JP2013255576A - 食品用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】調理開始から喫食まで一貫して安定した状態を保持したまま使用することができる食品用容器を提供する。
【解決手段】ほぼ円形の開口部3が形成された収容部1と、その開口部3の周縁に外側に突出するように形成された一対の把持用フランジ部6とを有し、一対の把持用フランジ部6には、それぞれ開口部3から離れた位置に調理者が指を宛うための凹部11が形成されると共に所定の剛性を確保するために開口部3の周縁に接続され且つ凹部11の近傍に延びる段部12a〜12cを有する。
【選択図】図1

Description

この発明は、食品用容器に係り、特に、使用者が把持するためのフランジ部を有する食品用容器に関する。
食品を収容するための食品用容器は、例えば、加熱した食品の受け皿として、あるいは、食品を冷凍保存するための保存容器として使用されるなど、様々な環境下で使用される。このため、それぞれの使用環境に応じた様々な種類の食品用容器が実用化されている。近年では、電子レンジの普及に伴い、電子レンジで加熱調理するための食品用容器が提案されている。
例えば、耐熱ガラス製のボウル形状をした食品用容器が、電子レンジでの加熱調理に用いられている。この食品用容器は、耐熱性を有すると共にマイクロ波への影響も少ないため、電子レンジでの加熱調理に使用することができる。また、食品用容器をボウル形状とすることにより、食品材料を均一に加熱処理することができる。
しかしながら、耐熱ガラスで製造されたボウル形状の食品用容器は、一般に重量が嵩み、また、調理者が把持するためのフランジ部が形成されていないため、取り扱いにくく、例えば加熱調理後の食品用容器は鍋つかみを用いて把持するなどの手間を要していた。
そこで、食品用容器を取り扱う際の手間を低減するために、耐熱性の樹脂材料を用いて、容器本体にフランジ部が一体的に形成された食品用容器が提案されている。
実開昭64−9144号公報
特許文献1に記載の食品用容器では、耐熱性の樹脂材料を用いて軽量化すると共に調理者がフランジ部を確実に把持することができるため、食品用容器を取り扱う際の手間を低減することが可能となる。
しかしながら、耐熱性の樹脂材料は耐熱ガラスに比べて剛性が低く、容器に収容される食品の重量が大きくなると、フランジ部を把持して食品用容器を持ち上げたときに容器開口部が変形したり、フランジ部が湾曲して持ちにくくなるおそれがあった。特に、例えば一方の手でフランジ部を把持して食品用容器を持ち上げつつ、他方の手で容器内の食品材料を撹拌する場合など、片手で食品用容器を安定した状態に保持することが困難であった。
また、通常、調理後の食品は、喫食に際して、喫食専用の器に移し替えられることが多く、調理開始から喫食まで一貫して使用し得る食品用容器の実現化が求められている。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、調理開始から喫食まで一貫して安定した状態を保持したまま使用することができる食品用容器を提供することを目的とする。
この発明に係る食品用容器は、食品材料を収容するために上部が開放されてほぼ円形の開口部が形成された収容部と、その開口部の周縁に外側に突出するように形成されたフランジ部とを有し、ほぼ均一な厚さを有する樹脂材料シートを成型して得られる食品用容器であって、前記フランジ部は、前記開口部を横切る一直径の延長線上にそれぞれ配置された一対の把持用フランジ部と、前記直径に直交する直径の延長線上にそれぞれ配置された一対のガイド用フランジ部とを有し、前記一対の把持用フランジ部には、それぞれ前記開口部から離れた位置に調理者が指を宛うための凹部が形成されると共に所定の剛性を確保するために前記開口部の周縁に接続され且つ前記凹部の近傍に延びる段部を有し、それぞれの前記把持用フランジ部は、前記開口部の接線方向で且つ互いに直交するように延びる一対の直線状側縁を有し、それぞれ前記ガイド用フランジ部は、隣接する前記把持用フランジ部の直線状側縁に接続される緩やかに湾曲した湾曲状側縁を有するものである。
