JP2013520853A - 直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定方法及び装置 - Google Patents

直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定方法及び装置 Download PDF

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Abstract

本発明は直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定方法及び装置を開示している。直交周波数分割多重化システムの帯域幅内の物理リソースブロックをグループに分けるステップAと、分けられたグループから少なくとも一つのグループを抽出してチャネル推定を行い、チャネル係数を取得し、その中、抽出したグループ数を総グループ数より少なくするステップBと、取得したチャネル係数を利用し、マルチ入力マルチ出力(MIMO)復調を完了するステップCと、グループのチャネル推定が完了したかどうかを判断し、完了であれば、終了し、さもなければ、ステップBに戻すステップDとを含む。前記装置は直交周波数分割多重化システムの帯域幅内の物理リソースブロック(PRB)をいくつかのグループに分け、次に各グループのリソースブロックに対して、順次単独にチャネル推定処理を行い、記憶の共有を実現するようにすることで、記憶量を節約する。
【選択図】図1

Description

本発明はチャネル推定技術に関し、特に直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定方法及び装置に関する。
無線通信システムにおいて、チャネル推定が不可欠である。レシーバーエンドで、信号検出や各種のパラメーターの測定ともまずチャネルを相応に推定する必要があり、次に推定したチャネル係数を利用して信号検出等の操作を行う。3GPP(3rd Generation Partnership Project、第3世代(3G)移動体通信システムの標準化プロジェクト)LTE(Long Term Evolution、長期的な進化)システムにおいて、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、直交周波数分割多元接続)技術を採用し、このため、時間領域と周波数領域のチャネルを推定する必要がある。
OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、直交周波数分割多重)システムチャネル推定は理論上で2次元のウイナー推定器を最適推定器とし、且つ推定器でOFDMシステムにおけるすべてのサブ搬送波に対してチャネル推定を行える。
現在、通常に利用するLTE端末のチャネル推定方法は主に二種類がある:
一、時間領域補間が先行し、周波数領域補間が後続する方法であり、各OFDM符号のチャネル推定について、3倍のアップサンプリングの周波数領域補間によって動的計算でき、この方法は周波数領域補間の回数が多すぎるので、計算上の複雑度が非常に高くなることを引き起こす。
二、周波数領域補間が先行し、時間領域補間が後続する方法であり、RS(reference signal、参照信号)を含むOFDM符号について、6倍のアップサンプリング周波数領域補間の方法を採用でき、且つ補間の結果を利用して、RSを含まないOFDM符号におけるチャネル推定を計算する。この方法の欠陥は一方、周波数領域補間の結果を保存することが必要となるので、記憶量が多く、他方、周波数領域補間が6倍のアップサンプリングの方法を採用し、特に周波数の選択性が強いチャネルの条件下で、チャネル推定性能の損失が大きくなることにある。
発明内容
本発明の目的の一つは直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定方法及び装置を提供し、記憶の共有を実現でき、記憶量を節約することにある。
上記目的を実現するために、本発明の技術案はこのように実現される:
本発明は直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定方法を提供し、
直交周波数分割多重化システムの帯域幅内の物理リソースブロックをグループに分けるステップAと、
分けられたグループから少なくとも一つのグループを抽出してチャネル推定を行い、チャネル係数を取得し、その中、抽出したグループ数を総グループ数より少なくするステップBと、
取得したチャネル係数を利用し、マルチ入力マルチ出力(MIMO)復調を完了するステップCと、
グループのチャネル推定が完了したかどうかを判断し、完了であれば、終了し、さもなければ、ステップBに戻すステップDとを含む。
前記チャネル推定は、
参照信号箇所のチャネル係数を推定するステップと、
第一回の時間領域補間を行い、参照信号を含む直交周波数分割多重(OFDM)符号における参照信号の密度を1/3に変え、参照信号を含むOFDM符号におけるリソース要素のチャネル係数を計算するステップと、
参照信号を含むOFDM符号に対して、3倍のアップサンプリング周波数領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を取得するステップと、
第二回の時間領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を利用し、参照信号を含まないOFDM符号のチャネル係数を計算することで、すべてのOFDM符号におけるチャネル係数を取得するステップとを含む。
前記リソース要素のチャネル係数の計算は、
リソース要素の情報を区別し、且つリソース要素の情報に基づき、リソース要素のチャネル係数を計算するステップを含む。
前記チャネル推定は計算式
によって行われ、
前記
で、
で、
であり、
は単一のサブフレーム内のOFDM符号の数であり、
は修正する前の現在のサブフレームのOFDM符号における第k番目のサブ搬送波のチャネル推定値を表し、
は修正した後の現在のサブフレームのOFDM符号における第k番目のサブ搬送波のチャネル推定値を表し、iは現在のサブフレームを表し、i−1は一つ前のサブフレームを表し、kはサブ搬送波の配列位置である。
前記リソース要素の情報を区別し、且つリソース要素の情報に基づきリソース要素のチャネル係数を計算するステップは、
