JP4572735B2 - ガス濃度検出装置 - Google Patents

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本発明は、ガス濃度センサを構成するセンサ素子の濃度検出信号を用いてガス濃度検出を行うガス濃度検出装置に関するものである。
例えば、車両用エンジンより排出される排ガスを検出対象として同ガス中の酸素濃度(空燃比)を検出する限界電流式の空燃比センサ(いわゆるA/Fセンサ)が知られている。すなわち、A/Fセンサは、固体電解質層と該固体電解質層に設けられる一対の電極とよりなるセンサ素子を有し、該センサ素子への電圧印加に伴いその都度の酸素濃度に応じた素子電流を流すよう構成されている。そして、センサ素子に流れる素子電流が計測され、その計測結果から酸素濃度(空燃比)が検出されるようになっている。
上記A/Fセンサでは、センサ素子が活性状態にあることを前提に酸素濃度が正確に検出できるため、当該センサ素子の活性状態を知るべくセンサ素子の素子抵抗検出(インピーダンス検出)が行われる。具体的には、A/Fセンサに接続されたセンサ回路では、マイクロコンピュータ等の演算装置から周期的に出力される素子抵抗検出指令信号に基づいてセンサ印加電圧を正側又は負側に一時的に変化させ、その電圧変化に応答する電流変化量を計測する。そして、演算装置では、センサ回路にて計測した電流変化量をA/D変換器等を介して読み込むと共に、その時の電圧変化量と電流変化量との比により素子インピーダンスを演算する。この場合、センサ印加電圧に伴う電流の応答変化は一時的なものであるため、その電流変化のピーク値をピークホールド回路にて記憶保持し、演算装置ではピークホールド回路の保持値をA/D処理するようにしている(例えば特許文献1参照)。これにより、演算装置が一定周期で電流変化量を読み込む構成(A/D処理する構成)において、電流変化量の真値を誤差無く読み込むことができる。
上記のとおりインピーダンス検出時の電流変化量をピークホールド回路にて記憶保持する場合、有効な精度を確保するには、予め定められた所定期間内に電流変化量を読み込む必要がある。すなわち、演算装置において電流変化量の読み込みタイミングが早すぎると、その電流変化量が確定前である可能性があり、逆に遅すぎるとピークホールド回路の保持値が変化してしまい真値でない可能性がある。そこで、演算装置内臓のタイマ等を用いてインピーダンス検出開始からの時間を計測し、規定時間が経過したタイミングでピークホールド回路の保持値を読み込むようにしている。
ところが既存の構成では、ピークホールド回路の保持値を読み込むために演算装置でのタイマによる時間計測が不可欠となっている。これに対して近年では、制御内容が益々多様化、複雑化する傾向にあり、演算装置においてタイマ等のリソースの軽減や処理負荷軽減が要望されている。それ故に、その要望に応えることのできる改良技術が必要であった。
特開2000−81414号公報
本発明は、ガス濃度検出に関わる演算装置のリソースや処理負荷の軽減を図ることができるガス濃度検出装置を提供することを主たる目的とするものである。
本発明のガス濃度検出装置において、センサ回路は、マイクロコンピュータ等の演算装置から周期的に出力される指令信号に従い、該指令信号の出力タイミングから所定時間が経過するまでの期間で演算装置に対して特定期間信号を出力する一方、センサ素子に対して一時的に所定量の電圧変化又は電流変化を付与してそれに応答する電流又は電圧の応答変化量を計測し記憶保持する。センサ回路は、例えばピークホールド回路を備えて構成される。演算装置は、前記特定期間信号を基に判定したタイミングで、センサ回路にて記憶保持された前記応答変化量を読み込み、該読み込んだ応答変化量に基づいてセンサ素子の素子抵抗値を演算する。
要するに、センサ回路において、素子抵抗検出時の電流又は電圧の応答変化量を計測し記憶保持する構成では、その応答変化量が正しく記憶保持された後であり、且つ記憶保時された応答変化量が変化したりする前に応答変化量が演算装置に読み込まれなければならない。この場合、演算装置では、応答変化量の読み込みタイミングを判定する必要がある。上記構成では、演算装置はセンサ回路から出力される特定期間信号を基に応答変化量の読み込みタイミングを判定するため、従来技術のように当該タイミングを計るためのタイマ処理等を行う必要はない。従って、ガス濃度検出に関わる演算装置のリソースや処理負荷の軽減を図ることができる。
センサ回路が出力する特定期間信号は、マイクロコンピュータ等の演算装置からの指令信号に基づき出力される他、該指令信号に関係なく出力される構成であっても良い。
