JPS61254170A - ニコチン調製物 - Google Patents

ニコチン調製物

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JPS61254170A
JPS61254170A JP60096568A JP9656885A JPS61254170A JP S61254170 A JPS61254170 A JP S61254170A JP 60096568 A JP60096568 A JP 60096568A JP 9656885 A JP9656885 A JP 9656885A JP S61254170 A JPS61254170 A JP S61254170A
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nicotine
flavor
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acid
preparation according
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JP60096568A
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ジヨン フイリツプ レイ
ブドルー エス.タイヤガラヤン
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Advanced Tobacco Products Inc
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/435Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with one nitrogen as the only ring hetero atom
    • A61K31/465Nicotine; Derivatives thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/30Drugs for disorders of the nervous system for treating abuse or dependence

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  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ニコチン投与は、巻たばこの喫煙、葉巻の喫煙またはパ
イプ喫煙いずれかの通常の喫煙法で満足を与えることが
できる。しかし喫煙は健康に危険をもたらすかもしれず
、従って、断煙な促進するために使用できるよりも気持
ちよい仕方で、そして(または)喫煙の代りになるもの
として別のニコチン投与法を処方することが望ましいで
あろう。
たばこを吸う人々はしばしば健康上の、社会的な、また
は経済的な理由のためその使用をやめたいと願っている
。長期にわたりたばこを吸うか、かむか、あるいはかぎ
たばこを吸うとその使用を停止することが困難になり、
ある場合には殆んど不可能になることがよく知られてい
る。
たばこ僻と闘う多くの調製剤が考案されている。
従来のこれらの努力は、一般に望ましくない習慣との継
続したつながりを通じて同じ望ましくない効果をつくる
たばこに対する心理学的反応を確立し終るまで、吐き気
あるいは不快感を起こさせる嘔吐性物質または他の物質
とたばことを同時に使用することに向けられて来た。こ
のような調製剤は、習癖を直すために自分自身を故意に
病気にしたいという願望を個人の側でもたないので人気
がないことがわかっただけでなく、また多くの場合忠実
に使用した場合ですら無効であることが判明した。
それにも拘らず、ニコチンの使用はこの物質から満足を
得る多くの文化の中の人々によって実際に行なわれて来
た。ニコチンは式(15H,NC,H7NCH3を有す
