JP2010277162A - プログラム、及び、ネットワークシステム - Google Patents

プログラム、及び、ネットワークシステム Download PDF

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Abstract

【課題】コンピュータ(PC)により使用される画像形成装置の消費電力を節約する技術を提供する。
【解決手段】ネットワークシステムは、複数のPC、及び、そのPCと通信可能な画像形成装置から構成されており、PCは、自身がシャットダウンする際に、このPCにより監視中のプリンタが他のPC1B〜1Eにより監視されていなかった場合に(S240:NO)、そのプリンタをスリープ状態に変更させる(S260)。つまり、プリンタを使用可能なPCがLAN上から存在しなくなる場合に、そのプリンタがスリープ状態となる。したがって、LAN上でプリンタを使用しないPCが動作していたとしても、プリンタはスリープ状態となるので、プリンタの消費電力を節約することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置と、ネットワークを介して画像形成装置と通信可能な複数のコンピュータを有するネットワークシステムに関する。
ネットワークシステムとしては、画像形成装置と、その画像形成装置とネットワークを介して通信可能な複数のコンピュータとからなるものが知られており、この種のネットワークシステムでは、ネットワーク上の全てのコンピュータがスリープ状態である場合に、ネットワーク上の全ての画像形成装置をスリープ状態にさせるものがある(例えば、特許文献1参照)。
具体的に説明すると、特許文献1に記載の発明では、コンピュータが、他のコンピュータとネットワークを介して通信を行うことにより、ネットワーク上の全てのコンピュータがスリープ状態であるか否かを判断する。
そして、コンピュータは、全てのコンピュータがスリープ状態であると判断した場合に、画像形成装置をスリープ状態にさせるためのスリープコマンドを、ネットワーク上の全ての画像形成装置に対して送信する。これにより、スリープコマンドを受信した画像形成装置は、スタンバイ状態(使用可能な状態)からスリープ状態へと移行する。
特開2004−1241号公報
しかしながら、特許文献1に記載された発明では、コンピュータは、全てのコンピュータがスリープ状態であると判断した場合、画像形成装置をスリープ状態にするためのスリープコマンドを画像形成装置に対して送信するので、ネットワーク上の全てのコンピュータがスリープ状態となるまでの間、画像形成装置はスタンバイ状態を保つこととなる。
このため、画像形成装置との接続がオフラインである等、画像形成装置を使用しないコンピュータのみが動作している場合であったとしても、画像形成装置は常にスタンバイ状態を保ち続けるので、無駄な電力を消費してしまうという問題があった。
本発明は、上記点に鑑み、コンピュータにより使用される画像形成装置の消費電力を節約する技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明では、画像形成装置と、ネットワークを介して画像形成装置と通信可能な複数のコンピュータとを有するネットワークシステムにおいて、何れかのコンピュータにおいて動作し、画像形成装置の動作状態を変更させるためのプログラムであって、複数のコンピュータのうち何れかのコンピュータを、複数のコンピュータのうち、他のコンピュータが使用可能な画像形成装置を表す使用情報を取得する取得手段、取得手段により取得された使用情報に基づいて、自身が使用可能な画像形成装置が他のコンピュータについても使用可能な状態であるか否かを判断する第1判断手段、及び自身が使用可能な画像形成装置を使用可能ではない状態に移行する際に、この画像形成装置が他のコンピュータについても使用可能な状態ではないと第1判断手段により判断された場合に、その画像形成装置に対して、その動作状態をスリープ状態に変更させるためのスリープコマンドを送信するスリープコマンド送信手段として機能させることを特徴とする。
なお、ここでいう「自身」とは、「本発明のプログラムが搭載されたコンピュータ自身」のことをいう。
以上のような請求項1に記載の発明では、自身(コンピュータ)が使用可能な画像形成装置を使用可能ではない状態に移行する際に、この画像形成装置が他のコンピュータについても使用可能な状態ではない場合に、その画像形成装置をスリープ状態に変更させる。
つまり、請求項1に記載の発明では、画像形成装置を使用可能なコンピュータが例えばスリープ状態に移行する等して、この画像形成装置を使用可能なコンピュータがネットワーク上に存在しなくなる場合に、その画像形成装置がスリープ状態となる。したがって、ネットワーク上で画像形成装置を使用可能ではないコンピュータが動作していたとしても、画像形成装置の消費電力を節約することができる。
また、スリープコマンドは自身(コンピュータ)が使用可能な画像形成装置を使用可能ではない状態に移行する場合だけに送信すればよいので、スリープコマンドを何度も送信する必要がなく、ネットワークの負荷を低減することができる。
また、請求項2に記載の発明では、取得手段により取得された使用情報に基づいて、複数のコンピュータのうち1台のコンピュータにのみ使用可能な状態であるか否かを判断する第2判断手段と、第2判断手段により1台のコンピュータにのみ使用可能な状態であると判断された場合に、その画像形成装置にスリープ予約コマンドを送信することにより、その画像形成装置に、1台のコンピュータの動作状況を監視させ、この監視結果に基づき、1台のコンピュータが画像形成装置自身の使用を終了したことを検出した場合に、画像形成装置自身の動作状態をスリープ状態に変更させるスリープ予約コマンド送信手段とを備えたことを特徴とする。
