JP2000183071A - 基板加熱処理装置 - Google Patents

基板加熱処理装置

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JP2000183071A
JP2000183071A JP10362253A JP36225398A JP2000183071A JP 2000183071 A JP2000183071 A JP 2000183071A JP 10362253 A JP10362253 A JP 10362253A JP 36225398 A JP36225398 A JP 36225398A JP 2000183071 A JP2000183071 A JP 2000183071A
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heating plate
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Akihiro Hisai
章博 久井
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種の目標温度に対して常に高精度に基板を
加熱処理する。 【解決手段】 設定機構3から加熱プレート1の目標温
度が設定されると、制御係数決定部21は、HP制御部
22で用いる所定の制御式に含まれる制御係数として、
目標温度と制御係数との関係式を用いて、設定機構3か
ら設定された目標温度に適した制御係数を決定する。H
P制御部22は、温度センサ12で検知される加熱プレ
ート1の現在温度を監視し、決定された制御係数を用い
て所定の制御式に基づき、加熱プレート1の現在温度と
設定された目標温度との偏差を打ち消すような加熱機器
11に対する操作量を順次決定して操作機器5を操作し
つつ、フィードバック制御によって加熱プレート1の温
度制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハや液
晶表示器用のガラス基板、フォトマスク用のガラス基
板、光ディスク用の基板などの基板を加熱プレートに支
持させて加熱処理を行う基板加熱処理装置に係り、特に
は、加熱プレートの温度制御をフィードバック制御で行
う基板加熱処理装置の改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の基板加熱処理装置は、ヒーター
などの加熱機器を有し、基板を支持して基板に加熱処理
を施す加熱プレートと、加熱機器への電力供給を操作す
る操作機器と、加熱プレートの目標温度を設定する設定
機構と、加熱プレートの現在温度を検知する温度センサ
と、加熱プレートの現在温度を監視し、制御定数を含む
所定の制御式に基づき、加熱プレートの現在温度と設定
された加熱プレートの目標温度との偏差を打ち消すよう
な加熱機器に対する操作量を順次決定して操作機器を操
作しつつ、フィードバック制御によって加熱プレートの
温度制御を行うHP制御部とを備えている。そして、H
P制御部は、通常、フィードバック制御の動作機能のう
ち、P(比例)動作やI(積分)動作、D(微分)動作
を適宜に併用した制御動作で加熱プレートの温度制御を
行っている。
【0003】周知にように、このような制御動作で加熱
プレートの温度制御を行うためには、P制御用の制御定
数(比例帯、あるいは、比例ゲイン)を含むP制御用の
制御式や、I制御用の制御定数(積分時間)を含むI制
御用の制御式、D制御用の制御定数(微分時間)を含む
D制御用の制御式を用いて、加熱プレートの現在温度と
設定された目標温度との偏差を打ち消すような加熱機器
に対する操作量(電力供給量)を順次決定し、その操作
量で操作機器を操作するようにしている。
【0004】このようにして加熱プレートの温度制御を
フィードバック制御で行う装置では、従来、制御式に含
まれる制御定数を1種類だけ持ち、いかなる目標温度に
対しても常に同じ制御定数を用いて加熱プレートの温度
制御を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、大きな
温度差がある目標温度に対して、常に同じ制御定数を用
いて加熱プレートの温度制御を行うと、制御動作が変動
するような不都合が起こる。
【0006】例えば、目標温度が比較的低温(例えば、
70℃)の場合と比較的高温(例えば、150℃)の場
合とを比較すると、低温の目標温度の場合は加熱プレー
トからの放熱量が比較的少なく、一方、高温の目標温度
の場合は加熱プレートからの放熱量が比較的多くなる。
そのため、上記2種類の目標温度に対して同じ制御定数
を用いて加熱プレートの温度制御を行い、基板への加熱
処理を実施すると、低温の目標温度の場合は放熱量が少
