JP2013256065A - 画像形成装置、ネットワークプリントシステム、省電力制御方法及び省電力制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、ネットワークプリントシステム、省電力制御方法及び省電力制御プログラム Download PDF

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雄哉 佐藤
Shunsuke Arita
俊介 有田
Muneyoshi Akai
宗喜 赤井
Shinya Notomi
真也 納富
Shigeru Toyazaki
茂 戸矢崎
Hidetoshi Suzuki
英利 鈴木
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Abstract

【課題】本発明は、ネットワークにおける省電力を効率的に行なう。
【解決手段】プリンタ装置Pr1〜Prmは、パケット送受信制御部21が、各プリンタ装置Pr1〜Prmの印刷実績情報と機能情報を装置情報として取得し、また、クライアント装置C1〜Cnの少なくとも過去の印刷履歴情報をクライアント情報として収集して管理テーブル25、26に記憶する。省電力モード制御部22は、印刷実績情報に基づいて、プリンタ装置Pr1〜Prmの優先順位を決定して、クライアント情報に基づいてネットワークNW上で必要とされる必要印刷処理能力を求め、優先順位と優先順位に対応するプリンタ装置Pr1〜Prmの装置情報及び必要印刷処理能力に基づいて、各プリンタ装置Pr1〜Prmの省電力モードを制御するとともに、現在の印刷実績情報に基づいて、該印刷実績情報の更新を行なって、更新結果に応じて省電力モードを制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像形成装置、ネットワークプリントシステム、省電力制御方法及び省電力制御プログラムに関し、詳細には、省電力効果を向上させる画像形成装置、ネットワークプリントシステム、省電力制御方法及び省電力制御プログラムに関する。
近時、OA(Office Automation )化が進むなかで、パーソナルコンピュータやワードプロセッサ等のホスト装置(端末)がネットワークを介して複数の画像形成装置を共有して使用するネットワークプリントシステムが構築されるようになってきている。
このようなネットワークプリントシステムにおいては、接続された画像形成装置を複数のホスト装置で利用する場合、多数の印刷ジョブが画像形成装置に発行され、画像形成装置は発行されたジョブを順次処理する。
一方、今日、省資源化の要望から画像形成装置においても省資源化が要望され、待ち状態において所定の待ち時間の間動作要求が発生しない状態が継続すると、主要各部への電力の供給を停止したり、供給電力を低減して消費電力を削減する省電力モードへ移行する省電力機能を備えるようになってきている。
ところが、ネットワークプリントシステムにおいても、個々の画像形成装置がその画像形成装置固有の省電力機能で動作して、消費電力の削減を図っているため、ネットワークプリントシステム全体として効果的な消費電力の削減を行なうことができない。
そして、従来、省電力モードを設定する設定手段を有し、複数のクライアント機器が接続されたネットワークに接続される画像形成装置において、前記各クライアント機器の印刷履歴情報を記録部に記憶し、前記設定手段が、前記記録部に記録されている前記印刷履歴情報を参照して、前記印刷履歴情報に記録されている各クライアント機器の属性に基づいて省電力モードに移行するか否か決定する画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。
すなわち、この従来技術は、複数のクライアント機器の印刷履歴情報を参照して各クライアント機器の属性に基づいて省電力モードへの移行制御を行なっている。
また、従来、サーバおよびサーバ群とクライアント・コンピュータおよびコンピュータ群とネットワーク・プリンタ群が接続されたネットワークプリントシステムにおいて、スリープ・レベル情報としての使用頻度・時刻相関情報を格納する手段、前記ネットワーク上のプリンタ(群)に対してスリープ・レベル情報を問い合わせる手段、前記ネットワーク上のプリンタ(群)のスリープ・レベル問い合わせに応答する手段、前記ネットワーク上のプリンタ(群)のスリープ・レベル値を比較・判定する手段、省電力モードとしての稼働停止(スリープ状態)に移行する手段、省電力モードとしての稼働停止(スリープ状態)から自動起動する手段、を設けたネットワーク・プリンタ群からなる省電力システムが提案されている(特許文献2参照)。
すなわち、この従来技術は、ネットワーク上の複数のネットワーク・プリンタ間で使用頻度、スリープ・レベル情報を交換して、スリープ移行とスリープからの復帰を制御することで、省電力を図っている。
しかしながら、上記特許文献1記載の従来技術にあっては、複数のクライアント機器の印刷履歴情報を参照して各クライアント機器の属性に基づいて省電力モードへの移行制御を行なっているのみであるため、ネットワーク上に複数の画像形成装置と複数のホスト装置が存在する場合に、ネットワーク全体としての省電力効果を向上させる上で、改良の必要があった。
すなわち、ネットワークに、複数の画像形成装置と複数のホスト装置が接続されているネットワークプリントシステムにおいては、仮に複数の画像形成装置が、従来技術のようにホスト装置の印刷履歴情報に記録されている各ホスト装置の属性に基づいて省電力モードへ移行を行なったとしても、画像形成装置それぞれが個別に判断して省電力制御を行うのみであるため、ホスト装置側から見た場合、使用可能性のあるユーザ数と画像形成装置数のバランスという観点において、画像形成装置の資源が過剰となり、ネットワークプリントシステムの印刷環境全体としての消費電力を抑制する上で、改良の必要があった。
また、上記特許文献2記載の従来技術にあっては、ネットワーク上の複数のネットワーク・プリンタ間で使用頻度、スリープ・レベル情報を交換して、スリープ制御を行なっているのみであるため、複数のネットワーク・プリンタ内で、受信の使用頻度が最小であると判断して、省電力モードへ移行することになるが、例えば、10台のネットワーク・プリンタのうち、最小使用頻度のネットワーク・プリンタが省電力になっただけでは、ネットワーク全体としての省電力効果を向上させるには不十分である。また、この従来技術にあっては、最小使用頻度だけでは、判定基準が少なく、例えば、10台存在するネットワーク・プリンタのうち、8台が同時に省電力モードに入った場合、クライアント数が、100台接続されているときに、速やかに稼動可能なネットワーク・プリンタが少な過ぎたり、ユーザ数とネットワーク・パラメータ数のバランスという観点から、ネットワーク全体の印刷環境としての消費電力を抑制するには、改良の必要があった。
特に、上記いずれの従来技術においても、使用状況の急激な変化に対する対応が記載されておらず、使用状況が急激に増加または減少した場合においても、ネットワーク全体として効率的な省電力効果を向上させる上で、改良の必要があった。
そこで、本発明は、複数の画像形成装置と複数のホスト装置の接続されているネットワークプリントシステムにおける急激な画像形成装置の利用状況の変動があった場合にも省電力効果を向上させることを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置は、任意のサイズの印刷データを生成して印刷要求する複数のホスト装置の接続されているネットワークに複数接続され、該ホスト装置からの印刷要求に応じて該印刷データに基づいて指定されたサイズの被記録媒体に印刷出力するとともにそれぞれ消費電力を削減する省電力モードを備えた画像形成装置であって、前記ネットワーク上の前記各画像形成装置の印刷実績情報と機能情報を装置情報として取得して装置情報記憶手段に記憶する装置情報収集手段と、前記装置情報記憶手段に記憶されている前記各画像形成装置の前記印刷実績情報に基づいて、稼働率の高い順に該画像形成装置の優先順位を決定する優先順位決定手段と、前記ネットワーク上の前記ホスト装置の少なくとも過去の印刷履歴情報をホスト情報として収集してホスト情報記憶手段に記憶するホスト情報収集手段と、前記ホスト情報記憶手段に記憶されている前記ホスト情報に基づいて所定期間において前記ネットワーク上で必要とされる必要印刷処理能力を求める必要印刷処理能力算出手段と、前記優先順位と該優先順位に対応する前記画像形成装置の前記装置情報及び前記必要印刷処理能力に基づいて、前記ネットワーク上の前記各画像形成装置の省電力モードを制御する省電力制御手段と、前記各画像形成装置の過去の前記印刷実績情報と前記装置情報取得手段の取得した該画像形成装置の所定期間における所定時間当たりの現在の印刷実績情報に基づいて、前記印刷実績情報の更新を行なって、更新後の該印刷実績情報に基づいて前記省電力制御手段に前記各画像処理装置の省電力モードを制御させる再制御手段と、を備えていることを特徴としている。
