JP3127295U - 垂直排水管下端部管継手 - Google Patents
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Abstract
【課題】 高層建築における各階の排水を垂直排水管にまとめて流下させ、垂直排水管の下端を水平排水管に結合して下水管へ向わせる際に、垂直排水管内の排水を円滑に水平排水管へ移行させて、騒音や気泡の発生を防ぐ。
【解決手段】 上面に開口2を有し側面に開口2よりも大径の開口3を有するエルボ状湾曲部1の、開口2より上方へ直管部4を伸延させ、直管部4の内面に下端の幅が上端より広い略3角形の複数枚の羽根7、7・・・を螺旋状に設け、直管部4の上端及び開口3に垂直排水管及び水平排水管をそれぞれ受入れるソケット5及び6を設ける。
【選択図】 図2
【解決手段】 上面に開口2を有し側面に開口2よりも大径の開口3を有するエルボ状湾曲部1の、開口2より上方へ直管部4を伸延させ、直管部4の内面に下端の幅が上端より広い略3角形の複数枚の羽根7、7・・・を螺旋状に設け、直管部4の上端及び開口3に垂直排水管及び水平排水管をそれぞれ受入れるソケット5及び6を設ける。
【選択図】 図2
Description
本考案は、高層集合住宅などにおいて、各階の排水を集めて流下させる垂直排水管の下端部において、垂直方向の排水を水平方向の排水管へ導くためのエルボ状管継手に関する。
高層集合住宅などでは、上下関係にある各戸の排水を1本の垂直排水管に集めて下方へ流下させ、その下端を水平排水管へ移して、これを下水管へ導いている。垂直排水管内には、適所に螺旋形の羽根を設けるなどして水流を管壁に沿う螺旋形に誘導し、水流の落下に伴う騒音を減じ、かつ水流中の気泡の圧縮による各戸への排水の逆流を防いでいる。また、騒音を減少させるため及び耐火性を高めるために、外面をセメント質の耐火層で被覆することも行われている。
上述の垂直排水管の下端は、通常のエルボ継手よりも曲率が大きい管継手によって水平排水管に結合することが多い。これは垂直排水管内の落下水流の運動エネルギーを効果的に水平排水管内の水流に伝達し、水平排水管の流速を高めて、固形物等の停滞を防ぐためである。
しかし、従来の垂直排水管の下端部の管継手内では、螺旋状の層流は管壁から離れて乱流となり、その状態で水平排水管内へ移行する結果、水平排水管内では水流に脈動を生じ、水面は激しく波立って騒音を発生する。そして極端な場合には、垂直排水管内の排水の旋回周期と水平排水管内の水面の脈動の周期とが共振状態になって、水平排水管内の水流は断続的となる。このように水平排水管の水流が断続的になると、垂直排水管内に圧力が高い空気塊ができ、その圧力によって各階で排水の逆流現象を生ずる。
本考案の垂直排水管下端部管継手は、上面及び側面に開口するエルボ状の湾曲部と、その上面開口より伸延し内面に螺旋状の羽根が形成されている直管部と、この直管部の上方に設けられていて垂直排水管に適合するソケットと、上記湾曲部の側面開口に形成され上記垂直排水管よりも大径の水平排水管に適合するソケットとを有する。
ここで、上記直管部の内面に形成されている羽根は、直管部の半径方向の高さが上端において殆んど零であり、下端において直管部半径の3分の1以下である板状の略3角形をなしている。そして、上記羽根以外の各部は、内面が合成樹脂で形成され、外面がセメント質耐火物で形成されている。また、上記羽根は、上記各合成樹脂部分と共に、合成樹脂で一体に形成されている。
垂直排水管内を流下する水流は、管壁に沿う螺旋形の層流をなしていることが多いが、その落下速度は落差と共に増大するのに対し、旋回速度は摩擦等によって落差と共にむしろ減少している。そのために、垂直排水管の下端では乱流が起こり易く、この乱流によって騒音や空気塊の発生が起こると考えられる。しかし本考案においては、垂直方向の排水が水平方向に移行する直前に、羽根によって再び旋回力を与え、層流の状態で水平方向に流向を変えるので、水流の脈動や水面の波立ちを生ずるのを防ぐことができる。
図1及び図2において、1はエルボ状に約90°湾曲した湾曲部で、上面及び側面にそれぞれ開口2及び3を有し、側面の開口3の径は上面の開口2よりも大きい。上面開口2からは上方へ向かって直管部4が伸延し、直管部4の上端及び湾曲部1の側面開口3にはそれぞれ垂直排水管及び水平排水管に接続するためのソケット5及び6が設けられている。ソケット6の内径はソケット5の内径よりも大きく、従ってソケット6に嵌め込まれる水平排水管の外径は、ソケット5に嵌め込まれる垂直排水管の外径よりも大きい。
直管部4の内面には、板状の羽根7、7・・・が中心方向へ向かって螺旋状に設けられている。これらの羽根は、直管部4の半径方向の幅が上端ではほぼ零であり、下端では半径方向の幅が半径の約5分の1である板状の略3角形をなしている。
湾曲部1、直管部4及びソケット5、6は内面が塩化ビニル等の合成樹脂層8で形成され、その外面全体がセメント質の耐火層9で被覆されている。そして羽根7、7・・・は、上記合成樹脂で一体に形成されている。
1 湾曲部
2 上面開口
3 側面開口
4 直管部
5 ソケット
6 ソケット
7 羽根
8 合成樹脂層
9 耐火層
2 上面開口
3 側面開口
4 直管部
5 ソケット
6 ソケット
7 羽根
8 合成樹脂層
9 耐火層
Claims (3)
- 上面及び側面に開口するエルボ状湾曲部と、その上面開口より上方へ伸延し、内面に螺旋状の羽根が形成されている直管部と、この直管部の上方に設けられた垂直排水管に適合するソケットと、上記湾曲部の側面開口に形成され上記垂直排水管よりも大径の水平排水管に適合するソケットとを有することを特徴とする垂直排水管下端部管継手。
- 請求項1において、上記羽根は、上記直管部の半径方向の幅が上端ではほぼ零であり下端では半径の3分の1以下である略3角形をなしていることを特徴とする垂直排水管下端部管継手。
- 請求項1において、上記湾曲部、直管部及び各ソケットは内部が合成樹脂で形成され、その外面がセメント質耐火層で被覆されていることを特徴とする垂直排水管下端部管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006007148U JP3127295U (ja) | 2006-09-04 | 2006-09-04 | 垂直排水管下端部管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006007148U JP3127295U (ja) | 2006-09-04 | 2006-09-04 | 垂直排水管下端部管継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3127295U true JP3127295U (ja) | 2006-11-30 |
Family
ID=43477022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006007148U Expired - Fee Related JP3127295U (ja) | 2006-09-04 | 2006-09-04 | 垂直排水管下端部管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3127295U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013119717A (ja) * | 2011-12-07 | 2013-06-17 | Nippon Hume Corp | 攪拌羽根付き管 |
KR101429262B1 (ko) * | 2012-11-21 | 2014-08-12 | 주식회사 하이원이엔지 | 가정용 온수보일러용 팽창탱크 연결관 및 이를 구비한 가정용 온수보일러 |
-
2006
- 2006-09-04 JP JP2006007148U patent/JP3127295U/ja not_active Expired - Fee Related
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