JP5009060B2 - 打撃工具 - Google Patents

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Description

本発明は、ハンマやハンマドリル等のように工具ビットを直線状に駆動する打撃工具の制振技術に関する。
国際公開2005/105386号公報(特許文献1)には、制振機構が設けられた電動ハンマの構成が開示されている。この従来の電動ハンマでは、ハンマ作業に伴うハンマビット長軸方向の振動を制振する手段としての動吸振器を有し、クランク機構を利用して動吸振器のウェイトを積極的に駆動する、すなわち動吸振器を強制的に振動させることでハンマ作業時の振動を制振する構成としている。これにより、打撃工具に作用する振動の大小によらず、動吸振器を定常的に作動させることが可能となる。
従って、例えば電動ハンマに強い押圧力を作用させながらハンマ作業を行なう等のように、制振の要請は高いにも拘らず、動吸振器に入力される振動量が小さく、当該動吸振器が十分に作動しないような作業態様においても、十分な制振機能を確保することが可能となる。しかしながら、従来の電動ハンマは未だなお改良すべき点がある。
国際公開2005/105386号公報
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、打撃工具における制振性を一層向上するのに資する技術を提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、本発明に係る打撃工具の好ましい形態は、工具ビットの長軸方向の打撃動作により被加工材に所定のハンマ作業を行う打撃工具において、工具本体と、工具本体に収容されるモータと、工具本体に収容されるシリンダと、作動機構と、動吸振器と、機械式加振機構とを有する。なお、本発明における「所定のハンマ作業」とは、工具ビットが長軸方向の打撃動作のみを行うハンマ作業のみならず、長軸方向の打撃動作と長軸方向回りの回転動作を行うハンマドリル作業を好適に包含する。作動機構は、工具ビットを直線状に駆動する。動吸振器は、弾性要素による付勢力が作用した状態で直線運動可能に構成されるウェイトを有し、当該ウェイトが工具ビット長軸方向に運動することによってハンマ作業時における工具本体の制振を行う。動吸振器の要素たるウェイトは、少なくとも弾性要素による付勢力が作用すれば足り、さらに減衰要素による減衰力の作用を受ける構成も包含されるものとする。本発明における「弾性要素」は、典型的には、バネがこれに該当する。機械式加振機構は、ハンマ作業時において、弾性要素を介してウェイトに工具本体の振動以外の外力を加えることでウェイトを積極的に駆動する構成とされる。このように、機械式加振機構によりウェイトを積極的に駆動し、動吸振器を強制的に振動させることによって、作業工具に作用する振動の大小によらず、動吸振器を定常的に作動させることが可能となる。
本発明に係る打撃工具の好ましい形態においては、ウェイトおよび弾性要素は、工具ビット長軸線上であって、かつ工具本体の内壁面とシリンダの外周面との間に、当該シリンダ外周面の周方向の少なくとも一部を覆うように配置された構成とされる。なお、本発明における「シリンダ外周面の周方向の少なくとも一部を覆う」とは、ウェイトについては、断面円形、断面楕円形あるいは断面多角形等の筒状体によってシリンダ外周面の周方向全体を覆う態様、あるいは断面略C形のように周方向の一部に切れ目を有する筒状体によってシリンダ外周面の周方向の一部を覆う態様等を広く包含し、弾性要素については、シリンダ外周にコイルバネを配置する態様がこれに該当する。
本発明によれば、動吸振器を構成するウェイトおよび弾性要素を、工具本体の内壁面とシリンダの外周面との間に配置する構成とすることにより、ウェイトおよび弾性要素の重心を工具ビット長軸線上に概ね一致させるように配置することが可能となる。これによりウェイトが工具ビット長軸方向に運動する際の偶力、すなわちハンマビット長軸方向と交差する軸方向回りの回転力の発生を防止することができる。また、本発明によれば、既存の空間を利用しての配置が可能となり、打撃工具のコンパクト化を図る上で有効な制振機構を提供することができる。
また、本発明に係る好ましい形態によれば、作動機構は、工具ビットに直線運動を行わせるべく当該工具ビット長軸方向に直線運動する打撃子と、モータの回転出力を直線運動に変換して打撃子を駆動する第1のクランク機構とを有する。機械式加振機構は、弾性要素に外力を加えるべくハンマビット長軸方向に直線運動する摺動子と、第1のクランク機構の回転出力を直線運動に変換して摺動子を駆動する第2のクランク機構によって構成されている。そして、第2のクランク機構は、第2クランク軸と、第2クランク軸に形成された偏心軸部と、偏心軸部の回転運動により工具ビット長軸方向に直線状に移動する連接部材と、連接部材と共に直線状に移動して摺動子を移動させる作動部材と、を有し、作動部材が、シリンダの長軸線を挟んで配置されるとともに、工具本体に形成されたガイド孔に摺動自在に貫通された左右2本の真直なロッドによって形成されている。
