JP2013244935A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】内側陸部と該内側陸部よりもタイヤ幅方向外側に外側陸部とが形成されたトレッドショルダー部において、内側陸部に偏摩耗が生じるのを抑制すること。
【解決手段】トレッド16に形成されタイヤ周方向に延びる複数の周方向主溝と、トレッド16のタイヤ幅方向最外側の周方向主溝からトレッド端16Eまでのショルダー部16Aに形成され、タイヤ周方向に沿って直線状に延びてショルダー部16Aを内側陸部30と該内側陸部30に対してタイヤ幅方向外側に隣接する外側陸部32とに区画し、少なくとも一部が深さ方向に対して曲がり、トレッド接地時に溝壁面28A同士が互いに接触する周方向細溝28と、をタイヤ10が有すること。
【選択図】図3

Description

本発明は、トレッドのショルダー部にタイヤ周方向に延びる細溝を形成した空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤは、通常、トレッドの中心(タイヤ赤道面)からトレッド端に向かってタイヤ径(タイヤ回転軸からタイヤ外周面までの半径)が徐々に小さくなっている。このため、タイヤ転動時には、タイヤ径が小さいトレッド端側(ショルダー部)にすべりが生じやすい傾向がある。トレッド端側にすべりが生じると、トレッド端側の摩耗が他の部分よりも早まり、偏摩耗の要因となるため、従来から、ショルダー部にタイヤ周方向に延びる細溝を設けて、細溝よりもタイヤ幅方向外側の陸部にすべりによる摩耗を集中させ、代わりに、細溝よりもタイヤ幅方向内側の陸部の摩耗を抑制している。
特許文献1に開示の空気入りタイヤでは、トレッドのショルダー部に細溝を形成して該ショルダー部にリブと、該リブのタイヤ幅方向外側の細リブを形成している。また、細溝は、開口から溝底に向かうにつれて溝幅が徐々に広がるように形成している。
特開2008−168672号公報
しかし、特許文献1に開示の空気入りタイヤでは、開口から溝底に向かうにつれて溝幅が徐々に広がるように細溝を形成していることから、タイヤ幅方向の入力に対してリブの剛性(タイヤ幅方向の剛性)を十分に確保できずに、リブの細溝側の端部(縁部)に偏摩耗が生じる虞がある。
本発明は、内側陸部と該内側陸部よりもタイヤ幅方向外側に外側陸部とが形成されたトレッドショルダー部において、内側陸部に偏摩耗が生じるのを抑制することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の空気入りタイヤは、トレッドに形成され、タイヤ周方向に延びる複数の周方向主溝と、前記トレッドのタイヤ幅方向最外側の前記周方向主溝からトレッド端までのショルダー部に形成され、タイヤ周方向に沿って直線状に延びて前記ショルダー部を内側陸部と該内側陸部に対してタイヤ幅方向外側に隣接する外側陸部とに区画し、少なくとも一部が深さ方向に対して曲がり、トレッド接地時に溝壁面同士が互いに接触する周方向細溝と、を有している。
本発明の請求項1に記載の空気入りタイヤでは、ショルダー部に周方向細溝を形成することで、タイヤ転動時にタイヤ径の差によってすべりが生じやすいショルダー部のトレッド端側部分(外側陸部)と、タイヤの走行性能(例えば、トラクション性能やブレーキ性能など)への寄与率が高いショルダー部のタイヤ幅方向内側部分(内側陸部)とを切り離している。これにより、タイヤ転動時のタイヤ径の差によるすべり摩耗(すべりによる摩耗)が外側陸部に集中し、内側陸部の摩耗が抑制される。また、上記のようにショルダー部を切り離すことで、外側陸部の摩耗が内側陸部に伝わるのを抑制することができる。
さらに、トレッド接地時には、周方向細溝の溝壁面同士、すなわち、内側陸部と外側陸部の互いに対向する(隣接する)壁面同士が接触するため、内側陸部のタイヤ幅方向外側(外側陸部側)への変形(膨張)が抑制され、代わりに、タイヤ周方向の変形(伸び変形)が強調される。そして、周方向細溝をタイヤ周方向に沿って直線状に延ばしていることから、外側陸部に干渉せずに、内側陸部がタイヤ周方向に変形することができる。これにより、タイヤ転動時に内側陸部、特に内側陸部の周方向方細溝側の端部にすべりが生じるのを抑制することができる。結果、内側陸部の周方向細溝側の端部に偏摩耗が生じるのを抑制することができる。
そして、上記空気入りタイヤでは、周方向細溝の少なくとも一部を深さ方向に対して曲げていることから、トレッド接地時には、内側陸部と外側陸部の互いに対向する壁面のうち深さ方向に曲がった部分同士が重なるように接触する。これにより、タイヤ幅方向(横力)の入力に対して内側陸部と外側陸部が互いを支え合うようになり、内側陸部のタイヤ幅方向の剛性が向上する。結果、例えば、旋回などによってタイヤ幅方向の入力が内側陸部(ショルダー部)に作用しても、内側陸部のタイヤ幅方向の剛性が向上していることから、内側陸部の周方向細溝側の端部に偏摩耗が生じるのを抑制することができる。
以上、請求項1に記載の空気入りタイヤによれば、ショルダー部の内側陸部に偏摩耗が生じるのを抑制することができる。
なお、ここでいう「トレッド端」とは、JATMA(日本自動車タイヤ協会)が発行する2012年度版のYEAR BOOKに規定されている標準リムにタイヤを装着し、該YEAR BOOKでの適用サイズ・プライレーティングにおける最大荷重に対応する空気圧(最大空気圧)の100%を内圧として充填し、最大荷重を負荷したときのタイヤ幅方向最外の接地部分を指す。なお、使用地又は製造地においてTRA規格、ETRTO規格が適用される場合は、各々の規格に従う。
また、ここでいう「深さ方向」とは、タイヤ幅方向断面において、周方向細溝の開口中心を通るトレッド踏面の法線に沿った方向である。
本発明の請求項2に記載の空気入りタイヤは、請求項1に記載の空気入りタイヤにおいて、前記周方向細溝は、タイヤ幅方向最外側の前記周方向主溝側よりも前記トレッド端側に形成されている。
請求項2に記載の空気入りタイヤでは、周方向細溝をタイヤ幅方向最外側の周方向主溝側よりもトレッド端側に形成する、すなわち、外側陸部よりも内側陸部の幅を広くしていることから、内側陸部に偏摩耗が生じるのを抑制しつつ、内側陸部によるタイヤ走行性能の向上効果を確保することができる。
本発明の請求項3に記載の空気入りタイヤは、請求項1または請求項2に記載の空気入りタイヤにおいて、前記周方向細溝は、少なくとも一部が深さ方向にジグザグ状に屈曲しながら延びている。
請求項3に記載の空気入りタイヤでは、周方向細溝の少なくとも一部を深さ方向にジグザグ状に屈曲させながら延ばしていることから、トレッド接地時には、内側陸部と外側陸部の互いに対向する壁面の深さ方向にジグザグ状に屈曲した部分同士が互いに折り重なる(噛み合う)ように接触するため、タイヤ幅方向入力に対して内側陸部と外側陸部とが互いに支え合う(噛み合う)効果が高まり、内側陸部のタイヤ幅方向の剛性がさらに向上する。
本発明の請求項4に記載の空気入りタイヤは、請求項3に記載の空気入りタイヤにおいて、前記周方向細溝は、深さ方向に対する屈曲部の振れ幅をA、該屈曲部のピッチをBとしたとき、A/B>0.4の関係を満たしている。
請求項4に記載の空気入りタイヤでは、周方向細溝を、振幅A/ピッチB>0.4の関係を満すように形成していることから、トレッド接地時にタイヤ幅方向入力に対して内側陸部と外側陸部とが互いに支え合う効果を効果的に高めて、内側陸部のタイヤ幅方向の剛性をさらに向上させることができる。
本発明の請求項5に記載の空気入りタイヤは、請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、前記外側陸部の最大半径は、前記内側陸部の最小半径よりも小さい。
請求項5に記載の空気入りタイヤでは、外側陸部の最大半径を内側陸部の最小半径よりも小さくしていることから、外側陸部に偏摩耗を集中させやすくなり、結果、内側陸部に生じる偏摩耗を効果的に抑制することができる。
以上説明したように、本発明の空気入りタイヤは、内側陸部と該内側陸部よりもタイヤ幅方向外側に外側陸部とが形成されたトレッドショルダー部において、内側陸部に偏摩耗が生じるのを抑制することができる。
第1実施形態の空気入りタイヤのタイヤ幅方向に沿った断面の半部を示す半部断面図である。 図1の矢印A−A線断面図である。 (A)図1の矢印3A部の拡大図である。(B)図3(A)の矢印3B部の拡大図である。 実施例1〜5のタイヤの周方向細溝を示すタイヤ幅方向に沿った断面の斜視図である。 比較例1のタイヤの周方向細溝を示すタイヤ幅方向に沿った断面の斜視図である。 比較例2のタイヤの周方向細溝を示すタイヤ幅方向に沿った断面の斜視図である。 比較例3のタイヤの周方向細溝を示すタイヤ幅方向に沿った断面の斜視図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る空気入りタイヤについて図1〜図3を参照しながら説明する。なお、第1実施形態に係る空気入りタイヤは、主にトラックやバスなどに用いられる重荷重用の空気入りタイヤである。なお、図1中の矢印Wはタイヤ幅方向、矢印Sはタイヤ周方向(図2参照)、矢印Kはタイヤ径方向を示し、符号CLはタイヤ赤道面を示している。
図1に示すように、第1実施形態に係る空気入りタイヤ10(以下、単に「タイヤ10」と記載する。)は、従来一般の空気入りタイヤと同様に、左右一対のビード部(図示省略)にそれぞれ埋設された一対のビードコア間にトロイド状に延びるカーカス層12と、このカーカス層12のタイヤ径方向外側に設けられるベルト層14と、このベルト層18のタイヤ径方向外側に設けられるトレッド16と、を有している。
カーカス層12は、1枚または複数枚のカーカスプライによって構成されている。このカーカスプライは、複数本のコード(例えば、有機繊維コードや金属コードなど)をゴム被覆して形成され、端部側がビードコア周りにタイヤ内側からタイヤ外側へ折り返されている。
ベルト層18は、1枚または複数枚のベルトプライによって構成されている。このベルトプライは、複数本のコード(例えば、有機繊維コードや金属コードなど)をゴム被覆して形成されている。
図1及び図2に示すように、トレッド16には、タイヤ周方向に延びる周方向主溝が複数形成されている。具体的には、トレッド16には、タイヤ赤道面CL上に沿って直線状に延びる第1周方向主溝22Aが形成され、第1周方向主溝22Aを挟んでタイヤ幅方向両外側に一対の第2周方向主溝22Bがそれぞれ形成され、さらに、一対の第2周方向主溝22Bのタイヤ幅方向両外側に第3周方向主溝22Cがそれぞれ形成されている。
ここで、本実施形態では、トレッド16の第3周方向主溝22Cからトレッド端16Eまでをショルダー部16Aとし、トレッド16の両ショルダー部16A間をセンター部16Bとしている。
なお、ここでいう「トレッド端」とは、JATMA(日本自動車タイヤ協会)が発行する2012年度版のYEAR BOOKに規定されている標準リムにタイヤを装着し、該YEAR BOOKでの適用サイズ・プライレーティングにおける最大荷重に対応する空気圧(最大空気圧)の100%を内圧として充填し、最大荷重を負荷したときのタイヤ幅方向最外の接地部分を指す。なお、使用地又は製造地においてTRA規格、ETRTO規格が適用される場合は、各々の規格に従う。
また、トレッド16のセンター部16Bには、第1周方向主溝22Aと第2周方向主溝22Bとの間に中央陸部24が形成され、第2周方向主溝22Bと第2周方向主溝22Cとの間に中間陸部26が形成されている。
