JPS644755B2 - - Google Patents

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JPS644755B2
JPS644755B2 JP54126708A JP12670879A JPS644755B2 JP S644755 B2 JPS644755 B2 JP S644755B2 JP 54126708 A JP54126708 A JP 54126708A JP 12670879 A JP12670879 A JP 12670879A JP S644755 B2 JPS644755 B2 JP S644755B2
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JP
Japan
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nicotine
smoking device
simulated smoking
container
absorbent member
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JP54126708A
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English (en)
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JPS5550368A (en
Inventor
Fuiritsupu Rei Jon
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Individual
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Publication of JPS5550368A publication Critical patent/JPS5550368A/ja
Publication of JPS644755B2 publication Critical patent/JPS644755B2/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F42/00Simulated smoking devices other than electrically operated; Component parts thereof; Manufacture or testing thereof
    • A24F42/20Devices without heating means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F42/00Simulated smoking devices other than electrically operated; Component parts thereof; Manufacture or testing thereof
    • A24F42/60Constructional details

Landscapes

  • Cigarettes, Filters, And Manufacturing Of Filters (AREA)
  • Manufacture Of Tobacco Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、可燃性のシガーレツトを使用した従
来の喫煙の習慣と関連された欠点を軽減しあるい
は排除するように設計された不燃性のシガーレツ
ト、即ち模擬喫煙装置に関するものである。
ニコチンが多くの文化の人々により長い間用い
られて来て、これ等の人々の満足を得ている。ニ
コチンはC5H4NC4H7NCH3なる化学式を有して
いる有毒な液状アルカロイドである。たとえば煙
草をかみ、かぎあるいは喫煙することでニコチン
が煙草から体内に入つた場合に、人体に吸収され
るニコチンの量は一般的には有害な量まで蓄積せ
ずにある種の気持のよい効果を生じ、しばしば習
慣的な使用に導く。
最も人気のあるニコチンの用途の1つにシガー
レツトの喫煙が含くまれている。従来のシガーレ
ツト内の煙草に火がつけられた場合、このシガー
レツト内の処理された煙草の葉の燃焼で蒸気状の
ニコチンが放出せしめられ、使用者がシガーレツ
トを通して空気を吸いあるいは吸入した場合に、
この蒸気状のニコチンはシガーレツトを通して使
用者の口部および肺に吸込まれる。
シガーレツトがパイプまたは葉巻きに比して比
較的に口あたりがよいことで、使用者は燃焼して
いるシガーレツトからの煙草の煙を直接肺に吸込
まされる。シガーレツトの煙内のニコチン蒸気は
肺から使用者の血液流に迅速に吸収され、その結
果シガーレツトの喫煙は使用者にニコチンの効果
をきわめて迅速に感じさせる方法を提供する。
このようにしてニコチンはシガーレツトの喫煙
を通して人体に容易に導入されることができる
が、煙草の燃焼は、不幸にしてこのプロセスに必
要とされる高い温度の結果として、喫煙中の可燃
性のシガーレツトと関連された多数の好ましから
ぬ結果を生ずる。先ず第1に重要なことは可燃性
のシガーレツトを喫煙することから生ずると知ら
れている重大な健康上の障害である。シガーレツ
トのニコチン含有量は人体の健康に対し長期間の