本発明によれば、打撃子と摺動子の駆動を単一のモータで行うことができ、合理的な駆動システムが構築される。
本発明に係る打撃工具の更なる形態によれば、工具本体内に第1のクランク機構を組み付ける際の作業孔として当該工具本体に形成された開口部と、開口部を塞ぐべく工具本体の外側から開口部に装着可能なカバー部材と、を更に有する。第1のクランク機構は、工具本体の内部に開口部に臨むように回転可能に配置された第1クランク軸を有する。第2のクランク機構は、カバー部材に回転可能に装着されるとともに第1クランク軸と同一軸線上で対向状に配置された第2クランク軸を有する。第1クランク軸と第2クランク軸の互いに対向し合う軸端部の一方には、凹部が形成され、他方には当該凹部に係合可能な凸部が形成されている。そして、カバー部材が開口部に装着されたとき、第1クランク軸と第2クランク軸が、凹部と凸部との係合を介して第1クランク軸から第2クランク軸への回転伝達可能に連係される構成とした。なお、本発明における「対向状に配置」の態様としては、ほぼ同一軸上において対向状に配置する構成とすることが好ましい。
本発明によれば、開口部を塞ぐためのカバー部材に第2のクランク機構を装着し、そして、当該カバー部材を開口部に装着したとき、凸部と凹部の係合を介して第1クランク軸と第2クランク軸が回転伝達可能に連係する構成とした。このため、カバー部材に予め第2のクランク機構を組み付けた後、当該カバー部材の開口部に対する装着作業を行うことによって第1のクランク機構に第2のクランク機構を容易に組み付けることが可能となり、組付け性を向上できる。工具本体に形成される開口部は、工具本体内に第1のクランク機構を組み付ける際の作業孔として設けられ、当該第1のクランク機構の上方領域は、空き空間として存在している。本発明によれば、この空き空間を利用して第2のクランク機構を配置することができる。すなわち、既存の打撃工具の外形寸法を変えずに第2のクランク機構を搭載することができる。
本発明に係る打撃工具の更なる形態によれば、ウェイトは、工具本体の内壁面に沿って工具ビット長軸方向に移動するように工具本体に配置された構成とした。このような構成を採用することにより、ウェイトを工具本体の内壁面に沿って安定的に直線動作させることができる。また、ウェイトおよび弾性要素を工具本体側に配置することで、シリンダの外周面から離れた配置が可能となり、例えばシリンダ内の空気の圧力変動を介して打撃子を駆動し、工具ビットを打撃する構成の打撃工具に採用した場合においては、空気室と外部とを連通するためにシリンダに形成される連通孔への悪影響を回避できる。
本発明によれば、打撃工具における制振性を一層向上するのに資する技術が提供されることとなった。
(本発明の第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態につき、図1〜図7を参照しつつ詳細に説明する。本実施の形態は、打撃工具の一例として電動ハンマを用いて説明する。図1には本実施の形態に係る電動ハンマの全体構成が示される。図2、図4および図6はそれぞれ電動ハンマの主要部を示す拡大断面図であり、図2には動吸振器を強制的に振動させるためのスライドスリーブが、概ね中間位置へと移動された状態が示され、図4および図5にはスライドスリーブが前端位置へと移動された状態が示され、図6および図7にはスライドスリーブが後端位置へと移動された状態が示される。
本実施の形態に係る電動ハンマ101は、図1に示すように、概括的に見て、電動ハンマ101の外郭を形成する本体部103と、当該本体部103の先端領域(図示左側)にツールホルダ137を介して着脱自在に取付けられたハンマビット119と、本体部103のハンマビット119の反対側に連接された作業者が握るハンドグリップ109とを主体として構成されている。本体部103は、本発明における「工具本体」に対応し、ハンマビット119は、本発明における「工具ビット」に対応する。ハンマビット119は、ツールホルダ137によってその長軸方向への相対的な往復動が可能に、かつその周方向への相対的な回動が規制された状態で保持される。なお説明の便宜上、ハンマビット119側を前、ハンドグリップ109側を後という。
本体部103は、駆動モータ111を収容したモータハウジング105と、第1運動変換機構113および第2運動変換機構116を収容したギアハウジング107と、打撃要素115を収容したバレルハウジング108とによって構成されている。駆動モータ111の回転出力は、第1運動変換機構113によって直線運動に適宜変換された上で打撃要素115に伝達され、当該打撃要素115を介してハンマビット119の長軸方向(図1における左右方向)への衝撃力を発生する。また、駆動モータ111の回転出力は、第1運動変換機構113を介して第2運動変換機構116に伝達されるとともに、当該第2運動変換機構116によって直線運動に変換され、後述する動吸振器171を強制的に振動させる駆動力とされる。上記の第1運動変換機構113および打撃要素115は、本発明における「作動機構」に対応し、第2運動変換機構116は、本発明における「機械式加振機構」に対応する。また、駆動モータ111は、本発明における「モータ」に対応する。なお、ハンドグリップ109には、作業者がスライド操作することによって駆動モータ111を通電駆動するスライドスイッチ109aが設けられている。
図2に示すように、第1運動変換機構113は、駆動モータ111(図1参照)により水平面内にて回転駆動される駆動ギア121、当該駆動ギア121に噛み合い係合する被動ギア123を一体に有する第1クランク軸125、当該第1クランク軸125の回転中心から所定距離偏心した位置に一方の端部が偏心ピン126を介して遊嵌状に連接された連接部材としてのクランクアーム127、当該クランクアーム127の他端部に連結軸128を介して取り付けられた駆動子としてのピストン129を主体として構成される。上記の第1クランク軸125、偏心ピン126、クランクアーム127、およびピストン129によって第1クランク機構が構成され、この第1クランク機構は、本発明における「第1のクランク機構」に対応する。
打撃要素115は、シリンダ141のボア内壁に摺動自在に配置された打撃子としてのストライカ143と、ツールホルダ137に摺動自在に配置されるとともに、ストライカ143の運動エネルギをハンマビット119に伝達する中間子としてのインパクトボルト145とを主体として構成される。シリンダ141内には、ピストン129とストライカ143との間に空気室141aが形成される。ストライカ143は、ピストン129の摺動動作に伴うシリンダ141の空気室141aの空気バネを介して駆動され、ツールホルダ137に摺動自在に配置された中間子としてのインパクトボルト145に衝突(打撃)し、当該インパクトボルト145を介してハンマビット119に打撃力を伝達する。シリンダ141は、ハンマビット119と同軸上に配置されている。このため、ピストン129およびストライカ143は、共にハンマビット119と同軸上で直線運動を行う。また、シリンダ141は、ギアハウジング107の前側領域に形成された円筒状のシリンダ保持部107aの筒孔に前方から挿入保持されるとともに、ギアハウジング107に接合されるバレルハウジング108によって収容されている。
次にハンマ作業時に本体部103の制振を行う動吸振器171と、動吸振器171のウェイト173を積極的に駆動させることによって動吸振器171を強制的に振動させる第2運動機構116を説明する。以下、本明細書では、動吸振器171を強制的に振動させることを強制加振という。動吸振器171は、本体部103におけるバレルハウジング108の内部空間において、シリンダ141外周面の周方向全体を覆うように円環状に配置される円筒状のウェイト173と、当該ウェイト173のハンマビット長軸方向の前側と後側にそれぞれ配置された前後の付勢バネ175F,175Rとを主体として構成される。付勢バネ175F,175Rは、本発明における「弾性要素」に対応する。前後の付勢バネ175F,175Rは、ウェイト173がハンマビット119の長軸方向に移動する際にウェイト173に対向状の弾発力を付与する。
ウェイト173は、その中心(重心)がハンマビット119の長軸線と一致するように配置されるとともに、その外周面がバレルハウジング108の内壁面(円筒面)に接した状態で摺動自在とされる。また前後の付勢バネ175F,175Rは、それぞれ圧縮コイルバネによって構成され、ウェイト173と同様、各中心がハンマビット119の長軸線と一致するように配置されている。後側の付勢バネ175Rは、一端(後端)がバネ受部材としてのスライドスリーブ151のフランジ部151a前面に当接され、他端(前端)がウェイト173の軸方向後端に当接される。また前側の付勢バネ175Fは、一端(後端)がウェイト173の前面に当接され、他端(前端)がバレルハウジング108の段差面108aに当接される。
スライドスリーブ151は、第2運動変換機構116の駆動力を後側の付勢バネ175Rを介してウェイト173に入力する入力部材を構成しており、シリンダ141の外周面に対しハンマビット長軸方向に摺動自在に嵌合されるとともに、第2運動変換機構116によって摺動動作される。スライドスリーブ151は、本発明における「摺動子」に対応する。なお、シリンダ141には、空気室141aの圧力調整用として、当該空気室141aと外部とを連通する通気孔141bが形成されている。このため、シリンダ141に嵌合されたスライドスリーブ151によって通気孔141bが常に塞がれないようにするべく、スライドスリーブ151には通気孔141bと常時に連通するリング状の空間151bと、当該空間151bと外部とを連通する径方向に貫通する複数の連通孔151cが形成されている。
