JP2018016808A - 液体洗浄及び/又はクレンジング組成物 - Google Patents

液体洗浄及び/又はクレンジング組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物を提供する。【解決手段】提供されるのは、複数の隔壁を含む発泡構造体に由来する非球状及び/又は非転がり性の研磨洗浄粒子を含む、洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物であるが、研磨洗浄粒子は、少なくとも部分的に研磨洗浄粒子内に取り込まれた複数の充填剤粒子を含み、研磨洗浄粒子の粒径が、充填剤粒子の粒径よりも大きく、研磨洗浄粒子の、ISO 9276−6にしたがって測定される平均面積相当直径に対する、充填剤粒子の平均面積相当直径の比率が、0.01〜0.2である。【選択図】図1

Description

本発明は、家屋内及び家屋周辺の硬質表面、食器表面、口腔の硬組織及び軟組織の表面、例えば、歯、歯肉、舌、及び頬面など、ヒト及び動物の皮膚又は毛髪、自動車及び車両の表面などを含めた、さまざまな無生物並びに生物の表面を、洗浄及び/又はクレンジングするための液体組成物に関する。より具体的には、本発明は、洗浄及び/又はクレンジングするために好適な粒子を含む、液体擦り磨き組成物に関する。最も好ましくは、本発明は、無生物の硬質表面を処理するための、硬質表面用組成物に関する。
研磨剤成分を含有する、粒子組成物又は液体(ゲルタイプ、ペーストタイプを含む)組成物のような擦り磨き組成物は、当該業界において習知である。このような組成物は、さまざまな表面、特に、除去が困難なしみ及び汚れによって汚染される傾向のある表面を洗浄及び/又はクレンジングするのに使用される。
現時点で既知の擦り磨き組成物の中で、最も好評な擦り磨き用組成物は、球状から不規則なものまでのさまざまな形状の研磨粒子をベースとするものである。最も一般的な研磨粒子は、炭酸塩、粘土、シリカ、ケイ酸塩、シェールアッシュ、パーライト、及びケイ砂のような無機物質であるか、又はポリプロピレン、PVC、メラミン樹脂、尿素樹脂、並びにポリアクリレート及び誘導体のような有機ポリマービーズのいずれかであるが、研磨粒子を懸濁させたクリームのような稠度を有する液体組成物の形になる。
このようなこれまでに知られている擦り磨き組成物の表面安全プロファイルが不適切なものであったり、あるいは、適切な表面安全プロファイルを有する組成物が示す洗浄性能が貧弱であったりする。実際に、非常に硬い研磨粒子の存在のために、これらの組成物は、それらが塗布された表面を損傷する、すなわち引っかく可能性がある。
こうした問題のうちのいくつかに対処するために、欧州特許出願公開第2 338 966 A1号に記載されているもののような研磨粒子が開発され、効果的な洗浄性とともに表面の安全性とを提供している。
欧州特許出願公開第2 338 966 A1号
しかしながら、研磨粒子の洗浄能力を改善するとともに、適切な粒子形状と強度とを確保するのに必要な加工を容易にすることが未だ必要とされている。
更に、これまでになく重要になっているグリーンテクノロジーに適合するように、これらの研磨粒子が効果的に生分解して環境に戻ることが必要とされている。
したがって、本発明の目的は、住宅内及び住宅周りの硬質表面と、皿の表面と、歯、歯茎、舌、及び頬側の表面といった口腔の硬質及び軟質の組織表面と、ヒト及び動物の皮膚等とをはじめとする、無生物性及び生物性表面を含む、さまざまな表面を洗浄/クレンジングするのに好適な洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物であって、優れた洗浄/クレンジング性能を示す一方で、良好な表面安全性プロファイルと、粒子の挽砕性と、効果的な生分解性とを示す、洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物を提供することである。
本発明による組成物の利点の1つには、素焼き及び釉薬処理した陶磁器タイル、エナメル、ステンレス鋼、Inox(登録商標)、Formica(登録商標)、ビニル、ワックスなしビニル、リノリウム、メラミン樹脂、ガラス、プラスチック、塗装された表面、ヒト及び動物の皮膚、毛髪、並びに歯のエナメル質、歯茎、舌及び頬側の表面といった口腔の硬質及び軟質の組織表面等といったさまざまな材料からなる無生物性及び生物性表面を、洗浄/クレンジングするために用いられ得るということがある。
本発明の更なる利点としては、本明細書により開示される組成物においては、粒子を極めて低い割合で配合するだけで、上記のメリットをもたらし得るということがある。
本発明は、複数の隔壁を含む発泡構造体に由来する非球状及び/又は非転がり性の研磨洗浄粒子を含む、洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物であって、研磨洗浄粒子は、少なくとも部分的に研磨洗浄粒子内に取り込まれた複数の充填剤粒子を含み、研磨洗浄粒子の粒径が、充填剤粒子の粒径よりも大きく、研磨洗浄粒子の、ISO 9276−6にしたがって測定される平均面積相当直径に対する、充填剤粒子の平均面積相当直径の比率が、0.01〜0.2であることを特徴とする、洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物を対象とする。
本発明は、洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物に用いるための成形された非球状及び/又は非転がり性の研磨洗浄粒子を生成する方法を更に含んでおり、その方法は、ISO 9276−6にしたがって測定した、1μm〜70μmの面積相当直径を有する有効量の充填剤粒子を、1種類以上の熱可塑性又は熱硬化性材料前駆体とブレンドし、均一な溶液を形成するステップと、均一な溶液を発泡成形するステップと、発泡体を挽砕して研磨粒子を生成するステップと、を含む。
先端半径を算出する方法の実例を示す図である。 発泡体の壁体のアスペクト比を算出する方法の実例を示す図である。
本明細書中で用いられる場合には、「研磨粒子」とは、複数の隔壁を含む発泡構造体を破砕する(挽砕、磨砕、又は他の好適な工程により加工する)ことに由来する研磨洗浄粒子を意味する。
本明細書中で用いられる場合には、「隔壁」とは、その全長にわたり、圧縮に対して良好な抵抗性を示す、本質的に管状(中実又は中空)構造体である。そのような本質的に管状の構造体は、典型的には、開放された孔の気泡の相互に連結されたアレイを構造体間に形成し、発泡体の連続気泡構造を生成する。
本明細書中で用いられる場合には、「実質的に水溶性」とは、言及された物質が、室温(20℃)及び大気圧(101kPa)の下で、100gの水に対して30g未満しか溶解しない、好ましくは100gの水に対して20g未満しか溶解しない、より好ましくは100gの水に対して10g未満しか溶解しない、より好ましくは100gの水に対して5g未満しか溶解しない、更により好ましくは100gの水に対して2g未満しか溶解しない、最も好ましくは100gの水に対して1g未満しか溶解しないことを意味する。
洗浄/クレンジング用液体組成物
本発明による組成物は、さまざまな無生物性及び生物性表面用の洗浄剤/クレンザーとして設計されている。好ましくは、本明細書に開示される組成物は、無生物性表面、生物性表面、及びそれらを組み合わせた表面からなる群から選択される表面の洗浄/クレンジングに好適である。
好ましい実施形態においては、本明細書に開示される組成物は、家庭の硬質表面、皿の表面、皮革又は合成皮革のような表面、及び自動車の表面からなる群から選択される無生物性表面の洗浄/クレンジングに好適である。
特に好ましい実施形態においては、本明細書に開示される組成物は、家庭の硬質表面の洗浄に好適である。
「家庭の硬質表面」とは、本明細書においては、キッチン、バスルームのような家の中及び周りにおいて典型的に見出される任意の種類の表面を意味し、それは例えば、床、壁、タイル、窓、食器棚、流し、シャワー、可塑化されたシャワーカーテン、洗面台、トイレ、備品類及び付属品類等であり、陶磁器、ビニル、ワックスなしビニル、リノリウム、メラミン樹脂、ガラス、Inox(登録商標)、Formica(登録商標)、任意のプラスチック、可塑化した木材、金属、又は任意の塗装された、ワニス仕上げされた、又は密封処理された表面等の異なる材料から作られるものである。家庭の硬質表面にはまた、家庭用電化製品も含まれ、それらには、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機、自動乾燥機、オーブン、電子レンジ、食器洗浄機等々が含まれるが、それらに限られない。このような硬質表面は、個人の家庭において、また、商業用、企業用、及び工業用環境においても見出され得る。
「皿の表面」とは、本明細書においては、皿、カトラリー、まな板、鍋等のような食器洗いの際に見出される任意の表面を意味する。このような皿の表面は、個人の家庭において、また、商業用、企業用、及び工業用環境においても見出され得る。
別の好ましい実施形態においては、本明細書に開示される組成物は、ヒトの皮膚、動物の皮膚、ヒトの毛髪、動物の体毛、及び歯、歯茎等のような歯間領域からなる群から選択される生物性表面の洗浄/クレンジングに好適である。
本発明による組成物は、固体又は気体ではなく、液体の組成物である。液体組成物は、水同様の粘度を有する組成物、並びにゲル及びペーストなどの増粘された組成物を含む。
本明細書に記載の好ましい実施形態においては、本明細書の液体組成物は水性組成物である。したがって、組成物は、組成物全体の65重量%〜99.5重量%、好ましくは75重量%〜98重量%、より好ましくは80重量%〜95重量%の水を含み得る。
本明細書に記載の別の好ましい実施形態においては、本明細書に記載の液体組成物は、ほぼ非水性組成物であるが、組成物全体の0重量%〜10重量%の水、好ましくは組成物全体の0重量%〜5重量%、より好ましくは0重量%〜1重量%、最も好ましくは0重量%の水を含んでもよい。
本明細書に記載の好ましい実施形態においては、本明細書に開示される組成物は中性の組成物であり、それゆえ、25℃で計測するとき、6〜8のpH、より好ましくは6.5〜7.5のpH、更により好ましくは7のpHを有する。
別の好ましい実施形態においては、組成物は4より大きいpH、好ましくは7より大きいpH、より好ましくは9より大きいpH、最も好ましくは、10.5より大きいpHを有し、あるいは、組成物は好ましくは2〜9未満のpH、好ましくは2.5〜7.5のpHを有する。
したがって、本明細書に開示される組成物は、pHを調整するために、好適な塩基及び酸を含み得る。
本明細書で使用される好適な塩基は、有機及び/又は無機の塩基である。本明細書で用いるのに好適な塩基は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及び/又は水酸化リチウムのような苛性アルカリ、並びに/又は、酸化ナトリウム、及び/又は酸化カリウムのようなアルカリ金属酸化物、又はそれらの混合物である。好ましい塩基は、苛性アルカリであり、より好ましくは、水酸化ナトリウム及び/又は水酸化カリウムである。
他の好適な塩基としては、アンモニア、アンモニウム炭酸塩、K2CO3、Na2CO3、CaCO3、MgCO3などのすべての使用可能な炭酸塩、アルカノールアミン(例えば、モノエタノールアミン)、尿素及び尿素誘導体、ポリアミンなどが挙げられる。
そのような塩基が存在する場合、それらの典型的な濃度は、組成物全体の0.01重量%〜5.0重量%、好ましくは0.05重量%〜3.0重量%、より好ましくは0.1重量%〜0.6重量%の濃度である。
本明細書に開示される組成物は、必要とされる程度にまでpHを減少させるための酸を含み得るが、仮にそのような酸が存在する場合においても、その存在にも関わらず、本明細書の組成物は、上述のような好ましい中性のpHを維持する。本明細書で用いるのに好適な酸は、有機及び/又は無機酸である。本明細書における使用に好ましい有機酸は、6未満のpKaを有する。好適な有機酸は、クエン酸、乳酸、グリコール酸、コハク酸、グルタル酸及びアジピン酸、並びにこれらの混合物からなる群から選択される。前記酸の混合物は、商品名Sokalan(登録商標)DCSでBASF社から市販されている。好適な無機酸は、塩酸、硫酸、リン酸、及びこれらの混合物からなる群から選択される。