ここで、前記収容部の内壁面は、上部近傍において内側に向かって緩やかに湾曲した肩部を有するのが好ましい。
また、前記収容部の開口部は、10cm程度の直径を有し、前記凹部は、前記開口部から1cm以上離れて形成することができる。
また、前記樹脂材料シートを用いて一体成型することにより、前記収容部に前記フランジ部を継ぎ目なく接合するのが好ましい。
また、前記樹脂材料シートは、電子レンジに使用するために耐熱性を有する樹脂材料から構成されるのが好ましい。
また、前記収容部に粉状の食品材料を収容して調理者が前記一対の把持用フランジ部の片方を把持しつつ食品材料を撹拌した後、電子レンジで加熱による調理を行い、前記一対の把持用フランジ部を把持して電子レンジから取り出し、前記収容部において加熱調理された食品を喫食することができる。
この発明によれば、開口部の周縁に接続され且つ凹部の近傍に延びる段部が一対のフランジ部に形成されることにより所定の剛性を確保するので、食品用容器を調理開始から喫食まで一貫して安定した状態を保持したまま使用することが可能となる。
この発明の実施の形態1に係る食品用容器を示す斜視図である。 実施の形態1に係る食品用容器を示す側面図である。 実施の形態1に係る食品容器を示す平面図である。 図3のA−A線断面図である。 食品用容器の使用方法を使用順に示す図である。 複数の食品用容器を積み重ねた様子を示す断面図である。 食品用容器を化粧箱に収納する方法を段階的に示す図である。 実施の形態2に係る食品用容器を示す側面図である。 実施の形態2に係る食品用容器を示す平面図である。 図9のA−A線断面図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1
図1〜図3に、この発明の実施の形態に係る食品用容器の構成を示す。この食品用容器は、食品材料を収容するために上部が開放された収容部1と、収容部1に一体に接続されたフランジ部2とを有する。食品用容器は、ほぼ均一な厚さを有する樹脂材料シートを成型することにより収容部1とフランジ部2が接続された状態で得られるもので、例えば耐熱性を有する樹脂材料シートを熱成型することにより電子レンジでの加熱調理が可能な食品用容器を得ることができる。また、樹脂材料シートを用いて一体成型することにより、収容部1にフランジ部2を継ぎ目なく接合するのが好ましい。
収容部1は、ほぼ円形の開口部3が上部に形成されると共に開口部3より径を小さくした底部4が形成され、開口部3と底部4はほぼ円形の断面を有する側壁部5により互いに接続されている。
フランジ部2は、収容部1に形成された開口部3の周縁から外側に突出するように形成されており、その外縁は開口部3の接線方向に延びる4つの直線状の側縁により開口部3を正方形状に囲むと共にその4隅において4つの側縁が湾曲した側縁により互いに接続されている。具体的には、フランジ部2は、開口部3を横切る直径D1の延長線上にそれぞれ配置された一対の把持用フランジ部6と、直径D1に直交する直径D2の延長線上にそれぞれ配置された一対のガイド用フランジ部7とを有する。すなわち、フランジ部2は、それぞれ対向して配置された一対の把持用フランジ部6と、この一対の把持用フランジ部6に対して90度の角度をおいて対向して配置された一対のガイド用フランジ部7とを有する。
それぞれの把持用フランジ部6は、開口部3の接線方向で且つ互いに直交するように延びる一対の直線状側縁8と、この一対の直線状側縁8を互いに接続する湾曲状側縁9とを有する。一方、それぞれのガイド用フランジ部7は、隣接する把持用フランジ部6の直線状側縁8に接続される緩やかに湾曲した湾曲状側縁10を有する。なお、ガイド用フランジ部7の湾曲状側縁10の両脇部分、すなわち直線状側縁8との接続部分は、その近傍が把持用フランジ部6の直線状側縁8から連続した直線状となるように形成されている。すなわち、ガイド用フランジ部7の湾曲状側縁10は、大きく湾曲された湾曲部分の両脇に短い直線部分を有し、この直線部分が開口部3の接線方向に延びると共に把持用フランジ部6の直線状側縁8と連続して配置されている。
