JP2013243966A - 田植機 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来、回転ケースと植付爪部と連結部材を備えていたため部品点数が多くなり、重量増加を招き、コストアップにつながる、という問題等があった。
【解決手段】植付フレーム49より複数の植付伝動ケース46を平行に後方へ突出し、該植付伝動ケース46の後部左右両側面に回転可能に回転ケース44の長手方向中途部を支持し、回転ケース44の長手方向両側端部に植付爪部45を揺動可能に配置する田植機1において、前記植付爪部45は、苗を切り取る爪体71と、圃場面近傍で切り取った苗を押し出すプッシュロッド72と、該回転ケース44から突出される植付爪軸64と、該植付爪軸64に固設されるカム75と、該カム75に当接して揺動されるプッシュアーム76と、前記プッシュロッド72を突出方向に付勢するバネ73と、これらを取り付ける爪ケース45aとを備え、該爪ケース45aは左右対称に構成する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、走行部の後方に植付部を昇降可能に連結した田植機に関し、特に、植付条間を狭めた多数条の植付爪部を備える田植機に関する。
従来より、圃場への施肥量を抑えて、その肥料を抑えたことにより苗の生育が落ちる分苗を多く植えられるようにするために、植付条間を狭めて、一定の収穫量が得られるようにする等密植式の田植機は公知となっている(例えば、特許文献1参照)。
この密植式の田植機は、植付部において左右方向に支持フレームを横架し、支持フレームから後方に植付伝動ケースを植付条数と同数、後方へ平行に突出配置し、植付伝動ケースの左右同じ側に植付ケース(回転ケース)を片持ち状に回転自在に支持していた。植付ケース(回転ケース)は長手方向両側の左右一側面に植付爪部を一対備え、この二つの植付爪部の支持側と反対側面の回動基部は連結部材により連結される構成となっていた。
特開2000−83419号公報
しかしながら、各条それぞれ植付伝動ケースと植付ケース(回転ケース)と植付爪部と連結部材を備えているため部品点数が多くなり、重量増加を招き、コストアップにつながる、という問題があった。
そこで本発明は、植付爪部を左右兼用できる構成として、植付伝動ケースの左右両側に取り付けられるようにして部品点数を減少できるとともに、部品の種類を減少してコスト低減化を図ろうとする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、請求項1においては、植付フレーム上に苗台レールを介して苗載台を左右摺動可能に載置し、植付フレームより複数の植付伝動ケースを平行に後方へ突出し、該植付伝動ケースの後部左右両側面に回転可能に回転ケースの長手方向中途部を支持し、回転ケースの長手方向両側端部に植付爪部を揺動可能に配置する田植機において、前記植付爪部は、苗を切り取る爪体と、圃場面近傍で切り取った苗を押し出すプッシュロッドと、該回転ケースから突出される植付爪軸と、該植付爪軸に固設されるカムと、該カムに当接して揺動されるプッシュアームと、前記プッシュロッドを突出方向に付勢するバネと、これらを取り付ける爪ケースとを備え、該爪ケースは左右対称に構成されるものである。
請求項2においては、前記爪ケースは、左右方向に貫通した取付孔を有し、該取付孔に右または左方向からボルトを挿入して、前記回転ケースに回転可能に支持されて植付爪軸に外嵌した筒軸に、右または左方向から爪ケースを固定するものである。
請求項3においては、前記爪ケースは、各条全て同一に構成されるものである。
本発明は、以上のように構成したので、以下に示す効果を奏する。
すなわち、請求項1により、植付爪部は外観上では左右対称に構成されることになり、植付伝動ケースの左右にそれぞれ回転ケースを介して取り付けられる植付爪部は、左右同一部材を使用でき部材の種類を減少できてコスト低減化を図ることができる。
請求項2により、爪ケースを右または左方向から容易に回転ケースに取り付けることができる。
請求項3により、部品が統一されてコスト低減化が図れる。