現在のサブフレーム内の第一番目のOFDM符号におけるリソース要素であるかどうかを判断し、
そうであれば、リソース要素の一つ前のサブフレームがダウンリンクサブフレームであるかどうかを判断し、ダウンリンクサブフレームであれば、前記リソース要素の一つ前のリソース要素及び一つ後ろのリソース要素のチャネル係数を利用し、前記リソース要素のチャネル係数を線状補間し、ダウンリンクサブフレームでなければ、前記リソース要素の後の二つのリソース要素のチャネル係数を利用し、線状予測して取得し、
現在のサブフレーム内の第一番目のOFDM符号におけるリソース要素でなければ、前記リソース要素の一つ前のリソース要素及び一つ後ろのリソース要素のチャネル係数を利用し、前記リソース要素のチャネル係数を線状補間することを含む。
前記チャネル推定は、
参照信号箇所のチャネル係数を推定するステップと、
参照信号を含むOFDM符号に対して、6倍のアップサンプリング周波数領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を取得するステップと、
第一回の時間領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を修正するステップと、
第二回の時間領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を利用して、参照信号を含まないOFDM符号のチャネル係数を計算することで、すべてのOFDM符号におけるチャネル係数を取得するステップとを含む。
本発明は更に直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定装置を提供し、
直交周波数分割多重化システムの帯域幅内の物理リソースブロックをグループに分けるグループ分けモジュールと、
分けられたグループから少なくとも一つのグループを抽出してチャネル推定を行い、チャネル係数を取得し、その中、抽出したグループ数を総グループ数より少なくする抽出推定モジュールと、
取得したチャネル係数を利用し、MIMO復調を完了するチェックモジュールと、
グループへのチャネル推定が完了したかどうかを判断し、チャネル推定が未完了の時、抽出推定モジュールに引き続きグループを抽出してチャネル推定を行うように通知する判断モジュールとを含む。
前記抽出推定モジュールは、
参照信号箇所のチャネル係数を推定する第一推定ユニットと、
第一回の時間領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号における参照信号の密度を1/3に変え、参照信号を含むOFDM符号におけるリソース要素のチャネル係数を計算する第一時間領域補間ユニットと、
参照信号を含むOFDM符号に対して、3倍のアップサンプリングの周波数領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を取得する第一周波数領域補間ユニットと、
第二回の時間領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を利用し、参照信号を含まないOFDM符号のチャネル係数を計算することで、すべてのOFDM符号におけるチャネル係数を取得する第二時間領域補間ユニットとを含む。
前記第一時間領域補間ユニットは、
現在のサブフレーム内の第一番目のOFDM符号におけるリソース要素であるかどうかを判断する第一判断サブユニットと、
現在のサブフレーム内の第一番目のOFDM符号におけるリソース要素の一つ前のサブフレームがダウンリンクサブフレームであるかどうかを判断する第二判断サブユニットと、
前記リソース要素の一つ前のリソース要素及び一つ後ろのリソース要素のチャネル係数を利用し、前記リソース要素のチャネル係数を線状補間する第一計算サブユニットと、
前記リソース要素の後の二つのリソース要素のチャネル係数を利用し、線状測定して取得する第二計算サブユニットとを含むことを特徴とする。
前記抽出推定モジュールは、
参照信号箇所のチャネル係数を推定する第二推定ユニットと、
参照信号を含むOFDM符号に対して、6倍のアップサンプリング周波数領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を取得する第二周波数領域補間ユニットと、
第一回の時間領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を修正する第三時間領域補間ユニットと、
第二回の時間領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を利用し、参照信号を含まないOFDM符号におけるチャネル係数を計算することで、すべてのOFDM符号におけるチャネル係数を取得する第四時間領域補間ユニットとを含む。
本発明による直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定方法及び装置はまず直交周波数分割多重化システムの帯域幅内の物理リソースブロックをグループに分け、次に各グループのリソースブロックに対して、順次単独にチャネル推定処理を行い、記憶の共有を実現するようにすることで、記憶量を節約することになる。
図1は本発明の一つの実施例中の直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定方法のステップフロー模式図である。 図2は本発明のもう一つの実施例におけるチャネル推定方法のステップフロー模式図である。 図3は本発明のもう一つの実施例の一つの実施形態におけるリソース要素のチャネル係数計算のステップフロー模式図である。 図4は本発明のもう一つの実施例における第一回の時間領域補間模式図である。 図5は本発明のまた一つの実施例におけるチャネル推定方法のステップフロー模式図である。 図6は本発明のまた一つの実施例における第一回の時間領域補間模式図である。 図7は本発明の一つの実施例中の直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定装置の構造模式図である。 図8は本発明のもう一つの実施例における抽出推定モジュールの構造模式図である。 図9は本発明のまた一つの実施例中の抽出推定モジュールの構造模式図である。 図10は本発明のまた一つの実施例の直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定装置である。