このようにして、ガイド用フランジ部7の湾曲状側縁10は、把持用フランジ部6の湾曲状側縁9に対して緩やかな湾曲となるように形成される。
また、図4に示すように、一対の把持用フランジ部6には、それぞれ開口部3から離れた位置に調理者が指を宛がうための凹部11が表面に形成されると共に、凹部11の近傍に延びる複数の段部12a〜12cが形成されている。
段部12a〜12cは、一対の把持用フランジ部6の平板部19a〜19dが外側に向かって順次下がるように設置され、段部12aは最も内側に配置されると共に段部12cは最も外側に配置され、段部12aと段部12cとの間に段部12bが配置されている。
具体的には、段部12aは、把持用フランジ部6の両脇部から開口部3に沿って円弧状に形成されている。また、段部12bおよび12cは、互いに連結された状態で把持用フランジ部6の両脇部から直線状側縁8に沿って凹部11の近傍まで延びた後、段部12cがそのまま直線状側縁8および湾曲状側縁9に沿って凹部11の外側を通るように形成される一方、段部12bが内側に屈曲して凹部11の内側を通るように形成されている。これにより、開口部3の周縁と段部12aを接続する平板部19aが形成されると共に、段部12aと段部12bを接続する平板部19bが形成される。また、段部12bの屈曲した部分と段部12cで囲まれた平板部19cが形成され、さらに、段部12cから外側に向かって延びる平板部19dが形成される。
なお、それぞれの段部12a〜12cは、把持用フランジ部6の両脇部からガイド用フランジ部7にも延び、フランジ部2を一周するように形成されている。
凹部11は、段部12bと段部12cに囲まれた平板部19cの表面に形成される。例えば、凹部11は、開口部3から1cm以上離れて形成するのが好ましい。また、凹部11の底部は、平板部19dと同じ高さ位置となるように形成することができる。
一方、収容部1は、側壁部5の上部近傍において、開口部3から下側に向かって徐々に径を拡げながら延びた後、外周面を内側に向かって細くした環状段部13を有し、この環状段部13が開口部3と同じ径となるように形成されている。また、収容部1の側壁部5は、上部近傍で且つ環状段部13の下側において、内側面が内側に向かって緩やかに湾曲した肩部14を有する。さらに、収容部1の底部4は、中央部が上方に向かって隆起した隆起部15を有する。
次に、食品用容器の使用方法の一例を示す。
まず、図5(A)に示すように、食品用容器の収容部1に食品材料Pを入れる。食品材料Pとしては、例えばカップケーキを作るためのケーキミックス粉と卵が使用される。また、食品用容器としては、例えば開口部3の直径が10cmで且つ底部4から開口部3までの高さが5〜7cmの大きさのものを使用することができる。
この食品用容器には、側壁部5を内側に向かって緩やかに湾曲させた肩部14が形成されているため、ケーキミックス粉などの食品材料Pを収容部1に入れた際に内側面に引っ掛かることなく、底部4まで滑らかに滑り落とすことができる。
続いて、図5(B)に示すように、調理者は、一方の把持用フランジ部6の凹部11に対して一方の手の指を宛がうと共に一方の把持用フランジ部6を挟んで把持することにより、食品用容器を固定する。例えば、凹部11は、開口部3から1cm以上離れた位置で且つ段部12bと段部12cに囲まれた0.5cm角の範囲内に配置され、その部分に指が宛がわれて把持される。そして、他方の手で撹拌棒Sを持って食品用容器の収容部1に収容された食品材料Pの撹拌を行う。撹拌に伴って食品用容器は横方向への力を受け、この力を一方の把持用フランジ部6のみで支持することとなるが、それぞれの把持用フランジ部6に複数の段部12a〜12cが形成されることにより所定の剛性が確保されているため、一方の把持用フランジ部6が折れ曲がることなく、安定して食品用容器を固定することができる。
収容部1において食品材料Pが充分に撹拌されると、収容部1内に食品材料Pを収容したまま食品用容器が電子レンジ内に運ばれ、食品材料Pが電子レンジにより加熱調理されて調理食品Cが完成する。例えば、電子レンジにより500Wで約1分30秒の加熱処理を行う。食品材料Pとしてケーキミックス粉を使用した場合には、加熱処理により収容部1に沿って膨らんだケーキが調理食品Cとして作成される。
このようにして、食品材料Pが加熱処理された後、図5(C)に示すように、調理者は、把持用フランジ部6の凹部11を表面側と離面側から挟んで把持し、電子レンジ内から食品用容器が取り出される。このとき、一対の把持用フランジ部6を両手で把持することもでき、あるいは、片手で一方の把持用フランジ部6を把持してもよい。
この時、それぞれの把持用フランジ部6は、開口部3の周縁に接続され且つ凹部11の近傍に延びる段部12a〜12cを有することにより所定の剛性が確保されているため、片手で把持用フランジ部6を把持した場合でも把持用フランジ部6が折れ曲がることはなく、電子レンジから食品用容器を安定した状態で取り出すことができる。また、凹部11の底部は平板部19dと同じ高さ位置となるように形成されているため、凹部11の離面側に宛がわれた指は自動的に平板部19dにも当接される。このため、それぞれの把持用フランジ部6は凹部11と平板部19dの2箇所で支持されることとなり、把持用フランジ部6にかかる力を分散させることができる。
また、凹部11は、開口部3から1cm以上離れた位置に形成されているため、加熱調理された調理食品Cが指に付着する、あるいは、加熱調理された調理食品Cからの熱が凹部11まで伝達されることなく、食品用容器を電子レンジから安全に取り出すことができる。
食品用容器が電子レンジから取り出されると、図5(D)に示すように、一方の把持用フランジ部6を一方の手で把持することにより、食品用容器を固定する。そして、他方の手でフォークNなどを持って収容部1において加熱調理された調理食品Cをすくい取り、喫食を行う。調理食品CをフォークNですくい取る際に食品用容器は力を受け、この力は一方の把持用フランジ部6のみで支持することとなるが、一方の把持用フランジ部6に複数の段部12a〜12cが形成されることにより所定の剛性が確保されているため、一方の把持用フランジ部6が折れ曲がることなく、安定して食品用容器を固定することができる。
このように、一対のフランジ部6の剛性が段部12a〜12cにより確保されているため、フランジ部6を把持して食品用容器を安定した状態で取り扱うことができる。また、剛性が確保されることにより、一方のフランジ部6のみを把持して食品用容器を取り扱う際にもフランジ部6の湾曲が抑制されるため、例えば、加熱調理前の撹拌作業や加熱調理後の喫食など、幅広い場面で食品容器を安定して取り扱うことができる。
実際に、食品用容器に40gのケーキミックス粉と卵を1個入れ、一方の手で把持用フランジ部6を把持すると共に他方の手で撹拌棒Sを持って食品材料Pを撹拌した。続いて、食品用容器を電子レンジ内に運び、500Wで1分30秒の加熱調理を行うことで、カップケーキが作成された。加熱調理後、電子レンジ内から食品用容器を取り出した。この時、食品用容器は、片手で把持しても把持用フランジ部6が湾曲することはなく、安定して取り扱うことができた。また、加熱調理により把持用フランジ部6の凹部11の近傍が熱くなることもなく、食品用容器を安全に取り扱うことができた。そして、取り出された食品用容器の把持用フランジ部6が一方の手で把持されると共に他方の手でフォークNを持ち、カップケーキが喫食された。
調理開始から喫食までの各工程において、把持用フランジ部6を片手で把持して取り扱った場合でも把持用フランジ部6が湾曲することはなく、安定した状態で食品用容器を取り扱うことができた。
なお、収容部1の側壁部5には、外周面を内側に向かって細くした環状段部13が形成されており、図6に示すように、複数の食品用容器を順次積み重ねていくと、上側に位置する食品用容器の環状段部13が下側に位置する食品用容器の開口部3の周縁に当接して引っ掛かる。これにより、複数の食品用容器を順次重ねてコンパクトに収納することができ、食品用容器に食品材料Pを入れる前、あるいは、調理食品Cを喫食した後において収容部1を空とした複数の食品用容器を効率よく収納することができるうえ、容器同士が密着して離れ難くなるのを防止することができる。
次に、食品用容器の製造時において食品用容器を化粧箱に収納する動作の一例を示す。
食品用容器は、ほぼ均一な厚さを有する樹脂材料シートを成型して所定の形状とされた後、ケーキミックス粉等の粉状の食品材料を袋詰めしたものを容器内に収容した状態で、図7(A)に示すように、化粧箱16の一側面に形成された収納口17を介して化粧箱16内の収納室18に差し入れられるものとする。また、化粧箱16の収納室18は、食品用容器よりも僅かに大きいサイズに形成されている。
まず、図7(B)に示すように、食品用容器は、一方の把持用フランジ部6の湾曲状側縁9を先頭にして化粧箱16の収納室18内へと進められ、一方の把持用フランジ部6の直線状側縁8を化粧箱16の収納口17の側縁に当接させながら化粧箱16に対して斜め方向に移動されていく。そして、食品用容器は、収納室18内に充分に差し入れられたところで、一方の把持用フランジ部6の直線状側縁8が化粧箱16の内側面と平行になるように転回される。
この時、ガイド用フランジ部7が把持用フランジ部6と同様の形状に形成されていると、食品用容器を転回する際にガイド用フランジ部7が収納口17の側縁に接触してスムーズに転回できないおそれがあるが、ガイド用フランジ部7の湾曲状側縁10が緩やかに湾曲した形状を有するため、食品用容器をスムーズに転回することができる。
これにより、一方の把持用フランジ部6の直線状側縁8および一方のガイド用フランジ部7の短い直線部分が、収納室18の互いに対向する両側面にそれぞれ対向する。
そして、食品用容器は、図7(C)に示すように、把持用フランジ部6とガイド用フランジ部7の側縁が収納室18の側面に沿って案内されつつ収納室18内へと差し入れられる。そして、図7(D)に示すように、食品用容器が化粧箱16の収納室18内に完全に収納されたところで、食品用容器の収納が完了する。
その後、食品用容器を収納したまま化粧箱16が透明シートによりラッピングされる。
このように、ガイド用フランジ部7の湾曲状側縁10を緩やかに湾曲させることにより、化粧箱16への収納作業を容易にし、作業効率を高めることができる。また、食品用容器とほぼ同じ大きさの化粧箱16に容易に収納することができるため、化粧箱16が過剰に大きくなるのを抑制することができる。さらに、化粧箱16内に収納された食品用容器は、図7(D)に示すように、フランジ部2の外縁が収容室18の側面に近接して配置されるため、輸送時などにおいて化粧箱16内の食品用容器が移動するのを抑制し、破損等を未然に防ぐことができる。
本実施の形態によれば、一対のフランジ部6の剛性が確保されることにより、調理開始から喫食まで一貫して安定した状態を保持したまま食品用容器を取り扱うことができる。また、ガイド用フランジ部の周縁が緩やかに湾曲されることにより、化粧箱への収納作業を容易にして作業効率を高めることができる。
実施の形態2
図8〜図10に、実施の形態2に係る食品用容器の構成を示す。この食品用容器は、図1に示した実施の形態1に係る食品用容器において、一対の把持用フランジ部6に換えて一対の把持用フランジ部21を備えるものである。
一対の把持用フランジ部21は、それぞれ開口部3から離れた位置に調理者が指を宛がうための凹部22と、凹部22の近傍に延びる複数の段部23a〜23cとを有する。
段部23a〜23cは、一対の把持用フランジ部21の平板部24a〜24dが外側に向かって順次下がるように設置され、段部23aは最も内側に配置されると共に段部23cは最も外側に配置され、段部23aと段部23cとの間に段部23bが配置されている。
具体的には、段部23aおよび23bは、把持用フランジ部21の両脇部から開口部3に沿って円弧状に凹部22の近傍まで延びた後、段部23aがそのまま開口部3に沿って凹部22の内側を通るように形成される一方、段部23bが外側に飛び出して凹部22の外側を通るように形成されている。これにより、開口部3の周縁と段部23aを接続する平板部24aが形成されると共に、段部23aと段部23bの外側に飛び出した部分とで囲まれた平板部24bが形成される。また、段部23cは、把持用フランジ部21の両脇部からその外縁に沿って形成されている。これにより、段部23bと段部23cを接続する平板部24cが形成されると共に、段部23cから外側に向かって延びる平板部24dが形成される。
なお、それぞれの段部23a〜23cは、把持用フランジ部21の両脇部からガイド用フランジ部7にも延び、フランジ部2を一周するように形成されている。
凹部22は、段部23aと段部23bに囲まれた平板部24bの表面に形成される。また、凹部22は開口部3から1cm以上離れて形成するのが好ましく、これにより加熱調理された調理食品Cからの熱が凹部22まで伝達されるのを抑制し、食品用容器を安全に取り扱うことができる。また、凹部22の底部は、平板部24dよりも上方に位置するように形成するのが好ましい。これにより、把持用フランジ部21を把持するために凹部22の離面側に宛がわれた指は自動的に平板部24dにも当接され、把持用フランジ部21にかかる力を分散させることができる。
このように段部23a〜23cが形成されることにより、一対のフランジ部21の剛性が確保されるため、片手で一方の把持用フランジ部21のみを把持して食品用容器を取り扱う場合でも把持用フランジ部21が折れ曲がることはなく、調理開始から喫食まで一貫して安定した状態を保持したまま食品用容器を取り扱うことができる。
1 収容部、2 フランジ部、3 開口部、4 底部、5 側壁部、6,21 把持用フランジ部、7 ガイド用フランジ部、8 側縁、9 湾曲状側縁10 周縁、11,22 凹部、12a〜12c,23a〜23c 段部、13 環状段部、14 肩部、15 隆起部、16 化粧箱、17 収納口、18 収納室、19a〜19d,24a〜24d 平板部、P 食品材料、S 撹拌棒、C 調理食品、N フォーク。

Claims (6)

  1. 食品材料を収容するために上部が開放されてほぼ円形の開口部が形成された収容部と、その開口部の周縁に外側に突出するように形成されたフランジ部とを有し、ほぼ均一な厚さを有する樹脂材料シートを成型して得られる食品用容器であって、
    前記フランジ部は、前記開口部を横切る一直径の延長線上にそれぞれ配置された一対の把持用フランジ部と、前記直径に直交する直径の延長線上にそれぞれ配置された一対のガイド用フランジ部とを有し、
    前記一対の把持用フランジ部には、それぞれ前記開口部から離れた位置に調理者が指を宛うための凹部が形成されると共に所定の剛性を確保するために前記開口部の周縁に接続され且つ前記凹部の近傍に延びる段部を有し、
    それぞれの前記把持用フランジ部は、前記開口部の接線方向で且つ互いに直交するように延びる一対の直線状側縁を有し、
    それぞれ前記ガイド用フランジ部は、隣接する前記把持用フランジ部の直線状側縁に接続される緩やかに湾曲した湾曲状側縁を有することを特徴とする食品用容器。
  2. 前記収容部の内壁面は、上部近傍において内側に向かって緩やかに湾曲した肩部を有する請求項1に記載の食品用容器。
  3. 前記収容部の開口部は、10cm程度の直径を有し、
    前記凹部は、前記開口部から1cm以上離れて形成される請求項1または2に記載の食品用容器。
  4. 前記樹脂材料シートを用いて一体成型することにより、前記収容部に前記フランジ部を継ぎ目なく接合した請求項1〜3のいずれか一項に記載の食品用容器
  5. 前記樹脂材料シートは、電子レンジに使用するために耐熱性を有する樹脂材料から構成される請求項1〜4のいずれか一項に記載の食品用容器。
  6. 前記収容部に粉状の食品材料を収容して調理者が前記一対の把持用フランジ部を把持しつつ食品材料を撹拌した後、電子レンジで加熱による調理を行い、前記一対の把持用フランジ部を把持して電子レンジから取り出し、前記収容部において加熱調理された食品を喫食するための請求項5に記載の食品用容器。
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