JP2013249112A - ブロー成形容器 - Google Patents

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【課題】多層パリソンを割金型内でブロー成形することにより得られるブロー成形容器に係る底ピンチ部における底割れを好適に防止するブロー成形容器を提供する。
【解決手段】多層パリソン20を十字状の底部割金型11によって筒状から十字状に断面変形させながら、容器底部に第1ピンチ部7および第2ピンチ部8を互いに交差する形態で成形するようにピンチオフすることによって、接着帯6のパスを内側に移動させて第1ピンチ部7の中心位置を通過させるようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ブロー成形容器、特に多層パリソンを割金型内でブロー成形することにより得られるブロー成形容器に係る底ピンチ部における底割れを好適に防止することが出来るブロー成形容器に関するものである。
内層が外層に対して剥離自在に積層され、容器本体に設けられた通気孔を介して内層と外層との間に空隙が成形されるように構成された、デラミ容器と称されるブロー成形容器が知られている。このブロー成形容器は、相容性のない溶融した2つの合成樹脂を各々の押出機によって各々のダイスを介して筒状に押し出すことにより多層パリソンを形成し、この多層パリソンを割金型で挟み込み内部に空気を吹き込むことによって成形される。割金型で多層パリソンが挟み込まれる際、割金型の底面に配設された割キャビティで多層パリソンが押し潰され圧着シールされると共に、キャビティの下部に配設されたピンチオフ部によって余分な多層パリソンが切断される。従って、この割金型の割キャビティによって押し潰された多層パリソンは、離隔されると、横長扁平状部位として底部の凹部を横切る形態で底部下面に成形される。
また、内層と外層との間に空気を取り込む方式として、容器胴部を減容変形(スクイズ変形)させてその胴部が元の形状に復元する際に、内層が外層から剥離して層間が一時的に負圧になることを利用して空気を取り込む方式が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2を参照。)。また、スクイズ変形させて空気を層間に取り込むデラミ容器のことは、スクイズデラミ容器と称されている。
スクイズデラミ容器の場合、空気を取り込む通気孔を容器本体の何れかに設け、その取り込んだ空気を外部に逃がさないための、逃気防止機構をその通気孔の下流側に設けることが一般に行われている。そのようなスクイズデラミ容器としては、空気の通気孔を容器本体の底ピンチ部に設ける一方、逃気防止機構としての一方向弁を、本体底部に装着される有底筒状体の底部に設けたスクイズデラミ容器が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。他方、通気孔を容器本体のネック部に設ける一方、逃気防止機構としての一方向弁を、ネックに取り付けられる抽出キャップに設けたスクイズデラミ容器が知られている(例えば、特許文献2を参照。)。
底ピンチ部における外層と内層の接着状態に着目した場合、前者のスクイズデラミ容器では、外層と内層は完全には接着されずに外部から負荷を加えた場合、外層と内層の密着シール状態が部分的に崩壊(ブレイク)した状態になるように接着されていなければならないのに対し、後者のスクイズデラミ容器では、外層と内層は完全に接着され密着シール状態を常に維持するように接着されていなければならない。
ところで、スクイズデラミ容器の場合、内層の萎み変形の形状を一定の形状に規制するため、外層と内層を接着する接着層が、口部から底部にかけて底ピンチ部に交差するように配設されている場合、底ピンチ部における外層と内層の接着が不完全となり、底ピンチ部における内層と外層との密着シール状態を完全に維持することが出来なく。そのため、底ピンチ部に通気孔を設けないスクイズデラミ容器では、外層と内層を接着する接着層は、底ピンチ部を通るパーティングラインに沿って口部から底部にかけて帯状に配設されていなければならない(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2004−231280号公報 特開2004−59131号公報