重大な悪い効果を生ぜしめないと信ぜられるが多
くの有害であるその他の成分が煙草の煙内に存在
している。これ等のその他の成分の幾つかは、た
とえば、既知の造がん物質である。煙草の煙内の
有害な成分の幾つかを列挙した表が「学術誌煙草
と煙草の煙」(1967年)の、スローン−ケツタリ
ングがん研究協会のアーネストL.ワインダとデイ
ートリツヒホフマンによる実験的造がん物質の研
究なる論文内にて、496〜501頁にわたり記載され
ている。これによつて、上記出版物の教える所は
本明細書に参考として取り入れられている。さら
にその上に、可燃性のシガーレツトの喫煙は重大
な火災の危険を提供するであろう。建物内および
自然の環境との両方に生じた多くの火災は不注意
に棄てられた燃えているシガーレツトに帰せられ
ている。さらにその上に、シガーレツトからの漂
遊する灰により引き起される衣類、カーペツト
類、家具等における焼け焦しから生ずる仕事およ
び個人の財産への重大な損害を含めたかなりの経
済的損失を喫煙のせいにすることができる。シガ
ーレツトの喫煙はまた煙と、喫煙の習慣により生
成される異臭とにさらされる煙草をのまない者に
与える不快感のためますます反対をされるように
もなつて来た。
可燃性のシガーレツトの喫煙のこれ等の望まし
からぬ副次的効果のため、上記の悪い結果を排除
しあるいは軽減する、可燃性のシガーレツトの喫
煙の容認し得る代替物を提供しようとする試みが
今までに時々なされて来た。たとえば、煙草の濃
縮物が、使用者の口部内で吸付けられあるいはか
まれることのできる錠剤の形に処理されて来た。
ニコチンは口部の内面を通して使用者の体内に吸
収される。この種の錠剤は唇の間のシガーレツト
の感じを使用者に提供しないことはもちろんであ
る。さらにその上に、錠剤の喫煙、代用物は、従
来の喫煙の習慣の本質的な部分である、空気およ
び蒸気を口部に吸込む機会あるいは空気と蒸気を
肺に吸引する機会を使用者に提供することができ
ない。これ等の活動は喫煙者が習慣を取得する心
理学的および生理学的な類似性の重要な面を構成
する。このような喫煙の活動の有効な代替物なく
しては、錠剤の形の煙草は喫煙者を満足させそう
もなく、かくして可燃性のシガーレツトの喫煙に
舞い戻ることになる。
喫煙の代替物を提供する他の方法において、煙
草の引火点以下の温度に加熱された場合でも、シ
ガーレツト内に含くまれているもののごとき処理
済の煙草が蒸気を解放するであろうことが認めら
れている。かくして、喫煙者はこのように加熱さ
れた煙草を通して空気を吸込み、それにより煙草
の燃焼から生ずる有毒な副次生成物をも吸込むこ
となく、従来の喫煙で放出される蒸気を得ること
ができるであろう。だがこの原理にしたがつて製
造された装置は熱源として点火されている第2の
絶縁された煙草の部分をしばしば用いている。こ
の種の装置は、この装置を通して空気を吸込む作
用の際に燃焼生成物が使用者により直接に吸込ま
れないように、隔室を設けられているがそれにも
かゝわらず、有害な燃焼副産物が作用者を取囲ん
でいる空気中に放出される。かくして、かなりの
量の有害な燃焼副産物が周囲の空気を呼吸するこ
とで使用者および周りの人達により吸込まれるで
あろう。さらにその上に、この種の代用装置によ
れば、従来の喫煙装置の場合と実質上同じ火災の
危険が存在し、またカーペツト、家具、衣類等へ
の焼け焦げの損害が潜在する。代りの方法とし
て、この方法での煙草は煙草と一しよに混ぜ合わ
される各種の自然発火性の物質により加熱される
ことができる。この種の物質は酸素、アルコー
ル、水等と反応して、それにより煙草をして蒸気
を放出させるに足る熱を生成する。だがこの技法
によれば、煙草混合物内で生ずる燃焼反応の副生
成物もまた使用者によりこの装置を通して吸込ま
れる傾向があろう。かくして、これ等の副生成物
のいずれかが有害であるかさもなければ有害であ
る場合には健康上悪い結果を生ずるおそれがあ
る。さらにその上に、この種の装置の構造が甚だ
しく複雑になる傾向があり、その結果製造費が比
較的に高くなる。
煙草の味と香りとに近似しあるいは各種のその
他の付加的な芳香性の蒸気で、吸込まれた場合に
使用者に対し満足する効果を有するように企図さ
れている芳香性の蒸気を放出する各種の物質を含
んだシガーレツト凝似装置を含んでいる各種のそ
の他の喫煙代替物が今までに開発されて来た。1
つのこの種の装置において、煙草の味と香りとに
似た合成物質がシガーレツト代用装置内にマイク
ロカプセルで封入されている。上記装置を圧搾し
あるいは破砕して、カプセルを破裂させ且つ蒸気
を、前記装置を通して吸込まれる空気中に放出さ
せることで所望の蒸気が放出される。他のこの種
の装置においては、煙草の風味付けと味付け成分
が吸収材料を含んだカプセル内に飽和され且つ破
裂された場合に上記カプセルが煙草の芳香と風味
の揮発物をこの装置を通して吸込まれる空気中に
放出する。だが、これ等の装置は、いかなる有効
な代用物にも提供されねばならないシガーレツト
喫煙に関連された根本の生理学上の現象が使用者
の習慣を満足させるための使用者の肺内へのニコ
チン蒸気の急激な導入であることを考慮に入れる
ことができなかつた。
このように、可燃性シガーレツトの有効な代用
物を提供するためなされた各種の試みにもかかわ
らず、既知のあるいは疑わしい造がん物質を全く
含んでいないニコチン蒸気で、燃焼またはその他
の加熱装置を必要とせず且つ従来の喫煙の習慣で
行われる、すなわちシガーレツトを通してガス状