本発明によれば、複数の画像形成装置と複数のホスト装置の接続されているネットワークプリントシステムにおける急激な画像形成装置の利用状況の変動があった場合にも省電力効果を向上させることができる。
本発明の一実施例を適用したネットワークプリントシステムのシステム構成図。 プリンタ装置の電力モードの説明図。 省電力制御処理を示すフローチャート。 図3の省電力制御処理の続きの処理を示すフローチャート。 図4の省電力制御処理の続きの処理を示すフローチャート。 時刻更新ルーチン処理を示すフローチャート。 選定プリンタ装置の再選定処理を示すフローチャート。 印刷量が過去平均よりも増加する場合の印刷量推移の一例を示す図。 最新累積平均印刷量が過去の平均印刷量よりも増加するときの選定プリンタ装置の再選定を行う場合と行わない場合を比較した一例を示す図。 印刷量が過去平均よりも減少する場合の印刷量推移の一例を示す図。 最新累積平均印刷量が過去の平均印刷量よりも減少するときの選定プリンタ装置の再選定を行う場合と行わない場合を比較した一例を示す図。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明によって不当に限定されるものではなく、また、本実施の形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。
図1〜図11は、本発明の画像形成装置、ネットワークプリントシステム、省電力制御方法及び省電力制御プログラムの一実施例を示す図であり、図1は、本発明の画像形成装置、ネットワークプリントシステム、省電力制御方法及び省電力制御プログラムの一実施例を適用したネットワークプリントシステム1のシステム構成図である。
図1において、ネットワークプリントシステム1は、LAN(Local Area Network)等のネットワークNWに複数のプリンタ装置Pr1〜Prmと複数のクライアント装置C1〜Cnが接続されており、サーバ等のその他の機器が接続されていてもよい。
クライアント装置(ホスト装置)C1〜Cnは、通常のハードウェア構成及びソフトウェア構成のコンピュータ等が用いられており、特に、本発明のホスト用の省電力制御プログラムが導入されることで、クライアント装置C3について図1に示すように、コンピュータの本体部であるPC本体部11以外に、印刷履歴管理テーブル12、アプリケーション用紙/印刷量管理テーブル13、パケット情報メモリ14、パケット送受信制御部15、応答待ちカウンタ16及びACレベル検出回路17等が構築されている。
すなわち、クライアント装置C1〜Cnは、ROM、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Versatile Disk)、SD(Secure Digital)カード、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている本発明のクライアント装置用の省電力制御方法を実行するクライアント装置用の省電力制御プログラムを読み込んでROMやハードディスク等に導入することで、後述するネットワークNW上の他のクライアント装置C1〜Cnやプリンタ装置Pr1〜Prmを考慮して省電力制御を行う省電力制御方法を実行するホスト装置として構築されている。このクライアント装置用の省電力制御プログラムは、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)等のレガシープログラミング言語やオブジェクト指向ブログラミング言語等で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムであり、上記記録媒体に格納して頒布することができる。
クライアント装置C1〜Cnは、PC本体部11が通常のハードウェア構成及びソフトウェア構成のコンピュータ本体部であり、印刷履歴管理テーブル12は、過去に印刷を行ったときの印刷履歴を記憶したテーブルである。アプリケーション用紙/印刷量管理テーブル13は、現在使用しているアプリケーションでの用紙設定情報と各ファイルの頁数(印刷量の基本情報となる頁数)を記憶するテーブルであり、パケット情報メモリ14は、ネットワークNW上の各プリンタ装置Pr1〜Prmの状態(オンライン、省電力モード等)を記憶するメモリである。パケット送受信制御部15は、ネットワークNW上のパケットの送受信を制御し、応答待ちカウンタ16は、パケットデータを送信した後に次の処理へ進むか否かを判断するために、送信した該パケットデータに対する無応答時間をカウントする。ACレベル検出回路17は、クライアント装置C1〜CnのAC(交流)電源がオフされたか否かを判定するために、クライアント装置C1〜CnのACレベルを検出する。上記印刷履歴管理テーブル12、アプリケーション用紙/印刷量管理テーブル13、パケット情報メモリ14、パケット送受信制御部15は、全体として、ホスト情報管理手段として機能している。
プリンタ装置Pr1〜Prmは、電子写真方式、インク噴射方式等種々の画像形成方式のプリンタ装置が用いられており、本実施例では、プリンタ装置Pr1〜Prmは、プリンタ装置であるとして説明するが、プリンタ装置に限るものではなく、画像形成を行なうプリンタエンジンを搭載するプリンタ装置、複写装置、ファクシミリ装置、複合装置等であってもよい。
プリンタ装置(画像形成装置)Pr1〜Prmは、プリンタ装置Pr1について図1に示すように、コントローラ20、エンジンユニット30及び図示しない操作表示部等を備えており、本発明の画像形成装置用の省電力制御プログラムが導入されることで、コントローラ20には、パケット送受信制御部21、省電力モード制御部22、解析・画像展開部23、内蔵時計24、クライアント管理テーブル25及びプリンタ状態管理テーブル26等が構築されている。また、エンジンユニット30は、エンジン制御部31、定着制御部32、定着器33及び図示しないエンジン本体等を備えている。
すなわち、プリンタ装置Pr1〜Prmは、ROM、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Versatile Disk)、SD(Secure Digital)カード、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている本発明の画像形成装置用の省電力制御方法を実行する画像形成装置用の省電力制御プログラムを読み込んでROMやハードディスク等に導入することで、後述するネットワークNW上の他のプリンタ装置Pr1〜Prmやクライアント装置C1〜Cnを考慮して急激な利用状況の変動にも対応する省電力制御を行う省電力制御方法を実行する画像形成装置として構築されている。この画像形成装置用の省電力制御プログラムは、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)等のレガシープログラミング言語やオブジェクト指向ブログラミング言語等で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムであり、上記記録媒体に格納して頒布することができる。
そして、プリンタ装置Pr1〜Prmは、コントローラ20のパケット送受信制御部(装置情報収集手段、ホスト情報収集手段)21は、ネットワークNWに各パケット情報を送受信及びクライアント装置C1〜Cnからの印刷ジョブの受信及び各クライアント装置C1〜Cnからのホスト情報であるクライアント情報(例えば、印刷履歴、使用アプリケーションの用紙設定情報等)の受信、ネットワークNW上の他のプリンタ装置Pr1〜Prmとの制御信号やデータ、特に、省電力制御処理に必要な他のプリンタ装置Pr1〜Prmの機能情報(カラー/モノクロ、サポート用紙サイズ、印刷スピード、用紙やトナー等の消耗品残量等)の授受等を行い、パケットデータを送信した後に次の処理へ進むか否かを判断するために、送信した該パケットデータに対する無応答時間をカウントする応答待ちカウンタ21aと、ネットワークNW上のオンラインのプリンタ装置Pr1〜Prm内でマスタプリンタ装置であるか否かを判別するマスタモードS/W21bと、を備えている。