ないので加熱プレートの温度がオーバーシュートし、高
温の目標温度の場合は放熱量が多いので加熱プレート
(処理中の基板)の温度が目標温度に到達するまでに要
する時間が長くなる。
【0007】ところで、近年、基板への加熱処理の高精
度化の要求が強まっている。そのような状況下におい
て、上記低温の目標温度の場合のように加熱プレートの
温度がオーバーシュートすれば、基板の加熱履歴に悪影
響を与え、基板への加熱処理精度が要求される加熱処理
精度を満たさなくなるという不都合を招来する。また、
基板への加熱処理時間は予め決まっているが、上記高温
の目標温度の場合のように加熱プレート(処理中の基
板)の温度が目標温度に到達するまでに要する時間が長
くなると、所定の加熱処理時間の間に基板を目標温度に
まで加熱することができない事態も生じ、その結果、基
板への加熱処理精度が要求される加熱処理精度を満たさ
なくなるという不都合を招来する。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、多種多様な目標温度に対して常に高精
度に基板を加熱処理することができる基板加熱処理装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、加熱手段を有し、基板を
支持して基板に加熱処理を施す加熱プレートと、前記加
熱手段への電力供給を操作する操作手段と、前記加熱プ
レートの目標温度を設定する目標温度設定手段と、前記
加熱プレートの現在温度を検知する温度検知手段と、前
記加熱プレートの現在温度を監視し、制御定数を含む所
定の制御式に基づき、前記加熱プレートの現在温度と設
定された前記加熱プレートの目標温度との偏差を打ち消
すような前記加熱手段に対する操作量を順次決定して前
記操作手段を操作しつつ、フィードバック制御によって
前記加熱プレートの温度制御を行う制御手段と、を備え
た基板加熱処理装置において、前記制御式に用いる制御
定数として、複数種類の目標温度に関する予め決められ
た目標温度と制御定数との関係情報に基づいて、前記目
標温度設定手段から設定された目標温度に適した制御定
数を決定する制御定数決定手段をさらに備え、前記制御
手段は、前記制御定数決定手段によって決定された制御
定数を用いて前記加熱プレートの温度制御を行うことを
特徴とするものである。
【0010】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の基板加熱処理装置において、前記制御定数決定手
段は、複数種類の目標温度と各目標温度に適した制御定
数とに基づいて予め求められた目標温度と制御定数との
関係式を用いて、前記目標温度設定手段から設定された
目標温度に適した制御定数を決定することを特徴とする
ものである。
【0011】
【作用】請求項1に記載の発明の作用は次のとおりであ
る。目標温度設定手段によって加熱プレートの目標温度
が設定されると、制御定数決定手段は、制御手段が加熱
手段に対する操作量を決定するために用いる所定の制御
式に含まれる制御定数として、複数種類の目標温度に関
する予め決められた目標温度と制御定数との関係情報に
基づいて、目標温度設定手段から設定された目標温度に
適した制御定数を決定する。この目標温度と制御定数と
の関係情報としては、例えば、各種類の目標温度とそれ
に適した制御定数との関係テーブルであってもよいし、
請求項2に記載の発明のような目標温度と制御定数との
関係式であってもよい。また、目標温度と制御定数との
関係は、1対1に対応する関係でもよいし、加熱プレー
トに対する目標温度の最大温度範囲を複数の温度範囲に
分割して各々の温度範囲に対してそれぞれ1つの制御定
数を対応させる関係であってもよい。
【0012】設定された加熱プレートの目標温度に適し
た制御定数が目標温度設定手段によって決定されると、
制御手段は、温度検知手段で検知される加熱プレートの
現在温度を監視し、決定された制御定数を用いて所定の
制御式に基づき、加熱プレートの現在温度と設定された
加熱プレートの目標温度との偏差を打ち消すような加熱
手段に対する操作量を順次決定して操作手段を操作しつ
つ、フィードバック制御によって加熱プレートの温度制
御を行う。このように温度制御される加熱プレートに基
板が支持されて基板への加熱処理が行われる。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、制御定数
決定手段は、複数種類の目標温度と各目標温度に適した
制御定数とに基づいて予め求められた目標温度と制御定
数との関係式に、目標温度設定手段から設定された目標
温度を代入して、この目標温度に適した制御定数を算出