る有毒な液体アルカロイドである。ニコチンをたばこか
らこの物質をかむか、かぐか、喫煙するかによって得る
とき、身体の中に吸収されるニコチンの量は一般に有害
用量まで蓄積せずに、しばしば常用に導くある種の気持
ちよい効果を生み出す。
ニコチンは、カフェイン、モルヒネ、キニーネ、コディ
ン、コカインなどのような一種のアルカロイドである。
ヒトの中枢神経系により要求される有効な快楽量はきわ
めて小さい。使用者が満足と考える典型的な巻たばこの
−ふかし中におよそ50マイクログラムが含まれる。し
かし、例えばコーヒー飲用者を満足させるには数ミリグ
ラムのカフェインが要求される。また、他のアルカロイ
ドと異なり、遊離塩基ニコチンは容易に気化する揮発性
液体である。純粋なニコチンは、一般に理解されている
褐色ガム状物質とは反対に無色透明な液体として特徴づ
けられる。
ニコチン使用の最も大衆的様式の一つは巻たばこの喫煙
である。通常の巻たばこ中のたばこが点火されると、巻
たばこ中の加工されたたばこの燃焼は蒸気の状態のニコ
チンの解放を起こし、使用者が巻たばこを通して空気を
吸うまたは吸入するとき、このニコチンが巻たばこを通
って使用者の口および肺の中に引き入れられる。
このようにして、ニコチンは巻たばこの喫煙によって容
易に体内に導入できるが、この過程で要求される当然の
高温度を伴なうたばこの燃焼は、都合の悪いことに、可
燃性巻たばこの喫煙と関連する幾つかの望ましくない結
果を生ずる。可燃性巻たばこの喫煙から起こることが知
られている重大な健康上の危険が主な関心事である。巻
たばこのニコチン含量は人体に長期にわたる重大な健康
上の悪影響を起こすとは考えられないが、有害な多くの
他の成分はたばこの煙の中に存在する。これらの他の成
分のあるものは、例えば公知の発癌物質である。たばこ
の煙の中の有害成分の若干の一覧表カ、ず・スローアン
−ケラターリング・インステイユート・フォア・キャン
サー・リサーチ(ihe 810aD−Ketteri
ng In5ti’Cute for CancerR
esearch )  のアーネスト エル・ワインダ
ー(Ern−estL、Wynder )とダイエトリ
ッチ ホフマン(Dietrich Hoffman 
)著の発行物「タバコアンド タバコ スモーク、スタ
ディーズ インエクスペリメンタル 力ルシノゾエネシ
ス(Tobacco and Tobacco Smo
ke、 5zudies inExperimenza
:L Carcin、ogenesis )の496〜
5L11頁に見出される。この発行書の教示を本明細書
中に参考として取り入れである。
更にまた、可燃性巻たばこの喫煙は重要な火災の危険を
提供する。ビル内および自然環境内側方で起こった多く
の火事は不注意に捨てられた燃えている巻たばこに帰因
する。その上、巻たばこから出た灰により起こる衣服、
じゅうたん、家具などの焼は焦げから生ずる仕事および
個人の財産に対する重要な損害を含めて相当な経済的損
失を喫煙に帰結できる。また巻たばこの喫煙は、喫煙の
習慣により生ずる煙と臭にさらされる非喫煙者に与える
かもしれない不快感の故に、ますます嫌われるようにな
って来た。
可燃性巻たばこの喫煙のこれら望ましくない副作用のた
め、前記の不利な結果を取り除くか改善する燃焼性巻た
ばこ喫煙の容認できる代替物を提供する試みが時折なさ
れて来た。例えば、たばこ濃縮物を使用者の口内で吸っ
たりかんだりできる錠剤形にカロエし、ニコチンの少な
くとも一部分が使用者の体内に吸収されるようにした。
各種の他の喫煙代替物が開発されており、これにはたば
この味とアロマに近似する谷柚材料、あるいは蒸気を吸
入したとき使用者に満足を力える効果を有するように企
図された種々な他の追刀口芳香性蒸気を放出する各種材
料を含む巻たばこに似せた考案物が含まれる。一つのこ
のような考案物においては、たばこの味とアロマに似せ
た合成材料を巻たばこの代替物内にマイクロカプセル化
する。カプセルを破裂させるように、そして装置を通し
て引いた空気の中に蒸気を解放させるように装置を圧搾