従来のブロー成形容器では、多層パリソンが割金型によって挟み込まれ、押し潰され終いにはピンチオフされる過程において、ピンチオフに係る多層パリソンの断面形状は筒状から棒状に変形して、ピンチオフに係る多層パリソンは割金型のパーティングラインに沿って両外側に押し出されることになる。そのため、帯状の接着層も外側に追い出され、底ピンチ部の外側近傍に配設されることになる。その結果、底ピンチ部の外側近傍の内層と外層が密に接着され、底ピンチ部の中心近傍の内層と外層はほとんど接着されないことになる。その結果、上記通気孔を底ピンチ部に設けないスクイズデラミ容器の場合、胴部のスクイズ変形に伴い底ピンチ部には繰り返し荷重が負荷され、終いには底ピンチ部における外層と内層の密着シール状態がブレイクした底割れが発生するという問題がある。
そこで、本発明は、上記従来技術の課題に鑑みなされたものであって、多層パリソンを割金型内でブロー成形することにより得られるブロー成形容器に係る底ピンチ部における底割れを好適に防止することが出来るブロー成形容器を提供することを目的とする。
上記技術的課題を解決するための本発明のうち、請求項1記載の発明の手段は、複数の合成樹脂が帯状の接着層(6)を介して多層に積層された多層パリソン(20)を割金型内でブロー成形することにより得られるブロー成形容器であって、底部下面には前記割金型のピンチオフに係るシール部としての第1底ピンチ部(7)、および第2底ピンチ部(8)が互いに交差する形態で形成され、前記接着層は該第1底ピンチ部(7)に係るパーティングライン(PL2_1)に沿って該底ピンチ部(7)の両側から略中心まで帯状に配設されていることを特徴とする。
請求項1記載の上記構成では、2つの底ピンチ部が互いに交差する形態でピンチオフされている。これは、多層パリソンが割金型で挟み込まれる際、パーティングラインに沿って外側に押し出されようとする樹脂の流動(樹脂の流れ)が、もう一方のパーティングラインに沿って外側に押し出されようとする樹脂の流れによって内側に引き寄せられ(規制され)、その結果、双方の樹脂の流れが互いに規制し合って、各パーティングラインに沿った部位の変形の程度はそれぞれ縮小することになる。つまり、双方の樹脂の流れによる相互規制によって、接着帯は内側に引き寄せられて底ピンチ部を通過するようにすることが可能となる。つまり、2つの底ピンチ部が交差するように多層パリソンをピンチオフすることによって、樹脂流動による相互規制を誘起して、これにより容器内における接着帯のパスを内側寄りに移動させることが可能となる。
従って、帯状の接着層が底部パーティングラインに関して両側に配設されている場合、底ピンチ部の略中心を接着帯が通過するようになり、これにより、外層と内層の接着が強固に成され、底ピンチ部における底割れを好適に防止することが出来るようになる。
請求項2記載の発明の手段は、前記第1底ピンチ部(7)および前記第2ピンチ部(8)は前記底部下面からの高さ・幅・長さが互いに異なる形態で成形されている、ことにある。
底ピンチ部の形状は、ピンチオフされる多層パリソンの断面形状に影響を及ぼすことになり、他方ピンチオフに係る多層パリソンの断面形状は接着帯の位置に影響を及ぼすことになる。従って、底ピンチ部の形状は、接着帯の位置に影響を及ぼすことになる。請求項2記載の上記構成は、所望の位置に接着帯を内側に寄せることを可能とし、これにより、底ピンチ部における底割れを好適に防止するこを可能にする。
請求項3記載の発明の手段は、前記第一底ピンチ部および前記第2底ピンチ部は、これらに対応する前記多層パリソンの部位を筒状から十字状に断面変形させながらピンチオフすることにより成形される、ことにある。
請求項3記載の上記構成は、多層パリソンが金型によって挟まれる際、容易に樹脂流動による相互規制を誘起させて、ブロー成形容器内における接着帯のパスを内側寄りに移動させることが出来るようになる。
請求項4記載の発明の手段は、前記断面変形は、4分割金型(11)によって成される、ことにある。