して制御定数を決定する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の一実施例に係る基
板加熱処理装置の全体構成図である。
【0015】この実施例に係る基板加熱処理装置は、加
熱機器11を有し、上面に基板Wを支持して基板Wに加
熱処理を施す加熱プレート1や、コントローラー2、加
熱プレート1の目標温度を設定する目標温度設定手段に
相当する設定機構3、電源ボックスや工場のユーティリ
ティなどで構成される電力供給源4から加熱プレート1
内の加熱機器11への電力供給を操作する操作機器5な
どを備えている。
【0016】加熱プレート1には、加熱手段に相当する
加熱機器11と、加熱プレート1の温度を検知する温度
検知手段に相当する温度センサ12とが内設されてい
る。加熱機器11は、マイカヒーターなどの主加熱機器
だけで構成されることもあるし、上記主加熱機器と、そ
れに加えてペルチェ素子などで構成される補助加熱機器
を含んで構成されることもある。
【0017】また、図1では、加熱プレート1の上面に
複数個のプロキシミティボール13が配設され、加熱プ
レート1の上面から微小間隔隔てて基板Wを支持して基
板Wに加熱処理を施すように構成しているが、これらプ
ロキシミティボール13を省略して、基板Wを加熱プレ
ート1の上面に直接載置支持して基板Wに加熱処理を施
すように構成することもある。
【0018】さらに、加熱プレート1には、複数本の基
板支持ピン14が昇降可能に貫通されている。これら基
板支持ピン14は、加熱プレート1に対する基板Wの搬
入/搬出を行うためのものであり、エアシリンダなどの
アクチュエータ15によって同期して昇降されるように
構成されている。図の二点鎖線で示すように、基板支持
ピン14が上昇された状態で、加熱プレート1の上方に
おいて、図示しない基板搬送装置から基板支持ピン14
に基板Wが受け渡されると、図の実線で示すように、基
板支持ピン14の先端部が加熱プレート1の内部に納ま
る下降位置まで基板支持ピン14が下降し、受け取った
基板Wをプロキシミティボール13に(あるいは、加熱
プレート1の上面に直接)載置支持させて、加熱プレー
ト1に基板Wを搬入させる。また、加熱処理が終わる
と、基板支持ピン14が下降位置から上昇して、基板W
を加熱プレート1の上方に持ち上げて加熱プレート1か
ら基板Wを搬出する。加熱プレート1の上方に持ち上げ
られた基板Wは、基板搬送装置によって基板支持ピン1
4から受け取られて装置の外部に運び出される。
【0019】コントローラー2は、制御定数決定手段に
相当する制御定数決定部21と、制御手段に相当するH
P制御部22と、基板支持ピン昇降制御部23とを備え
ている。このコントローラー2は、例えば、各部21〜
23の処理制御をプログラムに従って実行するマイクロ
コンピューターなどで構成されている。
【0020】制御定数決定部21はメモリ21aを有す
る。このメモリ21aには、目標温度と制御定数との関
係式が記憶される。詳細は後述するが、制御定数決定部
21は、設定機構3から設定された複数種類の目標温度
と各目標温度に適した制御定数とに基づいて目標温度と
制御定数との関係式を求めてメモリ21aに記憶する。
そして、制御定数決定部21は、設定機構3から加熱プ
レート1に対する目標温度が設定されると、メモリ21
aに記憶している関係式を用いて、設定された目標温度
に適した制御定数を決定する。決定された制御定数は、
設定された目標温度とともにHP制御部22に与えられ
る。
【0021】HP制御部22は、制御定数決定部21か
ら制御定数と目標温度とが与えられると、温度センサ1
2からの検知信号によって加熱プレート1の現在温度を
監視し、制御定数決定部21によって決定された制御定
数を用いて後述する制御式に基づき、加熱プレート1の
現在温度と設定機構3によって設定された加熱プレート
1の目標温度との偏差を打ち消すような加熱機器11に
対する操作量(電力供給源4から加熱機器11へ供給す
る電力量)を順次決定して、その電力量の電力を加熱機
器11に与えるような操作を行う操作信号を操作機器5
に与えて操作機器5を操作しつつ、フィードバック制御
によって加熱プレート1の温度制御を行う。
【0022】この実施例では、例えば、HP制御部22
は、フィードバック制御の動作機能のうち、P(比例)
動作とI(積分)動作とD(微分)動作とを併用した制
御動作(PID動作)で加熱プレート1の温度制御を行
うものとする。
【0023】従って、HP制御部22は、P制御用の制
御定数(比例帯、あるいは、比例ゲイン)を含むP制御
用の制御式と、I制御用の制御定数(積分時間)を含む
I制御用の制御式と、D制御用の制御定数(微分時間)
を含むD制御用の制御式とを併用した以下の(1)式ま
たは(2)式で表される制御式に基づいて、加熱機器1
1に対する操作量を順次決定して操作機器5を操作しつ
つ、加熱プレート1の温度制御を行う。
【0024】 m(t) =(100/PB)× 〔e(t) +(1/TI)∫e(t)dt +TD×(de(t) /dt)〕 ……… (1) m(t) =KP×〔e(t) +(1/TI)∫e(t)dt +TD×(de(t) /dt)〕 ……… (2)
【0025】但し、m(t) は操作量、PBは比例帯
(%)、TIは積分時間、TDは微分時間、e(t) は加
熱プレート1の現在温度(温度センサ12の計測値)と
設定機構3から設定された加熱プレート1の目標温度と
の偏差、KPは比例ゲインである。なお、(100/P
B)=KPであるので、P制御用の制御定数を比例帯と
する場合には(1)式、比例ゲインとする場合には
(2)式で表されることになる。
【0026】制御定数決定部21は、P制御用の制御式
に用いるP制御用の制御定数である比例帯PBまたは比
例ゲインKPのいずれか一方と、I制御用の制御式に用
いるI制御用の制御定数である積分時間TIと、D制御
用の制御式に用いるD制御用の制御定数である微分時間
TDとを設定機構3から設定された目標温度に応じて決
定することになる。
【0027】HP制御部22は、最初に目標温度が設定
されると、加熱プレート1の温度が設定された目標温度
になるようにPID制御によって加熱プレート1の温度
を制御し、加熱プレート1がその目標温度に到達する
と、設定機構3から新たな目標温度が設定されるまで、
加熱プレート1の温度を現在の目標温度に維持するよう
に加熱プレート1の温度を制御する。また、基板Wに対
する加熱処理を行う際も、現在の目標温度を目標として
PID制御によって加熱プレート1の温度制御を行う。
【0028】基板支持ピン昇降制御部23は、アクチュ
エーター15を駆動して基板支持ピン14を昇降制御し
て、加熱プレート1に対する基板Wの搬入/搬出を行わ
せる。加熱プレート1に対する基板Wの搬入/搬出は、
基板搬送装置の動作制御を行う本装置の上位のメインコ
ントローラ(図示せず)からの指令などに基づき、基板
搬送装置の動作とタイミングを取りながら行われる。
【0029】設定機構3は、オペレータが所要のデータ
を設定する設定器であってもよいし、上位のメインコン
トローラーから通信などによって設定される構成であっ
てもよい。
【0030】次に、目標温度と制御定数との関係式を求
めるときの動作と、設定された目標温度に適した制御定
数を決定するときの動作について説明する。
【0031】目標温度と制御定数との関係式を求める動
作は、装置が基板製造に用いられるのに先立ち少なくと
も1回行われる。
【0032】まず、実験などによって、複数種類の目標
温度に各々適した制御定数が決定され、この実験結果が
設定機構3から制御定数決定部21に設定されるととも
に、目標温度と制御定数との関係式を求める指示が設定
機構3から制御定数決定部21に与えられる。これによ
り、制御定数決定部21は設定された複数種類の目標温
度と各目標温度に適した制御定数の実験値に基づき目標
温度と制御定数との関係式を求める。
【0033】本発明者による実験の結果、目標温度(T
tとする)とP制御用の制御定数である比例帯PB(あ
るいは比例ゲインKP)との関係、目標温度TtとI制
御用の制御定数である積分時間TIとの関係、及び、目
標温度TtとD制御用の制御定数である微分時間TDと
の関係はいずれも、以下の(3)式〜(6)式で表され
る一次式で近似できることが判明した。
【0034】 PB=f1(Tt)=a1×Tt+b1 ……… (3) KP=f2(Tt)=a2×Tt+b2 ……… (4) TI=f3(Tt)=a3×Tt+b3 ……… (5) TD=f4(Tt)=a4×Tt+b4 ……… (6)
【0035】但し、a1、b1は、複数種類の目標温度
と各目標温度Ttに適した比例帯PBの実験値との関係
から求められる関係定数であり、同様に、a2、b2
は、複数種類の目標温度Ttと各目標温度Ttに適した
比例ゲインKPの実験値との関係から求められる関係定
数、a3、b3は、複数種類の目標温度Ttと各目標温
度Ttに適した積分時間TIの実験値との関係から求め
られる関係定数、a4、b4は、複数種類の目標温度T
tと各目標温度Ttに適した微分時間TDの実験値との
関係から求められる関係定数である。
【0036】なお、(1)式、(2)式に示すように、
操作量m(t) は、P制御式、I制御式、D制御式の複合
結果である。従って、上記実験において、ある目標温度
Ttに適した制御定数を求める場合も、P制御用の制御
定数、I制御用の制御定数、D制御用の制御定数を個別
に求めるのではなく、ある目標温度Ttに適したP制御
用の制御定数、I制御用の制御定数、D制御用の制御定
