JP2013245601A - 半導体データ処理装置及びエンジン制御装置 - Google Patents

半導体データ処理装置及びエンジン制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】欠歯検出の信頼性を向上させる。
【解決手段】所定のイベントパルス列のパルス間隔毎に第1カウンタで初期値からクロック信号を計数すると共に、前記パルス間隔毎に前記第1カウンタの計数値をレジスタにホールドし、更に、前記パルス間隔毎に計数量が前記第1カウンタの複数倍になるように第2カウンタで初期値からクロック信号を計数する。この動作を通じて、第1カウンタの計数値が第1参照値以上になる第1状態と、パルス間隔毎に第2カウンタの計数値が前記レジスタのホールド値以下になる第2状態と、の何れも検出可能とするタイマ機能を採用する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体データ処理装置におけるパルス検出技術、エンジン制御装置におけるクランク軸の回転に応ずるパルス検出技術に関し、例えばガソリン自動車やハイブリッド型自動車のエンジン制御に適用して有効な技術に関する。
従来より、エンジン制御装置では、クランク軸センサ,水温センサ,空気温センサ等の各種センサからの信号を入力して最適な燃料噴射制御や点火時期制御を行っている。ここで、クランク軸センサからの信号であるクランク信号は、エンジンのクランク軸の回転に対応した所定角度間隔毎のパルス列をなしている。そして、エンジン制御装置は、例えばそのクランク信号の逓倍に周波数を有する逓倍クロック(周期がクランク信号の周期の逓倍数分の1であるクロック)を生成すると共に、その逓倍クロックにより、クランク軸の回転角度(いわゆるクランク角)を表すクランクカウンタをカウントアップさせ、そのクランクカウンタの値に基づきエンジン回転に同期した制御を行うようにしたものがある。このようにすることで、元のクランク信号よりも細かい分解能でクランク角を把握できるようになる。
ここで、クランク信号はそのパルス列の途中にパルスを抜いた欠歯部(基準位置部分)を有する。例えばクランク信号は60パルス毎に2パルス抜ける欠歯構成になっているとき、この欠歯部はエンジン1サイクル(クランク回転角度720度)中に2箇所、即ちクランク回転角度360度ごとに1箇所現れる。エンジン制御ではエンジンサイクルに同期した制御を行うためにクランク信号のパルス列に対して欠歯部の検出を行う。
欠歯部を検出するには、例えばクランク信号の逓倍の周波数を持つ逓倍クロック信号をクランク信号のパルス毎に計数することによってクランク信号のパルス間隔を測定する。そして、今回測定中のパルス間隔の計数値が、欠歯のないパルス間隔の計数値を所定の欠歯判定比倍した参照値以上になると、当該今回計測中のパルス間隔が欠歯部であると判定する。クランク信号のパルス列に対する欠歯検出動作などは特許文献1乃至4に記載がある。
特開2005−133614号公報 特開2001−271700号公報 特開2006−125240号公報 特開2010−025017号公報
本発明者は欠歯検出について検討したところ以下の課題を見出した。
第1に、クランクはピストンの死点直後に対応する位置で加速度が大きくなるので、上死点で燃焼工程に入るピストンの上死点直後の位置で欠歯部を検出することになる場合には、欠歯部のパルス間隔の計数値が前記参照値にならないことが予想され、これによって欠歯検出を誤る虞のあることが見出された。
第2に、第1の問題点を解決するために、前後のパルス間隔の実際の計数値の大小関係によって欠歯検出同さえを行えばよいが、その場合には前後の計数値を実際に計測して、除算を行ってその比率が閾値を超えているか否かを判別しなければならず、処理に時間を要し、エンジン制御のリアルタイム性に問題のあることが明らかにされた。
第3に、ハイブリッド自動車のようにモータ駆動で走行しながらエンジンを始動するような場合には低速走行時にエンジンや回転センサの振動が大きくなってパルス間隔の計数値に対して誤差が大きくなり、第1の場合と同様に欠歯検出を誤る虞のあることが見出された。
このような課題を解決するための手段等を以下に説明するが、その他の課題と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される実施の形態のうち代表的ものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、所定のイベントパルス列のパルス間隔毎に第1カウンタで初期値からクロック信号を計数すると共に、前記パルス間隔毎に前記第1カウンタの計数値をレジスタにホールドし、更に、前記パルス間隔毎に計数量が前記第1カウンタの複数倍になるように第2カウンタで初期値からクロック信号を計数する。この動作を通じて、第1カウンタの計数値が第1参照値以上になる第1状態と、パルス間隔毎に第2カウンタの計数値が前記レジスタのホールド値以下になる第2状態と、の何れも検出可能とするタイマ機能を採用する。
本願において開示される実施の形態のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、前記第1状態によって前の小さなパルス間隔を基準に後に大きなパルス間隔があることを、第2状態によって前の大きなパルス間隔を基準に後に小さなパルス間隔があることを判別可能になり、欠歯検出の信頼性を向上させることが可能になる。
