JP2008148441A - 高架送電線における接地線の取付装置と、高架送電線における接地線の取付方法 - Google Patents

高架送電線における接地線の取付装置と、高架送電線における接地線の取付方法 Download PDF

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勘一 米田
Masamichi Ninomiya
正道 二宮
Keita Kori
啓太 郡
Tomokazu Akasu
智和 赤須
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Abstract

【課題】接地線を高架送電線に容易且つ安全に取り付けることができる接地線の取付装置と、高架送電線における接地線の取付方法を提供する。
【解決手段】高架送電線における接地線の取付装置は、先端部に接地線を固定している接地棒と、この接地棒をセット可能な接地棒固定ガイドを備えている二連スライド梯子と、二連スライド梯子を固定可能な梯子固定用架台と、から成る。また、接地線の取付方法は、梯子固定用架台を回動させて起立させる工程と、梯子固定用架台へ二連スライド梯子を配置する工程と、先端部に接地線を固定している接地棒を二連スライド梯子の接地棒固定ガイドへセットする工程と、二連スライド梯子を伸ばし、接地棒を介して接地線を高架送電線に取り付ける工程と、梯子固定用架台が備えている振れ防止用鋼材を上方向に引き起こして接地棒の基端部側を捕縛する工程と、地上に配設している被接地金具に接地線の端部を接続する工程と、から成る。
【選択図】図1

Description

本発明は、高架送電線における受電設備の点検時において、高架送電線に接地線を取り付けるための高架送電線における接地線の取付装置と、高架送電線における接地線の取付方法に関するものである。
従来において、受電設備を点検する際には、高架送電線に接地線を取り付ける場合がある。
この接地線は、以下のような働きを成している。すなわち、受電設備を点検する際には、送電を停止するのが通常である。しかし、高電圧送電線においては、当該回線の送電を停止しても、他回線からの影響を受け、当該回線に誘導電圧が発生する。また、誤って当該回線に送電してしまった場合等でも、作業員が危険にさらされてしまう。接地線は、このような危険から作業員を守り、点検時の安全を確保するものである。
この接地線を高架送電線に取り付ける手法としては、ビデ足場をブッシング下部に組み、その上で高架送電線に接地線を取り付ける方式や、モータによる自走式の装置を使用して高架送電線に接地線を取り付ける方式等がある。
特になし
しかしながら、従来において行われていた、ビデ足場をブッシング下部に組み、その上で高架送電線に接地線を取り付ける方式では、約4mの高さの足場の上において、長さ5m・重量9kgの絶縁操作棒を使って、高架送電線に接地線を取り付けなければならず、作業の安全面に問題があった。
また、強固な足場を組み立てなければならず、この足場組立を実施するには、送電停止時間や事故時対策等において種々の制約があった。
一方、モータによる自走式の装置を使用して高架送電線に接地線を取り付ける方式では、装置自体の価格が約800万円以上となり、接地線の取り付け作業のコストが非常に高くなっていた。
また、装置の重量も約1500kg程度と非常に重いものであり、接地線の取り付け作業において負担になっていた。
さらに、装置を走行させるためには、約2m程度の幅の平坦な通路が必要となるため、そのような場所が確保されなければ装置を使用できないという問題点を有していた。
そこで、本発明は如上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、先端部に接地線を固定している接地棒と、この接地棒をセット可能な接地棒固定ガイドを備えている二連スライド梯子と、二連スライド梯子を固定可能な梯子固定用架台を用いることで、接地線を高架送電線に容易且つ安全に取り付けることができ、また、接地線の取り付け作業のコストを低く抑えた高架送電線における接地線の取付装置と、高架送電線における接地線の取付方法を提供することを目的とする。
本発明に係る高架送電線における接地線の取付装置は、先端部に接地線を固定している接地棒をセット可能な接地棒固定ガイドを備えている二連スライド梯子と、二連スライド梯子を固定可能な梯子固定用架台と、から成ることで、上述した課題を解決した。
また、先端部に接地線を固定している接地棒と、この接地棒をセット可能な接地棒固定ガイドを備えている二連スライド梯子と、二連スライド梯子を固定可能な梯子固定用架台と、から成ることで、同じく上述した課題を解決した。
