JP2013256739A - マスク用不織布およびマスク - Google Patents
マスク用不織布およびマスク Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013256739A JP2013256739A JP2012134808A JP2012134808A JP2013256739A JP 2013256739 A JP2013256739 A JP 2013256739A JP 2012134808 A JP2012134808 A JP 2012134808A JP 2012134808 A JP2012134808 A JP 2012134808A JP 2013256739 A JP2013256739 A JP 2013256739A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nonwoven fabric
- mask
- fiber
- masks
- polyester
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
【課題】優れたフィルター性能を有するだけでなく肌とのフィット性に優れ、さらには肌触りも良好なマスク用不織布、および該マスク用不織布を用いてなるマスクを提供する。
【解決手段】ポリエステルからなり単繊維径(D)が500〜1000nmかつ該単繊維径(D)nmに対する繊維長(L)nmの比(L/D)が600〜3000の範囲内である極細ポリエステル繊維Aを用いて、目付が10〜40g/m2かつ通気度が30〜100cc/cm2/secかつ剛軟度が5.0cm以下のマスク用不織布およびマスクを得る。
【選択図】なし
【解決手段】ポリエステルからなり単繊維径(D)が500〜1000nmかつ該単繊維径(D)nmに対する繊維長(L)nmの比(L/D)が600〜3000の範囲内である極細ポリエステル繊維Aを用いて、目付が10〜40g/m2かつ通気度が30〜100cc/cm2/secかつ剛軟度が5.0cm以下のマスク用不織布およびマスクを得る。
【選択図】なし
Description
本発明は、優れたフィルター性能を有するだけでなく肌とのフィット性に優れ、さらには肌触りも良好なマスク用不織布、および該マスク用不織布を用いてなるマスクに関する。
従来、花粉用マスク、防塵用マスク、防臭用マスク、抗ウイルス用マスクなど顔に直接着用するマスクとして種々のものが提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
しかしながら、優れたフィルター性能を有するだけでなく肌とのフィット性に優れ、さらには肌触りも良好なマスクはこれまであまり提案されていない。
しかしながら、優れたフィルター性能を有するだけでなく肌とのフィット性に優れ、さらには肌触りも良好なマスクはこれまであまり提案されていない。
本発明は上記の背景に鑑みなされたものであり、その目的は、優れたフィルター性能を有するだけでなく肌とのフィット性に優れ、さらには肌触りも良好なマスク用不織布、および該マスク用不織布を用いてなるマスクを提供することにある。
本発明者らは上記の課題を達成するため鋭意検討した結果、極めて単繊維径が小さく、かつ特定の繊維長を有するポリエステル繊維を用いて、特定の通気度および剛軟度を有する不織布を構成すると、優れたフィルター性能を有するだけでなく肌とのフィット性に優れ、さらには肌触りも良好なマスク用不織布が得られることを見出し、さらに鋭意検討を重ねることにより本発明を完成するに至った。
かくして、本発明によれば「目付けが10〜40g/m2のマスク用不織布であって、ポリエステルからなり単繊維径(D)が50〜1000nmかつ該単繊維径(D)nmに対する繊維長(L)nmの比(L/D)が600〜3000の範囲内である極細ポリエステル繊維Aを含み、かつ通気度が30〜100cc/cm2/secの範囲内であり、かつ剛軟度が5.0cm以下であることを特徴とするマスク用不織布。」が提供される。
その際、引張り強度が2.5cm巾で4N以上であることが好ましい。また、マスク用不織布の少なくともどちらか一方の表面において、摩擦係数が1.5以上であることが好ましい。ただし、摩擦係数は以下の方法により測定するものとする。すなわち、10cm×5cmの試料をヘッド(133cN)の下に貼り付け、平滑な台の上に敷かれたシリコンラバー(擬似肌)上に置き、ヘッドを等速(10cm/min)で10cm以上動かした時の抵抗値(F)をUゲージで測定、記録(n数5の平均)する。
摩擦係数(μ)=Uゲージの読み(F)/ヘッドと試料の荷重(R)
摩擦係数(μ)=Uゲージの読み(F)/ヘッドと試料の荷重(R)
また、前記極細ポリエステル繊維Aが、ポリエステルからなりかつ島径(D)が50〜1000nmである島成分と前記のポリエステルよりもアルカリ水溶液易溶解性ポリマーからなる海成分とを有する複合繊維にアルカリ減量加工を施すことにより、前記海成分を溶解除去したものであることが好ましい。また、マスク用不織布において、前記極細ポリエステル繊維Aの混率が5〜30重量%の範囲内であることが好ましい。また、マスク用不織布が湿式不織布であることが好ましい。
また、本発明によれば、前記のマスク用不織布を肌側に位置するよう用いてなるマスクが提供される。
また、本発明によれば、前記のマスク用不織布を肌側に位置するよう用いてなるマスクが提供される。
本発明によれば、優れたフィルター性能を有するだけでなく肌とのフィット性に優れ、さらには肌触りも良好なマスク用不織布、および該マスク用不織布を用いてなるマスクが得られる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