そのような酸が存在する場合、それらの典型的な濃度は、組成物全体の0.01重量%〜5.0重量%、好ましくは0.04重量%〜3.0重量%、より好ましくは0.05重量%〜1.5重量%の濃度である。
好ましい実施形態においては、本発明による組成物は、クエン酸を含有し、好ましくは、クエン酸を単独又は他の酸と組み合わせて、組成物の0重量%より大きく0.5重量%より小さい濃度で含有する。驚くべきことに、この濃度のクエン酸が、研磨粒子の洗浄効果を改善するということが、既に判明している。
本発明による好ましい実施形態では、本明細書において開示される組成物は、増粘組成物である。好ましくは、本明細書において開示される液体組成物は、ステンレス鋼製の4cm円錐形スピンドル、角度2°(最大8分間にわたり0.1〜100s-1の直線的な増分)を有するレオメーター、モデルAR 1000(TA Instrumentsにより供給)で測定した場合、20s-1において7500cpまで、より好ましくは50cp〜5000cp、更により好ましくは50cp〜2000cp、最も好ましくは20s-1及び20℃において300cp〜1500cpの粘度を有する。
本発明による別の好ましい実施形態では、本明細書において開示される組成物は水同様の粘度を有する。「水同様の粘度」とは、本明細書中では水の粘度に近い粘度を意味する。Brookfieldデジタル粘度計DV II型を、スピンドル2で使用して測定するとき、本明細書において開示される液体組成物は、好ましくは60rpmで最大50cpの粘度を有し、60rpm及び20℃で、より好ましくは0cp〜30cpの、更により好ましくは0cp〜20cpの、最も好ましくは、0cp〜10cpの粘度を有する。
研磨洗浄粒子
本明細書において開示される洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物は、例えばマクロ形状記述子及びメソ形状記述子によって定義される、極めて有効な形状を特徴とするように選択又は合成される、研磨洗浄粒子を含み、その一方で、粒子の有効な形状は、発泡材を粒子へと縮小することによって得られる。
本出願人は、非球状で、及び/又は非転がり性で、かつ鋭利な研磨洗浄粒子が、良好に汚れを除去し、かつ表面への損傷も少ないということを見出した。本出願人は、極めて特定の粒子形状を、発泡構造体から得ることができ、また付随して、その結果得られた粒子の形状は、より典型的な研磨粒子(例えば非発泡材料から作製される、回転移動がむしろ促進され、表面から汚れを移動させる効果がより少ないもの)と比べて、研磨粒子の有効な滑動を促進することを見出した。
本出願人は、非転がり性で、及び/又は非球状の研磨洗浄粒子が、良好に汚れを除去し、表面への損傷も少ないということを見出した。実際に、本出願人は、発泡構造体を挽砕して提供される形状が、典型的な研磨粒子(回転移動がむしろ促進され、表面から汚れを移動させる効果がより少ないもの)と比べて、研磨粒子の有効な滑動を促進することを見出した。
また、研磨粒子は、好ましくは、多数の鋭利な縁部を有するが、それらは、本発明によって定義される発泡構造体から作製される粒子の典型的な特徴である。非球状粒子の鋭利な縁部は、20μm未満の、好ましくは8μm未満の、最も好ましくは5μm〜0.5μmの先端部の半径を有する縁部によって定義される。この先端部の半径は、縁部の先端の湾曲に適合する仮想円の直径により定義される。本出願人は、発泡体を挽砕することで得られる粒子が、典型的には、発泡成形工程の結果得られる鋭利な縁部を有する粒子を特徴として持つことを見出した。発泡剤、所望により界面活性剤若しくは高分子剤を添加した/添加していないガス又は揮発溶媒のいずれかのものは、発泡成形プロセスの間、膨張する泡の湾曲により、発泡材の縁部(又は隔壁)を鋭利化するのを助ける。
図1は、先端部の半径の図である。
研磨粒子は、それらが製造されるのと同じ発泡材から構成される。ところで、研磨剤は、発泡体を含む熱可塑性材料から、又は発泡体を含む熱硬化性材料から作製することができる。そのような発泡体は、複数の隔壁を含んでおり、それらの隔壁は、典型的には、それらの間に孔を有し、複雑に入り組んだ網状の構造を形成しており、相互に接続された孔を有する、実質的に連続気泡の発泡構造体を作る。
好ましくは、研磨粒子は、熱可塑性材料、より好ましくは生分解性の熱可塑性材料を含む、好ましくはそれから本質的になる、より好ましくはそれからなる材料から作られるが、そのような生分解性の熱可塑性材料は、好ましくは、ポリヒドロキシブチレート、ポリヒドロキシブチレート−コ−バレレート、ポリヒドロキシブチレート−コ−ヘキサノエート及びそれらの混合物から選択されるポリヒドロキシ−アルカノエートと、ポリ(乳酸)と、ポリカプロラクトンと、ポリエステルアミドと、脂肪族コポリエステルと、芳香族コポリエステルと、及びそれらの混合物とからなる群から好ましくは選択される生分解性ポリエステルと;熱可塑性デンプンと;セルロースエステル、特に酢酸セルロース及び/又はニトロセルロース並びにそれらの誘導体と;それらの混合物と、からなる群から好ましくは選択される生分解性の熱可塑性材料であり、好ましくは生分解性ポリエステル及びと熱可塑性デンプンとをブレンドしたものである。より好ましくは、研磨粒子は、熱可塑性材料、より好ましくは生分解性の熱可塑性材料を含む、好ましくはそれらから本質的になる、より好ましくは、それらからなる材料から作られるが、そのような生分解性の熱可塑性材料は、ポリカプロラクトン、ポリエステルアミド、脂肪族コポリエステル、芳香族コポリエステル、及びそれらの混合物からなる群から選択される石油系ポリエステルと;熱可塑性デンプンと;セルロースエステル、特に酢酸セルロース、及び/又はニトロセルロースとその誘導体と;並びにそれらの混合物とからなる群から好ましくは選択され、好ましくは生分解性石油系ポリエステルと熱可塑性デンプンとをブレンドしたもの、好ましくはポリカプロラクトンと熱可塑性デンプンとをブレンドしたものである。このような材料から作られる粒子は、その硬さ、剛性、加工性、及び効果的な生分解性に関して、良好な構造的特性を示す。
本発明の研磨粒子は、実質的に非水溶性の充填剤粒子を更に含むか、少なくともその中に部分的に取り込んでいる。研磨粒子は、充填剤粒子の粒径よりも大きい粒径を有する。充填剤粒子のサイズは、研磨洗浄粒子の平均面積相当直径に対する充填剤粒子の平均面積相当直径の比率が、0.01〜0.2になるように決められている。このようなサイズの充填剤粒子を含む研磨洗浄粒子は、せん断力を加えると良好な破砕性を示す一方で、外からの圧力に対しては十分な抵抗性を持っており、さまざまな表面上のさまざまな汚れに対して良好な洗浄性を示す。更に、そのような充填剤粒子は、研磨粒子がより効果的に生分解するのを可能にする。
1つの実施形態においては、充填剤粒子のサイズは、充填剤粒子の平均面積相当直径が、粒子が由来する発泡体の隔壁の平均面積相当直径の0.01倍〜0.4倍、好ましくは0.05倍〜0.35倍、より好ましくは0.1倍〜0.3倍、更により好ましくは0.1倍〜0.3倍未満、最も好ましくは0.1倍〜0.25倍になるように決められている。
粒子は、円相当径「ECD」(ASTM F1877−05、セクション11.3.2)とも呼ばれる、これらの面積相当直径(ISO 9276−6:2008(E)、セクション7)によって定義されるサイズを有する。平均ECD(又は平均面積相当直径)は、10マイクロメートル未満の面積相当直径(ECD)を有する粒子のデータを、測定及び算出から除外した後の、望ましくは少なくとも10 000個の粒子、好ましくは50 000個よりも多い粒子、より好ましくは100 000個よりも多い粒子の粒子集団の、各粒子のそれぞれのECDの平均として算出される。平均データは、容積を基準にした測定値と数を基準にした測定値との比較から抽出される。同じ方法を、粒子(研磨粒子及び/又は充填剤粒子)の平均ECDと、隔壁の平均ECDを測定するために用いることができる。ただし、充填剤粒子の平均ECDを測定する場合には、10ミクロン未満のECDを除外しない。
好ましい実施形態においては、充填剤粒子は、ISO 9276−6にしたがって測定して、1μm〜70μmの、好ましくは1μm〜60μm未満の、より好ましくは2μm〜50μm未満の、更により好ましくは2μm〜45μm未満の、最も好ましくは5μm〜30μm未満の平均面積相当直径を有する。充填剤粒子が大きすぎる場合には、研磨粒子の構造的抵抗性に影響を及ぼし、洗浄性能に有害である。50μm未満の、好ましくは30μm未満の平均面積相当直径を有する充填剤粒子は、破砕性、構造的強度、及び生分解性を良好にバランスさせるので、特に望ましい。1μmより大きい、好ましくは2μmより大きい、より好ましくは5μmより大きい平均面積相当直径を有する充填剤粒子が、熱可塑性又は熱硬化性のマトリクス内に容易にかつ均一に分散し、研磨粒子の物理化学的性能の均一性が確保されるため、とりわけ望ましい。
好ましくは、研磨洗浄粒子は、生分解性の研磨洗浄粒子から本質的になり、かつ熱硬化性又は熱可塑性材料は、生分解性の材料からなり、好ましくは、生分解性の研磨洗浄粒子は、ASTM6400検査方法による生分解率が50%より高く、好ましくは60%より高く、より好ましくは70%より高い。
用いられる充填剤粒子が、滑石、雲母、硫酸バリウム、木材、クルミ材、カオリン等のような天然の、鉱物材料から選択される材料を含む場合、生分解率は、実際の充填剤を除く研磨粒子の生分解性に基づいて計算される。好ましい実施形態においては、充填剤粒子は、有機材料、無機材料、及びそれらの混合物からなる群から選択される材料を含む。好ましくは、有機材料は、例えば、堅果の殻、木材、綿、亜麻の繊維又は竹の繊維、トウモロコシの穂軸、米の外皮、糖類及びより一般的に炭水化物とりわけトウモロコシ、メイズ、ジャガイモ、あるいは尿素等からのデンプンと、茎、根、葉、種子、及びそれらの混合物からなる群から選択される植物の他の部分のような、本質的にセルロース系又はリグノセルロース系の植物性の原料から選択される。
好ましい実施形態においては、特に、マトリクス材料が、高い結晶性を有する熱可塑性物質から作られる場合には、充填剤は、アミロースの含有量が多く、アミロペクチンの含有量が少ないデンプンから作られる(なお、「含有量が少ない」とは、デンプンの10重量%未満、好ましくは5重量%未満、より好ましくは1重量%未満である)。実際、アミロースは、典型的には分枝の少ない炭水化物であり、熱可塑性物質が速くかつ効率的に結晶化するのを可能にし、それにより発泡体形成がより良好になるように促し、機械的及び化学的弾力性に優れた物質をもたらす。典型的には、アミロース含有量が30%より大きい、好ましくは50%より大きいデンプン充填剤が特に好ましい。というのは、そのような充填剤は、結晶化を妨げたり、結晶化を大幅に減速させたりすることがないということが判明しており、より良好な強度と形状とを有する粒子をもたらすからである。
高分子充填剤を用いることも可能であり、機械的、レオロジー的、及び/又は硬度的な必要を満たすために選択される。高分子充填剤は、好ましくは生分解性で、かつ、反応及び使用温度(0℃〜100℃)において固体であり、研磨粒子に効果的な硬度と機械的特性とを提供する。高分子充填剤の好適な例は、ポリヒドロキシ−アルカノエート、ポリ(乳酸)、ポリカプロラクトン、ポリエステルアミド、脂肪族コポリマー、芳香族コポリマー、及びそれらの混合物;デンプン;並びにそれらの混合物からなる群から選択される。
充填剤は、1〜3の比重と、1〜4のMOHS硬度とを有する無機材料から選択されてよい。無機充填剤の好適な例は、例えば、Ca2CO3、MgSO4、及び重晶石のような金属の硫酸塩又は炭酸塩、例えばタルク、カオリナイト、バーミキュライト、雲母、白雲母、葉蝋石、ベントナイト、モンモリロナイト、及び長石等のような一般的フィロ珪酸塩材料、並びにそれらの混合物に由来する。
あるいは、非生分解性の高分子充填剤を用いることもできるが、研磨粒子に相当の水準の生分解性が望まれる場合には、大量に用いることは好ましくない。この場合、非生分解性のポリマーは、生分解性のポリウレタンの10重量%を超えない量で用いることができる。好適な非生分解性の高分子充填剤は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリアクリレート、及び非生分解性のポリウレタン、それらの誘導体、並びにそれらの混合物からなる群から選択されることができる。
