JP2004229627A - 鼻で吸うタバコ代用物 - Google Patents
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Abstract
【課 題】喫煙は公害だけでなく私害も多い。特に点火型の煙草の喫煙は社会問題となり禁煙場所や機会の増加で喫煙者を苦しめている。喫煙と略同様な効果得られる噛み煙草はニコチンが直接粘膜に触れるために刺激が強く口や消化器粘膜の炎症や癌の発病の懸念があり、噛んだ後吐き捨て美観を損なう等の欠点がある。嗅ぎ煙草は愛好者が少なくあまり実用化されていない。
【解決手段】本発明品は嗅ぎ煙草の一種で公害私害を少なくして喫煙と同じ効果を得ようとしたもので、ニコチンの刺激臭をマスキングする香料としてメンソール、ショウノウ、メチルサルチレート(MetylSalicylate)を添加したニコチン溶液を有空隙物質に浸透させ、それを密閉容器に入れ携帯成いは常備し、必要な時に蓋を開け鼻から吸い喫煙と同じ効果が得ようとするものである。当発明品を使えば、「禁煙したい」と思った時に比較的簡単に禁煙を実行することもできる。
【選択図】 なし
【解決手段】本発明品は嗅ぎ煙草の一種で公害私害を少なくして喫煙と同じ効果を得ようとしたもので、ニコチンの刺激臭をマスキングする香料としてメンソール、ショウノウ、メチルサルチレート(MetylSalicylate)を添加したニコチン溶液を有空隙物質に浸透させ、それを密閉容器に入れ携帯成いは常備し、必要な時に蓋を開け鼻から吸い喫煙と同じ効果が得ようとするものである。当発明品を使えば、「禁煙したい」と思った時に比較的簡単に禁煙を実行することもできる。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明に属する技術分野】
ニコチンガスを鼻から吸った場合にニコチンガスの刺激で受ける鼻や気管粘膜のダメージを解消することと刺激臭をマスキングすることができる香料を添加したニコチン溶液から蒸発する微量のニコチンガスを鼻で吸うことにより、如何なる時、いかなる場所でも、他人に迷惑をかけずに喫煙と同様な効果が得られ使用者の精神的安定を図れること。タバコを吸うのを止めたい場合には比較的簡単に止められることに関する。
【0002】
【従来の技術】
ニコチンを体内に吸収する行為である喫煙に関しては、アメリカ原住民が煙草を発見、発明して以来300年以上の間、一部に例外はあるが煙草の葉に含まれるニコチンを口から摂取する方法が用いられて来た。
【0003】
口からニコチンを摂取するタバコにはキセル煙草、パイプ煙草、紙巻煙草、葉巻煙草、噛みタバコ、タバコガム、カギタバコ等がある。前者は煙草の葉に点火しその煙と一緒にニコチンを口から吸い唾液に溶かし或いは肺等の気管の粘膜に吸収させ喫煙効果を得る方法であり、後者はガム等に煙草の葉の粉末或いはニコチンを含ませた物を噛み或いは直接煙草の葉を噛み砕き歯茎に塗る等してニコチンを唾液に溶かし消化器や消化器系粘膜に吸収させて体内に取り入れ喫煙と同様効果を得る方法である。
【0004】
ニコチンが水溶性の物質であることから、口から入ったニコチンは唾液に溶け或いは気管や肺の粘膜で吸収され体に入り吸収されて血液中のニコチン濃度を高める。血液に溶けたニコチンは心臓を経由して脳に到達する。肺等の粘膜で吸収されずに戻ってきたニコチンガスは吐き出す時に鼻の嗅覚で感知され神経で脳に伝わる。脳が鼻から伝達されたニコチンの摂取を認知するまでの時間は非常に早いが持続せず、血液で認知するには時間を要するが血液中のニコチン排出には時間を要するので持続する。
【0005】
口からニコチンを摂取する方法は水溶性のニコチンを持続的に摂取するために血液中のニコチン濃度を高める。血液中に溶けたニコチンは容易に排出されない。解毒臓器が血中ニコチンを体外に排出するには相当な時間を要するのでニコチンが循環しニコチン中毒(ニコチン依存症)の原因にもなっている。
【0006】