図1はタイマ部の一例を示すブロック図である。 図2はエンジン制御システムを例示するブロック図である。 図3はマイクロコンピュータの一例を示すブロック図である。 図4は図1のタイマにおける欠歯検出処理動作の一例を示すタイミングチャートである。
1.実施の形態の概要
先ず、本願において開示される代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面中の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕<ハード的に短イベントパルス基準の長イベントパルス検出とその逆検出>
代表的な実施の形態に係る半導体データ処理装置(11)は、プログラムを実行するCPUと、前記CPUに接続されたタイマ部(31)とを有する。前記タイマ部は、所定のイベントパルス列のパルス間隔毎に初期値から計数動作を行う第1カウンタ(102)と、第1参照値が設定される第1カウントレジスタ(104)とを有する。更に、前記所定のイベントパルス列のパルス間隔毎に計数量が前記第1カウンタの複数倍になるように初期値から計数動作を行う第2カウンタ(103)と、前記所定のイベントパルス列のパルス間隔毎に前記第1カウンタの計数値をホールドする第2カウントレジスタ(105)とを有する。更に、前記第1カウンタによる前記パルス間隔毎の計数値が前記第1カウントレジスタに設定された第1参照値以上になる第1状態と、前記第2カウンタによる前記パルス間隔毎の計数値が前記第2カウントレジスタがホールドしている値以下になる第2状態と、の何れも検出可能な検出回路(106,107,108)を備える。
これによれば、第1状態の判別により、第1カウンタによる参照値よりも小さな計数値に応ずるパルス間隔(小さなパルス間隔)に対して、第1カウンタによる参照値以上の計数値に応ずるパルス間隔(大きなパルス間隔)を判別することが可能になる。第2状態の判別により、第1カウンタの計数量の複数倍の計数を行う第2カウンタによる計数値が一つ前のパルス間隔における第1カウンタの計数値よりも小さいこと、即ち、第1カウンタによる大きなパルス間隔の計数値に比べて、第2カウンタによる小さなパルス間隔の計数値の方が小さいことを判別可能になる。要するに、前記第1状態を検出することによって前の小さなパルス間隔を基準に後に大きなパルス間隔があることを、第2状態を検出することによって前の大きなパルス間隔を基準に後に小さなパルス間隔があることを判別可能になる。欠歯部を含む複数パルス間隔の各計数値が小さくなる事態の発生が予想されるとき、第1状態の検出では欠歯検出精度が低くなると考えられるパルス検出用途では、第2状態の検出を行うことにより、欠歯検出を確実に行うことができるようになる。第1状態及び第2状態の検出は共にカウンタによる計数動作とカウンタ値とレジスタ値との比較動作とによってハードウェア的に実行されるので、前後のパルス間隔から得られるカウント値を除算する場合に比べて処理時間の短縮が実現される。
〔2〕<短イベントパルス基準の長イベントパルス検出結果とその逆検出結果の論理和>
項1において、前記検出回路は、前記第1状態の成立を検出する第1検出モードと、前記第2状態の成立を検出する第2検出モードと、の何れも選択可能である。
これによれば、適用先のパルス検出の事情に応じて何れか一方の検出モードを選択可能になる。
〔3〕<短イベントパルス基準の長イベントパルス検出とその逆検出結果の論理積>
項2において、前記検出回路は、更に、前記第1状態及び前記第2状態の双方の成立を検出する第3検出モードを選択可能である。
これによれば、第1検出と第2検出の論理積によってパルス検出精度の最も高い第3検出モードを容易に備えることができる。
〔4〕<短イベントパルス基準の長イベントパルス検出とその逆検出結果の論理積>
項1において、前記検出回路は、前記第1状態及び前記第2状態の双方の成立を検出する第3検出モードを選択可能である。
これによれば、第1検出と第2検出の論理積によってパルス検出精度の最も高い第3検出モードを容易に備えることができる。
〔5〕<倍数設定レジスタ>
項1、2又は4において、前記第2カウンタにおける前記第1カウンタの計数量の複数倍である倍数を指定する倍数設定レジスタ(110)を有する。
これによれば、倍数をプログラマブル且つ容易に設定する事ができる。
〔6〕<検出モードレジスタ>
項2において、前記第1検出モード、又は前記第2検出モードのいずれを選択するかを指示する検出モードレジスタ(111)を有する。
これによれば、検出モードをプログラマブル且つ容易に設定する事ができる。
〔7〕<検出モードレジスタ>
項3において、前記第1検出モード、又は前記第2検出モード、又は前記第3検出モードのいずれを選択するかを指示する検出モードレジスタ(111)を有する。
これによれば、検出モードをプログラマブル且つ容易に設定する事ができる。
〔8〕<倍数設定レジスタ、検出モードレジスタをCPU空間に配置>
項5,6、又は7において、前記倍数設定レジスタ及び前記検出モードレジスタは前記CPUのアドレス空間に配置されたレジスタである。
これによれば、前記倍数設定レジスタ及び前記検出モードレジスタの設定をCPUを用いて容易に行うことができる。
〔9〕<設定倍数値の加算>
項5において、前記第2カウンタは前記第1カウンタが計数する+1のインクリメント毎に、直前の計数値に前記倍数設定レジスタの設定値を加算するインクリメント動作を行う。
これによれば、計数するクロックの周波数を倍数値に応じて逓倍する構成に比べて、計数量を前記第1カウンタの複数倍とする構成を容易に実現することができる。
〔10〕<割込み>
