JP2013250165A - ガスセンサ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】目標電圧を変更してガスセンサを用いるにあたり、フィードバック制御されるポンプ電流を早期に安定化させうるガスセンサ制御装置を提供する。
【解決手段】起電力セル24及びポンプセル14を備えるガスセンサ2のガスセンサ制御装置1は、起電力セル電圧Vsが目標電圧Vrとなるように、ポンプ電流Ipをフィードバック制御する電流制御手段69と、目標電圧Vrを第1目標電圧Vr1及び第2目標電圧Vr2のいずれかに設定する電圧設定手段S5,S13と、フィードバック制御に用いる制御定数群Kpidを、目標電圧Vrが第1目標電圧Vr1であるときは第1制御定数群Kpid1に、目標電圧Vrが第2目標電圧Vr1であるときは第2制御定数群Kpid2に設定する定数群設定手段S4,S12とを備え、第2制御定数群Kpid2は、第1制御定数群Kpid1を用い続けた場合よりも、ポンプ電流Ipが早く安定する制御定数群Kpidである。
【選択図】図3

Description

本発明は、被測定ガス中の特定ガス濃度を検知するガスセンサを用いて、被測定ガス中のH2Oガス濃度をも検知するガスセンサ制御装置に関する。
従来より、内燃機関の排気ガス等の被測定ガス中に含まれる特定ガスのガス濃度を検知するガスセンサとして、酸素濃度を検知する酸素センサや窒素酸化物(NOx)の濃度を検知するNOxセンサなどが知られている。これらのガスセンサは、ジルコニアを主体とした固体電解質体からなるセンサ素子を有する。例えば、酸素濃度に応じて出力がリニアに変化する全領域空燃比センサでは、起電力セルとポンプセルの2つのセンサ素子を有しており、起電力セルの電極間に生じる電圧が一定になるように、ポンプセルの電極間を流れる電流が制御され、このポンプセルを流れる電流の大きさから酸素濃度を検知する。
なお、特許文献1には、このようなガスセンサにおいて、被測定ガス中の特定ガス濃度に加えて、被測定ガスの湿度を検出するガス濃度湿度検出装置が開示されている。このガスセンサでは、検出した湿度に基づいて、検出される特定ガス濃度(酸素濃度など)を補正する。
この特許文献1に記載のガス濃度湿度検出装置では、被測定ガスの湿度(即ち、被測定ガス中のH2Oガス濃度)の検出にあたり、起電力セルの制御目標電圧を、被測定ガス中のH2Oガスが実質的に解離しない第1基準電圧(例えば450mV)から、被測定ガス中のH2Oガスが解離する第2基準電圧(例えば1000mV)に切り替えている。そして、それぞれの電圧で検知されるポンプ電流である第1電流及び第2電流に基づいて、H2Oガス濃度を検出している。
特開2010−281732号公報
しかしながら、制御目標電圧を第1基準電圧から第2基準電圧に切り替えても、フィードバック制御されたポンプ電流が安定して、適正な第2電流が得られるようになるまでには、例えば、数秒〜10秒程度の比較的長い待ち時間を要する。一方、H2Oガス濃度を検出している間は、酸素濃度の検知ができなくなるため、エンジンについてのガスセンサの酸素濃度出力(空燃比出力)を用いた空燃比のフィードバック制御ができなくなり、オープンループ制御となってしまう。このため、適切にH2Oガス濃度を検出しつつも、H2Oガス濃度の検出に要する時間をできる限り短縮することが求められていた。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであって、特定ガス(酸素など)の濃度の検知のほかに、ガスセンサを用いて被測定ガス中のH2Oガス濃度を測定するなど目標電圧を変更してガスセンサを用いるにあたり、フィードバック制御されるポンプ電流を早期に安定化させうるガスセンサ制御装置を提供するものである。
その一態様は、酸素イオン伝導性の第1固体電解質体及びこの第1固体電解質体上に形成された一対の第1電極を有する起電力セル、及び、酸素イオン伝導性の第2固体電解質体及びこの第2固体電解質体上に形成された一対の第2電極を有するポンプセル、を備えるガスセンサを用いて、被測定ガス中の特定ガス濃度を検知するガスセンサ制御装置であって、上記一対の第1電極間に生じる起電力セル電圧が目標電圧となるように、上記一対の第2電極間を流れるポンプ電流をフィードバック制御する電流制御手段と、上記目標電圧を、上記特定ガス濃度を検知する際に用いる第1目標電圧及び、上記第1目標電圧と異なる第2目標電圧のいずれかに設定する電圧設定手段と、上記フィードバック制御に用いる制御定数群を、上記目標電圧が上記第1目標電圧であるときは第1制御定数群に、上記目標電圧が上記第2目標電圧であるときは第2制御定数群に設定する定数群設定手段と、を備え、上記第2制御定数群は、上記第1制御定数群とは、少なくとも1つの制御定数の値が異なり、上記目標電圧を上記第1目標電圧から上記第2目標電圧に変更して、上記ポンプ電流を上記フィードバック制御したときに、上記第1制御定数群を用い続けた場合よりも、上記ポンプ電流が早く安定する制御定数群であるガスセンサ制御装置である。
このガスセンサ制御装置では、フィードバック制御に用いる制御定数群を第1制御定数群にあるいは第2制御定数群に設定する定数群設定手段を有しており、目標電圧を第1目標電圧から第2目標電圧に切り替えるときは、制御定数群も第1制御定数群から第2制御定数群に切り替える。
これにより、目標電圧を第2目標電圧に変更した後、第1制御定数群をそのまま用い続けてフィードバック制御する場合に比して、ポンプ電流を早期に安定させることができる。
なお、ガスセンサが検知する特定ガス濃度としては、酸素センサが検知する酸素濃度や、NOxセンサが検知する窒素酸化物(NOx)の濃度などが挙げられる。
また、第1目標電圧としては、例えば、酸素濃度を検知する場合にあっては、400mV〜500mVとするのが好ましい。
なお、電流制御手段で用いるフィードバック制御としては、PI制御、PID制御が挙げられる。そして、これらの制御を行う電流制御手段としては、アナログ演算を行うアナログ演算回路や、デジタル演算を行うマイクロプロセッサやDSP(デジタルシグナルプロセッサ)が挙げられる。