素子抵抗の演算時には、センサ素子に流れる素子電流が一時的に変化しガス濃度演算が不可能となるため、センサ回路から演算装置に対してガス濃度演算を一時的に禁止するための演算禁止信号が出力される。この場合、演算禁止信号を前記特定期間信号として用いると良い。つまり、演算装置は、演算禁止信号を基に応答変化量の読み込みタイミングを判定する。
かかる構成において、演算装置は、演算禁止信号が演算禁止レベルから許可レベルに移行するタイミングで、センサ回路にて記憶保持された前記応答変化量を読み込むと良い。
また、前記センサ回路は、前記特定期間信号として、前記応答変化量を計測すべき期間を表す応答変化量計測許可信号を出力すると良い。
また、前記特定期間信号を複数のパルス信号にて構成することが考えられる。この場合、演算装置は、前記パルス信号の何れかを基に判定したタイミングで、センサ回路にて記憶保持された前記応答変化量を読み込むと良い。本構成によれば、何れのパルスエッジを基にタイミング判定するかによって、応答変化量の読み込みタイミングを適宜変更することができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明のガス濃度検出装置を具体化した第1の実施の形態を図面に従って説明する。本実施の形態では、車載エンジンより排出される排ガス(燃焼ガス)を被検出ガスとして同ガス中の酸素濃度(空燃比、以下A/Fとも言う)を検出する空燃比検出装置を具体化しており、空燃比の検出結果はエンジンECU等により構成される空燃比制御システムにて用いられる。空燃比制御システムでは、空燃比をストイキ近傍でフィードバック制御するストイキ燃焼制御や、同空燃比を所定のリーン領域でフィードバック制御するリーン燃焼制御等が適宜実施される。
先ずはじめに、ガス濃度センサとしてのA/Fセンサの構成を図2を用いて説明する。本A/Fセンサは積層型構造のセンサ素子10を有し、図2にはセンサ素子10の断面構成を示す。実際には当該センサ素子10は図2の紙面直交方向に延びる長尺状をなし、素子全体がハウジングや素子カバー内に収容される構成となっている。
センサ素子10は、固体電解質層11、拡散抵抗層12、遮蔽層13及び絶縁層14を有し、これらが図の上下に積層されて構成されている。同素子10の周囲には図示しない保護層が設けられている。長方形板状の固体電解質層11は部分安定化ジルコニア製のシートであり、その固体電解質層11を挟んで上下一対の電極15,16が対向配置されている。電極15,16は白金Pt等により形成されている。拡散抵抗層12は電極15へ排ガスを導入するための多孔質シートからなり、遮蔽層13は排ガスの透過を抑制するための緻密層からなる。これら各層12,13は何れも、アルミナ、ジルコニア等のセラミックスをシート成形法等により成形したものであるが、ポロシティの平均孔径及び気孔率の違いによりガス透過率が相違するものとなっている。
絶縁層14はアルミナ、ジルコニア等のセラミックスからなり、電極16に対面する部位には大気ダクト17が形成されている。また、同絶縁層14には白金Pt等により形成されたヒータ18が埋設されている。ヒータ18は、バッテリ電源からの通電により発熱する線状の発熱体よりなり、その発熱により素子全体を加熱する。ヒータ18は、絶縁層14に埋設される構成(センサ素子10に内蔵される構成)以外に、センサ素子10に外付けされる構成であっても良い。なお以下の説明では、電極15を拡散層側電極、電極16を大気側電極とも言うこととする。本実施の形態では、大気側電極16に接続される端子を正側端子(+端子)、拡散層側電極15に接続される端子を負側端子(−端子)としている。
上記センサ素子10において、その周囲の排ガスは拡散抵抗層12の側方部位から導入されて拡散層側電極15に達する。排ガスがリーンの場合、排ガス中の酸素は電極15,16間の電圧印加により拡散層側電極15で分解され、イオン化されて固体電解質層11を通過した後、大気側電極16より大気ダクト17に排出される。このとき、大気側電極16→拡散層側電極15の向きに電流(正電流)が流れる。また、排ガスがリッチの場合、逆に大気ダクト17内の酸素が大気側電極16で分解され、イオン化されて固体電解質層11を通過した後、拡散層側電極15より排出される。そして、排ガス中のHCやCO等の未燃成分と触媒反応する。このとき、拡散層側電極15→大気側電極16の向きに電流(負電流)が流れる。