混合物を吸わせてガス状混合物を使用者の肺に吸
込ませる作用以外のなんらかの不慣れな作用を使
用者に行わしめる必要なく、ニコチンの習慣を満
足させるに足る制御された量のニコチン蒸気を使
用者をして吸込ませる装置はいまだに開発されて
いない。
したがつて、従来のシガーレツトで行われるよ
うにシガーレツトを通して空気を吸う以外の使用
者の側のいかなる作用またはいかなる加熱装置を
も必要とせずに、喫煙者により代用物を通して吸
われる空気内にニコチン蒸気を放出する、可燃性
シガーレツトの代用物が必要とされて来た。
さらにその上に、装置から吸込まれる蒸気の所
望の質を調節するため各種の風味付け剤、湿潤剤
およびPH制御剤を付加する手段を有する不燃性の
シガーレツトを提供することが有利であろう。
さらにその上に、ニコチン物質が静的蒸発と、
水分への露出によるニコチン物質の希釈とが防止
されるようにされた不燃性のシガーレツトを提供
することは有利であろう。
繰返し吸込み率と、繰返し吸込みの時間相互間
の時間とに応じて放出されるニコチン蒸気の結果
として生ずる濃度を制御し且つ計画することので
きる不燃性シガーレツトを提供することも有利で
あろう。
装置を通して吸われる空気内で多数の蒸気を結
合することができるように互いに相容れない特性
を有する多数の蒸発可能な混合物を別々に貯蔵す
ることのできる不燃性シガーレツトを提供するこ
とも有利であろう。
従来のシガーレツトの代用物として用いられる
べき新規にして改善された不燃性のシガーレツ
ト、即ち模擬喫煙装置を提供することが本発明の
一般的な目的である。
本発明の不燃性のシガーレツト、即ち模擬喫煙
装置は貫通通路を画定する容器と;この容器内に
配置されて、前記通路と連通する吸収部材と;こ
の吸収部材内に配置されたニコチン含有材料と;
上記吸収部材と連通した前記通路内の狭隘部とを
含み、前記通路を流れる空気がこの狭隘部を通る
際にベンチユリ効果によつて圧力が低下されるよ
うになつており、使用者により前記通路を通つて
吸込まれる空気中に前記狭隘部において前記ニコ
チン含有材料から蒸気が放出されるようにされて
成ることを特徴としている。シガーレツト内のニ
コチン含有材料はニコチン(d)、ニコチン(l)、ニコ
チン(dl)、ニコチン塩およびニコチンエステル
から成るグループから選択されてよい。上記ニコ
チン混合物はさらに、オレンジ香料、レモン香
料、メントール、スペアミント香料、ペパーミン
ト香料、シナモン香料あるいはこの混合物の香料
とPHの調節のためのその他の成分および放出され
る蒸気の湿度を調節する水をも含むことができ
る。
このシガーレツトは前記通路の各端部ごとに1
つの閉鎖体を付加的に含むことができる。各の閉
鎖体は前記容器に取付けられた弾力性のフラツプ
から成り、上記フラツプは空気は使用者により前
記通路を通して吸込ませるように屈撓するが使用
されない期間の間は前記通路を密封するようにさ
れている。このシガーレツトはさらに前記通路に
跨つて配置される多孔質のプラグから成る湿気止
めシールを含むことができる。上記プラグは通り
抜けるガスの流れには最小限の抵抗を提供するが
通り抜ける液体の流れは防止するようにされてい
る。
好ましい一実施例においては、前記容器は円筒
形状をなし、従来のシガーレツトの外観に類似す
るように選択された外径と、長さと、重量とを有
している。このシガーレツトはさらにフイルタチ
ツプの外観に類似するようにされた円筒状のバン
ドを前記円筒体の第1の端部の周りに取付けられ
てもよい。
きわめて特定の実施例において、このシガーレ
ツトの吸収部材は前記容器の内径に対応した外径
を有する吸収剤の円筒体から成り、その両端は前
記容器の両端から引込まされて、この装置を用い
る者の口部と前記吸収部材とが互いに接触しない
ようにされている。
他のさらに特定の実施例において、シガーレツ
トの通路は第1の截頭円錐形の側壁により境を接
せられてこの容器の第1の端部から内方にテーパ
ーになつている第1のテーパー部分と、第2の截
頭円錐形の側壁により境を接せられてこの容器の
第2の端部から内方にテーパーになつている第2
のテーパー部分と、前記吸収部材により画定され
る側壁を有して前記第1の部分と第2の部分との
間を連通している中央の円筒状部分とから成つて
いる。この実施例において、前記中央部分の直径
と長さとはニコチン含有材料からの予定の蒸気放
出率を提供するように選択されることができる。
さらに特定の実施例において、環状の分割体が
容器と中央部分との間に配置され、また前記吸収
部材はさらに、この容器と、第1の側壁と、中央
部分と、分割体とにより画定される容積内に配置
される第1の吸収部材と、容器と、第2の側壁
と、中央部分と、分割体とにより画定される容積
内に配置される第2の吸収部材とをさらに含み、
それにより第1と第2の吸収部材が互いに相容れ
ない特性を有する1対のニコチン含有材料をこの
シガーレツト内に含むことを可能にする。この実
施例において、前記分割体が前記円筒体内に長手
方向に位置決めされて、前記通路に露出される第
1と第2の吸収部材の表面積の相対的量を制御
し、それにより第1と第2の吸収部材から放出さ
れる蒸気の相対的量を制御することができる。さ
らにその上に、この実施例においては、前記第1
と第2の吸収部材の相対的多孔度は第1と第2の
部材から放出される蒸気の相対的量に対し付加的
な制御を提供するように選択されることができ
る。
