JP2013500408A - 連動式防犯シリンダー錠 - Google Patents
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Abstract
【選択図】図1
Description
図1、図2、及び図3に示すように、前記連動式開閉防犯シリンダー錠は、外筒16の前端部にエンドキャップ3が係合して取り付けられ、エンドキャップ3は内筒2の前端部と間隙係合する。内筒の上部で、軸線方向に沿って、制動棒19と間隙係合する内筒溝18が設けられている。内筒2の末端に、内筒連動端12が設けられている。内筒連動端12に、連結直口13が設けられ、他の錠体の連動設置のための予備とする。内筒は、内筒軸肩15及び内筒末端のストッパ溝11上の開口ストッパ23によって軸方向に位置決めされる。末位板バネ9の前のすべての板バネは、前位板バネ6と呼ばれる。前位板バネ6及び末位板バネ9は、内筒の軸線方向で間隔を空けて分布する板バネ溝穴26の中に取り付けられ、前位板バネ6及び末位板バネ9は、内筒の板バネ溝穴26と間隙係合する。鍵1は、内筒の仕切り板鍵穴27、前位板バネ鍵穴、及び末位板バネ鍵穴22と係合する。前記制動棒の前端部に、外筒前端部の周方向溝4又は外筒溝17と係合するボス5が設けられている。制動棒の末端に、外筒底端の制動溝10と係合する制動端32が設けられている。制動棒上に、前位板バネの板バネ歯溝と噛み合う前位制動歯7と、末位板バネの板バネ歯溝と噛み合う末位制動歯8が設けられている。図1において、鍵1の先端部が末位板バネ9の接触面14に当接しているが、押されていない状態を示す。図3において、鍵1の先端部が末位板バネ9の接触面14に押された状態を示す。
図18、図19、図20、図21、図22、及び図23に示すように、側位連動式防犯シリンダー錠は、上下に対称な軸方向溝107,112、周方向溝、及び外筒前端部の制動溝を含む外筒104と、外筒後端部に係合して取り付けられたエンドキャップ102と、外径と外筒の対応する内径とが間隙係合する内筒103とを含む。前記内筒は、軸方向に沿って間隔分布した1セットの板バネ溝穴137と、板バネ溝穴の間の仕切り板106と、軸方向に沿って形成された制動棒スライド溝136と、前後に貫通した内筒鍵穴138とを含む。前記内筒鍵穴は、鍵101に係合し、各板バネ溝穴の同一の側に、これと縦方向に通じたバネ穴118が設けられ、バネ穴の下方にバネ台座119が設けられている。内筒の前端部に、内筒連動端109が設けられ、内筒は、前軸肩110、後軸肩111及び外筒104によってエンドキャップ102と係合し、内筒の軸方向の自由度を限定する。内筒上の制動棒スライド溝136の対称面114は、垂直な内筒対称面115と交わり、制動棒スライド溝136の対称面114は、板バネ溝穴の高さの中央に位置し、内筒上の制動棒スライド溝は、内筒の板バネ溝穴に通じる。首位板バネ108は、最前端(すなわち、首端)の板バネ溝穴と間隙係合し、1セットの後位板バネ105は、対応する板バネ溝穴137と間隙係合し、前記軸方向溝107,112と間隙係合する。首位板バネ及び後位板バネの中央に板バネ鍵穴120が形成されている。前記各バネ穴118内には、後位板バネ及び首位板バネを制御するバネ117が置かれ、バネはバネ台座119とバネ押し座116との間に置かれる。
2 内筒
3 エンドキャップ
4 周方向溝
5 ボス
6 前位板バネ
7 前位制動歯
8 末位制動歯
9 末位板バネ
10 制動溝
11 ストッパ溝
12 内筒連動端
13 連結直口
14 接触面
15 内筒軸肩
16 外筒
17 外筒溝
18 内筒溝
19 制動棒
20 バネ
21 バネリミット座
22 鍵穴
23 開口ストッパ
24 仕切り板
25 バネ穴
26 板バネ溝穴
27 仕切り板鍵穴
28 連結穴
29 内筒前端鍵穴
30 バネ座
31 末位制動歯上斜面
32 制動端
33 末位制動歯下斜面
34 前位板バネの板バネ歯溝上斜面
35 前位板バネの板バネ歯溝底平面
36 接触面
37 末位板バネの板バネ歯溝上斜面
38 末位板バネの板バネ歯溝下斜面
