JP2602457B2 - シリンダ錠 - Google Patents

シリンダ錠

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JP2602457B2
JP2602457B2 JP2102851A JP10285190A JP2602457B2 JP 2602457 B2 JP2602457 B2 JP 2602457B2 JP 2102851 A JP2102851 A JP 2102851A JP 10285190 A JP10285190 A JP 10285190A JP 2602457 B2 JP2602457 B2 JP 2602457B2
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JP
Japan
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rotor
key
tumbler
holder
lock
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JP2102851A
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JPH045382A (ja
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敏和 牧野
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U-SHINLTD.
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U-SHINLTD.
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、タンブラの高さを読み取って合鍵を製作す
ることを困難とすると共にピッキングを困難にしたシリ
ンダ錠に関するものである。
(従来の技術) 例えば自動車のドアやキースイッチ部、あるいは建物
のドアなどに広く用いられているシリンダ錠は、ホルダ
内に回動可能なロータを設けると共に、このロータ内に
複数個のタンブラを保持し、キーの抜脱時にはホルダの
内周面の溝内にタンブラを突出させてロータの回動が不
能となり、キー挿入時にはタンブラをロータ内に没入さ
せてロータの回動が可能になるようにされている。
第5図ないし第8図はこの種のシリンダ錠の従来の構
造例を示したものであり、ホルダ1にロータ2が回動自
在に収容され、このロータ2のキー溝3にはスプリング
4とこのスプリング4によりロータ2の外周面2aより外
方に突出する方向に付勢されたタンブラ5が摺動自在に
収容されている。そしてキー6の抜脱時にはタンブラ5
の当接部5aがホルダ1の内周面1aに当接した位置でタン
ブラ5のロック部5bがロータ2の外周面2aよりホルダ1
の溝1b内に突出するようになっている。この時の突出量
はタンブラ5の当接部5aがホルダ1の内周面1aに当たる
ことによって規制されるが、複数個のタンブラ5の外形
はすべて同一であるため突出量は同じ寸法となる。一
方、第7図と第8図に示したようにキー挿通穴5cは同じ
位置ではなくそれぞれ対応するキー山に高さに応じた位
置に設けられており、キーを所定位置まで挿入したとき
にキー挿通穴5cがキー6のキー山6aに押され、タンブラ
5が移動してロック部5bの先端がロータ2の外周面2aま
で引っ込むようにしてある。
第5図はキー6を抜いた時のタンブラ5の位置を示す
図であり、各タンブラ5はロータ2内に交互に逆向きに
配置されている。そして、キー6を抜いた状態では、同
一方向に突出する各タンブラ5はそれぞれ同じ位置まて
移動してキー挿通穴5cの位置がキー山6aに対応した位置
となっている。また第6図のようにキー6を挿入した時
には、全部のタンブラ5が対応するキー山6aに押されて
ロック部5bが突出しなくなる位置までそれぞれ移動し、
ロータ2の中に没入してロータ2の回動が可能となるの
である。
(発明が解決しようとする課題) 上記のような構造の場合には、キー6を抜いた時のキ
ー挿通穴5cの位置は対応するキー山6aの高さに対応した
ものとなるので、例えば内視拡大鏡で各タンブラ5のキ
ー挿通穴5cの位置を読み取ることにより合鍵を製作する
ことができ、鍵の安全性が損なわれることになる。また
各タンブラ5の移動量が同一であるため、例えば第7図
の状態からロータ2を時計方向に回転させてタンブラ5
を一枚ずつスプリング4の付勢力に抗して押し下げ、ロ
ック部5bをホルダ1の内周面1aの溝1b側の端部1cに乗り
上げさせるいわゆるピッキングの手段によって、ロータ
2を回転できるおそれがあり、この点も鍵の安全性を低
下させる要因となっていた。
また、実開昭61−198459号公報には、各ディスクタン
ブラの係止鍔部の突出長さ比を変えることによりキー山
が認識できないように構成されたシリンダ錠が記載され
ている。しかしながら、単に、キー山の認識を防止する
ために、ディスクタンブラの係止鍔部の突出長さ比を変
えているにすぎないため、キー挿通穴の読み取りは困難
であるが、ピッキングを防止することはできないという
問題がある。
さらに、実開平1−151570号公報には、タンブラの凹
部が係合する凸部をキーロータケースの内壁面に設ける
ことによりピッキングを防止したシリンダ錠が記載され
ているが、キー山高さの読み取りが容易という問題があ
る。
本願発明は、上記問題点に鑑み成されたもので、簡単
な構成でキー山の配列の認識や特殊な器具を使用しての
ピッキングを困難にすることにより、盗難防止性を向上
したシリンダ錠を提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するため、本発明では、ロータを収納
するホルダと、そのロック部が前記ロータの外周より突
出する方向に付勢され前記ロータの溝内に挿入された複
数のタンブラを備え、キーの抜脱時には前記タンブラの
ロック部が前記ロータの外周より前記ホルダの溝内に突
出して前記ロータの回動を不能にすると共に前記キーの
挿入時には前記タンブラのロック部が前記ロータ内に没
入して前記ホルダ内で前記ロータの回動を可能にするよ
うにしたシリンダ錠において、前記ホルダの溝内の軸方
向に沿って傾斜して形成された凸部と、前記複数のタン
ブラのロック部に異なる深さで形成され、キー抜脱時に
前記凸部に嵌合する凹部とを備えてなることを特徴とし
ている。
(作用) 上記の構成にすることにより、キーを抜いた状態で
は、前記複数のタンブラのロック部に形成された凹部は
前記ホルダの溝内の軸方向に沿って傾斜して形成された
凸部に嵌合した状態となる。したがって、同一方向に突
出する各タンブラの突出量はキー山の高さとは関連しな
い高さとなり、またキー挿通穴の位置もキー山の高さと
は関連しない位置となる。また、複数のタンブラの凹部
が凸部に嵌合しているためロータの回動が規制される。
(実施例) 次に本発明の実施例を、第1図ないし第4図に沿って
より詳細に説明する。
第1図ないし第4図において、8はタンブラであり、
この実施例においてもホルダ7内に回動可能なロータ2
が収容されており、このロータ2内に複数個のタンブラ
8が保持されている。このタンブラ8はロータ2に直径
方向に形成されたキー溝3に収容され、側辺に突設され
た凸片8aとロータ2の段部2bとの間に挿入されたスプリ
ング4でロータ2の外周面2aより外方に突出する方向に
付勢されている。そしてキー6の抜脱時にはタンブラ8
のロック部8bがホルダ7の溝7a内に突出している。
以上の基本的な構成は従来例と大差ないが、本実施例
ではホルダ7の溝7a内に凸部7bを設け、タンブラ8の上
端及び下端に凹部8c及び8bを形成している。凸部7bはキ
ー挿入口2cの正面から奥側に向かって徐々にその高さが
高くなるように傾斜して設けられている。凹部8c、8dは
前記凸部7bに対向する位置、すなわち、ロック部8bの中
央部及びこの反対側に形成されている。
前記凹部8c、8dは、各タンブラ8によってその深さが
異なっている(第3図と第4図参照)。そして、タンブ
ラ8が溝7aに突出すれば凹部8cの底部が凸部7bの先端部
に当接するようになっており、タンブラ8がホルダ7の
溝7aの底面に当接する前に、凹部8cの底部に凸部7bが当
接する。このためタンブラ8と前記溝7aの底面との間に
隙間ができるが、この隙間は各タンブラ8で異なってお
りキー山6aには関係のない配列になる。従って、内視鏡
等によって、タンブラ8の位置関係を比較しても、これ
らはキー山の高さの差には対応しておらず、キー山6aの
形状を読み取ることはできない。その上、凸部7bは徐々
に変化するように傾斜して形成されているため、タンブ
ラ8は更に複雑な位置に配列され、キー山6aの形状を読
み取ることはより困難となっている。
また、キー挿入口2cから針金等を差し込んで、タンブ
ラ8のキー挿通穴8eの縁8fを押圧することにより、タン
ブラ8を移動させても、上記と同様にタンブラ8がホル
ダ7の溝7aの底面に当接する前に、凹部8dの底部に凸部
7bが当接するためタンブラ8の移動量や当接した位置の
位置関係を比較しても、キー山6aの形状を読み取ること
はできない。
更に、本実施例では、治具等を使用してロータ2を時
計方向に付勢した状態でいずれかのタンブラ8を押し下
げても、他のタンブラ8によりその回動範囲が規制さ
れ、タンブラ8のロック部8bの先端部がホルダ7の内周
面に乗り上げることができないばかりか、タンブラ8の
凹部8c、8dの側辺は傾斜して形成されているため、ロッ
ク部8bの先端部が凸部7bの先端部に乗り上げることもで
きず、従って、ロータ2を回動させることができない。
(発明の効果) 以上の説明からも明らかなように本発明によれば、複
数のタンブラの凹部の深さが異なるため、同一方向に突
出する各タンブラの突出量及びキー挿通穴はキー山の高
さとは関連しない。また、溝に形成された凸部も軸方向
に沿って傾斜しているため、タンブラは更に複雑な位置
関係に配列されることになる。よって、簡単な構成によ
り、内視拡大鏡等によるキー山の配列の認識を防止する
ことが可能になるため、合鍵を製作することも困難にな
るという効果を奏する。また、ドライバ等の特殊な器具
を使用してピッキングしようとしても、複数のタンブラ
の凹部が溝内の凸部に嵌合しているためロータの回動が
規制され、一つづつタンブラをホルダのエッジ部に乗り
あげさせることができず、ピッキングを困難にすること
も可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例のシリンダ錠の正面断面図、第2
図は本発明実施例のキーを挿入した状態を示す正面断面
図、第3図は第1図のA−A断面図、第4図は第1図の
B−B断面図、第5図は従来例の正面断面図、第6図は
従来例のキーを挿入した状態を示す正面断面図、第7図
は第6図のC−C断面図、第8図は第6図のD−D断面
図である。 1、7……ホルダ 2……ロータ 3……キー溝 4……スプリング 5、8……タンブラ 6……キー 7a……溝 7b……凸部 8c、8d……凹部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロータを収納するホルダと、そのロック部
    が前記ロータの外周より突出する方向に付勢され前記ロ
    ータの溝内に挿入された複数のタンブラを備え、キーの
    抜脱時には前記タンブラのロック部が前記ロータの外周
    より前記ホルダの溝内に突出して前記ロータの回動を不
    能にすると共に前記キーの挿入時には前記タンブラのロ
    ック部が前記ロータ内に没入して前記ホルダ内で前記ロ
    ータの回動を可能にするようにしたシリンダ錠におい
    て、 前記ホルダの溝内の軸方向に沿って傾斜して形成された
    凸部と、前記複数のタンブラのロック部に異なる深さで
    形成され、キー抜脱時に前記凸部に嵌合する凹部とを備
    えてなることを特徴とするシリンダ錠。
JP2102851A 1989-10-20 1990-04-20 シリンダ錠 Expired - Lifetime JP2602457B2 (ja)

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JP2102851A JP2602457B2 (ja) 1990-04-20 1990-04-20 シリンダ錠
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JPH045382A JPH045382A (ja) 1992-01-09
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011009281A1 (zh) * 2009-07-24 2011-01-27 平顶山市大汉锁业有限公司 联动式防盗锁头

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JPH045382A (ja) 1992-01-09

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