以下に述べられる詳細な説明がよりよく理解さ
れるために、また本発明がこの技術の分野に提供
する寄与がよりよく理解されるように、本発明の
きわめて重要な諸特色の例が以上において広範囲
に概説されたが本発明の付加的な特色が以下の本
文に述べられ且つ添付の特許請求の範囲内に包含
されていることはもちろんである。
本発明は付加的な目的、特色ならびに利点は添
付図面についての以下の詳細な説明で明らかとな
るであろう。
添付図面の第1図において、本発明の一実施例
が断面による側面図で図示されている。全体を符
号10で示されている不燃性のシガーレツト、即
ち模擬喫煙装置は容器12と、ニコチン混合物
(ニコチン含有材料)を含浸されている吸収部材
14とを含んでいる。使用者がこの装置の口端部
16を唇の間に配置して、従来のシガーレツトの
場合と同様に、この装置を通して吸込んだ場合
に、空気はこのシガーレツトの吸入端部18に吸
込まれる。この装置を通して吸込まれた空気は前
記ニコチン混合物から蒸気を捨い上げ、次で使用
者の口部、咽喉部および肺に進入し、この肺でニ
コチン蒸気は使用者の体内に吸収される。
次に装置10の構造を詳述する。容器12は吸
収部材14内に含くまれているニコチン混合物に
関して化学的に不活性である材料から円筒形状に
作くられている。たとえば容器12に適当した材
料はアルミニウム、ガラムおよびテフロンを含ん
でいる。本発明の好ましい実施例においては、容
器12は従来のシガーレツトのサイズに近似した
直径と、長さと、重量とで製造される。さらにそ
の上に、この容器はシガーレツトと同じ外観を呈
するように適当な色を有してもよい。さらにその
上に、紙、コルクまたは他の適当な材料から作く
られたバンド20が従来のシガーレツト上のフイ
ルタチツプの外観に類似するようにこの装置の口
端部16の周りに被着されてもよい。この装置を
このように従来のシガーレツトに外観に類似させ
ることで、使用者は、男女を問わずあたかも熟知
している喫煙製品を手にし且つ用いているかのご
とき感じを心理学的に得る傾向を有するので、可
燃性シガーレツトの代用物としてのこの装置の魅
力が増進されるであろう。
吸収部材14は容器12の内径に対応した外径
を有する、内方にテーパーにされた円筒体の形で
提供される。部材14の端部22および24は容
器の両端部から引込まされ、それにより使用者
と、吸収部材14内に容れられるニコチン混合物
との間の接触を防止している。吸収部材14の内
壁26は、この装置10を通じて吸込まれる空気
に対し横断面積の狭隘部を提供するように設計さ
れた管状の通路28を画定する。本発明の顕著な
特色により、この装置を流れ通る空気の通路内の
この狭隘部は、燃焼または加熱を必要とせずにニ
コチン混合物の有効な蒸発を促進するように作用
する。流れているガスが縮小された横断面積を有
している通路を押し通される場合のベンチユリ効
果により、ガスの速度は前記狭隘部内で増大しま
たガスの圧力は上記の点において減ぜられるであ
ろう。この圧力の低下により、この低圧力区域に
露出される液体はきわめて容易に蒸気またはガス
相に転換されて、ガス内に吸収される。
絞られた管状通路28のため、口端部16に対
する使用者の吸収作用により空気がシガーレツト
10を通して吸込まれる場合に、上記空気は通路
28内で速度を増し且つ局部圧力を減ずる。かく
して、吸収部材14内に含くまれた液状ニコチン
混合物は管状通路28を通り抜ける空気中に蒸発
する傾向を有しているがこのニコチン混合物は室
温度と圧力とでは通常は十分には蒸発しないであ
ろう。このベンチユリ効果の使用により、本発明
は、可燃性のシガーレツトの喫煙に慣れた使用者
を満足させるに十分な量のニコチン蒸気を吹込ま
れる空気流内に送り込む実際的な不燃性シガーレ
ツトの構造を可能ならしめる。
吸収部材14内に配置されるニコチン混合物内
に多数の物質が有利に提供されることが判明して
いる。ニコチン(d)、ニコチン(l)、ニコチン(dl)、
ニコチン塩、およびニコチンエステルは全て、使
用者により吸込まれるニコチン蒸気を提供するた
めこの混合物内に有利に用いられる。この装置の
一実施例においてはイーストマンから市販されて
いる製品である98%ニコチン(l)、貯蔵品番号
1242、が用いられて満足な結果が得られると判明
している。PH7を有する塩酸ニコチンの調剤もま
た使用されて成功している。多数のその他の物質
がニコチン混合物に付加された場合に有利な結果
を提供することが判明している。アルコールの除
去のため蒸溜することにより市販のオレンジエキ
スから得られたオレンジオイル、または同様に得
られたレモンオイルがシガーレツトから生成され
た蒸気の風味を増し且つまたニコチン混合物に付
加された場合上記混合物を適当なPHに調節するの
にも役立つている。この種の風味料はまた合成成
分の形で付加されてよい。シガーレツト内に有利
に使用されるその他の香味料はスペアミント、ペ
パーミントおよびシナモンを含んでいる。
混合物のPHは人体のPHに接近し、それにより、
シガーレツトを通して吸込まれる蒸気への過大に
アルカリ性のあるいは酸性の風味を回避するよう
に約PH7に調節されるべきである。従来のシガー
レツトの場合のごとく、風味付けのためメントー
ルを混合物に付加することもできる。用いられた
メントールはU.S.P.(米国薬局方)である。ジエ
ントリコーポレーシヨンから市販されている左旋
性のメントールが液体を形成するようにエタノー
