JP2013253512A - 可変圧縮比内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1制御軸の回転角度によって変化する機関圧縮比と減速比との関係を適正化することで、アクチュエータによる第1制御軸の回転角度の保持トルクを抑制しつつ、低圧縮比側への応答性の向上を図る。
【解決手段】最低圧縮比εminの設定時に、アクチュエータから第1制御軸への回転動力伝達経路の減速比が最大Rmaxとなり、中間圧縮比εmidの設定時に減速比が最小Rmidとなり、最高圧縮比εmaxの設定時に、中間圧縮比の設定時よりも減速比Rmidが大きくなるように設定する。また、第1制御軸周りにトルクが作用したときにレバーに作用する荷重が、最高圧縮比εmaxの設定時に最大Fmaxとなり、最低圧縮比εminから中間圧縮比εmidの設定範囲内で最小となるように設定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、機関圧縮比を変更可能な可変圧縮比機構を備える可変圧縮比内燃機関に関する。
従来より、複リンク式のピストン−クランク機構を利用して機関圧縮比を変更可能な可変圧縮比機構を本出願人は提案している(例えば特許文献1参照)。このような可変圧縮比機構は、モータ等のアクチュエータにより第1制御軸の回転位置を変更することで、機関圧縮比を機関運転状態に応じて制御する構成となっている。
特開2004−257254号公報
上記可変圧縮比機構のアクチュエータを、オイルや排気熱等から保護するために機関本体の外部に配置する構造の場合、例えば、アクチュエータと第1制御軸とが連結機構により連結され、機関本体の内部に配置される第1制御軸の第1アーム部と、機関本体の外部に配置される連結機構の第2制御軸の第2アーム部とが、機関本体の側壁を貫通するレバーによって連結される。第2制御軸は機関本体の側壁に取り付けられるハウジング内に収容配置され、このハウジングにモータ等のアクチュエータが取り付けられる。
このような構造の可変圧縮比内燃機関においては、第1制御軸の回転角度を変更することによって、機関圧縮比が変化するとともに、第1アーム部,第2アーム部及び両者を連結するレバーの姿勢が変化するために、アクチュエータから第1制御軸への回転動力伝達経路の減速比(総減速比)も変化することとなる。
そこで本発明は、第1制御軸の回転角度によって変化する機関圧縮比と減速比との関係を適正化し、これによって、例えば、ある機関圧縮比の設定状態では、減速比を増加させることによって、アクチュエータによる第1制御軸の回転角度の保持性、つまり機関圧縮比の保持性の向上を図るとともに、別の機関圧縮比の設定状態においては、減速比を低下させることによって、第1制御軸の回転角度の変更速度を向上し、機関圧縮比の応答性の向上を図ることが可能となる新規な可変圧縮比内燃機関を提供することを目的としている。
本発明に係る可変圧縮比内燃機関は、第1制御軸の回転位置に応じて機関圧縮比を変更する可変圧縮比機構と、上記第1制御軸の回転位置を変更及び保持するアクチュエータと、上記アクチュエータと上記第1制御軸とを連結する連結機構と、を有し、この連結機構が、上記第1制御軸と平行に配置される第2制御軸と、上記第1制御軸と第2制御軸とを連結するレバーと、を含んでいる。上記レバーの一端は上記第1制御軸の中心から径方向外方へ延在する第1アーム部の先端に連結されるとともに、上記レバーの他端は上記第2制御軸の中心から径方向外方へ延在する第2アーム部の先端に連結されている。上記第1制御軸を所定の高圧縮比方向へ回動するに伴って、機関圧縮比が高くなるように構成されている。
そして、機関圧縮比が最低となる最低圧縮比の設定時に、上記アクチュエータから上記第1制御軸への回転動力伝達経路の減速比が最大となり、所定の中間圧縮比の設定時に減速比が最小となり、機関圧縮比が最高となる最高圧縮比の設定時に、上記中間圧縮比の設定時よりも減速比が大きくなるように設定されている。
更に、上記第1制御軸周りにトルクが作用したときに上記レバーに作用する荷重が、上記最高圧縮比の設定時に最大となり、上記最低圧縮比から上記中間圧縮比の設定範囲内で最小となるように設定されている。