本発明に係わる田植機の全体構成を示す側面図。 植付部における苗載台を外した状態の斜視図。 同じく平面図。 植付ミッションケース付近の斜視図。 連結プレートの正面図。 回転ケースと植付爪部の斜視図。 同じく正面図。 同じく背面図。 同じく右側面図。 同じく左側面図。 同じく平面図。 同じく底面図。 同じく底面断面図。 回動ケースを開いた状態の側面図。 植付爪部の側面断面図。 爪ケース本体の斜視図。 マーカの斜視図。 8条用または6条用マーカの斜視図。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
なお、図中の矢印Fで示す方向を田植機1の前進方向で前方とし、矢印Uで示す方向を上方とし、矢印Lで示す方向を左方とし、以下で述べる各部材の位置や方向等を基準とするものである。
図1を用いて、本発明の一実施形態に係る田植機1の全体構成について説明する。なお、本実施形態においては、9条植えの田植機について説明するが、7条植え等の田植機にも適用可能である。
田植機1は、走行部10と植付部40とを有し、走行部10により走行しながら、植付部40により苗を圃場に植え付けることができるように構成される。植付部40は、走行部10の後方に配置されて、この走行部10の後部に昇降機構30を介して昇降可能に連結される。
走行部10においては、フロントアクスルケース16が車体フレーム11の前部に支持され、前車輪12が当該フロントアクスルケース16の左右両側に取り付けられる。リヤアクスルケース17が車体フレーム11の後部に支持され、後車輪13が当該リヤアクスルケース17の左右両側に取り付けられる。エンジン14が車体フレーム11の前部に設けられて、ボンネット15により被覆される。ミッションケース18が車体フレーム11の前部に支持されて、エンジン14の後方に配置される。
走行部10においては、車体フレーム11の前後中途部上に運転操作部20が設けられる。運転操作部20の前部には、ダッシュボード21が配置され、ダッシュボード21の左右中央部には、操向ハンドル24が配置される。操向ハンドル24の後方には、運転席22が配置される。運転席22の下方には、一部を乗降用ステップとする車体カバー23が配置される。運転操作部20においては、主変速レバー25や変速ペダル26やブレーキペダルを含む複数の操作具が配置される。これらの操作具によって、走行部10および植付部40に対して適宜の操作を行うことが可能とされる。
前記昇降機構30は上リンク31と下リンク32と図示しない昇降シリンダからなり、上リンク31と下リンク32の前端が回動フレームと連結され、当該回動フレームと車体フレーム11の間に昇降シリンダが介装される。当該昇降シリンダを伸縮駆動することにより植付部40を昇降可能としている。前記昇降機構30における上リンク31と下リンク32の後端に植付部側のヒッチ33が連結される。該ヒッチ33の下後部に植付フレーム49の左右中央の前面から前方に揺動支持軸29(図4)を突出して、軸受を介して左右傾倒可能に取り付けている。なお、揺動支持軸29が植付部40の左右中心となっている。
次に、図1から図4により植付部40について説明する。
植付部40は、9条の苗マット載置部を左右平行に並べて配置される苗載台41と、エンジン14からの動力を変速して苗載台41の横送り駆動軸37と縦送り駆動軸38と植付駆動軸39に動力を伝達する植付ミッションケース47と、植付駆動軸39から回転ケース44に動力を伝達する5つの植付伝動ケース46と、これらを支持する植付フレーム49と、前記5つ植付伝動ケース46から9条の植付爪部45へ動力を伝達する9つの回転ケース44と、各回転ケース44に備えられる2つの植付爪部45とを備えて9条植えの田植機1としている。
植付部40の左右方向の距離中心は揺動支持軸29に位置し、植付部40の左右中心の左側に植付ミッションケース47の重心が配置されている。一方、回転ケース44と植付爪部45・45は9条分設けられるので、回転ケース44は植付伝動ケース46の左右両側に設ける4つのユニットと、回転ケース44が片側しか設けることができないユニットが生ずる。この片方しか設けられない植付伝動ケース46と回転ケース44を、植付ミッションケース47の重心が位置する側と左右反対側に配置している。つまり、左から4つ目の植付伝動ケース46の右側のみ回転ケース44を配置している。このように配置することにより、植付部40の左右の重量バランスが均衡するようにしている。なお、左から3番目の植付伝動ケース46に一つの回転ケース44、左から4番目の植付伝動ケース46に二つの回転ケース44を配置しないのは、左右重量バランスが崩れるためである。