まず、本発明のマスク用不織布において、目付けが10〜40g/m2(より好ましくは12〜35g/m2)の範囲内であることが肝要である。該目付けが10g/m2よりも小さいと、花粉やウイルスなどの捕集効率が低下するおそれがあり、また、不織布の引張り強度が低下するおそれがあり好ましくない。逆に、該目付けが40g/m2よりも大きいと、通気性が低下するおそれがあり好ましくない。
まず、本発明のマスク用不織布において、目付けが10〜40g/m2(より好ましくは12〜35g/m2)の範囲内であることが肝要である。該目付けが10g/m2よりも小さいと、花粉やウイルスなどの捕集効率が低下するおそれがあり、また、不織布の引張り強度が低下するおそれがあり好ましくない。逆に、該目付けが40g/m2よりも大きいと、通気性が低下するおそれがあり好ましくない。
また、本発明のマスク用不織布において、厚みとしては、0.1〜0.4mmの範囲内であることが好ましい。該厚みが0.1mmよりも小さいと、花粉やウイルスなどの捕集効率が低下するおそれがあり、また、不織布の引張り強度が低下するおそれがある。逆に、該厚みが0.4mmよりも大きいと、通気性が低下するおそれがある。
本発明のマスク用不織布は、ポリエステルからなり単繊維径(D)が50〜1000nm(より好ましくは100〜800nm、特に好ましくは510〜800nm)かつ該単繊維径(D)nmに対する繊維長(L)nmの比(L/D)が600〜3000の範囲内である極細ポリエステル繊維Aを含む。かかる極細ポリエステル繊維Aを含まない場合は、十分なフィルター性能が得られないおそれがあり好ましくない。
ここで、前記極細ポリエステル繊維Aにおいて、単繊維径が50nm未満では、極細ポリエステル繊維A同士が擬似膠着しやすく均一分散しにくいため、優れたフィルター性能が得られないおそれがある。逆に、該単繊維径が1000nmより大きいと、極細ポリエステル繊維としての効果が低くなり、優れたフィルター性能が得られないおそれがある。なお、単繊維の断面形状が丸断面以外の異型断面である場合には外接円の直径を単繊維径とする。また、単繊維径は、透過型電子顕微鏡で繊維の横断面を撮影することにより測定が可能である。
また、前記極細ポリエステル繊維Aにおいて、単繊維径(D)nmに対する繊維長(L)nmの比(L/D)が600〜3000(好ましくは800〜1500)の範囲内であることが肝要である。該比(L/D)が600未満では、繊維長が短くなり過ぎるため、不織布の製造工程において、他の繊維との絡みが小さくなり繊維が脱落する可能性が高くなり好ましくない。逆に、該該比(L/D)が3000を越える場合、繊維長が長くなりすぎ、極細ポリエステル繊維A自身の絡みが大きくなり、均一分散が阻害されるおそれがあり好ましくない。
前記極細ポリエステル繊維Aを形成するポリエステルの種類としては、ポリエチレンテレフタレートやポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ステレオコンプレックスポリ乳酸、ポリ乳酸、第3成分を共重合させたポリエステルなどが好ましく例示される。
前記のような極細ポリエステル繊維Aの製造方法としては特に限定されないが、国際公開第2005/095686号パンフレットに開示された方法が好ましい。すなわち、単繊維径およびその均一性の点で、ポリエステルポリマーからなりかつその島径(D)が500〜1000nmである島成分と、前記のポリエステルポリマーよりもアルカリ水溶液易溶解性ポリマー(以下、「易溶解性ポリマー」ということもある。)からなる海成分とを有する複合繊維にアルカリ減量加工を施し、前記海成分を溶解除去したものであることが好ましい。なお、前記島径は、透過型電子顕微鏡で繊維の横断面を撮影することにより測定が可能である。なお、島の形状が丸断面以外の異型断面である場合には、前記の島径(D)は、その外接円の直径を用いる。
ここで、海成分を形成するアルカリ水溶液易溶解性ポリマーの、島成分を形成するポリエステルポリマーに対する溶解速度比が200以上(好ましくは300〜3000)であると、島分離性が良好となり好ましい。溶解速度が200倍未満の場合には、繊維断面中央部の海成分を溶解する間に、分離した繊維断面表層部の島成分が、繊維径が小さいために溶解されるため、海相当分が減量されているにもかかわらず、繊維断面中央部の海成分を完全に溶解除去できず、島成分の太さ斑や島成分自体の溶剤侵食につながり、均一な繊維径の超極細繊維が得ることができないおそれがある。
海成分を形成する易溶解性ポリマーとしては、特に繊維形成性の良いポリエステル類、脂肪族ポリアミド類、ポリエチレンやポリスチレン等のポリオレフィン類を好ましい例としてあげることができる。更に具体例を挙げれば、アルカリ水溶液易溶解性ポリマーとして、ポリ乳酸、超高分子量ポリアルキレンオキサイド縮合系ポリマー、ポリアルキレングリコール系化合物と5−ナトリウムスルホイソフタル酸の共重合ポリエステルが最適である。ここでアルカリ水溶液とは、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム水溶液などを言う。これ以外にも、ナイロン6やナイロン66等の脂肪族ポリアミドに対するギ酸、ポリスチレンに対するトリクロロエチレン等やポリエチレン(特に高圧法低密度ポリエチレンや直鎖状低密度ポリエチレン)に対する熱トルエンやキシレン等の炭化水素系溶剤、ポリビニルアルコールやエチレン変性ビニルアルコール系ポリマーに対する熱水を例として挙げることができる。
ポリエステル系ポリマーの中でも、5−ナトリウムスルホイソフタル酸6〜12モル%と分子量4000〜12000のポリエチレングリコールを3〜10重量%共重合させた固有粘度が0.4〜0.6のポリエチレンテレフタレート系共重合ポリエステルが好ましい。ここで、5−ナトリウムスルホイソフタル酸は親水性と溶融粘度向上に寄与し、ポリエチレングリコール(PEG)は親水性を向上させる。また、PEGは分子量が大きいほど、その高次構造に起因すると考えられる親水性増加作用があるが、反応性が悪くなってブレンド系になるため、耐熱性や紡糸安定性の面で問題が生じる可能性がある。また、共重合量が10重量%以上になると、溶融粘度低下作用があるので、好ましくない。