するか押しつぶすことによって望む蒸気を解放する。も
う一つのこのような装置においては、たばこのフレーバ
および味の成分を吸収材料を含むカプセル中に飽和させ
、破裂したとき、そのカプセルからたばこのアロマおよ
びル−バ揮発物質が装置を通して引かれた空気中に解放
される。しかしこれら装置は、どの効果的代替物におい
ても提供されねばならない巻たばこ喫煙に関連した主要
な生理学的現象が、使用者の習慣を満足させるためニコ
チン蒸気が使用者の肺の中に迅速に取り込まれることで
あるということを考慮に入れていなかった。
喫煙僻を緩和する装置を考案する実質的にすべての以前
の試みにおいて、その発明者は一貫して吸入剤からニコ
チンを除去しようと試みて来た。
これは本発明に係るニコチン調製物の使用について意図
とする効果と正確に反対である。本発明は不利な熱分解
副産物にさらされずに済むように、ニコチンに対する願
望を満足させるよう考案されている。
このようにして、可燃性巻たばこの効果的代替物を提供
するためになされた来た種々な試みにも拘らず、燃焼ま
たは他の加熱手段を必要とせずにそして通常の喫煙癖で
なされる行動、即ちガス混合物を喫煙者の肺の中に引き
入れる、あるいは吸い込む行動以外の何らかの見慣れな
い行為をすることを使用者に要求することなしに、あら
ゆる公知の、あるいは疑わしい発癌物質を含まずそして
ニコチン僻を満足させるのに十分な調節された量のニコ
チン蒸気を使用者に吸入させることを可能にした装置を
開発した人は未だ居ない。幾つかの考案物および改良装
置が一般に譲渡された米国特許第4.284,089号
明細書ならびに[改良ニコチン分与器(Improve
d N1cotine DispensingDevi
ce ) J  および「ニコチン混合物(N1coz
ine Mixture ) J  と題した一般に譲
渡された同時出願中の特許願(両方の特許願とも同一日
付で出願された)に記載されている。
この目的に対して、先行技術に見出される各種装置で使
用できるニコチン組成物を開発することが望複しいと思
われた。これら装置の多くは、各積手段により使用者に
適用するために、液体または流体ニコチン処方物を提供
する必要がある。ある先行技術装置はかむことのできる
喫煙代替物としてニコチンの供給を求めている(例えば
、米国特許第6.877,568号明細書(1975)
参照)。
その上、他の技術はニコチンを身体に一層受は入れるこ
とができるようにするためニコチンを高める種々な材料
の添加を試みて来た(例えば、米国特許第2.600,
700号明細書(1952)参照)。
この特定の特許明細書において望まれる効果は味蕾をニ
コチンに対して応答しないようにあらかじめ条件を整え
ることである。
他の先行技術特許明細書はニコチンを殺虫剤中の成分と
して使用することを記載している。米国特許第1.77
6.862号明細書(1932)Gリンダステート(L
lndsta、edt ) ] は殺虫剤にニコチンを
使用することを提唱している。同様に、米国特許第2.
139,839号明細書(1938)〔マクキンネイ(
Mckinney ) )  および米国特許第2,7
75.591号明細椙(1956)[クレツグ(Cre
g)等〕 も害虫防除の処方にニコチンの使用を記載し
ている。
最後に、米国特許第6.390.685号明細書(19
66、)[ファン ベスマン(Van Bet、hma
n)等〕はたばこからのニコチンの抽出技術を記載して
いる。このように先行技術は出願者の発明に記載されて
いるようなニコチン処方を教示していたし−0 それ故に、市販のニコチン分与器で利用できるニコチン
調製物に対する要望が出現した。
更にまた、各種の市販ニコチン分与器で使用するだめの
気化しうるニコチン源に対し要望が生じた。最も重要な
ことに、ニコチンが口内粘膜への吸収を回避し、その代
り肺の中に直接入りそこで脳へ行く血流により一層直接
的に吸収されうるようにニコチン部分それ自体の大きさ
を増したニコチン調製物を提供することが有利であるこ
とが判明した。
本発明のこれらの目的および他の目的は下記の要約と特
に適当な具体例の記述から明らかになるであろう。
本発明は分与器との組み合わせで利用性をもつニコチン
調製物を提供するものである。特に本発明に係るニコチ
ン調製物はニコチン、ニコチン複合体形成物質、有機酸
および揮発性担体を含む。
本発明の別の具体例はフレーバ物質および(または)水
を含む。
本発明に係る調製物または処方物に用いるニコチンは、
気化可能なニコチン混合物を指し、ニコチン(d) 、
ニコチン(1) 、ニコチン(dl)、およびニコチン
塩からなる群から選ばれる。気化可能なニコチン混合物
は、フレーバ物質、例えば(しかしこれに限定されない
)オレンジフレーバ、レモンフレーバ、メントール、ス
ペアミントフレーバ、ペパーミントフレーバ、シナモン
フレーバまたはフレーバ付力のための他の成分を更に含
むことができる。ニコチン混合物はまた解放されるニコ
チン蒸気の揮発性を調節するため水を含むこともできる
ニコチンは乾燥したたばこの葉から抽出により得られる
が、葉の中にニコチンはクエン酸、リンゴ酸および他の
酸と結合して2%から8%程度まで存在する。市販のニ
コチンは全くたばこ工業の副産物である。抽出および精
製手順はたばこ工業で一般によく知られている。記述さ
れて来た通りニコチンは無色から淡黄色をしていて、油
状で非常に吸湿性であるという特徴をもつ。ニコチンは
光あるいは空気にさらされるとよく知られている褐色に
変る。
例えば、前述したニコチン蒸気により生ずる簡単なニコ
チン分子は典型的には口の中で頬側粘膜により吸収され
るので脳に達する前に消化管の妨害にさらされるであろ
うことが実数を通して判明した。ニコチン分子を別の物
質と共に複合体形成させることにより、より太きい、一
層複雑な、あるいは「高められた」部分が形成され、こ
のものは一般に頬側粘膜による吸収に抵抗しそして肺に
より吸収され、この場合脳への伝達時間が相当に短縮さ
れる。このニコチン高揚工程に役立つことが判明した物
質は、アルコール類、エステル類、炭化水素、アルデヒ
ド類、ケトン類およびエーテル類である。
純粋なニコチンはアルカリ性分子である。ニコチン蒸気
の吸収は蒸気のpHに大部分依存するのでニコチン混合
物へ酸性物質を加える。有機酸がこの機能を満すことで
一般的なオU用性を示した。公知の利用性をもつ特別な
酸には酢酸、ホウ酸、シュウ酸、リンゴ酸、クエン酸、
アスコルビン酸、有機酸、有機酸および上記の組み合わ
せが含まれるが、これらだけに限定されない。
最後に、揮発性担体材料を添加してニコチン調製物の一
般的揮発性を助長する。%に適当な揮発性担体材料は、
下記の物質:アセテート類、アルコール類、メントール
、サリチル酸メチル、および芳香物質およびこれらの組
み合わせ、からなる群から選ばれる。多くの他の物質も
本発明に係るニコチン部分に対する担体として実証され
た効用をもつ。
ニコチン混合物、ニコチン高揚物質、有機酸および揮発
性担体を通常の製造手順に従って混合する。材料の選択
においてこれらはヒト暴露および(または)消費に適し
ていなげればならないことに注目すべきである。特に、
殆へどの化合物は濃度レベルを十分に増加させると理論
上は有毒である。それ故に、本発明処方物に使用するた
めの物質を、これらが受は入れられる毒性規準内で使用
できるように選ぶことが絶対必要である。
ニコチン(d)、ニコチン(1)、ニコチン(dl)、
およびニコチン塩はすべてこの混合物に有利に使用でき
、使用者が吸入するニコチン蒸気を与える。
イーストマン ケミカル(Easiman Chemi
ca工)、ストック番号1242により得られる製品の
98パーセントニコチン(1)は本装置の一具体例に使
用され、申し分ない結果をもたらすことが判った。
ニコチン塩酸塩の調製物も順調に使われた。幾つかの他
の物質もニコチン混合物へ添加したとき有利な結果を与
えることが判った。コマーシャルオレンジエキスから得
られるオレンジ油、あるいは同様にして得られたしそン
油は、ニコチン処方物から生じた蒸気のフレーバ付与を