さらに、接地棒は、先端部にフックを備えていることで、同じく上述した課題を解決した。
また、梯子固定用架台は、二連スライド梯子を固定する梯子載架部と、接地棒の基端部側を捕縛するための振れ防止用鋼材を備えていることで、同じく上述した課題を解決した。
加えて、梯子固定用架台は、所定の高架送電線の下方に設置される固定支柱と、該固定支柱に対して、ウインチにより俯仰方向に回動可能である可動支柱と、から成ることで、同じく上述した課題を解決した。
また、二連スライド梯子の接地棒固定ガイドは、二連スライド梯子の上側に備えた上部受け鋼材に接地棒を沿わしながら該接地棒の基端部がセットされる下部受け鋼材と、接地棒をロック状態にするロックレバーと、から成ることで、同じく上述した課題を解決した。
この他、二連スライド梯子の接地棒固定ガイドは、これを左右のいずれかにスライドさせて、最上側における左右のいずれかの上部受け鋼材に対応可能であることで、同じく上述した課題を解決した。
一方、本発明に係る高架送電線における接地線の取付方法は、梯子固定用架台を回動させて起立させる工程と、梯子固定用架台へ二連スライド梯子を配置する工程と、先端部に接地線を固定している接地棒を二連スライド梯子の接地棒固定ガイドへセットする工程と、二連スライド梯子を伸ばし、接地棒を介して接地線を高架送電線に取り付ける工程と、梯子固定用架台が備えている振れ防止用鋼材を上方向に引き起こして接地棒の基端部側を捕縛する工程と、地上に配設している被接地金具に接地線の端部を接続する工程と、から成ることで、同じく上述した課題を解決した。
また、二連スライド梯子を梯子固定用架台に沿って配置させた際に、該梯子固定用架台の可動支柱における梯子載架部に二連スライド梯子を固定する工程を含むことで、同じく上述した課題を解決した。
さらに、先端部に接地線を固定している接地棒を二連スライド梯子の接地棒固定ガイドへセットする際に、接地棒固定ガイドを左右のいずれかにスライドさせて、スライド側梯子の最上側における左右のいずれかの上部受け鋼材に対応させて固定する工程を含むことで、同じく上述した課題を解決した。
また、先端部に接地線を固定している接地棒を二連スライド梯子の接地棒固定ガイドへセットする際に、接地棒固定ガイドのロックレバーを開放させて上部受け鋼材に接地棒を沿わしながら該接地棒の基端部を接地棒固定ガイドの下部受け鋼材にセットし、接地棒固定ガイドのロックレバーをロック状態にする工程を含むことで、同じく上述した課題を解決した。
加えて、二連スライド梯子を伸ばし、接地棒を介して接地線を高架送電線に取り付ける際に、二連スライド梯子を伸ばして接地棒の先端部を高架送電線の接地取付可能位置まで引き上げる工程と、作業者が二連スライド梯子を登り、接地棒固定ガイドから接地棒を取り外し、接地棒の先端部に固定している接地線を高架送電線に取り付ける工程を含むことで、同じく上述した課題を解決した。
また、接地棒の先端部に固定している接地線を高架送電線に取り付ける工程は、接地棒が先端部に備えているフックを高架送電線に引っ掛けて止めるものであることで、同じく上述した課題を解決した。
この他、最終工程として、作業者が二連スライド梯子から降りて二連スライド梯子を撤去する工程を含むことで、同じく上述した課題を解決した。
本発明に係る高架送電線における接地線の取付装置は、先端部に接地線を固定している接地棒をセット可能な接地棒固定ガイドを備えている二連スライド梯子と、二連スライド梯子を固定可能な梯子固定用架台と、から成ることから、接地線を高架送電線に容易且つ安全に取り付けることができる。
また、先端部に接地線を固定している接地棒と、この接地棒をセット可能な接地棒固定ガイドを備えている二連スライド梯子と、二連スライド梯子を固定可能な梯子固定用架台と、から成ることから、接地線の取り付け作業時間の大幅な短縮と、作業コストの大幅な削減が可能となった。
具体的には、接地棒固定ガイドにより、先端部に接地線を固定している接地棒を二連スライド梯子に簡単に取り付けることができる。また、梯子固定用架台により、二連スライド梯子を簡単に固定することができる。さらに、梯子固定用架台に固定した二連スライド梯子を上方に向けて伸ばすことにより、先端部に接地線を固定している接地棒を、高架送電線の位置まで僅かな時間で移動させることができる。
また、接地棒は、先端部にフックを備えていることから、二連スライド梯子から接地棒を取り外し、そのフックを高架送電線に引っ掛けて止めることで、接地棒を介して接地線を高架送電線に簡単に取り付けることができる。
加えて、梯子固定用架台は、二連スライド梯子を固定する梯子載架部を備えているので、梯子載架部に二連スライド梯子を確実に固定することができる。
また、梯子固定用架台は、接地棒の基端部側を捕縛するための振れ防止用鋼材を備えているので、先端部に接地線を固定している接地棒の捕縛が容易であると共に、接地棒の捕縛状態を確実に維持することができる。
そして、先端部に接地線を固定している接地棒を振れ防止用鋼材に捕縛することにより、高所に位置する接地棒が風の影響を受けて大きく揺れてしまう事態の発生を防止している。
また、接地線は、接地棒を介して高架送電線に取り付けられるが、風の影響を受けて接地棒が大きく揺れ、接地線と共に接地棒が高架送電線から落下してしまう事態の発生を確実に防止している。
この他、梯子固定用架台は、所定の高架送電線の下方に設置される固定支柱と、該固定支柱に対して、ウインチにより俯仰方向に回動可能である可動支柱と、から成ることから、架台を使用しないときは、架台全体をコンパクトに折り畳んでおくことができる。
そして、架台を使用するときは、ウインチにより可動支柱を俯仰方向に回動させ、梯子載架部を介して、可動支柱に二連スライド梯子を確実に固定することができる。
また、二連スライド梯子の接地棒固定ガイドは、二連スライド梯子の上側に備えた上部受け鋼材に接地棒を沿わしながら該接地棒の基端部がセットされる下部受け鋼材と、接地棒をロック状態にするロックレバーと、から成ることから、先端部に接地線を固定している接地棒を、二連スライド梯子の接地棒固定ガイドに確実に固定することができる。
さらに、二連スライド梯子の接地棒固定ガイドは、これを左右のいずれかにスライドできることから、最上側における左右のいずれかの上部受け鋼材に接地棒を配置したとしても、これに対応可能である。
一方、本発明に係る高架送電線における接地線の取付方法は、梯子固定用架台を回動させて起立させる工程と、梯子固定用架台へ二連スライド梯子を配置する工程と、先端部に接地線を固定している接地棒を二連スライド梯子の接地棒固定ガイドへセットする工程と、二連スライド梯子を伸ばし、接地棒を介して接地線を高架送電線に取り付ける工程と、梯子固定用架台が備えている振れ防止用鋼材を上方向に引き起こして接地棒の基端部側を捕縛する工程と、地上に配設している被接地金具に接地線の端部を接続する工程と、から成ることから、約1時間程度の時間で、接地線を高架送電線に取り付けることができる。
そのため、従来のようにビデ足場をブッシング下部に組み、その上で高架送電線に接地線を取り付ける方式や、モータによる自走式の装置を使用して高架送電線に接地線を取り付ける方式に比較して、2時間程度の時間短縮が可能となった。
また、新規にモータによる自走式の装置を使用する場合、通路整備等が必要となるため、約1900万円程度の非常に高額な費用がかかってしまう。
これに対し、本発明に係る高架送電線における接地線の取付方法によれば、1回線当たり150万円程度の費用で済み、前記した従来の方式による費用の約10分の1以下の費用で、高架送電線に接地線を取り付けることが可能となる。
具体的には、梯子固定用架台を回動させて起立させる工程と、梯子固定用架台へ二連スライド梯子を配置する工程を含むことで、必要に応じて梯子固定用架台を使用可能な状態とし、ここに二連スライド梯子を配置することができる。
また、先端部に接地線を固定している接地棒を二連スライド梯子の接地棒固定ガイドへセットする工程と、二連スライド梯子を伸ばし、接地棒を介して接地線を高架送電線に取り付ける工程を含むことで、先端部に接地線を固定している接地棒を二連スライド梯子に簡単に取り付けて、この二連スライド梯子を上方に向けて伸ばすことにより、接地棒を高架送電線の位置まで簡単に移動させることができる。
そして、二連スライド梯子から接地棒を取り外して高架送電線に取り付けることで、接地棒を介して接地線を高架送電線に確実に取り付けることができる。
また、梯子固定用架台が備えている振れ防止用鋼材を上方向に引き起こして接地棒の基端部側を捕縛する工程を含むことで、高所に位置する接地棒が風の影響を受けて、大きく揺れてしまう事態の発生を防止している。
さらに、接地線は接地棒を介して高架送電線に取り付けられるが、この接地棒を振れ防止用鋼材に捕縛することにより、風の影響を受けて接地棒が大きく揺れ、接地線と共に接地棒が高架送電線から落下してしまう事態の発生を確実に防止している。
また、地上に配設している被接地金具に接地線の端部を接続する工程を含むことで、受電設備を点検する際に、送電を停止している高電圧送電線が他回線からの影響を受けて当該回線に誘導電圧が発生した場合であっても、電位を大地に等しくさせ、高電圧送電線に過大電流が流れる事態の発生を防止している。
加えて、受電設備を点検する際に、誤って当該回線に送電してしまった場合等でも、高電圧送電線に過大電流が流れる事態の発生を確実に防止し、作業員が危険にさらされてしまう事態を回避して、点検時における作業員の安全を確保している。
また、二連スライド梯子を梯子固定用架台に沿って配置させた際に、該梯子固定用架台の可動支柱における梯子載架部に二連スライド梯子を固定する工程を含むことで、可動支柱に二連スライド梯子を確実に固定することができる。
この他、先端部に接地線を固定している接地棒を二連スライド梯子の接地棒固定ガイドへセットする際に、接地棒固定ガイドを左右のいずれかにスライドさせて、スライド側梯子の最上側における左右のいずれかの上部受け鋼材に対応させて固定する工程を含むことで、最上側における左右のいずれかの上部受け鋼材に接地棒を配置したとしても、これに対応可能である。
また、先端部に接地線を固定している接地棒を二連スライド梯子の接地棒固定ガイドへセットする際に、接地棒固定ガイドのロックレバーを開放させて上部受け鋼材に接地棒を沿わしながら該接地棒の基端部を接地棒固定ガイドの下部受け鋼材にセットし、接地棒固定ガイドのロックレバーをロック状態にする工程を含むことで、接地棒固定ガイドへ接地棒を簡単に配置し、これを確実に固定することができる。
さらに、二連スライド梯子を伸ばし、接地棒を介して接地線を高架送電線に取り付ける際に、二連スライド梯子を伸ばして接地棒の先端部を高架送電線の接地取付可能位置まで引き上げる工程と、作業者が二連スライド梯子を登り、接地棒固定ガイドから接地棒を取り外し、接地棒の先端部に固定している接地線を高架送電線に取り付ける工程を含むことで、高所に位置する高架送電線に、接地線を確実に取り付けることができる。
また、接地棒の先端部に固定している接地線を高架送電線に取り付ける工程は、接地棒が先端部に備えているフックを高架送電線に引っ掛けて止めることであるので、接地棒を介して接地線を高架送電線に簡単に取り付けることができる。
加えて、最終工程として、作業者が二連スライド梯子から降りて二連スライド梯子を撤去する工程を含むことで、先端部に接地線を固定している接地棒を高架送電線の位置まで移動させる等の働きを終えた二連スライド梯子を、簡単に撤去することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
本発明に係る送電線路代用接地取付装置は、図1に示すように、先端部に接地線Eを固定している接地棒Qと、この接地棒Qをセット可能な接地棒固定ガイド7を備えている二連スライド梯子2と、二連スライド梯子2を固定可能な梯子固定用架台1と、から成る。
接地棒Qは、所定の長さを有する棒状に形成され、図10・図18に示すように、先端部にフックFを備えている。接地線Eは、このフックFに固定されている。
フックFは、開閉可能なフック片F1を備えている。このフック片F1は、ばねの作用により、通常は閉じた状態を維持している。
そして、接地棒QのフックFを高架送電線Pに取り付けるときには、図22(a)に示すように、高架送電線Pの上方にフックFを配置する。次に、フック片F1の先端部分を高架送電線Pに当て、さらに接地棒Qを下方に移動させると、図22(b)に示すように、フック片F1が若干開いた状態となる。その後、高架送電線Pは、図22(c)に示すように、フックFの窪みF2に収まり、フック片F1が再び閉じた状態となって、高架送電線PにフックFが取り付けられる。
尚、接地棒Qは、この接地棒Qを回転させることにより、フックFが開いたり、閉じたりする機構を備えていても差し支えない。
また、接地棒Qは、図18・図19に示すように、基端部に捕縛用のリングを取り付けている。
接地棒Qをセット可能な梯子固定用架台1は、二連スライド梯子2を固定する梯子載架部1d,1eと、接地棒Qを捕縛するための振れ防止用鋼材5を備えている。また、梯子固定用架台1は、図1に示すように、高架送電線Pの所定の送電線路の下方に設置される固定支柱1aと、該固定支柱1aに対して俯仰方向に回動可能である可動支柱1bと、から成る。
この可動支柱1bは、図2乃至図4に示すように、固定支柱1aと可動支柱1bとの可動連結部1cに配したウインチWを備えている。このウインチWの回転ハンドルHの巻き上げ操作により、図1(b)・図6に示すように、可動支柱1bは上方に引き起こされ、若干仰角状に傾倒した状態で起立する。
また、未使用時には、図1(a)に示すように、可動支柱1bは固定支柱1a側に折り畳まれて、可動連結部1c側の挿入孔へロックピン(図示を省略)が挿入されて固定されている。
