JP2013250103A - 放射線画像撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部装置で発生したノイズに起因して、読み出される画像データにノイズが重畳されることを防止することが可能な放射線画像撮影装置を提供する。
【解決手段】放射線画像撮影装置1は、基板4の一面4a側に二次元状に配列された複数の放射線検出素子7と、各放射線検出素子7から画像データDを読み出す読み出し回路17と、少なくとも読み出し回路17の動作を制御する制御手段22とを備えるセンサーパネルSPと、センサーパネルSPを収納する筐体2とを備え、筐体2は導電性の材料で形成されており、筐体2内の少なくとも1つの機能部52の基準電位が印加される配線51と筐体2とが導通されている。
【選択図】図9

Description

本発明は、放射線画像撮影装置に係り、特に、放射線検出素子が二次元状に配列された放射線画像撮影装置に関する。
照射されたX線等の放射線の線量に応じて検出素子で電荷を発生させて電気信号に変換するいわゆる直接型の放射線画像撮影装置や、照射された放射線をシンチレーター等で可視光等の他の波長の電磁波に変換した後、変換され照射された電磁波のエネルギーに応じてフォトダイオード等の光電変換素子で電荷を発生させて電気信号(すなわち画像データ)に変換するいわゆる間接型の放射線画像撮影装置が種々開発されている。なお、本発明では、直接型の放射線画像撮影装置における検出素子や、間接型の放射線画像撮影装置における光電変換素子を、あわせて放射線検出素子という。
このタイプの放射線画像撮影装置はFPD(Flat Panel Detector)として知られており、従来は支持台と一体的に形成された、いわゆる専用機型(固定型、据え置き型等ともいう。)として構成されていたが(例えば特許文献1参照)、近年、放射線検出素子等を筐体内に収納し、持ち運び可能とした可搬型の放射線画像撮影装置が開発され、実用化されている(例えば特許文献2、3参照)。
このような放射線画像撮影装置では、通常、複数の放射線検出素子がセンサーパネルの基板上に二次元状(マトリクス状)に配列されている。そして、放射線画像撮影装置に被写体を介して放射線が照射されて放射線画像撮影が行われた後、各放射線検出素子から画像データDが読み出されるように構成される。
そして、専用機型の放射線画像撮影装置も同様であるが、可搬型の放射線画像撮影装置では、センサーパネルが筐体内に収納されるようにして構成される。
例えば特許文献4等では、患者の体重等の外部からの荷重に対する強度を筐体に持たせること等を目的として、筐体をカーボン繊維で形成することが記載されている。また、特許文献5等では、筐体を、マグネシウム合金やアルミニウム合金等の電磁ノイズシールド性や剛性に優れた金属で構成することが記載されている。
特開平9−73144号公報 特開2006−058124号公報 特開平6−342099号公報 国際公開第2009/054242号パンフレット 特開2012−73186号公報
ところで、本発明者らの研究では、上記のように、放射線画像撮影装置の筐体を、カーボン繊維や金属等の導電性の材料で形成した場合、例えば放射線画像撮影装置に形成されたコネクター(例えば後述する図1の39参照)に接続されたケーブル(例えば後述する図3のCa参照)を介して外部装置で発生したノイズがコネクターを介して放射線画像撮影装置の筐体に伝播する場合がある。
一方、放射線画像撮影装置のセンサーパネルの基板と筐体との間には、空気の層や緩衝材等が介在されており、コンデンサー状の構造になっていて寄生容量が形成されている。そのような状態で、上記のように放射線画像撮影装置の筐体にノイズが伝播して筐体が電位的に揺らぐと、その電位的な揺らぎのために、センサーパネルの基板上に形成された各放射線検出素子から読み出される画像データにノイズが重畳されることが分かってきた。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、外部装置で発生したノイズに起因して、読み出される画像データにノイズが重畳されることを防止することが可能な放射線画像撮影装置を提供することを目的とする。
前記の問題を解決するために、本発明の放射線画像撮影装置は、
基板の一面側に二次元状に配列された複数の放射線検出素子と、前記各放射線検出素子から画像データを読み出す読み出し回路と、少なくとも前記読み出し回路の動作を制御する制御手段とを備えるセンサーパネルと、
前記センサーパネルを収納する筐体と、
を備え、
前記筐体は、導電性の材料で形成されており、
前記筐体内の少なくとも1つの機能部の基準電位が印加される配線と前記筐体とが導通されていることを特徴とする。
本発明のような方式の放射線画像撮影装置によれば、放射線画像撮影装置の導電性の筐体と、装置内の例えばGND電位が印加される配線や基準電位が印加される配線等の、筐体内の少なくとも1つの機能部の基準電位が印加される配線とを導通させることで、仮に外部装置で発生したノイズが放射線画像撮影装置に伝達されてきたとしても、放射線画像撮影装置のセンサーパネル側の基準電位と筐体側の電位とが全く同じように大きくなったり小さくなったりするようになる。
そのため、放射線画像撮影装置のセンサーパネル側の基準電位と筐体側の電位との間の電位差ΔVを常に一定にすることが可能となり、両者の間に寄生容量Cが存在するとしても、各放射線検出素子に蓄積される電荷に変動が生じないようにすることが可能となる。そのため、少なくとも外部装置で発生したノイズに起因して、各放射線検出素子から読み出される画像データにノイズが重畳されることを的確に防止することが可能となる。
また、放射線画像撮影装置は、外部コネクター(後述する図3や図9のC参照)等が接続された状態で撮影に用いられたり、外部コネクター等が接続されない、いわゆる単独の状態で撮影に用いられる場合があるが(後述する図1参照)、筐体と、筐体内の少なくとも1つの機能部の基準電位が印加される配線と導通されているため、放射線画像撮影装置のセンサーパネル側の基準電位と筐体側との間の電位差ΔVを常に一定にすることが可能となる。
そのため、本発明のような放射線画像撮影装置では、外部コネクター等を接続して用いる場合も、接続しないで単独の状態で用いる場合も、いずれの場合も、少なくとも外部装置で発生したノイズに起因して、各放射線検出素子から読み出される画像データにノイズが重畳されることを的確に防止することが可能となる。
