JP2013515152A - 液体洗浄及び/又はクレンジング組成物 - Google Patents

液体洗浄及び/又はクレンジング組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は、研磨洗浄粒子を含む、液体の、洗浄及び/又はクレンジング組成物に関する。

Description

本発明は、家屋内及び家屋周辺の硬質表面、食器表面、口腔の硬組織及び軟組織の表面、例えば、歯、歯肉、舌、及び頬面など、ヒト及び動物の皮膚、自動車及び車両の表面などを含めた、様々な無生物並びに生物の表面を、洗浄及び/又はクレンジングするための液体組成物に関する。より具体的には、本発明は、洗浄及び/又はクレンジングするために好適な粒子を含む、液体擦り磨き組成物に関する。
研磨剤構成成分を含有する、粒子状組成物又は液体(ゲル、ペーストタイプを含む)組成物などの、擦り磨き組成物は、当該技術分野において周知である。そのような組成物は、様々な表面を、特に、染み及び汚れを除去することが困難な状態にまで汚れる傾向がある表面を、洗浄及び/又はクレンジングするために使用される。
現在既知の擦り磨き組成物の中でも、最も一般的なものは、球状から不規則状まで様々に異なる形状を有する研磨剤粒子に基づいている。最も一般的な研磨剤粒子は、炭酸塩、粘土、シリカ、ケイ酸塩、シェール灰、パーライト、及びケイ砂のような、無機物、あるいは、ポリプロピレン、PVC、メラミン、尿素、ポリアクリレート、及び誘導体のような、有機高分子ビーズのいずれかであり、研磨剤粒子がその中に懸濁される、クリーム状の稠度を有する液体組成物の形態となる。
そのような現在既知の擦り磨き組成物の表面安全性プロファイルは、不十分であり、あるいは、十分な表面安全性プロファイルを有する組成物に関しては、貧弱な洗浄性能が示される。実際に、極めて硬質な研磨剤粒子が存在するために、これらの組成物は、それらが塗布された表面に、損傷を与える、すなわち、擦り傷を付ける恐れがある。実際に、配合者は、良好な洗浄/クレンジング性能と引き換えに激しい表面損傷を特徴とするか、又は洗浄/クレンジング性能を妥協しつつ、許容可能な表面安全性プロファイルを特徴とするかの間で、選択する必要がある。加えて、そのような現在既知の擦り磨き組成物は、少なくとも特定の適用分野(例えば、硬質表面の洗浄)では、消費者によって、時代遅れであるとして認知されている。
それゆえ、本発明の目的は、家屋内及び家屋周辺の硬質表面、食器表面、口腔の硬組織及び軟組織の表面、例えば、歯、歯肉、舌、及び頬面など、ヒト及び動物の皮膚などの、無生物並びに生物の表面を含めた様々な表面を、洗浄/クレンジングするために好適な、液体洗浄及び/又はクレンジング組成物を提供することであり、この組成物は、良好な洗浄/クレンジング性能を提供する一方で、良好な表面安全性プロファイルを提供する。
上記の目的は、本発明による組成物によって果たされ得ることが判明している。
本発明による組成物の有利点は、それらの組成物を使用して、グレーズドセラミック及び非グレーズドセラミックのタイル、エナメル、ステンレス鋼、Inox(登録商標)、Formica(登録商標)、ビニール、ワックスなしビニール、リノリウム、メラミン、ガラス、プラスチック、塗装表面、ヒト及び動物の皮膚、毛髪、口腔の硬組織及び軟組織の表面、例えば、歯のエナメル質、歯肉、舌、及び頬面、などのような、様々な材料から構成される、無生物並びに生物の表面を洗浄/クレンジングすることができる点である。
更に本発明は、本明細書の組成物中に、極めて低濃度で粒子を配合しつつも、依然として上述の利益を提供することができるという利点を有する。実際に、概して他の技術に関しては、良好な洗浄/クレンジング性能を得るためには、高濃度の研磨剤粒子が必要とされ、それゆえ、製剤及び加工処理の高コスト、すすぎ及び最終洗浄の困難なプロファイル、並びに、洗浄/クレンジング組成物の審美性及び心地よい手触り感覚に関する制限がもたらされる。
本発明は、研磨洗浄粒子を含む、液体洗浄及び/又はクレンジング組成物を目的とし、この研磨洗浄粒子は、発泡体から、グラインド加工又はミリング加工によって縮小されたものであり、この発泡体は、5kg/m3〜150kg/m3の密度を有し、この発泡体は、40マイクロメートル〜700マイクロメートルの気泡サイズを有する。
本発明は、研磨洗浄粒子を含む液体洗浄及び/又はクレンジング組成物を使用して、表面を洗浄及び/又はクレンジングする方法を更に包含し、表面は組成物と接触し、好ましくは組成物は表面上に塗布される。
先端半径を算出する方法の実例を示す図。 発泡体の壁体のアスペクト比を算出する方法の実例を示す図。 粒子から粗度を算出する方法の実例を示す図。
液体洗浄/クレンジング組成物
本発明による組成物は、様々な無生物及び生物の表面用の、洗浄剤/クレンザーとして設計される。好ましくは本明細書の組成物は、無生物の表面、及び生物の表面からなる群から選択される表面を、洗浄/クレンジングするために好適である。
好ましい実施形態では、本明細書の組成物は、家庭の硬質表面、食器の表面、皮革若しくは合成皮革のような表面、及び自動車の表面からなる群から選択される無生物の表面を、洗浄/クレンジングするために好適である。
非常に好ましい実施形態では、本明細書の組成物は、家庭の硬質表面を洗浄するために好適である。
「家庭の硬質表面」とは、本明細書では、キッチン、浴室のような、家屋内及び家屋周辺で典型的には見出される、任意の種類の表面、例えば、セラミック、ビニール、ワックスなしビニール、リノリウム、メラミン、ガラス、Inox(登録商標)、Formica(登録商標)、任意のプラスチック、樹脂加工された木材、金属、又は任意の塗装表面、若しくはニス塗り表面、若しくはシール表面などのような、種々の材料で作製される、床、壁、タイル、窓、食器戸棚、シンク、シャワー、シャワー用樹脂加工カーテン、洗面台、トイレ、付属品、及び取り付け品などを意味する。家庭の硬質表面にはまた、家庭用機器も含まれ、それらの家庭用機器としては、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機、自動乾燥機、オーブン、電子レンジ、食器洗浄機などが挙げられるが、これらに限定されない。そのような硬質表面は、一般家庭内、並びに商用環境、施設環境、及び産業環境のいずれでも見出すことができる。
「食器表面」とは、本明細書では、食器洗浄に見られる食器、食卓用金物、まな板、及び鍋などのような任意の種類の表面を意味する。そのような食器表面は、一般家庭内、並びに商用環境、施設環境、及び産業環境のいずれもで見出すことができる。
別の好ましい実施形態では、本明細書の組成物は、ヒトの皮膚、動物の皮膚、ヒトの毛髪、動物の毛、及び歯からなる群から選択される生物の表面を、洗浄/クレンジングするために好適である。
本発明による組成物は、固体又は気体とは対照的に、液体組成物である。液体組成物には、水様の粘度を有する組成物、並びにゲル及びペーストなどの、増粘組成物が含まれる。
本明細書での好ましい実施形態では、液体組成物は、水性組成物である。したがって、それらの組成物は、組成物全体の65重量%〜99.5重量%の、好ましくは75重量%〜98重量%の、より好ましくは80重量%〜95重量%の水を含み得る。
本明細書の別の好ましい実施形態では、本明細書の液体組成物は、殆ど非水性の組成物であるが、それらの組成物は、組成物全体の0重量%〜10重量%の水、好ましくは0重量%〜5重量%の、より好ましくは0重量%〜1重量%の、最も好ましくは、組成物全体の0重量%の水を含み得る。
本明細書の好ましい実施形態では、本明細書の組成物は、中性の組成物であり、それゆえ、25℃で測定するとき、6〜8の、より好ましくは6.5〜7.5の、更により好ましくは7のpHを有する。
他の好ましい実施形態では、組成物は、好ましくはpH 4よりも高いpHを有するか、あるいは、好ましくはpH 9よりも低いpHを有する。
したがって、本明細書の組成物は、pHを調整するための、好適な塩基及び酸を含み得る。
本明細書で使用される好適な塩基は、有機及び/又は無機の塩基である。本明細書での使用に好適な塩基は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及び/若しくは水酸化リチウムなどの苛性アルカリ、並びに/又は酸化ナトリウム及び/若しくは酸化カリウムなどのアルカリ金属酸化物、あるいはこれらの混合物である。好ましい塩基は、苛性アルカリ、より好ましくは、水酸化ナトリウム及び/又は水酸化カリウムである。
他の好適な塩基としては、アンモニア、炭酸アンモニウム、全ての利用可能な炭酸塩、例えば、K2CO3、Na2CO3、CaCO3、MgCO3など、アルカノールアミン(例えば、モノエタノールアミン)、尿素及び尿素誘導体、ポリアミンなどが挙げられる。
そのような塩基の典型的な濃度は、存在する場合、組成物全体の0.01重量%〜5.0重量%、好ましくは0.05重量%〜3.0重量%、より好ましくは0.1重量%〜0.6重量%の濃度である。
明細書の組成物は、必要とされる程度にまでpHを減少させるための酸を含み得、酸が存在するにも関わらず、本明細書の組成物は、上述のような好ましい中性のpHを維持する。本明細書での使用に好適な酸は、有機及び/又は無機の酸である。本明細書での使用に好適な有機酸は、6未満のpKaを有する。好適な有機酸は、クエン酸、乳酸、グリコール酸、コハク酸、グルタル酸、及びアジピン酸、並びにこれらの混合物からなる群から選択される。これらの酸の混合物は、商標名Sokalan(登録商標)DCSで、BASFより商業的に入手可能である。好適な無機酸は、塩酸、硫酸、リン酸、及びこれらの混合物からなる群から選択される。
そのような酸の典型的な濃度は、存在する場合、組成物全体の0.01重量%〜5.0重量%、好ましくは0.04重量%〜3.0重量%、より好ましくは0.05重量%〜1.5重量%の濃度である。
本発明による好ましい実施形態では、本明細書の組成物は、増粘組成物である。好ましくは、本明細書の液体組成物は、20s-1で、最大7500cpの粘度を有し、及び20℃で、AR 1000型レオメータ(TA Instrumentsより供給)を、ステンレス鋼、角度2°の、4cmコーン状スピンドルで使用して(0.1〜最大100sec-1の線形増分、8分間)測定するとき、より好ましくは5000cp〜50cp、更により好ましくは2000cp〜50cp、最も好ましくは、20s-11500cp〜300cpの粘度を有する。
本発明による別の好ましい実施形態では、本明細書の組成物は、水様の粘度を有する。「水様の粘度」とは、本明細書では、水の粘度に近い粘度を意味する。好ましくは、本明細書での液体組成物は、60rpmで最大50cpの粘度を有し、60rpm及び20℃で、Brookfieldデジタル粘度計DV II型を、スピンドル2で使用して測定するとき、より好ましくは0cp〜30cp、更により好ましくは0cp〜20cp、最も好ましくは、0cp〜10cpの粘度を有する。
研磨洗浄粒子
本明細書の液体洗浄及び/又はクレンジング組成物は、例えばマクロ形状記述子及びメソ形状記述子によって定義される、極めて有効な形状を特徴とするように選択又は合成される、研磨洗浄粒子を含み、その一方で、粒子の有効な形状は、発泡体材料を粒子へと縮小することによって得られる。
出願人は、非回転性かつ鋭利な研磨洗浄粒子が、良好な汚れ除去、及び少ない表面損傷をもたらすことを見出した。出願人は、極めて特定の粒子形状を、発泡体構造から得ることができ、また付随して、その結果得られた粒子の形状は、例えば非発泡材料から作製される、回転移動がむしろ促進され、表面から汚れを移動させる効果がより少ない、より典型的な研磨剤粒子と対比すると、研磨剤粒子の有効な滑動を促進することを見出した。したがって、本発明の目的は、研磨剤を、その形状に従って慎重に合成及び選択することであり、特に、本発明の目的は、発泡体構造と、発泡体を有効な粒子へと縮小するための方法とを説明することである。
出願人は、非回転性かつ鋭利な研磨洗浄粒子が、良好な汚れ除去、及び少ない表面損傷をもたらすことを見出した。実際に、出願人は、例えば円形度によって定義される、極めて特定の粒子形状が、回転移動がむしろ促進され、表面から汚れを移動させる効果がより少ない、典型的な研磨剤粒子と対比すると、研磨剤粒子の有効な滑動を促進することを見出した。
更には、研磨剤粒子は、好ましくは、本発明によって定義される発泡体構造から作製される粒子の典型的な特徴である、多数の鋭利縁部を有する。非球状粒子の鋭利縁部は、20μm未満の、好ましくは8μm未満の、最も好ましくは5μm〜0.5μmの先端半径を有する縁部によって定義される。この先端半径は、縁部末端の湾曲に適合する、仮想円の直径によって定義される。出願人は、発泡体をグラインド加工することで得られる粒子が、典型的には、発泡成形方法の結果得られる鋭利縁部を有する粒子の特徴を有することを見出した。発泡剤、所望により界面活性剤若しくは高分子剤を添加した/添加していないガス又は揮発溶媒のいずれかは、発泡成形方法の間、膨張する泡の湾曲により、発泡体材料の縁部(又は壁体)を鋭利化する補助をする。
図1.は、先端半径の図である。
研磨剤粒子は、それらが製造される同じ発泡体材料から構成される。付随して、研磨剤材料は、有機発泡体から、また更には鉱物性の発泡体から作製することができるが、実際的は、鉱物性の発泡体は、例えば、典型的な発泡成形方法で、他の既知の発泡性の有機材料又は高分子材料と共に、鉱物材料が充填剤として共発泡成形されない限り、あまり一般的ではない。同様に、非鉱物性の研磨剤材料もまた、他の既知の発泡性の有機材料又は高分子材料と共に共発泡成形することができる。最も単純でかつ一般的な場合では、発泡成形方法を実行する前に、研磨剤原材料それ自体(例えば、鉱物性又は非鉱物性の充填剤)をマトリックス内部に分散させて、適切な発泡体構造を得る。その場合には、発泡成形方法で充填剤として使用される材料は、典型的には(網羅的ではないが)、例えば、炭酸から誘導される塩、リン酸から誘導される塩、ピロリン酸から誘導される塩、シリカ若しくはアルミナから誘導される塩、ヒドロキシアパタイト、珪藻土、フーラー土、タルクなどのような、有機又は無機の塩の研磨剤、ポリエチレン、ポリプロピレン、PVC、ポリカーボネート、メラミン、尿素、ポリウレタン、ポリアクリレート、ポリスチレン、フェノール樹脂、ポリエステル、ポリアミド、から誘導される、高分子材料、又は堅果の殻、穀粒、木材、竹、植物などのような、セルロース、リグノセルロース、若しくは殻に由来する、天然材料である。
好ましくは、研磨剤粒子は、ポリエチレン、ポリプロピレン、PVC、ポリカーボネート、メラミン、尿素、ポリウレタン、ポリアクリレート、ポリスチレン、フェノール樹脂、ポリエステル、ポリアミド、及びこれらの混合物からなる群から選択される、高分子材料、並びに堅果の殻、リンゴ種子、オリーブストーン、杏仁、穀粒、木材、竹、及び植物などの、セルロース、リグノセルロース、若しくは殻に由来する、天然研磨剤、並びにこれらの混合物から作製される。より好ましくは、研磨剤粒子は、ポリエチレン、ポリプロピレン、PVC、ポリカーボネート、メラミン、尿素、ポリウレタン、ポリアクリレート、ポリスチレン、フェノール樹脂、ポリエステル、ポリアミド、及びこれらの混合物からなる群から選択される、高分子材料から作製される。更により好ましくは、研磨剤粒子は、ポリウレタン、ポリエステル、ポリアクリレート、ポリスチレン、及びこれらの混合物からの、高分子で作製される。最も好ましくは、研磨剤粒子は、ジイソシアネート(例えば、Lupranate M200R、又はLupranate M20S)及びジオール(Lupranol 3423)から作製される、硬質ポリウレタン発泡体から作製される。
好ましい実施形態では、発泡成形材料は、充填剤を併用せずに使用され、発泡成形されて、発泡成形後に研磨剤粒子へと縮小された後に、十分な研磨剤特性を提示する。
発泡成形方法及び発泡体構造は、典型的には、ガス膨張方法を介して、例えば、ガス又は溶媒を研磨剤前駆体内に注入し、圧力低下及び/又は温度の上昇によって膨張させる、例えば押出し発泡成形方法によって得られる。その場合には、純粋なポリマー、又はポリマーブレンド、又は可塑化ポリマーなどの形態の、熱可塑性材料が通常使用される。熱可塑性ポリマーの典型例は、網羅的ではないが、ポリエチレン、ポリプロピレン、PVC、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリアクリレート、ポリスチレン、ポリエステル、ポリアミドなどである。代替的な熱可塑性ポリマーのリストは、押出し発泡成形又はガス発泡成形の文献に見出すことができる(例えば、James L.Throneによる「Thermoplastic Foam Extrusion」、又はShau−Tarng Leeによる「Foam Extrusion:Principles and Practice」の書籍を参照)。そのような方法で使用される典型的なガスは、空気、窒素、二酸化炭素、又はペンタン、シクロペンタンなどの有機溶媒などであり、核生成剤及び泡安定剤を含む場合、あるいは含まない場合がある。殆どの場合では、ガスの量を制御して、ポリマー/ポリマー混合物に溶解させて溶融相にするが、熟練の操作者は、発泡成形のパラメーター、例えば、製剤、時間/温度/圧力サイクルのパラメーターを正確に制御することで、特定の発泡体構造を対象とすることができる。
発泡成形方法及び発泡体構造はまた、典型的には、モノマーのエマルション発泡成形に続く、化学、熱、放射線(例えばUV)硬化を介した、固化工程、及び必要な場合には、その後の、固化した発泡体の乾燥工程を介すことでも達成される。幾つかのタイプのモノマー、例えば、以下のモノマー構造の非網羅的リスト、例えば、ビニル、スチレン、アクリレート、メタクリレート、ジエンなどに由来するものを使用することができる。材料並びに発泡成形及び硬化方法の例は、文献に詳細に説明されている(例えば、Robert D.Atheyによる書籍「Emulsion Polymer Technology」を参照)。発泡体の製造の好ましい経路は、本明細書に参照として組み込まれる、米国特許第6369121号(Catalfamoら)に記載されるように、モノマー混合物中の水の、水/油の高内相エマルションを形成し、その場で重合させることである。好ましい実施形態では、発泡体は、水/油の高内相エマルション方法を使用する、ジビニルベンゼン架橋スチレンポリマーの重合後に製造される。硬化後、次に発泡体は、グラインド加工又はミリング加工の操作を介して、粒子へと縮小される。
発泡成形方法及び発泡体構造はまた、典型的には、機械的な攪拌、例えば、粘稠な混合物(例えば、典型的には、乳化の特徴及び恐らくは安定化の特徴を有するタンパク質を含むもの)を激しくこねることに続く、硬化/固化の工程により、及び必要な場合には、固化した発泡体を乾燥させることによっても達成される。タンパク質の非網羅的な例は、卵白又は純アルブミン、ゼラチン、サポニン、グルテン、大豆タンパク質、グロブリン、プロラミン、グルテリン、ヒストン、プロタミンなどであるが、これらのタンパク質は、多くの場合、水、乳化剤、安定剤、例えばアルギン酸、並びに極めて望ましくは、大量の重合性モノマー及び/又は架橋剤の存在下で攪拌され、十分な発泡体硬度を達成する。更なる参照に関しては、Joseph F.Zayasによる書籍「Functionality of Proteins in Food」、Hettiarachchyからの「Protein Functionality in Food Systems」、E.ZukowskaらによるJournal of Cereal science 47(2008)233〜238の論文、又は米国特許第2006/0065159号を参照されたい。
特に好ましい発泡成形方法及び発泡体構造はまた、典型的には、膨張ガスのその場産生と組み合わせて、架橋又はみ架橋モノマーの同時重合によっても達成される。そのような方法は、典型的には、ポリウレタン発泡体を作り出すために使用される。方法、ポリウレタン前駆体、配合、添加剤などが文献で豊富に説明され、並びに最も簡便には、発泡体の密度、気泡サイズ、独立気泡の含有量、壁体のアスペクト比、並びに発泡体及び粒子のある程度の硬度などの、様々な極めて重要な発泡体構造パラメーターに対する影響が、文献内で豊富に説明される。有効な形状を有する洗浄粒子の産生において、これらを説明することが本発明の目的である。ポリウレタンの配合及び製造方法についての多くの情報は、文献で入手可能である(参照用に、以下の書籍を参照されたい:Robert Woodによる「Rigid polyurethane/polyisocyanurate foam processing」、Kaneyoshi Ashidaによる「Polyurethane and Related Foams:Chemistry and Technology」、及びMihail Ionescuによる「Chemistry and technology of polyols for polyurethanes」)。
出願人は、有効かつ安全な洗浄粒子が、以下で説明するような極めて特定の構造パラメーターを有する発泡体から作り出され得ることを見出した。実際に、出願人は、発泡体の構造により、洗浄粒子の形状パラメーターを制御することが可能であることを見出し、また出願人は、粒子の形状パラメーターが、その粒子の洗浄性能に大きく影響することを立証した。以下で説明する発泡体の構造パラメーターは、発泡体を研磨剤粒子へとグラインド加工した後の所望の粒子形状に、直接的な影響を与え、それゆえ、発泡体構造の正確な制御が、効率的な研磨剤粒子を合成するための、好ましく簡便な手段であることが理解される。
発泡体の密度:
出願人は、良好な洗浄効果が、100kg/m3よりも大きく、更に最大で500kg/m3の密度を有する発泡体から作製された研磨剤粒子により達成され得ることを見出した。しかしながら、出願人は、驚くべきことに、著しくより良好な洗浄効果が、100kg/m3未満の発泡体の密度で、より好ましくは50kg/m3〜100kg/m3の発泡体の密度で、最も好ましくは5kg/m3〜50kg/m3の発泡体の密度で達成され得ることを見出した。発泡体の密度は、例えば、ASTM D3574に記載されるプロトコルを使用して、測定することができる。
発泡体の気泡サイズ:
同様に、出願人は、良好な洗浄効果が、20マイクロメートル〜2000マイクロメートルの範囲の気泡サイズを特徴とする発泡体から作製された研磨剤粒子で達成され得ることを見出した。しかしながら、出願人は、驚くべきことに、著しくより良好な洗浄効果が、100〜1000マイクロメートルの、より好ましくは200〜500マイクロメートルの、最も好ましくは300〜450マイクロメートルの気泡サイズを特徴とする発泡体で達成され得ることを見出した。発泡体の気泡サイズは、例えば、ASTM D3576に記載されるプロトコルを使用して、測定することができる。
発泡体の独立気泡含有量:
同様に、出願人は、良好な洗浄効果が、独立気泡構造を特徴とする発泡体から作製された研磨剤粒子で達成され得ることを見出した。しかしながら、出願人は、驚くべきことに、著しくより良好な洗浄効果が、連続気泡構造を有する発泡体から粒子へと縮小された研磨洗浄粒子で達成され得ることを見出した。連続気泡発泡体構造は、明確に画定された鋭利な壁体を形成する機会を提示し、このことが同様に、有効な研磨剤粒子を作り出す。反対に、各壁体から膜様材料へと延びる発泡体材料によって各気泡が閉鎖される、独立気泡が存在すると、研磨剤粒子へとグラインド加工した後に、平坦形状の残留物を一部に含有する研磨剤集団が作り出される。この平坦形状の残留物は、有効な洗浄性能を提供せず、それゆえ、望ましくない特徴である。この平坦形状の残留物の形状は、洗浄性を提供するためには準最適である。更には、これらの膜は、本質的に極めて脆弱であり、発泡体のグラインド加工の間、及び洗浄方法での使用の間にも、数百マイクロメートル〜サブマイクロメートルサイズの範囲のサイズを有する望ましくない粉塵を含む、著しく小さい粒子へと容易に砕ける。出願人は、50%未満の、好ましくは30%未満の、最も好ましくは15%未満の独立気泡を有する発泡体構造が、有効な研磨洗浄粒子を製造するのに望ましいことを見出した。
発泡体の壁体のアスペクト比:
同様に、出願人は、高アスペクト比を有する壁体を特徴とする発泡体から作製された研磨剤粒子により、良好な洗浄効果が達成され得ることを見出した。出願人は、壁体を、発泡体の気泡構造を形成するように相互接続する細長形材料と定義し、この気泡構造は、典型的には本明細書で対象とされる5〜50kg/m3の密度を有する発泡体に関しては、五角十二面体構造として最も良好に説明される。壁体の長さ(L)は、典型的には、2つの相互接続する節の幾何学的中心間の距離として見なされる。壁体の厚さ(T)は、典型的には、長さの中間点で投影される壁体の厚さである。出願人は、容易に回転する、より丸い粒子を作り出す可能性が高いことから、過度に小さいL/T比を有する壁体を提示する発泡体に由来する粒子が、洗浄に関して準最適の形状を提示することを理解した。反対に、汚れ除去性が低いという特徴を有する、ロッド様の粒子を過剰量作り出す可能性が高いことから、過度に高いL/T比を有する壁体を提示する発泡体に由来する粒子もまた、洗浄に関して準最適の形状を提示する。付随して、出願人は、驚くべきことに、より良好な著しい洗浄効果が、Visiocellソフトウェアによって判定される、1.5〜10の、好ましくは2.0〜8.0の、より好ましくは3.0〜6.0の、最も好ましくは3.5〜4.5の範囲のL/T比を有する壁体で達成され得ることを見出した。