充填剤粒子が、組成物の5重量%〜60重量%の、好ましくは10重量%〜60重量%の、好ましくは15重量%超〜60重量%の、より好ましくは20重量%〜60重量%の、最も好ましくは30重量%超〜60重量%の濃度で含まれることが、非常に好ましい。このような高濃度の充填剤粒子は、研磨剤のコストを減少させることが可能である一方で、なお、構造的必要性を満たし、かつ必要とされる場合には生分解性を改善することができる。
好ましい実施形態においては、充填剤粒子は、少なくとも前記充填剤粒子の一部が、研磨粒子の外面から突き出るように、前記研磨洗浄粒子内に取り込まれている。このようになっているのは、粒子の全体的な粗さを向上させ、その洗浄特性を改善するためである。
本出願人は、驚くべきことに、洗浄用組成物内に充填された粒子の質量あたりで大きな容積を占める粒子集団により、効率的な洗浄結果が実現され得ることを見出した。粒子が占める容積は、粒子の充填密度により定義される。粒子集団の充填密度は、粒子集団の試料の質量を、正常な重力で充填後乾燥条件で測定された粒子試料が占める容積で除算したもので表される。ちなみに、低充填密度の粒子集団は、クリーナー中及びクリーニング操作時の両方において高容積を占めて、有効なクリーニング性能を与え、他方、高充填密度の粒子試料は、クリーナー中及びクリーニング操作時の両方において低容積を占めて、したがって有効性の低いクリーニング性能を与える。
実際、低充填密度の粒子は、研磨性粒子とクリーニング対象の汚れ及び/又は表面との間の最大接触面積をもたらす点で有効である。それゆえ、より少量、すなわち、10%未満(通常20%超と比較して)の研磨性粒子が、同等又はより良好なクリーニング有効性を発揮しながら、クリーニング組成物中で使用可能である。クリーニング組成物中の粒子の量が多いほど、クリーニング有効性が良好となることは普通に知られており、加えて、クリーニング性能を最大とするために、より高質量の粒子が使用された。本出願人は、クリーニング効率が、典型的には研磨剤集団の質量と比較して、クリーニング界面における研磨剤集団の占有容積によりむしろ影響を受けるということを確認した。ちなみに、効率的なクリーニングを生じるためには、低充填密度の粒子は、典型的には、高充填密度粒子と比べてクリーナー中の研磨剤の質量充填量がより低いことを必要とする。
しかしながら、特に研磨粒子が、生分解性のポリエステルのような生分解性の熱可塑性材料からなる例としての発泡構造体を破砕することにより生成される場合(例えば、ポリウレタンのような他のポリマーからなる発泡体を破砕することにより生成される場合と比較して)、低すぎる充填密度は、その性質としてより脆弱な粒子を生成する結果となることがしばしばあり、それは不可避的に、洗浄挙動に影響を及ぼす。それゆえに、特に熱可塑性材料に対しては、正しい充填密度を選択することがより重要になると思われる。
本出願人は、充填密度の高い研磨剤集団は、洗浄性能が低いことを特徴とする一方で、充填密度の低い研磨剤集団は、機械的研磨を介する洗浄目的にも不適切な、内因性の脆弱性を有するということを見出した。また、本出願人は、10kg/m3〜250kg/m3の、好ましくは30kg/m3超〜250kg/m3未満の、より好ましくは50kg/m3〜200kg/m3の、更により好ましくは80kg/m3〜180kg/m3の、好ましくは100kg/m3超〜160kg/m3の、より好ましくは100kg/m3超〜150kg/m3未満の充填密度を有する研磨洗浄粒子が、材料が熱可塑性材料である場合に、洗浄性能を向上させるということを見出した。
本明細書では、充填密度は以下の方法にしたがって計算される:10分の1グラム(0.1g±0.001g)の乾燥粒子を、(Sigma−Aldrich社から入手可能なもののような)20mlの正確な目盛りを付けた、Pyrex(登録商標)製のメスシリンダーに入れる。シリンダーを密封し(例えば、栓又はフィルムにより)、引き続いてVortexミキサー(例えば、モデルL−46 Power Mix(Labinco社DNTE SP−016))を用いて、2500rpm(最大速度)で30秒間振盪する。振動後、粒子の容積を測定する。容積が5ml〜15mlであれば、これは適切な方法で、kg/m3で表される充填密度に変換される。0.1gの容積が5mlに満たない場合には、10分の2グラム(0.2g±0.001g)の乾燥粒子を用いて、きれいなメスシリンダーを用いて、再テストする。0.2gの容積が5mlに満たない場合には、2分の1グラム(0.5g±0.001g)の乾燥粒子を用いて、きれいなメスシリンダーを用いて、再テストする。0.5gの容積が5mlに満たない場合には、1グラム(1.0g±0.001g)の乾燥粒子を用いて、きれいなメスシリンダーを用いて再テストし、3ml〜15mlの容積が、kg/m3で表される充填密度に変換される。
発泡成形工程及び発泡体構造は、典型的には、ガス膨張方法を介して、例えば、ガス又は溶媒を研磨剤前駆体内に注入し、圧力低下及び/又は温度の上昇によって膨張させる、例えば押出し発泡成形方法によって得られる。その場合には、純粋なポリマー、又はポリマーブレンド、又は可塑化ポリマーなどの形態の、熱可塑性材料が通常使用される。そのような工程で使用される典型的なガスは、空気、窒素、二酸化炭素、又はペンタン、シクロペンタンなどの有機溶媒などであり、核生成剤及び泡安定剤を含む場合、あるいは含まない場合がある。ほとんどの場合では、ガスの量を制御して、ポリマー/ポリマー混合物に溶解させて溶融相にするが、熟練の操作者は、特定の発泡構造体を目標として、発泡成形のパラメーター、例えば、製剤、時間/温度/圧力サイクルのパラメーターを正確に制御することができる。
発泡工程及び発泡構造体もまた、モノマーをエマルジョン発泡させ、その後で、化学的に、加熱により、又は(例えば紫外線)放射により、硬化させることを介した硬化ステップを実行し、更に必要に応じて、固化した発泡体を乾燥するステップを実行することにより、典型的には実現される。幾つかのタイプのモノマー、例えば、以下のモノマー構造の非網羅的リスト、例えば、ビニル、スチレン、アクリレート、メタクリレート、ジエンなどに由来するものを使用することができる。材料並びに発泡成形及び硬化方法の例は、文献に詳細に説明されている(例えば、Robert D.Atheyによる書籍「Emulsion Polymer Technology」を参照)。発泡体の製造の好ましい経路は、本明細書に参照により組み込まれる、米国特許第6369121号(Catalfamoら)に記載されるように、モノマー混合物中の水の、水/油の高内相エマルションを形成し、その場で重合させることである。好ましい実施形態では、発泡体は、水/油の高内相エマルション方法を使用する、ジビニルベンゼン架橋スチレンポリマーの重合後に製造される。硬化後、次に発泡体は、挽砕加工又は磨砕加工の操作を介して、粒子へと縮小される。
発泡成形工程及び発泡体構造はまた、典型的には、機械的な攪拌、例えば、粘稠な混合物(例えば、典型的には、乳化の特徴及び恐らくは安定化の特徴を有するタンパク質を含むもの)を激しくこね、その後、硬化/固化のステップを実行し、かつ必要な場合には、固化した発泡体を乾燥させるステップを実行することによっても達成される。タンパク質の非網羅的な例は、卵白又は純アルブミン、ゼラチン、サポニン、グルテン、大豆タンパク質、グロブリン、プロラミン、グルテリン、ヒストン、プロタミンなどであるが、これらのタンパク質は、多くの場合、水、乳化剤、安定剤、例えばアルギン酸、並びに極めて望ましくは、大量の重合性モノマー及び/又は架橋剤の存在下で攪拌され、十分な発泡体硬度を達成する。更なる参照に関しては、Joseph F.Zayasによる書籍「Functionality of Proteins in Food」、Hettiarachchyからの「Protein Functionality in Food Systems」、E.ZukowskaらによるJournal of Cereal science 47(2008年)、233頁〜238頁の論文、又は米国特許出願公開第2006/0065159号を参照されたい。
発泡成形工程は、国際特許出願公開第2012/177676号及び同第2011/133508号に記載されているように、ポリウレタン材料を、イソシアネートとポリオールの反応物質との反応を介して発泡させることを伴う、典型的な発泡成形工程を介しても実現される。
本明細書において開示される研磨洗浄粒子に、発泡体を縮小する1つの好適な方法は、発泡体を挽砕又は摩砕することである。ポリマーが、氷と水のスラリー内で挽砕される挽砕方法が、米国特許第6,699,963 B2号に記載されている。他の好適な手段としては、集塵装置を備える高速の削剥ホイール等の、削剥器具の使用が挙げられ、このホイールの表面は、パターンが彫刻されるか、又は研磨紙等で被覆され、発泡体が、本明細書において開示される生分解性研磨洗浄粒子を形成することを促進する。あるいは、本明細書において極めて好ましい実施形態では、発泡体をいくつかの段階を踏んで粒子に縮小してもよい。最初に、バルク発泡体を、手で切り刻む又は切断することにより、又は砕塊機、例えばS.Howes社(ニューヨーク州、Silver Creek)から入手できるモデル2036等の、機械的な器具を用いて数cmの寸法の片に破砕することができ、その後、更に発泡体片を、より細かな研磨粒子に挽砕又は磨砕するが、このより細かな研磨粒子には、ロール式ミル、回転式ミル、ジェット衝撃式ミル等を用いる、後続の挽砕工程によって、気泡構造がほとんど残っていない。
本出願人は、有効かつ安全な洗浄粒子が、以下で説明するような極めて特定の構造パラメーターを有する発泡体から作製され得ることを見出した。実際に、本出願人は、発泡体の構造により、洗浄粒子の形状パラメーターを制御することが可能であることを見出し、また本出願人は、粒子の形状パラメーターが、その粒子の洗浄性能に大きく影響することを立証した。更により驚くべきことには、充填剤粒子の存在は、それがない場合と比べて、更により良好な研磨粒子形状を生成することを可能にし、充填剤粒子のサイズは、そのような研磨粒子形状の制御に影響を及ぼすだけでなく、生分解性にも影響を及ぼすということが判明した。以下で説明する発泡体の構造パラメーターは、発泡体を研磨粒子へと挽砕加工した後の所望の粒子形状に、直接的な影響を与え、それゆえ、発泡構造体の正確な制御が、効率的な研磨粒子を合成するための、好ましく簡便な手段であることが理解される。
本出願人は、200kg/m3より高い密度の、更には最高で500kg/m3までの密度を有する発泡体から作られた研磨粒子により、良好な洗浄効果が達成され得るということを見出した。しかしながら本出願人は、驚くべきことに、200kg/m3未満の発泡体密度、より好ましくは10kg/m3〜200kg/m3発泡体密度、最も好ましくは30kg/m3〜180kg/m3の発泡体密度、好ましくは50kg/m3〜160kg/m3の発泡体密度により、著しくより良好な洗浄効果が達成可能であるということを見出した。発泡体密度は、例えばASTM D3574に記載されるプロトコルを使用して、測定することができる。
同様に、本出願人は、良好な洗浄効果が、20マイクロメートル〜2000マイクロメートルの範囲の気泡サイズを特徴とする発泡体から作製された研磨粒子で達成され得ることを見出した。しかしながら、出願人は、驚くべきことに、著しくより良好な洗浄効果が、100〜1000マイクロメートルの、より好ましくは200〜500マイクロメートルの、最も好ましくは300〜450マイクロメートルの気泡サイズを特徴とする発泡体で達成され得ることを見出した。発泡体の気泡サイズは、例えば、ASTM D3576に記載されるプロトコルを使用して、測定することができる。