ルに溶解される。さらにその上に、水が吸収部材
14に付加されてもよい。かくしてこの装置を通
して吸込まれる空気内へ蒸発した水の蒸気は空気
を温めらせるのに役立ち、かくしてこのような水
を付加されることなくしてのこの装置の長時間の
使用後に経験される口部のわずかに乾いた感じを
軽減する。
製造された本発明の特定の例において、1条の
外径7.1437mmの薄肉アルミニウムチユーブが76.2
mmの長さに切断された。上記チユーブの外側表面
が白色の粘着紙で被覆され、且つ一方の端部を
22.2mmの距離の間木目の粘着紙で被覆された。
次で、中位の速度を有する1片の定性級のフイ
ルタ紙が長い底辺の長さ50.8mm、短い底辺の長さ
19.05mm、側辺の長さ120.65mmとを有する梯形状
に切断された。このフイルタ紙が巻き上げられて
前記チユーブに挿入されて、長さ50.8mmの底辺を
前記チユーブの内壁に隣接して配置され、かくし
て直径約2.38mmまでテーパーになつた中心開口を
形成する。
次で、前記フイルタ紙が300ミリグラムの98%
ニコチン(イーストマンナンバー1242)と、200
ミリグラムの、蒸溜オレンジ油から成る調味剤と
を含浸された。このように作くられたシガーレツ
トは2秒間にわたり約500ミリリツトルの容積の
空気を吸込ませ、しかもニコチン蒸気の直接の肺
吸込みに対し低い吸込み抵抗を提供することが判
明されている。さもなければ、不燃性のシガーレ
ツトが従来どおりの可燃性シガーレツトのものに
近似した吸込み抵抗を提供されるべきであれば、
上記通路をさらに制限して2秒間に吸込まれる空
気の全容積を約35ミリリツトルに減ずるようにフ
イルタ紙がより大きいサイズに切断されるべきで
ある。後者の実施例での2秒間の吸込みで約100
マイクログラムのニコチンが蒸発されることが判
明している。
不燃性のシガーレツトの構成における多数の変
数がこの装置を通して吸込まれる与えられた容積
の空気内へ蒸発されるニコチンの量に影響を与え
ることが判明している。これ等の因子はニコチン
混合物での吸収部材14の含浸の程度と、吸収部
材の多孔度と、吸収部材の直径および長さと、ニ
コチン混合物の蒸気圧力と、通路28を通つて吸
われる空気の量とを含んでいる。これ等の変数の
全ては使用者により吸込まれる空気に対するニコ
チン混合物蒸気の適当な比を得るため実験を通し
て調節されることができる。
適当な吸収力を有している多数の異つた物質が
吸収部材14のため有利に使用されることが企図
されている。だが、この装置で満足し得る性能を
提供すると判明されている2つのこの種の物質
は、以上の例で述べられたような高品質の実験室
フイルタ紙と、実験室抽出用円筒ロ紙材料とであ
る。
シガーレツト10が静的な状態にある場合、す
なわち、この装置を通して空気が吸込まれていな
い場合には、代表的なニコチン混合物の蒸気圧力
は、吸収部材14内に収容されている混合物がき
わめてわずかに蒸発するように定められている。
だが、この種の蒸発の防止が望ましい場合は、非
使用期間の間このシガーレツトを密封するための
随意的な特色を備えることができる。第1図に図
示されているように、容器12の口端部16と吸
入端部18内にそれぞれ密封用フラツプ30およ
び32が位置決めされている。容器12の内部の
周囲にぐるりと着座部34および36が取付けら
れ且つ密封用フラツプ30および32が着座部3
4および36に着座している場合には、通路28
に出入する空気の流れが実質上防止され、それに
より吸収部材14内に収容されたニコチン混合物
の蒸発をできるだけ少くする。密封用フラツプ3
0および32はそれぞれ取付け点38および40
にて容器12に取付けられている。上記フラツプ
は、この装置10の口端部16に当てられた使用
者の口の吸込み作用により空気が装置10を通し
て吸込まれた場合に屈撓して、第1図に点線で示
されている位置に近似的に保持される、ゴムを含
浸された布のごとき適当な柔軟なあるいはエラス
トマ性の材料から、作くられている。フラツプ3
0および32が点線で示されている位置へ引き寄
せられた場合、空気はこの装置を通つて容易に流
れて、ニコチン混合物からの蒸気を空気中に、し
たがつて使用者の人体に進入させる。
次に第2図には本発明の第2の実施例が断面に
よる側面図で示されている。第2図の装置10は
第1図に図示されているものに類似しており、容
器12と、ニコチン混合物を含浸するようにされ
た吸収部材14とを含み、管状通路28が吸収部
材14を貫通している。適用例によつては、この
装置が湿気に露出された場合にニコチン混合物の
漏洩を防止するための装置をシガーレツトに備え
ることが望ましい。上記端部近くに、第2図に図
示されているシガーレツト10は容器12の口端
部16と吸入端部18とにそれぞれ防湿プラグ4
2および44を装架されて備えている。プラグ4
2および44は通常は空気を自由に流通させる高
度に多孔性の材料から作くられている。だが、こ
れ等のプラグが湿気に露出された場合、これ等の
プラグは湿気の一部を吸収して、内部の小孔を閉
じ、それにより湿気が吸収部材14に接触するの
を防止する。このようにして、吸収部材14内の
ニコチン混合物は、シガーレツト10が湿気に露
出されたとしても、漏出を防止される。プラグ4
2と44とのため用いられた場合適当に作用する
と判明されている1つの材料はバルサ木材であ
る。だが、同様にプラグ42および44として十
