JP2016526079A - 研磨剤を有する、洗浄用液体組成物 - Google Patents

研磨剤を有する、洗浄用液体組成物 Download PDF

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Abstract

提供されるのは、研磨洗浄粒子と、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、及びそれらの混合物からなる群から選択される1種類以上の界面活性剤と、第1酸性成分とを含む洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物であって、第1酸性成分は1種類以上のキレート酸からなり、少なくとも1種類の非イオン性界面活性剤が組成物に含まれ、非イオン性界面活性剤の合計濃度が、組成物全体の2重量%未満であり、かつ/又は少なくとも1種類のアニオン性界面活性剤が組成物に含まれ、アニオン性界面活性剤の合計濃度が、組成物全体の2重量%未満である、洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物である。

Description

本発明は、家の中及び周りの硬質表面、並びに皿の表面等を含む、様々な表面を洗浄及び/又はクレンジングするための液体組成物に関する。より具体的には、本発明は、好適な洗浄及び/又はクレンジング用粒子を含む、液体擦り磨き組成物に関する。非常に好ましい実施形態においては、本発明の組成物は、硬質表面用洗浄組成物に関する。
研磨剤成分を含有する、粒子組成物又は液体(ゲルタイプ、ペーストタイプを含む)組成物のような擦り磨き組成物は、当該業界において習知である。このような組成物は、様々な表面、特に、除去が困難なしみ及び汚れによって汚染される傾向のある表面を洗浄及び/又はクレンジングするのに使用される。
現時点で既知の擦り磨き組成物の中で、最も好評な擦り磨き用組成物は、球状から不規則なものまでの様々な形状の研磨粒子をベースとするものである。最も一般的な研磨粒子は、炭酸塩、粘土、シリカ、ケイ酸塩、シェールアッシュ、パーライト、及び珪砂のような無機物質、あるいは、ポリプロピレン、PVC、メラミン樹脂、尿素樹脂、ポリアクリレート、ポリウレタン、及び誘導体のような有機ポリマービーズのいずれかであり、研磨性粒子を懸濁させたクリームのような稠度を有する液体組成物の形になる。
既知の研磨剤組成物は、粒子を含まない組成物と比べて洗浄性が向上しており、また、洗浄性能に大きな影響を及ぼすことなく、表面の安全性を向上するような開発も行われてきている。
しかしながら、洗浄性能を最大化するため、研磨剤粒子と配合との間の相乗効果を追求する必要性が、なお残されている。
それゆえに本発明の目的の1つは、様々な表面を洗浄/クレンジングするのに好適であり、かつ良好な洗浄/クレンジング性能を最小のコストで実現する、洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物を提供することである。
上記目的は、本発明に記述の組成物によって達成可能であることが見出された。
第一の態様において、本発明は、研磨洗浄粒子と、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、及びそれらの混合物からなる群から選択される1種類以上の界面活性剤と、第1酸性成分とを含む洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物であって、第1酸性成分は1種類以上のキレート酸からなり、少なくとも1種類の非イオン性界面活性剤が組成物に含まれ、非イオン性界面活性剤の合計レベルが、組成物全体の2重量%未満であり、かつ/又は少なくとも1種類のアニオン性界面活性剤が組成物に含まれ、アニオン性界面活性剤の合計レベルが、組成物全体の2重量%未満である、洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物である。
本発明は、研磨洗浄粒子を含む洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物で、表面を洗浄及び/又はクレンジングする方法であって、表面が組成物により接触させられて、好ましくは組成物が表面に塗布されて、洗浄及び/又はクレンジングする方法を更に含む。
洗浄/クレンジング用液体組成物
本発明による組成物は、様々な無生物性及び生物性表面用の洗浄剤/クレンザーとして設計されている。1つの実施形態において、本明細書において開示される組成物は、無生物性表面、生物性表面からなる群から選択される表面の洗浄/クレンジングに好適である。
好ましい実施形態においては、本明細書に開示される組成物は、家庭の硬質表面、皿の表面、皮革又は合成皮革のような表面、及び自動車車両の表面からなる群から選択される無生物性表面の洗浄/クレンジングに好適である。
特に好ましい実施形態においては、本明細書に開示される組成物は、家庭の硬質表面の洗浄に好適である。
「家庭用硬質表面」とは、本明細書では、例えば、セラミック、ビニル、無ワックスビニル、リノリューム、メラミン、ガラス、Inox(登録商標)、Formica(登録商標)、任意のプラスチック、プラスチック化木材、金属又は任意の塗装若しくはワニス仕上げ若しくは密封表面などのような異なる材料からできている、床、壁、タイル、窓、食器棚、流し、シャワー、シャワープラスチック化カーテン、洗面台、WC、什器及び付属品等などの、キッチン、バスルームのような家の中及び家の周りでみられる任意の種類の表面を意味する。家庭の硬質表面にはまた、家庭用電化製品も含まれ、それらには、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機、自動乾燥機、オーブン、電子レンジ、食器洗浄機等々が含まれるが、それらに限られない。このような硬質表面は、個人の家庭において、また、商業用、企業用、及び工業用環境においても見出され得る。
「研磨発泡体粒子」とは、本明細書において用いられる場合、非球状で高度に成形されたプロファイルを提供するように発泡構造体を破砕することに由来する、研磨洗浄又は擦り磨き粒子を意味する。
「生分解性の」とは、本明細書においては、ASTM6400検査方法によると50%超の割合で、堆肥媒体に生分解性研磨粒子が、化学的に溶解、分解、又は消化されることを意味する。ASTM6400検査方法とは、材料の堆肥化可能性に関するが、本明細書においては、堆肥化可能性は、生分解性と呼ぶものとする。制御されたコンポスト化条件下での生分解性研磨剤粒子の最終的な生分解性は、この試験法において判定される。
「皿の表面」とは、本明細書においては、皿、カトラリー、まな板、鍋等のような食器洗いの際に見出される任意の表面を意味する。このような皿の表面は、個人の家庭において、また、商業用、企業用、及び工業用環境においても見出され得る。
「酸性成分」とは、本明細書においては、pH 0〜14の溶液内に(部分的又は全面的に中和されている場合を含む)挙げられる成分を意味する。
「キレート酸(chelating acid)」とは、本明細書においては、その塩の形態をとる有機及び/又は無機の、好ましくは有機の酸であり、天然のキレート化特性を有するものである。
別の好ましい実施形態においては、本明細書に開示される組成物は、ヒトの皮膚、動物の皮膚、ヒトの毛髪、動物の体毛、及び歯からなる群から選択される生物性表面の洗浄/クレンジングに好適である。
本発明による組成物は、固体又は気体ではなく、液体の組成物である。液体組成物は、水同様の粘度を有する組成物、並びにゲル及びペーストなどの増粘された組成物を含む。
本明細書に記載の好ましい実施形態においては、本明細書の液体組成物は水性組成物である。したがって、組成物は、組成物全体の65重量%〜99.5重量%、好ましくは75重量%〜98重量%、より好ましくは80重量%〜95重量%の水を含み得る。
本明細書に記載の別の好ましい実施形態においては、本明細書に記載の液体組成物は、ほぼ非水性組成物であるが、組成物全体の0重量%〜10重量%の水、好ましくは組成物全体の0重量%〜5重量%、より好ましくは0重量%〜1重量%、最も好ましくは0重量%の水を含んでもよい。
好ましい実施形態においては、組成物のpHは、20℃で測定して、0より大きいもの〜14未満、好ましくは2〜12、より好ましくは2〜12であるが6〜8を含まず、更により好ましくは2〜6又は8〜12、最も好ましくは2〜4又は8〜12である。最も好ましいのは、20℃で測定して8〜12のpHを有する、アルカリ性の組成物である。
本明細書に記載の1つの実施形態においては、本明細書に開示される組成物はアルカリ性の組成物であり、それゆえ、20℃で測定して、8〜12、より好ましくは8.5〜11.5、更により好ましくは9〜11.5のpHを有する。
別の好ましい実施形態においては、組成物は2〜6、好ましくは2〜5、より好ましくは2〜4のpHを有し、あるいは好ましくは9未満のpHを有する。
したがって、本明細書に開示される組成物は、pHを調整するために、好適な塩基及び酸を含み得る。
本明細書において使用される好適な塩基は、有機及び/又は無機塩基である。本明細書で用いるのに好適な塩基は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及び/又は水酸化リチウムのような苛性アルカリ、並びに/又は、酸化ナトリウム、及び/又は酸化カリウムのようなアルカリ金属酸化物、又はそれらの混合物である。好ましい塩基は、苛性アルカリであり、より好ましくは、水酸化ナトリウム及び/又は水酸化カリウムである。
他の好適な塩基としては、アンモニウム、炭酸アンモニウム、全ての利用可能な炭酸塩、例えば、K2CO3、Na2CO3、Ca2CO3、Mg2CO3など、アルカノールアミン(例えば、モノエタノールアミン)、尿素及び尿素誘導体、ポリアミンなどが挙げられる。
そのような塩基が存在する場合、それらの典型的なレベルは、組成物全体の0.01重量%〜5.0重量%、好ましくは0.05重量%〜3.0重量%、より好ましくは0.1重量%〜0.6重量%のレベルである。