一方、島成分を形成するポリエステルポリマーとしては、前述のとおりである。なお、海成分を形成するポリマーおよび島成分を形成するポリマーについて、製糸性および抽出後の超極細繊維の物性に影響を及ぼさない範囲で、必要に応じて、有機充填剤、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、難燃剤、滑剤、帯電防止剤、防錆剤、架橋剤、発泡剤、蛍光剤、表面平滑剤、表面光沢改良剤、フッ素樹脂等の離型改良剤、等の各種添加剤を含んでいても差しつかえない。
前記の海島型複合繊維において、溶融紡糸時における海成分の溶融粘度が島成分ポリマーの溶融粘度よりも大きいことが好ましい。かかる関係にある場合には、海成分の複合重量比率が40%未満と少なくなっても、島同士が接合したり、島成分の大部分が接合して海島型複合繊維とは異なるものになり難い。
好ましい溶融粘度比(海/島)は、1.1〜2.0、特に1.3〜1.5の範囲である。この比が1.1倍未満の場合には溶融紡糸時に島成分が接合しやすくなり、一方2.0倍を越える場合には、粘度差が大きすぎるために紡糸調子が低下しやすい。
次に島数は、100以上(より好ましくは300〜1000)であることが好ましい。また、その海島複合重量比率(海:島)は、20:80〜80:20の範囲が好ましい。かかる範囲であれば、島間の海成分の厚みを薄くすることができ、海成分の溶解除去が容易となり、島成分の極細繊維への転換が容易になるので好ましい。ここで海成分の割合が80%を越える場合には海成分の厚みが厚くなりすぎ、一方20%未満の場合には海成分の量が少なくなりすぎて、島間に接合が発生しやすくなる。
溶融紡糸に用いられる口金としては、島成分を形成するための中空ピン群や微細孔群を有するものなど任意のものを用いることができる。例えば、中空ピンや微細孔より押し出された島成分とその間を埋める形で流路を設計されている海成分流とを合流し、これを圧縮することにより海島断面が形成されるといった紡糸口金でもよい。吐出された海島型複合繊維は冷却風により固化され、所定の引き取り速度に設定した回転ローラーあるいはエジェクターにより引き取られ、未延伸糸を得る。この引き取り速度は特に限定されないが、200〜5000m/分であることが望ましい。200m/分以下では生産性が悪い。また、5000m/分以上では紡糸安定性が悪い。
得られた未延伸糸は、そのままカット工程あるいはその後の抽出工程に供してもよいし、目的とする強度・伸度・熱収縮特性に合わせるために、延伸工程や熱処理工程を経由して、カット工程あるいはその後の抽出工程に供することができる。延伸工程は紡糸と延伸を別ステップで行う別延方式でもよいし、一工程内で紡糸後直ちに延伸を行う直延方式を用いてもかまわない。
次に、かかる複合繊維を、島径(D)に対する繊維長(L)の比(L/D)が前記の範囲内となるようにカットした後、アルカリ減量加工を施すことにより前記海成分を溶解除去するか、または、アルカリ減量加工を施すことにより前記海成分を溶解除去した後、カットする。かかるカットは、未延伸糸または延伸糸をそのまま、または数十本〜数百万本単位に束ねたトウにしてギロチンカッターやロータリーカッターなどでカットすることが好ましい。
前記のアルカリ減量加工は、不織布の製造後であってもよいし、不織布の製造前であってもよい。かかるアルカリ減量加工において、繊維とアルカリ液の比率(浴比)は0.1〜5%である事が好ましく、さらには0.4〜3%である事が好ましい。0.1%未満では繊維とアルカリ液の接触は多いものの、排水等の工程性が困難となるおそれがある。一方、5%以上では繊維量が多過ぎるため、アルカリ減量加工時に繊維同士の絡み合いが発生するおそれがある。なお、浴比は下記式にて定義する。
浴比(%)=(繊維質量(gr)/アルカリ水溶液質量(gr)×100)
浴比(%)=(繊維質量(gr)/アルカリ水溶液質量(gr)×100)
また、アルカリ減量加工の処理時間は5〜60分である事が好ましく、さらには10〜30分である事が好ましい。5分未満ではアルカリ減量が不十分となるおそれがある。一方、60分以上では島成分までも減量されるおそれがある。
また、アルカリ減量加工において、アルカリ濃度は2%〜10%である事が好ましい。2%未満では、アルカリ不足となり、減量速度が極めて遅くなるおそれがある。一方、10%を越えるとアルカリ減量が進みすぎ、島部分まで減量されるおそれがある。
また、アルカリ減量加工において、アルカリ濃度は2%〜10%である事が好ましい。2%未満では、アルカリ不足となり、減量速度が極めて遅くなるおそれがある。一方、10%を越えるとアルカリ減量が進みすぎ、島部分まで減量されるおそれがある。
本発明のフィルター用不織布において、前記極細ポリエステル繊維Aの混率としては5〜30重量%の範囲内であることが好ましい。前記極細ポリエステル繊維Aの混率が5重量%未満では、花粉やウイルスなどの捕集効率が低下するおそれがある。逆に前記極細ポリエステル繊維Aの混率が30重量%よりも大きいと、通気性が低下するおそれがある。
その際、前記極細ポリエステル繊維Aと同時に用いる他の繊維Bとしては、単繊維繊度が0.05〜3.0dtexの範囲内である繊維が好ましい。該単繊維繊度が0.05dtex未満では、通気性が低下するおそれがある。逆に、該単繊維繊度が3.0dtexを越えると、柔軟性が損われ、後記のような剛軟度が得られないおそれがある。なお、単繊維繊度が0.05〜3.0dtexであれば、通常、単繊維径は1000nmよりも大となる。
前記有機繊維Bの繊維長は3〜20mmの範囲内にあること好ましい。該繊維長が3mm未満では、不織布の強度が低下するおそれがある。逆に、該繊維長が20mmを越えると、地合いが悪化するおそれがある。
