JP2013249626A - マンホール用梯子 - Google Patents

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Abstract

【課題】マンホールの開口部上に転落防止柵を横方向に確実に固定するとともに、マンホール内で昇り降りし易いマンホール用梯子を提供する。
【解決手段】一対の支持脚4を備えた梯子本体1の上部に、上下方向と横方向との間で転落防止柵2が回動可能に取り付けられ、支持脚4に沿って上下方向にスライドする手摺3の上部にフック19を、フック19の下方にストッパ片20を設け、支持脚4に手摺3を案内するガイド枠7と、ストッパ受け具9を設ける。ガイド枠7はストッパ片20との係合により、手摺3をフック19が横方向の転落防止柵2の切り欠き17に係合可能な向きとなる状態で案内するものであり、ストッパ片20がガイド枠7よりも上方に位置するとき、手摺3は、フック19が横方向の転落防止柵2に対して係合解除する向きとなる状態に回転可能であり、ストッパ片20をストッパ受け具9に係合してそのフック19の状態で、手摺3を保持する。
【選択図】図1

Description

この発明は、梯子本体の上部に転落防止柵が上下方向と横方向との間で回動可能に取り付けられたマンホール用梯子に関する。
一般に、地下の下水道や配線設備等の地下施設への保守点検用通路としてマンホールが設けられている。通常、このマンホールは、道路等の地表面に開口しており、その開口部には縦孔を密閉する鋳鉄製の蓋板が設けられている。
地下施設の保守点検は、この鋳鉄製の重い蓋板を開け、作業者がマンホール内に入って行ない、通常、作業中は蓋板を開放した状態となっている。従って、作業中に地上での作業員や道路等の通行人が誤ってマンホール内に転落することがあった。
このような転落を回避するために、梯子本体の上部に、円弧形の外枠内に格子を設けた転落防止柵(転倒防止具)を上下方向、横方向に回動可能に取り付けたマンホール用梯子が使用されている(例えば、特許文献1)。
このマンホール用梯子は、梯子本体の両脚部の上部に上下2箇所に固定軸を設け、上側の固定軸を転倒防止具の連結部材に設けた長孔に通し、下側の固定軸を一端が連結部材に回動自在に支持されるホルダー部材の他端に設けた長孔に通して、転倒防止具を両脚部に対して回動自在に支持したものであり、転倒防止具が梯子本体に対して上下方向または横方向にそれぞれ保持可能となっている。このマンホール用梯子をマンホール内に立て掛け、転倒防止具を開口部に横方向にして、マンホール内へ人の転落を防止している。
特開平10−159116号公報
ところで、特許文献1に記載のマンホール用梯子の転倒防止具は、梯子本体の両脚部に対する上下方向の保持は、転倒防止具の連結部材の先端部に形成された凹溝がその直下に位置する下側の固定軸に嵌合することで行われる。
一方、転倒防止具の横方向での保持は、自重により転倒防止具が横方向となったとき、その両脚部の下側の固定軸が、ホルダー部材の他端部の長孔の一端部側の縁に突き当たり、転倒防止具のさらなる下方への回動を規制することで行われる。
しかし、転倒防止具は、自重によって、両脚部に下側の固定軸とホルダー部材の他端部の長孔の一端側の縁との突き当てにより、横方向に保持されているに過ぎない。このため、転落防止具は、作業員が持ち上げることで、容易に上下方向に回動させることが可能となり、転倒防止具を横方向に確実に保持することができないという問題があった。
また、作業員は、マンホールの開口部から上方に突き出した転倒防止具の外枠を手で掴み、身体を支えながら、梯子本体を伝ってマンホールの開口部で昇降している。しかし、転倒防止具の外枠は円弧状となっており、手で掴みにくいため、昇降する作業員が外枠から梯子本体に、またはその逆に手を持ち変えるとき、姿勢が不安定になり、マンホールの開口部で昇降しにくくなるおそれがある。