数を同時に求める。
【0037】ここで、比例帯PBは、大きく設定する
と、操作量の変化が小さく、加熱プレート1の温度変化
が鈍くなり、オーバーシュートなどが抑制され、逆に、
小さく設定すると、操作量の変化が大きく、加熱プレー
ト1の温度変化が速くなり、目標温度Ttに達する時間
が短くなる。また、積分時間TIも大きく(長く)設定
すると操作量の変化が小さく、加熱プレート1の温度変
化が鈍くなり、オーバーシュートなどが抑制され、逆
に、小さく(短く)設定すると、操作量の変化が大き
く、加熱プレート1の温度変化が速くなり、目標温度T
tに達する時間が短くなる。さらに、微分時間TDは、
大きく(長く)設定すると、P制御及びI制御に対する
抑制力が大きく働いて、オーバーシュートなどが抑制さ
れ、逆に、小さく(短く)設定すると、P制御及びI制
御に対する抑制力が小さくなって、P制御及びI制御が
活かされる。
【0038】従って、目標温度Ttが低温になるに従っ
て比例帯PB、積分時間TI、微分時間TDのいずれも
大きくし、目標温度Ttが高温になるに従って比例帯P
B、積分時間TI、微分時間TDのいずれも小さくする
ようにすれば、低温側の目標温度Ttではオーバーシュ
ートを抑制することができ、高温側の目標温度Ttでは
目標温度Ttに到達するまでの時間を短縮することがで
きる。
【0039】すなわち、上述した(3)式、(5)式、
(6)式の関数f1(Tt)、f3(Tt)、f4(T
t)は、a1<0、a3<0、a4<0となり、図2
(a)、(c)、(d)に示すようになる。
【0040】なお、上述したように(100/PB)=
KPであるので、比例帯PBと比例ゲインKPとは反比
例の関係にある。従って、比例帯PBに代えて比例ゲイ
ンKPで考えると、目標温度Ttが低温になるに従って
比例ゲインKPを小さくし、目標温度Ttが高温になる
に従って比例ゲインKPを大きくすればよく、上述した
(4)式の関数f2(Tt)は、a2>0となり、図2
(b)に示すようになる。
【0041】ところで、上述したように、目標温度Tt
と各制御定数PB(あるいはKP)、TI、TDとの関
係は一次式で近似できるので、少なくとも2種類の目標
温度Ttに各々適した比例帯PB(比例ゲインKP)の
実験値が与えられれば、(3)式((4)式)の関係定
数a1、b1(a2、b2)が確定し、同様に、少なく
とも2種類の目標温度Ttに各々適した積分時間TI及
び微分時間TDの実験値が与えられれば、(5)式及び
(6)式の関係定数a3、b3及びa4、b4が確定す
る。なお、以下の説明において、特に断らない限り、比
例帯PBについて述べる説明は、基本的に、比例ゲイン
KP、積分時間TI、微分時間TDについても同様であ
るので、重複する説明は省略する。
【0042】上述したように、2種類の目標温度Ttに
各々適した比例帯PBの実験値に基づき、関係定数a
1、b1を確定した場合、少なくとも一方の目標温度T
tに適した比例帯PBの実験値に誤差が含まていれば、
確定した関係定数a1、b1にその誤差が大きく反映さ
れる場合もある。従って、3種類以上の目標温度Ttに
各々適した比例帯PBの実験値に基づき、最小自乗法な
どにより、より精度よい関係定数a1、b1を確定する
ことが好ましい。
【0043】なお、2種類の目標温度Ttに各々適した
比例帯PBの実験値で関係定数a1、b1を確定する場
合には、加熱プレート1に対する目標温度Ttの最大温
度範囲、すなわち、基板Wに対して行う加熱処理の温度
範囲において、下限付近と上限付近の目標温度Ttに各
々適した比例帯PBの実験値に基づき関係定数a1、b
1を確定すれば、近接した2種類の目標温度Ttに各々
適した比例帯PBの実験値に基づき関係定数a1、b1
を確定するよりも、一方の目標温度Ttに適した比例帯
PBの実験値に誤差が含まれていた場合の関係定数a
1、b1の誤差を少なくすることができる。例えば、基
板Wを70℃〜150℃の範囲内の任意の温度に加熱し
得る装置であれば、目標温度Ttが70℃付近と150
℃付近に各々適した比例帯PBの実験値から関係定数a
1、b1を確定すれば、例えば、目標温度Ttが70℃
付近と80℃付近に各々適した比例帯PBの実験値から
関係定数a1、b1を確定するよりも関係定数a1、b
1の誤差を少なくすることができる。
【0044】また、目標温度Ttに適した比例帯PBを
実験で決定する際は、同じ目標温度Ttに適した比例帯
PBを求める実験を複数回行い、それら全ての実験値の
平均値や、誤差が大きい実験値を除いた他の実験値の平
均値をその目標温度Ttに適した比例帯PBの実験値と
して決定すれば、目標温度Ttに適した比例帯PBの実
験値の誤差自体を軽減することができる。
【0045】以上のようにして求められた目標温度Tt
