JP2013234559A - 排水管継手 - Google Patents
排水管継手 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013234559A JP2013234559A JP2013048370A JP2013048370A JP2013234559A JP 2013234559 A JP2013234559 A JP 2013234559A JP 2013048370 A JP2013048370 A JP 2013048370A JP 2013048370 A JP2013048370 A JP 2013048370A JP 2013234559 A JP2013234559 A JP 2013234559A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- branch pipe
- side branch
- introduction port
- drainage
- curved
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
Abstract
【解決手段】排水管継手100においては、一の横枝管接続部が水平方向に連通して設けられるので、一の横枝管接続部の第1導入口から導入された排水は、排水の慣性力により水平方向へ流れる。一方、他の横枝管接続部150の第2導入口の下部湾曲面157Dの仮想接線VLDTが一の横枝管接続部の第1導入口の下端145Dよりも下側を通るように設けられているので、他の横枝管接続部150の第2導入口から導入された排水は、下部湾曲面157Dに沿って流れる。
【選択図】図8
Description
このため、例えば、排水縦管に対して、一対の排水管が互いに向かい合った方向から接続されると、勢いが強い水洗時の水流に乗って、例えば大便器から流れてくる汚物等が排水縦管に到達し、勢い余って他の排水管内に突入(逆流)することがある。その結果、他の排水管の詰まりおよび異臭が発生する原因になっていた。
この発明のある局面に従う排水管継手は、上下方向に配設された排水配管に接続される排水管継手である。排水管継手は、筒状胴部と、筒状胴部の側壁の向かい合う2側面個々に横枝管を接続するために連設された複数の横枝管接続部と、を含む。複数の横枝管接続部のうち一の横枝管接続部の筒状胴部と連通する境界に配設された第1導入口は、筒状胴部に対して水平方向に連通して設けられ、複数の横枝管接続部のうち他の横枝管接続部の筒状胴部と連通する境界に配設された第2導入口は、筒状胴部に連通し、かつ筒状胴部に向かって下方向に湾曲する湾曲筒部を有し、湾曲筒部は、他の横枝管接続部の第2導入口の下部湾曲面の仮想接線が、一の横枝管接続部の第1導入口の下端よりも下側を通るように設けられたものである。
排水管継手においては、一の横枝管接続部が水平方向に連通して設けられるので、当該一の横枝管接続部の第1導入口から導入された排水は、当該排水の慣性力により水平方向へ流れる。
一方、他の横枝管接続部の下部湾曲面の第2導入口における仮想接線が一の横枝管接続部の第1導入口の下端よりも下側を通るように設けられているので、他の横枝管接続部の第2導入口から導入された排水は、下部湾曲面に沿って流れる。
この発明の他の局面に従う排水管継手は、上下方向に配設された排水配管に接続される排水管継手である。排水管継手は、筒状胴部と、筒状胴部の側壁の向かい合う2側面個々に横枝管を接続するために連設された複数の横枝管接続部と、を含む。複数の横枝管接続部のうち一の横枝管接続部の筒状胴部と連通する境界に配設された第1導入口は、筒状胴部に対して水平方向に連通して設けられ、複数の横枝管接続部のうち他の横枝管接続部の筒状胴部と連通する境界に配設された第2導入口は、筒状胴部に連通し、かつ筒状胴部に向かって下方向に湾曲する湾曲筒部を有し、湾曲筒部は、第2導入口における湾曲筒部の湾曲した軸心の仮想接線が、一の横枝管接続部の第1導入口の下端よりも下側を通るように設けられたものである。
一方、湾曲筒部は、導入口近傍における湾曲筒部の湾曲した軸心の仮想接線が、一の横枝管接続部の第1導入口の下端よりも下側を通るように設けられているので、他の横枝管接続部の第2導入口から導入された排水は、当該排水の慣性力により仮想接線の方向へ流れる。
特に、排水は、流体のみならず、固形物(汚物)を含む場合がある。水流が大きい場合には、排水は、他の横枝管内から慣性力によって筒状胴部内に勢いよく流入するが、他の横枝管接続部の湾曲筒部によって下傾方向へと流れる。
したがって、他の横枝管からの排水の大部分を一の横枝管接続部の第1導入口の下端よりも下方へ向かわせることができ、他の横枝管接続部の第2導入口から導入された排水が、一の横枝管接続部の第1導入口に突入することを防止することができる。
また、他の横枝管接続部は、大便器排水管に接続されてもよい。
しかしながら、本発明においては、他の横枝管からの排水の大部分を一の横枝管接続部の第1導入口の下端よりも下方へ向かわせることができるので、一の横枝管接続部への固形物(汚物)の突入または固形物(汚物)の蓄積を防止することができる。