分に用いられるその他の類似の材料が利用可能で
あると信ぜられる。
次で第3図には、本発明にしたがつて製造され
たシガーレツトの第3の実施例が断面による側面
図で図示されている。第1図および第2図に図示
されている実施例の場合のごとく、第3図のシガ
ーレツト10は円筒状の容器12を含んでいる。
この容器は一方の端部をぐるりと取巻いたバンド
20を含んでもよい。この容器は従来のシガーレ
ツトの外観に似せた形状と色とにされている。容
器12の内部には、第1のテーパーにされた非多
孔性の側壁46が広い方の端部において容器12
の内部に取付けられ且つ狭い方の端部にテーパー
をなし、上記狭い方の端部にて中心の通路50の
出口48を画定している。同様な構造にされた第
2のテーパー状非多孔性側壁12がこの容器12
の吸入端部18に広い方の端部で取付けられ、且
つ狭い方の端部にテーパーをなし、この端部にお
いて中心の通路50の吸入側54を形成してい
る。この実施例では、吸収部材56は、この容器
と、第1および第2のテーパー側壁46および5
2とにより画定されている空間で容器12内に配
置されている。さらにその上に、管形状をなして
いる中心の通路が吸収部材56の中心部分を貫通
して延びている。
第1図および第2図に図示されている本発明の
実施例の場合のように、ニコチン混合物が吸収部
材56が付加される。だが、第3図のシガーレツ
トの特定の設計はこの装置の動作特性が有効に制
御されるように取り計らわれている。この装置1
0が静的状態にある場合、すなわち空気が最近に
中心の通路50を通つて吸込まれていない場合、
ニコチン混合物は吸収部材56の全体を通じて均
等に分布される傾向がある。だが、初めの空気の
一吹かしがこの装置を通して吸込まれた場合、中
心通路50を通り抜けている空気内へのニコチン
混合物の一部の蒸発で、中心通路50に近い吸収
部材56の区域、すなわち第3図に点線60およ
び62により示されているようなほゞ円環体の形
状をなしている吸収部材56の中心の容積58内
のニコチン混合物の濃度が一時的に減ぜられるで
あろう。
中心の容積58内のニコチン混合物の濃度がシ
ガーレツトに対する一吸いにより減ぜられた場
合、吸収部材56の残りの部分内に吸収されてい
るニコチン混合物は容積58内へ移動して前記吸
収部材の全体にわたり濃度を等化する傾向を有す
るであろう。だがシガーレツトに対する次の一吸
いが第1の一吸い後比較的に短い時間以内で生じ
た場合に、中心の容積58内のニコチン混合物の
濃度はある程度まで減ぜられたまゝであろう。か
くして、2回目の空気の一吸い内へ蒸発されたニ
コチン混合物の量は1回目の一吸いの対応した量
より少ない傾向がある。これ等の一吸い相互間の
比較的に短い時間間隔で1連の繰返えされた一吸
いがこの装置を通して行われた場合、空気中に放
出されるニコチン混合物の濃度はしたがつて各の
引続いた一吸いごとに漸減されるであろう。その
結果、所定時間以内で第3図のシガーレツトを通
して吸込むことで使用者が受領するニコチンの量
は制限される。この配列は使用者の人体内へ吸収
されるニコチンの量が有害なレベルにまで蓄積さ
れないことを確実ならしめるのに使用されること
ができる。
使用者がこの装置での1連の一吸いを終了して
長時間の間装置10を使用せずにいる場合、吸収
部材56内の中心容積58は、吸収部材内のニコ
チン混合物の濃度が吸収部材の全容積にわたり等
化する傾向を有しているので、ニコチン混合物を
再充填されるであろう。かくして、十分な時間の
経過後に、使用者がこのシガーレツトを通して次
の一吸いを吸つた場合、第2の1連の中の1回目
の一吸い中に含くまれるニコチンは第1の1連の
中の1回目の一吸いで提供された濃度に近似する
であろう。このようにして、この装置は吸収部材
56内に比較的に多量のニコチン混合物を提供さ
れ、その結果、このシガーレツトが使い切るまで
比較的に長時間にわたり多数回の1服をまねて使
用されると同時に任意の1服内で使用者が過大な
量のニコチンを取り入れないようにされている。
第3図に図示されている装置のこの制御された
濃度順列特色は第4図にグラフ的に図示されてい
る。第4図において、水平軸は時間を代表し、ま
た垂直軸はシガーレツトを通される空気の任意の
1吸い中に吸収されるニコチンの量を代表してい
る。このグラフが示しているように、比較的に短
い時間にわたるシガーレツトに対する1連の吸込
みにおいて、各の吸込みごとにニコチンの量が漸
減し、それにより1本の従来のシガーレツトに似
せた喫煙以内で吸込まれるニコチンの全量が制限
される。次でこの装置が再飽和期間を与えられて
その期間の間空気が吸込まれない場合は、次の1
連の吸込みでニコチンのほゞ同じ全量が得られ、
それにより2本目の従来のシガーレツトの凝似喫
煙が得られるであろう。
各の1吸いで提供されるニコチン吸収量の特定
の順列の媒介変数は装置10の構造のための適当
な寸法を選択することで調節される。中心の通路
50の長さと直径、ニコチン混合物での吸収部材
56の含浸の程度、および吸収部材56のため使
用される材料の多孔度または飽和平衡率の全ては
1連の1吸い内の与えられた1吸いで得られるニ
コチンの量と、中央の容積58の再飽和に必要と
される時間とに影響を与える。さらにその上に、
中央の容積58はシガーレツト10のこの実施例
の調整特色をさらに制御するため吸収部材56の
残部とは異つた多孔度を有する材料から製造され
ることができる。