本明細書において開示される組成物は第1酸性成分を含み、第1酸性成分は好ましくはクエン酸、クエン酸の1種類以上の塩、シトレート(citrate)、シトレートの1種類以上の塩、リン酸、リン酸の1種類以上の塩、酒石酸、酒石酸の1種類以上の塩、シュウ酸、シュウ酸の1種類以上の塩、マレイン酸、マレイン酸の1種類以上の塩、グリコール酸、グリコール酸の1種類以上の塩、こはく酸、こはく酸の1種類以上の塩、グルタル酸、グルタル酸の1種類以上の塩、アジピン酸、アジピン酸の1種類以上の塩、及びそれらの混合物からなる群から選択される、より好ましくはクエン酸、クエン酸の1種類以上の塩、シトレート、シトレートの1種類以上の塩、リン酸、リン酸の塩、及びそれらの混合物からなる群から選択される、1種類以上のキレート酸からなる。第1酸性成分のレベルは、好ましくは組成物の0重量%超〜0.5重量%未満、好ましくは0.1重量%〜0.48重量%、より好ましくは0.2重量%〜0.47重量%、更により好ましくは0.3重量%〜0.46重量%である。驚くべきことに、低いレベルのそのような第1酸性成分が、粒子含有組成物の洗浄性を改善するということが判明した。ひとたびそのような成分のレベルが0.5重量%以上に上げられると、洗浄性はもうそれ以上改善されなくなり、洗浄性への更なる利益がないまま材料が追加されるということになる。
本明細書において開示される組成物は、第2酸性成分を含んでいてもよく、第2酸性成分は、好ましくは蟻酸、蟻酸の1種類以上の塩、乳酸、乳酸の1種類以上の塩、塩酸、塩酸の1種類以上の塩、硫酸、硫酸の1種類以上の塩、及びそれらの混合物からなる群から選択される1種類以上の非キレート酸からなる。第1酸性成分と第2酸性成分との組み合わせは、追加的安定性と、硬質表面から水垢を除去することに対する追加的利益をもたらす。
そのような更なる酸が存在する場合、それらの典型的なレベルは、組成物全体の0.01重量%〜5.0重量%、好ましくは0.04重量%〜3.0重量%、より好ましくは0.05重量%〜1.5重量%のレベルである。
本発明による好ましい実施形態では、本明細書において開示される組成物は、増粘組成物である。好ましくは、本明細書において開示される液体組成物は、ステンレス鋼製の4cm円錐形スピンドル、角度2°(最大8分間にわたり0.1〜100s-1の直線的な増分)を有するレオメーター、モデルAR 1000(TA Instrumentsにより供給)で測定した場合、20s-1において7500cpまでの、より好ましくは50cp〜5000cpの、更により好ましくは50cp〜2000cpの、最も好ましくは20s-1及び20℃において300cp〜1500cpの粘度を有する。
別の好ましい実施形態では、本明細書において開示される組成物は水同様の粘度を有する。「水同様の粘度」とは、本明細書中では水の粘度に近い粘度を意味する。Brookfieldデジタル粘度計DV II型を、スピンドル2で使用して測定するとき、本明細書において開示される液体組成物は、好ましくは60rpmで最大50cpの粘度を有し、60rpm及び20℃で、より好ましくは0cp〜30cpの、更により好ましくは0cp〜20cpの、最も好ましくは、0cp〜10cpの粘度を有する。
本明細書において開示される組成物は、アニオン性、非イオン性、カチオン性、及び両性の界面活性剤、並びにそれらの混合物からなる群から選択される1種類以上の界面活性剤を含み、またそのうちの少なくとも1種類の非イオン性界面活性剤が、組成物に含まれ、非イオン性界面活性剤の合計レベルが、組成物全体の2重量%未満、好ましくは0.1重量%〜1.95重量%、より好ましくは0.2重量%〜1.8重量%、最も好ましくは0.5重量%〜1.75重量%であり、かつ/又は少なくとも1種類のアニオン性界面活性剤が、組成物に含まれ、アニオン性界面活性剤の合計レベルが、組成物全体の2重量%未満、好ましくは0.1重量%〜1.95重量%、より好ましくは0.2重量%〜1.8重量%、最も好ましくは0.5重量%〜1.75重量%である。驚くべきことに、このようなレベルの界面活性剤は、研磨粒子と相乗的に作用して、より良い洗浄性をもたらすが、ひとたびレベルが上記の範囲を超えると、そのような過剰な材料の追加に伴うコストに対して、実質的な改善がみられないということが判明した。
好適な非イオン性界面活性剤の非限定的な例としては、アルコールアルコキシレート、アルキル多糖類、アミンオキシド、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのブロックコポリマー、フッ素系界面活性剤、及びケイ素系界面活性剤が挙げられる。
本発明に関して好適な、好ましい部類の非イオン性界面活性剤は、アルキルエトキシレートである。本発明のアルキルエトキシレートは、直鎖又は分枝状のいずれかであり、疎水性末端基中に8〜16個の炭素原子、及び親水性先端基中に3〜25個のエチレンオキシド単位を含有する。アルキルエトキシレートの例としては、Shell社(P.O.Box 2463,1 Shell Plaza,テキサス州、Houston)によって供給される、Neodol 91−6(登録商標)及びNeodol 91−8(登録商標)、並びにCondea社(900 Threadneedle P.O.Box 19029,テキサス州、Houston)によって供給されるAlfonic 810−60(登録商標)が含まれる。より好ましいアルキルエトキシレートは、疎水性末端基中に9〜12個の炭素原子、及び親水性先端基中に4〜9個のオキシド単位を含む。好ましいアルキルエトキシレートは、C9〜11 EO5であり、Shell Chemical社より、商品名Neodol 91−5(登録商標)で入手可能である。最も好ましいアルキルエトキシレートは、C9〜11 EO8であり、Shell Chemical社より、商品名Neodol 91−8(登録商標)で入手可能である。他の好ましい非イオン性界面活性剤は、Greenbentine DE80という商品名でKolbe社から入手可能なC10 EO8、又は、Maripal 10/8という商品名でSasol社から入手可能なC10 EO8である。非イオン性エトキシレートは分枝状アルコールからも誘導可能である。例えば、プロピレン又はブチレンなどの分枝状オレフィン原材料からアルコールを作製することができる。好ましい実施形態では、分枝状アルコールは、2−プロピル−1−ヘプチルアルコール、又は2−ブチル−1−オクチルアルコールのいずれかである。望ましい分枝状アルコールエトキシレートは、2−プロピル−1−ヘプチルEO7/AO7であり、BASF社より、商品名Lutensol XP 79/XL 79(登録商標)で、製造及び販売されている。
本発明に関して好適な、別の部類の非イオン性界面活性剤は、アルキル多糖類である。そのような界面活性剤は、米国特許第4,565,647号、同第5,776,872号、同第5,883,062号、及び同第5,906,973号に開示されている。アルキル多糖類の中では、5及び/又は6炭糖環を含むアルキルポリグリコシドが好ましく、6炭素糖環を含むものがより好ましく、並びに6炭素糖環がグルコースから誘導されるもの、すなわち、アルキルポリグリコシド(「APG」)が最も好ましい。APG鎖長中のアルキル置換基は、好ましくは、8〜16個の炭素原子を含有し、平均鎖長が炭素原子10個である、飽和又は不飽和アルキル部分である。C8〜C16アルキルポリグリコシドは、幾つかの供給元から市販されている(例えば、Seppic社(75 Quai d’Orsay,75321 Paris,Cedex 7,フランス)製のSimusol(登録商標)界面活性剤、並びにCognis社(Postfach 13 01 64,D 40551,Dusseldorf,ドイツ)製のGlucopon 220(登録商標)、Glucopon 225(登録商標)、Glucopon 425(登録商標)、Plantaren 2000 N(登録商標)、及びPlantaren 2000 N UP(登録商標)がある)。
本発明に好適な別の部類の非イオン性界面活性剤は、アミンオキシドである。アミンオキシド、特に疎水性末端基中に10〜16個の炭素原子を含むものは、0.10%未満のレベルでも洗浄プロファイル及び有効性が強力であるために有益である。更には、C10〜16アミンオキシド、特にC12〜C14アミンオキシドは、芳香剤の優れた可溶化剤である。本明細書で使用される代替的な非イオン性洗剤界面活性剤は、アルコキシル化アルコールであり、一般に、そのアルコールの疎水性アルキル鎖中に8〜16個の炭素原子を含むものである。典型的なアルコキシル化基は、プロポキシ基、又はプロポキシ基と組み合わせることでアルキルエトキシプロポキシレートを生成するエトキシ基である。そのような化合物としては、Rhodia社(40 Rue de la Haie−Coq F−93306,Aubervilliers Cedex,フランス)より入手可能な商品名Antarox(登録商標)、及びShell Chemical社より入手可能な商品名Nonidet(登録商標)が市販されている。
プロピレンオキシドとプロピレングリコールとの縮合によって形成される、疎水性塩基とエチレンオキシドとの縮合生成物も、本明細書における使用に好適である。これらの化合物の疎水性部分は、好ましくは1500〜1800の分子量を有し、非水溶性を示す。この疎水性部分へのポリオキシエチレン部分の付加は、全体としての、その分子の水溶性を増大させる傾向にあり、製品の液体性は、ポリオキシエチレン含有率が、最大40モルのエチレンオキシドとの縮合に相当する、縮合生成物の総重量の約50%となる点まで保持される。この種の化合物の例としては、BASF社により市販されている、特定のPluronic(登録商標)界面活性剤が含まれる。化学的には、そのような界面活性剤は、構造(EO)x(PO)y(EO)z、又は(PO)x(EO)y(PO)zを有し、式中、x、y、及びzは、1〜100、好ましくは3〜50である。良好な湿潤界面活性剤であることが既知の、Pluronic(登録商標)界面活性剤が、より好ましい。Pluronic(登録商標)界面活性剤、及び湿潤特性を含むその特性の記述は、BASF社から入手可能な、表題「BASF Performance Chemicals Plutonic(登録商標)& Tetronic(登録商標)Surfactants」のパンフレットに見出すことができる。
好ましくはないが、他の好適な非イオン性界面活性剤としては、アルキルフェノールとエチレンオキシドとのポリエチレンオキシド縮合物、例えば、6〜12個の炭素原子を直鎖又は分岐鎖構造のいずれかで含有するアルキル基を有するアルキルフェノールの縮合生成物であって、エチレンオキシドがアルキルフェノール1モル当たり5〜25モルに等しい量で存在するものが挙げられる。そのような化合物中のアルキル置換基は、オリゴマー化プロピレン、ジイソブチレンから、又はイソ−オクタン、n−オクタン、イソ−ノナン、若しくはn−ノナンの他の供給源から、誘導することができる。用いることができる他の非イオン性界面活性剤としては、糖類等の天然資源に由来するものを挙げることができ、また、C8〜C16 N−アルキルグルコースアミド界面活性剤が挙げられる。