また、筒状胴部は、排水配管より大径の筒状部を有し、大径の筒状部は、少なくとも横枝管と連通する横枝管接続部を含み、横枝管接続部の両導入口を含む大径の筒状部の内径は、130ミリメートル以上であってもよい。
また、内径が130ミリメートル以上からなるので湾曲筒部の湾曲率の増加を防止することができる。その結果、湾曲筒部の肥大化を防止し、排水管継手の配置自由度を上げることができる。
また、筒状胴部の下部は、下方に向かって徐々に縮径するテーパ状部を有し、テーパ状部に旋回羽根が設けられてもよい。
また、他の横枝管接続部の、接続されるべき横枝管の末端相当位置における水平方向の最大内径より、第2導入口の水平方向の最大径が大きくなるように、湾曲筒部が、末端相当位置から第2導入口に向かって漸次拡大する内径を有してよい。
さらに、排水の水深が低くなることにより、同時に、排水の流速を落とすことができる。したがって、排水の水深を低くした状態で排水の流速を落とすことにより、第1導入口への排水飛び込み防止に対してより効果がある。
また、第2導入口の水平方向の最大径は、第2導入口の中心点より下側に存在してよい。
また、湾曲筒部の上部内壁面が、筒状胴部に向かって下方向に傾斜または湾曲してよい。
また、他の横枝管接続部の、接続されるべき横枝管の末端相当位置における上下方向の最大内径に対する、内径の上端から湾曲筒部の上部内壁面の下端までの長さの比が、1/3以上2/3以下であってよい。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付す。また、同符号の場合には、それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さないものとする。
まず、本実施の形態に係る排水管継手100を使用する状態について説明を行う。図1は、マンション等の複数の階を有する建築物における配管システム500の一例を示す図である。
図1に示すように、配管システム500は、排水管継手100、大便器用の横枝配管200、大便器250、水まわり器具用の横枝配管300、水まわり器具350および排水縦管400を含む。
したがって、大便器250からの排水は、大便器用の横枝配管200を介して排水管継手100に流され、水まわり器具350からの排水は、水まわり器具用の横枝配管300を介して排水管継手100に流される。
すなわち、図1の配管システム500においては、排水管継手100が各部屋の排水を集める役割を有し、排水縦管400は、排水管継手100により集められた排水をさらに下流へ流す役割を有する。
次に、排水管継手100の詳細について説明を行う。図2から図7は、本実施の形態に係る排水管継手100の一例を示す模式図である。排水管継手100は、鋳鉄や硬質塩化ビニル等の樹脂、モルタルで被覆された硬質塩化ビニル等からなる。
図2から図7に示すように、排水管継手100は、主に排水縦管400に取り付けた状態で上下方向に延在した管状からなる筒状胴部110を有する。
筒状胴部110は、上部側に大径からなる胴体部111を有し、下部側に縮径するテーパ部112を有する。テーパ部112は、内壁114に旋回羽根160,170を有する。
また、排水管継手100の筒状胴部110の胴体部111の内部の両側壁には、水まわり器具用の横枝配管300と接続する横枝管接続部140および大便器用の横枝配管200と接続する横枝管接続部150がそれぞれ連設される。
なお、水まわり器具用の横枝配管300と便器用の横枝配管200とは、略同高さにおいて排水管継手100に接続される。すなわち、横枝配管200,300の管底が床スラブに対してほぼ同じ高さで接続される。具体的に、横枝配管200,300の勾配を確保するため、排水管継手100近傍ではなるべく、床スラブを這うように横枝配管200,300が配管される。したがって、横枝配管200,300の軸芯高さは口径が小さい方が床スラブに近く(低く)設けられるため好ましい。また、本実施の形態に係る排水管継手100においては、平面視して、横枝管接続部140および横枝管接続部150が一直線上に形成される。これらの横枝管接続部140および横枝管接続部150の詳細については、後述する。
上部接続部120では、排水縦管400の端部が上部支持部121にパッキン等を介する等して当接して支持される。また、排水縦管400の外周と上部接続部120の内周との間にゴムパッキン等を介在させることにより、排水縦管400と上部接続部120とが水密に嵌合される。
図2から図7に示すように、横枝管接続部140は、水まわり器具用の横枝配管300が水平方向に接続可能な形状を有する。
例えば、横枝管接続部140では、水まわり器具用の横枝配管300の端部が支持部141に当接して支持される。また、横枝配管300の外周と横枝管接続部140の内周との間にゴムパッキン等を介在させてフランジ同士をネジ締結することにより横枝配管300と横枝管接続部140とが水密に接続される。
また、水まわり器具用の横枝配管300からの排水は、水平方向の勢いを維持して、筒状胴部110の胴体部111へ水平方向に流入する。
特に、導入口145の下端145Dが左側断面視で水平方向に形成されているため、横枝配管300からの排水は、慣性力を維持して、ほぼ水平方向に胴体部111内へ流れ込む。