第5図には本発明の第4の実施例が断面による
側面図で示されている。第5図に示されている装
置10は第3図に図示されている装置に類似し且
つ第3図の装置と同様に容器12と、第1と第2
のテーパー側壁46および52と、中心の通路5
0とを含んでいる。だが、本実施例では環状の分
割体64をさらに備えている。この環状分割体は
外周面において容器12の内側の壁に結合されま
た内側面において中心通路50と合致している。
第1の吸収部材66が環状分割体64の一方の側
に配置され、また第2の吸収部材68が前記分割
体の他方の側に同様に配置されている。このよう
にして、第5図の装置内に2つの別個な吸収区域
が提供される。ある組合わせにおいて、考えられ
る所では、シガーレツト内に利用されるニコチン
混合物に付加される各種の成分は互いに相容れな
いかもしれない。たとえば、互いに異なる成分は
化学的に反応して好ましからぬ副生成物を生成す
るかもしれず、あるいは多数の成分が異なつた蒸
発率を有し、その結果これ等の成分が組合わされ
る場合、上記成分の1つの適当な量は適当には蒸
発されないかもしれない。環状の分割体64と2
つの吸収部材66および68を配備することで、
第5図に図示されている装置はこの種の互いに相
容れない混合物の使用を可能ならしめるのに適当
した調節を提供する。この種の互いに相容れない
混合物のためのこの装置10の調節の一方法は第
2の吸収部材68の材料とは異つた多孔度を有し
ている材料から作くられた第1の吸収部材66を
提供することである。かくして、たとえば、第2
の吸収部材68内に配置されるべき混合物が第1
の吸収部材66内に配置されるべき混合物よりも
かなり低い蒸発率を有している場合には、第2の
吸収部材68は、内部の混合物が中心通路50を
通つて吸込まれる空気中にきわめて容易に蒸発で
きるように高度の多孔性を有する材料から構成さ
れることができる。
装置10の構造はまた第2の調節手段を提供す
るようにも配列されている。
同じ条件、すなわち、第2吸収部材68内の混
合物が比較的に低い蒸発率を有していると仮定し
て、前記中心通路の吸込口54に比較的に近くま
た出口48からは比較的に遠く、環状分割体64
が配置されることができる。このようにして、第
2吸収部材68に露出される中心通路50の表面
積は第1の吸収部材66に露出される中心通路5
0の表面積より大となる。その結果、このシガー
レツトで1吸いが行われた場合、第2の吸収部材
68内の比較的に多量の混合物が前記中心通路を
通り抜ける空気流に露出され、それにより、吸収
される第1と第2の混合物の全体の量を互いに等
化する。
当業者には理解されるであろうが、第3図にて
開示されている実施例に関連して述べられた自動
調整の特色はまた第5図に図示されている実施例
にも当てはまる。
以上において本発明の代表的実施例が開示され
たが本発明の装置および方法の多数の変更および
代りとなる他の実施例はこの説明で当業者には明
らかであろう。したがつてこの記載は例示のみで
あると解釈されるべきであり、また本発明の装置
を構成し且つ本発明の方法を実施する仕方を当業
者に教示する目的で提供されている。本文に図示
され且つ記載されている本発明の形式が現在好ま
しい実施例であると考えられるべきであると理解
されるべきである。本発明の部分の形状、大き
さ、および配列の各種の変化は本発明の範囲を逸
脱することなくなされ得ることは当業者には明ら
かに認識されるであろう。たとえば、本文に開示
されている要素に相当した要素が代用されてよ
く、また各部分または連結が逆にされあるいは互
換されてもよく、また本発明のある種の特色はそ
の他の特色の使用とは係りなく利用されてよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にしたがつて構成された不燃性
のシガーレツトの一実施例を示した縦断面による
側面図、第2図は本発明にしたがつて構成された
不燃性のシガーレツトの第2の実施例を示した縦
断面による側面図、第3図は本発明にしたがつて
構成された不燃性のシガーレツトの第3の実施例
を示した縦断面による側面図、第4図は第3図に
図示されている装置を用いることで得られる吸込
まれた蒸気の代表的な濃度の順列を示したグラ
フ、第5図は本発明にしたがつて構成された不燃
性シガーレツトの第4の実施例を示した、縦断面
による側面図である。 10……模擬喫煙装置(不燃性のシガーレツ
ト)、12……容器、14……吸収部材、16…
…口端部、18……吸込み端部、20……バン
ド、22,24……部材端部、26……内壁、2
8……管状通路、30,32……密封用フラツ
プ、34,36……着座部、42,44……防湿
用プラグ、46,52……テーパー状非多孔質側
壁、48……出口、50……中心通路、54……
吸込み端部、56……吸収部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 貫通通路を画定する容器と、この容器内に配
    置されて前記通路と連通する吸収部材と、この吸
    収部材内に配置されたニコチン含有材料と、上記
    吸収部材と連通した前記通路内の狭隘部とを含
    み、前記通路を流れる空気がこの狭隘部を通る際
    にベンチユリ効果によつて圧力が低下されるよう
    になつており、使用者により前記通路を通して吸
    込まれる空気中に前記狭隘部において前記ニコチ
