JPH0431955Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0431955Y2 JPH0431955Y2 JP1985082810U JP8281085U JPH0431955Y2 JP H0431955 Y2 JPH0431955 Y2 JP H0431955Y2 JP 1985082810 U JP1985082810 U JP 1985082810U JP 8281085 U JP8281085 U JP 8281085U JP H0431955 Y2 JPH0431955 Y2 JP H0431955Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- key
- tumbler
- key insertion
- locking
- disk
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 27
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 27
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 1
- 229910000679 solder Inorganic materials 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案はデイスクタンブラ錠に関する。
(従来の技術)
第12図は従来のデイスクタンブラ錠における
デイスクタンブラを示している。
デイスクタンブラを示している。
このデイスクタンブラ50は外形状すなわち外
筒の係止凹溝と係脱する係止鍔部51の突出長さ
を同一にし、鍵挿入口52の上下位置を鍵の鍵山
と適合するように変えることで、タンブラの数す
なわち鍵違い数を確保しているものである。
筒の係止凹溝と係脱する係止鍔部51の突出長さ
を同一にし、鍵挿入口52の上下位置を鍵の鍵山
と適合するように変えることで、タンブラの数す
なわち鍵違い数を確保しているものである。
そのため、施錠状態で、軸方向に順列している
各デイスクタンブラにおける鍵挿入口の上下差
を、鍵穴から見て読み取り不正解錠される問題が
あり、また各鍵挿入口における上縁口部分に軟ロ
ウを押し付けて各鍵挿入口の上下差を形取りされ
て合鍵を作られる問題(第13図)がある。
各デイスクタンブラにおける鍵挿入口の上下差
を、鍵穴から見て読み取り不正解錠される問題が
あり、また各鍵挿入口における上縁口部分に軟ロ
ウを押し付けて各鍵挿入口の上下差を形取りされ
て合鍵を作られる問題(第13図)がある。
このような問題を解決するものとして、実願昭
60−82810号の錠装置がある。
60−82810号の錠装置がある。
この装置では各デイスクタンブラにおける鍵挿
入口が同形且つ軸線方向に一致していて上下差が
ないことにより、鍵穴から覗いても何等読み取る
ことができないし、軟ロウを用いることも無駄で
合鍵を作られる心配がない。
入口が同形且つ軸線方向に一致していて上下差が
ないことにより、鍵穴から覗いても何等読み取る
ことができないし、軟ロウを用いることも無駄で
合鍵を作られる心配がない。
しかし、鍵挿入口が同形且つ軸線方向に一致し
ているだけのものでは、鍵違いを得られない。
ているだけのものでは、鍵違いを得られない。
この点、同装置では、各デイスクタンブラにお
ける鍵挿入口の側面に突起を鍵側面の凹溝と適応
させて形成することによつて鍵違いを確保してい
る。
ける鍵挿入口の側面に突起を鍵側面の凹溝と適応
させて形成することによつて鍵違いを確保してい
る。
そのため、結局、鍵穴から突起が目視されて、
その上下差を読み取られて不正解錠される問題が
あり、又、突起の数や配列によつてはその上下差
を軟ロウで形取りされて合鍵を作られる問題があ
るものである。又、構造的に突起付きのデイスク
タンブラおよび凹溝付きの鍵の加工成型が難しい
問題もある。
その上下差を読み取られて不正解錠される問題が
あり、又、突起の数や配列によつてはその上下差
を軟ロウで形取りされて合鍵を作られる問題があ
るものである。又、構造的に突起付きのデイスク
タンブラおよび凹溝付きの鍵の加工成型が難しい
問題もある。
(考案が解決しようとする問題点)
本考案が解決しようとする問題点は、鍵穴から
覗いて見て不正解錠したり、軟ロウで形取りして
合鍵を作ることが全く不可能であるものとするこ
とにある。
覗いて見て不正解錠したり、軟ロウで形取りして
合鍵を作ることが全く不可能であるものとするこ
とにある。
(問題点を解決するための手段)
本考案が叙上の問題点を達成するために講じた
手段は、内筒正面の鍵穴に続く鍵挿入孔と交差状
の各ガイド孔にデイスクタンブラを夫々収容し、
各デイスクタンブラをバネで同タンブラの係止鍔
部が外筒の係止凹溝に係合可能に付勢し、この各
デイスクタンブラにおける鍵挿入口を開口位置お
よび形態ともに同一に形成すると共に前記各係止
鍔部の突出長さの違いにより鍵違いを形成し、各
鍵挿入口にわたり挿入される鍵により各デイスク
タンブラが応動して係止凹溝から係止鍔部が外れ
て外筒内を内筒が回動可能にしてなる構成とした
ことを特徴とする。
手段は、内筒正面の鍵穴に続く鍵挿入孔と交差状
の各ガイド孔にデイスクタンブラを夫々収容し、
各デイスクタンブラをバネで同タンブラの係止鍔
部が外筒の係止凹溝に係合可能に付勢し、この各
デイスクタンブラにおける鍵挿入口を開口位置お
よび形態ともに同一に形成すると共に前記各係止
鍔部の突出長さの違いにより鍵違いを形成し、各
鍵挿入口にわたり挿入される鍵により各デイスク
タンブラが応動して係止凹溝から係止鍔部が外れ
て外筒内を内筒が回動可能にしてなる構成とした
ことを特徴とする。
(作用)
各同一の鍵挿入口により、鍵穴から覗き見える
各デイスクタンブラの鍵挿入口の段差はなくな
り、不正解錠のための読み取りおよび合鍵を模造
するための形取りが不可能となる。そして、各係
止鍔部の突出長さの違いにより鍵違いを形成して
いるから、適当な鍵で施錠および開錠し得る。
各デイスクタンブラの鍵挿入口の段差はなくな
り、不正解錠のための読み取りおよび合鍵を模造
するための形取りが不可能となる。そして、各係
止鍔部の突出長さの違いにより鍵違いを形成して
いるから、適当な鍵で施錠および開錠し得る。
(実施例)
以下図面に基づいて本考案の実施の一例を詳細
に説明する。
に説明する。
図中Aはデイスクタンブラ錠であり、この錠A
は外筒1内に内筒2を回動可能に有して、内筒2
正面の鍵穴3から回動軸線に沿い続く鍵挿入孔4
と交差状の各ガイド孔5に態様が異なるデイスク
タンブラ6,7,8を適宜組合せて収容してい
る。
は外筒1内に内筒2を回動可能に有して、内筒2
正面の鍵穴3から回動軸線に沿い続く鍵挿入孔4
と交差状の各ガイド孔5に態様が異なるデイスク
タンブラ6,7,8を適宜組合せて収容してい
る。
各デイスクタンブラ6,7,8はスプリングバ
ネ9に押されて、各タンブラ端部の係止鍔部10
…が外筒1の係止凹溝11に係合していて、内筒
2を回動不可能に施錠状態に保持している。ま
た、各デイスクタンブラ6,7,8は、鍵挿入孔
4と軸線方向に一致している各タンブラの中央の
鍵挿入口12…に、鍵穴3および鍵挿入孔4を通
じて、各デイスクタンブラ6,7,8と適応する
鍵山B1,B2,B3を順列形成した鍵Bが差込まれ
るのにともない、従動して、各係止鍔部10が係
止凹溝11から係外れ、内筒2を回動可能な解錠
状態に動作自在にしてある。
ネ9に押されて、各タンブラ端部の係止鍔部10
…が外筒1の係止凹溝11に係合していて、内筒
2を回動不可能に施錠状態に保持している。ま
た、各デイスクタンブラ6,7,8は、鍵挿入孔
4と軸線方向に一致している各タンブラの中央の
鍵挿入口12…に、鍵穴3および鍵挿入孔4を通
じて、各デイスクタンブラ6,7,8と適応する
鍵山B1,B2,B3を順列形成した鍵Bが差込まれ
るのにともない、従動して、各係止鍔部10が係
止凹溝11から係外れ、内筒2を回動可能な解錠
状態に動作自在にしてある。
デイスクタンブラ6,7,8は夫々の鍵挿入口
12を開口位置および形態ともに同一に形成して
おり、夫々ガイド孔5内における施錠状態で、各
鍵挿入口12が軸線方向に段差なく一致して並ぶ
ようにしている。
12を開口位置および形態ともに同一に形成して
おり、夫々ガイド孔5内における施錠状態で、各
鍵挿入口12が軸線方向に段差なく一致して並ぶ
ようにしている。
又、デイスクタンブラ6,7,8は上下両端部
における肩部13から突出状の係止鍔部10〜1
0の突出長さを違えて鍵違いを形成しており、こ
の各係止鍔部10は夫々の鍵挿入口12に鍵山
B1,B2,B3がスライドして接することにより押
し上げられて係止凹溝11から外れるようにして
いる。
における肩部13から突出状の係止鍔部10〜1
0の突出長さを違えて鍵違いを形成しており、こ
の各係止鍔部10は夫々の鍵挿入口12に鍵山
B1,B2,B3がスライドして接することにより押
し上げられて係止凹溝11から外れるようにして
いる。
上記実施例におけるデイスクタンブラ6,7,
8の組合せはタンブラ数とともに自由であり、制
限されない。
8の組合せはタンブラ数とともに自由であり、制
限されない。
(考案の効果)
したがつて本考案によれば次の利点がある。
鍵穴から覗き見る施錠状態の各デイスクタン
ブラは、それらの鍵挿入口が軸方向に上下差な
く一致して並んでいるため、従来品のように上
下差を目視確認して不正解錠しようとしても、
その上下差の全くない本案品では不正解錠が不
可能である。
ブラは、それらの鍵挿入口が軸方向に上下差な
く一致して並んでいるため、従来品のように上
下差を目視確認して不正解錠しようとしても、
その上下差の全くない本案品では不正解錠が不
可能である。
施錠状態での各デイスクタンブラにおける鍵
挿入口に上下差がないため、軟ロウを鍵穴から
各鍵挿入口に差込んで鍵山の形取りをしようと
しても、上下差がない即ち鍵山のないものの形
取りしか出来しず、軟ロウを用いての合鍵模造
は全く不可能である。
挿入口に上下差がないため、軟ロウを鍵穴から
各鍵挿入口に差込んで鍵山の形取りをしようと
しても、上下差がない即ち鍵山のないものの形
取りしか出来しず、軟ロウを用いての合鍵模造
は全く不可能である。
構造的に複雑でなく、製作容易であると共に
安価である。
安価である。
第1図は本考案デイスクタンブラ錠の一実施例
を示す縦断側面図。第2図は−線に沿える縦
断正面図。第3図は鍵が差込まれた状態を示す縦
断側面図。第4図は−線に沿える縦断正面
図。第5図は鍵を回し操作して内筒を回動させた
状態の同縦断正面図。第6図乃至第8図は夫々デ
イスクタンブラを示す拡大正面図。第9図および
第10図は本考案の錠が不正解錠および合鍵模造
不可能であることを示す各縦断正面図、第10図
は軟ロウを用いても合鍵模造が不可能であること
を示す縦断側面図。第11図は従来のデイスクタ
ンブラ錠を示す縦断側面図。第12図は同デイス
クタンブラを示す拡大正面図。第13図は従来の
デイスクタンブラ錠が軟ロウによりその鍵山を形
取りされることを示す縦断側面図である。 図中、Bは鍵、B1,B2,B3は鍵山、1は外筒、
2は内筒、3は鍵穴、4は鍵挿入孔、5はガイド
孔、6,7,8はデイスクタンブラ、10は係止
鍔部、11は係止凹溝、12は鍵挿入口。
を示す縦断側面図。第2図は−線に沿える縦
断正面図。第3図は鍵が差込まれた状態を示す縦
断側面図。第4図は−線に沿える縦断正面
図。第5図は鍵を回し操作して内筒を回動させた
状態の同縦断正面図。第6図乃至第8図は夫々デ
イスクタンブラを示す拡大正面図。第9図および
第10図は本考案の錠が不正解錠および合鍵模造
不可能であることを示す各縦断正面図、第10図
は軟ロウを用いても合鍵模造が不可能であること
を示す縦断側面図。第11図は従来のデイスクタ
ンブラ錠を示す縦断側面図。第12図は同デイス
クタンブラを示す拡大正面図。第13図は従来の
デイスクタンブラ錠が軟ロウによりその鍵山を形
取りされることを示す縦断側面図である。 図中、Bは鍵、B1,B2,B3は鍵山、1は外筒、
2は内筒、3は鍵穴、4は鍵挿入孔、5はガイド
孔、6,7,8はデイスクタンブラ、10は係止
鍔部、11は係止凹溝、12は鍵挿入口。
Claims (1)
- 内筒正面の鍵穴に続く鍵挿入孔と交差状の各ガ
イド孔にデイスクタンブラを夫々収容し、各デイ
スクタンブラをバネで同タンブラの係止鍔部が外
筒の係止凹溝に係合可能に付勢し、この各デイス
クタンブラにおける鍵挿入口を開口位置および形
態ともに同一に形成すると共に前記各係止鍔部の
突出長さの違いにより鍵違いを形成し、各鍵挿入
口にわたり挿入される鍵により各デイスクタンブ
ラが応動して係止凹溝から係止鍔部が外れて外筒
内を内筒が回動可能にしてなるデイスクタンブラ
錠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985082810U JPH0431955Y2 (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985082810U JPH0431955Y2 (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61198459U JPS61198459U (ja) | 1986-12-11 |
JPH0431955Y2 true JPH0431955Y2 (ja) | 1992-07-31 |
Family
ID=30630861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985082810U Expired JPH0431955Y2 (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0431955Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2520692B2 (ja) * | 1988-04-28 | 1996-07-31 | 株式会社アルファ | サイドバ―ロック装置 |
JP2602457B2 (ja) * | 1990-04-20 | 1997-04-23 | 株式会社ユーシン | シリンダ錠 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5345190B2 (ja) * | 1975-04-28 | 1978-12-05 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5345190U (ja) * | 1976-09-20 | 1978-04-18 |
-
1985
- 1985-05-31 JP JP1985082810U patent/JPH0431955Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5345190B2 (ja) * | 1975-04-28 | 1978-12-05 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61198459U (ja) | 1986-12-11 |
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