JPH11241100A

JPH11241100A - ドラム式洗濯機用洗浄剤組成物

Info

Publication number: JPH11241100A
Application number: JP27899398A
Authority: JP
Inventors: Yukihiro Kaneko; 行裕金子; Motohiro Kageyama; 元裕景山; Takashi Kishino; 隆岸野; Takamitsu Tamura; 隆光田村
Original assignee: Lion Corp
Current assignee: Lion Corp
Priority date: 1997-12-27
Filing date: 1998-09-30
Publication date: 1999-09-07

Abstract

(57)【要約】【課題】アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫
酸塩、α−スルホ脂肪酸メチルエステル塩、α−オレフ
ィンスルホン酸塩等の汎用活性剤を用いた洗浄溶液に対
しても十分な消泡効果を有する粉末状消泡剤又はそれを
含むコンパウンド型消泡剤を含有するドラム式洗濯機用
洗浄剤組成物を提供する。【解決手段】水に対する接触角が９０度以上の疎水性
表面を有し、その粒子径範囲が０．１〜１００μｍ以上
である粉末粒子からなり、該粉末粒子の１．５μｍ四方
の面積について測定した十点平均粗さが、１．０μｍ以
上である粉末状消泡剤又はこれを油中に分散させたコン
パウンドを含有することを特徴とするドラム式洗濯機用
洗浄剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ドラム式洗濯機用
洗浄剤組成物及びそれを用いる洗濯方法に関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】ドラム式洗濯機用の洗浄剤組成物として
は、低泡性活性剤、セッケン、アルカリ等を組み合わせ
た組成物が知られているが、アルキルベンゼンスルホン
酸塩、アルキル硫酸塩、α−スルホ脂肪酸メチルエステ
ル塩、α−オレフィンスルホン酸塩等の汎用活性剤を主
活性剤成分として用いた場合、洗浄中の泡立ちが大き
く、泡が洗浴中からあふれ出て機械が停止してしまう等
の問題があった。このような泡トラブルを解決する手段
として、疎水性シリカ、金属セッケン、シリコーン樹
脂、シリコーン油、パラフィン油等の消泡剤が使用され
ているが、これらのものは、活性剤を含んだ低表面張力
液体に対して十分な消泡効果を有するものではなかっ
た。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、アルキルベ
ンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、α−スルホ脂肪
酸メチルエステル塩、α−オレフィンスルホン酸塩等の
汎用活性剤を用いた洗浄溶液に対しても十分な消泡効果
を有する粉末状消泡剤又はそれを含むコンパウンド型消
泡剤を含有するドラム式洗濯機用洗浄剤組成物及びそれ
を用いる洗濯方法を提供することをその課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決すべく鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成するに
至った。即ち、本発明によれば、水に対する接触角が９
０度以上の疎水性表面を有し、その粒子径範囲が２〜２
００μｍである粉末粒子からなり、該粉末粒子の１．５
μｍ四方の面積について測定した十点平均粗さが、１．
０μｍ以上である粉末状消泡剤又はこれを油中に分散さ
せたコンパウンドを含有することを特徴とするドラム式
洗濯機用洗浄剤組成物が提供される。また、本発明によ
れば、ドラム式洗濯機を用いて洗浄剤組成物の存在下で
被洗濯物を洗濯するに際し、該洗浄剤組成物として、前
記洗浄剤組成物を用いることを特徴とする洗濯方法が提
供される。

【０００５】

【発明の実施の形態】本発明のドラム式洗濯機用洗浄組
成物（以下、単に組成物とも言う）は、次の特性を有す
る粉末状の消泡剤成分を含有する。（１）水に対する接触角が９０度以上、好ましくは１１
０度以上である。（２）２〜２００μｍ、好ましくは５〜１５０μｍの粒
子径範囲を有する。（３）１．５μｍ四方の面積について測定した十点平均
粗さが１．０μｍ以上、好ましくは１．２μｍ以上であ
る。本発明者らの研究によれば、前記特性を有する粉末粒子
は高い消泡効果を示すことが見出された。前記特性のう
ち、（１）及び（２）は従来消泡剤にも保有されている
特性であるが、（３）の特性は本発明者らによって初め
てその必要性が見出されたものである。前記特性（１）
〜（３）の特性を有する疎水性の粉末粒子であれば、そ
の粉末粒子の材質は特に制約されず、いずれの材質の粉
末粒子であっても良好な消泡効果を示す。