本発明の目的の達成、機能の特徴及びメリットについては、実施例を結びつけ、図面を参照しながら、更に説明する。
本発明による直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定方法及び装置はまず直交周波数分割多重化システムの帯域幅内の物理リソースブロック(PRB)をいくつかのグループに分け、次に各グループの物理リソースブロックに対して順次単独にチャネル推定処理を行い、記憶の共有を達成することで、記憶量を節約する。また、各グループの物理リソースブロックチャネル推定の方法について、一方、参照信号(RS)を含むOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、直交周波数分割多重技術)符号のチャネル推定結果を最適化することによって、チャネル推定の性能を保証し、他方、参照信号を含むOFDM符号に対して、周波数領域補間を行い、周波数領域補間の回数を減少させることで、計算の複雑度を減少させる。
図1を参照し、本発明の一つの実施例である直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定方法を提供し、
直交周波数分割多重化システムの帯域幅内の物理リソースブロックをグループに分けるステップS10と、
分けられたグループから少なくとも一つのグループを抽出してチャネル推定を行い、チャネル係数を取得し、その中、抽出したグループ数を総グループ数より少なくするステップS11と、
取得したチャネル係数を利用し、MIMO復調を完了するステップS12と、
グループへのチャネル推定が完了したかどうかを判断し、完了であれば、終了し、さもなければ、ステップS11に戻すステップS13とを含む。
ステップS10に記載するように、直交周波数分割多重化システムの帯域幅がN個の物理リソースブロックを含み、該N個の物理リソースブロックを均一にMグループに分け、各グループがK個の連続した物理リソースブロックを含み、ただし、N=M*Kであるように設定することができる。しかも、Mグループの物理リソースブロックを順次に1、2、…、Mのように番号をつける。
ステップS11に記載するように、順次に各グループの物理リソースブロックに対してそれぞれチャネル推定を行い、チャネル係数を取得可能である。チャネル推定を行う時、まず上記グループの中から少なくとも一つのグループを抽出し、チャネル係数を計算してもよい。チャネル推定が完了した後、グループのチャネル推定が全部完了するまで、更に他の物理リソースブロックグループを抽出してチャネル推定を行う。そして毎回抽出するグループ数を総グループ数(M)より少なくする。例えば、まずグループ1〜M中の第Iグループを抽出してチャネル推定を行い、完了した後、更に第I+1グループを抽出して行い、このようにして順次にグループ1〜Mまでのチャネル推定を完了してもよい。ここのチャネル推定は採用したチャネル推定方法に対して如何なる制限もない。
ステップS12に記載するように、毎回チャネル推定を行った後、取得したチャネル係数を利用してMIMO(Multiple−Input Multiple−Out−put、マルチ入力マルチ出力)復調を行い、その後、該チャネル係数を放棄する。
ステップS13に記載するように、一回のチャネル推定を完了し、チャネル係数を取得し、且つMIMO復調をした後、すべてのグループのチャネル推定が全部完了したかどうかを判断し、全部完了したら、終了し、さもなければ、引き続いてグループのチャネル推定(ステップS11に戻す)を行い、チャネル推定が全部完了するまで、ステップS11とS12を循環して行う。
本実施例の直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定方法は直交周波数分割多重化システムの帯域幅内の物理リソースブロックをグループに分け、更に各グループの物理リソースブロックに対して、順次単独にチャネル推定処理を行い、記憶の共有を達成することで、記憶量を節約する。
図2を参照しながら、本発明のもう一つの実施例である直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定方法を提供する。その中、上記ステップS11におけるチャネル推定は、
参照信号箇所のチャネル係数を推定するステップS110と、
第一回の時間領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号における参照信号の密度を1/3に変え、参照信号を含むOFDM符号におけるリソース要素のチャネル係数を計算するステップS111と、
参照信号を含むOFDM符号に対して3倍のアップサンプリングの周波数領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を取得するステップS112と、
第二回の時間領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を利用し、参照信号を含まないOFDM符号のチャネル係数を計算し、すべてのOFDM符号におけるチャネル係数を取得するステップS113とを含む。
ステップS110に記載するように、まず参照信号(RS)箇所のチャネル係数を推定する必要がある。
ステップS111に記載するように、第一回の時間領域補間過程において、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数だけ計算する。
図3を参照し、本実施例の一つの実施形態において、上記リソース要素のチャネル係数の計算は、
現在のサブフレーム内の第一番目のOFDM符号におけるリソース要素であるかどうかを判断し、そうであれば、ステップS1111を行い、さもなければ、ステップS1112を行うステップS1110と、
リソース要素の一つ前のサブフレームがダウンリンクサブフレームであるかどうかを判断し、そうであれば、ステップS1112を行い、さもなければ、ステップS1113を行うステップS1111と、
上記リソース要素の一つ前のリソース要素及び一つ後ろのリソース要素のチャネル係数を利用し、上記リソース要素のチャネル係数を線状補間するステップS1112と、
上記リソース要素の後の二つのリソース要素のチャネル係数を利用し、線状予測して取得するステップS1113とを含む。