図3は、A/Fセンサについての基本的な電圧−電流特性(V−I特性)を示す図面である。図3において、電圧軸(横軸)に平行な平坦部分はセンサ素子10の素子電流Ip(限界電流)を特定する限界電流域であって、この素子電流Ipの増減が空燃比の増減(すなわち、リーン・リッチの程度)に対応している。つまり、空燃比がリーン側になるほど素子電流Ipは増大し、空燃比がリッチ側になるほど素子電流Ipは減少する。
このV−I特性において、限界電流域よりも低電圧側は抵抗支配域となっており、抵抗支配域における一次直線部分の傾きはセンサ素子10の直流内部抵抗Riにより特定される。直流内部抵抗Riは素子温に応じて変化し、素子温が低下すると直流内部抵抗Riが増大する。すなわちこのとき、抵抗支配域の一次直線部分の傾きが小さくなる(直線部分が寝た状態となる)。また、素子温が上昇すると直流内部抵抗Riが減少する。すなわちこのとき、抵抗支配域の一次直線部分の傾きが大きくなる(直線部分が立った状態となる)。図中のRGは、センサ素子10への印加電圧Vpを決定するための印加電圧特性(印加電圧線)を表している。
図1は、センサ制御回路100の構成を示す電気回路図である。図1において、センサ素子10の大気側電極16に接続された+端子T1には、オペアンプ21及び電流検出抵抗22を介して基準電源23が図示の如く接続され、同センサ素子10の拡散層側電極15に接続された−端子T2にはオペアンプ24及び抵抗25を介して印加電圧制御回路30が接続されている。電流検出抵抗22の一端のA点は基準電圧Ref1と同じ電圧に保持される。素子電流Ipは電流検出抵抗22を介して流れ、素子電流Ipに応じてB点の電圧が変化する。排ガスがリーンの場合、センサ素子10には+端子T1から−端子T2に向けて素子電流Ipが流れるためB点電圧が上昇し、逆にリッチの場合、センサ素子10には−端子T2から+端子T1に向けて素子電流Ipが流れるためB点電圧が低下する。このB点電圧が、空燃比の検出結果であるA/F出力電圧AFOとして素子電流出力回路31を介してマイコン200に出力される。素子電流出力回路31は例えばS/H(サンプルホールド)回路により構成されており、空燃比検出時におけるB点電圧がサンプルされ、所定のゲートオン期間内においてサンプル値が逐次更新されて出力される。マイコン200は、A/F出力電圧AFOをA/DポートAD1より取り込み、該取り込んだA/F出力電圧AFOに基づいてその都度の空燃比(A/F値)を算出する。このA/F値は空燃比フィードバック制御等に適宜用いられる。
印加電圧制御回路30は、A/F出力電圧AFO(B点電圧のサンプルホールド値)をモニタしつつその値に応じてセンサ素子10に印加すべき電圧を決定するものであり、前記図3に示す印加電圧特性RGの如く、基本的に素子電流Ipの増加時(すなわちB点電圧の上昇時)に印加電圧を上昇させるよう印加電圧制御を実施する。但し、センサ印加電圧は固定値であっても良い。
また、本空燃比検出装置では、いわゆる掃引法を用いてセンサ素子10の素子インピーダンスZacが検出されるようになっており、一定周期で空燃比検出が一時的に中断され、その際センサ印加電圧が通常の空燃比検出用の印加電圧(印加電圧制御回路30による制御電圧)からインピーダンス検出用の印加電圧に切り替えられる。すなわち、マイコン200は、シーケンス制御回路40に対して出力するインピーダンス検出指令信号SG1を、例えば128msec毎にインピーダンス検出実行を表す信号レベルに操作し、シーケンス制御回路40は、インピーダンス検出指令信号SG1の信号変化をトリガとして、電圧切替回路35に対して出力する電圧切替信号SG2を、電圧切替実行を表す信号レベルに操作する。電圧切替回路35は電圧切替信号SG2に基づいてセンサ印加電圧を交流的に変化させる。これにより、センサ印加電圧に対して例えば1kHz〜20kHz程度の交流的な変化が付与され、この交流的な電圧変化に応答して素子電流が変化する。本実施の形態では、センサ印加電圧の正側又は負側への変化量を0.2Vとしている。
かかる場合、B点電圧が電流変化量検出回路32により計測され、該計測値が電流変化量信号Ioutとしてマイコン200に出力される。電流変化量検出回路32は、例えばHPF(ハイパスフィルタ)とP/H(ピークホールド)回路とを直列に接続して構成されており、このP/H回路により、所定のゲートオン期間内において計測されたB点電圧(電流ピーク値)が記憶保持される。なお、ゲートオン期間は、シーケンス制御回路40から出力されるゲート指令信号SG3により規定され、一旦ピークホールドされた電流ピーク値はゲートオンのタイミング毎にリセットされる。
