JP2008044479A - エアバッグ装置 - Google Patents

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明人 漆畑
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【課題】 従来技術は、ポケット袋部を別体として設けているため、エアバッグ縫製時の作業が煩雑になるという問題がある。また、エアバッグ展開時に障害物を覆うポケット袋部は烏帽子型になるように設けているため、エアバッグ展開時の保護空間が深いが、狭いことになるという問題点がある。
【解決手段】 減速検出手段が車両の急減速を検出してインフレータを起動させ、そのインフレータからのガスによりエアバッグ4を展開させて乗員を拘束するエアバッグ装置において、そのエアバッグ4の一つの面部に余長部3を形成し、展開時にこの余長部3が内陥するように展開するエアバッグ装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両の乗員席前方のインストルメントパネルに設けられるエアバッグ装置に関し、特に、インストルメントパネル近くに障害物が存在している場合であってもエアバッグの展開が正常に行われ、前記障害物に対する衝撃が少なく、かつ障害物がない場合であっても、正常なエアバッグ展開を行い、乗員を衝撃から確実に守ることができるエアバッグ装置に関するものである。
従来技術としては、インストルメントパネル上面に設置され、車両の衝突時に加速度センサからの信号によりインフレータを点火させ、発生したガスによりエアバッグを展開させ、展開時にエアバッグ下面にポケットを形成させて乗員を拘束するエアバッグ装置において、前記ポケットの袋部は前記エアバッグの収納時には前記エアバッグの内側に収納されており、前記ポケットは前記エアバッグの展開時に下向きに開口するように形成されることを特徴とするエアバッグ装置(例えば、特許文献1参照)が存在している。
特許第3746193号公報(特許請求の範囲、発明の詳細な説明の欄の{発明の実施の形態}の説明、及び図1〜図8を参照)
エアバッグ装置は、車両の衝突時にインストルメントパネル内の収納部に備えられたエアバッグ内に高圧ガスを放出することにより、エアバッグを乗員に向けて急速に膨張展開させ、乗員の前方移動を規制し、保護するようにしたものである。
ここで、衝突時にインストルメントパネル近くに障害物が存在している場合、例えばエアバッグ展開方向に対して後向きの幼児用シート等の障害物が存在している場合にもスムーズに展開し、あるいは障害物に接触した場合でも障害物に対するエアバッグの衝撃を低減し、かつ展開後もエアバッグの形状を安定させる必要がある。
従来技術では、上記課題を解決したものが開示されている。
しかしながら、従来技術のエアバッグ装置では、ポケット袋部を別体として設けているため、エアバッグ縫製時の作業が煩雑になるという問題がある。また、エアバッグ展開時に障害物を覆うポケット袋部は烏帽子型になるように設けているため、エアバッグ展開時の保護空間が深いが、狭いことになるという問題点がある。
本発明は、上記課題を解決し、より簡易に製造できるエアバッグ装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するための本発明の第1発明は、請求項1に記載された通りのエアバッグ装置であり、次のようなものである。
減速検出手段が車両の急減速を検出してインフレータを起動させ、そのインフレータからのガスによりエアバッグを展開させて乗員を拘束するエアバッグ装置において、そのエアバッグの一つの面部に余長部を形成し、展開時にこの余長部が内陥するように展開する構成である。
上記課題を解決するための本発明の第2発明は、請求項2に記載された通りのエアバッグ装置であり、次のようなものである。
請求項1に記載の発明に加えて、前記面はエアバッグの下部に位置する構成である。
上記課題を解決するための本発明の第3発明は、請求項3に記載された通りのエアバッグ装置であり、次のようなものである。
請求項1に記載の発明に加えて、前記面はエアバッグの後部に位置する構成である。
本発明に係るエアバッグ装置は、上記説明のような構成であるので、以下に記載する効果を奏する。
(1)タック部を別部材で設けるのではなく、エアバッグの片側布を大きく取り、折り曲げ部を複数作ることによってタック部が構成されているため、エアバッグの製袋を容易にすることができる。
(2)エアバッグのタック部、すなわち余長部がエアバッグ展開時に広がって、面状に陥没するため、衝撃を緩衝することが可能な範囲が広くなる。
(3)エアバッグにタック部を作ることにより、障害物が接触した後、凹形状になりやすく障害物を押し難くなる。