一方、トレッド16のショルダー部16Aには、タイヤ周方向に沿って直線状(溝中心が直線状)に延びる周方向細溝28が形成されている。この周方向細溝28により、ショルダー部16Aは、内側陸部30と該内側陸部30に対してタイヤ幅方向外側に隣接する外側陸部32に区画されている。
また、図3に示すように、周方向細溝28は、少なくとも一部が深さ方向(図3の矢印D方向)に対して曲がっている。具体的には、周方向細溝28は、少なくとも一部が深さ方向にジグザグ状に屈曲しながら延びる形状とされている。
なお、ここでいう「深さ方向」とは、タイヤ幅方向断面(図3参照)において、周方向細溝28の開口中心Pを通るトレッド踏面の法線XLに沿った方向である。
本実施形態の周方向細溝28は、図3(A)の断面図に示すように、深さ方向の中間部分が開口中心Pを通る上記法線XLに対してジグザグ状に振幅するジグザグ部29とされている。また、周方向細溝28のジグザグ部29からトレッド踏面までの部分は、上記法線XLに沿って直線状に延びる直線部28Bとされ、ジグザグ部29から最深部までの部分も上記法線XLに沿って直線状に延びる直線部28Cとされている。このように、周方向細溝28の入口側を直線部28Bとすることで、加硫後にモールドからタイヤ10を取り出すときの、周方向細溝28を形成する細溝形成プレート片の周方向細溝28への引っ掛かりを抑制することができる。
周方向細溝28は、溝深さDがタイヤ赤道面CL上でのトレッド厚みT(タイヤ赤道面CL上での最外層のベルト層からトレッド踏面までの距離)に対して50〜90%の範囲内に設定されている。
ここで、周方向細溝28の溝深さDをトレッド厚みTに対して50%未満とした場合には、摩耗末期に至る前に周方向細溝28がショルダー部16Aからなくなり、90%を超えた場合には、外側陸部32の剛性が低下し過ぎて外側陸部32にゴム欠けなどの不具合が生じる虞がある。このため、周方向細溝28の溝深さDは、トレッド厚みTの50〜90%の範囲内に設定することが好ましい。
周方向細溝28の溝幅GWは、周方向主溝22A、22B、22Cのいずれの溝よりも溝幅が狭く、トレッド接地時に溝壁面28A同士が互いに接触するように設定されている。なお、本実施形態では、トレッド接地時に溝壁面28A同士が互いに接触するように、周方向細溝28の溝幅GWを3mm以下に設定している。
また、本実施形態では、周方向細溝28の溝幅GWを一定の幅としており、トレッド接地時には、溝壁面28A同士がほぼ全体的に接触するようになっている。
なお、周方向細溝28は、溝中心から両溝壁面28Aまでの距離が等しければ、トレッド接地時に溝壁面28A同士が互いに接触することが可能な範囲で、溝幅を変化させてもよい。
さらに、周方向細溝28は、周方向主溝22C側よりもトレッド端16E側に形成されている。この構成により、外側陸部32の幅LW1は、内側陸部30の幅LW2よりも狭くなっている。なお、外側陸部32の幅LW1及び内側陸部30の幅LW2はともにタイヤ幅方向に沿って計測した値である。
また、ショルダー部16Aの幅をLW0としたとき、内側陸部30の幅LW2は、幅LW0の70〜90%の範囲内に設定されている。
また、周方向細溝28は、ジグザグ部29の屈曲部29Aの深さ方向(法線XLに沿った方向)に対する振れ幅をA、深さ方向に隣り合う屈曲部29AのピッチをBとしたとき、A/B>0.4の関係を満たすように設定されている。
図1に示すように、外側陸部32の最大半径R1は、内側陸部30の最小半径R2よりも小さくなっている。
なお、本実施形態では、図3(A)に示すように、外側陸部32の最大半径R1となる部分は、外側陸部32の周方向細溝28側の端部32A(言い換えると、周方向細溝28のタイヤ幅方向内側の開口端部)であり、内側陸部30の最小半径R2となる部分は、内側陸部30の周方向細溝28側の端部30A(言い換えると、周方向細溝28のタイヤ幅方向外側の開口端部)である。
また、図3(B)に示すように、最小半径R2に対して最大半径R1を、99〜99.9%の範囲内に設定している。
また、図示しないが、トレッド16には、タイヤ周方向に対して交差する方向に延びる交差溝が複数形成されている。なお、中央陸部24、中間陸部26、内側陸部30などは、上記交差溝によってタイヤ周方向に分断されてブロック状に形成されていてもよく、タイヤ周方向に分断されずにタイヤ周方向に連続するリブ状に形成されていてもよい。
本実施形態では、内側陸部30及び外側陸部32はともにリブ状に形成されている。
次に、タイヤ10の作用効果について説明する。
タイヤ10では、ショルダー部16Aに周方向細溝28を形成することで、タイヤ転動時にタイヤ径の差によってすべりが生じやすいショルダー部16Aのトレッド端16E側部分(外側陸部32)と、タイヤ10の走行性能(例えば、トラクション性能やブレーキ性能など)への寄与率が高いショルダー部16Aのタイヤ幅方向内側部分(内側陸部30)とを切り離している。これにより、タイヤ転動時のタイヤ径の差によるすべり摩耗(すべりによる摩耗)が外側陸部32に集中し、内側陸部30の摩耗が抑制される。また、上記のようにショルダー部16Aを切り離すことで、外側陸部32の摩耗が内側陸部30に伝わるのを抑制することができる。
さらに、トレッド接地時には、周方向細溝28の溝壁面28A同士、すなわち、内側陸部30と外側陸部32の互いに対向する(隣接する)壁面同士が接触するため、内側陸部30のタイヤ幅方向外側(外側陸部32側)への変形(膨張)が抑制され、代わりに、タイヤ周方向の変形(伸び変形)が強調される(ゴムのポアソン効果)。そして、周方向細溝28をタイヤ周方向に沿って直線状に延ばしていることから、外側陸部32に干渉せずに、内側陸部30がタイヤ周方向に変形することができる。これにより、タイヤ転動時に内側陸部30、特に内側陸部30の周方向細溝28側の端部30Aにすべりが生じるのを抑制することができる。結果、内側陸部30の周方向細溝28側の端部30Aに偏摩耗が生じるのを抑制することができる。
特に、タイヤ10は、トラックやバスなどに用いられるため、ショルダー部16A、特にトレッド端16E側の接地圧が高くなりやすく、トレッド端16E側のすべりによる摩耗の進行が早くなりやすい傾向にある。このため、上記のようにショルダー部16Aに周方向細溝28を設けて、外側陸部32に偏摩耗を集中させ、代わりに、タイヤ10の走行性能に対する寄与率が高い外側陸部32に偏摩耗が生じるのを抑制する効果がタイヤ10では非常に高められる。
そして、上記タイヤ10では、周方向細溝28の少なくとも一部を深さ方向に対して曲げていることから、トレッド接地時には、内側陸部30と外側陸部32の互いに対向する壁面のうち深さ方向に曲がった部分同士が重なるように接触する。これにより、タイヤ幅方向(横力)の入力に対して内側陸部30と外側陸部32が互いを支え合うようになり、内側陸部30のタイヤ幅方向の剛性が向上する。結果、例えば、旋回などによってタイヤ幅方向の入力が内側陸部30(ショルダー部16A)に作用しても、内側陸部30のタイヤ幅方向の剛性が向上していることから、内側陸部30の周方向細溝28側の端部30Aに偏摩耗が生じるのを抑制することができる。
また、タイヤ10では、周方向細溝28を周方向主溝22C側よりもトレッド端16E側に形成する、すなわち、外側陸部32よりも内側陸部30の幅を広くしていることから、内側陸部30に偏摩耗が生じるのを抑制しつつ、内側陸部30によるタイヤ走行性能の向上効果を確保することができる。
さらに、内側陸部30の幅LW2をショルダー部16Aの幅LW0に対して70%未満とした場合には、内側陸部30の幅が狭くなり、該内側陸部30による走行性能の向上効果が確保できず、90%を超えた場合には、外側陸部32の幅LW1が狭くなり過ぎて、外側陸部32にゴム欠けなどの不具合が生じる虞がある。このため、内側陸部30の幅LW2は、ショルダー部16Aの幅LW0の70〜90%の範囲内に設定することが好ましい。