39 中間平台
40 中間平台
41 押し斜面
42 押し斜面
43 引き斜面
101 鍵
102 エンドキャップ
103 内筒
104 外筒
105 後位板バネ
106 仕切り板
107 軸方向溝
108 首位板バネ
109 内筒連動端
110 前軸肩
111 後軸肩
112 軸方向溝
113 周方向溝
114 制動棒スライド溝対称面
115 内筒対称面
116 バネ押し座
117 バネ
118 バネ穴
119 バネ台座
120 板バネ鍵穴
121 首位板バネの板バネ歯溝
122 首位板バネの板バネ歯溝上斜面
123 首位板バネの板バネ歯溝下斜面
124 後位板バネの板バネ歯溝
125 後位板バネの板バネ歯溝底平面
126 後位板バネの板バネ歯溝上斜面
127 制動棒
128 制動棒ボス
129 後位制動歯
130 首位制動歯
131 制動端
132 首位制動歯下斜面
133 首位制動歯上斜面
134 後位制動歯上斜面
135 後位制動歯底平面
136 制動棒スライド溝
137 板バネ溝穴
138 内筒鍵穴
139 制動溝
140 中間平台
141 押し斜面
142 押し斜面
143 引き斜面
Claims (17)
- 外筒と、内筒と、制動棒と、前側板バネ及びそのリセットバネと、後側板バネ及びそのリセットバネと、鍵とを備え、
前記前側板バネ及び後側板バネが、前記内筒の軸方向に分布した板バネ溝穴に間隙係合し、
前記制動棒が前記内筒の軸方向に沿って装着され、
前記制動棒上の制動歯が、前記前側板バネ及び後側板バネの板バネ歯溝と噛み合うように構成されている、連動式防犯シリンダー錠であって、
前記前側板バネ及び後側板バネを互いに対向する移動カムとし、前記制動棒を従動部材とし、かつ前記内筒をフレームとした移動カム機構を構成し、
前記前側板バネ及び後側板バネの板バネ歯溝の制動歯が連動して噛み合い、
前記制動棒に係合する制動溝が前記外筒に設けられていることを特徴とする、連動式防犯シリンダー錠。 - 前記前側板バネが前位の板バネであり、
前記後側板バネが末位の板バネであり、
前記外筒と、前記内筒と、前記制動棒と、前記前位板バネと、前記末位板バネと、前記鍵とを含み、
前記内筒の軸線方向で間隔を空けて複数の板バネ溝穴が分布し、
前記板バネの中央に鍵穴が設けられ、前記板バネが前記内筒の板バネ溝穴と間隙係合し、
前記内筒の上部に軸線方向に沿って前記制動棒と間隙係合する内筒溝が設けられ、
前記制動棒の前端部に、前記外筒の前端部の周方向溝と係合するボスが設けられ、
前記末位板バネの前側に位置するすべての板バネが前記前位板バネになっており、
前記前位板バネのそれぞれの表面又は裏面に少なくとも1つの前記板バネ歯溝が設けられ、前記前位板バネの板バネ歯溝は、前記板バネ歯溝の上斜面と前記板バネ歯溝の底平面とにより夾角を形成しており、前記前位板バネにおける板バネ歯溝の口の向きは、前記鍵の挿入方向に一致し、前記制動棒の縦方向に間隔を空けて前記前位板バネの板バネ歯溝と噛み合う前位の前記制動歯が分布し、
前記末位板バネの表面又は裏面に少なくとも1つの板バネ歯溝が設けられ、前記末位板バネの板バネ歯溝は上斜面と下斜面とにより夾角をなし、前記末位板バネにおける板バネ歯溝の口の向きは、前記鍵の挿入方向と逆であり、前記制動棒上に末位の前記制動歯が設けられ、前記末位制動歯の一端の形状は、前記前位制動歯と同一であり、隣接する前記前位板バネの板バネ歯溝と噛み合い、他端は、上斜面と下斜面とにより凸角をなし、前記末位板バネの板バネ歯溝と噛み合い、前記制動棒の末位に、前記外筒の底端の制動溝と係合する制動端が設けられ、
前記鍵では、前記鍵の歯が、中間平台と、押し斜面と、引き斜面とからなり、前記中間平台が、前記押し斜面と前記引き斜面との間をつないでおり、前記中間平台のどの部分の縦方向進入長さも、中間平台進入過程にて前記板バネ鍵穴を押し上げたその他の接触面と等しい高さにおける進入長さであるという条件を満たし、前記鍵の全体に少なくとも1つの前記引き斜面が設けられ、前記引き斜面の高さは、前記前位制動歯の高さ、又は階段状の前記引き斜面の高さの和に等しく、前記鍵の先端部に押し斜面が設けられ、前記鍵には、前記中間平台の高さに基づいて番号が付されていること特徴とする、請求項1に記載の連動式防犯シリンダー錠。 - 前記前位板バネの板バネ歯溝は、上斜面と前記板バネ歯溝の底平面とからなる直角三角形であり、