使用に際しては、挿入孔からロックピンを一旦取り外してから、可動連結部1cを介して可動支柱1bを引き起こし、その後、再度ロックピンを挿入孔に挿入することで、可動支柱1bの傾倒が阻止された状態となって固定されるのである。
尚、ウインチWは、図13に示すように、可動連結部1cの一端に連結したラッチギヤR1に伝達ギヤR2が噛合され、該伝達ギヤR2にはラッチレバーRの係止ピンR3が係架されている。そして、巻き上げ時には、ラッチレバーRの係止ピンR3を伝達ギヤR2に係合させてロック状態にする。また、巻き戻し時には、ラッチレバーRの係止ピンR3を伝達ギヤR2から解放させてフリー状態とする。
また、図5に示すように、固定支柱1a、可動支柱1bの両側には、水平アーム状の梯子載架部1d,1eが両サイドに延設されている。そして、固定側梯子2aとスライド側梯子2bとから成る二連スライド梯子2の当該固定側梯子2aを梯子載架部1dに架けてから、図16に示すように、U字形締結アーム材と蝶ネジとによる固定金具3で固定されるようになっている。
一方、可動支柱1bの上側の梯子載架部1eには、二連スライド梯子2が梯子固定用架台1の左右側にズレないようにするために、円板状のズレ止め金具4を設けている。
また、図7に示すように、可動支柱1bの上側の梯子載架部1eは、中央の回転軸を介して180度回動できるようにしてあり、その左右には、ズレ止め金具4を介して略L字形の振れ防止用鋼材5が一体となって延設されている。
この振れ防止用鋼材5は、ズレ止め金具4に挿入される下側のロックボルトを緩めることでロックが解除され、中央の回転軸を介して180度回動してL字先端側が上方側を向くように引き起こされた後、上側のロックボルトを締め付けることで固定される。
そして、図19に示すように、この振れ防止用鋼材5のL字先端側に、接地棒Qがロープで捕縛されるようになっている。具体的には、接地棒Qの基端部に取り付けたリングと、振れ防止用鋼材5の一部とを、ロープを用いて連結するのである。
また、図1(e)中のA部・図8乃至図10に示すように、二連スライド梯子2のスライド側梯子2bにおける略中段には、長尺板状の接地棒固定ガイド7が二つのステップに架かるようにして固定されている。
すなわち、接地棒固定ガイド7は、この下面の上下対称位置に配した不図示のガイド部のそれぞれにステップが挿入して、当該ステップの左右にスライドできるように配置され、蝶ネジ6によって仮止めできるようにしている。
そして、蝶ネジ6を緩めてから接地棒固定ガイド7を左右のいずれかにスライドさせることで、スライド側梯子2bの最上側における二つのステップに左右一対となって配された合計四つの上部受け鋼材8(図1(e)中のB部、図11参照)に対応するようにしている。
また、図9・図10に示すように、接地棒固定ガイド7の上面における下方側には、接地棒Qの下端を支えるための袋枠状の下部受け鋼材7aを備え、上方側には、接地棒Qを保持しておくためのロックレバー7bを備えている。
このロックレバー7bは、左右に背を向けた状態で対向するように配置されたアングルのうち、一方側に一端が回動可能に枢着され、アングルの他方側におけるプッシュボタン7cの押圧操作で開放可能とした係止部7dに、ロックレバー7bのL字先端側が係止され、左右のアングルに架かるようにロックレバー7bが配置されることで、接地棒Qが保持されるようにしている。
本発明に係る高架送電線Pにおける接地線Eの取付装置を使用することにより、先端部に接地線Eを固定している接地棒Qを、二連スライド梯子2に簡単に取り付けることができる。
また、二連スライド梯子2を梯子固定用架台1に簡単に固定することができる。さらに、梯子固定用架台1に固定した二連スライド梯子2を上方に向けて伸ばすことにより、先端部に接地線Eを固定している接地棒Qを、高架送電線Pの位置まで僅かな時間で移動させることができる。
そして、二連スライド梯子2から接地棒Qを取り外し、そのフックFを高架送電線Pに引っ掛けて止めることで、接地棒Qを介して接地線Eを高架送電線Pに簡単に取り付けることができる。
一方、本発明に係る送電線路代用接地取付方法は、梯子固定用架台1を回動させて起立させる工程と、梯子固定用架台1へ二連スライド梯子2を配置する工程と、先端部に接地線Eを固定している接地棒Qを二連スライド梯子2の接地棒固定ガイド7へセットする工程と、二連スライド梯子2を伸ばし、接地棒Qを介して接地線Eを高架送電線Pに取り付ける工程と、梯子固定用架台1が備えている振れ防止用鋼材5を上方向に引き起こして接地棒Qの基端部側を捕縛する工程と、地上に配設している被接地金具に接地線Eの端部を接続する工程と、から成る。
以下に、上記した各工程を詳述する。
(梯子固定用架台を回動させて起立させる工程)
図1(a)に示すように、未使用時には、梯子固定用架台1は折り畳まれた状態となっている。これを使用する際には、図12・図13に示すように、ロックピンを挿入孔から取り外し、ウインチWのラッチレバーRをロック状態としてから、梯子固定用架台1の可動支柱1bを、ウインチWの回転ハンドルHの巻き上げ回転操作により上方に向けて引き起こし、ロックピンを挿入孔に再度挿入して固定する。
このとき、図1(b)・図1(c)・図5に示すように、可動支柱1bは、固定支柱1aに対し、若干仰角状に傾倒した状態で起立する。
(梯子固定用架台へ二連スライド梯子を配置する工程)
この工程においては、二連スライド梯子2を梯子固定用架台1に沿って配置させた際に、該梯子固定用架台1の可動支柱1bにおける梯子載架部1eに二連スライド梯子2を固定する工程を含んでいる。
具体的には、図1(d)および図1(e)、図14乃至図16に示すように、二連スライド梯子2を梯子固定用架台1に沿って配置し、可動支柱1bの上端両側にある梯子載架部1eのズレ止め金具4の間に二連スライド梯子2の固定側梯子2a上側を載架した後、二連スライド梯子2の固定側梯子2a下側を梯子載架部1dに、U字形締結アーム材と蝶ネジとによる固定金具3で固定する。
そして、二連スライド梯子2のスライド側梯子2bにおける略中段に接地棒固定ガイド7を取り付け、蝶ネジ6を緩めてから接地棒固定ガイド7を左右いずれかにスライドして、スライド側梯子2bの最上側における左右いずれかの上部受け鋼材8に対応させた後、蝶ネジ6を締め付け固定する。
(先端部に接地線を固定している接地棒を二連スライド梯子の接地棒固定ガイドへセットする工程)
この工程においては、接地棒固定ガイド7を左右のいずれかにスライドさせて、スライド側梯子2bの最上側における左右のいずれかの上部受け鋼材8に対応させて固定する工程を含んでいる。
また、接地棒固定ガイド7のロックレバー7bを開放させて上部受け鋼材8に接地棒Qを沿わしながら該接地棒Qの下側を接地棒固定ガイド7の下部受け鋼材7aにセットし、接地棒固定ガイド7のロックレバー7bをロック状態にする工程を含んでいる。
具体的には、図9に示すように、プッシュボタン7cを押圧して係止部7dをロック解除することで、接地棒固定ガイド7のロックレバー7bを開放方向に回転させる。そして、図10に示すように、上部受け鋼材8に接地棒Qを沿わしながら、当該接地棒Qの下側を接地棒固定ガイド7の下部受け鋼材7aにセットする。セット後に、図8・図9に示すように、接地棒固定ガイド7のロックレバー7bを係止部7d側に回動して、ロック状態にする。
(二連スライド梯子を伸ばし、接地棒を介して接地線を高架送電線に取り付ける工程)
この工程には、二連スライド梯子2を伸ばして接地棒Qの先端部を高架送電線Pの接地取付可能位置まで引き上げる工程と、作業者が二連スライド梯子2を登り、接地棒固定ガイド7から接地棒Qを取り外し、接地棒Qの先端部に固定している接地線Eを高架送電線Pに取り付ける工程を含んでいる。
接地棒Qを高架送電線Pの接地取付可能位置まで引き上げる工程は、図1(f)・図17に示すように、二連スライド梯子2の昇降スライド用ロープを手で引いて、二連スライド梯子2のスライド側梯子2bを接地棒Qごと持ち上げ、接地棒Qを高架送電線Pの接地取付可能位置まで引き上げるのである。
また、接地棒固定ガイド7から接地棒Qを取り外す工程は、図18に示すように、作業者が安全帯を着用して二連スライド梯子2を登り、下部受け鋼材7aのロックレバー7bを外して、接地棒Qを接地棒固定ガイド7から取り外すものである。
そして、接地棒Qの先端部に固定している接地線Eを高架送電線Pに取り付ける工程は、図18・図22(c)に示すように、接地棒Qが先端部に備えているフックFを高架送電線Pに引っ掛けて止めるものである。
(梯子固定用架台が備えている振れ防止用鋼材を上方向に引き起こして接地棒の基端部を捕縛する工程)
次に、図19乃至図21に示すように、振れ防止用鋼材5の下部のロックボルトを緩めてロック解除し、振れ防止用鋼材5を上方向に引き起こす。その後、上部のロックボルトを締めてから、接地棒Qを振れ防止用鋼材5にロープで捕縛する。
具体的には、図19に示すように、接地棒Qの基端部に取り付けたリングと、振れ防止用鋼材5の一部とを、ロープを用いて連結するのである。
尚、接地棒Qを振れ防止用鋼材5にしっかりと固定できるものであれば、どのような捕縛手法を用いても差し支えない。
(地上に配設している被接地金具に接地線の端部を接続する工程)
接地棒Qを介して接地線Eを高架送電線Pに取り付けた後、高架送電線Pに吊り下げられた状態となっている接地線Eの端部を、地上に配設している被接地金具に接続する。
(作業者が二連スライド梯子から降りて二連スライド梯子を撤去する工程)
最後に、作業者は二連スライド梯子2から降りて二連スライド梯子2を撤去する。
上述したように、先端部に接地線Eを固定している接地棒Qと、この接地棒Qをセット可能な接地棒固定ガイド7を備えている二連スライド梯子2と、二連スライド梯子2を固定可能な梯子固定用架台1を使用することにより、接地棒Qを介して接地線Eを高架送電線Pに簡単に取り付けることができる。
そして、高架送電線Pに取り付けた接地線Eは、図1(g)に示すように、その端部が地上に配設している被接地金具に接続される。
また、接地線Eは、図1(g)に示すように、振れ防止用鋼材5に捕縛されている接地棒Qによりしっかりと支えられた状態となっているため、強い風を受けた場合であっても、接地線Eが高架送電線Pから外れることがない。
本発明に係る高架送電線における接地線の取付装置と、高架送電線における接地線の取付方法は、受電設備の点検を要する高架送電線にのみ使用されるものではなく、種々の高架送電線に接地線を取り付けるための装置と方法として、幅広く利用することができる。
送電線路代用接地取付方法の各工程を示すもので、(a)は梯子固定用架台が折り畳まれている状態を示す側面図、(b)は梯子固定用架台を起立させた状態を示す側面図、(c)は梯子固定用架台を起立させた状態を示す正面図、(d)は先端部に接地線を固定している接地棒を取り付けている二連スライド梯子を梯子固定用架台に沿って配置した状態を示す側面図、(e)は先端部に接地線を固定している接地棒を取り付けている二連スライド梯子を梯子固定用架台に沿って配置した状態を示す正面図、(f)は二連スライド梯子のスライド側梯子を接地棒ごと上方に向けて伸ばしている状態を示す側面図、(g)は接地棒を介して接地線を高架送電線に取り付け、振れ防止用鋼材に接地棒を捕縛して二連スライド梯子を撤去した状態を示す側面図である。 梯子固定用架台の構成を示す一部拡大の斜視図である。 梯子固定用架台のウインチの回転操作前の状態を示す斜視図である。 梯子固定用架台のウインチの回転操作後の状態を示す斜視図である。 梯子固定用架台へ二連スライド梯子を組み付けた状態を示す斜視図である。 梯子固定用架台へ二連スライド梯子を組み付けた状態において、可動架台側を若干傾倒させた状態を示す斜視図である。 振れ防止用鋼材を引き上げた状態を示す斜視図である。 接地棒固定ガイドのロックレバーの構成を示す正面図である。 接地棒固定ガイドの全体構成を示す斜視図である。 接地棒固定ガイドに接地棒をセットした状態と、接地棒のフックを高架送電線に引っ掛けて、接地棒を介して接地線を高架送電線に取り付けた状態を示す斜視図である。 二連スライド梯子の上部受け鋼材の構成を示す斜視図である。 二連の梯子固定用架台を起立させる作業状態を示す斜視図である。 ウインチのロックレバーの構成を示す拡大斜視図である。 梯子固定用架台へ二連スライド梯子を組み付けた状態を示す斜視図である。 梯子固定用架台へ二連スライド梯子を組み付けた状態を示す全体斜視図である。 梯子載架部への二連スライド梯子の固定状態を示す拡大斜視図である。 二連スライド梯子を伸ばしている状態を示す斜視図である。 作業員が二連スライド梯子から接地棒を取り外し、接地棒のフックを高架送電線に引っ掛けて、接地棒を介して接地線を高架送電線に取り付けている状態を示す斜視図である。 振れ防止用鋼材に接地棒を捕縛した状態を示す斜視図である。 接地棒のフックを高架送電線に引っ掛けて、接地棒を介して接地線を高架送電線に取り付け、振れ防止用鋼材に接地棒を捕縛した状態を示す斜視図である。 接地棒のフックを高架送電線に引っ掛けて、接地棒を介して接地線を高架送電線に取り付け、高架送電線に吊り下げられた状態となっている接地線の端部を地上に配設している被接地金具に接続した状態を示す斜視図である。 接地棒のフックを高架送電線に取り付ける状態を示し、(a)は高架送電線の上方にフックを配置した状態の斜視図、(b)はフック片の先端部分を高架送電線に当て、さらに接地棒を下方に移動させてフック片を若干開かせた状態の斜視図、(c)は高架送電線をフックの窪みに収め、フック片が再び閉じた状態の斜視図である。
符号の説明
P…高架送電線
Q…接地棒
R…ラッチレバー
H…回転ハンドル
W…ウインチ
E…接地線
F…フック
F1…フック片