と比例帯PB(あるいは比例ゲインKP)との関係式f
1(Tt)(あるいはf2(Tt))、目標温度Ttと
積分時間TIとの関係式f3(Tt)及び目標温度Tt
と微分時間TDとの関係式f4(Tt)はメモリ21a
に記憶され、後述するように、設定機構3から目標温度
Ttが設定されたときに、それに適した各制御定数PB
(あるいはKP)、TI、TDを決定する際に参照され
る。
【0046】なお、目標温度Ttと各制御定数PB(あ
るいはKP)、TI、TDとの各関係式は、最初に1回
求めればよいが、メモリ21aに記憶されている各関係
式f1(Tt)(あるいはf2(Tt))、f3(T
t)、f4(Tt)を事後的に変更することもできる。
すなわち、複数種類の目標温度Ttに各々適した比例帯
PB(あるいは、比例ゲインKP)または/および積分
時間TIまたは/および微分時間TDの新たな実験値を
設定機構3から設定して所望の制御定数に関する関係式
f1(Tt)(あるいはf2(Tt))または/および
f3(Tt)または/およびf4(Tt)を求めさせる
指示を与えれば、制御定数決定部21は、新たに設定さ
れたデータに基づいて目標温度Ttと所望の制御定数P
B(あるいはKP)または/およびTIまたは/および
TDとの関係式f1(Tt)(あるいはf2(Tt))
または/およびf3(Tt)または/およびf4(T
t)を求めて、それに対応する現在の関係式に代えて新
たに求めた関係式をメモリ21aに記憶し、新たな関係
式を以後の制御定数PB(あるいはKP)、TI、TD
の決定に用いる。
【0047】目標温度Ttに適した制御定数PB(ある
いはKP)、TI、TDの決定は、目標温度Ttが設定
されたときに行われる。このとき、メモリ21aには、
目標温度Ttと制御定数PB(あるいはKP)、TI、
TDとの関係式f1(Tt)(あるいはf2(T
t))、f3(Tt)、f4(Tt)が記憶されてい
る。
【0048】例えば、装置の立ち上げ時の加熱プレート
1の目標温度Ttを設定機構3から設定されたり、装置
が立ち上がった後、実稼働中に現在の加熱プレート1の
目標温度Ttを変更するために、新たな目標温度Ttが
設定機構3から設定されると、設定された目標温度Tt
が制御定数決定部21に与えられる。
【0049】制御定数決定部21は、予め求められてメ
モリ21aに記憶されている目標温度Ttと比例帯PB
(あるいは比例ゲインKP)との関係式f1(Tt)
(あるいはf2(Tt))、目標温度Ttと積分時間T
Iとの関係式f3(Tt)及び目標温度Ttと微分時間
TDとの関係式f4(Tt)にそれぞれ、設定された目
標温度Ttを代入して、この目標温度Ttに適した比例
帯PB(あるいは比例ゲインKP)、積分時間TI及び
微分時間TDを算出して決定する。
【0050】HP制御部22は、決定された比例帯PB
(あるいは比例ゲインKP)、積分時間TI及び微分時
間TDを用いてPID制御によって加熱プレート1の温
度を制御する。
【0051】以上のように、本実施例によれば、加熱プ
レート1の目標温度Ttが設定されると、その目標温度
Ttに適した制御定数PB(あるいはKP)、TI、T
Dを決定し、決定した制御定数を用いて加熱プレート1
の温度を制御するので、低温側の目標温度Ttではオー
バーシュートが抑制され、高温側の目標温度Ttでは目
標温度Ttに到達するまでの時間が短縮されるなど、多
種多様な目標温度Ttに対して常に高精度に基板Wを加
熱処理することができる。
【0052】また、本実施例では、設定された目標温度
Ttを、予め求められた目標温度Ttと制御定数PB
(あるいはKP)、TI、TDとの関係式f1(Tt)
(あるいはf2(Tt))、f3(Tt)、f4(T
t)に代入して設定された目標温度Ttに適した制御定
数PB(あるいはKP)、TI、TDを決定するので、
簡単な演算によって、設定された目標温度Ttに適した
制御定数PB(あるいはKP)、TI、TDを決定する
ことができる。しかも、後述するように各種類の目標温
度Ttと各目標温度Ttに適した制御定数PB(あるい
はKP)、TI、TDとの関係テーブルをメモリ21a
に記憶するよりもメモリ21aの記憶容量を削減するこ
とができる。さらに、設定される目標温度Ttの種類数
が多い場合、各種類の目標温度Ttと各目標温度Ttに
適した制御定数PB(あるいはKP)、TI、TDとの
関係テーブルをメモリ21aに記憶する構成は、実現し
難いが、そのような場合でも、本実施例のように目標温
度Ttと制御定数PB(あるいはKP)、TI、TDと
の関係式f1(Tt)(あるいはf2(Tt))、f3
(Tt)、f4(Tt)を用いれば、多種類の目標温度
Ttそれぞれに適した制御定数PB(あるいはKP)、
TI、TDを決定することができる。また、目標温度T