前記植付フレーム49は支持ケース34と植付枠体55から構成される。支持ケース34は四角筒状に構成され、左右水平方向に延設される。支持ケース34の左右略中央には植付ミッションケース47が固設され、該植付ミッションケース47の前面から前方に植付入力軸36が突出されている。該植付入力軸36は伝動軸やジョイントやケース等を介して走行部10のミッションケース18より後方に突出したPTO軸と連結されている。こうしてエンジン14からの動力が、ミッションケース18やPTO軸等を介して植付部40の植付ミッションケース47に伝達される。
前記植付ミッションケース47の左側面から後下方にギヤケース部47aが延設されている。つまり、植付ミッションケース47の重心は左に偏心している。そして、該ギヤケース部47aの上部右側より苗載台横送り駆動軸37が突出され、上部左側より縦送り駆動軸38が突出されている。また、ギヤケース部47aの後下部の左右両側面から植付駆動軸39が突出されている。一方、後述する植付伝動ケース46の前部には左右方向に貫通孔が設けれ、該貫通孔より入力軸が左右方向または左右一方に突出され、該入力軸は前記植付駆動軸39と、または、連動軸と、連結ボスやキー等を介して連動連結する構成としている。
前記支持ケース34の後面からは、複数の植付伝動ケース46・46・・・がそれぞれ左右方向に適宜の間隔をとって後方に平行に延設される。本実施形態では五つの植付伝動ケース46が後方に突設され、前記植付ミッションケース47の左側に二つ、右側に三つの植付伝動ケース46が配設される。進行方向左から4つ目の植付伝動ケースの46の後部右側には一つの回転ケース44が配置され、他の4つの植付伝動ケース46の後部には左右両側に回転ケース44・44が設けられる。
また、7条植えの田植機の場合には、植付支持ケース34の左右中央に植付ミッションケース47が配置され、植付支持ケース34より後方へ4つの植付伝動ケース46を平行に突出し、該4つの植付伝動ケース46の後部側面に7つの回転ケース44を取り付け、7つの回転ケース44の長手方向両端にそれぞれ植付爪部45を設け、前記進行方向左から2つ目の植付伝動ケース46のみ、右側の後部側面に回転ケース44を備え、他の植付伝動ケース46の後部には両側面に回転ケース44を備える構成としている。
前記各植付伝動ケース46・46・・・の前上部に苗台レール支持軸50が左右方向に回動自在に支持されている。苗台レール支持軸50からは適宜間隔をあけて複数の支持プレート54・54・・・が後上方に突設され、該支持プレート54・54・・・の上先端に苗台レール51が左右水平方向に支持される。また、苗台レール支持軸50から前上方に苗取り量調節レバー52が突設されている。該苗取り量調節レバー52を上下に回動することにより苗台レール51が上下に移動させられ、後述する植付爪部45との距離を変更することができる。従って、植付爪部45による苗載台41からの苗取り量を変更することが可能となる。
前記支持ケース34の上面に植付枠体55の下部が取り付けられる。具体的には、植付枠体55は左右両側に配置される側部フレーム55a・55aと、左右の側部フレーム55a・55aの上部間に架設される上フレーム55bと、左右の側部フレーム55a・55aの上下中途部間に架設される中フレーム55cと、上フレーム55bと中フレーム55cを連結する補強ステー55d・55dとから枠条に構成される。
また、左右の側部フレーム55a・55aの下部外側に図示しない取付ブラケットが設けられ、該取付ブラケットに支持軸等を介して線引きマーカ48・48が左右両側方に回動可能に支持される。
線引きマーカ48は図17に示すように、取付ブラケットに支持される回動アーム48aと、回動アーム48aに一端が固定されるロッド48bと、ロッド48bの他端に固定される線引体48cからなる。回動アーム48aの基部は昇降ギヤから突出したピンと係合され、昇降ギヤはモータの出力軸に固設したピニオンと歯合されている。こうして、植付部40を上昇させるときに、モータが駆動されて回動アーム48aを線引体48c側が持ち上げられる方向に回動され、植付開始時に、運転操作部20に設けたマーカ操作手段を操作することで、モータが前記と逆方向に駆動されて、線引体48cが圃場面に接地し、走行とともに圃場面に線が引かれる。
なお、図18に示すように、前記ロッド48bの長さを1条間分短くし、上フレーム55bと中フレーム55cと植付支持ケース34の左右両側を、1条間分短くすることで、図17の9条植え(または7条植え)から図18の8条植え(または6条植え)に変更でき、植付フレーム49及び線引きマーカ48の部品をできるだけ9条植え(または7条植え)と8条植え(または6条植え)とで共用できるようにし、変更部品を少なくしてコスト削減化を図っている。
前記上フレーム55bの上部に適宜間隔をあけて複数の上レール53・53・・・が設けられ、苗載台41の裏面(前面)上部を左右摺動自在に支持している。苗載台41の下部は前記苗台レール51に左右方向に往復動可能に取り付けられる。苗載台41は、前記苗載台横送り駆動軸37に連設される横送り機構の作動により左右往復横送り可能とされる。
前記植付ミッションケース47と植付枠体55とは連結プレート56により連結される。つまり、植付ミッションケース47の前上部に調節取付部57が設けられ、該調節取付部57に連結プレート56の下部が固定される。連結プレート56の上部は中フレーム55cの左右中央下部に溶接等により固設される。
前記連結プレート56は図4、図5に示すように、正面視略V字状に形成され、下部に左右方向に複数の取付孔56a・56a・・・が開口されている。取付孔56a・56a・・・は9条用の植付枠体55と8条用の植付枠体55とを植付ミッションケース47に取り付け可能とし、兼用することでコスト低減化を図れるようにしている。つまり、連結プレート56の上部は9条用の植付枠体55または8条用の植付枠体55の中央下部に固定される。連結プレート56の下部には四つの取付孔56a・56a・・・が左右方向に所定間隔をあけて開口されている。但し、兼用するための構成は、9条と8条に限定するものではなく、8条と7条等、一つ増加、または、一つ減少した条と兼用する構成とすることができる。
一方、植付ミッションケース47の上前面に植付部側ヒッチブラケット58が固定される。植付部側ヒッチブラケット58は植付支持ケース34とも固設されている。植付部側ヒッチブラケット58の上部に固定部58aを形成し、該固定部58aに取付孔が左右二つ開口されて、この取付孔に対して前記取付孔56a・56aを一致させてボルト59・59により固定する。本実施例では、9条植えの植付フレーム49の場合、連結プレート56の左から1番目と3番目の取付孔56a・56aを植付部側ヒッチブラケット58の取付孔と一致させて固定し、8条植えの植付フレーム49の場合、連結プレート56の左から2番目と4番目の取付孔56a・56aを植付部側ヒッチブラケット58の取付孔と一致させて固定する構成としている。
以上のように、走行部10の後部に昇降リンク機構30を介して植付部40を装着し、該植付部40の植付フレーム49に、植付ミッションケース47と、9条の植付爪部45を取り付ける5つの植付伝動ケース46と、9条の苗マットを載置する苗載台41とを支持する9条植え田植機1において、前記植付フレーム49は、左右略中央に植付ミッションケース47を取り付けるとともに左右方向に横設して5つの植付伝動ケース46を左右方向に並べて後方に突出して取り付ける植付支持ケース34と、枠状に構成され前記植付支持ケース34の上部に立設される植付枠体55と、前記植付ミッションケース47の前上部に取付ける植付部側ヒッチブラケット58と前記植付枠体55の左右中央を連結する連結プレート56から構成され、該連結プレート56の下部と植付部側ヒッチブラケット58の上部との間に調節取付部57を構成したので、9条植えの苗載台41と8条植えの苗載台41を、バランスをくずすことなく植付部側ヒッチブラケット58に取り付けることが可能となり、部品の種類を増やすことなく製造コストを低減できる。また、前記調節取付部57は、連結プレート56の下部に左右方向に所定間隔をあけて形成される複数の取付孔56aと、植付部側ヒッチブラケット58に形成する取付孔と、固定部材となるボルト59で構成されるので、簡単な構成で調節取付部57を構成することができ、取付も簡単におこなえる。
前記苗載台41は表面に前後方向のリブを左右方向に苗マットの幅に合わせて形成して、複数条(9条)の苗マット載置部を構成している。苗マット載置部の各条には苗縦送りベルトが設けられている。該苗縦送りベルトは、前記苗載台41が左右往復横送りのストローク端に到達するごとに、図示せぬ縦送り機構により、苗載台41上の苗マットを下方へ向かって縦送りするようにしている。
こうして、苗マットが各苗マット載置部に載置されて、苗台レール51に形成した切欠部において後述する植付爪部45により1株の苗が当該苗載台41上の苗マットから切り取られて圃場に植え付けられる。
また、前記植付伝動ケース46の下面にはフロート取付部が形成され、当該フロート取付部の支持軸等を介して複数のフロート42・42・・・が上下動自在に支持される。
前記支持ケース34から後方に複数突設される植付伝動ケース46について、左から4つ目以外の植付伝動ケース46の後部の左右両側には、回転ケース44が回動自在に支持され、左から4つ目の植付伝動ケース46の右側に回転ケース44が回動自在に支持されている。該回転ケース44は、植付条数と同数、即ち本実施例では9個備えられている。そして、それぞれの回転ケース44には、回動支点(回転ケース駆動軸60)を挟んで長手方向両側に、それぞれ2個の植付爪部45・45が支持されている。
上記のように、前記進行方向左から4つ目の植付伝動ケース46のみ、右側の後部側面に回転ケース44を備え、他の植付伝動ケース46の後部には両側面に回転ケース44を備える構成としたので、9条植えとして条間を狭くしても、植付ミッションケース47と植付伝動ケース46が干渉することなく取り付けることができる。また、左右の重量バランスがくずれることがなく、安定した植付部40とすることができる。
また、前記構成は7条にも適用できる。7条の場合、左から2つ目以外の植付伝動ケース46の後部の左右両側には、回転ケース44が回動自在に支持され、左から2つ目の植付伝動ケース46の右側に回転ケース44が回動自在に支持されている。こうして前記同様に植付ミッションケース47と植付伝動ケース46の干渉を避け、左右の重量バランスが均衡するようにしている。
前記植付伝動ケース46内にはベベルギヤや伝動軸が収納されており、植付伝動ケース46内の前記植付駆動軸39上のベベルギヤからベベルギヤや伝動軸やユニットクラッチ等を介して、植付伝動ケース46の後部に左右方向に横架した回転ケース駆動軸60に動力が伝達される構成としている。植付伝動ケース46の後部側面から側方に突出した回転ケース駆動軸60(図13)に回転ケース44が支持される。
図6から図14に示すように、前記回転ケース44は側面視略長円形に形成され、左右二つ割のケースにより構成されている。回転ケース44の中心に前記回転ケース駆動軸60の一端が挿入され、回転ケース44内における回転ケース駆動軸60の一端上に太陽歯車61が回転自在に嵌装される。該太陽歯車61は回転ケース駆動軸60に外嵌したフランジ62に爪体を介して回転不能に連結される。フランジ62は植付伝動ケース46に固定される。また、回転ケース駆動軸60と回転ケース44はピン63により相対回転不能に連結される。
回転ケース44の長手方向両端部には、回転ケース駆動軸60から等しい位置に植付爪軸64・64が軸支され、植付爪軸64・64は回転ケース駆動軸60と平行に配置される。植付爪軸64・64は回転ケース44に対して回転不能に固定される。当該植付爪軸64・64上には筒軸65・65が回転自在に支持され、当該筒軸65・65上に遊星歯車66・66が相対回転不能に固定されている。
前記回転ケース駆動軸60と植付爪軸64・64との中間位置に中間軸67・67が回転ケース44に回転自在に軸支される。中間軸67・67は回転ケース駆動軸60と植付爪軸64・64と平行に配置される。中間軸67・67上には前記太陽歯車61及び遊星歯車66と両方に歯合する中間歯車68・68が嵌装固定されている。前記太陽歯車61・遊星歯車66と中間歯車68は非円形偏心歯車で構成され、不等速歯車列を構成している。
前記筒軸65・65の一端は回転ケース44より外側に突出され、筒軸65・65の外側部分に円板状の縁部65a・65aが形成され、当該縁部65a・65aに植付爪部45・45が取り付けられている。
植付爪部45は、図15、図16に示すように、爪ケース45aと、爪ケース45a(ケース本体70)に取り付けられ苗載台41上の苗マットから1株の苗を切り取る爪体71と、切り取った苗を圃場面で押し出すプッシュロッド72と、プッシュロッド72を突出方向に付勢するバネ73と、爪ケース45a(ケース本体70)内で前記植付爪軸64上に固設されるカム75(図13)と、爪ケース45a(ケース本体70)に支持されカム75と当接することで揺動するプッシュアーム76と、プッシュアーム76とプッシュロッド72を連結する連結体77等より構成される。
前記爪ケース45aはケース本体70とバネ73を収納するバネケース74からなり、爪ケース45aと爪体71とプッシュロッド72は左右対称に構成される。爪ケース45aは回転ケース44に対して左右いずれの面にも取り付けられる構成としている。つまり、植付爪部45は植付伝動ケース46の後部左右に取り付けられる左右の回転ケース44・44の左側または右側に取り付けることができる構成としている。なお、当然、回転ケース44の左右一側における回転中心(回転ケース駆動軸60)の両側に同一の爪ケース45a(植付爪部45)が取り付けられる。
ケース本体70は、図16に示すように、上部に爪体71を固定するための取付平面70aが形成され、この平面に直交して取付孔70b・70bが前後に穿設されて、ネジ等により爪体71を取り付けるように構成している。取付平面70aの下方にプッシュロッド挿入孔70cが前後方向に貫通して開口されている。プッシュロッド挿入孔70cの後面にバネケース74がネジにより固定される。プッシュロッド挿入孔70cの下方に前記植付爪軸64を挿入するための軸孔70dが左右方向に貫通して開口されている。軸孔70dの周囲に前記筒軸65の縁部65aをボルトにより固定するための取付孔70f・70fが左右方向に貫通して開口されている。植付爪軸64を挿入する左右反対の面は蓋体で閉じられる。また取付孔70f・70fと位相をずらせて軸孔70dの周囲に、苗取り量を調節する調節ネジを挿入するためのネジ孔70eと、後述するプッシュアーム76の回動支点となる軸孔70gが穿設されている。こうして、左右いずれの方向からでも、植付爪部45を挿入でき、縁部65aを固定でき、蓋体を取り付けることができる。なお、爪体71及びプッシュロッド72はケース本体70の左右中央に配置される。
前記爪体71は先端が二つに割れたフォーク状に構成され、基部がネジ等でケース本体70の上面の取付平面70aに固定される。プッシュロッド72はケース本体70のプッシュロッド挿入孔70cに前後摺動自在に支持され、先端に苗の保持部が形成されて爪体71の下方に位置されている。プッシュロッド72の基端部はケース本体70内に挿入されて、連結体77を介してプッシュアーム76の先端と連結されている。当該プッシュアーム76の先端はバネ73の前端に係合されている。
バネ73はケース本体70の後面に固定されるバネケース74内に収納され、プッシュロッド72が突出する方向に付勢している。バネ73の一端はプッシュアーム76の先端と連結され、他端はバネケース74に当接される。
プッシュアーム76は中途部がケース本体70に軸を介して回転自在に支持され、上端は連結体77と連結するとともにバネ73の前端と係合される。プッシュアーム76の他端は植付爪軸64上に固設したカム75に当接されている。
こうして、爪ケース45aが左右対称に構成されることから、植付爪部45を左右いずれの回転ケース44に対しても取り付けることが可能となり、前記爪ケース45aは、各条全て同一に構成されるので、部品の種類を削減できて、設計、製造、組立コストを低減することができる。また、爪ケース45aを左右対称に左右側面の出っ張りを抑える形状とすることで幅狭の構造とし、左右の条間をできるだけ狭くできるようにしている。
以上のような構成において、エンジン14からの動力が、前記植付ミッションケース47や植付伝動ケース46・46・・・等を介して各回転ケース駆動軸60に伝えられると、回転ケース44が回転される。この回転ケース44の回転により、中間歯車68は回転ケース駆動軸60の軸心を中心に公転移動するとともに、中間歯車68は太陽歯車61と歯合しているために回転ケース44と同方向に不等速で自転する。この中間歯車68の回転により、中間歯車68と歯合している遊星歯車66が不等速で逆転される。当該遊星歯車66に筒軸65を介して連結固定された植付爪部45は回転ケース44の回転方向と逆方向に不等速で自転される。
このように、回転ケース44が1回転すると、植付爪部45は逆方向に不等速で1回転し、植付爪部45の爪体71先端は、側面視で略縦長楕円の回転軌跡を描くように回動する。そして、この回転軌跡の最上部位置から下降するときに、植付爪部45により苗載台41上の苗マットから苗が取り取られ、1株保持された状態で下降し、最下端位置において、カム75に当接したプッシュアーム76が回動されて、プッシュロッド72を押し、切り取った苗を押出し、田面に苗を植え付けるのである。
以上のように、植付フレーム49上に苗台レール51を介して苗載台41を左右摺動可能に載置し、植付フレーム49より複数の植付伝動ケース46を平行に後方へ突出し、該植付伝動ケース46の後部左右両側面に回転可能に回転ケース44の長手方向中途部を支持し、回転ケース44の長手方向両側端部に植付爪部45を揺動可能に配置する田植機1において、前記植付爪部45は、苗を切り取る爪体71と、圃場面近傍で切り取った苗を押し出すプッシュロッド72と、該回転ケース44から突出される植付爪軸64と、該植付爪軸64に固設されるカム75と、該カム75に当接して揺動されるプッシュアーム76と、前記プッシュロッド72を突出方向に付勢するバネ73と、これらを取り付ける爪ケース45aとを備え、該爪ケース45aは左右対称に構成されるので、植付爪部45は外観上では左右対称に構成されることになり、植付伝動ケース46の左右にそれぞれ回転ケース44を介して取り付けられる植付爪部45は、回転ケース44の左右一側における回転中心の両側及び回転ケース44の左右両側に同一部材を使用でき部材の種類を減少できてコスト低減化を図ることができる。そして、爪ケース45aは各条(9条)全て同一に構成されることになり、製造や組立等が容易にでき、コスト低減化を図れる。
また、前記ケース本体70に設けた軸孔70dは左右方向に貫通して開口されるので、植付爪軸64を右または左方向から挿入でき、プッシュロッド72を駆動できる。また、前記ケース本体70に設けた取付孔70fは、左右方向に貫通されるので、該取付孔70fに右または左方向からボルトを挿入して筒軸65を介して前記回転ケース44に取り付けることができる。
本発明は、走行部の後方に植付爪部を有する植付部を昇降可能に連結した田植機に適用することができる。
1 田植機
10 走行部
34 植付支持ケース
40 植付部
41 苗載台
44 回転ケース
45 植付爪部
45a 爪ケース
46 植付伝動ケース
49 植付フレーム
51 苗台レール
64 植付爪軸
71 爪体
72 プッシュロッド
73 バネ
75 カム
76 プッシュアーム

Claims (3)

  1. 植付フレーム上に苗台レールを介して苗載台を左右摺動可能に載置し、植付フレームより複数の植付伝動ケースを平行に後方へ突出し、該植付伝動ケースの後部左右両側面に回転可能に回転ケースの長手方向中途部を支持し、回転ケースの長手方向両側端部に植付爪部を揺動可能に配置する田植機において、前記植付爪部は、苗を切り取る爪体と、圃場面近傍で切り取った苗を押し出すプッシュロッドと、該回転ケースから突出される植付爪軸と、該植付爪軸に固設されるカムと、該カムに当接して揺動されるプッシュアームと、前記プッシュロッドを突出方向に付勢するバネと、これらを取り付ける爪ケースとを備え、該爪ケースは左右対称に構成されることを特徴とする田植機。
  2. 前記爪ケースは、左右方向に貫通した取付孔を有し、該取付孔に右または左方向からボルトを挿入して、前記回転ケースに回転可能に支持されて植付爪軸に外嵌した筒軸に、右または左方向から爪ケースを固定することを特徴とする請求項1に記載の田植機。
  3. 前記爪ケースは、各条全て同一に構成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の田植機。
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