JP2012100081A - 放射線画像撮影装置 - Google Patents

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哲夫 西
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Abstract

【課題】基板上に設ける放射線検出素子の数が増加しても、走査線や信号線の本数が増加することを防止して、ゲートICや読み出しICが増加することを的確に防止することが可能な放射線画像撮影装置を提供する。
【解決手段】放射線画像撮影装置1は、走査線5と信号線6により区画された各領域rごとにm×n個ずつ設けられた放射線検出素子711〜722を備え、制御手段22は、画像データDの読み出し処理の際には、m×n−1本の選択線10のうちのいずれの選択線10にもオン電圧を印加しない状態で、または、m×n−1本の選択線10のうちオン電圧を印加する選択線10を順次切り替えて、走査駆動手段15から走査線5を介して1個の放射線検出素子711のスイッチ手段8のゲート電極8gにオン電圧を順次印加させて、各領域rごとのm×n個の放射線検出素子711〜722から画像データD11〜D22を順次読み出させる。
【選択図】図9

Description

本発明は、放射線画像撮影装置に係り、特に、交差するように配設された走査線と信号線で区画された各領域に放射線検出素子が設けられた放射線画像撮影装置に関する。
照射されたX線等の放射線の線量に応じて検出素子で電荷を発生させて電気信号に変換するいわゆる直接型の放射線画像撮影装置や、照射された放射線をシンチレータ等で可視光等の他の波長の電磁波に変換した後、変換され照射された電磁波のエネルギーに応じてフォトダイオード等の光電変換素子で電荷を発生させて電気信号(すなわち画像データ)に変換するいわゆる間接型の放射線画像撮影装置が種々開発されている。なお、本発明では、直接型の放射線画像撮影装置における検出素子や、間接型の放射線画像撮影装置における光電変換素子を、あわせて放射線検出素子という。
このタイプの放射線画像撮影装置はFPD(Flat Panel Detector)として知られており、従来は支持台(或いはブッキー装置)と一体的に形成されていたが(例えば特許文献1参照)、近年、放射線検出素子等をハウジングに収納し、持ち運び可能とした可搬型の放射線画像撮影装置が開発され、実用化されている(例えば特許文献2、3参照)。
このような放射線画像撮影装置では、例えば特許文献4に記載されているように、通常、基板上に複数の走査線(ゲート線等ともいう。)と複数の信号線(シグナル線等ともいう。)とが互いに交差するように設けられ、走査線と信号線で区画された各領域に1個ずつ放射線検出素子が設けられてセンサパネルが形成されている。
そして、各走査線は、基板上に設けられた各接続端子を介して、走査駆動手段のゲートドライバを構成する各ゲートICにそれぞれ接続され、また、各信号線は、基板上に設けられた各接続端子を介して、増幅回路等で構成される各読み出し回路が内蔵された複数の読み出しICにそれぞれ接続されるように構成されることが多い。
ところで、例えば、上記のような放射線画像撮影装置を、医療における診断用等の放射線画像を撮影するために用いるような場合、患者の身体内の病変部を適切に撮影することを可能とするために、放射線画像を高精細に撮影可能であることが放射線画像撮影装置に求められる。そして、高精細化を可能とするために、放射線画像撮影装置の画素(すなわち放射線検出素子)を小さくして、画素数を多くするための開発が鋭意進められている。
特開平9−73144号公報 特開2006−058124号公報 特開平6−342099号公報 特開2007−294900号公報
しかしながら、上記のようにして放射線画像撮影装置の高精細化を図ると、走査線や信号線の本数が増大する分だけゲートICや読み出しICの数が増えるため、装置の製造コストが増加するといった問題が発生する。
また、実際上の問題として、走査線や信号線の本数が増えるため、基板上に形成する接続端子の数が増大するが、各接続端子には、フレキシブル回路基板の各端子と接続するためにある程度の大きさ(面積)が要求されるため、接続端子の増加に伴い、全ての接続端子がセンサパネルの基板上に収めることが困難になってしまうといった問題も生じる。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、基板上に設ける放射線検出素子の数が増加しても、走査線や信号線の本数が増加することを防止して、ゲートICや読み出しICが増加することを的確に防止することが可能な放射線画像撮影装置を提供することを目的とする。
一方、放射線画像撮影装置で、例えば動画を撮影するような場合には、高精細であることよりも、高速に画像データを読み出すことが可能であることが要請される。そして、本発明者らが今回発明した上記の高精細化を図るための構成と全く同じ構成を用いて、信号の入力の仕方を変えるだけで、高精細の場合よりも解像度は落ちるが、高速に画像データを読み出すことが可能となる構成を見出すことができた。
なお、以下、高精細に画像データを読み出すことを可能とするモードを高精細モードといい、高精細ではないが画像データの読み出しを高速に行うことを可能とするモードを高速読み出しモードという。
そして、本発明は、上記のように、高精細モードでの撮影が可能とあると同時に、信号の入力を変えるだけで高速読み出しモードに切り替え可能で、画像データの読み出しを高速に行うことも可能な放射線画像撮影装置を提供することも目的とする。
前記の問題を解決するために、本発明の放射線画像撮影装置は、
互いに交差するように配設された複数の走査線および複数の信号線と、
前記走査線と前記信号線により区画された各領域ごとにm×n(m、nはともに1以上の整数。ただしともに1である場合を除く。)個ずつ設けられた放射線検出素子と、
前記各放射線検出素子ごとに設けられ、前記各放射線検出素子にソース電極がそれぞれ接続された薄膜トランジスタからなるスイッチ手段と、
を備える検出部と、
前記各領域ごとのm×n個の前記放射線検出素子のうち、m×n−1個の前記放射線検出素子の前記各スイッチ手段のゲート電極にそれぞれ接続されたm×n−1本の選択線と、
前記各領域のm×n個の前記放射線検出素子のうちの残りの1個の前記放射線検出素子の前記スイッチ手段のゲート電極が接続された前記走査線にオン電圧を印加するゲートICを備える走査駆動手段と、
前記各放射線検出素子から前記信号線に放出された前記電荷を画像データに変換して読み出す読み出し回路が内蔵された読み出しICと、
少なくとも前記走査駆動手段および前記読み出し回路を制御して前記各放射線検出素子からの前記画像データの読み出し処理を行わせる制御手段と、
を備え、
前記m×n−1個の前記放射線検出素子の前記スイッチ手段のドレイン電極は、それぞれ前記残りの1個の放射線検出素子の前記スイッチ手段のソース電極に接続されており、かつ、前記残りの1個の放射線検出素子の前記スイッチ手段のドレイン電極が前記信号線に接続されており、
前記制御手段は、前記画像データの読み出し処理の際には、前記m×n−1本の選択線のうちのいずれの前記選択線にもオン電圧を印加しない状態で、または、前記m×n−1本の選択線のうちオン電圧を印加する前記選択線を順次切り替えて、前記走査駆動手段から前記走査線を介して前記残りの1個の放射線検出素子の前記スイッチ手段のゲート電極にオン電圧を順次印加させて、前記各領域ごとのm×n個の前記放射線検出素子から前記画像データを順次読み出させることを特徴とする。
また、本発明の放射線画像撮影装置は、
互いに交差するように配設された複数の走査線および複数の信号線と、
前記走査線と前記信号線により区画された各領域ごとにm×n(m、nはともに1以上の整数。ただしともに1である場合を除く。)個ずつ設けられた放射線検出素子と、
前記各放射線検出素子ごとに設けられ、前記各放射線検出素子にソース電極がそれぞれ接続された薄膜トランジスタからなるスイッチ手段と、
前記各スイッチ手段のドレイン電極がソース電極に接続された薄膜トランジスタからなる読み出し用スイッチ手段と、
を備える検出部と、
前記各領域ごとのm×n個の前記放射線検出素子の前記各スイッチ手段のゲート電極にそれぞれ接続されたm×n本の選択線と、
前記読み出し用スイッチ手段のゲート電極が接続された前記走査線にオン電圧を印加するゲートICを備える走査駆動手段と、
前記各放射線検出素子から前記信号線に放出された前記電荷を画像データに変換して読み出す読み出し回路が内蔵された読み出しICと、
少なくとも前記走査駆動手段および前記読み出し回路を制御して前記各放射線検出素子からの前記画像データの読み出し処理を行わせる制御手段と、
を備え、
前記読み出し用スイッチ手段のドレイン電極が前記信号線に接続されており、
前記制御手段は、前記画像データの読み出し処理の際には、前記m×n本の選択線のうちオン電圧を印加する前記選択線を順次切り替えながら、前記走査駆動手段から前記走査線を介して前記読み出し用スイッチ手段のゲート電極にオン電圧を順次印加させて、前記各領域ごとのm×n個の前記放射線検出素子から前記画像データを順次読み出させることを特徴とする。
本発明のような方式の放射線画像撮影装置によれば、走査線と信号線により区画された各領域ごとにm×n(m、nはともに1以上の整数。ただしともに1である場合を除く。)個ずつ放射線検出素子を設け、そのうちの1個の放射線検出素子のスイッチ手段を読み出し用のスイッチ手段として用い、他のm×n−1個の放射線検出素子のスイッチ手段にm×n−1本の各選択線からオン電圧をそれぞれ印加して、各放射線検出素子から画像データを読み出すように構成した。
また、1個の放射線検出素子のスイッチ手段を読み出し用のスイッチ手段として用いる代わりに、新たに読み出し用スイッチ手段を設け、m×n本の各選択線からm×n個の各放射線検出素子のスイッチ手段にオン電圧をそれぞれ印加して、各放射線検出素子から画像データを読み出すように構成した。