そこで、この発明の課題は、マンホールの開口部上に転落防止柵を横方向に確実に固定するとともに、マンホールの開口部での昇降し易いマンホール用梯子を提供することである。
前記の課題を解決するために、この発明に係るマンホール用梯子は、一対の支持脚を備えた梯子本体と、その梯子本体の上部に、上下方向と横方向との間で回動可能に取り付けられた転落防止柵とを備え、その転落防止柵が前記支持脚に対して上下方向と横方向に保持可能とされ、マンホールの内壁に前記梯子本体が固定されるマンホール用梯子において、
前記梯子本体の支持脚に沿って上下方向にスライドする手摺を備え、その手摺の上部にフックを、そのフックの下方にストッパ片を設け、前記支持脚に前記手摺を案内するガイド枠を設け、そのガイド枠は前記ストッパ片との係合により、前記手摺を前記フックが横方向の前記転落防止柵に係合可能な向きとなる状態で案内するものであり、前記手摺が前記ガイド枠により案内されているとき、前記フックが横方向の前記転落防止柵に係合可能となっており、前記手摺が上方にスライドされ、そのストッパ片が前記ガイド枠よりも上方に位置するとき、前記手摺は、そのフックが横方向の前記転落防止柵に対して係合解除する向きとなる状態に回転可能であり、かつそのフックの状態で保持可能である構成を採用したのである。
これにより、横方向に回動した転落防止柵に対しては、手摺のフックを係合させることにより、上下方向の回動を規制することができる。
また、手摺を上方にスライドさせて、フックが横方向の転落防止柵に対して係合解除する向きとなる状態で手摺を保持することで、転落防止柵を持ち上げて上下方向となるように回動することができる。
また、前記手摺のストッパ片にその手摺に対して反対向きに設けた一対の突起を設け、前記支持脚にストッパ受け具を設け、前記ストッパ片の一方の突起を前記ガイド枠に係合し、前記フックが横方向の前記転落防止柵に対して係合解除する向きとなる状態で、前記他方の突起を前記ストッパ受け具に係合し、前記手摺を保持するようにした構成を採用することができる。
この構成によると、手摺のストッパ片の他方の突起をストッパ受け具に係合することにより、手摺は、フックが横方向の転落防止柵に対して係合解除する向きに保持される。
さらに、前記転落防止柵を一対の支柱の間に複数の横桟を間隔をおいて掛け渡して形成し、前記支柱に前記支持脚に対して回転可能に連結する連結板を設け、その連結板に前記支柱の長さ方向に延びる長孔を形成し、前記支持脚に設けられた軸を前記連結板の長孔に通し、前記転落防止柵が横方向に回転したとき、前記支持脚の軸を前記連結板の長孔の前記支持脚側の端部に位置するようにした構成を採用することができる。
この構成では、前記転落防止柵が横方向に回動したとき、支持脚の軸が連結板の長孔の支持脚側の端部の縁に突き当たる。この突き当てによって、転落防止柵は自重により下方への回転が規制され、転落防止柵を横方向となる位置に保持することができる。
また、上下方向の転落防止柵の横桟を梯子本体の踏桟として使用することができるので、手摺を手で掴んで、転落防止柵から梯子本体へと伝わって、マンホールの開口部での昇降がさらにしやすくなる。
この構成において、前記支持脚の上面に嵌合穴を設け、前記転落防止柵が上下方向に回転したとき、前記支持脚の軸を前記連結板の長孔内を移動させ、前記支柱の前記支持脚側の端部を前記嵌合穴に嵌合可能とした構成を採用することができる。
この場合、支柱の支持脚側の端部を支持脚の嵌合穴に嵌合することで、転落防止柵を上下方向となるように確実に固定することができる。
また、梯子本体において、一対の前記支持脚間に踏桟を掛け渡したものであり、一対の前記支持脚の間隔を、その一対の支持脚の間に、マンホールの内壁に上下方向に間隔をおいて複数設けたステップが配置可能となる間隔とすることで、マンホールの内壁に既設のステップを梯子本体の踏桟の一部として活用することが可能となる。
この発明のマンホール用梯子は、梯子本体を伝ってマンホール内に入る際、手で掴んで身体を支える手摺を上下方向にスライドさせて、横方向となる転落防止柵の回動を規制するようにしたので、横方向の転落防止柵が不用意に持ち上げられることがなく、マンホールの開口部に確実に配置され、安全性が確保される。
さらに、転落防止柵が上下方向となる状態で、手摺を保持することで、梯子本体の支持脚に沿う手摺から支持脚にまたはその逆に、梯子を昇降するように、手をスムーズに持ち変えることができるので、マンホールの開口部で昇降し易くなる。
この発明の実施形態に係るマンホール用梯子を示す斜視図 同上の転落防止柵が横方向となる状態を示す斜視図 同上の手摺の上方にスライドした状態を示す前面図 同上の手摺の回転した状態を示す前面図 同上の転落防止柵の上下方向への回動を示す斜視図 (a)同上の転落防止柵が上下方向に回動した状態を示す側面図、(b)同上の転落防止柵が上下方向に保持された状態を示す側面図 同上の転落防止柵が上下方向に保持された状態を示す斜視図 同上のマンホール用梯子をマンホール内に固定した状態を示す側面図 この発明の他の実施形態に係るマンホール用梯子を示す斜視図 同上のマンホール用梯子をマンホール内に固定した状態を示す側面図
以下、この発明の実施形態に係るマンホール用梯子の一実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。
このマンホール用梯子は、図1に示すように、梯子本体1と、梯子本体1の上端に上下方向と横方向との間で回動可能に取り付けられた転落防止柵2と、梯子本体1を構成する両支持脚4に沿って上下方向にスライドする2本の手摺3を備えている。
梯子本体1は、一対の支持脚4の間に複数の踏桟5が所定間隔をおいて取り付けられており、両支持脚4の上端に軸を備えた固定具6が設けられている。固定具6は、支持脚4に対して、横方向となる転落防止柵2側と反対側に固定されており、2つの固定具6の軸が互いに同軸状に対向している。
両支持脚4の外側(踏桟5側に対して反対側)に、支持脚4に沿ってガイド枠7がそれぞれ設けられている。ガイド枠7は、長尺の板材の幅方向両側部7a、7bが、幅方向の中央部7cに対してそれぞれ反対方向に直角に全長にわたって屈曲したものである。一方の屈曲部7aが支持脚4の外側に固定され、他方の屈曲部7bが、支持脚4の外側の面に対して間隔をおいて対向している。
また、支持脚4の外側には、手摺ホルダ8が上下2箇所に設けられている。手摺ホルダ8は、手摺3が挿通する孔を有し、上部の手摺ホルダ8は支持脚4の上端部に、下部の手摺ホルダ8はガイド枠7よりも上方に配置されている。上下の手摺ホルダ8により、手摺3が上下方向にスライド可能に支持脚4の外側で保持される。
支持脚4の手前側(横方向となる転落防止柵2側)に、ストッパ受け具9が固定されている。ストッパ受け具9は、図2〜4に示すように、支持脚4の手前側の面と対向する係合部9aを備え、支持脚4に対して、ガイド枠7の上端部にかつ、下部の手摺ホルダ8よりも下方に配置されている。なお、ストッパ受け具9をガイド枠7の上端と下部の手摺ホルダ8との間に配置してもよい。
また、支持脚4の手前側には、転落防止柵受け板10が取り付けられ、転落防止柵2が横方向となったとき、その表面に転落防止柵2の支柱13が突き当たるように固定されている。
支持脚4の上端面には、図5、6に示すように、嵌合穴11が設けられており、上下方向となる転落防止柵2の支柱13の一端部が嵌合する。両支持脚4の下端には、ボルト、ナットを介して接地板12が取付けられ、接地板12を回転することにより、両支持脚4の地面、床面等に対する位置を調整可能となっている(図1参照)。
両支持脚4の上部の内側(踏桟5側)に、アンカー21が固定されており、両アンカー21は、支持脚4の奥側(横方向となる転落防止柵2側と反対側)に向かって延び、先端部が支持脚4の内側に向いて形成されている。
転落防止柵2は、一対の支柱13の間に横桟14が所定間隔をおいて取り付けられたものである。支柱13の中央に位置する隣り合う2本の横桟14の間に、転落防止柵2を持ち上げる取手15が取り付けられている。取手15は一対の支柱13寄りの2箇所に配置されている。
両支柱13は、その中央部から一端部に掛けて延びる連結板16を備えている。両連結板16は互いに対向し、転落防止柵2が横方向となっている状態において、支柱13に対して上側に取り付けられている。連結板16には、支柱13の長さ方向に延びる長孔18が設けられており、連結板16の支柱13側と反対側の縁の中央部分には切欠き17が形成されている。
連結板16の長孔18に支持脚4の固定具6の軸が係合している。この係合によって、固定具6の軸を回転中心として、転落防止柵2が連結板16を介してその梯子本体1の支持脚4に対して回動可能に連結される。
転落防止柵2が横方向に回動したとき、図2に示すように、連結板16の長孔18の一端部に固定具6の軸が位置し、長孔18の縁に突き当たる。また、この状態で、転落防止柵2の両支柱13の一端部が支持脚4の転落防止柵受け板10に突き当たる。これらの突き当てによって、転落防止柵2は、横方向となる状態からさらに下方へ回動することが規制され、横方向となる状態に保持可能となっている。
横方向となる転落防止柵2を持ち上げて、固定具6の軸を回転中心として、上下方向となる状態に回動させると、転落防止柵2の支柱13の一端部は、支持脚4の嵌合穴11の上方に位置する状態となる(図6(a)参照)。
この状態で、固定具6の軸を連結板16の長孔18内を移動させることで、図6(b)に示すように、転落防止柵2の支柱13の一端部が嵌合可能となっている。この嵌合により、転落防止柵2が上下方向となる状態に保持される。
手摺3は、金属パイプで形成され、図7、8に示すように、梯子本体1の支持脚4の外側で上下の手摺ホルダ8により上下方向にスライド可能に保持されている。手摺3の上端部にフック19が設けられており、フック19は手摺3の外周面に対してすき間をもって形成された下向きの先端部を有している。フック19は、転落防止柵2が横方向となる状態において、下方にスライドさせることで、連結板16の切欠き17に係合可能となっている(図1参照)。
手摺3の下端部にストッパ片20が手摺13に対して直角に取り付けられている。ストッパ片20は、2つの突起20a、20bを有し、突起20a、20bは、互いに反対向きに設けられている。また、手摺3のフック19と一方の突起20a、及びフック19と他方の突起20bの位置は、手摺3を上方から見た状態で、直角に配置されている。
一方の突起20aは、ガイド枠7の他方の屈曲部7cと支持脚2の外側の面との間に係合する。この係合状態では、図2に示すように、手摺3は、ガイド枠7により、フック19が横方向の転落防止柵2の連結板16の切り欠き17に係合可能な向きとなる状態で案内される。
手摺3が上方にスライドされ、ストッパ片20がガイド枠7よりも上方に位置するとき、一方の突起20aは、ガイド枠7の他方の屈曲部7cと支持脚4との間から抜け出て、係合が解除された状態となる。このとき、手摺3は、フック19の先端部が横方向の転落防止柵2に対して係合解除する向きとなる状態に回転可能となる(図3の一点鎖線参照)。
この状態で、手摺3を回転すると、他方の突起20bは、支持脚4の手前側の面に位置し、手摺3の下方へのスライドにより、支持脚4のストッパ受け具9に係合される。この係合により、手摺3は、フック19の先端部が横方向の転落防止柵2に対して係合解除する向きとなる状態で保持される。このとき、転落防止柵2の回動の規制解除と、手摺3の保持とを一連の動作で行うことができ、転落防止柵2は上下方向へ回動可能となる。
この発明の実施形態に係るマンホール用梯子は上記のように構成され、以下、その使用方法について図1〜8に基づいて説明する。
図8に示すように、マンホール用梯子の梯子本体1をマンホールM内に挿し込み、転落防止柵2がマンホールの開口部に位置する横方向となる状態で、マンホールMの内壁にアンカー21により、梯子本体1を垂直状態に設置する。
このとき、転落防止柵2は、横方向に保持された際、その取手15が地面から突き出さない程度で、地面よりやや下方の位置となるよう配置される。そして、この配置となるように接地板12の位置を上下に調整して梯子本体1をマンホールMの内壁に固定する。
梯子本体1のマンホールへの固定後、通常、転落防止柵2は横方向に保持されており、連結板16の切り欠き17に手摺3のフック19の先端部が係合している。この状態では、転落防止柵2は、フック19により上下方向への回動が規制され、マンホールMの開口部を覆っているので、作業者のマンホール内への落下が防止される。
地下施設の保守点検作業に先立って、作業者がマンホールMの開口部からマンホール内に入るには、図2に示すように、2本の手摺3を上方にスライドする。このとき、ストッパ片20は、一方の突起20aがガイド枠7の他方の屈曲部7cと支持脚4との間に係合している。このため、2本の手摺3を、フック19の先端部が横方向の転落防止柵2に係合可能な状態を維持しながら上方へスライドすることができる。
さらに、手摺3を上方にスライドして、図3に示すように、ストッパ片20を下側の手摺ホルダ8に突き当てる。この突き当てた状態で、フック19の先端部が横方向の転落防止柵2に対して係合解除する向きとなるように、手摺3を回転させる(図2の一点鎖線参照)。
続いて、図4に示すように、回転した手摺3を下方にスライドさせ、フック片20の他方の突起20bをストッパ受け具9の上に載せ、他方の突起20bとストッパ受け具9の係合部9aとが係合する状態で手摺3を保持する(図5参照)。
手摺3を保持した状態で、図6(a)に示すように、固定具6の軸を回転中心として、転落防止柵2を上下方向となる状態に回動させながら持ち上げる。このとき、固定具6の軸は、連結板16の長孔18の一端部に位置している。
その後、固定具6の軸を連結板16の長孔18の一端部から他端部へ移動させながら、転落防止柵2を下方にスライドし、転落防止柵2の両支柱13の一端部を支持脚4の嵌合穴11に嵌め合わせる(図6(b)参照)。この嵌め合わせにより、図7に示すように、転落防止柵2は上下方向となる状態で保持される。
この状態で、2本の手摺3を手で持って体を支えながら、マンホールM内に片足を入れて、転落防止柵2の横桟14、梯子本体1の踏桟5へと順次足を掛けて、梯子本体1を伝ってマンホール内を降り、地下施設の保守点検等の作業を行う。
保守点検等の作業が終了し、作業員が梯子本体1を伝って地上に上がった後は、上述した使用方法の手順と逆の手順を行う。
逆の手順により、転落防止柵2は、横方向となる状態に保持され、連結板16の切り欠き17に手摺3のフック19の先端部を係合する。これにより、転落防止柵2は、フック19による係合を解除しないと、持ち上げて回動させることができない。このため、転落防止柵2が横方向となる状態に確実に保持されて、安全性を確保することができる。
次に、この発明の他の実施形態に係るマンホール用梯子を図9、10に示す。この実施形態は、図10に示すように、梯子本体1において、一対の支持脚4の間隔を、その一対に支持脚4の間に、マンホールMの内壁に上下方向に間隔をおいて複数設けたステップ30、30が配置可能となる間隔とする構成とした点で、上述の実施形態と相違する。その他の構成は、第1の実施形態の場合と同様である。
すなわち、図9に示すように、他の実施形態に係るマンホール用梯子において、梯子本体1は、一対の支持脚4の間の下部に、踏桟5を取り付けたものである。
この実施形態に係るマンホール用梯子は、図10に示すように、マンホールM内に挿し込み、マンホールM内の既設のステップ30、30が梯子本体1の一対の支持脚4の間に位置する状態で、マンホールMの内壁にアンカー21により、梯子本体1を垂直状態に設置する。
この設置により、マンホールM内の既設のステップ30、30を梯子本体1の横桟として利用することができる。また、梯子本体1をマンホールMの内壁に近づけた状態で設置することが可能となり、マンホールM内の作業員の移動スペースを広くすることができる。