項2において、前記タイマ部からの割り込み要求(IRQ)に応答して前記CPUへの割り込みを制御する割込み制御部(30)を更に有する。このとき、前記検出回路は、前記第1検出モードが指定されているとき前記第1状態の成立を検出することによって前記割込み制御部に割込み要求信号を出力し、前記第2検出モードが指定されているとき前記第2状態の成立を検出することによって前記割込み制御部に割込み要求信号を出力する。
これによれば、CPUは第1検出モード又は第2検出モードに応じた検出結果に応答した割込み処理に移行することができる。
〔11〕<割込み>
項3において、前記タイマ部からの割り込み要求(IRQ)に応答して前記CPUへの割り込みを制御する割込み制御部(30)を更に有する。前記検出回路は、前記第1検出モードが指定されているとき前記第1状態の成立を検出することによって前記割込み制御部に割込み要求信号を出力し、前記第2検出モードが指定されているとき前記第2状態の成立を検出することによって前記割込み制御部に割込み要求信号を出力する、前記第3検出モードが指定されているとき前記第3状態の成立を検出することによって前記割込み制御部に割込み要求信号を出力する。
これによれば、CPUは第1検出モード、第2検出モード、又は第3検出モードに応じた検出結果に応答した割込み処理に移行することができる。
〔12〕<エンジン制御用ECU>
代表的な別の実施の形態に係るエンジン制御装置(2)は、クランク角センサ(3)の出力を受けて、エンジンのクランク軸の回転に対応した所定角度間隔毎のパルスのパルス列を出力するインタフェース部(10)と、前記インタフェース部から出力される前記パルス列を入力し、前記クランク軸の定位置を前記パルス列のパルス間隔の相違に基づいて判別するデータ処理部(11)と、を有する。前記データ処理部は、所定のイベントパルス列のパルス間隔毎に初期値から計数動作を行う第1カウンタ(102)と、第1参照値が設定される第1カウントレジスタ(104)とを有する。また、前記所定のイベントパルス列のパルス間隔毎に計数量が前記第1カウンタの複数倍になるように初期値から計数動作を行う第2カウンタ(103)と、前記所定のイベントパルス列のパルス間隔毎に前記第1カウンタの計数値をホールドする第2カウントレジスタ(105)とを有する。更に、前記クランク軸の定位置を判別するために、前記第1カウンタによる前記パルス間隔毎の計数値が前記第1カウントレジスタに設定された第1参照値以上になる第1状態と、前記第2カウンタによる前記パルス間隔毎の計数値が前記第2カウントレジスタがホールドしている値以下になる第2状態と、の何れも検出可能な検出回路(106,107,108)と、前記検出回路による検出結果に基づいてエンジン制御を行う制御回路(20,21,22)とを有する。
これによれば、第1状態の判別により、第1カウンタによる参照値よりも小さな計数値に応ずるパルス間隔(小さなパルス間隔)に対して、第1カウンタによる参照値以上の計数値に応ずるパルス間隔(大きなパルス間隔)を判別することが可能になる。第2状態の判別により、第1カウンタの計数量の複数倍の計数を行う第2カウンタによる計数値が一つ前のパルス間隔における第1カウンタの計数値よりも小さいこと、即ち、第1カウンタによる大きなパルス間隔の計数値が、第2カウンタによる小さなパルス間隔の計数値よりも小さいことを判別可能になる。要するに、前記第1状態を検出することによって前の小さなパルス間隔を基準に後に大きなパルス間隔があることを、前記第2状態を検出することによって前の大きなパルス間隔を基準に後に小さなパルス間隔があることを判別可能になり、その判別結果に基づいたエンジン制御を行うことができる。欠歯部を含む複数パルス間隔の各計数値が小さくなる事態の発生が予想されるとき、第1状態の検出では欠歯検出精度が低くなると考えられるパルス検出用途では、第2状態の検出を行うことにより、欠歯検出を確実に行うことができるようになる。第1状態及び第2状態の検出は共にカウンタによる計数動作とカウンタ値とレジスタ値との比較動作とによってハードウェア的に実行されるので、前後のパルス間隔から得られるカウント値を除算する場合に比べて処理時間の短縮が実現される。
〔13〕<短イベントパルス基準の長イベントパルス検出結果とその逆検出結果の論理和>
項12において、前記検出回路は、前記クランク軸の定位置を判別するために、検出モードレジスタ(111)の状態に従って、前記第1状態の成立を検出する第1検出モード、又は前記第2状態の成立を検出する第2検出モードの何れかの検出モードに設定される。
これによれば、適用先のパルス検出の事情に応じて何れか一方の検出モードを選択可能になる。
〔14〕<短イベントパルス基準の長イベントパルス検出とその逆検出結果の論理積>
項12において、前記検出回路は、前記クランク軸の定位置を判別するために、検出モードレジスタ(111)の状態に従って、前記第1状態の成立を検出する第1検出モード、前記第2状態の成立を検出する第2検出モード、又は前記第1状態及び前記第2状態の双方の成立を検出する第3検出モードの何れかの検出モードに設定される。
これによれば、第1検出と第2検出の論理積によってパルス検出精度の最も高い第3検出モードを容易に備えることができる。
〔15〕<短イベントパルス基準の長イベントパルス検出とその逆検出結果の論理積>
項12において、前記検出回路は、前記クランク軸の定位置を判別するための検出モードとして、前記第1状態及び前記第2状態の双方の成立を検出する第3検出モードが設定される。