因みに、印加電圧制御回路30、素子電流出力回路31、電流変化量検出回路32、電圧切替回路35及びシーケンス制御回路40は、各々の機能を集約した1つのIC回路で構成される。
マイコン200は、電流変化量検出回路32から出力される電流変化量信号IoutをA/DポートAD2より取り込み、該取り込んだ電流変化量信号Ioutに基づいてインピーダンス検出時の電流変化量を算出する。そして、マイコン200は、インピーダンス検出時の電圧変化量と電圧変化に応答する電流変化量とに基づいて素子インピーダンスZacを算出する(Zac=電圧変化量/電流変化量)。更に、素子インピーダンスZacが所定の目標値に保持されるようヒータ18への通電を制御する。これにより、センサ素子10が一定の目標温度(例えば750℃)に保持されるようになる。
また、インピーダンス検出時には、素子電流Ipが強制的に掃引操作されるためにA/F出力電圧AFOが有効なものでなくなり、空燃比検出が不可能となる。それ故に、シーケンス制御回路40は、インピーダンス検出指令信号SG1の入力から所定時間が経過するまでの期間で空燃比検出を禁止し、それ以外の期間で空燃比検出を許可するための空燃比検出許可/禁止信号SG4をマイコン200に対して出力する。
ところで、上記のとおりインピーダンス検出時の電流変化量を電流変化量検出回路32(P/H回路)にて記憶保持する構成において、有効な精度を確保するには、マイコン200により所定の有効読み込み期間内に電流変化量信号Ioutが読み込まれる必要がある。すなわち、電流変化量検出回路32(P/H回路)において電流ピーク値が正しく記憶保持された後であって、且つ記憶保持された電流ピーク値が変化したりする前に、マイコン200により電流変化量信号Ioutが読み込まれなければならない。そこで本実施の形態では、シーケンス制御回路40からマイコン200に出力される空燃比検出許可/禁止信号SG4を基に、電流変化量信号Ioutの読み込みタイミングを判定するようにしている。
図4は、インピーダンス検出時における各種信号等の挙動を示すタイムチャートである。
図4において、タイミングt1では、マイコン200により、インピーダンス検出指令信号SG1としてONレベルのパルス信号が出力され、それに伴い、シーケンス制御回路40からマイコン200に出力される空燃比検出許可/禁止信号SG4が許可レベルから禁止レベルに変更される。空燃比検出許可/禁止信号SG4は、タイミングt1から所定時間(本実施の形態では4.5msec)が経過するまでの期間で禁止レベルに保持され、これにより当該期間(t1〜t4の期間)においてA/F出力電圧AFOに基づく空燃比検出が禁止される。
また、タイミングt2では、シーケンス制御回路40から電圧切替回路35に対し電圧切替信号SG2としてONレベルのパルス信号が出力され、それに伴いセンサ印加電圧が正側及び負側に一時的に切替操作される。そして、センサ印加電圧の変化に応答する電流変化量が電流変化量検出回路32で計測される。このとき、電流変化量検出回路32のP/H回路では、タイミングt2でゲート指令信号SG3がONされるのに伴い、前回の電流変化時に記憶保持した電流ピーク値が一旦クリアされ、その後新たに、今回の電流変化に伴う電流ピーク値が記憶保持される。ゲート指令信号SG3がOFFされるタイミングt3では、今回の電流変化に伴う電流ピーク値が確定する。
その後、空燃比検出許可/禁止信号SG4が禁止レベルから許可レベルに戻るタイミングt4では、マイコン200においてADポート介して電流変化量信号Ioutが読み込まれる。このとき、少なくともセンサ印加電圧の変化開始後1msec〜同変化開始後10msecの期間内であれば、電流変化量検出回路32のP/H回路で電流ピーク値が真値のまま保持され、タイミングt4はこの期間内であるため、電流変化量信号Ioutが正確に読み込まれる。そして、その電流変化量信号IoutのA/D値を基に素子インピーダンスZacが算出される。
以上詳述した本実施の形態によれば、インピーダンス検出時において、マイコン200は、タイマ等による時間計測を行わず、シーケンス制御回路40から出力される空燃比検出許可/禁止信号SG4を基に判定したタイミングで電流変化量信号Ioutを読み込むため、タイマ等のリソースの軽減や処理負荷低減を図ることができる。
(第2の実施の形態)
次に、O2センサへの適用例を説明する。O2センサは、起電力セルを構成するコップ構造のセンサ素子を有するものであり、排ガス中の酸素濃度に応じてセンサ素子の電極間に起電力が発生する。O2センサはセンサ素子を加熱するためのヒータを備える。
