JPH0341007Y2 - - Google Patents

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JPH0341007Y2
JPH0341007Y2 JP356485U JP356485U JPH0341007Y2 JP H0341007 Y2 JPH0341007 Y2 JP H0341007Y2 JP 356485 U JP356485 U JP 356485U JP 356485 U JP356485 U JP 356485U JP H0341007 Y2 JPH0341007 Y2 JP H0341007Y2
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JP
Japan
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pin
hole
rotor
key
fixing member
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JP356485U
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JPS61120864U (ja
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  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、軸方向シリンダー錠に関し、特に、
不正解錠を防止するようにした軸方向シリンダー
錠に関するものである。
〔従来の技術〕
軸方向シリンダー錠の従来例には、実開昭59−
190853号、実開昭59−190854号に記載された技術
などがある。
このようなシリンダー錠の鍵は円筒形であつ
て、鍵の円筒形の周壁の端縁部にコードピンと同
じ数の段差の異なる切欠部を形成し、シリンダー
錠の内部に設けられた固定部材に設けられた複数
個のドライバーピン孔にばねとドライバーピンと
を挿入し、シリンダー錠のロータに各ドライバー
ピン孔に相対するコードピン孔を設け、各コード
ピン孔にコードピンを挿入し、鍵の切欠部により
コードピン及びドライバーピンを押動したとき
に、コードピンとドライバーピンとの接触面が、
固定部材とロータとの接触面に形成されるシヤー
ラインに一致し、鍵によりロータを回動して旋錠
及び解錠する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような特殊の形状をしたシリンダー錠であ
つても、キーを持たない第三者がシリンダー錠の
鍵孔に筒状の物を差し込んでコードピンを押動し
て不正解錠する危険性があつた。
本考案はかかる問題点を解決することを目的と
したものであり、不正解錠される危険性のない軸
方向シリンダー錠を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、円筒形
の錠ケースの内周面に嵌着される円筒形の固定部
材と、この固定部材の内周面に回動可能に嵌挿さ
れる軸部を有し、上記固定部材の端面に接触する
摺動面が形成されるロータと、このロータの外周
面と上記錠ケースの内周面との間に形成され、円
筒形のキーが挿入される環状の鍵孔と、上記固定
部材の端面に複数設けられるドライバーピン孔
と、このドライバーピン孔に挿入され上記端面よ
り突出する方向に付勢されるドライバーピンと、
上記ロータの摺動面に上記ドライバーピン孔に接
続可能に設けられ上記環状の鍵孔に貫通するコー
ドピン孔と、このコードピン孔に挿入されるコー
ドピンとを備え、上記キーが環状の鍵孔に挿入さ
れたときに、上記キーに押された上記コードピン
と上記ドライバーピンとの接触面が上記固定部材
の端面に一致する軸方向シリンダー錠において、
上記ロータの前面に開口を有する底付きの収容孔
と、この収容孔より軸部表面に貫通する貫通孔
と、上記収容孔に挿入され上記開口より突出する
方向に付勢されるスライダーピンと、上記キーの
軸方向に設けられた固定軸が上記スライダーピン
を付勢反対方向に押動するときに、上記スライダ
ーピンの外周面が上記貫通孔と重なる位置に設け
られる環溝と、上記貫通孔に挿入され、上記環溝
及び上記固定部材に設けられた凹部に嵌入可能な
スチールボールとを設け、上記固定軸が上記スラ
イダーピンを付勢反対方向に摺動させ、上記スチ
ールボールを上記凹部から離脱させることによ
り、上記スライダーピンが上記固定部材に対して
回動可能になることを特徴とするものである。
〔作用〕
上記のように構成された軸方向シリンダー錠
は、キーが挿入されないときには、ドライバーピ
ンがシヤーラインに突入してロータの回動を阻止
すると共に、スライダーピンが付勢された方向に
移動して環溝から押し出されたスチールボールが
固定部材の凹部に係入し、ロータの回動が二重に
阻止されている。
従つて、鍵孔に物を挿入してコードピンを押動
し、コードピンとドライバーピンとの接触面をシ
ヤーラインに一致させても、ロータに挿入され且
つ凹部に係入するスチールボールによりロータの
回動が阻止されるので、軸方向シリンダー錠は解
錠されない。
正規の円筒形のキーを鍵孔に挿入すると、キー
に押動されたコードピンとドライバーピンとの接
触面がシヤーラインに一致し、キーの固定軸に押
されたスライダーピンが付勢反対方向に移動し、
環溝が貫通孔に一致するので、ロータに回動力が
加わるとスチールボールが凹部から離脱して、ロ
ータが回動し、軸方向シリンダー錠が解錠され
る。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面を参照しながら説明す
る。
キーKには、一側の周縁部に円筒形の周壁K1
が設けられ、周壁K1の先端に段差を有する切欠
部K2が設けられ、一側の中央部に固定軸K3が設
けられ、他側に摘子K4が設けられる。
軸方向シリンダー錠Aには、円筒形の錠ケース
1の内周面の後部(図面において右側)に、円筒
形の固定部材6が嵌入され、錠ケース1の外側か
ら挿入される固定ピン12の先端が固定部材6に
嵌入し、固定部材6が錠ケース1に嵌着される。
固定部材6の内周面には、ロータ2の軸部2a
が回動可能に挿入され、軸部2aの端部に周設さ
れる鍔部2bには、固定部材6の端面6aに接触
する摺動面2cが形成され、鍔部2bの端部に延
設される先端部2dの外周面と錠ケース1の内周
面との間に、キーKの周壁K1が挿入される環状
の鍵孔14が形成される。
固定部材6の端面6aには、端面6aの円周方
向に沿つて複数個の底付きのドライバーピン孔
6″が設けられ、各ドライバーピン孔6″にスプリ
ング5及びドライバーピン4が挿入される。
従つて、ドライバーピン4は端面6aより突出
する方向に付勢される。
ロータ2の摺動面2cには、各ドライバーピン
孔6″にそれぞれ接続可能なコードピン孔2′が設
けられる。
コードピン孔2′は環状の鍵孔14に貫通し、
各コードピン孔2′の内部にコードピン3が挿入
される。
ロータ2には、ロータ2の前面(図面において
左側)の中央に開口2を有する底付きの収容孔
2″が設けられ、収容孔2″にスプリング8及びス
ライダーピン7が挿入され、スライダーピン7は
開口2方向に付勢される。
符号11は、スライダーピン7の脱落を防止す
るために収容孔2″に嵌着されるEリングである。
ロータ2には、収容孔2″より外周面に貫通す
る貫通孔13が設けられる。
鍵孔に挿入されたキーKの固定軸K3にスライ
ダーピン7が押動されたときに、スライダーピン
7の外周面が貫通孔13と重なる位置に、環溝1
0が設けられる。
そして、固定部材6の内周面には、貫通孔13
と重なる位置に凹部6′が形成され、貫通孔13
に挿入されるスチールボール9は、凹部6′に係
入するときには環溝10より離脱し、環溝10に
係入するときには凹部6′より離脱する。
次に以上のように構成された軸方向シリンダー
錠の作用を説明する。
キーKが鍵孔に挿入されていないときには、ス
プリング5に押されたドライバーピン4が、固定
部材6の端面6aとロータ2の摺動面2cとの接
触面に形成されるシヤーラインlに突入している
ので、ロータ2の回動を阻止すると共に、スライ
ダーピン7が付勢された左方向に移動しているの
で、環溝10が貫通孔13の左側に移動し、環溝
10から押し出されたスチールボール9が固定部
材6の凹部6′に係入し、ロータ2の回動が二重
に阻止されている。
従つて、鍵孔に物を挿入してコードピン3を押
動し、コードピン3とドライバーピン4との接触
面をシヤーラインlに一致させても、ロータ2に
挿入され且つ凹部6′に係入するスチールボール
9によりロータ2の回動が阻止されるので、軸方
向シリンダー錠Aは解錠されない。
正規の円筒形のキーKを鍵孔に挿入すると、キ
ーKの周壁K1に押動されたコードピン3とドラ
イバーピン4との接触面がシヤーラインlに一致
し、キーKの固定軸K3に押されたスライダーピ
ン7が付勢反対方向に移動し、環溝10が貫通孔
13と一致するので、ロータ2に回動力が加わる
とスチールボール9が凹部6′から離脱して、ロ
ータ2が回動し、軸方向シリンダー錠Aが解錠さ
れる。
〔考案の効果〕
本考案は、以上述べたように構成されているの
で、軸方向シリンダー錠を不正解錠しようとして
総てのコードピンの端部をシヤーラインに一致さ
せたとしても、スライダーピンの環溝から押し出
されているスチールボールが凹部に係入している
のでロータは回転できないので、不正解錠するこ
とができない、総てのコードピンの端部をシヤー
ラインに一致させた状態でスライダーピンを押動
してロータを回動することは極めて困難であり、
盗難事故が未然に防止できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示す軸方向シリンダー
錠がキーによつて解錠された状態を示す縦断面図
である。 A……軸方向シリンダー錠、K……キー、K1
……周壁、K2……切欠部、K3……固定軸、1…
…錠ケース、2……ロータ、2′……コードピン
孔、2″……収容孔、2……開口、2a……軸
部、2c……摺動面、3……コードピン、4……
ドライバーピン、6……固定部材、6′……凹部、
6″……ドライバーピン孔、7……スライダーピ
ン、9……スチールボール、10……環溝、13
……貫通孔、14……環状の鍵孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 円筒形の錠ケースの内周面に嵌着される円筒形
    の固定部材と、 この固定部材の内周面に回動可能に嵌挿される
    軸部を有し、上記固定部材の端面に接触する摺動
    面が形成されるロータと、 このロータの外周面と上記錠ケースの内周面と
    の間に形成され、円筒形のキーが挿入される環状
    の鍵孔と、 上記固定部材の端面に複数設けられるドライバ
    ーピン孔と、 このドライバーピン孔に挿入され上記端面より
    突出する方向に付勢されるドライバーピンと、 上記ロータの摺動面に上記ドライバーピン孔に
    接続可能に設けられ上記環状の鍵孔に貫通するコ
    ードピン孔と、 このコードピン孔に挿入されるコードピンと、 を備え、上記キーが環状の鍵孔に挿入されたとき
    に、上記キーに押された上記コードピンと上記ド
    ライバーピンとの接触面が上記固定部材の端面に
    一致する軸方向シリンダー錠において、 上記ロータの前面に開口を有する底付きの収容
    孔と、 この収容孔より軸部表面に貫通する貫通孔と、 上記収容孔に挿入され上記開口より突出する方
    向に付勢されるスライダーピンと、 上記キーの軸方向に設けられた固定軸が上記ス
    ライダーピンを付勢反対方向に押動するときに、
    上記スライダーピンの外周面が上記貫通孔と重な
    る位置に設けられる環溝と、 上記貫通孔に挿入され、上記環溝及び上記固定
    部材に設けられた凹部に嵌入可能なスチールボー
    ルと、 を設け、上記固定軸が上記スライダーピンを付勢
    反対方向に摺動させ、上記スチールボールを上記
    凹部から離脱させることにより、上記スライダー
    ピンが上記固定部材に対して回動可能になること
    を特徴とする軸方向シリンダー錠。
JP356485U 1985-01-17 1985-01-17 Expired JPH0341007Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP356485U JPH0341007Y2 (ja) 1985-01-17 1985-01-17

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP356485U JPH0341007Y2 (ja) 1985-01-17 1985-01-17

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Publication Number Publication Date
JPS61120864U JPS61120864U (ja) 1986-07-30
JPH0341007Y2 true JPH0341007Y2 (ja) 1991-08-28

Family

ID=30478309

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JPS61120864U (ja) 1986-07-30

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