煙草に点火してニコチンを吸う方式は煙をも一緒に吸い込む。煙は吸った場合それ自体の刺激臭が強いのでニコチンガスの刺激臭をマスキングする役目をする。しかし煙にも一酸化炭素、タール、残留農薬、等の有害物質を含まれるがそれらも一緒に体内に入ってしまう。現在では喫煙が原因で口内や気管に炎症やガンができたり、肺に穴が開いたり、心臓病等の原因とされている。一酸化炭素、タール、残留農薬も決して体に良い物質ではない。炎症や肺の穴、心臓病等はその発生原因としてはニコチンが疑わしいが癌の発生に関しては一酸化炭素、タール、残留農薬も関与したいるものと思われる。
【0007】
煙草の葉を袋に入れたもの、或いは煙草の葉の粉末またはニコチンを含ませたガム等を噛んで喫煙効果を得ようとする噛み煙草は、噛んだ時にニコチンの刺激味が強いので口内炎等の疾患が又常に噛んでいるので顎の骨の間接や歯の周辺の疾患が懸念され、噛んでも直ちに効果は現れないのでニコチンの摂取が多量になり後で興奮状態になってしまうことがある。興奮で心臓に負担を掛けるのでそれらの疾患が、血液中に溶けた毒物であるニコチン等を体外に排出する解毒器官に負担を掛けるのでそれらの疾患が、、又胃等の消化器の粘膜に炎症や潰瘍を発生させる危険性も懸念される。
【0008】
これらの噛み煙草は主にニコチンを唾液に溶かし喫煙効果を得ようとするものであるので、噛み初めはニコチン濃度が高く唾液に多く溶けるにもかかわらずニコチンが血液に吸収されて脳まで届くまでに時間を要するので血液中のニコチン濃度が上昇し脳が感知するまで喫煙効果が現れない。そのため必要以上にニコチンが摂取され血液中のニコチン濃度を上げてしまう可能性がある。直接煙草の葉を噛んだ時やニコチンを混合したガムを噛んだ時は刺激が非常に強く常用による口内炎や潰瘍を患う懸念があり、非常に興奮し入手が比較的簡単である事から興奮状態を期待した常用者の出現も懸念される。
【0009】
最近の煙草業界では喫煙者の健康の為と称して定められた方法による擬似喫煙試験結果を公表し、喫煙者の体内に吸収されるニコチン等の量を減らした事を宣伝した新型の煙草を発売し、それが流行している。
【0010】
これらの新型煙草は吸った時に喫煙者の体に入る燃焼ガスを減らす目的で燃焼部より奥から空気を多く取り入れるようにフィルターにミシン目状の細かい穴を開けたり巻紙に通気性の高い紙を使用している。
【0011】
発明者が同じ銘柄でニコチン量の異なる4種類のタバコの重量を測定した結果ではレギュラーを1とした場合の最も軽いスーパライトの重量比は0.86であったが、煙草会社が発表している摂取ニコチン量の比は同1:0.32であった。(日本たばこ産業株式会社産ピース20本入り)残る灰の量はあまり変わらないから低ニコチンとして発売されている新型煙草でも銘柄が同じであれば1本の煙草が発生させる煙の総量はあまり変わらないと予想される。
【0012】
新型の煙草は吸った時には燃焼部を通過しない外部の空気が多く吸い込まれあまり燃えず喫煙者の体内に入る燃焼ガスは少ないが、放置したときの福流煙は従来型に比べ多く撒き散らすこととなる。副流煙は喫煙者の体内を通過しないのでニコチンやタールの水溶性刺激物質が多く含まれていて目が痛い等の迷惑を周囲に与える。言い換えると低ニコチンの新型煙草は喫煙者自身の体には良いよいが、従来型の煙草に増して公害を発生させることになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
当発明はニコチンを口から摂取する方法は次のような欠点があるのでその欠点を解決しようとしたものである。
【0014】
点火煙草 ; 点火煙草は煙草に火をつけて煙と一緒にニコチンを喫煙者の体内に摂取する方法である。この方法は別の有害物質であるニコチン以外の燃焼ガスをも喫煙者が摂取してしまい喫煙者の健康を損なうおそれがある。また、喫煙者が吸引していない時は煙が外部に撒き散らされて他人の迷惑になる。また喫煙者のマナーにもよるが吸殻を路上に捨て美観を損ね、消し忘れの火災により他人に多大な迷惑をかける事があり現在社会問題にもなっている。
【0015】