同様に、本出願人は、良好な洗浄効果が、独立気泡構造を特徴とする発泡体から作製された研磨粒子で達成され得ることを見出した。しかしながら、本出願人は、驚くべきことに、著しくより良好な洗浄効果が、連続気泡構造を有する発泡体から粒子へと縮小された研磨洗浄粒子で達成され得ることを見出した。連続気泡発泡構造体は、明確に画定された鋭利な隔壁を形成する機会を提示し、そのことは効果的な研磨粒子を作り出す。対照的に、各隔壁から膜様材料へと延びる発泡材によって各気泡が閉鎖される独立気泡が存在すると、研磨粒子へと挽砕した後に、平坦形状の残留物を一部に含有する研磨剤集団が作り出される。この平坦形状の残留物は、有効な洗浄性能を提供せず、それゆえ、望ましくない特徴である。この平坦形状の残留物の形状は、洗浄性を提供するためには最適とはいえない形状である。また、これらの膜は、本質的に極めて脆弱であり、発泡体の挽砕の間、及び洗浄工程での使用の間にも、数百マイクロメートル〜サブマイクロメートルサイズの範囲のサイズを有する望ましくない粉塵を含む、著しく小さい粒子へと容易に砕ける。本出願人は、50%未満の、好ましくは30%未満の、最も好ましくは15%未満の独立気泡を有する発泡構造体が、有効な研磨洗浄粒子を製造するのに望ましいことを見出した。
同様に、本出願人は、高アスペクト比を有する隔壁を特徴とする発泡体から作製された研磨粒子により、良好な洗浄効果が達成され得ることを見出した。「隔壁」とは、本出願人が定義するには、発泡体の気泡構造を形成するように相互に接続する細長形の材料であり、この気泡構造は、典型的には、本明細書で標的とする50kg/m3〜160kg/m3の密度を有する発泡体に関しては、五角十二面体構造として最も良好に説明される。隔壁の長さ(L)とは、典型的には、2つの相互接続する節の幾何学的中心間の距離を、そのようにみなす。隔壁の厚さ(T)とは、典型的には、隔壁の長さの中間点で投影された隔壁の厚さである。本出願人は、容易に転がる、より丸い粒子を作り出す可能性が高いことから、過度に小さいL/T比を有する隔壁を提示する発泡体に由来する粒子が、洗浄に関して最適とはいえない形状を提示することを理解した。反対に、汚れの除去性能が低いという特徴を有する、ロッド様の粒子をあまりにも多く作り出す可能性が高いことから、過度に高いL/T比を有する隔壁を提示する発泡体に由来する粒子もまた、洗浄に関して最適とはいえない形状を提示する。付随して、本出願人は驚くべきことに、著しくより良好な洗浄効果が、Visiocellソフトウェアによって判定される、1.5〜10の、好ましくは2.0〜8.0の、より好ましくは3.0〜6.0の、最も好ましくは3.5〜4.5の範囲のL/T比を有する隔壁で達成され得ることを見出した。
図2は、隔壁の長さ(L)及び隔壁の厚さ(T)を有する、五角十二面体構造を示す。
好ましい実施形態では、発泡体の粒子への縮小を補助するために、発泡体は、十分に脆性、すなわち応力に対して脆性であり、発泡体は変形する傾向をほとんど有さず、むしろ粒子へと砕ける。
したがって、効率的な洗浄粒子は、発泡構造体を、特別に注意して、標的サイズ及び標的形状へと挽砕することによって作製される。それゆえ例えば、大きい粒径が所望される場合、大きい気泡サイズを有する発泡体が望ましく、逆の場合もまた同様である。また、発泡構造体を挽砕しつつ、最適な粒子形状を保持するためには、標的の粒径を、発泡体の気泡サイズの寸法よりも過度に小さくしないことが推奨される。典型的には、本出願人は、発泡体の気泡サイズの約半分よりも小さくない標的の粒径を推奨する。本出願人は、例えば元の発泡構造体に対し、また特に気泡サイズに対し粒子を過度に縮小させることで、最適とはいえない洗浄効率しか有しない、より丸い粒子が生成されることを見出した。
実際には、発泡体を粒子集団へと縮小するための工程は、平均的な発泡体気泡サイズの半分よりも小さいサイズを有する粒子の量が、30重量%未満、好ましくは20重量%未満、より好ましくは10重量%未満であるよう、最も好ましくは粒子が検出されないように設定される。なお、この粒径の重量比率は、物理的篩い分け法によって判定される。注記:平均の発泡体気泡サイズの半分に関連するサイズに基づく、粒子の分別を進行させるために、理論的な標的篩い分けグリッドに対して10%の許容誤差が、篩い分けメッシュの選択に関しては認められる。選択される篩い分けメッシュの許容誤差は、理論的な標的サイズに対して、より小さい利用可能な篩分けメッシュに関して有効である。
本明細書での使用に好適な好ましい研磨洗浄粒子は、良好な洗浄/クレンジング性能を提供するのに十分なほど硬質でありながら、良好な表面安全プロファイルを提供する。
発泡体から縮小される研磨粒子の硬度は、発泡体を調製するために使用される原材料を変更することによって修正することができる。
研磨洗浄粒子が、無機及び/又は鉱物性原材料から作られる場合、そのような研磨洗浄粒子はMOHS硬度スケールにしたがって表現された硬度を有し得る。好ましくは、MOHS硬度は、0.5〜3.5、最も好ましくは1〜3で構成される。MOHS硬度スケールは、既知の硬度の化合物と比較して化合物の硬さを測定するための国際的に認定されたスケールである。「Encyclopedia of Chemical Technology,Kirk−Othmer」(第4版、第1巻、18頁)、又はLide,D.R(編)「CRC Handbook of Chemistry and Physics」(第73版、フロリダ州、Boca Raton:The Rubber Company,1992年〜1993年)を参照のこと。既知のMOHS硬度の材料を含む多数のMOHS試験キットが市販されている。成形粒子のMOHS測定は誤った結果をもたらすので、選択されたMOHS硬度の研磨材を測定及び選択するためには、MOHS硬度測定を非成形粒子、例えば球状又は顆粒状の形の研磨材で行うことが推奨される。
研磨洗浄粒子が、無機及び/又は鉱物性原材料以外の材料から作られる場合には、そのような研磨洗浄粒子は、HVビッカース硬度において、3kg/mm2〜50kg/mm2、好ましくは、4kg/mm2〜25kg/mm2、最も好ましくは、5kg/mm2〜15kg/mm2の硬度を有する。
ビッカース硬度HVを、標準方法ISO 14577−1、ISO 14577−2、ISO 14577−3にしたがって、23℃で測定する。ビッカース硬度は、少なくとも厚さが2mmの、原材料の中実ブロックで測定する。ビッカース硬度のマイクロ圧入測定を、CSM Instruments SA社(スイス、Peseux)により作製される、マイクロ硬度計(MHT)を使用することによって実施する。
ISO 14577の指示に従い、試験表面は、最大圧子貫入深さの5%未満の粗さ(Ra)値を有し、平坦かつ平滑でなければならない。200μmの最大深さに対しては、これは10μm未満のRa値に等しい。ISO 14577に従い、任意の好適な手段によって、このような表面を調製してもよいが、そうした方法には、試験材料のブロックを新しい鋭利なミクロトーム又は外科用メスの刃により、切断、研削、研磨することを含み得る。あるいは、溶融材料を平坦かつ平滑なキャスト型上に注型成形し、試験に先立って完全に固化させることにより、調製してもよい。
マイクロ硬度計(MHT)に対する好適な一般的な設定は次の通りである:
制御モード:変位、連続的
最大変位:200μm
接近速度:20nm/秒
ゼロ点判定:接触時
接触時に温度ドリフトを測定するための保持期間:60秒
荷重印加する時間:30秒
データロギングの頻度:少なくとも毎秒
最大荷重における保持時間:30秒
荷重除去時間:30秒
圧子先端部の形状/材料:ビッカースピラミッド形/ダイヤモンド製先端部
好ましくは、本明細書の非球状粒子は、多数の鋭利縁部を有する。非球状粒子の鋭利な縁部は、20μm未満、好ましくは8μm未満、最も好ましくは5μm未満の先端部の半径を有する縁部により定義される。この先端部の半径は、縁部の先端の湾曲に適合する仮想円の直径により定義される。
好ましい実施形態では、研磨洗浄粒子は、100μm〜600μmの、好ましくは150μm〜500μmの、より好ましくは150μm〜400μmの、更により好ましくは150μm〜350μmの平均ECDを有する。
好ましい一実施例では、本発明で使用される研磨洗浄粒子のサイズは、使用中に変化し、特に、サイズが顕著に減少することになる。したがって、粒子は、液体組成物中において、及び使用工程の開始時において、目視又は触覚で検出可能なままで維持されており、効果的な洗浄性を提供する。洗浄工程が進行するにしたがって、研磨粒子はより小粒子に分散又は破砕し、肉眼で目視不能又は触覚で検出不能となる。この効果は、本発明の充填剤粒子を取り込むことによって、より良好に改善される。
驚くべきことに、本発明の研磨洗浄粒子は、比較的低濃度でさえ、良好な洗浄性能を示すことが見いだされたが、そのような濃度には、好ましくは研磨洗浄粒子が、組成物全体の0.1重量%〜10重量%、好ましくは0.1重量%〜5重量%、より好ましくは0.5重量%〜5重量%、更により好ましくは組成物全体の1.0重量%〜3重量%が挙げられる。
本発明において使用される粒子は、白色透明とすることができ、あるいは好適な染料及び/又は顔料の使用によって着色することができる。加えて、好適な色相安定化剤を使用して、所望の色を安定化することができる。研磨粒子は、好ましい色相安定性粒子である。本明細書においては、「色相安定性」とは、本発明において使用される粒子の色が、保管中及び使用中に黄変しないことを意味する。
1つの好ましい例では、本発明で使用される研磨洗浄粒子は、液体組成物の瓶での貯蔵時には目視可能のままであり、一方、有効な洗浄工程中には、研磨粒子は小粒子に分散又は破砕し、肉眼で目視不能となる。
任意選択の成分
本発明による組成物は、目的とする技術的利益、及び処理される表面に応じて、さまざまな任意選択成分を含み得る。
本明細書で用いるのに好適な任意選択成分には、キレート剤、界面活性剤、ラジカルスカベンジャー、芳香剤、表面変性ポリマー、溶媒、ビルダー、緩衝剤、殺菌剤、向水性物質、着色剤、安定剤、漂白剤、漂白活性化剤、脂肪酸のような泡抑制剤、酵素、汚れ懸濁剤、増白剤、防塵剤、分散剤、顔料、及び染料が挙げられる。
懸濁助剤
本明細書において開示される組成物中に存在する研磨洗浄粒子は、液体組成物中の固体粒子である。そのような研磨洗浄粒子は液体組成物中に懸濁していてもよい。しかしながら、このような研磨洗浄粒子が、組成物内で不安定な懸濁であり、かつ組成物の最上部で沈降又は浮遊のいずれかをするということは、充分本発明の範囲内のことである。この場合には、使用者は、使用前に組成物を揺動(例えば、振盪又は撹拌)することにより、研磨洗浄粒子を一時的に懸濁させなければならないこともある。
しかしながら、本明細書では研磨洗浄粒子が、本明細書において開示される液体組成物に、安定的に懸濁することが好ましい。したがって、本明細書に開示される組成物は、懸濁助剤を含む。
本明細書における懸濁助剤は、構造形成剤等、本発明の液体組成物中で研磨洗浄粒子の懸濁液を提供するように特に選択された化合物であるか、あるいは、増粘剤又は界面活性剤(本明細書中の別箇所で述べるような)等の別の機能を提供する化合物であってもよい。
洗浄/クレンジング用組成物及び他の洗剤又は化粧品用組成物中でゲル化剤、増粘剤又は懸濁剤として典型的に使用される、任意の好適な有機及び無機懸濁助剤を、本明細書中で使用してもよい。実際に、好適な有機懸濁助剤としては、多糖類ポリマーが挙げられる。加えて又は代替として、ポリカルボキシレートポリマー増粘剤を本明細書中で使用してもよい。また、加えて又は代替として、層状ケイ酸塩小板、例えば、ヘクトライト、ベントナイト、又はモンモリロナイトもまた使用することができる。好適な市販の層状ケイ酸塩は、Rockwood Additives社より入手可能な、Laponite RD(登録商標)又はOptigel CL(登録商標)である。
好適なポリカルボン酸塩系ポリマー増粘剤としては、架橋ポリアクリレート(好ましくは架橋の程度が軽いもの)が挙げられる。特に好適なポリカルボン酸塩系ポリマー増粘剤は、商品名Carbopol 674(登録商標)でLubrizol社から市販されているCarbopolである。
本明細書での使用に好適な多糖類ポリマーとしては、カルボキシメチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシメチルセルロースのような置換セルロース材料、スクシノグリカン、及びキサンタンガム、ゲランガム、グアーガム、イナゴマメガム、トラガカントガム、サクシノグルカンガム等の天然の多糖類ポリマー、若しくはこれらの誘導体、又はこれらの混合物が挙げられる。キサンタンガムは、商品名Kelzan TでKelco社から市販されている。