なお、前記有機繊維Bの繊維種類としては特に限定されず、前記のようなポリエステル繊維やポリオレフィン繊維などの合成繊維や、レーヨン繊維、綿繊維などいずれでもよい。さらには、通常バイダー繊維として用いられる、未延伸ポリエステル繊維、低融点の共重合ポリエステル繊維、鞘部に低融点ポリエチレンが配され、芯部にポリエステルが配された芯鞘型複合繊維などでもよい。
本発明のマスク用不織布において、不織布の製造方法は特に限定されず、湿式不織布、乾式不織布、エアレイド不織布いずれでもよいが、湿式不織布が好ましい。
かかる湿式不織布は、例えば以下の製造方法により製造することができる。まず、前記の極細ポリエステル繊維Aまたはその前駆体(海島型複合繊維)を用意する。その際、前記の極細ポリエステル繊維Aまたはその前駆体(海島型複合繊維)と、必要に応じて前記の他の繊維Bとを用意してもよい。
かかる湿式不織布は、例えば以下の製造方法により製造することができる。まず、前記の極細ポリエステル繊維Aまたはその前駆体(海島型複合繊維)を用意する。その際、前記の極細ポリエステル繊維Aまたはその前駆体(海島型複合繊維)と、必要に応じて前記の他の繊維Bとを用意してもよい。
次いで、湿式抄造法によりウェブを形成した後、熱処理工程を経てから、必要に応じて高圧水流処理やカレンダー加工を施しても良いし、湿式抄造法により得られたウェブを未乾燥のまま、高圧水流処理やカレンダー加工を施しても良い。なお、前記高圧水流を行う際、不織布は単体でもよいし、原綿組成を互いに異にする不織布を2層以上積層してもよい。また、前記高圧水流を行う際、前記不織布と他の布帛とを積層してもよい。次いで、必要に応じて、前述のようにアルカリ減量加工を施すことにより、海島型複合繊維の海成分を溶解除去する。
かくして得られたマスク用不織布において、通気度が30〜100cc/cm2/sec(より好ましくは35〜75cc/cm2/sec)の範囲内である好ましい。該通気度が30cc/cm2/secよりも小さいと、空気の通りが悪いため息通りが悪く使えないおそれがある。逆に、該通気度が100cc/cm2/secよりも大きいと、フィルター性能が低下するおそれがある。
また、かかるマスク用不織布において、剛軟度が5.0cm以下(より好ましくは1.0〜5.0cm)であることが好ましい。該剛軟度が5.0cmよりも大きいと、肌とのフィット性が低下するおそれがある。なお、剛軟度は、JIS L1096 6.19.1A法(45°カンチレバー法)で測定するものとする。
また、かかるマスク用不織布において、JIS L1096(一般織物試験方法)に基づいて測定した引張り強度が2.5cm巾で4N以上(より好ましくは5〜10N)であることが好ましい。該引張り強度が4Nよりも小さいと、取扱い性や製造の際の工程性が低下するおそれがある。
また、かかるマスク用不織布の少なくともどちらか一方表面において、摩擦係数が1.5以上(より好ましくは1.5〜3.0)であることが好ましい。該摩擦係数が1.5よりも小さいと、肌とのフィット性が低下するおそれがある。なお、かかる摩擦係数は以下の方法により測定するものとする。すなわち、10cm×5cmの試料をヘッド(133cN)の下に貼り付け、平滑な台の上に敷かれたシリコンラバー(擬似肌)上に置き、ヘッドを等速(10cm/min)で10cm以上動かした時の抵抗値(F)をUゲージで測定、記録(n数5の平均)する。試料はタテ方向(長手方向)で測定し、次式より摩擦係数(動摩擦係数)を求める。
摩擦係数(μ)=Uゲージの読み(F)/ヘッドと試料の荷重(R)
摩擦係数(μ)=Uゲージの読み(F)/ヘッドと試料の荷重(R)
本発明のマスク用不織布には、前記の極細ポリエステル繊維Aが含まれ、かつ前記の通気度および剛軟度を有するので、優れたフィルター性能を有するだけでなく肌とのフィット性に優れ、さらには肌触りも良好である。
次に、本発明のマスクは前記のマスク用不織布を肌側に位置するよう用いてなるマスクである。かかるマスクには、花粉用マスク、防塵用マスク、防臭用マスク、抗ウイルス用マスクなど、顔に直接着用する顔マスクが含まれる。
かかるマスクは前記のマスク用不織布を用いているので、優れたフィルター性能を有するだけでなく肌とのフィット性に優れ、さらには肌触りも良好である。
かかるマスクは前記のマスク用不織布を用いているので、優れたフィルター性能を有するだけでなく肌とのフィット性に優れ、さらには肌触りも良好である。
次に本発明の実施例および比較例を詳述するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。なお、実施例中の各測定項目は下記の方法で測定した。
(1)溶融粘度
乾燥処理後のポリマーを紡糸時のルーダー溶融温度に設定したオリフィスによって5分間溶融保持したのち、数水準の荷重をかけて押し出し、そのときのせん断速度と溶融粘度をプロットする。そのプロットをなだらかにつないで、せん断速度―溶解温度で浴比100として、溶解時間と溶解量から減量速度を算出した。
乾燥処理後のポリマーを紡糸時のルーダー溶融温度に設定したオリフィスによって5分間溶融保持したのち、数水準の荷重をかけて押し出し、そのときのせん断速度と溶融粘度をプロットする。そのプロットをなだらかにつないで、せん断速度―溶解温度で浴比100として、溶解時間と溶解量から減量速度を算出した。
(2)溶解速度測定
海成分および島成分のポリマーを各々、径0.3mm、長さ0.6mmのキャピラリーを24孔もつ口金から吐出し、1000〜2000m/分の紡糸速度で引き取って得た未延伸糸を残留伸度が30〜60%の範囲になるように延伸して、83dtx/24フィラメントのマルチフィラメントを作成した。これを所定の溶剤および溶解温度で浴比100として、溶解時間と溶解量から減量速度を算出した。