噛み煙草等 ; 噛み煙草等は点火煙草に比べ他人に迷惑を掛ける度合いは少ないが、刺激物であるニコチンを噛んで体液に溶かして血液に脳に運び擬似喫煙効果を得ようとするもので、噛んで効果の現れるまでに時間を要し過剰なニコチン摂取となり、体液のニコチン濃度を必要以上に増加させ循環器である心臓や解毒臓器である肝臓等の臓器の疾患の原因となったり、刺激物であるニコチンの刺激により口内炎等の疾患を患う危険性が高い。又噛んだ人にもよるが噛みカスを吐き捨てるので美観を損ない他人の迷惑となる。ガムの場合は化学合成されたガムを使用するので廃棄物にした場合に公害の原因ともなる。
【0016】
発明者はヘビースモーカーであり、喫煙の弊害や、禁煙の苦しみを人一倍理解している。喫煙は体に良くないし他人の迷惑にもなる。又、車の中や室内で喫煙すると同乗者や同室者に迷惑を掛けるばかりでは無く、ニコチンやタールで壁などが変色し美観を損なうばかりか湿度の高い時には車の窓ガラスが曇り交通事故の原因ともなりかねない。
【0017】
神経集中を要する報告書の執筆やコンピューターの操作等をしていると、火を点けた煙草が灰皿に有るの忘れ別の煙草に点火するので灰皿に火の点いた煙草が5〜6本並んでいる事がよくあり、その煙草が落ちて床には焼け焦げがたくさんできている。また最近は煙草を吸うと咽て咳き込んでしまうがそれでも煙草は止められなかった。又、最近は嫌煙権が強化され喫煙不可能な場所や機会が非常に多くなった。そんな機会にはニコチンの禁断症状が出てイライラしたりあくびが出たりして精神的に不安定になり精神集中が出来なくなる事が多い。
【0018】
以前一度禁煙した事があるが、再度喫煙したら再び禁煙をすることは不可能となってしまった。所要で海外に出かける事が度々あった。当初は喫煙席も有り喫煙できた。しかし、狭い席での喫煙あったので現地に着くと洋服が落ちた煙草の灰で穴だらけになってしまった事が度々あった。これは自分で自動車を運転した場合も同様であった。その内に飛行機の中は全て禁煙となった。当初は我慢した。しかし、長い時間の禁煙には耐えられず煙草の箱に穴を開けた物を持参し、機内で禁断症状が出た時に鼻で吸ってみたところ完全とはいえないまでも禁断症状を和らげることができたが完全ではなかった。
【0019】
【課題を解決する為の手段】
当発明はニコチンガスを鼻から吸った場合に生ずる刺激臭により受けたダメージを解消する消炎鎮静作用とニコチンガスの刺激臭をマスキングする効果のあるメンソール、ショウノウ、メチルサルチレート(MetylSalicylate)を香料として添加したニコチン溶液を植物繊維に浸透指せた物を容器に密閉保存し、それを携帯或いは常置して喫煙したくなった時に蓋を開け蒸発した微量のニコチンガスを鼻で吸う方法で喫煙と同じ効果を得ることができ課題を解決した。鼻から吸うタバコとしては嗅ぎ煙草と称して煙草の葉の微粉末を鼻で吸う方法が知られているが実行例は少なく、当発明の様にニコチンガスを鼻から直接吸い直ちに喫煙と同じ効果が得られる方法や物質はまだ見られない。
【0020】
発明者は過去に時々火のついたタバコを鼻から吸った事がある。その時は鼻が痛くすぐにやめた。煙草の臭いを嗅いだ時のあの良い臭いは何か?と考えた。又、飛行機で煙草の入った箱の臭いを嗅いで禁断症状が和らいだのは何故か?火の点いたタバコを鼻で吸った時に鼻の痛くなるのは煙すなわちタールが原因ではないか?もし体が欲している物ならば鼻で吸う事が出来るのではないか?とも考えた。タールは火を点けなければ気体にならない。しかし、ニコチンは沸点270度前後の物質で常温は無色の結晶であるが水に良く溶け常温でも気化してガスになる性質がある。煙草にはニコチンが含まれているから煙草ではないのか?と考えた。
【0021】
そこで点火せずにニコチンガスを鼻から吸い込めば喫煙と同じ効果が得られるのではないか?また、飛行機で吸った時に満足出来なかったのは普通の煙草の葉でありニコチンガス濃度が低すぎた為ではないか?と考え、入手できたニコチンを40%含む水溶液を希釈してティッシュペーパーに浸透させた物を容器に密閉保存し必要時に中のガスを鼻から吸える装置を作って吸ってみた。しかし刺激臭が強く実用にはならなかった。科学辞典で調べたところ「ニコチンは刺激臭が有り猛毒である」と書かれていた。また使用した溶液には20%の硫酸も含まれていた。硫酸ガスは非常に刺激があり粘膜を冒す性質もある。刺激臭の原因は両者の相乗効果によるものと考え、水溶液から石灰乳を用いて硫酸を取り除き純粋なニコチンを抽出した。その結果、当初の両者混合溶液に比べ刺激臭はかなり和らいだが強く吸うとまだ刺激臭がありまだ実用には不適だった。
