JP2013241161A - 歩行者保護用エアーバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両に衝突した歩行者が、フードパネルまたはフロントガラスへ衝突する際の衝撃を緩和、軽減し、同時に衝突後に車両の両側の路面に打ち付けられたり、あるいは後続車に再度衝突してしまうことを回避する。
【解決手段】エアーバッグ装置は、車両のフロントバンパー110内に設けられた衝突検知センサ10と、フロントバンパー110内に収納されたエアーバッグ12と、車両内に設けられ、衝突検知センサ10からの信号を受けて、エアーバッグ12を駆動させるための駆動手段14とを備える。エアーバッグ12は、その駆動時にフロントバンパー110と車両のフロントボディ100との間に形成される開口部から上方に向かって展開し、エアーマット部、エアーマット部の外周に沿った膨隆部とを形成するように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、歩行者保護用エアーバッグ装置に関し、より具体的には、車両のフロントバンパー内に収納され、展開時に車両前方からの歩行者を受け止めて保護することが可能なエアーバッグを備える、歩行者保護用エアーバッグ装置に関する。
車両の走行時に歩行者及び二輪車乗員など(以下、「歩行者」という)が車両に衝突した際に、歩行者が跳ね飛ばされて車両のボンネットフードやフロントウィンドウに強打して大きな被害(損傷)を受けてしまうことがある。したがって、車両との衝突時における歩行者の被害をできるだけ緩和し軽減して歩行者を保護することが求められている。
特開2007−83845号公報は、車両との衝突時における歩行者保護用エアーバッグ装置として、車両のボンネットフードの後部の開口部から展開し、車両のボンネットフード及びフロントウィンドウの少なくとも一方を覆うことが可能なエアバック装置を開示する。
特開2009−196459号公報は、車両との衝突時における歩行者保護用エアーバッグ装置として、車両のフードパネルとフロントガラスとの間に設けられたカウル内に配設され、展開時にフロントガラス及びウインドピラーを覆うことが可能なエアバック装置を開示する。
特開2007−83845号公報 特開2009−196459号公報
特許文献1、2に記載されるような歩行者保護用エアーバッグ装置では、エアーバッグが衝突時に跳ね飛ばされた歩行者と車両のフードパネルまたはフロントガラスの間に入った場合には、その衝突時の衝撃を緩和させることが可能である。
しかし、これらの歩行者保護用エアーバッグ装置では、歩行者がエアーバッグに衝突した後にその反動で車両の両側に飛ばされて、路面に打ち付けられたり、あるいは後続車に再度衝突してしまう恐れがある。また、エアーバッグがフードパネルの後部から展開するので、エアーバッグが後方に流れてフードパネルをほとんど覆うことができない可能性がある。
本発明の目的は、上述した従来技術の問題を軽減、解消することであり、具体的には、車両に衝突した歩行者が、フードパネルまたはフロントガラスへ衝突する際の衝撃を緩和、軽減し、同時に衝突後に車両の両側の路面に打ち付けられたり、あるいは後続車に再度衝突してしまうことを回避することである。
本発明は、歩行者保護用エアーバッグ装置を提供する。そのエアーバッグ装置は、車両のフロントバンパー110内に設けられた衝突検知センサ10と、フロントバンパー110内に収納されたエアーバッグ12と、車両内に設けられ、衝突検知センサ10からの信号を受けて、エアーバッグ12を駆動させるための駆動手段14とを備える。エアーバッグ12は、その駆動時にフロントバンパー110と車両のフロントボディ100との間に形成される開口部から上方に向かって展開し、エアーマット部321、エアーマット部の外周に沿った膨隆部323とを形成するように構成されている。
本発明によれば、車両に衝突する歩行者をエアーマット部の外周に沿った膨隆部によりエアーバッグの中央のエアーマット部に引き戻し保持することにより、その歩行者がフードパネルまたはフロントガラスへ衝突する際の衝撃を緩和、軽減し、同時に衝突後に車両の両側の路面に打ち付けられたり、あるいは後続車に再度衝突してしまうことを回避することが可能となる。さらに、本発明によれば、エアーバッグがフロントバンパーと車両のフロントボディとの間に形成される開口部から上方に向かって展開するので、フードパネルの全面およびフロントガラスの少なくとも一部(下部)以上を確実に覆うことができ、歩行者をこれらとの衝撃から確実に保護することが可能となる。
本発明の一態様では、エアーバッグ12の膨隆部323には、エアーバッグ12の外周に沿ったひれ部325が設けられている。
本発明の一態様によれば、衝突時の衝撃等によりエアーバッグがパンクしエアーが抜けてしまう事態が起こっても、エアーバッグの外周に沿ったひれ部が一種のポケットにように機能して歩行者にまとわりついて(引っかけて)、その歩行者をエアーバッグ内に留まらせて保持することが可能となる。
本発明の一態様では、車両のフロントボディ100内に設けられた、フロントバンパー110をフロントボディ100への固定状態から離脱させるための離脱手段16をさらに備える。その離脱手段は、駆動手段14から供給されるガスの圧力により、エアーバッグ12が展開する前にフロントバンパー110の少なくとも上部をフロントボディ100から離脱させて、フロントバンパー110と車両のフロントボディ100との間の開口部を形成する。
本発明の一態様によれば、駆動手段から供給されるガスの圧力により、エアーバッグが展開する前にエアーバッグが出るための開口部を形成することができるので、エアーバッグをその開口部から確実に展開させることが可能となる。
本発明の一態様では、フロントバンパー110は、その両側にフロントボディ100に接続する伸縮および回転可能な接続部24を備える。その接続部24は、フロントバンパー110の離脱時において、フロントバンパー110がフロントボディ100の下側と路面との間に維持されるように伸縮/回転する。
本発明の一態様によれば、車両に衝突した歩行者がエアーバッグから車両前方に跳ね返される事態が起こった場合においても、フロントボディから離脱したフロントバンパーがフロントボディの下側と路面との間に維持されることにより、歩行者をブロックして車両の下側に巻き込まれることを防ぐことが可能となる。
本発明の歩行者保護用エアーバッグ装置の配置を示すブロック図である。 本発明の一実施形態のエアバックが展開した状態を示す側面図である。 本発明の一実施形態の展開したエアバックの平面図と側面図である。 本発明の一実施形態の展開したエアバックの平面図と側面図である。 本発明の一実施形態の離脱手段の構成を示す図である。 本発明の一実施形態のフロントバンパーとフロントボディの接続部の構成を示す図である。 本発明の一実施形態の歩行者保護用エアーバッグ装置の動作を示すフロー図である。
図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の歩行者保護用エアーバッグ装置の配置を示すブロック図である。図1の(a)は、車両の前方部を上から見た断面図を想定して、各構成をブロックで記載したものである。本発明の歩行者保護用エアーバッグ装置は、車両のフロントボディ100と、それに接続するフロントバンパー110の中に配置される。
フロントバンパー110内に設けられた衝突検知センサ16は、歩行者等との衝突を検知すると、その検知信号をフロントボディ100内のエアーバッグを駆動させるための駆動手段14に送る。衝突検知センサ16としては、加速度センサ、圧力センサ、光ファイバセンサなどの従来からある任意のセンサを用いることができる。図1の(a)では、衝突検知センサ16はフロントバンパー110の中央部に1つだけ記載されているが、2以上の複数のセンサを異なる位置に配置しても良い。また、衝突検知センサ16として、あるいはこれに追加する形で、フロントバンパー110内またはフロントボディ100内に小型のカメラを配置して、画像情報から衝突する対象が歩行者であることをその衝突時あるいは衝突前に検知できるようにしてもよい。
エアーバッグ12は、フロントバンパー110内に折りたたんだ状態で収納される。エアーバッグ12は、図2で後述するように、展開(膨張)時に上方(ほぼ真上)に延びることができるように、垂直方向に重ねて折りたたまれている。エアーバッグ12の一方の端部は、フロントボディ100に接続(固定)されている。エアーバッグ12には、少なくとも1か所以上の位置で駆動手段14からのガス配管18が接続され、その作動時(展開時)に高圧ガスが供給されるようになっている。フロントバンパー110の両端部に接するフロントボディ100内にフロントバンパーをフロントボディへの固定状態から離脱させるための離脱手段16が配置される。
離脱手段16の各々には駆動手段14からのガス配管20が接続され、その作動時(離脱時)に高圧ガスが供給されるようになっている。離脱手段16は、駆動手段14から供給されるガスの圧力により、エアーバッグ12が展開する前にフロントバンパー110の少なくとも上部をフロントボディ100から離脱させて、フロントバンパー110と車両のフロントボディ100との間の開口部を形成する。なお、図1の例では、離脱手段16はフロントバンパー110の両側に2つ設けられているが、その数は2つに限定されず、例えばフロントバンパー110の中央部に1つ、あるいは中央部と両側を含む合計3つ設けてもよい。
駆動手段14は、図1の(b)に示すように、電子制御ユニット(以下、「ECU」)という)140とインフレータ142を含む。ECU140は、中央演算処理装置(CPU)およびメモリを備えるコンピュータである。メモリには、インフレータ142の制御等を実現するためのコンピュータ・プログラムおよび該プログラムの実施に必要なデータ、テーブルおよびマップを格納することができる。ECU140は、衝突検知センサ16を含む車両の各部から送られてくる信号を受け取って、インフレータ142を制御するための制御信号を生成する。
インフレータ142は、ECU140の制御下でエアーバッグ12を展開させるための高圧ガスを発生させる。高圧ガスの発生方法としては、従来からあるパイロ(推進薬)タイプ、高圧ガスタイプ、それらを組み合わせたハイブリッドタイプ等の任意の方法を利用することができる。例えば、パイロ(推進薬)タイプの場合は、起動信号を受けてインフレータ142内の火薬を爆発させてガス発生剤を燃焼させ、その燃焼により発生したガス(窒素ガス)を冷却した後にエアーバッグ12と離脱手段16へ配管18、20を介して噴出させる。なお、図1では1つの駆動手段14が、エアーバッグ12と2つの離脱手段16で共用されるように構成されているが、この構成に限られず、エアーバッグ12および2つの離脱手段16の各々にECU140の制御下で連動して動作可能な個別の駆動手段(ガス供給手段)を設けるようにしてもよい。
図2は、本発明の一実施形態のエアバックが展開した状態を示す側面図である。エアーバッグ12は、その作動時にインフレータ142から供給される高圧ガスにより、フロントバンパー110と車両のフロントボディ100との間に形成される開口部から上方に向かって展開する。その開口部は、インフレータ142から供給される高圧ガスにより作動する離脱手段16により、フロントバンパー110(図2の破線110)がフロントボディ100から離脱する(飛び出す)際に形成される。
フロントバンパー110の離脱は、エアーバッグ12の作動(展開)よりも少し前に、あるいはほぼ同時に開始するようにECU140により制御される。離脱したフロントバンパー110は、図2に示すように、フロントボディ100の前方下側に飛び出し、接続部24の長さにより規定される所定の位置に維持される。その所定の位置は、路面とフロントボディ100の下面との間隔(図2のH)の少なくとも一部以上を塞ぐことができる位置として設定される。これにより、車両に衝突した歩行者がエアーバッグ12から車両前方に跳ね返される事態が起こった場合においても、歩行者をブロックして車両の下側(間隔H内)に巻き込まれることを防ぐことが可能となる。
展開したエアーバッグ12の長さ(図2では高さ)は、エアーバッグ12が車両に衝突した歩行者を受け止めて車両の後方に折れ曲がった際に、車両のフードパネル120の全部およびフロントガラス130の少なくとも一部(下側)以上を覆うことができる長さとして設定される。これにより、その歩行者がフードパネル120またはフロントガラス130へ衝突する際の衝撃を緩和、軽減することが可能となる。
図3と図4は、本発明の一実施形態の展開したエアバック12の状態を示す平面図と側面図である。両図の(a)は、いずれも車両の前方から見た図であり、図示はしていないが、エアバック12の後ろ側に車両のフードパネル120およびフロントガラス130が存在することになる。図3のエアバック12は、全体としてほぼ楕円な形状をしており、外周に沿って膨隆部323が形成され、その内側にエアーマット部321が形成される。膨隆部323は筒状(円筒形)をしており、そのサイズ(直径、エアーマット部321の表面からの高さ)は、歩行者がエアバック12の外側に飛び出すことを妨げる(ブロックする)ことが可能な長さ(大きさ)に設定される。例えば、そのサイズ(直径、エアーマット部321の表面からの高さ)は、少なくとも約20〜40cm程度である。
図3のエアバック12の膨隆部323には、エアーバッグ12の外周に沿ったひれ部325を設けることができる。図3の(b)は、図3(a)のエアバック12の上部を側面から見た図であり、ひれ部325は膨隆部323の外側部に張り付けられる形で取り付けられる。ひれ部325は、膨隆部323の厚さ(高さ)方向に向かって伸びるように所定の張り具合を持つように形成される。ひれ部325は、エアーバッグ12と同じ材質、あるいは他の材質で構成され、エアーバッグ12にぶつかってくる歩行者にまとわりつく(引っかかる)ように、所定の張りを有すると同時にある程度の柔軟性のある繊維、樹脂等から構成される。ひれ部325は、例えば網状の形状を有することができる。ひれ部325は、衝突時の衝撃等によりエアーバッグがパンクしエアーが抜けてしまう事態が起こっても、一種のポケットにように機能して歩行者を引っかけて、その歩行者をエアーバッグ内に留まらせ保持することが可能となる。なお、ひれ部325は必要に応じて選択的に設けることができ、無くてもよい。
図4の展開したエアバック12では、エアーマット部321および膨隆部323がほぼ円形をなしている。その側面は、図4の(b)に示すように、エアーマット部321の領域が膨らんだ(突出した)、半球形な形状327となっている。これにより、エアバック12の歩行者をより受け止め易く、言い換えれば、包み込むように機能させることができる。同時に、歩行者がフードパネル120およびフロントガラス130へ衝突する際の衝撃を緩和、吸収させるクッション効果をさらに向上させることが可能となる。なお、図示はしていないが、図4のエアバック12においても、図3の場合と同様にエアーバッグ12の外周に沿ったひれ部325を設けることができる。
図5は、本発明の一実施形態の離脱手段16の構成を示す図である。図5の構成が、既に図1で示したように、例えばフロントバンパー110の両側に設けられる。離脱手段16は、フロントバンパー110と駆動手段14からの配管20とに接続する。離脱手段16は、配管20からの高圧ガスを受けるシリンダ161と、シリンダ161内のピストン163を含む。シリンダ161内のピストン163は、離脱手段16の作動時、言い換えれば、エアバック12の作動時に、瞬時に供給されてくる高圧ガスにより圧縮されて、図5の左方向に移動し、フロントバンパー110を同じく左方向(車両の前方)に飛び出させる。これにより、フロントバンパー110は、フロントボディ100から離脱する。なお、フロントバンパー110は、両側の2つのピストン163によって押される力により、フロントボディ100から離脱可能な仕様(強度を含む)で、予めフロントボディ100に接続されている。
図6は、本発明の一実施形態のフロントバンパー110とフロントボディ100の接続部24の構成を示す図である。接続部24は、フロントボディ100に接続された支点部245を中心に回転可能な第1接続部243と、第1接続部243の中に図の矢印Aの方向で伸縮可能なように収納された第2接続部245とを含む。第2接続部245の端部は、フロントバンパー110に接続されている。離脱手段16が作動し、フロントバンパー110が飛び出した際に、第1接続部243が図の矢印Bの方向で回転しながら、同時に第2接続部245が矢印Aの方向で伸びて、フロントバンパー110を上述した所定の位置に維持させる。なお、第2接続部245の端部とフロントバンパー110との接続部は、美観上フロントバンパー110の内側に設けるようにしてもよい。
図7は、本発明の歩行者保護用エアーバッグ装置の動作を示すフロー図である。ステップS1において、歩行者と車両との衝突が検知される。その検知は、既に図1の説明において述べたように、フロントバンパー110内等に設置された衝突検知センサ10、あるいはカメラによる画像検知によりおこなわれる。ステップS2において、駆動手段14が作動する。検知信号が駆動手段14のECU140に送られる。ECU140が所定の処理を行った後に、インフレータ142を作動させる。
ステップS3おいて、インフレータ142から配管20を介して供給された高圧ガスにより、離脱手段16が作動する。離脱手段16は、既に述べたように、フロントバンパー110をフロントボディ100から離脱させる。ステップS4おいて、インフレータ142から配管20を介して供給された高圧ガスにより、エアバック12が作動(展開)する。
ステップS4のエアバック12の作動よりも前にステップS3の離脱手段16の作動が実行される必要がある。そのため、ECU140は、インフレータ142から高圧ガスの供給において所定の時間差を設定し、エアバック12へのガス供給がその所定時間差分だけ遅れて開始されるようにする。あるいは、高圧ガスの供給時間差を設けずに、離脱手段16へのガス圧をエアバック12へのガス圧よりも高くして、離脱手段16がそのガス圧差分だけ早く作動するようにしてもよい。なお、フロントバンパー110の離脱に要する時間よりも、エアバック12の展開に要する時間の方が長くかかるので、ステップS4のエアバック12の作動とステップS3の離脱手段16の作動をほぼ同時におこなってもエアバック12の展開に支障が出る恐れはほとんどないと考えられる。
本発明の実施形態について、図を参照しながら説明をした。しかし、本発明はこれらの実施形態に限られるものではない。本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々なる改良、修正、変形を加えた態様で実施できるものである。
10 衝突検知センサ
12 エアバック
14 駆動手段
16 離脱手段
18、20 配管
24 接続部
100 フロントボディ
110 フロントバンパー
120 フードパネル
130 フロントガラス
321 エアーマット部
323 膨隆部
325 ひれ部

Claims (4)

  1. 歩行者保護用エアーバッグ装置であって、
    車両のフロントバンパー内に設けられた衝突検知センサと、
    前記フロントバンパー内に収納されたエアーバッグと、
    前記車両内に設けられ、前記衝突検知センサからの信号を受けて、前記エアーバッグを駆動させるための駆動手段と、を備え、
    前記エアーバッグは、その駆動時に前記フロントバンパーと前記車両のフロントボディとの間に形成される開口部から上方に向かって展開し、エアーマット部と、当該エアーマット部の外周に沿った膨隆部とを形成するように構成されている、歩行者保護用エアーバッグ装置。
  2. 前記エアーバッグの前記膨隆部には、前記エアーバッグの外周に沿ったひれ部が設けられている、請求項1に記載の歩行者保護用エアーバッグ装置。
  3. 前記車両のフロントボディ内に設けられた、前記フロントバンパーを前記フロントボディへの固定状態から離脱させるための離脱手段をさらに備え、
    前記離脱手段は、前記駆動手段から供給されるガスの圧力により、前記エアーバッグが展開する前に前記フロントバンパーの少なくとも上部を前記フロントボディから離脱させて前記開口部を形成する、請求項1または2に記載の歩行者保護用エアーバッグ装置。
  4. 前記フロントバンパーは、その両側に前記フロントボディに接続する伸縮および回転可能な接続部を備え、
    前記接続部は、前記フロントバンパーの前記離脱時において、前記フロントバンパーが前記フロントボディの前面の下側と路面との間に維持されるように伸縮/回転する、請求項3に記載の歩行者保護用エアーバッグ装置。
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