高めるのでニコチン混合物へ添加される。このようなフ
レーバは合成成分の形で添加してもよい。巻きたばこに
有利に使用できる他のフレーバにはスペアミント、ペパ
ーミント、およびシナモンが含まれる。
メントールも、フレーバ付与、担体材料としであるいは
使用者%適するようにという理由を含めて種々な理由で
混合物に添カロしつる。メントールはジエントリー コ
ーホし/−シコン((]entryCorporazi
on )から得られる米国薬局方左旋性として使用され
、エタノールに溶かして液体とする。
更にまた、ニコチン処方物へ水を添7111することも
できる。このようにして、空気中に蒸発する水蒸気は、
このような水の添加無しで分与器な長時間使用後に経験
するかもしれない口の乾きのわずかな感覚を軽減する。
このようにして、本発明の意図は、ニコチン調製物また
は処方物(これら用語は交換できるように使用する)を
つくり出すこと、従来の可燃性巻たばこの使用者の吸入
するニコチン蒸気をつくり出すことなどであることは容
易に明らかになる。
この処方物をデザインする場合、種々な分与器のいずれ
かで使用できるように計画した。本発明に係るニコチン
調製物を分与するのに用いる特定の装置は本発明の一部
とはみなさず、これに制限されない。
本発明調製物の特別な物理的形態は処方物を分与するの
に用いる特定の装置に合うように容易に適合させること
ができる。処方物の粘度および濃度は、ニコチンの投与
に用いる特定の装置により変化しうる。
本発明に係る処方物は詳しくは四つの成分を必要とする
。第一に、ニコチン含有組成物を含めねばならない。前
に説明したように、ニコチンは容易に気化する透明液体
である。
最終生成物を一層容易に吸収できるようにするため、そ
のpHを修正するために可調節手段を用いる。この−調
節手段は典型的には有機酸である。
本発明に係る処方に利用性を示すか効用を発揮した有機
酸には、酢酸、クエン酸、アスコルビン酸、ホウ酸、リ
ンゴ酸、およびヒトの消費にかなう他の有機酸が含まれ
るがこれらに限定されない。
以前の処方物および装置に関する重要な問題は吸入され
たニコチン分子の相当な部分を口内の頬側粘膜を素通り
して肺に行かせることの不能なことであった。過去にお
いてこれが不可能であった理由は、気化したニコチンに
見出される天然のニコチン分子複合体が最初に到達する
吸収媒体、例えば頬側粘膜により一層容易に吸収される
ことである。ニコチン分子を頬側粘膜により容易に吸収
されない分子、例えばアセテート類、炭化水素、メント
ールまたはサリチル酸メチルと複合体をつくることによ
って、一層複雑な化学混合物を形成させることが可能で
あり、そしてこのものは時折本出願の目的に対して、頬
側粘膜を通り過ぎる高い能力を有するニコチン部分と呼
ぶことにする。
この高められたニコチン部分は、典型的には頬側粘膜を
回避して肺に進み、そこで肺組織により吸収され、それ
故に脳に直接流れる血流中に一層直接的に通るであろう
。これによる気持よい効果は、ニコチンが頬側粘膜によ
って吸収され、消化器系を通って強制的に進められた後
に血流に伝達され、そして最終的に脳に行くよりも一層
劇的である。このことは、従来のニコチン分与器を処方
する試みに勝る重要な向上を意味する。主要な利点の一
つはニコチンが肺組織によって吸収されるようにするこ
とにより、個人に同じ楽しい効果を生じさせるのに少量
のニコチンを使用できるという事実である。
最後に、ニコチンを気化させることのできる担体材料を
用いる必要がある。このような材料の典型はメントール
、サリチル酸メチル、および他のよく知られた担体媒質
である。この場合もまた、個々の担体材料および個々の
担体材料の濃度をヒトの消費に適なうようにすることが
必要である。
更に種々なフレーバ物質を処方物に添刀口して望む効果
を得るのが便利である。前に述べたようにヒトの消費を
是認しているよく知られたフレーバ剤を明示された量で
使用できる。このようなフレーバ物質の使用は、本出願
における制限因子とする意図はなく、それよりもむしろ
本発明に係る最終ニコチン処方物を高揚する可能性の幾