1 梯子本体
2 転落防止柵
3 手摺
4 支持脚
5 踏桟
6 固定具
7 ガイド枠
8 手摺ホルダ
9 ストッパ受け具
10 転落防止柵受け板
11 嵌合穴
12 接地板
13 支柱
14 横桟
15 取手
16 連結板
17 切り欠き
18 長孔
19 フック
20 ストッパ片
21 アンカー
30 ステップ

Claims (5)

  1. 一対の支持脚(4)を備えた梯子本体(1)と、その梯子本体(1)の上部に、上下方向と横方向との間で回動可能に取り付けられた転落防止柵(2)とを備え、その転落防止柵(2)が前記支持脚(4)に対して上下方向と横方向に保持可能とされ、マンホールの内壁に前記梯子本体(1)が固定されるマンホール用梯子において、
    前記梯子本体(1)の支持脚(4)に沿って上下方向にスライドする手摺(3)を備え、その手摺(3)の上部にフック(19)を、そのフックの下方にストッパ片(20)を設け、前記支持脚(4)に前記手摺(3)を案内するガイド枠(7)を設け、そのガイド枠(7)は前記ストッパ片(20)との係合により、前記手摺(3)を前記フック(19)が横方向の前記転落防止柵(2)に係合可能な向きとなる状態で案内するものであり、前記手摺(3)が前記ガイド枠(7)により案内されているとき、前記フック(19)が横方向の前記転落防止柵(2)に係合可能となっており、前記手摺(3)が上方にスライドされ、そのストッパ片(20)が前記ガイド枠(7)よりも上方に位置するとき、前記手摺(3)は、そのフック(19)が横方向の前記転落防止柵(2)に対して係合解除する向きとなる状態に回転可能であり、かつそのフック(19)の状態で保持可能であることを特徴とするマンホール用梯子。
  2. 前記手摺(3)のストッパ片(20)にその手摺(3)に対して反対向きに設けた一対の突起(20a、20b)を設け、前記支持脚(4)にストッパ受け具(9)を設け、前記ストッパ片(20)の一方の突起(20a)を前記ガイド枠(7)に係合し、前記フック(19)が横方向の前記転落防止柵(2)に対して係合解除する向きとなる状態で、前記他方の突起(20b)を前記ストッパ受け具(9)に係合し、前記手摺(3)を保持するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のマンホール用梯子。
  3. 前記転落防止柵(2)を一対の支柱(13、13)の間に複数の横桟(14)を間隔をおいて掛け渡して形成し、前記支柱(13)に前記支持脚(4)に対して回転可能に連結する連結板(16)を設け、その連結板(16)に前記支柱(13)の長さ方向に延びる長孔(17)を形成し、前記支持脚(4)に設けられた軸を前記連結板(16)の長孔(18)に通し、前記転落防止柵(2)が横方向に回転したとき、前記支持脚(4)の軸を前記連結板(16)の長孔(18)の前記支持脚(4)側の端部に位置するようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載のマンホール用梯子。
  4. 前記支持脚(4)の上面に嵌合穴(11)を設け、前記転落防止柵(2)が上下方向に回転したとき、前記支持脚(4)の軸を前記連結板(16)の長孔(18)内を移動させ、前記支柱(13)の前記支持脚(4)側の端部を前記嵌合穴(11)に嵌合可能としたことを特徴とする請求項3に記載のマンホール用梯子。
  5. 前記梯子本体は、一対の前記支持脚(4)間に踏桟(5)を掛け渡したものであり、一対の前記支持脚(4)の間隔を、その一対の支持脚(4)の間に、マンホールの内壁に上下方向に間隔をおいて複数設けたステップが配置可能となる間隔としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のマンホール用梯子。
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