本明細書中での使用するための好適なアニオン性界面活性剤は、アルキルスルホネート、アルキルアリールスルホネート、アルキルスルフェート、アルキルアルコキシル化スルフェート、C6〜C20アルキルアルコキシル化直鎖若しくは分枝状ジフェニルオキシドジスルホネート、又はこれらの混合物からなる群から選択される。
本明細書で用いるのに好適なアルキルスルホネートとしては、式RSO3M(式中、RはC6〜C20の直鎖又は分枝鎖の、飽和又は不飽和アルキル基、好ましくはC8〜C18アルキル基、及びより好ましくはC10〜C16アルキル基であり、MはHあるいは、例えばアルカリ金属カチオン(例えばナトリウム、カリウム、リチウム)又はアンモニウム若しくは置換アンモニウム(例えばメチル−、ジメチル−、及びトリメチルアンモニウムカチオン及び四級アンモニウムカチオン、例えばテトラメチル−アンモニウム及びジメチルピペリジニウムカチオン、並びにエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、及びこれらの混合物のようなアルキルアミンから誘導される第四級アンモニウムカチオン等)などのカチオンである)の水溶性の塩又は酸が挙げられる。
本明細書で用いるのに好適なアルキルアリールスルホネートとしては、式RSO3M(式中、RはC6〜C20の直鎖又は分枝鎖の、飽和又は不飽和アルキル基、好ましくはC8〜C18アルキル基、より好ましくはC10〜C16アルキル基で置換された、アリール、好ましくはベンジルであり、MはH又は例えばアルカリ金属カチオン(例えばナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウム等)、又はアンモニウム若しくは置換アンモニウム(例えばメチル−、ジメチル−、及びトリメチルアンモニウムカチオン及び四級アンモニウムカチオン、例えばテトラメチル−アンモニウム及びジメチルピペリジニウムカチオン、及びエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、及びこれらの混合物等のようなアルキルアミンから誘導される四級アンモニウムカチオン等)などのカチオンである)の水溶性の塩又は酸が挙げられる。
14〜C16アルキルスルホネートの一例は、Hoechst社より入手可能な、Hostapur(登録商標)SASである。市販のアルキルアリールスルホネートの例は、Su.Ma社より入手可能なラウリルアリールスルホネートである。特に好ましいアルキルアリールスルホネートは、商品名Nansa(登録商標)でAlbright&Wilson社から市販されているアルキルベンゼンスルホネートである。
本明細書での使用に好適なアルキルスルフェート界面活性剤は、式R1SO4M(式中、R1は、6〜20個の炭素原子を含有する直鎖又は分枝状のアルキルラジカル、及びアルキル基中に6〜18個の炭素原子を含有するアルキルフェニルラジカルからなる群から選択される、炭化水素基を表す)に従う。MはH又は例えばアルカリ金属カチオン(例えばナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウム等)又はアンモニウム若しくは置換アンモニウム(例えばメチル−、ジメチル−、及びトリメチルアンモニウムカチオン及び第四級アンモニウムカチオン、例えばテトラメチル−アンモニウム及びジメチルピペリジニウムカチオン、及びエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、及びこれらの混合物などのアルキルアミンから誘導した第四級アンモニウムカチオン等)などのカチオンを意味する。本明細書で使用される特に好適な分枝鎖アルキルサルフェートは、合計10〜14個の炭素原子を含有する、例えばIsalchem 123 AS(登録商標)などである。Isalchem 123 AS(登録商標)は、Enichem社より市販され、94%が分枝状のC12〜13界面活性剤である。この物質は、CH3−(CH2m−CH(CH2OSO3Na)−(CH2n−CH3(ただし式中、n+m=8〜9として説明され得る。同様に好ましいアルキルサルフェートは、アルキル鎖が合計12個の炭素原子を含むアルキルサルフェート、すなわち、2−ブチルオクチル硫酸ナトリウムである。そのようなアルキルサルフェートは、Condea社より、商品名Isofol(登録商標)12Sで市販されている。特に好適な直鎖アルキルスルホネートとしては、Hoechst社から市販されているHostapur(登録商標)SASのようなC12〜C16パラフィンスルホネートが挙げられる。
本明細書での使用に関して好適なアルキルアルコキシル化サルフェート界面活性剤は、式RO(A)mSO3Mによるものであり、式中、Rは、非置換のC6〜C20アルキル又はヒドロキシアルキル基であって、C6〜C20アルキル構成要素、好ましくはC12〜C20アルキル又はヒドロキシアルキル、より好ましくはC12〜C18アルキル又はヒドロキシアルキルを有し、Aは、エトキシ又はプロポキシ単位であり、mは、0よりも大きく、典型的には0.5〜6、より好ましくは0.5〜3であり、Mは、H又はカチオンであり、このカチオンは、例えば、金属カチオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウム等)、アンモニウム又は置換アンモニウムカチオンとすることができる。アルキルエトキシル化スルフェート並びにアルキルプロポキシル化スルフェートについて、本明細書において考察される。置換アンモニウムカチオンの具体例としては、メチル−、ジメチル−、トリメチルアンモニウム、及びテトラメチルアンモニウム、ジメチルピペリジニウムのような四級アンモニウムカチオン、並びに、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、及びこれらの混合物等のようなアルカノールアミンから誘導されるカチオンが含まれる。界面活性剤の例には、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(1.0)スルフェート(C12〜C18E(1.0)SM)、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(2.25)スルフェート(C12〜C18E(2.25)SM)、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(3.0)スルフェート(C12〜C18E(3.0)SM)、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(4.0)スルフェート(C12〜C18E(4.0)SM)があり、上記Mは、ナトリウム及びカリウムから適宜選択される。
本明細書での使用に関して好適なC6〜C20のアルキルアルコキシル化直鎖又は分枝状ジフェニルオキシドジスルホネート界面活性剤は、次式に従うものである。
Figure 2016526079
式中、Rは、C6〜C20直鎖又は分枝状、飽和又は不飽和のアルキル基、好ましくはC12〜C18アルキル基、より好ましくはC14〜C16アルキル基であり、X+は、H、又はカチオン、例えば、アルカリ金属カチオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウム等)である。本明細書で使用される特に好適なC6〜C20アルキルアルコキシル化直鎖又は分枝状ジフェニルオキシドジスルホネート界面活性剤は、C12分枝状ジフェニルオキシドジスルホン酸、及びC16直鎖ジフェニルオキシドジスルホン酸ナトリウム塩であり、それぞれ商品名Dowfax 2A1(登録商標)及びDowfax 8390(登録商標)でDow社により市販されている。
本明細書で有用な他のアニオン性界面活性剤としては、石鹸の塩(例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、並びにモノ−、ジ−、及びトリエタノールアミン塩などの置換アンモニウム塩が挙げられる)、C8〜C24オレフィンスルホネート、例えば英国特許明細書第1,082,179号に記載されるようなクエン酸アルカリ土類金属の熱分解生成物のスルホン化によって調製されるスルホン化ポリカルボン酸、C8〜C24アルキルポリグリコールエーテルサルフェート(最大10モルのエチレンオキシドを含有する)、C14〜C16メチルエステルスルホネートなどのアルキルエステルスルホネート、アシルグリセロールスルホネート、脂肪族オレイルグリセロールサルフェート、アルキルフェノールエチレンオキシドエーテルサルフェート、アルキルホスフェート、アシルイセチオネートなどのイセチオネート、N−アシルタウレート、アルキルサクシナメート及びスルホサクシネート、スルホサクシネートのモノエステル(特に飽和及び不飽和C12〜C18モノエステル)、スルホサクシネートのジエステル(特に飽和及び不飽和C6〜C14ジエステル)、アシルサルコシネート、アルキルポリグルコシドのサルフェートなどのアルキル多糖類のサルフェート(後述の非イオン性非硫酸化化合物)、式RO(CH2CH2O)kCH2COO-+(式中、Rは、C8〜C22アルキルであり、kは、0〜10の整数であり、Mは、可溶性塩形成カチオンである)のものなどのアルキルポリエトキシカルボキシレートが挙げられる。ロジン、水素添加ロジン、並びにトール油中に存在する又はトール油から誘導される樹脂酸及び水素添加樹脂酸のような、樹脂酸及び水素添加樹脂酸も好適である。更なる例は、Schwartz、Perry、及びBerchによる、「Surface Active Agents and Detergents」(第I巻、及び第II巻)に記載されている。そのような種々の界面活性剤はまた、米国特許第3,929,678号(Laughlinら、1975年12月30日発行)の第23欄58行目〜第29欄23行目にも概括的に開示されている。
双極性界面活性剤は、本発明の文脈内の好ましい、別の部類の界面活性剤を代表している。