本実施形態に係る放射線画像撮影装置の外観を表す斜視図である。 本実施形態に係る放射線画像撮影装置の断面図である。 ケーブルを接続した状態の放射線画像撮影装置の外観を示す斜視図である。 放射線画像撮影装置の基板の構成を示す平面図である。 本実施形態に係る放射線画像撮影装置の等価回路を表すブロック図である。 検出部を構成する1画素分についての等価回路を表すブロック図である。 画像データの読み出し処理における電荷リセット用スイッチ、パルス信号、TFTのオン/オフのタイミングを表すタイミングチャートである。 従来の放射線画像撮影装置と外部装置とが接続された状態を簡略化して表す図である。 本実施形態に係る放射線画像撮影装置の構成および本実施形態に係る放射線画像撮影装置と外部装置とが接続された状態を簡略化して表す図である。 放射線画像撮影装置におけるコネクターの取り付け方等を示す図である。 (A)本実施形態に係る放射線画像撮影装置のコネクターの構成を示す図であり、(B)接続片がコネクターの補強板と支持部材との間で挟持された状態等を説明する図である。 外部からアース電位が供給される端子をも接続片に接続するように構成した場合のコネクターの構成を示す図である。 本実施形態に係る放射線画像撮影装置の内部を図2における下側から見た場合の概略図である。 放射線画像撮影装置におけるアンテナの取り付け方等を示す図である。 (A)アンテナ保護部材の形成の仕方の一例を示す図であり、(B)別の例を示す図である。
以下、本発明に係る放射線画像撮影装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。
なお、以下では、放射線画像撮影装置として、シンチレーター等を備え、放射された放射線を可視光等の他の波長の電磁波に変換して電気信号を得るいわゆる間接型の放射線画像撮影装置について説明するが、本発明は、シンチレーター等を介さずに放射線を放射線検出素子で直接検出する、いわゆる直接型の放射線画像撮影装置に対しても適用することができる。
また、以下では、放射線画像撮影装置がいわゆる可搬型である場合について説明するが、支持台等と一体的に形成された、いわゆる専用機型の放射線画像撮影装置に対しても、本発明を適用することが可能である。
[放射線画像撮影装置の基本的な構成等について]
本実施形態に係る放射線画像撮影装置の基本的な構成等について説明する。図1は、放射線画像撮影装置の外観を示す斜視図であり、図2は、放射線画像撮影装置の断面図である。
放射線画像撮影装置1は、図1に示すように、放射線が照射される側の面である放射線入射面Rを有する筐体2内に、シンチレーター3や基板4等で構成されるセンサーパネルSPが収納されて構成されており、可搬型とされている。
図1や図2に示すように、本実施形態では、筐体2のうち、放射線入射面Rを有する中空の角筒状のハウジング本体部2Aは、放射線を透過するカーボン板(すなわちカーボン繊維を樹脂等で板状に固めたもの)で形成されており、ハウジング本体部2Aの両側の開口部を保護カバー2B、2Cで閉塞することで筐体2が形成されるようになっている。
なお、放射線画像撮影装置1の筐体2を、前述したようにマグネシウム合金やアルミニウム合金等の金属で形成することも可能であり、導電性を有する材料であれば、筐体2はどのような材料で形成されていてもよい。また、筐体2は、必ずしもその全てが導電性を有する材料で形成されている必要はなく、例えば筐体2の放射線入射面R側のみを導電性を有する材料で形成し、残りの部分を樹脂等の導電性を有しない材料で形成することも可能である。
本実施形態では、保護カバー2B、2Cの部分α、βには、外部装置との間で無線通信を行うためのアンテナ41(後述する図5参照)が内蔵されている。また、筐体2の一方側の保護カバー2Bには、コネクター39が設けられており、図3に示すように、コネクター39には、ケーブルCaの先端に設けられた外部コネクターCが接続できるようになっている。
そして、図示を省略するが、コネクター39は、放射線画像撮影装置1の筐体2内部に設けられた充電回路を介してバッテリー24(図2や後述する図5参照)を充電するための電力の供給を中継したり、或いは、放射線画像撮影装置1内部に設けられた図示しない有線通信部(後述する図8の53参照)を介した後述する制御手段22と外部装置との間の有線方式による通信を中継したりするようになっている。
なお、放射線画像撮影装置1におけるコネクター39部分等の構成については、後で詳しく説明する。また、図1や図3における37は電源スイッチ、38は切替スイッチ、40はバッテリー状態や放射線画像撮影装置1の稼働状態等を表示するLED等で構成されたインジケーターを表す。
図2に示すように、筐体2内には、基台31が配置されており、基台31の放射線入射面R側に図示しない鉛の薄板等を介して基板4が設けられている(以下、簡単に図中の上下方向にあわせて装置における上下方向を表す。)。そして、基板4の上面側には、照射された放射線を可視光等の光に変換するシンチレーター3がシンチレーター基板34上に設けられ、シンチレーター3が基板4側に対向する状態で設けられている。
本実施形態では、基板4はガラス基板で構成されており、図4に示すように、基板4の上面(すなわちシンチレーター3に対向する面)4a上には、複数の走査線5と複数の信号線6とが互いに交差するように配設されている。また、基板4の面4a上の複数の走査線5と複数の信号線6により区画された各小領域rには、放射線検出素子7がそれぞれ設けられている。
このように、走査線5と信号線6で区画された各小領域rに二次元状(マトリクス状)に配列された複数の放射線検出素子7が設けられた小領域rの全体、すなわち図4や後述する図5に一点鎖線で示される領域が検出部Pとされている。本実施形態では、放射線検出素子7はフォトダイオードが用いられているが、例えばフォトトランジスター等を用いることも可能である。
基台31の下面側には、電子部品32等が配設されたPCB基板33やバッテリー24等が取り付けられている。そして、基板4の面4a上に配線された走査線5や信号線6等は、入出力端子11(図4参照)やフレキシブル回路基板(Chip On Film等ともいう。)等を介して基台31の下面側に引き回され、各種の電子部品32に接続されるようになっている。なお、本実施形態では、基板4等と筐体2の側面との間に緩衝材35が設けられている。
ここで、放射線画像撮影装置1の回路構成について説明する。図5は本実施形態に係る放射線画像撮影装置1の等価回路を表すブロック図であり、図6は検出部Pを構成する1画素分についての等価回路を表すブロック図である。
各放射線検出素子7の第1電極7aには、スイッチ手段であるTFT8のソース電極8s(図5や図6の「S」参照)が接続されている。また、TFT8のドレイン電極8dおよびゲート電極8g(図5や図6の「D」および「G」参照)は信号線6および走査線5にそれぞれ接続されている。
そして、TFT8は、後述する走査駆動手段15から走査線5を介してゲート電極8gにオン電圧が印加されるとオン状態となり、ソース電極8sやドレイン電極8dを介して放射線検出素子7内に蓄積されている電荷を信号線6に放出させる。また、走査線5を介してゲート電極8gにオフ電圧が印加されるとオフ状態となり、放射線検出素子7から信号線6への電荷の放出を停止して、放射線検出素子7内に電荷を蓄積させるようになっている。