【0022】
そこで刺激臭をマスキングする材料はないか?と研究したところ、メンソール、ショウノウ、メチルサルチレート(MetylSalicylate)にマスキング効果があり、刺激によりダメージを受けた気管粘膜の消炎沈静にも役立つ事が解った。この他のマスキング香料としてはブランデー等のアルコールや甘酸っぱい香りのある果汁等も効果が予想されるが現在研究中である。
【発明の実施の形態】
【0023】
発明の適否を実証するために濃度10%に希釈したニコチンにメンツール、ショウノウ、メチルサルチレート(MetylSalicylate)を主な原料とする漢方薬をマスキング香料として数滴添加したニコチン溶液をティッシュペーパーにしみ込ませ、それを容器に密閉保存し、必要に応じて蓋を開け鼻で吸えるようにした物を携帯して試験を行った。吸引されるニコチンガスの量は喫煙者の喫煙度(要求ニコチン量)に応じ蓋を開けて3秒〜5秒吸ったり放置したりした時のニコチンガスの消費量が0.2mg〜0.05mgになるように適宜調整可能であるが、試験に使用したものは0.1mg程度になる様に調整した濃度10%の物である。それを持って必要に応じて鼻で吸いながら一人で或いは人を乗せて車を連続長時間長距離運転したり、電車に乗ったり、頭脳労働をしたりして試験をしてみた。
【0024】
煙草は嗜好品であるので、色々なデザインの容器が必要であるが目的を達することのできる容器は既に多く発売されているので容器はその中から目的にあったものを使用すれば良いが、独自の容器として鼻は穴が二つあるので楕円形や長方形で吸い良くかさばらないデザインの容器や蓋がワンタッチで開き中の物をワンタッチで交換できるカートリッジ式の装置を研究中である。多様なデザインの容器、マスキング香料とニコチン量濃度を変えた発明品の中から使用者に適合した物を選択する。
【0025】
【発明の効果】
強制的に禁煙させられた時にヘビースモーカーはニコチン中毒の禁断症状とも言える精神的不安定を生ずるが、当発明のタバコ代用物を鼻から吸えば速やかに喫煙と同様の効果が得られ、イライラや精神集中ができない等の禁断症状からくる精神状態を和らげる事ができた。
【0026】
当発明品は摂取するニコチンの量が微量であり血液中のニコチン濃度を高めないので吸っても血液中のニコチン濃度は減少する。したがって当発明品を使えば、喫煙と同じ効果を得ながら血液中のニコチン濃度を低下させる事ができるので、点火煙草による喫煙を永遠にやめる事(禁煙)も比較的簡単である。
【0027】
当発明品はニコチンに消炎沈静効果のある香料が添加され、吸入されるニコチンも微量なために鼻や気管支や肺の粘膜ダメージを与える可能性は非常に少ない。ニコチンガスが微量でしかもマスキング香料を含むので風を引いた時に吸っても点火型の煙草を吸った時の様に発作的な気管支喘息の様な咳をせずに済む。また吸ったニコチンガスが外部に出てもその量は極微量であるので他人に迷惑をかける事も非常に少ない。この様に当発明品は体にも優しい。
【0028】
火を使わないので、複数点火による焼け焦げや消し忘れによる火災がおきず美観が保て安全である。又、吸殻が無いので灰皿の清掃等が不要で労役が省ける。
【0029】
ニコチン等の刺激物が唾液に溶けないので味覚が妨げられず食べ物の味が向上し口臭も無くなる。
【0030】
鼻から吸入するので、微量の吸入で素早く脳に伝わり効果が現れ、ニコチンを摂取しているにもかかわらず、血中ニコチン濃度を低下させ禁煙から来るイライラ等の禁断症状が軽くなり、禁煙も従来の点火型煙草に比べ容易となる。
【0031】
煙が出ないので従来の点火型煙草のように洋服等に臭いが染み込んだり、室内、車内等が変色する事が無く美観が保て周囲に迷惑をかける事も少なくなる。
【発明に属する技術分野】
ニコチンガスを鼻から吸った場合にニコチンガスの刺激で受ける鼻や気管粘膜のダメージを解消することと刺激臭をマスキングすることができる香料を添加したニコチン溶液から蒸発する微量のニコチンガスを鼻で吸うことにより、如何なる時、いかなる場所でも、他人に迷惑をかけずに喫煙と同様な効果が得られ使用者の精神的安定を図れること。タバコを吸うのを止めたい場合には比較的簡単に止められることに関する。