図5は、センサ制御回路の構成を示す電気的構成図である。図5に示すように、O2センサ60の一方の端子には抵抗61とLPF(ローパスフィルタ)62とが各々接続されている。排ガス中の酸素濃度に応じてO2センサ60で起電力が発生すると、その都度の起電力に相応するO2出力がLPF62を介して出力される。LPF62より出力されるO2出力は、マイコン300のADポートに取り込まれる。マイコン300は、O2出力を基に空燃比のリッチ/リーン判定などを実施する。
なお、LPF62は、O2出力に重畳するノイズや交流信号を排除するためのフィルタであり、後述するようにインピーダンス検出のためにO2センサ60の端子電圧(センサ端子電圧)が交流的に変化する場合にも、その影響によるO2出力の精度低下が抑制されるようになっている。
インピーダンス検出のための構成として、O2センサ60の一方の端子には、交流電圧源63、分圧抵抗64及びカップリングコンデンサ65からなる直列回路が接続されており、O2センサ60とカップリングコンデンサ65との間には、HPF(ハイパスフィルタ)66、P/H回路(ピークホールド回路)67及び増幅回路68からなる直列回路が接続されている。ここで、交流電圧源63の出力電圧をVa、カップリングコンデンサ65の両端子のうち分圧抵抗64側の端子電圧をVb、同O2センサ60側の端子電圧をVc、HPF66の出力側の電圧をVd、増幅回路68の出力電圧をVeとする。電圧Vcは、通常の酸素濃度検出時において、その都度の酸素濃度に応じた起電力となっており、前述したようにリッチ雰囲気では概ね0.9V、リーン雰囲気では概ね0Vである。分圧抵抗64の抵抗値はRである。
また、本制御回路には交流変化指令回路70が設けられている。マイコン300は、交流変化指令回路70に対して出力するインピーダンス検出指令信号SG11を、例えば128msec毎にインピーダンス検出実行を表す信号レベルに操作し、交流変化指令回路70は、インピーダンス検出指令信号SG11の信号変化をトリガとして、交流電圧源63に対して出力する交流電圧指令信号SG12を、交流電圧出力を表す信号レベルに操作する。交流電圧源63は、交流電圧指令信号SG12に基づいて交流電圧を生成し出力する。
また、交流変化指令回路70は、インピーダンス検出指令信号SG11の入力から所定時間が経過するまでの期間において「O2出力」による酸素濃度検出を禁止し、それ以外の期間で酸素濃度検出を許可するための酸素濃度検出許可/禁止信号SG13をマイコン300に対して出力する。特に本実施の形態では、マイコン300において、交流変化指令回路70から出力される酸素濃度検出許可/禁止信号SG13を基にセンサ端子電圧(電圧Vc)の読み込みタイミングが判定されるようになっている。
P/H回路67は、入力信号を取り込む入力コンパレータや、該コンパレータの出力側に一端が接続され他端が接地されたコンデンサなどにより構成されており、入力信号のピーク値をホールドする。また、P/H回路67は内部にLPFを含む構成となっており、入力信号にノイズ等が重畳する場合においてそのノイズが除去されるようになっている。例えば、ヒータ通電制御としてPWM制御が行われる場合、ヒータ通電のON/OFFが繰り返し行われるために電流のON/OFFが常に生じる。そのため、この電流変化に起因する磁束の変化がヒータハーネスと一緒に束ねられるセンサハーネスに伝播してヒータノイズが発生すると考えられるが、このヒータノイズがP/H回路67内のLPFによって除去される。もちろん、ヒータノイズ以外のノイズも前記LPFにより除去される。
交流電圧源63は「交流変化付与手段」に相当し、マイコン300からの指令に従い所定の周波数にて電圧Vaを正側及び負側に掃引変化させる。このとき、電圧Vaの変化に伴い分圧抵抗64、カップリングコンデンサ65及びO2センサ60よりなる電流経路で電流が流れ、センサ端子電圧である電圧Vcは、O2センサ60の素子インピーダンスと分圧抵抗64の抵抗値とで分圧される電圧値に変化する。そしてこの電圧Vcが、HPF66、P/H回路67及び増幅回路68を通じて、インピーダンス検出電圧Veとしてマイコン300のADポートに取り込まれる。
マイコン300では、次の(1)式にて素子インピーダンスZacが算出される。
Zac=Vc/{(Va−Vc)/R} …(1)
上記(1)式において、電圧Vaと抵抗値Rは固定値であり、電圧Vcを計測することにより、素子インピーダンスZacの算出が可能となる。つまり、マイコン300は、電圧VcをHPF66、P/H回路67及び増幅回路68を介して取り込み、該取り込んだ値を基に、素子インピーダンスZacを算出する。