さらに、上述のガスセンサ制御装置であって、前記第1目標電圧は、上記被測定ガス中のH2Oガスが実質的に解離しない電圧であり、前記第2目標電圧は、上記第1目標電圧よりも高く上記被測定ガス中のH2Oガスが解離する電圧であり、前記ポンプ電流であって、前記起電力セル電圧が上記第1目標電圧となった状態において、前記一対の第2電極間を流れる第1ポンプ電流を検知する第1電流検知手段と、上記ポンプ電流であって、上記起電力セル電圧が上記第2目標電圧となった状態において、上記一対の第2電極間を流れる第2ポンプ電流を検知する第2電流検知手段と、上記第1ポンプ電流及び上記第2ポンプ電流に基づいて、前記被測定ガス中のH2Oガス濃度を検知するH2O濃度検知手段と、を備えるガスセンサ制御装置とすると良い。
このガスセンサ制御装置では、上述の第1ポンプ電流及び第2ポンプ電流に基づいて、被測定ガス中のH2Oガス濃度を検知している。しかも目標電圧の変更とともに、フィードバック制御に用いる制御定数群を変更しているので、第1ポンプ電流を取得した後、第2ポンプ電流の取得までに要する時間が短く、かつ、適切に第2ポンプ電流を取得することができる。これにより、測定時間が短く、かつ、適切にH2Oガス濃度を検知できるガスセンサ制御装置が得られる。
なお、このH2Oガス濃度の検知にあたっては、第1ポンプ電流の測定時と第2ポンプ電流の測定時で、被測定ガス中の酸素濃度の変化をなくすと良い。このため、被測定ガス中の酸素濃度が予め定めた値となる状況であるとき、例えば、アイドリング状態での停車中等において、いわゆるストイキ制御が継続して行われている場合や、フューエルカット時などに、H2Oガス濃度の検知を行うと良い。
また、第2目標電圧は、第1目標電圧よりも高く被測定ガス中のH2Oガスが解離する電圧である。逆に言えば、この第2目標電圧の値は、被測定ガス中のH2Oガスが解離可能な電圧まで高くする必要がある。但し、第2目標電圧の値を高くしすぎると、ガスセンサの起電力セル(第1固体電解質体)にブラックニングを生じるおそれがある。このため、第2目標電圧の値は、H2Oガスが十分に解離可能な範囲で、できるだけ低く定める
のが好ましい。具体的には、950mV〜1100mVで用いるのが好ましい。
さらに、上述のガスセンサ制御装置であって、前記H2O濃度検知手段は、前記第2ポンプ電流から前記第1ポンプ電流を減じた差分電流を用いて、前記H2Oガス濃度を検知するガスセンサ制御装置とすると良い。
このガスセンサ制御装置では、上述の差分電流を用いて、H2Oガス濃度を検知しており、簡易な処理で、適切にH2Oガス濃度を検知することができる。
さらに、上述のいずれかのガスセンサ制御装置であって、前記電流制御手段は、前記起電力セル電圧に基づき、前記フィードバック制御のアナログ演算を行うアナログ演算回路を含み、上記アナログ演算回路は、前記制御定数群の値を定める1または複数の回路素子を有し、前記定数群設定手段は、上記アナログ演算回路における上記回路素子の接続を切り替え、上記制御定数群を前記第1制御定数群及び前記第2制御定数群のいずれかに設定するスイッチを含むガスセンサ制御装置とすると良い。
このガスセンサ制御装置では、スイッチによる回路素子の接続の切り替えにより、フィードバック制御に用いる制御定数群を適切に設定することができる。
なお、スイッチによる回路素子の接続を切り替えには、使用する回路素子を切り替えるもののほか、回路素子同士の接続を変えるもの(例えば、直列から並列に変えるもの)や、回路素子の両端の短絡/非短絡を切り替えるものなどが含まれる。
さらに、前述のいずれかのガスセンサ制御装置であって、前記電流制御手段は、前記起電力セル電圧に基づき、前記フィードバック制御のデジタル演算を行う演算部を含み、前記定数群設定手段は、上記デジタル演算に利用する前記制御定数群を前記第1制御定数群及び前記第2制御定数群のいずれかに設定するガスセンサ制御装置とすると良い。
このガスセンサ制御装置によれば、電流制御手段が、フィードバック制御のデジタル演算を行うにあたり、制御定数群を適切に設定することができる。
さらに、前述のいずれかのガスセンサ制御装置であって、前記フィードバック制御は、PID制御であり、前記制御定数群は、上記PID制御における、比例定数、積分定数、微分定数を定めるガスセンサ制御装置とすると良い。
このガスセンサ制御装置によれば、PID制御によるフィードバック制御を用いて、ポンプ電流を適切にフィードバック制御できる。
実施形態に係るガスセンサ制御装置及びガスセンサを内燃機関の制御に用いた場合の全体構成を示す説明図である。 実施形態に係るガスセンサ制御装置の概略構成を示す説明図である。 ガスセンサの構成を示す概略断面図である。 図2のガスセンサ制御装置のうち、実施形態に係るPID制御回路の概略構成を示す説明図である。 実施形態に係るガスセンサ制御装置のうち、マイクロプロセッサの処理動作を示すフローチャートである。 図2のガスセンサ制御装置のうち、変形形態に係るPID制御回路の概略構成を示す説明図である。
(実施形態)
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係るガスセンサ制御装置1及びガスセンサ2を内燃機関の制御に用いた場合の全体構成を示す図である。また、図2は、ガスセンサ制御装置1の概略構成を示す図である。
ガスセンサ2は、車両(図示しない)の内燃機関ENG(エンジン)の排気管EPに装着され、排気ガスEG(被測定ガス)中の酸素濃度(空燃比)をリニアに検出して、内燃機関ENGにおける空燃比フィードバック制御に用いる空燃比センサ(全領域酸素センサ)である。このガスセンサ2は、図2に示すように、酸素濃度を検出するセンサ素子部3、及びセンサ素子部3を加熱するヒータ部80を有する。
ガスセンサ制御装置1は、このガスセンサ2に接続され、これを制御する。また、ガスセンサ制御装置1は、接続バス101を介して、車両のCANバス102に接続され、ECU100との間でデータの送受信が可能とされている。ガスセンサ制御装置1は、マイクロプロセッサ30と、ガスセンサ2のセンサ素子部3を制御するセンサ素子部制御回路40と、ヒータ部80を制御するヒータ部制御回路70とを備えている。
まず、ガスセンサ2について説明する。図3は、ガスセンサ2の構成を示す概略構成図である。ガスセンサ2のうち、センサ素子部3は、ポンプセル14と、多孔質層18と、起電力セル24と、をこの順番に積層した積層体である。そして、このセンサ素子部3に、さらにヒータ部80が積層されている。