また、本実施形態では、基板4上で1列の各放射線検出素子7ごとに1本の割合で各放射線検出素子7の第2電極7bにそれぞれバイアス線9が接続されており、図4に示すように、各バイアス線9は基板4の検出部Pの外側の位置で結線10に結束されている。
そして、結線10は入出力端子11(パッドともいう。図4参照)を介してバイアス電源14(図5や図6参照)に接続されており、バイアス電源14から結線10や各バイアス線9を介して各放射線検出素子7の第2電極7bに逆バイアス電圧が印加されるようになっている。
なお、本実施形態では、各入出力端子11には、図示しないフレキシブル回路基板が、異方性導電接着フィルム(Anisotropic Conductive Film)や異方性導電ペースト(Anisotropic Conductive Paste)等の異方性導電性接着材料を介して接続されている。そして、フレキシブル回路基板は、基板4の裏面側に引き回され、裏面側でPCB基板33(図2参照)上の各機能部(図2の各電子部品32参照)に接続されている。
一方、図5に示すように、各走査線5は、それぞれ入出力端子11を介して走査駆動手段15のゲートドライバー15bにそれぞれ接続されている。走査駆動手段15では、配線15cを介して電源回路15aからゲートドライバー15bにオン電圧とオフ電圧が供給されるようになっており、ゲートドライバー15bで走査線5の各ラインL1〜Lxに印加する電圧をオン電圧とオフ電圧との間でそれぞれ切り替えるようになっている。
また、各信号線6は、各入出力端子11を介して読み出しIC16内に内蔵された各読み出し回路17にそれぞれ接続されている。本実施形態では、読み出し回路17は、主に増幅回路18と相関二重サンプリング回路19等で構成されている。読み出しIC16内には、さらに、アナログマルチプレクサー21と、A/D変換器20とが設けられている。なお、図5や図6では、相関二重サンプリング回路19はCDSと表記されている。
本実施形態では、増幅回路18は、オペアンプ18aと、オペアンプ18aにそれぞれ並列にコンデンサー18bおよび電荷リセット用スイッチ18cが接続され、オペアンプ18a等に電力を供給する電源供給部18dを備えたチャージアンプ回路で構成されている。
また、増幅回路18の電荷リセット用スイッチ18cは、制御手段22に接続されており、制御手段22によりオン/オフが制御されるようになっている。なお、本実施形態では、オペアンプ18aと相関二重サンプリング回路19との間には、電荷リセット用スイッチ18cと連動して開閉するスイッチ18eが設けられており、スイッチ18eは、電荷リセット用スイッチ18cがオン/オフ動作と連動してオフ/オン動作するようになっている。
各放射線検出素子7からの画像データDの読み出し処理の際には、図7に示すように、増幅回路18の電荷リセット用スイッチ18cがオフ状態とされた状態で、各放射線検出素子7のTFT8にオン電圧が印加されてオン状態とされると、各放射線検出素子7内から信号線6に電荷がそれぞれ放出されて、各読み出し回路17の増幅回路18のコンデンサー18bに流れ込んで蓄積される。そして、増幅回路18では、コンデンサー18bに蓄積された電荷量に応じた電圧値がオペアンプ18aの出力側から出力されるようになっている。
相関二重サンプリング回路19は、各放射線検出素子7から電荷が流れ込む前後の増幅回路18からの出力値の増加分をアナログ値の画像データDとして下流側に出力する。そして、出力された各画像データDがアナログマルチプレクサー21を介してA/D変換器20に順次送信され、A/D変換器20でデジタル値の画像データDに順次変換されて記憶手段23に出力されて順次保存される。このようにして画像データDの読み出し処理が行われるようになっている。
制御手段22は、図示しないCPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力インターフェース等がバスに接続されたコンピューターや、FPGA(Field Programmable Gate Array)等により構成されている。専用の制御回路で構成されていてもよい。
そして、制御手段22は、走査駆動手段15や読み出し回路17を制御して上記のように画像データDの読み出し処理を行わせるなど、放射線画像撮影装置1の各機能部の動作等を制御するようになっている。また、図5や図6に示すように、制御手段22には、SRAM(Static RAM)やSDRAM(Synchronous DRAM)等で構成される記憶手段23が接続されている。
また、本実施形態では、制御手段22には、前述したアンテナ41を備える無線通信部42が接続されており、無線通信部42は、アンテナ41を介して外部装置と信号等の無線通信を行うようになっている。さらに、制御手段22には、走査駆動手段15や読み出し回路17、記憶手段23、バイアス電源14等の各機能部に必要な電力を供給するバッテリー24が接続されている。
本実施形態では、以上のようにして、放射線画像撮影装置1のセンサーパネルSP(図2参照)が形成されている。
[外部装置で発生したノイズが画像データに重畳される仕組みについて]
次に、本発明に特有の構成等について説明する前に、前述したように、従来の放射線画像撮影装置において、外部装置で発生したノイズに起因して、読み出される画像データにノイズが重畳される仕組みについて説明する。
図8は、従来の放射線画像撮影装置100のコネクター39に、図3に示したように外部コネクターCを接続して、放射線画像撮影装置100と外部装置60とが接続された状態を簡略化して表す図である。
なお、図8では、本実施形態に係る放射線画像撮影装置1と同様に機能する機能部については本実施形態に係る放射線画像撮影装置1の場合と同じ符号を付して表されている。また、図8では、各機能部52と制御手段22とが別に記載されているが、各機能部52には、制御手段22も含まれ、走査駆動手段15や各読み出し回路17等も含まれる。さらに、図8では、放射線画像撮影装置と接続される外部装置60が1つの装置である場合が記載されているが、複数の装置からなる場合もある。
従来の放射線画像撮影装置100の場合、図8に示すように、接続された外部コネクターCと放射線画像撮影装置100のコネクター39とを介して、放射線画像撮影装置100の電源基板50と、外部装置60の電力供給用の配線61とが接続される。また、電源基板50のGND電位が印加される配線51(以下、単にGND配線51という。)と、外部装置60からGND電位を供給する配線62とが接続される。
本実施形態に係る放射線画像撮影装置1でも同様であるが、電源基板50は、前述したPCB基板33の一部を構成しており、電源基板50には、例えば前述したバイアス電源14(図5や図6参照)が設けられている。