つかを提唱しようとするものである。
例1 ニコチン3.5クラム、メントール約0.2クラム、酢
酸約0.15グラムおよびポリジシラン約0.6グラム
を混合することによりニコチン調製物をつくった。得ら
れた混合物を次に米国特許 第4,294.089号明細書に例示され記載されたよ
うな擬似喫煙装置でニコチン蒸気生成の試験をした。こ
の処方物は良好な複合体形成能を示し、吸入されたニコ
チン蒸気の実質的部分は頬側粘膜とは反対に使用者の肺
によって吸収された。
例2 ニコチン1.75グラム、ザリチル酸メチル約0.05
グラム、酢酸約0.075グラム、およびポリジシラン
約0.3グラムを混合することによりニコチン調製物を
つくる。得られた混合物を、例1に記載したのと正確に
同じやり方で主観的に試験した。
例3 ニコチン2g、メントール2g、酢酸約0.75グラム
、ポリフェニルメトキシシロキサン(ダウケミカル ス
トック番号556)1グラム、およびインターナショナ
ル フレーバーズ アンドフラグランセス、インコーホ
レーテッド(Int、ernaziona、I Fla
vors and Fragrances、 Inc、
)からストック番号03578878として得られるフ
レーバ約0.(145グラムを混合することによりニコ
チン調製物をつくった。得られた混合物を再び前記の例
におけるように主観的に試験した。
例4 ニコチン2グラム、ポリフェニルメチルシロキサン(ダ
ウ ケミカル ストック番号556)2グラム、メチル
チャピコール約0.015グラム、チモール約0.09
グラム、酢酸約0.075グラムおよびインターナショ
ナル フレーバーズ アンド フラグランセス、インコ
ーホレーテッドから得たフレーバ類、ストック番号03
568864約0.105グラム、ストック番号035
78994約0.075グラムを混合することによりニ
コチン調製物をつくった。再び、得られた混合物を前記
例におけるように主観的に試験した。
ニコチン調製物の特別な具体例を前述したが、多くの他
の変更が当業者の心に浮ぶかもしれない。
本発明は特許請求の範囲内に入るあらゆる変更を包含す
るものである。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ニコチンを非熱分解的に送達するための分与器と
    組み合わせて使用するニコチン調製物において、 (イ)ニコチン、 (ロ)調製物のpHを修正する酸、 (ハ)前記ニコチンと新しい部分を形成する複合体形成
    物質、および (ニ)担体材料 からなることを特徴とする、上記調製物。
  2. (2)ニコチンはニコチン(d)、ニコチン(l)、ニ
    コチン(dl)、およびニコチン塩からなる群から選ば
    れる、特許請求の範囲第1項記載の調製物。
  3. (3)フレーバ物質を含む、特許請求の範囲第1項記載
    の調製物。
  4. (4)フレーバ物質はオレンジフレーバ、レモンフレー
    バ、メントール、スペアミントフレーバ、ペパーミント
    フレーバ、およびシナモンフレーバからなる群から選ば
    れる、特許請求の範囲第6項記載の調製物。
  5. (5)フレーバ物質はメントールである、特許請求の範
    囲第6項記載の調製物。
  6. (6)気化可能なニコチン中に水を加え、そしてこの水
    が使用者の口に対する蒸気の乾燥効果を減少させるため
    ニコチン蒸気を加湿するのに含める、特許請求の範囲第
    1項記載のニコチン調製物。
  7. (7)有機酸は酢酸、サリチル酸、シユウ酸、リンゴ酸
    、アスコルビン酸、ホウ酸、クエン酸、有機酸類、およ
    びその組み合わせからなる群から選ばれる、特許請求の
    範囲第1項記載の有機酸。
  8. (8)有機酸は酢酸である、特許請求の範囲第1項記載
    の調製物。
  9. (9)複合体形成物質はアルコール類、エステル類、炭
    化水素、アルデヒド類、ケトン類およびこれらの組み合
    わせからなる群から選ばれる、特許請求の範囲第1項記