ポンプセル14は、板状でジルコニアを主体とした酸素イオン伝導性を有する固体電解質体からなる電解質層14cを基体とし、その両面に多孔質の白金を主体とする一対の電極12,16(多孔質電極)が形成されている。具体的には、電解質層14cの一方の面(図中、上方)である外面14Eに外電極12が、他方の面(図中、下方)である内面14Iに内電極16が、それぞれ形成されている。
同様に、起電力セル24は、板状でジルコニアを主体とした酸素イオン伝導性を有する固体電解質体からなる電解質層24cを基体とし、その両面に多孔質の白金を主体とする一対の電極22,28(多孔質電極)が形成されている。具体的には、電解質層24cの一方の面(図中、下方)である外面24Eに外電極28が、他方の面(図中、上方)である内面24Iに内電極22が、それぞれ形成されている。
ポンプセル14の電解質層14cの内面14Iは、起電力セル24の電解質層24cの内面24Iと対向し、電解質層14cと電解質層24cの間には、多孔質層18が挟まれている。多孔質層18は、電解質層14cの内面14I及び電解質層24cの内面24Iの縁に沿う多孔質壁部18cを有しており、多孔質層18の内部は、この多孔質壁部18cと電解質層14cと電解質層24cとによって囲まれ、排気ガスEGを導入可能な中空の測定室20を構成している。なお、多孔質層18は、測定室20内に排気ガスEGを導入する際の流入速度を制限する。
この測定室20内には、ポンプセル14の内電極16及び、起電力セル24の内電極22が露出している。これらの電極16,22は、互いに電気的に導通されると共に、センサ素子部3の端子COMに接続している。また、ポンプセル14の外電極12はセンサ素子部3の端子Ip+に接続し、起電力セル24の外電極28はセンサ素子部3の端子Vs+に接続している。
また、ポンプセル14の外電極12の全体は、外電極12の被毒を抑制する保護層15によって覆われている。保護層15は、多孔質のセラミック等によって形成されており、排気ガスEGの流れる流路中に配置されている。排気ガスEGは、保護層15を通じて、外電極12に到達し得る。
ヒータ部80は、起電力セル24の電解質層24cの外面24Eに積層されており、導体で形成されたヒータ抵抗87を、一対のアルミナシート83,85で挟んだ構成を有している。ヒータ部80で、センサ素子部3の温度を高めることによって、センサ素子部3の電解質層14c,24cを活性化させる。これにより、酸素イオンが電解質層14c,24c中を移動できるようになる。
また、ヒータ部80のアルミナシート83は、起電力セル24の外電極28の全体を覆うことによって、外電極28を封止している。なお、外電極28(多孔質電極)の内部の空間(孔)は、基準酸素室26を形成しており、次述するように、内部酸素基準源として機能する。
次いで、図2を参照しつつ、ガスセンサ制御装置1について説明する。センサ素子部制御回路40は、ASICを中心に構成され、接続経路41,42,43(具体的には、回路基板上の配線及びリード線)を介して、センサ素子部3の3つの端子Vs+,Ip+,COMにそれぞれ接続されている。そして、このセンサ素子部制御回路40は、センサ素子部3の起電力セル24に一定の微小電流Icpを流しつつ、起電力セル24の両端に発生する起電力セル電圧Vsが450mV(=第1目標電圧Vr1(後述する))になるように、ポンプセル14に流すポンプ電流Ipを制御して、多孔質層18を通じて測定室20に導入された排気ガスEG中の酸素の汲み入れ汲み出しを行う。そして、ポンプセル14に流れるポンプ電流Ipの電流値及び電流の方向は、多孔質層18を通じて測定室20内に導入される排気ガスEG中の酸素濃度(空燃比)に応じて変化することから、このポンプ電流Ipに基づいて排気ガスEG中の酸素濃度を検出することができる。なお、微小電流Icpは、起電力セル24に対して、測定室20の酸素を外電極28(多孔質電極)の側に汲み出す方向に流されており、これにより、基準酸素室26は内部酸素基準源として機能する。
このセンサ素子部制御回路40では、ポンプ電流Ipの大きさは、電圧信号に変換されたガス検出信号Vipとして検出され、ガス検出信号出力端子44から出力される。また、センサ素子部制御回路40は、このガス検出信号Vipの検出の他に、センサ素子部3の起電力セル24の素子抵抗Rpvsに応じて変化する電圧変化量ΔVsの検出を行い、電圧変化量出力端子45から出力する。そして、マイクロプロセッサ30は、ガス検出信号Vip及び電圧変化量ΔVsを、A/D入力ポート31,32を通じて入力可能にされている。なお、検出されたガス検出信号Vipの値は、接続バス101を通じて、ECU100に向けて送出される。
ヒータ部制御回路70は、2本のリード線71,72を介して、ガスセンサ2のヒータ部80に接続されると共に、マイクロプロセッサ30のPWM出力ポート34に接続され、このPWM出力ポート34から出力されるPWMパルスにより、ヒータ部80への通電のオンオフをPWM制御する。
次いで、センサ素子部3により酸素濃度を測定する際の、センサ素子部制御回路40の動作について説明する。
センサ素子部3の端子COMは、接続経路43及び抵抗器Rを介してVcent点に接続している。また、端子Ip+は、接続経路42を介して、第2オペアンプOP2の出力端子に接続している。さらに、端子Vs+は、接続経路41を介して、第4オペアンプOP4の非反転入力端子+に接続している。また、端子Vs+は、定電流源回路62にも接続している。この定電流源回路62は、前述した一定の微小電流Icpを起電力セル24に流す。
さらに、センサ素子部制御回路40は、上述の抵抗器Rや定電流源回路62のほか、第1オペアンプOP1から第5オペアンプOP5、1個の第1スイッチSW1、3個の第2スイッチSW2、2個の第3スイッチSW3、PID制御回路69、差動増幅回路61、電流源63,64,65,66、制御部59などから構成されている。そして、定電流源回路62、起電力セル24、抵抗器Rは、この順に接続経路41,43を介して接続されて、微小電流Icpを流す電流路を構成している。