tと制御定数PB(あるいはKP)、TI、TDとの関
係式f1(Tt)(あるいはf2(Tt))、f3(T
t)、f4(Tt)を用いれば、各種類の目標温度Tt
に対して1対1に対応する制御定数PB(あるいはK
P)、TI、TDを決定することも可能になり、各種類
の目標温度Ttに適した制御定数PB(あるいはK
P)、TI、TDをきめ細かく決定することもできる。
【0053】上記実施例では、複数種類の目標温度Tt
に各々適した制御定数PB(あるいはKP)、TI、T
Dの実験値を設定することで、装置内でそれら実験値に
基づいて目標温度Ttと制御定数PB(あるいはK
P)、TI、TDとの関係式f1(Tt)(あるいはf
2(Tt))、f3(Tt)、f4(Tt)を求めるよ
うに構成したが、複数種類の目標温度Ttに各々適した
制御定数PB(あるいはKP)、TI、TDの実験値に
基づいて、オペレーターが目標温度Ttと制御定数PB
(あるいはKP)、TI、TDとの関係式f1(Tt)
(あるいはf2(Tt))、f3(Tt)、f4(T
t)を求め、求めた関係式f1(Tt)(あるいはf2
(Tt))、f3(Tt)、f4(Tt)を装置に設定
するように構成してもよい。
【0054】また、上記実施例では、目標温度Ttと制
御定数PB(あるいはKP)、TI、TDとの関係式f
1(Tt)(あるいはf2(Tt))、f3(Tt)、
f4(Tt)を用いて、設定された目標温度Ttに適し
た制御定数PB(あるいはKP)、TI、TDを決定す
るように構成したが、設定される目標温度Ttの種類数
が少ない場合、例えば、70℃〜150℃の範囲におい
て10 ℃ごとの目標温度Tt(70℃、80℃、90
℃、100℃、110℃、120℃、130℃、140
℃、150℃)のみが設定される(設定される目標温度
Ttは9種類)場合には、それら各目標温度Ttと各目
標温度Ttに適した制御定数PB(あるいはKP)、T
I、TDとの関係をテーブル化した関係テーブルを予め
作成してメモリ21aに記憶しておき、制御定数決定部
21がその関係テーブルを検索して設定された目標温度
Ttに適した制御定数PB(あるいはKP)、TI、T
Dを決定してもよい。
【0055】このような関係テーブルは、例えば、上述
したような関係式f1(Tt)(あるいはf2(T
t))、f3(Tt)、f4(Tt)をまず求めて、使
用予定の各目標温度Ttに適した各制御定数PB(ある
いはKP)、TI、TDを、求めた関係式f1(Tt)
(あるいはf2(Tt))、f3(Tt)、f4(T
t)で算出して関係テーブルを作成するようにしてもよ
いし、使用予定の各目標温度Ttに適した各制御定数P
B(あるいはKP)、TI、TDを直接実験によって決
定して関係テーブルを作成するようにしてもよい。
【0056】また、ある程度の温度範囲内の目標温度T
tに対しては、1種類の制御定数PB(あるいはK
P)、TI、TDを用いて加熱プレート1の温度制御を
行っても、略同じ制御動作で加熱プレート1の温度制御
を行うことができる。従って、例えば、図3に示すよう
に、加熱プレート1に対する目標温度Ttの最大温度範
囲(例えば、70℃〜150℃)を複数、例えば、低温
度域、中温度域、高温度域の3つの温度範囲(70℃以
上100℃未満の温度範囲、100℃以上130℃未満
の温度範囲、130℃以上150℃以下の温度範囲)に
分割して各々の温度範囲に対してそれぞれ1種類の制御
定数PBL、PBM、PBS(あるいはKPS、KP
M、KPL)、TIL、TIM、TIS及びTDL、T
DM、TDSを割り当てるようにし、設定された目標温
度Ttが属する温度範囲に割り当てられた制御定数を選
択するようにしてもよい。このような構成の場合、上記
温度範囲と制御定数との関係を関係式で規定してもよい
し関係テーブルにしてもよい。
【0057】また、PID制御において、制御に最も大
きな影響を与えるのはP制御であるので、I制御用とD
制御用の各制御定数である積分時間TI、微分時間TD
は、いかなる目標温度Ttに対しても常に同じ制御定数
を用い、P制御用の制御定数である比例帯PB(あるい
は比例ゲインKP)のみ設定された目標温度Ttに適し
た制御定数を決定して、その制御定数を用いて加熱プレ
ート1の温度制御を行うようにしても十分な効果が得ら
れる。なお、この場合には、メモリ21aには、目標温
度Ttと比例帯PB(あるいは比例ゲインKP)との関
係式f1(Tt)(あるいはf2(Tt))あるいは関
係テーブルのみを記憶し、制御定数決定部21は、比例
帯PB(あるいは比例ゲインKP)のみを、設定された
目標温度Ttに応じて決定すればよい。
【0058】また、上記実施例では、PID制御によっ
て加熱プレート1の温度制御を行う場合について説明し
たが、P制御のみやPI制御、PD制御、あるいは、適