前記前位制動歯の横方向の幅は、前記板バネの横方向の幅以上であり、前記前位制動歯の上斜面は、前記制動棒の底平面と夾角をなし、
前記末位板バネの板バネ歯溝は二等辺三角形であり、上斜面と下斜面とは角の二等分線で対称であり、この角の二等分線が、前記制動棒の底平面と平行になっていることを特徴とする、請求項2に記載の連動式防犯シリンダー錠。 - 前記前位板バネの板バネ歯溝の上斜面と板バネ歯溝の底平面との夾角が43°〜60°であり、
前記前位制動歯の上斜面と制動棒の底平面とからなる夾角が30°〜60°であり、
前記制動棒の底平面と板バネ歯溝の底平面とが平行であり、
前記末位板バネの板バネ歯溝が二等辺三角形になっており、上下2つの斜面と角の二等分線との夾角がいずれも43°〜60°であり、
前記制動棒における末位制動歯の前記前位板バネの方向を向いた一端の上斜面と底平面との夾角が30°〜60°であり、
前記制動棒における末位制動歯の前記末位板バネ方向を向いた一端の凸角を構成する上下2つの斜面と角の二等分線との夾角が、いずれも30°〜60°になっていることを特徴とする、請求項2に記載の連動式防犯シリンダー錠。 - 前記前位板バネの板バネ歯溝の上斜面と板バネ歯溝の底平面との夾角が45°であり、
前記制動棒の前位制動歯の上斜面と前記制動棒の底平面とからなる夾角が45°であり、
前記末位板バネの板バネ歯溝が二等辺三角形になっており、上下2つの斜面と角の二等分線との夾角がいずれも45°であり、
前記制動棒の末位制動歯の前位板バネ方向を向いた一端の上斜面と底平面との夾角が45°であり、
前記制動棒における末位制動歯の前記末位板バネの方向を向いた一端の凸角を構成する上下2つの斜面と角の二等分線との夾角が、いずれも45°になっていることを特徴とする、請求項2又は3に記載の連動式防犯シリンダー錠。 - 前記鍵の先端部が45°以下の押し斜面になっていることを特徴とする、請求項2に記載の連動式防犯シリンダー錠。
- 前記前位板バネのそれぞれに、上から下に平行に均等に配置された少なくとも2つの板バネ歯溝が設けられ、
前記板バネ歯溝の方向、大きさ、及び角度が同じであり、
開錠状態で、前記前位板バネのそれぞれで、そのうちの1つの前記板バネ歯溝の底平面が、前記制動棒の前位制動歯の底平面と同一平面に位置していることを特徴とする、請求項2又は3に記載の連動式防犯シリンダー錠。 - 前記鍵の各中間平台は互いに平行であり、前記内筒の軸線と平行になっていることを特徴とする、請求項2に記載の連動式防犯シリンダー錠。
- (a)前記前位板バネの開錠プロセスにて、前記鍵の進入により、前記鍵の先端部の押し斜面が前記末位板バネ鍵穴の接触面に当接するときに、前記前位板バネ鍵穴の接触面は、すべて前記鍵の中間平台に押された開錠状態にあり、前記前位板バネに連動のない状態の一次開錠を実現し、
(b)前記末位板バネ開錠プロセスにて、前記鍵が進入を継続し、前記鍵の先端部の押し斜面が、前記末位板バネ鍵穴の接触面に当接してから前記中間平台により前記末位板バネ鍵穴の接触面を完全に押すまでのプロセスを完了し、前記末位板バネを下向きに移動させて開錠し、
(c)前記制動棒開錠のプロセスにて、同時に前記末位板バネの移動を用いて、前記末位板バネの板バネ歯溝の上斜面が前記制動棒における末位制動歯の凸角の上斜面を下向きに押し、斜面で前記制動棒を前位板バネの方向に押し動かして移動させることにより、前記制動棒の制動端に、前記外筒底端の制動溝との係合を離脱させ、連動状態の二次開錠を実現し、
(d)同時に、前記制動棒における前位板バネの方向への移動に伴い、前記制動棒の前位制動歯を前記前位板バネの板バネ歯溝と噛み合わせることによって、
開錠ステップが行われる一方で、
(a)前記鍵を引き抜くプロセスにて、先ず前記鍵を前記末位板バネの鍵穴から離脱させ、前記末位板バネの上端がバネにより前記外筒溝に入り、施錠位置に戻り、連動のない状態の一次施錠を実現し、