請求項4記載の上記構成は、容易に、底ピンチ部に対応する多層パリソンの部位を筒状から十字状に断面変形させながらピンチオフすることが出来るようになる。
本発明のブロー成形容器によれば、以下に記す効果がある。
(1)接着帯が底ピンチ部略中心位置を通過するため、底ピンチ部の内層と外層を強固に接着することが出来るようになる。
(2)本体胴部をスクイズ変形させる際に、底ピンチ部における底割れを好適に防止することが出来るようになる。
本発明のブロー成形品の一実施例であるスクイズデラミ容器を示す要部断面説明図である。 図1のA矢視図である。 図2のB−B断面図である。 本発明に係る胴部割金型の一例を示す説明図である。 本発明に係る底部割金型の一例を示す説明図である。 図4−5のC−C断面図である。 図4−5のD−D断面図である。 底部割金型のピンチオフに係る挙動を示す説明図である。 底部割金型のピンチオフに係る挙動を示す説明図である。 底部割金型のピンチオフに係る挙動を示す説明図である。 本発明に係る底部割金型の他の例を示す説明図である。
以下、図に示す実施の形態により本発明をさらに詳細に説明する。
図1は、本発明のブロー成形容器の一実施例であるスクイズデラミ容器100を示す要部断面説明図である。図2は、図1のA矢視図であり、図3は図2のB−B断面図である。
このスクイズデラミ容器100は、口部1と、胴部2と、底部3とから構成され、容器本体を構成する外層4と内層5は、帯状の接着層である接着帯6によって接着固定されている。なお、接着帯6の本数については特に限定されるものではないが、本実施例では、胴部パーティングラインPL1および底部第1パーティングラインPL2_1に沿って左右に接着帯6が左右2本ずつ計4本配設されている。より詳細には、接着帯6は、口部1から胴部2にかけては、胴部パーティングラインPL1に関して左右2本づつ計4本配設され、底部3においては左右2本が両側から底部第1パーティングラインPL2_1に沿って略中心に集まり、そこで略中心位置を通過して下方に向かうように配設されている。
口部1の外周面には、外層4と内層5との層間に空気を取り込むための通気孔1Aが、例えば接着帯6を挟む形態で2箇所に点対称に設けられている。
このスクイズデラミ容器100の動作を説明すると、先ず、胴部2を指で両側から押圧すると、外層4と内層5は共に内側に変形し、内層5内の圧力が上昇して内容物が図示しない抽出キャップの第1逆止弁(図示せず)から外部に吐出されることになる。次に、胴部2の押圧を解除すると、外層4は弾性復元力により元の形に戻り始め、その結果、外層4と外層5の層間が負圧になり、図示しない第2逆止弁が開となって、通気孔1Aを通って空気が層間に導入され、外層4と内層5との剥離が進行して空隙が徐々に形成、拡大し、層間および内層5内が大気圧になった時に、図示しない第2逆止弁が閉じる。そして、再び胴部2を指で両側から押圧すると、外層4とともに内層5が内側に変形する。その際、空隙は押圧されるが、図示しない第2逆止弁が閉じているので空隙の空気は流出せず、内層5内の体積が減少して、内層5内の圧力が大気圧を超えて図示しない第1逆止弁が開き内容物が外部に吐出されることになる。そして、胴部2の押圧を解除すると、第1逆止弁が閉じると共にボトルの剛性により外層4が元の位置に復元し層間が負圧になり図示しない第2逆止弁が開き、通気孔1Aを通って空隙内に空気が導入され、以後、上記動作が繰り返されることになる。
図2に示すように、底部3には、多層パリソンが割金型によって挟み込まれ、ピンチオフされる際に成形される多層パリソンの、いわゆる喰い切り痕に相当する第1底ピンチ部7と第2底ピンチ部8が互いに交差して十字状に形成されている。また、詳細については図8から図10を参照しながら後述するが、第1底ピンチ部7と第2底ピンチ部8が互いに交差して十字状に形成されていることにより、容器内における接着帯6のパスは内側寄りに移動させられ、図3に示すように第1底ピンチ部7の略中心まで配設されるようになる。