    載の調製物。
  10. (10)複合体形成物質はポリイソブチレンまたはポリ
    シロキサンからなる、特許請求の範囲第1項記載の調製
    物。
  11. (11)担体材料はメントール、サリチル酸メチル、ア
    ルデヒド類、アルコール類、エステル類、ケトン類、ア
    セテート類、炭化水素およびこれらの組み合わせからな
    る群から選ばれる、特許請求の範囲第1項記載の調製物
  12. (12)揮発性担体材料はメントールである、特許請求
    の範囲第1項記載の調製物。
  13. (13)揮発性担体材料はサリチル酸メチルである、特
    許請求の範囲第1項記載の調製物。
  14. (14)ニコチンを非熱分解的に送達するための分与器
    と組み合わせて使用するニコチン調製物において、 (イ)ニコチン(d)、ニコチン(l)、ニコチン(d
    l)、およびニコチン塩からなる群から選ばれる気化可
    能ニコチン、 (ロ)調製物のpHを修正するための、酢酸、サリチル
    酸、シユウ酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、ホウ酸、ク
    エン酸、有機酸、およびこれらの組み合わせからなる群
    から選ばれる有機酸、 (ハ)気化可能なニコチンと新しい部分を形成する、ア
    ルコール類、エステル類、炭化水素、アルデヒド類、ケ
    トン類、およびこれらの組み合わせからなる群から選ば
    れる複合体形成物質、 (ニ)メントール、サリチル酸メチル、アセテート類、
    炭化水素、およびこれらの組み合わせからなる群から選
    ばれる担体材料、 からなることを特徴とする、上記調製物。
  15. (15)フレーバ物質を更に含む、特許請求の範囲第1
    4項記載の調製物。
  16. (16)フレーバ物質はオレンジフレーバ、レモンフレ
    ーバ、メントールフレーバ、スペアミントフレーバ、ペ
    パーミントフレーバ、およびシナモンフレーバからなる
    群から選ばれる、特許請求の範囲第15項記載の調製物
  17. (17)更に水を含み、そして水が使用者の口のところ
    でニコチン蒸気の加湿に備えるため気化可能ニコチンの
    中に含まれる、特許請求の範囲第14項記載の調製物。
  18. (18)有機酸は酢酸である、特許請求の範囲第14項
    記載の調製物。
  19. (19)複合体形成物質はポリイソブチレンまたはポリ
    シロキサンである、特許請求の範囲第14項記載の調製
    物。
  20. (20)担体材料はメントールである、特許請求の範囲
    第14項記載の調製物。
  21. (21)担体材料はサリチル酸メチルである、特許請求
    の範囲第14項記載の調製物。
  22. (22)ニコチンを非熱分解的に送達するための分与器
    と組み合わせて使用するニコチン調製物において、 (イ)ニコチン(d)、ニコチン(l)、ニコチン(d
    l)、およびニコチン塩からなる群から選ばれ、使用者
    の口に及ぼすニコチン蒸気の乾燥効果を減らすため前記
    蒸気の加湿に備えるため気化可能なニコチン中に含めた
    水と組み合わされた気化可能ニコチン、 (ロ)組成物に酸性pHを付与するための酢酸、(ハ)
    ニコチンと共反応的で高められたニコチン分子を生成す
    るポリジシラン複合体形成物質、および (ニ)サリチル酸メチル担体材料 からなることを特徴とする、上記ニコチン調製物。
  23. (23)フレーバ物質を更に含む、特許請求の範囲第2
    2項記載の調製物。
  24. (24)フレーバ物質はオレンジフレーバ、レモンフレ
    ーバ、メントール、スペアミントフレーバ、ペパーミン
    トフレーバ、およびシナモンフレーバからなる群から選
    ばれる、特許請求の範囲第26項記載の調製物。
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