好ましくは、本明細書中の懸濁助剤はキサンタンガムである。代替の実施形態では、本明細書において開示される懸濁助剤は、ポリカルボキシレートポリマー増粘剤、好ましくは架橋ポリアクリレート(好ましくは架橋の程度が軽いもの)である。本明細書中の極めて好ましい実施形態においては、液体組成物は、多糖類ポリマー又はこれらの混合物、好ましくはキサンタンガムと、ポリカルボキシレートポリマー又はこれらの混合物、好ましくは架橋ポリアクリレートとを組み合わせたものを含む。
好ましい例として、キサンタンガムは、好ましくは組成物全体の0.1重量%〜5重量%、より好ましくは0.5%〜2%、更により好ましくは0.8%〜1.2%の濃度で存在する。
有機溶媒
任意選択の成分ではあるが、極めて好ましい成分として、本明細書での組成物は有機溶媒又はその混合物を含む。
本明細書に開示される組成物は、組成物全体の0重量%〜30重量%の、より好ましくは1.0重量%〜20重量%の、最も好ましくは2重量%〜15重量%の有機溶媒、又はその混合物を含む。
好適な溶媒は、4〜14個の炭素原子、好ましくは6〜12個の炭素原子、より好ましくは8〜10個の炭素原子を有する、脂肪族のアルコール、エーテル、及びジエーテル;グリコール、又はアルコキシル化グリコール;グリコールエーテル;アルコキシル化芳香族アルコール;芳香族アルコール;テルペン;並びにこれらの混合物からなる群から選択することができる。脂肪族アルコール及びグリコールエーテルの溶媒が最も好ましい。
式R−OHの脂肪族アルコールであって、式中、Rが、炭素原子が1〜20個の、好ましくは2〜15個の、より好ましくは5〜12個の、直鎖又は分枝鎖、飽和又は不飽和のアルキル基であるものが、好適な溶媒である。好適な脂肪族アルコールは、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール又はこれらの混合物である。脂肪族アルコールの中でも、その高い蒸気圧、及び残渣を残さない傾向のために、エタノール及びイソプロパノールが最も好ましい。
本明細書で用いるのに好適なグリコールは、式HO−CR12−OH(式中、R1及びR2は独立して、H又はC2〜C10飽和又は不飽和脂肪族炭化水素鎖及び/又は環状鎖である)で表されるものである。本明細書で用いるのに好適なグリコールは、ドデカングリコール及び/又はプロパンジオールである。
1つの好ましい実施形態では、少なくとも1種類のグリコールエーテル溶媒が本発明の組成物に組み込まれる。特に好ましいグリコールエーテルは、1〜3個のエチレングリコール部分又はプロピレングリコール部分に結合された、末端C3〜C6炭化水素を有し、適度な疎水性、及び好ましくは表面活性を提供する。エチレングリコールの化学的性質をベースとする市販の溶媒の例としては、Dow Chemical社から入手可能な、モノ−エチレングリコールn−ヘキシルエーテル(Hexyl Cellosolve(登録商標))が挙げられる。プロピレングリコールの化学的性質をベースとする市販の溶媒の例としては、プロピル及びブチルアルコールの、ジ−及びトリ−プロピレングリコール誘導体が挙げられ、それらは、Arco社より、商品名Arcosolv(登録商標)及びDowanol(登録商標)で入手可能である。
本発明の文脈では、好ましい溶媒は、モノ−プロピレングリコールモノ−プロピルエーテル、ジ−プロピレングリコールモノ−プロピルエーテル、モノ−プロピレングリコールモノ−ブチルエーテル、ジ−プロピレングリコールモノ−プロピルエーテル、ジ−プロピレングリコールモノ−ブチルエーテル、トリ−プロピレングリコールモノ−ブチルエーテル、エチレングリコールモノ−ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−ブチルエーテル、エチレングリコールモノ−ヘキシルエーテル及びジ−エチレングリコールモノ−ヘキシルエーテル及びこれらの混合物からなる群から選択される。「ブチル」は、ノーマルブチル基、イソブチル基、及び第三級ブチル基を含む。モノ−プロピレングリコール及びモノ−プロピレングリコールモノ−ブチルエーテルが、最も好ましい洗浄溶媒であり、商品名Dowanol DPnP(登録商標)及びDowanol DPnB(登録商標)で入手可能である。ジ−プロピレングリコールモノ−t−ブチルエーテルは、Arco Chemical社より、商品名Arcosolv PTB(登録商標)で市販されている。
特に好ましい実施形態では、洗浄溶媒は、不純物を最少化するために、精製される。そのような不純物としては、アルデヒド、ダイマー、トリマー、オリゴマー、及び他の副生成物が挙げられる。これらは、製品の臭い、芳香剤の溶解性、及び最終結果に悪影響を及ぼすことが見出されている。本発明者らは、低濃度のアルデヒドを含有する一般的な市販品の溶媒が、特定の表面に対し不可逆的でかつ修復不能な黄化をもたらす可能性があるということを見出した。洗浄溶媒を精製して、このような不純物を最少化又は除去することにより、表面損傷が軽微化又は排除される。
好ましくはないが、本発明にテルペンを使用することができる。本明細書で用いるのに好適なテルペンとしては、単環テルペン、双環テルペン、及び/又は非環状テルペンが挙げられる。好適なテルペンは、D−リモネン;ピネン;パインオイル;テルピネン;メントール、テルピネオール、ゲラニオール、及びチモール等のテルペン誘導体;並びにシトロネラ又はシトロネロールタイプの成分である。
本明細書で使用される好適なアルコキシル化芳香族アルコールは、式R−(A)n−OHによるものであり、式中、Rは、炭素原子が1〜20個の、好ましくは2〜15個の、より好ましくは2〜10個の、アルキル置換又はアルキル非置換のアリール基であり、Aは、アルコキシ基、好ましくは、ブトキシ基、プロポキシ基、及び/又はエトキシ基であり、nは、1〜5、好ましくは1〜2の整数である。好適なアルコキシル化芳香族アルコールは、ベンゾキシエタノール及び/又はベンゾキシプロパノールである。
本明細書で使用される好適な芳香族アルコールは、式R−OHに従うものであり、式中、Rは、炭素原子が1〜20個の、好ましくは1〜15個の、より好ましくは1〜10個の、アルキル置換又はアルキル非置換のアリール基である。例えば、本明細書で用いるのに好適な芳香族アルコールは、ベンジルアルコールである。
界面活性剤
本明細書において開示される組成物は、非イオン性、アニオン性、双性イオン性、カチオン性及び両性の界面活性剤又はこれらの混合物を含み得る。好適な界面活性剤は、8〜18個の炭素原子を含有する疎水性鎖を有する、非イオン性、アニオン性、双性イオン性、カチオン性、及び両性の界面活性剤からなる群から選択されるものである。好適な界面活性剤が、McCutcheon’s Vol.1:Emulsifiers and Detergents,North American Ed.,McCutcheon Division,MC Publishing Co.,2002年に記載されている。
好ましくは、本明細書において開示される組成物は、組成物全体の0.01重量%〜20重量%の、より好ましくは0.5重量%〜10重量%の、最も好ましくは1重量%〜5重量%の界面活性剤、又はその混合物を含む。
非イオン性界面活性剤は、本発明の組成物に使用するのに非常に好ましい。好適な非イオン性界面活性剤の非限定的な例としては、アルコールアルコキシレート、アルキル多糖類、アミンオキシド、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのブロックコポリマー、フッ素系界面活性剤、及びケイ素系界面活性剤が挙げられる。好ましくは、この水性組成物は、組成物全体の0.01重量%〜20重量%の、より好ましくは0.5重量%〜10重量%の、最も好ましくは1重量%〜5重量%の非イオン性界面活性剤、又はその混合物を含む。
本発明に関して好適な、好ましい部類の非イオン性界面活性剤は、アルキルエトキシレートである。本発明のアルキルエトキシレートは、直鎖又は分枝状のいずれかであり、疎水性末端基中に8〜16個の炭素原子、及び親水性先端基中に3〜25個のエチレンオキシド単位を含有する。アルキルエトキシレートの例としては、Shell社(P.O.Box 2463,1 Shell Plaza,テキサス州、Houston)によって供給される、Neodol 91−6(登録商標)及びNeodol 91−8(登録商標)、並びにCondea社(900 Threadneedle P.O.Box 19029,テキサス州、Houston)によって供給されるAlfonic 810−60(登録商標)が含まれる。より好ましいアルキルエトキシレートは、疎水性末端基中に9〜12個の炭素原子、及び親水性先端基中に4〜9個のオキシド単位を含む。最も好ましいアルキルエトキシレートは、C9~11 EO5であり、Shell Chemical社より、商標名Neodol 91−5(登録商標)で入手可能である。非イオン性エトキシレートは分枝状アルコールからも誘導可能である。例えば、プロピレン又はブチレンなどの分枝状オレフィン原材料からアルコールを作製することができる。好ましい実施形態では、分枝状アルコールは、2−プロピル−1−ヘプチルアルコール、又は2−ブチル−1−オクチルアルコールのいずれかである。望ましい分枝状アルコールエトキシレートは、2−プロピル−1−ヘプチルEO7/AO7であり、BASF社より、商標名Lutensol XP 79/XL 79(登録商標)で、製造及び販売されている。
本発明に関して好適な、別の部類の非イオン性界面活性剤は、アルキル多糖類である。そのような界面活性剤は、米国特許第4,565,647号、同第5,776,872号、同第5,883,062号、及び同第5,906,973号に開示されている。アルキル多糖類の中では、5及び/又は6炭糖環を含むアルキルポリグリコシドが好ましく、6炭素糖環を含むものがより好ましく、並びに6炭素糖環がグルコースから誘導されるもの、すなわち、アルキルポリグリコシド(「APG」)が最も好ましい。APG鎖長中のアルキル置換基は、好ましくは、8〜16個の炭素原子を含有し、平均鎖長が炭素原子10個である、飽和又は不飽和アルキル部分である。C8〜C16アルキルポリグリコシドは、幾つかの供給元から市販されている(例えば、Seppic社(75 Quai d’Orsay,75321 Paris,Cedex 7,フランス)製のSimusol(登録商標)界面活性剤、並びにCognis社(Postfach 13 01 64,D 40551,Dusseldorf,ドイツ)製のGlucopon 220(登録商標)、Glucopon 225(登録商標)、Glucopon 425(登録商標)、Plantaren 2000 N(登録商標)、及びPlantaren 2000 N UP(登録商標)がある)。
本発明に好適な、非イオン性界面活性剤の別の部類は、アミンオキシドである。アミンオキシド、特に疎水性末端基中に10〜16個の炭素原子を含むものは、0.10%未満の濃度でも洗浄プロファイル及び有効性が強力であるために有益である。更には、C10~16アミンオキシド、特にC12〜C14アミンオキシドは、芳香剤の優れた可溶化剤である。本明細書で使用される代替的な非イオン性洗剤界面活性剤は、アルコキシル化アルコールであり、一般に、そのアルコールの疎水性アルキル鎖中に8〜16個の炭素原子を含むものである。典型的なアルコキシル化基は、プロポキシ基、又はプロポキシ基と組み合わせることでアルキルエトキシプロポキシレートを生成するエトキシ基である。そのような化合物としては、Rhodia社(40 Rue de la Haie−Coq F−93306,Aubervilliers Cedex,フランス)より入手可能な商標名Antarox(登録商標)、及びShell Chemical社より入手可能な商標名Nonidet(登録商標)が市販されている。