リソース要素のチャネル係数を計算する時、まずリソース要素の情報を区別し、次にリソース要素の情報に基づき、リソース要素のチャネル係数を計算してもよい。上記情報は現在のサブフレーム内の第一番目のOFDM符号におけるリソース要素であるかどうか及び一つ前のサブフレームがダウンリンクサブフレームであるかどうか等を含んでもよい。
図4を参照し、第一回の時間領域補間は0#、4#、7#及び11#のOFDM符号におけるリソース要素(RE)のチャネル係数を計算する必要があり、図4における斜線で示す部分の通りである。斜線充填部分を含む現在のサブフレームの一つ前のサブフレームがダウンリンクサブフレームであれば、時間領域補間過程は図4の実線で示すように、矢印開始位置(R91とR92、又はR31とR32)箇所の参照信号のチャネル係数を利用し、矢印が指向するリソース要素箇所のチャネル係数を線状補間する。一つ前のサブフレームがダウンリンクサブフレームではなければ、0#のOFDM符号のチャネル係数は点線矢印開始位置(R92とR93、又はR32とR33)箇所の参照信号のチャネル係数を利用し、線状予測して取得される必要となり、他のリソース要素のチャネル係数の計算は一つ前のサブフレームがダウンリンクフレームである時と一致する。
ステップS112に示すように、参照信号を含むOFDM符号によって3倍のアップサンプリングの周波数領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を取得する。該サンプリングはFIR(Finite Impulse Response、有限インパルス応答)フィルタ、或はIFFT(Inverse Fast Fourier Transform、逆高速フーリエ変換)/ FFT(Fast Fourier Transform、高速フーリエ変換)補間を採用して実現できる。
ステップS113に記載するように、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を取得した後、次に第二回の時間領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を利用し、参照信号を含まないOFDM符号におけるチャネル係数を計算することで、すべてのOFDM符号におけるチャネル係数を取得する。
上記時間領域或は周波数領域補間はLTE(Long Term Evolution、長期的な進化)プロトコルの規定を参考にして行うことができる。
本実施例による直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定方法は参照信号を含むOFDM符号のチャネル推定結果を最適化することで、チャネル推定の性能を保証する。
図5を参照し、本発明のもう一つの実施例である直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定方法を提供する。その中、上記チャネル推定は、
参照信号箇所のチャネル係数を推定するステップS120と、
参照信号を含むOFDM符号に対して、6倍のアップサンプリングの周波数領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を取得するステップS121と、
第一回の時間領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を修正するステップS122と、
第二回の時間領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を利用し、参照信号を含まないOFDM符号におけるチャネル係数を計算することで、すべてのOFDM符号におけるチャネル係数を取得するステップS123とを含む。
ステップS120に記載するように、まず参照信号(RS)箇所のチャネル係数を推定する必要がある。
ステップS121に記載するように、参照信号を含むOFDM符号に対して、6倍のアップサンプリング周波数領域補間を行うことで、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を取得する。該サンプリングはFIRフィルタ或はIFFT/FFT補間を採用して実現可能である。
ステップS122に記載するように、参照信号を含むOFDM符号における周波数領域補間結果を取得した後、第一回の時間領域補間を開始し、参照信号を含む(0#、4#、7#及び11#)OFDM符号におけるチャネル係数を修正する。
図6を参照し、現在のサブフレーム0#のOFDM符号のチャネル推定を修正する時、一つ前のサブフレームがダウンリンクサブフレームであれば、一つ前のサブフレーム11#のOFDM符号と現在のサブフレーム4#のOFDM符号を利用し、現在のサブフレーム0#のOFDM符号を線状補間し、更に現在のサブフレーム0#のOFDM符号自身のチャネル推定を加算する。一つ前のサブフレームがダウンリンクサブフレームでなければ、現在のサブフレーム4#のOFDM符号と現在のサブフレーム11#のOFDM符号を利用し、現在のサブフレーム0#のOFDM符号を線状補間し、更に現在のサブフレーム0#のOFDM符号自身のチャネル推定を加算する。計算式
の通りであり、ただし、
であり、
であり、
であり、
は単独のサブフレーム内のOFDM符号の数であり、
は修正する前の現在のサブフレームl’#のOFDM符号の第k番目のサブ搬送波のチャネル推定値を表し、
は修正した後の現在のサブフレームl#のOFDM符号の第k番目のサブ搬送波のチャネル推定値を表し、iは現在のサブフレームを表し、i−1は一つ前のサブフレームを表し、kはサブ搬送波の配列位置を表し、ここは0#のOFDM符号の第k番目のサブ搬送波である。
一つ前のサブフレームがダウンリンクサブフレームであれば、l=−3、l=0、l=4と設定し、計算式(1)に入れ、チャネル係数を計算する。
一つ前のサブフレームがダウンリンクサブフレームでなければ、l=11、l=0、l=4と設定し、計算式(1)に入れ、チャネル係数を計算する。
現在のサブフレーム4#のOFDM符号のチャネル推定を修正する時、現在のサブフレーム7#のOFDM符号と現在のサブフレーム0#のOFDM符号を利用し、現在のサブフレーム4#のOFDM符号を線状補間でき、更に現在のサブフレーム4#のOFDM符号自身のチャネル推定を加算し、即ちk=4となる。計算式(1)でチャネル係数を計算でき、l=0、l=4、l=7と設定し、計算式(1)に入れ、計算する。
現在のサブフレーム7#のOFDM符号のチャネル推定を修正する時、現在のサブフレーム4#のOFDM符号と現在のサブフレーム11#のOFDM符号を利用し、現在のサブフレーム7#のOFDM符号を線状補間でき、更に現在のサブフレーム7#のOFDM符号自身のチャネル推定を加算し、即ちk=7となる。計算式(1)でチャネル係数を計算でき、l=4、l=7、l=11と設定し、計算式(1)に入れ、計算する。
現在のサブフレーム11#のOFDM符号のチャネル推定を修正する時、現在のサブフレーム7#のOFDM符号と一つ後ろのサブフレーム0#のOFDM符号を利用し、現在のサブフレーム11#のOFDM符号を線状補間でき、更に現在のサブフレーム11#のOFDM符号自身のチャネル推定を加算し、即ちk=11となる。計算式(1)を使用し、チャネル係数を計算でき、l=7、l=11、l=14と設定し、計算式(1)に入れ、計算する。
一つ後ろのサブフレーム0#のOFDM符号のチャネル推定を修正する時、現在のサブフレーム11#のOFDM符号と一つ後ろのサブフレーム4#のOFDM符号を利用し、一つ後ろのサブフレーム0#のOFDM符号を線状補間でき、更に一つ後ろのサブフレーム0#のOFDM符号自身のチャネル推定を加算する。計算式(1)を使用し、チャネル係数を計算でき、l=11、l=14、l=18と設定し、計算式(1)に入れ、計算する。
ステップS123に記載するように、第一回の時間領域補間を完了した後、第二回の時間領域補間を開始し、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を利用し、参照信号を含まないOFDM符号におけるチャネル係数を計算することで、すべてのOFDM符号におけるチャネル係数を取得できる。
本実施例による直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定方法は参照信号を含むOFDM符号だけ、周波数領域補間を行うことで、周波数領域補間の回数を減少させ、それにより、計算の複雑度を減少させる。
図7を参照し、本発明の一実施例である直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定装置20を提供し、
直交周波数分割多重化システムの帯域幅内の物理リソースブロックをグループに分けるグループ分けモジュール21と、
分けられたグループから少なくとも一つのグループを抽出してチャネル推定を行い、チャネル係数を取得し、その中、抽出したグループ数を総グループ数より少なくする抽出推定モジュール22と、
抽出推定モジュール22が取得したチャネル係数を利用し、MIMO復調を完了するチェックモジュール23と、
グループへのチャネル推定が完了したかどうかを判断し、チャネル推定が未完了の時、抽出推定モジュール22に引き続いてグループを抽出し、チャネル推定を行うように通知する判断モジュール24とを含む。
上記グループ分けモジュール21は直交周波数分割多重化システムの帯域幅がN個の物理リソースブロックを含み、該N個の物理リソースブロックをMグループに等分し、各グループがK個の連続する物理リソースブロックを含み、その中にN=M*Kであると設定できる。且つMグループのリソースブロックを順次に1、2、…、Mのように番号をつける。
上記抽出推定モジュール22は順次に各グループの物理リソースブロックに対して、それぞれチャネル推定を行い、チャネル係数を取得する。チャネル推定を行う時、まず上記グループ中から少なくとも一つのグループを抽出してチャネル係数を計算し、チャネル推定が完了した後、次に他の物理リソースブロックグループを抽出し、グループのチャネル推定が全部完了するまでチャネル推定を行う。しかも毎回抽出するグループ数を総グループ数(M)より小さくする。例えば、まずグループ1〜M中の第Iグループを抽出してチャネル推定を行い、完了した後、次に第I+1グループを抽出して行い、このように順次にグループ1〜Mまでのチャネル推定を完了する。ここのチャネル推定は使用するチャネル推定方法にいかなる制限もない。
上記チェックモジュール23は毎回チャネル推定を行った後、抽出推定モジュール22が取得したチャネル係数を利用し、MIMO(Multiple−Input Multiple−Out−put、マルチ入力マルチ出力)復調を完了できる。
上記判断モジュール24は一回のチャネル推定を完了し、チャネル係数を獲得し、且つMIMO復調をした後、すべてのグループのチャネル推定が全部完了したかどうかを判断し、全部完了すれば、終了し、さもなければ、引き続いてグループのチャネル推定を行い、チャネル推定が全部終了するまでチャネル推定及びチェックを循環して行う。
本実施例の直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定装置20は直交周波数分割多重化システムの帯域幅内の物理リソースブロックをいくつかのグループに分け、次に各グループの物理リソースブロック対して、順次単独にチャネル推定処理を行い、記憶の共有を達成することで、記憶量を節約する。
図8を参照し、本発明のもう一つの実施例である直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定装置20を提供し、上記抽出推定モジュール22は、
参照信号箇所のチャネル係数を推定する第一推定ユニット221と、
第一回の時間領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号における参照信号の密度を1/3に変え、参照信号を含むOFDM符号におけるリソース要素のチャネル係数を計算する第一時間領域補間ユニット222と、
参照信号を含むOFDM符号に対して3倍のアップサンプリングの周波数領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を取得する第一周波数領域補間ユニット223と、
第二回の時間領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を利用し、参照信号を含まないOFDM符号のチャネル係数を計算することで、すべてのOFDM符号におけるチャネル係数を取得する第二時間領域補間ユニット224とを含む。
上記第一推定ユニット221は参照信号(RS)箇所のチャネル係数を推定する必要がある。
上記第一時間領域補間ユニット222は第一回の時間領域補間過程に、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を計算する。
図9を参照し、上記第一時間領域補間ユニット222は第一判断サブユニット2221、第二判断サブユニット2222、第一計算サブユニット2223及び第二計算サブユニット2224を含んでもよく、該第一判断サブユニット2221は現在のサブフレーム内の第一番目のOFDM符号におけるリソース要素であるかどうかを判断し、該第二判断サブユニット2222は現在のサブフレーム内の第一番目のOFDM符号におけるリソース要素の一つ前のサブフレームがダウンリンクサブフレームであるかどうかを判断し、該第一計算サブユニット2223は上記リソース要素の一つ前のリソース要素及び一つ後ろのリソース要素のチャネル係数を利用し、上記リソース要素のチャネル係数を線状補間し、該第二計算サブユニット2224は上記リソース要素の後の二つのリソース要素のチャネル係数を利用し、線状予測して取得する。
まず第一判断サブユニット2221によって、計算するリソース要素が現在のサブフレーム内の第一番目のOFDM符号におけるリソース要素であるかどうかを判断でき、そうであれば、更に第二判断サブユニット2222を利用し、リソース要素の一つ前のサブフレームがダウンリンクサブフレームであるかどうかを判断し、さもなければ、第一計算サブユニット2223によって、上記リソース要素の一つ前のリソース要素及び一つ後ろのリソース要素のチャネル係数を利用し、上記リソース要素のチャネル係数を線状補間し、上記リソース要素の一つ前のサブフレームがダウンリンクサブフレームであると、第一計算サブユニット2223によって、上記リソース要素の一つ前のリソース要素及び一つ後ろのリソース要素のチャネル係数を利用し、上記リソース要素のチャネル係数を線状補間し、さもなければ、第二計算サブユニット2224によって、上記リソース要素の後の二つのリソース要素のチャネル係数を利用し、線状予測して取得する。
リソース要素のチャネル係数を計算する時、まずリソース要素の情報を区別し、次にリソース要素の情報によって、リソース要素のチャネル係数を計算する。上記情報は現在のサブフレーム内の第一番目のOFDM符号におけるリソース要素であるかどうか及び一つ前のサブフレームがダウンリンクサブフレームであるかどうか等を含んでもよい。
図4を参照し、第一回の時間領域補間は0#、4#、7#及び11#のOFDM符号におけるリソース要素(RE)のチャネル係数を計算する必要があり、図4中の斜線充填部分が示す通りである。灰色部分を含む現在のサブフレームの一つ前のサブフレームがダウンリンクサブフレームであれば、時間領域補間過程は図4中の実線が示すように、矢印開始位置(R91とR92、或はR31とR32)箇所の参照信号チャネル係数を利用し、矢印が指しているリソース要素箇所のチャネル係数を線状補間する。一つ前のサブフレームがダウンリンクサブフレームでなければ、0#のOFDM符号のチャネル係数は点線矢印開始位置(R92とR93、或はR32とR33)箇所の参照信号のチャネル係数を利用し、線状補間して取得される必要があり、他のリソース要素のチャネル係数の計算は一つ前のサブフレームがダウンリンクフレームである時と一致する。
上記第一周波数領域補間ユニット223は参照信号を含むOFDM符号によって3倍のアップサンプリング周波数領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を取得できる。
上記第二時間領域補間ユニット224は参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を取得した後、次に第二回の時間領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を利用し、参照信号を含まないOFDM符号のチャネル係数を計算することで、すべてのOFDM符号におけるチャネル係数を取得する。
本実施例の直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定装置20は参照信号を含むOFDM符号のチャネル推定結果を最適化することでチャネル推定の性能を保証する。
図10を参照し、本発明のもう一つの実施例である直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定装置20を提供し、上記抽出推定モジュール22は、
参照信号箇所のチャネル係数を推定する第二推定ユニット231と、
参照信号を含むOFDM符号に対して、6倍のアップサンプリングの周波数領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を取得する第二周波数領域補間ユニット232と、
第一回の時間領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を修正する第三時間領域補間ユニット233と、
第二回の時間領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を利用し、参照信号を含まないOFDM符号のチャネル係数を計算することで、すべてのOFDM符号におけるチャネル係数を取得する第四時間領域補間ユニット234とを含む。
上記第二推定ユニット231は参照信号(RS)箇所のチャネル係数を推定する必要がある。
上記第二周波数領域補間ユニット232は参照信号を含むOFDM符号に対して、6倍のアップサンプリング周波数領域補間を行うことで、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を取得する。
上記第三時間領域補間ユニット233は参照信号を含むOFDM符号における周波数領域補間結果を取得した後、第一回の時間領域補間を開始し、参照信号を含む(0#、4#、7#及び11#)OFDM符号におけるチャネル係数を修正する。
図6を参照し、現在のサブフレーム0#のOFDM符号のチャネル推定を修正する時、その一つ前のサブフレームがダウンリンクサブフレームであれば、一つ前のサブフレーム11#のOFDM符号と現在のサブフレーム4#のOFDM符号を利用し、現在のサブフレーム0#のOFDM符号を線状補間し、更に現在のサブフレーム0#のOFDM符号自身のチャネル推定を加算する。一つ前のサブフレームがダウンリンクサブフレームでなければ、現在のサブフレーム4#のOFDM符号と現在のサブフレーム11#のOFDM符号を利用し、現在のサブフレーム0#のOFDM符号を線状補間し、更に現在のサブフレーム0#のOFDM符号自身のチャネル推定を加算する。計算式
の通りであり、
ただし、
であり、
であり、
であり、
は単独のサブフレーム内のOFDM符号の数であり、
は修正する前の現在のサブフレームl’#のOFDM符号の第k番目のサブ搬送波のチャネル推定値を表し、
は修正した後の現在のサブフレームl#のOFDM符号の第k番目のサブ搬送波のチャネル推定値を表し、iは現在のサブフレームを表し、i−1は一つ前のサブフレームを表し、kはサブ搬送波の配列位置を表し、ここでは0#のOFDM符号の第k番目のサブ搬送波である。
一つ前のサブフレームがダウンリンクサブフレームであれば、l=−3、l=0、l=4と設定し、計算式(1)に入れ、チャネル係数を計算する。
一つ前のサブフレームがダウンリンクサブフレームでなければ、l=11、l=0、l=4と設定し、計算式(1)に入れ、チャネル係数を計算する。
現在のサブフレーム4#OFDM符号のチャネル推定を修正する時、現在のサブフレーム7#のOFDM符号と現在のサブフレーム0#のOFDM符号を利用し、現在のサブフレーム4#のOFDM符号を線状補間でき、更に現在のサブフレーム4#のOFDM符号自身のチャネル推定を加算し、即ちk=4となる。計算式(1)でチャネル係数を計算でき、l=0、l=4、l=7と設定し、計算式(1)に入れ、計算する。
現在のサブフレーム7#のOFDM符号のチャネル推定を修正する時、現在のサブフレーム4#のOFDM符号と現在のサブフレーム11#のOFDM符号を利用し、現在のサブフレーム7#のOFDM符号を線状補間でき、更に現在のサブフレーム7#のOFDM符号自身のチャネル推定を加算し、即ちk=7となる。計算式(1)でチャネル係数を計算でき、l=4、l=7、l=11と設定し、計算式(1)に入れ、計算する。
現在のサブフレーム11#OFDM符号のチャネル推定を修正する時、現在のサブフレーム7#のOFDM符号と一つ後ろのサブフレーム0#のOFDM符号を利用し、現在のサブフレーム11#のOFDM符号を線状補間でき、更に現在のサブフレーム11#のOFDM符号自身のチャネル推定を加算し、即ちk=11となる。計算式(1)を使用し、チャネル係数を計算でき、l=7、l=11、l=14と設定し、計算式(1)に入れ、計算する。
一つ後ろのサブフレーム0#のOFDM符号のチャネル推定を修正する時、現在のサブフレーム11#のOFDM符号と一つ後ろのサブフレーム4#のOFDM符号を利用し、一つ後ろのサブフレーム0#のOFDM符号を線状補間でき、更に一つ後ろのサブフレーム0#のOFDM符号自身のチャネル推定を加算する。計算式(1)を使用し、チャネル係数を計算でき、l=11、l=14、l=18と設定し、計算式(1)に入れ、計算する。
上記第四時間領域補間ユニット234は第一回の時間領域補間を完了した後、第二回の時間領域補間を開始し、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を利用し、参照信号を含まないOFDM符号のチャネル係数を計算でき、それによって、すべてのOFDM符号におけるチャネル係数を得る。
本実施例の直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定装置20は参照信号を含むOFDM符号だけ周波数領域補間を行うことで、周波数領域補間の回数を減少させ、それによって、計算の複雑度を減少させる。
以上、単に本発明の好適な実施例だけで、それにより本発明の特許範囲を制限するものではなく、本発明の明細書及び図面の内容を利用して作ったすべての同等構造や同等効果のフロー変換、又は直接や間接に他の関連技術分野における運用は全部同様の理由で本発明の特許保護範囲に含まれるものとする。

Claims (10)

  1. 直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定方法であって、
    直交周波数分割多重化システムの帯域幅内の物理リソースブロックをグループに分けるステップAと、
    分けられたグループから少なくとも一つのグループを抽出してチャネル推定を行い、チャネル係数を取得し、その中、抽出したグループ数が総グループ数より少ないステップBと、
    取得したチャネル係数を利用して、マルチ入力マルチ出力(MIMO)復調を完了するステップCと、
    グループへのチャネル推定が完了したかどうかを判断し、完了であれば、終了し、さもなければ、ステップBに戻すステップDと、
    を含むことを特徴とする直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定方法。
  2. 前記チャネル推定は、
    参照信号箇所のチャネル係数を推定するステップと、
    第一回の時間領域補間を行い、参照信号を含む直交周波数分割多重(OFDM)符号における参照信号の密度を1/3に変え、参照信号を含むOFDM符号におけるリソース要素のチャネル係数を計算するステップと、
    参照信号を含むOFDM符号に対して、3倍のアップサンプリング周波数領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を取得するステップと、
    第二回の時間領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を利用して、参照信号を含まないOFDM符号のチャネル係数を計算することで、すべてのOFDM符号におけるチャネル係数を取得するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定方法。
  3. 前記リソース要素のチャネル係数の計算は、
    リソース要素の情報を区別し、且つリソース要素の情報に基づき、リソース要素のチャネル係数を計算するステップを含むことを特徴とする請求項2に記載の直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定方法。
  4. 前記チャネル推定は計算式
    によって行われ、
    前記
    で、
    で、
    であり、
    は単一のサブフレーム内のOFDM符号の数であり、
    は修正する前の現在のサブフレームのOFDM符号における第k番目のサブ搬送波のチャネル推定値を表し、
    は修正した後の現在のサブフレームのOFDM符号における第k番目のサブ搬送波のチャネル推定値を表し、iは現在のサブフレームを表し、i−1は一つ前のサブフレームを表し、kはサブ搬送波の配列位置であることを特徴とする請求項3に記載の直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定方法。
  5. 前記リソース要素の情報を区別し、且つリソース要素の情報に基づきリソース要素のチャネル係数を計算するステップは、
    現在のサブフレーム内の第一番目のOFDM符号におけるリソース要素であるかどうかを判断し、
    そうであれば、リソース要素の一つ前のサブフレームがダウンリンクサブフレームであるかどうかを判断し、ダウンリンクサブフレームであれば、前記リソース要素の一つ前のリソース要素及び一つ後ろのリソース要素のチャネル係数を利用して、前記リソース要素のチャネル係数を線状補間し、ダウンリンクサブフレームでなければ、前記リソース要素の後の二つのリソース要素のチャネル係数を利用して、線状予測して取得し、
    現在のサブフレーム内の第一番目のOFDM符号におけるリソース要素でなければ、前記リソース要素の一つ前のリソース要素及び一つ後ろのリソース要素のチャネル係数を利用して、前記リソース要素のチャネル係数を線状補間することを含むことを特徴とする請求項3に記載の直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定方法。
  6. 前記チャネル推定は、
    参照信号箇所のチャネル係数を推定するステップと、
    参照信号を含むOFDM符号に対して、6倍のアップサンプリング周波数領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を取得するステップと、
    第一回の時間領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を修正するステップと、
    第二回の時間領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を利用して、参照信号を含まないOFDM符号のチャネル係数を計算することで、すべてのOFDM符号におけるチャネル係数を取得するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定方法。
  7. 直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定装置であって、
    直交周波数分割多重化システムの帯域幅内の物理リソースブロックをグループに分けるグループ分けモジュールと、
    分けられたグループから少なくとも一つのグループを抽出してチャネル推定を行い、チャネル係数を取得し、その中、抽出したグループ数が総グループ数より少ない抽出推定モジュールと、
    取得したチャネル係数を利用して、MIMO復調を完了するチェックモジュールと、
    分けられたグループへのチャネル推定が完了したかどうかを判断し、チャネル推定が未完了の時、抽出推定モジュールに引き続き分けられたグループを抽出してチャネル推定を行うように通知する判断モジュールと、
    を含むことを特徴とする直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定装置。
  8. 前記抽出推定モジュールは、
    参照信号箇所のチャネル係数を推定する第一推定ユニットと、
    第一回の時間領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号における参照信号の密度を1/3に変え、参照信号を含むOFDM符号におけるリソース要素のチャネル係数を計算する第一時間領域補間ユニットと、
    参照信号を含むOFDM符号に対して、3倍のアップサンプリングの周波数領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を取得する第一周波数領域補間ユニットと、
    第二回の時間領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を利用して、参照信号を含まないOFDM符号のチャネル係数を計算することで、すべてのOFDM符号におけるチャネル係数を取得する第二時間領域補間ユニットと、
    を含むことを特徴とする請求項7に記載の直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定装置。
  9. 前記第一時間領域補間ユニットは、
    現在のサブフレーム内の第一番目のOFDM符号におけるリソース要素であるかどうかを判断する第一判断サブユニットと、
    現在のサブフレーム内の第一番目のOFDM符号におけるリソース要素の一つ前のサブフレームがダウンリンクサブフレームであるかどうかを判断する第二判断サブユニットと、
    前記リソース要素の一つ前のリソース要素及び一つ後ろのリソース要素のチャネル係数を利用して、前記リソース要素のチャネル係数を線状補間する第一計算サブユニットと、
    前記リソース要素の後の二つのリソース要素のチャネル係数を利用して、線状予測して取得する第二計算サブユニットと、
    を含むことを特徴とする請求項8に記載の直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定装置。
  10. 前記抽出推定モジュールは、
    参照信号箇所のチャネル係数を推定する第二推定ユニットと、
    参照信号を含むOFDM符号に対して、6倍のアップサンプリング周波数領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を取得する第二周波数領域補間ユニットと、
    第一回の時間領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を修正する第三時間領域補間ユニットと、
    第二回の時間領域補間を行い、参照信号を含むOFDM符号におけるチャネル係数を利用して、参照信号を含まないOFDM符号のチャネル係数を計算することで、すべてのOFDM符号におけるチャネル係数を取得する第四時間領域補間ユニットと、
    を含むことを特徴とする請求項7に記載の直交周波数分割多重化システムにおけるチャネル推定装置。
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