JP6006306B2 - 液体クリーニング及び/又はクレンジング組成物 - Google Patents

液体クリーニング及び/又はクレンジング組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP6006306B2
JP6006306B2 JP2014517082A JP2014517082A JP6006306B2 JP 6006306 B2 JP6006306 B2 JP 6006306B2 JP 2014517082 A JP2014517082 A JP 2014517082A JP 2014517082 A JP2014517082 A JP 2014517082A JP 6006306 B2 JP6006306 B2 JP 6006306B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
biodegradable
particles
group
cleansing composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014517082A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014522888A (ja
Inventor
アルフレッド ゴンザレス デニス
アルフレッド ゴンザレス デニス
デキダク アイチャ
デキダク アイチャ
イアン ジェイムズ マーティン
イアン ジェイムズ マーティン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Procter and Gamble Co
Original Assignee
Procter and Gamble Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Procter and Gamble Co filed Critical Procter and Gamble Co
Publication of JP2014522888A publication Critical patent/JP2014522888A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6006306B2 publication Critical patent/JP6006306B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D17/00Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties
    • C11D17/0008Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties aqueous liquid non soap compositions
    • C11D17/0013Liquid compositions with insoluble particles in suspension
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/37Polymers
    • C11D3/3703Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • C11D3/3715Polyesters or polycarbonates