交流電圧源63による電圧Vaの掃引周波数は例えば10kHz程度、分圧抵抗64の抵抗値Rは1kΩ程度である。また、カップリングコンデンサの65の容量は、O2出力への影響を考えると0.1〜1μFとするのが望ましく、コストやサイズの制約から0.2μF以下とするのが望ましい。但し、インピーダンス検出のためには容量が大きいほど有利であると考えられる。本実施の形態では、コンデンサ容量を0.1μFとしている。因みに、O2センサ60の容量成分は例えば正常時に1000μF程度、劣化時に100μF程度であり、カップリングコンデンサ60の容量はO2センサ60の容量成分に対して十分に小さいものとなっている。
ここで、電圧の交流変化時において、上記のようにセンサ端子電圧(電圧Vc)を計測する場合、センサ端子電圧Vcは、そのピーク値が素子インピーダンスに相関がある値となるとともに、収束過程においてセンサ容量のばらつきによる影響を受けることもない。故に、素子インピーダンスの算出精度を確保することができる。特に、カップリングコンデンサ65は、O2センサ60の容量成分よりも十分に容量の小さいものであるため、センサ端子電圧Vcの収束はカップリングコンデンサ65へのチャージスピードが支配的となり、センサ端子電圧VcはO2センサ60の個体差や劣化等による容量変化の影響を受けない。したがって、O2センサ60の個体差や劣化等による容量変化の影響を受けることなく、素子インピーダンスを精度良く算出することができる。
以上第2の実施の形態によれば、インピーダンス検出時において、マイコン300は、タイマ等による時間計測を行わず、交流電圧指令回路70から出力される酸素濃度検出許可/禁止信号SG13を基に判定したタイミングでセンサ端子電圧(電圧Vc)を読み込むため、タイマ等のリソースの軽減や処理負荷低減を図ることができる。
なお、本発明は上記実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施しても良い。
上記第1の実施の形態では、空燃比検出許可/禁止信号SG4が禁止レベルから許可レベルに戻るタイミングで、マイコン200が電流変化量信号Ioutを読み込む構成としたが、これを変更する。例えば、一定周期でA/D処理を行う構成において、空燃比検出許可/禁止信号SG4が許可レベルから禁止レベルに移行した後、次のA/Dタイミングでマイコン200が電流変化量信号Ioutを読み込む構成としても良い。又は、空燃比検出許可/禁止信号SG4が許可レベルから禁止レベルに移行した後、n回後(n≧2)のA/Dタイミングでマイコン200が電流変化量信号Ioutを読み込む構成としても良い。
また、インピーダンス検出時にシーケンス制御回路40からマイコン200に出力される信号(特定期間信号)を複数のパルス信号にて構成し、マイコン200は、前記パルス信号の何れかを基に判定したタイミングで、電流変化量信号Ioutを読み込むようにしても良い。かかる場合、何れのパルスエッジを基にタイミング判定するかによって、電流変化量信号Ioutの読み込みタイミングを適宜変更することができる。但し何れにしても、電流変化量検出回路32(P/H回路)に記憶保持された電流ピーク値が有効である期間内にマイコン200により電流変化量信号Ioutが読み込まれる構成であれば良い。
上記第1の実施の形態では、マイコン200から受信したインピーダンス検出指令信号SG1に基づき、シーケンス制御回路40が空燃比検出許可/禁止信号SG4を生成しマイコン200に対して出力する構成としたが、これを変更し、シーケンス制御回路40が、例えば所定の時間周期で空燃比検出許可/禁止信号SG4を生成しマイコン200に対して出力する構成としても良い。またこの場合、空燃比検出許可/禁止信号SG4に代えて、シーケンス制御回路40がインピーダンス検出を許可する旨を表すインピーダンス検出許可信号(応答変化量計測許可信号に相当)を出力する構成としても良い。マイコン200から出力されるインピーダンス検出指令信号SG1を構成要素から外すことも可能である。
図6は、シーケンス制御回路40がインピーダンス検出許可信号を出力する場合の動作を説明するためのタイムチャートである。図6において、タイミングt11では、センサ印加電圧が正側及び負側に掃引変化され、それに応答して電流変化量信号Ioutが図示の如く変化する。そして、タイミングt11から所定時間Taが経過したタイミングt12では、シーケンス制御回路40がマイコン200に対してインピーダンス検出許可信号を出力する。インピーダンス検出許可信号は、t12〜t13までの期間Tb内で継続的に出力され(ONレベルで保持され)、その期間内で電流変化量信号Ioutがマイコン200に取り込まれる。つまり、期間Tbはインピーダンス有効検出期間に相当する。その後、所定のインピーダンス検出周期が経過したタイミングt14では、前記同様にセンサ印加電圧の掃引等が行われる。