また、図示を省略するが、電源基板50には、さらに、外部装置60や装置内部のバッテリー24から供給された電力から各機能部52に適した電圧を生成して供給する電圧生成回路や、バッテリー24の充電のために外部装置60から供給された電力を充電用の電力に変換してバッテリー24に供給する充電回路等も設けられている。
また、電源基板50のGND配線51は、電源基板50上で、各機能部52のGND配線と直接(すなわち変換器等の回路等を介在させずに直接)接続されている。そのため、以下、電源基板50のGND配線と各機能部52のGND配線とを一体として、単にGND配線51という。
なお、本実施形態に係る放射線画像撮影装置1の場合も同様であるが、図8に示すように、接続された外部コネクターCと放射線画像撮影装置100のコネクター39とを介して、放射線画像撮影装置100の有線通信部53と、外部装置60の通信用の配線63とが接続される。
一方、従来の放射線画像撮影装置100では、コネクター39の複数の端子のうちの1つの端子39aが、外部装置60からアース電位を供給する配線64に接続されるようになっており、この端子39aが、放射線画像撮影装置100の導電性の筐体2と接続されている。
放射線画像撮影装置100がこのように構成されている場合、以下のような現象が生じる。すなわち、上記のように、放射線画像撮影装置100のGND配線51は、外部装置60からGND電位を供給する配線62に接続されている。そのため、放射線画像撮影装置100のGND配線51に印加されているGND電位には、放射線画像撮影装置100の制御手段22や走査駆動手段15、各読み出し回路17等の各機能部52やバイアス電源14等で発生したノイズ、および外部装置60内で発生したノイズが重畳される。
すなわち、放射線画像撮影装置100のGND配線51に印加されているGND電位は、放射線画像撮影装置100内の各機能部52やバイアス電源14、外部装置60等で発生したノイズのために、電位が揺らぐ。
また、放射線画像撮影装置100の筐体2は、コネクター39の端子39aを介して、外部装置60からアース電位を供給する配線64に接続されている。そのため、放射線画像撮影装置100の筐体2は、外部装置60から供給されるアース電位の揺らぎに応じて電位的に揺らぐ。
その際、例えば図8に示すように、放射線画像撮影装置100に電力を供給する等する外部装置60とは別体の、例えば、放射線画像撮影装置100に放射線を照射する放射線源等の他の外部装置70のアースと、外部装置60のアースとが共通とされている場合がある。
このような場合には、電力供給装置としての外部装置60から供給される電源周波数のノイズに、さらに、放射線源内の管球ローターを回転させるためのインバーターノイズ等の高周波ノイズが重畳されたノイズが、アース電位に乗って、放射線画像撮影装置100の筐体2に供給される。
そして、放射線画像撮影装置100のGND配線51に印加されているGND電位の揺らぎと、放射線画像撮影装置100の筐体2の電位的な揺らぎ(すなわち外部装置60から供給されるアース電位の揺らぎ)は、同じようには揺らがない。
特に、外部装置60からアース電位を供給する配線64を伝って放射線画像撮影装置100の筐体2に供給されるアース電位の揺らぎには、上記のように、外部装置60だけでなく他の外部装置70で発生したノイズが含まれる場合もあり得る。また、放射線画像撮影装置100の筐体2には、放射線画像撮影装置100内で発生してGND配線51内を伝播する電位の揺らぎは伝達されない。
そのため、放射線画像撮影装置100のGND配線51に印加されているGND電位の揺らぎと、放射線画像撮影装置100の筐体2の電位的な揺らぎとは、通常、大きさも周波数も異なるものとなり、同じ波形にはならない。そのため、放射線画像撮影装置100のGND配線51側のGND電位、すなわち放射線画像撮影装置100のセンサーパネルSP側の基準電位と、放射線画像撮影装置100の筐体2側の電位との間の電位差ΔVが一定にならず、その間の電位差ΔVが絶えず変動している状態になる。
また、前述したように、放射線画像撮影装置100のセンサーパネルSP(図2参照)の基板(特に放射線検出素子7が形成された基板4)と筐体2との間には、空気の層やシンチレーター3、シンチレーター基板34、図示しない緩衝材等が介在されており、コンデンサー状の構造になっていて寄生容量Cが形成されている。
そして、放射線画像撮影装置100の基板4と筐体2との間に寄生容量Cが存在し、しかも、上記のように放射線画像撮影装置100のセンサーパネルSP側の基準電位と放射線画像撮影装置100の筐体2側の電位との間の電位差ΔVが常時変動する。そのため、各放射線検出素子7内に蓄積され、読み出される電荷Qは、ΔQ=C×ΔVの関係から算出されるΔQの変動によって影響された分だけ変動する状態になる。
このように、従来の放射線画像撮影装置100では、外部装置60、70で発生したノイズに起因して、放射線画像撮影装置100のセンサーパネルSP側の基準電位と放射線画像撮影装置100の筐体2側の電位との間の電位差ΔVが常時変動するため、各放射線検出素子7内で発生する電荷QがΔQだけ揺らぐ。そのため、各放射線検出素子7から読み出される画像データDにそれに起因するノイズが重畳されることが避けられなかった。
なお、外部装置60、70で発生したノイズに起因して各放射線検出素子7から読み出される画像データDにノイズが重畳される上記の問題は、図8に示したように、コネクター39を介して放射線画像撮影装置100と外部装置60とを接続する場合にのみ生じるわけではない。
すなわち、通常、放射線画像撮影装置100の筐体2を導電性の材料で形成する場合には、外部の導電性の物体との間で短絡等が生じることを防止するために、少なくとも筐体2の表面が絶縁性の物質でコーティングされる等する。しかし、筐体2の製造工程におけるバリ取り等の段階でコーティングが除去される等して、筐体2を構成する導電性の材料が露出された状態になる場合がある。
図示を省略するが、このような状態の放射線画像撮影装置100を、例えばブッキー装置(ブッキー撮影台等ともいう。)に装填する等した際に、放射線画像撮影装置100を保持するアースされた導電性の部材と、放射線画像撮影装置100の筐体2の導電性の材料が露出された部分が当接すると、上記と同様に、放射線画像撮影装置100の筐体2に、外部装置(この場合はブッキー装置やその導電性の部材)からアース電位が供給される状態になり、上記の問題が発生し得る。
また、この他にも種々の理由で、上記のように、放射線画像撮影装置100のセンサーパネルSPのGND配線51ではGND電位に放射線画像撮影装置100の各機能部52等で発生したノイズ(外部装置に接続されている場合には外部装置内で発生したノイズ)が重畳され、放射線画像撮影装置100の筐体2には外部装置から揺らぎを有するアース電位が供給される状態が生じ得る。