Description

本発明は、家の中及び周りの硬質表面、皿表面、車及び車両表面、歯のような口腔内の表面などが挙げられる、様々な無生物及び生物表面をクリーニング及び/又はクレンジングするための液体組成物に関する。より具体的には、本発明は、クリーニング及び/又はクレンジングに好適な粒子を含む液体の磨き用組成物に関する。
粒子組成物などの磨き用組成物又は研磨剤成分を含有する液体(ゲル、ペースト型を含む)組成物は当業界では周知である。このような組成物は、いろいろな表面、特に、しみ及び汚れの除去が困難な汚染を受ける傾向のある表面をクリーニング及び/又はクレンジングするのに使用される。
現時点で既知の磨き用組成物の中で、最も好評な磨き用組成物は、球状から不規則なものまでの様々な形状の研磨剤粒子をベースとするものである。最も普通の研磨剤粒子は、炭酸塩、粘土、シリカ、ケイ酸塩、シェールアッシュ、パーライト及び珪砂のような無機物質、あるいは、ポリプロピレン、PVC、メラミン樹脂、尿素樹脂、ポリアクリレート及び誘導体のような有機ポリマービーズのいずれかであり、研磨剤粒子を懸濁させたクリームのような稠度を有する液体組成物の形になる。
このような現時点で既知の磨き用組成物の表面安全プロフィールは不適切なものであり、あるいは適切な表面安全プロフィールの組成物に対しては劣ったクリーニング性能が示される。実際、これらの組成物は、きわめて硬い研磨剤粒子が存在することにより、組成物を塗布した表面に加傷、すなわち引っ掻き傷を付ける可能性があり、一方それほど硬くない材料ではクリーニング性能のレベルは不充分である。配合物メーカーは、激しい表面損傷を示すがクリーニング/クレンジング性能が良好であるか、又は許容可能な表面安全プロフィールを示すがクリーニング/クレンジング性能の点で妥協するかの間で選択する必要がある。加えて、消費者は、少なくともある適用分野(例えば、硬質表面クリーニング)におけるこのような現時点で既知の磨き用組成物が時代遅れであると感じている。
その上、上述の研磨剤粒子のうちの少なくとも一部は、水溶性ではなく、使用後に水道水中で特定の形態でとどまる。実際、研磨剤粒子は、排水パイプに流れ込むことがあり、そこで研磨剤粒子は凝集し、閉塞を引き起こすことがあり、並びに/あるいは、研磨剤粒子は、廃水処理において問題を引き起こすことがあり、同時に、汚れ又は埋め立てとして沈着し得る。それゆえに、現在知られている磨き用組成物をその場での研磨剤材料の分解特性に関して更に改善する必要が存在することが分かる。すなわち、現在知られている研磨剤材料に代えて、分解プロセス特性が改善された材料を用いることが必要とされている。実際、例えば、「易生分解性」材料のように、穏やかなバイオメディアにおいてさえ急速な分解が進む分解性材料の使用が、非常に望ましい。このような易生分解性材料は通常、ASTM6400又はISO148551試験法に記載の生分解性試験及び合格基準に適合する。
それゆえに、家の中及び周りの硬質表面、皿表面といった、無生物表面を包含する、様々な表面をクリーニング/クレンジングするのに好適な液体クリーニング及び/又はクレンジング組成物を提供することが本発明の目的であり、研磨剤粒子は、ASTM6400又はISO148551試験法に従って、好ましくはASTM6400に従って、完全又は部分生分解性である。
上記目的は、本発明に記述の組成によって達成可能であることが見出された。
本発明による組成物の利点は、それらの組成物を使用して、グレーズドセラミック及び非グレーズドセラミックのタイル、エナメル、ステンレス鋼、Inox(登録商標)、Formica(登録商標)、ビニル、無ワックスビニル、リノリウム、メラミン、ガラス、プラスチック、塗装表面及びこれらに類するもの、ヒト及び動物の毛髪、口腔の硬組織及び軟組織の表面、例えば、歯、歯肉、舌、及び頬面、及びこれらに類するもののような、様々な材料から構成される、無生物並びに生物の表面をクリーニング/クレンジングすることができる点である。
本発明の別の利点は、この組成物が良好な表面安全性を提供しながら良好なクリーニング/クレンジング性能を提供することである。
本発明の更なる利点は、本明細書での組成物では、上記のメリットをなお提供しながら、粒子をきわめて低濃度で配合することができるということである。実際、他の技術に対しては一般に、良好なクリーニング/クレンジング性能に到達するには、高濃度の研磨剤粒子が必要とされ、高配合及び加工コスト、多数の包装、例えば搾り出し又はスプレー瓶との不適合性、使用時の人間工学の不充分さ、すすぎの困難さ及び最終クリーニングプロフィール、並びにクリーニング/クレンジング組成物の審美性及び気持ちのよい手触りに対する限界をもたらす。
本発明は、生分解性研磨クリーニング粒子を含む液体クリーニング及び/又はクレンジング組成物を目的とし、この生分解性研磨クリーニング粒子は生分解性ポリ乳酸を含み、この生分解性研磨クリーニング粒子は、0.1〜0.6の平均円形度、0.4〜0.9の平均ソリディティを有し、この生分解性研磨クリーニング粒子は、ASTM6400試験法によると50%超の生分解率を有する。
本発明は、研磨クリーニング粒子を含む液体クリーニング及び/又はクレンジング組成物により表面をクリーニング及び/又はクレンジングする方法であって、上記表面が上記組成物に接触され、好ましくは上記組成物が上記表面上に塗布される、方法を更に包含する。
先端の丸みの図。 ソリディティ計算の説明図。
液体クリーニング/クレンジング組成物
本発明による組成物は、様々な無生物及び生物表面用のクリーナー/クレンザーとして設計される。好ましくは本明細書の組成物は、無生物表面及び生物表面をクリーニング/クレンジングするのに好適である。
好ましい実施形態では、本明細書での組成物は、家庭用硬質表面;皿表面;皮革又は合成皮革のような表面;及び自動車車両の表面からなる群から選択される無生物表面のクリーニング/クレンジングに好適である。
別の好ましい実施形態では、本明細書での組成物は、ヒト及び動物の毛髪、歯、歯肉、舌及び頬面などの口腔の硬組織及び軟組織表面並びにこれらに類するものからなる群から選択される生物表面のクリーニング/クレンジングに好適である。
きわめて好ましい実施形態では、本明細書での組成物は家庭用硬質表面のクリーニングに好適である。
「家庭用硬質表面」により、本明細書中では、例えば、セラミック、ビニル、無ワックスビニル、リニリウム、メラミン樹脂、ガラス、Inox(登録商標)、Formica(登録商標)、任意のプラスチック、プラスチック化木材、金属又は任意の塗装又はワニス仕上げ又は密封表面などのような異なる材料からできている、床、壁、タイル、窓、食器棚、流し、シャワー、シャワープラスチック化カーテン、洗面台、WC、什器及び付属品等などのキッチン、バスルームのような家の中及び家の周りで見出される任意の種類の表面を意味する。家庭用硬質面には、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機、自動乾燥機、オーブン、電子レンジ、食器洗浄機などが挙げられるがこれらに限定されない家庭用電化製品も包含される。このような硬質表面は、個人の家庭用並びに商業用、企業用及び工業用の環境の両方で見出される。
「皿表面」により、本明細書中では、皿、食事用器具、まな板、鍋などのような、皿のクリーニングで見出される任意の種類の表面を意味する。このような皿表面は、個人の家庭用並びに商業用、企業用及び工業用の環境の両方で見出され得る。
本発明による組成物は、固体又は気体とは対照的に、液体組成物である。液体組成物は、水のような粘度を有する組成物、並びにゲル及びペーストなどの増粘された組成物を含む。
本明細書中の好ましい実施形態では、本明細書での液体組成物は水性組成物である。したがって、組成物は、組成物全体の65重量%〜99.5重量%、好ましくは75重量%〜98重量%、より好ましくは80重量%〜95重量%の水を含んでもよい。
本明細書での別の好ましい実施形態では、本明細書での液体組成物は、殆ど非水性の組成物であるが、それらの組成物は、組成物全体の0重量%〜10重量%の水、好ましくは0重量%〜5重量%の、より好ましくは0重量%〜1重量%の、最も好ましくは、組成物全体の0重量%の水を含み得る。
本明細書での好ましい実施形態では、本明細書での組成物は中性の組成物であり、したがって25℃で測定して、6〜8、より好ましくは6.5〜7.5、更により好ましくは7のpHを有する。
他の好ましい実施形態では、組成物は、好ましくはpH 4以上のpHを有し、あるいは好ましくはpH 9以下のpHを有する。
したがって、本明細書での組成物は、pHの調整のために好適な塩基及び酸を含んでもよい。
本明細書で使用される好適な塩基は、有機及び/又は無機塩基である。本明細書における使用に好適な塩基は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム及び/又は水酸化リチウムなどの苛性アルカリ、並びに/又は酸化ナトリウム及び/又は酸化カリウムなどのアルカリ金属酸化物、又はこれらの混合物である。好ましい塩基は、苛性アルカリ、より好ましくは水酸化ナトリウム及び/又は水酸化カリウムである。
他の好適な塩基としては、アンモニア、炭酸アンモニウム、全ての利用可能な炭酸塩、例えば、K2CO3、Na2CO3、CaCO3、MgCO3など、アルカノールアミン(例えば、モノエタノールアミン)、尿素及び尿素誘導体、ポリアミンなどが挙げられる。
存在する場合、このような塩基の典型的な濃度は、組成物全体の0.01重量%〜5.0重量%であり、好ましくは0.05重量%〜3.0重量%であり、より好ましくは0.1重量%〜0.6重量%である。
本明細書での組成物は、酸の存在にも拘わらず、必要とされるレベルにpHを調整するために酸を含んでもよく、本明細書での組成物は本明細書中で上記の好ましい中性のpHを維持する。本明細書中での使用に好適な酸は、有機及び/又は無機酸である。本明細書中での使用に好ましい有機酸は、6未満のpKaを有する。好適な有機酸は、クエン酸、乳酸、グリコール酸、コハク酸、グルタル酸及びアジピン酸、並びに、これらの混合物からなる群から選択される。上記酸の混合物は、商品名Sokalan(登録商標)DCSでBASFから市販されている。好適な無機酸は、塩酸、硫酸、リン酸及びこれらの混合物からなる群から選択される。
存在する場合、このような酸の典型的な濃度は、組成物全体の0.01重量%〜5.0重量%、好ましくは0.04重量%〜3.0重量%、より好ましくは0.05重量%〜1.5重量%である。
本発明による好ましい実施形態では、本明細書の組成物は、増粘組成物である。好ましくは、本明細書の液体組成物は、ステンレス鋼製の4cm円錐形スピンドル、角度2°(最大8分で0.1〜100s-1の直線的な増分)を有するレオメーターモデルAR 1000(TA Instrumentsにより供給)で測定した場合、20s-1において7500cpsまで、より好ましくは50cps〜5000cps、更により好ましくは50cps〜2000cps、最も好ましくは20s-1及び20℃において300cps〜1500cpsの粘度を有する。
本明細書による別の好ましい実施形態では、本明細書の組成物は水のような粘度を有する。「水のような粘度」により、本明細書中では水の粘度に近い粘度を意味する。好ましくは、本明細書での液体組成物は、60rpmで最大50cpsの粘度を有し、60rpm及び20℃で、Brookfieldデジタル粘度計DVII型を、スピンドル2で使用して測定するとき、より好ましくは0cps〜30cps、更により好ましくは0cps〜20cps、最も好ましくは、0cps〜10cpsの粘度を有する。
生分解性研磨クリーニング粒子
本明細書での液体クリーニング及び/又はクレンジング組成物は、例えば、円形度、ソリディティ及び適切な硬さにより規定される効果的な形状を示すように選択又は合成される、生分解性研磨クリーニング粒子を含む。
「生分解性」は、本明細書では、コンポストメディアにおいて、ASTM6400の試験法により50%超の速度での生分解性研磨剤粒子の化学的溶解、離解又は消化を意味する。ASTM6400試験法は材料のコンポスト可能性を指すが、本明細書では、コンポスト可能性は生分解性を意味する。制御されたコンポスト化条件下での生分解性研磨剤粒子の最終的な生分解性は、この試験法において判定される。
本発明による生分解性研磨クリーニング粒子は、ASTM6400によると50%超の生分解率、好ましくは60%超の生分解率、より好ましくは70%超、より好ましくは80%超、最も好ましくはASTM6400によると100%の生分解率を有する。
生分解は、コンポストメディアにおける生分解性研磨剤粒子の化学的溶解、離解又は消化である。現在、生分解性は、天然要素に分解可能である環境保全型製品に関連している。有機材料は、酸素と共に好気的に、又は酸素なしで嫌気的に、分解することができる。本明細書で述べられている生分解性材料は、ASTM6400試験法に記載のプロトコル及び要件に従って生分解する材料である。
現在流通している生分解性プラスチックには2つの主要なタイプが存在する。−加水分解型生分解性プラスチック(HBP)と酸化型生分解性プラスチック(OBP)である。どちらもまず、それぞれ加水分解及び酸化による化学的分解を生じる。これにより、これらの物理的離解がもたらされ、これらの分子量は劇的に減少する。これらのより小さな低分子量の断片は、その後に、生分解を受けやすい。
加水分解型生分解性プラスチックは、二酸化炭素(CO2)、水(H2O)及びバイオマスに転化され、これらは好気性条件下でメタンを排出する。
ポリエステルは、微生物に攻撃されると容易に加水分解できるエステル結合を有するため、加水分解型生分解性プラスチックにおいて主要な役割を果たす。
本発明の生分解性研磨クリーニング粒子は、生分解性材料から構成され、好ましくはポリ乳酸(PLA)(ポリ(乳酸)とも呼ばれる)(I)から作製される。PLAは、包装に使用される従来の熱可塑性材料に置き換わることができる生分解性ポリマーである。PLAは、2個の光学活性配置のL(+)及びD(−)異性体を有する中心の非対称な炭素原子を特徴とする乳酸モノマー(2−ヒドロキシルプロピオン酸)から生じるラクチド(II)単位の開環重合から合成されるバイオポリマーである。
Figure 0006006306
Lモノマー単位のDモノマー単位に対する比率は、ポリ乳酸発泡体の結晶化度、融点(℃)及び生分解性特性に影響する。
本発明に好適なPLAの形状は、ポリ乳酸が、L−ポリ乳酸、D−乳酸及びL/D−ポリ乳酸及びこれらの混合物からなる群から選択される形状から得られる場合である。より好ましい形状は、L−ポリ乳酸である。
好ましい実施形態では、ポリ乳酸中のL−ポリ乳酸モノマーの重量比率は、好ましくは50%超、より好ましくは80%超、最も好ましくは90%超である。
ポリ乳酸の分子量は、典型的には1000〜1000000Da、好ましくは20000〜300000Da、最も好ましくは100000〜250000Daで変動する。スキーム1は、低分子量プレポリマー及び高分子量PLAポリマーについての合成経路を示す。
Figure 0006006306
非常に好ましい実施形態では、生分解性PLAポリマーは、大量の鉱物性又は植物性(溶解性又は不溶性)充填剤とブレンドされる。大量の充填剤を含むことで、ポリマーが粒子に破断されることを助け、例えば、分解反応を好む多孔質及び毛細管現象を介して大きな表面積を有する生分解性粒子を特徴付ける。これは特に、充填剤が水溶性である場合に当て嵌まる。PLAポリマーと共に使用される典型的な充填剤は、無機物、例えば、金属塩化物(例えば、NaCl、KClなど)、金属炭酸塩系(例えば、Na2CO3、NaHCO3など)、金属硫酸塩(例えば、MgSO4)、及び生分解性研磨クリーニング粒子の標的硬さ全体に対応する硬さをもたらす概ね全ての無機吸着剤である。充填剤はまた、例えば、小麦粉などのデンプン、キサンタンガム、アルギン酸、デキストラン、寒天及びこれらに類するもののような炭化水素を含む、堅果の殻、木又は竹繊維、トウモロコシ穂軸、もみ殻などのような本質的にはセルロース又はリグノセルロース系材料である植物性原料から得ることができる。好適な充填剤もまた生分解性であり、最終的な研磨剤粒子の生分解性を変化させない。典型的には生分解性PLAは、生分解性PLAの10重量%〜70重量%、好ましくは20重量%〜60重量%、最も好ましくは40重量%〜50重量%の濃度で充填剤を含む。
あるいは、ポリマー充填剤もまた、機械的、レオロジー的又は硬さ要件に適合させるために、生分解性研磨剤材料の中にブレンドすることができる。典型的なポリマー充填剤はこのまましくは生分解性でもあり、例えば、ポリヒドロキシアルカノエート又は脂肪族ポリエステルからなる群からなり、一方、量は10%(重量/重量)〜50%(重量/重量)で変動し得る。あるいは、非生分解性ポリマーもまた使用できるが、十分な生分解性特性を維持するために生分解性研磨剤材料中の量は40%を超えるべきではなく、好ましくは20%を超えるべきではない。非生分解性ポリマー充填剤は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、PVC、ポリアクリレート、ポリウレタン及びこれらの混合物からなる群から選択又は誘導することができる。
好ましい実施形態では、生分解性研磨クリーニング粒子は、好ましくは、非転動性である。加えて、好ましい実施形態では、生分解性研磨クリーニング粒子は、好ましくは、鋭利である。
本出願人は、非転動性で鋭利な生分解性研磨クリーニング粒子が、良好なよごれ除去及び低い表面損傷をもたらすということを見出した。実際に、出願人は、例えば、生分解性研磨剤粒子の有効な滑動を促進するための円形度によって定義される、きわめて特定の粒子形状を、典型的な研磨剤粒子と対比すると、回転移動はかなりの程度促進され、表面から汚れを移動させる効果はより少ないことを見出した。粒子の効果的な滑りを促進するための基準に合致する円形度は、0.1〜0.6の範囲にある。
生分解性研磨クリーニング粒子の形状は、様々な方法で定義される。本発明は、粒子、よりプログラム論的には粒子集団の幾何学的な比率を反映する、粒子の形のクリーニング粒子の形状を定義する。きわめて最近の分析手法によれば、多数の粒子、典型的には10000個超(好ましくは、100 000個以上の)の粒子からの粒子形状の正確な同時測定が可能である。このことによって、特徴的な性能を持つ平均の粒子集団形状の正確な調整及び/又は選択が可能となる。粒子形状のこれらの測定分析は、Occhio Nano 500粒子特性評価計器上で、その付属のソフトウェア、Callistroバージョン25(Occhio s.a.Liege,Belgium)を使用して遂行される。この装置を使用して、メーカーの指示、及び次の装置設定の選択により粒子試料の準備、分散、画像化及び分析を行う:要求ホワイトレベル(White)=180、真空時間=5000ms、沈降時間=5000ms、自動しきい、粒子数計数値/分析値=8000〜500000、レプリカ/試料の最小数=3、レンズ設定1x/1.5x。
本発明の生分解性研磨クリーニング粒子は、形状の定量的説明によって定義される。定量的な記述では、形状記述子は、数学的又は数的な操作により粒子像又は物理的な粒子性質から計算可能な数として理解される。本出願人は、粒子形状を専用の分析手法により三次元で定義することができるが、二次元での粒子形状のキャラクタリゼーションが最も適切であり、生分解性クリーニング粒子の研磨性能と相関するということを見出した。粒子形状分析プロトコル時、粒子は、クリーニング工程時の予期された粒子配向と類似して重力堆積により表面に向かって配向する。したがって、本発明の目的は、粒子/粒子集団の二次元形状のキャラクタリゼーションを、その形状が、粒子/粒子集団を堆積させる表面上で投影されたものにより定義されているとみなす。