【0002】
【従来の技術】
ニコチンを体内に吸収する行為である喫煙に関しては、アメリカ原住民が煙草を発見、発明して以来300年以上の間、一部に例外はあるが煙草の葉に含まれるニコチンを口から摂取する方法が用いられて来た。
【0003】
口からニコチンを摂取するタバコにはキセル煙草、パイプ煙草、紙巻煙草、葉巻煙草、噛みタバコ、タバコガム、カギタバコ等がある。前者は煙草の葉に点火しその煙と一緒にニコチンを口から吸い唾液に溶かし或いは肺等の気管の粘膜に吸収させ喫煙効果を得る方法であり、後者はガム等に煙草の葉の粉末或いはニコチンを含ませた物を噛み或いは直接煙草の葉を噛み砕き歯茎に塗る等してニコチンを唾液に溶かし消化器や消化器系粘膜に吸収させて体内に取り入れ喫煙と同様効果を得る方法である。
【0004】
ニコチンが水溶性の物質であることから、口から入ったニコチンは唾液に溶け或いは気管や肺の粘膜で吸収され体に入り吸収されて血液中のニコチン濃度を高める。血液に溶けたニコチンは心臓を経由して脳に到達する。肺等の粘膜で吸収されずに戻ってきたニコチンガスは吐き出す時に鼻の嗅覚で感知され神経で脳に伝わる。脳が鼻から伝達されたニコチンの摂取を認知するまでの時間は非常に早いが持続せず、血液で認知するには時間を要するが血液中のニコチン排出には時間を要するので持続する。
【0005】
口からニコチンを摂取する方法は水溶性のニコチンを持続的に摂取するために血液中のニコチン濃度を高める。血液中に溶けたニコチンは容易に排出されない。解毒臓器が血中ニコチンを体外に排出するには相当な時間を要するのでニコチンが循環しニコチン中毒(ニコチン依存症)の原因にもなっている。
【0006】
煙草に点火してニコチンを吸う方式は煙をも一緒に吸い込む。煙は吸った場合それ自体の刺激臭が強いのでニコチンガスの刺激臭をマスキングする役目をする。しかし煙にも一酸化炭素、タール、残留農薬、等の有害物質を含まれるがそれらも一緒に体内に入ってしまう。現在では喫煙が原因で口内や気管に炎症やガンができたり、肺に穴が開いたり、心臓病等の原因とされている。一酸化炭素、タール、残留農薬も決して体に良い物質ではない。炎症や肺の穴、心臓病等はその発生原因としてはニコチンが疑わしいが癌の発生に関しては一酸化炭素、タール、残留農薬も関与したいるものと思われる。
【0007】
煙草の葉を袋に入れたもの、或いは煙草の葉の粉末またはニコチンを含ませたガム等を噛んで喫煙効果を得ようとする噛み煙草は、噛んだ時にニコチンの刺激味が強いので口内炎等の疾患が又常に噛んでいるので顎の骨の間接や歯の周辺の疾患が懸念され、噛んでも直ちに効果は現れないのでニコチンの摂取が多量になり後で興奮状態になってしまうことがある。興奮で心臓に負担を掛けるのでそれらの疾患が、血液中に溶けた毒物であるニコチン等を体外に排出する解毒器官に負担を掛けるのでそれらの疾患が、、又胃等の消化器の粘膜に炎症や潰瘍を発生させる危険性も懸念される。
【0008】
これらの噛み煙草は主にニコチンを唾液に溶かし喫煙効果を得ようとするものであるので、噛み初めはニコチン濃度が高く唾液に多く溶けるにもかかわらずニコチンが血液に吸収されて脳まで届くまでに時間を要するので血液中のニコチン濃度が上昇し脳が感知するまで喫煙効果が現れない。そのため必要以上にニコチンが摂取され血液中のニコチン濃度を上げてしまう可能性がある。直接煙草の葉を噛んだ時やニコチンを混合したガムを噛んだ時は刺激が非常に強く常用による口内炎や潰瘍を患う懸念があり、非常に興奮し入手が比較的簡単である事から興奮状態を期待した常用者の出現も懸念される。
【0009】
最近の煙草業界では喫煙者の健康の為と称して定められた方法による擬似喫煙試験結果を公表し、喫煙者の体内に吸収されるニコチン等の量を減らした事を宣伝した新型の煙草を発売し、それが流行している。
【0010】
これらの新型煙草は吸った時に喫煙者の体に入る燃焼ガスを減らす目的で燃焼部より奥から空気を多く取り入れるようにフィルターにミシン目状の細かい穴を開けたり巻紙に通気性の高い紙を使用している。
【0011】
発明者が同じ銘柄でニコチン量の異なる4種類のタバコの重量を測定した結果ではレギュラーを1とした場合の最も軽いスーパライトの重量比は0.86であったが、煙草会社が発表している摂取ニコチン量の比は同1:0.32であった。(日本たばこ産業株式会社産ピース20本入り)残る灰の量はあまり変わらないから低ニコチンとして発売されている新型煙草でも銘柄が同じであれば1本の煙草が発生させる煙の総量はあまり変わらないと予想される。
【0012】
新型の煙草は吸った時には燃焼部を通過しない外部の空気が多く吸い込まれあまり燃えず喫煙者の体内に入る燃焼ガスは少ないが、放置したときの福流煙は従来型に比べ多く撒き散らすこととなる。副流煙は喫煙者の体内を通過しないのでニコチンやタールの水溶性刺激物質が多く含まれていて目が痛い等の迷惑を周囲に与える。言い換えると低ニコチンの新型煙草は喫煙者自身の体には良いよいが、従来型の煙草に増して公害を発生させることになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
当発明はニコチンを口から摂取する方法は次のような欠点があるのでその欠点を解決しようとしたものである。
【0014】
点火煙草 ; 点火煙草は煙草に火をつけて煙と一緒にニコチンを喫煙者の体内に摂取する方法である。この方法は別の有害物質であるニコチン以外の燃焼ガスをも喫煙者が摂取してしまい喫煙者の健康を損なうおそれがある。また、喫煙者が吸引していない時は煙が外部に撒き散らされて他人の迷惑になる。また喫煙者のマナーにもよるが吸殻を路上に捨て美観を損ね、消し忘れの火災により他人に多大な迷惑をかける事があり現在社会問題にもなっている。
【0015】
噛み煙草等 ; 噛み煙草等は点火煙草に比べ他人に迷惑を掛ける度合いは少ないが、刺激物であるニコチンを噛んで体液に溶かして血液に脳に運び擬似喫煙効果を得ようとするもので、噛んで効果の現れるまでに時間を要し過剰なニコチン摂取となり、体液のニコチン濃度を必要以上に増加させ循環器である心臓や解毒臓器である肝臓等の臓器の疾患の原因となったり、刺激物であるニコチンの刺激により口内炎等の疾患を患う危険性が高い。又噛んだ人にもよるが噛みカスを吐き捨てるので美観を損ない他人の迷惑となる。ガムの場合は化学合成されたガムを使用するので廃棄物にした場合に公害の原因ともなる。
【0016】
発明者はヘビースモーカーであり、喫煙の弊害や、禁煙の苦しみを人一倍理解している。喫煙は体に良くないし他人の迷惑にもなる。又、車の中や室内で喫煙すると同乗者や同室者に迷惑を掛けるばかりでは無く、ニコチンやタールで壁などが変色し美観を損なうばかりか湿度の高い時には車の窓ガラスが曇り交通事故の原因ともなりかねない。
【0017】
神経集中を要する報告書の執筆やコンピューターの操作等をしていると、火を点けた煙草が灰皿に有るの忘れ別の煙草に点火するので灰皿に火の点いた煙草が5〜6本並んでいる事がよくあり、その煙草が落ちて床には焼け焦げがたくさんできている。また最近は煙草を吸うと咽て咳き込んでしまうがそれでも煙草は止められなかった。又、最近は嫌煙権が強化され喫煙不可能な場所や機会が非常に多くなった。そんな機会にはニコチンの禁断症状が出てイライラしたりあくびが出たりして精神的に不安定になり精神集中が出来なくなる事が多い。
【0018】
以前一度禁煙した事があるが、再度喫煙したら再び禁煙をすることは不可能となってしまった。所要で海外に出かける事が度々あった。当初は喫煙席も有り喫煙できた。しかし、狭い席での喫煙あったので現地に着くと洋服が落ちた煙草の灰で穴だらけになってしまった事が度々あった。これは自分で自動車を運転した場合も同様であった。その内に飛行機の中は全て禁煙となった。当初は我慢した。しかし、長い時間の禁煙には耐えられず煙草の箱に穴を開けた物を持参し、機内で禁断症状が出た時に鼻で吸ってみたところ完全とはいえないまでも禁断症状を和らげることができたが完全ではなかった。
【0019】
【課題を解決する為の手段】
当発明はニコチンガスを鼻から吸った場合に生ずる刺激臭により受けたダメージを解消する消炎鎮静作用とニコチンガスの刺激臭をマスキングする効果のあるメンソール、ショウノウ、メチルサルチレート(MetylSalicylate)を香料として添加したニコチン溶液を植物繊維に浸透指せた物を容器に密閉保存し、それを携帯或いは常置して喫煙したくなった時に蓋を開け蒸発した微量のニコチンガスを鼻で吸う方法で喫煙と同じ効果を得ることができ課題を解決した。鼻から吸うタバコとしては嗅ぎ煙草と称して煙草の葉の微粉末を鼻で吸う方法が知られているが実行例は少なく、当発明の様にニコチンガスを鼻から直接吸い直ちに喫煙と同じ効果が得られる方法や物質はまだ見られない。
【0020】
発明者は過去に時々火のついたタバコを鼻から吸った事がある。その時は鼻が痛くすぐにやめた。煙草の臭いを嗅いだ時のあの良い臭いは何か?と考えた。又、飛行機で煙草の入った箱の臭いを嗅いで禁断症状が和らいだのは何故か?火の点いたタバコを鼻で吸った時に鼻の痛くなるのは煙すなわちタールが原因ではないか?もし体が欲している物ならば鼻で吸う事が出来るのではないか?とも考えた。タールは火を点けなければ気体にならない。しかし、ニコチンは沸点270度前後の物質で常温は無色の結晶であるが水に良く溶け常温でも気化してガスになる性質がある。煙草にはニコチンが含まれているから煙草ではないのか?と考えた。
【0021】
そこで点火せずにニコチンガスを鼻から吸い込めば喫煙と同じ効果が得られるのではないか?また、飛行機で吸った時に満足出来なかったのは普通の煙草の葉でありニコチンガス濃度が低すぎた為ではないか?と考え、入手できたニコチンを40%含む水溶液を希釈してティッシュペーパーに浸透させた物を容器に密閉保存し必要時に中のガスを鼻から吸える装置を作って吸ってみた。しかし刺激臭が強く実用にはならなかった。科学辞典で調べたところ「ニコチンは刺激臭が有り猛毒である」と書かれていた。また使用した溶液には20%の硫酸も含まれていた。硫酸ガスは非常に刺激があり粘膜を冒す性質もある。刺激臭の原因は両者の相乗効果によるものと考え、水溶液から石灰乳を用いて硫酸を取り除き純粋なニコチンを抽出した。その結果、当初の両者混合溶液に比べ刺激臭はかなり和らいだが強く吸うとまだ刺激臭がありまだ実用には不適だった。
【0022】
そこで刺激臭をマスキングする材料はないか?と研究したところ、メンソール、ショウノウ、メチルサルチレート(MetylSalicylate)にマスキング効果があり、刺激によりダメージを受けた気管粘膜の消炎沈静にも役立つ事が解った。この他のマスキング香料としてはブランデー等のアルコールや甘酸っぱい香りのある果汁等も効果が予想されるが現在研究中である。
【発明の実施の形態】
【0023】
発明の適否を実証するために濃度10%に希釈したニコチンにメンツール、ショウノウ、メチルサルチレート(MetylSalicylate)を主な原料とする漢方薬をマスキング香料として数滴添加したニコチン溶液をティッシュペーパーにしみ込ませ、それを容器に密閉保存し、必要に応じて蓋を開け鼻で吸えるようにした物を携帯して試験を行った。吸引されるニコチンガスの量は喫煙者の喫煙度(要求ニコチン量)に応じ蓋を開けて3秒〜5秒吸ったり放置したりした時のニコチンガスの消費量が0.2mg〜0.05mgになるように適宜調整可能であるが、試験に使用したものは0.1mg程度になる様に調整した濃度10%の物である。それを持って必要に応じて鼻で吸いながら一人で或いは人を乗せて車を連続長時間長距離運転したり、電車に乗ったり、頭脳労働をしたりして試験をしてみた。
【0024】
煙草は嗜好品であるので、色々なデザインの容器が必要であるが目的を達することのできる容器は既に多く発売されているので容器はその中から目的にあったものを使用すれば良いが、独自の容器として鼻は穴が二つあるので楕円形や長方形で吸い良くかさばらないデザインの容器や蓋がワンタッチで開き中の物をワンタッチで交換できるカートリッジ式の装置を研究中である。多様なデザインの容器、マスキング香料とニコチン量濃度を変えた発明品の中から使用者に適合した物を選択する。
【0025】
【発明の効果】
強制的に禁煙させられた時にヘビースモーカーはニコチン中毒の禁断症状とも言える精神的不安定を生ずるが、当発明のタバコ代用物を鼻から吸えば速やかに喫煙と同様の効果が得られ、イライラや精神集中ができない等の禁断症状からくる精神状態を和らげる事ができた。