また、底部下面からの高さ(突出量)は第1底ピンチ部7は第2底ピンチ部8よりも大きく、更に幅についても、第1底ピンチ部7は第2底ピンチ部8よりも大きくなるように構成されている。これは、第1ピンチ部7は、内層5が外層4から剥離して安定して減容変形するための固定端(シール部)としての機能を有しているためである。
また、このスクイズデラミ容器100は、胴部2に係る胴部割金型10(図4)と底部3に係る底部割金型11(図5)によって多層パリソンを挟み込み、多層パリソンの内部に空気を吹き込んでブロー成形される。胴部割金型10は2分割金型であるのに対し、底部割金型11は4分割金型である。従って、本実施例では、胴部割金型10に係るパーティングライン、底部割金型11に係るパーティングライン及び胴部割金型10と底部割金型11に係るパーティングラインは、それぞれ胴部パーティングラインPL1、底部第1パーティングラインPL2_1、底部第2パーティングラインPL2_2および胴部/底部パーティングラインPL3として表記されている。なお、底部第1パーティングラインPL2_1は、第1底ピンチ部7に係るパーティングラインであり、底部第2パーティングラインPL2_2は、第2底ピンチ部8に係るパーティングラインである。
外層4は、例えば低密度ポリエチレン製樹脂から成り、一方、内層5は例えば低密度ポリエチレン製樹脂との相容性がほとんどない例えばナイロン製樹脂から成るが、これらに限定されることはない。
接着帯6は、上記低密度ポリエチレン製樹脂および上記ナイロン製樹脂に対し接着性を発揮する例えば接着性ポリオレフィン樹脂(例えば、三井化学社製のアドマー)から成る。
図4−5は、本発明に係る胴部割金型10および底部割金型11の一例を示す説明図である。なお、説明の便宜上、底面から見た時の縦方向および横方向を、上下および左右によってそれぞれ表すことにする。
胴部割金型10は、右胴部割金型10Rと左胴部割金型10Lから成る2分割金型である。対する底部割金型11は、右上底部割金型11R_U、右下底部割金型11R_L、左上底部割金型11L_U、および左下底部割金型11L_Lから成る4分割金型である。なお、右上キャビティ部11R_U_CA、右下キャビティ部11R_L_CA、左上キャビティ部11L_U_CA、および左下キャビティ部11L_L_CAは、多層パリソン20を筒状から十字星形状に断面変形させる空間である。
図6は、図4−5のC−C断面図である。
特に、第1右下圧着面11R_L_Pおよび第1左下圧着面11L_L_P、並びに図示されない第1右上圧着面11R_U_Pおよび第1左上圧着面11L_U_Pによって多層パリソン20が圧着されて最終的には第1右下カッタ部11R_L_Cおよび第1左下カッタ部11L_L_C、並びに図示されない第1右上カッタ部11R_U_Cおよび第1左上カッタ部11L_U_Cによって切断され、図2に示す第1底ピンチ部7が成形される。
また、右下ピンチオフ部11R_L_POおよび右上ピンチオフ部(図示せず)、並びに左下ピンチオフ部11L_L_POおよび左上ピンチオフ部11L_U_PO(図示せず)によって多層パリソン20が圧着され最終的には切断されて、図2に示す第2底ピンチ部8が成形される。
また、右下カッタ部11R_L_C、左下カッタ部11L_L_Cの下方にはそれぞれ右下キャビティ部11R_L_CA、左下キャビティ部11L_L_CAが成形され、後述するように、これらのキャビティ部に、図示されない右上キャビティ部11R_U_CAおよび左上キャビティ部11L_U_CAが合わされることにより、筒状の多層パリソン20を十字状に断面変形させることが可能となり、これにより外側に押し出されようとする多層パリソン20の樹脂の流れを内側に引き寄せることができ、その結果、ブロー成形容器内における接着帯6のパスを内側寄りに移動させ、接着帯6を第1底ピンチ部7の略中心位置を通過させることが出来るようになる。
図7は、図4−5のD−D断面図である。
特に、左下圧着面11L_L_Pの後部に設けられた左下ピンチオフ部11L_L_PO、並びに左上圧着面11L_U_Pの後部に設けられた左上ピンチオフ部11L_U_PO、更には右下ピンチオフ部11R_L_PO(図示せず)および右上ピンチオフ部11R_U_PO(図示せず)によって多層パリソン20が圧着されて最終的には切断され、図2に示す第2底ピンチ部8が成形される。