実際、本出願人は、小さい粒径、例えば、典型的には10μm以下の過剰に生分解性の研磨剤集団は、小さい粒径に固有のクリーナー中の粒子装填量当たりの高い粒子数を示すにも拘わらず、クリーニングと比較してポリッシュ作用を示すが、効率的なクリーニング性能を達成するのに生分解性研磨剤粒子の直径がきわめて重要であり得るということを見出した。他方では、例えば、典型的には1000μmを超える過度に大きい粒径を有する生分解性研磨剤集団は、その大きい粒径に固有なこととして、クリーナー中の粒子充填量当たりの粒子の数が著しく減少するために、最適なクリーニング効率を提供しない。更には、実際面で、小さくて多数の粒子は、様々な表面トポロジーから除去することが困難である場合が多く、可視の粒子残留物を表面に残存させないのであれば、除去するための過大な労力が、ユーザーに要求されることから、粒径が過剰に小さいとクリーナー内/クリーニング作業用には望ましくない。他方、過度の大粒子は、目視での検出が容易過ぎるか、又はクリーナーの取扱い又は使用時に悪い触覚体験をもたらす。それゆえ、本出願人らは、最適なクリーニング性能及び使用体験の両方をもたらす最適な粒径範囲を本明細書中で定義する。
生分解性研磨剤粒子は、円相当径ECD(ASTM F1877−05セクション11.3.2)とも呼ばれる、それらの面積相当直径(ISO 9276−6:2008(E)セクション7)によって定義されるサイズを有する。粒子集団の平均ECDは、10μm以下の面積相当直径(ECD)を有する粒子のデータを測定及び計算から排除した後、少なくとも10 000粒子、好ましくは50 000粒子以上、より好ましくは100 000粒子以上の粒子集団のそれぞれの粒子の各ECDの平均として計算される。平均データは、数を基準にした測定と比較して容積を基準にした測定から抽出される。
好ましい実施形態では、生分解性研磨クリーニング粒子は、10μm〜1000μmの、好ましくは50μm〜500μmの、より好ましくは100μm〜350μmの、最も好ましくは150〜250μmの平均ECDを有する。
1つの好ましい例では、本発明で使用される生分解性研磨クリーニング粒子の粒径は、特に著しい粒径低下を受ける使用時に改変される。したがって、粒子は、液体組成物中及び使用プロセスの開始時に目視又は触覚で検出可能なままで、有効なクリーニングを提供する。クリーニングプロセスが進行するにつれて、生分解性研磨剤粒子は、分散するか、又はより小さい粒子へと砕け、肉眼では不可視となるか、又は触覚的に検知不能となる。
本発明では形状記述子は、幾何学的記述子/形状因子の計算である。幾何学的形状係数は、2つの異なる幾何学的特性の間の比であり、このような特性は、通常は、粒子全体の像の比率の尺度、又は粒子を包囲するか、若しくは粒子の周囲に包絡線を形成する、理想的な幾何学体の比率の尺度である。これらの結果は、アスペクト比と同様の、マクロ形状の記述子であるが、しかしながら、出願人は、生分解性研磨クリーニング粒子のクリーニング有効性及び表面安全性性能には、メソ形状記述子(マクロ形状記述子の特定の下位分類)が特にきわめて重要であることを発見した一方で、アスペクト比などの、より典型的な形状パラメーターでは不十分であることが判明した。これらのメソ形状記述子は、理想的な幾何学的形状と比較して粒子が、如何に異なっているか、特に球と比較して如何に異なっているかを記述するものであり、効果的なクリーニング運動パターンである、非転がり、例えば滑りの能力を定義する助けとなる。本発明の生分解性研磨クリーニング粒子は、典型的な球状、又は球状に類似する研磨剤形態、例えば、粒状の生分解性研磨剤形態とは異なる。
本発明の生分解性研磨クリーニング粒子は非球状である。本明細書での非球状粒子は、好ましくは鋭利な端部を有し、それぞれの粒子は、凹状の湾曲を有する少なくとも1つの端部又は表面を有する。より好ましくは、本明細書での非球状粒子は多数の鋭利な端部を有し、それぞれの粒子は、凹状の湾曲を有する少なくとも1つの端部又は表面を有する。非球状粒子の鋭利な端部は、20μm以下、好ましくは8μm以下、最も好ましくは5μm以下の先端の丸みを有する端部により定義される。先端の丸みは端部の先端の湾曲に適合する仮想円の直径により定義される。
図1は先端の丸みの図である。
円形度
円形度は、定量的な二次元の像分析形状記述であり、ISO 9276−6:2008(E)8.2項に従って定量され、ソフトウェアCallistroバージョン25付きのOcchio Nano 500粒子キャラクタリゼーション装置(Occhios.a.Liege,Belgium)を用いて行われる。円形度は好ましいメソ形状記述子であり、Occhio Nano 500又はMalvern Morphologi G3などの形状分析装置において広く利用可能である。円形度は、粒子の形状と完全な球との間の差であるとして文献ではときには説明される。円形度の値は0から1の範囲にあり、円形度1は二次元像で測定して完全に球状の粒子又は円板粒子を記述する。
Figure 0006006306
式中、Aは二次元記述子である投影面積であり、Pは粒子の周辺の長さである。
本出願人は、0.1〜0.6、好ましくは0.15〜0.4、より好ましくは0.2〜0.35の平均円形度を有する生分解性研磨クリーニング粒子が、改善されたクリーニング性能及び表面安全性をもたらすということを見出した。平均データは、数を基準にした測定と比較して容積を基準にした測定から抽出される。
それゆえ、本発明の好ましい実施形態では、本明細書における生分解性研磨剤粒子は、0.1〜0.6の、好ましくは0.15〜0.4の、より好ましくは0.2〜0.35の平均円形度を有する。
ソリディティ(Solidity)
ソリディティは、定量的な二次元の像分析形状記述であり、ISO 9276−6:2008(E)8.2項に従って定量され、ソフトウェアCallistroバージョン25付きのOcchio Nano 500粒子キャラクタリゼーション装置(Occhios.a.Liege,Belgium)を用いて行われる。本明細書での非球状粒子は、好ましくは凹状の湾曲を有する少なくとも1つの端部又は表面を有する。ソリディティは、粒子/粒子集団の全体の凹性を記述する、メソ形状パラメーターである。ソリディティの値は、0〜1の範囲であり、ソリディティ数1は、次式として文献で測定されるときの、非凹状粒子を説明する。
ソリディティ=A/Ac
式中、Aは粒子の面積であり、Acは粒子を結合する凸包(包絡線)の面積である。図2は、この説明図である。
出願人は、0.4〜0.9の、好ましくは0.5〜0.8の、より好ましくは0.55〜0.65の平均ソリディティを有する生分解性研磨クリーニング粒子が、クリーニング性能及び表面安全性を改善することを見出した。平均データは、数を基準にした測定と比較して容積を基準にした測定から抽出される。
それゆえ、本発明の好ましい実施形態では、本明細書における生分解性研磨剤粒子は、0.4〜0.9の、好ましくは0.5〜0.8のソリディティ、より好ましくは0.55〜0.65の平均ソリディティを有する。
ソリディティは、ISO 9276−6で述べられている定義(凸性=Pc/Pであり、式中、Pは粒子の周辺の長さであり、PCは粒子を結合する凸包(包絡線)の周辺の長さである)の代わりにソリディティの式を用いる文献又は一部の装置のソフトウェアではときどき凸性(convexity)とも命名されている。ソリディティと凸性とは、概念上は同様のメソ形状記述子であるが、出願人は、本明細書では、上記で示すように、Occhio Nano 500によって上記で表される、ソリディティの尺度に言及する。
きわめて好ましい実施形態では、生分解性研磨クリーニング粒子は、0.1〜0.6(好ましくは0.15〜0.4、より好ましくは0.2〜0.35)の平均円形度、0.4〜0.9(好ましくは0.5〜0.8、より好ましくは0.55〜0.65)の平均円形度を有する。
用語「平均円形度」及び「平均ソリディティ」により、それぞれの粒子の円形度又はソリディティ又は粗さの値の平均が、10μm以下の面積相当直径(ECD)を有する粒子の円形度又はソリディティ又は粗さのデータを測定及び計算から除外した後、少なくとも10 000個の粒子、好ましくは50 000個超の粒子、より好ましくは10 0000個超の粒子の集団から求められるものと、本出願人は考える。平均データは、数を基準にした測定と比較して容積を基準にした測定から抽出される。
標的円形度範囲により定義される有用な形状を特徴とする生分解性研磨剤粉末で上記材料を縮小するための典型的なせん断又は研磨法、したがって、例えば、当該技術分野において説明される粒成形法といった他の調製法(例えば、凝集、プリント、カービングなど)も、採用され得る。従来の成形プロセスは、場合により、熱可塑性又は凝固マトリックス内で充填剤として前述の生分解性研磨剤材料を混合することにより、促進される。このような方法(例えば、マトリックスの選択及び充填剤のそれぞれの装填が挙げられる)は、当該分野で周知である。有効な円形度の範囲に適合する粒子を得るための、特に好ましいプロセスは、生分解性研磨剤原材料それ自体、又はマトリックス内に分散した生分解性研磨剤材料を、発泡成形することと、効率を改善させて、得られた発泡体を生分解性研磨剤粒子へと縮小させることからなる。発泡成形プロセス及び発泡体構造物は、ガス膨張法により、例えば生分解性研磨剤前駆体内でガス又は溶剤を注入し、圧力低下及び/又は温度上昇により膨張を起こさせること、例えば押し出し発泡成形法により、又はより簡便には系内発生したガスと、それに続く研磨剤前駆体の硬化、例えばポリウレタン発泡成形法のいずれかにより通常得られる。あるいは、発泡体構造物は、エマルション法と、それに続く硬化及び乾燥工程によっても入手可能である。
本明細書での大いに好ましい実施形態では、生分解性研磨クリーニング粒子の幾何学的形状記述子(すなわち、円形度、ソリディティ及び/又は粗度)を達成するために、生分解性研磨クリーニング粒子は、発泡ポリマー材料から得られ、この発泡ポリマー材料は、本明細書で後に説明するように、好ましくはグラインド加工又はミリング加工によって生分解性研磨剤粒子へと縮小される。
出願人は、密度が100kg/m3よりも大きい、更に最大で500kg/m3の密度を有する発泡体から作製された、生分解性研磨剤粒子を使用することで、良好なクリーニング効率が得られることを見出した。しかしながら、出願人は、驚くべきことに、発泡体の密度が200kg/m3未満、より好ましくは5kg/m3〜100kg/m3である場合に、著しくより良好なクリーニング効果を達成し得ることを見出した。
同様に、本出願人は、クローズドセル構造を示す発泡体から作製された生分解性研磨剤粒子により良好なクリーニング効率を得ることができるということを見出したが、しかしながら、本出願人は、驚くべきことには、オープンセル構造の発泡体により著しくより良好なクリーニング効果を得ることができるということを見出した。
同様に、出願人は、良好なクリーニング効率が、20μm〜2000μmの範囲のセルサイズを特徴とする発泡体から作製された生分解性研磨剤粒子により達成され得ることを見出した。しかしながら、出願人は、驚くべきことに、100〜1000μmの、より好ましくは200〜500μmの、最も好ましくは300〜450μmのセルサイズを特徴とする発泡体により、著しく良好なクリーニング効果が達成され得ることを見出した。発泡体セルサイズは、例えばASTM D3576に記述されているプロトコルを用いて測定可能である。
好ましい実施形態では、発泡体を粒子へと縮小することを補助するために、発泡体は、好ましくは例えば応力に対して、十分な脆性を有し、変形する傾向を殆ど有さず、むしろ粒子へと砕ける傾向を有する。
次いで、発泡構造体を、本明細書で説明されるような標的サイズ及び標的形状に、正確にグラインド加工することによって、有効な粒子が製造される。それゆえ、例えば、大きい粒径が所望される場合、大きいセルサイズを有する発泡体が望ましく、逆の場合もまた同様である。加えて、発泡体構造物を粒子に縮小すると同時に最適な粒子形状を保持するためには、粒径を発泡体のセルサイズの寸法の過度に下に狙いをつけないことが推奨される。典型的には、目標の粒径は発泡体セルサイズの約半分以下でない。
発泡体の粒子への縮小を有利にするには、発泡体は、好ましくは充分な脆さを有し、例えば発泡体は応力時に変形する傾向をあまり持たず、破壊する傾向がある。この挙動は、ポリマーが使用温度よりも著しく高いガラス転移温度を有する場合又はポリマーが高度の結晶化度を有する場合に生じ得、結晶質融解温度は使用温度よりも著しく高い。
発泡体を本明細書での生分解性研磨クリーニング粒子に縮小する1つの好適な方法は、発泡体をグラインド加工又はミリング加工することである。好ましいグラインド加工プロセスは、米国特許第6,699,963(B2)号に記載されており、そこでは、ポリマーは、氷と水のスラリーの中でグラインド加工され、ポリマーを脆性状態に保ち、研磨媒体として氷を利用する。他の好適な手段としては、集塵装置を備える高速の削剥ホイールなどの、削剥器具の使用が挙げられ、このホイールの表面は、パターンが彫刻されるか、又は研磨紙などでコーティングされ、発泡体が、本明細書における生分解性研磨剤粒子を形成することを促進する。
代替として及び本明細書でのきわめて好ましい実施形態では、発泡体をいくつかの工程で粒子に縮小してもよい。最初に、バルク発泡体を、手で切り刻む又は切断することにより、又は砕塊機、例えばS Howes,Inc.(Silver Creek,NY)からのモデル2036などの機械的な器具を用いて数cmの寸法の片に破砕することができる。
好ましくは、グラインド加工又はミリング加工操作を介して得られる生分解性研磨クリーニング粒子は、複数の単粒子であり、これらはほとんどセル構造を残していない。
ついでながら、驚くべきことには、本発明の生分解性研磨クリーニング粒子は、組成物全体の好ましくは0.1重量%〜20重量%、好ましくは0.3重量%〜10重量%、より好ましくは0.5重量%〜5重量%、更により好ましくは1.0重量%〜3.0重量%の上記生分解性研磨クリーニング粒子といった比較的低濃度でも良好なクリーニング性能を示すということが分かった。
好ましい実施形態では、生分解性研磨剤粒子は、発泡体を生分解性研磨剤粒子に縮小すること(好ましくはグラインド加工又はミリング加工)により発泡体から得られる。より好ましくは生分解性研磨剤粒子は、発泡PLAポリマー材料から得られる。
本発明で使用される粒子は、白色、透明、又は、好適な染料及び/若しくは顔料の使用により着色したものであることができる。更には、好適な色相安定剤を使用して、所望の色を安定化することができる。
生分解性研磨剤粒子の硬さ:
本明細書での使用に好適な好ましい生分解性研磨クリーニング粒子は、良好な表面安全プロフィールをもたらすと同時に、良好なクリーニング/クレンジング性能をもたらすのに充分に硬いものである。
発泡体から縮小される生分解性研磨剤粒子の硬さは、特にPLAのD/L含有率及び分子量を調節することにより使用される原料を変化させて発泡体を調製することにより、修正することができる。
本発明における好ましい生分解性研磨クリーニング粒子は、HVビッカース硬さで3〜50kg/mm2、好ましくは4〜25kg/mm2、最も好ましくは5〜15kg/mm2の硬さを有する。
ビッカース硬さ試験方法:
ビッカース硬さHVは、標準的な方法ISO 14577−1、ISO 14577−2、ISO 14577−3に従い、23℃で測定される。ビッカース硬さは、少なくとも2mm厚の原材料の中実ブロックで測定される。ビッカース硬さ微小押し込み測定は、CSM Instruments SA(Peseux,Switzerland)製の微小硬さ試験機(MHT)を用いて行われる。
ISO 14577の指示に従い、試験表面は、最大圧子貫入深さの5%未満の粗さ(Ra)値を有し、平坦かつ平滑でなければならない。200μmの最大深さに関して、これは10μm未満のRa値に等しい。ISO 14577に従い、試験材料のブロックを新しい鋭利なミクロトーム又は外科用メスの刃により、切断し、研削、研磨することを含み得る任意の好適な手段によって、このような表面を調製してもよく、又は溶融材料を平坦かつ平滑なキャスト型上にキャストし、試験に先立って充分に固化させることにより、調製してもよい。
微小硬さ試験機(MHT)に対する好適な一般的な設定は次の通りである:
制御モード:変位、連続
最大変位:200μm
接近速度:20nm/s
ゼロ点決定:接触時
接触時に温度ドリフトを測定するための保持期間:60s
力印加時間:30s
データロギングの頻度:少なくとも毎秒(s)
最大力における保持時間:30s
力除去時間:30s
圧子(intender)チップの形状/材料:ビッカースピラミッド形状/ダイヤモンドチップ
あるいは、本発明の硬さにおける生分解性研磨クリーニング粒子を、MOHS硬さスケールで適宜表してもよい。好ましくは、モース硬さは0.5〜3.5、最も好ましくは1〜3で構成される。モース硬度スケールは、硬度が既知の化合物の硬度を測定するための、国際的に認定されているスケールである。Encyclopedia of Chemical Technology,Kirk−Othmer,4th Edition Vol.1,p.18又はLide,D.R(ed)CRC Handbook of Chemistry and Physics,73 rd edition,Boca Raton,Fla.:The Rubber Company,1992〜1993を参照のこと。既知のモース硬さの材料を含む多数のモース試験キットが市販されている。選択されたモース硬さを有する生分解性研磨剤材料の測定及び選択に関しては、未成形の粒子、例えば、球状又は粒状の形態の生分解性研磨剤材料を使用して、モース硬さ測定を実行することが推奨されるが、これは、成形粒子のモース硬さ測定では、誤った結果が提供されるためである。
本出願人は、生分解性研磨クリーニング粒子を本明細書で記述した二次元形状パラメーターにより選択することによって、0.1〜0.4の平均円形度及び3kg/mm2〜50kg/mm2のビッカース硬さ及び好ましくは0.4〜0.75の平均ソリディティ及び/又は0.1〜0.3の平均粗さを有する生分解性研磨クリーニング粒子が、良好なクリーニング有効性及び表面安全性をもたらすということを見出した。
任意成分
本発明の組成物は、目的とする技術的効果及び処理される表面に応じて、種々の任意成分を含んでもよい。
本明細書で用いるのに好適な任意成分には、キレート剤、界面活性剤、ラジカル掃去剤、芳香剤、表面変性型ポリマー、溶媒、ビルダー、緩衝剤、殺菌剤、向水性物質、着色剤、安定剤、漂白剤、漂白活性化剤、脂肪酸のような泡抑制剤、酵素、汚れ懸濁剤、増白剤、防塵剤、分散剤、顔料、及び染料が挙げられる。
懸濁助剤
本発明の組成物中に存在する生分解性研磨クリーニング粒子は、液体組成物中の固体粒子である。この生分解性研磨クリーニング粒子は、液体組成物中に懸濁することができる。しかしながら、このような生分解性研磨クリーニング粒子が、組成物に不安定に懸濁されたり、沈降又は最上部に浮遊するということは、十分に本発明の範囲内のことである。この場合には、使用者は、使用前に組成物を揺動(例えば、振盪又は撹拌)することにより、生分解性研磨クリーニング粒子を一時的に懸濁させなければならないこともある。
しかしながら、本明細書では、生分解性研磨クリーニング粒子は、本明細書での液体組成物中に、安定して懸濁することが好ましい。したがって、本明細書での組成物は懸濁助剤を含む。
本明細書中の懸濁助剤は、構造形成剤など、本発明の液体組成物中で生分解性研磨クリーニング粒子の懸濁液をもたらすように特に選択された化合物であるか、あるいは、増粘剤又は界面活性剤(本明細書中で別箇所で述べるような)などの別の機能をもたらす化合物であってもよい。
クリーニング/クレンジング組成物及び他の洗剤又は化粧用組成物中でゲル化、増粘又は懸濁剤として典型的に使用される、任意の好適な有機及び無機懸濁助剤を、本明細書中で使用してもよい。好適な有機懸濁助剤は多糖ポリマーを含む。加えて又は代替として、ポリカルボキシレートポリマー増粘剤を本明細書中で使用してもよい。また、加えて又は上述の代替として、層状ケイ酸塩小板、例えばヘクトライト、ベントナイト又はモンモリロナイトも使用することができる。好適な市販の層状ケイ酸塩は、Rockwood Additivesから入手可能な、Laponite RD(登録商標)又はOptigel CL(登録商標)である。
好適なポリカルボキシレートポリマー増粘剤としては、(好ましくは軽)架橋ポリアクリレートが挙げられる。特に好適なポリカルボキシレートポリマー増粘剤は、商品名Carbopol 674(登録商標)でLubrizolから市販されているCarbopolである。
本明細書での使用に好適な多糖ポリマーとしては、カルボキシメチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシメチルセルロースのような置換セルロース材料、スクシノグリカン、及びキサンタンガム、ゲランガム、グアーガム、イナゴマメガム、トラガカントガムなどの天然の多糖ポリマー、若しくはこれらの誘導体、又はこれらの混合物が挙げられる。キサンタンガムは商品名Kelzan TでKelcoから市販されている。
好ましくは、本明細書中の懸濁助剤はキサンタンガムである。代替の実施形態では、本明細書中の懸濁助剤は、ポリカルボキシレートポリマー増粘剤、好ましくは(好ましくは軽)架橋ポリアクリレートである。本明細書中のきわめて好ましい実施形態では、液体組成物は、多糖ポリマー又はこれらの混合物、好ましくはキサンタンガムと、ポリカルボキシレートポリマー又はこれらの混合物、好ましくは架橋ポリアクリレートとの組み合わせを含む。
好ましい実施例として、キサンタンガムは、好ましくは、組成物全体の0.1重量%〜5重量%、より好ましくは0.5重量%〜2重量%、最も好ましくは0.8重量%〜1.2重量%の濃度で存在する。
有機溶媒
任意ではあるが、きわめて好ましい成分として、本明細書での組成物は有機溶媒又はこれらの混合物を含む。
本明細書での組成物は、組成物全体の0重量%〜30重量%、より好ましくは1.0重量%〜20重量%、最も好ましくは、2重量%〜15重量%の有機溶媒又はこれらの混合物を含む。
好適な溶媒は、4〜14個の炭素原子、好ましくは6〜12個の炭素原子、より好ましくは8〜10個の炭素原子を有する脂肪族アルコール、エーテル及びジエーテル;グリコール又はアルコキシル化グリコール;グリコールエーテル;アルコキシル化芳香族アルコール;芳香族アルコール;テルペン;及びこれらの混合物からなる群から選択可能である。脂肪族アルコール及びグリコールエーテル溶媒が最も好ましい。
Rが1〜20個、好ましくは2〜15個、より好ましくは5〜12個の炭素原子の線状又は分岐の飽和又は不飽和アルキル基である、式R−OHの脂肪族アルコールが好適な溶媒である。好適な脂肪族アルコールはメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール又はこれらの混合物である。脂肪族アルコールの中で、蒸気圧が高く、及び残渣を残さない傾向があるために、エタノール及びイソプロパノールが最も好ましい。
本明細書で使用される好適なグリコールは、式HO−CR12−OH(式中、R1及びR2は、独立にH又はC2〜C10飽和又は不飽和脂肪族炭化水素鎖及び/又は環状鎖である)に従う。本明細書の使用に好適なグリコールは、ドデカングリコール及び/又はプロパンジオールである。
1つの好ましい実施形態では、少なくとも1つのグリコールエーテル溶媒が本発明の組成物に組み込まれる。特に好ましいグリコールエーテルは、結合された末端C3〜C6炭化水素を有して、1〜3個のエチレングリコール又はプロピレングリコール部分を形成し、適度な疎水性、及び好ましくは表面活性をもたらす。エチレングリコール化学品をベースとする市販の溶媒の例としては、Dow Chemicalから入手可能な、モノ−エチレングリコールn−ヘキシルエーテル(Hexyl Cellosolve(登録商標))が挙げられる。エチレングリコール化学品をベースとする市販の溶媒の例としては、商品名Arcosolv(登録商標)及びDowanol(登録商標)でArcoから入手可能な、プロピル及びブチルアルコールのジ−及びトリ−プロピレングリコール誘導体が挙げられる。
本発明の文脈では、好ましい溶媒は、モノ−プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、モノプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル;トリプロピレングリコールモノブチルエーテル;エチレングリコールモノブチルエーテル;ジエチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル及びジエチレングリコールモノヘキシルエーテル及びこれらの混合物からなる群から選択される。「ブチル」は、ノーマルブチル、イソブチル、及びターシャリーブチル基を含む。モノ−プロピレングリコール及びモノ−プロピレングリコールモノ−ブチルエーテルが、最も好ましいクリーニング溶媒であり、商品名Dowanol DPnP(登録商標)及びDowanol DPnB(登録商標)で入手可能である。ジ−プロピレングリコールモノ−t−ブチルエーテルは商品名Arcosolv PTB(登録商標)でArco Chemicalから市販されている。
特に好ましい実施形態では、クリーニング溶媒は、不純物を最少化するために、精製される。このような不純物としてはアルデヒド、ダイマー、トリマー、オリゴマー及び他の副生成物が挙げられる。これらは、製品の臭い、芳香剤溶解性及び最終結果に悪影響を及ぼすことが見出されている。本発明者らは、低濃度のアルデヒドを含有する普通の市販の溶媒が、特定の表面の不可逆的及び修復不能な黄化を生じる可能性があるということを見出した。クリーニング溶媒を精製して、このような不純物を最少化又は除去することにより、表面損傷が軽微化又は排除される。
好ましくはないが、テルペンを本発明で使用することができる。本明細書で使用される好適なテルペンとしては単環テルペン、双環テルペン及び/又は非環状テルペンが挙げられる。好適なテルペンは、D−リモネン;ピネン;パインオイル;テルピネン;メントール、テルピネオール、ゲラニオール、チモールなどのテルペン誘導体;及びシトロネラ又はシトロネロールタイプの成分である。
本明細書で使用される好適なアルコキシル化芳香族アルコールは、式R−(A)n−OHによるものであり、式中、Rは、炭素原子が1〜20個の、好ましくは2〜15個の、より好ましくは2〜10個の、アルキル置換又はアルキル非置換のアリール基であり、Aは、アルコキシ基、好ましくは、ブトキシ基、プロポキシ基、及び/又はエトキシ基であり、nは、1〜5、好ましくは1〜2の整数である。好適なアルコキシル化芳香族アルコールは、ベンジルオキシエタノール及び/又はベンジルオキシプロパノールである。
本明細書で使用される好適な芳香族アルコールは、式R−OH(式中、Rは1〜20個、好ましくは1〜15個、より好ましくは1〜10個の炭素原子のアルキル置換又は非アルキル置換アリール基である)に従う。例えば、本明細書で使用される好適な芳香族アルコールは、ベンジルアルコールである。
界面活性剤
本明細書での組成物は、非イオン性、アニオン性、双性イオン性、カチオン性及び両性界面活性剤又はこれらの混合物を含み得る。好適な界面活性剤は、8〜18個の炭素原子を含有する疎水性鎖を有する非イオン性、アニオン性、双性イオン性、カチオン性及び両性界面活性剤からなる群から選択されるものである。好適な界面活性剤の例は、McCutcheon’s Vol.1:Emulsifiers and Detergents,North American Ed.,McCutcheon Division,MC Publishing Co.,2002に記載されている。
好ましくは、この組成物は、組成物全体の0.01重量%〜20重量%、より好ましくは0.5重量%〜10重量%、最も好ましくは1重量%〜5重量%の界面活性剤又はこれらの混合物を含む。
非イオン界面活性剤は、本発明の組成物に使用するのに非常に好ましい。好適な非イオン性界面活性剤の非限定的な例としては、アルコールアルコキシレート、アルキル多糖、アミンオキシド、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドのブロックコポリマー、フルオロ界面活性剤及びケイ素系界面活性剤が挙げられる。好ましくは、この水性組成物は、組成物全体の0.01重量%〜20重量%、より好ましくは0.5重量%〜10重量%、最も好ましくは1重量%〜5重量%の非イオン性界面活性剤又はこれらの混合物を含む。
本発明に好適な好ましい類の非イオン性界面活性剤は、アルキルエトキシレートである。本発明のアルキルエトキシレートは、線状又は分岐のいずれかであり、疎水性末端基中に約8〜約16個の炭素原子、及び親水性先端基中に約3〜約25個の単位を含有する。アルキルエトキシレートの例としては、Shell Corporation(P.O.Box 2463,1 Shell Plaza,Houston,Texas)により供給される、Neodol 91−6(登録商標)、Neodol 91−8(登録商標)、及びCondea Corporation(900 Threadneedle P.O.Box 19029,Houston,TX)により供給されている、Alfonic 810−60(登録商標)が挙げられる。より好ましいアルキルエトキシレートは、疎水性末端基中に9〜12個の炭素原子、及び親水性先端基中に4〜9のオキシド単位を含む。最も好ましいアルキルエトキシレートは、商品名Neodol 91−5(登録商標)でShell Chemical Companyから入手可能な、C9〜11EO5である。非イオン性エトキシレートは分岐アルコールからも誘導可能である。例えば、プロピレン又はブチレンなどの分岐オレフィンフィード原料からアルコールを作製することができる。好ましい実施形態では、分岐アルコールは、2−プロピル−1−ヘプチルアルコール又は2−ブチル−1−オクチルアルコールのいずれかである。望ましい分枝鎖アルコールエトキシレートは、商品名Lutensol XP 79/XL 79(登録商標)でBASF Corporationにより製造及び販売されている2−プロピル−1−ヘプチルEO7/AO7である。
本発明に好適な別の類の非イオン性界面活性剤は、アルキル多糖である。そのような界面活性剤は、米国特許第4,565,647号、同第5,776,872号、同第5,883,062号、及び同第5,906,973号に開示されている。アルキル多糖の中では、5及び/又は6炭素糖環を含むアルキルポリグリコシドが好ましく、6炭素糖環を含むものがより好ましく、並びに6炭素糖環がグルコースから誘導されるもの、すなわち、アルキルポリグリコシド(「APG」)が最も好ましい。APG鎖長中のアルキル置換基は、好ましくは、8〜16個の炭素原子を含有し、平均鎖長が10個の炭素原子である、飽和又は不飽和アルキル部分である。C8〜C16アルキルポリグリコシドは、いくつかの供給者から市販されている(例えば、Seppic Corporation(75 Quai d’Orsay,75321 Paris,Cedex 7,France)からのSimusol(登録商標)界面活性剤、並びにCognis Corporation(Postfach 13 01 64,D 40551,Dusseldorf,Germany)のGlucopon 220(登録商標)、Glucopon 225(登録商標)、Glucopon 425(登録商標)、Plantaren 2000 N(登録商標)、及びPlantaren 2000 N UP(登録商標))。
本発明に好適な別の類の非イオン性界面活性剤は、アミンオキシドである。アミンオキシド、特に疎水性末端基中に10〜16個の炭素原子を含むものは、及び0.10%以下の濃度でもクリーニングプロフィール及び有効性が強力であるために、メリットがある。更には、C1016アミンオキシド、特にC12〜C14アミンオキシドは、優れた香料可溶化剤である。本明細書に使用される別の非イオン性洗剤界面活性剤は、一般にアルコールの疎水性アルキル鎖中に概ね約8個〜約16個の炭素原子を含むアルコキシル化アルコールである。典型的なアルコキシル化基は、プロポキシ基、又はプロポキシ基と組み合わせることでアルキルエトキシプロポキシレートを生成するエトキシ基である。このような化合物は、商標名Antarox(登録商標)でRhodia(40 Rue de la Haie−CoqF−93306,Aubervilliers Cedex,France)から、及び商標名Nonidet(登録商標)でShell Chemicalから市販されている。
プロピレンオキシドとプロピレングリコールとの縮合によって形成される、疎水性塩基と、エチレンオキシドとの縮合生成物も、本明細書での使用に好適である。これらの化合物の疎水性部分は、好ましくは1500〜1800の分子量を有し、非水溶性を呈する。この疎水性部分へのポリオキシエチレン部分の付加は、分子の水溶性を全体として増加させる傾向にあり、製品の液体性は、ポリオキシエチレン含有率が、縮合生成物の総重量の約50%であり、約40モルまでのエチレンオキシドの縮合に相当する点まで保持される。この種の化合物の例としては、BASFにより市販されている、あるPluronic(登録商標)界面活性剤が挙げられる。化学的には、このような界面活性剤は、構造(EO)x(PO)y(EO)z又は(PO)x(EO)y(PO)z(式中、x、y、及びzは1〜100、好ましくは3〜50である)を有する。良好な湿潤性界面活性剤であることが知られているPluronic(登録商標)界面活性剤がより好ましい。Pluronic(登録商標)界面活性剤、及び湿潤特性を含むその特性の記述は、BASFから入手可能な、表題「BASF Performance Chemicals Plutonic(登録商標)& Tetronic(登録商標)Surfactants」のパンフレットに見出すことができる。
好ましくはないが、他の好適な非イオン性界面活性剤としては、アルキルフェノールとエチレンオキシドとのポリエチレンオキシド縮合物、例えば、6〜12個の炭素原子を直鎖又は分岐鎖構造のいずれかで含有するアルキル基を有するアルキルフェノールの縮合生成物であって、エチレンオキシドがアルキルフェノール1モル当たり5〜25モルに等しい量で存在するものが挙げられる。このような化合物中のアルキル置換基は、オリゴマー化プロピレン、ジイソブチレン、又はイソ−オクタンn−オクタン、イソ−ノナン又はn−ノナンの他の供給源から誘導可能である。使用可能な他の非イオン性界面活性剤としては、糖のような天然供給源由来のものが挙げられ、更にC8〜C16 N−アルキルグルコースアミド界面活性剤が挙げられる。
本明細書での使用に好適なアニオン性界面活性剤は、当業者には周知の、全てのアニオン性界面活性剤である。好ましくは、本明細書中での使用のためのアニオン性界面活性剤としては、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルアルコキシル化硫酸塩、C6〜C20アルキルアルコキシル化線状又は分岐ジフェニルオキシドジスルホン酸塩、又はこれらの混合物が挙げられる。
本明細書での使用に好適なアルキルスルホン酸塩には、式RSO3M(式中、RはC6〜C20の直鎖又は分岐の飽和又は不飽和アルキル基、好ましくはC8〜C18アルキル基、及びより好ましくはC10〜C16アルキル基であり、MはHあるいは、例えばアルカリ金属カチオン(例えばナトリウム、カリウム、リチウム)又はアンモニウム若しくは置換アンモニウム(例えばメチル−、ジメチル−、及びトリメチルアンモニウムカチオン及び四級アンモニウムカチオン、例えばテトラメチル−アンモニウム及びジメチルピペリジニウムカチオン、並びにエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、及びこれらの混合物のようなアルキルアミンから誘導される四級アンモニウムカチオンなど)といったカチオンである)の水溶性塩又は酸が挙げられる。
本明細書での使用に関して好適なアルキルアリールスルホネートとしては、式RSO3Mの、水溶性の塩又は酸が挙げられ、式中、Rは、C6〜C20直鎖又は分枝鎖、飽和又は不飽和のアルキル基、好ましくはC8〜C18アルキル基、より好ましくはC10〜C16アルキル基によって置換された、アリール、好ましくはベンジルであり、Mは、H、あるいはカチオン、例えばアルカリ金属カチオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウムなど)又はアンモニウム若しくは置換アンモニウム(例えば、メチル−、ジメチル−、及びトリメチルアンモニウムカチオン、並びにテトラメチル−アンモニウム及びジメチルピペリジニウムカチオンなどの第四級アンモニウムカチオン、並びにエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミンなどのアルキルアミンから誘導される第四級アンモニウムカチオン、並びにこれらの混合物など)である。
14〜C16アルキルスルホン酸塩の例は、Hoechstから入手可能なHostapur(登録商標)SASである。市販のアルキルアリールスルホネートの一例は、Su.Ma.製のラウリルアリールスルホネートである。特に好ましいアルキルアリールスルホネートは、Albright&Wilsonより入手可能な、商標名Nansa(登録商標)で市販の、アルキルベンゼンスルホネートである。
本明細書での使用に好適なアルキル硫酸塩界面活性剤は、式R1SO4M(式中、R1は、6〜20個の炭素原子を含有する線状又は分岐のアルキルラジカル、及びアルキル基中に6〜18個の炭素原子を含有するアルキルフェニルラジカルからなる群から選択される、炭化水素基を表す)に従う。Mは、H又は例えばアルカリ金属カチオン(例えばナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウムなど)又はアンモニウム若しくは置換アンモニウム(例えばメチル−、ジメチル−、及びトリメチルアンモニウムカチオン及び第四級アンモニウムカチオン、例えばテトラメチル−アンモニウム及びジメチルピペリジニウムカチオン、及びエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、及びこれらの混合物などのアルキルアミンから誘導される四級アンモニウムカチオンなど等)といったカチオンである。
本明細書で使用される特に好ましい分岐アルキル硫酸塩は、Isalchem 123AS(登録商標)のように10〜14個の全炭素原子を含有するものである。Enichemから市販されているIsalchem 123AS(登録商標)は、94%分岐した、C12〜13界面活性剤である。この材料は、CH3−(CH2m−CH(CH2OSO3Na)−(CH2n−CH3(式中、n+m=8〜9である)と記述可能である。また、好ましいアルキル硫酸塩は、アルキル鎖が計12個の炭素原子を含むアルキル硫酸塩、すなわち、硫酸2−ブチルオクチルナトリウムである。このようなアルキル硫酸塩は、商品名Isofol(登録商標)12SでCondeaから市販されている。特に好適な線状アルキルスルホン酸塩としては、Hoechstから市販されているHostapur(登録商標)SASのようなC12〜C16パラフィンスルホン酸塩が挙げられる。
