JP5269566B2 - 作業工具 - Google Patents

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Description

本発明は、ハンマやハンマドリル等のように先端工具を直線状に駆動する作業工具における動吸振器の取付技術に関する。
特開2006−62039号公報(特許文献1)には、先端工具としてのビットによるハンマ作業時に生ずる振動を低減するための動吸振器、特にビット駆動用のクランク機構を収容するクランク室内の圧力変動を利用してウェイトを強制的に駆動する強制加振式動吸振器の作業工具本体に対する取付技術が開示されている。
上記公報に記載の動吸振器においては、長軸方向に相対移動可能に連結された複数の筒状部材によって本体部を形成するとともに、各筒状部材内にはウェイトを挟んで両側に配置された弾性要素としてのコイルバネのバネ力を受けるための弾性要素受部材としてのバネ受けを当該筒状部材に対して相対移動可能に配置し、そして、両バネ受けの筒状部材に対する相対的な移動動作を介して作業工具本体の係止部に止着することで動吸振器を作業工具本体に取り付ける構成としている。従って、動吸振器を作業工具本体に取り付ける際に、複数の筒状部材が長軸方向に相対移動が許容されることになり、一方の筒状部材の外面に径方向に突設した強制加振用接続口と他方の筒状部材に設けた強制加振用接続口の配置間隔が調整可能とされる。これにより、動吸振器を作業工具本体に取り付ける際、取付側である筒状部材の接続口と、被取付側である作業工具本体側の接続孔との位置関係において、製作上の、あるいは組付け上の寸法誤差による位置のばらつきが生じてもこれを合理的に吸収することが可能となる。
ところで、動吸振器は、作業工具のコンパクト化あるいは使用性を考慮した場合、作業工具本体の側面等に存在する空きスペースを利用して取り付けることが合理的であるが、しかしながら、構造上の理由から配置スペースを容易に確保することが難しい。特に工具本体の長軸方向の関するスペース確保がより困難となる傾向にあり、動吸振器の長軸方向のコンパクト化に対する要請が高い。
特開2006−62039号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、動吸振器を備えた作業工具において、動吸振器と作業工具本体側との取付位置に関する寸法誤差を吸収しつつ、動吸振器の長軸方向の小型化に資する技術を提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、各請求項に記載の発明が構成される。
本発明に係る作業工具の好ましい形態によれば、先端工具を直線状に駆動するための作動機構を収容する作業工具本体と、作業工具本体に装着され、先端工具駆動時の制振をなす動吸振器とを有する作業工具が構成される。なお、本発明における「作業工具」としては、典型的には、ハンマあるいはハンマドリル等の打撃工具が該当する。動吸振器は、本体部と、本体部内に当該本体部の長軸方向に移動可能に収容されたウェイトと、ウェイトを本体部との間で連接する弾性要素とを有する。そして、本体部は、同軸で対向状に配置される複数の筒状部材からなり、それら複数の筒状部材が長軸方向に相対移動可能に組み合わされた状態で本体部が形成される。なお、ウェイトは、筒状部材との間で少なくとも弾性要素で連接されれば足り、さらに減衰要素によって筒状部材との間を連接する構成も包含されるものとする。また、筒状部材は、断面形状を限定するものではない。弾性要素は、複数の筒状部材に対して、両筒状部材が互いに離間するように付勢力を作用する。また、複数の筒状部材は、少なくとも一方の筒状部材が直接弾性要素の付勢力を受けた状態で作業工具本体側に支持される。本発明における「弾性要素」としては、典型的にはコイルバネが該当する。
また、本発明に係る作業工具の好ましい形態によれば、複数の筒状部材には、当該筒状部材の径方向外側へと突出されるとともに作業工具本体側に形成された通気部材取付孔に対して筒状部材の長軸方向と交差する方向に差し込むことで取り付けられる強制加振用の通気部材がそれぞれ設けられている。そして、複数の通気部材のうちの少なくとも一方の通気部材は、複数の筒状部材のうち一方の通気部材が設けられた一方の筒状部材に対して長軸方向に相対移動可能とされている。この場合、本発明における「強制加振用の通気部材」は、作動機構が、例えば、モータの回転出力を直線運動に変換するクランク機構と、当該クランク機構によって空気バネを介して駆動される打撃要素を有する打撃工具の場合であれば、クランク機構が駆動する際に発生する作業工具本体内部の変動圧力を利用して動吸振器のウェイトを強制加振するべく設けられる。具体的には、一方の通気部材は、クランク機構を収容する作業工具本体の圧力変動領域(クランク室)の圧力変動を一方の筒状部材の内部空間に導くべく当該内部空間と圧力変動領域とを連通し、他方の通気部材は、他方の筒状部材の内部空間を作業工具本体の内部空間の、例えば打撃要素を収容するバレルの内部空間に連通する態様で設けられる。
上記のように、本発明の好ましい形態では、動吸振器の本体部は、複数の筒状部材が長軸方向に相対移動可能に組み合わされることで形成されるとともに、複数の両筒状部材が弾性要素の付勢力を受けた状態で作業工具本体側に支持される構成としている。換言すれば、本発明では、筒状部材が、作業工具本体に止着される従来の弾性要素受部材の機能を兼用する構成であり、これにより、弾性要素受部材を廃止できた分だけ、動吸振器の長軸方向の寸法を短縮して小型化することが可能となる。その結果、作業工具本体側の動吸振器のための配置スペースが確保し易くなる。
また、本発明では、上記構成に加え、複数の筒状部材にそれぞれ設けられる通気部材のうちの少なくとも一方の通気部材が筒状部材に対して長軸方向に相対移動可能としている。かかる構成としたことにより、作業工具本体に動吸振器を取り付ける際、作業工具本体側の通気部材取付部の配置間隔と動吸振器の通気部材の配置間隔との間に製作上のあるいは組付け上のばらつきが存在しても、当該ばらつきを吸収しつつ通気部材を通気部材取付部に取付けることが可能となり、これによって工具本体部に対する動吸振器の組付け性を向上することができる。
本発明に係る作業工具の更なる形態によれば、弾性要素の付勢力を受ける筒状部材は、当該付勢力を受ける弾性要素受面よりも内側の長軸方向中央側において、作業工具本体に設けた止着部によって弾性要素の付勢力を受けた状態で止着される構成とした。かかる構成とすることにより、動吸振器を長軸方向長さの範囲内で支持できるため、作業工具本体側の動吸振器の配置スペースがより確保し易くなる。
本発明に係る作業工具の更なる形態によれば、通気部材は、筒状部材の外側に当該筒状部材の長軸方向に摺動自在に装着された筒状のスライドスリーブに形成されている。かかる構成とすることで通気部材の通気部材取付部に対する位置調整を長軸方向について行うことが可能となり、ばらつきを合理的に吸収できる。
本発明に係る作業工具の更なる形態によれば、作業工具本体は、作動機構を収容する2つのハウジングを含んで構成され、それら2つのハウジングに跨って動吸振器が取り付けられている。例えば、作業工具が、被加工材に対してハンマ作業あるいはハンマドリル作業を行なう打撃工具の場合であれば、1つのハウジングとしては、先端工具としての工具ビットに打撃力を加える打撃機構を収容するバレルがこれに該当し、他の1つのハウジングとしては、クランク機構を収容するクランクハウジングがこれに該当する。本発明によれば、動吸振器が2つのハウジングに跨って配置されるような構成の作業工具本体を有する機種の打撃工具に好適に適用することができる。
本発明に係る作業工具の更なる形態によれば、通気部材は、筒状部材とは別部材によって形成され、当該筒状部材に対して弾発状に取付けられている。ここで「弾発状に取り付けられる」とは、通気部材が筒状部材に対して少なくとも筒状部材の長軸方向への移動が許容されるように、例えばゴムなどの弾性部材を介して取り付けられる態様、あるいは通気部材それ自体が弾性変形可能な材料によって形成される態様等、広く包含するものとする。上記構成とすることで、作業工具本体に動吸振器を取り付ける際のばらつき吸収効果を得ることができる。
本発明に係る作業工具の更なる形態によれば、通気部材は、ゴムパイプによって形成されている。かかる構成によれば、製造コストの低減が図れるとともに、筒状部材が径方向に大型化しなくて済む。
本発明に係る作業工具の更なる形態によれば、作業工具本体は、作動機構を収容する2つのハウジングを含んで構成され、それら2つのハウジングのうちの一方のハウジングに動吸振器が取り付けられている。この場合も、作業工具が、被加工材に対してハンマ作業あるいはハンマドリル作業を行なう打撃工具の場合であれば、1つのハウジングとしては、先端工具としての工具ビットに打撃力を加える打撃機構を収容するバレルがこれに該当し、他の1つのハウジングとしては、クランク機構を収容するクランクハウジングがこれに該当する。本発明によれば、一方のハウジング(クランクハウジング)の長軸方向長さが動吸振器の長軸方向長さに対応するような長さを有する機種(大型)の打撃工具に好適に適用される。
本発明に係る作業工具の更なる形態によれば、弾性要素の付勢力を受ける筒状部材につき、当該付勢力を受ける弾性要素受面よりも内側の長軸方向中央側において、本体部の内部空間と外部とを密封するシール部が設定されている。シール部の構成部材としては、Oリングを好適に用いることができる。
本発明によれば、動吸振器を備えた作業工具において、動吸振器と作業工具本体側との取付位置に関する寸法誤差を吸収しつつ、動吸振器の長軸方向の小型化に資する技術が提供されることとなった。
(本発明の第1の実施形態)
以下、本発明の実施の形態につき、図1〜図11を参照しつつ詳細に説明する。本発明の実施の形態では、作業工具の一例として電動ハンマを用いて説明する。図1〜図4には、主として電動ハンマ101全体の外観構成が示され、図5〜図8には動吸振器の構成が示され、図9〜図11には動吸振器の取付け構成が示されている。図1〜図4に示すように、本実施の形態に係る電動ハンマ101は、概括的に見て、電動ハンマ101の外郭を形成する本体部103、当該本体部103の先端領域にツールホルダ137を介して着脱自在に取付けられたハンマビット119を主体として構成される。本体部103は、本発明における「作業工具本体」に対応し、ハンマビット119は、本発明における「先端工具」に対応する。
電動ハンマ101の本体部103は、大別して、駆動モータ(便宜上図示を省略する)を収容したモータハウジング105、クランク機構によって構成される運動変換機構(便宜上図示を省略する)を収容するとともに、モータハウジング105の上端側に連接されたクランクハウジング107、ストライカ及びインパクトボルトからなる打撃要素を収容するとともに、本体部103の長軸方向(ハンマビット119の長軸方向)におけるクランクハウジング107の前端側に連接された筒状のバレル106、クランクハウジング107及びバレル106の外面を覆うハウジングカバー108、及びクランクハウジング107とモータハウジング105の後端側(ハンマビット119の反対側)に連接されたハンドグリップ109によって構成されている。なお説明の便宜上、本体部103の長軸方向(ハンマビット119の長軸方向)を水平方向とした電動ハンマ101の水平状態において、ハンマビット119側を前、ハンドグリップ109側を後という。
ハンドグリップ109のクランクハウジング107(実質的にはハウジングカバー108)と連接される上部連接部には、本体部103の長軸方向と交差する左右方向に摺動操作可能なスライドスイッチ109aが設けられ、当該スライドスイッチ109aをスライド操作することにより、駆動モータが通電駆動あるいは停止可能とされる。駆動モータの回転出力は、運動変換機構によって直線運動に適宜変換された上で打撃要素に伝達され、当該打撃要素を介してハンマビット119の長軸方向(図1における左右方向)への衝撃力を発生する。
また、便宜上図示を省略するが、運動変換機構は、駆動モータの回転運動を直線運動に変換して打撃要素に伝達するものであり、駆動モータを介して駆動されるクランク軸、クランクアーム、ピストン等からなるクランク機構によって構成される。ピストンは、打撃要素を駆動する駆動子を構成するものであり、バレル106内に収容されたシリンダ141(図4参照)内をハンマビット119の長軸方向と同方向に摺動可能とされる。
また、便宜上図示を省略するが、打撃要素は、シリンダ141のボア内壁に摺動自在に配置され、ピストンの摺動動作に伴う空気室の空気バネを介して駆動される打撃子としてのストライカと、ツールホルダ137に摺動自在に配置されるとともに、ストライカの運動エネルギをハンマビット119に伝達する中間子としてのインパクトボルトとを主体として構成される。
本実施の形態においては、本体部103の上部領域において、ハンマビット119の長軸線を挟んで左側と右側とにそれぞれ動吸振器151が配置される。具体的には、クランクハウジング107とバレル106の左右の外面と、これらを覆うハウジングカバー108との間に動吸振器収容空間115が形成されている。動吸振器151は、その長軸方向が本体部103の長軸方向(ハンマビット119の長軸方向)に対して平行となるように当該左右の動吸振器収容空間115に配置される。動吸振器151は、クランクハウジング107とバレル106の左右の外面に沿って両方に跨るように取り付けられるとともに、当該取り付け後においてハウジングカバー108によって覆われる。
次に、動吸振器151の構造及び動吸振器151の本体部103に対する取り付け構造につき、主に図5〜図11を参照しつつ説明する。動吸振器151の詳細な構造が図5〜図8に示される。なお動吸振器151は、左右いずれの動吸振器151も構造自体は同一である。動吸振器151は、長尺中空状に形成された筒体153と、当該筒体153内に配置されたウェイト155と、ウェイト155を筒体153との間で連接するべく当該ウェイト155の図示左右に配置された付勢バネ157,159を主体として構成される。筒体153は、本発明における「本体部」に対応し、ウェイト155は、本発明における「ウェイト」に対応し、付勢バネ157,159は、本発明における「弾性要素」に対応する。
筒体153は、前側の円筒状の第1筒部161、後側の円筒状の第2筒部163及び中間位置の円筒状の内筒165から構成されている。第1筒部161と第2筒部163は、対向状に配置されるとともに、それぞれが内筒165の外周面に対し周方向及び長軸方向への摺動自在に嵌合されている。すなわち、本実施形態の筒体153は、第1筒部161、第2筒部163及び内筒165が長軸方向に相対移動可能に組み合わされることによって形成される。なお、内筒165と第1筒部161及び第2筒部163との嵌合面には、空気の漏れ防止用のシール部材としてOリング164が介在されている。第1筒部161及び第2筒部163は、本発明における「複数の筒状部材」に対応する。
第1筒部161と第2筒部163は、図5及び図6に示すように、長軸方向の一端部(筒部相互の対向側端部)において、互いに噛み合い係合する鍵形状(フック状)の係合部161a,163aを介して連結される構成とされる。第1筒部161の係合部161aと第2筒部163の係合部163aは、筒部端面から長軸方向に所定長さで延出されており、両筒部161,163を相互に接近させた状態(筒部端面と係合部先端とを当接させた状態)において、両筒部161,163を周方向へ相対移動させることで互いに噛み合い係合し、これによって第1筒部161と第2筒部163とを連結する。したがって、第1筒部161と第2筒部163とを、上記とは反対方向の周方向に相対移動すれば、係合部161a,163a相互の噛み合い係合が解除され、第1筒部161と第2筒部163の連結が解除される。図5には動吸振器151の分解状態が示され、図6及び図7には動吸振器151が組み立てられるとともに、第1筒部161と第2筒部163が連結された状態が示される。
第1筒部161と第2筒部163を連結するべく行われる係合部161a,163aの噛み合い係合動作は、付勢バネ157,159の弾発力に抗しつつ行われる構成とされる。そして係合部161a,163aが相互に噛み合い係合した両筒部161,163の連結状態では、図6及び図7に示すように、第1筒部161及び第2筒部163の長軸方向端面と、それに対向する係合部163aの長軸方向端面との間に、それぞれ所定の間隙Cが設定されており、この間隙Cの範囲内で第1筒部161と第2筒部163が長軸方向に相対移動可能とされている。これによって筒体153全体が間隙Cの範囲内で長軸方向に伸縮自在とされている。なお、上記の間隙Cの大きさについては、後述する本体部103側の被接続口181の配置間隔と、動吸振器151側の接続口167,169の配置間隔との、製作上のあるいは組付け上の寸法誤差(ばらつき)を考慮した上で設定される。
第1筒部161には、当該第1筒部161の内部空間191と連通する通気孔167aを有する接続口167が設けられ、第2筒部163には、当該第2筒部163の内部空間193と連通する通気孔169aを有する接続口169が設けられる。接続口167,169は、第1筒部161及び第2筒部163の外側に径方向に突出状に設けられており、電動ハンマ101の本体部103、具体的にはバレル106とクランクハウジング107に設けられた空気の通気孔181a,182aを有する被接続口181,182に接続する構成とされる。接続口167,169は、本発明における「強制加振用の通気部材」に対応し、被接続口181,182は、本発明における「通気部材取付部」に対応する。
前側に配置される第1筒部161側の接続口167は、当該第1筒部161の長軸方向他端部側の外側に長軸方向に摺動自在に嵌合されたアウタスリーブ166に形成されている。アウタスリーブ166は、本発明における「スライドスリーブ」に対応する。一方、後側に配置される第2筒部163側の接続口167は、当該第2筒部163に一体に形成されるとともに、当該第2筒部163の中心と交差する水平方向の直線に沿って水平状に突出されている(図3及び図10参照)。なお、アウタスリーブ166は、長軸方向端面に形成された周方向に複数の凹部166aを有し、この凹部166aに第1筒部161の外面に突設された突部161dが長軸方向に所定の隙間を置いて係合されている。これにより、アウタスリーブ166は第1筒部161に対して長軸方向に相対移動が許容されるが周方向には相対移動が規制される。また、アウタスリーブ166は、第1筒部161の前側の小径部に嵌合され、その外周面が第1筒部161の大径部外周面と概ね同一面となるように設定されている。
アウタスリーブ166の接続口167は、当該アウタスリーブ166の中心(第1筒部161の中心)から上方に外れた偏心位置を通る水平方向の直線に沿って水平状に突出され、当該接続口167の通気孔167aが第1筒部161に形成された上下2個の連通孔161b,161cのうち上側に位置する連通孔161b,161cと連通される(図4及び図9参照)。すなわち、第1筒部161には、動吸振器151が本体部103に取り付けられた状態で当該本体部103の外面側と対向する側に上下2個の連通孔161b,161cが形成されている。そして、右側動吸振器151の第1筒部161については、一方の連通孔161bが接続口167の通気孔167aと連通され、左側動吸振器151の第1筒部161については、他方の連通孔161cが接続口167の通気孔167aと連通される構成とされる。このように、第1筒部161に上下2個の連通孔161b,161cを設けることにより、右側動吸振器151と左側動吸振器151に関し第1筒部161が共通化される。また、アウタスリーブ166についても、接続口167の通気孔167aの中心線方向の鉛直面に関して面対称形状に形成されており、これによりアウタスリーブ166が左右の動吸振器151に関し共通化される。
また、第1筒部161の外周面とアウタスリーブ166の内周面間には、シール部材としてのOリング168が設けられ、連通孔161b,161cと接続口167の通気孔167aとのつなぎ目から空気が外部に漏出することを防止している。
動吸振器151を本体部103に取付ける前の状態では、前述したように、付勢バネ157,159の弾発力で筒体153が最大に伸長された状態(図7に示す状態)に保持されることになり、このときに両接続口167,169の配置間隔が最大となる。そして両接続口167,169の配置間隔は、第1筒部161に対するアウタスリーブ166の長軸方向の相対移動、及び内筒165に対する第2筒部163の長軸方向の相対移動を介して調整可能とされる。
後側の第2筒部163の長軸方向の他端部(動吸振器151の端部側)には、図8に示すように、付勢バネ159の弾発力を受ける弾性要素受部材としてのバネ受け173が設けられている。バネ受け173は、第2筒部163の他端部内周に対し当該第2筒部163の長軸方向(図中左右方向)に相対的に移動可能に嵌入されるとともに、その端部が第2筒部163の他端部の端面開口から外部に突出されている。なお、バネ受け173は、常時には鍔部173aが第2筒部163の内周面に設けた段差面163bに当接することで当該第2筒部163から抜け出ることが規制されている。またバネ受け173には、ゴムストッパ177が設けられており、このゴムストッパ177によりウェイト155の後方最大移動位置を規制している。またバネ受け173と第2筒部163との嵌合面には、空気の漏出を防止するシール部材としてのOリング172が介在されている。
前側の第1筒部161は、他端部が塞がれた有底筒状に形成されており、その筒孔底面によって付勢バネ157の弾発力を受ける。すなわち、第1筒部161は、第2筒部163とバネ受け173の機能を併有する構成である。また、第1筒部161の筒孔底面にはゴムストッパ175が設けられており、このゴムストッパ175によりウェイト155の前方最大移動位置を規制している。
ウェイト155は、大径部155aと当該大径部155aを挟んで両側に位置する小径部155bとを有するとともに、大径部155aが内筒165の内周面を摺動する構成とされる。大径部155aの移動方向両側にはそれぞれ付勢バネ157,159が配置される。付勢バネ157,159は、圧縮コイルスプリングによって構成されている。第1筒部161側の付勢バネ157は、一端が第1筒部161の筒孔底面に当接され、他端がウェイト155の大径部155aの長軸方向端面に当接されている。第2筒部163側の付勢バネ157は、一端がバネ受け173に当接され、他端がウェイト155の大径部155aの長軸方向端面に当接されている。これによって付勢バネ157,159は、ウェイト155が筒体153の長軸方向(ハンマビット119の長軸方向)に移動する際に当該ウェイト155に対向状の弾発力を付与する。
上記のように構成された動吸振器151を本体部103に取付けるべく、クランクハウジング107の左右の側面領域には、各2個の止着部183,184が設けられ、またバレル106の左右の側面領域とクランクハウジング107の左右の側面領域には、動吸振器151の接続口167,169と接続するべく各1個の被接続口181,182が設けられる。本実施の形態では、バレル106側の被接続口181に第1筒部161側の接続口167が接続され、クランクハウジング107側の被接続口182に第2筒部163側の接続口169が接続される。各2個の止着部183,184のうち、一方の止着部183は、第1筒部161を直接に支持するべく設けられ、他方の止着部184は、第2筒部163のバネ受け173を支持するべく設けられる。
バレル106及びクランクハウジング107に形成される被接続口181,182は、図10及び図11に示すように、側面方向に開口している。従って、本体部103の側方から当該本体部103の側面に向かって動吸振器151を概ね水平状に移動させることによって、動吸振器151の接続口167,169が被接続口181の口内に嵌め込まれて接続される構成とされる。
第1筒部161を止着するための一方の止着部183は、図10に示すように、クランクハウジング107の側面から側方に向かって概ね水平状に突出される上下2個の止着片183aによって構成されている。これに対応して第1筒部161の長軸方向一端側の外面には、当該第1筒部161の長軸方向と交差する方向に延在する上下一対の取付用の突状片171が形成されている(図6参照)。一方、第2筒部163のバネ受け173を止着するための他方の止着部184は、図9に示すように、クランクハウジング107の側面から側方に概ね水平状に突出する止着片によって形成され、当該止着片にはバネ受け173の突出端部が係合する凹部184aを有する。
動吸振器151の本体部103に対する取り付けは、動吸振器151を本体部103に向かって概ね水平状に移動させることで取り付けられる。図9〜図11には本体部103に動吸振器151を取り付ける前の状態と取り付けた後の状態がそれぞれ示される。上下一対の突状片171の先端は、フック状に形成されるとともに傾斜面171a(図6参照)が設けられている。また、他方の止着部184の先端には、傾斜面184b(図9参照)が設けられている。
従って、上下の突状片171の傾斜面171aを一方の止着部183の上下の止着片183aに押し当てるとともに、バネ受け173の突出端部を他方の止着部184の傾斜面184bに押し当てて押し込むと、付勢バネ157,159の弾発力を受けつつ、第1筒部161の上下の突状片171が上下の止着片183aに係合されるとともに、バネ受け173の突出端部が他方の止着部184の凹部184aに係合される。これによって動吸振器151の筒体153が付勢バネ157,159の弾発力を受けた状態で止着部183に止着される。と同時に動吸振器151の接続口167,169が被接続口181,182にそれぞれ嵌め込まれる。かくして、動吸振器151が筒体153の長軸方向がハンマビット119の長軸方向と平行となるように本体部103に取付けられる。
動吸振器151の取り付け状態では、第1筒部161と第2筒部163のバネ受け173が付勢バネ157,159の弾発力を受けた状態で止着部183に支持されるため、支持状態を確実に維持することができる。また、第1筒部161については、当該第1筒部161の外側の上下2箇所において、突状片171が本体部103側の止着部183に係合することで支持される構成であり、これにより第1筒部161につき、前端面から内側に入り込んだ長軸方向の中央側での合理的な支持が可能となる。
上記の取付時において、バネ受け173は、付勢バネ159に抗して第2筒部163内に押し込まれるため、付勢バネ159の弾発力は、バネ受け173を介して止着部183によって受けられることとなり、第2筒部163には付勢バネ159の弾発力が作用しない。このため、第2筒部163は、内筒165に対して長軸方向の相対移動が許容される。一方、アウタスリーブ166は、第1筒部161に対して相対移動が可能とされている。このため、動吸振器151側の接続口167,169の配置間隔と本体部103側の被接続口181,182の配置間隔に寸法誤差(ばらつき)が存在しても、当該ばらつきを吸収しつつ接続口167,169を被接続口181,182に支障なく取付けることが可能となる。
クランクハウジング107側の被接続口182の通気孔182aは、運動変換機構を収容するクランク室187に連通され、バレル106側の被接続口181の通気孔181aは、シリンダ141を収容するバレル106の内部空間、すなわち、バレル106の内面とシリンダ141の外面との間のバレル内部空間185に連通されている。従って、動吸振器151が本体部103に取り付けられた状態では、動吸振器151のウェイト155の両側部に形成される内部空間のうち、第1筒部161側の内部空間191は、バレル内部空間185に連通され、第2筒部163側の内部空間193は、クランク室187に連通される。なお、本体部103に取り付けられた動吸振器151は、必要に応じて第1及び第2筒部161,163を相互に接近する方向に力を加えつつ本体部103の側方へ引き出すことによって当該本体部103から取り外すことが可能である。
次に、上記のように構成された電動ハンマ101の作用について説明する。駆動モータが通電駆動されると、その回転出力は、運動変換機構を介して直線運動に変換された後、打撃機構を介してハンマビット119に長軸方向のハンマ動作を行わせ、被加工材にハンマ作業を遂行する。
本実施の形態では、動吸振器151における後側の第2筒部163の内部空間193がクランク室187に連通し、前側の第1筒部161の内部空間191がバレル内部空間185に連通している。クランク室187は外部と遮断された密閉空間であり、当該クランク室187の圧力は、運動変換機構の駆動に伴い変動する。これは、運動変換機構の構成部材であるピストンがシリンダ内を直線運動することに基づくものである。すなわち、ピストンの前進時(ハンマビット119にハンマ動作を行わせる長軸方向への移動時)には、当該ピストンの前進動作に伴いクランク室187の容積が拡大することに基づきクランク室187の圧力が下がり、ピストンの後退時にはクランク室187の容積が縮小して圧力が上がる。
一方、バレル内部空間185は、クランク室187には連通されておらず、独立した密閉空間とされている。そしてピストンが前進動作されたとき、打撃機構の構成部材であるストライカが空気バネを介してシリンダ内を前方へと移動されてインパクトボルトを介してハンマビットに衝撃力を加えるが、このとき、ストライカとインパクトボルト間のシリンダ内空間が縮小され、それに伴い当該シリンダ内空間の空気が当該シリンダに形成されている通気孔からバレル内部空間185に押し出される。このため、当該バレル内部空間185の圧力が上昇する。そしてストライカが初期位置へと復帰する際には、上記のシリンダ内空間が広がることに基づきバレル内部空間185の空気がシリンダ内空間に吸入され、これによりシリンダ内の圧力が下がる。
このように、電動ハンマ101の駆動時には、クランク室187及びバレル内部空間185の圧力は、運動変換機構あるいは打撃機構の駆動に伴って変動し、しかもその圧力変動は、概ね180度の位相差を有するものである。つまり、クランク室187の圧力が上昇したときには、バレル内部空間185の圧力が低下し、クランク室187の圧力が低下したときには、バレル内部空間185の圧力が上昇するという態様となる。本実施の形態では、このように変動する本体部103の内部空間の圧力を動吸振器151の第1及び第2筒部161,163の内部空間191,193に導入する構成としている。すなわち、クランク室187及びバレル内部空間185内の変動圧力を利用して動吸振器151のウェイト155を積極的に駆動する、いわゆる強制加振方式によって動吸振器151に制振作用を行わせる構成であり、これによりハンマ作業時に本体部103に生ずる振動を効果的に抑制することができる。
本実施の形態においては、上記のような変動圧力を利用した強制加振式のモジュール化された動吸振器151を本体部103に取付けるに際し、動吸振器151の筒体153に設けた接続口167,169を、本体部103側に設けた被接続口181,182に嵌め込むことによって、当該動吸振器151の内部空間191,193が、本体部103の内部空間であるクランク室187及びバレル内部空間185に同時的に連通される構成である。このとき、動吸振器151側の2つの接続口167,169の配置間隔と、本体部103側の被接続口181,182の配置間隔に製作上のあるいは組付け上のばらつきが存在する可能性がある。
本実施の形態によれば、アウタスリーブ166に設けられた一方の接続口167は、第1筒部161に対して長軸方向に相対移動が可能とされ、また第2筒部163に設けられた他方の接続口169は、内筒165に対して長軸方向に相対移動が可能とされている。このため、両接続口167,169は、被接続口181,182に嵌め込む際に、被接続口181,182の配置間隔に対応するように長軸方向の配置間隔が調整され、これにより配置間隔のばらつきを吸収しつつ被接続口181,182に支障なく取付けることができる。
また、前側の第1筒部161は、他端部が塞がれた有底筒状に形成されており、その筒孔底面によって付勢バネ157の弾発力を受ける構成、すなわち、第1筒部161が後側の第2筒部163とバネ受け173の機能を併有する構成である。これにより、付勢バネ159の弾発力をバネ受け173によって受ける第2筒部163側の構成に比べ、バネ受け173を用いない分だけ、動吸振器151の長軸方向の寸法を短縮して小型化することが可能となる。その結果、本体部103側に必要な動吸振器151の配置スペースが小さくて済む。
また、本実施の形態では、動吸振器151の本体部103に対する支持につき、第1筒部161側については、長軸方向の端部での支持ではなく、端部よりも長軸方向の中央側(付勢バネ157の弾発力を受ける筒孔底面側よりも内側)において、止着部183により支持する構成としている。このような構成とすることで、動吸振器151の止着部(支持部)を含めた動吸振器151の長軸方向長さをより短縮してコンパクト化できる。
また、動吸振器151の前後の接続口167,169を、バレル106とクランクハウジング107の2部材に形成される被接続口181,182に接続する構成において、動吸振器151の支持する前後2箇所の止着部183,184につき、これをバレル106とクランクハウジング107に各1個ずつ設けずに、クランクハウジング107にのみ設けている。従って、前後2箇所の止着部183,184の配置間隔に組み付けによるばらつきが生じない。
また、クランクハウジング107の側方の空きスペースを利用して動吸振器151を配置した場合、図11に示すように、当該動吸振器151はバレル106に対しては、当該バレル106の側方領域の下部寄りの位置に配置される。この位置では、接続口167を動吸振器151の中心から径方向水平に突出させたときは、バレル106の被接続口181を接続口167に対向するように設定することが困難となる。そこで、本実施の形態では、接続口167を第1筒部161の中心よりも上方にずれた偏心位置から水平に突出するように設定し、これにより接続口167とバレル106の被接続口181とを合理的に接続することが可能となった。
また、上記のような接続構成において、本実施の形態では、第1筒部161に上下2個の連通孔161b,161cを設け、本体部103の右側に配置される動吸振器151については、接続口167が一方の連通孔161bを介して内部空間191と連通し、左側に配置される動吸振器151については、接続口167が他方の連通孔161cを介して内部空間191と連通可能としている。これにより、右側の動吸振器151と左側の動吸振器151に関し第1筒部161を共通化することができる。
なお、本体部103に取り付けられた動吸振器151は、必要に応じて本体部103から取り外すことが可能とされている。また、第1及び第2筒部161,163は、周方向への相対移動(回動操作)によって互いに噛み合い係合する係合部161a,163aを介して連結される構成であり、反対向きに相対移動することで連結が解除される構成である。このため、第1筒部161と第2筒部163との連結あるいは連結解除を特別の工具を用いることなく容易に行うことができるとともに、連結解除状態では第1筒部161と第2筒部163とを分離し、中のウェイト155、付勢バネ157,159を保守点検することができる。
(本発明の第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態につき、図12〜図18を参照しつつ説明する。なお、電動ハンマ101の構成については、前述した第1の実施形態の場合と同様であり、必要に応じて第1の実施形態と同一の符号を用いて説明する。先ず、本実施の形態に係る動吸振器251の構造を図12〜図14に基づき説明する。本実施の形態に係る動吸振器251は、長尺中空状に形成された筒体253と、当該筒体253内に配置されたウェイト255と、ウェイト255を筒体253との間で連接するべく当該ウェイト255の図示左右に配置された付勢バネ257,259を主体として構成される。筒体253は、本発明における「本体部」に対応し、ウェイト255は、本発明における「ウェイト」に対応し、付勢バネ257,259は、本発明における「弾性要素」に対応する。
筒体253は、前側の円筒状の第1筒部261、後側の円筒状の第2筒部263及び中間位置の円筒状の内筒265から構成されている。第1筒部261と第2筒部263は、対向状に配置されるとともに、それぞれが内筒265の外周面に対し周方向及び長軸方向への摺動自在に嵌合されている。すなわち、筒体253は、第1筒部261、第2筒部263及び内筒265が長軸方向に相対移動可能に組み合わされることによって形成される。なお、内筒265と第1筒部261及び第2筒部263との嵌合面には、空気の漏れ防止用のシール部材としてOリング264が介在されている。第1筒部261及び第2筒部263は、本発明における「複数の筒状部材」に対応する。
第1筒部261と第2筒部263は、図12及び図13に示すように、それぞれの長軸方向の一端部(筒部相互の対向側端部)において、互いに噛み合い係合する鍵形状(フック状)の係合部261a,263aを介して連結される構成とされる。第1筒部261の係合部261aと第2筒部263の係合部263aは、筒部端面から長軸方向に所定長さで延出されており、両筒部261,263を相互に接近させた状態(筒部端面と係合部先端とを当接させた状態)において、両筒部261,263を周方向へ相対移動させることで互いに噛み合い係合し、これによって第1筒部261と第2筒部263とを連結する。したがって、第1筒部261と第2筒部263とを、上記とは反対方向の周方向に相対移動すれば、係合部261a,263a相互の噛み合い係合が解除され、第1筒部261と第2筒部263の連結が解除される。図12には動吸振器251が分解された状態が示され、図13には動吸振器251が組み立てられるとともに、第1筒部261と第2筒部263が連結された状態が示される。
第1筒部261と第2筒部263を連結するべく行われる係合部261a,263aの噛み合い係合動作は、付勢バネ257,259の弾発力に抗しつつ行われる構成とされる。そして係合部261a,263aが相互に噛み合い係合した両筒部261,263の連結状態では、図13に示すように、第1筒部261及び第2筒部263の長軸方向端面と、それに対向する係合部263aの長軸方向端面との間に、それぞれ所定の間隙Cが設定されており、この間隙Cの範囲内で第1筒部261と第2筒部263が長軸方向に相対移動可能とされている。これによって筒体253全体が間隙Cの範囲内で長軸方向に伸縮自在とされている。
第1筒部261及び第2筒部263には、空気の通気孔267a,269aを有する弾性変形可能なゴムパイプ267,269が径方向(水平方向)に突出状に設けられており、当該ゴムパイプ267,269は、電動ハンマドリル101の本体部103に設けられた空気の通気孔181aを有する被接続口181,182に接続する構成とされる。ゴムパイプ267,269は、本発明における「強制加振用の通気部材」に対応し、被接続口181,182は、本発明における「通気部材取付部」に対応する。
ゴムパイプ267,269は、第1筒部261及び第2筒部263に形成されたパイプ取付孔内に挿入されて取り付けられ、第1筒部261及び第2筒部263の内部空間291,293に連通されている。動吸振器251を電動ハンマ101の本体部103に取付ける前の状態では、前述したように、付勢バネ257,259の弾発力で筒体253が最大に伸長された状態(図13に示す状態)に保持されるため、このときに両ゴムパイプ267,269の配置間隔が最大となる。そして、両ゴムパイプ267,269の配置間隔は、当該ゴムパイプ267,269それ自体の弾性変形及び第1筒部261と第2筒部263との軸方向の相対移動を介して調整可能とされる。
また、第1筒部261側のゴムパイプ267と第2筒部263側のゴムパイプ269は、両筒部261,263が連結された状態では、周方向の位置が概ね一致する、すなわち筒体253の軸線方向の同一直線上に位置するように設定されている。
第1筒部261と第2筒部263のそれぞれは、他端部が塞がれた有底筒状に形成されており、その筒孔底面によって付勢バネ257,259の弾発力を受ける。すなわち、第1筒部261は、第1の実施形態における第2筒部163とバネ受け173の機能を併有する構成である。また、第1筒部261及び第2筒部263の筒孔底面には、ゴムストッパ275,277が設けられており、これら2つのゴムストッパ275,277によりウェイト155の前方最大移動位置と後方最大移動位置を規制している。
ウェイト255は、大径部255aと当該大径部255aを挟んで両側に位置する小径部255bとを有するとともに、大径部255aが内筒265の内周面を摺動する構成とされる。大径部255aの移動方向両側にはそれぞれ付勢バネ257,259が配置される。付勢バネ257,259は、圧縮コイルスプリングによって構成されており、一端が第1筒部261、第2筒部263の筒孔底面に当接され、他端がウェイト255の大径部255aの長軸方向端面に当接されている。これによって付勢バネ257,259は、ウェイト255が筒体253の長軸方向(ハンマビット119の長軸方向)に移動する際に当該ウェイト255に対向状の弾発力を付与する。
また、第1筒部261の前端面には、互いに対向して水平方向に延在する上下一対の取付用突状片271が一体に設けられ、また及び第2筒部263の後端面には,同様に互いに対向して水平方向に延在する上下一対の取付用突状片272が一体に設けられている。各取付用突状片271,272の延在方向の端部対向面側には、球状突部271a,272aが形成されている。
次に、上記のように構成された動吸振器251の取り付けにつき、図15〜図18を参照しつつ説明する。本実施の形態では、図16に示すように、動吸振器251を電動工具101の本体部103に取付けるべく、クランクハウジング107の左右の側面領域には、第1筒部261を支持する止着部283と、第2筒部263を支持する止着部284が設けられ、また第1筒部261のゴムパイプ267と接続する被接続口181、及び第2筒部263のゴムパイプ269と接続する被接続口182が設けられる。止着部283,284は、クランクハウジング107の側面から側方に向けて水平状に突出するとともに上下方向に貫通する係合孔283a,284aを有する平板によって構成されている。被接続口181,182は、側面方向に開口している。
従って、図15及び図17に示すように、動吸振器251のゴムパイプ267,269をクランクハウジング107の被接続口181,182に対向させるとともに、上下の取付用突状片271,272間に止着部283,284が位置するように、動吸振器251の位置決めする。この状態で、クランクハウジング107に向けて水平状に移動すると、ゴムパイプ267,269が対向する被接続口181,182の口内に嵌め込まれ、同時に上下の取付用突状片271,272間に止着部283,284が当該取付用突状片271,272の弾性変形を利用しつつ差し込まれるとともに、取付用突状片271,272の球状突起271a,272aが止着部283,284の係合孔283a,284aに係合する。かくして、動吸振器251は、その長軸方向がハンマビット119の長軸方向と平行となるように本体部103に取付けられる。取り付けられた状態が図16及び図18に示される。
本実施の形態によれば、第1筒部261及び第2筒部263を、それぞれ他端部が塞がれた有底筒状に形成し、その筒孔底面によって付勢バネ157の弾発力を受ける構成としたものであり、第1の実施形態における第2筒部163とバネ受け173の機能を併有する構成である。これにより、バネ受け173を用いない分だけ、動吸振器251の長軸方向の寸法を短縮して小型化することが可能となる。その結果、本体部103側に必要な動吸振器251の配置スペースが小さくて済む。また、バネ受け173が不要となることで、バネ受け173と第2筒部163間に必要なOリング172も不要となり、その分、コストの低減化を図ることができる。
本実施の形態では、ゴムパイプ267,269によって強制加振用の接続口を構成している。このため、動吸振器251側のゴムパイプ267,269の配置間隔と本体部103側の被接続口181,182の配置間隔に寸法誤差(ばらつき)が存在しても、ゴムパイプ267,269それ自体の弾性変形によって当該ばらつきを吸収しつつ被接続口181,182に支障なく取付けることが可能となる。
また、本実施の形態では、図15に示すように、クランクハウジング107に形成される前後の止着部283,284の内法寸法が、動吸振器251の自由状態での長軸方向の外法寸法(第1筒部261の前端面と第2筒部263の後端面間の距離)より僅かに小さく設定されている。従って、本体部103に動吸振器251を取り付けた状態では、第1筒部261の前端面と第2筒部263の後端面が付勢バネ257,259の弾発力を受けつつ止着部283,284の前後方向端面(長軸方向端面)によって面接触状態で支持される。このため、止着部283,284を上下一対の取付用突状片271,272によって動吸振器251の長軸方向と交差する上下方向から挟むように支持することと相俟って支持状態を確実に維持することができる。
また、止着部283,284の先端と、第1筒部261の前端面及び第2筒部263の後端面に設けた挿入ガイドとしての傾斜面あるいはR面等の面取り285が形成されており、これによって動吸振器251の本体部103に対する取り付けを容易に行うことができる。
なお、クランクハウジング107に設けられた一方(後側)の被接続口182の通気孔182aは、第1の実施形態と同様に運動変換機構を収容するクランク室(便宜上図示を省略する)に連通され、他方(前側)の被接続口181の通気孔181aは、シリンダ141を収容するバレル106のバレル内部空間(便宜上図示を省略する)に連通されている。従って、動吸振器251が本体部103に取り付けられた状態では、動吸振器251のウェイト255の両側部に形成される内部空間のうち、第1筒部261側の内部空間291は、バレル内部空間に連通され、第2筒部263側の内部空間293は、クランク室に連通される。従って、電動ハンマ101を駆動してハンマビット119によりハンマ作業を行なう際には、第1の実施形態の場合と同様に、動吸振器251が強制加振され、これによりハンマ作業時に本体部103に生ずる振動を効果的に抑制することができる。
なお、本体部103に取り付けられた動吸振器251は、必要に応じて第1及び第2筒部261,263を相互に接近する方向に力を加えつつ本体部103の側方へ引き出すことによって当該本体部103から取り外すことが可能である。そして、取り外された動吸振器251は、適宜に第1第2筒部261,263の係合部261a,263aによる連結を解除して分離し、中のウェイト255、付勢バネ257,259を保守点検することができる。
なお、上述した第2の実施形態では、ゴムパイプ267,269それ自体の弾性変形によってばらつきを吸収する構成としたが、ゴムパイプ267,269を硬質パイプに変更するとともに、当該硬質パイプを、例えばゴム部材の弾性変形を利用して第1及び第2筒部261,263に弾発状に取り付ける構成としてもよい。また、動吸振器251を本体部103に取り付ける場合において、ゴムパイプ267,269は、動吸振器251に取り付けておくのではなく、本体部103側に取り付けてあっても構わない。
また、上述した各実施形態における内筒165,265は、第1筒部161,261または第2筒部163,263のいずれか一方に対して一体状に形成してもよい。また、上述した各実施形態では、作業工具として電動ハンマ101を例にとって説明しているが、電動ハンマ101に限らず、ハンマビット119にハンマ動作とドリル動作とを行なわせるハンマドリルに適用することが可能である。
上記発明の趣旨に鑑み、下記のごとき態様が構成可能である。
(態様1)
「前記スライドスリーブに形成された通気部材は、当該スライドスリーブの中心から上方に外れた偏心位置を通る水平方向の直線に沿って水平状に突出され、バレルの通気部材取付部に接続される構成としている。」
(態様2)
「前記スライドスリーブが取り付けられる筒状部材には、上下2個の連通孔を設け、作業工具本体の右側面部に配置される動吸振器については、前記通気部材が一方の連通孔と連通し、左側に配置される動吸振器については、前記通気部材が他方の連通孔と連通するように構成している。」
(態様3)
「前記スライドスリーブは、通気部材の中心線方向の鉛直面に関して面対称形状に形成されている。」
(態様4)
「複数の筒状部材のうちの少なくとも一方の筒状部材は、他方の筒状部材と対向する側に上下一対の突状片を有し、前記突状片が前記一方の筒状部材の外側の上下2箇所において前記止着部によって支持される構成としている。」
本発明の第1の実施形態に係る電動ハンマの全体構成を示す一部切断側面図である。 同じく電動ハンマの全体構成を示す一部切断平面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 動吸振器の構成を示す分解斜視図である。 組み立てられた動吸振器を示す斜視図である。 同じく動吸振器を示す平面図である。 図7のC−C線断面図である。 動吸振器の本体部に対する取り付けを説明する平断面図である。 図9のD−D線断面図である。 図9のE−E線断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る動吸振器の構成を示す分解斜視図である。 同じく動吸振器を示す側面図である。 図13のF−F線断面図である。 動吸振器の本体部に対する取り付けを説明する平断面図である。 動吸振器が本体部に取り付けられた状態の平断面図である。 図15のG−G線断面図である。 図16のH−H線断面図である。
101 電動ハンマ(作業工具)
103 本体部
105 モータハウジング
106 バレル
107 クランクハウジング
108 ハウジングカバー
109 ハンドグリップ
109a スライドスイッチ
115 動吸振器収容空間
119 ハンマビット(先端工具)
137 ツールホルダ
141 シリンダ
151 動吸振器
153 筒体
155 ウェイト
155a 大径部
155b 小径部
157,159 付勢バネ(弾性要素)
161 第1筒部(筒状部材)
161a 係合部
161b,161c 連通孔
161d 突部
163 第2筒部(筒状部材)
163a 係合部
163b 段差面
164 Oリング
165 内筒
166 アウタスリーブ(スライドスリーブ)
166a 凹部
167,169 接続口(強制加振用の通気部材)
167a,169a 通気孔
168 Oリング
171 突状片
171a 傾斜面
172 Oリング
173 バネ受け
173a 鍔部
175,177 ゴムストッパ
181,182 被接続口(通気部材取付部)
181a,182a 通気孔
183,184 止着部
183a 止着片
184a 凹部
184b 傾斜面
185 バレル内部空間
187 クランク室
191,193 内部空間
251 動吸振器
253 筒体
255 ウェイト
255a 大径部
255b 小径部
257,259 付勢バネ(弾性要素)
261 第1筒部(筒状部材)
261a 係合部
263 第2筒部(筒状部材)
263a 係合部
264 Oリング
265 内筒
267,269 ゴムパイプ(強制加振用の通気部材)
267a,269a 通気孔
271,272 取付用突状片
271a,272a 球状突起
275,277 ゴムストッパ
283,284 止着部
283a,284a 係合孔
285 面取り
291,293 内部空間

Claims (8)

  1. 先端工具を直線状に駆動する作動機構を収容した作業工具本体と、前記作業工具本体に装着され、前記先端工具駆動時の制振をなす動吸振器とを有する作業工具であって、
    前記動吸振器は、本体部と、前記本体部内に当該本体部の長軸方向に移動可能に収容されたウェイトと、前記ウェイトを前記本体部との間で連接する弾性要素とを有し、
    前記本体部は、同軸で対向状に配置される複数の筒状部材からなり、それら複数の筒状部材が長軸方向に相対移動可能に組み合わされた状態で前記本体部が形成され、
    前記弾性要素は、前記複数の筒状部材に対して、両筒状部材が互いに離間するように付勢力を作用し、
    前記複数の筒状部材は、前記弾性要素の付勢力を受けた状態で前記作業工具本体側に止着され、
    前記複数の筒状部材には、当該筒状部材の径方向外側へと突出されるとともに前記作業工具本体側に形成された通気部材取付部に対して前記筒状部材の長軸方向と交差する方向に差し込むことで取り付けられる強制加振用の通気部材がそれぞれ設けられ、前記複数の通気部材のうちの少なくとも一方の通気部材は、前記複数の筒状部材のうち前記一方の通気部材が設けられた一方の筒状部材に対して長軸方向に相対移動可能とされていることを特徴とする作業工具。
  2. 請求項1に記載の作業工具であって、
    前記弾性要素の付勢力を受ける筒状部材は、当該付勢力を受ける弾性要素受面よりも内側の長軸方向中央側において、前記作業工具本体に設けた止着部によって前記弾性要素の付勢力を受けた状態で止着される構成としたことを特徴とする作業工具。
  3. 請求項1または2に記載の作業工具であって、
    前記通気部材は、前記筒状部材の外側に当該筒状部材の長軸方向に摺動自在に装着された筒状のスライドスリーブに形成されていることを特徴とする作業工具。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の作業工具であって、
    前記作業工具本体は、前記作動機構を収容する2つのハウジングを含んで構成され、それら2つのハウジングに跨って前記動吸振器が取り付けられていることを特徴とする作業工具。
  5. 請求項1に記載の作業工具であって、
    前記通気部材は、前記筒状部材とは別部材によって形成され、当該筒状部材に対して弾発状に取付けられていることを特徴とする作業工具。
  6. 請求項5に記載の作業工具であって、
    前記通気部材は、ゴムパイプによって形成されていることを特徴とする作業工具。
  7. 請求項5または6に記載の作業工具であって、
    前記作業工具本体は、前記作動機構を収容する2つのハウジングを含んで構成され、それら2つのハウジングのうちの一方のハウジングに前記動吸振器が取り付けられていることを特徴とする作業工具。
  8. 請求項1〜7のいずれか1つに記載の作業工具であって、
    前記弾性要素の付勢力を受ける筒状部材につき、当該付勢力を受ける弾性要素受面よりも内側の長軸方向中央側において、前記本体部の内部空間と外部とを密封するシール部が設定されていることを特徴とする作業工具。
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