そして、これらの場合は、いずれも、外部装置で発生したノイズに起因して、放射線画像撮影装置100のセンサーパネルSP側の基準電位と放射線画像撮影装置100の筐体2側の電位との間の電位差ΔVが常時変動し、各放射線検出素子7内で発生する電荷Qが揺らぐため、各放射線検出素子7から読み出される画像データDにそれに起因するノイズが重畳されるという問題が生じる。
[本発明に特有の構成等について]
以下、上記の問題を解決するための本発明に係る放射線画像撮影装置1に特有の構成等について説明する。また、本実施形態に係る放射線画像撮影装置1の作用についてもあわせて説明する。
本実施形態に係る放射線画像撮影装置1では、上記の問題を解決するため、図9に示すように、導電性の材料で形成された筐体2と、筐体2内のGND配線51とが導通されるようになっている。
筐体2とGND配線51とを導通させる方法としては、例えば、筐体2の内側の一部のコーティングを除去して筐体2の導電性の材料を露出させ、それと、筐体2内の各機能部52のGND配線51との間に配線を設けて、両者を配線で直接接続するように構成することが可能である。
また、本実施形態では、放射線画像撮影装置1の構成上、現状の構成に最も簡単な改変を加えるだけで、上記のように筐体2とGND配線51とを接続するようにするために、上記のコネクター39の部分で、筐体2と装置内のGND配線51を導通させるようになっている。以下、そのための具体的な構成等について説明する。
本実施形態では、放射線画像撮影装置1のコネクター39の部分は、以下のようにして形成される。すなわち、図10に示すように、コネクター39の基板39bを、コネクター39を固定するための支持部材である蓋部材54に設けた開口部54aに挿入し、コネクター39を蓋部材54にネジ止め等により固定する。コネクター39が固定された蓋部材54は、筐体2のハウジング本体部2A(図1参照)に嵌め込まれる。
そして、図10に示すように、コネクター39が固定された蓋部材54を被覆するように、樹脂製の保護カバー2Bが嵌め込まれる。このようにして、保護カバー2Bでハウジング本体部2Aの開口部を閉塞するとともに、保護カバー2Bに設けられた開口部2Baを通してコネクター39が外部に露出するように構成される(図1参照)。
本実施形態では、コネクター39のこのような取り付け構造を利用して、コネクター39の部分で、筐体2と装置内のGND配線51とを接続させて導通させるようになっている。なお、本実施形態では、コネクター39を固定する蓋部材54は、マグネシウム等の金属板やカーボン板等の導電性を有する材料で形成される。
すなわち、図11(A)に示すように、コネクター39の基板39bの上面からコネクター39の補強板39c(図10参照)の裏側(すなわち蓋部材54に対向する面側。すなわちコネクター39の補強板39cを蓋部材54に固定する際にコネクター39の補強板39cと蓋部材54とで挟持される部分)にかけて、金属製等の導電性の接続片39dを屈曲した状態に設ける。
そして、この接続片39dとGND配線51とを例えば導線39eで接続する。なお、図11(A)や後述する図12では、コネクター39にGND配線51のみが接続されている場合が示されているが、コネクター39の各端子にそれぞれ必要な配線が接続されていることは言うまでもない。
このように構成されたコネクター39を蓋部材54に固定すると、図11(B)に示すように、接続片39dがコネクター39の補強板39cと蓋部材54との間で挟持される状態になり、接続片39dと導電性の蓋部材54とが導通する。そのため、接続片39dを介して、GND配線51と導電性の蓋部材54とが導通する状態になる。
そして、本実施形態では、例えばコネクター39が固定された蓋部材54を、金属等の導電性の材料で形成されたネジ39fで筐体2にネジ止めすることにより、筐体2と導電性の蓋部材54とが導通される。
このように、導電性の蓋部材54を導電性の筐体2に導電性のネジ39fで固定することにより、蓋部材54と筐体2との導通が確保される。そして、装置内のGND配線51を、接続片39dや蓋部材54、ネジ39f等を介して放射線画像撮影装置1の筐体2と導通した状態に形成することができる。
なお、図11(B)では、接続片39dを見易くするために実際よりも分厚く表現されている。そのため、コネクター39の補強板39cの図中の下端側が蓋部材54に当接しない状態に記載されているが、実際には、接続片39dは、コネクター39の補強板39cと蓋部材54とで確実に挟持されること(すなわち接続片39dと蓋部材54とが確実に当接されること)を維持しつつ薄く形成される。そのため、コネクター39の補強板39cの図中の下端側は、実際には、蓋部材54に当接されて固定される。
一方、上記のようにして、装置内のGND配線51や外部からアース電位が供給される端子39aが接続片39d等を介して放射線画像撮影装置1の筐体2と導通した状態になると、各放射線検出素子7から読み出される画像データDに外部装置で発生したノイズに起因するノイズが重畳される前述した問題が生じることを防止することが可能となるといった効果が得られる。以下、その理由について説明する。
すなわち、本実施形態に係る放射線画像撮影装置1においても、上記の従来の放射線画像撮影装置100の場合と同様に、装置内のGND配線51に印加されているGND電位は、装置内の各機能部52やバイアス電源14、外部装置60(図5や図9参照)等で発生したノイズのために、電位が揺らぐ。
また、コネクター39が外部装置60(図9参照)の外部コネクターCに接続されている場合には、放射線画像撮影装置1に供給される外部装置60からのアース電位は、外部装置60から供給されるアース電位自体の揺らぎや、それに重畳される他の外部装置70で発生したノイズに応じて揺らぐ。
しかし、本実施形態に係る放射線画像撮影装置1では、上記のように、装置内のGND配線51と、外部からアース電位が供給される端子39aと、導電性の筐体2とが、接続片39dや導電性の蓋部材54等を介して互いに電気的に接続されている。そのため、装置内のGND電位と外部からのアース電位と筐体2とが同電位になる。また、装置内のGND配線51に印加されているGND電位に生じたノイズは、筐体2にも伝達される。また、逆に、筐体2に印加されるアース電位に生じたノイズは、装置内のGND配線51にも伝達される。
そのため、放射線画像撮影装置1のGND配線51や筐体2の電位はそれぞれ揺らぐものの、同じように揺らぐ。すなわち、放射線画像撮影装置1のGND配線51に印加されているGND電位の揺らぎと、放射線画像撮影装置1の筐体2の電位的な揺らぎは、大きさも周波数も同じものとなり、同じ波形になる。
また、放射線画像撮影装置1のセンサーパネルSP(図2参照)上では、各機能部でGND電位に対してそれぞれ所定の電位が重畳されて、各機能部がそれぞれ動作を行う。そのため、放射線画像撮影装置1のセンサーパネルSP側の全体的な電位は、放射線画像撮影装置1のGND配線51の電位すなわちGND電位に所定の電圧が重畳された状態になる。