そして、周方向細溝28の少なくとも一部を深さ方向にジグザグ状に屈曲させながら延ばしていることから、トレッド接地時には、内側陸部30と外側陸部32の互いに対向する壁面の深さ方向にジグザグ状に屈曲した部分(周方向細溝28のジグザグ部29)同士が互いに折り重なる(噛み合う)ように接触するため、タイヤ幅方向入力に対して内側陸部30と外側陸部32とが互いに支え合う(噛み合う)効果が高まり、内側陸部30のタイヤ幅方向の剛性がさらに向上する。
一方で、トレッド接地時に、内側陸部30と外側陸部32の互いに対向する壁面の深さ方向にジグザグ状に屈曲した部分同士が互いに折り重なる(噛み合う)ように接触するため、内側陸部30の圧縮変形が抑制されて、代わりに、内側陸部30のタイヤ周方向の変形がさらに強調される。これにより、タイヤ転動時に内側陸部30、特に内側陸部30の周方向細溝28側の端部30Aにすべりが生じるのをさらに抑制することができる。
また、周方向細溝28を、振幅A/ピッチB>0.4の関係を満すように形成していることから、トレッド接地時にタイヤ幅方向入力に対して内側陸部30と外側陸部32とが互いに支え合う効果を効果的に高めて、内側陸部30のタイヤ幅方向の剛性をさらに向上させることができる。
さらに、外側陸部32の最大半径R1を内側陸部30の最大半径R1よりも小さくしていることから、外側陸部32に偏摩耗を集中させやすくなり、内側陸部30に生じる偏摩耗を効果的に抑制することができる。
以上、タイヤ10によれば、内側陸部30と外側陸部32とが形成されたトレッド16のショルダー部16Aにおいて、内側陸部30に偏摩耗が生じるのを抑制することができる。
第1実施形態では、トラックやバスなどに用いられる重荷重用の空気入りタイヤのショルダー部16Aに周方向細溝28を形成する構成としているが、本発明はこの構成に限定されず、乗用車用、航空機用、及び、建築車両用の空気入りタイヤのショルダー部に周方向細溝28を形成する構成としてもよい。
第1実施形態では、周方向細溝28の少なくとも一部を深さ方向にジグザグ状に屈曲させながら延ばす構成としているが、本発明はこの構成に限定されず、周方向細溝28の少なくとも一部は、深さ方向に対して振幅するように延びればどのような形状でもよく、例えば、深さ方向に波状(例えば、サイン波状や方形波状など)に曲がりながら延びていてもよい。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲がこれらの実施形態に限定されないことは言うまでもない。
(試験例)
本発明の効果を確かめるために、本発明に含まれる空気入りタイヤを5種類(以下の実施例1〜5)、本発明に含まれない比較例のタイヤを3種類(以下の比較例1〜3)用意して以下の試験を実施した。
次に、試験に用いた実施例のタイヤ及び比較例のタイヤについて説明する。なお、試験に用いたタイヤは、トラックバス用のタイヤであり、サイズは445/50R22.5である。
(供試タイヤの構造)以下に各供試タイヤの構造について説明する。
実施例1〜5:第1実施形態のタイヤと同じ構造のタイヤ(図4参照)。
比較例1:第1実施形態のタイヤの周方向細溝をトレッド厚み方向に直線状に延ばした形状の周方向細溝48を有するタイヤ(図5参照)。
比較例2:比較例1のタイヤの周方向細溝48の溝底をフラスコ状にした形状の周方向細溝58を有するタイヤ(図6参照)
比較例3:比較例1のタイヤの周方向細溝48をタイヤ周方向にジグザグ状に延ばした形状の周方向細溝68を有するタイヤ(図7参照)。
(試験1)以下に試験1の内容について説明する。
新品時の各供試タイヤをサイズが14.00×22.5のリムに組み付け、内圧を690kPaに設定した後、ドラムの直径が7mのドラム試験機に取り付け、荷重37.8kNを作用させた状態で、ドラムを回転させて各供試タイヤを10000km走行させた。その後、走行後の内側陸部(30、50、60、70)の偏摩耗量を測定した。偏摩耗量は、上記内側陸部の端部(30A、50A、60A、70A)での偏摩耗深さ(mm)と、上記内側陸部の端部(30A、50A、60A、70A)からの偏摩耗幅(mm)/2以上で定量化を行い、それぞれの供試タイヤについて結果を指数化した。なお、偏摩耗量の指数は、値が小さいほど偏摩耗量が小さく、耐偏摩耗性に優れていることを示している。評価結果については、表1に示した。
(試験2)以下に試験2の内容について説明する。
新品時の各供試タイヤを、新品時から溝深さが残り約7mmとなるようにトレッドを削り、溝を浅くして擬似的にトレッドの摩耗中期から摩耗末期状態を再現した後、試験1と同様に、各供試タイヤをサイズが14.00×22.5のリムに組み付け、内圧を690kPaに設定し、ドラムの直径が7mのドラム試験機に取り付け、荷重37.8kNを作用させた状態で、ドラムを回転させて各供試タイヤを10000km走行させた。その後、走行後の内側陸部(30、50、60、70)の偏摩耗量を測定した。なお、上記試験1と同様の評価手法で耐偏摩耗性を評価した。評価結果については、表1に示した。
Figure 2013244935
表1に示すように、実施例1〜5のタイヤは、比較例1〜3のタイヤよりも摩耗初期から内側陸部30に対する偏摩耗抑制効果に優れることが分かる。また、同様に、実施例1〜5のタイヤは、比較例1〜3のタイヤよりも摩耗中期から摩耗末期までの内側陸部30に対する偏摩耗抑制効果に優れることが分かる。
以上のことから、本発明に係る空気入りタイヤは、摩耗初期から摩耗末期にかけて内側陸部30に偏摩耗が生じるのを抑制する効果が高いことが分かる。
10 タイヤ(空気入りタイヤ)
16 トレッド
16A ショルダー部
16E トレッド端
22 周方向主溝
22C 第3周方向主溝(タイヤ幅方向再外側の周方向主溝)
28 周方向細溝
28A 溝壁面
29A 屈曲部
30 内側陸部
32 外側陸部
CL タイヤ赤道面
A 振幅
B ピッチ
R1 最大半径(外側陸部の最大半径)
R2 最小半径(内側陸部の最小半径)

Claims (5)

  1. トレッドに形成され、タイヤ周方向に延びる複数の周方向主溝と、
    前記トレッドのタイヤ幅方向最外側の前記周方向主溝からトレッド端までのショルダー部に形成され、タイヤ周方向に沿って直線状に延びて前記ショルダー部を内側陸部と該内側陸部に対してタイヤ幅方向外側に隣接する外側陸部とに区画し、少なくとも一部が深さ方向に対して曲がり、トレッド接地時に溝壁面同士が互いに接触する周方向細溝と、
    を有する空気入りタイヤ。
  2. 前記周方向細溝は、タイヤ幅方向最外側の前記周方向主溝側よりも前記トレッド端側に形成されている、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記周方向細溝は、少なくとも一部が深さ方向にジグザグ状に屈曲しながら延びている、請求項1または請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記周方向細溝は、深さ方向に対する屈曲部の振れ幅をA、該屈曲部のピッチをBとしたとき、A/B>0.4の関係を満たしている、請求項3に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記外側陸部の最大半径は、前記内側陸部の最小半径よりも小さい、請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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