これによれば、画像形成装置は、画像形成装置自身を使用可能な最後の1台のコンピュータの動作状況を監視するようにしているので、仮に、スリープコマンドを送信すべきコンピュータが、スリープコマンドを正常に送信できなかった場合(例えば異常終了した場合)であっても、画像形成装置は、上記最後の1台のコンピュータを監視することにより、動作状態をスタンバイ状態からスリープ状態に確実に変更させることができる。
また、スリープ予約コマンド送信手段は、請求項3に記載のように、自身が使用可能な画像形成装置を使用可能ではない状態に移行する場合に、動作を開始するとよい。
このようにすれば、スリープ予約コマンドは、自身(コンピュータ)が使用可能な画像形成装置を使用可能ではない状態に移行する場合だけに送信されるので、スリープ予約コマンド送信手段がスリープ予約コマンドを何度も送信する必要がなく、ネットワークの負荷を低減することができる。
また、請求項4に記載の発明では、第2判断手段により複数のコンピュータのうち2台以上のコンピュータに使用可能な状態であると判断された場合に、その画像形成装置に対して、スリープ予約コマンドを解除するための解除コマンドを送信する解除コマンド送信手段を備えたことを特徴とする。
これによれば、解除コマンドが送信されることにより、途中から画像形成装置を使用可能となったコンピュータが動作している最中に、その画像形成装置の動作状態がスタンバイ状態からスリープ状態に変更することを防止することができる。したがって、画像形成装置の動作状態がスリープ状態からスタンバイ状態に復帰するまでの時間を待つ必要がない。
また、解除コマンド送信手段は、請求項5に記載のように、プログラムが搭載されたコンピュータにおいて画像形成装置が使用可能な状態となった場合に、動作を開始するとよい。
このようにすれば、解除コマンドは、自身(コンピュータ)が使用可能ではない画像形成装置を使用可能な状態に移行する場合、すなわち、画像形成装置を使用可能なコンピュータが増えた場合にだけ送信されるので、解除コマンド送信手段が解除コマンドを何度も送信する必要がなく、ネットワークの負荷を低減することができる。
また、スリープコマンド送信手段は、請求項6に記載のように、コンピュータに設けられたユーザによる操作が可能な操作部から、スリープコマンドを送信することを許可する旨を表す許可指令が入力された場合に、スリープコマンドを送信するとよい。
このようにされていれば、ユーザの必要に応じて、スリープコマンドを送信することができる。例えば、画像形成装置の使用をすぐに再開する場合には、スリープコマンド送信手段からスリープコマンドを送信しないようにすることで、スタンバイ状態に復帰するまで時間を待つことを未然に回避することが可能となる。
また、請求項7に記載の発明では、画像形成装置と、ネットワークを介して画像形成装置と通信可能な複数のコンピュータとを有するネットワークシステムであって、複数のコンピュータのいずれかは、複数のコンピュータのうち、他のコンピュータそれぞれが使用可能な画像形成装置を表す使用情報を取得する取得手段と、取得手段により取得された使用情報に基づいて、自身が使用可能な画像形成装置が他のコンピュータについても使用可能な状態であるか否かを判断する第1判断手段と、自身が使用可能な画像形成装置を使用可能ではない状態に移行する際に、この画像形成装置が他のコンピュータについても使用可能な状態ではないと第1判断手段により判断された場合に、その画像形成装置に対して、その動作状態をスリープ状態に変更させるためのスリープコマンドを送信するスリープコマンド送信手段と、を備え、画像形成装置は、スリープコマンド送信手段から送信されたスリープコマンドを受信した場合に、画像形成装置自身の動作状態をスリープ状態に変更するスリープ手段を備えたことを特徴とする。
これによれば、自身(コンピュータ)が使用可能な画像形成装置を使用可能ではない状態に移行する際に、この画像形成装置が他のコンピュータについても使用可能な状態ではない場合に、その画像形成装置をスリープ状態に変更させるので、請求項1で述べた効果と同様に、画像形成装置の消費電力を節約することができる。
第1実施形態のネットワークシステム全体の構成を表す概略構成図である。 第1実施形態のプリンタの制御部が実行する処理のフローチャートである。 第1実施形態のPCの制御部が実行するスリープコマンド送信処理のフローチャートである。 第1実施形態のPCの制御部が実行する監視対象プリンタ情報送信処理のフローチャートである。 第2実施形態のPCの制御部が実行するスリープコマンド送信処理のフローチャートである。 第2実施形態のスリープコマンド送信処理において、PC1Aの表示部に表示される選択画面の説明図である。 第2実施形態の変形例の選択画面を説明する説明図である。 第3実施形態のスリープコマンド送信処理(1)のフローチャートである。 第3実施形態のプリンタの制御部が実行する対象PC監視処理のフローチャートである。 第3実施形態のスリープコマンド送信処理(2)のフローチャートである。 第3実施形態のPCの制御部が実行するスリープコマンド送信処理(3)のフローチャートである。 第3実施形態のプリンタの制御部が実行するスリープ予約解除処理のフローチャートである。 第3実施形態のスリープコマンド送信処理(4)のフローチャートである。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(第1実施形態)
1.ネットワークシステムの全体構成
図1は、本発明が適用されたネットワークシステム全体の構成を表す概略構成図である。
ネットワークシステムは、図1に示すように、複数のパーソナルコンピュータ1A〜1E(以下、PC1A〜1Eという)、及び、プリンタ2などにより構成されており、PC1A〜1Eとプリンタ2とは、LAN(Local Area Network)5を介して互いに通信可能となっている。
PC1Aは、制御部11、記憶部12、ユーザによる入力操作が可能な入力部13、各種情報を表示するための表示部14、及び、ネットワークインターフェース15などを備えている。
制御部11は、CPU,RAM,ROM等のハードウェアと、OS(Operating System)やアプリケーション等のソフトウェアによって構成されており、この制御部11は、プリンタ2の動作状態をスリープ状態に変更させるためのスリープコマンドを送信するスリープコマンド送信処理などを実行する。なお、本明細書において、「スリープ状態」とは、「通常のスタンバイ状態よりも消費電力の少ない状態であって、プリンタ2がスリープコマンドを受信する等の所定条件の成立によりスタンバイ状態から移行する状態」のことをいう。なお、スリープ状態からスタンバイ状態への復帰は、PC1A〜1Eから各種指令を受信した場合や、プリンタ2の操作部23を介してユーザからの操作を受け付けた場合に、自動的に復帰する。
また、制御部11において、ネットワークシステムに関連するソフトウェアとしては、ステータスモニタ11Aやパーサなどが機能している。ステータスモニタ11Aは、PC1A自身が使用可能なプリンタ2を監視するためのものであり、このステータスモニタ11Aは、プリンタ2の動作状態、トラブル状態及び使用状況等のプリンタ2に関するステータス情報を、表示部14に出力することで、利用者に通知する処理などを実行する。
ここで、「PC1Aが自身が使用可能なプリンタ2」とは、「電源が投入されている状態のPC1Aから送信される印刷指令やIPアドレス設定指令等の各種指令が、受け付け可能な状態であるプリンタ2」のことをいう。
記憶部12は、大容量のハードディスク装置や不揮発性メモリによって構成されるものであり、PC1A自身が現在監視している監視中のプリンタ2を表す監視対象プリンタ情報が記憶されている。
なお、図1においては、PC1Aについてのみ内部構成を図示してあるが、他のPC1B〜1Eの内部構成も、PC1Aと同様になっている。また、このことは、後述する図面においても同様である。
プリンタ2は、PC1A〜1Eから送信されてくる印刷指令に従い、出力用紙に印字を行うものであり、このプリンタ2は、制御部21、記憶部22、操作部23、表示部24、ネットワークインターフェース25、及び、印刷部26などを備えている。
記憶部22は、不揮発性メモリ等によって構成されるものである。
制御部21は、CPU,RAM,ROM等からなるマイクロコンピュータにて構成されている。また、制御部21は、PC1A〜1Eからスリープコマンドを受信すると、図2に示す処理が開始され、プリンタ2自身の動作状態を、スタンバイ状態からスリープ状態に変更する(S110)。なお、図2は、制御部21が実行する処理のフローチャートである。
2.ネットワークシステムの特徴的作動
2.1.PCのスリープコマンド送信処理
図3は、PC1Aの制御部11が実行するスリープコマンド送信処理のフローチャートであり、この処理は、PC1Aがシャットダウンされる際に制御部11にて実行される。
そして、PC1Aの制御部11が図3に示す処理を開始すると、まず、PC1A(ステータスモニタ11A)が監視中のプリンタ2(以下、「監視対象プリンタ2」という。)があるか否かが判定される(S210)。
そして、S210にて、PC1Aの監視対象プリンタ2がないと判定された場合には(S210:NO)、図3の処理が終了され、逆に、PC1Aの監視対象プリンタ2があると判定された場合には(S210:YES)、処理がS220に移行される。
S220では、同一LAN5上の他のPC1B〜PC1Eに対して、他のPC1B〜1Eの監視対象プリンタ情報を要求する監視対象プリンタ情報要求が送信され、この要求に対する応答(すなわち、他のPC1B〜1Eの監視対象プリンタ情報)が受信される。なお、監視対象プリンタ情報とは、IPアドレス、ノード名、シリアル番号など、監視対象のプリンタを一意に特定可能な情報から構成される。
続いて、S230では、S220にて受信された監視対象プリンタ情報により特定される他のPC1B〜1Eの監視対象プリンタの中から、PC1Aの監視対象プリンタ2が検索される。
なお、本実施形態において、PC1Aの監視対象プリンタ2が複数台ある場合、S230の処理では、そのうちの1台が抽出され、その抽出された監視対象プリンタ2が、S220にて受信された監視対象プリンタ情報の中から検索される。
そして、S240では、S230の検索結果に基づいて、PC1Aの監視対象プリンタ2が他のPC1B〜1Eの監視対象プリンタの中に含まれているか否かが判定される。つまり、S240では、PC1A自身が使用可能なプリンタ2が、他のPC1B〜1Eについても使用可能な状態であるか否かを判断している。
そして、S240にて、PC1Aの監視対象プリンタ2が含まれていると判定された場合には(S240:YES)、PC1A自身が使用可能なプリンタ2が、他のPC1B〜1Eについても使用可能な状態であると判断され、処理がS250に移行される。
一方、S240にて、PC1Aの監視対象プリンタ2が含まれていないと判定された場合には(S240:NO)、PC1A自身が使用可能なプリンタ2が、他のPC1B〜1Eについても使用可能な状態ではないと判断され、その監視対象プリンタ2に対して、スリープコマンドが送信され(S260)、その後、処理がS250に移行される。
S250では、S230で抽出された監視対象プリンタ2の他に、PC1Aの監視対象プリンタ2が存在するか否かが判定される(S250)。
そして、S250にて、PC1Aの監視対象プリンタ2が他に存在すると判定された場合には(S250:YES)、処理がS230に移行され、S230では、PC1Aの監視対象プリンタ2のうち、まだS230で抽出されていないプリンタが抽出され、このプリンタ2が、S220にて受信された監視対象プリンタ情報の中から検索される。
一方、S250にて、PC1Aの監視対象プリンタ2が他に存在しないと判定された場合には(S250:NO)、図3の処理が終了される。
2.2.監視対象プリンタ情報送信処理
図4は、他のPC1B〜1Eから監視対象プリンタ情報要求を受信したときに制御部11が実行する監視対象プリンタ情報送信処理のフローチャートであり、PC1Aの制御部11が図4に示す処理を開始すると、他のPC1B〜1Eのうち、監視対象プリンタ情報要求を送信したPCに対して、PC1Aの監視対象プリンタ情報が送信され(S310)、図4の処理が終了される。
3.本実施形態に係るネットワークシステムの特徴
以上説明したように、本実施形態では、PC1Aがシャットダウンする際、すなわちPC1A自身が使用可能なプリンタ2を使用可能ではない状態に移行する際に、このプリンタ2(PC1Aの監視対象プリンタ2)が他のPC1B〜1Eに監視されていない場合に(S240:NO)、PC1Aがプリンタ2をスリープ状態に変更させる。
つまり、本実施形態では、プリンタ2を使用可能なPCがLAN5上から存在しなくなる場合に、そのプリンタ2がスリープ状態となる。
したがって、LAN5上でプリンタ2を使用しないPCが動作していたとしても、プリンタ2はスリープ状態となるので、プリンタ2の消費電力を節約することができる。
また、スリープコマンドはPC1A自身が使用可能なプリンタ2を使用可能ではない状態に移行する場合だけに送信すればよいので、スリープコマンドを何度も送信する必要がなく、ネットワークの負荷を低減することができる。
4.発明特定事項と実施形態との対応関係
本実施形態では、プリンタ2が特許請求の範囲に記載された画像形成装置に相当し、S220の処理が特許請求の範囲に記載された取得手段に相当する。また、S240の処理が特許請求の範囲に記載された第1判断手段に相当し、S260の処理が特許請求の範囲に記載されたスリープコマンド送信手段に相当し、S110の処理が特許請求の範囲に記載されたスリープ手段に相当する。
(第2実施形態)
5.ネットワークシステムの特徴的作動
上述した第1実施形態では、PC1Aがスリープコマンドを自動的に送信するようにされていたが、本実施形態では、スリープコマンドの送信がユーザにより許可された場合に、PC1Aがスリープコマンドを送信するようにされている。
5.1.PCのスリープコマンド送信処理
以下、本実施形態のスリープコマンド送信処理について、図5を用いて説明する。なお、図5は、第2実施形態のスリープコマンド送信処理のフローチャートであり、この処理は、上述した図3のスリープコマンド送信処理と同様、PC1Aがシャットダウンされる際に制御部11にて実行される。
また、第2実施形態において、第1実施形態と同じ構成については同一の符号を付し、同じ処理内容については同一のステップ番号を付しているため、詳細な説明は省略する。また、このことは、後述する第3実施形態においても同様である。
図5に示すスリープコマンド送信処理が開始され、S210〜S230の処理が終了されると、PC1Aの監視対象プリンタ2が他のPC1B〜1Eの監視対象プリンタ情報の中に含まれているか否かが判定される(S240)。
そして、S240にて、PC1Aの監視対象プリンタ2が含まれていると判定された場合には(S240:YES)、処理がS250に移行され、逆に、PC1Aの監視対象プリンタ2が含まれていないと判定された場合には(S240:NO)、処理がS410に移行される。
S410では、S230にて抽出された監視対象プリンタ2が、今回のスリープコマンド送信処理において1台目に抽出された監視対象プリンタであるか否かが判定される。
そして、S410にて、今回のスリープコマンド送信処理において1台目に抽出された監視対象プリンタではないと判定された場合には(S410:NO)、処理がS260に移行され、S230にて抽出された監視対象プリンタ2に対してスリープコマンドが送信される。
一方、今回のスリープコマンド送信処理において1台目に抽出された監視対象プリンタであると判定された場合には(S410:YES)、図6に示すように、PC1Aがスリープコマンドを監視対象プリンタ2に送信するか否かの選択を、ユーザが入力部13を介して行うことが可能な選択画面30が表示部14に表示される(S420)。
ここで、選択画面30には、図6に示すように、PC1Aがスリープコマンドを送信することに対して、ユーザが許可する旨を表す「はい」ボタン30A、及び、ユーザが許可しない旨を表す「いいえ」ボタン30Bが設けられている。
そして、S430では、図6に示す選択画面30で「はい」ボタン30Aと「いいえ」ボタン30Bとのうち何れのボタンがユーザにより選択されたが判定される。
そして、S430にて、「いいえ」ボタン30Bがユーザにより選択されたと判定された場合には(S430:NO)、PC1Aがスリープコマンドを送信することに対して、ユーザが許可しないと判断され、図5の処理が終了される。
一方、S430にて、「はい」ボタン30Aがユーザにより選択された判定された場合には(S430:YES)、PC1Aがスリープコマンドを送信することに対して、ユーザが許可すると判断され、監視対象プリンタ2に対してスリープコマンドが送信される(S260)。
6.本実施形態に係るネットワークシステムの特徴
以上説明した本実施形態においても、上述した第1実施形態と同様に、PC1Aがシャットダウンする際に、このプリンタ2が他のPC1B〜1Eに監視されていない場合に、PC1Aがプリンタ2をスリープ状態に変更させるので、プリンタ2の消費電力を節約することができる。
また、本実施形態では、スリープコマンドの送信の許可を、ユーザの選択により行うようにされているので、ユーザの必要に応じて、スリープコマンドを送信することができる。例えば、ユーザは、プリンタ2の使用をすぐに再開する場合に、選択画面30にて「いいえ」ボタン30Bを選択することで、プリンタ2がスタンバイ状態に復帰するまで時間を待つことを未然に回避することが可能となる。
また、本実施形態では、1台目に抽出された監視対象プリンタであると判定された場合に選択画面30を表示するので、ユーザは、一度の操作で全ての監視対象のプリンタ2のスリープコマンドの送信を許可したり、禁止したりすることができる。
なお、本実施形態では、選択画面30にて、スリープコマンドの送信の許可をユーザにより強制的に選択させるようにされていたが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、S420では、図7に示すように、「10秒後に自動的にスリープさせます。」とのメッセージが「はい」ボタン40A及び「いいえ」ボタン40Bとともに表示された選択画面40が表示されるようにし、選択画面40の表示後、所定時間(本実施形態では10秒)以内にユーザからの入力がなかった場合には、S430にて、PC1Aがスリープコマンドを送信することをユーザが許可すると判断されるようにしてもよい。
7.発明特定事項と実施形態との対応関係
本実施形態では、入力部13が特許請求の範囲に記載された操作部に相当する。
(第3実施形態)
8.ネットワークシステムの特徴的作動
本実施形態は、上記第1及び第2実施形態と比較すると、監視対象プリンタ2に対してスリープ状態への変更の予約を行うためのスリープ予約コマンド、及びその予約の解除を行うための予約解除コマンドを送信するようにされている。
具体的に説明すると、PC1Aは、PC1Aの他に監視対象プリンタ2を監視するPC(以下、対象PCという)が1台だけ存在する場合に、スリープ予約コマンドをその監視対象プリンタ2に送信する。ここで、スリープ予約コマンドには、対象PCを特定するための対象PC情報が含まれている。
また、プリンタ2は、スリープ予約コマンドを受信すると、スリープ予約コマンドの対象PC情報により特定される対象PCを監視し、この対象PCによるプリンタ2の監視が終了した場合に、プリンタ2自身の動作状態をスリープ状態に変更する対象PC監視処理を行う。
また、このようにスリープ予約コマンドを送信するシステムにおいては、PC1Aは、自身が新たに監視対象としたプリンタ2に対して、既にスリープ予約コマンドが送信されている可能性がある。
この場合、PC1Aがプリンタ2を監視しているにもかかわらず、プリンタ2が既に送信されているスリープ予約コマンドに従ってスリープ状態へ移行してしまうので、PC1Aからプリンタ2へ印刷指令を送信してもすぐに印刷できないという可能性がある。
そこで、PC1Aは、PC1Aの他に監視対象プリンタ2を監視するPCが存在する場合に、スリープ解除コマンドをその監視対象プリンタ2に送信する。
また、プリンタ2は、スリープ予約解除コマンドを受信した際に、既に予約コマンドを受信している場合は、その予約コマンドを解除して、対象PCの監視を終了する。
なお、本実施形態では、以下のタイミングで、スリープコマンド、スリープ予約コマンド、スリープ解除コマンドを送信する。
PC1Aがシャットダウンされた際、PC1Aの他に監視対象プリンタ2を監視するPCが1台だけ存在する場合は、スリープ予約コマンドを送信する一方、PC1Aの他に監視対象プリンタ2を監視するPCが存在しない場合は、スリープコマンドを送信する。
PC1Aの電源が投入されている状態で、監視対象プリンタ2の監視が終了された際、その監視対象プリンタ2を監視するPCがPC1Aの他に1台だけ存在する場合は、スリープ予約コマンドを送信する一方、PC1Aの他に監視対象プリンタ2を監視するPCが存在しない場合は、スリープコマンドを送信する。
PC1Aの電源が投入された際、PC1Aの他に監視対象プリンタ2を監視するPCが存在する場合は、スリープ予約解除コマンドを送信する一方、PC1Aの他に監視対象プリンタ2を監視するPCが存在しない場合は、スリープ予約コマンドを送信する。
PC1Aの電源が投入された状態で、新たに監視対象プリンタ2の監視を開始した際、その監視対象プリンタ2を監視するPCがPC1Aの他に存在する場合は、スリープ予約解除コマンドを送信する一方、PC1Aの他に監視対象プリンタ2を監視するPCが存在しない場合は、スリープ予約コマンドを送信する。これにより、ネットワーク上で同じプリンタ2を監視しているPCが存在しない場合は、そのプリンタはスリープ状態となり、ネットワーク上で同じプリンタ2を監視しているPCが1台のみ存在する場合は、そのプリンタはスリープ予約コマンドを受信している状態となり、ネットワーク上で同じプリンタ2を監視しているPCが2台以上存在する場合は、そのプリンタはスタンバイ状態(スリープ予約コマンドが解除されている状態)となる。
8.1.PCのスリープコマンド送信処理(1)
以下、本実施形態のスリープコマンド送信処理(1)について、図8を用いて説明する。なお、図8は、第3実施形態のスリープコマンド送信処理(1)のフローチャートであり、この処理は、上述した図3及び図5のスリープコマンド送信処理と同様、PC1Aがシャットダウンされる際に制御部11にて実行される。
そして、図8に示すスリープコマンド送信処理が開始され、S210〜S230の処理が終了すると、PC1Aの監視対象プリンタ2が他のPC1B〜1Eの監視対象プリンタ情報の中に含まれているか否かが判定される(S240)。
そして、S240にて、PC1Aの監視対象プリンタ2が含まれていないと判定された場合には(S240:NO)、処理がS260に移行され、S230にて抽出された監視対象プリンタ2に対してスリープコマンドが送信される。
一方、S240にて、PC1Aの監視対象プリンタ2が含まれていると判定された場合には(S240:YES)、処理がS510に移行され、PC1Aの他に監視対象プリンタ2を監視するPCが2台以上存在するか否かが判定される。
そして、S510にて、監視対象プリンタ2を監視する他のPCが2台以上存在すると判定された場合には(S510:YES)、処理がS250に移行され、逆に、監視対象プリンタ2を監視する他のPCが2台以上存在しない(1台だけ存在する)と判定された場合には(S510:NO)、処理がS520に移行される。
S520では、S230にて抽出された監視対象プリンタ2に対してスリープ予約コマンドが送信され、処理がS250に移行される。
8.2.プリンタの対象PC監視処理
次に、プリンタ2がスリープ予約コマンドを受信した場合に制御部21にて実行される対象PC監視処理について、図9を用いて説明する。なお、図9は、プリンタ2の制御部21が実行する対象PC監視処理のフローチャートである。
PC1A〜PC1Eの何れかから送信されたスリープ予約コマンドが、プリンタ2により受信されることで、図9に示す処理が開始されると、まずS610にて、このスリープ予約コマンドに含まれている対象PC情報から対象PCが特定され、この対象PCと通信を行うことにより、対象PCの動作状況が取得される。
なお、本実施形態のS610では、対象PCの動作状況として、対象PCのオンライン状態が確認される。具体的には、ステータスモニタ11Aは、プリンタ2を監視するために、プリンタ2に対してステータス情報を定期的に要求するように構成されている。そこで、対象PCのステータスモニタ11Aからステータス情報が定期的に要求されているか否かが確認される。
そして、続くS620では、S610にて確認されたオンライン状態に基づいて、対象PCがプリンタ2の監視を終了したか否かが判定される。すなわち、S610にて、対象PCのステータスモニタ11Aからステータス情報が定期的に要求されていると確認された場合は、S620にて、対象PCがプリンタ2の監視を終了していないと判定され、S610にて、対象PCのステータスモニタ11Aからステータス情報が所定期間以上要求されていないと確認された場合は、S620にて、対象PCがプリンタ2の監視を終了したと判定される。
そして、S620にて、対象PCがプリンタ2の監視を終了していないと判定された場合には(S620:NO)、対象PCがプリンタ2自身を使用可能な状態であると判断され、処理がS610に戻る。
一方、S620にて、対象PCがプリンタ2の監視を終了したと判定された場合には(S620:YES)、対象PCがプリンタ2自身を使用可能な状態ではないと判断され、プリンタ2自身の動作状態が、スタンバイ状態からスリープ状態に変更され(S630)、図9の処理が終了される。
8.3.PCのスリープコマンド送信処理(2)
次に、本実施形態のスリープコマンド送信処理(2)について、図10を用いて説明する。なお、図10は、第3実施形態のスリープコマンド送信処理(2)のフローチャートであり、この処理は、PC1Aのステータスモニタ11Aが監視対象プリンタの監視を終了するときに制御部11にて実行される。
この、「監視対象プリンタの監視を終了する」処理は、例えば、PC1Aのユーザから、監視対象プリンタの監視を終了する指示が入力された場合に行われる。また、監視を終了するプリンタは、監視対象プリンタの全てであっても、一部であってもよい。
そして、図10に示すスリープコマンド送信処理が開始されると、まずS220にて、同一LAN5上の他のPC1B〜PC1Eに対して、監視対象プリンタ情報要求が送信され、この要求に対する応答が受信される。
続いて、S710では、今回PC1A(ステータスモニタ11A)が監視を終了するプリンタ2が、S220にて受信された監視対象プリンタ情報の中から検索される。
そして、S720では、S710の検索結果に基づいて、PC1Aが監視を終了するプリンタ2が、他のPC1B〜1Eの監視対象プリンタ情報の中に含まれているか否かが判定される。
そして、S720にて、PC1Aが監視を終了するプリンタ2が含まれていないと判定された場合には(S720:NO)、PC1Aが監視を終了するプリンタ2に対して、スリープコマンドが送信され(S730)、図10の処理が終了される。
一方、S720にて、PC1Aが監視を終了するプリンタ2が含まれていると判定された場合には(S720:YES)、他のPC1B〜1Eの中に、PC1Aが監視を終了するプリンタ2を監視するPCが2台以上存在するか否かが判定される(S740)。
そして、S740にて、PC1Aが監視を終了するプリンタ2を監視するPCが2台以上存在すると判定された場合には(S740:YES)、図10の処理が終了される。
一方、S740にて、PC1Aが監視を終了するプリンタ2を監視するPCが2台以上存在しない(1台だけ存在する)と判定された場合には(S740:NO)、続くS750にて、PC1Aが監視を終了するプリンタ2に対して、スリープ予約コマンドが送信され、図10の処理が終了される。
8.4.PCのスリープコマンド送信処理(3)
次に、本実施形態のPC1Aの制御部11が実行するスリープコマンド送信処理(3)について、図11を用いて説明する。
なお、図11はスリープコマンド送信処理のフローチャートである。
図11のスリープコマンド送信処理(3)は、PC1Aが起動したときに制御部11にて実行される処理であり、この処理が制御部11にて開始されると、まずS810にて、PC1Aのステータスモニタ11Aがこれから監視を開始するプリンタ2があるか否かが判定される。
そして、S810にて、PC1Aが監視を開始するプリンタ2がないと判定された場合には(S810:NO)、図11の処理が終了し、逆に、PC1Aが監視を開始するプリンタ2があると判定された場合には(S810:YES)、処理がS820に移行される。
S820では、同一LAN5上の他のPC1B〜PC1Eに対して、監視対象プリンタ情報要求が送信され、この要求に対する応答(他のPC1B〜1Eの監視対象プリンタ情報)が受信される。
続いて、S830では、今回PC1A(ステータスモニタ11A)が監視を開始するプリンタ2の中から1台のプリンタ2が抽出され、その抽出されたプリンタ2が、S820にて受信された監視対象プリンタ情報の中から検索される。
そして、S840では、S830の検索結果に基づいて、PC1Aが監視を開始するプリンタ2が、他のPC1B〜1Eの監視対象プリンタ情報の中に含まれているか否かが判定される。
そして、S840にて、PC1Aが監視を開始するプリンタ2が含まれていないと判定された場合には(S840:NO)、PC1Aが監視を開始するプリンタ2に対して、対象PCをPC1Aとするスリープ予約コマンドが送信され(S850)、処理がS870に移行される。
一方、S840にて、PC1Aが監視を開始するプリンタ2が含まれていると判定された場合には(S840:YES)、PC1Aが監視を開始するプリンタ2に対して、スリープ予約コマンドを解除するためのスリープ予約解除コマンドが送信され(S860)、処理がS870に移行される。
S870では、S830で抽出されたプリンタ2の他に、PC1Aが監視を開始するプリンタ2が存在するか否かが判定される。
そして、S870にて、PC1Aが監視を開始するプリンタ2が他に存在すると判定された場合には(S870:YES)、処理がS830に移行され、S830では、PC1Aが監視を開始するプリンタ2のうち、まだS830で抽出されていないプリンタが抽出され、このプリンタ2が、S820にて受信された監視対象プリンタ情報の中から検索される。
一方、S870にて、PC1Aが監視を開始するプリンタ2が他に存在しないと判定された場合には(S870:NO)、図11の処理が終了される。
8.5.プリンタのスリープ予約解除処理
次に、プリンタ2の制御部21が実行するスリープ予約解除処理について、図12を用いて説明する。図12はスリープ予約解除処理のフローチャートである。
図12のスリープ予約解除処理は、PC1A〜PC1Eからスリープ予約解除コマンドを受信したときに制御部21にて実行される処理であり、この処理が制御部21にて開始されると、まずS910にて、スリープ予約コマンドが既に受信されているか否かが判定される。
そして、S910にて、スリープ予約コマンドがまだ受信されていないと判定された場合には(S910:NO)、図12の処理が終了され、逆に、スリープ予約コマンドが既に受信されていると判定された場合には(S910:YES)、続くS920にて、対象PCの動作状況の監視が中止され(図9の処理が終了され)、図12の処理が終了される。
8.6.PCのスリープコマンド送信処理(4)
次に、本実施形態のスリープコマンド送信処理(4)について、図13を用いて説明する。なお、図13は、スリープコマンド送信処理(4)のフローチャートである。
PC1Aがプリンタ2の監視を開始することにより、図13のスリープコマンド送信処理(4)が制御部11にて開始される。この、「監視対象プリンタの監視を開始する」処理は、例えば、PC1Aのユーザから、監視対象プリンタの監視を開始する指示が入力された場合に行われる。また、監視を開始するプリンタは、1台であっても複数台であってもよい。
まずS820にて、同一LAN5上の他のPC1B〜PC1Eに対して、監視対象プリンタ情報要求が送信され、この要求に対する応答が受信される。
そして、S830の処理が終了され、続くS840にて、PC1Aが監視を開始するプリンタ2が含まれていないと判定された場合には(S840:NO)、PC1Aが監視を開始するプリンタ2に対して、対象PCをPC1Aとするスリープ予約コマンドが送信され(S850)、図13の処理が終了される。
一方、S840にて、PC1Aが監視を開始するプリンタ2が含まれていると判定された場合には(S840:YES)、PC1Aが監視を開始するプリンタ2に対して、スリープ予約解除コマンドが送信され(S860)、図13の処理が終了される。
9.本実施形態に係るネットワークシステムの特徴
以上説明したように、本実施形態においても、上述した第1及び第2実施形態と同様に、PC1Aがシャットダウンする際に、このプリンタ2が他のPC1B〜1Eに監視されていない場合に、PC1Aがプリンタ2をスリープ状態に変更させるので、プリンタ2の消費電力を節約することができる。
また、本実施形態のプリンタ2は、プリンタ2自身を使用可能な最後の1台のPC(対象PC)の動作状況を監視するようにしているので、仮に、スリープコマンドを送信すべきPCが、スリープコマンドを正常に送信できなかった場合(例えば異常終了した場合)であっても、プリンタ2は、対象PCを監視することにより、動作状態をスタンバイ状態からスリープ状態に確実に変更させることができる。
また、スリープ予約コマンドは、PC1Aが監視対象プリンタ2を使用可能な状態から使用可能ではない状態に移行する場合にだけ送信されるので、PC1Aは、スリープ予約コマンドを何度も送信する必要がなく、ネットワークの負荷を低減することができる。
また、本実施形態では、スリープ予約解除コマンドが送信されることにより、途中からプリンタ2を使用可能となったPCが動作している最中に、そのプリンタ2の動作状態がスタンバイ状態からスリープ状態に変更することを防止することができる。したがって、プリンタ2の動作状態がスリープ状態からスタンバイ状態に復帰するまでの時間を待つ必要がない。
また、本実施形態において、スリープ予約解除コマンドは、PC1A〜1Eが起動したとき、すなわち、プリンタ2を使用可能なPC1A〜1Eが増えた場合にだけ送信されるので、スリープ予約解除コマンド解除コマンドを何度も送信する必要がなく、ネットワークの負荷を低減することができる。
10.発明特定事項と実施形態との対応関係
なお、本実施形態では、S510の処理が特許請求の範囲に記載された第2判断手段に相当し、S520の処理が特許請求の範囲に記載されたスリープ予約コマンド送信手段に相当する。
また、S720の処理が特許請求の範囲に記載された第1判断手段に相当し、S730の処理が特許請求の範囲に記載されたスリープコマンド送信手段に相当する。また、本実施形態では、S740の処理が特許請求の範囲に記載された第2判断手段に相当し、S750の処理が特許請求の範囲に記載されたスリープ予約コマンド送信手段に相当する。
また、本実施形態では、S840の処理が特許請求の範囲に記載された第2判断手段に相当し、S850の処理が特許請求の範囲に記載されたスリープ予約コマンド送信手段に相当し、S860の処理が特許請求の範囲に記載された解除コマンド送信手段に相当する。
(その他の実施形態)
本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