図2壁体の長さ(L)及び壁体の厚さ(T)を有する、五角十二面体構造
好ましい実施形態では、発泡体の粒子への縮小を補助するために、発泡体は、十分に脆性、すなわち応力に対して脆性であり、発泡体は変形する傾向を殆ど有さず、むしろ粒子へと砕ける。
したがって、効率的な洗浄粒子は、発泡構造体を、特別に注意して、標的サイズ及び標的形状へとグラインド加工することによって作製される。それゆえ例えば、大きい粒子サイズが所望される場合、大きい気泡サイズを有する発泡体が望ましく、逆の場合もまた同様である。更には、発泡体構造をグラインド加工しつつ、最適な粒子形状を保持するためには、標的粒子サイズを、発泡体の気泡サイズの寸法よりも過度に小さくしないことが推奨される。典型的には、出願人は、発泡体の気泡サイズの約半分よりも小さくはない標的粒子サイズを推奨する。出願人は、例えば元の発泡体構造に対し、また特に気泡サイズに対し粒子を過度に縮小させることで、準最適の洗浄効率を有する、より丸い粒子が生成されることを見出した。
実際には、発泡体を粒子集団へと縮小するための方法は、平均的な発泡体気泡サイズの半分よりも小さいサイズを有する粒子の量が、30重量%未満、好ましくは20重量%未満、より好ましくは10重量%未満であるよう、最も好ましくは粒子が検出されないように設定される。この粒子サイズの重量比率は、物理的篩い分け法によって判定される。注意:平均の発泡体気泡サイズの半分に関連するサイズに基づく、粒子の分別を進行させるために、理論的な標的篩い分けグリッドに対しての、篩い分けメッシュの選択に関しては、10%の許容誤差が認められる。選択される篩い分けメッシュの許容誤差は、理論的な標的サイズに対して、より小さい利用可能な篩分けメッシュに関して有効である。
発泡体を、本明細書での研磨洗浄粒子へと縮小する好適な方法の1つは、発泡体をグラインド加工又はミリング加工することである。他の好適な手段としては、集塵装置を備える高速の削剥ホイールなどの、削剥器具の使用が挙げられ、このホイールの表面は、パターンが彫刻されるか、又は研磨紙などでコーティングされ、発泡体が、本明細書における研磨剤粒子を形成することを促進する。
あるいは、また本明細書での非常に好ましい実施形態では、発泡体は、幾つかの段階で粒子へと縮小することができる。最初に、バルク状の発泡体を、手作業で細断するか若しくは切断することによって、又は、砕塊機、例えばS Howes,Inc.(Silver Creek,NY)製の2036型などの機械的器具を使用して、数cmの寸法の小片へと砕くことができる。
本明細書での大いに好ましい実施形態では、研磨洗浄粒子の幾何学的形状記述子(すなわち、硬度、円形度、及び/又は粗度)を達成するために、研磨洗浄粒子は、発泡高分子材料から得られ、この発泡高分子材料は、本明細書で後に説明するように、好ましくはグラインド加工又はミリング加工によって研磨剤粒子へと縮小される。
研磨剤粒子の硬度:
本明細書での使用に好適な、好ましい研磨洗浄粒子は、良好な洗浄/クレンジング性能を提供するために十分硬質である一方で、良好な表面安全性プロファイルを提供する。
発泡体から縮小される研磨剤粒子の硬度は、発泡体を調製するために使用される原材料を変更することによって変更することができる。例えば、ポリウレタン発泡体の硬度の変更は、幾つかの方法により可能である。例えば、網羅的ではないが、ジイソシアネート、特に、例えば官能性が>2の、好ましくは>2.5の、最も好ましくは2.7よりも大きい、高度に官能性であるイソシアネートを選択すると、ポリウレタンの硬度が増加する。同様に、例えば官能性が<4000Mwの、好ましくは<2000Mwの、最も好ましくは、1000Mw未満の低分子量ポリオールを使用することによっても、ポリウレタンの硬度は増加する。反応混合物中のジイソシアネート/ポリオールの平衡性はより重要なものであるが、ジイソシアネートが過剰であっても発泡体の硬度は増加する。硬度を増加させる別の可能性としては、小分子量の架橋剤を導入することが挙げられる。あるいは、発泡体の硬度を増加させるための更なる方法としては、尿素結合の形成を促進するような触媒を選択することが挙げられる。
本発明の好ましい研磨洗浄粒子は、3〜50kg/mm2の、好ましくは4〜25kg/mm2の、最も好ましくは5〜15kg/mm2のHVビッカース硬さを有する。
ビッカース硬さ試験方法:
ビッカース硬さHVを、標準方法ISO 14577−1、ISO 14577−2、ISO 14577−3に従って、23℃で測定する。ビッカース硬さは、少なくとも厚さが2mmの、原材料の中実ブロックから測定する。ビッカース硬さのマイクロ圧入測定を、CSM Instruments SA(Peseux,Switzerland)により作製される、マイクロ硬度計(MHT)を使用することによって実施する。
ISO 14577の指示に従って、試験表面は、粗度(Ra)の値が圧子侵入最大深度の5%未満である平坦で滑らかなものとするべきである。最大深度が200μmとは、Ra値が10μm未満であることと同等である。ISO 14577に従って、そのような表面は、任意の好適な手段によって調製することができ、それらの手段としては、新品の鋭利なミクロトーム若しくは外科用メスの刃を使用する、試験材料片の切断、グラインド加工、研磨加工、又は溶融した材料を平坦で滑らかな注型枠上に流し込み、その材料を試験前に完全に凝固させることによる手段を挙げることができる。
マイクロ硬度計(MHT)に関する好適な全般的設定は、以下の通りである。
制御モード:変位、連続的
最大変位:200μm
接近速度:20nm/秒
ゼロ点判定:接触時
接触時の熱ドリフトを測定するための保持期間:60秒
荷重印加時間:30秒
データロギングの頻度:少なくとも毎秒
最大荷重の保持時間:30秒
荷重除去時間:30秒
圧子先端の形状/材料:ビッカースピラミッド形状/ダイアモンドチップ
あるいは、本発明の研磨洗浄粒子の硬度は、モース硬さスケールに従って表すこともできる。好ましくは、このモース硬さは、0.5〜3.5、最も好ましくは1〜3からなる。モース硬さスケールは、化合物の硬度を、既知の硬度の化合物と対比して測定するための、国際的に承認されたスケールであり、Encyclopedia of Chemical Technology,Kirk−Othmer,4th Edition Vol1,18ページ、又はLide,D.R(ed)CRC Handbook of Chemistry and Physics,73rd edition,Boca Raton,Fla.:The Rubber Company,1992〜1993を参照されたい。既知のモース硬さを有する材料を包含する、多くのモース試験キットが市販されている。選択されたモース硬さを有する研磨剤材料の測定及び選択に関しては、未成形の粒子、例えば、球状又は粒状の形態の研磨剤材料を使用して、モース硬さ測定を実行することが推奨されるが、これは、成形粒子のモース硬さ測定では、誤った結果が提供されるためである。
発泡体由来の粒子が有効な形状を特徴とすることを制御するためには、本発明では、成形方法、及び極めて重要な形状標的パラメーターを定義することが有用である。
研磨洗浄粒子の形状は、多くの方法で定義することができる。本発明は、洗浄粒子の形状を、粒子の1つの形態で定義し、この形態は、粒子の幾何学的比率、より実際的には、粒子集団の幾何学的比率を反映する。極めて最近の分析技術は、多数の粒子、典型的には10000個を超える粒子(好ましくは、100000個よりも多い)の、粒子形状の正確な同時測定を可能にする。このことにより、識別性能を用い粒子集団の平均形状を正確に調整及び/又は選択することが可能になる。粒子形状のこれらの測定値分析は、Occhio Nano 500粒子特性評価計器上で、その付属のソフトウェア、Callistroバージョン25(Occhio s.a.Liege,Belgium)を使用して遂行される。この計器を使用して、製造者の指示、及び以下の計器設定選択に従って、粒子試料を、調製、分散、画像化、及び分析する:要求される白色度=180、真空時間=5000ms、沈降時間=5000ms、自動閾値、計数/分析の粒子数=8000〜500000、複製/試料の最少数=3、レンズ設定1x/1.5x。
出願人は、しかしながら、有意なサイズの粒子の形状が、極めて重要な役割を果たすと見なし、そのため実際には、形状パラメーターは、10マイクロメートル未満のサイズを有する粒子を除外した後の、粒子集団の平均形状として測定される。除外は、篩いの助けを借りて物理的に行なうか、又は好ましくは、10マイクロメートル未満のサイズ直径、例えば「面積直径」(粒子と同じ面積Aを有する円板の直径の値)を有する粒子の統計的フィルタリングを介して、電子的に行なうことができる(ISO 9276−6:2008(E)セクション7を参照)。
本発明では、形状記述子は、幾何学的な記述子/形状係数の算出である。幾何学的形状係数は、2つの異なる幾何学的特性の間の比であり、このような特性は、通常は、粒子全体の像の比率の尺度、又は粒子を包囲するか、若しくは粒子の周囲に包絡線を形成する、理想的な幾何学体の比率の尺度である。これらの結果は、アスペクト比と同様の、マクロ形状記述子であるが、しかしながら、出願人は、メソ形状記述子(マクロ形状記述子の特定の下位分類)が、研磨洗浄粒子の洗浄有効性、及び表面安全性性能に、特に極めて重要であることを発見した一方で、アスペクト比などの、より典型的な形状パラメータでは不十分であることが判明した。これらのメソ形状記述子は、粒子が、理想的な幾何学的形状と比較してどの程度異なっているか、特に、球体と比較してどの程度異なっているかを判定する際に大いに役立ち、また付随的に、非回転性の(例えば、滑動)、有効な洗浄移動パターンに関する、その粒子の能力を判定する補助となる。本発明の研磨洗浄粒子は、典型的な球状、又は球状に類似する研磨剤形態、例えば、粒状の研磨剤形態とは異なる。
粗度
粗度は、定量的な、2次元画像分析による形状説明であり、Occhio Nano 500粒子特性評価計器によって、その付属のソフトウェア、Callistroバージョン25(Occhio s.a.Liege,Belgium)を使用して実装されるようなISO 9276−6:2008(E)セクション8.2に従って測定されている。粗度は、粒子のコア表面積の外側の等価有用表面積である、2D測定値を定義し、0〜1の値の範囲となり得る。粗度0は、粒子のコアの周辺部に、利用可能な有用質量が存在しないことを意味する。粗度はまた、付随性と呼ばれる場合もあり、定量的な記述子であって、例えば、Occhio Nano 500計器で利用可能なメソ形状記述子である。
本明細書における非球状粒子が、有用な研磨剤として、コアの周辺部で利用可能な顕著な質量の材料を有することは好ましいことから、粗度は研磨剤粒子で有用である。この周辺部質量は、洗浄性能に関して有用であり、また、粒子が回転することを防止するためにも有用である。
粗度は、2D測定での、0〜1の範囲の、粒子のコア表面積の外側の等価有用表面積を定義しており、粗度0は、コア粒子質量の周辺部に、利用可能な有用質量が存在しない粒子を説明する。粗度は、次のように算出される。
Figure 2013515152
式中、Aは、粒子の面積であり、A(Oγ)は、「粒子のコア」と見なされるものの表面積である。A−A(Oγ)は、「粒子の周辺部の有用面積」を表し、粗度は、その有用面積の、粒子面積全体に対する分数で表される。Oγは、調整可能許容係数と呼ばれ、典型的には、0.8に設定されるため、粗度の定義は、Rgγ=(A−A(0.8)/Aである。A(0.8)を算出するために、粒子の縁部の各地点の粒子輪郭の内部に、最大量の円板を内接させる。サイズ、例えば、内接する円板の面積は、円板の直径によって定義されるが、一方で、その直径の値は、0.8×Dmax〜Dmaxの範囲である(Dmaxは、粒子に内接する最大の円板の直径の値である)。粒子のコア面積A(0.8)は、内接する全ての円板の投影に相当する面積によって定義される。
図3は、粒子から粗度を算出する方法の実例を示す図である。
出願人は、0.1〜0.3の、好ましくは0.15〜0.28の、より好ましくは0.18〜0.25の平均粗度を有する研磨洗浄粒子が、洗浄性能及び表面安全性の改善を提供していることを見出した。平均データは、数に基づく測定と対比した、体積に基づく測定から抽出される。
それゆえ、本発明の好ましい実施形態では、本明細書の研磨剤粒子は、0.1〜0.3の、好ましくは0.15〜0.28の、より好ましくは0.18〜0.25の平均粗度を有する。
円形度
円形度は、定量的な、2次元画像分析による形状説明であり、Occhio Nano 500粒子特性評価計器によって、その付属のソフトウェア、Callistroバージョン25(Occhio s.a.Liege,Belgium)を使用して実装されるようなISO 9276−6:2008(E)セクション8.2に従って測定されている。円形度は、好ましいメソ形状記述子であり、Occhio Nano 500又はMalvern Morphologi G3などの、形状分析計器で広く利用可能である。円形度は、しばしば粒子の形状と完全な球体との差異として文献内で説明される。円形度の値は、0〜1の範囲であり、1の円形度は、完全に球状の粒子、又は2次元画像で測定される場合の円盤状粒子を説明する。
Figure 2013515152
式中、Aは、2D記述子である投影面積であり、Pは、粒子の周囲の長さである。
出願人は、0.1〜0.4の、好ましくは0.15〜0.35の、より好ましくは0.2〜0.35の平均円形度を有する研磨洗浄粒子が、洗浄性能及び表面安全性の改善を提供していることを見出した。平均データは、数に基づく測定と対比した、体積に基づく測定から抽出される。
それゆえ、本発明の好ましい実施形態では、本明細書における研磨剤粒子は、0.1〜0.4の、好ましくは0.15〜0.35の、より好ましくは0.2〜0.35の平均円形度を有する。
硬度
硬度は、定量的に、2次元画像分析により形状に即して記載され、Occhio Nano 500粒子特性評価計器によって、その付属のソフトウェア、Callistroバージョン25(Occhio s.a.Liege,Belgium)を使用して実装されるようなISO 9276−6:2008(E)セクション8.2に従って測定されている。本明細書における非球状粒子は、好ましくは、凹状湾曲を有する少なくとも1つの縁部又は表面を有する。硬度は、粒子/粒子集団の全体的な凹性を説明するメソ形状パラメーターである。硬度の値は、0〜1の範囲であり、硬度数1は、次式として文献で測定されるときの、非凹状粒子を説明する。
硬度=A/Ac
式中、Aは、粒子の面積であり、Acは、粒子の境界の凸状外皮(包絡線)の面積である。
出願人は、0.4〜0.75の、好ましくは0.5〜0.7の、より好ましくは0.55〜0.65の平均硬度を有する研磨洗浄粒子が、洗浄性能及び表面安全性を改善することを見出した。平均データは、数に基づく測定と対比した、体積に基づく測定から抽出される。
それゆえ、本発明の好ましい実施形態では、本明細書における研磨剤粒子は、0.4〜0.75の、好ましくは0.5〜0.7の硬度、より好ましくは0.55〜0.65の平均硬度を有する。
硬度は、文献、又は硬度の数式を使用する一部の装置のソフトウェアでは、ISO 9276−6で説明されるその定義の代わりに、凸性と命名される場合もある(凸性=Pc/P、式中、Pは、粒子の周囲の長さであり、PCは、粒子の境界の凸状外皮(包絡線)の周囲の長さである)。硬度と凸性とは、概念上は同様のメソ形状記述子であるが、出願人は、本明細書では、上記で示すように、Occhio Nano 500によって上記で表される、硬度の尺度に言及する。
所望により、上記で定義されたメソ形状記述子を有する粒子を、より粒状/球状タイプの研磨剤と混合することができる。その場合には、出願人は、そのメソ形状値の範囲が、最終混合物に適用されると見なす。
大いに好ましい実施形態では、研磨洗浄粒子は、0.4〜0.75の平均硬度(好ましくは0.5〜0.7の、より好ましくは0.55〜0.65の硬度)、及び/又は0.1〜0.4の(好ましくは0.15〜0.35の、より好ましくは0.2〜0.35の)平均円形度、及び/又は0.1〜0.3の(好ましくは0.15〜0.28の、より好ましくは0.18〜0.25の)平均粗度を有する。
「平均円形度」、「平均硬度」、又は「平均粗度」という用語を、出願人は、10マイクロメートル未満の面積相当直径(ECD)を有する粒子の、円形度、又は硬度、又は粗度のデータを、測定及び算出から除外した後の、少なくとも10000個の粒子、好ましくは50000個よりも多い粒子、より好ましくは100000個よりも多い粒子の集団から採取される、各粒子の円形度、又は硬度、又は粗度の値の平均として見なす。平均データは、数に基づく測定と対比した、体積に基づく測定から抽出される。
好ましくは、本明細書の非球状粒子は、多数の鋭利縁部を有する。非球状粒子の鋭利縁部は、20μm未満の、好ましくは8μm未満の、最も好ましくは5μmの先端半径を有する縁部によって定義される。この先端半径は、縁部末端の湾曲に適合する、仮想円の直径によって定義される。
好ましい実施形態では、研磨洗浄粒子は、10μm〜1000μmの、好ましくは50μm〜500μmの、より好ましくは100μm〜350μmの、最も好ましくは150〜250μmの平均ECDを有する。
実際に、出願人は、研磨剤の粒子サイズは、効率的な洗浄性能を達成するために極めて重要であり得るが、一方で、例えば、典型的には10マイクロメートル未満の小さい粒子サイズを有する、研磨剤の多量の集団は、小さい粒子サイズに固有の、洗浄剤内の粒子充填量当りの粒子の数の多さを特徴とするにもかかわらず、洗浄と対比して、磨き作用を特徴とすることを見出した。他方では、例えば、典型的には1000マイクロメートルよりも大きい、過剰に大きい粒子サイズを有する研磨剤の集団は、粒子サイズが大きいことに起因して洗浄剤内の粒子充填量当りの粒子数が著しく減少するために、最適な洗浄効率がもたらされない。更には、実際面で、小さい多数の粒子は、様々な表面トポロジーから除去することが困難である場合が多く、可視の粒子残留物を表面に残存させないのであれば、除去するための過大な労力がユーザーに要求されることから、粒子サイズが過剰に小さいと洗浄剤内/洗浄作業用には望ましくない。他方では、過剰に大きい粒子は、視覚的にあまりにも目につきやすくなり、又は洗浄剤の取り扱い若しくは使用の間に、不快な触覚経験を提供する。したがって、出願人は、本明細書で、最適な洗浄性能及び使用経験の双方をもたらす、最適な粒子のサイズ範囲を定義する。
研磨剤粒子は、円相当径ECD(ASTM F1877−05セクション11.3.2)とも呼ばれる、それらの面積相当直径(9276−6:2008(E)セクション7)によって定義されるサイズを有する。粒子集団の平均ECDは、10マイクロメートル未満の面積相当直径(ECD)を有する粒子のデータを、測定及び算出から除外した後の、少なくとも10000個の粒子、好ましくは50000個よりも多い粒子、より好ましくは100000個よりも多い粒子の粒子集団の、各粒子のそれぞれのECDの平均として算出される。平均データは、数に基づく測定と対比した、体積に基づく測定から抽出される。
好ましい一実施例では、本発明で使用される研磨洗浄粒子のサイズは、使用中に変化し、特に、サイズが顕著に減少することになる。それゆえ、粒子は、使用方法の開始時には、液体組成物中に可視のまま又は触覚的に検知可能のままで維持され、有効な洗浄を提供する。洗浄方法が進行するにつれて、研磨剤粒子は、分散するか、又はより小さい粒子へと砕け、肉眼では不可視となるか、又は触覚的に検知不能となる。
驚くべきことに、本発明の研磨洗浄粒子は、好ましくは組成物全体の0.1重量%〜20重量%、好ましくは0.1重量%〜10重量%、より好ましくは0.5重量%〜5重量%、更により好ましくは組成物全体の1.0重量%〜3重量%の研磨洗浄粒子などの、比較的低濃度でさえ、良好な洗浄性能を示すことが見いだされた。
本発明で使用される粒子は、白色透明とすることができ、あるいは好適な染料及び/又は顔料の使用によって着色することができる。更には、好適な色相安定剤を使用して、所望の色を安定化することができる。研磨剤粒子は、好ましい色相安定粒子である。「色相安定」とは、本明細書では、本発明で使用される粒子の色が、保存及び使用の間に黄変しないことを意味する。
好ましい一実施例では、本発明で使用される研磨洗浄粒子は、液体組成物がボトル内へと保存される場合、可視のまま維持されるものの、有効な洗浄方法時には、分散するか又はより小さい粒子へと砕けて、肉眼では不可視になる。
任意成分
本発明による組成物は、目的とする技術的効果及び処理される表面に応じて、様々な任意成分を含み得る。
本明細書での使用に好適な任意成分としては、キレート剤、界面活性剤、ラジカルスカベンジャー、香料、表面変性ポリマー、溶媒、ビルダー、緩衝剤、殺菌剤、ヒドロトロープ、着色剤、安定剤、漂白剤、漂白活性化剤、脂肪酸のような泡制御剤、酵素、汚れ懸濁剤、光沢剤、抗ダスティング剤、分散剤、顔料、及び染料が挙げられる。
懸濁助剤
本明細書の組成物中に存在する研磨洗浄粒子は、液体組成物中の固体粒子である。この研磨洗浄粒子は、液体組成物中に懸濁することができる。しかしながら、そのような研磨洗浄粒子が、組成物内に安定して懸濁されるものではなく、沈殿するか又は組成物の上面に浮遊するかのいずれかのものであることは、十分に本発明の範囲内である。この場合には、ユーザーは、使用の前に組成物を攪拌する(例えば、振盪するか、又は掻き混ぜる)ことによって、一時的に研磨洗浄粒子を懸濁させなければならない場合がある。
しかしながら、本明細書では、研磨洗浄粒子は、本明細書の液体組成物中に安定して懸濁されることが好ましい。それゆえ、本明細書の組成物は、懸濁助剤を含む。
本明細書における懸濁助剤は、本発明の液体組成物に研磨洗浄粒子を懸濁をさせるために特異的に選択される、構造剤などの化合物、又は増粘剤若しくは界面活性剤(本明細書の他の箇所で説明される)などの、別の機能も提供する化合物のいずれかであってよい。
洗浄/クレンジング組成物中、及び他の洗剤若しくは化粧品組成物中で、ゲル化剤、増粘剤、若しくは懸濁剤として典型的に使用される、任意の好適な有機及び無機の懸濁助剤を、本明細書で使用することができる。実際に、好適な有機懸濁助剤としては、多糖類ポリマーが挙げられる。追加的に、又は代替として、ポリカルボキシレートポリマー増粘剤を、本明細書で使用することができる。同様に、追加的に、又は上記の代替として、層状シリケート化合物小板、例えば、ヘクトライト、ベントナイト、モンモリナイトもまた使用することができる。好適な市販の層状シリケート化合物は、Rockwood Additivesより入手可能な、Laponite RD(登録商標)又はOptigel CL(登録商標)である。
好適なポリカルボキシレートポリマー増粘剤としては、架橋された(好ましくは、軽度に架橋された)ポリアクリレートが挙げられる。特に好適なポリカルボキシレートポリマー増粘剤は、Lubrizolより、商標名Carbopol 674(登録商標)で市販されている、カーボポールである。
本明細書での使用に好適な多糖類ポリマーとしては、カルボキシメチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシメチルセルロースのような、置換セルロース材料、サクシノグリカン、及びキサンタンガム、ジェランガム、グアーガム、ローカストビーンガム、トラガカントガム、サクシノグルカンガム、若しくはこれらの誘導体のような、天然起源の多糖類ポリマー、又はこれらの混合物が挙げられる。キサンタンガムは、Kelcoより、商品名Kelzan Tで市販されている。
好ましくは、本明細書における懸濁助剤は、キサンタンガムである。代替的な実施形態では、本明細書における懸濁助剤は、ポリカルボキシレートポリマー増粘剤、好ましくは、架橋された(好ましくは、軽度に架橋された)ポリアクリレートである。本明細書における非常に好ましい実施形態では、液体組成物は、多糖類ポリマー、又はその混合物、好ましくはキサンタンガムと、ポリカルボキシレートポリマー、又はその混合物、好ましくは架橋ポリアクリレートとの組み合わせを含む。
好ましい実施例として、キサンタンガムは、好ましくは、組成物全体の0.1重量%〜5重量%、より好ましくは0.5重量%〜2重量%、更により好ましくは0.8重量%〜1.2重量%の濃度で存在する。
有機溶媒
任意ではあるが、非常に好ましい成分として、本明細書の組成物は、有機溶媒、又はその混合物を含む。
本明細書の組成物は、組成物全体の0重量%〜30重量%の、より好ましくは1.0重量%〜20重量%の、最も好ましくは2重量%〜15重量%の有機溶媒、又はその混合物を含む。
好適な溶媒は、4〜14個の炭素原子、好ましくは6〜12個の炭素原子、より好ましくは8〜10個の炭素原子を有する、脂肪族のアルコール、エーテル、及びジエーテル;グリコール、又はアルコキシル化グリコール;グリコールエーテル;アルコキシル化芳香族アルコール;芳香族アルコール;テルペン;及びこれらの混合物からなる群から選択することができる。脂肪族アルコール及びグリコールエーテルの溶媒が最も好ましい。
式R−OHの脂肪族アルコールであって、式中、Rが、炭素原子が1〜20個の、好ましくは2〜15個の、より好ましくは5〜12個の、直鎖又は分枝鎖、飽和又は不飽和のアルキル基であるものが、好適な溶媒である。好適な脂肪族アルコールは、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、又はこれらの混合物である。脂肪族アルコールの中でも、蒸気圧が高く、及び残留物を残さない傾向があることから、エタノール及びイソプロパノールが最も好ましい。
本明細書で使用される好適なグリコールは、式HO−CR12−OHによるものであり、式中、R1及びR2は、独立して、H、又はC2〜C10の飽和若しくは不飽和の脂肪族炭化水素鎖及び/又は環である。本明細書で使用される好適なグリコールは、ドデカングリコール及び/又はプロパンジオールである。
好ましい一実施形態では、少なくとも1種のグリコールエーテル溶媒が、本発明の組成物中に組み込まれる。特に好ましいグリコールエーテルは、1〜3個のエチレングリコール部分又はプロピレングリコール部分に結合された、末端C3〜C6炭化水素を有し、適切な程度の疎水性、及び好ましくは表面活性を提供する。エチレングリコールの化学的性質に基づく市販の溶媒の例としては、Dow Chemicalより入手可能な、モノ−エチレングリコールn−ヘキシルエーテル(Hexyl Cellosolve(登録商標))が挙げられる。プロピレングリコールの化学的性質に基づく市販の溶媒の例としては、プロピル及びブチルアルコールの、ジ−及びトリ−プロピレングリコール誘導体が挙げられ、それらは、Arcoより、商品名Arcosolv(登録商標)及びDowanol(登録商標)で入手可能である。
本発明に関連して、好適な溶媒は、モノ−プロピレングリコールモノ−プロピルエーテル、ジ−プロピレングリコールモノ−プロピルエーテル、モノ−プロピレングリコールモノ−ブチルエーテル、ジ−プロピレングリコールモノ−プロピルエーテル、ジ−プロピレングリコールモノ−ブチルエーテル、トリ−プロピレングリコールモノ−ブチルエーテル、エチレングリコールモノ−ブチルエーテル、ジ−エチレングリコールモノ−ブチルエーテル、エチレングリコールモノ−ヘキシルエーテル、及びジ−エチレングリコールモノ−ヘキシルエーテル、並びにこれらの混合物からなる群から選択される。「ブチル」は、ノルマルブチル基、イソブチル基、及び第三級ブチル基を含む。モノ−プロピレングリコール及びモノ−プロピレングリコールモノ−ブチルエーテルが最も好ましい洗浄溶媒であり、商標名Dowanol DPnP(登録商標)及びDowanol DPnB(登録商標)で入手可能である。ジ−プロピレングリコールモノ−t−ブチルエーテルは、Arco Chemicalより、商標名Arcosolv PTB(登録商標)で市販されている。
特に好ましい実施形態では、洗浄溶媒は、不純物を最小限に抑えるために精製される。そのような不純物としては、アルデヒド、二量体、三量体、オリゴマー、及び他の副生成物が挙げられる。これらの不純物は、生成物の臭気、香料の溶解度、及び最終結果に悪影響を及ぼすことが見出されている。発明者らはまた、低濃度のアルデヒドを含有する、一般的な市販の溶媒が、特定の表面の不可逆的かつ修復不能な黄変を引き起こし得ることも見出した。洗浄溶媒を精製して、そのような不純物を最小限に抑えるか、又は除去することによって、表面の損傷は低減されるか、又は解消される。
好ましいものではないが、本発明では、テルペンを使用することができる。本明細書で使用される好適なテルペンは、単環式テルペン、二環式テルペン、及び/又は非環式テルペンである。好適なテルペンは、D−リモネン;ピネン;松根油;テルピネン;メントール、テルピネオール、ゲラニオール、チモールのような、テルペン誘導体;及びシトロネラ若しくはシトロネロールのタイプの成分である。
本明細書で使用される好適なアルコキシル化芳香族アルコールは、式R−(A)n−OHによるものであり、式中、Rは、炭素原子が1〜20個の、好ましくは2〜15個の、より好ましくは2〜10個の、アルキル置換又はアルキル非置換のアリール基であり、Aは、アルコキシ基、好ましくは、ブトキシ基、プロポキシ基、及び/又はエトキシ基であり、nは、1〜5、好ましくは1〜2の整数である。好適なアルコキシル化芳香族アルコールは、ベンゾキシエタノール及び/又はベンゾキシプロパノールである。
本明細書で使用される好適な芳香族アルコールは、式R−OHに従うものであり、式中、Rは、炭素原子が1〜20個の、好ましくは1〜15個の、より好ましくは1〜10個の、アルキル置換又はアルキル非置換のアリール基である。例えば、本明細書で使用される好適な芳香族アルコールは、ベンジルアルコールである。
界面活性剤
本明細書の組成物は、非イオン性、アニオン性、双性イオン性、カチオン性、及び両性の界面活性剤、又はこれらの混合物を含み得る。好適な界面活性剤は、8〜18個の炭素原子を含有する疎水性鎖を有する、非イオン性、アニオン性、双性イオン性、カチオン性、及び両性の界面活性剤からなる群から選択されるものである。好適な界面活性剤の例は、McCutcheon’s Vol.1:Emulsifiers and Detergents,North American Ed.(McCutcheon Division MC Publishing Co.,2002)に記載されている。
好ましくは、本明細書の組成物は、組成物全体の0.01重量%〜20重量%の、より好ましくは0.5重量%〜10重量%の、最も好ましくは1重量%〜5重量%の界面活性剤、又はその混合物を含む。
非イオン性界面活性剤が、本発明の組成物での使用に関して、非常に好ましい。好適な非イオン性界面活性剤の非限定的な例としては、アルコールアルコキシレート、アルキル多糖類、アミンオキシド、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのコポリマー、フッ素系界面活性剤、及びシリコン系界面活性剤が挙げられる。好ましくは、この水性組成物は、組成物全体の0.01重量%〜20重量%の、より好ましくは0.5重量%〜10重量%の、最も好ましくは1重量%〜5重量%の非イオン性界面活性剤、又はその混合物を含む。
本発明に関して好適な、非イオン性界面活性剤の好ましい部類は、アルキルエトキシレートである。本発明のアルキルエトキシレートは、直鎖又は分枝鎖のいずれかであり、疎水性の末端部に、炭素原子8個〜炭素原子16個、及び親水性の先端基に、エチレンオキシド単位3個〜エチレンオキシド単位25個を含有する。アルキルエトキシレートの例としては、Shell Corporation(P.O.Box 2463,1 Shell Plaza Houston,Texas)による供給の、Neodol 91−6(登録商標)、Neodol 91−8(登録商標)、及びCondea Corporation(900 Threadneedle P.O.Box 19029,Houston,TX)による供給の、Alfonic 810−60(登録商標)が挙げられる。より好ましいアルキルエトキシレートは、疎水性の末端部に、炭素原子9〜12個、及び親水性の先端基に、エチレンオキシド単位4〜9個を含む。最も好ましいアルキルエトキシレートは、C9〜11 EO5であり、Shell Chemical Companyより、商標名Neodol 91−5(登録商標)で入手可能である。非イオン性エトキシレートはまた、分枝状アルコールから誘導することもできる。例えば、アルコールは、プロピレン又はブチレンなどの、分枝状オレフィン原材料から作製することができる。好ましい実施形態では、分枝状アルコールは、2−プロピル−1−ヘプチルアルコール、又は2−ブチル−1−オクチルアルコールのいずれかである。望ましい分枝状アルコールエトキシレートは、2−プロピル−1−ヘプチルEO7/AO7であり、BASF Corporationより、商標名Lutensol XP 79/XL 79(登録商標)で、製造及び販売されている。
本発明に関して好適な、非イオン性界面活性剤の別の部類は、アルキル多糖類である。そのような界面活性剤は、米国特許第4,565,647号、同第5,776,872号、同第5,883,062号、及び同第5,906,973号に開示されている。アルキル多糖類の中でも、5及び/又は6炭糖の環を含むアルキル多糖類が好ましく、6炭糖の環を含むアルキル多糖類がより好ましく、それら6炭糖の環がグルコースから誘導されるアルキル多糖類、すなわち、アルキルポリグリコシド(「APG」)が最も好ましい。APG中のアルキル置換基の鎖長は、好ましくは、8〜16個の炭素原子を含有するものであり、炭素原子10個の平均鎖長を有する、飽和又は不飽和のアルキル部分である。C8〜C16アルキルポリグリコシドは、幾つかの供給元から市販されている(例えば、Seppic Corporation(75 Quai d’Orsay,75321 Paris,Cedex 7,France)製のSimusol(登録商標)界面活性剤、並びにCognis Corporation(Postfach 13 01 64,D 40551,Dusseldorf,Germany)製のGlucopon 220(登録商標)、Glucopon 225(登録商標)Glucopon 425(登録商標)、Plantaren 2000 N(登録商標)、及びPlantaren 2000 N UP(登録商標))。
本発明に好適な、非イオン性界面活性剤の別の部類は、アミンオキシドである。アミンオキシド、具体的には、疎水性の末端部に、炭素原子10個〜炭素原子16個を含むアミンオキシドは、濃度0.10%未満の場合でさえ洗浄プロファイルが強力でありかつ有効であるから、有益である。更には、C10〜16アミンオキシド、特にC12〜C14アミンオキシドは、香料の優れた可溶化剤である。本明細書で使用する代替的な非イオン性洗剤界面活性剤は、アルコキシル化アルコールであり、一般に、そのアルコールの疎水性アルキル鎖に8〜16個の炭素原子を含む。典型的なアルコキシル化基は、プロポキシ基、又はプロポキシ基と組み合わせることでアルキルエトキシプロポキシレートを生成するエトキシ基である。そのような化合物としては、Rhodia(40 Rue de la Haie−Coq F−93306,Aubervilliers Cedex,France)より入手可能な商標名Antarox(登録商標)、及びShell Chemicalより入手可能な商標名Nonidet(登録商標)が市販されている。
プロピレンオキシドとプロピレングリコールとの縮合によって形成される、疎水性塩基と、エチレンオキシドとの縮合生成物も、本明細書での使用に好適である。これらの化合物の疎水性の部分は、好ましくは、1500〜1800の分子量を有し、非水溶性を呈する。この疎水性の部分にポリオキシエチレン部分を追加させると、分子全体としての水溶性が増加する傾向があり、生成物の液体特性は、ポリオキシエチレン含有量が、縮合生成物全体の約50重量%となる点まで保持される。これは、最大40モルのエチレンオキシドと縮合することに相当する。このタイプの化合物の例としては、BASFにより販売される、幾つかの市販のPluronic(登録商標)界面活性剤が挙げられる。化学的には、そのような界面活性剤は、(EO)x(PO)y(EO)z又は(PO)x(EO)y(PO)zの構造を有し、式中、x、y、及びzは、1〜100、好ましくは3〜50である。良好な湿潤界面活性剤であることが既知のPluronic(登録商標)界面活性剤が、より好ましい。Pluronic(登録商標)界面活性剤の説明、及び湿潤特性を含めたその特性は、BASFより入手可能な、表題「BASF Performance Chemicals Plutonic(登録商標)& Tetronic(登録商標)Surfactants」のパンフレットに見出すことができる。
他の好適であるが好ましいものではない非イオン性界面活性剤としては、アルキルフェノールのポリエチレンオキシド縮合体、例えば、直鎖配置又は分枝鎖配置のいずれかで6〜12個の炭素原子を含有するアルキル基を有するアルキルフェノールと、エチレンオキシドとの縮合生成物が挙げられ、この場合、エチレンオキシドは、アルキルフェノール1モル当たりエチレンオキシド5〜25モルに相当する量で存在する。そのような化合物中のアルキル置換基は、オリゴマー化プロピレン、ジイソブチレンから、又はイソ−オクタン、n−オクタン、イソ−ノナン、若しくはn−ノナンの他の供給源から誘導することができる。使用することができるその他の非イオン性界面活性剤としては、糖などの天然の供給源から誘導されるものが挙げられ、またC8〜C16N−アルキルグルコースアミド界面活性剤が挙げられる。
本明細書での使用に好適なアニオン性界面活性剤は、当業者には周知の、全てのアニオン性界面活性剤である。好ましくは、本明細書での使用に関するアニオン性界面活性剤としては、アルキルスルホネート、アルキルアリールスルホネート、アルキルサルフェート、アルキルアルコキシル化サルフェート、C6〜C20アルキルアルコキシル化直鎖若しくは分枝鎖ジフェニルオキシドジスルホネート、又はこれらの混合物が挙げられる。
本明細書での使用に関して好適なアルキルスルホネートとしては、式RSO3Mの、水溶性の塩又は酸が挙げられ、式中、Rは、C6〜C20直鎖又は分枝鎖、飽和又は不飽和のアルキル基、好ましくはC8〜C18アルキル基、より好ましくはC10〜C16アルキル基であり、Mは、H、あるいはカチオン、例えばアルカリ金属カチオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム)又はアンモニウム若しくは置換アンモニウム(例えば、メチル−、ジメチル−、及びトリメチルアンモニウムカチオン、並びにテトラメチル−アンモニウム及びジメチルピペリジニウムカチオンなどの第四級アンモニウムカチオン、並びにエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミンなどのアルキルアミンから誘導される第四級アンモニウムカチオン、並びにこれらの混合物など)である。
本明細書での使用に関して好適なアルキルアリールスルホネートとしては、式RSO3Mの、水溶性の塩又は酸が挙げられ、式中、Rは、C6〜C20直鎖又は分枝鎖、飽和又は不飽和のアルキル基、好ましくはC8〜C18アルキル基、より好ましくはC10〜C16アルキル基によって置換された、アリール、好ましくはベンジルであり、Mは、H、あるいはカチオン、例えばアルカリ金属カチオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウムなど)又はアンモニウム若しくは置換アンモニウム(例えば、メチル−、ジメチル−、及びトリメチルアンモニウムカチオン、並びにテトラメチル−アンモニウム及びジメチルピペリジニウムカチオンなどの第四級アンモニウムカチオン、並びにエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミンなどのアルキルアミンから誘導される第四級アンモニウムカチオン、並びにこれらの混合物など)である。
14〜C16アルキルスルホネートの一例は、Hoechstより入手可能な、Hostapur(登録商標)SASである。市販のアルキルアリールスルホネートの一例は、Su.Ma.製のラウリルアリールスルホネートである。特に好ましいアルキルアリールスルホネートは、Albright&Wilsonより入手可能な、商標名Nansa(登録商標)で市販の、アルキルベンゼンスルホネートである。
本明細書での使用に好適なアルキルサルフェート界面活性剤は、式R1SO4Mによるものであり、式中、R1は、6〜20個の炭素原子を含有する直鎖又は分枝鎖アルキルラジカル、及びアルキル基に6〜18個の炭素原子を含有するアルキルフェニルラジカルからなる群から選択される、炭化水素基を表す。Mは、H、あるいはカチオン、例えばアルカリ金属カチオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウムなど)又はアンモニウム若しくは置換アンモニウム(例えば、メチル−、ジメチル−、及びトリメチルアンモニウムカチオン、並びにテトラメチル−アンモニウム及びジメチルピペリジニウムカチオンなどの第四級アンモニウムカチオン、並びにエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミンなどのアルキルアミンから誘導される第四級アンモニウムカチオン、並びにこれらの混合物など)である。本明細書で使用される特に好ましい分枝鎖アルキルサルフェートは、合計10〜14個の炭素原子を含有する、例えばIsalchem 123 AS(登録商標)などである。Isalchem 123 AS(登録商標)はEnichemより市販され、94%が分枝状のC12〜13界面活性剤である。この材料は、CH3−(CH2m−CH(CH2OSO3Na)−(CH2n−CH3として説明することができ、式中、n+m=8〜9である。同様に好ましいアルキルサルフェートは、アルキル鎖が合計12個の炭素原子を含むアルキルサルフェート、すなわち、2−ブチルオクチル硫酸ナトリウムである。そのようなアルキルサルフェートは、Condeaより、商品名Isofol(登録商標)12Sで市販されている。特に好適な直鎖アルキルスルホネートとしては、Hoechstより市販のHostapur(登録商標)SASのような、C12〜C16パラフィンスルホネートが挙げられる。
本明細書での使用に関して好適なアルキルアルコキシル化サルフェート界面活性剤は、式RO(A)mSO3Mによるものであり、式中、Rは、非置換のC6〜C20アルキル又はヒドロキシアルキル基であって、C6〜C20アルキル構成要素、好ましくはC12〜C20アルキル又はヒドロキシアルキル、より好ましくはC12〜C18アルキル又はヒドロキシアルキルを有し、Aは、エトキシ又はプロポキシ単位であり、mは、0よりも大きく、典型的には0.5〜6、より好ましくは0.5〜3であり、Mは、H又はカチオンであり、このカチオンは、例えば、金属カチオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウムなど)、アンモニウム又は置換アンモニウムカチオンとすることができる。アルキルエトキシル化サルフェート並びにアルキルプロポキシル化サルフェートが、本明細書で考察される。置換アンモニウムカチオンの具体例としては、メチル−、ジメチル−、トリメチル−アンモニウム、及びテトラメチルアンモニウム、ジメチルピペリジニウムなどの第四級アンモニウムカチオン、並びにエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミンなどのアルカノールアミンから誘導されるカチオン、並びにこれらの混合物などが挙げられる。例示的な界面活性剤は、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(1.0)サルフェート(C12〜C18E(1.0)SM)、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(2.25)サルフェート(C12〜C18E(2.25)SM)、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(3.0)サルフェート(C12〜C18E(3.0)SM)、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(4.0)サルフェート(C12〜C18E(4.0)SM)であり、式中、Mは、ナトリウム及びカリウムから便宜的に選択される。
本明細書での使用に関して好適なC6〜C20アルキルアルコキシル化直鎖又は分枝鎖ジフェニルオキシドジスルホネート界面活性剤は、次の式によるものである。
Figure 2013515152
式中、Rは、C6〜C20直鎖又は分枝鎖、飽和又は不飽和のアルキル基、好ましくはC12〜C18アルキル基、より好ましくはC14〜C16アルキル基であり、X+は、H、又はカチオン、例えば、アルキリ金属カチオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウムなど)である。本明細書で使用される特に好適なC6〜C20アルキルアルコキシル化直鎖又は分枝鎖ジフェニルオキシドジスルホネート界面活性剤は、C12分枝鎖ジフェニルオキシドジスルホン酸、及びC16直鎖ジフェニルオキシドジスルホン酸ナトリウム塩であり、DOWにより、それぞれ商標名Dowfax 2A1(登録商標)及びDowfax 8390(登録商標)で市販されている。
本明細書で有用な他のアニオン性界面活性剤としては、石鹸の塩(例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、並びにモノ−、ジ−、及びトリエタノールアミン塩などの置換アンモニウム塩が挙げられる)、C8〜C24オレフィンスルホネート、例えば英国特許明細書第1,082,179号に記載されるようなクエン酸アルカリ土類金属の熱分解生成物のスルホン化によって調製されるスルホン化ポリカルボン酸、C8〜C24アルキルポリグリコールエーテルサルフェート(最大10モルのエチレンオキシドを含有する);C14〜C16メチルエステルスルホネートなどのアルキルエステルスルホネート;アシルグリセロールスルホネート、脂肪族オレイルグリセロールサルフェート、アルキルフェノールエチレンオキシドエーテルサルフェート、アルキルホスフェート、アシルイセチオネートなどのイセチオネート、N−アシルタウレート、アルキルサクシナメート及びスルホサクシネート、スルホサクシネートのモノエステル(特に飽和及び不飽和C12〜C18モノエステル)、スルホサクシネートのジエステル(特に飽和及び不飽和C6〜C14ジエステル)、アシルサルコシネート、アルキルポリグルコシドのサルフェートなどのアルキル多糖類のサルフェート(後述の非イオン性非硫酸化化合物)、式RO(CH2CH2O)kCH2COO-+(式中、Rは、C8〜C22アルキルであり、kは、0〜10の整数であり、Mは、可溶性塩形成カチオンである)のものなどのアルキルポリエトキシカルボキシレートが挙げられる。ロジン、水素添加ロジン、並びにトール油中に存在するか又はトール油から誘導される樹脂酸及び水素添加樹脂酸などの、樹脂酸及び水素添加樹脂酸もまた好適である。更なる例が、「Surface Active Agents and Detergents」(Vol.I及びII、Schwartz,Perry及びBerch著)に記載されている。そのような種々の界面活性剤はまた、米国特許第3,929,678号(Laughlinら、1975年12月30日発行)の第23欄58行目〜第29欄23行目にも概括的に開示されている。
双極性界面活性剤は、本発明の環境の中で好ましい、別の部類の界面活性剤を表す。
双極性界面活性剤は、幅広いpH範囲にわたって、同一分子上に、カチオン性基及びアニオン性基の双方を含有する。典型的なカチオン性基は、第四級アンモニウム基であるが、スルホニウム基及びホスホニウム基のような、他の陽性荷電基を使用することもできる。典型的なアニオン性基は、カルボキシレート及びスルホネート、好ましくはスルホネートであるが、サルフェート、ホスフェートなどのような、他の基を使用することができる。これらの洗剤の一般的な例の一部は、米国特許第2,082,275号、同第2,702,279号、及び同第2,255,082号の特許文献に記載されている。
双極性界面活性剤の具体例は、McIntyre Company(24601 Governors Highway,University Park,Illinois 60466,USA)より、商標名Mackam LHS(登録商標)で入手可能な、3−(N−ドデシル−N,N−ジメチル)−2−ヒドロキシプロパン−1−スルホネート(ラウリルヒドロキシルスルタイン)である。別の具体的な双極性界面活性剤は、McIntyreより、商標名Mackam 50−SB(登録商標)で入手可能な、C12〜14アシルアミドプロピレン(ヒドロキシプロピレン)スルホベタインである。他の極めて有用な双極性界面活性剤としては、ヒドロカルビル、例えば、脂肪族アルキレンベタインが挙げられる。非常に好ましい双極性界面活性剤は、Albright & Wilsonにより製造される、Empigen BB(登録商標)、ココジメチルベタインである。同様に好ましい別の双極性界面活性剤は、McIntyreにより製造される、Mackam 35HP(登録商標)、ココアミドプロピルベタインである。
好ましい界面活性剤の別の部類は、両性界面活性剤からなる群を含む。1つの好適な両性界面活性剤は、C8〜C16アミドアルキレングリシネート界面活性剤(「両性グリシネート」)である。別の好適な両性界面活性剤は、C8〜C16アミドアルキレンプロピオネート界面活性剤(「両性プロピオネート」)である。他の好適な両性界面活性剤は、ドデシルβ−アラニン、米国特許第2,658,072号の教示に従ってドデシルアミンとイセチオン酸ナトリウムとの反応によって調製されるものなどの、N−アルキルタウリン、米国特許第2,438,091号の教示に従って生成されるものなどの、N−高級アルキルアスパラギン酸、及び商品名「Miranol(登録商標)」で販売される生成物などの、界面活性剤によって代表され、米国特許第2,528,378号に記載されている。
キレート剤
本明細書での使用に関する、任意化合物の1つの部類としては、キレート剤又はその混合が挙げられる。キレート剤は、本明細書での組成物中に、組成物全体の0.0重量%〜10.0重量%、好ましくは0.01重量%〜5.0重量%の範囲の量で、組み込むことができる。
本明細書での使用に好適なホスホネートキレート剤としては、アルカリ金属エタン1−ヒドロキシジホスホネート(HEDP)、アルキレンポリ(アルキレンホスホネート)、並びにアミノアミノトリ(メチレンホスホン酸)(ATMP)、ニトリロトリメチレンホスホネート(NTP)、エチレンジアミンテトラメチレンホスホネート、及びジエチレントリアミンペンタメチレンホスホネート(DTPMP)を含めた、アミノホスホネート化合物を挙げることができる。ホスホネート化合物は、その酸形態で存在するか、又は一部若しくは全ての酸官能基による種々のカチオンの塩として存在し得る。本明細書で使用される好ましいホスホネートキレート剤は、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホネート(DTPMP)及びエタン1−ヒドロキシジホスホネート(HEDP)である。そのようなホスホネートキレート剤は、Monsantoより、商標名DEQUEST(登録商標)。
多官能置換芳香族キレート剤もまた、本明細書の組成物中で有用とすることができる。米国特許第3,812,044号(Connorら、1974年5月21日発行)を参照されたい。このタイプの酸形態の好ましい化合物は、1,2−ジヒドロキシ−3,5−ジスルホベンゼンなどの、ジヒドロキシジスルホベンゼンである。
本明細書での使用に好ましい生分解性キレート剤は、エチレンジアミンN,N’−二コハク酸、又はそのアルカリ金属塩若しくはアルカリ土類塩、アンモニウム塩若しくは置換アンモニウム塩、又はこれらの混合物である。エチレンジアミンN,N’−二コハク酸、特に(S,S)異性体は、米国特許第4,704,233号(Hartman及びPerkins、1987年11月3日)で詳細に記載されている。エチレンジアミンN,N’−二コハク酸は、例えば、Palmer Research Laboratoriesより、商標名ssEDDS(登録商標)で市販されている。
本明細書での使用に好適なアミノカルボキシレートとしては、エチレンジアミンテトラアセテート、ジエチレントリアミンペンタアセテート、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミントリアセテート、ニトリロトリ−アセテート、エチレンジアミンテトラプロピオネート、トリエチレンテトラミンヘキサ−アセテート、エタノール−ジグリシン、プロピレンジアミン四酢酸(PDTA)、及びメチルグリシン二酢酸(MGDA)の、それらの酸形態、あるいはそれらのアルカリ金属塩、アンモニウム塩、及び置換アンモニウム塩の形態の双方が挙げられる。本明細書で使用される特に好適なアミノカルボキシレートは、ジエチレントリアミン五酢酸、例えばBASFより商標名Trilon FS(登録商標)で市販されているプロピレンジアミン四酢酸(PDTA)、及びメチルグリシン二酢酸(MGDA)である。
本明細書での使用する更なるカルボキシレートキレート剤としては、サリチル酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン、マロン酸、又はこれらの混合物が挙げられる。
ラジカルスカベンジャー
本発明の組成物は、ラジカルスカベンジャー、又はその混合物を更に含み得る。
本明細書での使用に好適なラジカルスカベンジャーとしては、周知の置換モノ及びジヒドロキシベンゼン、並びにそれらの類似体、アルキル及びアリールカルボキシレート、並びにこれらの混合物が挙げられる。本明細書での使用に関して好ましい、そのようなラジカルスカベンジャーとしては、ジ−tert−ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ヒドロキノン、ジ−tert−ブチルヒドロキノン、モノ−tert−ブチルヒドロキノン、tert−ブチル−ヒドロキシアニソール、安息香酸、トルイル酸、カテコール、t−ブチルカテコール、ベンジルアミン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、没食子酸n−プロピル、又はこれらの混合物が挙げられ、ジ−tert−ブチルヒドロキシトルエンが、非常に好ましい。没食子酸N−プロピルのようなラジカルスカベンジャーは、Nipa Laboratoriesより、商標名Nipanox S1(登録商標)で商業的に入手可能である。
ラジカルスカベンジャーは、使用される場合、典型的には、本明細書では、組成物全体の最大10重量%の量で、好ましくは0.001重量%〜0.5重量%の量で存在することができる。ラジカルスカベンジャーの存在は、本発明の組成物の化学的安定性に貢献することができる。
香料
本明細書での使用に好適な香料化合物及び香料組成物は、例えば、欧州特許出願第0 957 156号の、13ページの表題「Perfume」の項に記載されているものである。本明細書の組成物は、香料成分、又はその混合物を、組成物全体の最大5.0重量%の量で、好ましくは0.1重量%〜1.5重量%の量で含み得る。
染料
本発明による液体組成物は、着色することができる。したがって、それらの組成物は、染料、又はその混合物を含み得る。
組成物の供給形態
本明細書の組成物は、液体組成物を注ぐためのプラスチックボトル、スクイーズボトル、又は液体組成物を噴霧するためのトリガー噴霧器を装備するボトルなどの、当業者には既知の様々な好適なパッケージ内に、パッケージングすることができる。あるいは、本発明によるペースト様組成物を、チューブ内にパッケージングすることができる。
本明細書の代替的な実施形態では、本明細書の液体組成物は、基材に含浸され、好ましくは、この基材は、スポンジなどの、材料の可撓性で薄いシート又はブロックの形態である。
好適な基材は、織布若しくは不織布のシート、セルロース材料系のシート、スポンジ、又は連続気泡構造を有する発泡体、例えば、ポリウレタン発泡体、セルロース系発泡体、メラミン発泡体などである。
表面の洗浄方法
本発明は、本発明による液体組成物を使用して、表面を洗浄及び/又はクレンジングする方法を包含する。本明細書における好適な表面は、上記の「液体洗浄/クレンジング組成物」の項で説明されている。
好ましい実施形態では、表面を、本発明による組成物と接触させ、好ましくは、組成物をその表面上に塗布する。
別の好ましい実施形態では、本明細書の方法は、本発明による液体組成物を、その液体組成物を収容する容器から分配する(例えば、噴霧する、注ぐ、搾り出すことによって)工程と、その後に、表面を洗浄及び/又はクレンジングする工程とを含む。
本明細書の組成物は、非希釈の形態、又は希釈形態であってよい。
「非希釈の形態で」とは、液体組成物が、なんら希釈されることなく、処理される表面上に直接塗布されること、すなわち、本明細書の液体組成物を、本明細書で説明されるような表面上に塗布することであると理解するべきである。
「希釈形態」とは、本明細書では、液体組成物が、典型的にはユーザーによって水で希釈されることを意味する。液体組成物は、使用前に、重量の最大10倍の水で典型的な希釈濃度に希釈される。通常推奨される希釈濃度は、水による組成物の10%希釈である。
本明細書の組成物は、希釈又は未希釈の、本明細書の組成物中に浸漬させた、モップ、ペーパータオル、ブラシ(例えば、歯ブラシ)又は布などの適切な用具を使用して塗布することができる。更には、組成物を、表面上に塗布した後、適切な用具を使用して、表面上で攪拌することができる。実際に、その表面を、モップ、ペーパータオル、ブラシ、又は布を使用して拭くことができる。
本明細書の方法は、好ましくは組成物の塗布後にすすぎ工程を更に含み得る。「すすぐ」とは、本明細書では、本明細書の液体組成物を表面上に塗布する工程の直後に、本発明による方法で洗浄/クレンジングされた表面を、相当量の適切な溶媒、典型的には水と、接触させることを意味する。「相当量」とは、本明細書では、1m2の表面当たり0.01リットル〜1リットルの水、より好ましくは、1m2の表面当たり0.1リットル〜1リットルの水を意味する。
本明細書の好ましい実施形態では、洗浄方法は、本発明による液体組成物を使用して、家庭の硬質表面を洗浄する方法である。
洗浄有効性
洗浄有効性の試験方法:
タイル(典型的な、光沢性で白色の24cm×4cmのセラミック)を、0.3gの、主にステアリン酸カルシウム及び市販の人工的な身体の汚れをベースとする、典型的なグリース状石鹸かすの汚れで覆う(噴霧器を介してタイルに適用する)。次に、汚したタイルを、140℃の温度で、10〜45分間、好ましくは40分間、オーブン内で乾燥させ、次に、湿度制御環境(60〜85%のRH、好ましくは75%のRH)下で、2〜12時間、室温で時効処理する。次に、本発明の組成物5mLを直接注ぎ出したSpontex(登録商標)セルローススポンジ(水で予備湿潤させておく)を使用して洗浄する。次に、粒子組成物でコーティングされた側面をタイルと向きあわせて、スポンジを湿式磨耗擦洗試験装置(Sheen Instruments Ltd.(Kingston,England)製のものなど)上に搭載する。この磨耗試験機は、圧力(例えば、600g)を供給し、試験表面上で、スポンジを、設定衝程長(例えば、30cm)で、設定速度(例えば、毎分37ストローク)で、移動させるように構成することができる、組成物がグリース状石鹸かすを除去する能力は、視覚的評価により判定される、表面を完全に洗浄するために必要なストローク数によって測定される。ストローク数が少ないほど、組成物のグリース状石鹸かす洗浄能力は高い。
以下の洗浄データは、洗浄剤に1%の研磨剤粒子を使用することで達成される。実施例の洗浄データを生成するために使用される研磨洗浄粒子は、モース硬さ2の値を有するポリウレタン発泡体から作製されたことに注意。
発泡体構造の影響:発泡体は、ビッカース硬さ7の値のポリウレタン硬質発泡体で作製される。洗浄データは、洗浄組成物中に粒子を1%含有させて作成。
Figure 2013515152
発泡体構造の影響:発泡体は、ビッカース硬さ7の値のポリウレタン硬質発泡体で作製される。洗浄データは、洗浄組成物中に粒子を1%含有させて作成。
Figure 2013515152
発泡体構造の影響:発泡体は、ビッカース硬さ7の値のポリウレタン硬質発泡体で作製される。洗浄データは、洗浄組成物中に粒子を1%含有させて作成。
Figure 2013515152
過剰グラインド加工の影響:発泡体は、ビッカース硬さ7の値、密度33Kg/m3、平均L/T比5、平均発泡体気泡サイズ420μmのポリウレタン硬質発泡体で作製される(注意:付随して、粒子標的サイズ>210μm)。洗浄データは、洗浄組成物中に粒子を1%含有させて作成。
Figure 2013515152
表面安全性
表面損傷の方法:
試験粒子によって製造される表面損傷を測定するために、試験される研磨剤粒子0.2gと、NEODOL C9−11 EO8界面活性剤(Shell Chemicals)の水性ローション(3重量%の界面活性剤)4gとを混合する。4cm×8.5cm(及び厚さ4.5cm)の寸法の、新たなセルロース製キッチンスポンジ(Spontex(登録商標)など)を、蒸留水又は脱イオン水24mLで湿潤させ、次に、スポンジの一方の4cm×8.5cmの面上に、界面活性剤と粒子との混合物を、均等に散布することによって添着させる。次に、粒子及び界面活性剤でコーティングされた面を試験表面に向き合わせて、スポンジを湿式磨耗擦洗試験装置(Sheen Instruments Ltd.(Kingston,England)製のものなど)に搭載する。試験表面としては、25kg/平方mm(+/−2)のビッカースHV硬さの値(標準試験方法ISO 14577を使用して測定する場合)を有する、無着色で透明の、未加工のポリ(メチルメタクリレート)の新しいシート(PMMA、プレキシガラス、パースペクス、ルーサイトとしても既知)を使用すべきである。摩耗試験機は、600gの圧力を供給し、試験表面上で、スポンジを、30cmの衝程長で、毎分37ストロークの速度で移動させるように構成するべきである。この湿式磨耗擦洗試験装置は、1,000ストローク(すなわち、1,000回の単一方向変位)を実行可能とするべきであり、次いで、スポンジに、研磨剤0.2g及び界面活性剤4gの追加のローションを再添着させる。スポンジに再添着する際、追加の水は適用するべきではない。スポンジには、この方式で1,000ストローク毎の再添着を連続10回行なう(すなわち、1つの試験表面当たり、合計で10,000ストローク)。試験表面への損傷の評価は、10,000ストロークが完了した後に行なう。スポンジは、破れるか又は裂けるように損壊しない限り、試験の間に取り替えるべきではない。損壊した場合には、試験を完了するために、元のスポンジに関する指示に従って、新たなスポンジを湿潤させ、添着し、取り付けするべきである。
ポリ(メチルメタクリレート)試験表面上の表面損壊を評価するために、次の5段階の表面損壊尺度に従って、視覚により等級付する:0=擦り傷は見えず;1=擦り傷が見えると思われる;2=小さい擦り傷が確実に見える;3=多数の擦り傷が見える;4=多くの損傷が見える。視覚による損傷の等級付けは、5人の個別の等級選別人によって与えられる等級の平均である。
更には、ポリ(メチルメタクリレート)試験表面上の表面損傷はまた、TR200(PortableTesters.com LLC)などの粗度試験機を使用して、スポンジ研磨された表面の粗度を測定することによっても評価される。以下のものを含む幾つかのプロファイル粗度パラメーターが測定される:平均最大高さ(Rz);合計のピーク対谷部分の高さ(Rt);最大ピーク高さ(Rp);最大谷部分深さ(Rv);凹凸の平均間隔(RSm);及び歪度(Rsk)。
Figure 2013515152
* 研磨剤粒子は、ビッカース硬さ7の値の、ポリウレタン発泡体から作製されることに注意。
以下のこれらの組成物は、記載される成分を、記載される比率(重量%)で含んで作製された。本明細書の実施例1〜43は、本発明を例示する目的に適うものであるが、必ずしも、本発明の範囲を限定するか、又は他の方法で規定するために使用されるものではない。
以下の実施例で使用される研磨剤粒子を、硬質ポリウレタン発泡体(制御された発泡体構造、例えば、発泡体密度、気泡サイズ、壁体のアスペクト比、及び気泡サイズ含有%)から、グラインド加工した。ポリウレタン発泡体は、ジイソシアネート(例えば、高分子メチレンジフェニルジイソシアネートに基づく)とポリオール(例えば、ポリエーテル又はポリエステル系ポリオール)との反応から合成される。この場合、ジイソシアネートは、例えば、BASF製のLupranate M200Rであり、ポリオールは、例えば、BASF製のLupranol 3423である。発泡体を、小粒子へとグラインド加工し、回転式ミルを使用して篩い分けし、粒子の選択を、Retsch製のエアジェット篩い分け計器を使用して実施した。
Figure 2013515152
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Figure 2013515152
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Figure 2013515152
上記の拭き取り布用ローション組成物を、非水溶性基材:約0.80mmのキャリパーを有する、坪量56グラム毎平方メートルの、70%ポリエステル及び30%レーヨンを含むおよそ幅16.51cm×長さ19.05cm(幅6.5インチ×長さ7.5インチ)の、パターン付き水流交絡不織布、に添着させる。所望により、この基材を、従来の基材コーティング技術を使用して、ジメチコン(Dow Corning 200 Fluid 5cst)で予備コーティングすることができる。重量比約2:1のローション対拭き取り布は、従来の基材コーティング技術を用い得られる。ポリウレタン発泡体から作製された研磨剤粒子(試料#1ビス)を、例えば、拭き取り布用ローションにより基材1平方m当たり0.2〜3グラムの粒子が得られるよう、拭き取り布上に添着させる
Figure 2013515152
Figure 2013515152
Figure 2013515152
* 供給元の使用指示に従い、塩基を使用してアクリレートコポリマーを活性化する
** 酸を添加して、配合物のpHをより低く調整することができる
1.Noveon(商標),Inc.製の、カーボポールAqua SF−1(登録商標)
2.Noveon(商標),Inc.製の、カーボポールUltrez 21(登録商標)
3.Rhodia製の、Miranol(登録商標)Ultra L32
4.Chemron製の、Glucamate LT(登録商標)
5.Croda製の、Crothix(登録商標)
実施例24〜27を、以下の方法で作製する:
製剤の脱イオン自由水に、カーボポール(登録商標)を添加する。カチオン及びベタインを除く、全ての界面活性剤を添加する。pHが6未満である場合には、中和剤(典型的には、塩基、すなわち、トリエタノールアミン、水酸化ナトリウム)を添加して、6よりも大きいpHに調整する。必要な場合には、穏やかに加熱して、粘度を減少させ、空気の混入を最小限に抑える補助をする。ベタイン及び/又はカチオン性界面活性剤を添加する。コンディショニング剤、追加のレオロジー変性剤、真珠光沢化剤、カプセル化材料、剥離剤、防腐剤、染料、芳香剤、研磨剤粒子、及び他の望ましい成分を添加する。最後に、必要に応じて、酸(すなわち、クエン酸)を使用してpHを低減し、及び塩化ナトリウムを添加して粘度を増大させる。
Figure 2013515152
Zeodent 119、109、及び165は、J.M.Huber Corporationにより販売される、沈殿シリカ材料である。
Gantrezは、無水マレイン酸又はマレイン酸と、メチルビニルエーテルとのコポリマーである。
CMC 7M8SFは、カルボキシメチルセルロースナトリウムである。
ポロキサマーは、第1級ヒドロキシル基で終端される、二官能性ブロックポリマーである。
Figure 2013515152
Figure 2013515152
Figure 2013515152
1 アクリルアミド(AM)とTRIQUATとのコポリマー、MW=1,000,000;CD=1.6ミリ当量/グラム;Rhodia
2 Jaguar C500、MW=500,000、CD=0.7、Rhodia
3 Mirapol 100S、31.5%活性、Rhodia
4 ジメチコン液、Viscasil 330M;30マイクロメートル粒子サイズ;Momentive Silicones
本明細書に開示される寸法及び値は、記載された正確な数値に厳しく制限されるものとして理解されるべきでない。それよりむしろ、特に指定のない限り、そのような各寸法は、記載された値と、その値周辺の機能的に同等の範囲との双方を意味することを意図する。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。

Claims (17)

  1. 研磨剤洗浄粒子を含む、液体洗浄及び/又はクレンジング組成物であって、前記研磨剤洗浄粒子が、発泡体から、グラインド加工又はミリング加工によって縮小されたものであり、前記発泡体が、5kg/m3〜150kg/m3の密度を有し、かつ、前記発泡体が、40マイクロメートル〜700マイクロメートルの気泡サイズを有する、液体洗浄及び/又はクレンジング組成物。
  2. 前記発泡体が、好ましくは20kg/m3〜90kg/m3の、より好ましくは30kg/m3〜60kg/m3の密度を有する、請求項1に記載の液体洗浄及び/又はクレンジング組成物。
  3. 前記発泡体が、好ましくは100マイクロメートル〜500マイクロメートルの、より好ましくは250マイクロメートル〜450マイクロメートルの気泡サイズを有する、請求項1又は請求項2に記載の液体洗浄及び/又はクレンジング組成物。
  4. 前記発泡体が、1.5〜10の、好ましくは2.0〜8.0の、より好ましくは3.0〜6.0の、最も好ましくは3.5〜4.5のアスペクト比を有する壁体で作製され、前記壁体のアスペクト比が、前記壁体の長さと、長さの中間点での厚さとの比によって表される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体洗浄及び/又はクレンジング組成物。
  5. 前記発泡体が、好ましくは50%未満の独立気泡、より好ましくは30%未満の独立気泡、最も好ましくは15%未満の独立気泡を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体洗浄及び/又はクレンジング組成物。
  6. 前記研磨剤洗浄粒子の集団が、発泡体気泡の平均サイズの半分未満のサイズを有する粒子を、30重量%未満、好ましくは20重量%未満、より好ましくは10重量%未満、最も好ましくは粒子を含有しない量で含有し、前記粒子のサイズの重量比が、物理的な篩い分け法によって判定されたものである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の液体洗浄及び/又はクレンジング組成物。
  7. 前記組成物は、前記組成物の0.1重量%〜20重量%の、好ましくは0.3重量%〜10重量%の、より好ましくは0.5重量%〜5重量%の、最も好ましくは1重量%〜3重量%の前記組成物研磨剤洗浄粒子を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体洗浄及び/又はクレンジング組成物。
  8. 前記研磨剤洗浄粒子が、3〜50kg/mm2の、好ましくは4〜25kg/mm2の、より好ましくは5〜15kg/mm2のHVビッカース硬さを有し、前記HVビッカース硬さが、ここで開示された方法に従って測定されたものである、請求項1〜7のいずれか一項に記載の液体洗浄及び/又はクレンジング組成物。
  9. 前記研磨剤粒子が、ISO 9276−6に従ったときに、10〜1000μmの、好ましくは50〜500μmの、より好ましくは100〜350μmの、最も好ましくは150〜250μmの、面積相当直径によって表される平均粒径を有する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の液体洗浄及び/又はクレンジング組成物。
  10. 前記研磨剤粒子が、20μm未満の、好ましくは8μm未満の、最も好ましくは5〜0.5μmの先端半径を有する縁部によって定義され、前記先端半径が、前記縁部の末端の湾曲に適合する仮想円の直径によって定義される、請求項1〜9のいずれか一項に記載の液体洗浄及び/又はクレンジング組成物。
  11. 懸濁助剤を更に含み、前記懸濁助剤が、ポリカルボキシレートポリマー増粘剤;ヒドロキシル含有脂肪酸、脂肪酸エステル、又は脂肪石鹸のワックス様材料;カルボキシメチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、サクシノグリカン、並びにキサンタンガム、ジェランガム、グアーガム、ローカストビーンガム、トラガカントガム、サクシノグルカンガム、若しくはこれらの誘導体のような天然由来の多糖類ポリマー、又はこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1〜10のいずれか一項に記載の液体洗浄及び/又はクレンジング組成物。
  12. 前記研磨剤洗浄粒子が、高分子材料から、グラインド加工又はミリング加工によって粒子へと縮小され、高分子材料が、ポリエチレン、ポリプロピレン、PVC、ポリカーボネート、メラミン、尿素、ポリウレタン、ポリアクリレート、ポリスチレン、フェノール樹脂、ポリエステル、ポリアミド、及びこれらの混合物からなる群から選択され、好ましくは、高分子材料が、ポリウレタン、ポリエステル、ポリアクリレート、ポリスチレン、及びこれらの混合物からなる群から選択され、より好ましくは、前記研磨剤粒子が、ジイソシアネート及びジオールから作製されたポリウレタンから得られる、請求項1〜11のいずれか一項に記載の液体洗浄及び/又はクレンジング組成物。
  13. 前記研磨剤洗浄粒子が、発泡高分子材料から、グラインド加工又はミリング加工によって粒子へと縮小され、発泡高分子材料が、ポリエチレン、ポリプロピレン、PVC、ポリカーボネート、メラミン、尿素、ポリウレタン、ポリアクリレート、ポリスチレン、フェノール樹脂、ポリエステル、ポリアミド、及びこれらの混合物からなる群から選択され、好ましくは、発泡高分子材料が、ポリウレタン、ポリエステル、ポリアクリレート、ポリスチレン、及びこれらの混合物からなる群から選択され、より好ましくは、前記研磨剤粒子が、ジイソシアネート及びジオールから作製された硬質ポリウレタン発泡体から得られる、請求項1〜12のいずれか一項に記載の液体洗浄及び/又はクレンジング組成物。
  14. 前記洗浄組成物が洗浄基材上に添着され、前記基材が紙若しくは不織布の、タオル又は拭き取り布、あるいはスポンジである、請求項1〜13のいずれか一項に記載の液体洗浄及び/又はクレンジング組成物。
  15. 請求項1〜14のいずれか一項に記載の液体洗浄及び/又はクレンジング組成物で表面を洗浄及び/又はクレンジングする方法であって、前記表面が前記組成物と接触し、好ましくは前記組成物が前記表面上へと塗布される、方法。
  16. 前記表面が無生物の表面であり、好ましくは、家庭の硬質表面、食器の表面、皮革若しくは合成皮革のような表面、及び自動車の表面からなる群から選択される、請求項15に記載の方法。
  17. 前記表面が生物の表面であり、好ましくは、ヒトの皮膚、動物の皮膚、ヒトの毛髪、動物の毛、並びに例えば歯、歯肉、舌、及び頬面などの口腔の硬組織及び軟組織の表面、からなる群から選択される、請求項15に記載の方法。
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