双極性界面活性剤は、幅広いpH範囲にわたって、同一分子上にカチオン性基とアニオン性基との両方を含有する。典型的なカチオン性基は、四級アンモニウム基であるが、スルホニウム基及びホスホニウム基のような、他の正電荷を有する基を使用することもできる。典型的なアニオン基は、カルボキシレート及びスルホネートであり、好ましくはスルホネートであるが、硫酸、リン酸等のような、他の基を使用することができる。これらの洗剤の一般的例のいくつかが、米国特許第2,082,275号、同第2,702,279号、及び同第2,255,082号の特許文献に記載されている。
双極性界面活性剤の具体例は、McIntyre社(24601 Governors Highway,University Park,60466,米国イリノイ州)より、商品名Mackam LHS(登録商標)で入手可能な、3−(N−ドデシル−N,N−ジメチル)−2−ヒドロキシプロパン−1−スルホネート(ラウリルヒドロキシルスルタイン)である。別の具体的な双極性界面活性剤は、McIntyre社より、商品名Mackam 50−SB(登録商標)で入手可能な、C12〜14アシルアミドプロピレン(ヒドロキシプロピレン)スルホベタインである。他の極めて有用な双極性界面活性剤としては、ヒドロカルビル、例えば、脂肪族アルキレンベタインが挙げられる。極めて好ましい双極性界面活性剤は、Albright & Wilson社により製造されている、Empigen BB(登録商標)、すなわちココジメチルベタインである。別の同等に好ましい双極性界面活性剤は、McIntyre社により製造されている、Mackam 35HP(登録商標)、すなわちココアミドプロピルベタインである。
別の部類の界面活性剤は、両性界面活性剤からなる群を含む。本発明の組成物内の1つの好適な両性界面活性剤は、C8〜C16のアミドアルキレングリシネート界面活性剤(「アンフォグリシネート」)である。他の好適な両性界面活性剤は、C8〜C16のアミドアルキレンプロピネート界面活性剤(「アンフォプロピネート」)である。他の好適な両性界面活性剤は、ドデシルβ−アラニン、米国特許第2,658,072号の教示によりドデシルアミンとイセチオン酸ナトリウムとを反応させることによって調製されるものなどの、N−アルキルタウリン、米国特許第2,438,091号の教示により生成されるものなどの、N−高級アルキルアスパラギン酸、及び商品名「Miranol(登録商標)」で販売され、米国特許第2,528,378号に記載されている製品などの、界面活性剤によって代表される。
研磨洗浄粒子
好ましい実施形態では、研磨洗浄粒子は、10μm〜1000μmの、好ましくは50μm〜500μmの、より好ましくは100μm〜350μmの、最も好ましくは150μm〜250μmの平均ECDを有する。
実際、本出願人は、研磨粒子の上記の粒径により効率的な洗浄性能を達成し得るということを見出したが、その一方で、小さすぎる粒径、例えば、典型的には10マイクロメートル未満の粒径を有する研磨剤集団は、小さい粒径に固有の高い、クリーナー中の粒子充填量当たりの粒子数を示すにも拘わらず、洗浄と比較して研磨作用を示すことも見出した。他方、大きすぎる粒径、例えば典型的には1000マイクロメートル超の研磨剤集団は、大きな粒径に固有のこととして、クリーナー中の粒子充填量当たりの粒子数が著しく減少するので、その実現する洗浄効率は最適とはいえないものである。また、実際面で、小さい多数の粒子は、様々な表面トポロジーから除去することが困難である場合が多く、粒子を除去するための過大な労力がユーザーに要求されることから、目に見える粒子残留物を表面に残存させないのであれば、小さすぎる粒子サイズは、洗浄剤内/洗浄作業用には望ましくない。他方、大きすぎる粒子は、あまりにも容易に目についてしまうか、又は洗浄剤を取扱う若しくは使用する際に悪い触覚体験を提供してしまう。それゆえ、本出願人らは、最適なクリーニング性能及び使用体験の両方を与える最適な粒径範囲を本明細書中で定義する。
研磨粒子は、円相当径ECD(ASTM F1877−05、セクション11.3.2)とも呼ばれる、これらの面積相当直径(ISO 9276−6:2008(E)、セクション7)によって定義されるサイズを有する。粒子集団の平均ECDは、10マイクロメートル未満の面積相当直径(ECD)を有する粒子のデータを、測定及び算出から除外した後の、少なくとも10 000個の粒子、好ましくは50 000個よりも多い粒子、より好ましくは100 000個よりも多い粒子の粒子集団の、各粒子のそれぞれのECDの平均として算出される。平均データは、容積を基準にした測定値と数を基準にした測定値との比較から抽出される。
好ましい一実施例では、本発明で使用される研磨洗浄粒子のサイズは、使用中に変化し、特に、サイズが顕著に減少することになる。したがって、粒子は、液体組成物中において、及び使用工程の開始時において、目視又は触覚で検出可能なままで維持されており、効果的な洗浄性を提供する。洗浄工程が進行するにしたがって、研磨粒子はより小粒子に分散又は破砕し、肉眼で目視不能又は触覚で検出不能となる。
驚くべきことに、本発明の研磨洗浄粒子は、比較的低レベルでさえ、良好な洗浄性能を示すことが見いだされたが、そのようなレベルには、好ましくは研磨洗浄粒子が、組成物全体の0.1重量%〜10重量%未満の、好ましくは0.1重量%〜8重量%の、より好ましくは0.5重量%〜5重量%の、更により好ましくは0.5重量%〜5重量%未満の、最も好ましくは0.5重量%〜3重量%未満が挙げられる。
本発明において使用される粒子は、白色透明とすることができ、あるいは好適な染料及び/又は顔料の使用によって着色することができる。加えて、好適な色相安定化剤を使用して、所望の色を安定化することができる。研磨粒子は、好ましい色相安定性粒子である。
1つの好ましい例では、本発明で使用される研磨洗浄粒子は、瓶での貯蔵時には目視可能のままであり、一方、有効な洗浄工程中には、研磨粒子は小粒子に分散又は破砕し、肉眼で目視不能となる。
低充填密度の研磨性粒子を得るための特に好適な手段は、例えば発泡法により、研磨性材料をガスにより膨張させることである。好ましい実施形態においては、研磨洗浄粒子は、前駆物質を発泡成形した、生分解性の熱可塑性材料を、好ましくは挽砕又は磨砕することを通じて縮小して作られる。
好ましくは、研磨粒子は、好ましくはポリヒドロキシアルカノエート、ポリ(乳酸)、ポリ(グリコール酸)、ポリカプロラクトン、ポリエステルアミド、脂肪族コポリエステル、芳香族コポリエステル、及びそれらの混合物からなる群から選択される生分解性ポリエステル;熱可塑性デンプン;セルロースエステル、特に酢酸セルロース及び/又はニトロセルロース、及びそれらの誘導体;並びにそれらの混合物;好ましくは生分解性ポリエステルと熱可塑性デンプンとをブレンドしたもの、からなる群から選択される生分解性熱可塑性材料から作られる。
最も好ましい実施形態においては、生分解性熱可塑性材料は、ポリカプロラクトン、ポリエステルアミド、脂肪族コポリエステル、芳香族コポリエステル、及びそれらの混合物からなる群から選択される生分解性石油系ポリエステル及びそれらの混合物;熱可塑性デンプン;セルロースエステル、特に酢酸セルロース及び/又はニトロセルロース、及びそれらの誘導体;並びにそれらの混合物;好ましくは生分解性石油系ポリエステルと熱可塑性デンプンとをブレンドしたもの、好ましくはポリカプロラクトンと熱可塑性デンプンとをブレンドしたもの、からなる群から選択される。上記のようなものは、優れた発泡成形性と生分解性を提供することが判明している。こうして得られる粒子は、上に引用されている範囲内の充填密度においては、望ましい生分解率とともに構造的強度とを提供する。
本発明において用いられる研磨洗浄発泡粒子は、ASTM6400検査方法にしたがって50%超の、好ましくは65%超の、より好ましくは75%超の、更により好ましくは80%超の、最も好ましくは90%超の生分解率を有する。本明細書において論じた生分解性材料は、ASTM6400検査方法に記載されたプロトコル及び要件にしたがって生分解する材料である。
好ましい実施形態においては、充填密度が低い材料は、発泡成形又は膨張させた、充填剤を用いる又は用いない生分解性熱可塑性材料から作られる。所望の標的範囲内の充填密度を有する本発明の粒子は、フォーム化又は発泡材料から典型的な挽砕若しくは磨砕プロセスにより、粒子に縮小される。フォーム化又は発泡材料を研磨粒子に縮小するための他の好適な手段は、ホイールの表面がパターンを彫刻されているか、又は研磨性サンドペーパーなどにより被覆されて、本明細書中の研磨洗浄粒子を形成する、集塵装置付きの高速摩減ホイールなどの摩減ツールの使用を含む。
1つの実施形態においては、研磨粒子は発泡体から得られるが、そのためには、発泡体を研磨粒子へと縮小(好ましくは挽砕又は磨砕)する。より好ましくは、研磨粒子は、好ましくは、ポリヒドロキシアルカノエート、ポリ(乳酸)、ポリ(グリコール酸)、ポリカプロラクトン、ポリエステルアミド、脂肪族コポリエステル、芳香族コポリエステル、及びそれらの混合物からなる群から選択される生分解性ポリエステル;熱可塑性デンプン;セルロースエステル、特に酢酸セルロース及び/又はニトロセルロース、及びそれらの誘導体;並びにそれらの混合物;好ましくは生分解性ポリエステルと熱可塑性デンプンとをブレンドしたもの、からなる群から選択される、発泡成形した生分解性熱可塑性材料から得られる。
1つの実施形態においては、研磨粒子は発泡体から得られるが、そのためには、発泡体を研磨粒子へと縮小(好ましくは挽砕又は磨砕)する。より好ましくは、研磨性粒子は、ポリカプロラクトン、ポリエステルアミド、脂肪族コポリエステル、芳香族コポリエステル、及びそれらの混合物からなる群から選択される生分解性石油系ポリエステル及びそれらの混合物;熱可塑性デンプン;セルロースエステル、特に酢酸セルロース及び/又はニトロセルロース、及びそれらの誘導体;並びにそれらの混合物;好ましくは生分解性石油系ポリエステルと熱可塑性デンプンとをブレンドしたもの、好ましくはポリカプロラクトンと熱可塑性デンプンとをブレンドしたもの、からなる群から選択される、発泡成形した生分解性熱可塑性材料から得られる。
原材料のフォーム構造物へのフォーム化及び/又は発泡工程は、典型的には、ガス膨張法により行われる。ガス又は溶媒を研磨剤前駆体内に注入し、圧力低下及び/又は温度の上昇により膨張させること、例えば、押し出しフォーム化工程により、ガス発泡法を行うことができる。