これによれば、第1検出と第2検出の論理積によってパルス検出精度の最も高い第3検出モードを容易に備えることができる。
〔16〕<倍数設定レジスタ>
項12乃至15の何れか1項において、前記第2カウンタにおける前記第1カウンタの計数量の複数倍である倍数が指定される倍数設定レジスタ(110)を有する。
これによれば、倍数をプログラマブル且つ容易に設定する事ができる。
〔17〕<設定倍数値の加算>
項16において、前記第2カウンタは前記第1カウンタによる+1のインクリメント毎に、直前の計数値に前記倍数設定レジスタの設定値を加算するインクリメント動作を行う。
これによれば、計数するクロックの周波数を倍数値に応じて逓倍する構成に比べて、計数量を前記第1カウンタの複数倍とする構成を容易に実現することができる。
〔18〕<倍数設定レジスタ、検出モードレジスタをCPU空間に配置>
項12乃至17の何れか1項において、前記データ処理部はCPU(20)を有し、前記倍数設定レジスタ及び前記検出モードレジスタは前記CPUのアドレス空間に配置されたレジスタである。
これによれば、前記倍数設定レジスタ及び前記検出モードレジスタの設定をCPUを用いて容易に行うことができる。
〔19〕<マイクロコンピュータ>
項18において、前記データ処理部は半導体集積回路によって構成されたマイクロコンピュータ(11)である。
データ処理部におけるパルス判別及びエンジン制御をプログラム制御を用いて容易に支援することができる。
〔20〕<1<倍数≦長パルス回転角に対する短パルス回転角の倍数値>
項12において、前記パルス列のパルス間隔は、エンジンのクランク軸の1回転中における第1回転角度に対応する第1パルス間隔と、前記第1角度の複数倍の第2角度に対応する第2パルス間隔である。このとき、前記倍数設定レジスタに設定可能な倍数は、前記第2角度に対する第1角度の前記複数倍の倍数に対応する値よりも小さく、且つ1よりも大きな値である。
これにより、第2状態の判別結果に対する高い信頼性保証を容易に実現可能になる。
2.実施の形態の詳細
実施の形態について更に詳述する。
図2には一実施の形態に係るエンジン制御システムが例示される。エンジン制御システムは、例えば3,6,4,又は8気筒などの所定の気筒数を有するレシプロエンジン1に対する燃料噴射、燃料点火、排気などのタイミング制御を電子制御装置としてのエンジン制御装置(ECU)2によって行うシステムである。エンジン制御装置2は適宜の車載ネットワーク(MNET)5を介してその他の電子制御装置などとインタフェースされる。ここではエンジン制御に必要な情報を取得するセンサとしてクランク角センサ(CAS)3が代表的に示されている。エンジン1のクランク軸4には例えば外周に多数の歯が形成された円板が設けられ、クランク角センサ3はその歯の間隔に応じてパルスを出力する磁気コイル又はフォトダイオードなどが設けられて構成される。円板の外周における所定位置には、歯が複数個分欠損した欠歯部が設けられている。尚、図2ではレシプロエンジン1はその1気筒分の概略が縦断面によって模式的に示されている。
エンジン制御装置2はクランク角センサ3で検出したパルスをインタフェース部としてのセンサインタフェース(SIF)10から入力してクランク信号POSを形成し、このクランク信号POSなどを入力するデータ処理部としてのマイクロコンピュータ(MCU)11がエンジン制御を行う。クランク信号POSは、エンジンのクランク軸の回転に対応した所定角度間隔毎のパルス列をなしている。マイクロコンピュータ11は、例えばそのクランク信号の逓倍の周波数を有する逓倍クロック(周期がクランク信号の周期の逓倍数分の1であるクロック)を生成すると共に、その逓倍クロックにより、クランク軸の回転角度(いわゆるクランク角)を表すクランクカウンタをカウントアップさせ、そのクランクカウンタの値に基づいてエンジン回転に同期した制御を行う。このようにすることで、元のクランク信号POSよりも細かい分解能でクランク角を把握できるようになる。
ここで、クランク信号POSはそのパルス列の途中にパルスを抜いた欠歯部(基準位置部分)を有する。例えばクランク信号POSは60パルス毎に2パルス抜ける欠歯構成になっているとき、この欠歯部はエンジン1サイクル(クランク回転角度720度)中に2箇所、即ちクランク回転角度360度ごとに1箇所現れる。エンジン制御ではエンジンサイクルに同期した制御を行うためにクランク信号POSのパルス列に対して欠歯部を検出する処理(欠歯部検出処理)を行う。欠歯部検出処理は前記クランク軸POSの欠歯部をクランク信号POSのパルス列のパルス間隔の相違に基づいて判別するデータ処理部で行う。データ処理部はマイクロコンピュータ11によって実現される。
図3にはマイクロコンピュータ11が例示される。マイクロコンピュータ11は、特に制限されないが、制御回路として、プログラムを実行するCPU(中央処理装置)20、CPU20が実行するプログラムなどが格納さされるROM21、及びCPU20のワーク領域などに用いられるRAM22を備え、それらは相対的に転送速度の速い内部バス(IBUS)23に共通接続される。
内部バス23は相対的に転送速度の遅い周辺バス(PBUS)25にバスブリッジ回路24を介してインタフェースされる。
周辺バス25には、ダイレクト・メモリ・アクセス・コントローラ(DMAC)26、入出力ポート(PRT)27、外部から入力されるアナログ信号をディジタルデータに変換するアナログディジタル変換回路(ADC)28、CPUの暴走検知を行うためのウォッチドッグタイマ(WDT)29、割込みコントローラ(INTC)30、及びタイマ部(TU)31などが接続される。