本明細書での使用に好適なアルキルアルコキシル化硫酸塩界面活性剤は、式RO(A)mSO3M(式中、RはC6〜C20アルキル成分を有する未置換のC6〜C20アルキル又はアルキルヒドロキシアルキル基であり、好ましくはC12〜C20アルキル又はヒドロキシアルキル、より好ましくはC12〜C18アルキル若しくはヒドロキシアルキルであり、Aはエトキシ又はプロポキシ単位であり、mは0超であり、典型的には0.5〜6であり、より好ましくは0.5〜3であり、MはH又は例えば金属カチオン(例えばナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウムなど)、アンモニウム若しくは置換アンモニウムカチオンであることができるカチオンである)に従う。アルキルエトキシル化サルフェート並びにアルキルプロポキシル化サルフェートを、本明細書において考察する。置換アンモニウムカチオンの具体例としては、メチル−、ジメチル−、トリメチル−アンモニウム、及びテトラメチルアンモニウム、ジメチルピペリジニウムなどの第四級アンモニウムカチオン、並びにエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミンなどのアルカノールアミンから誘導されるカチオン、並びにこれらの混合物などが挙げられる。代表的な界面活性剤は、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(1.0)硫酸塩(C12〜C18E(1.0)SM)、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(2.25)硫酸塩(C12〜C18E(2.25)SM)、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(3.0)硫酸塩(C12〜C18E(3.0)SM)、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(4.0)硫酸塩(C12〜C18E(4.0)SM)であり、式中、Mは便宜的にナトリウム及びカリウムから選択される。
本明細書での使用に好適なC6〜C20アルキルアルコキシル化直鎖又は分枝鎖ジフェニルオキシドジスルホネート界面活性剤は、次式によるものである。
Figure 0006006306
式中、Rは、C6〜C20直鎖又は分枝鎖、飽和又は不飽和のアルキル基、好ましくはC12〜C18アルキル基、より好ましくはC14〜C16アルキル基であり、X+は、H、又はカチオン、例えば、アルカリ金属カチオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウムなど)である。本明細書で使用される特に好適なC6〜C20アルキルアルコキシル化直鎖又は分枝鎖ジフェニルオキシドジスルホネート界面活性剤は、C12分枝鎖ジフェニルオキシドジスルホン酸、及びC16直鎖ジフェニルオキシドジスルホン酸ナトリウム塩であり、DOWにより、それぞれ商品名Dowfax 2A1(登録商標)及びDowfax 8390(登録商標)で市販されている。
本明細書で有用な他のアニオン性界面活性剤としては、石鹸の塩(例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、並びにモノ−、ジ−、及びトリエタノールアミン塩などの置換アンモニウム塩が挙げられる)、C8〜C24オレフィンスルホネート、例えば英国特許明細書第1,082,179号に記載されるようなクエン酸アルカリ土類金属の熱分解生成物のスルホン化によって調製されるスルホン化ポリカルボン酸、C8〜C24アルキルポリグリコールエーテルサルフェート(最大10モルのエチレンオキシドを含有する);C14〜C16メチルエステルスルホネートなどのアルキルエステルスルホネート;アシルグリセロールスルホネート、脂肪族オレイルグリセロールサルフェート、アルキルフェノールエチレンオキシドエーテルサルフェート、アルキルホスフェート、アシルイセチオネートなどのイセチオネート、N−アシルタウレート、アルキルサクシナメート及びスルホサクシネート、スルホサクシネートのモノエステル(特に飽和及び不飽和C12〜C18モノエステル)、スルホサクシネートのジエステル(特に飽和及び不飽和C6〜C14ジエステル)、アシルサルコシネート、アルキルポリグルコシドのサルフェートなどのアルキル多糖類のサルフェート(後述の非イオン性非硫酸化化合物)、式RO(CH2CH2O)kCH2COO-+(式中、Rは、C8〜C22アルキルであり、kは、0〜10の整数であり、Mは、可溶性塩形成カチオンである)のものなどのアルキルポリエトキシカルボキシレートが挙げられる。ロジン、水素添加ロジン、並びにトール油中に存在するか又はトール油から誘導される樹脂酸及び水素添加樹脂酸などの、樹脂酸及び水素添加樹脂酸もまた好適である。更なる例は、「Surface Active Agents and Detergents」(Vol.I and II,Schwartz,Perry and Berch)に見られる。そのような種々の界面活性剤はまた、米国特許第3,929,678号(Laughlinら、1975年12月30日発行)の第23欄58行目〜第29欄23行目にも概括的に開示されている。
双性イオン性界面活性剤は、本発明の文脈内の好ましい界面活性剤の別な類である。
双極性界面活性剤は、幅広いpH範囲にわたって、同一分子上にカチオン性基とアニオン性基との両方を含有する。典型的なカチオン性基は、第四級アンモニウム基であるが、スルホニウム基及びホスホニウム基のような、他の陽性荷電基を使用することもできる。硫酸塩、リン酸塩などの他の基も使用できるが、典型的なアニオン基は、カルボン酸及びスルホン酸であり、好ましくはスルホン酸である。これらの洗剤の、一部の一般的な例は、米国特許第2,082,275号、同第2,702,279号、及び同第2,255,082号の特許文献で説明されている。
双極性界面活性剤の具体例は、McIntyre Company(24601 Governors Highway,University Park,Illinois 60466,USA)より、商標名Mackam LHS(登録商標)で入手可能な、3−(N−ドデシル−N,N−ジメチル)−2−ヒドロキシプロパン−1−スルホネート(ラウリルヒドロキシルスルタイン)である。別の具体的な双極性界面活性剤は、McIntyreより、商標名Mackam 50−SB(登録商標)で入手可能な、C12〜14アシルアミドプロピレン(ヒドロキシプロピレン)スルホベタインである。他のきわめて有用な双極性界面活性剤としては、ヒドロカルビル、例えば、脂肪族アルキレンベタインが挙げられる。きわめて好ましい双性イオン性界面活性剤は、Albright & Wilsonにより製造されている、Empigen BB(登録商標)、ココジメチルベタインである。別の同等に好ましい双性イオン性界面活性剤は、McIntyreにより製造されている、Mackam 35HP(登録商標)、ココアミドプロピルベタインである。
別の類の好ましい界面活性剤は、両性界面活性剤からなる群を含む。1つの好適な両性界面活性剤は、C8〜C16アミドアルキレングリシネート界面活性剤(「アンフォグリシネート」)である。別の好適な両性界面活性剤は、C8〜C16アミドアルキレンプロピオネート界面活性剤(「アンフォプロピオネート」)である。他の好適な両性界面活性剤は、ドデシルβ−アラニン、N−アルキルタウリン(例えば、米国特許第2,658,072号の教示に従い、ドデシルアミンとイセチオン酸ナトリウムとを反応させることにより調製されるもの)、N−高級アルキルアスパラギン酸(例えば、米国特許第2,438,091号の教示に従い、調製されるもの)、及び商標名「Miranol(登録商標)」として販売され、米国特許第2,528,378号に記載されている製品のような界面活性剤により表される。
キレート剤
本明細書での使用のための1つの類の任意の化合物としては、キレート剤又はこれらの混合物が挙げられる。キレート剤は、本明細書の組成物中に組成物全体の0.0重量%〜10.0重量%、好ましくは0.01重量%〜約5.0重量%の範囲の量で組み込み可能である。
本明細書における使用に好適なホスホン酸塩キレート剤としては、アルカリ金属エタン1−ヒドロキシジホスホン酸塩(HEDP)、アルキレンポリ(アルキレンホスホン酸塩)、並びにアミノアミノトリ(メチレンホスホン酸塩)(ATMP)、ニトリロトリメチレンホスホン酸塩(NTP)、エチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸塩、及びジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸塩(DTPMP)を包含するアミノホスホン酸塩化合物を挙げることができる。ホスホン酸塩化合物は、その酸型として、又は酸性官能基の一部若しくはすべてを元に、異なるカチオンとの塩として存在してよい。本明細書で用いるのに好ましいホスホン酸塩キレート剤は、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸塩(DTPMP)及びエタン1−ヒドロキシジホスホン酸塩(HEDP)である。このようなホスホン酸塩キレート剤は、Monsantoから商品名DEQUEST(登録商標)で市販されている。
多官能性置換芳香族キレート剤もまた、本明細書に記載の組成物において有用であり得る。米国特許第3,812,044号(Connorら、1974年5月21日発行)を参照のこと。この種の酸型の好ましい化合物は、1,2−ジヒドロキシ−3,5−ジスルホベンゼンなどのジヒドロキシジスルホベンゼンである。
本明細書で用いるのに好ましい生分解性キレート剤は、エチレンジアミンN,N’−二コハク酸、又はそのアルカリ金属塩、若しくはアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩若しくは置換アンモニウム塩、又はこれらの混合物である。エチレンジアミンN,N’−二コハク酸、特に(S,S)異性体については、米国特許第4,704,233号(Hartman及びPerkins、1987年11月3日)に広く記載されている。エチレンジアミンN,N’−二コハク酸は、例えば、Palmer Research Laboratoriesより、商品名ssEDDS(登録商標)で市販されている。
本明細書での使用に好適なアミノカルボキシレートとしては、酸形態、又はアルカリ金属塩、アンモニウム塩、及び置換アンモニウム塩の形態の両方での、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、ニトリロ三酢酸、エチレンジアミンテトラプロピオネート、トリエチレンテトラアミン六酢酸、エタノール−ジグリシン、プロピレンジアミン四酢酸(PDTA)、及びメチルグリシン二酢酸(MGDA)が挙げられる。本明細書で使用される特に好適なアミノカルボキシレートは、ジエチレントリアミン五酢酸、例えばBASFより商標名Trilon FS(登録商標)で市販されているプロピレンジアミン四酢酸(PDTA)、及びメチルグリシン二酢酸(MGDA)である。
更に、本発明での使用のためのカルボキシレートキレート剤としては、サリチル酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン、マロン酸、又はこれらの混合物が挙げられる。
ラジカルスカベンジャー
本発明の組成物は更に、ラジカルスカベンジャー又はその混合物を含んでもよい。
本明細書における使用に適したラジカルスカベンジャーとしては、周知の置換モノ及びジヒドロキシベンゼン並びにそれらの類似体、アルキル及びアリールカルボキシレート並びにそれらの混合物が挙げられる。本明細書における使用に好ましいこのようなラジカルスカベンジャーとしては、ジ−tert−ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ヒドロキノン、ジ−tert−ブチルヒドロキノン、モノ−tert−ブチルヒドロキノン、tert−ブチル−ヒドロキシアニソール、安息香酸、トルイル酸、カテコール、t−ブチルカテコール、ベンジルアミン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、没食子酸n−プロピル、又はこれらの混合物が挙げられ、ジ−tert−ブチルヒドロキシトルエンがきわめて好ましい。没食子酸N−プロピルのようなラジカル掃去剤は、Nipa Laboratoriesから商標名Nipanox S1(登録商標)で市販されている。
ラジカル掃去剤は、使用される場合、本明細書中では典型的に組成物全体の10重量%まで、好ましくは0.001重量%〜0.5重量%の量で存在してもよい。ラジカルスカベンジャーの存在は、本発明の組成物の化学的安定性に貢献し得る。
香料
本明細書での使用に好適な香料化合物及び香料組成物は、例えば、欧州特許出願第0 957 156号の、13ページの表題「Perfume」の項に記載されているものである。本明細書の組成物は、香料成分、又はその混合物を、組成物全体の最大5.0重量%の量で、好ましくは0.1重量%〜1.5重量%の量で含み得る。
染料
本発明による液体組成物は、着色することができる。したがって、それらの組成物は、染料、又はその混合物を含み得る。
組成物の送達形状
本明細書での組成物は、液体組成物を注ぐためのプラスチック瓶、搾り出し式瓶又は液体組成物をスプレーするための引き金式噴霧器を備えた瓶など、当該技術分野では既知の様々な好適なパッケージングに包装され得る。あるいは、本発明によるペースト様組成物は、チューブに包装してもよい。
本明細書での代替的な実施形態では、本明細書の液体組成物は基材に含浸され、好ましくは、この基材は、スポンジなどの材料の可撓性で薄いシート又はブロックの形態である。
好適な基材は、織製シート又は不織シート、セルロース材料をベースとしたシート、オープンセル構造のスポンジ又は発泡体、例えば、ポリウレタン発泡体、セルロース発泡体、メラミン樹脂発泡体などである。
表面のクリーニング方法
本発明は、表面を本発明による液体組成物によりクリーニング及び/又はクレンジングする方法を包含する。本明細書中の好適な表面は、見出し「液体クリーニング/クレンジング組成物」で本明細書では上述されている。
好ましい実施形態では、上記表面は本発明による組成物と接触され、好ましくはその場合、上記組成物は上記表面に塗布される。
別の好ましい実施形態では、本発明中の方法は、上記液体組成物を入れた容器から本発明による液体組成物を(例えば、スプレーする、注ぐ、搾り出すことにより)分注し、その後、上記表面をクリーニング及び/又はクレンジングする工程を含む。
本明細書での組成物は、未希釈の形又は希釈された形のものであってもよい。
「未希釈の形」により、上記液体組成物が、いかなる希釈も受けずに処理対象の表面上に直接塗布されること、すなわち、本明細書での液体組成物が、本明細書で述べられるように表面上に塗布されるということを理解すべきである。
「希釈された形」により、本明細書では、上記液体組成物を典型的には水によりユーザーが希釈することを意味する。液体組成物は水の重量の10倍までの典型的な希釈レベルまで使用前に希釈される。通常の推奨希釈レベルは水中での組成物の10%希釈である。
本明細書での組成物は、本明細書中の希釈された又は未希釈の組成物中に浸けた、モップ、ペーパータオル、ブラシ(例えば、歯ブラシ)又は布などの適切な道具を用いて塗布してもよい。更には、上記表面上に塗布したならば、適切な器具を用いて上記組成物を上記表面上で揺動してもよい。実際、モップ、ペーパータオル、ブラシ又は布を用いて、上記表面を拭いてもよい。
本明細書中の方法は、好ましくは上記組成物の塗布後、すすぎ工程を追加的に含んでもよい。本明細書では「すすぐ」により、本明細書の液体組成物を上記表面に塗布する工程の後、本発明に従う方法によりクリーニング/クレンジングされる表面と、相当量の適切な溶媒、典型的には水とを接触させることを意味する。「相当量」とは、本明細書では、1m2の表面当たり、0.01リットル〜1リットルの水、より好ましくは、1m2の表面当たり、0.1リットル〜1リットルの水を意味する。
本発明のきわめて好ましい実施形態では、クリーニング/クレンジングの方法は、家庭用硬質表面を本発明による液体組成物でクリーニングする方法である。
クリーニング有効性
クリーニング有効性試験方法:
家で見られる一般的な汚れでセラミックタイル(典型的には光沢のある白色のセラミック、24cm×7cm)を被覆する。次いで、水で予め濡らしたSpontex(登録商標)セルローススポンジ上に直接注いだ、5mLの本発明の組成物を用いて、汚れたタイルをクリーニングする。次に、粒子組成物被覆面がタイルに向くようにスポンジをWet Abrasion Scrub Tester Instrument(Sheen Instruments Ltd.(Kingston,England)製など)に取り付ける。磨耗試験機は、圧(例えば:600g)を供給し、設定速度(例えば:37ストローク/分)にて、設定ストローク長さ(例えば:30cm)でスポンジが試験表面上を移動するよう、設定することができる。表面を完全に清浄にするのに必要とされるストローク数を、視覚評価により測定し、これを基に、組成物が持つ脂肪性石鹸カス除去能を測定する。ストローク数が少なくなる程、組成物が持つ脂肪性石鹸カスのクリーニング能力は高くなる。
以下のクリーニングデータは、1%の研磨剤粒子を使用することで達成される。
Figure 0006006306
a0.3gの、主にステアリン酸カルシウム及び市販の人工的な身体の汚れをベースとする、典型的なグリース状石鹸かす(噴霧器を介してタイルに適用する)。次いで、汚れたタイルを、140℃の温度のオーブン内で、10〜45分間、好ましくは40分間乾燥させ、次いで、室温(約20℃)で、制御された環境湿度(60〜85% RH、好ましくは75% RH)で、2〜12時間エージングする。
*及び**は、発泡体形成に使用された発泡剤である。
以下のこれらの組成物は、記載される成分を、記載される比率(重量%)で含んで作製された。本明細書での実施例1〜37は、本発明を例示するように適合されるが、必ずしも、本発明の範囲を限定するか、又は別の方法で規定するために使用されるものではない。
以下の実施例で使用される研磨剤粒子を、硬質生分解性PLA発泡体(制御された発泡体構造、例えば、発泡体密度、セルサイズ、壁体アスペクト比、及びセルサイズ含有%)から、グラインド加工した。
Figure 0006006306
Figure 0006006306
Figure 0006006306
Figure 0006006306
Figure 0006006306
Figure 0006006306
Figure 0006006306
Figure 0006006306
Zeodent 119、109及び165は、J.M.Huber Corporationにより販売されている沈降性シリカ材料である。
Gantrezは、マレイン酸無水物又は酸及びメチルビニルエーテルのコポリマーである。
CMC 7M8SFは、ナトリウムカルボキシメチルセルロースである。
Poloxamerは、一級ヒドロキシル基末端の2官能性ブロックポリマーである。
Figure 0006006306
Figure 0006006306
Figure 0006006306
1 アクリルアミド(AM)及びTRIQUATのコポリマー、MW=1,000,000;CD=1.6meq./グラム;Rhodia
2 Jaguar C500、MW−500,000、CD=0.7、Rhodia
3 Mirapol 100S、31.5%活性、Rhodia
4 ジメチコン流体、Viscasil 330M;30ミクロン粒径;Momentive Silicones
本明細書に開示した寸法及び値は、記載された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に断らないかぎり、そのような寸法のそれぞれは、記載された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。