省電力モード制御部(優先順位決定手段、必要印刷処理能力算出手段、省電力制御手段、再制御手段)22は、後述するプリンタ状態管理テーブル26に記憶されている装置情報に基づいて、省電力モード並行するプリンタ装置Pr1〜Prmとは逆順序であって、稼動中のプリンタ装置Pr1〜Prmの省電力モードを制御するマスタプリンタ装置としての優先順位を決定する優先順位決定処理を行う優先順決定手段として機能し、また、ネットワークNW上で稼働中のプリンタ装置Pr1〜Prmのうち該優先順位が最も高いプリンタ装置Pr1〜Prmを、マスタプリンタ装置として決定するマスタ決定処理を行う。さらに、省電力モード制御部22は、後述するクライアント管理テーブル25に記憶されている前記ホスト情報に基づいてネットワークNW上で必要とされる後述する平均使用実績(必要印刷処理能力)Mを求める必要印刷処理能力算出処理を行う必要印刷処理能力算出手段として機能し、前記に対応するプリンタ装置Pr1〜Prmの装置情報、平均使用実績M及び後述する最高使用頻度のプリンタ装置Pr1〜Prmの1分(所定期間)当たりの印刷処理速度であるプリンタスピードA(頁/分)に基づいて、ネットワークNW上の各プリンタ装置Pr1〜Prmの省電力モードを制御する省電力制御処理、具体的には、プリンタ装置Pr1〜Prmが備えている消費電力を削減する省電力モードへの移行と省電力モードからの復帰を制御する省電力制御手段として機能している。さらに、省電力モード制御部22は、各プリンタ装置Pr1〜Prmの過去の印刷実績情報とパケット送受信制御部22の取得した該プリンタ装置Pr1〜Prmの所定期間における所定時間当たりの現在の印刷実績情報に基づいて、該印刷実績情報、具体的には、平均印刷実行情報の更新を行なって、更新後の該印刷実績情報に基づいて各プリンタ装置Pr1〜Prmの省電力モードを制御し、再制御手段として機能している。
解析・画像展開部23は、省電力モード制御部22に接続されて、受信した印刷ジョブを解析してビットマップに展開する。内蔵時計24は、省電力制御部22に接続されており、現在時刻や各種設定時間(例えば、待機状態から省電力モードへ移行するまでの待ち時間等)の計時を行う。
クライアント管理テーブル(ホスト情報記憶手段)25は、省電力制御部22に接続されており、パケット送受信制御部21が取得したネットワークNW上の各クライアント装置C1〜Cnの各種ホスト情報であるクライアント情報(例えば、印刷履歴、使用アプリケーションの用紙設定情報等)を記憶する。
プリンタ状態管理テーブル(装置情報記憶手段)26は、省電力制御部22に接続されており、機能情報である自機(自身)のプリンタ基本情報(IPアドレス、マスタ/スレーブ情報)とネットワークNW上にある他のプリンタ装置Pr1〜Prmのプリンタ情報(マスタプリンタ装置優先順位、カラー/モノクロ、印刷スピード、サポート用紙、消耗品残量等)及び自機及び他のプリンタ装置Pr1〜Prmの過去所定期間における印刷実績情報を記憶する。
各プリンタ装置Pr1〜Prmは、例えば、図2に示すように、電力モードとして、通常待機モード、第1省電力モード、第2省電力モードを有しており、通常待機モードは、省電力モードではなく、画像形成要求(印刷要求)があると、速やかに画像形成動作に移行できる電力モードである。第1省電力モードは、エンジンユニット30が備えている定着器33の定着ローラの温度を、定着に必要な定着温度よりも、例えば、50%程度下げて消費電力の削減を図る省電力モードであり、第2省電力モードは、エンジンユニット30への供給電力を停止して、エンジンユニット30で消費される電力を削減する省電力モードである。したがって、消費電力量としては、通常待機モード>第1省電力モード>第2省電力モードとなる。なお、電力モード、特に、省電力モードは、上記第1省電力モードと第2省電力モードに限るものではない。
そして、プリンタ装置Pr1〜Prmのエンジンユニット30は、上述のように、電子写真方式、インク噴射方式等の任意の画像形成方式のエンジンが用いることができるが、本実施例では、少なくともプリンタ装置Pr1については、電子写真方式のエンジンユニットが用いられているものとして、以下説明する。
プリンタ装置Pr1のエンジンユニット30は、エンジン制御部31にコントローラ30の解析・画像展開部23からのビットマップ展開された描画データと制御信号が入力され、エンジン制御部31は、該描画データと制御信号に基づいてエンジン本体を制御して、画像形成を実行させるとともに、省電力モード制御部22から制御信号が入力されて、定着制御部32を介して定着器33の定着温度制御、特に、後述する省電力制御処理を実行する。また、エンジン制御部31は、AC電源電力の入力レベルを検出するAC検出部を備えており、検出結果をコントローラ20に出力する。
定着制御部32は、エンジン制御部31の制御下で、定着器33の温度制御及び電源電力のオン/オフ制御を行う。
定着器33は、回転駆動される図示しない定着ローラと該定着ローラに所定圧で圧接されて定着ローラとともに回転する加圧ローラ及び通電によって発熱して定着ローラを加熱する定着ヒータ等を備えており、図示しないエンジン本体でトナー画像の転写された用紙(被記録媒体)が定着ローラと加圧ローラの間に搬送されてくる。
定着部30は、定着制御部32からの通電制御によって定着器33の定着ヒータを発熱させて定着ローラを所定の定着温度に加熱して、トナー画像の転写された用紙を定着ローラと加圧ローラにより加熱・加圧しつつ搬送して、トナー画像を用紙に定着させる。この定着ローラの温度を、図示しない定着サーミスタが検出して、検出した温度信号を定着制御部32に出力し、定着制御部32が定着サーミスタの検出温度に基づいて定着ヒータへの通電を制御することで、定着ローラを所定の温度に制御する。
次に、本実施例の作用について説明する。本実施例のネットワークプリントシステム1は、ネットワークNWに接続されている複数のプリンタ装置Pr1〜Prmと複数のクライアント装置C1〜Cnにおける省電力を向上させる。
すなわち、ネットワークプリントシステム1は、ネットワークNW状に接続されている各プリンタ装置Pr1〜Prmが、適宜のタイミング、例えば、電源がオンされたとき等に、ネットワークNW上の他のプリンタ装置Pr1〜Prm及びクライアント装置C1〜Cnと通信して、各プリンタ装置Pr1〜Prmから送られてきたクライアント情報をクライアント管理テーブル25に保存する処理を繰り返し行い、クライアント情報の更新とマスタプリンタ装置の設定確認を行う。
プリンタ装置Pr1〜Prmのうち、適宜の方法でマスタプリンタ装置が設定されると、該マスタプリンタ装置は、図3に示すように、省電力モードへ移行させるプリンタ装置Pr1〜Prmの候補を選定するために、各クライアント装置C1〜Cnが過去(例えば、最近1週間)に使用したプリンタ装置Pr1〜Prmの総印刷ページ数(例えば、A4サイズに換算した時の総印刷ページ数)からプリンタ装置Pr1〜Prmにおける使用頻度の高い順序(優先順位の高い高使用頻度順序)をチェックする(ステップS101)。
なお、使用実績から省電力モードへ移行させるプリンタ装置Pr1〜Prmの候補を選定すると、必ずしもマスタプリンタ装置が選択されるとは限らず、マスタプリンタ装置以外のプリンタ装置Pr1〜Prmの使用実績が高い場合もある。この場合、マスタプリンタ装置が自身を省電力モードに設定することになるが、コントローラ20は、省電力モードにはならないため、プリンタ装置Pr1〜Prm全体の省電力制御を行なうことができる。
次に、マスタプリンタ装置は、高使用頻度順序から所定時間(例えば、1分)当たりの平均使用実績M(=使用実績/平均ページ数=M)を算出して、平均使用実績(必要印刷処理能力)Mを処理可能(カバー可能)なプリンタ装置Pr1〜Prmを高使用頻度順序の順位の高いプリンタ装置Pr1〜Prm(以下、適宜、上位プリンタ装置Pr1〜Prmという。)から選定する(ステップS102)。
そして、マスタプリンタ装置は、上述のように、ネットワークNW上のプリンタ装置Pr1〜Prmのうち、平均使用実績Mを処理可能なプリンタ装置Pr1〜Prmを、高使用頻度順位の高いプリンタ装置Pr1〜Prmから選定すると、選定(選択)したプリンタ装置Pr1〜Prmのトナー量が予め設定されている量(例えば、80%)残存していて十分であるかチェックし(ステップS103)、十分でないとき(ステップS103で、NOのとき)には、次に順位の高いプリンタ装置Pr1〜Prm以降のプリンタ装置Pr1〜Prmであって十分なトナー量を有し、かつ、平均使用実績Mを処理可能(カバー可能)なプリンタ装置Pr1〜PrmがネットワークNW上に存在するかチェックする(ステップS105)。ステップS105で、十分なトナー量を有し、かつ、平均使用実績Mをカバー可能なプリンタ装置Pr1〜Prmが存在しないとき(ステップS105で、NOのとき)には、マスタプリンタ装置は、ステップS102で選定したプリンタ装置Pr1〜Prm(平均使用実績Mを処理可能な上位プリンタ装置Pr1〜Prm)に対してトナーの補給を要求するトナー補給メッセージをクライアント装置C1〜Cnに通知するとともに、該プリンタ装置Pr1〜Prmの操作表示部のディスプレイ(パネル画面)にトナー補給メッセージを表示出力させて(ステップS105)、選定されたプリンタ装置Pr1〜Prmの用紙残量が、予め設定されている量(例えば、80%)残存していて十分であるかチェックする(ステップS106)。
また、マスタプリンタ装置は、ステップS103で、平均使用実績Mを処理可能として選定されたプリンタ装置Pr1〜Prmが十分なトナーを有しているとき(ステップS03で、YESのとき)、または、ステップS104で、選定されたプリンタ装置Pr1〜Prmのトナーが十分で平均使用実績Mを処理可能なプリンタ装置Pr1〜Prmが存在するとき(ステップS104で、YESのとき)には、選定されたプリンタ装置Pr1〜Prmの用紙残量が、予め設定されている量(例えば、80%)残存していて十分であるかチェックする(ステップS106)。
マスタプリンタ装置は、ステップS106で、用紙残量が十分でないとき(ステップS106で、NOのとき)には、次に順位の高いプリンタ装置Pr1〜Prm以降のプリンタ装置Pr1〜Prmであって十分なトナー量及び用紙残量を有し、かつ、平均使用実績Mを処理可能(カバー可能)なプリンタ装置Pr1〜PrmがネットワークNW上に存在するかチェックする(ステップS107)。
ステップS107で、十分なトナー量と用紙残量を有し、かつ、平均使用実績Mを処理可能なプリンタ装置Pr1〜Prmが存在しないとき(ステップS107で、NOのとき)には、マスタプリンタ装置は、ステップS102で選択したプリンタ装置Pr1〜Prmに対して用紙の補給を要求する用紙補給メッセージをクライアント装置C1〜Cnに通知するとともに、該プリンタ装置Pr1〜Prmの操作表示部のディスプレイ(パネル画面)に用紙補給メッセージを表示出力させて(ステップS108)、現在時刻をプリンタ装置Pr1〜Prmの内蔵時計24を用いてチェックするとともに、現時間帯の単位時間使用量aを算出し、かつ、図6に示す時刻更新ルーチンの処理を有効にして(ステップS109)、図4に示すように、平均使用実績Mと最高使用頻度プリンタ装置Pr1〜Prmの印刷スピードAとを比較する(ステップS110)。
ステップS110で、平均使用実績Mが最高使用頻度プリンタ装置Pr1〜Prmの印刷スピードAよりも多い(M>A)ときには、マスタプリンタ装置は、平均使用実績Mが現時間帯の単位時間使用量a以下であるかチェックし(ステップS111)、平均使用実績Mが現時間帯の単位時間使用量a以下(a≧M)であるとき(ステップS111で、YESのとき)には、選定プリンタ装置Pr1〜Prmのみで、クライアント装置C1〜Cnの要求する印刷ジョブの処理を実行することができると判断して、上記選定プリンタ装置Pr1〜Prmを、省電力モードではない通常待機モードに、また、その他の全てのプリンタ装置Pr1〜Prmを、第2省電力モードに設定して、省電力制御処理を終了する(ステップS112)。
ステップS111で、平均使用実績Mが現時間帯の単位時間使用量aよりも多い(a<M)とき(ステップS111で、NOのとき)には、マスタプリンタ装置は、現時間帯の単位時間使用量aが最高使用頻度プリンタ装置Pr1〜Prmの印刷スピードA以上(a≧A)であるかチェックし(ステップS113)、現時間帯の単位時間使用量aが最高使用頻度プリンタ装置Pr1〜Prmの印刷スピードA以上(a≧A)であるとき(ステップS113で、YESのとき)には、選定プリンタ装置Pr1〜Prmのみでは、クライアント装置C1〜Cnの要求する印刷ジョブの処理を実行することができない事態が発生するおそれがあると判断して、上記選定プリンタ装置Pr1〜Prmを、通常待機モードに、もう1台以上の選定プリンタ装置Pr1〜Prmを第1省電力モードに、さらに、選定されていない全てのプリンタ装置Pr1〜Prmを、第2省電力モードに設定して、省電力制御処理を終了する(ステップS114)。
ステップS113で、現時間帯の単位時間使用量aが最高使用頻度プリンタ装置Pr1〜Prmの印刷スピードA未満(a<A)であるとき(ステップS113で、NOのとき)には、マスタプリンタ装置は、選定プリンタ装置Pr1〜Prmのみでクライアント装置C1〜Cnの要求する印刷ジョブの処理を実行することができると判断して、上記選定プリンタ装置Pr1〜Prmのなかの最高使用頻度のプリンタ装置Pr1〜Prmを第1省電力モードに、もう1台以上の選定プリンタ装置Pr1〜Prm及び選定されていない全てのプリンタ装置Pr1〜Prmを、第2省電力モードに設定して、省電力制御処理を終了する(ステップS115)。
そして、ステップS110で、平均使用実績Mが最高使用頻度プリンタ装置Pr1〜Prmの印刷スピードA以下(M≦A)ときには、マスタプリンタ装置は、図5に示すように、現時間帯における単位時間使用量aが最高使用頻度プリンタ装置Pr1〜Prmの印刷スピードA以上(a≧A)であるかチェックし(ステップS117)、現時間帯における単位時間使用量aが最高使用頻度プリンタ装置Pr1〜Prmの印刷スピードA以上(a≧A)であるとき(ステップS117で、YESのとき)には、選定プリンタ装置Pr1〜Prmを通常待機モードに、その他の全てのプリンタ装置Pr1〜Prmを第2省電力モードに設定して省電力制御処理を終了する(ステップS118)。
ステップS117で、現時間帯における単位時間使用量aが最高使用頻度プリンタ装置Pr1〜Prmの印刷スピードA未満(a<A)であると、マスタプリンタ装置は、現時間帯における単位時間使用量aが最高使用頻度プリンタ装置Pr1〜Prmの印刷スピードA未満(a<A)であるが、平均使用実績M以上である(A>a≧M)か判断し(ステップS119)、現時間帯における単位時間使用量aが最高使用頻度プリンタ装置Pr1〜Prmの印刷スピードAと平均使用実績Mとの間である(ステップS119で、YESのとき)には、選定プリンタ装置Pr1〜Prmのみでクライアント装置C1〜Cnの要求する印刷ジョブの処理を実行することができると判断して、選定プリンタ装置Pr1〜Prmを通常待機モードに、その他の全てのプリンタ装置Pr1〜Prmを第2省電力モードに設定して省電力制御処理を終了する(ステップS118)。
ステップS119で、現時間帯における単位時間使用量aが平均使用実績M未満(a<M)であるとき(ステップS119で、NOのとき)には、マスタプリンタ装置は、最高使用頻度のプリンタ装置Pr1〜Prmを通常待機モードにして、もう1台以上の選択されたプリンタ装置Pr1〜Prmを第1省電力モード、他の選択されないプリンタ装置Pr1〜Prmを全てより一層省電力効果の大きい第2省電力モードに設定して、省電力制御処理を終了する(ステップS120)。
そして、図3のステップS109で有効にする時刻更新ルーチンは、図6に示すように、マスタプリンタ装置の内蔵時計24の時針がカウントアップするのを確認する処理を行なって図4のステップS110に戻る処理を行う(ステップS200)。
そして、マスタプリンタ装置は、図7に示すように、予め設定された単位時間毎に、選定プリンタ装置Pr1〜Prmの再設定処理を行う。
すなわち、マスタプリンタ装置は、単位時間(例えば、1時間(60分))経過するのを確認して(ステップS301)、単位時間経過すると、この時点(すなわち、最新)の時刻t−t分の印刷履歴と過去(例えば、過去1週間)の印刷量(過去データ)から、最高使用頻度のプリンタ装置Pr1〜Prmの再選定及び毎分の平均使用実績Mを算出し、また、時刻t−tn−1の現時間帯における単位時間使用量a(頁/分)を算出する(ステップS302)。