F2…窪み
1…梯子固定用架台
1a…固定支柱
1b…可動支柱
1c…可動連結部
1d…梯子載架部
1e…梯子載架部
2…二連スライド梯子
2a…固定側梯子
2b…スライド側梯子
3…固定金具
4…ズレ止め金具
5…振れ防止用鋼材
6…蝶ネジ
7…接地棒固定ガイド
7a…下部受け鋼材
7b…ロックレバー
7c…プッシュボタン
7d…係止部
8…上部受け鋼材

Claims (14)

  1. 先端部に接地線を固定している接地棒をセット可能な接地棒固定ガイドを備えている二連スライド梯子と、二連スライド梯子を固定可能な梯子固定用架台と、から成ることを特徴とする高架送電線における接地線の取付装置。
  2. 先端部に接地線を固定している接地棒と、この接地棒をセット可能な接地棒固定ガイドを備えている二連スライド梯子と、二連スライド梯子を固定可能な梯子固定用架台と、から成ることを特徴とする高架送電線における接地線の取付装置。
  3. 接地棒は、先端部にフックを備えている請求項1または2に記載の高架送電線における接地線の取付装置。
  4. 梯子固定用架台は、二連スライド梯子を固定する梯子載架部と、接地棒の基端部側を捕縛するための振れ防止用鋼材を備えている請求項1または2に記載の高架送電線における接地線の取付装置。
  5. 梯子固定用架台は、所定の高架送電線の下方に設置される固定支柱と、該固定支柱に対して、ウインチにより俯仰方向に回動可能である可動支柱と、から成る請求項1または2、請求項4のいずれかに記載の高架送電線における接地線の取付装置。
  6. 二連スライド梯子の接地棒固定ガイドは、二連スライド梯子の上側に備えた上部受け鋼材に接地棒を沿わしながら該接地棒の基端部がセットされる下部受け鋼材と、接地棒をロック状態にするロックレバーと、から成る請求項1または2に記載の高架送電線における接地線の取付装置。
  7. 二連スライド梯子の接地棒固定ガイドは、これを左右のいずれかにスライドさせて、最上側における左右のいずれかの上部受け鋼材に対応可能である請求項1または2、請求項6のいずれかに記載の高架送電線における接地線の取付装置。
  8. 梯子固定用架台を回動させて起立させる工程と、梯子固定用架台へ二連スライド梯子を配置する工程と、先端部に接地線を固定している接地棒を二連スライド梯子の接地棒固定ガイドへセットする工程と、二連スライド梯子を伸ばし、接地棒を介して接地線を高架送電線に取り付ける工程と、梯子固定用架台が備えている振れ防止用鋼材を上方向に引き起こして接地棒の基端部側を捕縛する工程と、地上に配設している被接地金具に接地線の端部を接続する工程と、から成ることを特徴とする高架送電線における接地線の取付方法。
  9. 二連スライド梯子を梯子固定用架台に沿って配置させた際に、該梯子固定用架台の可動支柱における梯子載架部に二連スライド梯子を固定する工程を含む請求項8に記載の高架送電線における接地線の取付方法。
  10. 先端部に接地線を固定している接地棒を二連スライド梯子の接地棒固定ガイドへセットする際に、接地棒固定ガイドを左右のいずれかにスライドさせて、スライド側梯子の最上側における左右のいずれかの上部受け鋼材に対応させて固定する工程を含む請求項8に記載の高架送電線における接地線の取付方法。
  11. 先端部に接地線を固定している接地棒を二連スライド梯子の接地棒固定ガイドへセットする際に、接地棒固定ガイドのロックレバーを開放させて上部受け鋼材に接地棒を沿わしながら該接地棒の基端部を接地棒固定ガイドの下部受け鋼材にセットし、接地棒固定ガイドのロックレバーをロック状態にする工程を含む請求項8または10に記載の高架送電線における接地線の取付方法。
  12. 二連スライド梯子を伸ばし、接地棒を介して接地線を高架送電線に取り付ける際に、二連スライド梯子を伸ばして接地棒の先端部を高架送電線の接地取付可能位置まで引き上げる工程と、作業者が二連スライド梯子を登り、接地棒固定ガイドから接地棒を取り外し、接地棒の先端部に固定している接地線を高架送電線に取り付ける工程を含む請求項8に記載の高架送電線における接地線の取付方法。
  13. 接地棒の先端部に固定している接地線を高架送電線に取り付ける工程は、接地棒が先端部に備えているフックを高架送電線に引っ掛けて止めるものである請求項12記載の高架送電線における接地線の取付方法。
  14. 最終工程として、作業者が二連スライド梯子から降りて二連スライド梯子を撤去する工程を含む請求項8に記載の高架送電線における接地線の取付方法。
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