    ン含有材料から蒸気が放出されるようにされて成
    る模擬喫煙装置。 2 特許請求の範囲第1項記載の模擬喫煙装置に
    おいて、前記ニコチン含有材料が、ニコチン(d)、
    ニコチン(l)、ニコチン(dl)、ニコチン塩および
    ニコチンエステルから成るグループから選択され
    た模擬喫煙装置。 3 特許請求の範囲第1項記載の模擬喫煙装置に
    おいて、前記ニコチン含有材料がニコチン含有材
    料の風味付けとPH調節とのための成分を含んで成
    る模擬喫煙装置。 4 特許請求の範囲第3項記載の模擬喫煙装置に
    おいて、前記風味付け成分がオレンジ風味、レモ
    ン風味、メントール、スペアミント風味、ペパー
    ミント風味およびシナモン風味とから成るグルー
    プから選択されて成る模擬喫煙装置。 5 特許請求の範囲第1項記載の模擬喫煙装置に
    おいて、前記ニコチン含有材料がさらに水を含ん
    で、使用者の口に対する前記模擬喫煙装置の乾燥
    効果を軽減するため前記蒸気を湿潤するようにさ
    れて成る模擬喫煙装置。 6 特許請求の範囲第1項記載の模擬喫煙装置に
    おいて、前記容器が円筒形状のもので、従来の模
    擬喫煙装置の外観に類似するように選択された外
    径と長さとを有して成る模擬喫煙装置。 7 特許請求の範囲第6項記載の模擬喫煙装置に
    おいて、前記吸収部材がさらに吸収剤円筒体を含
    み、この円筒体が前記容器の内径に対応した外径
    を有して成る模擬喫煙装置。 8 特許請求の範囲第6項記載の模擬喫煙装置に
    おいて、前記吸収部材が前記円筒状容器の両端部
    から引込まされ、それにより前記部材と、この装
    置を通して空気を吸込む使用者の口部との間の接
    触を防止するようにされて成る模擬喫煙装置。 9 特許請求の範囲第6項記載の模擬喫煙装置に
    おいて、前記通路が、第1の截頭円錐形の側壁に
    境され且つ前記容器の第1の端部から内方にテー
    パーになつた第1のテーパー部分と、第2の截頭
    円錐形の側壁に境され且つ前記容器の第2の端部
    から内方にテーパーになつた第2のテーパー部分
    と、前記吸収部材により画定された側壁を有し
    て、前記第1の部分と前記第2の部分との間を連
    通する中央の円筒状部分とをさらに含んで成る模
    擬喫煙装置。 10 特許請求の範囲第9項記載の模擬喫煙装置
    において、前記中央部分の直径と長さが前記ニコ
    チン含有材料から予定の蒸気放出率を提供するよ
    うに選択されて成る模擬喫煙装置。 11 特許請求の範囲第9項記載の模擬喫煙装置
    において、前記容器と前記中央部分との間に環状
    の分割体が配置され、また前記吸収部材がさら
    に、前記容器と、前記第1の側壁と、前記中央部
    分と、前記分割体とにより画定される容積内に配
    置される第1の吸収部材と、前記容器と、前記第
    2側壁と、前記中央部分と、前記分割体とにより
    画定される容積内に配置される第2の吸収部材と
    をさらに含み、それにより前記第1と第2の吸収
    部材が互いに相容れない特性を有する1対のニコ
    チン含有材料を本装置内に包含させるようにされ
    て成る模擬喫煙装置。 12 特許請求の範囲第11項記載の模擬喫煙装
    置において、前記分割体が、前記通路に露出され
    る前記第1と第2の吸収部材の表面積の相対的量
    を制御し、それにより前記第1と第2の吸収部材
    から放出される相対的な蒸気量を制御するように
    前記円筒体内に長手方向に位置決めされて成る模
    擬喫煙装置。 13 特許請求の範囲第11項記載の模擬喫煙装
    置において、前記第1と第2の吸収部材が、これ
    らの相対的多孔度が前記第1と第2の部材から放
    出される蒸気の相対的量を制御するように選択さ
    れているものである模擬喫煙装置。 14 加熱せずに又は燃焼させずに使用するよう
    になつた模擬喫煙装置において、貫通通路を画定
    する容器と、前記容器内に配置されて前記貫通通
    路と連通する蒸発可能なニコチンの源と、このニ
    コチンの源と連通した前記貫通通路内の狭隘部と
    を含み、前記貫通通路を流れる空気がこの狭隘部
    を通る際にベンチユリ効果によつて圧力が低下さ
    れるようになつており、また、前記喫煙装置を使
    用していない間に前記ニコチンの蒸発を防ぐため
    の手段を有し、使用時に、周囲温度及び圧力にお
    いて、使用者によつて前記貫通通路を通して吸込
    まれた空気中に前記狭隘部においてニコチンが放
    出されるようになつていることを特徴とする模擬
    喫煙装置。 15 特許請求の範囲第14項記載の模擬喫煙装
    置において、前記ニコチンの源が、ニコチン(l)、
    ニコチン(d)、ニコチン(dl)、ニコチン塩及びニ
    コチンエステルから成るグループから選択された
    ニコチン材料が内部に吸収されている吸収材料を
    含んでいる模擬喫煙装置。 16 特許請求の範囲第14項記載の模擬喫煙装
    置において、前記ニコチンがPHを調節されたもの
    である模擬喫煙装置。
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