上記のようにマイコンからの指令信号に関係なくセンサ制御回路が所定信号(特定期間信号に相当)を出力する構成は、第2の実施の形態のようにO2センサを制御対象とする場合にも適用可能である。この場合、マイコン300からのインピーダンス検出指令信号SG11に関係なく、交流電圧指令回路70が酸素濃度検出許可/禁止信号SG13(又はインピーダンス検出許可信号)をマイコン300に対して出力する構成とする。
また、空燃比検出時に空燃比検出信号をサンプリングするサンプルホールド回路(又は酸素濃度検出時に酸素濃度検出信号をサンプリングするサンプルホールド回路)を備えた構成では、インピーダンス検出時にマイコンからサンプルホールド回路にホールド信号が出力される。これにより、インピーダンス検出期間においてそれまでの空燃比検出信号が保持される。かかる構成において、マイコンから出力されるサンプルホールド信号に基づいて、例えばシーケンス制御回路40が空燃比検出許可/禁止信号SG4を生成しマイコン200に対して出力する構成としても良い。
上記実施の形態では、インピーダンス検出に際し、センサ素子10に対して一時的に所定量の電圧変化を付与しそれに応答する電流変化量を計測する構成としたが、これを以下のように変更する。すなわち、インピーダンス検出に際し、センサ素子10に対して一時的に所定量の電流変化を付与しそれに応答する電圧変化量を計測するようにしても良い。
上記第1の実施の形態では、A/Fセンサとして図2のセンサ素子構造を有するものを説明したが、他のセンサ素子構造を有するA/Fセンサに本発明を適用することも可能である。例えば、1層の固体電解質層を有する構成に限らず、2層の固体電解質層を有する構成や、3層の固体電解質層を有する構成のA/Fセンサに本発明を適用したり、積層型構造のA/Fセンサに限らず、コップ型構造のA/Fセンサに本発明を適用したりすることも可能である。
他のセンサ具体例を説明する。図7に示すセンサ素子SE1では、2層の固体電解質81,82を有しており、一方の固体電解質81には一対の電極83,84が対向配置され、他方の固体電解質82には一対の電極85,86が対向配置されている。なお、電極83〜85は図の左右対象に2カ所に見えるが、それらは紙面の前後何れかの部位で連結された同一部材である。本センサ素子SE1では、固体電解質81及び電極83,84によりポンプセル91が構成され、固体電解質82及び電極85,86により酸素検知セル92が構成されている。各電極83〜86はセンサ制御回路100に接続されている。図7において、符号87はガス導入孔、符号88は多孔質拡散層、符号89は大気ダクト、符号90はヒータである。酸素検知セル92は、一般に起電力セル、酸素濃度検出セルとも称される。
上記センサ素子構造を有するA/Fセンサにおいて、酸素検知セル92は、排ガスがストイキに対してリーンかリッチかに応じて2値(0V又は0.9V)の起電力出力を発生する。例えばリーンである場合、酸素検知セル92の起電力出力が小さくなり、逆にリッチである場合、酸素検知セル92の起電力出力が大きくなる。かかる場合において、酸素検知セル92の起電力出力がストイキ値(0.45V)になるようにポンプセル91の印加電圧が制御される。
図8に示すセンサ素子構造であっても良い。図8のセンサ素子SE2では、3層の固体電解質101,102,103を有し、固体電解質101には一対の電極104,105が対向配置され、固体電解質102には一対の電極106,107が対向配置されている。本センサ素子SE2では、固体電解質101及び電極104,105によりポンプセル111が構成され、固体電解質102及び電極106,107により酸素検知セル112が構成されている。また、固体電解質103は、酸素基準室108を確保するための壁材を構成している。図8において、符号109は多孔質拡散層、符号110はガス検出室である。なお、酸素検知セル112は、前記図7の酸素検知セル72と同様、一般に起電力セル、酸素濃度検出セルとも称される。