マスタプリンタ装置は、次に、再選定した最高使用頻度のプリンタ装置Pr1〜Prmが、上記図3〜図4の省電力制御処理で選定した最高使用頻度のプリンタ装置Pr1〜Prmと同じであるかチェックし(ステップS303)、同じでないとき(ステップS303で、NOのとき)には、図3のステップS103に戻って、選定プリンタ装置Pr1〜Prmのトナー量が十分であるか否かのチェック処理から上記同様に処理する(ステップS103〜ステップS120)。
マスタプリンタ装置は、ステップS303で、再選定した最高使用頻度のプリンタ装置Pr1〜Prmが、上記図3〜図4の省電力制御処理で選定した最高使用頻度のプリンタ装置Pr1〜Prmと同じであるとき(ステップS303で、YESのとき)には、ステップS302で算出した最新の現単位時間使用量aを同じ時間帯の過去データ(過去1週間の現単位時間使用量a)と比較して、その差分が予め設定されている閾値、例えば、±25%以内であるかチェックし(ステップS304)、該差分が該閾値以内でないとき(ステップS304で、NOのとき)には、ネットワークNW上のクライアント装置C1〜Cnによる印刷量が過去の単位時間における印刷量以上に増加または減少したと判断して、図4のステップS110に移行して、平均使用実績Mと最高使用頻度プリンタ装置Pr1〜Prmの印刷スピードAとを比較する処理から上記同様に処理を実行する(ステップS110〜ステップS120)。
ステップS304で、最新の現単位時間使用量aと過去データとの差分が該閾値以内であると、ネットワークNW上のクライアント装置C1〜Cnによる印刷量が過去の単位時間における印刷量からあまり変化していないと判断して、再設定処理を行うことなく、処理を終了する。
すなわち、ネットワークプリントシステム1は、例えば、図8に示すように、過去所定期間、例えば、過去1週間(例えば、月曜日から金曜日)の各時間帯(AM9時からPM5時)の毎分の頁数(頁/分)で平均した平均使用実績Mである平均印刷量(図8の左側に記載)Mと比較して、その次の所定期間(1週間)における初日の印刷量(図8の右側に記載)が、過去1週間の平均印刷量(平均使用実績)Mを上回っていると、過去データ(過去の印刷実績情報)+現時刻(tn)までの印刷量の平均印刷量である最新累積平均印刷量Mr(図8の右側に太い破線で記載)が、過去の平均印刷量Mよりも上昇する。
このような最新累積平均印刷量Mrが過去の平均印刷量Mよりも多くなると、省電力制御によって通常待機状態としておく平均印刷量Mを処理可能な最高使用頻度プリンタ装置Pr1〜Prmの選定を、増加する最新累積平均印刷量Mrに応じて修正する必要が生じる。
例えば、図8のように単位時間毎に印刷量が変化して、最新累積平均印刷量Mrが、t0、t1、t3、・・・のように過去の平均印刷量Mよりも多いときに、再選定しないときには、図9の左側の再選定なしの欄に示すように、過去の平均印刷量Mに基づいて選定されたプリンタ装置Pr1〜Prmとして、時間t0において、プリンタ装置Pr1(印刷スピードが、A)とプリンタ装置Pr0が選定されて、プリンタ装置Pr1が、第1省電力モード、プリンタ装置Pr0が、第2省電力モードに、また、時間t1において、プリンタ装置Pr1とプリンタ装置Pr0が選定されて、プリンタ装置Pr1が、通常待機モード、プリンタ装置Pr0が、第1省電力モードに、さらに、時間t2において、プリンタ装置Pr1とプリンタ装置Pr0が選定されて、プリンタ装置Pr1とプリンタ装置Pr0が、共に通常待機モードに、・・・と選定されたプリンタ装置Pr1〜Prmが、その電力モードが設定されている。
ところが、このように再選定処理を行わないと、増加する最新累積平均印刷量Mrのクライアント装置C1〜Cnの要求する印刷量に対して、処理を適切に行うことができないおそれが発生する。
そこで、本実施例のネットワークプリントシステム1は、例えば、図8のように単位時間毎に印刷量が変化して、最新累積平均印刷量Mrが、t0、t1、t3、・・・のように過去の平均印刷量Mよりも多いときに、マスタプリンタ装置が、最新累積平均印刷量Mrに応じて、図9の右側の再選定ありの欄に示すように、選定プリンタ装置Pr1〜Prmの再選定と省電力モードの再設定を行う。
すなわち、マスタプリンタ装置は、最新累積平均印刷量Mrに応じて選定プリンタ装置Pr1〜Prmの再設定と省電力モードの再設定を行うことで、図9の右側に示すように、時間t0において、プリンタ装置Pr1(印刷スピードが、A)とプリンタ装置Pr0を選定して、プリンタ装置Pr1を、第1省電力モード、プリンタ装置Pr0を、第2省電力モードに、また、時間t1において、プリンタ装置Pr1とプリンタ装置Pr0を選定して、プリンタ装置Pr1とプリンタ装置Pr0を、共に通常待機モードに、さらに、時間t2において、プリンタ装置Pr1とプリンタ装置Pr0及び新たにプリンタ装置Pr2を選定して、プリンタ装置Pr1、Pr0、Pr2の全てを通常待機モードに、・・・とする。
なお、図8及び図9においては、まず、1週間の印刷量に基づいて、上述のように、プリンタ装置Pr1〜Prmのなかから最高使用頻度の順として、Pr1>Pr0>Pr2>・・・として算出され、その中のプリンタ装置Pr1の印刷スピードが、Aであるとして、全体の平均使用量Mを処理可能(カバー可能)なプリンタ装置Pr1〜Prmとして、プリンタ装置Pr1、Pr0が選択されたものとしている。
その結果、時間t0のタイミングでは、再選定なしと再選定ありのいずれにおいても同じ結果であるが、時間t1のタイミングでは、最新累積平均印刷量Mrが過去の平均印刷量Mよりも所定量以上多くなっているため、再設定なしでは、第1省電力モードとなっていたプリンタ装置Pr0を、通常待機モードに再設定し、時間t2のタイミングでは、最新累積平均印刷量Mrが過去の平均印刷量Mよりもさらに多くなっているため、再設定なしでは、最新累積平均印刷量Mrを処理可能なプリンタ装置として、プリンタ装置Pr1、Pr0を選定して、通常待機モードとしていたのが、再設定ありでは、プリンタ装置Pr1、Pr0の他に、プリンタ装置Pr2を追加して、全て通常待機モードとしている。
一方、ネットワークプリントシステム1は、例えば、図10のように単位時間毎に印刷量が変化して、最新累積平均印刷量Mrが、t0、t1、t3、・・・のように過去の平均印刷量Mよりも少ないときに、マスタプリンタ装置が、最新累積平均印刷量Mrに応じて、図11の右側の再選定ありの欄に示すように、選定プリンタ装置Pr1〜Prmの再選定と省電力モードの再設定を行う。
すなわち、マスタプリンタ装置は、最新累積平均印刷量Mrに応じて選定プリンタ装置Pr1〜Prmの再設定と省電力モードの再設定を行うことで、図11の右側に示すように、時間t0において、Pr1(印刷スピードが、A)と、Pr0を選定して、Pr1を、第1省電力モード、Pr0を、第2省電力モードに、また、時間t1において、P1(印刷スピードが、A)と、Pr0を選定して、Pr1を、第1省電力モード、Pr0を、第2省電力モードに、さらに、時間t2において、Pr1(印刷スピードが、A)のみを選定して、Pr1を第1省電力モードに、・・・とする。
すなわち、図10及び図11においては、まず、1週間の印刷量に基づいて、上述のように、プリンタ装置Pr1〜Prmのなかから最高使用頻度の順として、Pr1>Pr0>Pr2>・・・として算出され、その中のP1の印刷スピードが、Aであるとして、全体の平均使用量Mを処理可能(カバー可能)なプリンタ装置Pr1〜Prmとして、プリンタ装置Pr1、Pr0が選択されたものとしている。
その結果、時間t0のタイミングでは、再選定なしと再選定ありのいずれにおいても同じ結果であるが、時間t1のタイミングでは、最新累積平均印刷量Mrが過去の平均印刷量Mよりも所定量以上少なくなっているため、再設定なしでは、通常待機モードとなっていたプリンタ装置Pr1を、第1省電力モードに、第1省電力モードとなっていたプリンタ装置Pr0を、第2省電力モードに再設定し、時間t2のタイミングでは、最新累積平均印刷量Mrが過去の平均印刷量Mよりもさらに少なくなっているため、再設定なしでは、最新累積平均印刷量Mrを処理可能なプリンタ装置として、プリンタ装置Pr1、Pr0を選定して、通常待機モードとしていたのが、再設定ありでは、プリンタ装置Pr1のみを選定して、第1省電力モードとしている。
なお、上記説明においては、ネットワークNW上の複数のプリンタ装置Pr1〜Prmのうち、マスタプリンタ装置として選定されたプリンタ装置Pr1〜Prmが、省電力制御処理を行なっているが、マスタプリンタ装置が行う場合に限るものではなく、ネットワークNW上の全てのプリンタ装置Pr1〜Prmが上記省電力制御処理を実行してもよい。