Claims (14)

  1. 生分解性研磨クリーニング粒子を含む液体クリーニング及び/又はクレンジング組成物であって、前記生分解性研磨クリーニング粒子は、生分解性ポリ乳酸を含み、前記生分解性研磨クリーニング粒子は、0.1〜0.6の平均円形度及び0.4〜0.9の平均ソリディティを有し、前記円形度はISO 9276−6に従って測定され、前記ソリディティはISO 9276−6に従って測定され、前記生分解性研磨クリーニング粒子は、ASTM6400試験法に従うと50%を超える生分解率を有する、液体クリーニング及び/又はクレンジング組成物。
  2. 前記生分解性ポリ乳酸が、L−ポリ乳酸、D−ポリ乳酸及びL/Dポリ乳酸及びこれらの混合物からなる群から得られる、請求項1に記載の液体クリーニング及び/又はクレンジング組成物。
  3. 前記生分解性ポリ乳酸が、前記ポリ乳酸の50重量%超のL−ポリ乳酸、80重量%超のL−ポリ乳酸、および90重量%超のL−ポリ乳酸、からなる群から選択される量のL−ポリ乳酸モノマーを含む、請求項1又は2に記載の液体クリーニング及び/又はクレンジング組成物。
  4. 前記生分解性研磨クリーニング粒子が、0.15〜0.35、および0.2〜0.35からなる群から選択される範囲の平均円形度を有し、前記円形度がISO 9276−6に従って測定される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体クリーニング及び/又はクレンジング組成物。
  5. 前記生分解性研磨クリーニング粒子が、0.5〜0.8、および0.55〜0.65からなる群から選択される範囲の平均ソリディティを有し、前記平均ソリディティがISO 9276−6に従って測定される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体クリーニング及び/又はクレンジング組成物。
  6. 前記生分解性研磨クリーニング粒子が、3〜50kg/mm2、4〜25kg/mm2、および5〜15kg/mm2からなる群から選択される範囲のHVビッカース硬さを有し、前記HVビッカース硬さが、ISO14577-1、ISO14577−2、ISO14577−3に従い、23℃で測定される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の液体クリーニング及び/又はクレンジング組成物。
  7. 前記生分解性研磨クリーニング粒子が、ISO 9276−6に従い、10〜1000μm、50〜500μm、100〜350μm、および150〜250μmからなる群から選択される範囲の面積相当直径により表される平均粒径を有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体クリーニング及び/又はクレンジング組成物。
  8. 前記組成物が、前記組成物の0.1重量%〜20重量%、0.3重量%〜10重量%、0.5重量%〜5重量%、および1重量%〜3重量%からなる群から選択される範囲の量の前記生分解性研磨クリーニング粒子を含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の液体クリーニング及び/又はクレンジング組成物。
  9. 前記生分解性研磨クリーニング粒子が、前記生分解性研磨クリーニング粒子の10重量%〜70重量%、前記生分解性研磨クリーニング粒子の20重量%〜60重量%、および前記生分解性研磨クリーニング粒子の40重量%〜50重量%からなる群から選択される範囲の量の充填剤を含み、前記充填剤がASTM6400試験法に従って生分解性である、請求項1〜のいずれか一項に記載の液体クリーニング及び/又はクレンジング組成物。
  10. 懸濁助剤を更に含み、前記懸濁助剤が、ポリカルボキシレートポリマー増粘剤;ヒドロキシル含有脂肪酸、脂肪酸エステル又は脂肪族せっけんワックス様材料;カルボキシメチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、スクシノグリカン及びキサンタンガム、ゲランガム、グアールガム、イナゴマメガム、トラガカントガム、スクシノグルカンガム、又はこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1〜のいずれか一項に記載の液体クリーニング及び/又はクレンジング組成物。
  11. 前記クリーニング組成物がクリーニング基材上に添着され、前記基材が紙若しくは不織布の、タオル若しくは拭き取り布、又はスポンジである、請求項1〜10のいずれか一項に記載の液体クリーニング及び/又はクレンジング組成物。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の液体クリーニング及び/又はクレンジング組成物により表面をクリーニング及び/又はクレンジングする方法であって、前記表面が前記組成物に接触され、前記組成物が前記表面上に塗布される、方法。
  13. 前記表面が、無生物表面であり、家庭用硬質表面、皿表面、皮革又は合成皮革を含む表面、及び自動車車両表面からなる群から選択される無生物表面である、請求項12に記載の方法。
  14. 前記表面が、生物表面であり、ヒト及び動物の毛髪、歯、歯肉、舌及び頬面などの口腔の硬組織及び軟組織表面からなる群から選択される生物表面である、請求項12に記載の方法。
JP2014517082A 2011-06-20 2012-06-19 液体クリーニング及び/又はクレンジング組成物 Expired - Fee Related JP6006306B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201161498776P 2011-06-20 2011-06-20
US61/498,776 2011-06-20
PCT/US2012/043112 WO2012177617A1 (en) 2011-06-20 2012-06-19 Liquid cleaning and/or cleansing composition

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014522888A JP2014522888A (ja) 2014-09-08
JP6006306B2 true JP6006306B2 (ja) 2016-10-12

Family

ID=46397653

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014517082A Expired - Fee Related JP6006306B2 (ja) 2011-06-20 2012-06-19 液体クリーニング及び/又はクレンジング組成物

Country Status (8)

Country Link
US (2) US8440603B2 (ja)
EP (2) EP2721134A1 (ja)
JP (1) JP6006306B2 (ja)
CN (1) CN103608445B (ja)
CA (1) CA2839953C (ja)
MX (1) MX338946B (ja)
RU (1) RU2566750C2 (ja)
WO (2) WO2012177615A1 (ja)

Families Citing this family (71)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5216483B2 (ja) 2008-08-26 2013-06-19 花王株式会社 プラスチックレンズ成形型用洗浄剤組成物
CN103619308A (zh) * 2011-06-20 2014-03-05 宝洁公司 包含成形研磨剂颗粒的个人护理组合物
CN103717726A (zh) * 2011-06-20 2014-04-09 宝洁公司 液体清洁和/或净化组合物
WO2013003830A2 (en) 2011-06-30 2013-01-03 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Abrasive articles including abrasive particles of silicon nitride
JP5802336B2 (ja) 2011-09-26 2015-10-28 サン−ゴバン セラミックス アンド プラスティクス,インコーポレイティド 研磨粒子材料を含む研磨製品、研磨粒子材料を使用する研磨布紙および形成方法
KR20140106713A (ko) 2011-12-30 2014-09-03 생-고뱅 세라믹스 앤드 플라스틱스, 인코포레이티드 형상화 연마입자 및 이의 형성방법
PL2797716T3 (pl) 2011-12-30 2021-07-05 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Kompozytowe ukształtowane cząstki ścierne i sposób ich formowania
US8840696B2 (en) 2012-01-10 2014-09-23 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Abrasive particles having particular shapes and methods of forming such particles
AU2013207946B2 (en) 2012-01-10 2016-07-07 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Abrasive particles having complex shapes and methods of forming same
IN2014DN10170A (ja) 2012-05-23 2015-08-21 Saint Gobain Ceramics
BR112014032152B1 (pt) 2012-06-29 2022-09-20 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc Partículas abrasivas tendo formatos particulares e artigos abrasivos
KR101736085B1 (ko) 2012-10-15 2017-05-16 생-고뱅 어브레이시브즈, 인코포레이티드 특정한 형태들을 가진 연마 입자들 및 이러한 입자들을 형성하는 방법들
KR101818946B1 (ko) 2012-12-31 2018-01-17 생-고뱅 세라믹스 앤드 플라스틱스, 인코포레이티드 미립자 소재 및 이의 형성방법
WO2014147255A1 (en) * 2013-03-22 2014-09-25 Lipotec S.A. Exopolysaccharide for the treatment and/or care of the skin, mucous membranes and/or nails
CN107685296B (zh) 2013-03-29 2020-03-06 圣戈班磨料磨具有限公司 具有特定形状的磨粒、形成这种粒子的方法及其用途
DE102013209896A1 (de) 2013-05-28 2014-12-04 Henkel Ag & Co. Kgaa Kosmetisches Hautpflegemittel
DE102013209893A1 (de) 2013-05-28 2014-12-04 Henkel Ag & Co. Kgaa Geschmacksoptimierte Mund- und Zahnpflege- und -reinigungsmittel
DE102013209897A1 (de) 2013-05-28 2014-12-04 Henkel Ag & Co. Kgaa Kosmetisches Hautpflegemittel
DE102013209892A1 (de) 2013-05-28 2014-12-04 Henkel Ag & Co. Kgaa Mund- und Zahnpflege- und -reinigungsmittel mit gesteigerter antibakterieller Wirkung
DE102013209898A1 (de) 2013-05-28 2014-12-04 Henkel Ag & Co. Kgaa Mund- und Zahnpflege- und -reinigungsmittel für sensitive Zähne
DE102013209899A1 (de) 2013-05-28 2014-12-04 Henkel Ag & Co. Kgaa Zahncreme mit verbesserter Fluoriddeposition
US20140352721A1 (en) * 2013-05-29 2014-12-04 The Procter & Gamble Company Liquid cleaning and/or cleansing composition
EP2808380A1 (en) * 2013-05-29 2014-12-03 The Procter & Gamble Company Liquid cleaning composition with abrasives
EP2808379A1 (en) * 2013-05-29 2014-12-03 The Procter & Gamble Company Liquid cleaning and/or cleansing composition
US20140352722A1 (en) * 2013-05-29 2014-12-04 The Procter & Gamble Company Liquid cleaning and/or cleansing composition
TW201502263A (zh) 2013-06-28 2015-01-16 Saint Gobain Ceramics 包含成形研磨粒子之研磨物品
AU2014324453B2 (en) 2013-09-30 2017-08-03 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Shaped abrasive particles and methods of forming same
MX2016008494A (es) 2013-12-31 2016-10-28 Saint Gobain Abrasives Inc Articulo abrasivo que incluye partículas abrasivas perfiladas.
US9771507B2 (en) 2014-01-31 2017-09-26 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Shaped abrasive particle including dopant material and method of forming same
CN106029174A (zh) * 2014-02-17 2016-10-12 宝洁公司 包含可生物降解的磨料颗粒的皮肤清洁组合物
WO2015160855A1 (en) 2014-04-14 2015-10-22 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Abrasive article including shaped abrasive particles
EP3131706B8 (en) 2014-04-14 2024-01-10 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Abrasive article including shaped abrasive particles
US9902045B2 (en) 2014-05-30 2018-02-27 Saint-Gobain Abrasives, Inc. Method of using an abrasive article including shaped abrasive particles
US20160000292A1 (en) * 2014-07-02 2016-01-07 The Procter & Gamble Company Nonwoven articles comprising abrasive particles
US20160000291A1 (en) * 2014-07-02 2016-01-07 The Procter & Gamble Company Nonwoven articles comprising abrasive particles
US9914864B2 (en) 2014-12-23 2018-03-13 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Shaped abrasive particles and method of forming same
US9707529B2 (en) 2014-12-23 2017-07-18 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Composite shaped abrasive particles and method of forming same
US9676981B2 (en) 2014-12-24 2017-06-13 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Shaped abrasive particle fractions and method of forming same
TWI634200B (zh) 2015-03-31 2018-09-01 聖高拜磨料有限公司 固定磨料物品及其形成方法
US10196551B2 (en) 2015-03-31 2019-02-05 Saint-Gobain Abrasives, Inc. Fixed abrasive articles and methods of forming same
EP3307483B1 (en) 2015-06-11 2020-06-17 Saint-Gobain Ceramics&Plastics, Inc. Abrasive article including shaped abrasive particles
US9895305B2 (en) 2015-08-12 2018-02-20 The Procter & Gamble Company Skin cleansing compositions comprising biodegradable abrasive particles
CN106893552A (zh) * 2015-12-17 2017-06-27 辽宁法库陶瓷工程技术研究中心 一种水性三合一汽车研磨剂及制备方法
US9717674B1 (en) 2016-04-06 2017-08-01 The Procter & Gamble Company Skin cleansing compositions comprising biodegradable abrasive particles
KR102243356B1 (ko) 2016-05-10 2021-04-23 생-고뱅 세라믹스 앤드 플라스틱스, 인코포레이티드 연마 입자 및 이의 형성 방법
US10059621B2 (en) 2016-05-27 2018-08-28 Corning Incorporated Magnetizable glass ceramic composition and methods thereof
US10751367B2 (en) 2016-05-27 2020-08-25 Corning Incorporated Bioactive glass microspheres
US10676713B2 (en) 2016-05-27 2020-06-09 Corning Incorporated Bioactive borophosphate glasses
US20170342383A1 (en) 2016-05-27 2017-11-30 Corning Incorporated Lithium disilicate glass-ceramic compositions and methods thereof
US10647962B2 (en) 2016-05-27 2020-05-12 Corning Incorporated Bioactive aluminoborate glasses
WO2018011127A1 (en) 2016-07-14 2018-01-18 Unilever N.V. A foaming cleansing composition for topical application
JP2018030784A (ja) * 2016-08-22 2018-03-01 沙奈美 古山 シュガースクラブの使用方法
EP4349896A2 (en) 2016-09-29 2024-04-10 Saint-Gobain Abrasives, Inc. Fixed abrasive articles and methods of forming same
US10806692B2 (en) 2016-10-03 2020-10-20 The Procter & Gamble Company Skin cleansing compositions comprising color stable abrasive particles
WO2018067954A1 (en) * 2016-10-06 2018-04-12 The Procter & Gamble Company Sponge for cleaning dish surfaces and method of manufacture
US10759024B2 (en) 2017-01-31 2020-09-01 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Abrasive article including shaped abrasive particles
US10563105B2 (en) 2017-01-31 2020-02-18 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Abrasive article including shaped abrasive particles
CN110719946B (zh) 2017-06-21 2022-07-15 圣戈本陶瓷及塑料股份有限公司 颗粒材料及其形成方法
CN111433165A (zh) 2017-11-28 2020-07-17 康宁股份有限公司 高液相线粘度生物活性玻璃
CN111417601A (zh) 2017-11-28 2020-07-14 康宁股份有限公司 化学强化的生物活性玻璃陶瓷
EP3717030A1 (en) 2017-11-28 2020-10-07 Corning Incorporated Bioactive glass compositions and dentin hypersensitivity remediation
EP3717428A1 (en) 2017-11-28 2020-10-07 Corning Incorporated Bioactive borate glass and methods thereof
GB201814181D0 (en) * 2018-08-31 2018-10-17 Xeros Ltd Method of treating a substrate
KR20220120669A (ko) * 2019-12-27 2022-08-30 세인트-고바인 세라믹스 앤드 플라스틱스, 인크. 연마 물품 및 이의 형성 방법
WO2021133901A1 (en) 2019-12-27 2021-07-01 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Abrasive articles and methods of forming same
ES1258595Y (es) 2020-09-28 2021-03-12 Laboratorios Vinfer S A Formulacion de limpieza acida
ES1258594Y (es) 2020-09-28 2021-03-12 Laboratorios Vinfer S A Formulacion de limpieza alcalina
ES1258775Y (es) 2020-09-28 2021-03-22 Laboratorios Vinfer S A Formulacion de limpieza neutra
CN114010535B (zh) * 2021-10-26 2023-11-28 泰世德(北京)医药科技有限公司 一种可降解的牙齿美白材料及其制备和应用
CN114010536B (zh) * 2021-11-06 2024-03-15 周敏 口腔护理组合物及其制备方法
CN113975195A (zh) * 2021-11-06 2022-01-28 梁红利 用于牙齿的生物可降清洗剂