【０００６】前記疎水性粉体粒子（消泡剤粉末粒子）に
おいて、表面にミクロンオーダー以上の凹凸構造を付与
するときには、その凸部（突起）が泡膜を破る誘因作用
を示し、消泡効果が向上する。消泡剤粉末粒子の十点平
均粗さが１μｍより小さくなると、泡膜を破る誘因作用
が小さく、消泡剤粒子が泡膜に入り込まれても泡膜に歪
みを与えられず、消泡作用を示さない。消泡剤粒子の十
点平均粗さの上限は、３０μｍ程度である。消泡剤粉末
粒子の好ましい十点平均粗さは１〜５μｍである。

【０００７】本発明で用いる消泡剤粉体粒子は、シリコ
ーン樹脂からなる粉体粒子であることができる。このよ
うなシリコーン樹脂の粉体粒子は、下記一般式（１）で
表されるアルキルクロロシラン化合物、下記一般式
（２）で表されるアルキルアルコキシシラン化合物又は
下記一般式（３）で表されるアルキルアミノシラン化合
物を、水層表面に形成した油層に滴下し、油水界面で反
応させ、得られたシリコーン樹脂を乾燥することによっ
て得ることができる。一般式（１）

【化１】Ｒ¹ _aＳｉＣｌ_b （式中、Ｒ¹は炭素数１〜２０、好ましくは１〜１２の
アルキル基を示し、ａ及びｂは１以上の数を示し、２≦
ｂ≦４を示す）一般式（２）

【化２】Ｒ² _aＳｉ（ＯＲ³）_b （式中、Ｒ²、Ｒ³は炭素数１〜２０、好ましくは１〜１
２のアルキル基を示すが、両者の炭素数の合計は２〜２
４であり、ａ及びｂは１以上の数を示し、２≦ｂ≦４を
示す）一般式（３）

【化３】Ｒ⁴ _aＳｉ（ＮＲ⁵ ₂）_b （式中、Ｒ⁴及びＲ⁵は総炭素数１〜２０、好ましくは１
〜１２のアルキル基を示すが、両者の炭素数の合計は２
〜２４であり、ａ及びｂは１以上の数を示し、２≦ｂ≦
４を示す）

【０００８】前記したシリコーン樹脂の製造方法におい
て、その油層液体としては、例えばｎ−オクタン、ｎ−
デカン、ｎ−ドデカン、ｎ−デトラデカン、シリコーン
油、流動パラフィン、芳香族炭化水素、ケロシン等を用
いることができる。また、前記一般式（２）、（３）の
化合物中のアルコキシ基の加水分解を促進するために、
アルカリ性物質を添加することができる。このようなも
のとしては、アンモニア、水酸化カリウム、水酸化ナト
リウム、水酸化カルシウム等が挙げられる。

【０００９】前記のようにして得られたシリコーン樹脂
において、その表面疎水性が不十分で、水との接触角で
９０度に満たない場合には、その表面を疎水化処理す
る。この場合の疎水化処理としては、トリメチルシリル
クロリド、ジメチルジクロロシラン、ヘキサメチルジシ
ラザン等の低級アルキル基を有するシリル化剤をシリコ
ーン樹脂粒子表面に反応させる方法を示すことができ
る。シリル化剤の使用割合は、シリコーン樹脂１容量部
当たり、０．０１〜１００、好ましくは０．１〜２０容
量部の割合である。

【００１０】本発明においては、消泡剤粒子の十点平均
粗さを、１．０μｍ以上に調整するが、そのための方法
としては、以下の方法がある。（１）前記したシリコーン樹脂の製造法において、反応
温度を２０〜６０℃の範囲で変えることによって目的の
十点平均粗さを持った表面を調整することができる。（２）あるいはまた、反応に用いる油層の粘度、水との
界面張力を変えることによって目的の十点平均粗さを持
った表面を調整することができる。（３）あるいはまた、粒子を凝集成長させ２次凝集粒子
とすることによって目的の十点平均粗さを持った表面を
形成させることができる。１次粒子では目的の十点平均
粗さを持たないものでも、１次粒子を凝集成長させて２
次凝集粒子とすることにより、該２次凝集粒子の外径は
凹凸となり、目的の十点平均粗さを持った表面とするこ
とができる。２次凝集粒子の形成方法としては、例えば
ボールミルにより回転撹拌させて圧着させることにより
凝集成長させる方法がある。

【００１１】本発明の消泡剤粉体粒子は、これをオイル
に分散させてコンパウンド型消泡剤（スラリー状消泡
剤）とすることができる。この場合のオイルとしては、
一般のコンパウンド消泡剤に用いられているものであれ
ば任意のものを用いることができる。このようなオイル
としては、例えば炭化水素系油（例えば流動パラフィ
ン、パラフィンワックス、鉱油、ケロシン、燃料油）、
動植物油、シリコーン系油（例えばポリメチルシロキサ
ン、ポリジメチルシロキサン、フッ素変成シリコーン
油、グリコール変成シリコーン油）等が挙げられる。オ
イル中の消泡剤粉体粒子の含有量は０．５〜５０重量％
好ましくは１〜３０重量％である。消泡剤粉体粒子の含
有量が前記範囲を下回ると、消泡剤が泡膜に取り込まれ
たときに消泡剤粉体粒子が破泡点として作用しなくな
る。また、この範囲を上回ると、被消泡溶液中での消泡
剤の分散性が悪くなり、消泡効果が低下して好ましくな
い。

【００１２】本発明の組成物は、界面活性剤を含有する
が、この界面活性剤としては、従来衣類洗浄用として従
来公知の界面活性剤の中から選ぶことができる。代表的
なものとして以下の物質を挙げることができる。（１）炭素数８〜１８のアルキル基を有する直鎖アルキ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム（２）炭素数８〜１８のアルキル基を有する直鎖アルキ
ルベンゼンスルホン酸カリウム（３）炭素数８〜１８のアルキル基を有する直鎖アルキ
ル硫酸ナトリウム（４）炭素数８〜１８のアルキル基を有するα−スルホ
脂肪酸メチルエステルナトリウム（５）炭素数８〜１８のアルキル基を有するα−オレフ
ィンスルホン酸カリウム（６）炭素数８〜１８、のアルキル基を有し、エチレン
オキシド平均付加モル数３〜３０のアルコールエトキシ
レート

【００１３】界面活性剤は、組成物中に１５重量％以上
配合されることが好ましい。この配合量が５％よりも少
ないと十分な洗浄力が出ない。一般的には、その配合量
は、２０〜５０重量％である。消泡剤成分の配合量は特
に限定されないが、前記の高起泡性の界面活性剤成分に
対しては、洗浄水溶液中で０．１重量ｐｐｍ以上の濃度
になるように配合することが望ましい。

【００１４】本発明の組成物には、種々の補助成分を添
加することができる。補助成分としては、ビルダー、キ
レート剤、汚れ物質に対する分解酵素、香料、色素、流
動性向上剤等を挙げることができる。ビルダーとしては
炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、結晶性シリケー
ト等を挙げることができる。キレート剤としては、エチ
レンジアミン四酢酸塩、アルミン酸塩、クエン酸塩、コ
ハク酸塩、アクリル酸・マレイン酸共重合体塩等を挙げ
ることができる。分解酵素としては、リパーゼ、プロテ
アーゼ、セルラーゼ、アミラーゼ等を挙げることができ
る。流動性向上剤としては、シリカ、ケイ酸カルシウ
ム、酸化チタンなどを挙げることができる。香料及び色
素については通常洗浄剤に用いられる化合物を適宜選択
して用いることができる。

【００１５】本発明の組成物を用いて被洗濯物を洗濯す
るには、ドラム式洗濯機のドラム内に被洗濯物と水をい
れ、さらに組成物を加え、次いでそのドラムを回転させ
る。この場合、組成物の添加量は、水１リットル当り５
〜１０ｇである。被洗濯物としては、衣料を始めとする
各種の繊維製品が挙げられる。本発明の組成物を用いる
ときには、ドラム式洗濯機を用いて洗濯する場合の大き
な起泡の発生の問題を解決することができる。

【００１６】

【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明
する。ドラム式洗浄剤組成物に用いた消泡剤成分につい
て、以下に示す。

【００１７】消泡剤Ａ水１２０ｍｌとポリジメチルシロキサン（東レ・ダウコ
ーニング社製、ＳＨ２００）の１２０ｍｌをガラスビー
カーに入れ、その上からトリクロロメチルシラン２０ｍ
ｌを徐々に滴下し、５０℃で１８時間反応させた。次
に、反応溶液中にメタノールを加え、生成したシリコー
ン樹脂を反応液から濾別し、メタノール、水及びクロロ
ホルムで順次洗浄した後、濾別し乾燥した。次に、この
ようにして得た乾燥物を粉砕して白色粉体粒子の消泡剤
Ａを得た。

【００１８】消泡剤Ｂ消泡剤Ａを、その容積比で０．３倍のトリメチルシリル
クロリドでシリル化し、メタノールを加えた後、固形分
を濾別し、次いでメタノール及びクロロホルムで洗浄
し、固形分を濾別乾燥して白色粉体粒子の消泡剤Ｂを得
た。

【００１９】消泡剤Ｃ消泡剤Ａにおいて、ポリジメチルシロキサンの代わりに
ｎ−テトラデカンを用いた以外は消泡剤Ｂと同様にシリ
ル化処理して、白色粉末状粒子のシリコーン樹脂Ｃを得
た。

【００２０】消泡剤Ｄ消泡剤Ａを破砕分級し、粒径範囲を１〜１０μｍとした
ものと、粒径範囲が５０〜１００μｍのパラフィンワッ
クスとを重量比で２０：８０で混合して、パラフィンワ
ックス上に消泡剤Ａを凝集させて粉末状の消泡剤Ｄを得
た。

【００２１】消泡剤Ｅ消泡剤Ｂを、ポリジメチルシリコーンオイル（東レ・ダ
ウコーニング社製、ＳＨ２００、粘度：１，０００ｃＳ
ｔ）中に重量比で５：９５の割合で混合し、消泡剤Ｅ
（コンパウンド型消泡剤）を得た。

【００２２】消泡剤Ｆ消泡剤Ｃを、消泡剤Ｅと同様にジメチルシリコーンオイ
ル中に重量比で３０：７０の割合で混合し、消泡剤Ｆ
（コンパウンド型消泡剤）を得た。

【００２３】消泡剤Ｇ消泡剤Ｄを、消泡剤Ｅと同様にジメチルシリコーンオイ
ル中に重量比で３０：７０の割合で混合し、消泡剤Ｇ
（コンパウンド型消泡剤）を得た。

【００２４】次に、ドラム式洗濯機用洗剤ａ〜ｄについ
て、その消泡剤以外の成分組成を表１に示す。

【００２５】

【表１】

【００２６】表１に示した成分の具体的内容は以下の通
りである。ＬＡＳ−Ｎａ：Ｃ₁₀〜Ｃ₁₄の直鎖アルキルベンゼンスル
ホン酸ナトリウムＬＡＳ−Ｋ：Ｃ₁₀〜Ｃ₁₄の直鎖アルキルベンゼンスルホ
ン酸カリウムＡＳ−Ｎａ：Ｃ₁₂〜Ｃ₁₈のアルキル硫酸ナトリウム α−ＳＦ−Ｎａ：Ｃ₁₄〜Ｃ₁₆のα−スルホ脂肪酸メチル
エステルナトリウムＡＯＳ−Ｋ：Ｃ₁₄〜Ｃ₁₈のα−オレフィンスルホン酸カ
リウムノニオン界面活性剤：Ｃ₁₂〜Ｃ₁₆のアルコールのエチレ
ンオキシド平均１５モル付加物ノニオン界面活性剤：Ｃ₁₂〜Ｃ₁₆のアルコールのエチレ
ンオキシド平均８モル付加物ポリエチレングリコール：重量平均分子量６０００石鹸：Ｃ₈〜Ｃ₁₈の脂肪酸ナトリウム層状シリケート：ヘキスト徳山製（ＳＫＳ−６）非晶質シリカ：トクシールＡＬ−１（徳山曹達）過炭酸ナトリウム：三菱ガス化学（株）ＳＰＣ−Ｄ酵素：サビナーゼ１２Ｔ／リポラーゼＥＸの混合物（ノ
ボノルディスク社製）高分子：ＢＡＳＦ、アクリル酸／マレイン酸コポリマー
（ソカランＣＰ７）

【００２７】各種消泡剤の特性は以下のようにして測定
した。（１）表面疎水度試料粉体をスライドガラス上に粘着テープで固定し、そ
の上に水滴を置いたときの接触角を協和界面科学（株）
製自動接触角計ＣＡ−Ｚで測定した。（２）粒径範囲日本電子社製、走査顕微鏡ＪＳＭ−６３００を用い、試
料粉体の電子顕微鏡写真を撮影し、求めた。（３）十点平均粗さレーザーテック（株）製走査型レーザー顕微鏡２ＬＭ３
１を用いて、試料粉体の表面の高さ方向の凹凸を測定し
た。この値をＪＩＳＢ０６０１−１９９４の十点平均
粗さの求め方に従って計算し求めた。測定ごとの画像取
り込み範囲は、１．５μｍ×１．５μｍとし、１つの試
料につき２５箇所測定して平均値を算出した。

【００２８】ドラム式洗濯機用洗浄剤の消泡性能は以下
のようにして測定した。ドラム式洗濯機（シャープ
（株）全自動乾燥洗濯機ＳＥ−Ｅ６０）を用い、標準コ
ースで、肌シャツ１ｋｇを洗浄剤量２４ｇ、水温６０
℃、Ｃａ硬度４°ＤＨの水で３０分洗浄した時の泡高
（ｃｍ）を測定した。このときの泡高が１５ｃｍ以下と
なるものを消泡性能が良好と判断した。

【００２９】消泡剤の特性を表２に示す。なお、表２に
比較のために符号で示した消泡成分の具体的内容は、以
下の通りである。（１）消泡剤〔Ｉ〕旭硝子社製、シリカ粒子、商品名Ｈ１２１を消泡剤Ｂと
同様にトリメチルクロリドを用いて処理した疎水性シリ
カ。（２）消泡剤〔II〕東レ・ダウコーニング社製、球状シリコーン樹脂粉末、
商品名トレフィルＥ５０６Ｃ（３）消泡剤〔III〕ステアリン酸カルシウム（４）消泡剤〔IV〕パラフィンワックス

【００３０】

【表２】

【００３１】表３及び表４に前記の消泡性能の試験結果
を示す。

【表３】

【００３２】

【表４】

【００３３】

【発明の効果】本発明のドラム式洗濯機用洗浄剤組成物
によれば、そのドラム式洗濯機で問題となる洗濯に際し
ての大きな起泡の発生を効果的に制止することができ
る。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者田村隆光東京都墨田区本所一丁目３番７号ライオン株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】水に対する接触角が９０度以上の疎水性
表面を有し、その粒子径範囲が２〜２００μｍである粉
末粒子からなり、該粉末粒子の１．５μｍ四方の面積に
ついて測定した十点平均粗さが、１．０μｍ以上である
粉末状消泡剤を含有することを特徴とするドラム式洗濯
機用洗浄剤組成物。
【請求項２】水に対する接触角が９０度以上の疎水性
表面を有し、その粒子径範囲が２〜２００μｍである粉
末粒子からなり、該粉末粒子の１．５μｍ四方の面積に
ついて測定した十点平均粗さが、１．０μｍ以上である
粉末状消泡剤を油中に分散させたコンパウンドを消泡剤
として含有することを特徴とするドラム式洗濯機用洗浄
剤組成物。
【請求項３】該粉末状消泡剤が、２次凝集粒子からな
る請求項１又は２のドラム式洗濯機用洗浄剤組成物。
【請求項４】該粉末状消泡剤が、水に対する接触角が
９０度未満の粉末粒子を疎水化処理してその水に対する
接触角を９０度以上に調節した疎水化粉末粒子からなる
請求項１又は２のドラム式洗濯機用洗浄剤組成物。
【請求項５】ドラム式洗濯機を用いて洗浄剤組成物の
存在下で被洗濯物を洗濯するに際し、該洗浄剤組成物と
して、請求項１〜４のいずれかの洗浄剤組成物を用いる
ことを特徴とする洗濯方法。