また、上記説明においては、プリンタ装置Pr1〜Prmが、プリンタ装置、複合装置等の場合を想定して説明しているが、プリンタ装置Pr1〜Prmとしては、これらに限るものではなく、例えば、DFE(Digital Front End)を外部に備えているプロダクションプリント機(PP機)においても同様に適用することができる。この場合、上記コントローラ20の機能を、プロダクションプリント機のDFEが実行することになる。
このように、本実施例のネットワークプリントシステム1は、任意のサイズの印刷データを生成して印刷要求する複数のクライアント装置(ホスト装置)C1〜Cnの接続されているネットワークNWに複数接続され、該クライアント装置C1〜Cnからの印刷要求に応じて該印刷データに基づいて指定されたサイズの用紙(被記録媒体)に印刷出力するとともにそれぞれ消費電力を削減する省電力モードを備えたプリンタ装置(画像形成装置)Pr1〜Prmであって、前記ネットワークNW上の各プリンタ装置Pr1〜Prmの印刷実績情報と機能情報を装置情報として取得してプリンタ状態管理テーブル(装置情報記憶手段)26に記憶するパケット送受信制御部(装置情報収集手段)21と、前記プリンタ状態管理テーブル26に記憶されている前記各プリンタ装置Pr1〜Prmの前記印刷実績情報に基づいて、稼働率の高い順に該プリンタ装置Pr1〜Prmの優先順位を決定する省電力モード制御部(優先順位決定手段)22と、前記ネットワークNW上のクライアント装置C1〜Cnの少なくとも過去の印刷履歴情報をクライアント情報(ホスト情報)として収集してクライアント管理テーブル(ホスト情報記憶手段)25に記憶するパケット送受信制御部(ホスト情報収集手段)21と、該クライアント管理テーブル25に記憶されている前記クライアント情報に基づいて所定期間においてネットワークNW上で必要とされる必要印刷処理能力を求める省電力モード制御部(必要印刷処理能力算出手段)22と、前記優先順位と該優先順位に対応するプリンタ装置Pr1〜Prmの前記装置情報及び前記必要印刷処理能力に基づいて、ネットワークNW上の各プリンタ装置Pr1〜Prmの省電力モードを制御する省電力モード制御部(省電力制御手段)22と、各プリンタ装置Pr1〜Prmの過去の印刷実績情報とパケット送受信制御部22の取得した該プリンタ装置Pr1〜Prmの所定期間における所定時間当たりの現在の印刷実績情報に基づいて、該印刷実績情報の更新を行なって、更新後の該印刷実績情報に基づいて各プリンタ装置Pr1〜Prmの省電力モードを制御させる省電力モード制御部(再制御手段)22と、を備えている。
したがって、ネットワークNW上で要求される印刷実績情報を適宜に更新して、省電力制御の修正を行なうことができ、複数のプリンタ装置Pr1〜Prmと複数のクライアント装置C1〜Cnの接続されているネットワークプリントシステム1における急激なプリンタ装置Pr1〜Prmの利用状況の動があった場合にも省電力効果を向上させることができる。
また、本実施例のネットワークプリントシステム1は、任意のサイズの印刷データを生成して印刷要求する複数のクライアント装置C1〜Cnと、クライアント装置C1〜Cnからの印刷要求に応じて前記印刷データに基づいて指定されたサイズの用紙に印刷出力するとともにそれぞれ消費電力を削減する省電力モードを備えた複数のプリンタ装置Pr1〜Prmと、がネットワークNWに接続されているネットワークプリントシステム1において、前記各クライアント装置C1〜Cnが、少なくとも過去の印刷履歴情報をホスト情報として取得して、プリンタ装置Pr1〜Prmから該ホスト情報の要求があると、該ホスト情報を提供するパケット送受信制御部(ホスト情報管理手段)15を備え、前記各プリンタ装置Pr1〜Prmが、ネットワークNW上の各プリンタ装置Pr1〜Prmの印刷実績情報と機能情報を装置情報として取得してプリンタ状態管理テーブル(装置情報記憶手段)26に記憶するパケット送受信制御部(装置情報収集手段)21と、該プリンタ状態管理テーブル26に記憶されている各プリンタ装置Pr1〜Prmの前記印刷実績情報に基づいて、稼働率の高い順に該プリンタ装置Pr1〜Prmの優先順位を決定する省電力モード制御部(優先順位決定手段)22と、ネットワークNW上のクライアント装置C1〜Cnから前記ホスト情報を収集してクライアント管理テーブル(ホスト情報記憶手段)25に記憶するパケット送受信制御部(ホスト情報収集手段)21と、該クライアント管理テーブル25に記憶されている前記クライアント情報に基づいて所定期間においてネットワークNW上で必要とされる必要印刷処理能力を求める省電力モード制御部(必要印刷処理能力算出手段)22と、前記優先順位と該優先順位に対応するプリンタ装置Pr1〜Prmの前記装置情報及び前記必要印刷処理能力に基づいて、ネットワークNW上の各プリンタ装置Pr1〜Prmの省電力モードを制御する省電力モード制御部(省電力制御手段)22と、各プリンタ装置Pr1〜Prmの過去の印刷実績情報とパケット送受信制御部22の取得した該プリンタ装置Pr1〜Prmの所定期間における所定時間当たりの現在の印刷実績情報に基づいて、該印刷実績情報の更新を行なって、更新後の該印刷実績情報に基づいて各プリンタ装置Pr1〜Prmの省電力モードを制御させる省電力モード制御部(再制御手段)22と、を備えている。
したがって、ネットワークNW上で要求される印刷実績情報を適宜に更新して、省電力制御の修正を行なうことができ、複数のプリンタ装置Pr1〜Prmと複数のクライアント装置C1〜Cnの接続されているネットワークプリントシステム1における急激なプリンタ装置Pr1〜Prmの利用状況の動があった場合にも省電力効果を向上させることができる。
さらに、本実施例のネットワークプリントシステム1は、任意のサイズの印刷データを生成して印刷要求する複数のクライアント装置C1〜Cnの接続されているネットワークNWに複数接続され、該クライアント装置C1〜Cnからの印刷要求に応じて該印刷データに基づいて指定されたサイズの用紙に印刷出力するとともにそれぞれ消費電力を削減する省電力モードを備えたプリンタ装置Pr1〜Prmにおける省電力制御方法であって、ネットワークNW上の各プリンタ装置Pr1〜Prmの印刷実績情報と機能情報を装置情報として取得してプリンタ状態管理テーブル(装置情報記憶手段)26に記憶する装置情報収集処理ステップと、プリンタ状態管理テーブル26に記憶されている各プリンタ装置Pr1〜Prmの印刷実績情報に基づいて、稼働率の高い順に該プリンタ装置Pr1〜Prmの優先順位を決定する優先順位決定処理ステップと、ネットワークNW上のクライアント装置C1〜Cnの少なくとも過去の印刷履歴情報をホスト情報として収集してクライアント管理テーブル(ホスト情報記憶手段)25に記憶するホスト情報収集処理ステップと、クライアン管理テール部25に記憶されている前記ホスト情報に基づいて所定期間においてネットワークNW上で必要とされる必要印刷処理能力を求める必要印刷処理能力算出処理ステップと、前記優先順位と該優先順位に対応するプリンタ装置Pr1〜Prmの前記装置情報及び前記必要印刷処理能力に基づいて、ネットワークNW上の各プリンタ装置Pr1〜Prmの省電力モードを制御する省電力制御処理ステップと、各プリンタ装置Pr1〜Prmの過去の前記印刷実績情報と前記装置情報取得処理ステップで取得された該プリンタ装置Pr1〜Prmの所定期間における所定時間当たりの現在の印刷実績情報に基づいて、前記印刷実績情報の更新を行なって、更新後の該印刷実績情報に基づいて前記省電力制御処理ステップで各プリンタ装置Pr1〜Prmの省電力モードを制御させる再制御処理ステップと、を有している省電力制御方法を実行している。
したがって、ネットワークNW上で要求される印刷実績情報を適宜に更新して、省電力制御の修正を行なうことができ、複数のプリンタ装置Pr1〜Prmと複数のクライアント装置C1〜Cnの接続されているネットワークプリントシステム1における急激なプリンタ装置Pr1〜Prmの利用状況の動があった場合にも省電力効果を向上させることができる。
また、本実施例のネットワークプリントシステム1は、任意のサイズの印刷データを生成して印刷要求する複数のクライアント装置C1〜Cnの接続されているネットワークNWに複数接続され、該クライアント装置C1〜Cnからの印刷要求に応じて該印刷データに基づいて指定されたサイズの用紙に印刷出力するとともにそれぞれ消費電力を削減する省電力モードを備えたプリンタ装置Pr1〜Prmが、コンピュータに、ネットワークNW上の各プリンタ装置Pr1〜Prmの印刷実績情報と機能情報を装置情報として取得してプリンタ状態管理テーブル(装置情報記憶手段)26に記憶する装置情報収集処理と、プリンタ状態管理テーブル26に記憶されている各プリンタ装置Pr1〜Prmの印刷実績情報に基づいて、稼働率の高い順に該プリンタ装置Pr1〜Prmの優先順位を決定する優先順位決定処理と、ネットワークNW上のクライアント装置C1〜Cnの少なくとも過去の印刷履歴情報をホスト情報として収集してクライアント管理テーブル(ホスト情報記憶手段)25に記憶するホスト情報収集処理と、クライアン管理テール部25に記憶されている前記ホスト情報に基づいて所定期間においてネットワークNW上で必要とされる必要印刷処理能力を求める必要印刷処理能力算出処理と、前記優先順位と該優先順位に対応するプリンタ装置Pr1〜Prmの前記装置情報及び前記必要印刷処理能力に基づいて、ネットワークNW上の各プリンタ装置Pr1〜Prmの省電力モードを制御する省電力制御処理と、各プリンタ装置Pr1〜Prmの過去の前記印刷実績情報と前記装置情報取得処理で取得された該プリンタ装置Pr1〜Prmの所定期間における所定時間当たりの現在の印刷実績情報に基づいて、前記印刷実績情報の更新を行なって、更新後の該印刷実績情報に基づいて前記省電力制御処理で各プリンタ装置Pr1〜Prmの省電力モードを制御させる再制御処理と、を実行させる省電力制御プログラムを搭載している。
したがって、ネットワークNW上で要求される印刷実績情報を適宜に更新して、省電力制御の修正を行なうことができ、複数のプリンタ装置Pr1〜Prmと複数のクライアント装置C1〜Cnの接続されているネットワークプリントシステム1における急激なプリンタ装置Pr1〜Prmの利用状況の動があった場合にも省電力効果を向上させることができる。
さらに、本実施例のネットワークプリントシステム1は、プリンタ装置Pr1〜Prmが、プリンタ状態管理テーブル26に記憶されている各プリンタ装置Pr1〜Prmの前記印刷実績情報の所定期間における平均使用実績(平均印刷実績情報)Mを算出する省電力モード制御部(平均印刷実績算出手段)22を、さらに備えていて、該優先順位決定手段としての省電力モード制御部22が、算出した該平均使用実績Mに基づいて、プリンタ装置Pr1〜Prmの優先順位を決定し、前記省電力制御手段としての省電力モード制御部22が、前記優先順位と該優先順位に対応するプリンタ装置Pr1〜Prmの該平均使用実績と機能情報を含む装置情報及び前記必要印刷処理能力に基づいて、各プリンタ装置Pr1〜Prmの省電力モードを制御し、前記再制御手段としての省電力モード制御部22が、各プリンタ装置Pr1〜Prmの過去の前記印刷実績情報と前記装置情報取得手段の取得した該画像形成装置の所定期間における所定時間当たりの現在の印刷実績情報に基づいて、前記平均使用実績Mの再算出を行い、再算出した該平均使用実績Mに基づいて各プリンタ装置Pr1〜Prmの省電力モードを制御している。
したがって、所定期間における印刷実績情報を平均化した平均使用実績Mに基づいて、省電力制御の修正を行なうことができ、複数のプリンタ装置Pr1〜Prmと複数のクライアント装置C1〜Cnの接続されているネットワークプリントシステム1における急激なプリンタ装置Pr1〜Prmの利用状況の動があった場合にもより一層適切に省電力効果を向上させることができる。
また、本実施例のネットワークプリントシステム1は、省電力モード制御部22が、前記優先順位の高いプリンタ装置Pr1〜Prmから該プリンタ装置Pr1〜Prmの前記装置情報に基づいて前記必要印刷処理能力を満たす数だけのプリンタ装置Pr1〜Prmを通常動作可能な通常動作モードとし、その他のプリンタ装置Pr1〜Prmを前記省電力モードとしている。
したがって、複数のプリンタ装置Pr1〜Prmと複数のクライアント装置C1〜Cnの接続されているネットワークプリントシステム1における急激なプリンタ装置Pr1〜Prmの利用状況の動があった場合にも省電力効果を適切に向上させることができる。
さらに、本実施例のネットワークプリントシステム1は、プリンタ装置Pr1〜Prmが、消費電力の削減量の異なる複数の省電力モードを備え、省電力モード制御部22が、各プリンタ装置Pr1〜Prmを、複数の省電力モードに分けて制御している。
したがって、複数のプリンタ装置Pr1〜Prmと複数のクライアント装置C1〜Cnの接続されているネットワークプリントシステム1における急激なプリンタ装置Pr1〜Prmの利用状況の動があった場合にも省電力効果を適切に向上させることができる。
また、本実施例のネットワークプリントシステム1は、プリンタ装置Pr1〜Prmのハケット送受信制御部21が、前記ホスト情報として、過去の印刷履歴情報及び現在の印刷設定情報を収集している。
したがって、現在の印刷設定情報に基づいて、クライアント情報に基づいて所定期間においてネットワークNW上で必要とされる必要印刷処理能力をより一層正確に求めることができ、より一層適切な省電力制御を行うことができる。
さらに、本実施例のネットワークプリントシステム1は、前記装置情報収集手段としてのパケット送受信制御部21が、前記機能情報として、プリンタ装置Pr1〜Prmの所定の単位被記録媒体サイズに対する印刷速度、用紙のサイズと残枚数及び印刷に用いる印刷材の残量を収集し、前記省電力制御手段及び前記再制御手段としての省電力モード制御部22が、プリンタ装置Pr1〜Prmの所定の単位用紙サイズに対する印刷速度、用紙のサイズと残枚数及び印刷に用いる印刷材の残量と前記必要印刷処理能力に基づいて、各プリンタ装置Pr1〜Prmの省電力モードを制御している。
したがって、複数のプリンタ装置Pr1〜Prmと複数のクライアント装置C1〜Cnの接続されているネットワークプリントシステム1における急激なプリンタ装置Pr1〜Prmの利用状況の動があった場合にもより一層きめ細かく省電力効果を向上させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1 ネットワークプリントシステム
NW ネットワーク
Pr1〜Prm プリンタ装置
C1〜Cn クライアント装置
11 PC本体部
12 印刷履歴管理テーブル
13 アプリケーション用紙/印刷量管理テーブル
14 パケット情報メモリ
15 パケット送受信制御部
16 応答待ちカウンタ
17 ACレベル検出回路
20 コントローラ
21 パケット送受信制御部
22 省電力モード制御部
23 解析・画像展開部
24 内蔵時計
25 クライアント管理テーブル
26 プリンタ状態管理テーブル
30 エンジンユニット
31 エンジン制御部
32 定着制御部
33 定着器
特開2010−003083号公報 特開2005−205830号公報

Claims (9)

  1. 任意のサイズの印刷データを生成して印刷要求する複数のホスト装置の接続されているネットワークに複数接続され、該ホスト装置からの印刷要求に応じて該印刷データに基づいて指定されたサイズの被記録媒体に印刷出力するとともにそれぞれ消費電力を削減する省電力モードを備えた画像形成装置であって、
    前記ネットワーク上の前記各画像形成装置の印刷実績情報と機能情報を装置情報として取得して装置情報記憶手段に記憶する装置情報収集手段と、
    前記装置情報記憶手段に記憶されている前記各画像形成装置の前記印刷実績情報に基づいて、稼働率の高い順に該画像形成装置の優先順位を決定する優先順位決定手段と、
    前記ネットワーク上の前記ホスト装置の少なくとも過去の印刷履歴情報をホスト情報として収集してホスト情報記憶手段に記憶するホスト情報収集手段と、
    前記ホスト情報記憶手段に記憶されている前記ホスト情報に基づいて所定期間において前記ネットワーク上で必要とされる必要印刷処理能力を求める必要印刷処理能力算出手段と、
    前記優先順位と該優先順位に対応する前記画像形成装置の前記装置情報及び前記必要印刷処理能力に基づいて、前記ネットワーク上の前記各画像形成装置の省電力モードを制御する省電力制御手段と、
    前記各画像形成装置の過去の前記印刷実績情報と前記装置情報取得手段の取得した該画像形成装置の所定期間における所定時間当たりの現在の印刷実績情報に基づいて、前記印刷実績情報の更新を行なって、更新後の該印刷実績情報に基づいて前記省電力制御手段に前記各画像処理装置の省電力モードを制御させる再制御手段と、
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成装置は、
