JP2013514195A - 振動動吸振器装置を備える手持ち形工作機械 - Google Patents

振動動吸振器装置を備える手持ち形工作機械 Download PDF

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    • B25D2250/121Housing details

Abstract

本発明は、手持ち形工作機械であって、少なくとも1つの動吸振器ばね(14a〜d)及び動吸振器質量体(16a〜d)を備える少なくとも1つの振動動吸振器装置(12a〜d)並びに駆動機構(18a〜d)及び機構ハウジング(20a〜d)を備える手持ち形工作機械に関する。本発明では、機構ハウジング(20a〜d)がハウジングカバー(22a〜d)を有しており、ハウジングカバー(22a〜d)が、駆動機構(18a〜d)が配置されている室(24a〜d)を閉鎖するために設けられており、かつ少なくとも1つの運転状態で振動動吸振器装置(12a〜d)を少なくとも部分的に固定する少なくとも1つの固定手段(26a〜d)を有しているようにした。

Description

本発明は、請求項1の前段部に記載の手持ち形工作機械から出発する。
欧州特許出願公開第1736283号明細書において、既に、少なくとも1つの動吸振器ばね及び動吸振器質量体を備える少なくとも1つの振動動吸振器装置並びに駆動機構及び機構ハウジングを備える手持ち形工作機械が公知である。
発明の概要
本発明は、少なくとも1つの動吸振器ばね及び動吸振器質量体を備える少なくとも1つの振動動吸振器装置並びに駆動機構及び機構ハウジングを備える手持ち形工作機械から出発する。
本発明は、機構ハウジングがハウジングカバーを有しており、ハウジングカバーが、駆動機構が配置されている室を閉鎖するために設けられており、かつ少なくとも1つの運転状態で振動動吸振器装置を少なくとも部分的に固定する少なくとも1つの固定手段を有していることを提案する。特に、「手持ち形工作機械(Handwerkzeugmaschine)」とは、当業者が有意義と考えるすべての手持ち形工作機械、例えば特に振動ドリル(Schlagbohrmaschine)、ハンマ(Abbruchhammer)、ハンマドリル(Bohrhammer)、破つりハンマ(Schlaghammer)、インパクトドライバ(Schlagbohrschrauber)並びに/又は好ましくはドリル及び/若しくはチゼル・ハンマ(Bohr‐ und/oder Meisselhammer)と解されるべきである。「振動動吸振器装置(Schwingungstilgervorrichtung)」とは、特に、少なくとも1つの運転状態で、振動、特に手持ち形工作機械ハウジングの振動に反作用する力を、手持ち形工作機械ハウジング及び/又は機構ハウジングに対して、かつ特に手持ち形工作機械の少なくとも1つのハンドグリップに対して発生させる装置と解されるべきである。これにより、振動動吸振器装置は、手持ち形工作機械の好ましくは低振動の運転を可能にする。好ましくは、振動動吸振器装置は、受動的に、すなわち振動エネルギ以外のエネルギ供給を受けずに作動する。特に、「動吸振器ばね(Tilgerfeder)」の概念は、動吸振器質量体を加速及び/又は減速する力を動吸振器質量体に対して伝達する、特に直接伝達するために設けられているばねと解されるべきである。好ましくは、動吸振器ばねは圧縮コイルばねとして形成されている。択一的又は付加的に、動吸振器ばねは、ばね方向に対して垂直に長方形の断面を有していてもよいし、複数の動吸振器ばねが入れ子にかつ/又は同軸的に配置されていてもよい。やはり択一的又は付加的に、動吸振器ばねは、当業者が有意義と考える別のねじりばね、曲げばね、引っ張りばね及び/又はガスばねとして形成されていてもよい。「動吸振器質量体(Tilgermasse)」とは、特に、好ましくは動吸振器質量体を一位相角の分だけ手持ち形工作機械ハウジングに対して位相シフトさせて振動させることで、慣性により加速力及び/又は減速力によって振動、特に手持ち形工作機械ハウジングの振動を低減するために設けられているユニットと解されるべきである。特に、「駆動機構(Antriebsmechanik)」とは、駆動モータの運動を作業運動、特に打撃運動に変換する機構と解されるべきである。「機構ハウジング(Mechanikgehaeuse)」とは、特に、内部に少なくとも駆動機構が保護された状態で配置されているハウジングと解されるべきである。好ましくは、機構ハウジングは、少なくとも部分的に手持ち形工作機械ハウジングと一体的に形成されている。好ましくは、機構ハウジングは、支承力、少なくとも駆動機構の支承力を導出するために設けられている。「ハウジングカバー(Gehaeusedeckel)」とは、特に、機構ハウジングの一要素であって、破壊することなく機構ハウジングの別の要素、特にハウジングシェルから分離可能に形成されている要素と解されるべきである。好ましくは、ハウジングカバーは、機構ハウジングの別の要素に特に駆動機構の組立のために設けられた開口を閉鎖するために設けられている。好ましくは、ハウジングカバーは、駆動機構の支承力を受けない。特に好ましくは、ハウジングカバーは、特に、主として振動動吸振器装置の力、及び特に外部から支承カバーに作用する力を伝達する。「設けられている」とは、特に、特別に形成及び/又は設計されていることと解されるべきである。特に、「閉鎖」という概念は、ハウジングカバーが機構ハウジングの別の要素、特にハウジングシェルの開口を、運転準備の整った状態で覆うことと解されるべきである。これにより、ハウジングカバーは、室を汚損から保護する。すなわち、ハウジングカバーは、汚れあるいは異物、特に塵埃が開口を通して駆動機構に侵入することを防止する。「固定手段(Befestigungsmittel)」とは、特に、振動動吸振器装置の少なくとも1つの要素、好ましくは保持部材を、組み立てられたハウジングカバーに対して相対的に不動に固定する力を、振動動吸振器装置に及ぼすために設けられている手段と解されるべきである。好ましくは、固定手段は、少なくとも部分的にハウジングカバーと一体的に形成されている。固定手段は、溝として、ねじ結合の部分として、係止結合の部分としてかつ/又は当業者が有意義と考えるその他の結合の部分として形成されている。本発明の構成により、構造的に簡単に、特に振動の少ない運転を可能にする特に頑強、コンパクトかつ安価な手持ち形工作機械を提供することが可能である。特に、付加的な動吸振器カバーを省略したことにより、駆動機構からの効果的な熱導出を実現する特に軽量の手持ち形工作機械が実現可能である。
別の態様では、振動動吸振器装置及び駆動機構が、ハウジングカバーが閉鎖する室内に配置されていること、すなわち、振動動吸振器装置が、ハウジングカバーの内側に配置されていることが提案される。好ましくは、この室は、手持ち形工作機械のグリース室として形成されている。振動動吸振器装置がこの室内に配置されていることにより、振動動吸振器装置は、構造的に簡単に、特に好ましくは外的な影響、例えば汚れ及び機械的な損傷から保護されている。さらに振動動吸振器装置は、駆動機構と一緒に僅かな手間で潤滑可能である。このことは、僅かな磨耗及び良好な潤滑剤利用を可能にする。加えて振動動吸振器装置は、駆動機構により、例えばコールドスタート後に迅速に暖機される。このことは、磨耗をさらに低減し、振動動吸振器装置の極めて一定の固有振動数を可能にする。
さらに、ハウジングカバー及び振動動吸振器装置が、前組立可能な構成群を形成することが提案される。これにより、好ましくは小さな組立手間が達成可能である。「前組立可能な構成群を形成する」の表現は、特に、組立時、特にハウジングカバーが機構ハウジングに固定される以前に、ハウジングカバーと振動動吸振器装置とが固く互いに結合可能であることと解されるべきである。これにより、ハウジングカバーと振動動吸振器装置とは、結合されて1つの組立可能なユニットを形成可能である。好ましくは、ハウジングカバーと振動動吸振器装置とは、一緒に組立可能であるように互いに結合可能である。特に好ましくは、ハウジングカバーと振動動吸振器装置とは、加速力及び/又は加速力の反力を伝達可能であるように互いに結合可能である。
さらに、少なくとも動吸振器ばねが、少なくとも1つの運転状態で固定力をハウジングカバーに及ぼすことが提案される。これにより、特に僅かな手間での組立が実現可能である。特に、「固定力を及ぼす」の表現は、動吸振器ばねが、振動動吸振器装置の少なくとも一部分の運動に反作用する力をハウジングカバーに及ぼすことと解されるべきである。好ましくは、固定力は、振動動吸振器装置の保持部材の運動に抗して作用する。好ましくは、固定力は、保持部材の運動を阻止する。
加えて、駆動機構が打撃機構を有しており、打撃機構及び振動動吸振器装置が、少なくとも部分的に、ばね方向に対して垂直に配向されている少なくとも1つの同じ平面上に配置されていることが提案される。これにより、特に効果的な振動減衰、好ましくは打撃機構と振動動吸振器装置との間の良好な熱結合、及び好ましい空間利用が実現可能である。「打撃機構(Schlagwerk)」とは、特に、回転運動、特に駆動モータの回転運動を直動の打撃運動に変換する装置と解されるべきである。好ましくは、打撃機構は、ハンマ型の打撃機構(Hammerschlagwerk)として形成されている。択一的には、打撃機構は、係止機構型の打撃機構(Rastenschlagwerk)又は当業者が有意義と考えるその他の打撃機構として形成されていてよい。特に、「少なくとも部分的に一平面上に配置されている」の表現は、この平面が打撃機構に交差していることと解されるべきである。「ばね方向」とは、特に、最も多くエネルギを弾性的に蓄えることができるように、動吸振器ばねに荷重を加えなければならない少なくとも一方向と解されるべきである。好ましくは、動吸振器ばねは、ばね方向で、無負荷の状態の長さの少なくとも25%の分だけ弾性変形可能に形成されている。好ましくは、振動動吸振器装置は、打撃機構を少なくとも部分的に包囲する。すなわち、振動動吸振器装置は、打撃機構の少なくとも1つの点を一平面上で180°を上回る角度で包囲している。
さらに、振動動吸振器装置が少なくとも1つの第1及び第2の保持部材を有しており、第1及び第2の保持部材が、動吸振器ばねを貫通して互いに支持していることが提案される。これにより、特に僅かな所要組付スペース及び好ましくは直線状の力伝達経路が実現可能である。「保持部材(Halteteil)」とは、特に振動動吸振器装置の一要素であって、組み立てられた運転状態でハウジングカバーに対して相対的に不動にハウジングカバーに結合されている要素と解されるべきである。好ましくは、保持部材は、加速により発生した力を、動吸振器ばねからハウジングカバーに伝達する。好ましくは、保持部材と動吸振器ばねとは、直接互いに結合されている。特に、保持部材は、機構ハウジング及び有利にはハウジングカバーとは別個に形成された構成部材である。好ましくは、保持部材は、組み立てられた運転状態で力を駆動機構の少なくとも1つの要素に及ぼす。特に、「動吸振器ばねを貫通」の表現は、動吸振器ばねがばね方向で見て保持部材を完全に包囲していることと解されるべきである。その際、保持部材と、ばねの、保持部材を包囲する領域とは、少なくとも部分的に、ばね方向に対して垂直に配向されている1つの同じ平面上に配置されている。「互いに支持している」とは、特に、第1及び第2の保持部材が運転中に互いに相対的に不動に、互いに結合されていることを解されるべきである。好ましくは、第2の保持部材は、専ら第1の保持部材に非弾性的に支持されている。すなわち、特に、第2の保持部材は、伝動装置ハウジングに結合されていない。
本発明の有利な態様において、振動動吸振器装置が少なくとも1つの保持部材及び少なくとも1つのばね受けを有しており、ばね受けが、少なくとも1つの運転状態で加速力を動吸振器質量体に及ぼし、かつ少なくとも1つの運転状態で加速力の反力を保持部材において支持することが提案される。これにより、特に僅かな所要組付スペース及び僅かなコストが達成可能である。好ましくは、ばね受けは、ある時点では加速力を及ぼし、また別のある時点では反力を支持する。「ばね受け(Federaufnahme)」とは、特に、振動動吸振器装置の一要素であって、動吸振器ばねと動吸振器質量体との間の力伝達経路内に配置されている要素と解されるべきである。好ましくは、ばね受けは、機械的に固く動吸振器質量体に結合されている。好ましくは、ばね受けは、機構ハウジングに対して相対的に可動である。特に、「加速力」とは、動吸振器質量体を加速及び/又は減速する力と解されるべきである。「反力」とは、特に、動吸振器ばねの一方の側が加速力を動吸振器質量体に及ぼしているときに、動吸振器ばねを他方の側において支持する力と解されるべきである。
別の態様では、振動動吸振器装置が少なくとも1つの支持要素を有しており、支持要素が、少なくとも1つの運転状態でばね受けを動吸振器ばねに向かって押圧することが提案される。これにより、特に僅かな構造的な手間、振動動吸振器装置の有利なばね特性線及び有利な公差補償が達成可能である。特に、ばね受けと動吸振器質量体との間の形状結合(formschluessig:形状による束縛)、素材結合(stoffschluessig:化学結合による束縛)及び/又は摩擦力結合(reibschluessig:摩擦力による束縛)式の結合は省略可能である。「支持要素(Stuetzelement)」とは、特に、少なくとも1つの運転状態で、動吸振器ばねがばね受けに及ぼす力に反作用する力をばね受けに及ぼす要素と解されるべきである。好ましくは、支持要素は、柱状の圧縮ばねとして、エラストマー部材として、波形ばね又は皿ばねとしてかつ/又は当業者が有意義と考えるその他の要素として形成されている。好ましくは、ばね受けに対する支持要素の力は、少なくとも1つの運転状態で、好ましくは常に、同じばね受けに対する動吸振器ばねの力よりも明らかに小さい。「明らかに小さい」とは、この関連において、特に、動吸振器ばねの力の50%より小、好ましくは25%より小、特に好ましくは10%より小と解されるべきである。択一的には、振動動吸振器装置内の支持要素を省略してもよい。
さらに、動吸振器ばねが、完全に動吸振器質量体の一軸方向領域に配置されていることが提案される。これにより、ばね方向での好ましくは小さな構造長さが達成可能である。「動吸振器質量体の軸方向領域」とは、特に、ばね方向に対して垂直に配向され動吸振器質量体に交わる2つの平面により画成される領域と解されるべきである。
別の利点は、以下の図面の説明から看取可能である。図面には、本発明の4つの実施の形態が示されている。図面、明細書及び特許請求の範囲は、多数の特徴の組み合わせを含む。当業者により、これらの特徴は有利には個別に観察され、有意義な別の組み合わせにまとめられてもよい。
ハウジングカバーに取り付けられている振動動吸振器装置を備える本発明に係る手持ち形工作機械を示す図である。 図1に示した手持ち形工作機械の断面図である。 図1に示した手持ち形工作機械のハウジングカバー及び振動動吸振器装置を示す図である。 ハウジングカバー及び振動動吸振器装置の断面図(A‐A)である。 図1に示した手持ち形工作機械の振動動吸振器装置を上から見た部分断面図である。 図1に示した手持ち形工作機械の振動動吸振器装置を前から見た断面図(B‐B)である。 図1に示した手持ち形工作機械の振動動吸振器装置の側面図である。 2つの質量体部分から形成されている動吸振器質量体を備える、図1に示した振動動吸振器装置の択一的な実施の形態の部分断面図である。 図8に示した振動動吸振器装置を前から見た断面図(C‐C)である。 図8に示した振動動吸振器装置を横から見た部分断面図(D‐D)である。 支持し合う2つの保持部材を備える、図1に示した振動動吸振器装置の別の択一的な実施の形態を示す図である。 図11に示した振動動吸振器装置を前から見た断面図(E‐E)である。 動吸振器質量体に対して相対的に可動なばね受けを備える、図1に示した振動動吸振器装置の別の択一的な実施の形態の部分断面図である。 図13に示した振動動吸振器装置を前から見た断面図(F‐F)である。
実施の形態の説明
図1は、本発明に係る手持ち形工作機械10aを示している。手持ち形工作機械10aは、振動動吸振器装置12a、駆動機構18a及び機構ハウジング20aを有している。機構ハウジング20aは、金属製のハウジングカバー22aを有している。手持ち形工作機械10aは、ドリル及びチゼル・ハンマ(Bohr‐ und Meisselhammer)として形成されている。機構ハウジング20aは、室24aを包囲している。室24a内には、駆動機構18a及び振動動吸振器装置12aが配置されている。さらに手持ち形工作機械10aは、主ハンドグリップ44a、使用工具固定部46a、モータハウジング48a及び補助ハンドグリップ50aを有している。主ハンドグリップ44aは、機構ハウジング20aの、使用工具固定部46aとは反対の側で、機構ハウジング20a及びモータハウジング48aに結合されている。補助ハンドグリップ50aは、使用工具固定部46a寄りの側で、機構ハウジング20aに結合されている。
図2は、機構ハウジング20aの断面図を示している。機構ハウジング20aは、ハウジングカバー22aの他にハウジングシェル52aを有している。室24a内には、振動動吸振器装置12a及び駆動機構18aが配置されている。駆動機構18aは、打撃機構28aと、穴あけ運転あるいはドリル運転のための第1及び第2の伝動装置要素54a,56aと、切換機構58aとを有している。打撃機構28aは、ハンマ型の打撃機構として形成されている。第1の伝動装置要素54aは、付加的に打撃機構28aの偏心体要素として形成されている。さらに打撃機構28aは、ピストン59aと、ハンマ管60aと、詳細には説明しない打撃子及び中間子とを有している。第2の伝動装置要素56aは、ハンマ管60aを回転駆動する。ハンマ管60aの回転運動は、切換機構58aにより、当業者が有意義と考える方法で切換可能である。
機構ハウジング20aのハウジングカバー22aは、ハウジングシェル52aの、モータハウジング48aに対向する側に配置されている。ハウジングカバー22aは、そこに設けられた取付開口、ひいては室24aを閉鎖する。手持ち形工作機械10aは、詳細には説明しないシールを有している。シールは、ハウジングカバー22aとハウジングシェル52aとの間に配置されている。これにより、振動動吸振器装置12a及び駆動機構18は、汚損から保護されている。室24aは、グリース室として形成されている。すなわち、室24a内では、1つの共通の永久潤滑が保証されている。振動動吸振器装置12a及び駆動機構18aは、ハウジングカバー22aが閉鎖する室24a内に配置されている。
図3〜図7に示すように、ハウジングカバー22aは、3つの固定手段26aを有している。固定手段26aは、一体成形されたウェブとして形成されている。固定手段26aは、ばね方向30aに対して垂直に配向された固定面62aを有している。固定手段26aは、構成群組立後、すなわち、振動動吸振器装置12aをカバー内に装入した後、及び運転中、振動動吸振器装置12aをばね方向30aで固定する。このために、組立時、振動動吸振器装置12aは、ばね方向30aで圧縮され、ハウジングカバー22a内に装入される。これにより、振動動吸振器装置12aの動吸振器ばね14aは、ばね方向30aでのプリロードにより、構成群組立後及び運転中、固定力をハウジングカバー22aに及ぼす。固定力は、振動動吸振器装置12aを力結合(kraftschluessig:力による束縛)式にばね方向30aに対して垂直にハウジングカバー22aに固定する。これにより、振動動吸振器装置12a及びハウジングカバー22aは、前組立可能な構成群を形成する。すなわち、振動動吸振器装置12aとハウジングカバー22aとは、相俟って、かつハウジングシェル52aとは別に、それ自体安定した1つのユニットを形成する。
ハウジングシェル52aへのハウジングカバー22aの組立後、ハウジングシェル52aは、詳細には説明しない領域で固定力を振動動吸振器装置12aに及ぼす。固定力は、ばね方向30aに対して垂直に作用する。択一的又は付加的に、振動動吸振器装置12aは、ハウジングカバー22aに係止、螺止、接着及び/又は当業者が有意義と見なすその他の方法で結合されていてもよい。
打撃機構28aと振動動吸振器装置12aとは、部分的に、ばね方向30aに対して垂直に配向されている同じ平面上に配置されている。すなわち、打撃機構28aと振動動吸振器装置12aとは、部分的に隣接して配置されている。振動動吸振器装置12aの、使用工具固定部46a寄りの領域は、ハウジングカバー22aと打撃機構28aとの間に配置されている。この領域は、振動動吸振器装置12aを除いて機能構成部材なしである。
振動動吸振器装置12aは、静止状態で鏡面対称に形成されている。振動動吸振器装置12aは、4つの動吸振器ばね14a、1つの動吸振器質量体16a、2つの保持部材32a、2つのばね受け36a及び2つのばね受け固定部64aを有している。2つの保持部材32aは、同じ部材として形成されている。すなわち、2つの保持部材32aは、同じであるが、互いに鏡面対称の形状を有している。加えて保持部材32aは、ハウジングカバー22aに対して軽微な超過寸法あるいは締め代を有している。使用工具固定部46a寄り又は使用工具固定部46aとは反対側の保持部材32aの外面66aは、振動動吸振器装置12aをハウジングカバー22a内に固定する。動吸振器ばね14a、動吸振器質量体16a、2つのばね受け36a及び2つのばね受け固定部64aは、保持部材32a間に配置されている。ばね受け36a及びばね受け固定部64aは、少なくとも部分的にプラスチックから製造されている。
保持部材32aは、ガイド面68aを有している。ガイド面68aは、運転中、動吸振器質量体16aをばね方向30aで案内する。このために保持部材32aは、ばね方向30aに対して垂直に形成されている一平面上で、動吸振器質量体16aを包囲している。本実施の形態において、保持部材32aは、動吸振器質量体16aを完全に包囲している。別の実施の形態では、保持部材32aが、180゜を超える角度にわたって動吸振器質量体16aを包囲していてもよい。保持部材32aは、動吸振器質量体16aの重心70aから最も離れて配置されている面で、動吸振器質量体16aを案内する。これにより、小さな案内力及び低い摩擦が達成可能である。択一的又は付加的に、ハウジングカバーが動吸振器質量体16a及び/又は動吸振器ばね14aを案内してもよい。さらに保持部材32aは、それぞれ、動吸振器ばね14aを固定するばね固定部72aを有している。このために動吸振器ばね14aは、ばね固定部72aに螺合されている。
4つの動吸振器ばね14aは、それぞれ、一方の側で保持部材32aに、他方の側でばね受け36aに機械的に固く結合されている。ばね受け36aは、ばね方向30aに対して垂直に見て、十字形の断面を有している(図5)。ばね受け36aは、動吸振器質量体16aの重心70a寄りの側で、動吸振器質量体16aの切欠き74a内に延在している。その際、ばね受け36aは、動吸振器質量体16aに支持されている。組立時、ばね受け固定部64aは、動吸振器質量体16aに被せ嵌められ、ばね受け36aと動吸振器質量体16aとの間に形状結合式の結合が生じるようにばね受け36aを固定する。動吸振器ばね14aのばね力は、ばね受け固定部64aを固定する。
付加的に、振動動吸振器装置12aは、詳細には説明しない緩衝要素を有していてよい。緩衝要素は、終端ストッパに対する動吸振器質量体16aの衝突を緩衝する。緩衝要素は、例えば、ばね受け36aと保持部材32aとの間において動吸振器ばね14aの内部で保持部材32aのガイド内にか、又はハウジングカバー22aに配置可能である。
動吸振器質量体16aは、ばね方向30aで一様な断面を有している。断面は、押出成形法により成形されている。動吸振器質量体は、機械によりバーあるいはストランドから切り落とされ、同じ作業工程において、ばね受けを収容するための切欠きが設けられる。択一的又は付加的に、動吸振器質量体が、複数の質量体部分を有していてもよい。好ましくは、質量体部分の少なくとも1つが、やはり一様な断面を有している。特に好ましくは、質量体部分の少なくとも1つが、少なくとも一方向に沿って、好ましくは大部分、規格化された断面を有している。
図8〜図14には、本発明の3つの別の実施の形態が示してある。これらの実施の形態を識別するために、図1〜図7に示した実施の形態の符号に付されたアルファベットのaを、図8〜図14に示す実施の形態の符号においては、アルファベットのb〜dに置換してある。以下では、実質的に、実施の形態間の相違点に限って説明する。同じままの構成部材、特徴及び機能については、他の実施の形態、特に図1〜図7に示した実施の形態の説明を参照されたい。
図8〜図10の実施の形態は、図1〜図7の実施の形態において説明したように、本発明に係る手持ち形工作機械10bに関する。手持ち形工作機械10bは、図8〜図10に示す振動動吸振器装置12bと、駆動機構18bと、ハウジングカバー22b及びハウジングシェル52bを備える機構ハウジング20bとを有している。ハウジングカバー22bは、運転準備の整った状態で室24bを閉鎖する。室24b内には、駆動機構18bが配置されている。ハウジングカバー22bは、固定手段26bを有している。固定手段26bは、運転準備の整った状態で振動動吸振器装置12bを固定する。
振動動吸振器装置12bは、4つの動吸振器ばね14b、1つの動吸振器質量体16b及び2つの保持部材32bを有している。保持部材32bは、同じ部材として形成されている。各々の保持部材32bは、2つのばね固定部72b及び2つのガイド手段76bを有している。ガイド手段76bは、保持部材32bのベースプレート78bに一体成形されたバーとして形成されている。ガイド手段76bは、動吸振器質量体16bの切欠きあるいは孔80bに係合して、動吸振器質量体16bをばね方向30bで案内する。別の実施の形態では、ガイド手段76bは、動吸振器質量体16bをばね方向30で完全に貫通してもよい。
動吸振器質量体16bは、第1及び第2の質量体部分82b,84bを有している。打撃機構28b寄りの、図9で見て下側に示した第1の質量体部分82bは、第2の質量体部分84bとほぼ同じ重さである。一般に、最も重い質量体部分は、最大で、最も軽い質量体部分の4倍大きな質量を有している。
両質量体部分82b,84b間の分割は、ばね方向30bに対して平行に、かつ実質的に動吸振器質量体16bの主延在方向に対して平行に延びている。別の実施の形態では、分割は、動吸振器質量体の主延在方向に対して垂直にか、又はばね方向に対して垂直に配置されていてもよい。質量体部分は、中央部で互いに螺止されている。さらに質量体部分82b,84bは、外面86bにおいて係止フック88bにより互いに締結されている。動吸振器質量体16bは、動吸振器ばね14bを、ばね方向30bに対して垂直に配向されている一平面上で、180゜を超える角度にわたって、本実施の形態では完全に包囲している。包囲した領域で、動吸振器質量体16bは動吸振器ばね14bを案内する。
図11及び図12の実施の形態は、図1〜図7の実施の形態において説明したように、本発明に係る手持ち形工作機械10cに関する。手持ち形工作機械10cは、図11及び図12に示す振動動吸振器装置12cと、駆動機構18cと、ハウジングカバー22c及びハウジングシェル52cを備える機構ハウジング20cとを有している。ハウジングカバー22cは、運転準備の整った状態で室24cを包囲する。室24c内には、駆動機構18cが配置されている。ハウジングカバー22cは、固定手段26cを有している。固定手段26cは、運転準備の整った状態で振動動吸振器装置12cを固定する。
振動動吸振器装置12cは、第1及び第2の保持部材32c,34cを有している。第1の保持部材32cは、使用工具固定部46c側に配置されている。第2の保持部材34cは、使用工具固定部46cとは反対側に配置されている。第1の保持部材32c及び第2の保持部材34cは、動吸振器ばね14cを貫通して互いに支持している。このために両保持部材32c,34cは、それぞれ2つの棒状の一体成形部90c,92cを有している。第1の保持部材32cの一体成形部90cは、動吸振器ばね14cの2つを貫通する。その際、一体成形部90cは、動吸振器ばね14cを案内する。一体成形部90cの、第1の保持部材32cのベースプレート78cとは反対側の端部は、可動に第2の保持部材34cの切欠きあるいは孔内に支承されている。第2の保持部材34cの一体成形部92cは、やはり動吸振器ばね14cの2つを貫通し、これらを案内している。一体成形部92cの、第2の保持部材34cのベースプレート78cとは反対側の端部は、第1の保持部材32cの切欠きあるいは孔を貫通する。第1の保持部材32cの、第2の保持部材34cのベースプレート78cとは反対の側で、一体成形部92cが第1の保持部材32cに係止されている。これにより振動動吸振器装置12cは、動吸振器質量体16cを案内する2つより多くのガイドロッド90c,92cを有している。
図12には、外側の動吸振器ばね14cが、内側の動吸振器ばね14cより若干深い位置に、すなわち駆動機構18cのより近傍に配置されていることが看取可能である。さらに、すべての、すなわち4つの動吸振器ばね14cは、部分的に、ばね方向30cに対して垂直に配向されている一平面上に配置されている。これにより、振動動吸振器装置12cは、特に省スペースにハウジングカバー22cに組み込み可能である。さらに、2つの保持部材32c,34cの一方のみが、機械的に固く機構ハウジング20cに結合されている。
図13及び図14の実施の形態は、図1〜図7の実施の形態で説明したように、本発明に係る手持ち形工作機械10dに関する。手持ち形工作機械10dは、図13及び図14に示す振動動吸振器装置12dと、駆動機構18dと、ハウジングカバー22d及びハウジングシェル52dを備える機構ハウジング20dとを有している。ハウジングカバー22dは、運転準備の整った状態で室24dを閉鎖する。室24d内には、駆動機構18dが配置されている。ハウジングカバー22dは、固定手段26dを有している。固定手段26dは、運転準備の整った状態で振動動吸振器装置12dを固定する。
振動動吸振器装置12dは、2つの動吸振器ばね14d、1つの動吸振器質量体16d、第1及び第2の保持部材32d、第1及び第2のばね受け36d,38d並びに4つの支持要素40d,42dを有している。保持部材32dは、動吸振器質量体16dに被せ嵌められている。そこに保持部材32dは、ロック要素94dにより保持されている。ロック要素94dは、緊締スリーブとして形成されているが、当業者が有意義と考えるその他のユニットとして形成されていてもよい。保持部材32dは、ばね方向30dで動吸振器質量体16dに可動に支承されており、具体的にはそれぞれ2つのロック要素94dと中央段部96dとの間で可動に支承されている。中央段部96dは、ばね方向30dに対して垂直に延在している。
第1の保持部材32d及び第1のばね受け36dは、使用工具固定部46d側に配置されている。動吸振器質量体16dは、運転状態で第2のばね受け38dを使用工具固定部46dに向かって動かす。その際、第2のばね受け38dは、加速力を動吸振器質量体16dに及ぼす。加速力は、動吸振器質量体16dを制動する。その際、第2のばね受け38dは、ロック要素94dを介して動吸振器質量体16dの運動エネルギを動吸振器ばね14dに伝達する。動吸振器ばね14dは、このエネルギを一時的に蓄える。動吸振器ばね14dは、動吸振器質量体16dを保持部材32dに対して相対的に停止させた後、エネルギを再び動吸振器質量体16dに放出し、その際、動吸振器質量体16dを加速する。動吸振器質量体16dが中央位置から使用工具固定部46d方向へ運動する際、第1のばね受け36dは、加速力の反力を第1の保持部材32dにおいて支持する。動吸振器質量体16dが中央位置を横切った後は、鏡像状に同じプロセスが逆向きに実施される。
支持要素40d,42dは、2つの異なる運転状態でばね受け36d,38dを動吸振器ばね14dに押し付ける。支持要素40d,42dは、支持ばねとして形成されている。その際、支持要素40d,42dの力は、動吸振器ばね14dの加速力より明らかに小さい。その際、支持要素40d,42dは、動吸振器ばね14dに対して同軸的に配向されている。動吸振器ばね14dは、完全に一軸方向領域に、すなわち動吸振器質量体16dの側方に配置されている。

Claims (10)

  1. 手持ち形工作機械であって、少なくとも1つの動吸振器ばね(14a〜d)及び動吸振器質量体(16a〜d)を備える少なくとも1つの振動動吸振器装置(12a〜d)並びに駆動機構(18a〜d)及び機構ハウジング(20a〜d)を備える手持ち形工作機械において、前記機構ハウジング(20a〜d)がハウジングカバー(22a〜d)を有しており、該ハウジングカバー(22a〜d)は、前記駆動機構(18a〜d)が配置されている室(24a〜d)を閉鎖するために設けられており、かつ少なくとも1つの運転状態で前記振動動吸振器装置(12a〜d)を少なくとも部分的に固定する少なくとも1つの固定手段(26a〜d)を有していることを特徴とする、手持ち形工作機械。
  2. 前記振動動吸振器装置(12a〜d)及び前記駆動機構(18a〜d)は、前記ハウジングカバー(22a〜d)が閉鎖する前記室(24a〜d)内に配置されている、請求項1記載の手持ち形工作機械。
  3. 前記ハウジングカバー(22a〜d)及び前記振動動吸振器装置(12a〜d)は、前組立可能な構成群を形成する、請求項1又は2記載の手持ち形工作機械。
  4. 少なくとも前記動吸振器ばね(14a〜d)は、少なくとも1つの運転状態で固定力を前記ハウジングカバー(22a〜d)に及ぼす、請求項1から3までのいずれか1項記載の手持ち形工作機械。
  5. 前記駆動機構(18a〜d)が打撃機構(28a〜d)を有しており、該打撃機構(28a〜d)及び前記振動動吸振器装置(12a〜d)は、少なくとも部分的に、ばね方向(30a〜d)に対して垂直に配向されている少なくとも1つの同じ平面上に配置されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の手持ち形工作機械。
  6. 前記振動動吸振器装置(12c)が少なくとも1つの第1及び第2の保持部材(32c,34c)を有しており、該第1及び第2の保持部材(32c,34c)は、前記動吸振器ばね(14c)を貫通して互いに支持している、請求項1から5までのいずれか1項記載の手持ち形工作機械。
  7. 前記振動動吸振器装置(12d)が少なくとも1つの保持部材(32d)及び少なくとも1つのばね受け(36d,38d)を有しており、該ばね受け(36d,38d)は、少なくとも1つの運転状態で加速力を前記動吸振器質量体(16d)に及ぼし、かつ少なくとも1つの運転状態で前記加速力の反力を前記保持部材(32d)において支持する、請求項1から6までのいずれか1項記載の手持ち形工作機械。
  8. 前記振動動吸振器装置(12d)が少なくとも1つの支持要素(40d,42d)を有しており、該支持要素(40d,42d)は、少なくとも1つの運転状態で前記ばね受け(36d,38d)を前記動吸振器ばね(14d)に向かって押圧する、請求項7記載の手持ち形工作機械。
  9. 前記動吸振器ばね(14d)は、完全に前記動吸振器質量体(16d)の一軸方向領域に配置されている、請求項1から8までのいずれか1項記載の手持ち形工作機械。
  10. 請求項1から9までのいずれか1項記載の手持ち形工作機械(10a〜d)の振動動吸振器装置。
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