図8−10は、底部割金型11のピンチオフに係る挙動を示す説明図である。
図8に示すように、多層パリソン20の中心に関して対称に配置された4つの底部割金型11R_U,11R_L,11L_U,11L_Lが多層パリソン20の中心に向かって移動する。
次に、図9に示すように、多層パリソン20は、左右方向ならびに上下方向に押し出されるが、左右方向の樹脂の流動(樹脂の流れ)は上下方向の樹脂の流動(樹脂の流れ)によって規制される一方、上下方向の樹脂の流動(樹脂の流れ)は左右方向の樹脂の流動(樹脂の流れ)によって規制されることになる。結果的に、全体が内側に引き寄せられて、図10に示すように、全体が左右方向および上下方向にそれぞれ縮小して、各割金型の各キャビティ内に収まり、断面形状は十字状を成すようになる。
ところで、本実施例では、多層パリソン20のピンチオフに係る断面形状はいわゆる正十字状であるが、例えば、図11に示すように、左右方向のキャビティの長さ(容量)を相対的に大きく、一方、上下方向のキャビティの長さ(容量)を相対的に小さくした非対称十字状であってもよく、或いは、その逆に左右方向のキャビティの長さ(容量)を相対的に小さくする一方、上下方向のキャビティの長さ(容量)を相対的に大きくした非対称十字状であっても良い。
以上の通り、本発明のスクイズデラミ容器によれば、多層パリソン20を上記構成の底部割金型11によって筒状から十字状に断面変形させながらピンチオフすることによって、容器内における接着帯6のパスを内側寄りに移動させ、底ピンチ部の略中心位置を通過させることが可能となる。その結果、底ピンチ部における外層4と内層5の間の接着を強固に行うことが可能となる。従って、スクイズ変形等における繰り返し荷重が底部に負荷される過酷な使用条件においても、底ピンチ部における底割れを好適に防止することが出来る。
本発明のブロー成形容器は、スクイズデラミ容器に対し好適に適用される。
1 口部
1A 通気孔
2 胴部
3 底部
4 外層
5 内層
6 接着帯
7 第1底ピンチ部
8 第2底ピンチ部
10 胴部割金型
10R 右胴部割金型
10L 左胴部割金型
11 底部割金型
11R_U 右上底部割金型
11R_L 右下底部割金型
11L_U 左上底部割金型
11L_L 左下底部割金型
11R_U_P 右上圧着面
11R_U_C 右上カッタ部
11R_U_CA 右上キャビティ部
11R_U_PO 右上ピンチオフ部
11R_L_P 右下圧着面
11R_L_C 右下カッタ部
11R_L_CA 右下キャビティ部
11R_L_PO 右下ピンチオフ部
11L_U_P 左上圧着面
11L_U_C 左上カッタ部
11L_U_CA 左上キャビティ部
11L_U_PO 左上ピンチオフ部
11L_L_P 左下圧着面
11L_L_C 左下カッタ部
11L_L_CA 左下キャビティ部
11L_L_PO 左下ピンチオフ部
20 多層パリソン
100 スクイズデラミ容器

Claims (4)

  1. 複数の合成樹脂が帯状の接着層(6)を介して多層に積層された多層パリソン(20)を割金型内でブロー成形することにより得られるブロー成形容器であって、底部下面には前記割金型のピンチオフに係るシール部としての第1底ピンチ部(7)、および第2底ピンチ部(8)が互いに交差する形態で形成され、前記接着層は該第1底ピンチ部(7)に係るパーティングライン(PL2_1)に沿って該底ピンチ部(7)の両側から略中心まで帯状に配設されていることを特徴とするブロー成形容器。
  2. 前記第1底ピンチ部(7)および前記第2ピンチ部(8)は前記底部下面からの高さ・幅・長さが互いに異なる形態で成形されている請求項1記載のブロー成形容器。
  3. 前記第一底ピンチ部および前記第2底ピンチ部は、これらに対応する前記多層パリソンの部位を筒状から十字状に断面変形させながらピンチオフすることにより成形される請求項1記載のブロー成形容器。
  4. 前記断面変形は、4分割金型(11)によって成される請求項3記載のブロー成形容器。
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