上記第1〜第3実施形態では、PC1Aが使用可能な状態のプリンタ2として、PC1Aが監視しているプリンタ2を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、PC1Aが自身が使用可能なプリンタ2は、電源が投入されている状態のPC1Aから送信される印刷指令やIPアドレス設定指令等の各種指令が、受け付け可能な状態であるプリンタ2であればよい。
また、スリープ予約コマンドの送信タイミングは、PC1Aの他に監視対象プリンタ2を監視するPCが1台だけ存在するタイミングであればいつでもよい。また、スリープ予約解除コマンドの送信タイミングは、プリンタ2を使用可能なPC1A〜1Eが2台以上存在するときであればいつでもよい。
上記第1〜第3実施形態では、画像形成装置としてプリンタ2を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する機能を有するもの(例えば、FAX機や複合機)であればよい。
1A〜1E…パーソナルコンピュータ(PC)、2…プリンタ、11…制御部、11A…ステータスモニタ、12…記憶部、13…入力部、14…表示部、15…ネットワークインターフェース、21…制御部、22…記憶部、23…操作部、24…表示部、25…ネットワークインターフェース、26…印刷部、30,40…選択画面、30A,30B,40A,40B…ボタン。

Claims (7)

  1. 画像形成装置と、ネットワークを介して前記画像形成装置と通信可能な複数のコンピュータとを有するネットワークシステムにおいて、何れかのコンピュータにおいて動作し、前記画像形成装置の動作状態を変更させるためのプログラムであって、
    前記複数のコンピュータのうち何れかのコンピュータを、
    前記複数のコンピュータのうち、他のコンピュータが使用可能な画像形成装置を表す使用情報を取得する取得手段、
    前記取得手段により取得された使用情報に基づいて、自身が使用可能な画像形成装置が前記他のコンピュータについても使用可能な状態であるか否かを判断する第1判断手段、及び
    自身が使用可能な画像形成装置を使用可能ではない状態に移行する際に、この画像形成装置が前記他のコンピュータについても使用可能な状態ではないと前記第1判断手段により判断された場合に、その画像形成装置に対して、その動作状態をスリープ状態に変更させるためのスリープコマンドを送信するスリープコマンド送信手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  2. 前記取得手段により取得された使用情報に基づいて、前記複数のコンピュータのうち1台のコンピュータにのみ使用可能な状態であるか否かを判断する第2判断手段と、
    前記第2判断手段により前記1台のコンピュータにのみ使用可能な状態であると判断された場合に、その画像形成装置にスリープ予約コマンドを送信することにより、その画像形成装置に、前記1台のコンピュータの動作状況を監視させ、この監視結果に基づき、前記1台のコンピュータが画像形成装置自身の使用を終了したことを検出した場合に、前記画像形成装置自身の動作状態をスリープ状態に変更させるスリープ予約コマンド送信手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記スリープ予約コマンド送信手段は、自身が使用可能な画像形成装置を使用可能ではない状態に移行する場合に、動作を開始すること
    を特徴とする請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記第2判断手段により前記複数のコンピュータのうち2台以上のコンピュータに使用可能な状態であると判断された場合に、その画像形成装置に対して、前記スリープ予約コマンドを解除するための解除コマンドを送信する解除コマンド送信手段を備えたこと
    を特徴とする請求項2又は請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記解除コマンド送信手段は、前記プログラムが搭載されたコンピュータにおいて前記画像形成装置が使用可能な状態となった場合に、動作を開始すること
    を特徴とする請求項4に記載のプログラム。
  6. 前記スリープコマンド送信手段は、前記コンピュータに設けられたユーザによる操作が可能な操作部から、スリープコマンドを送信することを許可する旨を表す許可指令が入力された場合に、スリープコマンドを送信すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載のプログラム。
  7. 画像形成装置と、ネットワークを介して前記画像形成装置と通信可能な複数のコンピュータとを有するネットワークシステムであって、
    前記複数のコンピュータのいずれかは、
    前記複数のコンピュータのうち、他のコンピュータそれぞれが使用可能な画像形成装置を表す使用情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された使用情報に基づいて、自身が使用可能な画像形成装置が前記他のコンピュータについても使用可能な状態であるか否かを判断する第1判断手段と、
    自身が使用可能な画像形成装置を使用可能ではない状態に移行する際に、この画像形成装置が前記他のコンピュータについても使用可能な状態ではないと前記第1判断手段により判断された場合に、その画像形成装置に対して、その動作状態をスリープ状態に変更させるためのスリープコマンドを送信するスリープコマンド送信手段と、を備え、
    前記画像形成装置は、
    前記スリープコマンド送信手段から送信されたスリープコマンドを受信した場合に、前記画像形成装置自身の動作状態をスリープ状態に変更するスリープ手段
    を備えたことを特徴とするネットワークシステム。
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