そして、その際、放射線画像撮影装置1のセンサーパネルSP側の基準電位は、放射線画像撮影装置1の筐体2側の電位との間の電位差ΔVが常に一定になり、電位差ΔVが変動しない状態になる。すなわち、簡単に言えば、放射線画像撮影装置1のセンサーパネルSP側の基準電位と筐体2側の電位とが、その電位差ΔVが一定のまま、同じように大きくなったり小さくなったりする状態になる。
そして、放射線画像撮影装置1のセンサーパネルSPの基板(特に放射線検出素子7が形成された基板4)と筐体2との間に寄生容量Cが形成されていても、上記のように電位差ΔVが変わらないため、ΔQ=C×ΔVの関係で算出されるΔQが常時一定の状態になる。そのため、各放射線検出素子7内に蓄積され、読み出される電荷Qは、常時、電荷ΔQから影響を受ける一定値の値が加算される状態になる。
そして、各放射線検出素子7から読み出される画像データDは、前述したように、放射線画像撮影装置1に対する放射線の照射前の時点から放射線の照射が終了するまでの間に各放射線検出素子7内で増加した電荷Qの差分として読み出される。そのため、画像データDの値には、上記のΔQは何ら影響を与えない。
すなわち、本実施形態に係る放射線画像撮影装置1では、上記のように、放射線画像撮影装置1のセンサーパネルSP側の基準電位と筐体2側の電位との間の電位差ΔVが変動しないため、上記の電荷ΔQも変動しない。そのため、各放射線検出素子7から読み出される画像データDには、少なくとも外部装置60、70で発生したノイズに起因するノイズは重畳されることがない。
なお、上記の説明からも分かるように、放射線画像撮影装置1のセンサーパネルSP側の基準電位に重畳されるノイズと、放射線画像撮影装置1の筐体2側の電位に重畳されるノイズとが、大きさも周波数も同じものとなり同じ波形になれば、放射線画像撮影装置1の筐体2側の電位との間の電位差ΔVが常に一定になる。
そして、放射線画像撮影装置1の筐体2側の電位との間の電位差ΔVが常に一定になり、電位差ΔVが変動しない状態になれば、それらの電位は、電位差ΔVが一定のまま同じように大きくなったり小さくなったりする状態になり、各放射線検出素子7から読み出される画像データDに、少なくとも外部装置60、70で発生したノイズに起因するノイズが重畳されることを防止することができる。
これまでの説明では、放射線画像撮影装置1のセンサーパネルSP側の基準電位として、GND配線51、すなわち各機能部52や電源基板50に共通にGND電位を供給する配線51に印加されるGND電位に着目して説明してきた。しかし、放射線画像撮影装置1のセンサーパネルSP側の基準電位は、放射線画像撮影装置1の筐体2側の電位との間の電位差ΔVが常に一定になるものであればよく、GND電位に限定する必要はない。
そして、各機能部の動作に応じて電位が上昇したり下降したりしない電位としては、上記のGND電位の他に、例えば図6に示したチャージアンプ回路の基準電位Vを用いることも可能である。前述したように、本実施形態では、増幅回路18は、オペアンプ18aにコンデンサー18b等が並列に接続されたチャージアンプ回路で構成されている。
そして、本実施形態では、増幅回路18のオペアンプ18aの入力側の反転入力端子には信号線6が接続されており、オペアンプ18aの入力側の非反転入力端子には例えば+0.8[V]等の所定の電位のチャージアンプ回路の基準電位Vが印加されるようになっている。
そこで、放射線画像撮影装置1のセンサーパネルSP側の基準電位として、例えばこのチャージアンプ回路の基準電位Vのような、筐体2内の少なくとも1つの機能部(チャージアンプ回路の基準電位Vの場合は読み出し回路17の増幅回路18)の基準電位を採用するように構成することも可能である。
チャージアンプ回路の基準電位Vは、本実施形態では、読み出し回路17内の増幅回路18のオペアンプ18aを介して各信号線6に印加されている。そして、信号線6や読み出し回路17の増幅回路18は、各放射線検出素子7からの画像データDの読み出し処理に直結する機能部であるから、それと筐体2との電位差ΔVを常に一定にすることで、少なくとも外部装置60、70で発生したノイズに起因するノイズが画像データDに重畳されることをより的確に防止することが可能となる。
そして、このように放射線画像撮影装置1のセンサーパネルSP側の基準電位としてチャージアンプ回路の基準電位Vを採用する場合、画像データDの読み出し処理に用いられる信号線6と筐体2とを接続してしまうと、当該信号線6に接続されている各放射線検出素子7から読み出された電荷が読み出し回路17に流れ込まず、筐体2側に散逸してしまう。
そのため、放射線画像撮影装置1のセンサーパネルSP側の基準電位としてチャージアンプ回路の基準電位Vを採用する場合には、図6に示したチャージアンプ回路の基準電位Vの供給源と増幅回路18のオペアンプ18aの入力側の非反転入力端子と結ぶ配線を筐体2と接続して導通するように構成することが可能である。
また、放射線画像撮影装置1の筐体2と導通する配線として、上記のGND配線51や、チャージアンプ回路の基準電位Vが印加される配線以外の配線を採用することも可能である。
[効果]
以上のように、本実施形態に係る放射線画像撮影装置1によれば、放射線画像撮影装置1の導電性の筐体2と、装置内のGND配線51やチャージアンプ回路の基準電位V等の、筐体2内の少なくとも1つの機能部の基準電位が印加される配線とを導通させるように構成したため、仮に外部装置60、70で発生したノイズが配線61〜64(図9参照)を介して放射線画像撮影装置1に伝達されてきたとしても、放射線画像撮影装置1のセンサーパネルSP側の基準電位と筐体2側の電位とが全く同じように大きくなったり小さくなったりするように構成することが可能となる。
そのため、放射線画像撮影装置1のセンサーパネルSP側の基準電位と筐体2側の電位との間の電位差ΔVを常に一定にすることが可能となり、両者の間に寄生容量Cが存在するとしても、各放射線検出素子7に蓄積される電荷Qに変動が生じないようにすることが可能となる。
そのため、本実施形態に係る放射線画像撮影装置1では、少なくとも外部装置60、70で発生したノイズに起因して、各放射線検出素子7から読み出される画像データDにノイズが重畳されることを的確に防止することが可能となる。
また、放射線画像撮影装置1は、図3や図9等に示したように、外部コネクターCやケーブルCaが接続された状態で撮影に用いられる場合もあるが、図1に示したように、外部コネクターC等が接続されない、いわゆる単独の状態で撮影に用いることも可能である。そして、放射線画像撮影装置1を単独の状態で用いる場合、例えば放射線画像撮影装置1の筐体2に患者や放射線技師等が触れたり、或いは放射線画像撮影装置1を診察台や撮影台、ベッド等に載置する場合に、放射線画像撮影装置1の筐体2の電位が外部要因で変動する場合がある。