つまり、上記第1制御軸の回転範囲を、高圧縮比側領域と、この高圧縮比側領域よりも低圧縮比側の低圧縮比側領域と、に二等分した場合、上記高圧縮比側領域内で最小減速比となり、上記低圧縮比側領域内で、上記第1制御軸周りに作用するトルクに対して上記レバーに作用する荷重が最小となるように設定されている。
このような本発明では、高負荷側で用いられる最低圧縮比の設定時には、負荷が高いために燃焼荷重や慣性荷重が増大するものの、減速比が最大となるように構成されているために、大きな減速比でもって機関圧縮比を保持することができ、かつ、第1制御軸側からレバーへ作用する荷重が高圧縮比側に比して小さくなるように設定されているために、第1制御軸の保持性を高めて、アクチュエータによる保持トルクを抑制し、アクチュエータの小型化や消費エネルギーの低減化を図ることができる。
また、例えば最高圧縮比の設定が用いられる低負荷側からの急加速時に、仮に第1制御軸の低圧縮比方向への回転角度の変更が遅れると、過渡的にノッキングを生じたりトルクが過大となってトルクショックを生じるおそれがあるが、本発明では、中間圧縮比の設定時に減速比が最小となるように設定されているために、急減速時に最高圧縮比の設定状態から第1制御軸を低圧縮比側へ回動する際に、機関圧縮比が最高圧縮比から中間圧縮比へ低下するまで、減速比が低下していくこととなるために、第1制御軸の回転速度を高めて、その応答性を向上することができる。
以上のように本発明によれば、第1制御軸の回転角度によって変化する機関圧縮比と減速比との関係を適正化することで、アクチュエータによる第1制御軸の回転角度の保持性、つまり機関圧縮比の保持性の向上と、機関圧縮比の応答性の向上と、の両立を図ることができる。
本発明に係る可変圧縮比機構の一例を簡略的に示す構成図。 上記可変圧縮比機構の第1制御軸とモータとを連結する連結機構を示す斜視図。 上記第1制御軸と第2制御軸との連結構造を示す部分断面図。 本発明の第1実施例に係る第1制御軸の角度に対する総減速比(A)とリンク荷重(B)の関係を示す説明図。 上記第1実施例に係る第1制御軸の角度に対する総減速比の変化を示す説明図。 第1アーム部と第1アーム部の突出方向が逆方向の場合(A)と同方向の場合(B)を示す説明図。 上記第1実施例に係るリンク構成を示す説明図。 本発明の第2実施例に係るリンク構成を示す説明図。 本発明の第3実施例に係るリンク構成を示す説明図。 本発明の第4実施例に係るリンク構成を示す説明図。 上記第1実施例に係る第1制御軸の角度に対する第1アーム部とレバーとのなす角度の変化を示す説明図。 本発明の第5実施例に係るリンク構成を示す説明図。 上記第5実施例に係るリンク構成及び作用する荷重を示す説明図。
以下、本発明の好ましい実施例を図面を参照して詳細に説明する。先ず、図1を参照して、複リンク式ピストン−クランク機構を利用した可変圧縮比機構の一例について説明する。なお、この機構は上記の特開2004−257254号公報等にも記載のように公知であるために、簡単な説明にとどめる。
内燃機関の機関本体の一部を構成するシリンダブロック1には、各気筒のピストン3がシリンダ2内に摺動可能に嵌合しているとともに、クランクシャフト4が回転可能に支持されている。可変圧縮比機構10は、クランクシャフト4のクランクピン5に回転可能に取り付けられるロアリンク11と、このロアリンク11とピストン3とを連結するアッパリンク12と、シリンダブロック1等の機関本体側に回転可能に支持される第1制御軸14と、この第1制御軸14に偏心して設けられた偏心軸部15と、この偏心軸部15とロアリンク11とを連結する制御リンク13と、を有している。ピストン3とアッパリンク12の上端とはピストンピン16を介して相対回転可能に連結され、アッパリンク12の下端とロアリンク11とはアッパリンク側連結ピン17を介して相対回転可能に連結され、制御リンク13の上端とロアリンク11とは制御リンク側連結ピン18を介して相対回転可能に連結され、制御リンク13の下端は上記の偏心軸部15に回転可能に取り付けられている。