このように構成したことで、走査線や信号線を1個の放射線検出素子ごとにそれぞれ1本の割合で設けるように構成する従来の場合に比べて、走査線の本数は1/m、信号線の本数は1/nになるため、走査線や信号線の本数を少なくすることが可能となる。
そのため、放射線画像撮影装置の高精細化を図るために、各放射線検出素子をより小さくして放射線検出素子の数を増やしても、走査線や信号線の本数が増加することを防止することが可能となり、各走査線が接続されるゲートICや、各信号線が接続される読み出しICの数が増加することを的確に防止することが可能となる。
また、本発明のような方式の放射線画像撮影装置によれば、上記のように、放射線画像撮影装置の高精細化を図って放射線検出素子の数を増やしても走査線や信号線の本数が増加することを防止することが可能となるため、基板上で各走査線や各信号線に接続する接続端子(後述する図4等参照)の数が増大することを防止することが可能となる。そのため、全ての接続端子を的確に基板上に収めることが可能となる。
また、上記のように構成したことで、例えば、m×n−1本或いはm×n本の全ての選択線にオン電圧を印加した状態で、走査駆動手段から各走査線にオン電圧を1回だけ印加させるだけで、各領域ごとのm×n個の放射線検出素子からそれぞれ画像データを同時に読み出して、各画像データの合計値を一度に読み出させる高速読み出しモードを実現することが可能となる。
そのため、上記のような高精細化を図るための構成を用いて高速読み出しモードをも実現することが可能となり、高精細モードと高速読み出しモードとを切り替えて放射線画像撮影を行うことが可能となるとともに、高速読み出しモードでは、画像データを高速に読み出すことが可能となる。
そのため、上記の各実施形態の構成の放射線画像撮影装置を用いて動画を撮影するような場合でも、各画素(すなわち各領域)から的確かつ高速に画像データを読み出して、的確に動画を撮影することが可能となる。
各実施形態に係る放射線画像撮影装置の外観斜視図である。 図1の放射線画像撮影装置を反対側から見た外観斜視図である。 図1におけるX−X線に沿う断面図である。 放射線画像撮影装置の基板の構成を示す平面図である。 図4の基板上の各領域に形成された放射線検出素子とTFT等の構成を示す拡大図である。 放射線画像撮影装置の検出部を構成する1画素分についての等価回路を表すブロック図である。 フレキシブル回路基板やPCB基板等が取り付けられた基板を説明する側面図である。 各放射線検出素子のリセット処理、電荷蓄積状態および画像データの読み出し処理において各走査線にオン電圧やオフ電圧を印加するタイミングを表すタイミングチャートである。 第1の実施形態における各放射線検出素子や走査線、信号線、選択線等の構成を表す等価回路である。 第1の実施形態における高精細モードでの画像データの読み出し処理において各走査線や各選択線にオン電圧やオフ電圧を印加するタイミングを表すタイミングチャートである。 第1の実施形態における高速読み出しモードでの画像データの読み出し処理において各走査線や各選択線にオン電圧やオフ電圧を印加するタイミングを表すタイミングチャートである。 第2の実施形態における各放射線検出素子や走査線、信号線、選択線等の構成を表す等価回路である。 第2の実施形態における高精細モードでの画像データの読み出し処理において各走査線や各選択線にオン電圧やオフ電圧を印加するタイミングを表すタイミングチャートである。 第3の実施形態における各放射線検出素子や走査線、信号線、選択線等の構成を表す等価回路である。 第4の実施形態における各放射線検出素子や走査線、信号線、選択線等の構成を表す等価回路である。
以下、本発明に係る放射線画像撮影装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。
なお、以下では、放射線画像撮影装置として、シンチレータ等を備え、放射された放射線を可視光等の他の波長の電磁波に変換して電気信号を得るいわゆる間接型の放射線画像撮影装置について説明するが、本発明は、シンチレータ等を介さずに放射線を放射線検出素子で直接検出する、いわゆる直接型の放射線画像撮影装置に対しても適用することができる。また、放射線画像撮影装置がいわゆる可搬型である場合について説明するが、支持台等と一体的に形成された、いわゆる専用機型の放射線画像撮影装置に対しても適用される。
[各実施の形態における共通の構成について]
図1は、本発明の各実施形態に係る放射線画像撮影装置の外観斜視図であり、図2は、放射線画像撮影装置を反対側から見た外観斜視図である。また、図3は、図1のX−X線に沿う断面図である。放射線画像撮影装置1は、図1〜図3に示すように、筐体状のハウジング2内にシンチレータ3や基板4等で構成されるセンサパネルSPが収納されている。
図1や図2に示すように、本実施形態では、筐体2のうち、放射線入射面Rを有する中空の角筒状のハウジング本体部2Aは、放射線を透過するカーボン板やプラスチック等の材料で形成されており、ハウジング本体部2Aの両側の開口部を蓋部材2B、2Cで閉塞することで筐体2が形成されている。なお、筐体2をこのようないわゆるモノコック型として形成する代わりに、例えば、フロント板とバック板とで形成された、いわゆる弁当箱型とすることも可能である。
図1に示すように、筐体2の一方側の蓋部材2Bには、電源スイッチ37や切替スイッチ38、コネクタ39、バッテリ状態や放射線画像撮影装置1の稼働状態等を表示するLED等で構成されたインジケータ40等が配置されている。
また、図2に示すように、放射線画像撮影装置1が例えばコンソール等の図示しない外部装置との情報や信号等の送受信を無線方式で行うための通信手段としてのアンテナ装置41が、例えば筐体2の反対側の蓋部材2C等に設けられている。アンテナ装置41は、例えば蓋部材2Cに埋め込む等して設けることが可能である。なお、アンテナ装置41の設置位置は蓋部材2Cに限定されず、放射線画像撮影装置1の任意の位置にアンテナ装置41を設置することが可能である。また、設置するアンテナ装置41は1個に限らず、複数設けることも可能である。
図示を省略するが、コネクタ39に例えばケーブル等が接続されることにより、外部装置との情報や信号等の送受信を有線方式で行うように構成することも可能である。この場合、コネクタ39が通信手段として機能する。なお、アンテナ装置41やコネクタ39を介して図示しない放射線発生装置と信号等の送受信を行うことができるように構成することは可能であるが、少なくとも、本実施形態のように、放射線画像撮影装置1を用いて非連携方式で放射線画像撮影を行う場合には、コネクタ39等を介しての放射線発生装置との通信は行わない。
図3に示すように、筐体2の内部には、基板4の下方側に図示しない鉛の薄板等を介して基台31が配置され、基台31には、電子部品32等が配設されたPCB基板33や緩衝部材34等が取り付けられている。また、基板4やシンチレータ3の放射線入射面Rには、それらを保護するためのガラス基板35が配設されている。また、本実施形態では、センサパネルSPと筐体2の側面との間に、それらがぶつかり合うことを防止するための緩衝材36が設けられている。
シンチレータ3は、基板4の後述する検出部Pに対向する位置に設けられるようになっている。本実施形態では、シンチレータ3は、例えば、蛍光体を主成分とし、放射線の入射を受けると300〜800nmの波長の電磁波、すなわち可視光を中心とした電磁波に変換して出力するものが用いられる。
基板4は、本実施形態では、ガラス基板で構成されており、図4に示すように、基板4のシンチレータ3に対向する側の面4a上には、複数の走査線5と複数の信号線6とが互いに交差するように配設されている。
また、図4では図示が省略されているが、基板4の面4a上の複数の走査線5と複数の信号線6により区画された各領域rごとに、例えば2×2個等のm×n(m、nはともに2以上の整数)個ずつ、放射線検出素子7がそれぞれ設けられている。本実施形態では、放射線検出素子7としてフォトダイオードが用いられているが、この他にも例えばフォトトランジスタ等を用いることも可能である。
また、放射線検出素子7は、放射線画像撮影装置1の筐体2の放射線入射面R(図1等参照)から放射線が入射し、シンチレータ3で放射線から変換された可視光等の電磁波が照射されると、その内部で電子正孔対を発生させる。放射線検出素子7は、このようにして、照射された放射線(シンチレータ3から照射された電磁波)を電荷に変換するようになっている。なお、この領域rにおけるm×n個の放射線検出素子7の配置や接続等については、後述する各実施形態で詳しく説明する。
このように、走査線5と信号線6で区画された各領域rごとに複数の放射線検出素子7が設けられた領域r全体、すなわち図4に一点鎖線で示される領域が検出部Pとされている。
そして、図4では図示が省略されているが、本実施形態では、図5に示すように、二次元状に配列された複数の放射線検出素子7の、1列の各放射線検出素子7に1本の割合でバイアス線9がそれぞれ接続されており、各バイアス線9はそれぞれ各信号線6に平行に配設されている。
また、図5に示すように、各放射線検出素子7は、スイッチ手段である薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor。以下、TFTという。)8のソース電極8sに接続されている。TFT8は、よく知られているように、ゲート電極8gにオン電圧が印加されるとオン状態となり、放射線検出素子7内に蓄積されている電荷をソース電極8s側からドレイン電極8d側に放出させるようになっている。また、TFT8は、ゲート電極8gにオフ電圧が印加されるとオフ状態となり、ソース電極8s側からドレイン電極8d側への電荷の放出を停止して、放射線検出素子7内に電荷を蓄積させるようになっている。