プロピレンオキシドとプロピレングリコールとの縮合によって形成される、疎水性塩基とエチレンオキシドとの縮合生成物も、本明細書における使用に好適である。これらの化合物の疎水性部分は、好ましくは1500〜1800の分子量を有し、非水溶性を示す。この疎水性部分へのポリオキシエチレン部分の付加は、全体としての、その分子の水溶性を増大させる傾向にあり、製品の液体性は、ポリオキシエチレン含有率が、最大40モルのエチレンオキシドとの縮合に相当する、縮合生成物の総重量の約50%となる点まで保持される。この種の化合物の例としては、BASF社により市販されている、特定のPluronic(登録商標)界面活性剤が含まれる。化学的には、そのような界面活性剤は、構造(EO)x(PO)y(EO)z、又は(PO)x(EO)y(PO)zを有し、式中、x、y、及びzは、1〜100、好ましくは3〜50である。良好な湿潤界面活性剤であることが既知の、Pluronic(登録商標)界面活性剤が、より好ましい。Pluronic(登録商標)界面活性剤、及び湿潤特性を含むその特性の記述は、BASF社から入手可能な、表題「BASF Performance Chemicals Plutonic(登録商標)& Tetronic(登録商標)Surfactants」のパンフレットに見出すことができる。
好ましくはないが、他の好適な非イオン性界面活性剤としては、アルキルフェノールとエチレンオキシドとのポリエチレンオキシド縮合物、例えば、6〜12個の炭素原子を直鎖又は分岐鎖構造のいずれかで含有するアルキル基を有するアルキルフェノールの縮合生成物であって、エチレンオキシドがアルキルフェノール1モル当たり5〜25モルに等しい量で存在するものが挙げられる。そのような化合物中のアルキル置換基は、オリゴマー化プロピレン、ジイソブチレンから、又はイソ−オクタン、n−オクタン、イソ−ノナン、若しくはn−ノナンの他の供給源から、誘導することができる。用いることができる他の非イオン性界面活性剤としては、糖類等の天然資源に由来するものを挙げることができ、また、C8〜C16 N−アルキルグルコースアミド界面活性剤が挙げられる。
本明細書における使用に好適なアニオン性界面活性剤は、当業者には周知の、すべてのアニオン性界面活性剤である。好ましくは、本明細書中での使用するためのアニオン性界面活性剤としては、アルキルスルホネート、アルキルアリールスルホネート、アルキル硫酸塩、アルキルアルコキシル化硫酸塩、C6〜C20アルキルアルコキシル化直鎖若しくは分枝状ジフェニルオキシドジスルホネート、又はこれらの混合物が挙げられる。
本明細書で用いるのに好適なアルキルスルホネートとしては、式RSO3M(式中、RはC6〜C20の直鎖又は分枝鎖の、飽和又は不飽和アルキル基、好ましくはC8〜C18アルキル基、及びより好ましくはC10〜C16アルキル基であり、MはHあるいは、例えばアルカリ金属カチオン(例えばナトリウム、カリウム、リチウム)又はアンモニウム若しくは置換アンモニウム(例えばメチル−、ジメチル−、及びトリメチルアンモニウムカチオン及び四級アンモニウムカチオン、例えばテトラメチル−アンモニウム及びジメチルピペリジニウムカチオン、並びにエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、及びこれらの混合物のようなアルキルアミンから誘導される第四級アンモニウムカチオン等)などのカチオンである)の水溶性の塩又は酸が挙げられる。
本明細書で用いるのに好適なアルキルアリールスルホネートとしては、式RSO3M(式中、RはC6〜C20の直鎖又は分枝鎖の、飽和又は不飽和アルキル基、好ましくはC8〜C18アルキル基、より好ましくはC10〜C16アルキル基で置換された、アリール、好ましくはベンジルであり、MはH又は例えばアルカリ金属カチオン(例えばナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウム等)、又はアンモニウム若しくは置換アンモニウム(例えばメチル−、ジメチル−、及びトリメチルアンモニウムカチオン及び四級アンモニウムカチオン、例えばテトラメチル−アンモニウム及びジメチルピペリジニウムカチオン、及びエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、及びこれらの混合物等のようなアルキルアミンから誘導される四級アンモニウムカチオン等)などのカチオンである)の水溶性の塩又は酸が挙げられる。
14〜C16アルキルスルホネートの一例は、Hoechst社より入手可能な、Hostapur(登録商標)SASである。市販のアルキルアリールスルホネートの例は、Su.Ma.から入手可能なラウリルアリールスルホネートである。特に好ましいアルキルアリールスルホネートは、商品名Nansa(登録商標)でAlbright&Wilson社から市販されているアルキルベンゼンスルホネートである。
本明細書での使用に好適なアルキル硫酸塩界面活性剤は、式R1SO4M(式中、R1は、6〜20個の炭素原子を含有する直鎖又は分枝状のアルキルラジカル、及びアルキル基中に6〜18個の炭素原子を含有するアルキルフェニルラジカルからなる群から選択される、炭化水素基を表す)に従う。MはH又は例えばアルカリ金属カチオン(例えばナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウム等)又はアンモニウム若しくは置換アンモニウム(例えばメチル−、ジメチル−、及びトリメチルアンモニウムカチオン及び第四級アンモニウムカチオン、例えばテトラメチル−アンモニウム及びジメチルピペリジニウムカチオン、及びエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、及びこれらの混合物などのアルキルアミンから誘導した第四級アンモニウムカチオン等)などのカチオンを意味する。本明細書で使用される特に好適な分枝鎖アルキルサルフェートは、合計10〜14個の炭素原子を含有する、例えばIsalchem 123 AS(登録商標)などである。Isalchem 123 AS(登録商標)は、Enichem社より市販され、94%が分枝状のC12~13界面活性剤である。この物質は、CH3−(CH2m−CH(CH2OSO3Na)−(CH2n−CH3(ただし式中、n+m=8〜9)として説明され得る。同様に好ましいアルキルサルフェートは、アルキル鎖が合計12個の炭素原子を含むアルキルサルフェート、すなわち、2−ブチルオクチル硫酸ナトリウムである。そのようなアルキルサルフェートは、Condea社より、商品名Isofol(登録商標)12Sで市販されている。特に好適な直鎖アルキルスルホネートとしては、Hoechst社から市販されているHostapur(登録商標)SASのようなC12〜C16パラフィンスルホネートが挙げられる。
本明細書での使用に関して好適なアルキルアルコキシル化サルフェート界面活性剤は、式RO(A)mSO3Mによるものであり、式中、Rは、非置換のC6〜C20アルキル又はヒドロキシアルキル基であって、C6〜C20アルキル構成要素、好ましくはC12〜C20アルキル又はヒドロキシアルキル、より好ましくはC12〜C18アルキル又はヒドロキシアルキルを有し、Aは、エトキシ又はプロポキシ単位であり、mは、0よりも大きく、典型的には0.5〜6、より好ましくは0.5〜3であり、Mは、H又はカチオンであり、このカチオンは、例えば、金属カチオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウム等)、アンモニウム又は置換アンモニウムカチオンとすることができる。アルキルエトキシル化スルフェート並びにアルキルプロポキシル化スルフェートについて、本明細書において考察される。置換アンモニウムカチオンの具体例としては、メチル−、ジメチル−、トリメチルアンモニウム、及びテトラメチルアンモニウム、ジメチルピペリジニウムのような四級アンモニウムカチオン、並びに、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、及びこれらの混合物等のようなアルカノールアミンから誘導されるカチオンが含まれる。界面活性剤の例には、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(1.0)硫酸塩(C12〜C18E(1.0)SM)、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(2.25)硫酸塩(C12〜C18E(2.25)SM)、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(3.0)硫酸塩(C12〜C18E(3.0)SM)、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(4.0)硫酸塩(C12〜C18E(4.0)SM)があり、上記Mは、ナトリウム及びカリウムから適宜選択される。
本明細書での使用に関して好適なC6〜C20のアルキルアルコキシル化直鎖又は分枝状ジフェニルオキシドジスルホネート界面活性剤は、次式に従うものである。
Figure 2018016808
式中、Rは、C6〜C20直鎖又は分枝状、飽和又は不飽和のアルキル基、好ましくはC12〜C18アルキル基、より好ましくはC14〜C16アルキル基であり、X+は、H、又はカチオン、例えば、アルカリ金属カチオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウム等)である。本明細書で使用される特に好適なC6〜C20アルキルアルコキシル化直鎖又は分枝状ジフェニルオキシドジスルホネート界面活性剤は、C12分枝状ジフェニルオキシドジスルホン酸、及びC16直鎖ジフェニルオキシドジスルホン酸ナトリウム塩であり、それぞれ商品名Dowfax 2A1(登録商標)及びDowfax 8390(登録商標)でDow社により市販されている。
本明細書で有用な他のアニオン性界面活性剤としては、石鹸の塩(例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、並びにモノ−、ジ−、及びトリエタノールアミン塩などの置換アンモニウム塩が挙げられる)、C8〜C24オレフィンスルホネート、例えば英国特許明細書第1,082,179号に記載されるようなクエン酸アルカリ土類金属の熱分解生成物のスルホン化によって調製されるスルホン化ポリカルボン酸、C8〜C24アルキルポリグリコールエーテルサルフェート(最大10モルのエチレンオキシドを含有する)、C14〜C16メチルエステルスルホネートなどのアルキルエステルスルホネート、アシルグリセロールスルホネート、脂肪族オレイルグリセロールサルフェート、アルキルフェノールエチレンオキシドエーテルサルフェート、アルキルホスフェート、アシルイセチオネートなどのイセチオネート、N−アシルタウレート、アルキルサクシナメート及びスルホサクシネート、スルホサクシネートのモノエステル(特に飽和及び不飽和C12〜C18モノエステル)、スルホサクシネートのジエステル(特に飽和及び不飽和C6〜C14ジエステル)、アシルサルコシネート、アルキルポリグルコシドのサルフェートなどのアルキル多糖類のサルフェート(後述の非イオン性非硫酸化化合物)、式RO(CH2CH2O)kCH2COO-+(式中、Rは、C8〜C22アルキルであり、kは、0〜10の整数であり、Mは、可溶性塩形成カチオンである)のものなどのアルキルポリエトキシカルボキシレートが挙げられる。ロジン、水素添加ロジン、並びにトール油中に存在する又はトール油から誘導される樹脂酸及び水素添加樹脂酸のような、樹脂酸及び水素添加樹脂酸も好適である。更なる例は、Schwartz、Perry、及びBerchによる、「Surface Active Agents and Detergents」(第I巻、及び第II巻)に記載されている。そのような種々の界面活性剤はまた、米国特許第3,929,678号(Laughlinら、1975年12月30日発行)の第23欄58行目〜第29欄23行目にも概括的に開示されている。
双極性界面活性剤は、本発明の文脈内の好ましい、別の部類の界面活性剤を代表している。
双極性界面活性剤は、幅広いpH範囲にわたって、同一分子上にカチオン性基とアニオン性基との両方を含有する。典型的なカチオン性基は、四級アンモニウム基であるが、スルホニウム基及びホスホニウム基のような、他の正電荷を有する基を使用することもできる。典型的なアニオン基は、カルボキシレート及びスルホネートであり、好ましくはスルホネートであるが、硫酸、リン酸等のような、他の基を使用することができる。これらの洗剤の一般的例のいくつかが、米国特許第2,082,275号、同第2,702,279号、及び同第2,255,082号の特許文献に記載されている。