(b)前記鍵を引き抜くプロセスにて、前記鍵の引き斜面によって、その中の1つ又は複数の前記前位板バネを下向きに移動させ、前記前位板バネの下向きの移動とともに、前記前位板バネの板バネ歯溝の上斜面が前記制動棒上の前位制動歯を押すことによって、前記制動棒を前記外筒の底端に向けて縦方向に移動させ、前記制動棒の制動端を前記外筒の底端の制動溝と係合させ、連動状態の二次施錠を実現し、
(c)前記鍵を完全に引き出した後、前記前位板バネの上端がバネによって前記外筒溝に入り、前記末位板バネとともに連動のない状態の一次施錠を完了し、
(d)前記制動棒が前記制動溝の位置に入った後、前記制動棒の末位制動歯の凸角が前記末位板バネの板バネ歯溝と噛み合うことによって、
施錠ステップが行われるように構成されていることを特徴とする、請求項2に記載の連動式防犯シリンダー錠。 - 前記前側板バネが後位の板バネであり、
前記後側板バネが首位の板バネであり、
前記外筒と、前記内筒と、前記制動棒と、1セットの前記後位板バネと、前記首位板バネと、前記鍵とであり、
前記外筒は、上下に対称な軸方向溝、周方向溝、及び外筒の前端部の制動溝を含んでおり、
前記内筒は、外径を前記外筒の内径に対応して間隙係合し、軸方向に沿って間隔を空けて分布した1セットの板バネ溝穴と、軸方向に沿って形成された制動棒スライド溝と、前後を貫通する内筒鍵穴とを含んでおり、
前記制動棒は、前記制動棒スライド溝に間隙係合し、縦方向に沿って間隔を空けて分布した1セットの後位の前記制動歯及び首位の前記制動歯を含み、後端部にボスが形成され、前記周方向溝と間隙係合し、前端部に制動端が形成され、前記制動溝と間隙係合しており、
前記1セットの後位板バネは、前記板バネ溝穴と間隙係合し、前記軸方向溝と間隙係合し、中央に形成された板バネ鍵穴を含み、各後位板バネに少なくとも1つの板バネ歯溝が形成され、
前記首位板バネは、前記板バネ溝穴と間隙係合し、前記軸方向溝と間隙係合し、中央に形成された板バネ鍵穴を含み、少なくとも1つの板バネ歯溝が形成され、
前記鍵は、前記後位板バネの鍵穴及び前記首位板バネの鍵穴と係合し、中間平台、押し斜面及び引き斜面からなる鍵の歯を含み、中間平台は、前記押し斜面と前記引き斜面との間をつなぎ、
前記内筒上の制動棒スライド溝対称面は、前記内筒の垂直対称面と交わり、かつ前記制動棒スライド溝対称面は、前記板バネ溝穴の高さの中央にあり、前記内筒上の制動棒スライド溝は、前記内筒の板バネ溝穴に通じ、
前記後位板バネの板バネ歯溝は、前記後位板バネの前側平面の上下方向中央に形成され、前記後位板バネの板バネ歯溝は、上斜面及び底平面により直角三角形をなし、前記後位板バネの前側平面は、内筒対称面に垂直であり、前記後位板バネの板バネ歯溝の口は、向きを前記鍵の挿入方向と一致させるように組み立てられ、
前記制動棒の後位制動歯の上斜面及び底平面は夾角をなし、前記制動棒後部の後位制動歯は、前記後位板バネの板バネ歯溝に着脱し、
前記首位板バネの板バネ歯溝は、前記首位板バネの後側平面の上下方向中央に形成され、前記首位板バネの板バネ歯溝は、上斜面及び下斜面により夾角をなし、前記首位板バネの後側平面は、内筒対称面に垂直であり、前記首位板バネの板バネ歯溝の口は、向きを前記鍵の挿入方向と逆にして組み立てられ、
前記制動棒上の首位制動歯は、上斜面と下斜面とにより凸角をなし、前記制動棒の首位制動歯は、前記首位板バネの板バネ歯溝に着脱するように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の連動式防犯シリンダー錠。 - 前記首位板バネの板バネ歯溝は二等辺三角形であり、上斜面及び下斜面は角の二等分線で対称であり、前記上斜面及び下斜面の角の二等分線は、前記後位板バネの板バネ歯溝の底平面と平行であるか、又は同一平面上に位置していることを特徴とする、請求項10に記載の連動式防犯シリンダー錠。
- 前記後位板バネの板バネ歯溝の上斜面と板バネ歯溝の底平面との夾角は43°〜60°であり、
前記後位制動歯の上斜面と前記後位制動歯の底平面とからなる夾角は30°〜60°であり、前記制動歯底平面と後位板バネの板バネ歯溝の底平面とは平行であり、