第2運動変換機構116は、第1運動変換機構113の上方に配置されている。図2〜図7に示すように、第2運動変換機構116は、第1運動変換機構113における偏心ピン126の回転により水平面内にて回転駆動される第2クランク軸153、第2クランク軸153に一体に形成された偏心軸部155、偏心軸部155の回転動作によってハンマビット119の長軸方向に直線状に往復移動される連接板157、および当該連接板157とともに直線状に移動してスライドスリーブ151を前方へと移動させる作動部材としての真直な左右2本のロッド159を主体として構成される。上記の第2クランク軸153、偏心軸部155および連接板157によって第2クランク機構が構成され、この第2クランク機構は、本発明における「第2のクランク機構」に対応する。
第2クランク軸153は、第1クランク軸125と同軸上で対向状に配置されるとともに、軸方向下端部に円板部153aを有している。円板部153aの下面側には、第2クランク軸153の回転中心から偏心した位置に窪み(溝)153bが形成され、当該窪み153bが第1運動変換機構113の偏心ピン126の突出端部126aに係合(嵌合)されている。窪み153bは、本発明における「凹部」に対応し、突出端部126aは、本発明における「凸部」に対応する。すなわち、第2クランク軸153は、窪み153bと突出端部126aの係合を介して第1クランク軸125から入力される駆動力によって回転駆動される構成とされる。第1運動変換機構113の上方において、ギアハウジング107には第1運動変換機構113の組み付け作業用としての開口部107bが形成され、この開口部107bに着脱自在に装着されるクランクキャップ163に第2クランク機構が組み付けられている。クランクキャップ163は、本発明における「カバー部材」に対応する。
第2クランク軸153は、クランクキャップ163にベアリング165を介して回転自在に支持される。偏心軸部155は、第2クランク軸153の回転中心に対して所定距離偏心した位置を中心とする円形状に形成されている。連接板157は、偏心軸部155に嵌合されたリング155aに対しハンマビット長軸方向と交差する方向に長い長円孔157aを介して係合するとともに、クランクキャップ163に設けられた前後のガイドピン156によってハンマビット長軸方向に直線状に移動するよう案内される。なお、連接板157にはガイドピン156に摺動自在に係合するハンマビット長軸方向のガイド溝157cが設けられている。左右2本のロッド159は、図4に示すように、ギアハウジング107のシリンダ保持部107aにハンマビット長軸方向に貫設されたガイド孔107cに摺動自在に取り付けられ、その軸方向一端(後端)が連接板157の平面状の前面部157bに当接され、軸方向他端(前端)がスライドスリーブ151の後端面に当接されている。
第2クランク機構の構成部材である、第2クランク軸153および連接板157は、クランクキャップ163をギアハウジング107の開口部107bに装着する前に当該クランクキャップ163に組み付けられる。連接板157は、クランクキャップ163の内壁面と第2クランク軸153の円板部153aとによって挟まれる構成とされ、これにより第2クランク軸153の軸方向(上下方向)の移動が規制される。第2クランク軸153および連接板157が組み付けられたクランクキャップ163は、ギアハウジング107の外側(上方)から開口部107bに嵌め込まれるとともに、複数のネジ163aによってギアハウジング107に止着される。このとき、第2クランク軸153の円板部153aに形成された窪み153bを、ギアハウジング107内に組み付けられている第1クランク機構の偏心ピン126の突出端部126aに係合させ、連接板157の前面部157bにロッド159の後端を当接させる。これにより、第1クランク機構と第2クランク機構が回転力の伝達可能に機械的に連係された状態で組み付けられる。
次に上記のように構成される電動ハンマ101の作用について説明する。図1に示す駆動モータ111が通電駆動されると、その回転出力により、駆動ギア121が水平面内にて回動動作する。すると、駆動ギア121に噛み合い係合される被動ギア123を介して第1クランク軸125が水平面内を周回動作し、これによってクランクアーム127を介してピストン129がシリンダ141内を直線状に摺動動作される。ピストン129の直線動作に伴うシリンダ141内の空気バネの作用により、ストライカ143はシリンダ141内を直線運動してインパクトボルト145に衝突(打撃)することで、その運動エネルギをハンマビット119へと伝達する。これにより、ハンマビット119は長軸方向の打撃動作を行い、被加工材にハンマ作業を遂行する。
上記のハンマ作業時(ハンマビット119の駆動時)において、本体部103にはハンマビット長軸方向の衝撃的かつ周期的な振動が発生する。本体部103に生ずる制振対象としての主たる振動は、ピストン129とストライカ143が空気室141aの空気を圧縮したときの圧縮反力、およびストライカ143がインパクトボルト145を介してハンマビット119を打撃したときの、前記圧縮反力よりも僅かに遅れて発生する打撃反力である。
本実施の形態における動吸振器171は、制振対象である電動ハンマ101の本体部103に対して、動吸振器171における制振要素であるウェイト173および付勢バネ175F,175Rが協働して受動的な制振を行なう。これにより電動ハンマ101の本体部103に生ずる上記の振動が効果的に抑制されることとなる。
ところで、実際の加工作業においては、作業者が電動ハンマ101を被加工材側に強く押圧した状態で作業を行なうといったように、ハンマビット119に被加工材側からの負荷が相当程度作用するため、制振の要請が高いにもかかわらず、動吸振器171に入力される振動量が抑制されてしまう場合がある。
上記のような作業形態に対しては、動吸振器171を強制加振することによって本体103の振動をより効果的に抑制することができる。すなわち、本実施の形態では、ハンマ作業時において、第1クランク軸125が回転されるとき、偏心ピン126の突出端部126aと窪み153bを介して係合する第2クランク軸153が当該第1クランク軸125と同一速度で回転される。第2クランク軸153の偏心軸部155が水平面内にて回転動作されると、当該偏心軸部155に係合している連接板157がハンマビット119の長軸方向に直線状に往復駆動される。そして連接板157の前方への移動時には、ロッド159を介してスライドスリーブ151が前方へと押されて移動し、付勢バネ175F,175Rを圧縮させる。連接板157の後方への移動時には、スライドスリーブ151が付勢バネ175F,175Rの弾発力によって押されて後方へ移動する。図2および図3には前後方向に移動するスライドスリーブ151が概ね中間位置へと移動された状態が示され、図4および図5にはスライドスリーブ151が前端位置へと移動された状態が示され、図6および図7にはスライドスリーブ151が後端位置へと移動された状態が示される。すなわち、ハンマ作業時において、動吸振器171のウェイト173は、第2クランク機構により付勢バネ175F,175Rを介して積極的に駆動され、動吸振器171が強制加振される。
これにより動吸振器171は、ウェイト173を積極駆動する能動的な制振機構として作用し、ハンマ作業時に本体部103に生ずるハンマビット長軸方向の振動を更に効果的に抑制することができる。このようなことから、例えば電動ハンマ101の本体部103に強い押圧力(被加工材に対するハンマビット119の押付力)を作用させながらハンマ作業を行なう等のように、制振の要請は高いにも拘らず、動吸振器171に入力される振動量が小さく、当該動吸振器171が十分に作動しないような作業態様においても、十分な制振機能を確保することが可能となる。
本実施の形態では、偏心軸部155と連接板157とによって構成される第2クランク機構を介してバネ受部材としてのスライドスリーブ151を駆動し、後側の付勢バネ175Rを介してウェイト173を積極的に駆動する構成としている。このため、ストライカ143が空気室141aの圧力変動を介して前方へと移動され、インパクトボルト145を介してハンマビット119を打撃する際に、動吸振器171のウェイト173が、本体部103に発生する衝撃的な振動を打ち消すように、つまり前述した圧縮反力、あるいは圧縮反力の直後に生ずる打撃反力のいずれか一方、あるいは両反力の中間領域に対向して直線運動するように、第1クランク機構によるピストン129(ストライカ143)の駆動タイミングに対する当該ウェイト173の駆動タイミング、すなわち、第2クランク機構におけるクランクの位相を調整することができる。これにより、ハンマ作業時の大きい振動量の発生タイミングに対向してウェイト173を直線状に移動させ、当該ウェイト173による制振作用を最適な形態で遂行することが可能となる。
また、本実施の形態では、動吸振器171を構成するウェイト173および付勢バネ175F,175Rが、シリンダ141の外側に円環状に配置された構成とされる。これによりシリンダ141の外周とバレルハウジング108の内周間の空間を有効に活用した配置が可能となり、電動ハンマ101のコンパクト化を図る上で有効な制振機構が提供される。また、円環状の配置とすることでウェイト173および付勢バネ175F,175Rの重心がハンマビット119の長軸線上に一致するように配置される。これによりウェイト173がハンマビット119の長軸方向に直線運動する際に本体部103に偶力(ハンマビット長軸方向と交差する軸線回りに作用する左右方向あるいは上下方向の回転力)が作用することを防止できる。