なお、各TFT8の配置や接続等についても、後述する各実施形態で詳しく説明する。また、図4に示すように、基板4の面4a上には、各選択線10が設けられているが、これらについても後述する各実施形態で詳しく説明する。
ここで、放射線画像撮影装置1における基本的な回路構成について説明する。図6は、検出部Pを構成する1画素分についての等価回路を表すブロック図である。なお、図6や後述する図9等では、TFT8のゲート電極8gがg、ソース電極8sがs、ドレイン電極8dがdとそれぞれ略して記載されている。
前述したように、基板4の検出部Pの各放射線検出素子7は、その第2電極7bにそれぞれバイアス線9が接続されており、各バイアス線9はバイアス電源14に接続されている。バイアス電源14は、各バイアス線9を介して各放射線検出素子7の第2電極7bにそれぞれバイアス電圧を印加するようになっている。また、バイアス電源14は、後述する制御手段22に接続されており、制御手段22により、バイアス電源14から各放射線検出素子7に印加するバイアス電圧が制御されるようになっている。
図6に示すように、本実施形態では、バイアス電源14からは、放射線検出素子7の第2電極7bにバイアス線9を介してバイアス電圧として放射線検出素子7の第1電極7a側にかかる電圧以下の電圧(すなわちいわゆる逆バイアス電圧)が印加されるようになっている。また、走査駆動手段15は、ゲートドライバ15bにオン電圧とオフ電圧を供給する電源回路15aと、各走査線5に印加する電圧をオン電圧とオフ電圧の間で切り替えるゲートドライバ15bとを備えている。
図6に示すように、各信号線6は、読み出しIC16内に形成された各読み出し回路17にそれぞれ接続されている。読み出し回路17は、増幅回路18と、サンプリング回路としての相関二重サンプリング回路19等で構成されている。読み出しIC16内には、さらに、図示しないアナログマルチプレクサと、A/D変換器20とが設けられている。なお、図6中では、相関二重サンプリング回路19はCDSと表記されている。
本実施形態では、増幅回路18は、オペアンプ18aと、オペアンプ18aにそれぞれ並列にコンデンサ18bおよび電荷リセット用スイッチ18cが接続され、オペアンプ18a等に電力を供給する電源供給部18dを備えたチャージアンプ回路で構成されている。そして、増幅回路18は、各放射線検出素子7からの画像データDの読み出し処理の際に、TFT8を介して放射線検出素子7から流出した電荷がコンデンサ18bに蓄積されると、コンデンサ18bに蓄積された電荷に応じた電圧値を出力するようになっている。
また、増幅回路18のオペアンプ18aの入力側の反転入力端子には信号線6が接続されており、増幅回路18の入力側の非反転入力端子には基準電位Vが印加されるようになっている。なお、基準電位Vは適宜の値に設定され、本実施形態では、例えば0[V]が印加されるようになっている。
相関二重サンプリング回路(CDS)19は、各放射線検出素子7から電荷が流出する前に制御手段22から1回目のパルス信号が送信されると、その時点で増幅回路18から出力されている電圧値Vinを保持し、上記のように各放射線検出素子7から流出した電荷が増幅回路18のコンデンサ18bに蓄積された後に制御手段22から2回目のパルス信号が送信されると、その時点で増幅回路18から出力されている電圧値Vfiを保持する。
そして、相関二重サンプリング回路19は、2回目のパルス信号Sp2で電圧値Vfiを保持すると、電圧値の差分Vfi−Vinを算出し、算出した差分Vfi−Vinをアナログ値の画像データDとして下流側に出力するようになっている。そして、相関二重サンプリング回路19から出力された各放射線検出素子7の画像データDは、アナログマルチプレクサを介して順次A/D変換器20に送信され、A/D変換器20で順次デジタル値の画像データDに変換されて記憶手段23に出力されて順次保存されるようになっている。
制御手段22は、図示しないCPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力インターフェース等がバスに接続されたコンピュータや、FPGA(Field Programmable Gate Array)等により構成されている。専用の制御回路で構成されていてもよい。そして、制御手段22は、放射線画像撮影装置1の各部材の動作等を制御するようになっている。また、図6に示すように、制御手段22には、DRAM(Dynamic RAM)等で構成される記憶手段23が接続されている。
また、図6では図示を省略するが、本実施形態では、制御手段22には、前述したアンテナ装置41が接続されており、さらに、検出部Pや走査駆動手段15、読み出し回路17、記憶手段23、バイアス電源14等の各部材に電力を供給するためのバッテリが接続されている。そして、制御手段22は、上記のように走査駆動手段15や読み出し回路17等を制御して各放射線検出素子7からの画像データDの読み出し処理を行わせるなど、放射線画像撮影装置1の各機能部の動作を制御するようになっている。
本実施形態では、図4に示したように、各走査線5や各信号線6、各選択線10は、それぞれ基板4の端縁部付近に設けられた接続端子(パッドともいう。)11に接続されている。なお、図4では、各走査線5に接続する各接続端子11を、各選択線10が設けられた基板4上の位置とは反対側の端部に設けるように構成する場合を示したが、各選択線10が設けられた側の端部に設けるように構成することも可能である。この場合、各選択線10と各走査線5とが交差する状態になる。
そして、図7に示すように、各接続端子11には、前述したゲートドライバ15bを構成するゲートIC15c等のチップがフィルム上に組み込まれたフレキシブル回路基板(Chip On Film)12、が異方性導電接着フィルム(Anisotropic Conductive Film)や異方性導電ペースト(Anisotropic Conductive Paste)等の異方性導電性接着材料13を介して接続されている。
そして、フレキシブル回路基板12は、基板4の裏面4b側に引き回され、裏面4b側で前述したPCB基板33に接続されるようになっている。このようにして、放射線画像撮影装置1のセンサパネルSPが形成されている。なお、図7では、電子部品32等の図示が省略されている。
なお、上記のような構成の放射線画像撮影装置1を用いて放射線画像撮影を行う場合、図8に示すように、通常、放射線画像撮影装置1に放射線を照射する前に、走査駆動手段15のゲートドライバ15b(図6参照)から走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を順次印加して各放射線検出素子7のリセット処理が行われる。
そして、リセット処理後、走査線5の各ラインL1〜Lxにオフ電圧を印加し、各放射線検出素子7のTFT8をオフ状態として、各放射線検出素子7内に電荷を蓄積することができる状態である電荷蓄積状態に移行させる。そして、放射線画像撮影装置1に放射線が照射されると(図8中の斜線参照)、その後、ゲートドライバ15bから走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を順次印加して、各放射線検出素子7からの画像データDの読み出し処理が行われるようになっている。
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施形態では、図9に示すように、放射線画像撮影装置1の基板4上に設けられた複数の走査線5と複数の信号線6により区画された各領域rごとに、m×n(m、nはともに2以上の整数)個ずつ、放射線検出素子7がそれぞれ設けられている。すなわち、各領域rごとにm行n列の計m×n個の放射線検出素子7が設けられている。
なお、本実施形態では、図9に示すように、領域rに、2×2個の放射線検出素子7が設けられた場合について説明するが、例えば、領域rに3×3個や4×2個等の放射線検出素子7を設けるように構成することも可能であり、それらの場合も同様に説明される。
本実施形態では、領域rにm×n個の放射線検出素子7が設けられている場合には、選択線10は、m×n−1本設けられるようになっている。すなわち、例えば、領域rに2×2個ずつすなわち4個ずつ放射線検出素子711〜722が設けられている場合には、図4や図9に示すように、選択線10a〜10cの計3本の選択線10が設けられるようになっている。
なお、各選択線10を、各放射線検出素子7や走査線5、信号線6等が設けられた検出部P(図4参照)の内側に配置すると、検出部P内の構造が複雑になり、各選択線10にオン電圧を印加した際のノイズが各放射線検出素子7に伝達されてしまう等の問題が生じ得るが、図4に示したように、各選択線10を検出部Pの外側に設けることで、このような問題が生じることを防止することが可能となる。また、各選択線10を検出部Pの外側に設けるように構成すれば、各選択線10を基板4上で自由にレイアウトすることが可能となる。
図9に示すように、各領域rの4個の放射線検出素子711〜722の各TFT8のソース電極8sは、各放射線検出素子711〜722にそれぞれ接続されている。
また、放射線検出素子711を除く3個の放射線検出素子721、712、722の各TFT8のうち、放射線検出素子721のTFT8のゲート電極8gは選択線10aに、放射線検出素子712のTFT8のゲート電極8gは選択線10bに、また、放射線検出素子722のTFT8のゲート電極8gは選択線10cにそれぞれ接続されており、3個の放射線検出素子721、712、722の各TFT8のドレイン電極8dは、残りの1個の放射線検出素子711のソース電極8sにそれぞれ接続されている。
また、当該残りの1個の放射線検出素子711のTFT8のゲート電極8gは、走査線5に接続されており、当該残りの1個の放射線検出素子711のTFT8のドレイン電極8dは、信号線6に接続されている。
このように構成すると、各放射線検出素子711〜722からの画像データD11〜D22の読み出し処理の際に、選択線10a〜10cのいずれにもオン電圧を印加しない状態でゲートドライバ15b(図6参照)から走査線5にオン電圧を印加すれば、放射線検出素子711のTFT8のみがオン状態になる。
そして、3個の各放射線検出素子721、712、722の各TFT8はそれぞれオフ状態になっているため、それらの各放射線検出素子7からは、放射線の照射により発生した電荷が放出されない。そのため、放射線検出素子711内で放射線の照射により発生した電荷のみが、放射線検出素子711からオン状態になったTFT8を介して信号線6に放出されるため、画像データD11を読み出すことができる。
また、選択線10aにオン電圧を印加した状態でゲートドライバ15bから走査線5にオン電圧を印加すると、放射線検出素子711と放射線検出素子721の各TFT8がオン状態になる。その際、放射線検出素子711から画像データD11が読み出された後であれば、放射線検出素子711には電荷がほとんど残っておらず、放射線検出素子711からは電荷がほとんど流出しない。
また、選択線10b、10cにはオン電圧が印加されていないため、すなわちオフ電圧が印加されているため、2個の各放射線検出素子712、722の各TFT8はそれぞれオフ状態になっているため、それらの各放射線検出素子7からは、放射線の照射により発生した電荷が放出されない。
そのため、上記のように、放射線検出素子711からの画像データD11の読み出し後、選択線10aにオン電圧を印加した状態で走査線5にオン電圧を印加すれば、放射線検出素子721から画像データD21を読み出すことができる。
同様に、放射線検出素子711から画像データD11が読み出された後であれば、選択線10bにオン電圧を印加した状態で走査線5にオン電圧を印加すれば、放射線検出素子712から画像データD12を読み出すことができ、選択線10cにオン電圧を印加した状態で走査線5にオン電圧を印加すれば、放射線検出素子722から画像データD22を読み出すことができる。
つまり、本実施形態では、放射線検出素子711に接続されているTFT8が、放射線検出素子711から画像データD11を読み出す際のスイッチ手段として機能するが、それと同時に、他のm×n−1個の放射線検出素子7からそれぞれ画像データDを読み出す際の読み出し用のスイッチ手段としても機能するようになっている。
また、m×n−1本の選択線10は、それぞれ放射線検出素子711以外のm×n−1個の放射線検出素子7のTFT8にオン電圧を印加して、m×n−1個の放射線検出素子7のいずれかを選択するための配線として機能するようになっている。
そして、上記のようにして、各選択線10のいずれにもオン電圧を印加せず、或いは各選択線10のいずれかにオン電圧を印加した状態で、放射線検出素子711に接続されているTFT8をオン/オフ動作させることで、各放射線検出素子711を含む各放射線検出素子7からそれぞれ画像データDを読み出すことが可能となり、高精細に画像データDを読み出すことが可能となる。すなわち、前述した高精細モードを実現することが可能となる。
一方、上記のような構成を用いると、前述した高速読み出しモードを実現することが可能であることが分かる。
すなわち、図9に示した例で言えば、全ての選択線10a〜10cにオン電圧を印加すると、放射線検出素子721、712、722からそれぞれ電荷が流出して、放射線検出素子711のTFT8のソース電極8s側に蓄積される。また、放射線検出素子711のTFT8のソース電極8sには、放射線検出素子711からの電荷も蓄積されている。
そして、その状態で、ゲートドライバ15bから走査線5にオン電圧を印加すると、オン状態となった放射線検出素子711のTFT8を介して、各放射線検出素子711〜722から流出した電荷が当該TFT8を介して一気に信号線6に流れ込み、結局、各放射線検出素子711〜722からの画像データD11〜D22の合計値が読み出されるようになる。
このように、m×n−1本の選択線10の全てにオン電圧を印加した状態で、走査線5にオン電圧を1回印加することで、すなわち1回の読み出し動作で、領域r内のm×n個の全ての放射線検出素子7からの各画像データDの合計値が読み出される。そのため、領域r内の各放射線検出素子7からの画像データDの合計値を速やかに(すなわち1回の読み出し動作で)読み出すことが可能となる。すなわち、この場合は、前述した高速読み出しモードを実現することが可能となる。
以下、図9に示した例に基づいて、各モードにおいて各走査線5や各選択線10a〜10cにオン電圧を印加するタイミング等について説明するとともに、本実施形態に係る放射線画像撮影装置1の作用について説明する。
[高精細モード]
高精細モードでは、制御手段22は、図10に示すように、まず、選択線10a〜10cのいずれにもオン電圧を印加せずに、走査駆動手段15のゲートドライバ15bから走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を順次印加させて、4個の放射線検出素子711〜722のうちの放射線検出素子711からの画像データD11の読み出し処理を行わせる。
次に、制御手段22は、選択線10aにオン電圧を印加した状態で、走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を順次印加させて、放射線検出素子721からの画像データD21の読み出し処理を行わせる。
制御手段22は、続いて、選択線10bにオン電圧を印加した状態で走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を順次印加させて、放射線検出素子712からの画像データD12の読み出し処理を行わせ、続いて、選択線10cにオン電圧を印加した状態で走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を順次印加させて、放射線検出素子722からの画像データD22の読み出し処理を行わせる。
このようにして、制御手段22は、ゲートドライバ15bから走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を計4回順次印加させて、各放射線検出素子711〜722から画像データD11〜D22を読み出させて、全ての放射線検出素子7から画像データDを読み出すようになっている。
このように構成すれば、各放射線検出素子711〜722からそれぞれ画像データD11〜D22を読み出すことが可能となる。そのため、放射線画像撮影装置1の画素(すなわち放射線検出素子7)をより小さくして画素数(すなわち放射線検出素子7の数)を多くすれば、多数の細かな画素(すなわち放射線検出素子7)から画像データDを高精細に読み出すことが可能となる。
また、本実施形態では、従来の放射線画像撮影装置のように互いに交差する走査線5と信号線6により区画された各領域rごとに1個の放射線検出素子が設けられる構成ではなく、図9に示したように、各領域rにm×n個の放射線検出素子7が設けられる構成であるため、上記のように放射線画像撮影装置1の高精細化を図って放射線検出素子7の数を増やしても、走査線5の本数は、放射線検出素子7の列方向(すなわち信号線6の延在方向)の数の半分(或いは1/3以下)で済む。また、信号線6の本数は、放射線検出素子7の行方向(すなわち走査線5の延在方向)の数の半分(或いは1/3以下)で済む。
そのため、放射線画像撮影装置1の高精細化を図って放射線検出素子7の数を増やしても、走査線5や信号線6の本数が増加することを防止することが可能となり、各走査線5が接続されるゲートIC15cや、各信号線6が接続される読み出しIC16の数が増加することを的確に防止することが可能となる。
また、上記のように、放射線画像撮影装置1の高精細化を図って放射線検出素子7の数を増やしても走査線5や信号線6の本数が増加することを防止することが可能となるため、基板4上で各走査線5や各信号線6に接続する接続端子11(図4等参照)の数が増大することを防止することが可能となる。そのため、全ての接続端子11を的確に基板4上に収めることが可能となる。
なお、上記では、放射線検出素子711から画像データD11を読み出す際に、放射線検出素子711から画像データD11がほぼ100%読み出されることを前提に説明した。しかし、放射線検出素子7からの画像データDの読み出し効率がほぼ100%でなく、画像データD11の読み出し処理で読み出し切れなかった電荷が放射線検出素子711内に僅かに残存する場合がある。
この場合、放射線検出素子711の読み残しの電荷は、次の放射線検出素子721からの画像データD21の読み出し処理の際に、画像データD21に重畳した状態で読み出されることになるため、画像データD21の値が本来の値より僅かに大きな値として読み出されることになる。
しかし、この画像データD21の値の増加が無視できる程度であれば、図10に示したように処理を行って、各放射線検出素子711〜722から画像データD11〜D22をそれぞれ読み出すように構成することができる。
また、この画像データD21の値の増加が無視できない場合には、例えば、最初に、選択線10a〜10cのいずれにもオン電圧を印加しない状態で行う放射線検出素子711からの画像データD11の読み出し処理において、走査線5の各ラインL1〜Lxにそれぞれオン電圧を印加する時間(すなわち走査線5にオン電圧を印加してからオフ電圧に切り替えるまでの時間。以下、オン時間という。)を、放射線検出素子721、712、722からの画像データD21、D12、D22の読み出し処理におけるオン時間よりも長い時間とすることが可能である。
このように構成すれば、放射線検出素子711からの画像データD11の読み出し処理において、走査線5の各ラインL1〜Lxに十分に長い時間オン電圧が印加されるようになるため、放射線検出素子711から電荷が十分に放出され、放射線検出素子711内に残存する電荷を、無視できる程度まで低減することが可能となる。そして、放射線検出素子721から読み出される画像データD21の値を本来の値にほぼ等しい値とすることが可能となる。
また、放射線検出素子711内に残存した電荷が画像データD21に重畳される程度が無視できる程度であれば、上記のように放射線検出素子711からの画像データD11の読み出し処理におけるオン時間を長くする必要はなく、放射線検出素子711〜722からの画像データD11〜D22の各読み出し処理において、オン時間を同じ時間とすることが可能となる。
そして、この場合、上記のように放射線検出素子711からの画像データD11の読み出し処理におけるオン時間を長くする場合に比べて、オン時間を長くしない分だけ放射線検出素子711からの画像データD11の読み出し処理に要する時間を短くすることが可能となり、結局、放射線検出素子711〜722からの画像データD11〜D22の読み出し処理全体に要する時間を短縮することが可能となる。
[高速読み出しモード]
また、本実施形態では、制御手段22は、放射線技師等の指示に従って、画像データDの読み出しモードを、上記の高精細モードから高速読み出しモードに切り替えるモード切替を行うことができるようになっている。
そして、高速読み出しモードでは、制御手段22は、図11に示すように、全ての選択線10a〜10cにオン電圧を印加した状態で、走査駆動手段15のゲートドライバ15bから走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を順次印加させて、4個の放射線検出素子711〜722から同時に電荷を信号線6に放出させて、各放射線検出素子711〜722からの画像データD11〜D22の合計値を読み出させる。
従って、この高速読み出しモードでは、4個の放射線検出素子711〜722、すなわち一般的に言えば、領域r内のm×n個の放射線検出素子7が、1つの画素として扱われ、m×n個の放射線検出素子7から読み出された各画像データDの合計値が、領域r内の1つの画素から読み出された画像データDとして処理される。
このようにして、制御手段22は、図11に示すように、ゲートドライバ15bから走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を1回だけ順次印加させて、各領域rのm×n個の各放射線検出素子7(すなわち1画素)から各放射線検出素子7の画像データDの合計値(すなわち当該画素の画像データD)を読み出させるようになっている。
このように構成すれば、上記のような高精細化を図るための構成(図9参照)を用いて、画像データDを高速に読み出すことが可能となる。そのため、例えば上記の構成の放射線画像撮影装置1を用いて動画を撮影するような場合でも、各画素から的確かつ高速に画像データDを読み出して、的確に動画を撮影することが可能となる。
また、この場合、4個の放射線検出素子711〜722から流出した電荷の合計値が1回の読み出し動作で読み出されるため、高精細モードの場合のように放射線検出素子721等から画像データD21等を読み出す場合における放射線検出素子711からの電荷の読み残しの問題は発生しない。
そのため、読み出し動作において走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を順次印加する際のオン時間を長くする必要がなく、適宜の時間に設定された短いオン時間で各画素ごとの画像データD(すなわち各領域rの4個の放射線検出素子711〜722からの画像データD11〜D22の合計値)を読み出すことが可能となり、この点でも、各画素から画像データDの読み出し処理を高速に行うことが可能となる。
[第2の実施の形態]
上記の第1の実施形態では、図9に示したように、放射線検出素子711に接続されているTFT8を、放射線検出素子711から画像データD11を読み出す際のスイッチ手段として機能させると同時に、領域r内の他のm×n−1個の放射線検出素子7からそれぞれ画像データDを読み出す際の読み出し用のスイッチ手段としても機能させるように構成した場合について説明した。
しかし、領域r内の各放射線検出素子7からそれぞれ画像データDを読み出す際の読み出し用のスイッチ手段を、放射線検出素子711に接続されているTFT8とは別に設けるように構成することが可能である。
すなわち、第2の実施形態では、図12に示すように、放射線画像撮影装置1の基板4上に設けられた複数の走査線5と複数の信号線6により区画された各領域rごとに、m×n(m、nはともに2以上の整数)個ずつ、放射線検出素子7がそれぞれ設けられている点では上記の第1の実施形態の場合と同様であるが、本実施形態では、領域r内に読み出し用スイッチ手段としてのTFT8aが設けられている。
また、本実施形態では、選択線10は、第1の実施形態のようにm×n−1本ではなく、m×n本設けられており、m×n本の選択線10がそれぞれm×n個の各放射線検出素子7のTFT8にオン電圧を印加して、m×n個の放射線検出素子7のいずれかを選択するための配線として機能するようになっている。
なお、本実施形態においても、図12に示すように、以下、領域rに、2×2個の放射線検出素子7が設けられた場合について説明するが、例えば、領域rに3×3個や4×2個等の放射線検出素子7を設けるように構成することも可能であり、それらの場合も同様に説明される。
本実施形態においても、各領域rの4個の放射線検出素子711〜722の各TFT8のソース電極8sは、各放射線検出素子711〜722にそれぞれ接続されている。
また、放射線検出素子711のTFT8のゲート電極8gは選択線10aに、放射線検出素子721のTFT8のゲート電極8gは選択線10bに、放射線検出素子712のTFT8のゲート電極8gは選択線10cに、また、放射線検出素子722のTFT8のゲート電極8gは選択線10dにそれぞれ接続されており、4個の放射線検出素子711〜722の各TFT8のドレイン電極8dは、読み出し用スイッチ手段としてのTFT8aのソース電極8sにそれぞれ接続されている。
また、読み出し用スイッチ手段としてのTFT8aのゲート電極8gは、走査線5に接続されており、TFT8aのドレイン電極8dは、信号線6に接続されている。
このように構成すると、各放射線検出素子711〜722からの画像データD11〜D22の読み出し処理の際に、選択線10a〜10dのいずれかオン電圧を印加すると、オン電圧を印加した選択線10に対応するTFT8がオン状態になり、当該TFT8が接続されている放射線検出素子7から放出された電荷が、読み出し用スイッチ手段としてのTFT8aのソース電極8sに蓄積される。
そして、その状態で走査線5にオン電圧が印加されて、読み出し用スイッチ手段としてのTFT8aがオン状態とされると、当該電荷がTFT8aを介して信号線6に放出されるため、当該電荷を画像データDとして読み出すことができる。
以下、図12に示した例に基づいて、各モードにおいて各走査線5や各選択線10a〜10cにオン電圧を印加するタイミング等について説明するとともに、本実施形態に係る放射線画像撮影装置1の作用について説明する。
[高精細モード]
高精細モードでは、制御手段22は、図13に示すように、まず、選択線10aにオン電圧を印加した状態で、走査駆動手段15のゲートドライバ15bから走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を順次印加させて、4個の放射線検出素子711〜722のうちの放射線検出素子711からの画像データD11の読み出し処理を行わせる。
この場合、選択線10aにオン電圧が印加されると、放射線検出素子711のTFT8がオン状態になるが、他の3個の放射線検出素子721、712、722の各TFT8はオフ状態のままであるため、放射線検出素子711内で放射線の照射により発生した電荷のみが、放射線検出素子711からオン状態になったTFT8を介して放出されて、読み出し用スイッチ手段としてのTFT8aのソース電極8sに蓄積される。
そして、その状態で走査線5にオン電圧が印加されて、読み出し用スイッチ手段としてのTFT8aがオン状態とされると、当該電荷がTFT8aを介して信号線6に放出されるため、画像データD11を読み出すことができる。
次に、制御手段22は、選択線10aに印加したオン電圧をオフ電圧に切り替えた後、選択線10bにオン電圧を印加した状態で、走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を順次印加させて、放射線検出素子721からの画像データD21の読み出し処理を行わせる。
この場合は、選択線10bにオン電圧が印加されると、放射線検出素子721のTFT8のみがオン状態になるため、電荷が放射線検出素子721からTFT8を介して放出されて、読み出し用スイッチ手段としてのTFT8aのソース電極8sに蓄積される。そして、その状態で走査線5にオン電圧が印加されると、当該電荷がTFT8aを介して信号線6に放出されるため、画像データD21として読み出される。
制御手段22は、以下、同様にして、選択線10cにオン電圧を印加した状態で走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を順次印加させて、放射線検出素子712からの画像データD12の読み出し処理を行わせ、続いて、選択線10dにオン電圧を印加した状態で走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を順次印加させて、放射線検出素子722からの画像データD22の読み出し処理を行わせる。
このようにして、制御手段22は、ゲートドライバ15bから走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を計4回順次印加させて、各放射線検出素子711〜722から画像データD11〜D22を読み出させて、全ての放射線検出素子7から画像データDを読み出すようになっている。
このように構成すれば、各放射線検出素子711〜722からそれぞれ画像データD11〜D22を読み出すことが可能となる。そのため、放射線画像撮影装置1の画素(すなわち放射線検出素子7)をより小さくして画素数(すなわち放射線検出素子7の数)を多くすれば、多数の細かな画素(すなわち放射線検出素子7)から画像データDを高精細に読み出すことが可能となり、第1の実施形態の場合と同様の有益な効果を得ることが可能となる。
なお、本実施形態では、4個の放射線検出素子711〜722の各TFT8がそれぞれ独立に読み出し用スイッチ手段であるTFT8aに接続されているため、前述した第1の実施形態の場合のように、例えば放射線検出素子721からの画像データD21の読み出し動作の際に、放射線検出素子711での読み残しの電荷が画像データD21に重畳されるといった問題が生じることがない。
そのため、各放射線検出素子7から画像データDの読み出し効率がどのような効率であっても、すなわち、読み出し効率が仮に低い場合であっても、各放射線検出素子7からの画像データDの読み出し動作におけるオン時間を長くする必要がなく、適宜の時間に設定された短いオン時間で各放射線検出素子7からの画像データDの読み出し処理を行うことが可能となる。
このように、本実施形態では、各放射線検出素子7からの画像データDの読み出し処理におけるオン時間を長くする必要がない分だけ各放射線検出素子7からの画像データDの読み出し処理に要する時間を短くすることが可能となり、放射線検出素子711〜722からの画像データD11〜D22の読み出し処理全体に要する時間を短縮することが可能となる。
[高速読み出しモード]
また、本実施形態においても、制御手段22は、放射線技師等の指示に従って、画像データDの読み出しモードを、上記の高精細モードから高速読み出しモードに切り替えるモード切替を行うことができるようになっている。
そして、図示を省略するが、高速読み出しモードでは、制御手段22は、図11に示した第1の実施形態の場合と同様に、全ての選択線10a〜10dにオン電圧を印加して4個の放射線検出素子711〜722から電荷が放出させて読み出し用スイッチ手段であるTFT8aのソース電極8sに蓄積させ、その状態で、走査駆動手段15のゲートドライバ15bから走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を順次印加させて、4個の放射線検出素子711〜722からの画像データD11〜D22の合計値を読み出させる。
従って、この高速読み出しモードでは、4個の放射線検出素子711〜722、すなわち一般的に言えば、領域r内のm×n個の放射線検出素子7が1つの画素として扱われ、m×n個の放射線検出素子7から読み出された各画像データDの合計値が、領域r内の1つの画素から読み出された画像データDとして処理される。
このようにして、制御手段22は、図11に示すように、ゲートドライバ15bから走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を1回だけ順次印加させて、各領域rのm×n個の各放射線検出素子7(すなわち1画素)から各放射線検出素子7の画像データDの合計値(すなわち当該画素の画像データD)を読み出させるようになっている。
このように構成することで、第1の実施形態の場合と同様に、上記のような高精細化を図るための構成(図12参照)を用いて、画像データDを高速に読み出すことが可能となり、例えば上記の構成の放射線画像撮影装置1を用いて動画を撮影するような場合でも、各画素から的確かつ高速に画像データDを読み出して、的確に動画を撮影することが可能となる。
[第3の実施の形態]
上記の第1の実施形態や第2の実施形態では、走査線5と信号線6により区画された各領域rごとにm×n個ずつ放射線検出素子7が設けられた場合について説明した。そして、その場合、m、nはともに2以上の整数であった。
しかし、例えば放射線画像撮影装置1の高精細化を図って放射線検出素子7の数を増やした場合に、走査線5や信号線6の本数が増加して、基板4上で各走査線5や各信号線6に接続する接続端子11(図4等参照)の数が増大しても、例えば、各信号線6に接続される各接続端子11については基板4上に収めることができなくなるが、各走査線5に接続される各接続端子11については基板4上に収めることができる場合がある。
そして、このような場合には、例えば図14に示すように、走査線5と信号線6により区画された各領域rごとに1×n(nは2以上の整数)個ずつ放射線検出素子7を設けるように構成することが可能である。なお、図14では、n=2の場合が示されており、以下では、この場合を例に挙げて説明する。
この場合、1本の選択線10が走査線5の延在方向に平行に設けられており、選択線10は、放射線検出素子712のTFT8のゲート電極8gに接続されている。また、当該TFT8のソース電極8sが放射線検出素子712に接続されており、当該TFT8のドレイン電極8dが、放射線検出素子711のTFT8のソース電極8sに接続されている。
放射線検出素子711のTFT8のソース電極8sには、放射線検出素子711も接続されており、放射線検出素子711のTFT8のゲート電極8gは走査線5に、ドレイン電極8dは信号線6にそれぞれ接続されている。すなわち、図14では、上記の第1の実施形態の場合のように、放射線検出素子711のTFT8が読み出し用のスイッチ手段としての機能も兼ねるように構成されている。
なお、図示を省略するが、上記の第2の実施形態の場合のように、放射線検出素子711、712の各TFT8とは別体の読み出し用スイッチ手段としてのTFT8aを領域r内に設けるように構成することも可能である。なお、その場合、選択線10は2本設けられ、各放射線検出素子711、712の各TFT8のゲート電極8gにそれぞれ接続されるように構成される。
図14に示したように構成した場合、図示を省略するが、図10に示した第1の実施形態の場合と同様に、制御手段22は、まず、選択線10にオン電圧を印加しない状態で、走査駆動手段15のゲートドライバ15bから走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を順次印加させて、2個の放射線検出素子711、712のうちの放射線検出素子711からの画像データD11の読み出し処理を行わせる。
制御手段22は、続いて、選択線10にオン電圧を印加した状態で、走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を順次印加させて、放射線検出素子712からの画像データD12の読み出し処理を行わせる。
このようにして、制御手段22は、ゲートドライバ15bから走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を計2回順次印加させて、各放射線検出素子711、712から画像データD11、D12をそれぞれ読み出させて、全ての放射線検出素子7から画像データDを読み出すように構成される。
なお、上記のように、放射線検出素子711、712の各TFT8とは別体の読み出し用スイッチ手段としてのTFT8aを領域r内に設ける場合には、図13に示した第2の実施形態の場合と同様に、2本の選択線10の一方の選択線10にオン電圧を印加した状態で放射線検出素子711からの画像データD11の読み出し処理を行わせ、続いて、他方の選択線10にオン電圧を印加した状態で放射線検出素子712からの画像データD12の読み出し処理を行わせるように構成される。
以上のように構成すれば、各領域rに1×n(nは2以上の整数)個ずつ設けられた各放射線検出素子7からそれぞれ画像データDを読み出すことが可能となり、高精細モードで画像データDの読み出し処理を行うことが可能となり、上記の第1、第2の実施形態における高精細モードの場合と同様の有益な効果を得ることが可能となる。
一方、本実施形態においても、制御手段22は、放射線技師等の指示に従って、画像データDの読み出しモードを、上記の高精細モードから高速読み出しモードに切り替えるモード切替を行うことができるようになっており、図示を省略するが、高速読み出しモードでは、制御手段22は、図11に示した第1の実施形態の場合と同様に、選択線10にオン電圧を印加した状態で、ゲートドライバ15bから走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を順次印加して2個の放射線検出素子711、712から画像データD11、D12の合計値を読み出させるように構成することが可能である。
そして、このように構成すれば、図11に示した第1の実施形態の場合と同様に、1回の読み出し動作で2個の放射線検出素子711、712から画像データD11、D12の合計値を読み出すことが可能となるため、上記のように読み出し動作が2回必要となる高精細モードの場合に比べて、1画素(すなわち領域rの1×n個の放射線検出素子7)から画像データD(すなわち1×n個の画像データDの合計値)を高速に読み出すことが可能となる。
また、その際、ゲートドライバ15bから、走査線5の隣接する2ラインに同時にオン電圧を印加して読み出し動作を行わせるように構成すれば、互いに隣接する4個の放射線検出素子711、711、712、712からの画像データD11、D11、D12、D12の合計値を読み出させるように構成することが可能となり、上記の第1、第2の実施形態の場合と同様に、2×2個の放射線検出素子7から同時に計4個の画像データDの合計値を読み出す状態とすることが可能となる。
また、上記の構成を一般化して、各領域rに1×n(nは2以上の整数)個ずつ各放射線検出素子7が設けられた状態で、ゲートドライバ15bから走査線5の隣接するmラインに同時にオン電圧を印加して読み出し動作を行わせるように構成すれば、互いに隣接するm×n個の各放射線検出素子7からの各画像データの合計値を読み出させるように構成することが可能となり、上記の第1、第2の実施形態の場合と同様に、m×n個の放射線検出素子7から同時に計m×n個の画像データDの合計値を読み出す状態とすることが可能となる。
このように構成すれば、走査線5の各ラインL1〜Lxのオン電圧を順次印加して画像データDを読み出す場合に比べて、読み出し時間が1/mに短縮される。そのため、画像データD(すなわちm×n個の画像データDの合計値)をより高速に読み出すことが可能となる。
そして、以上のように構成することで、第1、第2の実施形態の場合と同様に、上記のような高精細化を図るための構成(図14参照)を用いて、画像データD(すなわち1×n個の画像データDの合計値或いはm×n個の画像データDの合計値)を高速に読み出すことが可能となる。そして、例えば上記の構成の放射線画像撮影装置1を用いて動画を撮影するような場合でも、各画素から的確かつ高速に画像データDを読み出して、的確に動画を撮影することが可能となる。
[第4の実施の形態]
また、例えば放射線画像撮影装置1の高精細化を図って放射線検出素子7の数を増やした場合に、走査線5や信号線6の本数が増加して、基板4上で各走査線5や各信号線6に接続する接続端子11(図4等参照)の数が増大しても、例えば、各走査線5に接続される各接続端子11については基板4上に収めることができなくなるが、各信号線6に接続される各接続端子11については基板4上に収めることができる場合がある。
このような場合には、例えば図15に示すように、走査線5と信号線6により区画された各領域rごとにm×1(mは2以上の整数)個ずつ放射線検出素子7を設けるように構成することが可能である。なお、図15では、m=2の場合が示されている。
この場合、1本の選択線10が信号線6の延在方向に平行に設けられており、選択線10は、放射線検出素子721のTFT8のゲート電極8gに接続されている。また、当該TFT8のソース電極8sが放射線検出素子721に接続されており、当該TFT8のドレイン電極8dが、放射線検出素子711のTFT8のソース電極8sに接続されている。
放射線検出素子711のTFT8のソース電極8sには、放射線検出素子711も接続されており、放射線検出素子711のTFT8のゲート電極8gは走査線5に、ドレイン電極8dは信号線6にそれぞれ接続されている。
すなわち、図15においても、上記の第1の実施形態の場合のように、放射線検出素子711のTFT8が読み出し用のスイッチ手段としての機能も兼ねるように構成されているが、上記の第2の実施形態の場合のように、放射線検出素子711、721の各TFT8とは別体の読み出し用スイッチ手段としてのTFT8aを領域r内に設けるように構成することも可能である。
図15に示したように構成した場合、図示を省略するが、図10に示した第1の実施形態の場合と同様に、まず、選択線10にオン電圧を印加しない状態で、ゲートドライバ15bから走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を順次印加させると、放射線検出素子711から画像データD11が読み出される。続いて、選択線10にオン電圧を印加した状態で、走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を順次印加させると、放射線検出素子721から画像データD21が読み出される。
このようにして、制御手段22は、ゲートドライバ15bから走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を計2回順次印加させて、各放射線検出素子711、721から画像データD11、D21をそれぞれ読み出させて、全ての放射線検出素子7から画像データDを読み出すように構成される。
なお、上記のように、放射線検出素子711、721の各TFT8とは別体の読み出し用スイッチ手段としてのTFT8aを領域r内に設ける場合には、図13に示した第2の実施形態の場合と同様に、2本の選択線10の一方の選択線10にオン電圧を印加した状態で放射線検出素子711からの画像データD11の読み出し処理を行わせ、続いて、他方の選択線10にオン電圧を印加した状態で放射線検出素子721からの画像データD21の読み出し処理を行わせるように構成される。
以上のように構成すれば、各領域rにm×1(mは2以上の整数)個ずつ設けられた各放射線検出素子7からそれぞれ画像データDを読み出すことが可能となり、高精細モードで画像データDの読み出し処理を行うことが可能となり、上記の第1、第2の実施形態における高精細モードの場合と同様の有益な効果を得ることが可能となる。
一方、本実施形態においても、制御手段22は、放射線技師等の指示に従って、画像データDの読み出しモードを、上記の高精細モードから高速読み出しモードに切り替えるモード切替を行うことができるようになっており、図示を省略するが、高速読み出しモードでは、制御手段22は、図11に示した第1の実施形態の場合と同様に、選択線10にオン電圧を印加した状態で、ゲートドライバ15bから走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を順次印加して2個の放射線検出素子711、721から画像データD11、D21の合計値を読み出させるように構成することが可能である。
そして、このように構成すれば、図11に示した第1の実施形態の場合と同様に、1回の読み出し動作で2個の放射線検出素子711、721から画像データD11、D21の合計値を読み出すことが可能となるため、上記のように読み出し動作が2回必要となる高精細モードの場合に比べて、1画素(すなわち領域rのm×1個の放射線検出素子7)から画像データD(すなわちm×1個の画像データDの合計値)を高速に読み出すことが可能となる。
そして、以上のように構成することで、第1、第2の実施形態の場合と同様に、上記のような高精細化を図るための構成(図15参照)を用いて、画像データD(すなわちm×1個の画像データDの合計値)を高速に読み出すことが可能となるため、例えば上記の構成の放射線画像撮影装置1を用いて動画を撮影するような場合でも、各画素から的確かつ高速に画像データDを読み出して、的確に動画を撮影することが可能となる。
なお、本実施形態では、前述したようにm×n個の放射線検出素子7からの画像データDの合計値を1つの画像データDにまとめる場合、例えばビニングモードを有する読み出しIC16を用いない限り、1回の読み出し動作で自動的にm×n個の画像データDの合計値を読み出すように構成することができない。
すなわち、例えば、ゲートドライバ15bから走査線5の隣接する2ラインに同時にオン電圧を印加して読み出し動作を行っても、信号線6の延在方向に隣接する4個の放射線検出素子7(すなわち4×1個の放射線検出素子7)からの画像データDの合計値が読み出されるだけであり、2×2個の放射線検出素子7からの画像データDの合計値を読み出すことはできない。
そこで、m×n(m、nはともに2以上の整数)個の放射線検出素子7からの画像データDの合計値を得るためには、例えば、上記のようにして各信号線6ごとにm×1個の放射線検出素子7からの画像データDの合計値を読み出した後、隣接するn本の信号線6ごとに加算するように構成することで、m×n個の放射線検出素子7からの画像データDの合計値を得ることが可能となる。
[まとめ]
以上のように、上記の各実施形態に係る放射線画像撮影装置1によれば、走査線5と信号線6により区画された各領域rごとにm×n(m、nはともに1以上の整数。ただしともに1である場合を除く。)個ずつ放射線検出素子7を設け、そのうちの1個の放射線検出素子7のTFT8を読み出し用のスイッチ手段として用い、他のm×n−1個の放射線検出素子7のTFT8にm×n−1本の各選択線10からオン電圧をそれぞれ印加して、各放射線検出素子7から画像データDを読み出すように構成した。
また、1個の放射線検出素子7のTFT8を読み出し用のスイッチ手段として用いる代わりに、読み出し用スイッチ手段としてのTFT8aを新たに設け、m×n本の各選択線10からm×n個の各放射線検出素子7のTFT8にオン電圧をそれぞれ印加して、各放射線検出素子7から画像データDを読み出すように構成した。
このように構成したことで、走査線5や信号線6を1個の放射線検出素子7ごとにそれぞれ1本の割合で設けるように構成する場合に比べて、走査線5の本数は1/m、信号線6の本数は1/nになるため、走査線5や信号線6の本数を少なくすることが可能となる。
そのため、放射線画像撮影装置1の高精細化を図るために、各放射線検出素子7をより小さくして放射線検出素子7の数を増やしても、走査線5や信号線6の本数が増加することを防止することが可能となり、各走査線5が接続されるゲートIC15cや、各信号線6が接続される読み出しIC16の数が増加することを的確に防止することが可能となる。
また、上記の各実施形態に係る放射線画像撮影装置1によれば、上記のように、放射線画像撮影装置1の高精細化を図って放射線検出素子7の数を増やしても走査線5や信号線6の本数が増加することを防止することが可能となるため、基板4上で各走査線5や各信号線6に接続する接続端子11(図4等参照)の数が増大することを防止することが可能となる。そのため、全ての接続端子11を的確に基板4上に収めることが可能となる。
また、上記のように構成したことで、例えば、m×n−1本或いはm×n本の全ての選択線10にオン電圧を印加した状態で、ゲートドライバ15bから各走査線6にオン電圧を1回だけ印加させるだけで、各領域rごとのm×n個の放射線検出素子7から各画像データDを同時に読み出して、各画像データDの合計値を一度に読み出させる高速読み出しモードを実現することが可能となる。
そのため、上記のような高精細化を図るための構成を用いて高速読み出しモードをも実現することが可能となり、高精細モードと高速読み出しモードとを切り替えて放射線画像撮影を行うことが可能となるとともに、高速読み出しモードでは、画像データDを高速に読み出すことが可能となる。