【0026】
当発明品は摂取するニコチンの量が微量であり血液中のニコチン濃度を高めないので吸っても血液中のニコチン濃度は減少する。したがって当発明品を使えば、喫煙と同じ効果を得ながら血液中のニコチン濃度を低下させる事ができるので、点火煙草による喫煙を永遠にやめる事(禁煙)も比較的簡単である。
【0027】
当発明品はニコチンに消炎沈静効果のある香料が添加され、吸入されるニコチンも微量なために鼻や気管支や肺の粘膜ダメージを与える可能性は非常に少ない。ニコチンガスが微量でしかもマスキング香料を含むので風を引いた時に吸っても点火型の煙草を吸った時の様に発作的な気管支喘息の様な咳をせずに済む。また吸ったニコチンガスが外部に出てもその量は極微量であるので他人に迷惑をかける事も非常に少ない。この様に当発明品は体にも優しい。
【0028】
火を使わないので、複数点火による焼け焦げや消し忘れによる火災がおきず美観が保て安全である。又、吸殻が無いので灰皿の清掃等が不要で労役が省ける。
【0029】
ニコチン等の刺激物が唾液に溶けないので味覚が妨げられず食べ物の味が向上し口臭も無くなる。
【0030】
鼻から吸入するので、微量の吸入で素早く脳に伝わり効果が現れ、ニコチンを摂取しているにもかかわらず、血中ニコチン濃度を低下させ禁煙から来るイライラ等の禁断症状が軽くなり、禁煙も従来の点火型煙草に比べ容易となる。
【0031】
煙が出ないので従来の点火型煙草のように洋服等に臭いが染み込んだり、室内、車内等が変色する事が無く美観が保て周囲に迷惑をかける事も少なくなる。
Claims (2)
- ニコチンガスの刺激で鼻及び気管粘膜が受けるダメージの解消と刺激臭を和らげる為に消炎鎮静効果とマスキング効果のあるメンソール、ショウノウ、メチルサルチレート(MetylSalicylate)等を香料として添加した(混合可能な香料は混合し、不可能な香料は別抱する)濃度2%〜20%のニコチン溶液を植物繊維等の有空隙物質に浸透させた物を密閉保存し、それらを必要に応じて常温で或いは加熱ガス化し、そのまま或いは噴出させ鼻で吸うことにより喫煙と同様な効果が得られる方法。
- ニコチンガスの刺激で鼻及び気管が受けるダメージの解消と刺激臭を和らげる為に消炎鎮静効果とマスキンク゜効果のあるメンソール、ショウノウ、メチルサルチレート(MetylSalicylate)等を香料として添加した濃度2%〜20%のガス化可能なニコチン水溶液を浸透させた有空隙物質。
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WO2008062453A3 (en) * | 2006-09-25 | 2008-09-18 | Nikki Nikhilesh Singh | Composition containing nicotine base aromatic oils and alkyl salicylate for the delivery of nicotine base in vapour form |
JP2013523092A (ja) * | 2010-03-26 | 2013-06-17 | フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム | 非喫煙用タバコ製品の消費中の感覚刺激の抑制 |
JP2013523090A (ja) * | 2010-03-26 | 2013-06-17 | フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム | 合成樟脳による望ましくない感覚効果の抑制 |
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2003
- 2003-01-29 JP JP2003057800A patent/JP2004229627A/ja active Pending
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