海成分および島成分のポリマーを各々、径0.3mm、長さ0.6mmのキャピラリーを24孔もつ口金から吐出し、1000〜2000m/分の紡糸速度で引き取って得た未延伸糸を残留伸度が30〜60%の範囲になるように延伸して、83dtx/24フィラメントのマルチフィラメントを作成した。これを所定の溶剤および溶解温度で浴比100として、溶解時間と溶解量から減量速度を算出した。
(3)島径との測定
透過型電子顕微鏡TEMで、倍率30000倍で繊維断面写真を撮影し、測定した。TEMの機械によっては測長機能を活用して測定し、また無いTEMについては、撮った写真を拡大コピーして、縮尺を考慮した上で定規にて測定すればよい。ただし、繊維径は、繊維断面におけるその外接円の直径を用いた。(n数5の平均値)
透過型電子顕微鏡TEMで、倍率30000倍で繊維断面写真を撮影し、測定した。TEMの機械によっては測長機能を活用して測定し、また無いTEMについては、撮った写真を拡大コピーして、縮尺を考慮した上で定規にて測定すればよい。ただし、繊維径は、繊維断面におけるその外接円の直径を用いた。(n数5の平均値)
(4)繊維長
走査型電子顕微鏡(SEM)により、海成分溶解除去前の極細短繊維を基盤上に寝かせた状態とし、20〜500倍で測定した。SEMの測長機能を活用して測定した(n数5の平均値)
走査型電子顕微鏡(SEM)により、海成分溶解除去前の極細短繊維を基盤上に寝かせた状態とし、20〜500倍で測定した。SEMの測長機能を活用して測定した(n数5の平均値)
(5)目付
JIS P8124(紙の坪量測定方法)に基づいて測定した。
JIS P8124(紙の坪量測定方法)に基づいて測定した。
(6)厚み
JIS P8118(紙及び板紙の厚さと密度の試験方法)に基づいて測定した。
JIS P8118(紙及び板紙の厚さと密度の試験方法)に基づいて測定した。
(7)摩擦係数
10cm×5cmの試料をヘッド(133cN)の下に貼り付け、平滑な台の上に敷かれたシリコンラバー(擬似肌)上に置き、ヘッドを等速(10cm/min)で10cm以上動かした時の抵抗値(F)をUゲージで測定、記録(n数5の平均)した。試料はタテ方向(長手方向)で測定し、次式より摩擦係数(動摩擦係数)を求めた。
摩擦係数(μ)=Uゲージの読み(F)/ヘッドと試料の荷重(R)
10cm×5cmの試料をヘッド(133cN)の下に貼り付け、平滑な台の上に敷かれたシリコンラバー(擬似肌)上に置き、ヘッドを等速(10cm/min)で10cm以上動かした時の抵抗値(F)をUゲージで測定、記録(n数5の平均)した。試料はタテ方向(長手方向)で測定し、次式より摩擦係数(動摩擦係数)を求めた。
摩擦係数(μ)=Uゲージの読み(F)/ヘッドと試料の荷重(R)
(8)伸度
JIS L 1096(一般織物試験方法)に基づいて荷重1N時の伸度を測定した。
JIS L 1096(一般織物試験方法)に基づいて荷重1N時の伸度を測定した。
(9)強度
JIS L 1096(一般織物試験方法)に基づいて測定した。
JIS L 1096(一般織物試験方法)に基づいて測定した。
(10)通気度
JIS L1096 8.27.1A法(フラジール法)に基づいて測定した。
JIS L1096 8.27.1A法(フラジール法)に基づいて測定した。
(11)剛軟度
JIS L1096 6.19.1A法(45°カンチレバー法)で剛軟度を測定した。
JIS L1096 6.19.1A法(45°カンチレバー法)で剛軟度を測定した。
(12)肌とのフィット性
試料を用いて顔マスクを得た後、試験者が着用し、肌(顔)とのフィット性を3級:優れている、2級:普通、1級:劣っている、の3段階に評価した。
試料を用いて顔マスクを得た後、試験者が着用し、肌(顔)とのフィット性を3級:優れている、2級:普通、1級:劣っている、の3段階に評価した。
(13)息通り性
試料を用いて顔マスクを得た後、試験者が着用し、息通り性を3級:優れている、2級:普通、1級:劣っている、の3段階に評価した。
試料を用いて顔マスクを得た後、試験者が着用し、息通り性を3級:優れている、2級:普通、1級:劣っている、の3段階に評価した。
(14)生産性
不織布を製造する際の生産性(工程性)を3級:優れている、2級:普通、1級:劣っている、の3段階に評価した。
不織布を製造する際の生産性(工程性)を3級:優れている、2級:普通、1級:劣っている、の3段階に評価した。
[実施例1]
島成分に285℃での溶融粘度が120Pa・secのポリエチレンテレフタレート(PET)、海成分に285℃での溶融粘度が135Pa・secである平均分子量4000のポリエチレングリコールを4重量%、5−ナトリウムスルホイソフタル酸を9mol%共重合した改質ポリエチレンテレフタレートを使用し、海:島=10:90の重量比率で島数400の口金を用いて紡糸し、紡糸速度1500m/minで引き取った。海成分と島成分とのアルカリ減量速度比は1000倍であった。これを3.9倍に延伸した後、4%NaOH水溶液で75℃にて25%減量したところ、繊維径が比較的均一な極細繊維が生成していることを確認、該繊維をギロチンカッターにて1000μmにカットして極細ポリエステル繊維Aを得た。該極細ポリエステル繊維Aにおいて、単繊維径(D)が700nm、繊維長(L)が1mm、L/Dが1429であった。
一方、基本ベースの原綿として、ポリエチレンテレフタレート(PET)からなる非捲縮短繊維(繊度0.1dtex、繊維長5mm)を用意した。
島成分に285℃での溶融粘度が120Pa・secのポリエチレンテレフタレート(PET)、海成分に285℃での溶融粘度が135Pa・secである平均分子量4000のポリエチレングリコールを4重量%、5−ナトリウムスルホイソフタル酸を9mol%共重合した改質ポリエチレンテレフタレートを使用し、海:島=10:90の重量比率で島数400の口金を用いて紡糸し、紡糸速度1500m/minで引き取った。海成分と島成分とのアルカリ減量速度比は1000倍であった。これを3.9倍に延伸した後、4%NaOH水溶液で75℃にて25%減量したところ、繊維径が比較的均一な極細繊維が生成していることを確認、該繊維をギロチンカッターにて1000μmにカットして極細ポリエステル繊維Aを得た。該極細ポリエステル繊維Aにおいて、単繊維径(D)が700nm、繊維長(L)が1mm、L/Dが1429であった。
一方、基本ベースの原綿として、ポリエチレンテレフタレート(PET)からなる非捲縮短繊維(繊度0.1dtex、繊維長5mm)を用意した。
次いで、前記極細ポリエステル繊維A:20、非捲縮短繊維(繊度0.1dtex、繊維長5mm):80を混合攪拌した後、TAPPI(熊谷理工業製角型シートマシンTAPPI(商品名、以下同じ)により30g/m2の湿式不織布を抄紙し、これを150メッシュの金属メッシュの上に置き、ウォーターニードル試験機(ノズ0.1mmΦ、2列千鳥、水圧130kg/cm2(1274N/cm2)、速度2m/min)で絡合処理を施した(表裏各1回)後、エアースルードライヤーで乾燥処理を施し、マスク用不織布を得た後、該不織布を用いて顔マスクを得た。評価結果を表1に示す。
[実施例2]
実施例1において、前記極細ポリエステル繊維:10、非捲縮短繊維(繊度0.1dtex、繊維長5mm):90の重量比率で用いること以外は実施例1と同様にした。評価結果を表1に示す。
実施例1において、前記極細ポリエステル繊維:10、非捲縮短繊維(繊度0.1dtex、繊維長5mm):90の重量比率で用いること以外は実施例1と同様にした。評価結果を表1に示す。
[実施例3]
実施例1において、目付を15g/m2に変更すること以外は実施例1と同様にした。評価結果を表1に示す。
実施例1において、目付を15g/m2に変更すること以外は実施例1と同様にした。評価結果を表1に示す。
[比較例1]
実施例1の材質をポリプロピレン(PP)に変更して不織布を得た。評価結果を表1に示す。
実施例1の材質をポリプロピレン(PP)に変更して不織布を得た。評価結果を表1に示す。
[実施例4]
実施例1において、前記極細ポリエステル繊維:3、非捲縮短繊維(繊度0.1dtex、繊維長5mm):97の重量比率で用いること以外は実施例1と同様にした。評価結果を表1に示す。
実施例1において、前記極細ポリエステル繊維:3、非捲縮短繊維(繊度0.1dtex、繊維長5mm):97の重量比率で用いること以外は実施例1と同様にした。評価結果を表1に示す。
[比較例2]
実施例1において、前記極細ポリエステル繊維:35、非捲縮短繊維(繊度0.1dtex、繊維長5mm):65の重量比率で用いること以外は実施例1と同様にした。評価結果を表1に示す。
実施例1において、前記極細ポリエステル繊維:35、非捲縮短繊維(繊度0.1dtex、繊維長5mm):65の重量比率で用いること以外は実施例1と同様にした。評価結果を表1に示す。
[比較例3]
実施例1において、目付を7g/m2に変更すること以外は実施例1と同様にした。評価結果を表1に示す。
実施例1において、目付を7g/m2に変更すること以外は実施例1と同様にした。評価結果を表1に示す。
[比較例4]
実施例1において、目付を45g/m2に変更すること以外は実施例1と同様にした。評価結果を表1に示す。
実施例1において、目付を45g/m2に変更すること以外は実施例1と同様にした。評価結果を表1に示す。
本発明によれば、優れたフィルター性能を有するだけでなく肌とのフィット性に優れ、さらには肌触りも良好なマスク用不織布、および該マスク用不織布を用いてなるマスクが提供され、その工業的価値は極めて大である。
Claims (7)
- 目付けが10〜40g/m2のマスク用不織布であって、ポリエステルからなり単繊維径(D)が50〜1000nmかつ該単繊維径(D)nmに対する繊維長(L)nmの比(L/D)が600〜3000の範囲内である極細ポリエステル繊維Aを含み、かつ通気度が30〜100cc/cm2/secの範囲内であり、かつ剛軟度が5.0cm以下であることを特徴とするマスク用不織布。
- 引張り強度が2.5cm巾で4N以上である、請求項1に記載のマスク用不織布。
- マスク用不織布の少なくともどちらか一方の表面において、摩擦係数が1.5以上である、請求項1または請求項2に記載のマスク用不織布。
ただし、摩擦係数は以下の方法により測定するものとする。すなわち、10cm×5cmの試料をヘッド(133cN)の下に貼り付け、平滑な台の上に敷かれたシリコンラバー(擬似肌)上に置き、ヘッドを等速(10cm/min)で10cm以上動かした時の抵抗値(F)をUゲージで測定、記録(n数5の平均)する。
摩擦係数(μ)=Uゲージの読み(F)/ヘッドと試料の荷重(R) - 前記極細ポリエステル繊維Aが、ポリエステルからなりかつ島径(D)が50〜1000nmである島成分と前記のポリエステルよりもアルカリ水溶液易溶解性ポリマーからなる海成分とを有する複合繊維にアルカリ減量加工を施すことにより、前記海成分を溶解除去したものである、請求項1〜3のいずれかに記載のマスク用不織布。
- マスク用不織布において、前記極細ポリエステル繊維Aの混率が5〜30重量%の範囲内である、請求項1〜4のいずれかに記載のマスク用不織布。
- マスク用不織布が湿式不織布である、請求項1〜5のいずれかに記載のマスク用不織布。
- 請求項1〜6のいずれかに記載のマスク用不織布を肌側に位置するよう用いてなるマスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012134808A JP2013256739A (ja) | 2012-06-14 | 2012-06-14 | マスク用不織布およびマスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012134808A JP2013256739A (ja) | 2012-06-14 | 2012-06-14 | マスク用不織布およびマスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013256739A true JP2013256739A (ja) | 2013-12-26 |