発泡成形工程及び発泡構造体もまた、モノマーをエマルジョン発泡させ、その後で、化学的に、加熱により、又は(例えば紫外線)放射により、硬化させることを介した硬化ステップを実行し、更に必要に応じて、固化した発泡体を乾燥するステップを実行することにより、典型的には実現される。材料並びに発泡成形及び硬化方法の例は、文献に詳細に説明されている(例えば、Robert D.Atheyによる書籍「Emulsion Polymer Technology」を参照)。発泡体の製造の好ましい経路は、米国特許第6369121号(Catalfamoら)に記載されるように、モノマー混合物中の水の、水/油の高内相エマルションを形成し、その場で重合させることである。
フォーム化工程及びフォーム構造物は、典型的には、例えば、乳化及び潜在的安定化特性を持つたんぱくを含む粘稠な混合物を機械的に揺動し、例えば激しく撹拌し、続いてキュア/硬化し、及び必要ならば固化したフォームを乾燥することにより得られる。たんぱくの非網羅的な例は、卵白又は純粋なアルブミン、ゼラチン、サポニン、グルテン、大豆たんぱく、グロブリン、プロラミン、グルテリン、ヒストン、プロタミン及びこれらの混合物である。たんぱくは、水、乳化剤、安定化剤、例えばアルギニン酸、及び極めて望ましくはかなりの量の重合性モノマー及び/架橋剤の存在下にてしばしば揺動されて、かなりの硬さのフォームとなる。更なる参照としては、Joseph F.Zayas、「Functionality of Proteins in Food」、Hettiarachchy、「Protein Functionality in Food Systems」、Article in Journal of Cereal science 47(2008)233〜238中のE.Zukowskaらの論文、又は米国特許第2006/0065159号を参照のこと。
非常に好ましい実施形態においては、研磨洗浄粒子の好ましい充填密度を実現するために、研磨洗浄粒子は、発泡成形した生分解性熱可塑性材料から作られ、この発泡成形した生分解性熱可塑性材料を、研磨粒子に、上述のような方法で挽砕又は磨砕加工することにより縮小する。
本出願人は、低充填密度粒子が、制御されたフォーム密度、フォームセルサイズ及びストラットアスペクト比を持つフォームから作製可能であるということを見出した。低充填密度の粒子が、100kg/m3超、及び最大500kg/m3の密度を有する発泡体により作られ得る。しかしながら、本出願人は、より低い充填密度の粒子が、100kg/m3未満の、より好ましくは50kg/m3〜100kg/m3の、最も好ましくは5kg/m3〜50kg/m3の密度(ASTM D3574を、発泡体密度を評価するためのプロトコルとして用いることができる)を有する発泡体から作られ得るということを見出した。
同様に、低充填密度粒子を、20マイクロメートルから2000マイクロメートルまでの範囲のセルサイズを持つフォームから作製することができる。しかしながら、本出願人は、100マイクロメートル〜1000マイクロメートル、より好ましくは200マイクロメートル〜500マイクロメートル、最も好ましくは300マイクロメートル〜450マイクロメートル(セルサイズを評価するためのプロトコルとして、ASTM D3576を使用することができる)のセルサイズを示す発泡体によって、より低い充填密度を実現することができるということを見出した。用語「セルサイズ」によりフォームの五角十二面体構造中に内接した仮想球の直径を意味し、これはVisiocellソフトウエアを使用することにより測定することができる。
本出願人は、低充填密度粒子を、高アスペクト比の隔壁でできたフォームから作製することができるということも見出した。「隔壁」とは、発泡体の気泡構造を形成するように相互に接続する細長形の材料を定義するように意図され、この気泡構造は、例えば、本明細書で対象とされる、典型的には5kg/m3〜50kg/m3の密度を有する発泡体に関しては、五角十二面体構造として最も良好に説明される。隔壁長さ(L)は、典型的には、2つの相互接続する結び目の幾何学的中心間の距離として数えられる。隔壁の厚さ(T)とは、典型的には、隔壁の長さの中間点で投影された隔壁の厚さである。本出願人は、よく転がる、より丸い粒子を作り出す可能性が高いことから、過度に小さいL/T比を有する隔壁を提示する発泡体に由来する粒子が、洗浄に関して最適とはいえない形状を提示することを理解した。反対に、汚れの除去性能が低いという特徴を有する、ロッド様の粒子をあまりにも多く作り出す可能性が高いことから、過度に高いL/T比を有する隔壁を提示する発泡体に由来する粒子もまた、洗浄に関して最適とはいえない形状を提示する。ところで、本出願人は、驚くべきことには、著しく低い充填密度粒子を、1.5〜10、好ましくは2.0〜8.0、より好ましくは3.0〜6.0、最も好ましくは3.5〜4.5の範囲の、Visiocellソフトウエアにより定義される、隔壁L/T比により得ることができるということを見出した。
任意選択の成分
本発明による組成物は、目的とする技術的利益、及び処理される表面に応じて、様々な任意選択成分を含み得る。
本明細書で用いるのに好適な任意選択成分には、キレート剤、界面活性剤、ラジカルスカベンジャー、芳香剤、表面変性ポリマー、溶媒、ビルダー、緩衝剤、殺菌剤、向水性物質、着色剤、安定剤、漂白剤、漂白活性化剤、脂肪酸のような泡抑制剤、酵素、汚れ懸濁剤、増白剤、防塵剤、分散剤、顔料、及び染料が挙げられる。
懸濁助剤
本明細書において開示される組成物中に存在する研磨洗浄粒子は、液体組成物中の固体粒子である。そのような研磨洗浄粒子は液体組成物中に懸濁していてもよい。しかしながら、このような研磨洗浄粒子が、組成物内で不安定な懸濁であり、かつ組成物の最上部で沈降又は浮遊のいずれかをするということは、充分本発明の範囲内のことである。この場合には、使用者は、使用前に組成物を揺動(例えば、振盪又は撹拌)することにより、研磨洗浄粒子を一時的に懸濁させなければならないこともある。
しかしながら、本明細書では研磨洗浄粒子が、本明細書において開示される液体組成物に、安定的に懸濁することが好ましい。したがって、本明細書において開示される組成物は、懸濁助剤を含む。粒子を懸濁状態に維持するという利益を効果的にもたらす。
本明細書における懸濁助剤は、構造形成剤等、本発明の液体組成物中で研磨洗浄粒子の懸濁液を提供するように特に選択された化合物であるか、あるいは、増粘剤又は界面活性剤(本明細書中の別箇所で述べるような)等の別の機能を提供する化合物であってもよい。
洗浄/クレンジング用組成物及び他の洗剤又は化粧品用組成物中でゲル化剤、増粘剤又は懸濁剤として典型的に使用される、任意の好適な有機及び無機懸濁助剤を、本明細書中で使用してもよい。実際に、好適な有機懸濁助剤としては、多糖類ポリマーが挙げられる。加えて又は代替として、ポリカルボキシレートポリマー増粘剤を本明細書中で使用してもよい。また、加えて又は代替として、層状ケイ酸塩小板、例えば、ヘクトライト、ベントナイト、又はモンモリロナイトもまた使用することができる。好適な市販の層状ケイ酸塩は、Rockwood Additives社より入手可能な、Laponite RD(登録商標)又はOptigel CL(登録商標)である。
好適なポリカルボン酸塩系ポリマー増粘剤としては、架橋ポリアクリレート(好ましくは架橋の程度が軽いもの)が挙げられる。特に好適なポリカルボン酸塩系ポリマー増粘剤は、商品名Carbopol 674(登録商標)でLubrizol社から市販されているCarbopolである。
本明細書での使用に好適な多糖類ポリマーとしては、カルボキシメチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシメチルセルロースのような置換セルロース材料、スクシノグリカン、及びキサンタンガム、ゲランガム、グアーガム、イナゴマメガム、トラガカントガム、サクシノグルカンガム等の天然の多糖類ポリマー、若しくはこれらの誘導体、又はこれらの混合物が挙げられる。キサンタンガムは、商品名Kelzan TでKelco社から市販されている。
好ましくは、本明細書中の懸濁助剤はキサンタンガムである。代替の実施形態では、本明細書において開示される懸濁助剤は、ポリカルボキシレートポリマー増粘剤、好ましくは架橋ポリアクリレート(好ましくは架橋の程度が軽いもの)である。本明細書中の極めて好ましい実施形態においては、液体組成物は、多糖類ポリマー又はこれらの混合物、好ましくはキサンタンガムと、ポリカルボキシレートポリマー又はこれらの混合物、好ましくは架橋ポリアクリレートとを組み合わせたものを含む。
好ましい例として、キサンタンガムは、好ましくは組成物全体の0.1重量%〜5重量%、より好ましくは0.5重量%〜2重量%、更により好ましくは0.8重量%〜1.2重量%のレベルで存在する。
有機溶媒
任意選択の成分ではあるが、極めて好ましい成分として、本明細書での組成物は有機溶媒又はその混合物を含む。
本明細書に開示される組成物は、組成物全体の0重量%〜30重量%の、より好ましくは1.0重量%〜20重量%の、最も好ましくは2重量%〜15重量%の有機溶媒、又はその混合物を含む。
好適な溶媒は、4〜14個の炭素原子、好ましくは6〜12個の炭素原子、より好ましくは8〜10個の炭素原子を有する、脂肪族のアルコール、エーテル、及びジエーテル;グリコール、又はアルコキシル化グリコール;グリコールエーテル;アルコキシル化芳香族アルコール;芳香族アルコール;テルペン;及びこれらの混合物からなる群から選択することができる。脂肪族アルコール及びグリコールエーテルの溶媒が最も好ましい。
式R−OHの脂肪族アルコールであって、式中、Rが、炭素原子が1〜20個の、好ましくは2〜15個の、より好ましくは5〜12個の、直鎖又は分枝鎖、飽和又は不飽和のアルキル基であるものが、好適な溶媒である。好適な脂肪族アルコールは、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール又はこれらの混合物である。脂肪族アルコールの中でも、その高い蒸気圧、及び残渣を残さない傾向のために、エタノール及びイソプロパノールが最も好ましい。
本明細書で用いるのに好適なグリコールは、式HO−CR12−OH(式中、R1及びR2は独立して、H又はC2〜C10飽和又は不飽和脂肪族炭化水素鎖及び/又は環状鎖である)で表されるものである。本明細書で用いるのに好適なグリコールは、ドデカングリコール及び/又はプロパンジオールである。