前記首位板バネの板バネ歯溝は二等辺三角形になっており、上下2つの斜面と角の二等分線との夾角は、いずれも43°〜60°であり、
前記制動棒の首位制動歯は、前記首位板バネの方向を向き、首位制動歯の凸角を構成する上下2つの斜面と角の二等分線との夾角は、いずれも30°〜60°になっていることを特徴とする、請求項10に記載の連動式防犯シリンダー錠。 - 前記後位板バネの板バネ歯溝の上斜面と板バネ歯溝の底平面との夾角は45°になっており、
前記制動棒の後位制動歯の上斜面と底平面とからなる夾角は45°であり、
前記首位板バネの板バネ歯溝は二等辺三角形になっており、上下2つの斜面と角の二等分線との夾角は、いずれも45°であり、
前記制動棒の首位制動歯は、前記首位板バネの方向を向き、前記首位制動歯の上下2つの斜面と角の二等分線との夾角は、いずれも45°になっていることを特徴とする、請求項10又は11に記載の連動式防犯シリンダー錠。 - 前記鍵の先端部の押し斜面と前記鍵の挿入方向との夾角が45°以下になっていることを特徴とする、請求項10に記載の連動式防犯シリンダー錠。
- 前記各後位板バネには、上から下に平行に均等に配置された少なくとも10個の板バネ歯溝が設けられ、前記板バネ歯溝の方向、大きさ、及び角度は同じであり、開錠状態で、各後位板バネ上で、そのうちの1つの前記板バネ歯溝の底平面は、前記制動棒の後位制動歯の底平面と同一平面に位置していることを特徴とする、請求項2又は11に記載の連動式防犯シリンダー錠。
- 前記鍵の各中間平台は互いに平行であり、前記内筒の軸線と平行になっていることを特徴とする、請求項10に記載の連動式防犯シリンダー錠。
- (a)前記後位板バネの開錠プロセスにて、前記鍵の進入により、前記鍵の先端部の押し斜面が前記首位板バネ鍵穴の接触面に当接するときに、前記後位板バネ鍵穴の接触面は、すべて前記鍵の中間平台に押された開錠状態にあり、前記後位板バネに連動のない状態の一次開錠を実現し、
(b)前記首位板バネの開錠プロセスにて、前記鍵が進入を継続し、前記鍵の先端部の押し斜面が、前記首位板バネ鍵穴の接触面に当接してから前記中間平台により前記首位板バネ鍵穴の接触面を完全に押すまでのプロセスを完了し、前記首位板バネを下向きに移動させて開錠し、
(c)前記制動棒の開錠プロセスにて、同時に前記首位板バネの縦方向の移動を用いて、前記首位板バネの板バネ歯溝の上斜面が前記制動棒の首位制動歯における凸角の上斜面を下向きに押し、斜面で前記制動棒を前記後位板バネの方向に押し動かして移動させることにより、前記制動棒の制動端にて、前記外筒底端の制動溝との係合を離脱させ、連動状態の二次開錠を実現し、
(d)同時に、前記制動棒の後位板バネ方向への移動に伴い、前記制動棒の後位制動歯を前記後位板バネの板バネ歯溝と噛み合わせることによって、
開錠ステップが行われる一方で
(a)前記鍵を引き抜くプロセスにて、先ず前記鍵を前記首位板バネの鍵穴から離脱させ、前記首位板バネの上端がバネにより前記外筒の軸方向溝に入り、施錠位置に戻り、連動のない状態の一次施錠を実現し、
(b)前記鍵を引き抜くプロセスにて、前記鍵の引き斜面によって、その中の1つ又は複数の前記後位板バネを下向きに移動させ、前記後位板バネの下向きの移動とともに、前記後位板バネの板バネ歯溝の上斜面が前記制動棒上の後位制動歯を押すことによって、前記制動棒を前記外筒の前端部に向けて縦方向に移動させ、前記制動棒の制動端を前記外筒の前端部の制動溝と係合させ、連動状態の二次施錠を実現し、
(c)前記鍵を完全に引き出した後、前記後位板バネの上端がバネによって前記軸方向溝に入り、前記首位板バネとともに連動のない状態の一次施錠を完了し、
(d)前記制動棒が前記制動溝の位置に入った後、前記制動棒の首位制動歯の凸角が前記首位板バネの板バネ歯溝と噛み合うことによって、
施錠ステップが行われるように構成されていることを特徴とする、請求項10に記載の連動式防犯シリンダー錠。
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