CPU11はプロセッサコアとして把握してもよい。その場合にプロセッサコアはディジタル信号処理プロセッサなどのアクセラレータ、キャッシュメモリ、仮想記憶のためのアドレス変換バッファなどを含んでよい。
割込みコントローラ30はタイマ部31などのマイクロコンピュータ11内部の回路モジュールからの割込み要求やマイクロコンピュータ11の外部からの割込み要求に対して割込み優先制御や要因判定などを行い、受け付けた割込み要求に応答する割込み信号をCPUに発行する制御を行う。
タイマ部31は、特に制限されないが、インプットキャプチャ、フリーランニング、パルス間隔計測などのタイマ機能を備えると共に、上記欠歯検出処理機能を備える。以下、欠歯検出処理について詳細な説明を行う。
図1にはタイマ部の構成が例示される。ここでは欠歯検出処理機能を主眼としてその構成が例示される。タイマ部31は前記クランク信号POSを所定のイベントパルス列として入力し、そのパルスの立ち上がりエッジをクランクパルスイベントとして把握して、これに基づいて上記欠歯検出処理のためのタイマ動作を制御するタイマ制御回路100を有する。
タイマ部31は欠歯検出処理のためのタイマ動作に用いるカウンタとして、前段カウンタ(PRCOUNT)101、第1カウンタ(FCOUNT)102及び第2カウンタ(SCOUNT)103を有し、夫々のカウンタ102,103の計数値との比較データを格納する第1カウントレジスタ(FCREG)104及び第2カウントレジスタ(SCREG)105を有する。
前段カウンタ101は、図示を省略するクロックパルスジェネレータで生成されたクロック信号CLKを初期値からダウンカウントする。前段カウンタ101の初期値はタイマ制御回路100がクランクパルスイベントの検出に応答してリロードする。
第1カウンタ102は、前段カウンタ101による初期値から値0へのカウントアウトパルスをアップカウントする。第1カウンタ101の値はタイマ制御回路100がクランクパルスイベントの検出に応答して初期値0にクリアする。第1カウントレジスタ104にはCPU20の制御に基づいてタイマ制御回路100が第1の参照値を設定する。上述のように、クランク信号POSの欠歯部はクランク回転角度360度毎に2パルス抜ける欠歯構成になっているとすると、第1参照値には、例えばイベントパルスサイクルの2サイクル分に対応する第1カウンタ102による計数値を採用する。理論的にはイベントパルスサイクルの1サイクル分に対応する第1カウンタ102による計数値よりも大きな値を採用すればよい。したがって、クランクパルスイベントの間隔がクランク信号POSの欠歯部に対応したとき、第1カウント102の計数値が第1カウントレジスタ104の設定値を超えることになり、この状態(第1状態)によって第1コンパレータ(FCMP)106の比較出力φFCはローレベルからハイレベルに反転される。クランクパルスイベントの間隔がクランク信号POSの欠歯部以外に対応しているときは、第1カウンタ102の計数値は第1カウントレジスタ104の設定値を超えることはないので、第1コンパレータ106の出力φFCはローレベルに維持される。この第1状態によって、第1カウンタ102による第1カウントレジスタ104の参照値よりも小さな計数値に応ずるパルス間隔(小さなパルス間隔)に対して、第1カウンタ102による第1カウントレジスタ104の参照値以上の計数値に応ずるパルス間隔(大きなパルス間隔)を判別することが可能になる。
特に制限されないが、第1カウントレジスタ104に設定される第1参照値は適用されるエンジンシステム、若しくはエンジン制御モードが決まれば、特定の値にされる。したがって、クランク信号のパルス周期に応じて逓倍の周波数を有するクロック信号CLKの周波数はエンジンの回転数に応じて変化されることになる。このとき、第1カウンタ102の前段カウンタ101をダウンカウンタとして、そのカウントアウトパルスを第1カウンタ102でカウントする構成を採用することにより、エンジンの回転数に応じてクロック信号CLKの周波数を頻繁に変化させなくても、前段カウンタ101にリロードするプリセット値によって対処可能になる。これはクロックパルスジェネレータで選択可能な周波数の種類が少なくて済むことを意味する。
第2カウンタ103は前段カウンタ101による初期値から値0へのカウントアウトパルスをアップカウントする。但し、前段カウンタ101のカウントアウトパルス毎のアップカウント値は第1カウンタ103のアップカウウント値の複数倍とされ、例えば、倍率設定レジスタ110の設定とされる。即ち、第2カウンタ103は、第1カウンタ101による+1のインクリメント毎に、直前の計数値に倍数設定レジスタ110の設定値を加算するインクリメント動作を行う。倍率設定レジスタ110に対する値の書き込みは例えばCPU20が行う。上述のように、クランク信号POSの欠歯部はクランク回転角度360度毎に2パルス抜ける欠歯構成になっているとすると、倍率設定レジスタ110の設定値は、理論上、値1より大きく値3よりも小さい値であればよい。ここでは例えば値2.5を採用する。したがって、第2カウンタ103の計数値は第1カウンタ101の2.5倍になる。
