に香味及び水が放出される。この結果、香味体験が最初から最後まで途切れないように、細孔を通じてタバコ香味及びジュースが放出される。好ましい実施形態では、コーティングされたタバコ製品のかさ密度が、約1±0.2g/cm3である。
コーティングの可溶性成分の溶解時に形成される細孔は、タバコの細断片又は粒子が細孔を通じてユーザの口内に移動するのを防ぐのに十分なほど小さな状態を保つ一方で、障害のないジュースの流れを可能にするのに十分なほど大きいことが好ましい。
コーティングは、事前分割したタバコ材料を封入することが好ましい。また、コーティングは、タバコの使用期間を通じて原形を保ってコーティング内にタバコを保持する一方で、タバコジュース及び香味がコーティングから溶出されるようにもする。コーティングは、舌及び口の組織に柔らかく馴染みやすい感触を与える。
コーティングの可溶性成分が素早く溶解するので、湿性タバコの使用に関連する感覚体験が迅速でありかつ妨げられない。
超水和膜コーティングの可溶性成分が溶解又は分解すると、ユーザの口内にさらなる水分及び/又は香味が放出される。その後、香味及びタバコジュースがコーティングを通過して、ユーザに障害のない香味体験を提供する。
好ましい実施形態では、可溶性成分と不溶性成分の割合を変更することにより、超水和膜コーティングに、コーティングの可溶性成分の所望の溶解率を与えることができる。
好ましい実施形態では、触った時に超水和膜コーティングが乱れず又は粘つかない。少なくとも2種類のポリマーを使用してコーティングを形成しているので、ユーザがコーティングに触れた際に、ポリマーが互いに分離することはない。従って、製品をパッケージから取り外して口に入れる時に、コーティングが粘つくことはない。
タバコ材料は、タバコ葉身の細断片及び/又は粒子、体積を膨張又は膨化させたタバコなどの加工タバコ材料、又は粉末タバコ、切断して延ばした又は切断して膨化させた茎などの加工タバコ茎、再構成タバコ材料、及びこれらのブレンドなどを含む、あらゆる好適な形状で提供することができる。遺伝子組み換えタバコを使用することもできる。
また、タバコ材料は、レタス、綿、亜麻、ビート繊維、セルロース繊維、これらのブレンドなどの細断片の粒子などの、補完量の野菜又は植物繊維又は粒子を含むこともできる。
1つの実施形態では、超水和膜コーティングが、イオン架橋により形成される。1種又は数種のポリマーを使用して、タバコ材料のポーション上に単層の薄膜コーティングを形成する。
好ましい実施形態では、溶解率、並びにコーティングの細孔のサイズ及び量などの超水和膜コーティングの特性を制御できるように、少なくとも2種類のポリマーを含む多成分ポリマーコーティングを使用する。
可溶性成分の溶解時に形成される細孔のサイズは、可溶性成分が一定のスポットに及び一定の量でのみ確実に存在する形でコーティングをパターン化し、可溶性成分が溶解して離れると、所望のサイズの細孔が生じるようにすることによって変更することができる。
ある実施形態では、タバコ材料を、水中に溶解された2種類の異なるポリマーを含むポリマー溶液に浸漬する。化学的架橋可能ポリマー及び架橋不能ポリマーを使用することが好ましい。
湿性タバコは、自然にカルシウムイオンなどの塩を含むので、タバコ材料が2種類のポリマー溶液と接した時点で、カルシウムイオンが架橋可能ポリマーと架橋結合してコーティングの内側に皮又は殻を形成することが好ましい。その後、コーティングを架橋剤に曝した時に、コーティング上に外側の皮及び殻を形成することができる。これらの内側及び外側の皮又は殻は、タバコ及びコーティングの可溶性部分のための防湿障壁を形成する。これらの殻/皮は、架橋不能ポリマーの領域を組み込んだ不連続な架橋可能ポリマーで形成されることが好ましい。
好ましい実施形態では、膜形成ポリマー溶液の濃度が、溶液中に約0.5重量パーセント〜約20重量パーセントのポリマーである。膜形成ポリマー溶液の濃度は、ポリマー成分の約1重量パーセント〜約1.5重量パーセントであり、残りが水であることが最も好ましい。
ポリマー溶液の濃度によってコーティング膜の厚みが決まる。さらに、このコーティングの厚みが、ユーザの口内でコーティングの可溶性成分がどれほど素早く溶解するかに影響することができる。コーティングは、形成時には湿ったゲル様コーティングであり、この湿り気は使用時まで保持されることが好ましい。コーティングされたタバコ製品は、好適な包装内に密封して、タバコ及びコーティング中の水分が蒸発するのを防ぐことが好ましい。
タバコ製品からコーティングを剥ぎ取って完全に乾燥させた場合、コーティングの厚みは、約0.02mm〜約1.0mm厚であることが好ましい。コーティングを完全に乾燥させた場合、コーティングの厚みは、約0.08mm〜約0.14mmであることがより好ましい。最も好ましい実施形態では、完全に乾燥させた時のコーティングの厚みが約0.11mmである。なお、コーティングは、乾燥することは意図されておらず、むしろ高含水率を維持する。
好ましい実施形態では、約2.5gの重量のコーティングしたタバコ製品では、完全に乾燥した時のコーティングの重量が約0.013gである。対照的に、約2.5gの重量のコーティングしたタバコ製品のコーティングの重量は、コーティングが好ましい含水率にある場合には約0.15gである。
膜形成ポリマー溶液でタバコ材料をコーティングした後、一価金属イオン塩又は二価金属イオン塩を含む架橋溶液内で架橋結合を行う。
架橋溶液は、二価金属イオン塩を含むことが好ましい。架橋溶液は、食品業界で一般に使用される乳酸カルシウムを含むことが最も好ましい。1つの実施形態では、架橋溶液が、2.0重量パーセントの乳酸カルシウム溶液である。
その後、タバコ製品を空気に曝し、又は軽く叩いて乾燥させて余分な水分を蒸発させる。超水和コーティングが高含水率を保持するように、タバコ製品を長く乾燥させることはしない。
架橋不能ポリマー及び架橋可能ポリマーを両方とも使用することにより、超水和膜コーティングの多孔率及び強度を制御することができる。例えば、架橋ポリマーと非架橋ポリマーの比率を修正することにより、結果として得られる超水和膜コーティングの溶解率を変化させることができる。好ましい実施形態では、コーティングが、約10重量パーセント〜約90重量パーセントの架橋ポリマーを含む。コーティング内の架橋ポリマーの割合は、約60重量パーセント〜約70重量パーセントであることが好ましい。
別の実施形態では、ポリマー溶液及び架橋溶液をタバコ材料予備成形品上にパターン化し、刷り重ね、又は噴霧して、可溶性成分及び不溶性成分を有する網目構造を形成することができる。ポリマー溶液は、化学的架橋可能ポリマー及び架橋不能ポリマーを含むことができる。或いは、ポリマー溶液は、単一の化学的架橋可能ポリマーを含むこともできる。単一のポリマーを使用する場合、コーティングのいくつかの部分を非架橋及び可溶性のまま残すように、架橋溶液を選択的に噴霧することができる。コーティングの可溶性成分は溶解し、不溶性成分の多孔質網目構造を適所に残してタバコ材料の一貫性を維持する一方で、ユーザの口内で唾液が自由に流れるようにすることができる。
ある実施形態では、プロセスを自動化することができる。例えば、コーティングステップを、所望の厚みの架橋された薄い超水和膜コーティングを形成するように、ポリマー溶液及び架橋溶液をタバコ材料の予備形成ポーション上に交互に噴霧することによって行うことができる。
ある実施形態では、コーティング内の非タバコ由来の材料に代えてタバコベースのポリマーを使用することができる。最初の口中体験のタバコの香味特性を修正するために、タバコベースの材料から風味豊かなタバコ化合物を抽出することができる。しかしながら、このような高度な抽出は不必要である。
1つの実施形態では、タバコ抽出物又はコロイド封入タバコなどの追加の溶解性タバコをコーティングに加えて、超水和膜コーティングが溶解する最初の段階における最初のタバコ香味を高めることができる。コーティングに充填剤を加えて、コーティングを不透明にすることもできる。着色剤を加えてコーティングの色を変更することもできる。
以上、特定の実施形態を参照しながら詳細に説明したが、当業者には、特許請求の範囲から逸脱することなく、様々な変更及び修正を行えること、及びこれらの同等物を採用できることが明らかであろう。
10 経口ポーチ製品
12 内部充填材
14 多孔質ポーチラッパー
16 閉じ目
18 柔らかい端部

Claims (17)

  1. メルカプタン、樟脳、ボルネオール、イソボルネオール、酢酸ボルニル、酢酸イソボルニル、コハク酸モノボルニル、コハク酸モノイソボルニル、ギ酸モノボルニル、及びギ酸モノイソボルニルからなる群から選択された活性成分を含む無煙タバコのポーションを含み、
    前記活性成分が、前記無煙タバコから生じる感覚刺激を軽減又は排除するのに効果的な量で存在する、
    ことを特徴とする経口的に楽しめるタバコ製品。
  2. 水溶性の非架橋成分及び実質的に不水溶性の架橋成分を含むコーティングによって少なくとも部分的に封入されたタバコ粒子の集合体を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の経口的に楽しめるタバコ製品。
  3. 透水性ラッパーに包まれた無煙タバコを含むポーチを含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の経口的に楽しめるタバコ製品。
  4. 前記活性成分が、フルフリルメルカプタンである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の経口的に楽しめるタバコ製品。
  5. 前記活性成分が、メルカプタンではない、
    ことを特徴とする請求項1に記載の経口的に楽しめるタバコ製品。
  6. 前記活性成分が、ボルネオール、イソボルネオール、酢酸ボルニル、酢酸イソボルニル、コハク酸モノボルニル、コハク酸モノイソボルニル、ギ酸モノボルニル、及びギ酸モノイソボルニルからなる群から選択される、
    ことを特徴とする請求項5に記載の経口的に楽しめるタバコ製品。
  7. 前記活性成分の前記量が、約500ピコグラム〜約2000ピコグラムである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の経口的に楽しめるタバコ製品。
  8. 前記活性成分が、前記製品の消費時に生じる吐き気を軽減又は排除するのに効果的な量で存在する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の経口的に楽しめるタバコ製品。
  9. 前記活性成分が、感覚効果を示さない量で存在する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の経口的に楽しめるタバコ製品。
  10. 前記活性成分が樟脳であり、前記製品が、約500ピコグラム〜約4ミリグラムの前記樟脳を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の経口的に楽しめるタバコ製品。
  11. 前記活性成分が樟脳であり、前記製品が、約2ナノグラム〜約20ナノグラムの前記樟脳を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の経口的に楽しめるタバコ製品。
  12. 前記コーティングが前記活性成分を含む、
    ことを特徴とする請求項2に記載の経口的に楽しめるタバコ製品。
  13. 前記活性成分が、前記ポーチの前記透水性ラッパー上の溶解性コーティング内に処理される、
    ことを特徴とする請求項3に記載の経口的に楽しめるタバコ製品。
  14. 前記ポーチが、前記透水性ラッパーの対向する層間の少なくとも1つの閉じ目と、該少なくとも1つの閉じ目の外側にある柔らかい端部とを有し、前記柔らかい端部が、前記少なくとも1つの閉じ目と前記対向する層の自由縁との間の未接着領域を含む、
    ことを特徴とする請求項3に記載の経口的に楽しめるタバコ製品。
  15. 前記活性成分が封入される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の経口的に楽しめるタバコ製品。
  16. 前記活性成分が、シクロデキストリンに封入される、
    ことを特徴とする請求項15に記載の経口的に楽しめるタバコ製品。
  17. 経口的に楽しめるタバコ製品の作製方法であって、
    メルカプタン、樟脳、ボルネオール、イソボルネオール、酢酸ボルニル、酢酸イソボルニル、コハク酸モノボルニル、コハク酸モノイソボルニル、ギ酸モノボルニル、及びギ酸モノイソボルニルからなる群から選択された活性成分とタバコを組み合わせて、無煙タバコの1又はそれ以上のポーションを形成するステップを含み、
    前記活性成分が、前記製品を経口的に楽しんでいる時に生じる感覚刺激を軽減又は排除するのに効果的な量で存在する、
    ことを特徴とする方法。
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