JP6264723B2 - 放射線画像撮影装置 - Google Patents
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Description
照射された放射線の線量に応じて電荷を発生させる複数の放射線検出素子が二次元状に配列されたセンサー基板と、
前記センサー基板の放射線入射側に設けられ、蛍光体を備えるシンチレーターと、
前記シンチレーターの蛍光体の放射線入射側に配置された、前記センサー基板及び前記シンチレーターを収納する筐体の一部をなす板状部材と、
前記蛍光体の放射線入射側から前記板状部材に向かって0〜0.5mmの範囲内に設けられ、アルミニウム、放射線を吸収する材料を含有する樹脂層、又はガラスからなる放射線吸収層と、
を備え、
前記蛍光体に到達するまでの間に前記板状部材を含む構造体により吸収される放射線のうち、前記蛍光体の放射線入射側から前記板状部材に向かって0〜0.5mmの範囲内で前記吸収される放射線の2/3以上が吸収されるように構成されていることを特徴とする。
まず、本実施形態に係る放射線画像撮影装置1の基本的な構成について説明する。図1は、本実施形態に係る放射線画像撮影装置の外観を示す斜視図であり、図2は、図1のX−X線に沿う断面図である。なお、図1や図2或いは後述する図3以降の各図において、放射線画像撮影装置1を構成する各部材の相対的な大きさや厚さ等は、必ずしも現実の装置を反映するものではない。
前述したように、従来の放射線画像撮影装置では、放射線検出素子7の放射線入射側に存在する板状部材、すなわち本実施形態では筐体2の放射線入射面R(図1や図2参照)によって、入射する放射線が僅かではあるが散乱される。
そこで、本実施形態では、放射線画像撮影装置1のシンチレーター3の放射線入射側で、板状部材による放射線の散乱線を吸収するようになっている。以下、この点について説明する。また、本実施形態に係る放射線画像撮影装置1の作用についてもあわせて説明する。
以下、シンチレーター3の蛍光体3aの放射線入射側から板状部材Rに向かって0〜0.5mmの範囲内で放射線を吸収させる具体的な構成について、いくつか例を挙げて説明する。
上記の構成の1つの例として、例えば、シンチレーター3の蛍光体3aの放射線入射側に配置され、シンチレーター3の蛍光体3aを保護するために設けられているシンチレーター基板34(図5等参照)と、シンチレーター3の蛍光体3aとの間に放射線吸収層Aを設けるように構成することが可能である。
また、シンチレーター基板34の厚さが0.5mm未満であれば、例えば、放射線吸収層Aを、シンチレーター基板34の放射線入射側の面、すなわち板状部材Rに対向する側のシンチレーター基板34の面に設けるように構成することも可能である。
一方、上記のように放射線吸収層Aを新たに設けるように構成する代わりに、シンチレーター基板34自体を放射線吸収層Aとして用いるように構成することも可能である。
その際、例えば、シンチレーター基板34の厚さを0.5mmまでの厚さとし、シンチレーター基板34自体の放射線吸収率を調製することで、シンチレーター3の蛍光体3aの放射線入射側から板状部材Rに向かって0〜0.5mmの範囲内でシンチレーター基板34により放射線を的確に吸収させることが可能となる。
また、シンチレーター基板34の厚さが0.5mmを越える場合には、シンチレーター基板34のうち、シンチレーター3の蛍光体3aの放射線入射側から板状部材Rに向かって0〜0.5mmの範囲内の部分の放射線吸収率を調製することで、シンチレーター3の蛍光体3aの放射線入射側から板状部材Rに向かって0〜0.5mmの範囲内でシンチレーター基板34により放射線を的確に吸収させることが可能となる。
次に、本発明者らは、その範囲内で放射線をどの程度吸収させれば、板状部材Rにより散乱された放射線の微弱な散乱線による放射線画像のコントラストCの低下が発生することを防止することができるかについても実験を行った。
以上のように、本実施形態に係る放射線画像撮影装置1によれば、シンチレーター3の蛍光体3aに到達するまでの間に板状部材Rを含む構造体により吸収される全ての放射線のうち、シンチレーター3の蛍光体3aの放射線入射側から板状部材Rに向かって0〜0.5mmの範囲内で吸収される放射線の2/3以上が吸収されるように構成した。
3 シンチレーター
3a 蛍光体
4 センサー基板
7 放射線検出素子
34 シンチレーター基板
A 放射線吸収層
R 放射線入射面(板状部材)
Claims (5)
- 照射された放射線の線量に応じて電荷を発生させる複数の放射線検出素子が二次元状に配列されたセンサー基板と、
前記センサー基板の放射線入射側に設けられ、蛍光体を備えるシンチレーターと、
前記シンチレーターの蛍光体の放射線入射側に配置された、前記センサー基板及び前記シンチレーターを収納する筐体の一部をなす板状部材と、
前記蛍光体の放射線入射側から前記板状部材に向かって0〜0.5mmの範囲内に設けられ、アルミニウム、放射線を吸収する材料を含有する樹脂層、又はガラスからなる放射線吸収層と、
を備え、
前記蛍光体に到達するまでの間に前記板状部材を含む構造体により吸収される放射線のうち、前記蛍光体の放射線入射側から前記板状部材に向かって0〜0.5mmの範囲内で前記吸収される放射線の2/3以上が吸収されるように構成されていることを特徴とする放射線画像撮影装置。 - 前記放射線吸収層により、前記蛍光体の放射線入射側から前記板状部材に向かって0〜0.5mmの範囲内で前記吸収される放射線の2/3以上が吸収されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の放射線画像撮影装置。
- 前記蛍光体を保護し、前記蛍光体の放射線入射側に配置されたシンチレーター基板を備え、
前記放射線吸収層を前記蛍光体と前記シンチレーター基板との間に設けることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の放射線画像撮影装置。 - 前記放射線吸収層は、前記蛍光体の放射線入射側に配置されたシンチレーター基板であり、
前記シンチレーター基板の厚さを0.5mmまでの厚さとし、前記シンチレーター基板自体の放射線吸収率を調製することで、前記蛍光体の放射線入射側から前記板状部材に向かって0〜0.5mmの範囲内で前記吸収される放射線の2/3以上が吸収されるように構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の放射線画像撮影装置。 - 前記放射線吸収層は、前記蛍光体の放射線入射側に配置されたシンチレーター基板であり、
前記シンチレーター基板のうち、前記蛍光体の放射線入射側から前記板状部材に向かって0〜0.5mmの範囲内の部分の放射線吸収率を調製することで、前記蛍光体の放射線入射側から前記板状部材に向かって0〜0.5mmの範囲内で前記吸収される放射線の2/3以上が吸収されるように構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の放射線画像撮影装置。
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