Family Cites Families (149)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2702279A (en) 1955-02-15 Detergent compositions having
US1621906A (en) 1925-08-10 1927-03-22 Schless Robert Cleansing compound
US2084632A (en) 1933-04-25 1937-06-22 Standard Ig Co Hydrogenated naphtha soap gels and method of making same
US2082275A (en) 1934-04-26 1937-06-01 Gen Aniline Works Inc Substituted betaines
US2255082A (en) 1938-01-17 1941-09-09 Gen Aniline & Film Corp Capillary active compounds and process of preparing them
US2305434A (en) 1941-03-31 1942-12-15 Le Febure Corp Sheet retaining means
US2438091A (en) 1943-09-06 1948-03-16 American Cyanamid Co Aspartic acid esters and their preparation
US2528378A (en) 1947-09-20 1950-10-31 John J Mccabe Jr Metal salts of substituted quaternary hydroxy cycloimidinic acid metal alcoholates and process for preparation of same
US2658072A (en) 1951-05-17 1953-11-03 Monsanto Chemicals Process of preparing amine sulfonates and products obtained thereof
US3070510A (en) 1959-11-03 1962-12-25 Procter & Gamble Dentifrice containing resinous cleaning agents
GB1082179A (en) 1965-07-19 1967-09-06 Citrique Belge Nv Unsaturated carboxylic salt materials and derivatives thereof
US3812044A (en) 1970-12-28 1974-05-21 Procter & Gamble Detergent composition containing a polyfunctionally-substituted aromatic acid sequestering agent
CA995092A (en) 1972-07-03 1976-08-17 Rodney M. Wise Sulfated alkyl ethoxylate-containing detergent composition
JPS4987821A (ja) 1972-12-28 1974-08-22
ATA269873A (de) 1973-03-27 1975-07-15 Hoechst Austria Ges M B H Reinigungsmittel mit einem gehalt an teilchen aus einem synthetischen kunststoff
US4102992A (en) 1974-02-08 1978-07-25 Beecham Group Limited Dentifrice
GB1495549A (en) 1974-04-17 1977-12-21 Procter & Gamble Scouring compositions
DE2437090A1 (de) 1974-08-01 1976-02-19 Hoechst Ag Reinigungsmittel
US4051056A (en) 1974-09-09 1977-09-27 The Procter & Gamble Company Abrasive scouring compositions
US4025444A (en) 1975-08-18 1977-05-24 The Procter & Gamble Company Fabric softening agents
DE2732011C2 (de) 1977-07-15 1990-08-23 Vorwerk & Co Interholding Gmbh, 5600 Wuppertal Reinigungsmittel für textile Flächen auf der Basis von Harnstoff-Formaldehyd-Harzschaum
US4240919A (en) 1978-11-29 1980-12-23 S. C. Johnson & Son, Inc. Thixotropic abrasive liquid scouring composition
US4309316A (en) 1978-12-22 1982-01-05 Ciba-Geigy Corporation Process for the production of washing powders of stabilized or enhanced appearance which contain fluorescent whitening agents
US4298490A (en) 1978-12-22 1981-11-03 Ciba-Geigy Corporation Process for the production of washing powders of stabilized or enhanced appearance which contain fluorescent whitening agents
US4663069A (en) 1982-04-26 1987-05-05 The Procter & Gamble Company Light-duty liquid detergent and shampoo compositions
US4565647B1 (en) 1982-04-26 1994-04-05 Procter & Gamble Foaming surfactant compositions
US4481126A (en) 1982-07-26 1984-11-06 The Procter & Gamble Company No rinse liquid car cleaner with solid polymers
GB2126999A (en) 1982-08-28 1984-04-04 John Tingley Device for applying liquids
DE3380356D1 (en) 1982-09-01 1989-09-14 Unilever Nv Abrasive agglomerates for use in scouring cleaning compositions
NZ206330A (en) 1982-11-26 1986-05-09 Unilever Plc Pressure-sensitive,porous polymeric material
JPS59192526A (ja) 1983-04-18 1984-10-31 Mitsui Toatsu Chem Inc 熱可塑性樹脂成形物の製造方法
DE3465496D1 (en) 1983-04-19 1987-09-24 Procter & Gamble Liquid scouring cleansers containing solvent system
US4581385A (en) 1983-07-06 1986-04-08 Smith James A Carpet cleaning composition
JPS6051798A (ja) 1983-08-31 1985-03-23 ライオン株式会社 研磨材含有着色液体洗浄剤組成物
US4657692A (en) 1984-04-20 1987-04-14 The Clorox Company Thickened aqueous abrasive scouring cleanser
US4565644A (en) 1985-01-04 1986-01-21 Creative Products Resource Associates, Ltd. Floor cleaning and waxing composition
GB8519699D0 (en) 1985-08-06 1985-09-11 Procter & Gamble Scouring compositions
DE3545288A1 (de) 1985-12-20 1987-06-25 Vorwerk Co Interholding Fluessige reinigungssuspension
US4772425A (en) 1985-12-23 1988-09-20 Colgate-Palmolive Company Light duty liquid dishwashing composition containing abrasive
EG18543A (en) 1986-02-20 1993-07-30 Albright & Wilson Protected enzyme systems
US4704233A (en) 1986-11-10 1987-11-03 The Procter & Gamble Company Detergent compositions containing ethylenediamine-N,N'-disuccinic acid
US5898026A (en) 1989-09-22 1999-04-27 Colgate Palmolive Company Liquid crystal compositions
DE4009534A1 (de) 1990-03-24 1991-09-26 Henkel Kgaa Fluessiges handreinigungsmittel
DE4038076A1 (de) 1990-11-29 1992-06-04 Stockhausen Chem Fab Gmbh Abrasivum in kosmetischen produkten und verfahren zur herstellung und verwendung desselben
TW200604B (ja) 1991-09-17 1993-02-21 Philips Nv
US5776872A (en) 1992-03-25 1998-07-07 The Procter & Gamble Company Cleansing compositions technical field
US5883062A (en) 1993-09-14 1999-03-16 The Procter & Gamble Company Manual dishwashing compositions
US5776878A (en) 1994-01-13 1998-07-07 The Procter & Gamble Company Liquid detergent compositions containing brighteners and polymers for preventing fabric spotting
US5500451A (en) 1995-01-10 1996-03-19 The Procter & Gamble Company Use of polyglycerol aliphatic ether emulsifiers in making high internal phase emulsions that can be polymerized to provide absorbent foams
DE19504192A1 (de) 1995-02-09 1996-08-14 Henkel Ecolab Gmbh & Co Ohg Verdickende wäßrige Reinigungsmittel für harte Oberflächen
US6080707A (en) 1995-02-15 2000-06-27 The Procter & Gamble Company Crystalline hydroxy waxes as oil in water stabilizers for skin cleansing liquid composition
GB2305434B (en) 1995-09-19 1999-03-10 Reckitt & Colmann Sa Abrasive cleaning composition
KR0126719Y1 (ko) 1995-10-07 1998-10-01 김광호 전자렌지
US6225372B1 (en) 1995-12-29 2001-05-01 Ciba Speciality Chemicals Water Treatments, Limited Particles having a polymeric shell and their production
US6242405B1 (en) 1995-12-29 2001-06-05 Novo Nordisk A/S Enzyme-containing particles and liquid detergent concentrate
GB2311996A (en) 1996-04-12 1997-10-15 Reckitt & Colman Inc Hard surface scouring cleansers `
EG21623A (en) 1996-04-16 2001-12-31 Procter & Gamble Mid-chain branced surfactants
PH11997056158B1 (en) 1996-04-16 2001-10-15 Procter & Gamble Mid-chain branched primary alkyl sulphates as surfactants
EG22088A (en) 1996-04-16 2002-07-31 Procter & Gamble Alkoxylated sulfates
JPH1025239A (ja) 1996-07-09 1998-01-27 Nikka Chem Co Ltd 身体用洗浄剤組成物
GB9713804D0 (en) 1997-06-30 1997-09-03 Novo Nordisk As Particulate polymeric materials and their use
EP1001921B1 (en) 1997-07-21 2003-05-07 The Procter & Gamble Company Improved processes for making alkylbenzenesulfonate surfactants and products thereof
CA2297161C (en) 1997-07-21 2003-12-23 The Procter & Gamble Company Detergent compositions containing mixtures of crystallinity-disrupted surfactants
PH11998001775B1 (en) 1997-07-21 2004-02-11 Procter & Gamble Improved alkyl aryl sulfonate surfactants
WO1999005241A1 (en) 1997-07-21 1999-02-04 The Procter & Gamble Company Cleaning products comprising improved alkylarylsulfonate surfactants prepared via vinylidene olefins and processes for preparation thereof
HUP0002295A3 (en) 1997-07-21 2001-12-28 Procter & Gamble Improved alkylbenzenesulfonate surfactants
ZA986445B (en) 1997-07-21 1999-01-21 Procter & Gamble Processes for making alkylbenzenesulfonate surfactants from alcohols and products thereof
CN100339343C (zh) 1997-08-08 2007-09-26 普罗格特-甘布尔公司 经吸附分离用于制备表面活性剂的改进方法及其产物
IT1297013B1 (it) 1997-12-23 1999-08-03 Getters Spa Sistema getter per la purificazione dell'atmosfera di lavoro nei processi di deposizione fisica da vapore
DE19816664A1 (de) 1998-04-15 1999-10-21 Henkel Kgaa Mild abrasive Hautreinigungsmittel
EP0957156B1 (en) 1998-05-15 2005-04-20 The Procter & Gamble Company Liquid acidic hard surface cleaning composition
US6132212A (en) 1998-05-26 2000-10-17 Sintobrator, Ltd. Material and apparatus for removing dental caries
ES2260941T3 (es) 1998-10-20 2006-11-01 THE PROCTER & GAMBLE COMPANY Detergentes para la ropa que comprenden alquilbenceno sulfonatos modificados.
ID28751A (id) 1998-10-20 2001-06-28 Procter & Gamble Detergen pencuci yang mengandung alkilbenzena sulfonat termodifikasi
TW469534B (en) 1999-02-23 2001-12-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd Plasma processing method and apparatus
DE19935083A1 (de) 1999-07-29 2001-02-08 Benckiser Nv Reinigungsmittel für glaskeramische Oberflächen
US20020166832A1 (en) 1999-09-22 2002-11-14 The Procter & Gamble Company Hand-held container for predissolving a composition
CA2386654A1 (en) 1999-10-08 2001-04-19 The Procter & Gamble Company Apparatus and process for in-line preparation of hipes
WO2001031110A1 (en) 1999-10-25 2001-05-03 The Clorox Company Low odor, hard surface abrasive cleaner with enhanced soil removal
US6265363B1 (en) 1999-10-27 2001-07-24 Gojo Industries, Inc. Skin cleansing composition for removing ink
US6444716B1 (en) 2000-01-24 2002-09-03 The Procter & Gamble Company Foam materials and high internal phase emulsions made using oxidatively stable emulsifiers
DE10008816B4 (de) 2000-02-25 2004-02-05 Physioderm Gmbh & Co. Kg Abrasivum auf Basis von biologischem Material und Verfahren zu dessen Herstellung
DE10022077A1 (de) 2000-05-06 2001-11-08 Henkel Kgaa Kosmetisches Mittel enthaltend 2-Furanonderivate
US6439387B1 (en) 2000-07-20 2002-08-27 Air Fresh Inc. Liquid detergent container and dispensing
PL196482B1 (pl) * 2000-11-03 2008-01-31 Unilever Nv Kompozycja do czyszczenia twardych powierzchni
US20020173243A1 (en) 2001-04-05 2002-11-21 Costas Wesley D. Polishing composition having organic polymer particles
JP5133478B2 (ja) * 2001-06-12 2013-01-30 ユニチカ株式会社 生分解性ポリエステル樹脂微粒子の製造方法
DE10157541A1 (de) 2001-11-23 2003-06-12 Beiersdorf Ag Hautreinigungszubereitung
GB2384243A (en) 2002-01-17 2003-07-23 Reckitt Benckiser Inc Cleaners for hard surfaces
GB2385597B (en) 2002-02-21 2004-05-12 Reckitt Benckiser Inc Hard surface cleaning compositions
US6699963B2 (en) 2002-03-18 2004-03-02 The Procter & Gamble Company Grinding process for plastic material and compositions therefrom
US20030215417A1 (en) 2002-04-18 2003-11-20 The Procter & Gamble Company Malodor-controlling compositions comprising odor control agents and microcapsules containing an active material
JP2004026788A (ja) * 2002-05-08 2004-01-29 Asahi Kasei Chemicals Corp 身体清浄用化粧料
GB2393909A (en) 2002-10-12 2004-04-14 Reckitt Benckiser Inc Thickened, abrasive containing bleach
DE10248313A1 (de) * 2002-10-16 2004-05-06 Henkel Kgaa Transparentes abrasives Reinigungsmittel, insbesondere Handgeschirrspülmittel
US20050176614A1 (en) * 2002-10-16 2005-08-11 Heinz-Dieter Soldanski Transparent abrasive cleaning product, especially manual dishwashing liquid
US6924256B2 (en) 2002-11-08 2005-08-02 Unilever Home & Personal Care Usa Division Of Conopco, Inc. Liquid cleansing composition having simultaneous exfoliating and moisturizing properties
WO2004071483A1 (de) 2003-02-12 2004-08-26 Stockhausen Gmbh Verfahren zur herstellung eines kosmetischen abrasivums
US20040216388A1 (en) 2003-03-17 2004-11-04 Sharad Mathur Slurry compositions for use in a chemical-mechanical planarization process
EP1460125A1 (en) 2003-03-18 2004-09-22 Unilever Plc Abrasive hard surface cleaning compositions
US6767878B1 (en) 2003-07-23 2004-07-27 Colgate-Palmolive Company Light duty liquid cleaning composition with suspended solid particles
DE102004005404A1 (de) 2004-02-03 2005-08-25 Merck Patent Gmbh Verfahren zur Herstellung von Guanidinium-Salzen
US20050201965A1 (en) 2004-03-11 2005-09-15 The Procter & Gamble Company Personal cleansing compositions
JP2005296822A (ja) 2004-04-12 2005-10-27 Mock:Kk 研磨性粉粒体およびこれを含有する研磨性洗浄剤
DE102004026684A1 (de) 2004-05-28 2005-12-29 Stockhausen Gmbh Hautreinigungsmittel, insbesondere zur Entfernung von Druckfarben und/oder Tintenverschmutzungen
AU2004322084B2 (en) 2004-08-06 2009-11-26 Phb Industrial S/A Use of fatty alcohols as plasticizer to improve the physical-mechanical properties and processability of PHB and its co-polymers
DE102004038771A1 (de) 2004-08-09 2005-08-04 Henkel Kgaa Selbsterwärmende Hautreinigungszusammensetzung
US20060094635A1 (en) 2004-11-01 2006-05-04 Unilever Home & Personal Care Usa, Division Of Conopco, Inc. Aqueous cleansing composition with gel flakes
US20060142773A1 (en) 2004-12-29 2006-06-29 Depuy Mitek, Inc. Abrasive cutting system and method
KR20070096053A (ko) 2005-01-24 2007-10-01 바스프 악티엔게젤샤프트 표면 세정 방법
DE102005023801A1 (de) 2005-05-19 2006-11-23 Basf Ag Verfahren zur Reinigung von Oberflächen
ATE438330T1 (de) * 2005-02-07 2009-08-15 Procter & Gamble Scheuertuch zur behandlung einer fläche
CA2605432C (en) 2005-04-21 2011-04-12 Colgate-Palmolive Company Liquid detergent composition for suspending beads
EP1741811B1 (en) 2005-07-07 2007-08-22 Rohm and Haas Company Fiber containing an antimicrobial composition
GB0516761D0 (en) 2005-08-16 2005-09-21 Eastman Kodak Co Particulate polymeric material
JP2007077311A (ja) 2005-09-15 2007-03-29 Asahi Kasei Chemicals Corp 高洗浄力の研磨材含有洗浄剤
DE102005054976A1 (de) 2005-11-16 2007-05-31 Stockhausen Gmbh Verfahren zur Herstellung eines kosmetischen Abrasivums
US20070138671A1 (en) 2005-12-15 2007-06-21 Anastasiou Theodore J Encapsulated active material with reduced formaldehyde potential
JP5093834B2 (ja) * 2006-01-27 2012-12-12 旭化成ケミカルズ株式会社 生分解性樹脂粉体及びその製造方法
US20070191256A1 (en) 2006-02-10 2007-08-16 Fossum Renae D Fabric care compositions comprising formaldehyde scavengers
BRPI0600784A (pt) 2006-02-24 2007-11-20 Phb Ind Sa composição para preparo de espuma a base de poliuretano biodegradável e espuma de poliuretano biodegradável
DE102006016636A1 (de) 2006-04-08 2007-10-18 Bayer Materialscience Ag Polyurethan-Schäume für die Wundbehandlung
WO2007138054A1 (en) 2006-05-31 2007-12-06 The Procter & Gamble Company Cleaning compositions with amphiphilic graft polymers based on polyalkylene oxides and vinyl esters
KR20090038897A (ko) 2006-07-12 2009-04-21 바스프 에스이 아미노플라스틱 기재 개방 셀 발포체의 절단 방법 및 박편 또는 입자의 제조 방법
US9045716B2 (en) 2006-11-08 2015-06-02 Cp Kelco U.S., Inc. Surfactant thickened systems comprising microfibrous cellulose and methods of making same
WO2008109270A1 (en) 2007-03-06 2008-09-12 Arkema France Abrasive formulation containing organic polymer particles
PL1975225T3 (pl) 2007-03-20 2014-09-30 Procter & Gamble Sposób prania oczyszczającego oraz czyszczenia twardych powierzchni
JP2009160717A (ja) 2008-01-10 2009-07-23 Unitica Fibers Ltd 研磨材
US7994111B2 (en) 2008-02-15 2011-08-09 The Procter & Gamble Company Liquid detergent composition comprising an external structuring system comprising a bacterial cellulose network
ES2817544T3 (es) 2008-05-06 2021-04-07 Cj Cheiljedang Corp Mezclas de poliéster biodegradables
DE102008026051A1 (de) 2008-05-30 2009-12-03 Evonik Stockhausen Gmbh Haut- und Handreinigungsmittel
US7700530B2 (en) 2008-06-30 2010-04-20 Kimberly Clark Worldwide, Inc. Polysensorial personal care cleanser comprising a quaternary silicone surfactant
AU2009295999B2 (en) 2008-09-29 2013-12-19 Basf Se Biodegradable polymer mixture
EP2328999A1 (en) 2008-09-30 2011-06-08 The Procter & Gamble Company Liquid hard surface cleaning composition
EP2328998A1 (en) 2008-09-30 2011-06-08 The Procter & Gamble Company Liquid hard surface cleaning composition
ES2582573T3 (es) 2008-09-30 2016-09-13 The Procter & Gamble Company Composiciones limpiadoras líquidas de superficies duras
PL2391699T3 (pl) 2009-02-02 2014-11-28 Procter & Gamble Płynna kompozycja detergentu do ręcznego mycia naczyń
US8097574B2 (en) 2009-08-14 2012-01-17 The Gillette Company Personal cleansing compositions comprising a bacterial cellulose network and cationic polymer
DE102009046272A1 (de) 2009-11-02 2011-05-05 Evonik Stockhausen Gmbh Reibmittel auf natürlicher Rohstoffbasis mit die Rheologie verbessernden Eigenschaften
WO2011087748A1 (en) 2009-12-22 2011-07-21 The Procter & Gamble Company Liquid cleaning and/or cleansing composition
ES2444618T3 (es) 2009-12-22 2014-02-26 The Procter & Gamble Company Composición limpiadora y/o de lavado líquida
CA2796952C (en) 2010-04-21 2015-11-24 The Procter & Gamble Company Liquid cleaning and/or cleansing composition
WO2011133438A1 (en) 2010-04-21 2011-10-27 The Procter & Gamble Company Liquid cleaning and/or cleansing composition
US8968787B2 (en) * 2010-05-24 2015-03-03 Micro Powders, Inc. Composition comprising biodegradable polymers for use in a cosmetic composition
US20120066851A1 (en) 2010-09-21 2012-03-22 Denis Alfred Gonzales Liquid cleaning composition
EP2431453B1 (en) 2010-09-21 2019-06-19 The Procter & Gamble Company Liquid cleaning and/or cleansing composition
EP2431452B1 (en) 2010-09-21 2015-07-08 The Procter & Gamble Company Liquid cleaning composition
WO2012040141A1 (en) 2010-09-21 2012-03-29 The Procter & Gamble Company Liquid cleaning composition
EP2431451A1 (en) 2010-09-21 2012-03-21 The Procter & Gamble Company Liquid detergent composition with abrasive particles

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014522888A (ja) 2014-09-08
EP2721134A1 (en) 2014-04-23
RU2013156988A (ru) 2015-08-10
WO2012177615A1 (en) 2012-12-27
WO2012177617A1 (en) 2012-12-27
CN103608445A (zh) 2014-02-26
RU2566750C2 (ru) 2015-10-27
CA2839953A1 (en) 2012-12-27
MX2013014785A (es) 2014-01-20
CN103608445B (zh) 2016-04-27
EP2721133A1 (en) 2014-04-23
MX338946B (es) 2016-05-05
US8703685B2 (en) 2014-04-22
US20120317735A1 (en) 2012-12-20
US8440603B2 (en) 2013-05-14
US20120321680A1 (en) 2012-12-20
CA2839953C (en) 2017-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6006306B2 (ja) 液体クリーニング及び/又はクレンジング組成物
JP5658275B2 (ja) 液体クリーニング及び/又はクレンジング組成物
JP2014520198A (ja) 液体クリーニング及び/又はクレンジング組成物
US8852643B2 (en) Liquid cleaning and/or cleansing composition
JP5824035B2 (ja) 液体クリーニング及び/又はクレンジング組成物
JP5902669B2 (ja) 液体クリーニング及び/又はクレンジング組成物
RU2622389C1 (ru) Жидкая композиция для чистки и/или глубокой очистки
JP5864584B2 (ja) 液体洗浄組成物
JP5559893B2 (ja) 液体クリーニング及び/又はクレンジング組成物
US20120321568A1 (en) Liquid cleaning and/or cleansing composition

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141118

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150216

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150317

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150417

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151124

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20160224

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20160324

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20160422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160908

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6006306

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees