JP2013241802A - 油圧ショベル - Google Patents

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Abstract

【課題】各種フィルタの取付け位置を最適化して、交換作業を効率よく実施することが可能な油圧ショベルを提供する。
【解決手段】油圧ショベル1では、点検用ドア3aが設けられるポンプルームS2における外周側の位置に沿って設けられており、高さ方向にずれて配置されている複数のフィルタ装置(燃料メインフィルタ21、燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23)を備えている。
【選択図】図5

Description

本発明は、エンジンオイルや燃料等に含まれる不純物を濾過する各種フィルタ装置を搭載した油圧ショベルに関する。
近年、油圧ショベル等の建設機械には、エンジンオイルやディーゼル燃料中に含まれる不純物を濾過するためのフィルタ装置が搭載されている。
例えば、特許文献1には、日常的に点検や整備が必要な補器類を点検整備がし易い位置に配置して点検・整備のやり易さと効率向上を図るために、建設機械の建屋に設けられた開閉ドアの内側に、燃料フィルタ、作動油フィルタ等の補器を設けた油圧ショベルが開示されている。
特開2001−288777号公報(平成13年10月19日公開)
しかしながら、上記従来の油圧ショベルでは、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、上記公報に開示された油圧ショベルでは、建設機械の建屋に設けられた開閉ドアの内側に、燃料フィルタと作動油フィルタとを同じ高さ位置に設けている。このため、交換時にフィルタの下方に交換用のスペースが必要となる場合には、複数のフィルタを同じ高さ位置に設けているために、交換作業の作業性が低下してしまうおそれがある。
本発明の課題は、各種フィルタの取付け位置を最適化して、フィルタの交換作業を効率よく実施することが可能な油圧ショベルを提供することにある。
第1の発明に係る油圧ショベルは、履帯を回転させることで走行可能な下部走行体と、下部走行体上に旋回可能な状態で搭載された上部旋回体と、上部旋回体上に配置されたエンジンと、上部旋回体上に配置されエンジンによって駆動される油圧ポンプと、エンジンを格納するために上部旋回体上に設けられたエンジンルームと、油圧ポンプを格納するために上部旋回体上に設けられたポンプルームと、ポンプルーム内にアクセス可能な開閉ドアが設けられるポンプルームの外周側に沿って設けられた複数のフィルタ装置と、を備えている。複数のフィルタ装置は、少なくとも2つのフィルタ装置が隣接配置されており、それぞれのフィルタ装置を取り外す方向に少なくともフィルタ装置と同じ大きさのスペースを有しており、隣接配置されたフィルタ装置は高さ方向において互いにずれた位置に配置されている。
ここでは、油圧ショベルにおいて、上部旋回体上に設けられるポンプルーム内の外周に沿って、エンジンオイルフィルタや燃料フィルタ等の複数のフィルタ装置を配置している。そして、複数のフィルタ装置は、少なくともそれぞれを取り外す方向に少なくともフィルタ装置と同じ大きさのスペースを有している。また、隣接配置されたフィルタ装置は高さ方向において互いにずれた位置に配置されている。
これにより、交換が必要な複数のフィルタ装置をポンプルームに集約してその外周に沿って配置したことで、フィルタ交換時に開閉ドアの開口部からアクセスし易くなる。さらに、複数のフィルタ装置が、少なくともそれぞれを取り外す方向に少なくともフィルタ装置と同じ大きさのスペースを有し、隣接配置されたフィルタ装置は高さ方向において互いにずれた位置に配置されているため、フィルタ交換時に必要なフィルタ装置の周辺に、交換可能なフィルタを取り出したり装填したりするための作業スペースを確保することができる。よって、フィルタ交換時における作業性を向上させることができる。
第2の発明に係る油圧ショベルは、第1の発明に係る油圧ショベルであって、複数のフィルタ装置は、フィルタの交換周期の長いフィルタ装置が相対的にポンプルームにおける外周側よりも奥側に配置される。
ここでは、フィルタの交換期間が短いフィルタ装置をポンプルームにおける開閉ドア等からみて手前側に、交換期間の長いフィルタ装置を奥側に配置している。
これにより、フィルタ交換作業の効率を向上させることができる。
第3の発明に係る油圧ショベルは、第1または第2の発明のいずれか1つに係る油圧ショベルであって、複数のフィルタ装置には、エンジンオイルフィルタ、燃料プレフィルタ、燃料メインフィルタが含まれる。
ここでは、3種類のフィルタ装置をポンプルーム内に配置している。
これにより、例えば、フィルタの交換寿命が比較的短い燃料プレフィルタやエンジンオイルフィルタをポンプルームの外周側に配置し、フィルタの交換寿命が比較的長い燃料メインフィルタをポンプルームの奥側に配置する等、各フィルタ装置の特性に応じて配置を最適化することができる。
第4の発明に係る油圧ショベルは、第3の発明に係る油圧ショベルであって、燃料メインフィルタがポンプルームの奥側に、燃料プレフィルタが燃料メインフィルタの手前側であってポンプルームの車体後方寄りの外周側に、エンジンオイルフィルタがポンプルームの車体前方寄りの外周側に、それぞれ配置されている。
ここでは、各フィルタ装置のフィルタ交換寿命等を考慮して、配置の最適化を図っている。
これにより、フィルタ交換が頻繁に行われるフィルタ装置(燃料プレフィルタ、エンジンオイルフィルタ)の作業効率を向上させることができる。
第5の発明に係る油圧ショベルは、第1から第4の発明のいずれか1つに係る油圧ショベルであって、ポンプルームは、エンジンルームに対して遮蔽されている。
これにより、上部旋回体上に設けられたエンジンルームとポンプルームとを、互いに遮蔽された状態で配置することができる。
第6の発明に係る油圧ショベルは、第1から第5の発明のいずれか1つに係る油圧ショベルであって、エンジンルーム内に設置されており、エンジンから排出される排気ガスを浄化するための後処理装置を、さらに備えている。
ここでは、上部旋回体上に配置されたエンジンから排出される排気ガスを浄化するための後処理装置をエンジンルーム内に配置している。
これにより、従来はエンジンルーム内にも配置されていたフィルタ装置を、後処理装置の搭載によってスペースが少なくなったエンジンルームから隣接するポンプルームへと移動して配置することで、種類の異なる複数のフィルタ装置をポンプルーム内に集約して配置することができる。
この結果、複数のフィルタ装置がエンジンルームとポンプルームとに分けて配置されていた従来の構成と比較して、フィルタ装置に関するフィルタの交換作業やメンテナンス作業等を効率よく実施することができる。
本発明に係る油圧ショベルによれば、各種フィルタの取付け位置を最適化して、交換作業を効率よく実施することができる。
本発明の一実施形態に係る油圧ショベルの構成を示す全体斜視図。 図1の油圧ショベルのエンジンルーム内の構成を示す上面図。 図1の油圧ショベルの後方側面に配置された点検用ドアを開けた状態で確認可能なポンプルーム内の構成を示す側面図。 図3のポンプルーム内の構成を示す平面図。 図3のポンプルーム内の構成を示す拡大側面図。 図3のポンプルームにオペレータがアクセスしている状態を示す側面図。 本発明の他の実施形態に係る油圧ショベルの後方側面に配置された点検用ドアを開けた状態で確認可能なポンプルーム内の構成を示す側面図。 図7のポンプルーム内の構成を示す平面図。 図7のポンプルーム内の構成を示す拡大側面図。
(実施形態1)
本発明の一実施形態に係る油圧ショベル1について、図1〜図6を用いて説明すれば以下の通りである。
なお、以下の説明で使用する「前後」、「左右」方向については、油圧ショベル1のキャブ10内のシートに着座した運転者から見た方向を意味するものとする。
[油圧ショベル1全体の構成]
本実施形態に係る油圧ショベル1は、後方小旋回型の油圧ショベルであって、図1に示すように、下部走行体2と、上部旋回体3と、作業機4と、カウンタウェイト5と、エンジン6と、油圧ポンプ7と、後処理装置8と、キャブ10と、を備えている。
下部走行体2は、進行方向における左右両端部分に巻き掛けられた履帯Cを回転させることで、油圧ショベル1を前進、後進させるとともに、上部に上部旋回体3を旋回可能な状態で搭載している。
上部旋回体3は、下部走行体2上において、任意の方向に旋回可能であって、上面に作業機4と、カウンタウェイト5と、エンジン6と、油圧ポンプ7と、後処理装置8と、キャブ10と、を搭載している。また、上部旋回体3は、右後方側面の部分に、開閉可能な点検用ドア3aを有している。点検用ドア3aは、後述する各種フィルタ装置(燃料メインフィルタ21(図3参照)等)が配置されたポンプルームS2に、車体の外側からアクセスするために設けられている。
作業機4は、図1に示すように、中央部分で屈曲したブーム11と、ブーム11の先端に取り付けられたアーム12と、アーム12の先端に取り付けられたバケット13とを有している。そして、油圧ショベル1は、油圧ホース20を介して供給される圧油によって各油圧シリンダ11a,12a,13aを駆動することで、ブーム11やアーム12、バケット13等を上下に移動させながら、土砂や砂礫等の掘削を行う土木工事の現場において作業を行う。
カウンタウェイト5は、例えば、鋼板を組み立てて形成した箱の中に屑鉄やコンクリート等を入れて固めたものであって、採掘時等において車体のバランスをとるために上部旋回体3上におけるエンジンルームS1の後方に設けられている。
エンジン6は、図1に示すように、カウンタウェイト5に隣接するエンジンルームS1内に配置されている。エンジンルームS1は、開閉可能なエンジンフード14によって覆われた点検用の上部開口を有しており、エンジンルームS1内に配置されたエンジン6等の整備は、このエンジンフード14を開閉して行われる。
油圧ポンプ7は、エンジン6に連結されており、エンジン6の回転駆動力を受けて駆動される。また、油圧ポンプ7は、エンジン6が配置されたエンジンルームS1に隣接し、かつポンプルームS2内に配置されている(図4参照)。なお、ポンプルームS2は、油圧ポンプ7によって巻き上げられた油がエンジンルームS1へ飛散しないように、遮蔽板によってエンジンルームS1から遮蔽されている。
後処理装置8は、エンジン6から排出される排気ガス中の有害物質(例えば、NOx等)を浄化するために、図2に示すように、エンジンルームS1におけるエンジン6の上方に配置されている。本実施形態では、エンジン6の上方に後処理装置8、側方にセンサ類9を配置しているため、エンジンルームS1内に各種フィルタ装置を設置するスペースの余裕がなくなっている。よって、本実施形態の油圧ショベル1では、3種類のフィルタ装置(燃料メインフィルタ21、燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23)の全てをポンプルームS2内に設けている。
キャブ10は、油圧ショベル1の運転者が乗降する室内空間を内部に有している。キャブ10は、運転者が室内空間に出入りするための乗降用ドアを左側面に有している。
[ポンプルームS2内の構成]
本実施形態の油圧ショベル1は、図3に示すように、上部旋回体3の後方側面に設けられた点検用ドア3aを開けたポンプルームS2内に、3種類のフィルタ装置(燃料メインフィルタ21、燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23)を配置している。
燃料メインフィルタ21、燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23は、図3に示すように、側面視において、それぞれ異なる高さ位置L1,L2,L3に配置されている。また、燃料メインフィルタ21、燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23は、図4に示すように、平面視において互いに重複しないずれた位置であって、それぞれポンプルームS2の外周側寄りに配置されている。
なお、各フィルタ装置のフィルタ交換周期は、燃料メインフィルタ21が約1000H、燃料プレフィルタ22が約500H、エンジンオイルフィルタ23が約500Hである。また、各フィルタ装置のフィルタ交換は、フィルタ装置の下方空間において、フィルタレンチ等の作業工具を用いて行われる。さらに、燃料タンクからエンジン6に向かってディーゼル燃料が供給されるルートとしては、燃料タンク、燃料プレフィルタ22、エンジン6、燃料メインフィルタ21、エンジン6の燃焼室となっている。
(燃料メインフィルタ21)
燃料メインフィルタ21は、油圧ショベル1のディーゼル燃料中に含まれる不純物を濾過するために、ポンプルームS2内におけるエンジン6の燃焼室の直上流側に配置されている。より具体的には、燃料メインフィルタ21は、図4に示すように、点検用ドア3aの開口部から見て、他のフィルタ装置(燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23)と比較して最も奥側に配置されている。また、燃料メインフィルタ21は、図5に示すように、下面の位置が、他のフィルタ装置と比較して最も低い位置(高さ位置L1)になるように配置されている。
ここで、燃料メインフィルタ21は、点検用ドア3aの開口から見て最も奥側に配置されている。また、燃料メインフィルタ21は、図5に示すように、取り外す方向に少なくとも燃料メインフィルタ21と同じ大きさのスペースを隣接して有しているため、他のフィルタ装置よりも下方に配置されている場合でも、オペレータが手を入れたり、フィルタレンチ等の作業工具を挿入したりするための作業スペースは確保されている。また、燃料メインフィルタ21は、隣接配置された燃料プレフィルタ22とは高さ位置が異なるように配置されているため、燃料プレフィルタ22のフィルタ交換用の作業スペースも確保することができる。
なお、燃料メインフィルタ21は、フィルタの交換周期が最も長いため交換作業の回数が他のフィルタ装置よりも少ない。よって、本実施形態では、フィルタ交換作業の作業性の面から、燃料メインフィルタ21は、他の燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23の中で最も奥側に配置されている。
(燃料プレフィルタ22)
燃料プレフィルタ22は、燃料メインフィルタ21と同様にディーゼル燃料中に含まれる不純物を濾過するために設けられた燃料メインフィルタ21よりもメッシュの粗いフィルタ装置であって、ポンプルームS2における燃料タンク(図示せず)の直下流側に配置されている。より具体的には、燃料プレフィルタ22は、図4に示すように、点検用ドア3aの開口部から見て、燃料メインフィルタ21の手前側であって、ポンプルームS2の外周側の位置に配置されている。また、燃料プレフィルタ22は、図5に示すように、下面の位置が、隣接する燃料メインフィルタ21よりも高く、エンジンオイルフィルタ23よりも低い位置(高さ位置L2)になるように配置されている。
ここで、燃料プレフィルタ22は、点検用ドア3aの開口から見て手前側に配置されている。また、燃料プレフィルタ22は、燃料メインフィルタ21が隣接配置されている場合でも、図5に示すように、取り外す方向に少なくとも燃料プレフィルタ22と同じ大きさのスペースを隣接して有しているため、オペレータが手を入れたり、フィルタレンチ等の作業工具を挿入したりするための作業スペースは確保されている。
なお、燃料プレフィルタ22は、フィルタの交換周期が比較して短い(約500H)ため交換作業の回数が燃料メインフィルタ21よりも多くなる。よって、本実施形態では、フィルタ交換作業の作業性の面から、燃料プレフィルタ22は、燃料メインフィルタ21よりも手前側で作業がし易い位置に配置されている。
(エンジンオイルフィルタ23)
エンジンオイルフィルタ23は、エンジンオイル中に含まれる不純物を濾過するために、ポンプルームS2内におけるエンジン6の直上流側に配置されている。より具体的には、エンジンオイルフィルタ23は、図4に示すように、点検用ドア3aの開口部から見て最も手前側であって、ポンプルームS2の外周側の位置に配置されている。また、エンジンオイルフィルタ23は、他のフィルタ装置から離れて、上部旋回体3における車体前方寄りの位置に配置されている。さらに、エンジンオイルフィルタ23は、図5に示すように、下面の位置が、他の燃料メインフィルタ21、燃料プレフィルタ22よりも高い位置(高さ位置L3)になるように配置されている。
ここで、エンジンオイルフィルタ23は、点検用ドア3aの開口から見て手前側に配置されている。また、エンジンオイルフィルタ23は、図5に示すように、取り外す方向に少なくともエンジンオイルフィルタ23と同じ大きさのスペースを隣接して有しているため、オペレータが手を入れたり、フィルタレンチ等の作業工具を挿入したりするための作業スペースは十分に確保されている。
なお、エンジンオイルフィルタ23は、燃料プレフィルタ22と同様に、フィルタの交換周期が比較して短い(約500H)ため交換作業の回数が燃料メインフィルタ21よりも多くなる。よって、本実施形態では、フィルタ交換作業の作業性の面から、燃料プレフィルタ22と同様に、エンジンオイルフィルタ23が、点検用ドア3aの開口から見て手前側で作業がし易い位置に配置されている。
<特徴>
本実施形態の油圧ショベル1では、図4および図5に示すように、点検用ドア3aが設けられるポンプルームS2における外周側の位置に沿って設けられており、高さ方向にずれて配置されている複数のフィルタ装置(燃料メインフィルタ21、燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23)を備えている。また、複数のフィルタ装置(燃料メインフィルタ21、燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23)は、燃料メインフィルタ21と燃料プレフィルタ22とが隣接して配置されており、それぞれのフィルタ装置を取り外す方向(図5では、下方)に少なくともフィルタ装置と同じ大きさのスペースを有している。
これにより、燃料メインフィルタ21と燃料プレフィルタ22とが隣接して配置されている場合でも、図6に示すように、オペレータがフィルタ交換時に点検用ドア3aを開けた状態でフィルタ交換作業を実施する際に、フィルタ装置を取り外す方向に必要となる作業スペースを十分に確保してフィルタの交換作業を効率よく実施することができる。
(実施形態2)
本発明の他の実施形態に係る油圧ショベル1について、図7〜図9を用いて説明すれば以下の通りである。
なお、本実施形態では、燃料メインフィルタ21、燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23の配置という点において上記実施形態1の構成とは異なっている。ただし、その他の構成については共通であるから、同じ機能を有する部材については、同じ符号を付しその説明を省略する。
すなわち、本実施形態では、点検用ドア3aの開口から見て、右側の空間に燃料メインフィルタ21とエンジンオイルフィルタ23とが異なる高さ位置に隣接配置されており、左側の空間に燃料プレフィルタ22が単独で配置されている。
各フィルタ装置のより具体的な配置は、以下の通りである。
(燃料メインフィルタ21)
燃料メインフィルタ21は、図8に示すように、点検用ドア3aの開口部から見て、他のフィルタ装置(燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23)と比較して最も右側に配置されている。また、燃料メインフィルタ21は、図9に示すように、下面の位置が、隣接配置されたエンジンオイルフィルタ23よりも低く、燃料プレフィルタ22と同等の位置(高さ位置L11)になるように配置されている。
ここで、燃料メインフィルタ21は、点検用ドア3aの開口から見て、隣接するエンジンオイルフィルタ23よりも奥側に配置されているが、図9に示すように、隣接するエンジンオイルフィルタ23よりも下方に配置されているため、オペレータが手を入れたり、フィルタレンチ等の作業工具を挿入したりするための作業スペースはその下方に確保されている。
なお、燃料メインフィルタ21は、上述した通り、フィルタの交換周期が最も長いため交換作業の回数が他のフィルタ装置よりも少ない。よって、本実施形態では、フィルタ交換作業の作業性の面から、燃料メインフィルタ21は、交換周期の短い他の燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23の中で開口からは最も奥側に配置されている。
(燃料プレフィルタ22)
燃料プレフィルタ22は、図8に示すように、点検用ドア3aの開口部から見て、ポンプルームS2の後端側寄りの外周側に配置されている。また、燃料プレフィルタ22は、図9に示すように、下面の位置が、燃料メインフィルタ21と同等であって、エンジンオイルフィルタ23よりも低い位置(高さ位置L12)になるように配置されている。
ここで、燃料プレフィルタ22は、点検用ドア3aの開口から見て手前側に配置されているため、図9に示すように、オペレータが手を入れたり、フィルタレンチ等の作業工具を挿入したりするための作業スペースはその下方に確保されている。
なお、燃料プレフィルタ22は、上述した通り、フィルタの交換周期が比較して短い(約500H)ため交換作業の回数が燃料メインフィルタ21よりも多くなる。よって、本実施形態では、フィルタ交換作業の作業性の面から、燃料プレフィルタ22は、ポンプルームS2における外周側の作業がし易い位置に配置されている。
(エンジンオイルフィルタ23)
エンジンオイルフィルタ23は、図8に示すように、点検用ドア3aの開口部から見て最も手前側であって、ポンプルームS2の外周側の位置に配置されている。また、エンジンオイルフィルタ23は、燃料メインフィルタ21に隣接配置されている。さらに、エンジンオイルフィルタ23は、図9に示すように、下面の位置が、他の燃料メインフィルタ21、燃料プレフィルタ22よりも高い位置(高さ位置L13)になるように配置されている。
ここで、エンジンオイルフィルタ23は、点検用ドア3aの開口から見て手前側に配置されているため、図9に示すように、オペレータが手を入れたり、フィルタレンチ等の作業工具を挿入したりするための作業スペースは十分に確保されている。
なお、エンジンオイルフィルタ23は、上述した通り、燃料プレフィルタ22と同様に、フィルタの交換周期が比較して短い(約500H)ため交換作業の回数が燃料メインフィルタ21よりも多くなる。よって、本実施形態では、フィルタ交換作業の作業性の面から、燃料プレフィルタ22と同様に、エンジンオイルフィルタ23が、点検用ドア3aの開口から見て手前側で作業がし易い位置に配置されている。
<特徴>
本実施形態の油圧ショベルでは、上記実施形態1と同様に、図8および図9に示すように、点検用ドア3aが設けられるポンプルームS2における外周側の位置に沿って設けられており、高さ方向にずれて配置されている複数のフィルタ装置(燃料メインフィルタ21、燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23)を備えている。また、複数のフィルタ装置(燃料メインフィルタ21、燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23)は、燃料メインフィルタ21とエンジンオイルフィルタ23とが隣接して配置されており、それぞれのフィルタ装置を取り外す方向(図9では、下方)に少なくともフィルタ装置と同じ大きさのスペースを有している。
これにより、オペレータがフィルタ交換時に点検用ドア3aを開けた状態でフィルタ交換作業を実施する際に、フィルタ装置を取り外す方向に必要となる作業スペースを十分に確保してフィルタの交換作業を効率よく実施することができるという、上記実施形態1と同様の効果を得ることができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態1,2では、燃料メインフィルタ21、燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23の高さ位置が全て異なるように、それぞれのフィルタ装置を配置した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、複数のフィルタ装置のうち、互いに隣接する少なくとも2つのフィルタ装置の高さ位置が異なるように配置されていればよい。
(B)
上記実施形態1,2では、複数のフィルタ装置の下面の位置を基準にして互いに高さ位置が異なるように、燃料メインフィルタ21、燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23を配置した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、各フィルタ装置の中心位置を基準にして、高さ位置が異なるように、各フィルタ装置を配置してもよい。
(C)
上記実施形態1,2では、複数のフィルタ装置として、燃料メインフィルタ21、燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、他の種類のフィルタ装置を搭載した油圧ショベルに対して、本発明を適用してもよい。
(D)
上記実施形態1,2では、3種類のフィルタ装置をポンプルームS2内に配置した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、2種類、あるいは4種類以上のフィルタ装置をポンプルーム内に配置してもよい。
また、種類の異なるフィルタ装置ではなく、複数のフィルタ装置の中に同じ種類のフィルタ装置が含まれていてもよい。
本発明の油圧ショベルは、各種フィルタの取付け位置を最適化して、フィルタの交換作業を効率よく実施することができるという効果を奏することから、複数のフィルタ装置を搭載した各種建設機械に対して広く適用可能である。
1 油圧ショベル
2 下部走行体
3 上部旋回体
3a 点検用ドア
4 作業機
5 カウンタウェイト
6 エンジン
7 油圧ポンプ
8 後処理装置
9 センサ類
10 キャブ
11 ブーム
11a 油圧シリンダ
12 アーム
12a 油圧シリンダ
13 バケット
13a 油圧シリンダ
14 エンジンフード
21 燃料メインフィルタ(フィルタ装置)
22 燃料プレフィルタ(フィルタ装置)
23 エンジンオイルフィルタ(フィルタ装置)
L1〜L3 高さ位置
L11〜L13 高さ位置
P オペレータ
S1 エンジンルーム
S2 ポンプルーム
本発明は、エンジンオイルや燃料等に含まれる不純物を濾過する各種フィルタ装置を搭載した油圧ショベルに関する。
近年、油圧ショベル等の建設機械には、エンジンオイルやディーゼル燃料中に含まれる不純物を濾過するためのフィルタ装置が搭載されている。
例えば、特許文献1には、日常的に点検や整備が必要な補器類を点検整備がし易い位置に配置して点検・整備のやり易さと効率向上を図るために、建設機械の建屋に設けられた開閉ドアの内側に、燃料フィルタ、作動油フィルタ等の補器を設けた油圧ショベルが開示されている。
特開2001−288777号公報(平成13年10月19日公開)
しかしながら、上記従来の油圧ショベルでは、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、上記公報に開示された油圧ショベルでは、建設機械の建屋に設けられた開閉ドアの内側に、燃料フィルタと作動油フィルタとを同じ高さ位置に設けている。このため、交換時にフィルタの下方に交換用のスペースが必要となる場合には、複数のフィルタを同じ高さ位置に設けているために、交換作業の作業性が低下してしまうおそれがある。
本発明の課題は、各種フィルタの取付け位置を最適化して、フィルタの交換作業を効率よく実施することが可能な油圧ショベルを提供することにある。
第1の発明に係る油圧ショベルは、履帯を回転させることで走行可能な下部走行体と、下部走行体上に旋回可能な状態で搭載された上部旋回体と、上部旋回体上に配置されたエンジンと、上部旋回体上に配置されエンジンによって駆動される油圧ポンプと、エンジンを格納するために上部旋回体上に設けられたエンジンルームと、油圧ポンプを格納するために上部旋回体上に設けられたポンプルームと、ポンプルーム内にアクセス可能な開閉ドアが設けられるポンプルームの外周側に沿って設けられた複数のフィルタ装置と、を備えている。複数のフィルタ装置のうち、少なくとも2つのフィルタ装置が開閉ドアの開口部 から見て手前側に設けられている。複数のフィルタ装置は、それぞれのフィルタ装置を取り外す方向に少なくともフィルタ装置と同じ大きさのスペースを有している。複数のフィ ルタ装置のうち、2つのフィルタ装置が隣接配置されており、隣接配置されたフィルタ装置は高さ方向において互いにずれた位置に配置されている。
ここでは、油圧ショベルにおいて、上部旋回体上に設けられるポンプルーム内の外周に沿って、エンジンオイルフィルタや燃料フィルタ等の複数のフィルタ装置を配置している。そして、複数のフィルタ装置は、少なくともそれぞれを取り外す方向に少なくともフィルタ装置と同じ大きさのスペースを有している。また、隣接配置されたフィルタ装置は高さ方向において互いにずれた位置に配置されている。
これにより、交換が必要な複数のフィルタ装置をポンプルームに集約してその外周に沿って配置したことで、フィルタ交換時に開閉ドアの開口部からアクセスし易くなる。さらに、複数のフィルタ装置が、少なくともそれぞれを取り外す方向に少なくともフィルタ装置と同じ大きさのスペースを有し、隣接配置されたフィルタ装置は高さ方向において互いにずれた位置に配置されているため、フィルタ交換時に必要なフィルタ装置の周辺に、交換可能なフィルタを取り出したり装填したりするための作業スペースを確保することができる。よって、フィルタ交換時における作業性を向上させることができる。
第2の発明に係る油圧ショベルは、第1の発明に係る油圧ショベルであって、隣接配置 されたフィルタ装置は、一方のフィルタ装置の下面が、他方のフィルタ装置よりも高い位 置にくるように配置されている。
の発明に係る油圧ショベルは、第1または第2の発明に係る油圧ショベルであって、複数のフィルタ装置は、フィルタの交換周期の長いフィルタ装置が相対的にポンプルームにおける外周側よりも奥側に配置される。
ここでは、フィルタの交換期間が短いフィルタ装置をポンプルームにおける開閉ドア等からみて手前側に、交換期間の長いフィルタ装置を奥側に配置している。
これにより、フィルタ交換作業の効率を向上させることができる。
の発明に係る油圧ショベルは、第1からの発明のいずれか1つに係る油圧ショベルであって、複数のフィルタ装置には、エンジンオイルフィルタ、燃料プレフィルタ、燃料メインフィルタが含まれる。
ここでは、3種類のフィルタ装置をポンプルーム内に配置している。
これにより、例えば、フィルタの交換寿命が比較的短い燃料プレフィルタやエンジンオイルフィルタをポンプルームの外周側に配置し、フィルタの交換寿命が比較的長い燃料メインフィルタをポンプルームの奥側に配置する等、各フィルタ装置の特性に応じて配置を最適化することができる。
の発明に係る油圧ショベルは、第の発明に係る油圧ショベルであって、燃料メインフィルタがポンプルームの奥側に、燃料プレフィルタが燃料メインフィルタの手前側であってポンプルームの車体後方寄りの外周側に、エンジンオイルフィルタがポンプルームの車体前方寄りの外周側に、それぞれ配置されている。
ここでは、各フィルタ装置のフィルタ交換寿命等を考慮して、配置の最適化を図っている。
これにより、フィルタ交換が頻繁に行われるフィルタ装置(燃料プレフィルタ、エンジンオイルフィルタ)の作業効率を向上させることができる。
の発明に係る油圧ショベルは、第1から第の発明のいずれか1つに係る油圧ショベルであって、ポンプルームは、エンジンルームに対して遮蔽されている。
これにより、上部旋回体上に設けられたエンジンルームとポンプルームとを、互いに遮蔽された状態で配置することができる。
の発明に係る油圧ショベルは、第1から第の発明のいずれか1つに係る油圧ショベルであって、エンジンルーム内に設置されており、エンジンから排出される排気ガスを浄化するための後処理装置を、さらに備えている。
ここでは、上部旋回体上に配置されたエンジンから排出される排気ガスを浄化するための後処理装置をエンジンルーム内に配置している。
これにより、従来はエンジンルーム内にも配置されていたフィルタ装置を、後処理装置の搭載によってスペースが少なくなったエンジンルームから隣接するポンプルームへと移動して配置することで、種類の異なる複数のフィルタ装置をポンプルーム内に集約して配置することができる。
この結果、複数のフィルタ装置がエンジンルームとポンプルームとに分けて配置されていた従来の構成と比較して、フィルタ装置に関するフィルタの交換作業やメンテナンス作業等を効率よく実施することができる。
本発明の一実施形態に係る油圧ショベルの構成を示す全体斜視図。 図1の油圧ショベルのエンジンルーム内の構成を示す上面図。 図1の油圧ショベルの後方側面に配置された点検用ドアを開けた状態で確認可能なポンプルーム内の構成を示す側面図。 図3のポンプルーム内の構成を示す平面図。 図3のポンプルーム内の構成を示す拡大側面図。 図3のポンプルームにオペレータがアクセスしている状態を示す側面図。 本発明の他の実施形態に係る油圧ショベルの後方側面に配置された点検用ドアを開けた状態で確認可能なポンプルーム内の構成を示す側面図。 図7のポンプルーム内の構成を示す平面図。 図7のポンプルーム内の構成を示す拡大側面図。
(実施形態1)
本発明の一実施形態に係る油圧ショベル1について、図1〜図6を用いて説明すれば以下の通りである。
なお、以下の説明で使用する「前後」、「左右」方向については、油圧ショベル1のキャブ10内のシートに着座した運転者から見た方向を意味するものとする。
[油圧ショベル1全体の構成]
本実施形態に係る油圧ショベル1は、後方小旋回型の油圧ショベルであって、図1に示すように、下部走行体2と、上部旋回体3と、作業機4と、カウンタウェイト5と、エンジン6と、油圧ポンプ7と、後処理装置8と、キャブ10と、を備えている。
下部走行体2は、進行方向における左右両端部分に巻き掛けられた履帯Cを回転させることで、油圧ショベル1を前進、後進させるとともに、上部に上部旋回体3を旋回可能な状態で搭載している。
上部旋回体3は、下部走行体2上において、任意の方向に旋回可能であって、上面に作業機4と、カウンタウェイト5と、エンジン6と、油圧ポンプ7と、後処理装置8と、キャブ10と、を搭載している。また、上部旋回体3は、右後方側面の部分に、開閉可能な点検用ドア3aを有している。点検用ドア3aは、後述する各種フィルタ装置(燃料メインフィルタ21(図3参照)等)が配置されたポンプルームS2に、車体の外側からアクセスするために設けられている。
作業機4は、図1に示すように、中央部分で屈曲したブーム11と、ブーム11の先端に取り付けられたアーム12と、アーム12の先端に取り付けられたバケット13とを有している。そして、油圧ショベル1は、油圧ホース20を介して供給される圧油によって各油圧シリンダ11a,12a,13aを駆動することで、ブーム11やアーム12、バケット13等を上下に移動させながら、土砂や砂礫等の掘削を行う土木工事の現場において作業を行う。
カウンタウェイト5は、例えば、鋼板を組み立てて形成した箱の中に屑鉄やコンクリート等を入れて固めたものであって、採掘時等において車体のバランスをとるために上部旋回体3上におけるエンジンルームS1の後方に設けられている。
エンジン6は、図1に示すように、カウンタウェイト5に隣接するエンジンルームS1内に配置されている。エンジンルームS1は、開閉可能なエンジンフード14によって覆われた点検用の上部開口を有しており、エンジンルームS1内に配置されたエンジン6等の整備は、このエンジンフード14を開閉して行われる。
油圧ポンプ7は、エンジン6に連結されており、エンジン6の回転駆動力を受けて駆動される。また、油圧ポンプ7は、エンジン6が配置されたエンジンルームS1に隣接し、かつポンプルームS2内に配置されている(図4参照)。なお、ポンプルームS2は、油圧ポンプ7によって巻き上げられた油がエンジンルームS1へ飛散しないように、遮蔽板によってエンジンルームS1から遮蔽されている。
後処理装置8は、エンジン6から排出される排気ガス中の有害物質(例えば、NOx等)を浄化するために、図2に示すように、エンジンルームS1におけるエンジン6の上方に配置されている。本実施形態では、エンジン6の上方に後処理装置8、側方にセンサ類9を配置しているため、エンジンルームS1内に各種フィルタ装置を設置するスペースの余裕がなくなっている。よって、本実施形態の油圧ショベル1では、3種類のフィルタ装置(燃料メインフィルタ21、燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23)の全てをポンプルームS2内に設けている。
キャブ10は、油圧ショベル1の運転者が乗降する室内空間を内部に有している。キャブ10は、運転者が室内空間に出入りするための乗降用ドアを左側面に有している。
[ポンプルームS2内の構成]
本実施形態の油圧ショベル1は、図3に示すように、上部旋回体3の後方側面に設けられた点検用ドア3aを開けたポンプルームS2内に、3種類のフィルタ装置(燃料メインフィルタ21、燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23)を配置している。
燃料メインフィルタ21、燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23は、図3に示すように、側面視において、それぞれ異なる高さ位置L1,L2,L3に配置されている。また、燃料メインフィルタ21、燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23は、図4に示すように、平面視において互いに重複しないずれた位置であって、それぞれポンプルームS2の外周側寄りに配置されている。
なお、各フィルタ装置のフィルタ交換周期は、燃料メインフィルタ21が約1000H、燃料プレフィルタ22が約500H、エンジンオイルフィルタ23が約500Hである。また、各フィルタ装置のフィルタ交換は、フィルタ装置の下方空間において、フィルタレンチ等の作業工具を用いて行われる。さらに、燃料タンクからエンジン6に向かってディーゼル燃料が供給されるルートとしては、燃料タンク、燃料プレフィルタ22、エンジン6、燃料メインフィルタ21、エンジン6の燃焼室となっている。
(燃料メインフィルタ21)
燃料メインフィルタ21は、油圧ショベル1のディーゼル燃料中に含まれる不純物を濾過するために、ポンプルームS2内におけるエンジン6の燃焼室の直上流側に配置されている。より具体的には、燃料メインフィルタ21は、図4に示すように、点検用ドア3aの開口部から見て、他のフィルタ装置(燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23)と比較して最も奥側に配置されている。また、燃料メインフィルタ21は、図5に示すように、下面の位置が、他のフィルタ装置と比較して最も低い位置(高さ位置L1)になるように配置されている。
ここで、燃料メインフィルタ21は、点検用ドア3aの開口から見て最も奥側に配置されている。また、燃料メインフィルタ21は、図5に示すように、取り外す方向に少なくとも燃料メインフィルタ21と同じ大きさのスペースを隣接して有しているため、他のフィルタ装置よりも下方に配置されている場合でも、オペレータが手を入れたり、フィルタレンチ等の作業工具を挿入したりするための作業スペースは確保されている。また、燃料メインフィルタ21は、隣接配置された燃料プレフィルタ22とは高さ位置が異なるように配置されているため、燃料プレフィルタ22のフィルタ交換用の作業スペースも確保することができる。
なお、燃料メインフィルタ21は、フィルタの交換周期が最も長いため交換作業の回数が他のフィルタ装置よりも少ない。よって、本実施形態では、フィルタ交換作業の作業性の面から、燃料メインフィルタ21は、他の燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23の中で最も奥側に配置されている。
(燃料プレフィルタ22)
燃料プレフィルタ22は、燃料メインフィルタ21と同様にディーゼル燃料中に含まれる不純物を濾過するために設けられた燃料メインフィルタ21よりもメッシュの粗いフィルタ装置であって、ポンプルームS2における燃料タンク(図示せず)の直下流側に配置されている。より具体的には、燃料プレフィルタ22は、図4に示すように、点検用ドア3aの開口部から見て、燃料メインフィルタ21の手前側であって、ポンプルームS2の外周側の位置に配置されている。また、燃料プレフィルタ22は、図5に示すように、下面の位置が、隣接する燃料メインフィルタ21よりも高く、エンジンオイルフィルタ23よりも低い位置(高さ位置L2)になるように配置されている。
ここで、燃料プレフィルタ22は、点検用ドア3aの開口から見て手前側に配置されている。また、燃料プレフィルタ22は、燃料メインフィルタ21が隣接配置されている場合でも、図5に示すように、取り外す方向に少なくとも燃料プレフィルタ22と同じ大きさのスペースを隣接して有しているため、オペレータが手を入れたり、フィルタレンチ等の作業工具を挿入したりするための作業スペースは確保されている。
なお、燃料プレフィルタ22は、フィルタの交換周期が比較して短い(約500H)ため交換作業の回数が燃料メインフィルタ21よりも多くなる。よって、本実施形態では、フィルタ交換作業の作業性の面から、燃料プレフィルタ22は、燃料メインフィルタ21よりも手前側で作業がし易い位置に配置されている。
(エンジンオイルフィルタ23)
エンジンオイルフィルタ23は、エンジンオイル中に含まれる不純物を濾過するために、ポンプルームS2内におけるエンジン6の直上流側に配置されている。より具体的には、エンジンオイルフィルタ23は、図4に示すように、点検用ドア3aの開口部から見て最も手前側であって、ポンプルームS2の外周側の位置に配置されている。また、エンジンオイルフィルタ23は、他のフィルタ装置から離れて、上部旋回体3における車体前方寄りの位置に配置されている。さらに、エンジンオイルフィルタ23は、図5に示すように、下面の位置が、他の燃料メインフィルタ21、燃料プレフィルタ22よりも高い位置(高さ位置L3)になるように配置されている。
ここで、エンジンオイルフィルタ23は、点検用ドア3aの開口から見て手前側に配置されている。また、エンジンオイルフィルタ23は、図5に示すように、取り外す方向に少なくともエンジンオイルフィルタ23と同じ大きさのスペースを隣接して有しているため、オペレータが手を入れたり、フィルタレンチ等の作業工具を挿入したりするための作業スペースは十分に確保されている。
なお、エンジンオイルフィルタ23は、燃料プレフィルタ22と同様に、フィルタの交換周期が比較して短い(約500H)ため交換作業の回数が燃料メインフィルタ21よりも多くなる。よって、本実施形態では、フィルタ交換作業の作業性の面から、燃料プレフィルタ22と同様に、エンジンオイルフィルタ23が、点検用ドア3aの開口から見て手前側で作業がし易い位置に配置されている。
<特徴>
本実施形態の油圧ショベル1では、図4および図5に示すように、点検用ドア3aが設けられるポンプルームS2における外周側の位置に沿って設けられており、高さ方向にずれて配置されている複数のフィルタ装置(燃料メインフィルタ21、燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23)を備えている。また、複数のフィルタ装置(燃料メインフィルタ21、燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23)は、燃料メインフィルタ21と燃料プレフィルタ22とが隣接して配置されており、それぞれのフィルタ装置を取り外す方向(図5では、下方)に少なくともフィルタ装置と同じ大きさのスペースを有している。
これにより、燃料メインフィルタ21と燃料プレフィルタ22とが隣接して配置されている場合でも、図6に示すように、オペレータがフィルタ交換時に点検用ドア3aを開けた状態でフィルタ交換作業を実施する際に、フィルタ装置を取り外す方向に必要となる作業スペースを十分に確保してフィルタの交換作業を効率よく実施することができる。
(実施形態2)
本発明の他の実施形態に係る油圧ショベル1について、図7〜図9を用いて説明すれば以下の通りである。
なお、本実施形態では、燃料メインフィルタ21、燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23の配置という点において上記実施形態1の構成とは異なっている。ただし、その他の構成については共通であるから、同じ機能を有する部材については、同じ符号を付しその説明を省略する。
すなわち、本実施形態では、点検用ドア3aの開口から見て、右側の空間に燃料メインフィルタ21とエンジンオイルフィルタ23とが異なる高さ位置に隣接配置されており、左側の空間に燃料プレフィルタ22が単独で配置されている。
各フィルタ装置のより具体的な配置は、以下の通りである。
(燃料メインフィルタ21)
燃料メインフィルタ21は、図8に示すように、点検用ドア3aの開口部から見て、他のフィルタ装置(燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23)と比較して最も右側に配置されている。また、燃料メインフィルタ21は、図9に示すように、下面の位置が、隣接配置されたエンジンオイルフィルタ23よりも低く、燃料プレフィルタ22と同等の位置(高さ位置L11)になるように配置されている。
ここで、燃料メインフィルタ21は、点検用ドア3aの開口から見て、隣接するエンジンオイルフィルタ23よりも奥側に配置されているが、図9に示すように、隣接するエンジンオイルフィルタ23よりも下方に配置されているため、オペレータが手を入れたり、フィルタレンチ等の作業工具を挿入したりするための作業スペースはその下方に確保されている。
なお、燃料メインフィルタ21は、上述した通り、フィルタの交換周期が最も長いため交換作業の回数が他のフィルタ装置よりも少ない。よって、本実施形態では、フィルタ交換作業の作業性の面から、燃料メインフィルタ21は、交換周期の短い他の燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23の中で開口からは最も奥側に配置されている。
(燃料プレフィルタ22)
燃料プレフィルタ22は、図8に示すように、点検用ドア3aの開口部から見て、ポンプルームS2の後端側寄りの外周側に配置されている。また、燃料プレフィルタ22は、図9に示すように、下面の位置が、燃料メインフィルタ21と同等であって、エンジンオイルフィルタ23よりも低い位置(高さ位置L12)になるように配置されている。
ここで、燃料プレフィルタ22は、点検用ドア3aの開口から見て手前側に配置されているため、図9に示すように、オペレータが手を入れたり、フィルタレンチ等の作業工具を挿入したりするための作業スペースはその下方に確保されている。
なお、燃料プレフィルタ22は、上述した通り、フィルタの交換周期が比較して短い(約500H)ため交換作業の回数が燃料メインフィルタ21よりも多くなる。よって、本実施形態では、フィルタ交換作業の作業性の面から、燃料プレフィルタ22は、ポンプルームS2における外周側の作業がし易い位置に配置されている。
(エンジンオイルフィルタ23)
エンジンオイルフィルタ23は、図8に示すように、点検用ドア3aの開口部から見て最も手前側であって、ポンプルームS2の外周側の位置に配置されている。また、エンジンオイルフィルタ23は、燃料メインフィルタ21に隣接配置されている。さらに、エンジンオイルフィルタ23は、図9に示すように、下面の位置が、他の燃料メインフィルタ21、燃料プレフィルタ22よりも高い位置(高さ位置L13)になるように配置されている。
ここで、エンジンオイルフィルタ23は、点検用ドア3aの開口から見て手前側に配置されているため、図9に示すように、オペレータが手を入れたり、フィルタレンチ等の作業工具を挿入したりするための作業スペースは十分に確保されている。
なお、エンジンオイルフィルタ23は、上述した通り、燃料プレフィルタ22と同様に、フィルタの交換周期が比較して短い(約500H)ため交換作業の回数が燃料メインフィルタ21よりも多くなる。よって、本実施形態では、フィルタ交換作業の作業性の面から、燃料プレフィルタ22と同様に、エンジンオイルフィルタ23が、点検用ドア3aの開口から見て手前側で作業がし易い位置に配置されている。
<特徴>
本実施形態の油圧ショベルでは、上記実施形態1と同様に、図8および図9に示すように、点検用ドア3aが設けられるポンプルームS2における外周側の位置に沿って設けられており、高さ方向にずれて配置されている複数のフィルタ装置(燃料メインフィルタ21、燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23)を備えている。また、複数のフィルタ装置(燃料メインフィルタ21、燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23)は、燃料メインフィルタ21とエンジンオイルフィルタ23とが隣接して配置されており、それぞれのフィルタ装置を取り外す方向(図9では、下方)に少なくともフィルタ装置と同じ大きさのスペースを有している。
これにより、オペレータがフィルタ交換時に点検用ドア3aを開けた状態でフィルタ交換作業を実施する際に、フィルタ装置を取り外す方向に必要となる作業スペースを十分に確保してフィルタの交換作業を効率よく実施することができるという、上記実施形態1と同様の効果を得ることができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態1,2では、燃料メインフィルタ21、燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23の高さ位置が全て異なるように、それぞれのフィルタ装置を配置した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、複数のフィルタ装置のうち、互いに隣接する少なくとも2つのフィルタ装置の高さ位置が異なるように配置されていればよい。
(B)
上記実施形態1,2では、複数のフィルタ装置の下面の位置を基準にして互いに高さ位置が異なるように、燃料メインフィルタ21、燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23を配置した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、各フィルタ装置の中心位置を基準にして、高さ位置が異なるように、各フィルタ装置を配置してもよい。
(C)
上記実施形態1,2では、複数のフィルタ装置として、燃料メインフィルタ21、燃料プレフィルタ22、エンジンオイルフィルタ23を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、他の種類のフィルタ装置を搭載した油圧ショベルに対して、本発明を適用してもよい。
(D)
上記実施形態1,2では、3種類のフィルタ装置をポンプルームS2内に配置した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、2種類、あるいは4種類以上のフィルタ装置をポンプルーム内に配置してもよい。
また、種類の異なるフィルタ装置ではなく、複数のフィルタ装置の中に同じ種類のフィルタ装置が含まれていてもよい。
本発明の油圧ショベルは、各種フィルタの取付け位置を最適化して、フィルタの交換作業を効率よく実施することができるという効果を奏することから、複数のフィルタ装置を搭載した各種建設機械に対して広く適用可能である。
1 油圧ショベル
2 下部走行体
3 上部旋回体
3a 点検用ドア
4 作業機
5 カウンタウェイト
6 エンジン
7 油圧ポンプ
8 後処理装置
9 センサ類
10 キャブ
11 ブーム
11a 油圧シリンダ
12 アーム
12a 油圧シリンダ
13 バケット
13a 油圧シリンダ
14 エンジンフード
21 燃料メインフィルタ(フィルタ装置)
22 燃料プレフィルタ(フィルタ装置)
23 エンジンオイルフィルタ(フィルタ装置)
L1〜L3 高さ位置
L11〜L13 高さ位置
P オペレータ
S1 エンジンルーム
S2 ポンプルーム

Claims (6)

  1. 履帯を回転させることで走行可能な下部走行体と、
    前記下部走行体上に旋回可能な状態で搭載された上部旋回体と、
    前記上部旋回体上に配置されたエンジンと、
    前記上部旋回体上に配置され、前記エンジンによって駆動される油圧ポンプと、
    前記エンジンを格納するために前記上部旋回体上に設けられたエンジンルームと、
    前記油圧ポンプを格納するために前記上部旋回体上に設けられたポンプルームと、
    前記ポンプルーム内にアクセス可能な開閉ドアが設けられる前記ポンプルームの外周側に沿って設けられた複数のフィルタ装置と、
    を備え、
    前記複数のフィルタ装置は、少なくとも2つの前記フィルタ装置が隣接配置されており、それぞれの前記フィルタ装置を取り外す方向に少なくとも前記フィルタ装置と同じ大きさのスペースを有しており、隣接配置された前記フィルタ装置は高さ方向において互いにずれた位置に配置されている、
    油圧ショベル。
  2. 前記複数のフィルタ装置は、フィルタの交換周期の長いフィルタ装置が相対的に前記ポンプルームにおける外周側よりも奥側に配置される、
    請求項1に記載の油圧ショベル。
  3. 前記複数のフィルタ装置には、エンジンオイルフィルタ、燃料プレフィルタ、燃料メインフィルタが含まれる、
    請求項1または2に記載の油圧ショベル。
  4. 前記燃料メインフィルタが前記ポンプルームの奥側に、前記燃料プレフィルタが前記燃料メインフィルタの手前側であって前記ポンプルームの車体後方寄りの外周側に、前記エンジンオイルフィルタが前記ポンプルームの車体前方寄りの外周側に、それぞれ配置されている、
    請求項3に記載の油圧ショベル。
  5. 前記ポンプルームは、前記エンジンルームに対して遮蔽されている、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の油圧ショベル。
  6. 前記エンジンルーム内に設置されており、前記エンジンから排出される排気ガスを浄化するための後処理装置を、さらに備えている、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の油圧ショベル。
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