1つの好ましい実施形態では、少なくとも1種類のグリコールエーテル溶媒が本発明の組成物に組み込まれる。特に好ましいグリコールエーテルは、1〜3個のエチレングリコール部分又はプロピレングリコール部分に結合された、末端C3〜C6炭化水素を有し、適度な疎水性、及び好ましくは表面活性を提供する。エチレングリコールの化学的性質をベースとする市販の溶媒の例としては、Dow Chemical社から入手可能な、モノ−エチレングリコールn−ヘキシルエーテル(Hexyl Cellosolve(登録商標))が挙げられる。エチレングリコール系化合物をベースとする市販の溶媒の例としては、商品名Arcosolv(登録商標)及びDowanol(登録商標)でArcoから入手可能な、プロピル及びブチルアルコールのジ−及びトリ−プロピレングリコール誘導体が挙げられる。
本発明の文脈では、好ましい溶媒は、モノ−プロピレングリコールモノ−プロピルエーテル、ジ−プロピレングリコールモノ−プロピルエーテル、モノ−プロピレングリコールモノ−ブチルエーテル、ジ−プロピレングリコールモノ−プロピルエーテル、ジ−プロピレングリコールモノ−ブチルエーテル、トリ−プロピレングリコールモノ−ブチルエーテル、エチレングリコールモノ−ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−ブチルエーテル、エチレングリコールモノ−ヘキシルエーテル及びジ−エチレングリコールモノ−ヘキシルエーテル及びこれらの混合物からなる群から選択される。「ブチル」は、ノーマルブチル基、イソブチル基、及び第三級ブチル基を含む。モノ−プロピレングリコール及びモノ−プロピレングリコールモノ−ブチルエーテルが、最も好ましい洗浄溶媒であり、商品名Dowanol DPnP(登録商標)及びDowanol DPnB(登録商標)で入手可能である。ジ−プロピレングリコールモノ−t−ブチルエーテルは、Arco Chemical社より、商品名Arcosolv PTB(登録商標)で市販されている。
特に好ましい実施形態では、洗浄溶媒は、不純物を最少化するために、精製される。そのような不純物としては、アルデヒド、ダイマー、トリマー、オリゴマー、及び他の副生成物が挙げられる。これらは、製品の臭い、芳香剤の溶解性、及び最終結果に悪影響を及ぼすことが見出されている。本発明者らは、低レベルのアルデヒドを含有する一般的な市販品の溶媒が、特定の表面に対し不可逆的でかつ修復不能な黄化をもたらす可能性があるということを見出した。洗浄溶媒を精製して、このような不純物を最少化又は除去することにより、表面損傷が軽微化又は排除される。
好ましくはないが、本発明にテルペンを使用することができる。本明細書で用いるのに好適なテルペンとしては、単環テルペン、双環テルペン、及び/又は非環状テルペンが挙げられる。好適なテルペンは、D−リモネン;ピネン;パインオイル;テルピネン;メントール、テルピネオール、ゲラニオール、及びチモール等のテルペン誘導体;並びにシトロネラ又はシトロネロールタイプの成分である。
本明細書で使用される好適なアルコキシル化芳香族アルコールは、式R−(A)n−OHによるものであり、式中、Rは、炭素原子が1〜20個の、好ましくは2〜15個の、より好ましくは2〜10個の、アルキル置換又はアルキル非置換のアリール基であり、Aは、アルコキシ基、好ましくは、ブトキシ基、プロポキシ基、及び/又はエトキシ基であり、nは、1〜5、好ましくは1〜2の整数である。好適なアルコキシル化芳香族アルコールは、ベンゾキシエタノール及び/又はベンゾキシプロパノールである。
本明細書で使用される好適な芳香族アルコールは、式R−OHに従うものであり、式中、Rは、炭素原子が1〜20個の、好ましくは1〜15個の、より好ましくは1〜10個の、アルキル置換又はアルキル非置換のアリール基である。例えば、本明細書で用いるのに好適な芳香族アルコールは、ベンジルアルコールである。
キレート剤
本明細書で使用される1つの部類の任意選択化合物としては、キレート剤又はその混合物が挙げられる。キレート剤は、本明細書に記載の組成物中に全組成物の0.0重量%〜10.0重量%、好ましくは0.01重量%〜約5.0重量%の範囲の量で組み込み可能である。
本明細書で用いるのに好適なホスホネートキレート剤としては、アルカリ金属エタン1−ヒドロキシジホスホネート(HEDP)、アルキレンポリ(アルキレンホスホネート)、並びにアミノアミノトリ(メチレンホスホン酸)(ATMP)、ニトリロトリメチレンホスホネート(NTP)、エチレンジアミンテトラメチレンホスホネート、及びジエチレントリアミンペンタメチレンホスホネート(DTPMP)を包含するアミノホスホネート化合物を挙げることができる。ホスホネート化合物は、その酸形態であるか又はその酸性官能基の一部若しくは全ての上での異なるカチオンの塩として存在してよい。本明細書で用いるのに好ましいホスホネートキレート剤は、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホネート(DTPMP)及びエタン1−ヒドロキシジホスホネート(HEDP)である。このようなホスホネートキレート化剤は、Monsanto社から商品名DEQUEST(登録商標)で市販されている。
多官能性置換芳香族キレート剤もまた、本明細書において開示される組成物において有用な場合がある。1974年5月21日にConnorらに対して発行された、米国特許第3,812,044号を参照のこと。この種の酸形態の好ましい化合物は、1,2−ジヒドロキシ−3,5−ジスルホベンゼン等のジヒドロキシジスルホベンゼンである。
本明細書で用いるのに好ましい生分解性キレート剤は、エチレンジアミンN,N’−二コハク酸、又はアルカリ金属塩若しくはアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩若しくはそれらの置換アンモニウム塩、又はこれらの混合物である。エチレンジアミンN,N’−二コハク酸、特に(S,S)異性体については、Hartman及びPerkinsの米国特許第4,704,233号(1987年11月3日発行)に広く記載されている。エチレンジアミンN,N’−二コハク酸は、例えば、Palmer Research Laboratories社より、商品名ssEDDS(登録商標)で市販されている。
本明細書における使用に好適なアミノカルボキシレートとしては、酸形態、又はアルカリ金属塩、アンモニウム塩、及び置換アンモニウム塩形態の両方での、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、ニトリロ三酢酸、エチレンジアミンテトラプロピオネート、トリエチレンテトラアミン六酢酸、エタノール−ジグリシン、プロピレンジアミン四酢酸(PDTA)、及びメチルグリシン二酢酸(MGDA)が挙げられる。本明細書で用いるのに特に好適なアミノカルボキシレートは、ジエチレントリアミン五酢酸、例えばBASFから商品名Trilon FS(登録商標)で市販されているプロピレンジアミン四酢酸(PDTA)、及びメチルグリシン二酢酸(MGDA)である。
更に、本明細書に用いるカルボン酸塩キレート剤としては、サリチル酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン、マロン酸、又はこれらの混合物が挙げられる。
ラジカルスカベンジャー
本発明の組成物は、ラジカルスカベンジャー又はその混合物を更に含み得る。
本明細書で使用するのに適したラジカルスカベンジャーとしては、周知の置換モノ及びジヒドロキシベンゼン並びにそれらの類似体、アルキル及びアリールカルボキシレート並びにそれらの混合物が挙げられる。本明細書に使用するのに好ましいこのようなラジカルスカベンジャーとしては、ジ−tert−ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ヒドロキノン、ジ−tert−ブチルヒドロキノン、モノ−tert−ブチルヒドロキノン、tert−ブチル−ヒドロキシアニソール、安息香酸、トルイル酸、カテコール、t−ブチルカテコール、ベンジルアミン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、没食子酸n−プロピル、又はこれらの混合物が挙げられ、ジ−tert−ブチルヒドロキシトルエンが極めて好ましい。没食子酸N−プロピルなどのラジカルスカベンジャーは、Nipa Laboratoriesから商品名Nipanox S1(登録商標)で市販されている。
ラジカルスカベンジャーは、使用される場合、典型的には、本明細書では、組成物全体の最大10重量%の量で、好ましくは0.001重量%〜0.5重量%の量で存在することができる。ラジカルスカベンジャーの存在は、本発明の組成物の化学的安定性に貢献し得る。
芳香剤
本明細書での使用に好適な芳香剤化合物及び組成物は、例えば、EP−A−0 957 156号の、13ページの見出し「Perfume」の段落に記載されているものである。本明細書に開示される組成物は、芳香剤成分、又はその混合物を、全組成物の最大5.0重量%の量で、好ましくは0.1重量%〜1.5重量%の量で含み得る。
染料
本発明による液体組成物は着色していてもよい。したがって、これらの組成物は、染料、又はその混合物を含み得る。
抗菌性成分
本発明による液体組成物は、1種類以上の抗菌性成分を含有していてよい。「抗菌性」とは、本明細書においては、細菌、ウィルス、及び信菌類からなる群から選択される微生物を殺す又は不活性化する任意の成分を意味する。抗菌活性構成成分として有益なものの例は、広範な抗菌性又は殺菌機能をもたらすことが判明している1種類以上のカチオン性界面活性剤である。これらの要求を満たす任意のカチオン性界面活性剤を用いてよく、本発明の範囲内であるとみなせるが、2種類以上のカチオン性界面活性化剤、すなわちカチオン性界面活性剤を用いることもできる。