しかし、このような場合でも、本実施形態に係る放射線画像撮影装置1では、上記のように、筐体2と、筐体2内の少なくとも1つの機能部の基準電位が印加される配線と導通されているため、放射線画像撮影装置1のセンサーパネルSP側の基準電位と筐体2側の電位とが全く同じように大きくなったり小さくなったりするようになる。そのため、放射線画像撮影装置1のセンサーパネルSP側の基準電位と筐体2側の電位との間の電位差ΔVを常に一定にすることが可能となり、両者の間に寄生容量Cが存在するとしても、各放射線検出素子7に蓄積される電荷Qに変動が生じないようにすることが可能となる。
このように、本実施形態に係る放射線画像撮影装置1では、外部コネクターC等を接続して用いる場合も、接続しないで単独の状態で用いる場合も、いずれの場合も、少なくとも外部装置60、70で発生したノイズに起因して、各放射線検出素子7から読み出される画像データDにノイズが重畳されることを的確に防止することが可能となる。
なお、上記の実施形態では、放射線画像撮影装置1のコネクター39の複数の端子のうち外部からアース電位が供給される端子39a(図9等参照)が導電性の筐体2と接続されるように構成されている場合について説明した。しかし、放射線画像撮影装置1の中には、このように構成されていない場合、すなわち、コネクター39の複数の端子のうち外部からアース電位が供給される端子39aが導電性の筐体2と接続されるように構成されていない場合もあり得る。
このような場合には、例えば図12に示すように、上記のようにコネクター39に形成した接続片39dを、GND配線51だけでなく、さらに、当該端子39aとも接続するように構成することも可能である。
このように構成されたコネクター39を蓋部材54に固定すると、上記と同様に、接続片39dと導電性の蓋部材54とが導通するため、接続片39dを介して、GND配線51とともに外部からアース電位が供給される端子39aも導電性の蓋部材54と導通する状態になる。
そして、上記と同様に、例えばコネクター39が固定された蓋部材54を導電性の材料で形成されたネジ39fで筐体2にネジ止め等することにより、装置内のGND配線51とともに外部からアース電位が供給される端子39aも、接続片39dや蓋部材54、ネジ39f等を介して放射線画像撮影装置1の筐体2と導通した状態に形成することができる。
[アンテナ保護部材を設けることについて]
ところで、本発明のように放射線画像撮影装置1の筐体2が導電性の材料で形成されている場合、例えば、放射線画像撮影装置1を患者の身体にあてがうようにして用いる際に患者の身体や衣服等から静電気を受ける場合のように、放射線画像撮影装置1の筐体2に外部から静電気が印加されて、静電気による電流が筐体2中を流れる場合がある。
また、図3や図9等に示したように、放射線画像撮影装置1のコネクター39に外部コネクターCを接続した場合、外部装置60で発生した静電気やケーブルCが拾った静電気等による電流が、コネクター39を介して放射線画像撮影装置1側に流れ込む場合もある。
そして、静電気による電流がそのまま筐体2中を流れ、コネクター39の外部からアース電位が供給される端子39aを介して外部装置60側に流れてアースされれば問題はない。なお、コネクター39の外部からアース電位が供給される端子39aと筐体2とが導通されるように構成される理由は、このように、静電気による電流を筐体2から外部に逃がしてアースするためでもある。
しかし、筐体2中を流れる静電気による電流が、筐体内部の電子機器32(図2参照)に飛び移る場合もある。そして、このように、静電気による電流が筐体2から電子機器32に移ると、電子機器32に比較的大きな電流が流れ、読み出される画像データDにノイズが重畳されたり、電子機器32が誤動作を起こしたりする。
そこで、このような事態が発生することを回避するために本発明者らが種々研究を重ねたところ、特開2010−276659号に記載されているように、電子機器32を含むセンサーパネルSP自体を、例えばポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate:PET)樹脂等のシートやフィルム等で覆うように構成すると、筐体2から電子機器32への静電気による電流の飛び移りがシート等に阻まれてほとんど生じなくなることが分かった。
そして、一方で、このようなシート等で覆われていないアンテナ41では、静電気による電流が飛び移ったり、静電気で生じた電磁波を拾い易いことも分かってきた。本実施形態に係る放射線画像撮影装置の内部を図2における下側から見た場合の概略図である図13を使って説明する。
上記のように、静電気による電流がアンテナ41に飛び移ったり、静電気で生じた電磁波をアンテナ41が拾うと、アンテナ41から大きな電流や強い電磁波が無線通信部42(図5参照)である無線モジュールに伝達され、さらに制御基板55上で制御手段22を構成するFPGA等にも伝達される。
そのため、制御基板55上の制御手段22等の各機能部が誤動作を起こしたりする場合があることが分かった。なお、図13中の部分α、βは、図1における部分α、βにそれぞれ対応している。
そこで、本発明者らが実験的に筐体2とアンテナ41との間にPET等の樹脂シートを設けてみたところ、上記のセンサーパネルSPの場合と同様に、樹脂シートは、静電気による電流がアンテナ41に飛び移ったり、静電気で生じた電磁波をアンテナ41が拾うことを有効に阻害し、このような事態が生じることがほぼなくなることが分かった。
このように、本発明の放射線画像撮影装置1のように、筐体2が導電性の材料で形成されている場合には、アンテナ41と筐体2との間の部分に、静電気による電流または静電気で生じた電磁波が筐体2からアンテナ41に伝達されることを防止するための絶縁性のアンテナ保護部材を設けることが望ましい。
以下、アンテナ保護部材の具体的な構成等について説明する。本実施形態では、図14に示すように、アンテナ41は、樹脂製のアンテナカバー41aの内面側に貼付される等して設けられており、アンテナカバー41aが、前述した蓋部材54に取り付けられることにより、アンテナ41が位置固定されるようになっている。
なお、アンテナ41には、図示しない同軸ケーブル等が取り付けられており、蓋部材54には、それを通すために、図14に示すように開口部54bが設けられている。また、前述したように、本実施形態では、蓋部材54は金属板やカーボン板等の導電性を有する材料で形成されており、アンテナ41に近接し過ぎると、アンテナ41の受信感度等に影響を与えるため、蓋部材54の開口部の端部とアンテナ41との間にはある程度の距離が設けられている。
そして、例えば図15(A)に示すように、アンテナカバー41aの内側のアンテナ41の上下にそれぞれ平板状のアンテナ保護部材56を設けるように構成することが可能である。また、図15(B)に示すように、アンテナカバー41aのアンテナ41の上下の部分を内側に平板状に延出させるようにしてアンテナ保護部材56を形成することも可能である。なお、図15(A)、(B)では、基板4や電子部品32(図2等参照)等の記載が省略されている。
アンテナ保護部材56をこのように構成すれば、アンテナ保護部材56がアンテナ41と筐体2との間の部分に設けられるようになり、静電気による電流または静電気で生じた電磁波が導電性の材料で形成された筐体2からアンテナ41に伝達されることをアンテナ保護部材56が的確にシャットアウトすることが可能となる。
その際、図15(A)、(B)に示すように、アンテナ41から見て、筐体2は、放射線画像撮影装置1に放射線が入射する側(すなわち放射線入射面R側)およびそれとは反対側にそれぞれ位置している。そのため、アンテナ保護部材56は、アンテナ41の、放射線入射面R側およびそれとは反対側にそれぞれ設けられることが望ましい。すなわち、図15(A)、(B)に示すように、アンテナ保護部材56を、少なくともアンテナ保護部材56a、56bの2枚設けることが望ましい。
また、放射線画像撮影装置1内部の放射線入射面R側には、図2に示したように、シンチレーター3等が存在する。そして、放射線入射面R側のアンテナ保護部材56aを長く延出させて、入射した放射線がシンチレーター3に到達するのを遮蔽するように構成してしまうと、放射線がアンテナ保護部材56aを透過するとは言え、アンテナ保護部材56aで放射線の一部が吸収されたり散乱される可能性が生じるため好ましくない。
そのため、特に放射線入射面R側のアンテナ保護部材56aは、図15(A)、(B)に示すように、シンチレーター3に近接する位置まで延出させて静電気による電流または静電気で生じた電磁波が筐体2からアンテナ41に伝達されることを的確にシャットアウトしつつ、かつ、入射した放射線がシンチレーター3に到達するのを遮蔽しないように形成することが望ましい。
また、上記のように、アンテナ保護部材56を板状に形成する場合、アンテナ保護部材56が自重によって撓んでしまうと、アンテナ保護部材56が装置内の他の電子機器32に接触する等して悪影響が生じる虞れがある。そのため、アンテナ保護部材56は、自重により撓まない剛性を有するものであることが望ましい。
また、アンテナ保護部材56の材質は、上記のように、静電気による電流または静電気で生じた電磁波が筐体2からアンテナ41に伝達されることを防止することができるものであれば特に限定されないが、扱いが容易であり、アンテナ保護部材56を形成し易い点で、上記のPETやポリエチレン(polyethylene:PE)、ポリプロピレン(polypropylene:PP)等の樹脂が好ましく用いられる。
なお、本発明が上記の実施形態等に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜変更可能であることは言うまでもない。
1 放射線画像撮影装置
2 筐体
4 基板
4a 基板の一面
7 放射線検出素子
17 読み出し回路
22 制御手段
39 コネクター
39a 外部からアース電位が供給される端子
39d 接続片
41 アンテナ
51 GND配線(GND電位が印加される配線)
52 各機能部
54 蓋部材(支持部材)
56、56a、56b アンテナ保護部材
60、70 外部装置
C 外部コネクター
D 画像データ
SP センサーパネル
チャージアンプ回路の基準電位

Claims (10)

  1. 基板の一面側に二次元状に配列された複数の放射線検出素子と、前記各放射線検出素子から画像データを読み出す読み出し回路と、少なくとも前記読み出し回路の動作を制御する制御手段とを備えるセンサーパネルと、
    前記センサーパネルを収納する筐体と、
    を備え、
    前記筐体は、導電性の材料で形成されており、
    前記筐体内の少なくとも1つの機能部の基準電位が印加される配線と前記筐体とが導通されていることを特徴とする放射線画像撮影装置。
  2. 前記配線は、前記各機能部に共通にGND電位が印加される配線であることを特徴とする請求項1に記載の放射線画像撮影装置。
  3. 外部コネクターと接続される、複数の端子が設けられたコネクターを備え、
    前記コネクターには、前記筐体と導通される導電性の支持部材に当該コネクターを固定する際に、当該コネクターと前記支持部材とで挟持される部分に導電性の接続片が設けられており、かつ、前記接続片と前記GND電位が印加される配線とが接続されており、
    前記コネクターを前記支持部材に固定することにより、前記GND電位が印加される配線が接続された前記接続片と前記支持部材とが導通し、前記支持部材を介して前記GND電位が印加される配線と前記筐体とが導通されることを特徴とする請求項2に記載の放射線画像撮影装置。
  4. 前記接続片には、さらに、前記コネクターの前記端子のうち外部からアース電位が供給される端子が接続されていることを特徴とする請求項3に記載の放射線画像撮影装置。
  5. 前記配線は、前記読み出し回路の増幅回路にチャージアンプ回路の基準電位を印加する配線であることを特徴とする請求項1に記載の放射線画像撮影装置。
  6. 外部装置との間で無線通信を行うためのアンテナを備え、
    前記アンテナと前記筐体との間の部分に、静電気による電流または静電気で生じた電磁波が前記筐体から前記アンテナに伝達されることを防止するための絶縁性のアンテナ保護部材が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の放射線画像撮影装置。
  7. 前記アンテナ保護部材は、前記アンテナの、放射線が入射する側およびそれとは反対側にそれぞれ設けられることを特徴とする請求項6に記載の放射線画像撮影装置。
  8. 前記アンテナ保護部材は、板状に形成され、かつ、自重により撓まない剛性を有することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の放射線画像撮影装置。
  9. 前記アンテナ保護部材は、樹脂で形成されていることを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか一項に記載の放射線画像撮影装置。
  10. 基板の一面側に二次元状に配列された複数の放射線検出素子と、前記各放射線検出素子から画像データを読み出す読み出し回路と、少なくとも前記読み出し回路の動作を制御する制御手段とを備えるセンサーパネルと、
    前記センサーパネルを収納する、導電性の材料で形成された筐体と、
    外部装置との間で無線通信を行うためのアンテナと、
    を備え、
    前記アンテナと前記筐体との間の部分に、静電気による電流または静電気で生じた電磁波が前記筐体から前記アンテナに伝達されることを防止するための絶縁性のアンテナ保護部材が設けられていることを特徴とする放射線画像撮影装置。
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