また、本実施の形態では、ウェイト173をバレルハウジング108の内壁面に沿ってハンマビット119の長軸方向に摺動自在に配置している。このような構成を採用することにより、ウェイト173の摺動動作の安定化を図ることができる。また、ウェイト173をシリンダ141の外周面から離して配置できるため、空気室141aと外部とを連通するためにシリンダ141に形成される通気孔141bに対する悪影響が回避される。
また、本実施の形態では、ギアハウジング107の開口部107bを塞ぐべく当該開口部107bに装着されるクランクキャップ163に第2クランク機構の構成部材である、第2クランク軸153および連接板157を組み付ける構成としている。そして、クランクキャップ163を開口部107bに被せるように装着する際に、第2クランク軸153の円板部153aに設けた窪み153bを第1クランク軸125の偏心ピン126の突出端部126aに係合することによって、第2クランク機構が第1クランク機構に対して機械的に連係する構成としている。このため、クランクキャップ163を開口部107bに装着するだけで第2クランク機構の組み付けが行われることになる。すなわち、本実施の形態によれば、第2クランク機構の組み付けが容易化され、組付け性を向上することができる。
また、本実施の形態のように、クランクキャップ163に第2クランク機構の構成部材である、第2クランク軸153および連接板157を取り付ける構成としたときは、当該第2クランク機構付きクランクキャップ163に変え、開口部107bに対して、当該開口部107bを塞ぐことのみを目的として準備されたクランクキャップ、すなわち第2クランク機構が装着されていない構成のクランクキャップを装着することで、動吸振器付き電動ハンマ101から動吸振器171を装備しない低価格モデルへの対応を容易に行うことができる。
また、ギアハウジング107に形成される開口部107bは、当該ギアハウジング107に第1クランク機構を組み付けるための作業孔として設けられ、そして当該第1クランク機構の上方領域は、空き空間として存在している。本実施の形態においては、この空き空間を利用して第2クランク機構を配置する構成のため、既存の電動ハンマ101の外形寸法を変えることなく、第2クランク機構を搭載することが可能となる。
また、シリンダ141に摺動自在に嵌合されたスライドスリーブ151は、摺動方向であるハンマビット長軸方向に長尺状の筒状体によって形成されている。これによりスライドスリーブ151が摺動動作する際の動作を安定化することが可能となり、その結果としてロッド159によってスライドスリーブ151を押すという簡単な構成を採用することが可能となる。
(本発明の第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態につき、図8〜図10を参照しつつ説明する。図8は第2の実施形態に係る電動ハンマの全体を示す断面図であり、図9は電動ハンマの主要部を示す拡大断面図、図10は図9のD−D線に基づく断面図である。本実施の形態は、本体部103の制振を行う動吸振器171が搭載された電動ハンマ101において、当該動吸振器171を強制加振する機械式加振機構に関する変更例である。本実施の形態は、動吸振器171の強制加振を、ストライカ143を駆動する運動変換機構213に付設した第2クランク機構よって行う構成としたものであり、前述した第1の実施形態における第2運動変換機構116が省略された構成とされる。なお、この点以外については、前述した第1の実施形態と同様に構成される。このため、同一の構成部材については、第1の実施形態の説明で用いた符号と同一の符号を付してその説明を省略または簡略に説明する。
本実施の形態に係る運動変換機構213は、ストライカ143を駆動する第1クランク機構と、動吸振器171を駆動する第2クランク機構を有する。第1クランク機構は、駆動モータ111(図8参照)により水平面内にて回転駆動される駆動ギア221、当該駆動ギア221に噛み合い係合する被動ギア223、被動ギア223と共に回転するクランク軸225、当該クランク軸225の上端に一体に形成されたクランク板225a、クランク板225aの回転中心から所定距離偏心した位置に一方の端部が偏心ピン226を介して遊嵌状に連接された連接部材としてのクランクアーム227、および当該クランクアーム227の他端部に連結軸228を介して取り付けられた駆動子としてのピストン229を主体として構成される。一方、第2クランク機構は、クランク軸225に一体に形成された偏心軸部255、偏心軸部255の回転動作によってハンマビット119の長軸方向に直線状に往復移動される連接板257、および当該連接板257とともに直線状に移動してスライドスリーブ151を前方へと移動させる作動部材としての真直に延びる左右2本のロッド259を主体として構成される。
偏心軸部255は、クランク軸253の回転中心に対して所定距離偏心した位置を中心とする円形状に形成されている。連接板257は、偏心軸部255に嵌合されたリング255aに対しハンマビット長軸方向と交差する方向に長い長円孔257aを介して係合するとともに、ギアハウジング107に設けられた前後のガイドピン256によって直線状に移動するよう案内される。なお、連接板257にはガイドピン256に摺動自在に係合する前後方向のガイド溝257cが設けられている。左右2本のロッド259は、図10に示すように、ギアハウジング107のシリンダ保持部107aにハンマビット長軸方向に貫設されたガイド孔107cに摺動自在に取り付けられ、その軸方向一端(後端)が連接板257の平面状の前面部257bに当接され、軸方向他端(前端)が動吸振器171のスライドスリーブ151の後端面に当接されている。なお、運動変換機構213の上方において、ギアハウジング107に形成された開口部107bは、ネジ263aによってギアハウジング107に着脱自在に止着されたクランクキャップ263によって塞がれている。
上記のように構成された本実施の形態によれば、前述した第1の実施の形態と同様、ハンマビット119によるハンマ作業時において、第2クランク機構によってスライドスリーブ151を直線状に移動することにより、付勢バネ175F,175Rを介してウェイト173を積極的に駆動する。すなわち、動吸振器171を強制加振することによって、ハンマ作業時に本体部103に生ずるハンマビット長軸方向の振動を効果的に抑制することができる。特に本実施の形態における運動変換機構213は、ストライカ143を駆動する第1クランク機構に、動吸振器171を強制的に振動させる第2クランク機構を付設した構成としている。すなわち、クランク軸215上に偏心軸部255を設定し、当該偏心軸部255に係合する連接板257およびロッド259を介してスライドスリーブ151を駆動する構成としたものである。これにより本実施の形態によれば、前述した第1の実施形態に比較し、スライドスリーブ151の駆動に関する部品点数を削減することができる。
なお、上述した各実施の形態は、打撃工具として電動ハンマ101を例にとって説明しているが、電動ハンマ101に限らず、ハンマビット119が長軸方向の打撃動作と長軸回りの回転動作とを行うハンマドリルに適用できることは当然である。
なお、本発明の趣旨に鑑み、以下の態様を構成することができる。
(態様1)
「請求項2に記載の打撃工具であって、
前記第1のクランク機構は、回転中心から偏心した位置に偏心部を有する回転可能なクランク軸と、前記偏心部の回転運動を前記駆動子の直線運動に変換する連接部材と、を有し、
前記第2のクランク機構は、回転中心から偏心した位置に偏心部を有する回転可能なクランク軸と、前記偏心部の回転運動を前記摺動子の直線運動に変換する連接部材と、を有することを特徴とする打撃工具。」
態様1に記載の発明によれば、第1のクランク機構の偏心部に対する第2のクランク機構の偏心部の回転方向の相対位置、すなわち位相の設定が自由であり、従って弾性要素を強制的に振動させるタイミング、すなわちウェイトの駆動タイミングを、工具ビットによるハンマ作業時における衝撃力の発生タイミングに対応して設定することができる。これにより、ウェイトによる制振作用を最適な形態で遂行させることが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る電動ハンマの全体構成を示す側断面図である。 電動ハンマの主要部を示す拡大断面図であり、スライドスリーブが概ね中間位置へと移動された状態が示される。 図2のA−A線に基づく断面図である。 電動ハンマの主要部を示す拡大断面図であり、スライドスリーブが前端位置へと移動された状態が示される。 図4のB−B線に基づく断面図である。 電動ハンマの主要部を示す拡大断面図であり、スライドスリーブが後端位置へと移動された状態が示される。 図6のC−C線に基づく断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る電動ハンマの全体構成を示す側断面図である。 電動ハンマの主要部を示す拡大断面図である。 図9のD−D線に基づく断面図である。
101 電動ハンマ(打撃工具)
103 本体部(工具本体)
105 モータハウジング
107 ギアハウジング
107a シリンダ保持部
107b 開口部
107c ガイド孔
108 バレルハウジング
108a 段差面
109 ハンドグリップ
109a スライドスイッチ
