JP2000003454A - 構造画像成分を識別する方法及び装置 - Google Patents

構造画像成分を識別する方法及び装置

Info

Publication number
JP2000003454A
JP2000003454A JP11104735A JP10473599A JP2000003454A JP 2000003454 A JP2000003454 A JP 2000003454A JP 11104735 A JP11104735 A JP 11104735A JP 10473599 A JP10473599 A JP 10473599A JP 2000003454 A JP2000003454 A JP 2000003454A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel
gradient
pixels
value
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11104735A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4751495B2 (ja
Inventor
Gopal Biligeri Avinash
ゴパル・ビリジェリ・アヴィナッシュ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JP2000003454A publication Critical patent/JP2000003454A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4751495B2 publication Critical patent/JP4751495B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/0002Inspection of images, e.g. flaw detection
    • G06T7/0012Biomedical image inspection
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/10Segmentation; Edge detection
    • G06T7/12Edge-based segmentation
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10072Tomographic images
    • G06T2207/10088Magnetic resonance imaging [MRI]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 修正有 【課題】 離散的ピクセル画像36を表すピクセル・デ
ータにおいて、構造48を識別すると共に非構造50か
ら区別する手法を提供する。 【解決手段】 勾配の大きさを選択された勾配値と比較
すると共に、隣接するピクセルの勾配方向を比較するこ
とにより、構造が識別される。所望の関係を有している
ピクセルの個数がカウントされ、その結果得られた個数
に対してフォーカス・パラメータが適用される。これら
の個数及びフォーカス・パラメータに基づいて最終勾配
閾値が定められる。この勾配閾値は構造ピクセルを識別
する。孤立した隣接領域52を構造から除去することが
できる。構造によって画定されるエッジは、二値順序統
計量フィルタ処理されて、最終の構造の画定に到達す
る。また、構造ピクセル及び非構造ピクセルは、その後
の表示のために画像を強調するように更に処理すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、離散的な画素すな
わちピクセルを有する画像の処理に関し、より具体的に
は、これらの画像内のピクセルによって画定される一定
の構造的特徴または顕著な特徴を自動的に識別して強調
する手法に関する。この手法は、磁気共鳴イメージング
のような医用イメージング・システム及び方法に特に適
している。
【0002】
【従来の技術】離散的ピクセル画像データを取得すると
共に処理する手法としては、様々なものが開発されてい
る。離散的ピクセル画像は、強度、色などの様々な特性
を有しているピクセルの配列またはマトリクスで構成さ
れている。各々のピクセルを定義するデータは、採用さ
れているイメージング方式に応じて、様々な態様で取得
することができる。医用イメージング方式には、例え
ば、磁気共鳴イメージング法、X線法などがある。しか
しながら、一般的には、各々のピクセルが、各々のピク
セル領域内で励起された物質の放出波または各々のピク
セル領域内で受けた放射線等の検知されるパラメータを
表す信号、典型的にはディジタル値によって表される。
画像の解釈を容易にするためには、ピクセル値はフィル
タ処理し、次いで観測者にとって関心のある特徴の画定
(definition)を強調するように処理しなければならな
い。最終的には、このように処理された画像が表示及び
印刷のために再構成される。
【0003】離散的ピクセル画像を強調してこれらの解
釈を容易にするための手法としては様々なものが用いら
れている。これらの手法では、画像マトリクス内のピク
セル列またはピクセル群によって画定されるコントラス
ト領域、エッジなどの識別を用いることができる。平滑
化及び鮮鋭化の工程を用いて、ある種のエッジまたはコ
ントラスト領域を際立たせたり、または関心があるとは
考えられない特定の区域を強調しないように(de-emphas
ize)したりすることもできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来公
知の手法は、必ずしも十分な融通性または計算効率を提
供しているとは言えない。具体的には、既存の手法は、
顕著な構造を画定する際にオペレータの介入を要求する
ことがあり、ときとして、許容可能な最終的な画像に到
達するまで、オペレータによる調節に基づいて生データ
を何回も処理する必要がある。更に、システム同士の間
での、或いは単一のシステム内の画像同士の間での、画
像信号取得、処理及び表示の回路要素のばらつきから、
画像を画定するピクセル同士の間の関係に対応するばら
つきが生じてしまう場合には、被検体内の関心のある構
造は、一貫した態様で検知、処理及び表示することがで
きない可能性がある。従って、構造、テクスチャ、コン
トラスト及びその他の画像の特徴を視覚化したり、単一
の画像内であれ画像の組の間であれ比較したりすること
が困難になる可能性がある。その結果、画像を提示され
た担当の医師または技師が、関連のある構造を解釈する
のに困難を経験する可能性がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、離散的ピクセ
ル画像における顕著な構造を識別する手法を提供する。
一実施態様では、本発明の手法は、各々のピクセルごと
に作成される勾配データを利用して、勾配の閾値を自動
的に決定し、この閾値を用いて、得られた画像内の構造
的特徴を非構造的特徴から分離する。画像構造の画定の
ための勾配閾値の選択に用いられるパラメータは、オペ
レータによって設定または変更することもできるし、或
いは既定値に頼ることもでき、これにより、融通性を増
大させ、且つ所望によりオペレータの介入の必要性を減
少させることができる。画像の構造を画定するために用
いられるパラメータはまた、画像のマトリクス・サイズ
に応じて変えてもよい。この手法はまた、画像の構造の
画定から、小さく且つノイズの多い領域を分離すること
も容易にする。これらの領域は計算効率のよい態様で識
別され、領域のサイズは既定値によって定義してもよい
し、或いはオペレータによって選択される値によって定
義してもよい。次いで、結果として得られる構造の画定
を、平滑化処理及び鮮鋭化処理を通じて更に強調しても
よい。この手法は、様々なイメージング方式で取得され
る広範な種類の画像に適用することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】ここで、図面を参照して説明する
と、まず図1には、離散的ピクセル・データを取得して
処理する回路要素に結合されたスキャナ12を含む磁気
共鳴イメージング・システム10が示されている。スキ
ャナ12は、その支持構造14内に被検体16を載置し
て、組織、体液及びその他のような内部の特徴を表す画
像を取得することができる。スキャナ12は、当業界で
周知の方式で電磁場を発生させる電磁的構成18を含ん
でいる。スキャナ12内部には励起及び検知用コイル2
0が設けられており、これらにより被検体16内部の磁
気回転性物質を励起して物質からの放出波を検知する。
【0007】コイル20によって検知された信号は、被
検体内部の特定の位置で放出された励起信号を表すディ
ジタル値を構成するようにエンコードされて、信号取得
回路要素22に送られる。信号取得回路要素22はま
た、特定の画像取得シーケンス中にコイル20によって
形成される磁場の構成及び配置のための制御信号を供給
する。信号取得回路要素22は、エンコードされた画像
信号を信号処理回路24に送信する。信号処理回路24
は、メモリ回路26内に記憶されている所定の制御ロジ
ック・ルーチンを実行し、信号取得回路22から受信さ
れた信号をフィルタ処理すると共に調節して、取得され
た画像内の各々のピクセルを表すディジタル値を作成す
る。次いで、これらの値は、以後の処理及び表示のため
にメモリ回路26に記憶される。
【0008】信号処理回路24は、入力装置28から入
力インタフェイス回路30を介して構成命令及び制御命
令を受信する。入力装置28は典型的には、構成パラメ
ータを選択的に入力すると共に特定の画像取得シーケン
スを指令するためのオペレータ用ステーション及びキー
ボードを含んでいる。信号処理回路24はまた、出力イ
ンタフェイス回路34を介して出力装置32に結合され
ている。出力装置32は、典型的には、信号処理回路2
4によって実行される画像強調処理に基づいて再構成画
像を作成するためのモニタまたはプリンタを含んでい
る。
【0009】本発明の議論では、磁気共鳴イメージング
・システムによって形成される離散的ピクセル画像を参
照しているが、ここに記載されている信号処理手法は、
いかなる特定のイメージング方式にも限定されていない
ことに留意されたい。従って、これらの手法は、とりわ
け、X線システム、PETシステム及び計算機式断層撮
影システムによって取得される画像データに適用するこ
とが出来る。また、記載されている実施例では、信号処
理回路24、メモリ回路26、並びに入力及び出力イン
タフェイス回路30及び34は、プログラム内蔵ディジ
タル・コンピュータに含まれている。しかしながら、こ
こに記載した手法を実行する回路要素は、特定用途向け
マイクロプロセッサ、アナログ回路要素、またはディジ
タル回路要素とアナログ回路要素との組合せにおいて適
当なコーディングとして構成してもよい。
【0010】図2は、システム10を介して形成される
例示的な離散的ピクセル画像36を示す。画像36は離
散的ピクセル38のマトリクスで構成されており、離散
的ピクセル38は一連の行40及び列42を成すように
互いに隣接して配列されている。これらのピクセルの行
及び列は、所定のマトリクス幅44及びマトリクス高さ
46を与えている。典型的なマトリクスの寸法には、2
56×256ピクセル、512×512ピクセル、10
24×1024ピクセルなどがある。入力装置28(図
1参照)を介して特定の画像マトリクス・サイズを選択
してもよく、被検体サイズ対イメージング・サイズ及び
所望の分解能などの要因に応じて画像マトリクス寸法を
変えてもよい。
【0011】図2に示すように、画像36は、隣接する
ピクセルによって画定される長く連続した線から成るも
のとして示されている構造領域48を含んでいる。画像
36はまた、構造領域48の外部に位置している非構造
領域50を含んでいる。画像36はまた、様々な大きさ
(即ち、隣接ピクセルの数)の孤立したアーティファク
ト52を含んでいる可能性があり、これらのアーティフ
ァクト52は、構造領域として画定されることもある
し、後述する手法に従って構造の画定(definition)から
除去されることもある。
【0012】構造領域48及び非構造領域50は、図3
に全体的に示されている制御ロジックに従って画像36
内で識別され強調される。この制御ロジックは、好まし
くは、メモリ回路26内に記憶されている適当なプログ
ラミング・コードに基づいて信号処理回路24によって
実行される。図3で参照番号60によって全体的に示さ
れている制御ロジック・ルーチンは、工程62におい
て、信号強調処理に用いられるパラメータの初期化から
開始する。この初期化工程は、以下の議論に記載される
パラメータについての既定値及びオペレータ選択値の読
み込みを含んでおり、これらのパラメータには、構造か
ら除去されるべき小さな領域のサイズ及び「フォーカス
・パラメータ」等がある。所望により、入力装置28を
介してこれらのパラメータのうちのいくつかを入力する
ようにプロンプトを出して、画像マトリクス・サイズの
ような様々なパラメータ選択肢から選択するようにオペ
レータに対して要求してもよい。
【0013】工程64において、信号処理回路24は、
画像36を画定するピクセルについて取得された生の値
を収集して正規化する。図示の実施例では、この工程
は、各々のピクセルにおける強度を表すディジタル値を
読み込むことと、所望のダイナミック・レンジにわたっ
てこれらの強度値をスケーリングすることとを含んでい
る。例えば、画像における最大強度値及び最小強度値を
決定し、これらの値を用いて出力装置32の全ダイナミ
ック・レンジにわたるスケーリング係数を作成してもよ
い。更に、各々のピクセル値に対してデータ・オフセッ
ト値を加算または減算して、取得されたデータにおける
強度シフトを補正してもよい。工程64において、回路
24はこのようにして、図3にIrと示されている生の
画像データを処理して、取得回路要素または被検体にお
けるばらつきに依存しないようにして、ダイナミック・
レンジの所望の部分、例えば、12ビットに広がるよう
にフィルタ処理されたピクセル値を含んでいる正規化さ
れた画像Inを形成する。
【0014】ここでの議論では画像36内部の強度値を
参照しているが、本発明の手法は、個々のピクセル38
についてエンコードされている画像36の上述のような
値を処理するのに用いてもよいし、または他の値を処理
するのに用いてもよいことに留意されたい。このような
パラメータには、周波数またはカラー(色)などがあ
る。
【0015】工程66において、信号処理回路24は、
画像の個々のピクセルを表すデータによって画定されて
いるような、画像36内の構造48を識別する所定のロ
ジック・ルーチンを実行する。本発明の手法に従って構
造を識別する例示的な工程は、図4を参照して後述す
る。工程68では、工程66において識別された構造が
配向平滑化されるが、これについては、図9〜図12を
参照して後で説明する。この配向平滑化のために様々な
手法を用いることができるが、記載される実施例では、
主配向平滑化を実行してもよいし、主配向平滑化は構造
の広がりと広がりとの間のギャップをブリッジング(br
idging)する傾向にあるので、このようなブリッジング
を回避するために、局所配向平滑化を用いてもよい。工
程68は、工程66において定義される構造マスクMs
に基づいて、正規化された画像Inに対して実行され
る。工程68において実行される配向平滑化は、このよ
うにして、正規化された画像をフィルタ処理済み画像I
fへ変換し、フィルタ処理済み画像Ifは更に後続の処
理によって修正される。
【0016】フィルタ処理済み画像Ifは、以下のよう
にして更に処理される。工程70において、信号処理回
路24が画像36の非構造領域に対して均一化平滑化を
行う。図13を参照して後に更に詳述するように、この
均一化平滑化は、非構造領域の特徴を、工程66におい
て識別された構造を取り巻く環境に配合(blend) させる
ためのものである。工程72において、工程66におい
て識別された構造は、配向鮮鋭化される。配向鮮鋭化の
処理は、図14を参照して後に更に詳述する。次いで、
工程74において、フィルタ処理済み画像を、フィルタ
処理済み強度値及び元の正規化された強度範囲に基づい
て再正規化する。最後に、工程76において、画像の非
構造領域に存在するテクスチャを、再正規化されたフィ
ルタ処理済み画像Ifnに戻し配合して、最終画像用の
背景基準を提供する。テクスチャ配合処理については、
図15を参照して後述する。工程76に続いて、結果と
して得られたピクセル画像値をメモリ回路26に記憶し
て、画像36への最終的な再構成を行う。
【0017】図4は、画像36内部の構造領域48を識
別すると共に、構造領域の画定から小さな又はノイズの
多い孤立領域を除去するための制御ロジックにおける工
程を示している。上に示したように、図3では工程66
としてまとめられている図4のロジックは、正規化され
た画像Inのピクセル・データから開始する。工程80
において、各々のピクセルについてのX勾配成分及びY
勾配成分が算出される。この目的のためには様々な手法
を用いることができるが、現状で好ましい実施例では、
図5に示す3×3のソーベル(Sobel )モジュールまた
はオペレータ102及び104を用いる。当業者には理
解されるように、モジュール102は、各々のピクセル
のX勾配成分を識別するために用いられ、またモジュー
ル104は、各々のピクセルのY勾配成分を識別するた
めに用いられる。この処理では、モジュール102及び
104は、関心のある個々のピクセルの上に、関心のあ
るピクセルを3×3モジュールの中央位置に配置した状
態で重畳される。各々のモジュール内部の要素位置にあ
る強度値に、対応する要素に含まれているスカラ値を乗
算し、結果として得られる値を合計して、対応するX勾
配成分及びY勾配成分に到達する。
【0018】このようにして算出された勾配成分を用い
て、工程82では、勾配の大きさGmag及び勾配方向
Gdirが算出される。現状での好ましい手法では、各
々のピクセルの勾配の大きさは、それぞれのピクセルの
X勾配成分の絶対値及びY勾配成分の絶対値のうちの大
きい方に等い。勾配方向は、Y成分をX成分で除算した
ものの逆正接を求めることにより決定される。X成分が
ゼロに等しいピクセルについては、勾配方向に、π/2
の値が割り当てられる。各々のピクセルについての勾配
の大きさの値及び勾配方向の値は、メモリ回路26に保
存される。
【0019】X勾配成分及びY勾配成分を識別し、ま
た、勾配の大きさ及び勾配方向を算出するために、代替
的な手法を採用してもよいことに留意されたい。例え
ば、当業者には、ソーベル(Sobel )勾配モジュール1
02及び104の代わりに、ロバーツ(Roberts )のオ
ペレータまたはプリウィット(Prewitt) のオペレータ
のような他のモジュールを用いてもよいことが理解され
よう。更に、勾配の大きさは、X勾配成分の絶対値とY
勾配成分の絶対値との和に等しい値というように、他の
態様で割り当ててもよい。
【0020】工程82で決定された勾配の大きさの値に
基づいて、工程84に示すように勾配ヒストグラムが形
成される。図6は、この種の勾配ヒストグラムの一例を
示している。参照番号106で示されているヒストグラ
ムは、特定の勾配値を有しているピクセルの特定の集団
の棒形式プロットである。これらの勾配値は水平軸10
8に沿った位置によって示されており、各々の値につい
てのピクセル集団の個数は垂直軸110に沿って示され
ており、各々の個数は、離散的なレベル112に位置し
ている。得られた棒グラフは、段階的な勾配分布曲線1
14を描く。当業者には、実際の具現の際に図6のヒス
トグラムはグラフ方式で表示される必要はなく、メモリ
回路要素に記憶されている値と協調して動作する信号処
理回路要素によって関数として決定してもよいことが理
解されよう。
【0021】ヒストグラム106は、画像の構造成分を
非構造成分から分離するための勾配閾値を確定するのに
用いられる。閾値は、所望の勾配の大きさのレベルの所
に設定される。閾値またはそれより大きい値の勾配の大
きさを有しているピクセルは、画像内の構造を画定する
ための第1の規準を満たすものと考えられ、閾値よりも
小さい勾配の大きさを有しているピクセルは、最初は非
構造であると見なされる。構造を非構造から分離するの
に用いられる閾値は、好ましくは、自動的な処理または
以下に定義する「オートフォーカス」ルーチンによって
設定される。しかしながら、閾値は、オペレータの介入
(例えば、入力装置28を介して)によって設定しても
よいし、または後述する処理を介して確定される自動的
な値をオペレータが上書きし、結果として得られる画像
に特定の情報を与えるようにしてもよいことに留意され
たい。
【0022】図4に示したように、閾値を定めるための
処理は、工程86において、初期勾配閾値を選択するこ
とにより開始する。図6で参照番号116として示され
ているこの初期勾配閾値は、簡便には30%といったグ
ローバル(global)ピクセル集団の百分位数に対応する値
に設定される。このようにして、IGT値116の軸1
08に沿った位置が、図6のヒストグラム106の左手
で軸110に隣接した端から右側に(即ち、勾配値が増
加する方向に)向かって移動しながらピクセル集団の個
数を加算していくことにより決定される。一旦、所望の
百分位数の値に到達したら、対応する勾配の大きさが、
IGTに割り当てられる値となる。
【0023】工程88において、所望の構造のエッジの
検索が行われる。エッジの検索は、工程86において選
択されたIGT値よりも大きな勾配の大きさを有してい
るピクセルの位置を求め、関心のある関連ピクセルを取
り巻く5×5ピクセルの隣接部を考察することにより進
行する。各々の関心のあるピクセルの5×5ピクセルの
隣接部の内部で、IGTよりも大きな勾配の大きさを有
しており、且つ所定の角度を超えて関心のあるピクセル
の方向と異なっているようなことのない方向を有してい
るピクセルの個数がカウントされる。現状で好ましい実
施例では、0.35ラジアンの角度がこの比較工程にお
いて用いられる。5×5の隣接部での個数が、所定の
数、この実施例の場合には3を上回る場合には、この関
心のあるピクセルを関連エッジ・ピクセルとして識別す
る。工程90において、関連エッジ・ピクセルとして工
程88において識別されたピクセルには値1を割り当
て、他のすべてのピクセルにはゼロに等しい値を割り当
てた二値マスク画像が作成される。
【0024】工程92では、構造の潜在的な候補として
識別される小さな又はノイズの多いセグメントを、繰り
返し法により除去する。これらのセグメントを除去する
ための制御ロジックにおける工程が図7に示してある。
図7を参照すると、この処理は工程120において開始
し、ここでは、所望の値に等しい又はこれよりも大きな
勾配の大きさの値を有しているピクセルには1の値を割
り当て、他のすべてのピクセルにはゼロの値を割り当て
ることにより、二値画像が得られる。この二値画像すな
わちマスクは、工程90(図4参照)において形成され
たものと実質的に同じである。工程122において、こ
の二値マスクにおいて1の値を有している各々のピクセ
ルに、画像の上方左手の隅から開始して下方右手に進む
インデクス番号を割り当てる。このインデクス番号は、
マスクの1の値を有している各々のピクセルについてイ
ンクリメント(増分)される。工程124において、マ
スクは、上方左手から開始して、小さな隣接部の内部の
ピクセルのインデクスの値を比較することにより行ごと
に分析される。例えば、あるインデクス番号を有してい
るピクセルが識別されたときに、4連結比較が行われ
る。この場合、関心のあるピクセルのインデクス番号
が、もし存在するならば、該関心のあるピクセルの上下
左右に直接に接して位置するピクセルのインデクス番号
と比較する。次いで、連結されたピクセルの各々につい
てのインデクス番号を、連結した隣接部内で最も小さな
インデクス番号に変更する。その後、ピクセル・マトリ
クスの全体を通してこの検索、比較及び再割り当てを続
行して、共通のインデクス番号が割り当てられている隣
接ピクセルから成る領域を求める。好ましい実施例で
は、参照番号124のこのインデクス番号マージ(併
合)工程を、図7の工程126によって示すように、数
回実行してもよい。各々のその後の繰り返しは、好まし
くは、反対方向に(すなわち、上から下へ、次いで下か
ら上へ)実行される。
【0025】インデクス番号の後続の検索及びマージを
通じて行われる繰り返しの後には、インデクス番号のピ
クセル・マトリクスは、共通のインデクス番号を有して
いるピクセルから成る連続した領域を含んでいる。そし
て、図7の工程128に示すように、このインデクス・
マトリクスに現れる各々のインデクス番号を有している
ピクセルの数を数えることにより、該インデクス・マト
リクスからヒストグラムが作成される。当業者には明ら
かなように、インデクス番号を有している各々の独立し
たピクセルの連続した領域は、それぞれの独自のインデ
クス番号を有している。工程130では、所望の閾値よ
りも小さな集団を有しているインデクス番号によって表
されている領域が、図4の工程90において決定された
構造の画定から除去される。現状での好ましい実施例で
は、50ピクセルよりも小さいピクセル個数を有してい
る領域が工程130で除去される。但し、この工程で除
去されるべきピクセルの数は、マトリクス・サイズ、並
びに最終の画像内の構造の画定として許容されるべき孤
立したアーティファクトの量及びサイズの関数として選
択してもよい。
【0026】図4に戻ると、小さなセグメントのピクセ
ルを工程90において作成した二値マスクから除去した
状態で、工程94に示すように、二値マスクに残ってい
るピクセルの数をカウントする。その結果得られる数を
用いて最終勾配閾値を決定してもよいが、構造の画定の
ための最終勾配閾値を決定する簡便な方法は、該得られ
たピクセルのカウント数に所望の数のピクセルを加算す
ることを含んでいるものであることがわかった。例え
ば、現状での好ましい実施例では、4000の値を工程
92から得られた二値マスクの個数(カウント)に加算
して、画像の構造画定における所望のピクセル数に到達
する。このパラメータは、デフォールト値として設定し
てもよいし、オペレータによって修正してもよい。一般
的には、加算の値が大きいほど、鮮鋭な画像が形成さ
れ、加算の値が小さいほど、平滑な画像が形成される。
この実施例では、このパラメータを「フォーカス・パラ
メータ」と呼び、フォーカス・パラメータをこのように
変化させて、構造及び非構造としてのピクセルの分類を
再画定することができる。
【0027】所望の数の構造ピクセルをこのようにして
識別したら、図6に示したヒストグラム106に基づい
て、図4の工程96に示すようにして最終勾配閾値また
はFGTが決定される。具体的には、ヒストグラム10
6の右手の端から始めて、各々の勾配の大きさの値ごと
の集団の個数を、参照番号132によって示すように左
手方向に移動しながら加算する。一旦、所望の数の構造
ピクセルに到達したら(即ち、工程94においてカウン
トされたピクセルの数とフォーカス・パラメータとの
和)、対応する勾配の大きさの値を最終勾配閾値134
として定める。この最終勾配閾値に基づいて、FGTに
等しい又はこれよりも大きな値を有しているピクセルに
は1の値を割り当て、他のすべてのピクセルにはゼロの
値を割り当てることにより、新たな二値マスクが画定さ
れる。工程98において、得られた二値マスクをフィル
タ処理して、図7の工程92について上述したものと同
一の過程で、小さな孤立したセグメントを除去する。但
し、工程98では、4連結隣接部ではなく、8連結隣接
部(即ち、関心のあるピクセルの境界を成しているエッ
ジ及びコーナを共有しているピクセルを含む)をインデ
クス番号マージ工程において考慮する。
【0028】図4の工程100では、前段の工程を通じ
て識別された画像の構造の候補を表している特徴のエッ
ジが、二値順序統計量フィルタ処理(binary rank orde
r filtering )される。構造の候補として識別されたも
のをこのように強調するための手法としては様々なもの
を用いることができるが、二値順序統計量フィルタ処理
は、構造要素を画定するのに用いられる連続した特徴の
適当な幅を拡張すると共に画定するのに申し分のない結
果を与えることがわかった。工程100の二値順序統計
量フィルタ処理を実現するための例示的な制御ロジック
における工程を図8に示す。
【0029】図8を参照すると、二値順序統計量フィル
タ処理は、前の工程において作成され修正された二値マ
スクから、工程140において開始する。工程140で
は、回路24は、二値マスク内で各々のピクセルが1の
値を有しているか否かを決定する。ピクセルがマスク内
で1の値を有していることが判明したら、工程142に
おいて隣接部のカウントを実行する。この隣接部のカウ
ントでは、関心のある構造ピクセルを取り巻く3×3の
隣接部内で、1の値を有している二値マスク内のピクセ
ルの個数をカウントする。この個数は、関心のあるピク
セルを含めたものである。工程144において、回路2
4は、工程142からの個数が、所望の個数mを超えた
か否かを決定する。この実施例では、工程144におい
て用いられるmの値は2である。個数が値mを超えてい
ることが判明したら、工程146に示すように、関心の
あるピクセルに対して1の値が再割り当てされる。しか
しながら、個数がmの値を超えていないものと判明した
ら、工程148に示すように、関心のあるピクセルは、
マスク内で0の値を割り当てられる。工程146及び工
程148に続いて、またはピクセルが工程140におい
てマスク内で元の値として1を有していない場合に、制
御は工程150に進む。
【0030】工程150では、回路24は、構造マスク
を再検査して、各々の関心のあるピクセルが0の値を有
しているか否かを決定する。0の値を有しているピクセ
ルの位置が見出されたら、回路24は工程152に進ん
で、工程142に関して上述したものと同様の隣接部の
カウントを計算する。具体的には、関心のある非構造ピ
クセルの周囲の3×3の隣接部を検査して、この隣接部
において1のマスク値を有しているピクセルの個数を決
定する。工程154において、この隣接部の個数をパラ
メータnと比較する。個数がパラメータnを超えている
ことが判明したら、工程156においてこのピクセルに
ついてのマスク値を1に変更する。値がnを超えていな
いことが判明したら、工程158に示すように、マスク
・ピクセルは、その0の値を維持する。この実施例で
は、工程154で用いられるnの値は2である。工程1
56または工程158の後には、結果として得られるマ
スクMsは、関心のある構造の特徴及び非構造領域を識
別する情報を含んでいる。詳しく述べると、マスク内で
1の値を有しているピクセルは、構造を識別するものと
見なされ、0の値を有しているピクセルは、非構造を示
すものと見なされる。
【0031】このようにして画像の構造が識別された
ら、図3の工程68に示すように、図9に線図として示
されているようなロジックを通して構造の配向平滑化が
行われる。図9に示すように、画像構造の配向平滑化
は、対応する構造についての正規化された値から開始し
て、所望の平滑化の種類に応じて異なる方式で進行する
ことができる。具体的には、図9で参照番号160と示
されているオペレータ入力に基づいて、論理判定ブロッ
ク162は、参照番号164に示されている主配向平滑
化を行うか、参照番号166に示されている局所配向平
滑化を行うかのいずれかを信号処理回路24に指令す
る。主配向平滑化が選択されたら、構造ピクセルの強度
値を図10に関して後に説明するようにして処理して、
二値マスクM′を作成する。図10を参照して後で説明
する手順を繰り返した後に、マスクM′の値を工程16
8において評価し、乗数α及びβを用いることにより構
造の強度値に対して平滑化を実行し、その結果得られた
値は、図9のブロック170、172及び174で、後
で説明するように加算される。
【0032】参照番号164の主配向平滑化工程を説明
するために、ここで図10を参照する。図10に示すよ
うに、主配向平滑化は、工程180において、構造マス
クMs内で構造ピクセルとして識別された各々のピクセ
ルに対して方向インデクスを割り当てることにより開始
する。この実施例では、各々の構造ピクセルに対して、
図11に示すようにして、各々のピクセルについての統
計的な分散に従って4つの方向インデクスのうちの1つ
を割り当てている。図11に示すように、各々の構造ピ
クセルを取り巻く局所的な隣接部182内で、ピクセル
・カーネルについての4つの方向における統計的な分散
を、周囲のピクセルの正規化された強度値を参照して算
出する。4つの算出された値から、分散が最小である方
向が選択され、図11の参照番号184によって示すよ
うな対応する方向インデクスが割り当てられる。この実
施例では、これらの方向インデクスは、次のように割り
当てられる。即ち、45°については「1」、135°
については「2」、90°については「3」、及び0°
については「4」とする。これらの工程は、図10の工
程番号186及び188にまとめられている。工程19
0では、画像マトリクス・サイズに基づいて、局所面積
閾値が割り当てられている。この実施例では、256×
256ピクセルの画像については6の局所面積閾値を用
い、512×512ピクセルの画像については14.2
5の値を用い、1024×1024ピクセルの画像につ
いては23の値を用いる。工程192において、二値マ
スクM′が、各々のピクセルについてゼロの値で初期化
される。工程194では、各々の構造ピクセルを取り巻
く局所的な隣接部内で工程188において設定された方
向インデクスを検査することにより、各々の構造ピクセ
ルについて主配向が確定される。この過程では、局所的
な隣接部において見出される方向インデクスをカウント
し、関心のあるピクセルに対して、最大のカウントを得
るような方向インデクス(または等しいカウントの場合
には見出された最低のインデクス)を割り当てる。この
実施例では、工程194において主配向の方向を識別す
るのに用いられる隣接部のサイズは、考慮されている一
連の画像マトリクスの寸法で異なっている。具体的に
は、256×256ピクセルの画像については3×3の
隣接部が用いられ、512×512ピクセルの画像につ
いては5×5の隣接部が用いられ、1024×1024
ピクセルの画像については9×9の隣接部が用いられ
る。
【0033】工程196において、各々のピクセルにつ
いて、検索された隣接部において決定されたカウントを
局所面積閾値と比較する。カウントが局所面積閾値を超
えているものと判明したら、信号処理回路24は工程1
98に進む。この工程では、各々の構造ピクセルについ
ての強度値を関心のあるピクセルについての主方向にあ
る1×3のピクセルのカーネルの平均強度に等しく設定
する。続いて、工程200において、二値マスクM′に
おける対応する位置の値を0から1へ変更する。工程1
96において、カウントが特定のピクセルについて局所
面積閾値を超えていないことが判明したら、関心のある
ピクセルの強度値を工程202において示す重み付け平
均に等しく設定する。この重み付け平均は、以下の関係
によって決定される。
【0034】重み付け平均=(1/[1+p])(入
力)+(p/[1+p])(平滑化後の値) ここで、「入力」の値は、ルーチン164の開始時での
関心のあるピクセルの値であり、pは1と200との間
の重み係数であり、「平滑化後の値」は関心のあるピク
セルの主方向にある1×3カーネルの平均強度である。
工程200または工程202のいずれかから、回路24
は図9の工程168に戻る。
【0035】再び図9を見ると、工程168において、
二値マスクM′における各々のピクセルの値が評価され
る。値がゼロに等しいことが判明したら、工程170に
おいて、対応する強度値Iiに重み係数αを乗算する。
この実施例では、係数αは0.45に等しく設定されて
いる。次にブロック172にいて、上記の乗算で得られ
た値が、工程174において算出された、対応するピク
セルの正規化された強度値と重み係数βとの積に加算さ
れる。この実施例では、係数α及びβの和は1に等し
く、従ってβの値は0.55となる。
【0036】工程168において、二値マスクM′内で
特定のピクセルの値が1に等しいことが判明したら、制
御は判定ブロック176に進む。また、判定ブロック1
76には、上述のブロック172において実行された加
算の後でも到達する。この実施例では、上述の主配向平
滑化工程は、所望の回数の繰り返しにわたって実行され
て、構造領域同士の間の十分な平滑化及びブリッジング
を行う。従って、工程176では、回路24は、所望の
回数の繰り返しが完了したか否かを決定し、完了してい
なければ、工程164に戻って、構造領域を更に平滑化
する。この実施例では、オペレータは1回〜10回のこ
のような繰り返しを選択することができる。
【0037】前述したように、配向平滑化は、図9のブ
ロック166に示すような局所配向平滑化のための代替
的な一連の工程を通して進行することもできる。図12
は、このような局所配向平滑化のための制御ロジックに
おける例示的な工程を示している。主配向平滑化の場合
と同様に、局所配向平滑化は、構造ピクセルの正規化さ
れた強度値から開始する。工程202において、主配向
平滑化処理について上述したものと同様にして、各々の
構造ピクセルの周囲の1×3ピクセルのカーネルについ
ての統計的な分散が各々のインデクス付き方向(図11
参照)について算出される。工程204において、工程
202で各々のピクセルについて識別された統計的な分
散の最大値/最小値の比が算出される。工程206にお
いて、各々の構造ピクセルについてのこの比は、局所的
配向フィルタ処理用の緩和係数と呼ばれるパラメータR
と比較される。この実施例では、Rの値は、1と200
との間に設定することができる。工程206において、
分散の比がRよりも大きいことが判明したら、工程20
8に示すように、関心のある構造ピクセルの強度値を最
小の分散の方向にある1×3ピクセルのカーネルについ
ての平均値と等しく設定することにより、局所的配向フ
ィルタ処理が達成される。工程206において、関心の
あるピクセルの分散の最大値と最小値との間の比がRよ
りも大きくないことが判明したら、局所配向平滑化は行
われず、回路24は工程208より先の点に進む。この
点から、制御は図9のブロック170に戻る。
【0038】図9に示すように、ブロック170におい
て、各々の構造ピクセルの強度値は重み係数αと乗算さ
れ、次いでブロック172において、ブロック174で
算出された対応するピクセルの正規化された強度値と重
み係数βとの積と合計される。上に示したように、工程
176において、回路24は、所望の回数の繰り返しが
完了したか否かを決定し、完了していなければ、局所配
向平滑化ブロック166に戻って、所望の回数の繰り返
しが完了するまで図12の工程を繰り返す。一旦、所望
の繰り返しが完了したら、配向平滑化から得られたフィ
ルタ処理済み画像Ifが、後述する過程によって更にフ
ィルタ処理される。
【0039】図3を参照して前に述べたように、画像内
の識別された構造の配向平滑化に続いて、非構造の均一
化平滑化を行う。このような均一化平滑化の処理におけ
る工程を図13に示されている。図13に示すように、
この処理では、非構造ピクセルの正規化された強度値を
考察する。工程210において、各々の非構造ピクセル
についての平均隣接部強度値を算出する(構造ピクセル
が、考慮されている隣接部に含まれている場合には、こ
れらの構造ピクセルの正規化された値を考慮に入れ
る。)。この実施例では、工程210は、各々の非構造
ピクセルを取り巻く3×3の隣接部に基いて進行する。
この平均値は、関心のあるピクセルに割り当てられ、制
御は工程212に進む。工程212では、回路24は、
所望の回数の繰り返しが完了したか否かを決定する。完
了していなければ、制御は工程210に戻って、非構造
ピクセルの強度値の更なる均一化を行う。一旦、所望の
回数の繰り返しが完了したら、図13の均一化平滑化ル
ーチンから出る。この実施例では、オペレータは、均一
化平滑化の繰り返しの回数を1回〜10回の範囲に設定
することができる。
【0040】均一化平滑化に続いて、フィルタ処理され
た画像は、図3に関して前述したように、識別された構
造の配向鮮鋭化によって更に処理される。この処理を図
14に更に詳細に示す。図14に示すように、配向鮮鋭
化の処理連鎖は、工程214から開始し、ここで、各々
の構造ピクセルについてのラプラシアン値が図11に示
すと共に上述したインデクス付き方向において算出され
る。ラプラシアン値は、以下の式から算出することがで
きる。
【0041】L(k)=2.0*I(k)−I(k−
1)−I(k+1) ここで、kは関心のある構造ピクセルであり、k−1は
インデクス付き方向における関心のあるピクセルの前の
ピクセルであり、k+1はインデクス付き方向における
関心のあるピクセルの後のピクセルである。工程214
で算出されるラプラシアン値は、フィルタ処理された強
度値(即ち、構造についての平滑化後の値)に基づいて
いることに留意されたい。次いで、工程216におい
て、各々の構造ピクセルについての4つのラプラシアン
値の最大値が、エッジ画像Meを形成するために保存さ
れる。工程218では、各々の構造ピクセルについて、
図11に示すインデクス付き方向で、関連隣接部におけ
る各々のピクセルについてのフィルタ処理(即ち、均一
化及び平滑化)後の値を再び用いて、3×1ピクセルの
カーネルについての統計的分散及び平均値が算出され
る。次いで、各々の構造ピクセルについて最小の分散の
方向をこれらの値から識別し、工程220に示すよう
に、最小の分散の方向での平均値を各々のピクセルにつ
いて保存する。工程222において、各々の構造ピクセ
ルについての最小の分散の方向での平均値に、係数γを
乗算する。この実施例では、γの値は、0.00001
〜2.0にわたる範囲内に設定され得る。一般的には、
選択されるγの値が大きいほど、最終の画像における強
いエッジの全体的な鮮鋭度が大きくなる。工程224に
おいて、結果として得られる重み付けされた値が、対応
する構造ピクセルの当初のフィルタ処理済み値に加算さ
れる。次いで、得られたフィルタ処理済み画像値が、以
下に記載するようにして更に処理される。
【0042】画像の構造的特徴の配向鮮鋭化に続いて、
画像全体を図3の工程74に示すように再び再正規化す
る。この再正規化のためには様々な方法を用いることが
できるが、この実施例では、工程72の後のフィルタ処
理済み画像におけるグローバル(global)平均ピクセル強
度を算出し、この平均値と、上述したフィルタ処理工程
の前の平均値との間の差に基づいて、正規化係数を決定
する。次いで、この正規化係数にフィルタ処理済みピク
セル強度を乗算し、この積に元のデータからのグローバ
ル最小強度値を加算することにより、各々のピクセルに
ついて新たな正規化された強度値が決定される。
【0043】次いで、得られた再正規化されたフィルタ
処理済み画像は、図3ではIfnと記されているが、こ
の画像は更に処理されて、元のデータからの非構造領域
のテクスチャに配合される。このテクスチャ配合工程
が、図15に示されている。一般的には、図15の各工
程は、非構造ピクセルの勾配の大きさに応じて、より多
く又はより少ない元のテクスチャを加算したりするのに
役立つ。具体的には、工程226において、各々の関心
のある非構造ピクセルの勾配の大きさを閾値Tと比較す
る。この実施例では、この閾値は、300の値に設定さ
れている。勾配がこの閾値よりも大きくないことが判明
したら、工程228においてピクセルの強度値に値
「a」を乗算する。得られた積は、工程230におい
て、工程232で当該ピクセルの生の強度値(図3の工
程64での正規化の前の値)に「1−a」に等しい値を
乗算した積と加算される。この結果の重み付けされた平
均値はピクセルに割り当てられる。
【0044】工程226において、あるピクセルの勾配
の大きさの値が閾値Tよりもおおきいことが判明した
ら、工程234に示すように、このピクセル強度値に係
数「b」が乗算される。次いで、得られた積は、工程2
36において、工程238におけるこのピクセルの生の
強度値と「1−b」に等しい乗数との積に加算される。
この実施例では、「b」の値を0〜1の範囲内に設定す
ることができ、「a」の値は「b」の値の1.5倍に等
しく設定される。当業者には明らかなように、図15に
示された工程によって行われる重み付け平均処理は、非
構造領域にテクスチャを効果的に戻し加算し、上述のよ
うにしてフィルタ処理された構造にわかり易い環境を提
供する。工程226での比較を行うことにより、この処
理は、小さな勾配値を有しているピクセルについてはよ
り少ない元のテクスチャを効果的に加え、より大きな勾
配値を有しているピクセルについてはより多い元のテク
スチャを効果的に加える。所望により、「a」及び
「b」の値は、この処理のこのような作用を増大させ又
は減少させるように設定することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】被検体の離散的ピクセル画像を強調するように
構成されている磁気共鳴イメージング・システムのブロ
ック図である。
【図2】構造及び非構造を画定する変動する強度を有し
ているピクセルのマトリクスで構成された例示的な離散
的ピクセル画像を示す線図である。
【図3】構造の識別、並びに画像内の構造領域及び非構
造領域の両方の強調のために離散的ピクセル画像を処理
するための例示的な制御ロジックにおける工程を示す流
れ図である。
【図4】離散的ピクセル画像における構造的特徴を識別
するための例示的な制御ロジックにおける工程を示す流
れ図である。
【図5】画像の各々の離散的ピクセルについて勾配成分
を作成するために図4の工程に用いられている要素また
はモジュールの線図である。
【図6】画像内で構造を非構造から分割するための勾配
閾値を識別するのに用いられる画像の勾配ヒストグラム
である。
【図7】構造の画定から小さな又はノイズの多い領域を
選択的に除去するための例示的な制御ロジックにおける
工程の流れ図である。
【図8】画像内で識別された構造的特徴を二値順序統計
量フィルタ処理によって処理するための例示的な制御ロ
ジックにおける工程の流れ図である。
【図9】画像内で識別された構造の配向平滑化のための
例示的な制御ロジックにおける工程を示す流れ図であ
る。
【図10】図9に示された処理において主配向平滑化を
行うための例示的な制御ロジックにおける工程を示す流
れ図である。
【図11】図10の配向平滑化処理に用いられる方向イ
ンデクスの線図である。
【図12】図9の処理を通じて局所配向平滑化を行うた
めの例示的な制御ロジックにおける工程の流れ図であ
る。
【図13】離散的ピクセル画像の非構造領域の均一化平
滑化のための例示的な制御ロジックにおける工程の流れ
図である。
【図14】離散的ピクセル画像における構造領域の配向
鮮鋭化のための例示的な制御ロジックにおける工程の流
れ図である。
【図15】非構造領域のいくつかのテクスチャの特徴を
離散的ピクセル画像に再導入するための例示的な制御ロ
ジックにおける工程を示す流れ図である。
【符号の説明】
10 磁気共鳴イメージング・システム 12 スキャナ 14 支持構造 16 被検体 18 電磁的構成 20 励起及び検知用コイル 22 信号取得回路要素 24 信号処理回路 26 メモリ回路 28 入力装置 30 入力インタフェイス回路 32 出力装置 34 出力インタフェイス回路 36 画像 38 離散的ピクセルのマトリクス 40 ピクセル行 42 ピクセル列 44 マトリクス幅 46 マトリクス高さ 48 構造領域 50 非構造領域 52 アーティファクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 5/20 G06F 15/68 405 H04N 1/409 H04N 1/40 101D

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離散的ピクセル画像内の構造画像成分を
    識別する方法において、 a)画像の各々のピクセルについて勾配の大きさの値を
    算出する工程と、 b)勾配閾値を定める工程と、 c)前記勾配閾値に少なくとも部分的に基づいて、構造
    のエッジを表すピクセルを識別する工程と、 d)前記構造のエッジを二値順序統計量フィルタ処理し
    て、前記画像内の構造成分を表すピクセルを識別する工
    程と を含んでいることを特徴とする前記方法。
  2. 【請求項2】 前記勾配閾値を定める工程は、構造のエ
    ッジを表す前記ピクセルを識別する前に、初期閾値を選
    択し、構造のエッジを表すピクセルの個数をカウント
    し、構造のエッジを表すピクセルの前記個数に基づいて
    最終勾配閾値を定めることを含んでいる請求項1に記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 前記最終勾配閾値は、構造のエッジを表
    すピクセルの前記個数にスカラ値を加算することにより
    定められる請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記最終勾配閾値は、所望の個数のピク
    セルについての勾配の大きさの値に等しいか又はそれよ
    りも小さい勾配の値を決定することにより定められる請
    求項2に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記所望の個数のピクセルは、構造のエ
    ッジを表すピクセルの前記個数とスカラ値との和である
    請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記構造成分から、所望の個数よりも小
    さい隣接ピクセルの領域を除去する工程を更に含んでい
    る請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記構造のエッジは、各々のピクセルに
    ついての勾配の大きさの値を所定の勾配の大きさの値と
    比較すると共に、各々のピクセルについての勾配方向の
    値を隣接ピクセルの勾配方向の値と比較することにより
    識別される請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 関心のある特徴を表す離散的ピクセル画
    像内のピクセルを識別する方法において、 a)各々のピクセルについて勾配値を決定する工程と、 b)前記ピクセルについて勾配ヒストグラムを作成する
    工程と、 c)前記勾配ヒストグラムから、並びに各々のピクセル
    についての勾配の大きさの値及び勾配方向の値から、勾
    配閾値を定める工程と、 d)前記勾配閾値及び前記勾配ヒストグラムから関心の
    ある特徴を表すピクセルを識別する工程と を含んでいることを特徴とする前記方法。
  9. 【請求項9】 各々のピクセルについての勾配の大きさ
    の値を所定の勾配の大きさの値と比較し、各々のピクセ
    ルについての勾配方向の値を隣接ピクセルの勾配方向の
    値と比較して、前記大きさの比較及び前記方向の比較に
    おいて所定の関係を満たすピクセルの個数をカウントす
    ることにより、特徴のエッジが識別される請求項8に記
    載の方法。
  10. 【請求項10】 特徴のエッジを表すピクセルの個数に
    基づいて、最終勾配閾値が定められる請求項9に記載の
    方法。
  11. 【請求項11】 前記最終勾配閾値は、特徴のエッジを
    表すピクセルの前記個数にスカラ値を加算することによ
    り定められる請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記最終勾配閾値は、所望の個数のピ
    クセルに相当する勾配量の値に等しいまたはこれよりも
    小さい勾配値を決定することにより識別される請求項1
    1に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記所望の個数のピクセルは、特徴の
    エッジを表すピクセルの前記個数とスカラ値との和であ
    る請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 関心のある特徴を表すピクセルを識別
    する前記工程は、特徴のエッジを表すピクセルを識別す
    る工程と、該特徴のエッジを二値順序統計量フィルタ処
    理する工程とを含んでいる請求項8に記載の方法。
  15. 【請求項15】 関心のある特徴を表す一群のピクセル
    から、所望の個数よりも小さい隣接ピクセルの領域を除
    去する工程を更に含んでいる請求項8に記載の方法。
  16. 【請求項16】 離散的ピクセル画像内の関心のあるピ
    クセルを識別する方法において、 a)各々のピクセルについて勾配値を決定する工程と、 b)前記勾配値に基づいて、連続した関心のあるピクセ
    ルを識別する工程と、 c)前記関心のあるピクセルから、所望の最小数よりも
    小さい個数のピクセルを含んでいる隣接ピクセルの領域
    を除去する工程と を含んでいることを特徴とする前記方法。
  17. 【請求項17】 前記隣接ピクセルの領域は、各々の関
    心のあるピクセルに対してインデクス値を割り当て、隣
    接ピクセルに共通のインデクス値を繰り返し再割り当て
    て、共通のインデクス値を共有しているピクセルの個数
    をカウントすることにより、識別される請求項16に記
    載の方法。
  18. 【請求項18】 前記共通のインデクス値は、前記関心
    のあるピクセルに接して隣接している隣接部内の隣接ピ
    クセルに対して割り当てられる請求項17に記載の方
    法。
  19. 【請求項19】 前記関心のあるピクセルは、勾配閾値
    を決定し、該勾配閾値に対して所望の関係を有している
    ピクセルを選択することにより、識別される請求項16
    に記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記勾配閾値は、前記ピクセルにより
    画定される特徴のエッジを識別し、該特徴のエッジを画
    定する前記ピクセルの個数をカウントすることにより、
    決定される請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記勾配閾値は、所望の個数のピクセ
    ルに相当する勾配の大きさの値に等しいか又はそれより
    も小さい勾配値を識別することにより決定される請求項
    20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記所望の個数のピクセルは、前記特
    徴のエッジを画定するピクセルの個数をカウントして、
    該個数にスカラ値を加算することにより、決定される請
    求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 離散的ピクセル画像内の関心のある特
    徴を識別する装置において、 画像マトリクス内の複数の離散的ピクセルを表す生デー
    タを作成する画像検知装置と、 前記検知装置に結合されていて、各々のピクセルについ
    ての勾配の大きさの値及び勾配方向の値を決定し、前記
    ピクセルについての勾配ヒストグラムを作成し、該勾配
    ヒストグラムから並びに前記勾配の大きさの値及び前記
    勾配方向の値から勾配閾値を定め、該勾配閾値及び前記
    勾配ヒストグラムから関心のある特徴を表すピクセルを
    識別するように構成されている信号処理回路と、 前記信号処理回路に結合されていて、前記関心のあるピ
    クセルを表す値を受け取って保存するように構成されて
    いるメモリ回路とを含んでいることを特徴とする、離散
    的ピクセル画像内の関心のある特徴を識別する装置。
  24. 【請求項24】 前記画像検知装置は、関心のある被検
    体内の磁気回転性物質の放出波を検出する磁気共鳴スキ
    ャナを含んでいる請求項23に記載の装置。
  25. 【請求項25】 前記信号処理回路に結合されていて、
    オペレータにより定義されたパラメータを受け取って、
    関心のある特徴を表す前記ピクセルの識別を行うために
    前記パラメータを表す信号を前記信号処理回路に伝達す
    るように構成されている入力装置を更に含んでいる請求
    項23に記載の装置。
  26. 【請求項26】 前記信号処理回路に結合されていて、
    前記メモリ回路に記憶されているデータから再構成され
    るオペレータ認識可能な画像を作成するように構成され
    ている出力装置を更に含んでいる請求項23に記載の装
    置。
  27. 【請求項27】 関心のある被検体において離散的ピク
    セルを表す信号を検出し、該検出された信号を表すディ
    ジタル値を作成する検知ステーションと、 前記ディジタル値を処理する所定のルーチンを記憶して
    いるメモリ回路と、 前記検知ステーション及び前記メモリ回路に結合されて
    いて、前記ルーチンを実行して、各々のディジタル値に
    ついての勾配の大きさの値及び勾配方向の値から決定さ
    れる勾配閾値に基づいて、関心のある特徴を識別して強
    調するように構成されている信号処理回路と、 該信号処理回路により識別して強調された関心のある特
    徴を含んでいるオペレータ認識可能な画像を形成する出
    力装置とを含んでいることを特徴とするイメージング・
    システム。
  28. 【請求項28】 前記検知ステーションは、前記離散的
    ピクセルに対応する位置において前記関心のある被検体
    内の磁気回転性物質の放出波を検出する磁気共鳴スキャ
    ナを含んでいる請求項27に記載のイメージング・シス
    テム。
  29. 【請求項29】 前記信号処理回路に結合されており、
    前記関心のある特徴を識別して強調する際に前記信号処
    理回路によって用いられるパラメータを入力するための
    入力装置を更に含んでいる請求項27に記載のイメージ
    ング・システム。
JP10473599A 1998-04-14 1999-04-13 構造画像成分を識別する方法及び装置 Expired - Lifetime JP4751495B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/059886 1998-04-14
US09/059,886 US6173083B1 (en) 1998-04-14 1998-04-14 Method and apparatus for analyzing image structures

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000003454A true JP2000003454A (ja) 2000-01-07
JP4751495B2 JP4751495B2 (ja) 2011-08-17

Family

ID=22025918

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10473599A Expired - Lifetime JP4751495B2 (ja) 1998-04-14 1999-04-13 構造画像成分を識別する方法及び装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6173083B1 (ja)
JP (1) JP4751495B2 (ja)
CN (1) CN1135500C (ja)
DE (1) DE19916354B4 (ja)
IL (1) IL129375A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006271971A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 General Electric Co <Ge> ボリュメトリック画像強調システム及び方法
JP2007296341A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Siemens Medical Solutions Usa Inc X線ベースでカテーテル先端位置決定を行うためのシステムおよび方法
JP2013245601A (ja) * 2012-05-25 2013-12-09 Renesas Electronics Corp 半導体データ処理装置及びエンジン制御装置
JP2015191642A (ja) * 2014-03-31 2015-11-02 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 画像処理装置及びプログラム
JP2019171200A (ja) * 2015-07-29 2019-10-10 ペルキネルマー ヘルス サイエンシーズ, インコーポレイテッド 3d解剖画像における個々の骨格の骨の自動化されたセグメンテーションのためのシステムおよび方法

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6636881B1 (en) * 1999-01-18 2003-10-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Binary data counter, area information extractor and huffman converter
US6381351B1 (en) * 1999-11-24 2002-04-30 Direct Radiography Corp. Weighted inverse topography method for digital x-ray image data processing
US7020343B1 (en) * 1999-12-30 2006-03-28 Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc Method and apparatus for enhancing discrete pixel images by analyzing image structure
US6633684B1 (en) * 2000-07-07 2003-10-14 Athentech Technologies Corp. Distortion-free image contrast enhancement
US20030026495A1 (en) * 2001-03-07 2003-02-06 Gondek Jay Stephen Parameterized sharpening and smoothing method and apparatus
US6592523B2 (en) * 2001-11-21 2003-07-15 Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc Computationally efficient noise reduction filter for enhancement of ultrasound images
US7206101B2 (en) 2001-11-21 2007-04-17 Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc Computationally efficient noise reduction filter
US6963670B2 (en) 2001-11-21 2005-11-08 Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc CT dose reduction filter with a computationally efficient implementation
US6973219B2 (en) 2001-11-21 2005-12-06 Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc Segmentation driven image noise reduction filter
US7599579B2 (en) * 2002-07-11 2009-10-06 Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc Interpolated image filtering method and apparatus
JP4044826B2 (ja) * 2002-07-25 2008-02-06 富士通株式会社 半導体集積回路
JP2004096506A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Konica Minolta Holdings Inc 画像形成方法、画像処理装置及び画像記録装置
US7502525B2 (en) * 2003-01-27 2009-03-10 Boston Scientific Scimed, Inc. System and method for edge detection of an image
US7248749B2 (en) 2003-07-29 2007-07-24 Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc Method and apparatus for signal-to-noise ratio dependent image processing
US7623728B2 (en) * 2004-03-24 2009-11-24 General Electric Company Method and product for processing digital images
US7835562B2 (en) 2004-07-23 2010-11-16 General Electric Company Methods and apparatus for noise reduction filtering of images
DE102004061507B4 (de) * 2004-12-21 2007-04-12 Siemens Ag Verfahren zur Korrektur von Inhomogenitäten in einem Bild sowie bildgebende Vorrichtung dazu
US7489825B2 (en) * 2005-07-13 2009-02-10 Ge Medical Systems Method and apparatus for creating a multi-resolution framework for improving medical imaging workflow
US8878923B2 (en) * 2007-08-23 2014-11-04 General Electric Company System and method for enhanced predictive autofocusing
US8786873B2 (en) * 2009-07-20 2014-07-22 General Electric Company Application server for use with a modular imaging system
US9058665B2 (en) * 2009-12-30 2015-06-16 General Electric Company Systems and methods for identifying bone marrow in medical images
US10249037B2 (en) 2010-01-25 2019-04-02 Amcad Biomed Corporation Echogenicity quantification method and calibration method for ultrasonic device using echogenicity index
US9773307B2 (en) 2010-01-25 2017-09-26 Amcad Biomed Corporation Quantification and imaging methods and system of the echo texture feature
US8948474B2 (en) * 2010-01-25 2015-02-03 Amcad Biomed Corporation Quantification method of the feature of a tumor and an imaging method of the same
TWI474284B (zh) * 2010-01-25 2015-02-21 Amcad Biomed Corp 腫瘤特徵的量化方法及影像化方法
TW201134195A (en) * 2010-03-29 2011-10-01 Novatek Microelectronics Corp Method and device for adaptively removing noises from image
JP5570866B2 (ja) * 2010-04-30 2014-08-13 オリンパス株式会社 画像処理装置、画像処理装置の作動方法、および画像処理プログラム
US8243882B2 (en) 2010-05-07 2012-08-14 General Electric Company System and method for indicating association between autonomous detector and imaging subsystem
US9456764B2 (en) * 2013-09-19 2016-10-04 Alberta Health Services Reducing artefacts in MRI k-space data with simultaneous radiation beam incident on MRI collector coils
US9613460B2 (en) * 2014-05-09 2017-04-04 Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. Augmenting a digital image
CN105286912B (zh) * 2014-07-29 2019-03-01 安克生医股份有限公司 回音纹理特征的量化及可视化方法及系统
US9740957B2 (en) * 2014-08-29 2017-08-22 Definiens Ag Learning pixel visual context from object characteristics to generate rich semantic images
EP3073444A3 (en) 2015-03-25 2017-01-04 Tata Consultancy Services Limited A computer implemented system and method for image texture determination
US11521314B2 (en) * 2019-12-31 2022-12-06 Shanghai United Imaging Healthcare Co., Ltd. Systems and methods for image processing

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04268987A (ja) * 1991-02-25 1992-09-24 Nippon Steel Corp 文字認識装置
JPH04338459A (ja) * 1991-05-15 1992-11-25 Konica Corp 骨部放射線画像の関心領域検出装置及び画像処理装置
JPH06348842A (ja) * 1993-06-11 1994-12-22 Hitachi Ltd ノイズ低減フィルター
JPH07210655A (ja) * 1994-01-21 1995-08-11 Nikon Corp 眼科用画像処理装置
JPH08163378A (ja) * 1994-11-29 1996-06-21 Toshiba Corp 画像形成装置
JPH08287258A (ja) * 1995-04-19 1996-11-01 Fuji Xerox Co Ltd カラー画像認識装置
JPH08331495A (ja) * 1995-05-31 1996-12-13 Hitachi Ltd 撮影機能付き電子アルバムシステム
JPH096957A (ja) * 1995-06-23 1997-01-10 Toshiba Corp 濃度画像の2値化方法および画像2値化装置
JPH1043140A (ja) * 1996-08-01 1998-02-17 Fukuda Denshi Co Ltd 生体情報処理装置
JPH1049669A (ja) * 1996-08-02 1998-02-20 Hitachi Ltd 画像処理方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE448124B (sv) 1985-05-23 1987-01-19 Context Vision Ab Anordning for detektering av variationsgraden av en egenskap i ett omrade av en i diskreta bildelement uppdelad bild
SE448125B (sv) 1985-05-23 1987-01-19 Context Vision Ab Anordning for bestemning av graden av konstans hos en egenskap for ett omrade i en i diskreta bildelement uppdelad bild
SE448126B (sv) 1985-05-23 1987-01-19 Context Vision Ab Anordning for detektering av sprangartade forendringar av en egenskap inom ett omrade av en i diskreta bildelement uppdelad bild
US5218649A (en) 1990-05-04 1993-06-08 U S West Advanced Technologies, Inc. Image enhancement system
US5471543A (en) * 1990-06-25 1995-11-28 Eastman Kodak Company Mixed screen frequencies with image segmentation
JP3134009B2 (ja) * 1990-11-21 2001-02-13 アーチ・デベロップメント・コーポレーション 画像処理方法及び装置
US5268967A (en) * 1992-06-29 1993-12-07 Eastman Kodak Company Method for automatic foreground and background detection in digital radiographic images
US5604822A (en) * 1993-11-12 1997-02-18 Martin Marietta Corporation Methods and apparatus for centroid based object segmentation in object recognition-type image processing system
US5588071A (en) * 1994-10-26 1996-12-24 Minnesota Mining And Manufacturing Company Identifying an area of interest using histogram data arranged in predetermined sequence
KR0171147B1 (ko) * 1995-03-20 1999-03-20 배순훈 그레디언트 변화를 이용한 특징점 선정장치
US5757953A (en) * 1996-02-29 1998-05-26 Eastman Kodak Company Automated method and system for region decomposition in digital radiographic images
US5903660A (en) * 1997-07-16 1999-05-11 The Regents Of The University Of California Automatic background recognition and removal (ABRR) in projection digital radiographic images (PDRI)

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04268987A (ja) * 1991-02-25 1992-09-24 Nippon Steel Corp 文字認識装置
JPH04338459A (ja) * 1991-05-15 1992-11-25 Konica Corp 骨部放射線画像の関心領域検出装置及び画像処理装置
JPH06348842A (ja) * 1993-06-11 1994-12-22 Hitachi Ltd ノイズ低減フィルター
JPH07210655A (ja) * 1994-01-21 1995-08-11 Nikon Corp 眼科用画像処理装置
JPH08163378A (ja) * 1994-11-29 1996-06-21 Toshiba Corp 画像形成装置
JPH08287258A (ja) * 1995-04-19 1996-11-01 Fuji Xerox Co Ltd カラー画像認識装置
JPH08331495A (ja) * 1995-05-31 1996-12-13 Hitachi Ltd 撮影機能付き電子アルバムシステム
JPH096957A (ja) * 1995-06-23 1997-01-10 Toshiba Corp 濃度画像の2値化方法および画像2値化装置
JPH1043140A (ja) * 1996-08-01 1998-02-17 Fukuda Denshi Co Ltd 生体情報処理装置
JPH1049669A (ja) * 1996-08-02 1998-02-20 Hitachi Ltd 画像処理方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006271971A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 General Electric Co <Ge> ボリュメトリック画像強調システム及び方法
JP2007296341A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Siemens Medical Solutions Usa Inc X線ベースでカテーテル先端位置決定を行うためのシステムおよび方法
JP2013245601A (ja) * 2012-05-25 2013-12-09 Renesas Electronics Corp 半導体データ処理装置及びエンジン制御装置
JP2015191642A (ja) * 2014-03-31 2015-11-02 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 画像処理装置及びプログラム
JP2019171200A (ja) * 2015-07-29 2019-10-10 ペルキネルマー ヘルス サイエンシーズ, インコーポレイテッド 3d解剖画像における個々の骨格の骨の自動化されたセグメンテーションのためのシステムおよび方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4751495B2 (ja) 2011-08-17
CN1235323A (zh) 1999-11-17
US6173083B1 (en) 2001-01-09
IL129375A (en) 2003-05-29
DE19916354B4 (de) 2009-05-20
DE19916354A1 (de) 1999-10-21
IL129375A0 (en) 2000-02-17
CN1135500C (zh) 2004-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000003454A (ja) 構造画像成分を識別する方法及び装置
JP2000011170A (ja) 離散的ピクセル画像を強調する方法及び装置
US7599579B2 (en) Interpolated image filtering method and apparatus
US6701025B1 (en) Medical image enhancement using iteration to calculate an optimal non-uniform correction function
US6757442B1 (en) Image enhancement method with simultaneous noise reduction, non-uniformity equalization, and contrast enhancement
US7835562B2 (en) Methods and apparatus for noise reduction filtering of images
EP2380132B1 (en) Denoising medical images
US7756316B2 (en) Method and system for automatic lung segmentation
JP5038642B2 (ja) ボリュメトリック画像強調システム及び方法
US7206101B2 (en) Computationally efficient noise reduction filter
JP2004503029A (ja) 歪みのない画像のコントラストの増加
US6963670B2 (en) CT dose reduction filter with a computationally efficient implementation
EP0576961A2 (en) Method for automatic foreground and background detection in digital radiographic images
US7764820B2 (en) Multi-threshold peripheral equalization method and apparatus for digital mammography and breast tomosynthesis
US6973219B2 (en) Segmentation driven image noise reduction filter
WO2012001648A2 (en) Non-linear resolution reduction for medical imagery
WO2005110232A1 (ja) 画像処理装置及びその方法
JP2007044485A (ja) 脳内出血部位セグメンテーション方法および装置
EP2034436A1 (en) Method for non-photorealistic rendering
US7593762B2 (en) System and method for automatically segmenting bones in computed tomography angiography data
US9317926B2 (en) Automatic spinal canal segmentation using cascaded random walks
US20080240564A1 (en) Fast 4D Segmentation of Large Datasets Using Graph Cuts
CN113160245A (zh) 基于分块区域生长法的ct脑实质分割系统、方法及装置
US7020343B1 (en) Method and apparatus for enhancing discrete pixel images by analyzing image structure
US20060008174A1 (en) Count adaptive noise reduction method of x-ray images

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060410

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090406

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090714

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20091014

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20091019

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100209

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100510

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100513

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100809

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110207

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110404

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110510

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110523

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term