第2カウントレジスタ105には、タイマ制御回路100がクランクパルスイベントの検出に応答して、第1カウンタ102の計数値をクリアする前にその値をロードする。したがって第2カウウントレジスタ105はロードされた値を、次のクランクパルスイベントの検出があるまでホールドする。第2コンパレータ(SCMP)107は第2カウンタ103の計数値と第2カウントレジスタ105の値とを比較することになるが、その比較の意味は、今回のイベントパルスサイクルにおける第2カウンタ103の値とその直前のイベントパルスサイクルにおける第1カウンタ103の値との比較となる。したがって、直前のイベントパルスサイクルが欠歯部に対応していなければ第2カウントレジスタ105がホールドする値は欠歯部に対応しないイベントパルス1サイクル分に対応する第1カウンタ102による計数値になる。よって、今回のイベントパルスサイクルが欠歯部で在ろうと無かろうと、その2.5倍の計数値を出力する第2カウンタ103の値が常に大きくなり、第2コンパレータ107の比較出力φSCはローレベルに維持される。これに対して、直前のイベントパルスサイクルが欠歯部に対応していれば第2カウントレジスタ105がホールドする値は欠歯部に対応するイベントパルス3サイクル分に対応する第1カウンタ102による計数値になる。よって、今回のイベントパルスサイクルが欠歯部でないときイベントパルス1サイクル分に対応する計数値を出力する第2カウンタ103の値が小さくなる。この状態(第2状態)によって、第1カウンタ102の計数量の複数倍例えば2.5倍の計数を行う第2カウンタ103による計数値が一つ前のイベントパルス間隔における第1カウンタ102の計数値よりも小さいこと、即ち、第1カウンタ102による大きなパルス間隔(欠歯部に対応)に対する計数値よりも、第2カウンタ103による小さなパルス間隔に対する2.5倍の計数値の方が小さいことを判別可能になる。
割り込み処理回路108は前記比較結果信号φFC,φSCの状態と、検出モードレジスタ111に対するCPU20によるモード設定状態に応じて、割り込み制御回路30に割り込み要求信号IRQiを出力する。割り込み処理回路108は前記コンパレータ107,107と共に、前記第1状態と第2状態の何れも検出可能な検出回路の一例を成す。
欠歯検出処理において設定可能にされる欠歯検出処理モードは、特に制限されないが、短いイベントパルス基準で長いイベントパルスを検出する、前記第1状態の成立を信号φFCを用いて検出する第1検出モードと、長いイベントパルス基準で短いイベントパルスを検出する、前記第2状態の成立を信号φSCを用いて検出する第2検出モードと、前記第1状態及び前記第2状態の双方の成立を検出する第3検出モードと、の何れかとされる。モードの指定は夫々識別可能なコマンドコードで行われ、タイマ制御回路100がそれを解読して割り込み処理回路108に指示する。
図4には欠歯処理の動作タイミングが例示される。ここでは時刻t(n-1)〜時刻t(n)に欠歯部が存在する。欠歯部の直前の時刻t(n-2)のイベントパルスが発生すると、第1カウンタ102及び第2カウンタ103が2.5倍の差でインクリメント動作を行う。次の時刻t(n-1)でイベントパルスが発生したとき、第1カウンタ102の値が第2カウントレジスタ105にロードされ、第1カウンタ102及び第2カウンタ103が初期化され、同じく2.5倍の差でインクリメント動作が開始される。時刻t(n-1)ではFCREG≧FCOUNTであるからφFC=L(ローレベル)、SCOUNT≧SCREGであるからφSC=L(ローレベル)にされる。
時刻t(n-1)から時刻t(n)の間では、時刻t(m)にFCOUNT≧FCREGとされ、φFC=H(ハイレベル)になるが、SCOUNT≧SCREG(n-1)のままであるからφSC=L(ローレベル)に維持されている。この状態は時刻t(n)のイベントパルスの発生に応答して確定され、割込み処理回路108で把握される。割込み処理回路は第1検出モードが指示されている場合には、次の時刻t(n+1)のイベントパルスの発生に同期して割込み要求信号IRQをCPU20に出力する。
時刻t(n)でイベントパルスが発生したとき、第1カウンタ102の値が第2カウントレジスタ105にロードされ、第1カウンタ102及び第2カウンタ103が初期化され、同じく相互に2.5倍の差でインクリメント動作が開始される。このとき第2カウントレジスタ105にロードされる値は前回の値の3倍になる。時刻t(n+1)ではSCREG(n)≧SCOUNTであるからφSC=H(ハイレベル)にされる。尚、FCREG≧FCOUNTであるからφFC=L(ローレベル)のままである。φSC=H(ハイレベル)の状態は時刻t(n+1)のイベントパルスの発生に応答して確定され、割込み処理回路108に把握される。割込み処理回路は第2検出モードが指示されている場合には、次の時刻t(n+2)のイベントパルスの発生に同期して割込み要求信号IRQをCPU20に出力する。割込み処理回路に第3検出モードが指示されている場合には、連続する時刻t(n)でφFC=Hの確定、時刻t(n+1)でφSC=Hの確定を検出することにより、換言すれば、連続する時刻におけるφFC=Hの確定と、φSC=Hの確定の論理積条件を満足することによって、次の時刻t(n+2)のイベントパルスの発生に同期して割込み要求信号IRQをCPU20に出力する。
上述より明らかなように、第1カウンタ102による参照値よりも小さな計数値に応ずるパルス間隔(小さなパルス間隔)に対して、第1カウンタ102による参照値以上の計数値に応ずるパルス間隔(大きなパルス間隔)を判別することが可能になる。また、第1カウンタ102の計数量の複数倍の計数を行う第2カウンタ103による計数値が一つ前のパルス間隔における第1カウンタ102の計数値(第2カウントレジスタ105のホールド値)よりも小さいこと、即ち、第1カウンタ102による大きなパルス間隔の計数値に比べて、第2カウンタ103による小さなパルス間隔の計数値の方が小さいことを判別可能になる。要するに、信号φFCにより前記第1状態を検出することによって前の小さなパルス間隔を基準に後に大きなパルス間隔があることを、信号φSCにより第2状態を検出することによって前の大きなパルス間隔を基準に後に小さなパルス間隔があることを判別可能になる。
したがって、上死点近傍で欠歯部の検出が行われる場合などのように欠歯部を含む複数パルス間隔の各計数値が小さくなる事態の発生が予想されるとき、また、ハイブリッド自動車の低速走行時などのような機械的振動の多い環境下での第1状態の検出では欠歯検出精度が低くなると考えられるパルス検出用途では、第2状態の検出を行うことにより、欠歯検出を確実に行うことができるようになる。
第1状態及び第2状態の検出は共にカウンタによる計数動作とカウンタ値とレジスタ値との比較動作とによってハードウェア的に実行されるので、前後のパルス間隔から得られるカウント値を除算する場合に比べて処理時間の短縮が実現され、エンジン制御のリアルタイム性に資することができる。
前記第1状態及び前記第2状態の双方の成立を検出する第3検出モードを採用することにより欠歯検出精度を最も高くすることができる。第1検出モード、第2検出モードもそれぞれ単独指定可能にされているので、欠歯検出に対する上位互換を達成することが容易である。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、欠歯検出結果に対する処理はCPU割り込みに限定されない。その他のハードロジックやアクセラレータを用いる構成を採用することも可能である。
また、欠歯検出結果に対してCPU負担軽減のためにタイマ部に専用ハードウェアを採用することも可能である。要するに、欠歯検出結果に対する処理をタイマ自らが行う。タイマ部をプログラム処理回路を用いてインテリジェント化する、或いは、専用ロジック回路を設けて実現することができる。その場合に、レジスタ設定もCPUではなく、データ転送制御装置を用いて行ってもよい。
第2カウンタの計数量複数倍のカウントは設定倍数値の加算に限定されず、第1カウンタのクロック周波数を倍数値に応じて逓倍してもよい。但し、クロック逓倍回路が必要になって回路規模増大する。
第1カウンタ102及び第2カウンタ103は相互に共通の前段カウンタ101を配置した構成に限定されず、適宜変更可能である。
本実施の形態に係るエンジン制御システム若しくはマイクロコンピュータはガソリン自動車、ディーゼル自動車、ハイブリッド自動車に限定されず、電車、汽車、船舶など、エンジンを用いる機械装置に広く適用することができる。
欠歯検出処理における欠歯判別モードは第1検出モード、第2検出モード、第3検出モードの何れも設定可能な構成に限定されない。第1検出モードと第2検出モードのみ選択可能であってもよいし、第3検出モードのみ選択可能であってもよい。
1 レシプロエンジン
2 エンジン制御装置(ECU)
5 車載ネットワーク(MNET)
3 クランク角センサ(CAS)
4 クランク軸
10 センサインタフェース(SIF)
POS クランク信号
11 マイクロコンピュータ(MCU)
20 CPU(中央処理装置)
21 ROM
22 RAM
23 内部バス(IBUS)
25 周辺バス(PBUS)
30 割込みコントローラ(INTC)
31 タイマ部(TU)
100 タイマ制御回路
101 前段カウンタ(PRCOUNT)
102 第1カウンタ(FCOUNT)
103 第2カウンタ(SCOUNT)
104 第1カウントレジスタ(FCREG)
105 第2カウントレジスタ(SCREG)
106 第1コンパレータ(FCMP)
107 第2コンパレータ(SCMP)
φFC,φSC 比較結果信号
108 割込み処理回路
IRQ 割込み要求信号
INT 割込み信号
110 倍率設定レジスタ
111 検出モードレジスタ

Claims (20)

  1. プログラムを実行するCPUと、
    前記CPUに接続されたタイマ部と、を有し、
    前記タイマ部は、所定のイベントパルス列のパルス間隔毎に初期値から計数動作を行う第1カウンタと、
    第1参照値が設定される第1カウントレジスタと、
    前記所定のイベントパルス列のパルス間隔毎に計数量が前記第1カウンタの複数倍になるように初期値から計数動作を行う第2カウンタと、
    前記所定のイベントパルス列のパルス間隔毎に前記第1カウンタの計数値をホールドする第2カウントレジスタと、
    前記第1カウンタによる前記パルス間隔毎の計数値が前記第1カウントレジスタに設定された第1参照値以上になる第1状態と、前記第2カウンタによる前記パルス間隔毎の計数値が前記第2カウントレジスタがホールドしている値以下になる第2状態と、の何れも検出可能な検出回路と、を備えた半導体データ処理装置。
  2. 請求項1において、前記検出回路は、前記第1状態の成立を検出する第1検出モードと、前記第2状態の成立を検出する第2検出モードと、の何れも選択可能である、半導体データ処理装置。
  3. 請求項2において、前記検出回路は、更に、前記第1状態及び前記第2状態の双方の成立を検出する第3検出モードを選択可能である、半導体データ処理装置。
  4. 請求項1において、前記検出回路は、前記第1状態及び前記第2状態の双方の成立を検出する第3検出モードを選択可能である、半導体データ処理装置。
  5. 請求項1、2又は4において、前記第2カウンタにおける前記第1カウンタの計数量の複数倍である倍数を指定する倍数設定レジスタを有する、半導体データ処理装置。
  6. 請求項2において、前記第1検出モード、又は前記第2検出モードのいずれを選択するかを指示する検出モードレジスタを有する、半導体データ処理装置。
  7. 請求項3において、前記第1検出モード、又は前記第2検出モード、又は前記第3検出モードのいずれを選択するかを指示する検出モードレジスタを有する、半導体データ処理装置。
  8. 請求項5,6、又は7において、前記倍数設定レジスタ及び前記検出モードレジスタは前記CPUのアドレス空間に配置されたレジスタである、半導体データ処理装置。
  9. 請求項5において、前記第2カウンタは前記第1カウンタによる+1のインクリメント毎に、直前の計数値に前記倍数設定レジスタの設定値を加算するインクリメント動作を行う、半導体データ処理装置。
  10. 請求項2において、前記タイマ部からの割り込み要求に応答して前記CPUへの割り込みを制御する割込み制御部を更に有し、
    前記検出回路は、前記第1検出モードが指定されているとき前記第1状態の成立を検出することによって前記割込み制御部に割込み要求信号を出力し、前記第2検出モードが指定されているとき前記第2状態の成立を検出することによって前記割込み制御部に割込み要求信号を出力する、半導体データ処理装置。
  11. 請求項3において、前記タイマ部からの割り込み要求に応答して前記CPUへの割り込みを制御する割込み制御部を更に有し、
    前記検出回路は、前記第1検出モードが指定されているとき前記第1状態の成立を検出することによって前記割込み制御部に割込み要求信号を出力し、前記第2検出モードが指定されているとき前記第2状態の成立を検出することによって前記割込み制御部に割込み要求信号を出力する、前記第3検出モードが指定されているとき前記第3状態の成立を検出することによって前記割込み制御部に割込み要求信号を出力する、半導体データ処理装置。
  12. クランク角センサの出力を受けて、エンジンのクランク軸の回転に対応した所定角度間隔毎のパルスのパルス列を出力するインタフェース部と、
    前記インタフェース部から出力される前記パルス列を入力し、前記クランク軸の定位置を前記パルス列のパルス間隔の相違に基づいて判別するデータ処理部と、を有する電子制御装置であって、
    前記データ処理部は、所定のイベントパルス列のパルス間隔毎に初期値から計数動作を行う第1カウンタと、
    第1参照値が設定される第1カウントレジスタと、
    前記所定のイベントパルス列のパルス間隔毎に計数量が前記第1カウンタの複数倍になるように初期値から計数動作を行う第2カウンタと、
    前記所定のイベントパルス列のパルス間隔毎に前記第1カウンタの計数値をホールドする第2カウントレジスタと、
    前記クランク軸の定位置を判別するために、前記第1カウンタによる前記パルス間隔毎の計数値が前記第1カウントレジスタに設定された第1参照値以上になる第1状態と、前記第2カウンタによる前記パルス間隔毎の計数値が前記第2カウントレジスタがホールドしている値以下になる第2状態と、の何れも検出可能な検出回路と、
    前記検出回路による検出結果に基づいてエンジン制御を行う制御回路と、を有する、エンジン制御装置。
  13. 請求項12において、前記検出回路は、前記クランク軸の定位置を判別するために、検出モードレジスタの状態に従って、前記第1状態の成立を検出する第1検出モード、又は前記第2状態の成立を検出する第2検出モードの何れかの検出モードに設定される、エンジン制御装置。
  14. 請求項12において、前記検出回路は、前記クランク軸の定位置を判別するために、検出モードレジスタの状態に従って、前記第1状態の成立を検出する第1検出モード、前記第2状態の成立を検出する第2検出モード、又は前記第1状態及び前記第2状態の双方の成立を検出する第3検出モードの何れかの検出モードに設定される、エンジン制御装置。
  15. 請求項12において、前記検出回路は、前記クランク軸の定位置を判別するための検出モードとして、前記第1状態及び前記第2状態の双方の成立を検出する第3検出モードが設定される、エンジン制御装置。
  16. 請求項12乃至15の何れか1項において、前記第2カウンタにおける前記第1カウンタの計数量の複数倍である倍数が指定される倍数設定レジスタを有する、エンジン制御装置。
  17. 請求項16において、前記第2カウンタは前記第1カウンタによる+1のインクリメント毎に、直前の計数値に前記倍数設定レジスタの設定値を加算するインクリメント動作を行う、エンジン制御装置。
  18. 請求項12乃至17の何れか1項において、前記データ処理部はCPUを有し、
    前記倍数設定レジスタ及び前記検出モードレジスタは前記CPUのアドレス空間に配置されたレジスタである、エンジン制御装置。
  19. 請求項18において、前記データ処理部は半導体集積回路によって構成されたマイクロコンピュータである、エンジン制御装置。
  20. 請求項12において、前記パルス列のパルス間隔は、エンジンのクランク軸の1回転中における第1回転角度に対応する第1パルス間隔と、前記第1角度の複数倍の第2角度に対応する第2パルス間隔であり、
    前記倍数設定レジスタに設定可能な倍数は、前記第2角度に対する第1角度の前記複数倍の倍数に対応する値よりも小さく、且つ1よりも大きな値である、エンジン制御装置。
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