JP6555658B2 - 車外用エアバッグ - Google Patents

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この発明は、車外用エアバッグに係り、特に、一対のフロントピラーへの衝突から保護対象者を保護する車外用エアバッグに関する。
従来から、歩行者などの保護対象者が自動車に衝突する際に、衝突の衝撃から保護対象者を保護する車外用エアバッグが用いられている。一般的に、車外用エアバッグは、自動車に折り畳まれて収容されており、内部に展開ガスを注入することにより展開される。この展開された車外用エアバッグが保護対象者を受け止める際に保護対象者からの圧力に応じて変形することにより、保護対象者の衝突エネルギーを吸収することができる。
車外用エアバッグとしては、例えば、自動車において硬く形成されたフロントピラーに沿うように展開するものが実用化されている。保護対象者は、フロントピラーに対して様々な方向および速度で衝突するため、これらの衝突に対応した車外用エアバッグが求められている。
そこで、速い速度で衝突する保護対象者を保護する技術として、例えば、特許文献1には、カバー部材に形成される扉部が、ミラー本体の前側に配置されて内縁側を外側に向けるように開く前扉部と、ミラー本体の内側に配置されて前縁側を後方に向けるように開く内扉部とを有するエアバッグ装置が提案されている。このエアバッグ装置では、エアバッグの展開時に、前扉部と内扉部とが開いて形成された突出用開口からバッグ本体を迅速に突出させるため、保護対象者がフロントピラーに衝突する前に展開して保護対象者を保護することができる。
特開2011−213142号公報
しかしながら、特許文献1のエアバッグ装置は、フロントピラーへの衝突のみを保護するものであり、保護範囲が狭いといった問題があった。例えば、保護対象者は、フロントピラーに衝突すると同時に、フロントピラーに隣接するフロントガラスにも衝突するおそれがある。また、保護対象者は、フロントピラーに衝突した後に側方に飛ばされて、対向車などに2次衝突するおそれもある。特に、自転車との衝突では、自転車を運転する保護対象者の重心位置が高いために保護対象者はより後方の広い範囲に飛ばされて2次衝突の危険性が高くなる。このように、実際の衝突事故では、フロントピラーを含む幅広い範囲に保護対象者が飛ばされるため、様々な衝突から保護対象者を包括的に保護することが求められている。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、保護対象者を広い範囲で保護することができる車外用エアバッグを提供することを目的とする。
この発明に係る車外用エアバッグは、自動車においてフロントガラスの幅方向両側に位置する一対のフロントピラーの前方に、一対のフロントピラーの根元部近傍から上方に立ち上がるように展開する起立エアバッグと、一対のフロントピラーに沿うように展開するピラー用エアバッグとを備え、起立エアバッグは、前方からの圧力によりピラー用エアバッグに折り重なるように倒れるものである。
ここで、起立エアバッグは、一対のフロントピラーに対応する2箇所から上方に向かって柱状に延びるように展開することが好ましい。
また、一対のフロントピラーに対応して展開する起立エアバッグの間の位置に、フロントガラスの下縁部近傍から上方に向かって柱状に延びるように展開する少なくとも1つの中間部エアバッグを有することが好ましい。
また、起立エアバッグは、一対のフロントピラーの一方のフロントピラーから他方のフロントピラーにわたる全面を覆うように展開することができる。
また、起立エアバッグを前方からの圧力に対して姿勢が維持されるように支持する支持部をさらに備えることが好ましい。
また、支持部は、一端が起立エアバッグに固定されると共に他端が自動車において起立エアバッグ1の前方に固定されたテザーからなることが好ましい。
また、支持部は、自動車のフロントフードとフロントフェンダとの間の隙間に沿って収容することができる。
この発明によれば、起立エアバッグが一対のフロントピラーの根元部近傍から上方に立ち上がるように展開するので、保護対象者を広い範囲で保護することができる車外用エアバッグを提供することが可能となる。
この発明の実施の形態1に係る車外用エアバッグの構成を示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。 自動車に収容された車外用エアバッグを示す図である。 自転車を運転する保護対象者が自動車に衝突する様子を示す図である。 保護対象者を起立エアバッグで受け止めた様子を示す側面図である。 この発明の実施の形態2に係る車外用エアバッグの構成を示す正面図である。 中間部エアバッグと起立エアバッグとを連結する連結部を示す正面図である。 この発明の実施の形態3に係る車外用エアバッグの構成を示す正面図である。 この発明の実施の形態4に係る車外用エアバッグの構成を示す側面図である。 実施の形態1〜4の変形例に係る車外用エアバッグの構成を示す側面図である。 実施の形態1〜4の他の変形例に係る車外用エアバッグの構成を示す側面図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1
図1(A)および(B)に、この発明の実施の形態1に係る車外用エアバッグの構成を示す。この車外用エアバッグは、自動車MのフロントガラスWの幅方向両側に位置する一対のフロントピラーPの前方に一対のフロントピラーPの根元部R近傍から上方に立ち上がるように展開する起立エアバッグ1と、この起立エアバッグ1を前方からの圧力に対して姿勢が維持されるように支持する支持部2とを有する。
なお、自動車Mは、フロントガラスWが下縁部から上縁部に向かって後方に傾斜して配置されると共に一対のフロントピラーPがフロントガラスWの両側縁部に沿って傾斜して配置されている。ここで、フロントピラーPの根元部Rは、フロントガラスWの側部の下端に対応する位置に配置されている。また、フロントガラスWの下縁部近傍から前方に張り出して自動車Mの前部を覆うようにフロントフードHが配置され、このフロントフードHの両側部に沿って一対のフロントピラーPの根元部R近傍から前方に延びるようにフェンダーFが配置されている。
起立エアバッグ1は、内部を中空とした袋状に形成され、その内部に展開ガスを注入することにより一対のフロントピラーPに対応する2箇所から上方に向かって柱状に延びるように展開する。すなわち、起立エアバッグ1は、フロントピラーPとの距離が上部に向かって順次離れるようにフロントピラーPと異なる方向に延びている。また、起立エアバッグ1は、ほぼ円柱形状を有し且つフロントピラーPを正面から隠すような幅および高さで展開される。
支持部2は、テザーからなり、一端が起立エアバッグ1の側部上端に固定されると共に他端が自動車Mにおいて起立エアバッグ1の前方に固定されている。
図2に、自動車Mに収容される車外用エアバッグを示す。
起立エアバッグ1は、自動車Mの前部を覆うフロントフードHの下側、具体的にはフロントピラーPの根元部Rに隣接するフロントフードHの側部後方の下側に配置された収容部3に折り畳まれた状態で収容されている。収容部3にはインフレータ4が設けられており、このインフレータ4が起立エアバッグ1の下端部に接続されている。インフレータ4から起立エアバッグ1内に展開ガスが注入されることにより、フロントフードHの後縁部とフロントガラスWの下縁部との間の隙間を介して起立エアバッグ1が車外に展開される。なお、起立エアバッグ1の展開方向は、例えば、インフレータ4から注入される展開ガスの方向、起立エアバッグ1の形状および起立エアバッグ1の折り畳み方などで制御することができる。
また、支持部2は、自動車MのフロントフードHとフロントフェンダFとの間の隙間Gに沿って内部に収容され、起立エアバッグ1の展開に伴って隙間Gから車外に露出する。
ここで、起立エアバッグ1は、下端部のみが自動車Mに固定された状態で車外に展開する。従来のように、フロントピラーPに沿って展開させる車外用エアバッグでは、フロントピラーPのほぼ全長にわたって固定されるため、フロントガラスWのサイズなど自動車Mの形状変更に応じて取り付け方法および展開形状などを大きく変更する必要がある。本発明では、起立エアバッグ1の下端部のみが自動車Mに固定されるため、同一の形態で様々な形状の自動車Mに対応させることができる。
次に、車外用エアバッグを展開させて保護対象者を保護する一例を説明する。
まず、歩行者および自転車の運転者などの保護対象者が自動車Mの前部に接近すると、自動車Mに搭載された図示しない検出センサが保護対象者を検出する。検出センサとしては、例えば、レーザを保護対象者に照射して検出するセンサ、およびカメラから得られる画像に基づいて検出するセンサなどを利用することができる。
この検出センサから得られる検出情報に基づいて保護対象者が自動車Mに衝突すると判断されると、図2に示すように、収容部3に収容された起立エアバッグ1内にインフレータ4から展開ガスが注入される。これにより、図1(A)および(B)に示すように、起立エアバッグ1が一対のフロントピラーPの根元部R近傍から上方に向かって柱状に延びるように展開される。また、起立エアバッグ1の展開に伴って、支持部2が、隙間Gを介して車外に露出し、起立エアバッグ1の上部と自動車Mの前部との間を直線状に接続して起立エアバッグ1を自動車Mに対して支持する。
ここで、自動車Mに衝突した保護対象者は、幅広い範囲に飛ばされるおそれがある。特に、図3に示すように、自転車を運転する保護対象者Cに自動車Mが衝突した場合には、保護対象者Cの重心位置が高いため、より後方の広い範囲に飛ばされるおそれがあり、例えばフロントピラーPの上部に飛ばされた保護対象者CはフロントピラーPに衝突した後にさらに自動車Mのルーフへ大きく飛ばされるおそれがある。また、自動車Mの側部側に飛ばされた保護対象者Cは、フロントピラーPの側部に衝突してさらに側方に飛ばされ、対向車などに2次衝突するおそれもある。
そこで、図1(A)および(B)に示すように、起立エアバッグ1をフロントピラーPの前方に立ち上がるように展開させることにより、起立エアバッグ1をフロントピラーPに沿うように展開した場合と比較して、保護対象者Cをより前方で受け止めることができる。保護対象者Cは、自動車Mとの最初の衝突位置から後方に飛ばされるほど大きく逸れて広範囲に飛ばされるおそれがあるが、保護対象者Cの飛ばされる範囲が広くなる前に起立エアバッグ1で受け止めることにより、様々な方向に飛ばされる保護対象者Cを確実に保護することができる。
また、起立エアバッグ1は、フロントピラーPの根元部R近傍から上方に展開されるため、フロントピラーPの近くに配置されている。このため、起立エアバッグ1をフロントピラーPの根元部R近傍より前側、例えばフェンダーFの中間部から上方に展開させた場合と比較して、保護対象者CがフロントピラーPに直接衝突することを大きく抑制することができる。
すなわち、起立エアバッグ1をフロントピラーPの根元部R近傍から上方に立ち上がるように展開させることにより、フロントピラーPに直接衝突することを抑制しつつ保護対象者Cの保護範囲を大きく広げることができる。
さらに、起立エアバッグ1は、下部が自動車Mに固定されると共に上部が支持部2で支持されているため、図4に示すように、保護対象者Cを受け止めた際にその圧力により前方に折れ曲がり、保護対象者Cを包み込むように変形する。これにより、保護対象者Cを起立エアバッグ1の前側に保持し、保護対象者Cが起立エアバッグ1の外側に飛び出すことを抑制することができる。
このようにして、保護対象者Cの衝突エネルギーが起立エアバッグ1で吸収され、保護対象者Cを衝突の衝撃から保護することができる。なお、保護対象者Cが自動車Mに衝突した際に、検出センサから得られる検出情報に基づいて保護対象者Cが飛ばされる方向を判別し、一対のフロントピラーPに対応する2つの起立エアバッグ1のうち保護対象者Cが飛ばされる方向に位置する起立エアバッグ1のみを展開することもできる。
本実施の形態によれば、起立エアバッグ1が、フロントピラーPの根元部R近傍から上方に立ち上がるように展開して保護対象者Cをより前方で受け止めるため、保護対象者Cを広い範囲で保護することができる。
実施の形態2
実施の形態1の車外用エアバッグにおいて、一対のフロントピラーPに対応する2箇所に展開する起立エアバッグ1の間の位置に、フロントガラスWの下端部近傍から上方に向かって柱状に延びるように展開する少なくとも1つの中間部エアバッグを設けることができる。
例えば、図5に示すように、起立エアバッグ1の間の位置に展開する2つの中間部エアバッグ21を設けることができる。この2つの中間部エアバッグ21は、それぞれフロントガラスWの下縁部近傍から上方に向かって柱状に延びるように展開する。すなわち、中間部エアバッグ21は、フロントガラスWとの距離が上部に向かって順次離れるようにフロントガラスWと異なる方向に延びている。また、中間部エアバッグ21は、起立エアバッグ1に対して自動車Mの幅方向に一列に等間隔で配列するように設けられており、その間隔は保護対象者Cが通過しないような距離に設定されている。
このような中間部エアバッグ21を設けることにより、フロントガラスWに向かって飛ばされる保護対象者Cを中間部エアバッグ21で受け止めて保護することができる。この時、中間部エアバッグ21は、保護対象者Cを受け止める際に圧力を受けて後方に倒れ、フロントガラスWに沿うまで後方に倒れた後に、保護対象者Cからの圧力を逃がすように大きく変形する。ここで、中間部エアバッグ21は、変形する時だけでなく、後方に倒れる時にも保護対象者Cの衝突エネルギーを吸収している。すなわち、中間部エアバッグ21は、後方に倒れる段階と変形する段階の2段階で保護対象者Cの衝突エネルギーを吸収しており、その衝突エネルギーを緩やかに吸収することができる。
さらに、中間部エアバッグ21は、フロントガラスWの前方に立ち上がるように展開されるため、保護対象者Cをより前方で受け止めることができ、飛ばされる範囲が広がる前に保護対象者Cを確実に保護することができる。
なお、図6に示すように、中間部エアバッグ21の上部と起立エアバッグ1の上部とを互いに連結する連結部22を設けることが好ましい。これにより、中間部エアバッグ21が展開する際の姿勢および展開後の姿勢を起立エアバッグ1により支持させることができ、中間部エアバッグ21を所定の方向に延びるように展開させることができる。
実施の形態3
実施の形態1および2では、起立エアバッグ1が一対のフロントピラーPに対応して上方に向かって柱状に延びるように展開されたが、一対のフロントピラーPの前方にその根元部R近傍から上方に立ち上がるように展開すればよく、これに限られるものではない。
例えば、図7に示すように、一対のフロントピラーPの一方のフロントピラーPaから他方のフロントピラーPbにわたる全面を覆うように展開する起立エアバッグ31を設けることができる。この起立エアバッグ31は、前面に平坦な保護面32を有し、この保護面32で保護対象者Cを受け止めることができる。
支持部2は、一端が起立エアバッグ31の側部上端に固定され、他端が自動車Mにおいて起立エアバッグ31の前方に固定されている。
このように、フロントピラーPとフロントガラスWを完全に覆う起立エアバッグ31を設けることにより、フロントピラーPおよびフロントガラスWに向かって飛ばされる保護対象者Cを保護面32で確実に受け止めることができる。この時、起立エアバッグ31は、フロントピラーPおよびフロントガラスWの前方に立ち上がるように展開されるため、保護対象者Cをより前方で受け止めることができ、保護対象者Cの飛ばされる範囲が広がる前に保護対象者Cを確実に受け止めることができる。また、起立エアバッグ31は、上部が支持部2で支持されているため、前方に折れ曲がるように変形して保護対象者Cを受け止める。これにより、保護対象者Cを起立エアバッグ31の前側に保持し、保護対象者Cが起立エアバッグ31の外側に飛び出すことを抑制することができる。
実施の形態4
実施の形態1〜3の車外用エアバッグにおいて、一対のフロントピラーPに沿うように展開するピラー用エアバッグをさらに設けることができる。
例えば、図8に示すように、実施の形態1の車外用エアバッグにおいて、支持部2を除くと共に一対のフロントピラーPに沿うように展開するピラー用エアバッグ41を設けることができる。
このピラー用エアバッグ41は、起立エアバッグ1と一体に設けられ、フロントピラーPの根元部R近傍からフロントピラーPに沿って延びるように展開する。このようにして展開されたピラー用エアバッグ41により、フロントピラーPの根元部Rから中間部までが覆われる。
まず、自動車Mとの衝突により保護対象者CがフロントピラーPに向かって飛ばされると、保護対象者Cは起立エアバッグ1により受け止められる。この時、起立エアバッグ1は、保護対象者Cから圧力を受けてピラー用エアバッグ41に折り重なるように後方に倒される。そして、起立エアバッグ1がピラー用エアバッグ41に完全に折り重なると、保護対象者Cからの圧力により、起立エアバッグ1が大きく変形すると共にピラー用エアバッグ41も変形する。このようにして、保護対象者Cの衝突エネルギーは、起立エアバッグ1が後方に倒れる段階と、起立エアバッグ1が変形する段階と、ピラー用エアバッグ41が変形する段階とで段階的に吸収されるため、その衝突エネルギーをより緩やかに吸収することができる。
また、ピラー用エアバッグ41が、フロントピラーPを直接覆うように配置されており、保護対象者Cが起立エアバッグ1をすり抜けた場合でも、フロントピラーPに直接衝突することを防ぐことができる。
なお、支持部2を除くことなく、実施の形態1と同様に、一端を起立エアバッグ1の側部上端に固定すると共に他端を自動車Mに固定した支持部2を設けてもよい。これにより、保護対象者Cを受け止める際に保護対象者Cが起立エアバッグ1の外側に飛び出すことを抑制すると共に保護対象者Cの衝突エネルギーを段階的に吸収することができる。
また、ピラー用エアバッグ41は、起立エアバッグ1と一体に設けずに、起立エアバッグ1と別々に設けることもできる。
本実施の形態によれば、起立エアバッグ1がピラー用エアバッグ41に折り重なるように倒れるため、保護対象者Cの衝突エネルギーをより穏やかに吸収することができる。
なお、上記の実施の形態1〜4において、起立エアバッグが立ち上がる方向をガイドするガイド部をさらに備えることができる。
例えば、図9に示すように、実施の形態1の車外用エアバッグにおいて、一対のフロントピラーPと起立エアバッグ1とをテザーで接続したガイド部51を設けることができる。このガイド部51が、起立エアバッグ1の上端部をフロントピラーPに支持することにより、起立エアバッグ1の立ち上がる方向をガイドして、起立エアバッグ1をフロントピラーPの前方にスムーズに展開させることができる。
また、上記の実施の形態1〜4において、起立エアバッグは、フロントピラーPの根元部R近傍から上方のみに延びるように展開されたが、保護対象者Cの衝突方向に応じて展開方向を変化させることもできる。例えば、図10に示すように、実施の形態1の車外用エアバッグにおいて、起立エアバッグ1の展開方向をフロントフードHに沿う方向、およびフロントピラーPに沿う方向など、様々な方向に変化させることができる。なお、起立エアバッグ1の展開方向は、インフレータ4から注入される展開ガスの方向などにより変化させることができる。
また、上記の実施の形態1〜4において、支持部2は、テザーから形成されたが、起立エアバッグを自動車Mに対して支持することができればよく、これに限られるものではない。例えば、支持部は、起立エアバッグの基布および細いエアバッグなどから構成することができる。
1,31 起立エアバッグ、2 支持部、3 収容部、4 インフレータ、21 中間部エアバッグ、22 連結部、41 ピラー用エアバッグ、51 ガイド部、M 自動車、W フロントガラス、P 一対のフロントピラー、Pa 一方のフロントピラー、Pb 他方のフロントピラー、R フロントピラーの根元部、H フロントフード、F フロントフェンダ、G 隙間、C 保護対象者。

Claims (7)

  1. 自動車においてフロントガラスの幅方向両側に位置する一対のフロントピラーの前方に、前記一対のフロントピラーの根元部近傍から上方に立ち上がるように展開する起立エアバッグと、
    前記一対のフロントピラーに沿うように展開するピラー用エアバッグと
    を備え
    前記起立エアバッグは、前方からの圧力により前記ピラー用エアバッグに折り重なるように倒れる車外用エアバッグ。
  2. 前記起立エアバッグは、前記一対のフロントピラーに対応する2箇所から上方に向かって柱状に延びるように展開する請求項1に記載の車外用エアバッグ。
  3. 前記一対のフロントピラーに対応して展開する前記起立エアバッグの間の位置に、前記フロントガラスの下縁部近傍から上方に向かって柱状に延びるように展開する少なくとも1つの中間部エアバッグを有する請求項2に記載の車外用エアバッグ。
  4. 前記起立エアバッグは、前記一対のフロントピラーの一方のフロントピラーから他方のフロントピラーにわたる全面を覆うように展開する請求項1に記載の車外用エアバッグ。
  5. 前記起立エアバッグを前方からの圧力に対して姿勢が維持されるように支持する支持部をさらに備える請求項1〜4のいずれか一項に記載の車外用エアバッグ。
  6. 前記支持部は、一端が前記起立エアバッグに固定されると共に他端が自動車において前記起立エアバッグ1の前方に固定されたテザーからなる請求項5に記載の車外用エアバッグ。
  7. 前記支持部は、自動車のフロントフードとフロントフェンダとの間の隙間に沿って収容される請求項5または6に記載の車外用エアバッグ。
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