Family
ID=49953396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012134808A Pending JP2013256739A (ja) | 2012-06-14 | 2012-06-14 | マスク用不織布およびマスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013256739A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016098460A1 (ja) * | 2014-12-17 | 2016-06-23 | 東亞合成株式会社 | マスク用消臭フィルター及び消臭マスク |
CN107073155A (zh) * | 2014-10-31 | 2017-08-18 | 东亚合成株式会社 | 消臭剂及使用其的消臭性加工品、以及消臭剂及消臭性加工品的制造方法 |
WO2018047810A1 (ja) * | 2016-09-07 | 2018-03-15 | 東レ株式会社 | 積層不織布 |
JP2019077971A (ja) * | 2017-10-26 | 2019-05-23 | 株式会社白鳩 | マスク及びマスク製造方法 |
JP2019077970A (ja) * | 2017-10-26 | 2019-05-23 | 株式会社白鳩 | マスク及びマスク製造方法 |
JP2019199668A (ja) * | 2018-05-17 | 2019-11-21 | 帝人フロンティア株式会社 | マスク用濾材およびマスク |
CN115297745A (zh) * | 2020-03-27 | 2022-11-04 | 尤妮佳股份有限公司 | 口罩 |
JP7231318B2 (ja) | 2017-03-02 | 2023-03-01 | 日本バイリーン株式会社 | プリーツマスク |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0665848A (ja) * | 1992-08-18 | 1994-03-08 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 地合の良好な触感に優れた水流交絡不織布及びその製造法 |
JPH07109654A (ja) * | 1993-10-06 | 1995-04-25 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 水流交絡不織布及びその製造法 |
JP2003328259A (ja) * | 2002-05-08 | 2003-11-19 | Japan Vilene Co Ltd | 極細繊維不織布及びシート材料 |
JP2006241654A (ja) * | 2005-03-07 | 2006-09-14 | Solotex Corp | ポリエステル湿式不織布および繊維製品 |
JP2009197374A (ja) * | 2008-02-25 | 2009-09-03 | Teijin Fibers Ltd | 柔軟性不織布 |
JP2010070870A (ja) * | 2008-09-17 | 2010-04-02 | Teijin Fibers Ltd | 不織布の製造方法および不織布および不織布構造体および繊維製品 |
JP2012092466A (ja) * | 2010-10-28 | 2012-05-17 | Teijin Fibers Ltd | 湿式不織布および繊維製品 |
-
2012
- 2012-06-14 JP JP2012134808A patent/JP2013256739A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0665848A (ja) * | 1992-08-18 | 1994-03-08 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 地合の良好な触感に優れた水流交絡不織布及びその製造法 |
JPH07109654A (ja) * | 1993-10-06 | 1995-04-25 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 水流交絡不織布及びその製造法 |
JP2003328259A (ja) * | 2002-05-08 | 2003-11-19 | Japan Vilene Co Ltd | 極細繊維不織布及びシート材料 |
JP2006241654A (ja) * | 2005-03-07 | 2006-09-14 | Solotex Corp | ポリエステル湿式不織布および繊維製品 |
JP2009197374A (ja) * | 2008-02-25 | 2009-09-03 | Teijin Fibers Ltd | 柔軟性不織布 |
JP2010070870A (ja) * | 2008-09-17 | 2010-04-02 | Teijin Fibers Ltd | 不織布の製造方法および不織布および不織布構造体および繊維製品 |
JP2012092466A (ja) * | 2010-10-28 | 2012-05-17 | Teijin Fibers Ltd | 湿式不織布および繊維製品 |
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107073155B (zh) * | 2014-10-31 | 2020-07-28 | 东亚合成株式会社 | 消臭剂及使用其的消臭性加工品、以及消臭剂及消臭性加工品的制造方法 |