また、酸素濃度を検出対象とするA/Fセンサ以外に、他の成分濃度を検出対象とするガス濃度センサにも本発明が適用できる。例えば、複合型のガス濃度センサは、固体電解質層にて形成された複数のセルを有し、そのうち第1セル(ポンプセル)では被検出ガス中の酸素を排出又はくみ出すと共に酸素濃度を検出し、第2セル(センサセル)では酸素排出後のガスから特定成分濃度を検出する。このガス濃度センサは、例えば排ガス中のNOx濃度を検出するNOxセンサとして具体化されるものであり、何れかのセルを対象にして素子インピーダンスが検出される。本センサにおいても、本発明の適用により、マイコン等の演算装置についてタイマ等のリソースの軽減や処理負荷低減を図ることができる。また、上記第1セル、第2セルに加え、酸素排出後の残留酸素濃度を検出するための第3セル(モニタセル、若しくは第2ポンプセル)等の複数のセルを有するガス濃度センサであっても良い。
NOx濃度を検出可能なガス濃度センサの他に、特定成分濃度としてHC濃度やCO濃度を検出可能なガス濃度センサにも適用できる。この場合、ガス濃度センサは、ポンプセルにて被検出ガス中の余剰酸素を排出し、センサセルにて余剰酸素排出後のガスからHCやCOを分解してHC濃度やCO濃度を検出する。
起電力出力型のガスセンサとして、排ガス中の酸素濃度(O2濃度)に応じて電極間で起電力を発生するセンサ以外に、酸素成分を含むNOxやCO等の濃度に応じて電極間で起電力を発生するセンサであっても良い。すなわち、一方の電極でNOxやCOが分解されて酸素イオンが生じ、固体電解質体を挟んで両側で酸素分圧に差が生じると、その酸素分圧の差に応じて起電力が発生する。このとき、ネルンストの式に基づく起電力が発生する。こうした構成のガスセンサについても本発明が適用できる。
更に、自動車用以外のガス濃度検出装置に用いることや、排ガス以外のガスを検出対象とすることも可能である。
発明の実施の形態におけるセンサ制御回路等を示す構成図である。 センサ素子の構成を示す断面図である。 A/Fセンサの出力特性を示す図である。 インピーダンス検出時における各種信号等の挙動を示すタイムチャートである。 第2の実施の形態におけるセンサ制御回路を示す構成図である。 シーケンス制御回路から出力されるインピーダンス検出許可信号を説明するためのタイムチャートである。 別のセンサ素子の構成を示す断面図である。 別のセンサ素子の構成を示す断面図である。
符号の説明
10…センサ素子、11…固体電解質層、100…センサ制御回路、32…電流変化量検出回路、35…電圧切替回路、40…シーケンス制御回路、60…O2センサ、63…交流電圧源、64…分圧抵抗、65…カップリングコンデンサ、70…交流変化指令回路、200,300…マイコン、SG1…インピーダンス検出指令信号、SG4…空燃比検出許可/禁止信号、SG11…インピーダンス検出指令信号、SG13…酸素濃度検出許可/禁止信号。

Claims (2)

  1. 固体電解質を有してなるセンサ素子に接続され、検出対象のガス濃度に応じて発生する前記センサ素子の出力を計測するセンサ回路と、該センサ回路で計測した前記センサ素子の出力を基に検出対象のガス濃度を演算する演算装置とを備え、
    前記センサ回路は、前記演算装置から周期的に出力される素子抵抗の検出指令信号に従い、該検出指令信号の出力タイミングから所定時間が経過するまでの期間で前記演算装置に対して、当該演算装置でのガス濃度検出を一時的に禁止するための演算禁止信号を出力する一方、前記センサ素子に対して一時的に所定量の電圧変化又は電流変化を付与してそれに応答する電流又は電圧の応答変化量を計測し記憶保持する回路構成を有し、
    前記演算装置は、前記演算禁止信号が演算禁止レベルから許可レベルに移行するタイミングで、前記センサ回路にて記憶保持された前記応答変化量を読み込み、該読み込んだ応答変化量に基づいて前記センサ素子の素子抵抗値を演算することを特徴とするガス濃度検出装置。
  2. 固体電解質を有してなるセンサ素子に接続され、検出対象のガス濃度に応じて発生する前記センサ素子の出力を計測するセンサ回路と、該センサ回路で計測した前記センサ素子の出力を基に検出対象のガス濃度を演算する演算装置とを備え、
    前記センサ回路は、素子抵抗の検出周期に相当する所定周期で、前記演算装置に対して、当該演算装置でのガス濃度検出を一時的に禁止するための演算禁止信号を出力する一方、前記センサ素子に対して一時的に所定量の電圧変化又は電流変化を付与してそれに応答する電流又は電圧の応答変化量を計測し記憶保持する回路構成を有し、
    前記演算装置は、前記演算禁止信号が演算禁止レベルから許可レベルに移行するタイミングで、前記センサ回路にて記憶保持された前記応答変化量を読み込み、該読み込んだ応答変化量に基づいて前記センサ素子の素子抵抗値を演算することを特徴とするガス濃度検出装置。
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