酸素濃度を測定する際には、制御部59により第1スイッチSW1がオン状態とされている。これにより、センサ素子部3の端子Vs+の電位は、接続経路41並びに、電圧フォロア回路をなす第4オペアンプOP4及び第1オペアンプOP1を介して、PID制御回路69の入力端子ITに入力される。なお、制御部59は、センサ素子部制御回路40をなすASIC内に構成されたロジック回路である。この制御部59は、センサ素子部制御回路40のコマンド受信ポート46を通じて、マイクロプロセッサ30のシリアル送信ポート33と接続しており、マイクロプロセッサ30からの指令に基づいて、第1スイッチSW1から第3スイッチSW3のオンオフ状態の制御などを行う。
また、第2オペアンプOP2のうち、一方の入力端子はVcent点に接続され、他方の入力端子には基準電圧Vc(=+3.6V)が印加されている。そして、前述の通り、出力端子は接続経路42を介して、センサ素子部3の端子Ip+に接続されている。なお、Vcent点は、PID制御回路69の基準端子RTにも接続されている。
PID制御回路69は、上述の入力端子IT及び基準端子RTに加えて、出力端子OTを有し、第4オペアンプOP4及び第1オペアンプOP1を介して入力されたセンサ素子部3の端子Vs+の電位(入力端子IT)とVcent点における電位(基準端子RT)との電位差が450mVとなるように、ポンプ電流Ipの大きさをPID制御する。具体的には、PID制御回路69で、制御目標電圧(450mV)と起電力セル24の両端(電極28,22間)に発生する起電力セル電圧Vsとの偏差がPID演算され、第2オペアンプOP2にフィードバックされることで、第2オペアンプOP2は、ポンプセル14にポンプ電流Ipを流す。
さらに、センサ素子部制御回路40は、ポンプ電流Ipの大きさを検出し、電圧信号に変換する検出抵抗R1を備え、この検出抵抗R1の両端電圧(電位Vcentと電位Vpidとの差電圧)は、差動増幅回路61により差動増幅され、ガス検出信号Vipとしてガス検出信号出力端子44から出力される。前述の通り、ポンプ電流Ipの電流値及び電流の方向は、酸素濃度(空燃比)に応じて変化するので、ポンプ電流Ipの大きさを電圧信号に変換したガス検出信号Vipから、酸素濃度を検知することができる。
マイクロプロセッサ30は、このガス検出信号(酸素濃度信号)VipをA/D入力ポート31を通じ、デジタル値に変換して取得すると共に、取得した値を接続バス101を通じて、ECU100に向けて送出する。
なお、センサ素子部制御回路40は、起電力セル24の素子抵抗Rpvsに応じて変化する電圧変化量ΔVsの検出にも用いられる。図2に示すセンサ素子部制御回路40は、この電圧変化量ΔVsの検出に用いる回路ブロックを含むが、その動作及び回路の詳細については、例えば、特開2008−203190に開示されており、公知のものであるので、ここでは説明を省略する。前述の通り、電圧変化量ΔVsは、センサ素子部制御回路40の電圧変化量出力端子45から出力され、マイクロプロセッサ30のA/D入力ポート32に入力される。マイクロプロセッサ30は、電圧変化量ΔVsの値を定期的に検出し、電圧変化量ΔVsから起電力セル24の素子抵抗Rpvsを検知する。そして、この素子抵抗Rpvsが所定の目標抵抗値となるように、ヒータ部制御回路70によって、ヒータ部80への通電がフィードバック制御され、センサ素子部3が加熱される。
次いで、このガスセンサ制御装置1を用いて、H2Oガス濃度を測定する手法について説明する。前述したように、排気ガスEG中の酸素濃度を測定する際には、起電力セル電圧Vsが第1目標電圧Vr1=450mVになるように、ポンプ電流Ipを制御した。これに対し、H2Oガス濃度を測定するに際しては、起電力セル電圧Vsが第2目標電圧Vr2=1000mVとなるように、ポンプ電流Ipを制御する。即ち、起電力セル電圧Vsを第1目標電圧Vr1=450mVから第2目標電圧Vr2=1000mVに切り替える。具体的には、センサ素子部制御回路40のPID制御回路69は、図4に示すように、起電力セル電圧Vsの目標電圧Vrが、第1目標電圧Vr1=450mVとなるように設定された第1設定電圧V1(=Vc−Vr1)を出力する第1定電圧源69aと、第2目標電圧Vr2=1000mVとなるように設定された第2設定電圧V2(=Vc−Vr2)を出力する第2定電圧源69bの2つを内部に有しており、起電力セル電圧Vsを切り替え可能とされている。さらに具体的には、制御部59によってアナログマルチプレクサMUX1を切り替えて、第1定電圧源69a、第2定電圧源69bの2つの出力のうちのいずれかが、オペアンプ69cの非反転入力端子+に入力される。オペアンプ69cは、ボルテージフォロアを構成しており、その出力は、第1設定電圧V1(=Vc−Vr1)あるいは第2設定電圧V2(=Vc−Vr2)となる。また、PID制御回路69は、この他に、入力端子IT(=Vs+)と第1設定電圧V1(=Vc−Vr1)あるいは第2設定電圧V2(=Vc−Vr2)との和と、基準端子RT(≒Vc)との偏差を増幅するオペアンプ69d、このオペアンプ69dの出力に接続され、PID演算を行うPID演算部69eを有している。
さらに、本実施形態のPID演算部69eには、ポンプ電流Ipをフィードバック制御に用いる制御定数群の切り替えを行うためのアナログマルチプレクサMUX2及び回路素子群69f〜69kが外付けされているが、詳細については後述する。これらにより、起電力セル電圧Vsが、第1目標電圧Vr1(=450mV)または第2目標電圧Vr2(=1000mV)のいずれかの目標電圧Vrになるように制御される。
このうち、第2目標電圧Vr2(=1000mV)は、排気ガスEG中のO2ガスに加えて、H2Oガスも解離する電圧である。一方、第1目標電圧Vr1(=450mV)は、O2ガスは解離するが、排気ガスEG中のH2Oガスが実質的に解離しない電圧である。
被測定ガスである排気ガスEGのガスセンサ2への供給状況が、継続して排気ガスEG中の酸素濃度が予め定めた値となる状況であるとき、例えば、信号待ち、その他アイドリング状態での停車中において、いわゆるストイキ制御が継続して行われている場合や、フューエルカット時など、特定の測定開始条件が揃うと、ECU100からH2Oガス濃度の測定の指示が出される。本実施形態のガスセンサ制御装置1は、この指示に従って測定を開始する。測定開始の直後は、目標電圧Vrは第1目標電圧Vr1(=450mV)とされており、起電力セル電圧Vsがこの第1目標電圧Vr1になるように、ポンプ電流Ipが制御されている。そして、起電力セル電圧Vsが第1目標電圧Vr2になった状態において、電極12,16間を流れるポンプ電流Ipである第1ポンプ電流Ip1の値を測定する。なお、前述の通り、ポンプ電流Ipの大きさは、検出抵抗R1によって検出されて、ガス検出信号(酸素濃度信号)Vipとして出力されている。
次に、目標電圧Vrを第2目標電圧Vr2(=1000mV)に切り替え、起電力セル電圧Vsが第2目標電圧Vr2になるように、ポンプ電流Ipを制御する。そして、起電力セル電圧Vs及びポンプ電流Ipが安定するまでに要する所定時間を経過した後、起電力セル電圧Vsが第2目標電圧Vr2となった状態において、電極12,16間を流れるポンプ電流Ipである第2ポンプ電流Ip2の値を測定する。なお、この測定の間、排気ガスEGの供給状況、即ち、エンジンの駆動状態(例えば、アイドリング状態)が一定に保たれて、空燃比が理論空燃比状態を保つなど、排気ガスEGの酸素濃度は一定であるとする。
その後、第2ポンプ電流Ip2からO2ガスの解離によって流れる第1ポンプ電流Ip1を減じた差分電流ΔIp(=Ip2−Ip1)を算出すれば、この差分電流ΔIpはH2Oガスの解離に起因する電流となるので、この差分電流ΔIpから排気ガスEG中のH2Oガス濃度を測定することができる。
但し、目標電圧Vrを第1電圧Vr1(=450mV)から第2電圧Vr2(=1000mV)に切り替えても、フィードバック制御されたポンプ電流Ipが安定して、適正な第2ポンプ電流Ip2が得られるようになるまでには、例えば、数秒〜10秒程度の比較的長い待ち時間を要する。一方、H2Oガス濃度を検出している間は、酸素濃度の検知ができなくなるため、エンジン制御において、ガスセンサの酸素濃度出力(空燃比出力)を用いた空燃比のフィードバック制御ができなくなり、オープンループ制御となってしまう。このため、適切にH2Oガス濃度を検出しつつも、H2Oガス濃度の検出に要する時間はできる限り短縮することが望まれる。
そこで、本実施形態のガスセンサ制御装置1では、目標電圧Vrを第1電圧Vr1(=450mV)から第2電圧Vr2(=1000mV)に切り替えるときに、ポンプ電流Ipを早期に安定させるべく、PID制御回路69のPID演算部69eにおいて、ポンプ電流Ipのフィードバック制御に用いる制御定数群の切り替えを行っている。図4に示すように、PID制御回路69のPID演算部69eには、アナログマルチプレクサMUX2及び、図示しない抵抗器及びコンデンサで構成された回路素子群69f〜69kが外付けされている。PID演算部69eは、図示しないオペアンプを中心に構成され、外付けの回路素子群69f〜69kと共に、PID制御によるフィードバック制御のアナログ演算を行うアナログ演算回路を構成している。
回路素子群69f,69g,69hは、PID演算部69eで行うPID演算で用いる比例定数Kp、積分定数Ki、微分定数Kdの各制御定数の値をそれぞれ、Kp1,Ki1,Kd1(これらを第1制御定数群Kpid1とする)に設定する。一方、回路素子群69i,69j,69kは、PID演算に用いる比例定数Kp、積分定数Kp、微分定数Kdの各制御定数の値をそれぞれ、Kp1,Ki1,Kd1とは異なるKp2,Ki2,Kd2(これらを第2制御定数群Kpid2とする)に設定する。そして、回路素子群69fと回路素子群69i、回路素子群69gと回路素子群69j、回路素子群69hと回路素子群69kがそれぞれ対になって、アナログマルチプレクサMUX2に接続されており、制御部59によってアナログマルチプレクサMUX2を一斉に切り替えることにより、第1制御定数群Kpid1及び第2制御定数群Kpid2のいずれか一方が、PID制御回路69における制御定数群Kpidに設定される。なお、第2制御定数群Kpid2は、目標電圧Vrを第1目標電圧Vr1から第2目標電圧に変更して、ポンプ電流Ipをフィードバック制御したときに、第1制御定数群Kpid1を用い続けた場合よりも、ポンプ電流Ipが早く安定する制御定数群Kpidである。そこで、本実施形態では、目標電圧Vrが第1目標電圧Vr1であるときは、制御定数群Kpidを第1制御定数群Kpid1に設定し、目標電圧Vrが第2目標電圧Vr2であるときは、制御定数群Kpidを第2制御定数群Kpid2に設定する。
なお、本実施形態では、第2制御定数群Kpid2のKp2,Ki2,Kd2を、いずれも第1制御定数群Kpid1のKp1,Ki1,Kd1と異なる値とした例を示した。しかし、第2制御定数群Kpid2は、目標電圧Vrを第2目標電圧Vr2に変更してフィードバック制御したときに、第1制御定数群Kpid1を用い続けた場合よりも、ポンプ電流Ipが早く安定する制御定数群Kpidであれば良く、このようにするにあたって、第2制御定数群Kpid2と第1制御定数群Kpid1とは、比例定数Kp、積分定数Ki、微分定数Kdの各制御定数のうちのいずれかが異なってれば良い。
このように、本実施形態のガスセンサ制御装置1では、H2Oガス濃度を検出するにあたり、目標電圧Vrを第1目標電圧Vr1から第2目標電圧Vr2に変更するのに合わせて、ポンプ電流Ipのフィードバック制御に用いるPID制御回路69(PID演算部69e)の制御定数群Kpidを、第1制御定数群Kpid1から第2制御定数群Kpid2変更している。
これにより、目標電圧Vrを第2目標電圧Vr2に変更した後、第1制御定数群Kpid1をそのまま用い続けてフィードバック制御する場合に比して、ポンプ電流Ipを早期に安定させることができる。
次いで、本実施形態に係るガスセンサ制御装置1(特にマイクロプロセッサ30)の動作を、図5のフローチャートを参照して説明する。
ガスセンサ制御装置1のマイクロプロセッサ30は、図5に示すメイン処理を予め定められたタイミング毎に定期的に実行し、酸素濃度の検知を行っている。そして、ECU100からH2Oガス濃度の検知指示があったときに、H2Oガス濃度の検知を行う。
予め定められたタイミング毎にメイン処理が起動されると、まず、ステップS1で、酸素濃度を検知する。なお、このとき、センサ素子部制御回路40のPID制御回路69において、起電力セル電圧Vsの目標電圧Vrは、第1目標電圧Vr1=450mVに設定されており、起電力セル電圧Vsがこの第1目標電圧Vr1になるように、ポンプ電流Ipが制御されている。また、このポンプ電流Ipのフィードバック制御に用いるPID制御回路69(PID演算部69e)の制御定数群Kpidは、第1制御定数群Kpid1に設定されている。そして、このときのポンプ電流Ipの大きさをガス検出信号(酸素濃度信号)Vipとして検知する。
続くステップS2では、アイドリング状態での停止中やフューエルカット時など、特定の測定開始条件が揃った場合に出されるECU100からのH2Oガス濃度の検知指示があるか否かを判断する。検知指示がない場合(No)には、そのまま本メイン処理を終了する。即ち、ステップS1の酸素濃度の検知のみが行われる。一方、H2Oガス濃度の検知指示があった場合(Yes)は、ステップS3に進む。
ステップS3では、目標電圧Vrが第1目標電圧Vr1(=450mV)とされ、起電
力セル電圧Vsがこの第1目標電圧Vr1となっているときのポンプ電流Ipの大きさ(ガス検出信号Vip)を、第1ポンプ電流Ip1として読み込み、記憶する。次いで、ステップS4では、ステップS5での目標電圧Vrの変更に先立ち、制御定数群Kpidを第1制御定数群Kpid1から第2制御定数群Kpid2に変更する。具体的には、制御部59を通じてアナログマルチプレクサMUX2を切り替え、回路素子群69f,69g,69hに代えて、回路素子群69i,69j,69kをPID演算部69eで用いるようにする。次いで、ステップS5では、目標電圧Vrを第2目標電圧Vr2(=1000mV)に変更する。具体的には、制御部59を通じてアナログマルチプレクサMUX1を切り替え、第1定電圧源69aに代えて、第2定電圧源69bをオペアンプ69cに接続する。そして、続くステップS6では、このステップS5での目標電圧Vrの変更から、起電力セル電圧Vs及びポンプ電流Ipが安定するまでに要する予め定めた所定時間が経過したか否かを判断する。所定時間が経過していない場合(No)は、ステップS7に進む。
ステップS7では、ステップS2でECU100から出されたH2Oガス濃度の検知指示が継続しているか否かを判断する。検知指示が継続している場合(Yes)は、ステップS6に戻り、ステップS6とステップS7を繰り返しながら、所定時間の経過を待つ。そして、所定時間が経過した場合には、ステップS6でYesとなり、ステップS8に進む。一方、所定時間の経過を待っている途中で、ECU100からの検知指示が無くなると、ステップS7でNoとなり、ステップS12に進む。
なお、ステップS4で、制御定数群Kpidを第2制御定数群Kpid2に変更することにより、第1制御定数群Kpid1をそのまま用い続けてフィードバック制御する場合に比して、ポンプ電流Ipを早期に安定させることができるので、ステップS6における所定時間は、第1制御定数群Kpid1を用い続けた場合よりも短く設定されている。
そして、ステップS8では、起電力セル電圧Vsが第2目標電圧Vr2(=1000mV)となっているときのポンプ電流Ipの大きさ(ガス検出信号Vip)を、第2ポンプ電流Ip2として読み込み、記憶する。
次いで、ステップS9では、差分電流ΔIpを、ΔIp=Ip2−Ip1により算出する。続くステップS10で、差分電流ΔIpとH2Oガス濃度CCとの関係を示すテーブルを参照して、得られた差分電流ΔIpに対応するH2Oガス濃度CCを得る。そして、続くステップS11で、検知したH2Oガス濃度CCを、接続バス101を通じて、ECU100に向けて送出する。
次いで、ステップS12では、制御定数群Kpidを第1制御定数群Kpid1に戻す。具体的には、制御部59を通じてアナログマルチプレクサMUX2を切り替え、回路素子群69i,69j,69kに代えて、回路素子群69f,69g,69hをPID演算部69eで用いるようにする。さらに、続くステップS13では、目標電圧Vrを第1電圧Vr1(=450mV)に戻す。具体的には、制御部59を通じてアナログマルチプレクサMUX1を切り替え、第2定電圧源69bに代えて、第1定電圧源69aをオペアンプ69cに接続する。そして、ステップS13の実行が終了すると、本メイン処理を終了する。なお、ステップS7でNoとなった場合も、これらステップS12,S13を実行した後、本メイン処理を終了する。
本実施形態では、起電力セル24の電極22,28が、一対の第1電極に相当し、ポンプセル14の電極12,16が、一対の第2電極に相当する。また、起電力セル24の電解質層24cが第1固体電解質体に相当し、ポンプセル14の電解質層14cが、第2固体電解質体に相当する。
さらに、センサ素子部制御回路40のPID制御回路69が、電流制御手段に相当する。また、センサ素子部制御回路40の検出抵抗R1、差動増幅回路61及び、ステップS3を実行しているマイクロプロセッサ30が、第1電流検知手段に相当する。また、センサ素子部制御回路40の検出抵抗R1,差動増幅回路61及び、ステップS8を実行しているマイクロプロセッサ30が、第2電流検知手段に相当する。また、センサ素子部制御回路40のうち、PID制御回路69の第1定電圧源69a、第2定電圧源69b及びアナログマルチプレクサMUX1、制御部59並びに、ステップS5,S13を実行しているマイクロプロセッサ30が、電圧設定手段に相当する。
また、PID制御回路69のPID演算部69eが、フィードバック制御のアナログ演算を行うアナログ演算回路に相当し、アナログマルチプレクサMUX2が、回路素子群69f〜69kの接続を切り替えるスイッチに相当する。そして、アナログマルチプレクサMUX2、制御部59及び、ステップS4,S12を実行しているマイクロプロセッサ30が、定数群設定手段に相当する。
さらに、ステップS9,S10を実行しているマイクロプロセッサ30が、H2Oガス濃度検知手段に相当する。
以上で説明したように、本実施形態のガスセンサ制御装置1では、ポンプ電流Ipのフィードバック制御に用いる制御定数群Kpidを第1制御定数群Kpid1にあるいは第2制御定数群Kpid2に設定する定数群設定手段(ステップS4,S12)を有しており、目標電圧Vrを第1目標電圧Vr1から第2目標電圧に切り替えるとき(ステップS5)は、制御定数群Kpidも第1制御定数群Kpid1から第2制御定数群Kpid2に切り替える(ステップS4)。
これにより、目標電圧Vrを第2目標電圧Vr2に変更した後、第1制御定数群Kpid1をそのまま用い続けてフィードバック制御する場合に比して、ポンプ電流Ipを早期に安定させることができる。即ち、ステップS6における所定時間を短く設定できる。
さらに、本実施形態のガスセンサ制御装置1では、第1ポンプ電流Ip1及び第2ポンプ電流Ip2に基づいて、被測定ガス中のH2Oガス濃度を検知している。しかも目標電圧Vrの変更とともに、ポンプ電流Ipのフィードバック制御に用いる制御定数群Kpidを変更しているので、第1ポンプ電流Ip1を取得した後、第2ポンプ電流Ip2の取得までに要する時間が短く、かつ、適切に第2ポンプ電流Ip2を取得することができる。これにより、測定時間が短く、かつ、適切にH2Oガス濃度を検知できるガスセンサ
制御装置1が得られる。
さらに、本実施形態のガスセンサ制御装置1では、差分電流ΔIp(=Ip2−Ip1)を用いて、H2Oガス濃度を検知しており、簡易な処理で、適切にH2Oガス濃度を検知することができる。
さらに、本実施形態のガスセンサ制御装置1では、アナログマルチプレクサMUX2による回路素子群69f〜69kの接続の切り替えにより、フィードバック制御に用いる制御定数群Kpidである第1制御定数群Kpid1及び第2制御定数群Kpid2を適切に変更することができる。
さらに、本実施形態のガスセンサ制御装置1によれば、PID制御回路69のPID制御によるフィードバック制御を用いて、ポンプ電流Ipを適切にフィードバック制御できる。
(変形形態)
次に、上述の実施形態の変形形態に係るガスセンサ制御装置1Aについて説明する。前述の実施形態のガスセンサ制御装置1は、センサ素子部制御回路40のPID制御回路69が、図4に示したように、アナログ演算回路であるPID演算部69eを含む構成であり、アナログマルチプレクサMUX2で回路素子群69f〜69kの接続を切り替えることにより、第1制御定数群Kpid1と第2制御定数群Kpid2とを切り替えた。
これに対し、本変形形態のガスセンサ制御装置1Aでは、センサ素子部制御回路40が、アナログ演算回路により構成されたPID制御回路69に代えて、図6に示すデジタル演算部169bを含むDSP(デジタルシグナルプロセッサ)により構成されたPID制御回路169を備えている。即ち、本変形形態では、センサ素子部制御回路40に、PID制御回路169をDSPで構成したASICを用いている。
PID制御回路169は、A/D変換部169a、デジタル演算部169b及びD/A変換部169cを備える。基準端子RT及び入力端子ITの電位は、共にA/D変換器169aによって、デジタル値に変換されてデジタル演算部169bに入力される。また、デジタル演算部169bは、制御部59から指示により、目標電圧Vrとして、第1目標電圧Vr1及び第2目標電圧Vr2のいずれかに相当するデジタル値を設定する電圧設定部169b1と、制御部59からの指示により、制御定数群Kpidとして、第1制御定数群Kpid1及び第2制御定数群Kpid2のいずれかをデジタル値で設定する定数群設定部169b2とを有する。そして、デジタル演算部169bは、これらのデジタル値を用いて、フィードバック制御(PID制御)のデジタル演算を行い、その結果をD/A変換部169cに向けてデジタル値で出力する。D/A変換部169cは、デジタル演算部169bから出力されたデジタル値をアナログの電圧に変換し、出力端子OTから出力する。センサ素子部制御回路40のうち、PID制御回路169以外の部分については、図2に示した実施形態と同様の処理が行われる。なお、その他については、実施形態と同様の構成であり、また、マイクロプロセッサ30は、図5のフローチャートに示した実施形態と同様の動作を行うので、これらについては説明を省略する。
本変形形態では、PID制御回路169が、電流制御手段に相当する。また、電圧設定部169b1、制御部59並びに、ステップS5,S13を実行しているマイクロプロセッサ30が、電圧設定手段に相当する。
また、PID制御回路169のデジタル演算部169bが、フィードバック制御のデジタル演算を行う演算部に相当し、定数群設定部169b2、制御部59及び、ステップS4,S12を実行しているマイクロプロセッサ30が、定数群設定手段に相当する。
本変形形態のガスセンサ制御装置1Aは、デジタル演算部169bに定数群設定部169b2を備えており、実施形態と同様に、目標電圧Vrを第1目標電圧Vr1から第2目標電圧に切り替えるときに、制御定数群Kpidも第1制御定数群Kpid1から第2制御定数群Kpid2に切り替える。
これにより、目標電圧Vrを第2目標電圧Vr2に変更した後、第1制御定数群Kpid1をそのまま用い続けてフィードバック制御する場合に比して、ポンプ電流Ipを早期に安定させることができる。
さらに、本変形形態のガスセンサ制御装置1Aによれば、フィードバック制御のデジタル演算を行うにあたり、デジタル演算部169bの定数群設定部169b2で制御定数群Kpidを適切に設定することができる。
さらに、本変形形態のガスセンサ制御装置1Aによれば、PID制御回路169のPID制御によるフィードバック制御を用いて、ポンプ電流Ipを適切にフィードバック制御できる。
以上において、本発明のガスセンサ制御装置を、実施形態及び変形形態のガスセンサ制御装置1,1Aに即して説明したが、本発明は実施形態及び変形形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施形態及び変形形態では、ガスセンサ2として、排気ガスEG中の酸素濃度(空燃比)を検出する酸素センサを用いたが、「ガスセンサ」は、酸素センサに限られず、窒素酸化物(NOx)の濃度を検出するNOxセンサなどであっても良い。
また、ガスセンサは排気管に装着されるものに限定されず、EGR装置を備えるエンジンの吸気管に装着されて、吸気ガス中の酸素濃度を検出するガスセンサに本発明を適用しても良い。
また、実施形態では、比例定数Kp、積分定数Ki、微分定数Kdのいずれをも切り替えた。しかし、切り替える制御定数として、例えば、比例定数Kpのみ、比例定数Kpと積分定数Kiのみとするなど、用いる制御定数群の一部のみを切り替えるようにしても良い。また、PI制御、PID制御以外の制御手段を採用し、これに用いる制御定数を切り替えるようにしても良い。
また、実施形態では、アナログマルチプレクサMUX2によって、使用する回路素子群(69fと69i、69gと69j、69hと69k)を切り替えたが、回路素子同士の接続を変えたり、回路素子の両端の短絡/非短絡を切り替える構成としても良い。
また、変形形態では、センサ素子部制御回路40に、PID制御部169をDSP(デジタルシグナルプロセッサ)で構成したASICを用い、このASICに内蔵されたDSPによりフィードバック制御のデジタル演算を行った。しかし、ASICとは別のマイクロプロセッサや専用のデジタル演算回路によりデジタル演算を行う構成としても良い。
1,1A ガスセンサ制御装置
2 ガスセンサ
3 センサ素子部
14 ポンプセル
14c 電解質層(第2電解質体)
24 起電力セル
24c 電解質層(第1電解質体)
12,16 (ポンプセルの)電極(第2電極)
22,28 (起電力セルの)電極(第1電極)
Vs+,Ip+,COM (センサ素子部の)端子
80 ヒータ部
Ip ポンプ電流
Vs 起電力セル電圧
Vip ガス検出信号(酸素濃度信号)
30 マイクロプロセッサ
34 PWM出力ポート
40 センサ素子部制御回路
59 制御部(電圧設定手段,定数群設定手段)
61 差動増幅回路(第1電流検出手段、第2電流検出手段)
69,169 PID制御回路(電流制御手段)
69a 第1定電圧源(電圧設定手段)
69b 第2定電圧源(電圧設定手段)
69e PID演算部(アナログ演算回路)
69f,69g,69h,69i,69j,69k 回路素子群(回路素子)
MUX1 アナログマルチプレクサ(電圧設定手段)
MUX2 アナログマルチプレクサ(定数群設定手段)
R1 検出抵抗(第1電流検出手段、第2電流検出手段)
70 ヒータ部制御回路
ENG 内燃機関(エンジン)
EP 排気管
EG 排気ガス(被測定ガス)
100 ECU
Vr 目標電圧
Vr1 第1目標電圧
Vr2 第2目標電圧
Ip1 第1ポンプ電流
Ip2 第2ポンプ電流
ΔIp 差分電流
CC H2Oガス濃度
Kpid 制御定数群
Kpid1 第1制御定数群
Kpid2 第2制御定数群
S3 第1電流検知手段
S8 第2電流検知手段
S5,S13 電圧設定手段
S4,S12 定数群設定手段
S9,S10 H2O濃度検知手段

Claims (6)

  1. 酸素イオン伝導性の第1固体電解質体及びこの第1固体電解質体上に形成された一対の第1電極を有する起電力セル、及び、酸素イオン伝導性の第2固体電解質体及びこの第2固体電解質体上に形成された一対の第2電極を有するポンプセル、を備えるガスセンサを用いて、被測定ガス中の特定ガス濃度を検知するガスセンサ制御装置であって、
    上記一対の第1電極間に生じる起電力セル電圧が目標電圧となるように、上記一対の第2電極間を流れるポンプ電流をフィードバック制御する電流制御手段と、
    上記目標電圧を、
    上記特定ガス濃度を検知する際に用いる第1目標電圧及び、
    上記第1目標電圧と異なる第2目標電圧のいずれかに設定する
    電圧設定手段と、
    上記フィードバック制御に用いる制御定数群を、
    上記目標電圧が上記第1目標電圧であるときは第1制御定数群に、
    上記目標電圧が上記第2目標電圧であるときは第2制御定数群に設定する
    定数群設定手段と、を備え、
    上記第2制御定数群は、
    上記第1制御定数群とは、少なくとも1つの制御定数の値が異なり、
    上記目標電圧を上記第1目標電圧から上記第2目標電圧に変更して、上記ポンプ電流を上記フィードバック制御したときに、上記第1制御定数群を用い続けた場合よりも、上記ポンプ電流が早く安定する制御定数群である
    ガスセンサ制御装置。
  2. 請求項1に記載のガスセンサ制御装置であって、
    前記第1目標電圧は、上記被測定ガス中のH2Oガスが実質的に解離しない電圧であり、
    前記第2目標電圧は、上記第1目標電圧よりも高く上記被測定ガス中のH2Oガスが解離する電圧であり、
    前記ポンプ電流であって、前記起電力セル電圧が上記第1目標電圧となった状態において、前記一対の第2電極間を流れる第1ポンプ電流を検知する第1電流検知手段と、
    上記ポンプ電流であって、上記起電力セル電圧が上記第2目標電圧となった状態において、上記一対の第2電極間を流れる第2ポンプ電流を検知する第2電流検知手段と、
    上記第1ポンプ電流及び上記第2ポンプ電流に基づいて、前記被測定ガス中のH2Oガス濃度を検知するH2O濃度検知手段と、を備える
    ガスセンサ制御装置。
  3. 請求項2に記載のガスセンサ制御装置であって、
    前記H2O濃度検知手段は、
    前記第2ポンプ電流から前記第1ポンプ電流を減じた差分電流を用いて、前記H2Oガス濃度を検知する
    ガスセンサ制御装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のガスセンサ制御装置であって、
    前記電流制御手段は、
    前記起電力セル電圧に基づき、前記フィードバック制御のアナログ演算を行うアナログ演算回路を含み、
    上記アナログ演算回路は、
    前記制御定数群の値を定める1または複数の回路素子を有し、
    前記定数群設定手段は、
    上記アナログ演算回路における上記回路素子の接続を切り替え、上記制御定数群を前記第1制御定数群及び前記第2制御定数群のいずれかに設定するスイッチを含む
    ガスセンサ制御装置。
  5. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のガスセンサ制御装置であって、
    前記電流制御手段は、
    前記起電力セル電圧に基づき、前記フィードバック制御のデジタル演算を行う演算部を含み、
    前記定数群設定手段は、
    上記デジタル演算に利用する前記制御定数群を前記第1制御定数群及び前記第2制御定数群のいずれかに設定する
    ガスセンサ制御装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のガスセンサ制御装置であって、
    前記フィードバック制御は、PID制御であり、
    前記制御定数群は、上記PID制御における、比例定数、積分定数、微分定数の少なくともいずれかである
    ガスセンサ制御装置。
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