CN107073155A (zh) * | 2014-10-31 | 2017-08-18 | 东亚合成株式会社 | 消臭剂及使用其的消臭性加工品、以及消臭剂及消臭性加工品的制造方法 |
CN107105801A (zh) * | 2014-12-17 | 2017-08-29 | 东亚合成株式会社 | 口罩用消臭过滤器及消臭口罩 |
JPWO2016098460A1 (ja) * | 2014-12-17 | 2017-09-07 | 東亞合成株式会社 | マスク用消臭フィルター及び消臭マスク |
US20170367416A1 (en) * | 2014-12-17 | 2017-12-28 | Toagosei Co., Ltd. | Deodorizing filter for mask and deodorizing mask |
WO2016098460A1 (ja) * | 2014-12-17 | 2016-06-23 | 東亞合成株式会社 | マスク用消臭フィルター及び消臭マスク |
CN109642369B (zh) * | 2016-09-07 | 2021-08-27 | 东丽株式会社 | 层叠无纺布 |
JPWO2018047810A1 (ja) * | 2016-09-07 | 2019-06-24 | 東レ株式会社 | 積層不織布 |
CN109642369A (zh) * | 2016-09-07 | 2019-04-16 | 东丽株式会社 | 层叠无纺布 |
WO2018047810A1 (ja) * | 2016-09-07 | 2018-03-15 | 東レ株式会社 | 積層不織布 |
CN109642369B9 (zh) * | 2016-09-07 | 2021-10-12 | 东丽株式会社 | 层叠无纺布 |
JP7231318B2 (ja) | 2017-03-02 | 2023-03-01 | 日本バイリーン株式会社 | プリーツマスク |
JP2019077971A (ja) * | 2017-10-26 | 2019-05-23 | 株式会社白鳩 | マスク及びマスク製造方法 |
JP2019077970A (ja) * | 2017-10-26 | 2019-05-23 | 株式会社白鳩 | マスク及びマスク製造方法 |
JP2019199668A (ja) * | 2018-05-17 | 2019-11-21 | 帝人フロンティア株式会社 | マスク用濾材およびマスク |
CN115297745A (zh) * | 2020-03-27 | 2022-11-04 | 尤妮佳股份有限公司 | 口罩 |
CN115297745B (zh) * | 2020-03-27 | 2023-10-13 | 尤妮佳股份有限公司 | 口罩 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5027688B2 (ja) | 柔軟性不織布 | |
JP2013256739A (ja) | マスク用不織布およびマスク | |
JP5607748B2 (ja) | フィルター用多層ろ材およびフィルター | |
KR101421317B1 (ko) | 습식 부직포 및 필터 | |
US10550803B2 (en) | Filter medium for filter, method for producing the same, and filter | |
JP5284889B2 (ja) | 繊維製品 | |
JP2010070870A (ja) | 不織布の製造方法および不織布および不織布構造体および繊維製品 | |
JP4950472B2 (ja) | 短カットナノファイバーの製造方法 | |
WO2017086186A1 (ja) | バグフィルター用ろ過布およびその製造方法およびバグフィルター | |
JP5558989B2 (ja) | コスメテイック製品用不織布およびコスメテイック製品 | |
JP2014074246A (ja) | 液体ろ過フィルター用湿式不織布および液体ろ過フィルター | |
JP2012223396A (ja) | コスメテイック製品用不織布およびコスメテイック製品 | |
JP4994313B2 (ja) | 短カットナノファイバーの製造方法および湿式不織布の製造方法 | |
JP2013256461A (ja) | 人体肌接触用シートおよびコスメテイック製品 | |
JP2019199668A (ja) | マスク用濾材およびマスク | |
JP2012237084A (ja) | フィルター用不織布およびエアーフィルター | |
JP3741886B2 (ja) | 極細繊維発生可能繊維、これから発生した極細繊維及びこの極細繊維を用いた繊維シート | |
JP2019099946A (ja) | 不織布およびバグフィルター用濾材 | |
JP5908709B2 (ja) | フィルター用不織布およびその製造方法およびフィルター | |
JP2012092466A (ja) | 湿式不織布および繊維製品 | |
JP4922964B2 (ja) | 乾式不織布 | |
JP6462368B2 (ja) | 湿式不織布および障子紙および製品 | |
JP3197714U (ja) | 洗浄用手袋 | |
JP3185098U (ja) | 化粧用パフ | |
JP2013118950A (ja) | あぶらとり紙 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150323 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160209 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20161004 |