双極性界面活性剤の具体例は、McIntyre社(24601 Governors Highway,University Park,60466,米国イリノイ州)より、商品名Mackam LHS(登録商標)で入手可能な、3−(N−ドデシル−N,N−ジメチル)−2−ヒドロキシプロパン−1−スルホネート(ラウリルヒドロキシルスルタイン)である。別の具体的な双極性界面活性剤は、McIntyre社より、商品名Mackam 50−SB(登録商標)で入手可能な、C12~14アシルアミドプロピレン(ヒドロキシプロピレン)スルホベタインである。他の極めて有用な双極性界面活性剤としては、ヒドロカルビル、例えば、脂肪族アルキレンベタインが挙げられる。極めて好ましい双極性界面活性剤は、Albright & Wilson社により製造されている、Empigen BB(登録商標)、すなわちココジメチルベタインである。別の同等に好ましい双極性界面活性剤は、McIntyre社により製造されている、Mackam 35HP(登録商標)、すなわちココアミドプロピルベタインである。
別の部類の好ましい界面活性剤は、両性界面活性剤からなる群を含む。1つの好適な両性界面活性剤は、C8〜C16のアミドアルキレングリシネート界面活性剤(「アンフォグリシネート」)である。他の好適な両性界面活性剤は、C8〜C16のアミドアルキレンプロピネート界面活性剤(「アンフォプロピネート」)である。他の好適な両性界面活性剤は、ドデシルβ−アラニン、米国特許第2,658,072号の教示によりドデシルアミンとイセチオン酸ナトリウムとを反応させることによって調製されるものなどの、N−アルキルタウリン、米国特許第2,438,091号の教示により生成されるものなどの、N−高級アルキルアスパラギン酸、及び商品名「Miranol(登録商標)」で販売され、米国特許第2,528,378号に記載されている製品などの、界面活性剤によって代表される。
キレート剤
本明細書で使用される1つの部類の任意選択化合物としては、キレート剤又はその混合物が挙げられる。キレート剤は、本明細書に記載の組成物中に全組成物の0.0重量%〜10.0重量%、好ましくは0.01重量%〜約5.0重量%の範囲の量で組み込み可能である。
本明細書で用いるのに好適なホスホネートキレート剤としては、アルカリ金属エタン1−ヒドロキシジホスホネート(HEDP)、アルキレンポリ(アルキレンホスホネート)、並びにアミノアミノトリ(メチレンホスホン酸)(ATMP)、ニトリロトリメチレンホスホネート(NTP)、エチレンジアミンテトラメチレンホスホネート、及びジエチレントリアミンペンタメチレンホスホネート(DTPMP)を包含するアミノホスホネート化合物を挙げることができる。ホスホネート化合物は、その酸形態であるか又はその酸性官能基の一部若しくは全ての上での異なるカチオンの塩として存在してよい。本明細書で用いるのに好ましいホスホネートキレート剤は、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホネート(DTPMP)及びエタン1−ヒドロキシジホスホネート(HEDP)である。このようなホスホネートキレート剤は、Monsanto社から商品名DEQUEST(登録商標)で市販されている。
多官能性置換芳香族キレート剤もまた、本明細書において開示される組成物において有用な場合がある。1974年5月21日にConnorらに対して発行された、米国特許第3,812,044号を参照のこと。この種の酸形態の好ましい化合物は、1,2−ジヒドロキシ−3,5−ジスルホベンゼン等のジヒドロキシジスルホベンゼンである。
本明細書で用いるのに好ましい生分解性キレート剤は、エチレンジアミンN,N’−二コハク酸、又はアルカリ金属塩若しくはアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩若しくはそれらの置換アンモニウム塩、又はこれらの混合物である。エチレンジアミンN,N’−二コハク酸、特に(S,S)異性体については、Hartman及びPerkinsの米国特許第4,704,233号(1987年11月3日発行)に広く記載されている。エチレンジアミンN,N’−二コハク酸は、例えば、Palmer Research Laboratoriesにより、商標名ssEDDS(登録商標)で市販されている。
本明細書における使用に好適なアミノカルボキシレートとしては、酸形態、又はアルカリ金属塩、アンモニウム塩、及び置換アンモニウム塩形態の両方での、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、ニトリロ三酢酸、エチレンジアミンテトラプロピオネート、トリエチレンテトラアミン六酢酸、エタノール−ジグリシン、プロピレンジアミン四酢酸(PDTA)、及びメチルグリシン二酢酸(MGDA)が挙げられる。本明細書で用いるのに特に好適なアミノカルボキシレートは、ジエチレントリアミン五酢酸、例えばBASF社から商品名Trilon FS(登録商標)で市販されているプロピレンジアミン四酢酸(PDTA)、及びメチルグリシン二酢酸(MGDA)である。
更に、本明細書に用いるカルボン酸塩キレート剤としては、サリチル酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン、マロン酸、又はこれらの混合物が挙げられる。
ラジカルスカベンジャー
本発明の組成物は、ラジカルスカベンジャー又はその混合物を更に含み得る。
本明細書で使用するのに適したラジカルスカベンジャーとしては、周知の置換モノ及びジヒドロキシベンゼン並びにそれらの類似体、アルキル及びアリールカルボキシレート並びにそれらの混合物が挙げられる。本明細書に使用するのに好ましいこのようなラジカルスカベンジャーとしては、ジ−tert−ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ヒドロキノン、ジ−tert−ブチルヒドロキノン、モノ−tert−ブチルヒドロキノン、tert−ブチル−ヒドロキシアニソール、安息香酸、トルイル酸、カテコール、t−ブチルカテコール、ベンジルアミン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、没食子酸n−プロピル、又はこれらの混合物が挙げられ、ジ−tert−ブチルヒドロキシトルエンが極めて好ましい。没食子酸N−プロピルのようなラジカルスカベンジャーは、Nipa Laboratoriesから商標名Nipanox S1(登録商標)で市販されている。
ラジカルスカベンジャーは、使用される場合、典型的には、本明細書では、組成物全体の最大10重量%の量で、好ましくは0.001重量%〜0.5重量%の量で存在することができる。ラジカルスカベンジャーの存在は、本発明の組成物の化学的安定性に貢献し得る。
芳香剤
本明細書での使用に好適な芳香剤化合物及び組成物は、例えば、EP−A−0 957 156号の、13ページの見出し「Perfume」の段落に記載されているものである。本明細書に開示される組成物は、芳香剤成分、又はその混合物を、全組成物の最大5.0重量%の量で、好ましくは0.1重量%〜1.5重量%の量で含み得る。
染料
本発明による液体組成物は着色していてもよい。したがって、これらの組成物は、染料、又はその混合物を含み得る。
組成物の供給形態
本明細書に開示される組成物は、液体組成物を注ぐためのプラスチック瓶、搾り出し式瓶又は液体組成物をスプレーするための引き金式噴霧器を備えた瓶等、当該技術分野では既知のさまざまな好適なパッケージングに包装され得る。あるいは、本発明によるペースト様の組成物は、チューブ内にパッケージ化することができる。
本発明の代替的な実施形態では、本明細書において開示される液体組成物を基材上に含浸させ、好ましくは基材を可撓性の薄いシート又はスポンジ等の材料のブロックの形とする。
好適な基材は、織製シート又は不織シート、セルロース材料をベースとしたシート、連続気泡構造のスポンジ又は発泡体、例えば、ポリウレタン発泡体、セルロース発泡体、メラミン樹脂発泡体等である。
表面を洗浄する方法
本発明は、表面を本発明による液体組成物でクリーニング及び/又はクレンジングする方法を包含する。本明細書における好適な表面は、上記の「洗浄/クレンジング用液体組成物」の項で説明されている。
好ましい実施形態では、上記表面を本発明による組成物に接触させ、好ましくは、上記組成物を上記表面に塗布する。
別の好ましい実施形態では、本発明中の方法は、上記液体組成物を入れた容器から本発明による液体組成物を(例えば、スプレーする、注ぐ、搾り出すことにより)分注し、その後、上記表面を洗浄及び/又はクレンジングするステップを含む。
本明細書において開示される組成物は、未希釈形態又は希釈形態のものであってよい。
「未希釈形態」とは、上記液体組成物が、いかなる希釈も受けずに処理対象の表面上に直接塗布されることを、すなわち、本明細書において開示される液体組成物が、本明細書で述べられるように表面上に塗布されるということであると理解すべきである。
本明細書において、「希釈形態」とは、上記液体組成物がユーザーにより、典型的には水で希釈されることを意味する。液体組成物は使用前に、最大で重量の10倍までの水により、典型的な希釈濃度まで希釈される。通常の推奨希釈濃度は、組成物を水で10%に希釈するものである。
本明細書において開示される組成物は、本明細書中の希釈された又は未希釈の組成物中に浸けた、モップ、ペーパータオル、ブラシ(例えば、歯ブラシ)又は布等の適切な道具を用いて、又は直接手で塗布してもよい。更には、表面上に塗布した後に、適切な器具を用いて組成物を表面上で揺動してもよい。実際に、モップ、ペーパータオル、ブラシ、又は布を使用して、その表面を拭くことができる。
本明細書において開示される方法は、好ましくは上記組成物の塗布後、すすぎのステップを追加的に含んでもよい。本明細書では、「すすぐ」とは、本明細書において開示される液体組成物を表面に塗布するステップの直後に、本発明に従う方法により洗浄/クレンジングされた表面と、相当量の適切な溶媒、典型的には水とを接触させることを意味する。本明細書では、「相当量」とは、1m2の表面当たり、0.01L〜1Lの水、より好ましくは、1m2の表面当たり、0.1L〜1Lの水を意味する。
本発明の極めて好ましい実施形態では、洗浄の方法は、家庭の硬質表面を本発明による液体組成物で洗浄する方法である。
充填剤を用いて発泡体から成形した粒子の実施例
Figure 2018016808
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記号(発泡体の原材料):
PU=ポリウレタン(CAS番号:53862−89−8、又は57029−46−6)
PHB=ポリヒドロキシブチレート(CAS番号:26063−00−3、例えば、Tianan社又はBiomer社より入手可能)
PHBV=ポリヒドロキシブチレート−コ−バレレート(CAS番号:80181−31−3、例えば、Tianan社又はBiomer社より入手可能)
PLA=ポリ乳酸(CAS番号:26100−51−6、例えば、NatureWorks社より入手可能)
PCL=ポリカプロラクトン(CAS番号:24980−41−4例えば、Perstorp社より入手可能)
PBS=ポリブチレンサクシネート(CAS番号:10034−55−6、例えば、CSM社より入手可能)
PBAT=ポリブチレンアジペートテレフタレート(CAS番号:10034−55−6、例えば、BASF社より入手可能)
TPS=熱可塑性デンプン(CAS番号:9005−25−8、例えば、Aldrich社より入手可能)
記号(充填剤の原材料):
STR−M=メイズ由来のデンプン(例えば、Cargill社、Roquette社より入手可能)
STR−R=コメ由来のデンプン(高アミロース含有量(例えば、Cargill社、Roquette社より入手可能))
STR−W=コムギ由来のデンプン(例えば、Cargill社、Roquette社より入手可能)
STR−P(例えば、Cargill社、Roquette社より入手可能)
CF=セルロース繊維(例えば:Rettenmaier社より入手可能なArbocel(例えば、Arbocel UFC 3、M3、M8、M80 BE 600 10TCをふるいにかけたもの)又はCompomat社より入手可能なもの)
WF=木材繊維(例えば:Compomat社より入手可能なWF−9−400をふるいにかけたもの、又はRottenmaier社より入手可能なArbocell若しくはLignocelをふるいにかけたもの、例えば:Compomat社より入手可能なC320)
OS=オリーブストーン(例えば、ふるいにかけたもの、Goonvean社より入手可能、Arbocel OS)
WAF=くるみ粉末(例えば:ふるいにかけたもの、Goonvean社又はEvonik社より入手可能)
CF=トウモロコシ繊維(例えば:Rettenmaier社より入手可能な、Rehofix、例えばMK100、MK300をふるいにかけたもの、又はCompomat社若しくはGoonvean社より入手可能なもの)
RH=コメの外皮(例えば:Compomat社より入手可能)
TALC=タルク(CAS番号:14807−96−6、Kobo社より入手可能なAJM、Ex−15、CT−250をふるいにかけたもの、又はImerys社より入手可能な、OOSC、Superior M10 DEC)
BAS=硫酸バリウム(例えば:CAS番号:7727−43−7、KOBO社又はAldrich社より入手可能)
MICA=雲母(例えば:CAS番号:12001−26−2、KOBO社より入手可能な雲母Y1800、Y3000、S25をふるいにかけたもの)
KAO=カオリン(例えば:Imerys社より入手可能なPolwhite Bをふるいにかけたもの)
PU=ポリウレタン(CAS番号:53862−89−8、又は57029−46−6)
PHBV=ポリヒドロキシブチレート−コ−バレレート(CAS番号:80181−31−3、例えば、Tianan社又はBiomer社より入手可能)
以下のこれらの組成物は、記載の成分を記載の比率(重量%)で含有させて調製した。本明細書での実施例1〜16は、本発明を例示することを意図し、本発明の範囲の限定又は別の方法による定義に必ずしも使用されるものでない。
研磨粒子含有製剤の実施例:
Figure 2018016808
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本明細書に開示した大きさ及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に断らないかぎり、そのような大きさのそれぞれは、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」と開示された寸法は、「約40mm」を意味するものである。

Claims (17)

  1. 複数の隔壁を含む発泡構造体に由来する非球状及び/又は非転がり性の研磨洗浄粒子を含む、洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物であって、前記研磨洗浄粒子は少なくとも部分的に前記研磨洗浄粒子内に取り込まれた複数の充填剤粒子を含み、前記研磨洗浄粒子の粒径が、前記充填剤粒子の粒径よりも大きく、前記充填剤粒子が、1μm〜70μmの面積相当直径を有し、前記研磨洗浄粒子の、平均面積相当直径に対する、前記充填剤粒子の平均面積相当直径の比率が、0.01〜0.2であり、前記面積相当直径がISO 9276−6にしたがって測定されることを特徴とする、洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物。
  2. 前記研磨洗浄粒子が、50kg/m3超〜200kg/m3未満の、好ましくは、50kg/m3超〜180kg/m3未満の、より好ましくは100kg/m3超〜150kg/m3未満の充填密度を有する、請求項1に記載の洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物。
  3. 前記研磨洗浄粒子が、生分解性の材料、好ましくは生分解性の熱可塑性材料を含み、好ましくはそれからなり、前記研磨洗浄粒子が、ASTM6400検査方法によると50%より高い生分解率を有する生分解性の研磨洗浄粒子である、請求項1又は2に記載の洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物。
  4. 前記充填剤粒子が、ISO 9276−6にしたがって測定して、1μm〜60μm未満の、より好ましくは2μm〜50μmの、更により好ましくは2μm〜45μm未満の、最も好ましくは5μm〜30μm未満の面積相当直径を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物。
  5. 前記充填剤粒子が、有機材料、無機材料、及びそれらの混合物からなる群から選択される材料を含み、好ましくは、前記有機材料が、好ましくは、堅果の殻、木材、綿、亜麻の繊維又は竹の繊維、トウモロコシの穂軸、米の外皮、糖類、及び/又はより一般的に炭水化物、とりわけ好ましくはトウモロコシ、メイズ、ジャガイモ、若しくは尿素からのデンプンと;茎、根、葉、種子からなる群から選択される、植物のその他の部分と;ポリエステルと;好ましくは、ポリヒドロキシ−アルカノエート、ポリ(乳酸)、ポリカプロラクトン、ポリエステルアミド、脂肪族及び/又はコポリエステル、及びそれらの混合物からなる群から選択される生分解性のポリエステルと;並びにそれらの混合物と、から選択される、本質的にセルロース系又はリグノセルロース系の植物性の原料から選択され、好ましくは、前記無機材料が、炭酸塩又は硫酸塩、フィロ珪酸塩材料、及びそれらの混合物、好ましくは、タルク、カオリナイト、バーミキュライト、雲母、白雲母、葉蝋石、ベントナイト、モンモリロナイト、長石、及びそれらの混合物からなる群から選択される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物。
  6. 前記充填剤粒子が、前記研磨洗浄粒子の5重量%〜60重量%の、好ましくは10重量%〜60重量%の、好ましくは15重量%超〜60重量%の、より好ましくは20重量%〜60重量%の、最も好ましくは30%超〜60%の濃度で含まれる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物。
  7. 前記生分解性の材料が、好ましくは、ポリヒドロキシブチレート、ポリヒドロキシブチレート−コ−バレレート、ポリヒドロキシブチレート−コ−ヘキサノエート及びそれらの混合物から選択される、ポリヒドロキシ−アルカノエートと、ポリ(乳酸)と、ポリカプロラクトンと、ポリエステルアミドと、好ましくは、琥珀二酸、アジピン二酸、テレフタル二酸の混合物、プロパンジオールモノマー、ブタンジオールモノマー、ペンタンジオールモノマー、及びそれらの混合物を含有するコポリマーから選択される、脂肪族及び/又は芳香族コポリマーと、からなる群から好ましくは選択される生分解性の熱可塑性ポリエステル;熱可塑性デンプン;並びにそれらの混合物からなる群から選択される、請求項3に記載の洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物。
  8. 前記充填剤の材料が、高アミロース含有デンプン材料であり、前記アミロース含有量が、全デンプンの30重量%超、好ましくは50重量%超である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物。
  9. 前記充填剤粒子が実質的に非水溶性である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物。
  10. 前記充填剤粒子が水溶性であり、かつ、前記研磨洗浄粒子の30重量%未満の、好ましくは20重量%未満の、より好ましくは15重量%未満の、最も好ましくは0重量%超〜10重量%未満の濃度で含まれる、請求項1〜8のいずれか一項に記載の洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物。
  11. 洗浄及び/又はクレンジング用液体組成物に用いるための、成形された、非球状及び/又は非転がり性の研磨洗浄粒子を生成するための方法であって、
    i.1μm〜70μmの、ISO 9276−6にしたがって測定された面積相当直径を有する、有効量の充填剤粒子を、1種類以上の熱可塑性材料とブレンドし、均質な溶液を形成するステップと、
    ii.前記均質な溶液を発泡成形するステップと、
    iii.発泡体を挽砕し、生分解性の研磨粒子を生成するステップと、を含む方法。
  12. 前記充填剤粒子の有効量は、前記研磨洗浄粒子の前記組成物の15重量%超、好ましくは15重量%超〜60重量%、より好ましくは30重量%〜60重量%である、請求項11に記載の方法。
  13. 前記充填剤粒子が、実質的に非水溶性であり、かつ好ましくは、ISO 9276−6にしたがって測定して、1μm〜60μmの、好ましくは1μm〜50μmの、より好ましくは、2μm〜45μm未満の、最も好ましくは5μm〜30μm未満の平均面積相当直径を有する、請求項11又は12に記載の方法。
  14. 前記熱可塑性材料が、好ましくはポリヒドロキシブチレート、ポリヒドロキシブチレート−コ−バレレート、ポリヒドロキシブチレート−コ−ヘキサノエート及びそれらの混合物から選択されるポリヒドロキシ−アルカノエートと、ポリ(乳酸)と、ポリカプロラクトンと、ポリエステルアミドと、琥珀二酸、アジピン二酸、テレフタル二酸の混合物、及びプロパンジオールモノマー、ブタンジオールモノマー、又はペンタンジオールモノマーを含有するコポリエステルを含む脂肪族及び/又は芳香族コポリエステルとからなる群から好ましくは選択される生分解性のポリエステルと;熱可塑性デンプンと;並びにそれらの混合物とからなる群から選択される、生分解性の熱可塑性材料である、請求項11〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記充填剤粒子が、有機材料、無機材料、及びそれらの混合物からなる群から選択される材料を含み、好ましくは、前記有機材料が、好ましくは、堅果の殻、木材、綿、亜麻の繊維又は竹の繊維、トウモロコシの穂軸、米の外皮、糖類、及び/又はより一般的に炭水化物、とりわけ好ましくはトウモロコシ、メイズ、ジャガイモ、若しくは尿素からのデンプンと;茎、根、葉、種子からなる群から選択される、植物のその他の部分と;ポリエステルと;好ましくは、ポリヒドロキシ−アルカノエート、ポリ(乳酸)、ポリカプロラクトン、ポリエステルアミド、脂肪族及び/又はコポリエステル、及びそれらの混合物からなる群から選択される生分解性のポリエステルと;並びにそれらの混合物と、から選択される、本質的にセルロース系又はリグノセルロース系の植物性の原料から選択され、好ましくは、前記無機材料が、炭酸塩又は硫酸塩、フィロ珪酸塩材料、及びそれらの混合物、好ましくは、タルク、カオリナイト、バーミキュライト、雲母、白雲母、葉蝋石、ベントナイト、モンモリロナイト、長石、及びそれらの混合物からなる群から選択される、請求項11〜14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記発泡成形ステップiiは、押出し発泡成形を通じて実行され、前記充填剤粒子が更に核形成剤として作用して、結晶化の速度を加速し、好ましくは、ステップiの前記ブレンドされた組成物は、80℃〜240℃の温度、及び、0.5MPa/秒よりも速く、かつ好ましくは10MPa/秒よりも遅い速度で、より好ましくは、前記熱可塑性材料の融解温度Tm〜Tm−60℃の範囲の温度での減圧ステップを実行する前の0.5MPa〜30MPaの圧力下で、その3重量%〜15重量%の発泡剤を更に含む、請求項11〜15のいずれか一項に記載の方法。
  17. ステップiiiは、発泡体を、その最大寸法が1mm〜100mmの発泡体片に変換させ、更に該発泡体片を、削剥ホイール、ロール式挽砕機、回転式ミル、ブレード式ミル、ジェットミル、及びそれらの組み合わせから選択されるデバイスによって100ミクロン〜350ミクロンの範囲の平均面積相当直径を有する粒子に挽砕するステップを含み、挽砕時の温度は、T=Tm−Tnで定義される温度Tより低い温度に保たれるように制御され、Tnは30℃、好ましくは50℃、より好ましくは100℃である、請求項11〜16のいずれか一項に記載の方法。
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