JP2013518661A - フライ鍋 - Google Patents

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Abstract

油と水を入れるよう構成された鍋ハウジングと、加熱手段と、冷却手段と、排水手段と排油手段とを具えるフライ鍋である。フライ鍋の下部は水を入れるよう構成され、上部は油を入れるよう構成されている。冷却手段は加熱手段の真下または下方に配置され、フライ鍋の片側から反対側に延在する少なくとも1の中空の冷却路と、冷却装置とを有する。冷却装置は、冷却路に動作可能に連結され、これにより、使用時に、上部内の油の下方部分を冷却するために、冷却路を通って空気を押し引きすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、商用または家庭内での調理に使用されるような揚物用のフライ鍋、およびその導入方法に関するものである。本発明は、特に油内で調理するフライ鍋を対象としているが、それのみを対象とするものではない。
一般に、フライ鍋は、揚物の持ち帰り料理または多くの商用の調理作業に使用される。調理された物に風味を加えるため、油がこの種の調理では好まれている。油で調理することの幾つかの欠点は、費用と健康に関するものである。油は購入するのに費用が掛かり、使用後の廃棄は難しい。したがって、使用する油が少ないほど、購入したり廃棄する必要がある油も少なくなる。現代の公衆衛生や環境問題の観点から、あまり油を使用せず、且つ、その油が確実に最良の油であるようにする必要もある。
油についての他の問題点は、フライ鍋に使用される油が非常に熱く、温度を上手く制御するのが難しいため、油での調理が危険となりうることである。
本明細書において相反することが明確に記載されていない限り、文献、行為または知識の断片が引用または論述されている場合に、その引用または論述は、文献、行為若しくは知識の断片またはそれらの組み合わせが、優先日において、公然に利用可能、公示されている、共通一般知識の一部である、あるいは本明細書に関連する問題を解決しようとする試みと関連していると公知であるということを認めるものではない。
本発明の目的は、既知の技術における欠点や制限の幾つかを改善する改良型のフライ鍋を提供すること、あるいは社会に有用な選択肢を提供することである。
第1の態様では、本発明は、油と水を入れるよう構成された鍋ハウジングと、加熱手段と、冷却手段と、排水手段と排油手段とを具えるフライ鍋に属するものであり、この鍋は、油を適切に加熱させるために適切な動力源に接続することができる。鍋ハウジングは、側面を形成する壁を有する上端部と下端部を含む形状を有する本体と、水を入れるように構成された下部および油を入れるように構成された上部を規定するための内側の凹部とを有しており、下部は排水手段を有し、上部は排油手段を有している。冷却手段は加熱手段の真下または下方に位置し、この冷却手段は、鍋ハウジングの片側から反対側に延在する少なくとも1の中空の冷却路と、冷却装置とを有する。この冷却装置は、使用時に、空気が冷却路を通って押し引きされるように、冷却路に動作可能に接続され、上部にある油の下方部分を冷却する。
好適には、冷却手段が動作したときに、油の下方部分の温度をある程度冷却されるまで低下させる。これにより、油の動く速度が低下し、食品片または廃物などを水の底端部に落下させ、フライ鍋から最終的に放出か除去することが可能となる。
好適には、冷却手段は、少なくとも1の中空路の一端と少なくとも流体連結している冷却ハウジングを有し、冷却装置が冷却ハウジングに連結されており、冷却装置は、中空路を通って空気を押し引きするように動作する。
好適には、冷却手段は、鍋ハウジングの上端部または底端部から特定の高さに配置された、一連の管状構造を具える複数の冷却路を有する。
好適には、表示手段が少なくとも1の中空路の下側に配置され、排油手段が表示手段と同等の高さに配置され、排水手段が鍋ハウジングの底端部、または下部か水の底部に配置される。
好適には、鍋ハウジングは、フレームの形状をした支持手段によって支持される。
好適には、表示手段は高さ表示手段を含み、この高さ表示手段は、タンク凹部内にある水か油の高さを表示することができる少なくとも1の表示端を有する突出管を具える少なくとも1の窓の形状をしている。
好適には、排油手段を表示手段と併用することができ、排油手段が下方に突出した流出口として形成されるように、鍋ハウジングの内側から水平方向に突出した管状突出部材を有する。
好適には、加熱手段は、必要に応じて、油内に装着および配置したり取り出すことができる、少なくとも1の取出し可能な加熱要素を含む。代替的に、加熱手段は、少なくとも1の加熱路を有し、この加熱路は、加熱される、あるいは加熱路に熱を適用できるように構成されている。
好適には、冷却ハウジングは、少なくとも1の冷却路の少なくとも一端を囲んでいる部分的に閉鎖された空間を含み、冷却ハウジングは、通気手段と、少なくとも1の冷却路を通って空気を押し引きするよう動作可能に連結された少なくとも1のファンとを有する。
第2の態様では、本発明は、上記のようなフライ鍋を使用するために準備または作動させる方法に属するものであり、当該方法は:
−排油手段25および排水手段26を閉じるステップと;
−水面が最初に表示手段に見えるまで、タンク凹部3に水4を入れて充填するステップと;
−水の上にあるタンク凹部内に適切な調理油を入れて注ぐステップと;
−加熱手段を回転させて油内へと降ろすステップと;
−加熱手段を特定の温度へと作動させるステップと;
−冷却手段を特定の温度へと作動させるステップであって、油の下方部分の温度がある程度冷却されるまで降下させて、これにより、油の動く速度を低下させ、食品片または廃物などを水の底端部に落下させて、フライ鍋から最終的に放出か除去できるようにするステップと、を含む。
好適には、電動式フライ鍋について、排出手段を閉じた後に、加熱手段を回転させてタンク凹部から取り出す。
第3の態様では、本発明は、フライ器具を排出または終了させる方法に属するものであり、以下の:
−加熱手段および冷却手段を停止させるステップと;
−排油手段を開き、油を排出するステップと;
−不要な食品片または廃物を除去するステップと;
−排油手段を閉じて補充する、あるいは油を排出して食品片を除去した後に、任意で排水手段を開いて水を排出することができるステップと;
−この新たな水または清浄な水を入れた後に、新たな油または清浄な油を入れるステップと、を行うことができる。
本発明は、添付の図面を参照することにより、例示としてのみ記載されている。
図1は、本発明の第1の好適な実施形態によるフライ鍋の概略断面図である。 図2は、ガス式フライ鍋の概略側断面図である。 図3は、ガス式フライ鍋の概略上面図である。 図4は、ガス式フライ鍋の概略背面断面の端面図である。 図5は、電動式フライ鍋の概略側断面図である。 図6は、電動式フライ鍋の概略上面図である。 図7は、要素が持ち上げられた状態にある電動式フライ鍋の概略的な側断面図である。 図8は、電動式フライ鍋の概略背面断面の端面図である。
以下の記載は、本発明の好適な実施形態に関連する発明、すなわちフライ鍋について説明している。これらの好適な実施形態は本発明を単に例示するためのものであり、考えられる変形形態および改変は本発明の範囲を超えることなく容易に明らかであるため、本発明はこれらの好適な実施形態に限定されるものではない。
本発明に関連する技術分野の当業者に対し、添付の特許請求の範囲に規定されるような本発明の範囲を逸脱することなく、構成における多くの変更、および本発明とは大いに異なる実施形態および応用例を示唆している。本開示および本書の記載は単なる例示にすぎず、限定することを意図するものではない。
以下に説明する目的のため、用語「上方」、「下方」、「右」、「左」、「垂直」、「水平」、「上部」、「底部」、「横方向」、「縦方向」およびこれらの派生語は、図面の位置に置かれたときの本発明に関連するものとする。しかしながら、本発明は、反対のことが明示されている場合を除き、様々な代替的形態を取り得ることを理解されたい。さらに、添付の図面に図示するとともに、以下の明細書に記載された特定のデバイスは、単に本発明の実施例であることも理解されたい。したがって、本書に開示された実施形態に関連する特定の寸法や他の物理的特性は、限定的であると考えるべきではない。
図2−4はガス式フライ鍋の様々な断面図を示しており、図5−8は電動式のガスフライ鍋の断面図を示している。基本的に、電動式のガスフライ鍋は、取出し可能な加熱手段と、ガス式フライ鍋用の冷却手段よりも鍋ハウジングの高い位置にある冷却手段とを用いて動作する。ガス式フライ鍋の加熱手段は取出し可能な加熱要素を使用しないが、加熱管に依存する。
図1−8は本発明のフライ鍋1を示しており、当該フライ鍋1は、水4と油5を中に入れるよう構成された凹部3を有する鍋ハウジング2の形状の本体を具えている。使用される鍋ハウジング2は、側壁8と前部Fと後部Bとを有する上端部6および下端部または基部7を有する鍋タンクを具える。フライ鍋はさらに電源手段(図示せず)を有しており、本体は特定の温度まで加熱または冷却できるように構成されており、水4は凹部の下端部に位置し、油5は上端部に位置する。
水は、合計深さ9の下部、すなわち凹部3の深さ9Aに配置され、油は、水の上の上部9Bに配置される。さらに、油または水がない空間または深さ9Cもある。この空の空間9Cは、凹部3の上部に位置している。
フライ鍋1は、油5内の上端部に配置される加熱手段10を有し、この加熱手段によって油5を適切に加熱することが可能となる。
電動式フライ鍋(図5−8)用の加熱手段は、ハウジングに動作可能に連結された1または複数の可動加熱コイル要素10を具え、加熱手段をヒンジ手段11によって回転式またはヒンジ式に支持し、必要な時に加熱したり、洗浄またはアクセスできるように油5の内外へと回転させることが可能である。この例では、ヒンジ手段は付勢手段を含み、この付勢手段は、ハウジング2の各側の上部から底部に延在する2つのバネなどとすることができ、図7の電気フライ鍋の形態に示すように、加熱手段をフライ鍋または油から上に回転させることが可能となる。
図2−4に示すように、電動式フライ鍋用のような回転する加熱手段10の代わりに、ガス式フライ鍋は少なくとも1の加熱管12を有する。
さらに、フライ鍋1は、凹部3内に加熱手段10の下側に配置され、油5に囲まれているが、図1に示すように下側に位置する熱交換手段または冷却手段15を有する。冷却手段は、ハウジングの前部から後部に延在し、前後部に端部17を有する中空の管状冷却路16を有する。さらに、冷却手段は、冷却装置18と冷却ハウジング19とを有する。使用される冷却路および加熱手段は、油および/または水に直接囲まれるか、沈められている。
冷却ハウジング19は前/後部または側部8に配置され、冷却路の端部17に流体接続されており、冷却装置18は冷却ハウジング19内に位置している。冷却装置18は少なくとも1のファン(例えば、ACクロスフローファン)とすることができ、冷却路16を通って空気を吸引または送ることができる。図面に示すように、冷却手段はフライ鍋の前部から後部に延在しているように図示されているが、鍋ハウジング2の他の位置や組み合わせも同様に可能である。ベランダ状屋根部と基部からなるハウジング19は、冷却路16の少なくとも一端に配置され、通気手段20(図4および8参照)も設けられている。通気手段20は、図4および8に例示されているような、任意の形状の中央に配置された単一の開口、または任意の形状および間隔の複数の開口であってもよい。
概略図1に図示されたように、鍋ハウジング2は排出手段を有し、この排出手段は水用の第1の排出手段または排水手段25の形状をしており、ハウジングの下部9に位置している。また、凹部またはハウジングの内部から油5を排出するための第2の排出手段または排油手段26も設けられる。排油手段26は、油5の最下地点において冷却路16の真下に配置され、全ての油5を排出できるようにしている。排水手段25は基部7または水4内の最下地点に配置される。排出手段25および26はそれぞれ、手動の可動レバーのゲートバルブのような適切な開閉手段を有する、少なくとも1の管状突出部から構成することができる。
表示手段30は、図1に示すようにフライ鍋1の一部として形成することができ、油と水4の間の境界または高さ31に位置している。表示手段30は、流体シールされ、必要に応じて内側へと延在するガラスなどの、油および/または水の高さを表示する手段を提供する、透けて見える表示端部を具えている。表示手段30は排油手段26とほぼ同じ高さに配置されており、これにより、表示手段30を使用して、タンク内の正しい上部高さまで水を満たすことが可能となる。
表示手段30は、油および/または水の高さを少なくとも見せることができる、ガラスまたはプラスチックといった材料から構成することができる。フライ鍋1はさらに、オーバーフロー手段35と、移動手段(図示せず)とを有することができ、この移動手段は、ホイールまたはローラといった如何なる手段の形態であってもよく、少なくとも1のフライ鍋を移動させる、あるいは携帯または運搬することができるようにする。
フライ鍋1の作動時、すなわち加熱手段10および12によって加熱している間、油は、油を泡立てて、含まれる油を全て動かすかかき回す特定の温度にまで加熱され、凹部内に一種の油の循環を生じさせる。油をかき回すことは、油内の食品または食品片/廃物/沈殿物も継続して動かすのに好都合となりうる。しかし、冷却手段が作動すると、油の下部9Bの温度はある程度冷却されるまで降下し、これにより、油の動く速度が低下して、食品片または廃物などが水の底部に落下し、最終的にフライ鍋1から排出または除去することができる。
使用するフライ鍋を充填、作動または準備するために、以下の:
−排油手段25および排水手段26を閉じるステップと;
−凹部3の外へと加熱手段を回転させるステップと;
−水面または境界31が表示手段30に見えるまで、タンク凹部3に水4を入れて充填するステップと;
−水4の上の凹部3内に適切な調理油5を入れて注ぐステップと;
−電気フライ鍋について、加熱手段10を回転させて油5内へと降ろすステップと;
−加熱手段10または12を特定の温度へと作動させるステップと;
−冷却手段を特定の温度へと作動させるステップと、を実行することができる。
フライ器具を排出または終了させるために、以下の:
−加熱手段10または12および冷却手段を停止させるステップと;
−排油手段26を開き、油5を排出するステップと;
−不要な食品片または廃物を除去するステップと;
−排油手段26を閉じて補充するステップと、あるいは油を排出して食品片を除去した後に、任意で、
−排水手段25を開いて水を排出することができ、この新たな水または清浄な水を入れた後に、新たな油または清浄な油を入れるステップと、を実行することができる。
これらのステップは、例えば、回転する加熱手段10がない場合には異なることがあり、加熱と冷却のオンオフの切替を異なる時点ですることもできる。
a)油の使用が少ない
b)油が長持ちし、必要な油の交換が少ない
c)油が低温で沸騰する
d)使用が安全である
e)油の交換が容易である
f)導入が容易である
g)ランニングコストが低下する
h)既存のフライ鍋を改造することもできる
i)熱交換器の位置を変えることができる
j)使用時に油がそれほど乾燥しない
変形態様
本明細書の記載を通して、用語「具える」およびその変形態様の「具えている」といった語は、他の付加物、構成要素、完全体またはステップを排除することを意図するものではない。本書に記載または主張された製品、方法またはプロセスが、単独の構成要素として、または「部品のキット」として不完全な状態で販売された場合、このような利己的利用は、本発明の範囲内に収まるということを理解されたい。
油については、揚げ物に使用できる、あるいは調理油として使用できる如何なる種類の油5とすることができる。使用される油5を減らし、食品片、沈殿物または廃物が水4全てを通って動くか落下するようにする、あるいはそれと同等の状態とならねばならないようにするため、水4が油5と共に使用されるが、水4は油5よりも重く、水は油5の下側に位置することができる。代替的に、これは相対重量差であるため、油5は油以外または水4よりも軽くなくてはならず、それは更に重要である。水の深さ9Aまたは9Bは、使用状態や費用に適するように変えることができる。
フライ鍋1は、任意のサイズまたは寸法に、調理水準および衛生規則の両方に応じて、フライ鍋が選択された食材を調理可能な任意の材料から製造することができる。例えば、ハウジングは、湾曲した基部または平らな基部を有する形状とすることができる。
冷却手段15用の中空路または空間16は、その中を通る少なくとも1の中空空間16を含むことができ、幾つかのこのような、異なる方向にある管状空間であってもよい。このフライ鍋は、ガス式または電動式のフライ鍋として、あるいはその両方の組み合わせとして使用することができる。任意の数のフライ鍋またはフライ鍋の組み合わせを、同時または連続的に使用することができる。冷却手段の中空の管状空間16は、任意の数、間隔、および円、四角または楕円などの断面形状または寸法とすることができ、片側から反対側まで直線的または曲がった形状であってもよい。ハウジングに使用される材料は、熱に耐え、衛生規則を満たすことができる、ステンレス鋼などの材料の組み合わせとすることができる。
路の一方の端部にファンを設けることができ、必要に応じて、各路16用にそれぞれのファンを設けることもできる。排出手段は、少なくとも1または幾つかのこのような手段を含むことができ、必要に応じて、あるいは望ましいように、これらを凹部3のどこかに設置または配置することができる。如何なる数の表示手段と排出手段25および26を設けることができる。さらに、表示手段30を、排油手段26などの排出手段25または26の何れかと組み合わせることもできる。この組み合わせは、そこからの排出およびその位置での表示を可能にするため、高さ表示手段付きの窓を介する表示を有し、さらに、下方を向いた管状枝部を有する水平の突出管として形成することができる。さらに、オーバーフロー手段35を有することもでき、このオーバーフロー手段は、使用時にハウジングの上部における水平出口として形成することもでき、他の容器または排水管に流体連結することができる。
本書に記載または主張された製品、方法またはプロセスが、単独の構成要素として、または「部品のキット」として不完全な状態で販売された場合、このような利己的利用は、本発明の範囲内に収まるということを理解されたい。
前述は本発明の実施例として与えられているが、当該技術分野の当業者にとって明らかであるような、全てのおよび他の改変や変形形態は、本書に記載されるような本発明の広い範囲および領域内に収まるとみなされることを、当然のことながら認識されたい。
本発明のこのような機構および特性、さらに動作方法、構造の関連要素の機能、部品の組み合わせ、および製造の経済的側面は、添付の図面を参照して以下の記載を検討することで一層明確となり、全ての図面は本明細書の一部を構成しており、同様の参照番号は様々な図面において対応する部品を示している。
本発明は、商用または家庭内での調理に使用されるような揚物用のフライ鍋、およびその導入方法に関するものである。本発明は、特に油内で調理するフライ鍋を対象としているが、それのみを対象とするものではない。
一般に、フライ鍋は、揚物の持ち帰り料理または多くの商用の調理作業に使用される。調理された物に風味を加えるため、油がこの種の調理では好まれている。油で調理することの幾つかの欠点は、費用と健康に関するものである。油は購入するのに費用が掛かり、使用後の廃棄は難しい。したがって、使用する油が少ないほど、購入したり廃棄する必要がある油も少なくなる。現代の公衆衛生や環境問題の観点から、あまり油を使用せず、且つ、その油が確実に最良の油であるようにする必要もある。
油についての他の問題点は、フライ鍋に使用される油が非常に熱く、温度を上手く制御するのが難しいため、油での調理が危険となりうることである。
本明細書において相反することが明確に記載されていない限り、文献、行為または知識の断片が引用または論述されている場合に、その引用または論述は、文献、行為若しくは知識の断片またはそれらの組み合わせが、優先日において、公然に利用可能、公示されている、共通一般知識の一部である、あるいは本明細書に関連する問題を解決しようとする試みと関連していると公知であるということを認めるものではない。
本発明の目的は、既知の技術における欠点や制限の幾つかを改善する改良型のフライ鍋を提供すること、あるいは社会に有用な選択肢を提供することである。
第1の態様では、本発明は、油と水を入れるよう構成された鍋ハウジングと、加熱手段と、冷却手段と、排水手段と排油手段とを具えるフライ鍋に属するものであり、この鍋は、油を適切に加熱させるために適切な動力源に接続することができる。鍋ハウジングは、側面を形成する壁を有する上端部と下端部を含む形状を有する本体と、水を入れるように構成された下部および油を入れるように構成された上部を規定するための内側の凹部とを有しており、下部は排水手段を有し、上部は排油手段を有している。冷却手段は加熱手段の真下または下方に位置し、この冷却手段は、鍋ハウジングの片側から反対側に延在する少なくとも1の中空の冷却路と、冷却装置とを有する。この冷却装置は、使用時に、空気が冷却路を通って移動できるあるいは押し引きされるように、冷却路に動作可能に接続され、上部にある油の下方部分を冷却する。冷却路はハウジングの側面の一部として形成され、ハウジングの側面は、下端部の幅が上端部の幅よりも短くなるように互いに向かって曲げられている。フライ鍋は、油内に取出し可能に配置されたレールを具えるバッフルを有し、冷却手段が動作したときに、油の循環を多少制限し、油の下方部分の温度をある程度冷却されるまで低下させる。これにより、さらに、油の動く速度が低下し、食品片または廃物をハウジングの底端部に落下させる、あるいは水をフライ鍋から最終的に放出か除去することが可能となる。
好適には、バッフルのレールは水平に支持され、端部プレートに接続されており、端部プレートはハウジングの前方と後方に配置され、レールをハウジングの側面と平行にさせる。
2列の間隔が開いたレールがあることが好ましく、第1の列のレールは第2の列のレールの上側に位置し、各レールは、左右の隙間および上下関係にある間隔により他方から間隔をおいて配置される。第2の列は第1の列よりもレールの数が少なく、これらのレールは互い違いの配列において間隔をおいて配置される。各レールは逆V字形の断面形状を有し、使用時に、列間の隙間は複雑な経路を形成する。
好適には、バッフルはハウジングに配置され、油と水の間の境界線は第2の列の下側に位置する。
好適には、冷却手段は、少なくとも1の中空路の一端と少なくとも流体連結している冷却ハウジングを有し、冷却装置が冷却ハウジングに連結されており、冷却装置は、中空路を通って空気を押し引きするように動作する。
好適には、冷却手段は、鍋ハウジングの上端部または底端部から特定の高さに配置された、一連の管状構造を具える複数の冷却路を有する。
好適には、表示手段が第2の列のレールの下側に配置され、排油手段が表示手段と同等の高さに配置され、排水手段が鍋ハウジングの底端部、または下部か水の底部に配置される。
好適には、鍋ハウジングは、フレームの形状をした支持手段によって支持される。
好適には、表示手段は高さ表示手段を含み、この高さ表示手段は、タンク凹部内にある水か油の高さを表示することができる少なくとも1の表示端を有する突出管を具える少なくとも1の窓の形状をしている。
好適には、排油手段を表示手段と併用することができ、排油手段が下方に突出した流出口として形成されるように、鍋ハウジングの内側から水平方向に突出した管状突出部材を有する。
好適には、加熱手段は、必要に応じて、油内に装着および配置したり取り出すことができる、少なくとも1の取出し可能な加熱要素を含む。代替的に、加熱手段は、少なくとも1の加熱路を有し、この加熱路は、加熱される、あるいは加熱路に熱を適用できるように構成されている。