特に有用な四級殺菌剤は、単一の四級化合物を含む組成物と、2種類以上の異なる四級化合物の混合物である。そのような有用な四級化合物は、BARDAC(登録商標)、BARQUAT(登録商標)、HYAMINE(登録商標)、LONZABAC(登録商標)、及びONYXIDE(登録商標)という商標で入手可能であり、それらについてはより詳細に、例えば、McCutcheon’s Functional Materials(Vol.2)、North American Edition(1998年)、及び下に特定されているそれぞれの供給元が発行しているそれぞれの製品案内書に記載されている。例えば、BARDAC(登録商標)205Mは、アルキルジメチルベンジル塩化アンモニウム及びオクチルデシルジメチル塩化アンモニウムと、ジデシルジメチル塩化アンモニウム及びジオクチルジメチル塩化アンモニウム(50%の活性)(なお80%の活性でBARDAC(登録商標)208Mとしても入手可能)とを含む液体と説明され、McCutheonの文献には一般的にアルキルジメチルベンジル塩化アンモニウムとジアルキルジメチル塩化アンモニウムを組み合わせたものと記載されており;BARDAC(登録商標)2050は、オクチルデシルジメチル塩化アンモニウム/ジデシルジメチル塩化アンモニウムと、ジオクチルジメチル塩化アンモニウム(50%の活性)(なお、80%の活性でBARDAC(登録商標)2080としても入手可能)とを組み合わせたものと記載されており;BARDAC(登録商標)2250は、ジデシジメチル塩化アンモニウム(50%の活性)と記載されており;ジオクチルジメチル塩化アンモニウム(BARQUAT(登録商標)MB−50、MX−50、OJ−50(それぞれ50%の液体)、及びMB−80又はMX−80(それぞれ、80%の液体)に基づくBARDAC(登録商標)LF(又はBARDAC(登録商標)LF−80)は、アルキルジメチルベンジル塩化アンモニウムとして記載されており;BARDAC(登録商標)4250及びBARQUAT(登録商標)4250Z(それぞれ50%の活性化)又はBARQUAT(登録商標)4280及びBARQUAT 4280Z(それぞれ80%の活性化)はそれぞれ、アルキルジメチルベンジル塩化アンモニウム/アルキルジメチルエチルベンジル塩化アンモニウムと記載されている。また、HYAMINE(登録商標)1622は、ジイソブチルフェノキシエトキシエチルジメチルベンジル塩化アンモニウム(50%溶液)として記載され;HYAMINE(登録商標)3500(50%の活性化)は、アルキルジメチルベンジル塩化アンモニウム(80%の活性化(HYAMINE(登録商標)3500−80)としても入手可能)として記載され;HYAMINE(登録商標)2389は、メチルドデシルベンジル塩化アンモニウム及び/又はメチルドデシルキシレン−ビス−トリメチル塩化アンモニウムに基づくものと記載されている。(BARDAC(登録商標)、BARQUAT(登録商標)、及びHYAMINE(登録商標)は、Lonza社(ニュージャージー州Fairlawn)より、現在市販されている。)BTC(登録商標)50NF(又はBTC(登録商標)65NF)は、アルキルジメチルベンジル塩化アンモニウム(50%の活性化)として記載され;BTC(登録商標)99は、ジデシルジメチル塩化アンモニウム(50%の活性化)として記載され;BTC(登録商標)776は、ミリサルコニウム塩化物(50%の活性化)として記載され;BTC(登録商標)818は、オクチルデシルジメチル塩化アンモニウム、ジデシルジメチル塩化アンモニウム、及びジオクチルジメチル塩化アンモニウム(50%の活性化)(なお(80%の活性化のBTC(登録商標)818〜80%としても入手可能)として記載され;BTC(登録商標)824及びBTC(登録商標)835はそれぞれ、アルキルジメチルベンジル塩化アンモニウム(それぞれ50%の活性化)のものと記載され;BTC(登録商標)885は、BTC(登録商標)835及びBTC(登録商標)818(50%の活性化)(なお80%の活性化のBTC(登録商標)888としても入手可能))を組み合わせたものとして記載され;BTC(登録商標)1010は、ジデシルジメチル塩化アンモニウム(50%の活性化)(なお80%の活性化のBTC(登録商標)1010−80としても入手可能)として記載され;BTC@2125(又はBTC(登録商標)2125M)は、アルキルジメチルベンジル塩化アンモニウム及びアルキルジメチルエチルベンジル塩化アンモニウム(それぞれ50%の活性化)(80%の活性化のBTC(登録商標)2125 80又はBTC(登録商標)2125Mとしても入手可能)として記載され;BTC(登録商標)2565は、アルキルジメチルベンジル塩化アンモニウム(50%の活性化)(80%の活性化の(BTC(登録商標)2568としても入手可能)として記載され;BTC(登録商標)8248(又はBTC(登録商標)8358)は、アルキルジメチルベンジル塩化アンモニウム(80%の活性化)(90%の活性化のBTC(登録商標)8249としても入手可能)として記載され;ONYXIDE(登録商標)3300は、n−アルキルジメチルベンジルサッカリン酸アンモニウム(95%の活性化)として記載されている。(BTC(登録商標)及びONYXIDE(登録商標)は現在、Stepan社(イリノイ州Northfield)より市販されている。これらのモノマー構造に基づくポリマー第四級アンモニウム塩もまた、本発明に望ましいものとみなされる。その一例は、2−ブテニルジメチル塩化アンモニウムポリマーであると記載されている、POLYQUAT(登録商標)である。
他の好適な、抗菌活性構成成分は、次亜塩素酸塩及びハイポブリーチのような酸化剤と、乳酸、蟻酸、及びクエン酸のような消毒用酸と、それらを組み合わせたものとからなる群から選択される。
本発明の組成物が、抗菌活性構成成分の一部として1種類以上の殺菌カチオン性界面活性剤を含む場合、それらは任意の有効量で存在してよいが、約0.001重量%〜最大約10重量%の量で、非常に好ましくは約0.01重量%〜8重量%の量で、より好ましくは0.5重量%〜6重量%の量で、最も好ましくは2重量%〜4重量%の量で、有利に硬質表面洗浄用組成物に含まれる。上記のものが含まれる場合、特に有利なのは、そのような殺菌カチオン性界面活性剤が、少なくとも200ppmの量で、好ましくは200ppm〜700ppmの量で、より好ましくは250ppm〜500ppmの量で、非常に特に300ppm〜500ppmの量で存在することである。
組成物の供給形態
本明細書に開示される組成物は、液体組成物を注ぐためのプラスチック瓶、搾り出し式瓶又は液体組成物をスプレーするための引き金式噴霧器を備えた瓶等、当該技術分野では既知の様々な好適なパッケージングに包装され得る。噴霧器は、ポンプトリガーシステム又はエアゾールを介する機械式のものであってよい。あるいは、本発明によるペースト様の組成物は、チューブ内にパッケージ化することができる。
本発明の代替的な実施形態では、本明細書において開示される液体組成物を基材上に含浸させ、好ましくは基材を可撓性の薄いシート又はスポンジ等の材料のブロックの形とする。
好適な基材は、織製シート又は不織シート、セルロース材料をベースとしたシート、連続気泡構造のスポンジ又は発泡体、例えば、ポリウレタン発泡体、セルロース発泡体、メラミン樹脂発泡体等である。
表面を洗浄する方法
本発明は、表面を本発明による液体組成物でクリーニング及び/又はクレンジングする方法を包含する。本明細書における好適な表面は、上記の「洗浄/クレンジング用液体組成物」の項で説明されている。
好ましい実施形態では、上記表面を本発明による組成物に接触させ、好ましくは、上記組成物を上記表面に塗布する。
別の好ましい実施形態では、本発明中の方法は、上記液体組成物を入れた容器から本発明による液体組成物を(例えば、スプレーする、注ぐ、搾り出すことにより)分注し、その後、上記表面を洗浄及び/又はクレンジングするステップを含む。
本明細書において開示される組成物は、未希釈形態又は希釈形態のものであってよい。
「未希釈形態」とは、上記液体組成物が、いかなる希釈も受けずに処理対象の表面上に直接塗布されることを、すなわち、本明細書において開示される液体組成物が、本明細書で述べられるように表面上に塗布されるということであると理解すべきである。
本明細書において、「希釈形態」とは、上記液体組成物がユーザーにより、典型的には水で希釈されることを意味する。液体組成物は使用前に、最大で重量の10倍までの水により、典型的な希釈レベルまで希釈される。通常の推奨希釈レベルは、組成物を水で10%に希釈するものである。
本明細書において開示される組成物は、本明細書中の希釈された又は未希釈の組成物中に浸けた、モップ、ペーパータオル、ブラシ(例えば、歯ブラシ)又は布等の適切な道具を用いて塗布してもよい。更には、表面上に塗布した後に、適切な器具を用いて組成物を表面上で揺動してもよい。実際に、モップ、ペーパータオル、ブラシ、又は布を使用して、その表面を拭くことができる。
本明細書において開示される方法は、好ましくは上記組成物の塗布後、すすぎのステップを追加的に含んでもよい。本明細書では、「すすぐ」とは、本明細書において開示される液体組成物を表面に塗布するステップの直後に、本発明に従う方法により洗浄/クレンジングされた表面と、相当量の適切な溶媒、典型的には水とを接触させることを意味する。本明細書では、「相当量」とは、1m2の表面当たり、0.01L〜1Lの水、より好ましくは、1m2の表面当たり、0.1L〜1Lの水を意味する。
本発明の極めて好ましい実施形態では、クリーニングの方法は、家庭用硬質表面を本発明による液体組成物でクリーニングする方法である。
洗浄効果の試験方法:
タイル(白色エナメル、25cm×7cm×0.2cm)が、噴霧器を介してタイルに塗布した0.6gの汚れ(Carbon Blackによる0.8重量%のHSW汚れ、及び6.3%の、Empirical Manufacturing社製人工的な汚れ、83.5%のイソプロピルアルコール、9.4%のステアリン酸カルシウム、Merckx社製)で覆われる。汚染したタイルを次に、140℃で30分間にわたりオーブンで乾燥加熱して硬化させ、制御された環境湿度(60〜85% RH、好ましくは75% RH)下において室温(約20℃)で24時間なじませる。次に汚染されたタイルを、メラミン発泡体スポンジに直接つけた4gの組成物を用いて洗浄する。そのスポンジを次に、組成物により覆われている側をタイルに向けて、湿潤研磨スクラブ試験機(Sheen Instruments社、イギリス、Kingstonにより製造されたもの)に装填する。研磨試験機は、圧力(例えば、200g)を供給して、スポンジを設定されたストローク長さ(30cm)と、設定された速度(毎分20ストローク)とで、試験面上を動かすように構成する。発泡体及び組成物の、ポリマー化した油脂分を除去する能力は、洗浄指数を通じて測定されるが、同指数は、7又は8回洗浄試行を繰り返して得られる、視覚的評価により判定される表面を完全に洗浄するための洗浄サイクル(洗浄ストローク)数に関連付けて計算される。ストローク数が少なければ少ないほど、洗浄指数は高くなり、洗浄能力も高いということになる。次に、界面活性剤又はキレート酸の濃度当たりの洗浄指数の増分が計算される。
以下のこれらの組成物は、記載の成分を記載の比率(重量%)で含有させて調製した。本明細書において開示される実施例1〜20は、本発明において好適な粒子を例示することを意図している。