減速検出手段が車両の急減速を検出してインフレータを起動させ、そのインフレータからのガスによりエアバッグを展開させて乗員を拘束するエアバッグ装置において、そのエアバッグの一つの面部に余長部を形成し、展開時にこの余長部が内陥するように展開するエアバッグ装置である。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明のエアバッグ装置を示す概略斜視図、図2は、図1中のC−C線断面を示す要部概略断面図である。図3は、座席に障害物であるチャイルドシートがある状態でのエアバッグ展開時の初期状態を示す説明図である。図4は、座席に障害物であるチャイルドシートがある状態でのエアバッグ展開時の中途状態を示す説明図、図5は、座席に障害物であるチャイルドシートがある状態でのエアバッグ展開時の最終状態を示す説明図、図6は、本発明のエアバッグ装置の他の実施例であるエアバッグ展開時の乗員接触部にタックを設け、座席に障害物としてぬいぐるみを置いた場合のエアバッグ展開後の状態を示す説明図、図7は、運転席用エアバッグの乗員接触部にタック部を設けたものを示す概略斜視図である。
図1、図2からも理解できるように、本発明のエアバッグ4は、サイドパネル1を2枚とその外周を1周する帯状のメインパネル2から構成されており、展開した後メインパネル2がインストルメントパネル8に接触する側にタック3を複数個設けている。タック3はメインパネル2を折り返し、サイドパネル1と共に外周を縫製させることによってタック3を作るものである。
次に、本発明の一実施例のエアバッグ装置の展開動作について図3〜図5に基づいて説明する。
助手席6に障害物、例えばチャイルドシート5が設置されている場合にエアバッグが展開したとき、まずエアバッグ4内部をガスが高速でフロントガラスに沿うように放出される。つまり、エアバッグ4の下部のタック3部には当初ガスが行き難くなっている。このことによって、エアバッグ4は、チャイルドシート5の最も高い部分を越えて後方Aに展開する(図3参照)。
そして、チャイルドシート5の最も高い部分を越えたエアバッグ4は、フロンドガラス7に当たり、下方に振り下ろされB、エアバッグ4に設けられたタック3内にガスが侵入し、タック3の側部を仮止めしていた縫製が外れ、タック3が広がり、タック3の折り返しの部分に相当するメインパネル2中央部分の周長が伸びるため、エアバッグ4は下方に振り下ろされてくるBが、障害物との接触部分は凹形状となり、障害物、例えばチャイルドシート5を圧迫するのではなく、覆うことにより障害物への圧縮が軽減されるものである(図4、図5参照)。
次に、本発明のエアバッグ装置の他の実施例について説明する。
前記実施例では、タック3をエアバッグ4の下面に設けたものについて説明したが、このタック3は、図6からも理解できるように、エアバッグ4の正面側に設けて、助手席に変形し易く壊れ易いもの、例えば人形やぬいぐるみ等が置いてあって場合に、エアバッグ展開による衝撃によって人形やぬいぐるみ等が飛ばされたりしないように、衝撃を減らすことができる。
さらに、上記のようにエアバッグ4の正面側にタック3を設けることにより、助手席だけでなく、運転席のエアバッグ装置にも利用することができるものである(図7参照)。
なお、エアバッグ4に設けられたタック3のサイドパネル1との縫製は、両側のサイドパネル1と縫製する両側留め、片側のサイドパネル1と縫製する片側留めのどちらでも可能である。また、タック3の数、大きさは車の大きさやエアバッグの大きさによって任意に設定できるものである。
エアバッグ機構を備える全ての車種のエアバッグ装置に利用することができる。
本発明のエアバッグ装置を示す概略斜視図である。 図1中のC−C線断面を示す要部概略断面図である。 座席に障害物であるチャイルドシートがある状態でのエアバッグ展開時の初期状態を示す説明図である。 座席に障害物であるチャイルドシートがある状態でのエアバッグ展開時の中途状態を示す説明図である。 座席に障害物であるチャイルドシートがある状態でのエアバッグ展開時の最終状態を示す説明図である。 本発明のエアバッグ装置の他の実施例で、座席に障害物としてぬいぐるみを置いた場合のエアバッグ展開後の状態を示す説明図である。 運転席用エアバッグの乗員接触部にタック部を設けたものを示す概略斜視図である。
符号の説明
1・・・・サイドパネル 2・・・・メインパネル
3・・・・タック 4・・・・エアバッグ
5・・・・チャイルドシート 6・・・・助手席
7・・・・フロントガラス 8・・・・インストルメントパネル

Claims (3)

  1. 減速検出手段が車両の急減速を検出してインフレータを起動させ、そのインフレータからのガスによりエアバッグを展開させて乗員を拘束するエアバッグ装置において、そのエアバッグの一つの面部に余長部を形成し、展開時にこの余長部が内陥するように展開することを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 前記面はエアバッグの下部に位置することを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
  3. 前記面はエアバッグの後部に位置することを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
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