111 駆動モータ(モータ)
113 第1運動変換機構(作動機構)
115 打撃要素(作動機構)
116 第2運動変換機構(加振機構)
119 ハンマビット(工具ビット)
121 駆動ギア
123 被動ギア
125 第1クランク軸(第1のクランク軸)
126 偏心ピン
126a 突出端部
127 クランクアーム
128 連結軸
129 ピストン(駆動子)
137 ツールホルダ
141 シリンダ
141a 空気室
141b 通気孔
143 ストライカ(打撃子)
145 インパクトボルト(中間子)
151 スライドスリーブ(摺動子)
151a フランジ部
151b 空間
151c 連通孔
153 第2クランク軸(第2のクランク軸)
153a 円板部
153b 窪み(凹部)
155 偏心軸部
155a リング
156 ガイドピン
157 連接板
157a 長円孔
157b 前面部
157c ガイド溝
159 ロッド
163 クランクキャップ(カバー部材)
163a ネジ
165 ベアリング
171 動吸振器
173 ウェイト
175F,175R 付勢バネ(弾性要素)
213 運動変換機構
221 駆動ギア
223 被動ギア
225 クランク軸
225a クランク板
226 偏心ピン
227 クランクアーム
228 連結軸
229 ピストン(駆動子)
255 偏心軸部
255a リング
256 ガイドピン
257 連接板
257a 長円孔
257b 前面部
257c ガイド溝
259 ロッド
263 クランクキャップ
163a ネジ

Claims (3)

  1. 工具ビットの長軸方向の打撃動作により被加工材に所定のハンマ作業を行う打撃工具であって、
    工具本体と、
    前記工具本体に収容されたモータと、
    前記工具本体に収容されるシリンダと、
    弾性要素による付勢力が作用した状態で直線運動可能とされたウェイトを有し、当該ウェイトが前記工具ビット長軸方向に運動することによってハンマ作業時における前記工具本体の制振を行う動吸振器と、
    前記工具ビットを直線状に駆動する作動機構と、
    ハンマ作業時において、前記弾性要素を介して前記ウェイトに前記工具本体の振動以外の外力を加えることで前記ウェイトを積極的に駆動する機械式加振機構と、を有し、
    前記ウェイトおよび前記弾性要素は、前記工具ビット長軸線上であって、かつ前記工具本体の内壁面と前記シリンダの外周面との間に、当該シリンダ外周面の周方向の少なくとも一部を覆うように配置されており、
    前記作動機構は、前記工具ビットに直線運動を行わせるべく前記シリンダ内を当該工具ビット長軸方向に直線運動する打撃子と、前記モータの回転出力を直線運動に変換して前記打撃子を駆動する第1のクランク機構と、を有し、
    前記機械式加振機構は、前記弾性要素に外力を加えるべく直線運動する摺動子と、前記第1のクランク機構の回転運動を直線運動に変換して前記摺動子を駆動する第2のクランク機構と、を有し、
    前記第2クランク機構は、第2クランク軸と、前記第2クランク軸に形成された偏心軸部と、前記偏心軸部の回転運動により工具ビット長軸方向に直線状に移動する連接部材と、前記連接部材と共に直線状に移動して前記摺動子を移動させる作動部材と、を有し、
    前記作動部材は、前記シリンダの長軸線を挟んで配置されるとともに、前記工具本体に形成されたガイド孔に摺動自在に貫通された左右2本の真直なロッドによって形成されていることを特徴とする打撃工具。
  2. 請求項に記載の打撃工具であって、
    前記工具本体内に前記第1のクランク機構を組み付ける際の作業孔として当該工具本体に形成された開口部と、
    前記開口部を塞ぐべく前記工具本体の外側から前記開口部に装着可能なカバー部材と、を更に有し、
    前記第1のクランク機構は、前記工具本体の内部に前記開口部に臨むように回転可能に配置された第1クランク軸を有し、
    前記第2のクランク機構は、前記カバー部材に回転可能に装着されるとともに前記第1クランク軸と対向状に配置された第2クランク軸を有し、
    前記第1クランク軸と前記第2クランク軸の互いに対向し合う軸端部の一方には、凹部が形成され、他方には当該凹部に係合可能な凸部が形成されており、
    前記カバー部材が前記開口部に装着されたとき、前記第1クランク軸と前記第2クランク軸が、前記凹部と前記凸部との係合を介して前記第1クランク軸から前記第2クランク軸への回転伝達可能に連係される構成としたことを特徴とする打撃工具。
  3. 請求項1または2に記載の打撃工具であって、
    前記ウェイトは、前記工具本体の内壁面に沿って前記工具ビット長軸方向に移動するように前記工具本体に配置されていることを特徴とする打撃工具。
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