以下の実施例で使用される研磨粒子を、発泡体(制御された発泡構造体、例えば、発泡体密度、気泡サイズ、隔壁アスペクト比、及び気泡サイズ含有%)から、挽砕加工した。
発泡体前駆体の挽砕により成形された粒子の実施例
Figure 2016526079
Figure 2016526079
Figure 2016526079
記号(原材料):
Pu(nc)=ポリウレタン(BASF社/Recticel社)
PU=堆肥化可能なポリウレタン(43%の卵白粉末(80%のアルブミン)と、29%のポリ[プロピレングリコール](Mw=200)と、0.6%の触媒(90%の水、10%のアミン触媒)と、2%のアルキルシリコン界面活性剤と、13%のイソシアネートISO 126/1(BASF社より入手可能)と、12%のイソシアネートT80A(BASF社より入手可能)と、を反応させて内部合成)
PHB=ポリヒドロキシブチレート(CAS番号:26063−00−3、例えば、Tianan社又はBiomer社より入手可能)
PHBV=ポリヒドロキシブチレート−コ−バレレート(CAS番号:80181−31−3、例えば、Tianan社又はBiomer社より入手可能)
PLA=ポリ乳酸(CAS番号:26100−51−6、例えば、NatureWorks社より入手可能)
PCL=ポリカプロラクトン(CAS番号:24980−41−4、例えば、Perstorp社より入手可能)
PBS=ポリブチレンサクシネート(CAS番号:10034−55−6、例えば、CSM社より入手可能)
PBAT=ポリブチレンアジペートテレフタレート(CAS番号:10034−55−6、例えば、BASF社より入手可能)
TPS=熱可塑性デンプン(CAS番号:9005−25−8、例えば、Aldrich社より入手可能)
以下のこれらの組成物は、記載の成分を記載の比率(重量%)で含有させて調製した。本明細書での実施例1〜10は、本発明を例示することを意図し、本発明の範囲の限定又は別の方法による定義に必ずしも使用されるものでない。
研磨粒子含有製剤の実施例:
Figure 2016526079
Figure 2016526079
Figure 2016526079
洗浄指数の実施例
Figure 2016526079
洗浄指数の増分/%NI/ANが15未満、すなわち有意な改善がみられない
Figure 2016526079
Figure 2016526079
=:洗浄指数において、実質的な変化がないことを意味する。
++:洗浄指数において実質的な向上があることを意味する。
*:実施例1の研磨粒子
本明細書に開示した大きさ及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に断らないかぎり、そのような大きさのそれぞれは、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示されている寸法は、「約40mm」を意味するものとする。

Claims (15)

  1. (i)研磨洗浄粒子と、
    (ii)アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、及びそれらの混合物からなる群から選択される1種類以上の界面活性剤と、
    (iii)1種類以上のキレート酸からなる第1酸性成分と、を含む洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物であって、
    少なくとも1種類の非イオン性界面活性剤が前記組成物に含まれ、該非イオン性界面活性剤の合計レベルが、前記組成物全体の2重量%未満であり、かつ/又は、少なくとも1種類のアニオン性界面活性剤が前記組成物に含まれ、該アニオン性界面活性剤の合計レベルが、前記組成物全体の2重量%未満である、洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物。
  2. 前記研磨洗浄粒子が、発泡体に由来の粒子からなり、前記キレート酸が、クエン酸、クエン酸の1種類以上の塩、シトレート(citrate)、シトレートの1種類以上の塩、リン酸、リン酸の1種類以上の塩、酒石酸、酒石酸の1種類以上の塩、シュウ酸、シュウ酸の1種類以上の塩、マレイン酸、マレイン酸の1種類以上の塩、グリコール酸、グリコール酸の1種類以上の塩、こはく酸、こはく酸の1種類以上の塩、グルタル酸、グルタル酸の1種類以上の塩、アジピン酸、アジピン酸の1種類以上の塩、及びそれらの混合物からなる群から選択される、請求項1に記載の洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物。
  3. 前記非イオン性界面活性剤又は前記アニオン性界面活性剤が、前記組成物の0重量%超〜1.95重量%の、好ましくは0.5重量%〜1.85重量%の、より好ましくは1重量%〜1.80重量%の、更により好ましくは1.5重量%〜1.90重量%未満のレベルで含まれる、請求項1又は2に記載の洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物。
  4. 前記非イオン性界面活性剤が、アルキルエトキシレート、アルキル多糖類、アミンオキシド、及びそれらの混合物からなる群から選択され、かつ/又は前記アニオン性界面活性剤が、アルキルスルホネート、アルキルアリールスルホネート、アルキルスルフェート、アルキルアルコキシル化スルフェート、C6〜C20アルキルアルコキシル化直鎖若しくは分枝状ジフェニルオキシドジスルホネート、及びそれらの混合物からなる群から選択される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物。
  5. 前記組成物のpHは、20℃で測定して、0超〜14未満、好ましくは2〜12、より好ましくは2〜12であるが6〜8を含まず、更により好ましくは2〜6又は8〜12、最も好ましくは2〜4又は8〜12である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物。
  6. 前記組成物が、少なくとも1種類の第2酸性成分を更に含み、好ましくは、該第2酸性成分が1種類以上の非キレート酸からなり、より好ましくは、蟻酸、蟻酸の塩、乳酸、乳酸の塩、塩酸、塩酸の塩、及びそれらの混合物からなる群から選択される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物。
  7. 前記研磨洗浄粒子が、非生分解性の、又は生分解性の熱可塑性材料を含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物。
  8. 前記研磨洗浄粒子は、形状が非球状及び/又は非転がり性の形状である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物。
  9. 前記研磨洗浄粒子が、好ましくはポリヒドロキシアルカノエート、ポリ(乳酸)、ポリ(グリコール酸)、ポリカプロラクトン、ポリエステルアミド、脂肪族コポリエステル、芳香族コポリエステル、及びそれらの混合物からなる群から選択される生分解性ポリエステル;熱可塑性デンプン;セルロースエステル、特に酢酸セルロース及び/又はニトロセルロース、及びそれらの誘導体;並びにそれらの混合物;好ましくは生分解性ポリエステルと熱可塑性デンプンとをブレンドしたもの、からなる群から選択される生分解性熱可塑性材料を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物。
  10. 前記研磨洗浄粒子が、好ましくはポリカプロラクトン、ポリエステルアミド、脂肪族コポリエステル、芳香族コポリエステル、及びそれらの混合物からなる群から選択される生分解性石油系ポリエステル;熱可塑性デンプン;セルロースエステル、特に酢酸セルロース及び/又はニトロセルロース、及びそれらの誘導体;並びにそれらの混合物;好ましくは、生分解性石油系ポリエステルと熱可塑性デンプンとをブレンドしたもの、好ましくはポリカプロラクトンと熱可塑性デンプンとをブレンドしたもの、からなる群から選択される生分解性熱可塑性材料を含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物。
  11. 前記組成物は、該組成物の0.1重量%〜10重量%の、好ましくは0.1重量%〜10重量%未満の、より好ましくは0.5重量%〜5重量%未満の、最も好ましくは1重量%〜3重量%の前記研磨洗浄粒子を含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物。
  12. 懸濁助剤を更に含み、該懸濁助剤が、ポリカルボキシレートポリマー増粘剤;ヒドロキシル含有脂肪酸、脂肪酸エステル、又は脂肪酸石鹸ワックス様物質;カルボキシメチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、サクシノグルカン、及び、キサンタンガム、ジェランガム、グアーガム、ローカストビーンガム、トラガカントガム、サクシノグルカンガム、若しくはそれらの誘導体のような天然由来の多糖類ポリマー、又はそれらの混合物からなる群から選択される、請求項1〜11のいずれか一項に記載の洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物。
  13. 前記洗浄用組成物が、洗浄用基材に充填されており、該基材が、紙、不織布のタオル若しくは拭き取り布、スポンジ、及びそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1〜12のいずれか一項に記載の洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物。
  14. 好ましくは疎水性の汚れにより汚染された表面を、請求項1〜13のいずれか一項に記載の組成物で洗浄する方法であって、該方法は、前記組成物を表面上に塗布するステップと、任意選択で、前記組成物を有効な時間にわたり静置するステップと、機械的アクションを加えるステップと、続いて任意選択で前記表面をすすぐステップと、を含む、方法。
  15. 前記表面が、好ましくは、家庭の硬質表面;皿の表面;皮革若しくは合成皮革のような表面;及び自動車車両の表面からなる群から選択される無生物性表面である、請求項14に記載の方法。
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