そのため、上記の各実施形態の構成の放射線画像撮影装置1を用いて動画を撮影するような場合でも、各画素(すなわち各領域r)から的確かつ高速に画像データDを読み出して、的確に動画を撮影することが可能となる。
なお、上記の第1、第3、第4の実施形態の構成例を表す図9、図14、図15では、放射線検出素子711に接続されているTFT8が読み出し用のスイッチ手段を兼ねる場合を示したが、他の放射線検出素子7に接続されているTFT8が読み出し用のスイッチ手段を兼ねるように構成することも可能である。
また、上記の第1の実施形態では、放射線検出素子711からの画像データD11の読み出し後、選択線10a〜10cに順にオン電圧を印加して画像データD21、D12、D22の順に画像データDを読み出す場合について説明したが、画像データD11の読み出し後の各画像データDの読み出しの順番は適宜の順番に設定することができる。
さらに、第2の実施形態においても、選択線10a〜10dにオン電圧を印加する順番を適宜変更して、画像データD11〜D22を読み出す順番を適宜の順番に設定することが可能である。
また、第2の実施形態の構成例を表す図12では、読み出し用スイッチ手段としてのTFT8aを領域rの周縁部に設けるように記載されているが、TFT8aを設ける位置は任意であり、例えば領域rの中央部に設けるように構成することも可能である。
1 放射線画像撮影装置
5 走査線
6 信号線
7、711〜722 放射線検出素子
8 TFT(スイッチ手段)
8a TFT(読み出し用スイッチ手段)
8d ドレイン電極
8g ゲート電極
8s ソース電極
10、10a〜10d 選択線
15 走査駆動手段
15c ゲートIC
16 読み出しIC
17 読み出し回路
22 制御手段
D、D11〜D22 画像データ
P 検出部
r 領域

Claims (9)

  1. 互いに交差するように配設された複数の走査線および複数の信号線と、
    前記走査線と前記信号線により区画された各領域ごとにm×n(m、nはともに1以上の整数。ただしともに1である場合を除く。)個ずつ設けられた放射線検出素子と、
    前記各放射線検出素子ごとに設けられ、前記各放射線検出素子にソース電極がそれぞれ接続された薄膜トランジスタからなるスイッチ手段と、
    を備える検出部と、
    前記各領域ごとのm×n個の前記放射線検出素子のうち、m×n−1個の前記放射線検出素子の前記各スイッチ手段のゲート電極にそれぞれ接続されたm×n−1本の選択線と、
    前記各領域のm×n個の前記放射線検出素子のうちの残りの1個の前記放射線検出素子の前記スイッチ手段のゲート電極が接続された前記走査線にオン電圧を印加するゲートICを備える走査駆動手段と、
    前記各放射線検出素子から前記信号線に放出された前記電荷を画像データに変換して読み出す読み出し回路が内蔵された読み出しICと、
    少なくとも前記走査駆動手段および前記読み出し回路を制御して前記各放射線検出素子からの前記画像データの読み出し処理を行わせる制御手段と、
    を備え、
    前記m×n−1個の前記放射線検出素子の前記スイッチ手段のドレイン電極は、それぞれ前記残りの1個の放射線検出素子の前記スイッチ手段のソース電極に接続されており、かつ、前記残りの1個の放射線検出素子の前記スイッチ手段のドレイン電極が前記信号線に接続されており、
    前記制御手段は、前記画像データの読み出し処理の際には、前記m×n−1本の選択線のうちのいずれの前記選択線にもオン電圧を印加しない状態で、または、前記m×n−1本の選択線のうちオン電圧を印加する前記選択線を順次切り替えて、前記走査駆動手段から前記走査線を介して前記残りの1個の放射線検出素子の前記スイッチ手段のゲート電極にオン電圧を順次印加させて、前記各領域ごとのm×n個の前記放射線検出素子から前記画像データを順次読み出させることを特徴とする放射線画像撮影装置。
  2. 前記制御手段は、前記画像データの読み出し処理の際には、前記m×n−1本の選択線のうちのいずれの前記選択線にもオン電圧を印加しない状態で、前記各領域ごとのm×n個の前記放射線検出素子のうちの前記残りの1個の放射線検出素子からの前記画像データの読み出し処理を行わせた後、前記m×n−1本の選択線のうちオン電圧を印加する前記選択線を順次切り替えながら、前記m×n−1個の放射線検出素子からの前記画像データの読み出し処理を順次行わせることを特徴とする請求項1に記載の放射線画像撮影装置。
  3. 前記制御手段は、前記画像データの読み出し処理の際に、最初に、前記m×n−1本の選択線のうちのいずれの前記選択線にもオン電圧を印加しない状態で前記残りの1個の放射線検出素子からの前記画像データの読み出し処理を行わせる際に、前記残りの1個の放射線検出素子の前記スイッチ手段の前記ゲート電極に対して前記走査線を介してオン電圧を印加させる時間を、その後、前記m×n−1本の選択線のうちオン電圧を印加する前記選択線を順次切り替えながら前記m×n−1個の放射線検出素子からの前記画像データの読み出し処理を順次行わせる際に前記各放射線検出素子の前記スイッチ手段の前記ゲート電極に対して前記選択線からそれぞれオン電圧を印加する時間よりも長い時間とすることを特徴とする請求項2に記載の放射線画像撮影装置。
  4. 前記画像データの読み出し処理の際に、
    前記m×n−1本の選択線のうちのいずれの前記選択線にもオン電圧を印加しない状態で、または、前記m×n−1本の選択線のうちオン電圧を印加する前記選択線を順次切り替えて、前記走査駆動手段から前記走査線を介して前記残りの1個の放射線検出素子の前記スイッチ手段のゲート電極にオン電圧を順次印加させて、前記各領域ごとのm×n個の前記放射線検出素子から前記画像データを順次読み出させる高精細モードと、
    前記m×n−1本の全ての選択線にオン電圧を印加した状態で、前記走査駆動手段から前記走査線を介して前記残りの1個の放射線検出素子の前記スイッチ手段のゲート電極にオン電圧を1回だけ印加させて、前記各領域ごとのm×n個の前記放射線検出素子から前記画像データの合計値を読み出させる高速読み出しモードと
    の間でモード切り替えを行うことが可能とされていることを特徴とする請求項1から請求個3のいずれか一項に記載の放射線画像撮影装置。
  5. 互いに交差するように配設された複数の走査線および複数の信号線と、
    前記走査線と前記信号線により区画された各領域ごとにm×n(m、nはともに1以上の整数。ただしともに1である場合を除く。)個ずつ設けられた放射線検出素子と、
    前記各放射線検出素子ごとに設けられ、前記各放射線検出素子にソース電極がそれぞれ接続された薄膜トランジスタからなるスイッチ手段と、
    前記各スイッチ手段のドレイン電極がソース電極に接続された薄膜トランジスタからなる読み出し用スイッチ手段と、
    を備える検出部と、
    前記各領域ごとのm×n個の前記放射線検出素子の前記各スイッチ手段のゲート電極にそれぞれ接続されたm×n本の選択線と、
    前記読み出し用スイッチ手段のゲート電極が接続された前記走査線にオン電圧を印加するゲートICを備える走査駆動手段と、
    前記各放射線検出素子から前記信号線に放出された前記電荷を画像データに変換して読み出す読み出し回路が内蔵された読み出しICと、
    少なくとも前記走査駆動手段および前記読み出し回路を制御して前記各放射線検出素子からの前記画像データの読み出し処理を行わせる制御手段と、
    を備え、
    前記読み出し用スイッチ手段のドレイン電極が前記信号線に接続されており、
    前記制御手段は、前記画像データの読み出し処理の際には、前記m×n本の選択線のうちオン電圧を印加する前記選択線を順次切り替えながら、前記走査駆動手段から前記走査線を介して前記読み出し用スイッチ手段のゲート電極にオン電圧を順次印加させて、前記各領域ごとのm×n個の前記放射線検出素子から前記画像データを順次読み出させることを特徴とする放射線画像撮影装置。
  6. 前記画像データの読み出し処理の際に、
    前記m×n本の選択線のうちオン電圧を印加する前記選択線を順次切り替えながら、前記走査駆動手段から前記走査線を介して前記読み出し用スイッチ手段のゲート電極にオン電圧を順次印加させて、前記各領域ごとのm×n個の前記放射線検出素子から前記画像データを順次読み出させる高精細モードと、
    前記m×n本の全ての選択線にオン電圧を印加した状態で、前記走査駆動手段から前記走査線を介して前記読み出し用スイッチ手段のゲート電極にオン電圧を1回だけ印加させて、前記各領域ごとのm×n個の前記放射線検出素子から前記画像データの合計値を読み出させる高速読み出しモードと
    の間でモード切り替えを行うことが可能とされていることを特徴とする請求項5に記載の放射線画像撮影装置。
  7. 前記制御手段は、前記各領域ごとのm×n個の前記放射線検出素子の前記スイッチ手段の前記ゲート電極にオン電圧を印加する際に、前記各スイッチ手段に同じ時間だけオン電圧を印加させることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項4から請求項6のいずれか一項に記載の放射線画像撮影装置。
  8. 前記選択線は、前記検出部の外側に、前記信号線の延在方向に平行に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の放射線画像撮影装置。
  9. 前記選択線は、前記検出部の外側に、前記走査線の延在方向に平行に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の放射線画像撮影装置。
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