図1〜図3を参照して、第1制御軸14には、減速機21を備えた連結機構20を介して、この可変圧縮比機構10のアクチュエータとしてのモータ19が連結されている。このモータ19により第1制御軸14の回転位置(角度)を変更することによって、ロアリンク11の姿勢の変化を伴って、ピストン上死点位置やピストン下死点位置を含むピストンストローク特性が変化して、機関圧縮比が変化する。従って、図示せぬ制御部によりモータ19を駆動制御することによって、機関運転状態に応じて機関圧縮比を制御することができる。なお、アクチュエータとしては、電動式のモータ19に限らず、油圧駆動式のアクチュエータであっても良い。
第1制御軸14は、シリンダブロック1やその下側に固定されるオイルパンアッパ6等からなる機関本体の内部に回転可能に支持されている。一方、モータ19は機関本体の外部に配置されており、より詳しくは、機関本体の一部を構成するオイルパンアッパ6の吸気側の側壁(以下、「オイルパン側壁」と呼ぶ)7に取り付けられるハウジング22の機関後方側に取り付けられている。
減速機21は、モータ19の出力軸の回転を減速して第1制御軸14へ伝達するものであり、ここではハーモニックドライブ(登録商標)機構を利用した構造のものが用いられている。なお、この構造は、本出願人が以前に出願した特願2011−259752号にも記載されているものと同様であるために、ここでは説明を省略する。なお、減速機としては、このようなハーモニックドライブ機構を利用した構造に限らず、サイクロ減速機等の他の形式の減速機を用いることもできる。
連結機構20には、減速機21の出力軸である第2制御軸23が設けられている。この第2制御軸23は、オイルパン側壁7に横付けされたハウジング22内に回転可能に収容配置されており、オイルパン側壁7に沿って機関前後方向(つまり、第1制御軸14と平行な方向)に延在している。潤滑用のオイルが飛散する機関本体の内部に配置される第1制御軸14と、機関本体の外部に設けられる第2制御軸23とは、オイルパン側壁7を貫通するレバー24によって機械的に連結されており、両者14,23は連動して回転する。なお、オイルパン側壁7には、レバー24が挿通するスリット24A(図3参照)が貫通形成されており、このスリット24Aを塞ぐようにハウジング22がオイルパン側壁7に横付けされている。
図1,図3等に示すように、レバー24の一端と、第1制御軸14の中心より径方向外方へ延在する第1アーム部25の先端とは、第1連結ピン26を介して相対回転可能に連結されている。レバー24の他端と、第2制御軸23の中心より径方向外方へ延在する第2アーム部27の先端とは、第2連結ピン28を介して相対回転可能に連結されている。
このようなリンク構造によって、第1制御軸14を回転すると、機関圧縮比が変化するとともに、第1アーム部25,第2アーム部27及びレバー24の姿勢が変化することから、モータ24から第1制御軸14への回転動力伝達経路の減速比も変化することとなる。
そこで下記の実施例では、第1制御軸14の回転角度によって変化する機関圧縮比と減速比との関係を適正化し、機関圧縮比の設定に応じた形で、機関圧縮比の保持性の向上と、機関圧縮比の応答性の向上と、を図るものである。
[1]図4を参照して、符号H1は第1比較例の特性、符号H2は第2比較例の特性、符号Z1は第1実施例の特性を表している。いずれの例H1,H2,Z1においても、図6(A)に示すように、第1制御軸14の中心と第2制御軸23の中心とを通る直線L1に対し、第1アーム部25の突出方向と第2アーム部27の突出方向とが互いに逆方向に設定されている。一方、レバー24の長さ(リンク長)は、第1,第2アーム部25,27の双方がレバー24と直交する仮想のリンク構成におけるレバーの長さ24B(図6、図7等参照)に比して、第1比較例H1では短く、第2比較例H2では同じ長さに、第1実施例Z1では長く設定されている。
ここで、図4(A)に示すように、第1実施例Z1では、機関圧縮比が最低となる最低圧縮比εminの設定時に、駆動側のモータ19から被駆動側の第1制御軸14への回転動力伝達経路の減速比である総減速比が最大減速比Rmaxとなるように設定されている。また、所定の中間圧縮比εmid、より詳しくはターボ過給機付き内燃機関における自然吸気の最大負荷時(NA−WOT)に用いられる圧縮比εmidの設定時に、減速比が最小減速比Rminとなるように設定されている。更に、機関圧縮比が最高となる最高圧縮比εmaxの設定時に、減速比が上記の最小減速比Rminよりも大きく最大減色比Rmaxよりも小さい中間減速比Rmidとなるように設定されている。つまり、図4(A)に示すように、中間圧縮比Rmidで減速比が最小減速比Rminとなり、この中間圧縮比Rmidから高圧縮比側もしくは低圧縮比側へ向かうに従って減速比が徐々に大きくなり、低圧縮比側で最大の減速比Rmaxとなるように、リンクレイアウトが設定されている。
また、図4(B)に示すように、第1制御軸14周りに回転方向のトルク(単位負荷トルク)が作用したときにレバー24に作用する荷重(リンク荷重)が、最高圧縮比時εmaxに最大の荷重Fmaxとなり、最低圧縮比εminから中間圧縮比εmidの設定範囲内で、最小の荷重Fminとなるように設定されている。つまり、図4(B)に示すように、中間の圧縮比で第1制御軸14側からレバー24に作用する荷重が最小の荷重Fminとなり、この中間の圧縮比から高圧縮比側もしくは低圧縮比側へ向かうに従って荷重が徐々に大きくなり、高圧縮比側で最大の荷重Fmaxとなるように、リンクレイアウトが設定されている。
このような第1実施例によれば、高負荷域で用いられる最低圧縮比εminの設定時を含めた低圧縮比側の設定状態では、負荷が大きいために大きな燃焼荷重や慣性荷重が第1制御軸14へ作用するものの、最低圧縮比εminの設定時に減速比が最大Rmaxとなるように設定されているために、大きな減速比でもって第1制御軸14の回転位置を保持することができ、かつ、図4(B)に示すように第1制御軸14側からレバー24に作用する荷重も十分に最小の荷重Fmin付近の小さなものとなるために、モータ19によるアクチュエータの保持トルクを低減することができる。このために、モータ19や減速機21の負荷トルクを低減し、小型化や耐久性の向上を図ることができるとともに、モータ19による保持電力を抑制して、モータ19の過熱を抑制・防止することができる。
一方、低負荷域で用いられる最高圧縮比εmaxを含めた高圧縮比側の設定時には、ノッキングが発生することのないように高負荷域に比して最大筒内圧力(最大燃焼荷重)が低くなることから、高負荷側で用いられる低圧縮比側の設定時に比して、第1制御軸14側に作用するトルクも小さくなり、圧縮比の保持に必要なトルクも小さくなるので、最大の減速比Rmaxよりも低い中間の減速比εmidに設定される。
そして、自然吸気の最大負荷(NA−WOT)時に用いられる中間の圧縮比の設定時に、最小の減速比Rminとなり、つまり最高圧縮比εmaxのときよりも減速比が低くなるように設定されている。従って、低負荷域からの急加速時に、最高圧縮比εmaxの設定状態から第1制御軸14を低圧縮比側へ回動する際に、中間圧縮比εmidでの最小の減速比Rminへ向けて減速比が低下していくこととなり、低圧縮比側への第1制御軸14の回転速度、ひいては機関圧縮比の低下速度を速めて、圧縮比の低下側への応答性を向上することができる。仮に低圧縮比側への低下速度が遅く、低圧縮比側への所期の応答性が得られない場合、点火時期のリタード量の増大や空気量の低減によってノッキングの発生を回避する必要があるために、トルクが低下するものの、本実施例では、低圧縮比側への応答性を向上することで、このようなトルク低下を抑制しつつノッキングの発生を抑制・回避することができる。
[2]このような作用効果が得られる構成として、上記の第1実施例では、図4に示すように、第1制御軸14の可動角度範囲、つまりは機関圧縮比の作動域を、高圧縮比(ε)側領域と、この高圧縮比側領域よりも低圧縮比側の低圧縮比(ε)側領域と、に二等分した場合、高圧縮比側領域内で最小減速比Rminとなり、低圧縮比側領域内で、第1制御軸14へトルクが作用したときにレバー24に作用する荷重が最小Fminとなるように設定されている。
[3]図5を参照して、符号Z1は上記第1実施例、符号H3は第3比較例の特性を表している。第3比較例H3では、図6(B)に示すように、第1制御軸14の中心と第2制御軸23の中心とを通る直線L1に対し、第1アーム部25の突出方向と第2アーム部27の突出方向とが同方向に設定されている。また、第1実施例Z1及び第3比較例H3ともに、レバー24の長さが、レバー24と第1,第2アーム部25,27とが直交する仮想のレイアウトでのレバーの長さ24Bよりも長く設定されている。
上記第1実施例Z1では、第3比較例H3に比して、最高圧縮比εmaxから減速比が最大となる中間圧縮比εmidまでの設定範囲Δεで、機関圧縮比の低下に対する減速比の減少量が大きくなるように、第1アーム部25の突出方向に対する第2アーム部27の突出方向が設定されている。つまり、圧縮比の低下に対する減速比の低下の傾きについて見ると、第1実施例Z1の傾きK1が第3比較例H3の傾きK2よりも急峻なものとなっている。具体的には、この第1実施例Z1では、図6(A)に示すように第1,第2アーム部25,27の突出方向が互いに逆方向となるように設定されている。
このように、第1,第2アーム部25,27の突出方向を逆方向とした第1実施例Z1では、第1,第2アーム部25,27の突出方向を同方向とした第3比較例H3に比して、最高圧縮比εmaxの設定状態からの急減速時に、機関圧縮比の低下に対する減速比の減少量が大きくなり、つまり急速に減速比が低下していくために、圧縮比の低下速度が更に速くなり、低圧縮比側への応答性を更に向上することができる。また、最高圧縮比εmaxの設定状態での減速比が相対的に大きくなることから、この最高圧縮比εmaxの設定状態における圧縮比保持のための保持トルクを軽減し、モータ19の消費電力を更に低減することができる。
また、図6(A)に示す第1実施例Z1のように第1,第2アーム部25,27の突出方向が逆方向の場合、図6(B)に示す第3比較例H3のように第1,第2アーム部25,27の突出方向が同方向の場合に比して、レバー24の長さが短縮するために、レバー24の剛性が向上し、ひいてはレバー24の弾性変形に伴う共振の発生を抑制することができるとともに、小型・軽量化を図ることができる。
更に、第1実施例Z1ではレバー24の圧縮方向に最大燃焼荷重が作用する設定となっているために、レバー24の長さを短縮することによって、座屈することなくレバー24の断面積を縮小可能となり、第1,第2アーム部25,27とレバー24との干渉を招くことなく両者の挟み角を縮小可能となるために、圧縮比可変幅を拡大可能となる。
[4]図7を参照して、上述した作用効果を実現し得る第1実施例Z1の具体的なリンク構成について説明する。第1実施例Z1では、上述したように、レバー24の長さ(リンク長)24Cが、第1,第2アーム部25,27とレバー24とが直交すると仮定したときのレバーの長さ24Bよりも長く設定されている。言い換えると、図7(A)に示すように、第1アーム部25又は第2アーム部27の一方がレバー24と直交するときに、第1アーム部25又は第2アーム部27の他方とレバー24とのなす角度が鋭角となるように、レバー24の長さ24Cが設定されている。
そして、図7(B)に示すように、レバー24と第1アーム部25とのなす角度が、(最低圧縮比εminの近傍の低圧縮比の設定時に鈍角θ1,最高圧縮比εmaxの近傍のの高圧縮比の設定時に鋭角θ2となるように設定されているとともに、第1制御軸14の偏心軸部15が、第1制御軸14の中心に対して第2制御軸23の中心に近い側に配置されている。
図8は、上述した第1実施例Z1と同様の作用効果が得られる第2実施例Z2のリンク構成を示している。この第2実施例Z2では、第1,第2アーム部25,27の突出方向が同じ方向となっている点で、図7の第1実施例Z1と異なっている。図8(A)に示すように、レバー24の長さ24Cは、第1実施例と同様、第1,第2アーム部25,27とレバー24とが直交する姿勢におけるレバー長さ24Bよりも長く設定されている。言い換えると、第1アーム部25又は第2アーム部27の一方がレバー24と直交するときに、第1アーム部25又は第2アーム部27の他方とレバー24とのなす角度が鋭角となるように、レバー24の長さ24Cが設定されている。
更に、第1実施例と同様、レバー24と第1アーム部25とのなす角度は、低圧縮比時に鈍角θ3,高圧縮比時に鋭角θ4となり、かつ、第1制御軸14の偏心軸部15が、第1制御軸14の中心に対して第2制御軸23の中心に近い側に配置されている。
[5]図9は、上述した第1実施例Z1と同様の作用効果が得られる第3実施例Z3のリンク構成を示している。この第3実施例Z3では、レバー24の長さ24Dが、第1,第2アーム部25,27とレバー24とが直交する場合のレバー24の長さ24Bよりも短く設定されている点で、上記の第1実施例Z1と異なっている。つまり、図9(A)に示すように、第1アーム部25又は第2アーム部27の一方がレバー24と直交するときに、第1アーム部25又は第2アーム部27の他方とレバー24とのなす角度が鈍角となるように、レバー24の長さ24Dが設定されている。
そして、図9(B)に示すように、レバー24と第1アーム部25とのなす角度が、低圧縮比時に鋭角θ5,高圧縮比時に鈍角θ6となるように設定されているとともに、第1制御軸14の偏心軸部15が、第1制御軸14の中心に対して第2制御軸23の中心から遠い側に配置されている。
図10に示す第4実施例Z4では、第1,第2アーム部25,27の突出方向が同じ方向となっている点で第3実施例Z3と異なっている。図10(A)に示すように、レバー24の長さ24Dは、第3実施例Z3と同様、第1,第2アーム部25,27とレバー24とが直交する場合を想定したときのレバー24の長さ24Bよりも短く設定されている。つまり、第1アーム部25又は第2アーム部27の一方がレバー24と直交するときに、第1アーム部25又は第2アーム部27の他方とレバー24とのなす角度が鈍角となるように、レバー24の長さ24Dが設定されている。
そして、図10(B)に示すように、レバー24と第1アーム部25とのなす角度が、低圧縮比時に鋭角θ7,高圧縮比時に鈍角θ8となるように設定されているとともに、第1制御軸14の偏心軸部15が、第1制御軸14の中心に対して第2制御軸23の中心から遠い側に配置されている。
[6]図11は、第1実施例Z1と第3比較例H3についての、第1制御軸14の角度(つまり機関圧縮比の設定)に対する第1アーム部25とレバー24とのなす角度を示す特性図である。上述したように、第1実施例Z1では、図6(A)に示すように、第1制御軸14の中心と第2制御軸23の中心とを通る直線L1に対し、第1アーム部25の突出方向と第2アーム部27の突出方向とが互いに逆向きとなるように設定されているのに対し、第3比較例H3では、図6(B)に示すように、第1制御軸14の中心と第2制御軸23の中心とを通る直線L1に対し、第1アーム部25の突出方向と第2アーム部27の突出方向とが互いに逆向きとなるように設定されている。
図11に示すように、第1,第2アーム部25,27の突出方向が逆向きに設定されるる第1実施例では、第1,第2アーム部25,27の突出方向が同方向に設定される第3比較例H3に比して、第1アーム部25とレバー24とのなす角度の最小値が所定角度Δθだけ大きくなる。このために、レバー24と第1アーム部25との干渉を回避し易くなり、両者の干渉を招くことなくレバー24の断面積を十分に確保して所期の強度・剛性を確保することができる。
[7]図12は本発明の第5実施例Z5に係るリンク構成を示している。第1制御軸14の中心に対する第1アーム部25の突出方向が、クランクシャフト4の中心から離れる方向であり、かつ、第2制御軸23の中心に対する第2アーム部27の突出方向が、クランクシャフト4の中心に接近する方向となるように設定されている。言い換えると、第1アーム部25の突出方向が下向きであるのに対し、第2アーム部27の突出方向が上向きに設定されている。
このようなリンク構成によって、図3にも示すように、オイルパン側壁7に形成されるレバー24挿通用のスリット24Aの高さ位置を、第1制御軸14の斜め上方に配置されるハウジング22の上下方向中央部に配置することが可能となる。つまり、第1アーム部25と第2アーム部27の突出方向がともに下向きである場合に比して、スリット24Aの高さ位置を上方に配置することができる。この結果、オイルパンアッパ6の上下方向寸法の短縮によるオイルパンの軽量化を図ることができるとともに、オイルパンやハウジング22の地上高を十分に確保することが可能となる。また、アクチュエータであるモータ19の上下方向寸法も短縮可能となり、モータ19の小型・軽量化を図ることができる。
更に、ハウジング22をオイルパン側壁7へ固定するための締結ボルト30を、スリット24Aの下方側にも配置することが可能となり、つまり複数の締結ボルト30をスリット24Aの上下に配置し、複数の締結ボルト30の上下方向中央部にスリット24Aを配置することができるために、スリット24A近傍におけるボルト締結面圧の低下を抑制でき、オイルシール性を向上することができる。
しかも、レバー24の軌跡がハウジング22の上下方向中央部に位置するため、ハウジング22の下側の締結ボルト30の雌ネジ部30Aと、レバー24が挿通するスリット24Aと、を上下方向に離間して配置することが可能となり、両者の干渉を回避できるために、ハウジング22をオイルパンに接近して配置可能となり、アクチュエータのオイルパンからの突出量を低減して、車両搭載性を向上することができる。
また、第1,第2アーム部25,27の突出方向をともに下向きとする場合に比して、スリット24Aを比較的上方、具体的には第1制御軸14の中心よりも上方に配置できるため、ハウジング22内の油面高さを、オイルパン内の油面高さとは独立して高く設定可能となる。この結果、減速機21を含めたハウジング22内の連結機構への油供給量(またはハウジング22内部の油溜まり量)を適宜に増大側に調整可能となり、潤滑性が向上する。
図13は、ハウジング22がオイルパン側壁7の側方に配置されるレイアウトで、第2アーム部27の突出方向を第1アーム部25と反対の上向きとした第5実施例Z5と、第1,第2アーム部25,27がともに下向きである参考例と、の荷重の作用を示す説明図である。なお、参考例に係る構成には参照符号の後に「S」を付記している。第1制御軸14の主軸部分に作用する荷重F3,F3Sは、制御リンク13から第1制御軸14の偏心軸部15に作用する荷重F1と、レバー24から第1制御軸14の第1アーム部25に作用する荷重F2,F2Sと、の合力に相当する。同図に示すように、第5実施例Z5では、参考例に比して、レバー24のリンク中心線と荷重F1の作用方向とのなす角度が小さくなることから(θ<θS)、第1制御軸14の主軸部分に作用する荷重が小さく抑制される(F3<F3S)。この結果、第1制御軸14の主軸部分の摩耗を抑制するとともに、第1制御軸14の主軸部分のフリクションを低減することができ、ひいては機関圧縮比の変更の応答性を向上することができる。
1…シリンダブロック(機関本体)
6…オイルパンアッパ(機関本体)
10…可変圧縮比機構
14…第1制御軸
19…モータ(アクチュエータ)
20…連結機構
21…減速機
23…第2制御軸
24…レバー
25…第1アーム部
26…第1連結ピン
27…第2アーム部
28…第2連結ピン

Claims (7)

  1. 第1制御軸の回転位置に応じて機関圧縮比を変更する可変圧縮比機構と、
    上記第1制御軸の回転位置を変更及び保持するアクチュエータと、
    上記アクチュエータと上記第1制御軸とを連結する連結機構と、を有し、
    この連結機構が、上記第1制御軸と平行に配置される第2制御軸と、上記第1制御軸と第2制御軸とを連結するレバーと、を含み、
    上記レバーの一端が上記第1制御軸の中心から径方向外方へ延在する第1アーム部の先端に連結されるとともに、上記レバーの他端が上記第2制御軸の中心から径方向外方へ延在する第2アーム部の先端に連結されており、
    上記第1制御軸を所定の高圧縮比方向へ回動するに伴って、機関圧縮比が高くなるように構成された可変圧縮比内燃機関において、
    機関圧縮比が最低となる最低圧縮比の設定時に、上記アクチュエータから上記第1制御軸への回転動力伝達経路の減速比が最大となり、
    所定の中間圧縮比の設定時に減速比が最小となり、
    機関圧縮比が最高となる最高圧縮比の設定時に、上記中間圧縮比の設定時よりも減速比が大きくなるように設定されており、
    かつ、上記第1制御軸周りにトルクが作用したときに上記レバーに作用する荷重が、上記最高圧縮比の設定時に最大となり、上記最低圧縮比から上記中間圧縮比の設定範囲内で最小となるように設定されていることを特徴とする可変圧縮比内燃機関。
  2. 第1制御軸の回転位置に応じて機関圧縮比を変更する可変圧縮比機構と、
    上記第1制御軸の回転位置を変更及び保持するアクチュエータと、
    上記アクチュエータと上記第1制御軸とを連結する連結機構と、を有し、
    この連結機構が、上記第1制御軸と平行に配置される第2制御軸と、上記第1制御軸と第2制御軸とを連結するレバーと、を含み、
    上記レバーの一端が上記第1制御軸の中心から径方向外方へ延在する第1アーム部の先端に連結されるとともに、上記レバーの他端が上記第2制御軸の中心から径方向外方へ延在する第2アーム部の先端に連結されており、
    上記第1制御軸を所定の高圧縮比方向へ回動するに伴って、機関圧縮比が高くなるように構成された可変圧縮比内燃機関において、
    機関圧縮比が最低となる最低圧縮比の設定時に、上記アクチュエータから上記第1制御軸への回転動力伝達経路の減速比が最大となり、
    所定の中間圧縮比の設定時に減速比が最小となり、
    機関圧縮比が最高となる最高圧縮比の設定時に、上記中間圧縮比の設定時よりも減速比が大きくなるように設定されており、
    かつ、上記第1制御軸の回転範囲を、高圧縮比側領域と、この高圧縮比側領域よりも低圧縮比側の低圧縮比側領域と、に二等分した場合、上記高圧縮比側領域内で最小減速比となり、上記低圧縮比側領域内で、上記第1制御軸周りに作用するトルクに対して上記レバーに作用する荷重が最小となるように設定されていることを特徴とする可変圧縮比内燃機関。
  3. 上記最高圧縮比から上記中間圧縮比の設定範囲内では、上記機関圧縮比の低下に対する上記減速比の減少量が大きくなる方向に、上記第2アーム部の突出方向が設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の可変圧縮比内燃機関。
  4. 上記第1アーム部又は第2アーム部の一方が上記レバーと直交するときに上記第1アーム部又は第2アーム部の他方と上記レバーとのなす角度が鋭角となるように、上記レバーの長さが設定され、
    上記レバーと第1アーム部とのなす角度が低圧縮比時に鈍角,高圧縮比時に鋭角となり、
    かつ、上記可変圧縮比機構が、クランクシャフトのクランクピンに回転可能に取り付けられるロアリンクと、このロアリンクとピストンとを連結するアッパリンクと、上記ロアリンクと上記第1制御軸の偏心軸部とを連結する制御リンクと、を有し、
    この第1制御軸の偏心軸部が、上記第1制御軸の中心に対して上記第2制御軸の中心に近い側に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の可変圧縮比内燃機関。
  5. 上記第1アーム部又は第2アーム部の一方が上記レバーと直交するときに上記第1アーム部又は第2アーム部の他方と上記レバーとのなす角度が鈍角となるように、上記レバーの長さが設定され、
    上記レバーと第1アーム部とのなす角度が低圧縮比時に鋭角,高圧縮比時に鈍角となり、
    かつ、上記可変圧縮比機構が、クランクシャフトのクランクピンに回転可能に取り付けられるロアリンクと、このロアリンクとピストンとを連結するアッパリンクと、上記ロアリンクと上記第1制御軸の偏心軸部とを連結する制御リンクと、を有し、
    この第1制御軸の偏心軸部が、上記第1制御軸の中心に対して上記第2制御軸の中心から遠い側に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の可変圧縮比内燃機関。
  6. 上記第1制御軸の中心と第2制御軸の中心とを通る直線に対し、上記第1アーム部の突出方向と上記第2アーム部の突出方向とが互いに逆方向となるように設定されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の可変圧縮比内燃機関。
  7. 上記第1制御軸の中心に対する第1アーム部の突出方向が、クランクシャフトの中心から離れる方向であり、
    かつ、上記第2制御軸の中心に対する上記第2アーム部の突出方向が、クランクシャフトの中心に接近する方向であることを特徴とする請求項6に記載の可変圧縮比内燃機関。
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