宜の制御定数を含む制御式を用いたフィードバック制御
方式によって加熱プレート1の温度制御を行う場合も本
発明は同様に適用することができる。
【0059】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、目標温度設定手段によって加
熱プレートの目標温度が設定されると、制御手段が加熱
手段に対する操作量を決定するために用いる所定の制御
式に含まれる制御定数として、設定された目標温度に適
した制御定数を決定し、制御手段は、決定された制御定
数を用いて加熱プレートの温度制御を行うように構成し
たので、多種多様な目標温度に対して常に高精度に基板
を加熱処理することができる基板加熱処理装置を実現す
ることができる。
【0060】請求項2に記載の発明によれば、目標温度
設定手段によって設定された目標温度を、予め求められ
た目標温度と制御定数との関係式を用いて、設定された
目標温度に適した制御定数を決定するように構成したの
で、簡単な演算によって、設定された目標温度に適した
制御定数を決定することができる。また、設定される目
標温度の種類数が多く、多種類の目標温度に適した制御
定数を決定する必要がある場合にも容易に対応すること
ができる。さらに、各種類の目標温度に対して1対1に
対応する制御定数を決定することも可能になり、各種類
の目標温度に適した制御定数をきめ細かく決定すること
もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る基板加熱処理装置の全
体構成図である。
【図2】目標温度と制御定数との関係をグラフ化した図
である。
【図3】適宜の温度範囲に対して1種類の制御定数を割
り当てる場合の目標温度と制御定数との関係をグラフ化
した図である。
【符号の説明】
1:加熱プレート 2:コントローラー 3:設定機構 4:電力供給源 5:操作機器 11:加熱機器 12:温度センサ 21:制御定数決定部 21a:メモリ 22:HP制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱手段を有し、基板を支持して基板に
    加熱処理を施す加熱プレートと、 前記加熱手段への電力供給を操作する操作手段と、 前記加熱プレートの目標温度を設定する目標温度設定手
    段と、 前記加熱プレートの現在温度を検知する温度検知手段
    と、 前記加熱プレートの現在温度を監視し、制御定数を含む
    所定の制御式に基づき、前記加熱プレートの現在温度と
    設定された前記加熱プレートの目標温度との偏差を打ち
    消すような前記加熱手段に対する操作量を順次決定して
    前記操作手段を操作しつつ、フィードバック制御によっ
    て前記加熱プレートの温度制御を行う制御手段と、 を備えた基板加熱処理装置において、 前記制御式に用いる制御定数として、複数種類の目標温
    度に関する予め決められた目標温度と制御定数との関係
    情報に基づいて、前記目標温度設定手段から設定された
    目標温度に適した制御定数を決定する制御定数決定手段
    をさらに備え、 前記制御手段は、前記制御定数決定手段によって決定さ
    れた制御定数を用いて前記加熱プレートの温度制御を行
    うことを特徴とする基板加熱処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板加熱処理装置にお
    いて、 前記制御定数決定手段は、複数種類の目標温度と各目標
    温度に適した制御定数とに基づいて予め求められた目標
    温度と制御定数との関係式を用いて、前記目標温度設定
    手段から設定された目標温度に適した制御定数を決定す
    ることを特徴とする基板加熱処理装置。
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JP2007157770A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Furukawa Electric Co Ltd:The 電子部品用冷却装置、その温度制御方法及びその温度制御プログラム
JP2007216152A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Nisca Corp 熱溶融性の接着剤温度制御方法及び接着剤塗布装置並びに製本装置
JP2013250165A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Ngk Spark Plug Co Ltd ガスセンサ制御装置

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