    前記装置情報記憶手段に記憶されている前記各画像形成装置の前記印刷実績情報の所定期間における平均印刷実績情報を算出する平均印刷実績算出手段を、さらに備え、
    前記優先順位決定手段は、
    前記平均印刷実績算出手段の算出した前記平均印刷実績情報に基づいて、前記画像形成装置の優先順位を決定し、
    前記省電力制御手段は、
    前記優先順位と該優先順位に対応する前記画像形成装置の前記平均印刷実績情報と機能情報を含む装置情報及び前記必要印刷処理能力に基づいて、前記各画像形成装置の省電力モードを制御し、
    前記再制御手段は、
    前記各画像形成装置の過去の前記印刷実績情報と前記装置情報取得手段の取得した該画像形成装置の所定期間における所定時間当たりの現在の印刷実績情報に基づいて、前記平均印刷実績算出手段に前記平均印刷実績情報の再算出を行わせ、再算出された該平均印刷実績情報に基づいて前記省電力制御手段に前記各画像処理装置の省電力モードを制御させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記省電力制御手段は、
    前記優先順位の高い前記画像形成装置から該画像形成装置の前記装置情報に基づいて前記必要印刷処理能力を満たす数だけの該画像形成装置を通常動作可能な通常動作モードとし、その他の該画像形成装置を前記省電力モードとすることを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置は、
    消費電力の削減量の異なる複数の省電力モードを備え、
    前記省電力制御手段は、
    前記各画像形成装置を、複数の前記省電力モードに分けて制御することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記ホスト情報収集手段は、
    前記ホスト情報として、過去の印刷履歴情報及び現在の印刷設定情報を収集することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記装置情報収集手段は、
    前記機能情報として、前記画像形成装置の所定の単位被記録媒体サイズに対する印刷速度、前記被記録媒体のサイズと残枚数及び印刷に用いる印刷材の残量を収集し、
    前記省電力制御手段及び前記再制御手段は、
    前記画像形成装置の所定の単位被記録媒体サイズに対する印刷速度、前記被記録媒体のサイズと残枚数及び印刷に用いる印刷材の残量と前記必要印刷処理能力に基づいて、前記各画像形成装置の省電力モードを制御することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 任意のサイズの印刷データを生成して印刷要求する複数のホスト装置と、前記ホスト装置からの印刷要求に応じて前記印刷データに基づいて指定されたサイズの被記録媒体に印刷出力するとともにそれぞれ消費電力を削減する省電力モードを備えた複数の画像形成装置と、がネットワークに接続されているネットワークプリントシステムにおいて、
    前記各ホスト装置は、
    少なくとも過去の印刷履歴情報をホスト情報として取得して、前記画像形成装置から該ホスト情報の要求があると、該ホスト情報を提供するホスト情報管理手段を備え、
    前記各画像形成装置は、
    前記ネットワーク上の前記各画像形成装置の印刷実績情報と機能情報を装置情報として取得して装置情報記憶手段に記憶する装置情報収集手段と、
    前記装置情報記憶手段に記憶されている前記各画像形成装置の前記印刷実績情報に基づいて、稼働率の高い順に該画像形成装置の優先順位を決定する優先順位決定手段と、
    前記ネットワーク上の前記ホスト装置から前記ホスト情報を収集してホスト情報記憶手段に記憶するホスト情報収集手段と、
    前記ホスト情報記憶手段に記憶されている前記ホスト情報に基づいて所定期間において前記ネットワーク上で必要とされる必要印刷処理能力を求める必要印刷処理能力算出手段と、
    前記優先順位と該優先順位に対応する前記画像形成装置の前記装置情報及び前記必要印刷処理能力に基づいて、前記ネットワーク上の前記各画像形成装置の省電力モードを制御する省電力制御手段と、
    前記各画像形成装置の過去の前記印刷実績情報と前記装置情報取得手段の取得した該画像形成装置の所定期間における所定時間当たりの現在の印刷実績情報に基づいて、前記印刷実績情報の更新を行なって、更新後の該印刷実績情報に基づいて前記省電力制御手段に前記各画像処理装置の省電力モードを制御させる再制御手段と、
    を備えていることを特徴とするネットワークプリントシステム。
  8. 任意のサイズの印刷データを生成して印刷要求する複数のホスト装置の接続されているネットワークに複数接続され、該ホスト装置からの印刷要求に応じて該印刷データに基づいて指定されたサイズの被記録媒体に印刷出力するとともにそれぞれ消費電力を削減する省電力モードを備えた画像形成装置における省電力制御方法であって、
    前記ネットワーク上の前記各画像形成装置の印刷実績情報と機能情報を装置情報として取得して装置情報記憶手段に記憶する装置情報収集処理ステップと、
    前記装置情報記憶手段に記憶されている前記各画像形成装置の前記印刷実績情報に基づいて、稼働率の高い順に該画像形成装置の優先順位を決定する優先順位決定処理ステップと、
    前記ネットワーク上の前記ホスト装置の少なくとも過去の印刷履歴情報をホスト情報として収集してホスト情報記憶手段に記憶するホスト情報収集処理ステップと、
    前記ホスト情報記憶手段に記憶されている前記ホスト情報に基づいて所定期間において前記ネットワーク上で必要とされる必要印刷処理能力を求める必要印刷処理能力算出処理ステップと、
    前記優先順位と該優先順位に対応する前記画像形成装置の前記装置情報及び前記必要印刷処理能力に基づいて、前記ネットワーク上の前記各画像形成装置の省電力モードを制御する省電力制御処理ステップと、
    前記各画像形成装置の過去の前記印刷実績情報と前記装置情報取得処理ステップで取得された該画像形成装置の所定期間における所定時間当たりの現在の印刷実績情報に基づいて、前記印刷実績情報の更新を行なって、更新後の該印刷実績情報に基づいて前記省電力制御処理ステップで前記各画像処理装置の省電力モードを制御させる再制御処理ステップと、
    を有していることを特徴とする省電力制御方法。
  9. 任意のサイズの印刷データを生成して印刷要求する複数のホスト装置の接続されているネットワークに複数接続され、該ホスト装置からの印刷要求に応じて該印刷データに基づいて指定されたサイズの被記録媒体に印刷出力するとともにそれぞれ消費電力を削減する省電力モードを備えた画像形成装置の搭載する省電力制御プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記ネットワーク上の前記各画像形成装置の印刷実績情報と機能情報を装置情報として取得して装置情報記憶手段に記憶する装置情報収集処理と、
    前記装置情報記憶手段に記憶されている前記各画像形成装置の前記印刷実績情報に基づいて、稼働率の高い順に該画像形成装置の優先順位を決定する優先順位決定処理と、
    前記ネットワーク上の前記ホスト装置の少なくとも過去の印刷履歴情報をホスト情報として収集してホスト情報記憶手段に記憶するホスト情報収集処理と、
    前記ホスト情報記憶手段に記憶されている前記ホスト情報に基づいて所定期間において前記ネットワーク上で必要とされる必要印刷処理能力を求める必要印刷処理能力算出処理と、
    前記優先順位と該優先順位に対応する前記画像形成装置の前記装置情報及び前記必要印刷処理能力に基づいて、前記ネットワーク上の前記各画像形成装置の省電力モードを制御する省電力制御処理と、
    前記各画像形成装置の過去の前記印刷実績情報と前記装置情報取得処理で取得された該画像形成装置の所定期間における所定時間当たりの現在の印刷実績情報に基づいて、前記印刷実績情報の更新を行なって、更新後の該印刷実績情報に基づいて前記省電力制御処理で前記各画像処理装置の省電力モードを制御させる再制御処理と、
    を実行させることを特徴とする省電力制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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