好適には、冷却ハウジングは、少なくとも1の冷却路の少なくとも一端を囲んでいる部分的に閉鎖された空間を含み、冷却ハウジングは、通気手段と、少なくとも1の冷却路を通って空気を押し引きするよう動作可能に連結された少なくとも1のファンとを有する。
第2の態様では、本発明は、上記のようなフライ鍋を使用するために準備または作動させる方法に属するものであり、当該方法は:
−排油手段25および排水手段26を閉じるステップと;
−水面が最初に表示手段に見えるまで、タンク凹部3に水4を入れて充填するステップと;
−水の上にあるタンク凹部内に適切な調理油を入れて注ぐステップと;
−加熱手段を回転させて油内へと降ろすステップと;
−加熱手段を特定の温度へと作動させるステップと;
−冷却手段を特定の温度へと作動させるステップであって、油の下方部分の温度がある程度冷却されるまで降下させて、これにより、油の動く速度を低下させ、食品片または廃物などを水の底端部に落下させ、フライ鍋から最終的に放出か除去できるようにするステップと、を含む。
好適には、電動式フライ鍋について、排出手段を閉じた後に、加熱手段を回転させてタンク凹部から取り出す。
第3の態様では、本発明は、フライ器具を排出または終了させる方法に属するものであり、以下の:
−加熱手段および冷却手段を停止させるステップと;
−排油手段を開き、油を排出するステップと;
−不要な食品片または廃物を除去するステップと;
−排油手段を閉じて補充する、あるいは油を排出して食品片を除去した後に、任意で排水手段を開いて水を排出することができるステップと;
−この新たな水または清浄な水を入れた後に、新たな油または清浄な油を入れるステップと、を行うことができる。
本発明は、添付の図面を参照することにより、例示としてのみ記載されている。
図1は、本発明の第1の好適な実施形態によるフライ鍋の概略断面図である。 図2は、ガス式フライ鍋の概略側断面図である。 図3は、ガス式フライ鍋の概略上面図である。 図4は、ガス式フライ鍋の概略背面断面の端面図である。 図5は、電動式フライ鍋の概略側断面図である。 図6は、電動式フライ鍋の概略上面図である。 図7は、要素が持ち上げられた状態にある電動式フライ鍋の概略的な側断面図である。 図8は、電動式フライ鍋の概略背面断面の端面図である。 図9は、バッフルの断面である。 図10は、図9のバッフルの側面図である。 図11は、図9のバッフルの他の断面図であるが、表示手段と流出口を有している。 図12は、バッフルの上面図である。 図13は、バッフルの透視図である。 図14は、フライ鍋のバッフルの側断面図である。 図15は、加熱手段がフライ鍋内に配置されていないバッフルの上面図である。 図16は、フライ鍋のバッフルの正面または背面図である。 図17は、フライ鍋のバッフルの側面図である。 図18は、加熱手段がフライ鍋内に位置しているバッフルの上面図である。 図19は、様々な流出口およびフライ鍋内に完全には装着されていない加熱手段と共に、バッフルの側面を示している。
以下の記載は、本発明の好適な実施形態に関連する発明、すなわちフライ鍋について説明している。これらの好適な実施形態は本発明を単に例示するためのものであり、考えられる変形形態および改変は本発明の範囲を超えることなく容易に明らかであるため、本発明はこれらの好適な実施形態に限定されるものではない。
本発明に関連する技術分野の当業者に対し、添付の特許請求の範囲に規定されるような本発明の範囲を逸脱することなく、構成における多くの変更、および本発明とは大いに異なる実施形態および応用例を示唆している。本開示および本書の記載は単なる例示にすぎず、限定することを意図するものではない。
以下に説明する目的のため、用語「上方」、「下方」、「右」、「左」、「垂直」、「水平」、「上部」、「底部」、「横方向」、「縦方向」およびこれらの派生語は、図面の位置に置かれたときの本発明に関連するものとする。しかしながら、本発明は、反対のことが明示されている場合を除き、様々な代替的形態を取り得ることを理解されたい。さらに、添付の図面に図示するとともに、以下の明細書に記載された特定のデバイスは、単に本発明の実施例であることも理解されたい。したがって、本書に開示された実施形態に関連する特定の寸法や他の物理的特性は、限定的であると考えるべきではない。
図2−4はガス式フライ鍋の様々な断面図を示しており、図5−8は電動式のガスフライ鍋の断面図を示している。基本的に、電動式のガスフライ鍋は、取出し可能な加熱手段と、ガス式フライ鍋用の冷却手段よりも鍋ハウジングの高い位置にある冷却手段とを用いて動作する。ガス式フライ鍋の加熱手段は取出し可能な加熱要素を使用しないが、加熱管に依存する。
図1−8は本発明のフライ鍋1を示しており、当該フライ鍋1は、水4と油5を中に入れるよう構成された凹部3を有する鍋ハウジング2の形状の本体を具えている。使用される鍋ハウジング2は、側壁8と前部Fと後部Bとを有する上端部6および下端部または基部7を有する鍋タンクを具える。フライ鍋はさらに電源手段(図示せず)を有しており、本体は特定の温度まで加熱または冷却できるように構成されており、水4は凹部の下端部に位置し、油5は上端部に位置する。
水は、合計深さ9の下部、すなわち凹部3の深さ9Aに配置され、油は、水の上の上部9Bに配置される。さらに、油または水がない空間または深さ9Cもある。この空の空間9Cは、凹部3の上部に位置している。
フライ鍋1は、油5内の上端部に配置される加熱手段10を有し、この加熱手段によって油5を適切に加熱することが可能となる。
電動式フライ鍋(図5−8)用の加熱手段は、ハウジングに動作可能に連結された1または複数の可動加熱コイル要素10を具え、加熱手段をヒンジ手段11によって回転式またはヒンジ式に支持し、必要な時に加熱したり、洗浄またはアクセスできるように油5の内外へと回転させることが可能である。この例では、ヒンジ手段は付勢手段を含み、この付勢手段は、ハウジング2の各側の上部から底部に延在する2つのバネなどとすることができ、図7の電気フライ鍋の形態に示すように、加熱手段をフライ鍋または油から上に回転させることが可能となる。
図2−4に示すように、電動式フライ鍋用のような回転する加熱手段10の代わりに、ガス式フライ鍋は少なくとも1の加熱管12を有する。
さらに、フライ鍋1は、凹部3内に加熱手段10の下側に配置され、油5に囲まれているが、図1に示すように下側に位置する熱交換手段または冷却手段15を有する。冷却手段は、ハウジングの前部から後部に延在し、前後部に端部17を有する中空の管状冷却路16を有する。さらに、冷却手段は、冷却装置18と冷却ハウジング19とを有する。使用される冷却路および加熱手段は、油および/または水に直接囲まれるか、沈められている。
冷却ハウジング19は前/後部または側部8に配置され、冷却路の端部17に流体接続されており、冷却装置18は冷却ハウジング19内に位置している。冷却装置18は少なくとも1のファン(例えば、ACクロスフローファン)とすることができ、冷却路16を通って空気を吸引または送ることができる。図面に示すように、冷却手段はフライ鍋の前部から後部に延在しているように図示されているが、鍋ハウジング2の他の位置や組み合わせも同様に可能である。ベランダ状屋根部と基部からなるハウジング19は、冷却路16の少なくとも一端に配置され、通気手段20(図4および8参照)も設けられている。通気手段20は、図4および8に例示されているような、任意の形状の中央に配置された単一の開口、または任意の形状および間隔の複数の開口であってもよい。
概略図1に図示されたように、鍋ハウジング2は排出手段を有し、この排出手段は水用の第1の排出手段または排水手段25の形状をしており、ハウジングの下部9に位置している。また、凹部またはハウジングの内部から油5を排出するための第2の排出手段または排油手段26も設けられる。排油手段26は、油5の最下地点において冷却路16の真下に配置され、全ての油5を排出できるようにしている。排水手段25は基部7または水4内の最下地点に配置される。排出手段25および26はそれぞれ、手動の可動レバーのゲートバルブのような適切な開閉手段を有する、少なくとも1の管状突出部から構成することができる。
表示手段30は、図1に示すようにフライ鍋1の一部として形成することができ、油と水4の間の境界または高さ31に位置している。表示手段30は、流体シールされ、必要に応じて内側へと延在するガラスなどの、油および/または水の高さを表示する手段を提供する、透けて見える表示端部を具えている。表示手段30は排油手段26とほぼ同じ高さに配置されており、これにより、表示手段30を使用して、タンク内の正しい上部高さまで水を満たすことが可能となる。
表示手段30は、油および/または水の高さを少なくとも見せることができる、ガラスまたはプラスチックといった材料から構成することができる。フライ鍋1はさらに、オーバーフロー手段35と、移動手段(図示せず)とを有することができ、この移動手段は、ホイールまたはローラといった如何なる手段の形態であってもよく、少なくとも1のフライ鍋を移動させる、あるいは携帯または運搬することができるようにする。
フライ鍋1の作動時、すなわち加熱手段10および12によって加熱している間、油は、油を泡立てて、含まれる油を全て動かすかかき回す特定の温度にまで加熱され、凹部内に一種の油の循環を生じさせる。油をかき回すことは、油内の食品または食品片/廃物/沈殿物も継続して動かすのに好都合となりうる。しかし、冷却手段が作動すると、油の下部9Bの温度はある程度冷却されるまで降下し、これにより、油の動く速度が低下して、食品片または廃物などが水の底部に落下し、最終的にフライ鍋1から排出または除去することができる。
使用するフライ鍋を充填、作動または準備するために、以下の:
−排油手段25および排水手段26を閉じるステップと;
−凹部3の外へと加熱手段を回転させるステップと;
−水面または境界31が表示手段30に見えるまで、タンク凹部3に水4を入れて充填するステップと;
−水4の上の凹部3内に適切な調理油5を入れて注ぐステップと;
−電気フライ鍋について、加熱手段10を回転させて油5内へと降ろすステップと;
−加熱手段10または12を特定の温度へと作動させるステップと;
−冷却手段を特定の温度へと作動させるステップと、を実行することができる。
フライ器具を排出または終了させるために、以下の:
−加熱手段10または12および冷却手段を停止させるステップと;
−排油手段26を開き、油5を排出するステップと;
−不要な食品片または廃物を除去するステップと;
−排油手段26を閉じて補充するステップと、あるいは油を排出して食品片を除去した後に、任意で、
−排水手段25を開いて水を排出することができ、この新たな水または清浄な水を入れた後に、新たな油または清浄な油を入れるステップと、を実行することができる。
これらのステップは、例えば、回転する加熱手段10がない場合には異なることがあり、加熱と冷却のオンオフの切替を異なる時点ですることもできる。
図9−19
図9−16に示すように、前述の冷却路16の一部は、ここではハウジング2の一部として形成されており、ハウジング2の側壁8は、閉鎖側部の冷却路35を作るように形成されている。空気は、押し引きされることで中を通って誘導される、あるいは中を通って自然に循環することができる。冷却路35は内壁36と外壁37の間の空間であり、このような冷却路16は、ハウジング2の後方に配置された冷却装置、すなわちファン18に流体連結されている。図16に示すように、少なくとも側壁8に冷却路35を設けることができる。
ハウジング2は、ハウジングの上部の幅よりも幅が短い下端に至る、傾いた側壁を有するように成形される。この例では、側壁8は互いの方に向かって湾曲または単に傾いていてもよい。
さらに図9−16に示すように、図1−8の冷却路は、バッフルフレーム構造を含むバッフル40(図9−13参照)を有するように形成することもでき、バッフルフレーム構造は、ハウジング2内および凹部3の上部に入れられるような油の下部に挿入するとともに、洗浄する、油および/または水を交換する、またはハウジング2の底部から食品片または廃物を除去するために、必要に応じてハウジング2の内側から取り外すこともできるように設計される。
バッフルフレームは、(垂直支持を提供するために)間に水平方向に置かれるレール42を支持する端部プレート41を有する。使用時、端部プレート41は、傾いた側壁8に適合し、端部プレート41をハウジング2の側壁8に隣接させることができるように成形され、レール42はハウジングの側壁8に対して水平方向に置かれる。図示のように、バッフルフレームの上部には、第1の列44と呼ばれる互いに間隔を置いて配置された3つのレールがあり、さらに、第2の列45を構成する互いに間隔を置いて配置された2つのレールがあり、第2の列45は第1の列44の下側に配置され、第1の列に対して互い違いに配置されてもよい。これにより、第1の列44の隙間46が第2の列45の隙間46と整列せず、複雑な経路を形成するように、第1の列44の各レールが、隣接するレールから隙間46の間隔をおいて配置される。
さらに、第1の列44と第2の列45の間には空間50が存在する。これらのレールは、互いに水平のエッジフランジ49を有する逆三角形48の断面を有する細長部材として図示されている。ハウジング2の上部に位置するような油と、ハウジング2の下部に位置するような水との間には境界線または仕切り線51があり、バッフル40はハウジングの凹部内に配置されており、境界51は第2の列45のフランジ49の真下に位置している。
更に図示されているように、ハウジング2の前壁F内には、ガラスまたはプラスチックの窓を具え、境界線51に位置する表示手段30を設けることができ、それを介して水や油の高さを見ることができる。油の排出手段26を表示手段30の近くに配置し、水の排出手段25をハウジングの底部に配置することができる。図9−16に示すように、端部プレート41の底部にノッチ52を付けて、排出手段25が干渉することなく内容物を排出できるようにすることができる。
a)油の使用が少ない
b)油が長持ちし、必要な油の交換が少ない
c)油が低温で沸騰する
d)使用が安全である
e)油の交換が容易である
f)導入が容易である
g)ランニングコストが低下する
h)既存のフライ鍋を改造することもできる
i)熱交換器の位置を変えることができる
j)使用時に油がそれほど乾燥しない
変形態様
本明細書の記載を通して、用語「具える」およびその変形態様の「具えている」といった語は、他の付加物、構成要素、完全体またはステップを排除することを意図するものではない。本書に記載または主張された製品、方法またはプロセスが、単独の構成要素として、または「部品のキット」として不完全な状態で販売された場合、このような利己的利用は、本発明の範囲内に収まるということを理解されたい。
油については、揚げ物に使用できる、あるいは調理油として使用できる如何なる種類の油5とすることができる。使用される油5を減らし、食品片、沈殿物または廃物が水4全てを通って動くか落下するようにする、あるいはそれと同等の状態とならねばならないようにするため、水4が油5と共に使用されるが、水4は油5よりも重く、水は油5の下側に位置することができる。代替的に、これは相対重量差であるため、油5は油以外または水4よりも軽くなくてはならず、それは更に重要である。水の深さ9Aまたは9Bは、使用状態や費用に適するように変えることができる。
フライ鍋1は、任意のサイズまたは寸法に、調理水準および衛生規則の両方に応じて、フライ鍋が選択された食材を調理可能な任意の材料から製造することができる。例えば、ハウジングは、湾曲した基部または平らな基部を有する形状とすることができる。
冷却手段15用の中空路または空間16は、その中を通る少なくとも1の中空空間16を含むことができ、幾つかのこのような、異なる方向にある管状空間であってもよい。このフライ鍋は、ガス式または電動式のフライ鍋として、あるいはその両方の組み合わせとして使用することができる。任意の数のフライ鍋またはフライ鍋の組み合わせを、同時または連続的に使用することができる。冷却手段の中空の管状空間16は、任意の数、間隔、および円、四角または楕円などの断面形状または寸法とすることができ、片側から反対側まで直線的または曲がった形状であってもよい。ハウジングに使用される材料は、熱に耐え、衛生規則を満たすことができる、ステンレス鋼などの材料の組み合わせとすることができる。
路の一方の端部にファンを設けることができ、必要に応じて、各路16用にそれぞれのファンを設けることもできる。排出手段は、少なくとも1または幾つかのこのような手段を含むことができ、必要に応じて、あるいは望ましいように、これらを凹部3のどこかに設置または配置することができる。如何なる数の表示手段と排出手段25および26を設けることができる。さらに、表示手段30を、排油手段26などの排出手段25または26の何れかと組み合わせることもできる。この組み合わせは、そこからの排出およびその位置での表示を可能にするため、高さ表示手段付きの窓を介する表示を有し、さらに、下方を向いた管状枝部を有する水平の突出管として形成することができる。さらに、オーバーフロー手段35を有することもでき、このオーバーフロー手段は、使用時にハウジングの上部における水平出口として形成することもでき、他の容器または排水管に流体連結することができる。
本書に記載または主張された製品、方法またはプロセスが、単独の構成要素として、または「部品のキット」として不完全な状態で販売された場合、このような利己的利用は、本発明の範囲内に収まるということを理解されたい。
バッフル40はさらに、ハウジング2の一部として形成することもできる、あるいはハウジング2に接合または取外し可能に連結することができる。端部プレート41およびレール42は、互いに接合される別個の構成要素として形成することができる、あるいは1つの部品として形成することができる。レール42を適切に十分支持することができるように、端部プレート41の形状は、内面に適合する、あるいは側面と基部にちょうど接触するよう形成してもよい。あるいは、バッフル40を端部プレート41なしで形成してもよく、レール42を、その端部のみで、あるいは適切な位置またはレール42の下側の杭によって支持することができる。
バッフル40は、後部から前部へと向くように図示されているが、ハウジング2においてバッフル40の他の向きも可能である。ノッチ52は正方形の形状として図示されているが、他の形状も同様に可能である。
空洞部35は、側壁の領域全体にわたって延在するように形成することができ、あるいは一部のみに形成することもできる。フライ鍋は水がなくとも動作することができるため、バッフル40は必ずしも必要ではない。
前述は本発明の実施例として与えられているが、当該技術分野の当業者にとって明らかであるような、全てのおよび他の改変や変形形態は、本書に記載されるような本発明の広い範囲および領域内に収まるとみなされることを、当然のことながら認識されたい。
本発明のこのような機構および特性、さらに動作方法、構造の関連要素の機能、部品の組み合わせ、および製造の経済的側面は、添付の図面を参照して以下の記載を検討することで一層明確となり、全ての図面は本明細書の一部を構成しており、同様の参照番号は様々な図面において対応する部品を示している。

Claims (15)

  1. 油と水を入れるよう構成された鍋ハウジングと、加熱手段と、冷却手段と、排水手段と排油手段とを具えるフライ鍋において、当該フライ鍋は、前記油を適切に加熱させるのに適した動力源に連結可能であり、
    前記鍋ハウジングは、側面を形成する壁を有する上端部と下端部を含む形状を有する本体と、水を入れるよう構成された下部および油を入れるよう構成された上部を規定するための内側の凹部とを有し、前記下部は前記排水手段を有し、前記上部は前記排油手段を有しており、
    前記冷却手段は前記加熱手段の真下または下方に配置され、前記鍋ハウジングの片側から反対側まで延在する少なくとも1の中空の冷却路と冷却装置とを有しており、
    前記冷却装置は、使用時に、空気が前記冷却路を通って押し引きされ、前記上部内の前記油の下方部分を冷却するように、前記冷却路に動作可能に連結されていることを特徴とするフライ鍋。
  2. 請求項1に記載のフライ鍋において、前記冷却手段が、前記少なくとも1の中空の冷却路の一端と少なくとも流体連結している冷却ハウジングを有し、前記冷却装置は前記冷却ハウジングに連結されており、前記冷却装置は、前記中空の冷却路を通って空気を押し引きするように動作することを特徴とするフライ鍋。
  3. 請求項2に記載のフライ鍋において、前記冷却手段が、前記鍋ハウジングの前記上端部または下端部から特定の高さに配置された一連の管状構造からなる複数の冷却路を含むことを特徴とするフライ鍋。
  4. 請求項3に記載のフライ鍋において、表示手段が前記少なくとも1の中空の冷却路の下方に配置され、前記排油手段は前記表示手段と同等の高さに配置され、前記排水手段は前記鍋ハウジングの底端部または前記下部もしくは水の底部に配置されていることを特徴とするフライ鍋。
  5. 請求項4に記載のフライ鍋において、前記鍋ハウジングが、フレームの形状をした支持手段によって支持されていることを特徴とするフライ鍋。
  6. 請求項5に記載のフライ鍋において、前記表示手段が、タンクの前記凹部内の水または油の高さを見ることが可能な少なくとも1の表示端部を有する突出管を具える、少なくとも1の窓の形状をした高さ表示手段を含むことを特徴とするフライ鍋。
  7. 請求項6に記載のフライ鍋において、前記加熱手段が、必要に応じて、前記油内に装着して配置したり取外すことができる、少なくとも1の取外し可能な加熱要素を含むことを特徴とするフライ鍋。
  8. 請求項6に記載のフライ鍋において、前記加熱手段が、加熱される、あるいは適用された熱を保持できるよう構成された少なくとも1の加熱路を含むことを特徴とするフライ鍋。
  9. 請求項8に記載のフライ鍋において、前記冷却ハウジングが、少なくとも1の冷却路の少なくとも一端を取り囲んでいる部分閉鎖した空間を含むとともに、通気手段と、前記少なくとも1の冷却路を通って空気を押し引きするように動作可能に連結された少なくとも1のファンとを有することを特徴とするフライ鍋。
  10. 請求項1に記載されたフライ鍋を使用するために準備または作動させる方法において、当該方法が:
    −排油手段および排水手段を閉じるステップと;
    −水面が最初に表示手段に見えるまで、タンク凹部3に水4を入れて充填するステップと;
    −水の上の前記タンク凹部内に適切な調理油を入れて注ぐステップと;
    −加熱手段を回転させて油内へと降ろすステップと;
    −前記加熱手段を特定の温度へと作動させるステップと;
    −冷却手段を特定の温度へと作動させるステップであって、油の下方部分の温度をある程度冷却されるまで低下させ、これにより、油の動く速度を低下させて、食品片または廃物などを水の底端部に落下させ、前記フライ鍋から最終的に放出または除去できるようにするステップと、を含む方法。
  11. 請求項10に記載された方法において、電動式フライ鍋について、排出手段を閉じた後に、前記加熱手段を回転させて前記タンク凹部から取り出すことを特徴とする方法。
  12. 請求項1に記載されたフライ鍋を排出または終了させる方法において、以下の:
    −加熱手段および冷却手段を停止させるステップと;
    −排油手段を開き、油を排出するステップと;
    −不要な食品片または廃物を除去するステップと;
    −排油手段を閉じて補充する、あるいは任意で、油を排出して食品片を除去した後に、排水手段を開いて水を排出することができるステップと;
    −この新たな水または清浄な水を入れた後に、新たな油または清浄な油を入れるステップと、を行う方法。
  13. 添付の図面の図を参照して実質的に本書に記載されるようなフライ鍋。
  14. 添付の図面の図を参照して実質的に本書に記載されるような、使用するフライ鍋を準備する方法。
  15. 添付の図面の図を参照して実質的に本書に記載されるような、フライ鍋を終了させる方法。
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