同様に、導入口145の上端145Uも、左側断面視で水平方向に形成されている。しかしながら、導入口145の上端145Uはこの態様に限定されることなく、他の任意の向きまたは左側断面視で任意の角度で形成されてもよい。
次いで、図2から図7に示すように、大便器配管用の横枝管接続部150は、大便器用の横枝配管200と接続する横枝管接続口155および筒状胴部110の胴体部111と連通する湾曲筒部156を有する。
図8は、図4に示した湾曲筒部156の詳細を説明するための模式的拡大図である。さらに、図9は、図5のB−B線断面およびC−C線断面を示す。
ここで、上述したように、導入口157は、湾曲筒部156の筒状胴部110の胴体部111と連通する境界に配置された部分である。したがって、下部湾曲面157Dの仮想接線VLDTとは、右側断面視において、下部湾曲面157Dの、湾曲筒部156の最終端すなわち最下流端の位置である胴体部111内壁面と下部湾曲面157Dとの交差稜ODにおける仮想接線である。
ここで、湾曲軸心VLCの仮想接線VLCTとは、右側断面視において、湾曲筒部156の最終端すなわち最下流端の位置における上部面157Uおよび下部湾曲面157Dを含む導入口157と胴体部111内壁面とが交差する閉曲線(交差稜ODを含む曲線)の中心点Oにおける仮想接線である。
上述のように湾曲筒部156の下部湾曲内壁156Dが湾曲しているため、図9に示すように、支持部151における下端151Dより導入口157の下部湾曲面157Dの下端の方が下側に位置する。
次いで、テーパ部112における旋回羽根160,170について説明を行う。図10および図11は、図5の一部を拡大した模式的断面図である。本実施の形態においては、2個の旋回羽根160,170を備える。
また、図4、図10および図11に示す旋回羽根170は、横枝管接続部150が形成された位置よりもやや下方のテーパ部112の内壁114から横枝管接続部140側の下方に向けて突設されている。
また、排水管継手100の筒状胴部110の下部における排水が旋回され、かつ下方に向かって徐々に縮径するテーパ部112により、排水の流体速度を高めることができる。その結果、筒状胴部110の下方へ吸引効果(ベンチュリ効果)を生じさせ、排水中の固形物(汚物)を確実に流すことができる。
図12から図17は、本発明の第1実施形態の他の例を示す。他の例においては、主に第1実施形態と異なる点について説明し、同一点については説明を省略する。
図12は、第1実施形態における排水管継手100の他の例である排水管継手100aの模式的断面図であり、排水管継手100を示す図5に対応する模式的断面図である。さらに図13は、図12におけるB−B線断面およびD−D線断面を示す。B−B線断面は支持部151に相当し、その内周の上端は支持部151の上端151U、下端は支持部151の下端151Dに相当する。D−D線断面の内周は導入口157aに相当し、当該内周の上端は導入口157aの上部面157Uaの一点、下端は導入口157aの下部湾曲面157Daの一点に相当する。
図14は、第1実施形態における排水管継手100の他の例である排水管継手100bの模式的断面図であり、排水管継手100の断面図を示す図9に対応する模式的断面図である。図14における支持部151を含む断面は、図9におけるB−B線断面に対応し、図14における導入口157bを含む断面は、図9におけるC−C線断面に対応する。支持部151を含む断面において、その内周の上端は支持部151の上端151U、下端は支持部151の下端151Dに相当する。導入口157bを含む断面において、その内周は導入口157bに相当し、当該内周の上端は導入口157bの上部面157Ubの一点、下端は導入口157bの下部湾曲面157Dbの一点に相当する。
図15は、第1実施形態における排水管継手100の他の例である排水管継手100cの湾曲筒部の詳細を説明するための模式的拡大図である。図15は、排水管継手100の模式的拡大図を示す図8に対応する。また、図16は、排水管継手100cの横枝管接続部150c付近の背面視を示す。
ここで、導入口157cは、湾曲筒部156cの胴体部111と連通する境界に配置された部分である、したがって、上部面157Ucの仮想接線VLUTcとは、上部面157Ucの、湾曲筒部156cの最終端すなわち最下流端の位置である胴体部111内壁面と上部面157Ucとの交差稜OUcにおける仮想接線である。
ここで、湾曲軸心VLCcの仮想接線VLCTcとは、湾曲筒部156cの最終端すなわち最下流端の位置における上部面157Ucおよび下部湾曲面157Dを含む導入口157cと胴体部111内壁面とが交差する閉曲線(交差稜OD,OUcを通る曲線)の中心点Ocにおける仮想接線である。
図17は、第1実施形態における排水管継手100の他の例である排水管継手100dの模式的断面図であり、排水管継手100の断面図を示す図9に対応する模式的断面図である。図17における支持部151を含む断面は、図9におけるB−B線断面に対応し、図17における導入口157dを含む断面は、図9におけるC−C線断面に対応する。支持部151を含む断面において、その内周の上端は支持部151の上端151U、下端は支持部151の下端151Dに相当する。導入口157dを含む断面において、その内周は導入口157dに相当し、当該内周の上端は導入口157dの上部面157Udの一点、下端は導入口157dの下部湾曲面157Ddの一点に相当する。
さらに、湾曲筒部156d(図示せず)の上部内壁156Ud(図示せず)は、傾斜または湾曲(図15で示した排水管継手100cにおける湾曲筒部156cの上部内壁156Ucと同様)している。
図18は、実施例1の一例を示す模式図である。a)は、実験系を上方から下方を見た平面視を示し、b)は当該実験系の水平正面視を示す。実施例1における排水管継手は、実施の形態において説明した排水管継手100を用いた。横枝管接続部150に大便器用の横枝配管200を接続し、横枝管接続部140に水まわり器具用の横枝配管300を接続した。
実施例2においては、排水管継手100の胴体部111の内径L1が140ミリメートルの排水管継手100の代わりに、排水管継手100の胴体部111の内径L1が130ミリメートルの排水管継手101を用いた。その他の条件については、実施例1と同様である。
実施例3においては、排水管継手100の胴体部111の内径L1が140ミリメートルの排水管継手100の代わりに、排水管継手100の胴体部111の内径L1が120ミリメートルの排水管継手102を用いた。その他の条件については、実施例1と同様である。
比較例1においては、図19に示すように、排水管継手100の横枝管接続部150の代わりに横枝管接続部140が設けられた排水管継手900を用いた。すなわち、横枝管接続部140が2個設けられた排水管継手900を用いた。比較例1における横枝管接続部140においては、導入口145の上端145Uおよび下端145Dを有する。その他の条件については、実施例1と同様である。
比較例2においては、図20に示すように、排水管継手100の横枝管接続部140の代わりに横枝管接続部150が設けられた排水管継手901を用いた。すなわち、横枝管接続部150が2個設けられた排水管継手901を用いた。比較例2における横枝管接続部150においては、湾曲筒部156が形成されている。その他の条件については、実施例1と同様である。
比較例3においては、実施例1における排水管継手100の横枝管接続部150に水まわり器具用の横枝配管300を接続し、横枝管接続部140に大便器用の横枝配管200を接続した。すなわち、実施例1における横枝管接続部140,150の接続を入れ替えた状態である。
実施例4においては、胴体部111の内径L1が140ミリメートルである排水管継手100の代わりに、胴体部111の内径L1が140ミリメートルである排水管継手100bを用いた。その他の条件については、実施例1と同様である。
実施例5においては、胴体部111の内径L1が140ミリメートルの排水管継手100の代わりに、胴体部111の内径L1が130ミリメートルである排水管継手101bを用いた。その他の条件については、実施例1と同様である。
したがって、大便器用の横枝配管200からの排水の大部分を横枝管接続部140の導入口145の下端145Dよりも下方へ向かわせることができ、横枝管接続部150の導入口157から導入された排水が、横枝管接続部140の導入口145に突入することを防止することができる。
110 筒状胴部
111 胴体部
112 テーパ部
140,150,150a,150c 横枝管接続部
145 第1導入口
151 支持部
156,156a,〜,156d 湾曲筒部
156U,156Uc,156Ud 上部内壁
157,157a,〜,157d 第2導入口
157D,157Da,157Db,157Dd 下部湾曲面
160,170 旋回羽根
200 大便器用の横枝配管
400 排水縦管
L1 内径
VLC 湾曲軸心
VLDT 仮想接線
VLCT,VLCTc 仮想接線
Claims (9)
- 上下方向に配設された排水配管に接続される排水管継手であって、
筒状胴部と、
前記筒状胴部の側壁の向かい合う2側面個々に横枝管を接続するために連設された複数の横枝管接続部と、を含み、
前記複数の横枝管接続部のうち一の横枝管接続部の前記筒状胴部と連通する境界に配設された第1導入口は、前記筒状胴部に対して水平方向に連通して設けられ、
前記複数の横枝管接続部のうち他の横枝管接続部の前記筒状胴部と連通する境界に配設された第2導入口は、
前記筒状胴部に連通し、かつ前記筒状胴部に向かって下方向に湾曲する湾曲筒部を有し、
前記湾曲筒部は、
前記他の横枝管接続部の下部湾曲面の第2導入口における仮想接線が、前記一の横枝管接続部の第1導入口の下端よりも下側を通るように設けられた、ことを特徴とする排水管継手。 - 上下方向に配設された排水配管に接続される排水管継手であって、
筒状胴部と、
前記筒状胴部の側壁の向かい合う2側面個々に横枝管を接続するために連設された複数の横枝管接続部と、を含み、
前記複数の横枝管接続部のうち一の横枝管接続部の前記筒状胴部と連通する境界に配設された第1導入口は、
前記筒状胴部に対して水平方向に連通して設けられ、
前記複数の横枝管接続部のうち他の横枝管接続部の前記筒状胴部と連通する境界に配設された第2導入口は、
前記筒状胴部に連通し、かつ前記筒状胴部に向かって下方向に湾曲する湾曲筒部を有し、
前記湾曲筒部は、
前記第2導入口における前記湾曲筒部の湾曲した軸心の仮想接線が、前記一の横枝管接続部の第1導入口の下端よりも下側を通るように設けられた、ことを特徴とする排水管継手。 - 前記他の横枝管接続部は、大便器排水管に接続されることを特徴とする請求項1または2に記載の排水管継手。
- 前記筒状胴部は、前記排水配管より大径の筒状部を有し、
前記大径の筒状部は、少なくとも前記横枝管と連通する前記横枝管接続部を含み、
前記横枝管接続部の両導入口を含む前記大径の筒状部の内径は、130ミリメートル以上である、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の排水管継手。 - 前記筒状胴部の下部は、下方に向かって徐々に縮径するテーパ状部を有し、
前記テーパ状部に旋回羽根が設けられた、ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の排水管継手。 - 前記他の横枝管接続部の、接続されるべき前記横枝管の末端相当位置における水平方向の最大内径より、前記第2導入口の水平方向の最大径が大きくなるように、前記湾曲筒部が、前記末端相当位置から前記第2導入口に向かって漸次拡大する内径を有する、請求項1から5のいずれか1項に記載の排水管継手。
- 前記第2導入口の水平方向の最大径が、前記第2導入口の中心点より下側に存在する、請求項6に記載の排水管継手。
- 前記湾曲筒部の上部内壁面が、前記筒状胴部に向かって下方向に傾斜または湾曲している、請求項1から7のいずれか1項に記載の排水管継手。
- 前記他の横枝管接続部の、接続されるべき前記横枝管の末端相当位置における上下方向の最大内径に対する、前記内径の上端から前記湾曲筒部の上部内壁面の下端までの長さの比が、1/3以上2/3以下である、請求項8に記載の排水管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013048370A JP5870053B2 (ja) | 2012-04-12 | 2013-03-11 | 排水管継手 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012090901 | 2012-04-12 | ||
JP2012090901 | 2012-04-12 | ||
JP2013048370A JP5870053B2 (ja) | 2012-04-12 | 2013-03-11 | 排水管継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013234559A true JP2013234559A (ja) | 2013-11-21 |
JP5870053B2 JP5870053B2 (ja) | 2016-02-24 |
Family
ID=49760877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013048370A Active JP5870053B2 (ja) | 2012-04-12 | 2013-03-11 | 排水管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5870053B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020186806A (ja) * | 2019-05-17 | 2020-11-19 | 積水化学工業株式会社 | 耐熱透明継手 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5845549B2 (ja) * | 1975-08-07 | 1983-10-11 | オオタケ ノボル | 排水合流管 |
JP2001227019A (ja) * | 2000-02-15 | 2001-08-24 | Kubota Corp | 排水用配管部材 |
JP2002088841A (ja) * | 2000-09-21 | 2002-03-27 | Toto Ltd | 排水管継手および排水システム |
JP2008157000A (ja) * | 2006-12-26 | 2008-07-10 | Sekisui Chem Co Ltd | 排水システムおよび排水減速部材 |
JP2010236223A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Toa Kokyu Pipe Fitting & Valve Mfg Co Ltd | 排水管用鋳鉄継手 |
JP2011084922A (ja) * | 2009-10-15 | 2011-04-28 | Sekisui Chem Co Ltd | 排水管継手 |
JP2011247372A (ja) * | 2010-05-28 | 2011-12-08 | Sekisui Chem Co Ltd | 排水管継手 |
-
2013
- 2013-03-11 JP JP2013048370A patent/JP5870053B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5845549B2 (ja) * | 1975-08-07 | 1983-10-11 | オオタケ ノボル | 排水合流管 |
JP2001227019A (ja) * | 2000-02-15 | 2001-08-24 | Kubota Corp | 排水用配管部材 |
JP2002088841A (ja) * | 2000-09-21 | 2002-03-27 | Toto Ltd | 排水管継手および排水システム |
JP2008157000A (ja) * | 2006-12-26 | 2008-07-10 | Sekisui Chem Co Ltd | 排水システムおよび排水減速部材 |
JP2010236223A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Toa Kokyu Pipe Fitting & Valve Mfg Co Ltd | 排水管用鋳鉄継手 |
JP2011084922A (ja) * | 2009-10-15 | 2011-04-28 | Sekisui Chem Co Ltd | 排水管継手 |
JP2011247372A (ja) * | 2010-05-28 | 2011-12-08 | Sekisui Chem Co Ltd | 排水管継手 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020186806A (ja) * | 2019-05-17 | 2020-11-19 | 積水化学工業株式会社 | 耐熱透明継手 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5870053B2 (ja) | 2016-02-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5616568B2 (ja) | 脚部継手及びこの脚部継手を用いた排水システム | |
JP5483924B2 (ja) | 排水管継手及びこの排水管継手を用いた排水構造 | |
JP5596489B2 (ja) | 継手用アダプター及び該継手用アダプターを用いた旋回羽根付き排水管継手 | |
JP5602418B2 (ja) | 排水用合流管継手 | |
JP5870053B2 (ja) | 排水管継手 | |
JP2022061254A (ja) | 排水配管継手 | |
JP2008111319A (ja) | 排水継手 | |
JP2002332671A (ja) | 排水継手 | |
JP4757890B2 (ja) | 排水集合管 | |
JP6339410B2 (ja) | 旋回継手およびそれを用いた排水システム | |
JP2015086613A (ja) | 最下階用排水管継手およびそれを用いた排水配管構造 | |
JP4588810B2 (ja) | 排水集合管継手 | |
JP5972197B2 (ja) | 配管部材、およびそれを用いた配管システム | |
JP6253351B2 (ja) | 脚部ベンド管およびそれを用いた排水配管構造 | |
JP4471712B2 (ja) | 排水用配管部材 | |
JP3634152B2 (ja) | 排水縦管路 | |
JPS605112Y2 (ja) | 建築物の排水装置 | |
JP3127295U (ja) | 垂直排水管下端部管継手 | |
JP2007308961A (ja) | 横配管継手およびそれを用いた排水管路構造 | |
JP4213322B2 (ja) | 排水用配管部材 | |
JP5606349B2 (ja) | 排水集合管 | |
CN216616131U (zh) | 一种排水管件 | |
JP5134903B2 (ja) | 通気管接続用の管継手 | |
JP5133613B2 (ja) | 通気管接続用の管継手 | |
CN207700292U (zh) | 一种基于hdpe的同层排水系统 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140902 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150527 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150529 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150626 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20151218 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160108 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5870053 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |